JP2002149696A - 情報配信サービスシステムとその方法及び配信サーバ装置並びに情報配信制御プログラム - Google Patents

情報配信サービスシステムとその方法及び配信サーバ装置並びに情報配信制御プログラム

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JP2002149696A
JP2002149696A JP2001057214A JP2001057214A JP2002149696A JP 2002149696 A JP2002149696 A JP 2002149696A JP 2001057214 A JP2001057214 A JP 2001057214A JP 2001057214 A JP2001057214 A JP 2001057214A JP 2002149696 A JP2002149696 A JP 2002149696A
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Hiroaki Harada
浩明 原田
Takeshi Nagai
剛 永井
Tetsuya Yoda
哲也 與田
Jitsuo Yasuda
実男 安田
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者が希望するサービス情報を簡単かつ短時
間に取得できるようにする。 【解決手段】複数の中古車販売店がWebtv端末を用
いてインターネット上のWWWサーバに自店の案内情報
と販売対象の中古車情報を登録すると共に、利用者が希
望する中古車の条件を自己の端末から上記WWWサーバ
に登録する。そして、WWWサーバにおいて、この利用
者の希望条件に該当する中古車情報をデータベースから
検索し、見付かればその時点でこの中古車情報を電子メ
ール本文に挿入又は添付して利用者端末に通知し、一方
見付からなかった場合には一定の登録期間に限り上記希
望条件に該当する中古車情報の検索を繰り返し行い、こ
れにより該当する中古車情報が見付かった時点でその中
古車情報を電子メール本文に挿入又は添付して利用者端
末に通知するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
等のコンピュータ・ネットワークを含む通信ネットワー
クを利用して、情報提供者が提供する各種商業情報や提
供情報を利用者に配信するサービスを実現するための情
報配信サービスシステムとその方法及び配信サーバ装置
並びに情報配信制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等のコンピュータ
・ネットワークを利用して、中古車情報やホテルの空き
室情報等の商業情報を利用者に配信するサービスが提供
されている。この種のサービスは、例えば中古車販売業
者がインターネット上のWWWサーバに自社のウエブペ
ージを開設し、このウエブページに自社が販売する中古
車のリストを掲載する。そして、利用者は自己のパーソ
ナル・コンピュータからインターネット上の上記WWW
サーバをアクセスすることにより上記ウエブページの掲
載情報をダウンロードし、この掲載情報の中から希望す
る車両を探す。したがって、利用者は中古車販売店に直
接出向くことなく自宅等に居ながらにして希望する車両
を見付けることが可能となり、大変便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来の情報配信サービスは、一般に各中古車販売業者が個
々にウエブページを開設しているため一つのウエブペー
ジに掲載する車両の種類や数が比較的少なく、多くのリ
ストを閲覧するには異なる業者がそれぞれ開設している
複数のウエブページをそれぞれ検索する必要がある。ま
た、利用者は自己のパーソナル・コンピュータにダウン
ロードされた掲載情報において、希望する車種等につい
て自身で検索操作を行う必要がある。このため、ウエブ
ページ及び希望車両についての検索操作が面倒であり、
また希望する車両が見付かるまでに多くの時間を必要と
する。
【0004】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、利用者が希望するサー
ビス情報を簡単かつ短時間に取得できるようにした情報
配信サービスシステムとその方法及び配信サーバ装置並
びに情報配信制御プログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係わる情報配信サービスシステムとその方
法は、情報提供者が提供するサービス情報を、当該情報
提供者が使用する情報提供コンピュータ装置から通信ネ
ットワークを介して配信サーバ装置に伝送してその第1
の記憶手段に記憶するとともに、利用者が通知を希望す
るサービス情報の通知条件を、当該使用者が使用する利
用者端末から上記通信ネットワークを介して上記配信サ
ーバ装置へ伝送してその第2の記憶手段に登録する。そ
して、配信サーバ装置において、上記第1の記憶手段に
記憶されたサービス情報の中から、上前記第2の記憶手
段に登録された通知条件に該当するサービス情報を見付
けるための検索処理を、上記通知条件が登録された時点
から予め設定した第1の期間に渡って繰り返し実行し、
上記検索処理により上記通知条件に該当するサービス情
報が見付かった場合に、当該サービス情報を上記通知条
件の送信元である利用者端末に向け通信ネットワークを
介して電子メールにより通知するようにしたものであ
る。
【0006】したがってこの発明によれば、利用者は自
身が通知を希望するサービス情報の通知条件、例えば中
古車であれば車種やグレード、価格、色等の希望条件を
配信サーバ装置に登録しておく。そうすると配信サーバ
装置では、一つ又は複数の情報提供者から提供された多
数の中古車情報の中から、上記利用者が登録した希望条
件に該当する中古車の検索が第1の期間に渡って行われ
る。そして、該当する中古車が見付かると、その時点で
この中古車に関する商品情報が電子メールにより利用者
に通知される。
【0007】このため、利用者は自身の端末から配信サ
ーバ装置に対し希望するサービス情報の通知条件を登録
しておくだけでよく、複数のウエブページを自身で直接
閲覧することも、またウエブページからダウンロードさ
れた掲載情報の中から希望する情報を自身で検索する必
要もない。したがって、希望する情報をきわめて簡単か
つ短時間に取得することが可能となる。
【0008】一方情報提供者は、サービス情報を利用者
に配信するために、自身でウエブページを作成したり、
また広告業者に依頼する必要がない。したがって、最新
のサービス情報を簡単かつ迅速に利用者に提供すること
ができる。このため、例えば情報提供者が中古車販売業
者の場合には、入荷車両を手間をかけずに短期間のうち
に売却することが可能となる。
【0009】またこの発明は、利用者が希望する検索期
間を利用者端末から通信ネットワークを介して配信サー
バ装置へ伝送して第3の記憶手段に登録し、第1の記憶
手段に記憶されたサービス情報の中から第2の記憶手段
に登録された通知条件に該当するサービス情報を見付け
るための検索処理を、上記第3の記憶手段に登録された
検索期間に渡って繰り返し実行することも特徴とする。
このようにすると、サービス情報の検索期間を利用者が
任意に指定することが可能となる。
【0010】さらにこの発明は、上記検索処理により通
知条件に該当するサービス情報が見付からなかった場合
に、その旨のメッセージを配信サーバ装置から通知条件
の登録元であるところの利用者端末に電子メールにより
通知することも特徴とする。このようにすると、利用者
は希望する通知条件に該当するサービス情報が存在しな
いことを確認できる。
【0011】さらにこの発明は、上記配信サーバ装置に
おいて、第1の期間に渡る検索処理が終了したことが検
出された場合、或いは利用者が削除を希望する通知条件
についての削除要求を利用者端末から伝送してきた場合
に、当該検索処理において使用した通知条件を第2の記
憶手段から削除する処理を行うことも特徴とする。この
ようにすると、配信サーバ装置に登録された通知条件が
半永久的に残留する不具合を防止することができ、これ
により第2の記憶手段の記憶容量を節約することができ
る。
【0012】さらにこの発明は、利用者端末において、
配信サーバ装置から通知されたサービス情報が表示され
た状態で利用者が検索処理の継続要求と終了要求とのい
ずれか一方を入力した場合に、この継続要求または終了
要求を利用者端末から通信ネットワークを介して配信サ
ーバ装置へ伝送する。そして、配信サーバ装置におい
て、利用者端末から上記継続要求が伝送された場合には
検索処理を第1の期間が終了するまで引き続き実行させ
る。これに対し上記終了要求が伝送された場合には、第
2の記憶手段から対応する通知条件を削除する処理を行
う。このようにすると、配信サーバ装置におけるサービ
ス情報の検索処理を継続するか終了するかを利用者が任
意に指定することができる。
【0013】さらにこの発明は、利用者端末において、
配信サーバ装置から通知されたサービス情報が表示され
た状態で、利用者がサービス情報の提供元の情報提供者
に対するアクセス要求を入力した場合に、当該情報提供
者に対応する情報提供コンピュータ装置に対するアクセ
ス処理を実行することも特徴とする。このようにする
と、利用者は通知されたサービス情報に含まれている例
えば宛先アドレス情報をクリック操作により選択するだ
けで、情報提供者に対し簡単かつ迅速にしかも誤りなく
アクセスすることができる。
【0014】さらにこの発明は、配信サーバ装置におい
て、第1の記憶手段に記憶された複数のサービス情報の
中から記憶期間が予め定められた第2の期間を経過した
サービス情報を抽出し、この抽出したサービス情報を第
1の記憶手段から削除することも特徴とする。このよう
にすると、旧くなったサービス情報を自動的に削除する
ことができる。
【0015】さらにこの発明は、配信サーバ装置におい
て、第1の記憶手段に記憶された複数のサービス情報の
中から記憶期間が予め定められた第2の期間を経過した
サービス情報を抽出して、このサービス情報を削除して
もよいかどうかを問い合わせるメッセージを情報提供コ
ンピュータ装置に伝送する。そして、この問い合わせに
対する情報提供コンピュータ装置からの回答の内容がサ
ービス情報の記憶の継続を指示するものだった場合には
当該サービス情報の記憶期間を延長する。一方回答の内
容が該当するサービス情報の記憶の削除を容認するもの
だった場合には当該サービス情報を第1の記憶手段から
削除する処理を行う。
【0016】このようにすると、配信サーバ装置に登録
されたサービス情報は、第2の期間が経過すると情報提
供者に確認がなされた上で更新又は削除される。例え
ば、中古車販売業者が売買契約の成立した中古車や売却
不能と判断した車両に関する情報の削除操作を忘れて
も、この配信不要となったサービス情報は第2の期間が
経過すると自動的に削除されることになる。このため、
登録されたサービス情報の陳腐化を防止して、利用者に
は常に有効性の高い情報を配信することが可能となる。
【0017】さらにこの発明は、消費者が購入を希望す
る商品の予約要求を、当該消費者が使用する端末装置か
ら通信ネットワークを介して販売店の端末装置に通知す
る。そうすると、販売店の端末装置が、上記消費者の端
末装置から通知された予約要求に応じて、商品の識別情
報と予約元の消費者のアドレス情報とを少なくとも含む
予約情報を作成し、この予約情報を配信サーバ装置に伝
送してその第1の記憶手段に登録する。また販売店の端
末装置は、複数種の商品の入荷情報を配信サーバ装置に
通知する。上記配信サーバ装置は、上記販売店の端末装
置から入荷情報が到来するごとに当該入荷情報と前記予
約情報とを照合して、当該予約情報に対応する商品の入
荷の有無を判定する。そして、予約情報に対応する商品
の入荷が確認された場合には配信サーバ装置から該当す
る消費者の端末装置に対し入荷メッセージを通知するこ
とも特徴とする。
【0018】したがってこの発明によれば、消費者は希
望商品の予約や取り寄せを商店に通知しておくだけで、
希望商品が入荷すると即時その旨を知ることとができ
る。また商店にとっては在庫を生じさせることなく販売
を行えるので、効率的な販売を行うことができる。しか
も、商店は自身で予約情報と入荷情報との照合及び消費
者への通知処理を行う必要がなくなり、事務処理を大幅
に省力化することができる。これは、個人商店等のよう
に規模が比較的小さい販売店において特に有効である。
【0019】また上記予約情報には、消費者からの予約
受付時刻を表すタイムスタンプを付加する。そして、同
一の予約情報が複数登録されている状態で当該予約情報
に対応する商品の入荷が確認された場合には、これらの
予約情報に付加されているタイムスタンプをもとに予約
情報を一つ選択し、この予約情報に対応する消費者に対
し商品が入荷したことを知らせるための入荷メッセージ
を通知する。
【0020】このようにすることで、同一の商品につい
ての予約情報が複数登録されている場合には、タイムス
タンプをもとに例えば予約受付時刻がもっとも早い消費
者に対し入荷が通知される。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)この発明に係
わる情報配信サービスシステムとその方法の第1の実施
形態は、複数の中古車販売店がインターネット情報端末
を用いてインターネット上のサーバ装置に中古車情報を
伝送してデータベースに登録すると共に、利用者が希望
する中古車の条件をパーソナル・コンピュータ又は携帯
端末から上記サーバ装置に登録する。そして、サーバ装
置において、利用者の希望条件に該当する中古車情報を
上記データベースから検索し、見付かればその時点でこ
の中古車情報を電子メール本文に挿入又は添付して利用
者の端末に通知する。一方、見付からなかった場合には
所定の期間に渡り上記希望条件に該当する中古車情報の
検索処理を一定の周期で繰り返し行い、該当する中古車
情報が見付かった時点でその中古車情報を電子メール本
文に挿入又は添付して利用者の端末に配信するようにし
たものである。
【0022】図1はこの発明に係わる情報配信サービス
システムを示す概略構成図である。同図において、イン
ターネットINW上には本システムの中核をなすWWW
(World Wide Web)サーバSVが設けてある。このWW
WサーバSVには、データベースDB1と、そのバック
アップ用のデータベースDB2がそれぞれ接続されてい
る。なお、図示していないが、WWWサーバSVはシス
テムダウン等の不測の事態に備え二重化されている。
【0023】一方、情報提供者である複数の中古車販売
店には、中古車情報の登録及び削除を行うために使用す
るウエブ・テレビジョン(Webtv)端末WB1〜W
Bnがそれぞれ設置されている。これらのWebtv端
末WB1〜WBnは、公衆網PNW及びインターネット
INWを介して上記WWWサーバSVに接続される。な
お、Webtv端末WB1〜WBnをインターネットI
NWに接続する他の手法としては、インターネット・プ
ロバイダ機能を備えたCATV(Cable Television)ネ
ットワークや構内通信ネットワーク等を経由することも
可能である。
【0024】利用者は、自身のパーソナル・コンピュー
タPC1〜PCm、又は携帯電話機や携帯情報端末(P
DA:Personal Digital Assistants)等の携帯端末M
S1〜MSkを使用する。これらのパーソナル・コンピ
ュータPC1〜PCmまたは携帯端末MS1〜MSk
は、公衆網PNW及びインターネットINWを介してW
WWサーバSVに接続される。
【0025】ところで、Webtv端末WB1〜WBn
には、物件登録/削除用のアプリケーション・プログラ
ムが記憶される。このプログラムの記憶方法には、CD
−ROMなどの記憶媒体からのインストールや、WWW
サーバSVからのダウンロードが使用される。Webt
v端末WB1〜WBnは、上記物件登録/削除用のアプ
リケーション・プログラムに従い、中古車販売店の案内
情報、登録しようとする中古車の詳細内容を表す車両情
報の入力を受け付ける。そして、この入力された案内情
報及び車両情報を自端末内の記憶部に記憶すると共に、
公衆網PNW及びインターネットINWを介して上記W
WWサーバSVに送信して登録させる。
【0026】なお、案内情報には、中古車販売店の名称
や住所をはじめ、電話番号、ファクシミリ番号および電
子メールアドレス等の連絡先情報と、交通アクセス及び
その地図情報等が含まれる。また車両情報には、メーカ
名や車種、グレード、排気量、価格、年式、色、オプシ
ョン装備の内容や修復歴の有無等を表す備考が含まれ、
さらには車両をディジタルカメラにより撮像した画像デ
ータが付加される。上記案内情報及び車両情報の入力
は、キーボード又はバーコードリーダ等により行われ、
また画像データの入力はディジタルカメラの撮像データ
を画像入力端子から取り込むか又はメモリカード等の記
憶メディアに記録されたデータを読み取ることにより行
われる。
【0027】利用者が使用するパーソナル・コンピュー
タPC1〜PCm及び携帯端末MS1〜MSkには、希
望条件登録/削除用のアプリケーション・プログラムが
記憶される。このプログラムの記憶方法としては、記憶
媒体からのインストール又はWWWサーバSVからのダ
ウンロードが用いられる。パーソナル・コンピュータP
C1〜PCm及び携帯端末MS1〜MSkは、上記希望
条件登録/削除用のアプリケーション・プログラムに従
い、利用者がキー入力した利用者のアドレス情報および
希望する車両の条件を取り込み、これらの入力情報をも
とに登録情報を作成する。そして、上記登録情報を電子
メール本文に挿入又は添付して、公衆網PNW及びイン
ターネットINWを介してWWWサーバSVへ送信し登
録させる。
【0028】なお、利用者アドレス情報には、名前、電
話番号及び電子メールアドレス等が含まれる。また希望
する車両の条件としては、車種、購入エリア、メーカ
名、排気量、タイプ、年式、色及び価格のうちの少なく
とも一つが指定される。
【0029】WWWサーバSVは、この発明に係わる新
たな機能として、販売店情報管理制御機能と、利用者情
報管理制御機能と、車両検索配信制御機能と、販売店情
報更新制御機能とを備えている。
【0030】販売店情報管理制御機能は、中古車販売店
から送られた案内情報及び車両情報を管理するもので、
販売店に設置されたWebtv端末WB1〜WBnに対
し販売店用ウエブページをダウンロードし、このウエブ
ページを使用して中古車販売店の案内情報及び車両情報
の入力を行わせる。そして、この入力された中古車販売
店の案内情報及び車両情報をデータベースDB1,DB
2に記憶する。
【0031】利用者情報管理制御機能は、利用者からの
登録情報を管理するもので、利用者のパーソナル・コン
ピュータPC1〜PCm及び携帯端末MS1〜MSkか
らアクセスがあった場合に、このアクセス元のパーソナ
ル・コンピュータ又は携帯端末に入力サービス画面をダ
ウンロードし、利用者の識別情報及び希望する車両の条
件を入力させる。そして、利用者のパーソナル・コンピ
ュータ又は携帯端末から登録情報が挿入又は添付された
電子メールを受信し、この受信した登録情報をデータベ
ースDB1,DB2に登録する。
【0032】車両検索配信制御機能は、利用者から登録
情報が新規登録されると、この登録情報の希望条件に該
当する車両情報をデータベースDB1,DB2から検索
する。そして、該当する車両情報が見付かると、この車
両情報とその提供元の中古車販売店の案内情報を電子メ
ール本文に挿入又は添付して、登録元の利用者端末へ即
時配信する。
【0033】また、該当する車両情報が見付からなかっ
た場合には、その旨のメッセージを電子メール本文に挿
入して登録元の利用者端末へ送信する、そして、当該登
録情報の登録時点から予め定めた検索期間、例えば1週
間に渡り、該当車両の検索を一定の繰り返し周期、例え
ば1時間おきに繰り返し行う。そして、この繰り返し検
索により該当する車両情報が見付かると、その時点で当
該車両情報とその提供元の中古車販売店の案内情報を電
子メール本文に挿入又は添付して、登録元の利用者端末
へ配信する。
【0034】なお、上記繰り返し検索は、該当車両情報
を登録元の利用者端末に配信した後も上記登録期間内に
限り行ってもよく、また該当車両情報の配信に対し好み
の車両ではない旨のメッセージが利用者端末から電子メ
ールにより返送された場合にも上記検索期間内に限り行
うようにすることも可能である。
【0035】販売店情報更新制御機能は、データベース
DB1,DB2に記憶された各車両情報ごとにその蓄積
期間を監視し、この蓄積期間が予め定めた期間、例えば
1ヶ月を経過すると、この車両情報の更新/削除の問い
合わせを提供元の中古車販売店のWebtv端末に対し
送信する。そして、中古車販売店のWebtv端末から
更新要求が到来した場合には、当該車両情報の蓄積を延
長する処理を行い、一方中古車販売店のWebtv端末
から削除要求が到来した場合には、当該車両情報をデー
タベースDB1,DB2から削除する。
【0036】なお、上記車両情報の更新/削除の問い合
わせを行った時点から一定期間内に、更新要求及び削除
要求が何れも返送されない場合にも、当該車両情報をデ
ータベースDB1,DB2から削除する。
【0037】次に、以上のように構成されたシステムに
おいて行われる中古車情報配信サービスの動作を説明す
る。図2はその手順の概要を示すシーケンス図、図3及
び図4はそれぞれWWWサーバSVと利用者(消費者)
端末としてのパーソナル・コンピュータPC1〜PCm
又は携帯端末MS1〜MSkとの間、およびWWWサー
バSVと中古車販売店のWebtv端末WB1〜WBn
との間の制御手順及びその内容を示すフローチャートで
ある。
【0038】先ず各中古車販売店では、サービスの利用
に先立ち、オペレータがWebtv端末WB1〜WBn
を用いて自店の案内情報を入力し、この案内情報を公衆
網PNW及びインターネットINWを介してWWWサー
バSVへ送信する。WWWサーバSVは、各中古車販売
店のWebtv端末WB1〜WBnから案内情報が到来
すると、この案内情報をデータベースDB1,DB2に
設けられた販売店情報データベースに記憶させる。
【0039】なお、上記Webtv端末WB1〜WBn
における案内情報の入力は、WWWサーバSVからダウ
ンロードされるウエブページを利用して行われ、中古車
販売店の名称や住所、電話番号、ファクシミリ番号、メ
ールアドレス等の連絡先情報と、交通アクセス及びその
地図情報等が入力される。またこのとき、広告情報や催
し物の案内情報等の販促情報も追加入力してもよい。
【0040】さて、この状態で各中古車販売店では、中
古車両が入荷するごとにオペレータがWebtv端末W
B1〜WBnを使用して当該中古車両に関する車両情報
を入力する。この車両情報はWebtv端末WB1〜W
BnからWWWサーバSVへ送信されて、データベース
DB1,DB2に設けられている中古車情報データベー
スに記憶される。
【0041】例えば、先ずステップ3aにおいて、売り
出し車両の内容を表す情報、例えばメーカ名や車種、そ
の詳細種、タイプ、排気量、価格、年式、色、オプショ
ン装備の内容や修復歴の有無等を表す備考が文字データ
により入力される。次にステップ3bにおいて、ディジ
タルカメラにより撮像した車両の画像データが入力され
る。そして、入力が終了すると、この車両情報はWeb
tv端末WB1〜WBnから公衆網PNW及びインター
ネットINWを介してWWWサーバSVに送信される。
WWWサーバSVでは、中古車販売店のWebtv端末
WB1〜WBnから車両情報が到来するごとに、この車
両情報をステップ3cにおいてデータベースDB1,D
B2の中古車両情報データベースに記憶させる。
【0042】一方利用者(一般消費者)は、自己のパー
ソナル・コンピュータPC1〜PCm或いは携帯端末M
S1〜MSkを使用して希望する中古車の条件を入力
し、WWWサーバSV側に登録する。
【0043】すなわち、パーソナル・コンピュータ又は
携帯端末では、ステップ4aにおいて、WWWサーバS
Vからダウンロードされたウエブページの記載に従い、
先ず利用者自身の名前、電話番号及び電子メールアドレ
ス等の利用者アドレス情報が入力される。次に、希望す
る車両の条件が入力される。例えば、車種、購入エリ
ア、メーカ名、排気量、タイプ、年式、色及び価格のう
ちの少なくとも一つが入力される。そして、入力が終了
するとこれらの情報は、電子メール本文に挿入されたの
ち、公衆網PNW及びインターネットINWを介してW
WWサーバSVへ送信される。WWWサーバSVは、こ
の電子メールにより受信した登録情報を、データベース
DB1,DB2に設けられている利用者情報データベー
スに登録する。
【0044】さて、利用者から中古車の希望条件を指定
した登録情報が到来すると、WWWサーバSVはステッ
プ4bにおいてデータベースDB1,DB2の中古車情
報データベースを検索し、ステップ4cで上記希望条件
に該当する中古車情報の有無を判定する。そして、希望
条件に該当する中古車情報が見付かると、この中古車情
報とその提供元の中古車販売店の案内情報を電子メール
本文に挿入又は添付して、登録元の利用者端末へ即時配
信する。
【0045】利用者のパーソナル・コンピュータ又は携
帯端末では、WWWサーバSVから電子メールが到来す
ると、ステップ4dにおいてこの電子メール本文に挿入
又は添付されている中古車情報が表示器に表示される。
このとき、中古車情報は車両の詳細を示す文字データと
車両の外観を示す画像データとから構成される。このた
め、利用者は文字データからだけではなく、画像データ
によって車両の車種やタイプ等を一目で明瞭に確認する
ことが可能となる。さらにこの場合、車両の画像データ
をカラー画像としておけば、色についても一目で確認で
きるようになり、さらに効果的な表示が可能となる。
【0046】利用者がこの表示された中古車情報の中に
希望する車両を見付け、車両の選択操作を行ったとす
る。そうすると消費者端末は、ステップ4eからステッ
プ4fに移行し、ここで上記選択した車両の販売店の案
内情報を表示する。この状態で利用者が、表示された上
記案内情報に含まれる中古車販売店の電話番号をカーソ
ルにより選択して発信ボタンを押したとする。そうする
と、上記中古車販売店に対する発信動作が自動的に行わ
れる。そして、この発信に対し中古車販売店の販売担当
者が応答すると、以後利用者と販売担当者との間で通話
による商談が可能となる。なお、問い合わせや商談の申
し込みは、中古車販売店の案内情報に含まれているメー
ルアドレスを利用して、電子メールによって行うことも
可能である。
【0047】これに対し、表示された上記中古車情報の
中から希望する車両が見付からず、利用者がステップ4
eにおいて受信メール中の選択項目「希望車両なし」を
選択し、その上で返信ボタンを操作したとする。そうす
ると、利用者端末からWWWサーバSVへ、「希望車両
なし」メッセージが電子メールにより返信される。
【0048】一方、WWWサーバSVがステップ4bに
おいてデータベースDB1,DB2を検索した結果、希
望条件に該当する中古車情報が見付からなかったとす
る。この場合WWWサーバSVは、「希望車両なし」メ
ッセージを電子メールにより登録元の利用者端末に向け
送信する。利用者端末では、電子メールにより送られた
上記「希望車両なし」メッセージがステップ4gにおい
て表示器に表示され、利用者はこのメッセージにより現
時点で希望する車両が登録されていないことを知ること
ができる。
【0049】また、希望条件に該当する中古車情報が見
付からなかった場合WWWサーバSVはステップ4hに
移行し、ここで該当する登録情報の登録期間が予め設定
した登録期間、例えば1週間を超えたか否かを判定す
る。そして、登録期間内であれば、一定時間間隔、例え
ば1時間おきにステップ4bに戻って希望条件に該当す
る車両情報の検索を繰り返す。なお、この繰り返し検索
処理は、利用者端末から「希望車両なし」メッセージが
返信された場合にも行われる。そして、この繰り返し検
索処理により該当する車両情報が見付かると、WWWサ
ーバSVはこの車両情報とその提供元の中古車販売店の
案内情報を電子メール本文に挿入又は添付して、登録元
の利用者端末へ配信する。
【0050】すなわち、希望する車両の条件を登録した
時点で該当する車両情報が見付からなかったとしても、
登録期間内に中古車販売店から該当する車両情報が登録
されれば、その時点でこの車両情報が利用者に電子メー
ルにより通知されることになる。したがって、利用者は
同一の登録情報を何度もWWWサーバSVに登録し直す
必要がなくなり、これにより利用者の登録操作性の向上
が図られる。また、利用者端末からの発信を低減して通
信トラフィックの増大を抑制することができる。
【0051】なお、上記繰り返し検索を行っても上記登
録期間内に該当する車両情報が見付からなかった場合に
は、WWWサーバSVは登録期間が経過した時点でステ
ップ4iに移行して、ここで上記登録情報を削除する。
したがって、旧い登録情報による検索処理が半永久的に
続く不具合は防止され、これによりWWWサーバSVの
処理負荷の増大を抑制できる。また、データベースの記
憶容量を有効に利用することが可能となる。
【0052】また、上記登録情報の検索期間は消費者が
任意に設定するようにしてもよい。この場合、消費者は
自身が決めた検索期間を通知条件に含めるかあるいは別
の電子メールによりWWWサーバSVへ送信する。WW
WサーバSVは、消費者が登録した登録情報の登録期間
が上記指定された検索期間を経過した時点で、上記登録
情報をデータベースから削除する。
【0053】さらにWWWサーバSVは、登録情報の登
録期間が、上記消費者から指定された登録期間と、WW
WサーバSV自身が設定した登録期間とのうちの少なく
とも一方を経過した時点で上記登録情報を削除するよう
にしてもよい。
【0054】さらに、該当車両情報の配信に対し、利用
者端末からWWWサーバSVに対し好みの車両が見付か
った旨のメッセージを返送し、このメッセージの返送を
受けてWWWサーバSVが該当する登録情報を登録期間
の満了を待たずに消去するようにしてもよい。このよう
にすると、実質的に検索の必要がなくなった登録情報に
よる検索処理が以後行われなくなり、これによりWWW
サーバSVの処理負荷をさらに軽減することが可能とな
る。
【0055】また、WWWサーバSVから通知された車
両リストの中に好みの車両が見つかった場合でも、また
見つからなかった場合でも、利用者が登録を削除するた
めの要求を入力すると、この削除要求は利用者端末から
WWWサーバSVに電子メールにより送られる。そし
て、この削除要求に応じてWWWサーバSVでは該当す
る登録情報がデータベースから削除される。
【0056】一方、データベースDB1,DB2の中古
車情報データベースに記憶された中古車情報は、登録元
の中古車販売店が任意に修正又は削除することが可能で
ある。例えば、中古車情報の利用者との商談が成立して
車両の売却が決まり、中古車販売店のオペレータがWe
btv端末においてステップ3dで該当する車両情報の
削除操作を行ったとする。そうすると、WWWサーバS
Vから自己が登録した中古車情報のデータリストがダウ
ンロードされ、このリスト中の削除対象の中古車情報を
選択するとその内容が表示される。
【0057】そして、この内容を確認したのちオペレー
タが削除を指示すると、当該中古車情報の削除要求がW
WWサーバSVに送られる。WWWサーバSVは、この
削除要求を受け取ると、ステップ3eにおいてデータベ
ースDB1,DB2から該当する中古車情報を削除す
る。
【0058】ところで、中古車販売店は一般にWWWサ
ーバSVへの中古車情報の登録については逐次行うが、
売却車両の削除処理については忘れがちになる傾向があ
る。そこで、本実施形態のシステムでは次のように中古
車情報の管理を行っている。
【0059】すなわち、WWWサーバSVは、ステップ
3fにおいてデータベースDB1,DB2に蓄積されて
いる各中古車情報について、蓄積した時点から一定期
間、例えば1ヶ月が経過したか否かを監視する。そし
て、1ヶ月が経過した中古車情報が抽出されると、「保
存期間経過」メッセージを作成してこのメッセージを登
録元の中古車販売店のWebtv端末へ送信する。
【0060】これに対しWebtv端末では、WWWサ
ーバSVから「保存期間経過」メッセージが到来する
と、このメッセージが表示される。オペレータは、この
保存期間が経過した中古車情報について蓄積を継続する
か削除するかを決定し、その旨をWebtv端末におい
て指定入力する。そうするとWebtv端末は、この入
力情報をもとにステップ3hで更新処理の要否を判定
し、この判定結果を示す要求データをWWWサーバSV
へ送信する。
【0061】WWWサーバSVは、Webtv端末から
到来する要求データが更新を要求するものであれば、ス
テップ3jにおいて該当する中古車情報の蓄積を更新す
る処理を行う。これに対し、Webtv端末から到来す
る要求データが削除を要求するものであれば、ステップ
3iにおいて該当する中古車情報をデータベースDB
1,DB2の中古車情報データベースから削除する。
【0062】したがって、中古車販売店のオペレータが
仮に売却車両に関する中古車情報の削除処理を忘れたと
しても、この不要となった中古車情報が半永久的に残留
する不具合は防止される。
【0063】また、WWWサーバSVに蓄積した中古車
情報は、一般消費者と中古車販売店との間の商談に止ま
らず、中古車販売業者間の商談にも利用できる。図5及
び図6は、その際のWWWサーバSV及び中古車販売店
のWebtv端末WB1〜WBnにおける制御手順とそ
の内容を示すフローチャートである。
【0064】すなわち、データベースDB1,DB2に
は業者間用の中古車両データベースが設けられている。
この業者間用の中古車両データベースには、業者間で取
引を行う車両に関する情報が記憶される。
【0065】本サービスの消費者はそれぞれ、ステップ
5aにおいて中古車両の業者間価格等の中古車売買に関
する情報を入力する。WWWサーバSVは、上記入力さ
れた中古車販売情報に従い、ステップ5bでデータベー
スDB1,DB2の業者間用中古車両データベースの内
容を更新する。
【0066】また各中古車販売店はそれぞれ、例えば自
店が販売する中古車の販売価格に上記業者間価格等を反
映させて中古車両情報を作成し、この中古車両情報をW
ebtv端末WB1〜WBnを使用してステップ5cに
より入力する。この中古車両情報の入力は、WWWサー
バSVからダウンロードされるウエブページの入力用画
面の案内に従い行われる。
【0067】さて、この状態で任意の中古車販売店にお
いて、一般消費者から自店では取り扱っていない車両の
購入希望があったとする。この場合、当該中古車販売店
は、Webtv端末を使用して、ステップ5dにより該
当する車両情報を入力してWWWサーバSVに登録す
る。
【0068】WWWサーバSVは、ステップ5eにおい
てデータベースDB1,DB2のデータベースを検索
し、上記希望する車両情報に該当する中古車情報の有無
を判定する。そして、希望条件に該当する中古車情報が
見付かると、この中古車情報とその提供元の中古車販売
店の案内情報を電子メール本文に挿入又は添付して、要
求元の中古車販売店のWebtv端末へ即時配信する。
中古車販売店のWebtv端末では、WWWサーバSV
から電子メールが到来すると、ステップ5fにおいてこ
の電子メール本文に挿入又は添付されている中古車情報
が表示器に表示される。
【0069】利用者としての中古車販売店は、この表示
された中古車情報に含まれているメールアドレスをもと
に、情報提供元の中古車販売店に対し取引希望メッセー
ジを電子メールにより送信する。そして、この取引希望
メッセージを受信した中古車販売店が応答すれば、以後
利用者としての中古車販売店と情報提供者としての中古
車販売店との間の商談が可能となる。
【0070】以上述べたように第1の実施形態では、複
数の中古車販売店がWebtv端末WB1〜WBnを用
いてインターネットINW上のWWWサーバSV側に自
店の案内情報と販売車両の中古車情報を登録すると共
に、利用者が希望する中古車の条件を自己の端末から上
記WWWサーバSV側に登録する。そして、WWWサー
バSVにおいて、この利用者の希望条件に該当する中古
車情報をデータベースから検索し、見付かればその時点
でこの中古車情報及び販売店の案内情報を電子メールに
より利用者端末に通知する。一方見付からなかった場合
には、予め設定するかあるいは利用者が任意に指定した
検索期間に限り、上記希望条件に該当する中古車情報の
検索処理を一定時間おきに繰り返し行い、これにより該
当する中古車情報が見付かった時点でその中古車情報及
び販売店の案内情報を電子メールにより利用者端末に通
知するようにしている。
【0071】したがって、利用者は自身が希望する中古
車の条件をWWWサーバSVに登録しておくだけでよ
く、該当する中古車情報の検索処理及び配信処理はすべ
てWWWサーバSVにおいて行われる。このため、利用
者は希望する車両をウエブページ上で自身が検索操作し
て探す必要がなく、またウエブページの内容が変更され
た場合に自身で頻繁に検索する必要もない。したがっ
て、希望する中古車情報を簡単かつ短時間に取得するこ
とが可能となる。
【0072】また、情報提供者である中古車販売店にと
っては、自己が提供しようとする中古車情報を、広告業
者などの第三者やウエブページの運用管理者に頼ること
なく、Webtv端末WB1〜WBnから自身で直接W
WWサーバSVに登録することができるので、常に最新
の情報をいち早く利用者に提供できる。このため、例え
ば中古車販売業者であれば、入荷車両を短期間のうちに
売却することが可能となる。
【0073】さらに第1の実施形態では、各中古車販売
店からWWWサーバSV側に提供された各中古車情報ご
とにその保存期間が所定の期間を超えたか否かを監視し
ている。そして、保存期間が所定の期間を超える中古車
情報が抽出された場合には、当該中古車情報を提供した
中古車販売店に対し当該中古車情報を更新するかあるい
は削除するかについて問い合わせ、この問い合わせに対
する中古車販売店からの回答に従い該当する中古車情報
を更新又は削除するようにしている。
【0074】したがって、中古車販売店のオペレータが
売買契約の成立した中古車や売却不能と判断した車両に
関する情報の削除を忘れても、この不要な中古車情報を
自動的に削除することができる。このため、蓄積された
中古車情報の信頼性低下を防ぎ、利用者には常に有効性
の高い中古車情報を配信することができる。
【0075】(第2の実施形態)この発明に係わる情報
配信サービスシステムとその方法の第2の実施形態は、
ホテル等の複数の宿泊休憩施設がインターネット情報端
末を用いてインターネット上のサーバ装置に客室情報を
伝送してデータベースに登録すると共に、利用者が希望
する宿泊又は休憩の条件をパーソナル・コンピュータ又
は携帯端末から上記サーバ装置に登録する。そして、サ
ーバ装置において、この利用者の希望条件に該当する客
室情報を上記データベースから検索し、見付かればその
時点でこの客室情報を電子メールにより利用者の端末に
通知する。一方見付からなかった場合には、所定の期間
に渡り上記希望条件に該当する客室情報の検索を一定時
間間隔で繰り返し、該当する客室情報が見付かった時点
でその客室情報を電子メールにより利用者の端末に通知
するようにしたものである。
【0076】図7は、客室情報配信サービスの概要を示
すシーケンス図、図8及び図9はそれぞれWWWサーバ
SVと利用者(消費者)端末としてのパーソナル・コン
ピュータPC1〜PCm又は携帯端末MS1〜MSkと
の間、およびWWWサーバSVと宿泊施設のWebtv
端末WB1〜WBnとの間の制御手順及びその内容を示
すフローチャートである。なお、システム構成について
は、前記図1と同一なのでここでの説明は省略する。
【0077】WWWサーバSVのデータベースDB1,
DB2には、空室情報管理データベースが設けられてい
る。WWWサーバSVは、サービスの提供開始に先立ち
ステップ8aにおいて、情報提供元となる各ホテルのマ
スタ情報を入力して上記空室情報管理データベースに登
録する。ホテルのマスタ情報は、例えば客室のタイプや
広さ、ホテルの外観や客室の画像データ、施設の住所や
電話番号、メールアドレス、最寄りの駅又はインタージ
ェンジからの道順を表す情報等からなる。
【0078】一方、宿泊施設には比較的規模の大きいホ
テル等のように空室情報管理システムを導入している施
設と、旅館や民宿等のように空室情報管理システムを未
導入の施設とがあり、それに応じて本発明に係わる客室
情報配信サービスの実施形態が異なる。
【0079】すなわち、先ず空室情報管理システムを導
入している施設では、宿泊利用者がチェックイン又はチ
ェックアウトするごとに、そのデータがオペレータによ
ってステップ8b,8cで入力され、この入力データに
より空室情報管理システムのデータベースDB3で管理
されている客室情報が更新される。そして、この客室情
報が更新されると、その更新データが公衆網PNW及び
インターネットINWを介してWWWサーバSVに伝送
される。
【0080】WWWサーバSVは、ホテルの空室情報管
理システムから更新データが到来すると、この更新デー
タに応じてデータベースDB1,DB2に設けられてい
る空室情報管理データベース中の該当する客室情報を更
新する。
【0081】すなわち、宿泊施設の空室情報管理システ
ムにおいてチェックイン及びチェックアウトの入力がな
されるごとに、それに応じてWWWサーバSVの空室情
報管理データベースの客室情報が自動的に更新される。
なお、上記宿泊施設の空室情報管理システムでは、客室
情報の更新データの入力に加えて、広告や催し物情報等
の販促情報の入力や修正も可能である。
【0082】これに対し、空室情報管理システムが未導
入の宿泊施設では、管理者がWebtv端末を用いて客
室情報の更新を行う。すなわち、チェックイン又はチェ
ックアウトが行われると、管理者はWebtv端末を使
用して、ステップ8f,8gにおいて客室情報の変更デ
ータを入力する。この変更データの入力は、WWWサー
バSVからダウンロードされるウエブページの入力画面
に従って行われる。入力されたデータは、公衆網PNW
及びインターネットINWを介してWWWサーバSVに
伝送される。
【0083】WWWサーバSVは、宿泊施設のWebt
v端末WB1〜WBnから更新データが到来すると、こ
のデータに従いステップ8h,8iにおいて、空室情報
管理データベース中の該当する客室情報を更新する。な
お、上記Webtv端末WB1〜WBnを用いること
で、客室情報の更新データの入力に加え、ホテルの販促
情報の入力及び修正も可能である。
【0084】一方、利用者(一般消費者)は、自己のパ
ーソナル・コンピュータPC1〜PCm或いは携帯端末
MS1〜MSkを使用して、希望する宿泊施設の条件を
入力し、WWWサーバSV側に登録する。
【0085】すなわち、パーソナル・コンピュータ又は
携帯端末では、ステップ9aにおいて、WWWサーバS
Vからダウンロードされたウエブページの案内に従い、
先ず利用者自身の名前、電話番号及びメールアドレス等
の利用者アドレス情報が入力される。次に、希望する宿
泊施設の条件が入力される。例えば、宿泊エリア、部屋
のタイプ、宿泊人数、及び価格等が選択的に入力され
る。そして、入力が終了するとこれらの情報は、電子メ
ール本文に挿入されたのち、公衆網PNW及びインター
ネットINWを介してWWWサーバSVへ送信される。
WWWサーバSVは、この電子メールにより受信した登
録情報を、データベースDB1,DB2に設けられてい
る利用者情報データベースに登録する。
【0086】さて、利用者からホテルの希望条件を指定
した登録情報が到来すると、WWWサーバSVはステッ
プ9bにおいてデータベースDB1,DB2のホテルの
空室情報管理データベースを検索し、ステップ9cで上
記希望条件に該当するホテルの情報の有無を判定する。
そして、希望条件に該当するホテルの情報が見付かる
と、このホテルの情報とその案内情報を電子メール本文
に挿入又は添付して、登録元の利用者端末へ即時配信す
る。
【0087】利用者のパーソナル・コンピュータ又は携
帯端末では、WWWサーバSVから電子メールが到来す
ると、ステップ9dにおいてこの電子メール本文に挿入
又は添付されているホテルの情報及びその案内情報が表
示器に表示される。このとき表示される情報は、客室の
タイプや広さ、価格、場所等、宿泊施設の詳細を示す文
字データと、ホテルの外観及び部屋の状態を表す画像デ
ータとから構成される。このため、利用者は文字データ
からだけではなく、画像データによってホテル及び部屋
の状態を一目で明瞭に確認することが可能となる。さら
にこの場合、ホテル及び部屋の画像データをカラー画像
としておけば、ホテル及び部屋の様子を一目で確認でき
るようになり、さらに効果的な表示が可能となる。
【0088】利用者がこの表示されたホテルのリストの
中に希望するホテルを見付け、ホテルの選択操作を行っ
たとする。そうすると消費者端末は、ステップ9eから
ステップ9fに移行し、ここで上記選択したホテルの案
内情報を表示する。この状態で利用者が、表示された上
記案内情報に含まれるホテルの電話番号をカーソルによ
り選択して発信ボタンを押したとする。そうすると、上
記ホテルに対する発信動作が自動的に行われる。そし
て、この発信に対しホテルの担当者が応答すると、以後
通話により宿泊の申し込みが可能となる。なお、宿泊の
申し込みは、ホテルの案内情報に含まれているメールア
ドレスを利用して、電子メールによって行うことも可能
である。
【0089】これに対し、表示されたホテルのリストの
中から希望するホテルが見付からなかった場合には、利
用者はステップ9eにおいて受信メール中の選択項目
「希望ホテルなし」を選択した上で返信ボタンを操作す
る。そうすると、「希望ホテルなし」メッセージが電子
メールによりWWWサーバSVに返信される。
【0090】一方、WWWサーバSVがステップ9bに
おいてデータベースDB1,DB2を検索した結果、希
望条件に該当するホテルの情報が見付からなかったとす
る。この場合WWWサーバSVは、「希望ホテルなし」
メッセージを電子メールにより登録元の利用者端末に向
け送信する。利用者端末では、電子メールにより送られ
た上記「希望ホテルなし」メッセージがステップ9gに
おいて表示器に表示され、利用者はこのメッセージによ
り現時点で希望する空室がないことを知ることができ
る。
【0091】また、希望条件に該当するホテルの情報が
見付からなかった場合、WWWサーバSVはステップ9
hに移行し、ここで該当する登録情報の登録期間が予め
設定した検索期間、例えば1日を超えたか否かを判定す
る。そして、検索期間内であれば、一定の時間間隔、例
えば10分おきにステップ9bに戻って希望条件に該当
するホテルの検索を繰り返す。
【0092】なお、この繰り返し検索処理は、利用者端
末から「希望ホテルなし」メッセージが返信された場合
にも行われる。そして、この繰り返し検索処理により該
当するホテルの情報が見付かると、WWWサーバSVは
このホテルの情報とその案内情報を電子メール本文に挿
入又は添付して、登録元の利用者端末へ配信する。
【0093】すなわち、希望するホテルの条件を登録し
た時点では希望するホテルが見付からなかったとして
も、検索期間内にホテルから利用者が希望する客室情報
が登録されれば、その時点でこの客室情報が利用者に電
子メールにより通知されることになる。したがって、利
用者は同一の登録情報を何度もWWWサーバSVに登録
し直す必要がなくなり、これにより利用者の登録操作性
の向上が図られる。また、利用者端末からの発信を低減
して通信トラフィックの増大を抑制することができる。
【0094】なお、上記繰り返し検索を行っても上記検
索期間内に該当するホテルの情報が見付からなかった場
合には、WWWサーバSVは予め定めた検索期間が経過
した時点でステップ9iに移行して、ここで上記登録情
報をデータベースから削除する。したがって、旧い登録
情報による検索処理が半永久的に続く不具合は防止さ
れ、これによりWWWサーバSVの処理負荷の増大を抑
制できる。
【0095】なお、上記検索期間は利用者が任意に指定
してもよく、また登録情報の削除は利用者から削除要求
が到来した場合に実行するようにしてもよい。
【0096】また、該当するホテルの情報の配信に対
し、利用者端末からWWWサーバSVに対し好みのホテ
ルが見付かった旨のメッセージを返送し、このメッセー
ジの返送を受けてWWWサーバSVが該当する登録情報
を検索期間の満了を待たずに消去するようにしてもよ
い。このようにすると、実質的に検索の必要がなくなっ
た登録情報による検索処理が以後行われなくなり、これ
によりWWWサーバSVの処理負荷をさらに軽減するこ
とが可能となる。
【0097】以上述べたように第2の実施形態では、ホ
テルに設置された空室情報管理システムとWWWサーバ
SVとの間をインターネットINWを介してリンクさ
せ、ホテルにおけるチェックイン及びチェックアウトの
情報をWWWサーバSVに転送して、ホテルの客室情報
をデータベースDB1,DB2の空室情報管理データベ
ースで管理する。または、ホテルの客室情報を、Web
tv端末WB1〜WBnを使用してWWWサーバSVに
伝送し、空室情報管理データベースで管理する。そし
て、利用者が希望するホテルの条件を自己の端末から上
記WWWサーバSV側に登録し、WWWサーバSVにお
いてこの利用者の希望条件に該当するホテルの情報をデ
ータベースから検索して、見付かればその時点でこのホ
テルの情報を電子メール本文に挿入又は添付して利用者
端末に通知する。一方、見付からなかった場合には、予
め設定した検索期間または利用者が任意に設定した検索
期間に限り、上記希望条件に該当するホテルの情報の検
索を一定の時間間隔で繰り返し行う。そして、該当する
ホテルの情報が見付かった時点でその情報を電子メール
により利用者の端末に通知するようにしている。
【0098】したがって、利用者は自身が希望する宿泊
の条件をWWWサーバSVに登録しておくだけでよく、
該当するホテルの検索処理及び配信処理はすべてWWW
サーバSVにおいて行われる。このため、利用者は希望
するホテルをウエブページ上で自身が検索操作して探す
必要がなく、またウエブページの内容が変更された場合
に自身で頻繁に検索する必要もない。したがって、希望
するホテルの情報を簡単かつ短時間に取得することが可
能となる。
【0099】また、情報提供者である各ホテルにとって
は、自身の空室情報管理システムをWWWサーバSVと
リンクさせることで客室情報を自動的にWWWサーバS
Vに登録することができる。また、空室情報管理システ
ムを持たない小規模のホテルでも、Webtv端末を使
用することで、客室情報を広告業者などの第三者やウエ
ブページの運用管理者に頼ることなく自身で直接WWW
サーバSVに登録することができる。したがって、各ホ
テルは、常に最新の客室情報をいち早く利用者に提供で
き、これによりチェックアウトにより発生した空室を短
期間のうちに埋めることができ、客室の稼働率を高める
ことができる。
【0100】(第3の実施形態)この発明に係わる情報
配信サービスシステムとその方法の第3の実施形態は、
企業や事務所、商店等の複数の求人者がインターネット
情報端末を用いてインターネット上のサーバ装置に求人
情報を伝送してデータベースに登録すると共に、求職者
が希望する仕事の条件を自身のパーソナル・コンピュー
タ又は携帯端末から上記サーバ装置に登録する。そし
て、サーバ装置において、この求職者の希望条件に該当
する求人情報を上記データベースから検索し、見付かれ
ばその時点でこの求人情報を電子メールにより求職者の
端末に通知する。一方見付からなかった場合には、所定
の検索期間に渡り上記希望条件に該当する求人情報の検
索を一定の時間間隔で繰り返し、これにより該当する求
人情報が見付かった時点でその求人情報を電子メールに
より求職者の端末に通知するようにしたものである。
【0101】図10は求人情報配信サービスの概要を示
すシーケンス図、図11及び図12はそれぞれWWWサ
ーバSVと求職者端末としてのパーソナル・コンピュー
タPC1〜PCm又は携帯端末MS1〜MSkとの間、
およびWWWサーバSVと求人者のWebtv端末WB
1〜WBnとの間の制御手順及びその内容を示すフロー
チャートである。なお、システム構成については、前記
図1と同一なのでここでの説明は省略する。
【0102】先ず各求人者は、サービスの利用に先立
ち、オペレータがWebtv端末WB1〜WBnを用い
て自社の案内情報を入力し、この案内情報を公衆網PN
W及びインターネットINWを介してWWWサーバSV
へ送信する。WWWサーバSVは、各求人者のWebt
v端末WB1〜WBnから案内情報が到来すると、この
案内情報をデータベースDB1,DB2に設けられた求
人情報データベースに記憶させる。
【0103】なお、上記Webtv端末WB1〜WBn
における求人案内情報の入力は、WWWサーバSVから
ダウンロードされるウエブページを利用して行われ、求
人者の名称や住所、電話番号、ファクシミリ番号、メー
ルアドレス等の連絡先情報と、交通アクセス及びその地
図情報等が入力される。
【0104】さて、この状態で各求人者は、求人が必要
になるごとにオペレータがWebtv端末WB1〜WB
nを使用して求人情報を入力し、この求人情報をWWW
サーバSVへ送信して、データベースDB1,DB2に
設けられている求人情報データベースに記憶させる。
【0105】すなわち、Webtv端末WB1〜WBn
では、先ずステップ11aにおいて、求人の内容を表す
情報が文字データにより入力される。例えば、会社名や
職種、その詳細種、年齢、資格、報酬、労働時間、備考
が入力される。次にステップ11bにおいて、ディジタ
ルカメラにより撮像した会社の画像データが入力され
る。そして、入力が終了すると、この求人情報はWeb
tv端末WB1〜WBnから公衆網PNW及びインター
ネットINWを介してWWWサーバSVに送信される。
WWWサーバSVでは、求人者のWebtv端末WB1
〜WBnから求人情報が到来するごとに、この求人情報
をステップ11cにおいてデータベースDB1,DB2
の求人情報データベースに記憶させる。
【0106】一方求職者は、自己のパーソナル・コンピ
ュータPC1〜PCm或いは携帯端末MS1〜MSkを
使用して希望する仕事の条件を入力し、WWWサーバS
V側に登録する。
【0107】すなわち、パーソナル・コンピュータ又は
携帯端末では、ステップ12aにおいて、WWWサーバ
SVからダウンロードされたウエブページに従い、先ず
自身の名前、電話番号及びメールアドレス等の求職者識
別情報が入力される。次に、希望する仕事の条件が入力
される。例えば、職種、勤務エリア、報酬及び労働時間
が入力される。そして、入力が終了するとこれらの情報
は、電子メール本文に挿入されたのち、公衆網PNW及
びインターネットINWを介してWWWサーバSVへ送
信される。WWWサーバSVは、この電子メールにより
受信した登録情報を、データベースDB1,DB2に設
けられている求職者情報データベースに登録する。
【0108】さて、求職者から希望する仕事の条件を指
定した登録情報が到来すると、WWWサーバSVはステ
ップ12bにおいてデータベースDB1,DB2の求人
情報データベースを検索し、ステップ12cで上記希望
条件に該当する求人情報の有無を判定する。そして、希
望条件に該当する求人情報が見付かると、この求人情報
と求人者の案内情報を電子メール本文に挿入又は添付し
て、登録元の求職者端末へ即時配信する。
【0109】求職者のパーソナル・コンピュータ又は携
帯端末では、WWWサーバSVから電子メールが到来す
ると、ステップ12dにおいてこの電子メール本文に挿
入又は添付されている求人情報が表示器に表示される。
このとき、求人情報は求人内容の詳細を示す文字データ
と求人の外観を示す画像データとから構成される。この
ため、求職者は文字データからだけではなく、画像デー
タによって会社の外観等を一目で明瞭に確認することが
可能となる。さらにこの場合、画像データをカラー画像
としておけば、色についても一目で確認できるようにな
り、さらに効果的な表示が可能となる。
【0110】求職者がこの表示された求人情報の中に希
望する求人を見付け、求人情報の選択操作を行ったとす
る。そうすると求職者の端末は、ステップ12eからス
テップ12fに移行し、ここで上記選択した求人情報の
案内情報を表示する。この状態で求職者が、表示された
上記案内情報に含まれる求人者の電話番号をカーソルに
より選択して発信ボタンを押したとする。そうすると、
上記求人者に対する発信動作が自動的に行われる。そし
て、この発信に対し求人者の人事担当者が応答すると、
以後求職者と人事担当者との間で通話による商談が可能
となる。なお、問い合わせや面談の申し込みは、求人者
の案内情報に含まれているメールアドレスを利用して、
電子メールによって行うことも可能である。
【0111】これに対し、表示された求人情報リストの
中から希望する求人が見付からなかった場合には、求職
者はステップ12eにおいて受信メール中の選択項目
「希望求人なし」を選択した上で返信ボタンを操作す
る。そうすると、「希望求人なし」メッセージが電子メ
ールによりWWWサーバSVに返信される。
【0112】一方、WWWサーバSVがステップ12b
においてデータベースDB1,DB2を検索した結果、
希望条件に該当する求人情報が見付からなかったとす
る。この場合WWWサーバSVは、「希望求人なし」メ
ッセージを電子メールにより登録元の求職者端末に向け
送信する。求職者端末では、電子メールにより送られた
上記「希望求人なし」メッセージがステップ12gにお
いて表示器に表示され、求職者はこのメッセージにより
現時点で希望する求人が登録されていないことを知るこ
とができる。
【0113】また、希望条件に該当する求人情報が見付
からなかった場合、WWWサーバSVはステップ12h
に移行し、ここで該当する登録情報の登録期間が予め設
定した検索期間、例えば一ヶ月を超えたか否かを判定す
る。そして、検索期間内であれば、一定時間間隔、例え
ば1時間おきにステップ12bに戻って希望条件に該当
する求人情報の検索を繰り返す。なお、この繰り返し検
索処理は、求職者端末から「希望求人なし」メッセージ
が返信された場合にも行われる。そして、この繰り返し
検索処理により該当する求人情報が見付かると、WWW
サーバSVはこの求人情報と求人者の案内情報を電子メ
ール本文に挿入又は添付して、登録元の求職者端末へ配
信する。
【0114】すなわち、求職者が希望する仕事の条件を
登録した時点で該当する求人情報が見付からなかったと
しても、検索期間内に求人者から該当する求人情報が登
録されれば、その時点でこの求人情報が求職者に電子メ
ールにより通知されることになる。したがって、求職者
は同一の登録情報を何度もWWWサーバSVに登録し直
す必要がなくなり、これにより求職者の登録操作性の向
上が図られる。また、求職者端末からの発信を低減して
通信トラフィックの増大を抑制することができる。
【0115】なお、上記繰り返し検索を行っても上記検
索期間内に該当する求人情報が見付からなかった場合に
は、WWWサーバSVは検索期間が経過した時点でステ
ップ12iに移行して、ここで上記登録情報をデータベ
ースから削除する。したがって、旧い登録情報による検
索処理が半永久的に続く不具合は防止され、これにより
WWWサーバSVの処理負荷の増大を抑制できる。
【0116】また、該当する求人情報の配信に対し、求
職者の端末からWWWサーバSVに対し好みの求人者が
見付かった旨のメッセージを返送し、このメッセージの
返送を受けてWWWサーバSVが該当する登録情報を検
索期間の満了を待たずに削除するようにしてもよい。こ
のようにすると、実質的に検索の必要がなくなった登録
情報による検索処理が以後行われなくなり、これにより
WWWサーバSVの処理負荷をさらに軽減することが可
能となる。
【0117】一方、データベースDB1,DB2の求人
情報データベースに記憶された求人情報は、登録元の求
人者が任意に修正又は削除することが可能である。例え
ば、採用が決定して求人者のオペレータがWebtv端
末においてステップ11dで該当する求人情報の削除操
作を行ったとする。そうすると、WWWサーバSVから
自己が登録した求人情報のデータリストがダウンロード
され、このリスト中の削除対象の求人情報を選択すると
その内容が表示される。
【0118】そして、この内容を確認したのちオペレー
タが削除を指示すると、当該求人情報の削除要求がWW
WサーバSVに送られる。WWWサーバSVは、この削
除要求を受け取ると、ステップ11eにおいてデータベ
ースDB1,DB2から該当する求人情報を削除する。
【0119】ところで、求人者は一般にWWWサーバS
Vへの求人情報の登録については逐次行うが、募集が終
了した求人滋養法情報の削除処理については忘れがちに
なる傾向がある。そこで、本実施形態のシステムでは次
のように求人情報の管理を行っている。
【0120】すなわち、WWWサーバSVは、ステップ
11fにおいてデータベースDB1,DB2に蓄積中の
各求人情報について、蓄積した時点から一定期間、例え
ば1ヶ月が経過したか否かを監視する。そして、1ヶ月
が経過した求人情報が抽出されると、「保存期間経過」
メッセージを作成してこのメッセージを登録元の求人者
のWebtv端末へ送信する。
【0121】これに対しWebtv端末では、WWWサ
ーバSVから「保存期間経過」メッセージが到来する
と、このメッセージが表示される。オペレータは、この
保存期間が経過した求人情報について蓄積を継続するか
削除するかを決定し、その旨をWebtv端末において
指定入力する。そうするとWebtv端末は、この入力
情報をもとにステップ11hで更新処理の要否を判定
し、この判定結果を示す要求データをWWWサーバSV
へ送信する。
【0122】WWWサーバSVは、Webtv端末から
到来する要求データが更新を要求するものであれば、ス
テップ11jにおいて該当する求人情報の蓄積を更新す
る処理を行う。これに対し、Webtv端末から到来す
る要求データが削除を要求するものであれば、ステップ
11iにおいて該当する求人情報をデータベースDB
1,DB2の求人情報データベースから削除する。
【0123】したがって、求人者のオペレータが仮に採
用が決まった求人に関する求人情報の削除処理を忘れた
としても、この不要となった求人情報が半永久的に残留
する不具合は防止される。
【0124】以上述べたように第3の実施形態では、複
数の求人者がWebtv端末WB1〜WBnを用いてイ
ンターネットINW上のWWWサーバSV側に自社の案
内情報と求人情報を登録すると共に、求職者が希望する
仕事の条件を自己の端末から上記WWWサーバSV側に
登録する。そして、WWWサーバSVにおいて、この求
職者が希望する仕事の条件に該当する求人情報をデータ
ベースから検索し、見付かればその時点でこの求人情報
及び求人者の案内情報を電子メール本文に挿入又は添付
して求職者端末に通知する。一方見付からなかった場合
には、予め設定した検索期間あるいは求人者が任意に設
定した検索期間に限り、上記希望条件に該当する求人情
報の検索を一定の時間間隔で繰り返し行う。そして、該
当する求人情報が見付かった時点でその求人情報及び求
人者の案内情報を電子メール本文に挿入又は添付して求
職者の端末に通知するようにしている。
【0125】したがって、求職者は自身が希望する仕事
の条件をWWWサーバSVに登録しておくだけでよく、
該当する求人情報の検索処理及び配信処理はすべてWW
WサーバSVにおいて行われる。このため、求職者は希
望する仕事をウエブページ上で自身が検索操作して探す
必要がなく、またウエブページの内容が変更された場合
に自身で頻繁に検索する必要もない。したがって、希望
する求人情報を簡単かつ短時間に取得することが可能と
なる。
【0126】また、情報提供者である求人者にとって
は、自己が提供しようとする求人情報を、広告業者など
の第三者やウエブページの運用管理者に頼ることなく、
Webtv端末WB1〜WBnから自身で直接WWWサ
ーバSVに登録することができるので、常に最新の情報
をいち早く求職者に提供できる。このため、企業は不足
する人材を短期間のうちに補充することができる。
【0127】さらに第3の実施形態では、各求人者から
WWWサーバSV側に提供された各求人情報ごとにその
保存期間が所定の期間を超えたか否かを監視している。
そして、保存期間が所定の期間を超える求人情報が抽出
された場合には、当該求人情報を提供した求人者に対し
当該求人情報を更新するかあるいは削除するかについて
問い合わせ、この問い合わせに対する求人者からの回答
に従い該当する求人情報を更新又は削除するようにして
いる。
【0128】したがって、求人側の人事担当者が、採用
が決定した求人に関する情報の削除を忘れても、この不
要な求人情報を自動的に削除することができる。このた
め、蓄積された求人情報の信頼性低下を防ぎ、求職者に
は常に有効性の高い求人情報を配信することができる。
【0129】(第4の実施形態)この発明に係わる情報
配信サービスシステムとその方法の第4の実施形態は、
複数の不動産業者がインターネット情報端末を用いてイ
ンターネット上のサーバ装置に不動産情報を伝送してデ
ータベースに登録すると共に、利用者が希望する不動産
物件の条件を自身のパーソナル・コンピュータ又は携帯
端末から上記サーバ装置に登録する。そして、サーバ装
置において、この利用者の希望条件に該当する不動産情
報を上記データベースから検索し、見付かればその時点
でこの不動産情報を電子メール本文に挿入又は添付して
消費者の端末に通知する。一方見付からなかった場合に
は、一定期間に渡り上記希望条件に該当する不動産情報
の検索を繰り返し、これにより該当する不動産情報が見
付かった時点でその不動産情報を電子メール本文に挿入
又は添付して消費者の端末に通知するようにしたもので
ある。
【0130】図13はその手順の概要を示すシーケンス
図、図14及び図15はそれぞれWWWサーバSVと消
費者端末としてのパーソナル・コンピュータPC1〜P
Cm又は携帯端末MS1〜MSkとの間、およびWWW
サーバSVと不動産業者のWebtv端末WB1〜WB
nとの間の制御手順及びその内容を示すフローチャート
である。なお、この第4の実施形態においても、システ
ム構成は前記図1と同一なのでここでの説明は省略す
る。
【0131】先ず各不動産業者では、サービスの利用に
先立ち、オペレータがWebtv端末WB1〜WBnを
用いて自社または自店の案内情報を入力し、この案内情
報を公衆網PNW及びインターネットINWを介してW
WWサーバSVへ送信する。WWWサーバSVは、各不
動産業者のWebtv端末WB1〜WBnから案内情報
が到来すると、この案内情報をデータベースDB1,D
B2に設けられた販売店情報データベースに記憶させ
る。
【0132】なお、上記Webtv端末WB1〜WBn
における案内情報の入力は、WWWサーバSVからダウ
ンロードされるウエブページを利用して行われ、不動産
業者の名称や住所、電話番号、ファクシミリ番号、メー
ルアドレス等の連絡先情報と、交通アクセス及びその地
図情報等が入力される。またこのとき、広告情報や催し
物、掘り出し物件の情報等の販促情報も追加入力しても
よい。
【0133】さて、この状態で各不動産業者は、売り出
し物件が発生するごとに、オペレータがWebtv端末
WB1〜WBnを使用して当該不動産物件に関する不動
産情報を入力する。この不動産情報はWebtv端末W
B1〜WBnからWWWサーバSVへ伝送され、データ
ベースDB1,DB2に設けられている不動産情報デー
タベースに記憶される。
【0134】すなわち、Webtv端末WB1〜WBn
では、先ずステップ14aにおいて、売り出し物件の内
容を表す情報が文字データにより入力される。例えば、
住所、最寄り駅からの距離、土地面積、建築面積、築年
数、価格、オプション装備の内容やリフォームの有無等
を表す備考が入力される。次にステップ14bにおい
て、ディジタルカメラにより撮像した不動産物件の画像
データが入力される。そして、入力が終了するとこの不
動産情報はWebtv端末WB1〜WBnから公衆網P
NW及びインターネットINWを介してWWWサーバS
Vに送信される。WWWサーバSVでは、不動産業者の
Webtv端末WB1〜WBnから不動産情報が到来す
るごとに、この不動産情報をステップ14cにおいてデ
ータベースDB1,DB2の不動産情報データベースに
記憶させる。
【0135】一方消費者は、自己のパーソナル・コンピ
ュータPC1〜PCm或いは携帯端末MS1〜MSkを
使用して希望する不動産物件の条件を入力し、WWWサ
ーバSV側に登録する。
【0136】すなわち、パーソナル・コンピュータ又は
携帯端末では、ステップ15aにおいて、WWWサーバ
SVからダウンロードされたウエブページに従い、先ず
消費者自身の名前、電話番号及びメールアドレス等の消
費者識別情報が入力される。次に、希望する不動産物件
の条件が入力される。例えば、物件の種類、エリア、土
地及び建物の面積、価格のうちの少なくとも一つが入力
される。そして、入力が終了するとこれらの情報は、電
子メール本文に挿入されたのち、公衆網PNW及びイン
ターネットINWを介してWWWサーバSVへ送信され
る。WWWサーバSVは、この電子メールにより受信し
た登録情報を、データベースDB1,DB2に設けられ
ている消費者情報データベースに登録する。
【0137】さて、消費者から希望する不動産物件の条
件を指定した登録情報が到来すると、WWWサーバSV
はステップ15bにおいてデータベースDB1,DB2
の不動産情報データベースを検索し、ステップ15cで
上記希望条件に該当する不動産情報の有無を判定する。
そして、希望条件に該当する不動産情報が見付かると、
この不動産情報をその提供元の不動産業者の案内情報と
共に電子メール本文に挿入又は添付して、登録元の消費
者端末へ即時配信する。
【0138】消費者のパーソナル・コンピュータ又は携
帯端末では、WWWサーバSVから電子メールが到来す
ると、ステップ15dにおいてこの電子メール本文に挿
入又は添付されている不動産情報が表示器に表示され
る。このとき、不動産情報は不動産物件の詳細を示す文
字データと不動産物件の外観を示す画像データとから構
成される。このため、消費者は文字データからだけでは
なく、画像データによって不動産物件の外観や程度等を
一目で明瞭に確認することが可能となる。さらにこの場
合、不動産物件の画像データをカラー画像としておけ
ば、色についても一目で確認できるようになり、さらに
効果的な表示が可能となる。
【0139】消費者がこの表示された不動産情報の中に
希望する不動産物件を見付け、物件の選択操作を行った
とする。そうすると消費者端末は、ステップ15eから
ステップ15fに移行し、ここで上記選択した物件を取
り扱っている不動産業者の案内情報を表示する。この状
態で消費者が、表示された上記案内情報に含まれる不動
産業者の電話番号をカーソルで選択して発信ボタンを押
したとする。そうすると、上記不動産業者に対する発信
動作が自動的に行われる。そして、この発信に対し不動
産業者の営業担当者が応答すると、以後消費者と営業担
当者との間で通話による問い合わせおよび商談が可能と
なる。なお、問い合わせや商談の申し込みは、不動産業
者の案内情報に含まれているメールアドレスを利用し
て、電子メールによって行うことも可能である。
【0140】これに対し、表示された不動産情報の中か
ら希望する不動産物件が見付からなかった場合には、消
費者はステップ15eにおいて受信メール中の選択項目
「希望物件なし」を選択した上で返信ボタンを操作す
る。そうすると、「希望物件なし」メッセージが電子メ
ールによりWWWサーバSVに返信される。
【0141】一方、WWWサーバSVがステップ15b
においてデータベースDB1,DB2を検索した結果、
希望条件に該当する不動産情報が見付からなかったとす
る。この場合WWWサーバSVは、「希望物件なし」メ
ッセージを電子メールにより登録元の消費者端末に向け
送信する。消費者端末では、電子メールにより送られた
上記「希望物件なし」メッセージがステップ15gにお
いて表示器に表示され、消費者はこのメッセージにより
現時点で希望する不動産物件が登録されていないことを
知ることができる。
【0142】また、希望条件に該当する不動産情報が見
付からなかった場合、WWWサーバSVはステップ15
hに移行し、ここで該当する登録情報の登録期間が予め
設定した検索期間、例えば1ヶ月を超えたか否かを判定
する。そして、検索期間内であれば、一定時間間隔、例
えば1日おきにステップ15bに戻って希望条件に該当
する不動産情報の検索を繰り返す。なお、この繰り返し
検索処理は、消費者端末から「希望物件なし」メッセー
ジが返信された場合にも行われる。そして、この繰り返
し検索処理により該当する不動産情報が見付かると、W
WWサーバSVはこの不動産情報とその提供元の不動産
業者の案内情報を電子メール本文に挿入又は添付して、
登録元の消費者端末へ配信する。
【0143】すなわち、希望する不動産物件の条件を登
録した時点で該当する不動産情報が見付からなかったと
しても、検索期間内に不動産業者から該当する不動産情
報が登録されれば、その時点でこの不動産情報が消費者
に電子メールにより通知されることになる。したがっ
て、消費者は同一の登録情報を何度もWWWサーバSV
に登録し直す必要がなくなり、これにより消費者の登録
操作性の向上が図られる。また、消費者端末からの発信
を低減して通信トラフィックの増大を抑制することがで
きる。
【0144】なお、上記繰り返し検索を行っても上記検
索期間内に該当する不動産情報が見付からなかった場合
には、WWWサーバSVは検索期間が経過した時点でス
テップ4iに移行して、ここで上記登録情報をデータベ
ースから削除する。したがって、旧い登録情報による検
索処理が半永久的に続く不具合は防止され、これにより
WWWサーバSVの処理負荷の増大を抑制できる。
【0145】一方、データベースDB1,DB2の不動
産情報データベースに記憶された不動産情報は、登録元
の不動産業者が任意に修正又は削除することが可能であ
る。例えば、不動産情報の消費者との商談が成立して不
動産物件の売却が決まり、不動産業者の営業担当者がW
ebtv端末においてステップ14dで該当する不動産
情報の削除操作を行ったとする。そうすると、WWWサ
ーバSVから自己が登録した不動産情報のデータリスト
がダウンロードされ、このリスト中の削除対象の不動産
情報を選択するとその内容が表示される。
【0146】そして、この内容を確認したのち営業担当
者が削除を指示すると、当該不動産情報の削除要求がW
WWサーバSVに送られる。WWWサーバSVは、この
削除要求を受け取ると、ステップ14eにおいてデータ
ベースDB1,DB2から該当する不動産情報を削除す
る。
【0147】ところで、不動産業者は一般にWWWサー
バSVへの不動産情報の登録については逐次行うが、売
却済みの不動産物件の削除処理については忘れがちにな
る傾向がある。そこで、本実施形態のシステムでは次の
ように不動産情報の管理を行っている。
【0148】すなわち、WWWサーバSVは、ステップ
14fにおいてデータベースDB1,DB2に記憶中の
各不動産情報について、記憶した時点から一定期間、例
えば3ヶ月が経過したか否かを監視する。そして、3ヶ
月が経過した不動産情報が抽出されると、「保存期間経
過」メッセージを作成してこのメッセージを登録元の不
動産業者のWebtv端末へ送信する。
【0149】これに対しWebtv端末では、WWWサ
ーバSVから「保存期間経過」メッセージが到来する
と、このメッセージが表示される。営業担当者は、この
保存期間が経過した不動産情報について蓄積を継続する
か削除するかを決定し、その旨をWebtv端末におい
て指定入力する。そうするとWebtv端末は、この入
力情報をもとにステップ3hで更新処理の要否を判定
し、この判定結果を示す要求データをWWWサーバSV
へ送信する。
【0150】WWWサーバSVは、Webtv端末から
到来する要求データが更新を要求するものであれば、ス
テップ14jにおいて該当する不動産情報の蓄積を更新
する処理を行う。これに対し、Webtv端末から到来
する要求データが削除を要求するものであれば、ステッ
プ14iにおいて該当する不動産情報をデータベースD
B1,DB2の不動産情報データベースから削除する。
【0151】したがって、不動産業者の営業担当者が仮
に売却済みの物件に関する不動産情報の削除処理を忘れ
たとしても、この不要となった不動産情報が半永久的に
残留する不具合は防止される。
【0152】なお、WWWサーバSVに蓄積した不動産
情報は、一般消費者と不動産業者との間の商談に止まら
ず、不動産業者間の商談にも利用できる。
【0153】以上述べたように第4の実施形態では、複
数の不動産業者がWebtv端末WB1〜WBnを用い
てインターネットINW上のWWWサーバSVに自店の
案内情報と売り出し物件の不動産情報を登録すると共
に、消費者が希望する物件の条件を自己の端末から上記
WWWサーバSV側に登録する。そして、WWWサーバ
SVにおいて、この消費者の希望条件に該当する不動産
情報をデータベースから検索し、見付かればその時点で
この不動産情報及び営業所の案内情報を電子メール本文
に挿入又は添付して消費者端末に通知する。一方見付か
らなかった場合には、予め設定されるかあるいは消費者
が任意に設定した検索期間に限り、上記希望条件に該当
する不動産情報の検索を一定の時間間隔で繰り返し行
い、これにより該当する不動産情報が見付かった時点で
その不動産情報及び営業所の案内情報を電子メール本文
に挿入又は添付して消費者の端末に通知するようにして
いる。
【0154】したがって、消費者は自身が希望する不動
産物件の条件をWWWサーバSVに登録しておくだけで
よく、該当する不動産情報の検索処理及び配信処理はす
べてWWWサーバSVにおいて行われる。このため、消
費者は希望する物件をウエブページ上で自身が検索操作
して探す必要がなく、またウエブページの記載内容が変
更された場合に自身で頻繁に検索する必要もない。した
がって、希望する不動産情報を簡単かつ短時間に取得す
ることが可能となる。
【0155】また、情報提供者である不動産業者にとっ
ては、自己が提供しようとする不動産情報を、広告業者
などの第三者やウエブページの運用管理者に頼ることな
く、Webtv端末WB1〜WBnから自身で直接WW
WサーバSVに登録することができるので、常に最新の
情報をいち早く利用者に提供できる。このため、例えば
不動産業者であれば、売却対象物件を短期間のうちに売
却することが可能となる。
【0156】さらに第4の実施形態では、各不動産業者
からWWWサーバSV側に提供された各不動産情報ごと
にその保存期間が所定の期間を超えたか否かを監視し、
保存期間が所定の期間を超える不動産情報が抽出された
場合には、当該不動産情報を提供した不動産業者に対し
当該不動産情報を更新するかあるいは削除するかについ
て問い合わせ、この問い合わせに対する不動産業者から
の回答に従い該当する不動産情報を更新又は削除するよ
うにしている。
【0157】したがって、不動産業者の営業担当者が売
買契約の成立した物件や売却不能と判断した物件に関す
る不動産情報の削除を忘れても、この不要な不動産情報
は自動的に削除されることになる。このため、蓄積され
た不動産情報の信頼性低下を防ぎ、利用者には常に有効
性の高い不動産情報を配信することができる。
【0158】(第5の実施形態)この発明に係わる情報
配信サービスシステムとその方法の第5の実施形態は、
銀行や証券会社等の金融機関が、インターネット上の第
三者のサーバ装置に利用者が保有する口座に関する情報
及び残高情報を伝送して金融情報配信用データベースに
登録すると共に、利用者が自己の口座について通知を希
望する条件をパーソナル・コンピュータ又は携帯端末か
ら上記サーバ装置に予め登録する。そして、サーバ装置
において、利用者が保有する口座の状態が利用者により
予め登録された条件に該当する状態になったかどうか
を、一定期間に渡り上記データベースの記憶データをも
とに繰り返し判定し、その判定結果を表すメッセージ情
報を電子メール本文に挿入又は添付して利用者の端末に
通知するようにしたものである。
【0159】図16は、この実施形態に係わる金融情報
配信サービスの概要を示すシーケンス図、図17及び図
18はそれぞれWWWサーバSVと利用者(預金者)端
末としてのパーソナル・コンピュータPC1〜PCm又
は携帯端末MS1〜MSkとの間、および第三者が運営
するWWWサーバSVと金融機関が運用する銀行サーバ
BKとの間の制御手順及びその内容を示すフローチャー
トである。
【0160】銀行サーバBKには、第1のデータベース
DB4及び第2のデータベースDB5が設けてある。第
1のデータベースDB4には、各預金者の口座番号や暗
証番号等の口座情報と、当該口座の残高が記憶される。
第2のデータベースDB5には、残高不足が発生する口
座のリストが記憶される。
【0161】銀行サーバBKは、預金者が金融情報配信
サービスの提供を受けるための申し込みを行ったとき
に、ステップ17aにおいて、上記第1のデータベース
DB4に登録されている該当する預金者の口座情報及び
残高をWWWサーバSVに転送して金融情報配信用デー
タベースに記憶させる。また、その後上記該当する預金
者の口座の残高が変化した場合に、残高変更通知をWW
WサーバSVに転送して金融情報配信用データベース中
の該当する口座の残高を更新させる。
【0162】また銀行サーバBKは、ステップ17bに
おいてクレジット会社等から代金の引き落としリストが
送られた場合に、このリストに従いステップ17cにお
いて該当する預金者の口座から代金の引き落としが可能
であるか否かを判定する。そして、残高不足が発生する
口座がある場合にはそのリストを作成し、第2のデータ
ベースDB5に格納する。また、この第2のデータベー
スDB5に記憶されたリストを、ステップ17dにおい
てWWWサーバSVに転送する。
【0163】これに対し、WWWサーバSVに付属する
データベースDB1,DB2には、金融情報配信用デー
タベースが設けてある。WWWサーバSVは、預金者が
金融情報配信サービスの提供を受けるための申し込みを
行ったときに、情報提供元となる金融機関のサーバBK
から転送される該当する預金者の口座情報及びその残高
を受信して、金融情報配信用データベースに記憶する。
そして、以後上記銀行サーバBKから残高変更通知が転
送されるごとに、金融情報配信用データベース中の該当
する口座の残高を更新する。また、銀行サーバBKから
残高不足が発生する口座のリストが到来した場合には、
このリストに従い該当する口座に対応付けて不足残高を
記憶する。
【0164】なお、金融情報配信用データベースに記憶
される各預金者の口座情報には、利用者別のお奨め金融
商品の情報、金融機関の営業案内や広告の情報等の付属
情報を、銀行サーバBKから転送して記憶することも可
能である。
【0165】一方、預金者は自己のパーソナル・コンピ
ュータPC1〜PCm或いは携帯端末MS1〜MSkを
使用して、通知を希望する残高の条件をWWWサーバS
Vに登録する。
【0166】すなわち、預金者は、自己のパーソナル・
コンピュータPC1〜PCm又は携帯端末MS1〜MS
kにおいて、先ずステップ18aにおいて、WWWサー
バSVからダウンロードされたウエブページの記載事項
に従い、予めWWWサーバSVから割り当てられた預金
者自身の識別情報(IDコード)及びパスワードを入力
する。次に、予め用意された複数の通知条件の中から、
所望の通知条件を一つ選択指定する。そうすると、この
選択指定された通知条件は電子メール本文に挿入又は添
付されたのち、公衆網PNW及びインターネットINW
を介してWWWサーバSVへ送信される。WWWサーバ
SVは、この電子メールにより送られた通知条件を金融
情報配信用データベースに登録する。
【0167】なお、通知条件としては例えば次の3つが
用いられる。 預金残高が設定金額を上回ったとき、或いは下回った
ときに通知する。 残高不足が発生した場合に通知する。 指定日の残高を通知する。
【0168】さて、以上のように各預金者により通知条
件が登録されると、WWWサーバSVはステップ18c
において金融情報配信用データベースを検索し、該当す
る預金者口座の残高が上記通知条件を満たすか否かを判
定する。そして、残高が通知条件を満たすと、ステップ
18dにおいてその判定結果を電子メール本文に挿入す
るか又は添付して該当する預金者の端末へ送信する。
【0169】これに対し、預金者口座の残高が上記通知
条件を満たしていない場合には、上記登録されている通
知条件を用いて一定の時間間隔で上記判定処理を繰り返
す。なお、利用者から金融情報配信サービスの登録を解
除するための指示が到来した場合には、ステップ18i
からステップ18jに移行して、ここで該当する利用者
についての金融情報配信サービスの登録を金融情報配信
用データベースから削除する。
【0170】一方、預金者の端末は、WWWサーバSV
から電子メールにより残高の判定結果を表す通知メッセ
ージが到来すると、ステップ18eで通知条件を判別し
て通知メッセージの内容を表示器に表示する。
【0171】例えば、いま通知条件として上記が登録
してあったとすると、ステップ18hで「口座の残高が
設定金額を上回りました」又は「口座の残高が設定金額
より下回りました」が表示される。また、通知条件とし
て上記が登録されている場合には、残高不足が発生し
た旨のメッセージ、例えば「○○クレジットの引き落と
しに必要な残高が不足しています。不足金額は△△円で
す。」が表示器に表示される。さらに、通知条件として
上記が登録されている場合には、指定日になった時点
で、WWWサーバSVにより金融情報配信用データベー
スから該当する口座の残高が読み出され、電子メール本
文に挿入又は添付されて登録元の預金者端末へ配信され
る。登録元の預金者端末では、ステップ18fにおいて
「口座の残高は×××です」が表示器に表示される。
【0172】以上の通知メッセージが表示された場合、
預金者は金融機関に対し何らかの対応を指示することに
なるが、その対応方法には第1の方法と第2の方法とが
ある。第1の方法は、金融機関がインターネットを利用
した独自のサービスを行っている場合に用いられるもの
で、取引先の金融機関に対し預金者が直接電話をするか
又は電子メールを送って対応を指示する。
【0173】これに対し第2の方法は、金融機関がイン
ターネットを利用した独自のサービスを行っていない場
合に用いられるもので、預金者はWWWサーバSVを経
由して金融機関に対しアクセスする。このアクセスは、
先ずWWWサーバSVから与えられた識別情報及びパス
ワードを使用してWWWサーバSVのウエブページに対
しアクセスする。そして、このウエブページの指示に従
い、金融機関から与えられている口座番号等の識別情報
とパスワードを入力することにより金融機関のウエブペ
ージをアクセスすることによって行われる。
【0174】なお、WWWサーバSVから通知された電
子メールに、金融機関の電話番号又はメールアドレスが
挿入されている場合には、この電話番号に発呼して口頭
で対応策を指示するか、又はメールアドレスを用いて金
融機関に対し対応策を指示するための電子メールを送る
ようにしてもよい。
【0175】以上述べたように第5の実施形態では、金
融機関に代わって残高通知を行う機能を備えたWWWサ
ーバSVをインターネット上に設け、預金者から自己の
口座についての残高の通知条件を上記WWWサーバSV
に伝送して登録する。そして、WWWサーバSVにおい
て、金融機関から随時伝送される該当する預金者の残高
情報が、上記預金者が登録した通知条件に該当するか否
かを判定し、該当した時点でその旨のメッセージ情報を
電子メール本文に挿入するか又は添付して預金者の端末
に通知するようにしている。
【0176】したがって、預金者は自身の口座の残高に
関する通知条件をWWWサーバSVに登録しておくだけ
で、自身の口座の残高が設定金額を上回ったときや下回
ったとき、あるいは残高不足が発生した時点で、その旨
を即時明確に知ることができる。このため、預金者は金
融機関のウエブページ等を自身で頻繁にアクセスする必
要がなくなり、これにより自身の口座の残高状況を簡単
かつタイムリーに取得することが可能となる。
【0177】また、WWWサーバSVにおいて複数の金
融機関の口座残高を一括管理しているため、預金者は複
数の金融機関に口座を有している場合でも、これらの口
座についての残高状況の通知要求をWWWサーバSVに
登録しておくことで、各口座の残高状況をもれなく知る
ことができる。
【0178】一方、金融機関にとっては、各社ごとに金
融情報配信用のサーバ装置を設置する必要がなく、また
預金者に対し各社ごとに識別情報を割り当てて預金者の
認証処理等を行う必要がなくなるので、少ないシステム
構築費用及び運用管理費用で金融情報配信サービスを実
現することができる。また、金融機関のサーバ装置に対
し利用者が直接アクセスすることはないので、不法侵入
による情報漏洩等の発生を未然に防止することができ
る。
【0179】なお、以上の説明では預金者に対しその口
座の残高状況を通知する場合を例にとって説明したが、
株価や為替レートの変動を通知するようにしてもよく、
また預金者が希望する金融商品や株式を登録しておいて
希望する商品が売りに出された時点でその旨を預金者に
通知するようにしてもよい。
【0180】(第6の実施形態)この発明に係わる情報
配信サービスシステムとその方法の第6の実施形態は、
消費者からの商品の取り寄せ要求に対し、商店又は販売
店が自己の端末装置が予約情報を作成してインターネッ
ト上の情報配信サーバ装置に転送して登録する。またそ
れと共に、上記商店又は販売店において商品が入荷する
ごとにその入荷情報を商店又は販売店の端末装置から上
記情報配信サーバ装置に通知する。そして情報配信サー
バ装置において、上記消費者が登録した予約情報に対応
する商品の入荷が商店又は販売店から通知された時点
で、その旨のメッセージを電子メールにより登録元の消
費者端末に通知するようにしたものである。
【0181】図19は、商品の入荷情報を配信するサー
ビスの概要を示すシーケンス図、図20は情報配信サー
バ装置としてのWWWサーバSVと商店や販売店が所有
する販売店端末NSとの間、及びこの販売店端末NSと
消費者端末との間の制御手順及びその内容を示すフロー
チャートである。
【0182】消費者は、ステップ20aにおいて、自身
のパーソナル・コンピュータPC1〜PCm又は携帯端
末MS1〜MSkを用いて販売店端末NSのウエブペー
ジに対しアクセスし、購入を希望する商品の取り寄せ又
は予約を要求する情報(以後予約情報と総称する)を送
信する。販売店端末NSは、消費者端末から商品の予約
情報が到来すると、この予約情報をインターネット上の
WWWサーバSVへ転送する。予約情報には、商品の識
別情報と、販売店の識別情報と、予約元の消費者の識別
情報が含められる。例えば、販売店の識別情報として
は、例えばこの販売店端末に割り当てられた電話番号又
はメールアドレスが用いられ、また消費者の識別情報に
は当該消費者端末の電話番号又はメールアドレスが用い
られる。
【0183】WWWサーバSVは、販売店端末NSから
予約情報が到来すると、ステップ20bにおいて、この
予約情報を販売店の識別情報に対応付けてデータベース
DB6に登録する。以後同様に、消費者から販売店に対
し商品の取り寄せ又は予約の要求が到来するごとに、そ
の予約情報が販売店端末NSからWWWサーバSVに転
送されてデータベースDB6に登録される。
【0184】さて、上記予約情報の受付及び登録を行う
と販売店端末NSは、メーカ或いは問屋等に対し商品の
発注を行う。そして、この発注後に対応する商品が入荷
すると、ステップ20cで入荷情報を作成してこの入荷
情報をWWWサーバSVへ即時送信する。このとき入荷
情報にも、販売店の識別情報、及び予約元の消費者の識
別情報が含められる。
【0185】WWWサーバSVは、販売店端末NSから
入荷情報が到来すると、ステップ20dにおいてこの入
荷情報をデータベースDB6に記憶する。そして、ステ
ップ20eにおいてこの入荷情報を登録済みの予約情報
と照合し、対応する予約情報が見付かると、ステップ2
0fで商品の入荷を知らせるためのメッセージを作成
し、このメッセージを電子メール本文に挿入して予約元
の消費者端末に向け送信する。この電子メールの宛先ア
ドレスには、予約情報に含まれている予約元の消費者端
末のメールアドレスが挿入される。
【0186】なお、予約情報に含まれている電話番号を
もとに予約元の消費者端末に対し発呼し、音声合成技術
を用いて商品の入荷を知らせるための音声メッセージを
作成して、この音声メッセージを消費者端末に送信する
ようにしてもよい。
【0187】また、WWWサーバSVにおいて、受信し
た各予約情報にそれぞれ受信時刻を表すタイムスタンプ
を付けて登録する。そして、入荷情報が到来した場合
に、該当する予約情報が複数個登録されている場合に
は、そのタイムスタンプをもとにこれらの予約情報の中
から予約時刻のもっとも早いものを選択するとよい。
【0188】以上のように第6の実施形態では、消費者
からの商品の取り寄せ又は予約要求に対応した予約情報
と、商品の入荷情報のすべてが、販売店端末NSからW
WWサーバSVに転送されて登録される。そして、WW
WサーバSVにおいて、予約情報と入荷情報との照合が
行われ、一致した場合に希望商品の入荷を知らせるメッ
セージが予約元の消費者端末に通知される。
【0189】したがって、消費者は希望商品の取り寄せ
又は予約の要求を販売店の端末装置に通知しておくだけ
で、希望商品が入荷すると即時その旨を知ることとがで
きる。また販売店にとっては、在庫を生じさせることな
く販売を行えるので、効率的な販売を行うことができ
る。しかも、販売店は自身で予約情報と入荷情報との照
合及び消費者への通知処理を行う必要がなくなり、事務
処理を大幅に省力化することができる。これは、個人商
店等のように規模が比較的小さい販売店において特に有
効である。
【0190】(第7の実施形態)この発明に係わる情報
配信サービスシステムとその方法の第7の実施形態は、
法律が改正された場合や、裁判所で新たな判例が示され
た場合に、法律家協会や学会、官庁等の情報管理団体が
その内容を報知するための法律更新情報を作成し、イン
ターネット上の第三者のサーバ装置に伝送してデータベ
ースの記憶内容を更新する。また、大学や法律事務所等
の利用者が、通知を希望する法律情報の種類又は内容、
つまり通知条件をパーソナル・コンピュータや携帯端末
等の情報端末を用いて上記サーバ装置に登録する。そし
て、サーバ装置において、そのデータベースに記憶され
た法律情報が情報管理団体からの更新情報に従って更新
された場合に、この更新情報が利用者から登録された通
知条件に該当するものであるか否かを判定し、該当する
ものである場合に更新が行われた旨或いは更新された法
律情報自体を電子メールにより利用者の端末に配信する
ようにしたものである。
【0191】図21は、この第7の実施形態に係わる専
門情報配信サービスの概要を示すシーケンス図、図22
は情報管理団体のサーバSSと第三者が運営するWWW
サーバSVとの間、及びWWWサーバSVと利用者(大
学や法律事務所等)の端末PC,MSとの間の制御手順
及びその内容を示すフローチャートである。
【0192】情報管理団体は、例えば弁護士会、弁理士
会及び税理士会等の法律家協会や、官庁、学術団体であ
り、法律や条約、判例等を記憶したデータベースDB7
を備えている。この情報管理団体のサーバSSは、改正
法が施行されたり新たな判例が出されると、例えばその
新たな条文又はその要約文等を作成して、この法律情報
を公衆網およびインターネットを経由してWWWサーバ
SVに伝送する。WWWサーバSVは、上記情報管理団
体のサーバSSから新たな法律情報が到来すると、ステ
ップ22aにおいてデータベースDB8に記憶されてい
る過去の対応する法律情報をこの新たな法律情報に更新
する。
【0193】一方利用者は、自身の端末PC,MSを使
用してWWWサーバSVのウエブページをアクセスし、
このウエブページに記載された登録の手順に従い、通知
を希望する法律情報の種類又は内容、つまり通知条件を
入力する。この入力された通知条件は、ステップ22b
により利用者端末から公衆網及びインターネットを経由
してWWWサーバSVへ送られ、登録される。
【0194】WWWサーバSVは、ステップ22dにお
いて、上記利用者端末PC,MSにより登録された通知
条件とデータベースDB8に記憶された各種法律情報と
を、データベースDB8の内容が更新されるごとに照合
する。そして、通知条件に該当する法律情報が更新され
ると、ステップ22eにおいてこの更新がなされた旨の
メッセージ或いは更新後の法律情報を電子メール本文に
挿入又は添付して利用者端末へ送信する。利用者端末で
は、上記WWWサーバSVから送られた電子メールが一
旦記憶され、利用者の操作に従いこの電子メール本文に
挿入又は添付されているメッセージ又は法律情報がステ
ップ22hにより表示器に表示される。
【0195】なお、WWWサーバSVは、利用者端末か
ら通知条件の登録を削除するための指示が到来するまで
上記照合処理及び通知処理を繰り返し実行する。そし
て、上記削除指示が到来するとステップ22fからステ
ップ22gに移行して、該当する通知条件の登録をデー
タベースから削除する。
【0196】以上のように第7の実施形態では、利用者
端末からWWWサーバSVに通知を希望する法律情報の
通知条件を登録しておく。そして、情報管理団体のサー
バSSによりWWWサーバSVに記憶されている法律情
報が更新された場合に、この更新された法律情報が上記
通知条件に該当するか否かを判定し、通知条件に該当す
る場合に当該法律情報又はその更新の発生を電子メール
により登録元の利用者に通知するようにしている。
【0197】したがって、利用者は通知を希望する法律
情報の通知条件をWWWサーバSVに登録しておくだけ
で、関心のある法律改正が行われた場合や判例が出され
た時点で、その旨又は内容を即時知ることが可能とな
る。このため、利用者は自ら情報管理団体のデータベー
スをアクセスする必要がなくなり、これにより簡単かつ
迅速に関心のある法改正を確認することができる。
【0198】一方、情報管理団体にとっては、独自に情
報公開用のサーバ装置等を設置する必要がなくなるの
で、少ないシステム構築費用及び運用管理費用で法律情
報の公開を実現することができる。また、情報管理団体
のサーバ装置に対し利用者が直接アクセスすることはな
いので、不法侵入による情報の改竄等の発生を未然に防
止することができる。
【0199】なお、以上の説明では法律情報の更新を通
知する場合を例にとったが、それに限らず物理学や工
学、医学等の学術団体が発行する論文等の最新学術情報
を利用者に通知するようにしてもよい。
【0200】(第8の実施形態)この発明に係わる情報
配信サービスシステムとその方法の第8の実施形態は、
警察庁、各都道府県の警察本部又は各所轄警察署におい
て、新たな指名手配や捜索願、捜査情報等の警察指令が
発令された場合に、警察のサーバ装置において警察指令
情報を作成してインターネット上の第三者のサーバ装置
に伝送してデータベースに記憶させる。一方、各警察官
又は捜査員は、通知を希望する警察指令情報の種類又は
内容、つまり通知条件を自身のパーソナル・コンピュー
タや携帯電話機、警察無線機等の携帯情報端末を用いて
上記サーバ装置に登録する。そして、サーバ装置におい
て、そのデータベースに新たな警察指令情報が記憶され
るか或いは記憶情報が更新されると、この新たに記憶又
は更新された警察指令情報が警察官又は捜査員から登録
された通知条件に該当するものであるか否かを判定し、
該当するものである場合に当該警察指令情報を電子メー
ルにより警察官又は捜査員の携帯情報端末に通知するよ
うにしたものである。
【0201】図23は、この第8の実施形態に係わる警
察指令情報配信サービスの概要を示すシーケンス図、図
24は警察サーバKSと第三者が運営するWWWサーバ
SVとの間、及びWWWサーバSVと利用者である警察
官又は捜査員の端末PC,MSとの間の制御手順及びそ
の内容を示すフローチャートである。
【0202】警察サーバKSには、指名手配や捜索願、
捜査情報等の警察指令情報を記憶したデータベースDB
9が設けてある。警察サーバKSは、新たな指名手配や
捜索願、捜査情報が発令されると、その警察指令情報を
データベースDB9から読み出して、公衆網およびイン
ターネットを経由してWWWサーバSVに伝送する。W
WWサーバSVは、各警察署等から発令された警察指令
情報を統括して管理するデータベースDB10を有して
おり、上記警察サーバKSから新たな指名手配や捜索
願、捜査情報等を指令するための警察指令情報が送信さ
れると、ステップ24aにおいて当該警察指令情報をデ
ータベースDB10に記憶するか、又は既に記憶されて
いる対応する旧い情報を更新する。
【0203】一方利用者である警察官又は捜査員は、自
身の端末PC,MSを使用してWWWサーバSVのウエ
ブページをアクセスし、このウエブページに記載された
登録の手順に従い、通知を希望する警察指令情報の種類
又は内容、つまり通知条件を入力する。この入力された
通知条件は、ステップ24bにより利用者端末から公衆
網及びインターネットを経由してWWWサーバSVへ送
られ、登録される。
【0204】WWWサーバSVは、データベースDB1
0に新たな警察指令情報が記憶されるか又は記憶情報が
更新されると、ステップ24dにおいて、この新たに記
憶又は更新された警察指令情報を、上記利用者端末P
C,MSにより登録された通知条件と照合する。そし
て、上記新たな警察指令情報が通知条件に該当すると、
ステップ24eにおいてこの新たな警察指令情報を電子
メール本文に挿入又は添付して警察官又は捜査員の端末
へ送信する。警察官又は捜査員の携帯情報端末では、上
記WWWサーバSVから送られた電子メールが一旦記憶
され、利用者の操作に従いこの電子メール本文に挿入又
は添付されているメッセージ又は法律情報がステップ2
4hにより表示器に表示される。
【0205】なお、WWWサーバSVは、利用者端末か
ら通知条件の登録を削除するための指示が到来するまで
上記照合処理及び通知処理を繰り返し実行する。そし
て、例えば捜査が終了して利用者端末から削除指示が到
来すると、ステップ24fからステップ24gに移行し
て該当する通知条件の登録をデータベースから抹消す
る。
【0206】また、利用者が携帯情報端末の表示器に表
示された警察指令情報に含まれる捜査管理担当者の電話
番号をカーソルにより選択して発呼ボタンを押すと、捜
査管理担当者の電話機との間が無線通信チャネルを介し
て接続され、以後利用者は捜査管理担当者との間で通話
が可能となる。また、利用者が自身の携帯情報端末の表
示器に表示された警察指令情報に含まれる警察サーバK
Sのメールアドレスをカーソルにより選択して発呼ボタ
ンを押すと、警察サーバKSとの間が無線通信チャネル
を介して接続される。そして、この状態で例えば警察サ
ーバKSのデータベースをアクセスすれば、データベー
スDB9に記憶されているより詳細な情報や関連情報を
検索することが可能となる。
【0207】以上のように第8の実施形態によれば、警
察官又は捜査員は通知を希望する警察指令の種類又は内
容をWWWサーバSVに登録しておくことで、自身が担
当している事件に関係する最新の警察指令情報を迅速に
把握することができる。このため、警察官又は捜査員は
本部に対し頻繁に電話連絡を行ったり、また指令を受け
るために本部に戻る必要はなくなるので、捜査効率を大
幅に高めることができる。
【0208】なお、以上の説明では警察指令情報を捜査
員等に通知する場合を例にとって説明した。しかしそれ
に限らず、国や自治体の災害本部が発生する災害指令情
報を消防隊員や救急隊員、レスキュー隊員に通知するよ
うにしてもよく、さらには警備会社が発生する警備情報
を各警備員に通知するようにしてもよい。
【0209】(第9の実施形態)この発明に係わる情報
配信サービスシステムとその方法の第9の実施形態は、
野球やサッカー、ゴルフ、競馬、相撲等のスポーツイベ
ントの主催者或いはその報道機関が、試合の結果や途中
経過、記録等のスポーツ情報をインターネット上の配信
サーバ装置に伝送し、そのデータベースに新規登録する
か或いはデータベース中の対応する旧い情報を更新す
る。一方、利用者は知りたいスポーツイベントの通知条
件を上記配信サーバ装置に登録する。そして、配信サー
バ装置において、データベースに新たなスポーツ情報が
記憶されるか或いは情報の更新がなされるごとに、この
スポーツ情報が利用者から登録された通知条件に該当す
るものであるか否かを判定する。そして、該当するもの
である場合に、当該スポーツ情報の見出し或いは内容を
電子メールにより利用者の端末に通知するようにしたも
のである。
【0210】図25は、この第9の実施形態に係わるス
ポーツ情報配信サービスの概要を示すシーケンス図、図
26はスポーツイベントの主催者或いは報道機関が管理
するスポーツ情報集計サーバSIと、配信サーバとして
の第三者が運営するWWWサーバSVとの間、及びWW
WサーバSVと利用者の端末PC,MSとの間の制御手
順及びその内容を示すフローチャートである。
【0211】各スポーツイベントの主催者或いは報道機
関はそれぞれスポーツ情報集計サーバSIを備え、この
サーバSIにおいて試合の結果や途中経過、成績、記録
等を管理データベースDB11を用いて管理している。
そして、上記試合の結果や途中経過、成績、記録等のス
ポーツ情報が新たに発生するか又は更新されると、この
情報をスポーツ情報集計サーバSIからWWWサーバS
Vに転送する。
【0212】WWWサーバSVは、配信用データベース
DB12を備えている。そして、各主催者或いは報道機
関のスポーツ情報集計サーバSIからスポーツ情報が到
来すると、このスポーツ情報をステップ25aにより受
信して配信用データベースDB12に新たに記憶する
か、又は配信用データベースDB12に記憶されている
対応する旧いスポーツ情報を更新する。
【0213】一方利用者は、自身の端末PC,MSを使
用してWWWサーバSVのウエブページをアクセスす
る。そして、このウエブページに記載された登録の手順
に従い、スポーツ情報の通知要求と、通知を希望するス
ポーツ情報の種類や内容等の通知条件を入力する。この
入力された通知要求及び通知条件は、ステップ25bに
より利用者端末から公衆網及びインターネットを経由し
てWWWサーバSVへ送られ、登録される。
【0214】なお、通知条件としては次のようなものが
登録可能である。例えば、野球やサッカーの場合には、
通知タイミングとして新しいイニングに移行したとき或
いはサイドが変わったとき、得点が入ったとき、お目当
ての選手が登場したとき、試合が終了したときがあり、
また通知内容としてはスコアや個々のプレイの結果等が
ある。
【0215】WWWサーバSVは、ステップ25dにお
いて、配信用データベースDB12に新たな情報が記憶
されるか又は記録中の情報の内容が更新されるごとに、
登録されている各利用者の通知条件と上記配信用データ
ベースDB12に記憶された各種スポーツ情報とを照合
する。そして、通知条件に該当するスポーツ情報が新た
に記憶されるか又は内容が更新されると、ステップ25
eにおいて希望するスポーツ情報が発生した旨のメッセ
ージ或いはそのスポーツ情報の内容を電子メール本文に
挿入又は添付して要求元の利用者端末PC,MSへ送信
する。
【0216】このとき、送信するスポーツ情報のフォー
マットは、要求元ごとにその端末の種類に応じて最適な
形態を選択する。例えば、要求した端末が携帯電話機の
ように表示器のサイズが小さい端末の場合には、極力短
いセンテンスを用いて箇条書きで記載する。またパーソ
ナル・コンピュータやWebtvのように表示器のサイ
ズが比較的大きい端末の場合には、新聞記事相当の文章
形式とする。なお、このように通知情報のフォーマット
を端末の種類に応じて最適な形態に構成し直す手段は、
先に述べた各実施形態にも同様に適用可能である。要求
元の利用者が使用する端末の種類は、利用者端末から通
知条件に含めて送信することでWWWサーバSVに予め
知らせておけばよい。
【0217】利用者端末PC,MSでは、上記WWWサ
ーバSVから送られた電子メールが一旦記憶され、利用
者の操作に従いこの電子メール本文に挿入又は添付され
ているメッセージ或いはスポーツ情報の内容がステップ
25hにおいて表示器に表示される。なお、表示形態と
しては表示器に視覚的に表示するもの以外に、音声合成
技術を使用して音声メッセージを生成し、この音声メッ
セージをスピーカ又はイヤホンから出力する音声表示で
もよい。さらに、通知情報に静止画データや動画データ
を含めて伝送するようにすれば、利用者は自身の端末に
おいて例えば得点シーンやゴールシーン等を見ることが
可能である。
【0218】また、通知されたスポーツ情報のさらに詳
細な内容を知るために、利用者が端末の表示器に表示さ
れている内容閲覧ボタンを選択してクリックしたとす
る。そうすると利用者端末では、上記スポーツ情報に含
まれているウエブページのアドレスをもとに、インター
ネットを介して主催者又は報道機関のスポーツ情報集計
サーバSIが検索される。そして、このスポーツ情報集
計サーバSIのウエブページのメニューを利用者が選択
すると、このメニューに対応する詳細な情報がダウンロ
ードされる。
【0219】なお、WWWサーバSVは、利用者端末P
C,MSから通知希望の登録を解除するための指示が到
来するまで上記照合処理及び通知処理を繰り返す。そし
て、この状態で上記解除指示が到来すると、ステップ2
5fからステップ25gに移行して該当する通知条件の
登録をデータベースから抹消する。
【0220】以上のように第9の実施形態によれば、利
用者は通知を希望するスポーツイベントの種類や内容、
通知タイミング等を通知条件としてWWWサーバSVに
予め登録しておくことで、自身が知りたいスポーツイベ
ントの結果や途中経過、スコアなどのスポーツ情報をリ
アルタイムに知ることができる。このため、利用者はテ
レビやラジオのスポーツニュースを常に視聴する必要が
なくなる。また、主催者のウエブページを自らアクセス
して情報をダウンロードする必要がなくなる。したがっ
て、きわめて効率よく最新の情報を取得することができ
る。また利用者が携帯端末を使用すれば、場所を問わず
外出先等においても情報取得が可能である。
【0221】なお、通知条件にスポーツイベントのチケ
ットの販売情報を含めて登録しておき、該当するチケッ
トが売り出された時点でその旨のメッセージを利用者端
末に通知するようにしてもよく、また観戦を予定してい
るスポーツイベントの中止や延期等を通知するようにし
てもよい。
【0222】(その他の実施形態)通知条件を配信サー
バ装置に登録する際に、利用者は配信サーバ装置との間
で予め取り決めた利用者アドレス情報及びパスワードを
通知条件に付加して配信サーバ装置に伝送する。そし
て、配信サーバ装置においては、受信した上記利用者ア
ドレス情報及びパスワードをもとに利用者の認証を行
い、この認証により利用者の正当性が確認された場合に
上記通知条件を登録するようにしてもよい。このように
することによって、予め情報配信サービスの利用契約を
結んだ利用者に対してのみサービス情報を配信すること
が可能となり、これによりサービス情報の有料配信が可
能となる。
【0223】前記各実施形態では、WWWサーバSVか
ら消費者に中古車情報や空室情報等の商業情報を配信し
た後は、消費者が情報提供者との間で直接商談を行う場
合を例にとって述べた。しかし、それに限らず、配信さ
れた商業情報の中に消費者が希望する情報が含まれてい
た場合に、消費者からWWWサーバSVへ申し込み依頼
を電子メールで送信し、この申し込み依頼を受信したW
WWサーバSVが情報提供者に対し商談の申し込み又は
予約を通知するようにしてもよい。
【0224】この場合WWWサーバSVは、例えば情報
提供者から受領通知が返信されたことを確認すると、該
当する商業情報について商談中又は予約済みのフラグを
セットし、このフラグがリセットされるまで他の消費者
に対する当該商業情報の配信を停止する。この様にする
ことで、商談中又は予約がなされた商業情報が他の消費
者に配信される不具合を防止し、配信情報の信頼度をよ
り一層高めることができる。
【0225】また、WWWサーバSVにおいて、データ
ベースに蓄積した商業情報の配信履歴を作成し記憶して
おき、この配信履歴を元に消費者が望む商品の傾向性等
を分析して、その分析結果を各情報提供者に通知するよ
うにしてもよい。この様にすると、各情報提供者が人気
商品の傾向性などを知ることができる。また、上記分析
結果をもとに、商品の流通の動向などを調査することも
可能である。
【0226】さらに、WWWサーバに利用者管理テーブ
ルを設け、この利用者管理テーブルを用いて各利用者の
利用回数と利用内容を管理し、この利用回数および利用
内容に応じて利用者に対し利益を還元するようにしても
よい。例えば、利用者が通知条件を1回または一定回数
登録するごとに、さらにはWWWサーバから通知された
情報をもとに利用者が情報提供者に対し問い合わせを行
うごとに、当該利用者に対し所定量のサービスポイント
を与えてその累計値を上記利用者管理テーブルに記憶す
る。そして、利用者の希望に応じ、貯まったサービスポ
イントをその累計値に応じた商品券や商品に引き替えた
り、サービスポイントの累計値に応じて通信料金の値引
きを行ったり、さらには提携先の別のサービスポイント
に転換することを可能にする。
【0227】さらにこの発明に係わるシステムで取り扱
うことができるサービス情報には、企業のキャンペーン
情報や新製品情報も含まれる。これらのサービス情報に
は、例えば電気製品や玩具、文具、書籍、食品、皮革製
品、衣類、貴金属等の物品に係わる商品情報が含まれ、
またコンサートやスポーツイベントのチケットの販売情
報、CD(Compact Disk)やビデオテープ、DVD(Di
gital Video Disk)等の販売又はレンタルに関する案内
情報も含まれる。特に、銘酒や高級魚、鞄や靴、財布、
洋服等のブランド製品、人気アーチストのコンサートチ
ケットや人気スポーツゲームの入場チケット等のよう
に、手に入り難い商品に関する情報を取り扱うと、利用
者にとっては大変便利である。
【0228】さらにWWWサーバSVにおいて、データ
ベースに予め企業等の広告を記憶しておき、利用者端末
に検索した情報を通知する際にこの情報に広告を挿入す
るようにしてもよい。
【0229】さらに、前記各実施形態では情報提供者が
使用する端末としてWebtv端末を使用する場合を例
にとって説明したが、それ以外にパーソナル・コンピュ
ータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assista
nts)等の携帯情報端末、インターネットアクセス機能
を持ったゲーム機やビジュアル・オーディオ機器等を使
用してもよい。
【0230】また利用者が使用する端末としては、PD
C(Personal Digital Cellular)やGSM(Global Sy
stem for Mobile Communication)等のTDMA(Time
Division Multiplex)方式を採用した既存の移動通信シ
ステムや、CDMA(CodeDivision Multiple Access)
方式を採用した既存の移動通信システムで使用されてい
るインターネット対応の携帯電話機は勿論のこと、W−
CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)
やcdma2000(code division multiple access
2000)等のIMT−2000の広帯域CDMA方式を採
用した次世代携帯電話システムで使用される携帯電話機
を適用することもできる。特に、この次世代携帯電話機
を使用すると、サーバ装置から利用者端末に通知する情
報に、文字データや静止画像データに加えてカラー動画
像データおよび音声データを含めることができ、これに
より通知情報の表現力及び質を大幅に高めることができ
る。
【0231】なお、利用者が使用する端末としては、端
末からメールボックスにアクセスしなくても電子メール
が発生と同時に端末に着信される情報伝達の即時性と、
随時場所を選ばずに使える手軽さとから携帯電話機が最
も好適である。しかし、その他にも据え置き型のパーソ
ナル・コンピュータや可搬性を有するパーソナル・コン
ピュータ、PDA等の携帯情報端末、インターネットア
クセス機能を持ったゲーム機やビジュアル・オーディオ
機器等を使用してもよい。
【0232】さらに前記各実施形態では、利用者端末と
サーバ装置との間を公衆網及びインターネットを介して
接続する場合を例にとって説明したが、CATV網(Ca
bleTelevision Network)や専用線網等のその他の通信
ネットワークを介して接続するように構成してもよく、
またサーバ装置と情報提供者との間についてもインター
ネット以外に専用線網を介して接続するように構成して
もよい。
【0233】その他、図1に例示した情報配信システム
の構成や、WWWサーバSVの機能、商業情報の種類や
その内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0234】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、利用
者が通知を希望する情報の通知条件を、利用者端末から
通信ネットワークを介して配信サーバ装置に伝送し登録
すると共に、情報提供者が提供するサービス情報を情報
提供コンピュータ装置から上記通信ネットワークを介し
て上記配信サーバ装置にそれぞれ伝送し記憶する。そし
て、配信サーバ装置において、上記記憶されたサービス
情報の中に上記通知条件に該当する情報が存在するか否
かを検索手段にて検索し、これにより上記通知条件に該
当するサービス情報が存在すると判定された場合に、当
該サービス情報を電子メール本文に挿入又は添付して上
記配信サーバ装置から上記通信ネットワークを介して要
求元の利用者端末に伝送するようにしている。
【0235】したがってこの発明によれば、利用者が希
望するサービス情報を簡単かつ短時間に取得できるよう
にした情報配信サービスシステムとその方法及び配信サ
ーバ装置並びに情報配信制御プログラムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる情報配信サービスシステム
の概略構成図。
【図2】 図1に示したシステムにおいて行われる情報
配信サービスの第1の実施形態である中古車情報配信サ
ービスの動作手順の概要を示すシーケンス図。
【図3】 中古車情報配信サービスを行う際のWWWサ
ーバ及び利用者端末における情報配信制御手順及びその
内容を示すフローチャート。
【図4】 中古車情報配信サービスを行う際のWWWサ
ーバ及び中古車販売店端末における情報配信制御手順及
びその内容を示すフローチャート。
【図5】 中古車販売店間で取引を行う際の制御手順及
びその内容を示すフローチャート。
【図6】 中古車販売店間で取引を行う際の制御手順及
びその内容を示すフローチャート。
【図7】 この発明に係わる情報配信サービスシステム
において行われる情報配信サービスの第2の実施形態で
ある客室情報配信サービスの動作手順の概要を示すシー
ケンス図。
【図8】 客室情報配信サービスを行う際のWWWサー
バ及び利用者端末における情報配信制御手順及びその内
容を示すフローチャート。
【図9】 客室情報配信サービスを行う際のWWWサー
バ及びホテル端末における情報配信制御手順及びその内
容を示すフローチャート。
【図10】 この発明に係わる情報配信サービスシステ
ムにおいて行われる情報配信サービスの第3の実施形態
である求人情報配信サービスの動作手順の概要を示すシ
ーケンス図。
【図11】 求人情報配信サービスを行う際のWWWサ
ーバ及び求人側端末における情報配信制御手順及びその
内容を示すフローチャート。
【図12】 求人情報配信サービスを行う際のWWWサ
ーバ及び求職者側端末における情報配信制御手順及びそ
の内容を示すフローチャート。
【図13】 この発明に係わる情報配信サービスシステ
ムにおいて行われる情報配信サービスの第4の実施形態
である不動産情報配信サービスの動作手順の概要を示す
シーケンス図。
【図14】 不動産情報配信サービスを行う際のWWW
サーバ及び利用者端末における情報配信制御手順及びそ
の内容を示すフローチャート。
【図15】 不動産情報配信サービスを行う際のWWW
サーバ及び不動産業者側端末における情報配信制御手順
及びその内容を示すフローチャート。
【図16】 この発明に係わる情報配信サービスシステ
ムにおいて行われる情報配信サービスの第5の実施形態
である金融情報配信サービスの動作手順の概要を示すシ
ーケンス図。
【図17】 金融情報配信サービスを行う際のWWWサ
ーバと利用者端末との間の制御手順及びその内容を示す
フローチャート。
【図18】 金融情報配信サービスを行う際のWWWサ
ーバと金融機関サーバとの間の制御手順及びその内容を
示すフローチャート。
【図19】 この発明に係わる情報配信サービスシステ
ムにおいて行われる情報配信サービスの第6の実施形態
である商品取り寄せ情報配信サービスの動作手順の概要
を示すシーケンス図。
【図20】 商品取り寄せ情報配信サービスを行う際の
WWWサーバと販売店端末との間及び販売店端末と消費
者端末との間の制御手順及びその内容を示すフローチャ
ート。
【図21】 この発明に係わる情報配信サービスシステ
ムにおいて行われる情報配信サービスの第7の実施形態
である専門情報配信サービスの動作手順の概要を示すシ
ーケンス図。
【図22】 専門情報配信サービスを行う際のWWWサ
ーバと情報管理団体のサーバとの間及びWWWサーバと
利用者端末との間の制御手順及びその内容を示すフロー
チャート。
【図23】 この発明に係わる情報配信サービスシステ
ムにおいて行われる情報配信サービスの第8の実施形態
である警察指令情報配信サービスの動作手順の概要を示
すシーケンス図。
【図24】 警察指令情報配信サービスを行う際のWW
Wサーバと警察サーバとの間及びWWWサーバと利用者
端末との間の制御手順及びその内容を示すフローチャー
ト。
【図25】 この発明に係わる情報配信サービスシステ
ムにおいて行われる情報配信サービスの第9の実施形態
であるスポーツ情報配信サービスの動作手順の概要を示
すシーケンス図。
【図26】 スポーツ情報配信サービスを行う際のWW
Wサーバとスポーツ情報集計サーバとの間及びWWWサ
ーバと利用者端末との間の制御手順及びその内容を示す
フローチャート。
【符号の説明】
INW…インターネット PNW…公衆網 SV…WWWサーバ DB1〜DB12…データベース WB1〜WBn…ウエブ・テレビジョン(Webtv)
端末 PC1〜PCm…パーソナル・コンピュータ MS1〜MSk…携帯端末 BK…銀行サーバ NS…販売店端末 SS…情報管理団体のサーバ KS…警察サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 300012170 安田 実男 福岡県古賀市千鳥6−11−19 (72)発明者 原田 浩明 福岡県大牟田市上官町1丁目8番地12 コ アマンションヴェルデリーナ上官1001 (72)発明者 永井 剛 福岡県福岡市早良区百道浜2−1−22− 506B 株式会社サテライトコム内 (72)発明者 與田 哲也 福岡県福岡市中央区天神4丁目1番17号 グローバル・コム株式会社内 (72)発明者 安田 実男 福岡県古賀市千鳥6−11−19 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND20 QS20 5B082 HA05 HA08

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供者が使用する情報提供コンピュ
    ータ装置及び利用者が使用する利用者端末を通信ネット
    ワークを介して配信サーバ装置にそれぞれ接続し、前記
    情報提供コンピュータ装置が送信したサービス情報を前
    記配信サーバ装置から利用者端末へ配信する情報配信サ
    ービスシステムであって、 前記利用者端末は、 利用者が通知を希望するサービス情報の通知条件を入力
    するための第1の入力手段と、 この第1の入力手段により入力された通知条件を、前記
    通信ネットワークから前記利用者に対し割り当てられた
    利用者アドレス情報とともに、前記通信ネットワークを
    介して前記配信サーバ装置へ送信する第1の要求送信手
    段とを備え、 前記配信サーバ装置は、 前記情報提供コンピュータ装置から前記通信ネットワー
    クを介してサービス情報が伝送された場合に、当該サー
    ビス情報を受信して第1の記憶手段に記憶する第1の記
    憶制御手段と、 前記利用者端末から前記通信ネットワークを介して前記
    通知条件が伝送された場合に、当該通知条件を受信して
    第2の記憶手段に記憶する第2の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されたサービス情報の中か
    ら、前記第2の記憶手段に記憶された通知条件に該当す
    るサービス情報を見付けるための検索処理を、前記通知
    条件が記憶された時点から予め設定した第1の期間に渡
    って繰り返し実行する検索手段と、 前記検索手段において前記通知条件に該当するサービス
    情報が見付かった場合に、当該サービス情報を、前記通
    知条件とともに受信した利用者アドレス情報をもとに、
    その送信元である利用者端末に向け前記通信ネットワー
    クを介して電子メールにより送信するサービス情報通知
    手段とを備えたことを特徴とする情報配信サービスシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記利用者端末の第1の入力手段は、利
    用者が、前記通知条件に加えて前記第1の期間を指定す
    る期間指定情報を入力するための機能を有し、 前記利用者端末の第1の要求送信手段は、前記第1の入
    力手段により入力された通知条件及び期間指定情報を通
    信ネットワークを介して配信サーバ装置へ送信し、 前記配信サーバ装置の検索手段は、前記検索処理を、前
    記通知条件が第2の記憶手段に記憶された時点から前記
    期間指定情報により指定された第1の期間に渡って繰り
    返し実行することを特徴とする請求項1記載の情報配信
    サービスシステム。
  3. 【請求項3】 前記利用者端末は、 配信サーバ装置に記憶されている通知条件の削除要求を
    利用者が入力するための第2の入力手段と、 この第2の入力手段により入力された削除要求を、前記
    通信ネットワークから前記利用者に割り当てられた利用
    者アドレス情報とともに、前記通信ネットワークを介し
    て前記配信サーバ装置へ送信する第2の要求送信手段と
    を、さらに備え、 前記配信サーバ装置は、利用者端末から通信ネットワー
    クを介して前記削除要求が伝送された場合に、この削除
    要求に従い該当する通知条件を第2の記憶手段から削除
    する第1の削除制御手段を、さらに備えたことを特徴と
    する請求項1記載の情報配信サービスシステム。
  4. 【請求項4】 前記利用者端末は、 前記配信サーバ装置から伝送されたサービス情報を受信
    して表示手段に表示するためのサービス情報表示制御手
    段と、 このサービス情報表示制御手段により前記サービス情報
    が表示された状態で、利用者が前記検索処理の継続要求
    と終了要求とのいずれか一方を入力するための第3の入
    力手段と、 この第3の入力手段により入力された前記継続要求また
    は終了要求を、前記通信ネットワークから前記利用者に
    対し割り当てられた利用者アドレス情報とともに、前記
    通信ネットワークを介して前記配信サーバ装置へ送信す
    る第3の要求送信手段とを、さらに備え、 前記配信サーバ装置は、 前記利用者端末から通信ネットワークを介して前記継続
    要求が伝送された場合には、前記検索手段による検索処
    理を前記第1の期間が終了するまで引き続き実行させる
    検索制御手段と、 前記利用者端末から通信ネットワークを介して前記終了
    要求が伝送された場合には、前記第2の記憶手段から対
    応する通知条件を削除する第2の削除制御手段とを、さ
    らに備えたことを特徴とする請求項1記載の情報配信サ
    ービスシステム。
  5. 【請求項5】 前記配信サーバ装置の第1の要求送信手
    段は、サービス情報に、前記情報提供コンピュータ装置
    に対しアクセスするために必要なアクセス情報を含めて
    送信する機能を有し、 前記利用者端末は、 前記配信サーバ装置から伝送されたサービス情報を受信
    して表示手段に表示するサービス情報表示制御手段と、 このサービス情報表示制御手段によりサービス情報が表
    示された状態で、利用者が当該サービス情報の提供元で
    ある情報提供コンピュータ装置に対するアクセス要求を
    入力するための第4の入力手段と、 この第4の入力手段によりアクセス要求が入力された場
    合に、前記サービス情報に含まれるアクセス情報に基づ
    いて、前記通信ネットワークを介して前記情報提供コン
    ピュータ装置に対しアクセスする処理を実行するアクセ
    ス制御手段とを、さらに備えたことを特徴とする請求項
    1記載の情報配信サービスシステム。
  6. 【請求項6】 情報提供者が使用する情報提供コンピュ
    ータ装置を第1の通信ネットワークを介して配信サーバ
    装置に接続するとともに、利用者が使用する移動通信端
    末を無線通信ネットワークを含む第2の通信ネットワー
    クを介して前記配信サーバ装置に接続し、前記情報提供
    コンピュータ装置が送信したサービス情報を前記配信サ
    ーバ装置から利用者端末へ配信する情報配信サービスシ
    ステムであって、 前記移動通信端末は、 利用者が通知を希望するサービス情報の通知条件を入力
    するための第1の入力手段と、 この第1の入力手段により入力された通知条件を、前記
    第2の通信ネットワークを介して前記配信サーバ装置へ
    電子メールにより送信する通知条件送信手段とを備え、 前記配信サーバ装置は、 前記情報提供コンピュータ装置から前記第1の通信ネッ
    トワークを介してサービス情報が伝送された場合に、当
    該サービス情報を受信して第1の記憶手段に記憶する第
    1の記憶制御手段と、 前記移動通信端末から前記第2の通信ネットワークを介
    して前記電子メールが伝送された場合に、この電子メー
    ルを受信して当該電子メールに含まれる通知条件を第2
    の記憶手段に記憶する第2の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されたサービス情報の中か
    ら、前記第2の記憶手段に記憶された通知条件に該当す
    るサービス情報を見付けるための検索処理を、前記通知
    条件が記憶された時点から予め設定した第1の期間に渡
    って繰り返し実行する検索手段と、 前記検索手段において前記通知条件に該当するサービス
    情報が見付かった場合に、当該サービス情報を、前記通
    知条件を伝送するために使用された電子メールに含まれ
    る送信元アドレス情報をもとに、送信元である移動通信
    端末に向け前記第2の通信ネットワークを介して電子メ
    ールにより送信するサービス情報通知手段とを備えたこ
    とを特徴とする情報配信サービスシステム。
  7. 【請求項7】 情報提供者が提供するサービス情報を、
    当該情報提供者が使用する情報提供コンピュータ装置か
    ら通信ネットワークを介して配信サーバ装置に伝送して
    その第1の記憶手段に記憶する過程と、 利用者が通知を希望するサービス情報の通知条件を、当
    該使用者が使用する利用者端末から前記通信ネットワー
    クを介して前記配信サーバ装置へ伝送してその第2の記
    憶手段に登録する過程と、 前記配信サーバ装置において、前記第1の記憶手段に記
    憶されたサービス情報の中から、前記第2の記憶手段に
    登録された通知条件に該当するサービス情報を見付ける
    ための検索処理を、前記通知条件が登録された時点から
    予め設定した第1の期間に渡って繰り返し実行する過程
    と、 前記検索処理により前記通知条件に該当するサービス情
    報が見付かった場合に、当該サービス情報を前記通知条
    件の送信元である利用者端末に向け前記通信ネットワー
    クを介して電子メールにより通知する過程とを備えたこ
    とを特徴とする情報配信方法。
  8. 【請求項8】 利用者が希望する検索期間を、前記利用
    者端末から通信ネットワークを介して配信サーバ装置へ
    伝送して第3の記憶手段に登録する過程を、さらに備
    え、 前記検索処理を実行する過程は、前記第1の記憶手段に
    記憶されたサービス情報の中から、前記第2の記憶手段
    に登録された通知条件に該当するサービス情報を見付け
    るための検索処理を、前記通知条件が登録された時点か
    ら前記第3の記憶手段に登録されている検索期間に渡っ
    て繰り返し実行することを特徴とする請求項7記載の情
    報配信方法。
  9. 【請求項9】 前記検索処理により前記通知条件に該当
    するサービス情報が見付からなかった場合に、その旨の
    メッセージを配信サーバ装置から前記通知条件の送信元
    である利用者端末に向け前記通信ネットワークを介して
    電子メールにより通知する過程を、さらに備えたことを
    特徴とする請求項7記載の情報配信方法。
  10. 【請求項10】 前記配信サーバ装置において、前記第
    1の期間に渡る検索処理の終了を検出する過程と、 前記検索処理の終了が検出された場合に、当該検索処理
    において使用した通知条件を第2の記憶手段から削除す
    る過程とを、さらに備えたことを特徴とする請求項7記
    載の情報配信方法。
  11. 【請求項11】 利用者が削除を希望する通知条件につ
    いての削除要求を、前記利用者端末が前記通信ネットワ
    ークを介して前記配信サーバ装置へ伝送する過程と、 前記配信サーバ装置において、前記利用者端末から通信
    ネットワークを介して前記削除要求が伝送された場合
    に、この削除要求に従い該当する通知条件を第2の記憶
    手段から削除する過程とを、さらに備えたことを特徴と
    する請求項7記載の情報配信方法。
  12. 【請求項12】 前記利用者端末において、前記配信サ
    ーバ装置から伝送されたサービス情報を受信して表示手
    段に表示する過程と、 前記利用者端末において、前記サービス情報が表示され
    た状態で利用者が前記検索処理の継続要求と終了要求と
    のいずれか一方を入力した場合に、この入力された継続
    要求または終了要求を利用者端末から通信ネットワーク
    を介して前記配信サーバ装置へ伝送する過程と、 前記配信サーバ装置において、前記利用者端末から通信
    ネットワークを介して前記継続要求が伝送された場合に
    は、前記検索処理を前記第1の期間が終了するまで引き
    続き実行させる過程と、 前記配信サーバ装置において、前記利用者端末から通信
    ネットワークを介して前記終了要求が伝送された場合に
    は、前記第2の記憶手段から対応する通知条件を削除す
    る過程とを、さらに備えたことを特徴とする請求項7記
    載の情報配信方法。
  13. 【請求項13】 前記利用者端末において、前記配信サ
    ーバ装置から伝送されたサービス情報を受信して表示手
    段に表示する過程と、 前記利用者端末において、前記サービス情報が表示され
    た状態で利用者が当該サービス情報の提供元の情報提供
    者に対するアクセス要求を入力した場合に、当該情報提
    供者に対応する情報提供コンピュータ装置に対するアク
    セス処理を実行する過程とをさらに備えたことを特徴と
    する請求項7記載の情報配信方法。
  14. 【請求項14】 前記配信サーバ装置において、前記第
    1の記憶手段に記憶された複数のサービス情報の中か
    ら、記憶期間が予め定められた第2の期間を経過したサ
    ービス情報を抽出する過程と、 記憶期間が前記第2の期間を経過したサービス情報が抽
    出された場合に、当該サービス情報を前記第1の記憶手
    段から削除する過程とを、さらに具備したことを特徴と
    する請求項7記載の情報配信方法。
  15. 【請求項15】 前記配信サーバ装置において、前記第
    1の記憶手段に記憶された複数のサービス情報の中か
    ら、記憶期間が予め定められた第2の期間を経過したサ
    ービス情報を抽出する過程と、 記憶期間が前記第2の期間を経過したサービス情報が抽
    出された場合に、当該サービス情報を削除してもよいか
    どうかを問い合わせるメッセージを、当該サービス情報
    の提供元である情報提供コンピュータ装置に対し配信サ
    ーバ装置から通信ネットワークを介して伝送する過程
    と、 前記問い合わせメッセージに対する回答を、情報提供コ
    ンピュータ装置から通信ネットワークを介して配信サー
    バ装置に伝送する過程と、 配信サーバ装置において、前記情報提供コンピュータ装
    置から伝送された回答の内容を判定する過程と、 配信サーバ装置において、前記回答の内容がサービス情
    報の記憶の継続を指示するものだった場合には当該サー
    ビス情報の記憶期間を延長し、一方前記回答の内容が該
    当するサービス情報の記憶の削除を容認するものだった
    場合には当該サービス情報を前記第1の記憶手段から削
    除する処理を行う過程とを、さらに具備したことを特徴
    とする請求項7記載の情報配信方法。
  16. 【請求項16】 情報提供者が提供するサービス情報
    を、当該情報提供者が使用する情報提供コンピュータ装
    置から第1の通信ネットワークを介して配信サーバ装置
    に伝送してその第1の記憶手段に記憶する過程と、 利用者が通知を希望するサービス情報の通知条件を、当
    該使用者が使用する移動通信端末から無線通信ネットワ
    ークを含む第2の通信ネットワークを介して前記配信サ
    ーバ装置へ電子メールにより伝送してその第2の記憶手
    段に登録する過程と、 前記配信サーバ装置において、前記第1の記憶手段に記
    憶されたサービス情報の中から、前記第2の記憶手段に
    登録された通知条件に該当するサービス情報を見付ける
    ための検索処理を、前記通知条件が登録された時点から
    予め設定した第1の期間に渡って繰り返し実行する過程
    と、 前記検索処理により前記通知条件に該当するサービス情
    報が見付かった場合に、当該サービス情報を前記通知条
    件の送信元である移動通信端末に向け前記第2の通信ネ
    ットワークを介して電子メールにより通知する過程とを
    備えたことを特徴とする情報配信方法。
  17. 【請求項17】 消費者が購入を希望する商品の予約要
    求を、当該消費者が使用する端末装置から通信ネットワ
    ークを介して販売店の端末装置に通知する予約過程と、 前記販売店の端末装置において、前記消費者の端末装置
    から通知された予約要求に応じて、前記商品の識別情報
    と、予約元の消費者に対し前記通信ネットワークから付
    与された利用者アドレス情報とを少なくとも含む予約情
    報を作成する過程と、 前記作成された予約情報を、販売店の端末装置から前記
    通信ネットワークを介して配信サーバ装置に伝送してそ
    の第1の記憶手段に登録する登録過程と、 前記販売店における複数種の商品の入荷情報を、前記販
    売店の端末装置から前記通信ネットワークを介して前記
    配信サーバ装置に通知する過程と、 前記配信サーバ装置において、前記販売店の端末装置か
    ら入荷情報が到来するごとに当該入荷情報と前記予約情
    報とを照合して、当該予約情報に対応する商品の入荷の
    有無を判定する判定過程と、 前記判定過程において前記予約情報に対応する商品の入
    荷が確認された場合に、前記予約情報に含まれる消費者
    の利用者アドレス情報をもとに、配信サーバ装置から該
    当する消費者の端末装置に対し入荷メッセージを前記通
    信ネットワークを介して通知する入荷通知過程とを備え
    たことを特徴とする情報配信方法。
  18. 【請求項18】 前記登録過程は、消費者から予約要求
    を受け取った時刻を表すタイムスタンプを予約情報に付
    加して配信サーバ装置に伝送しその第1の記憶手段に登
    録し、 前記入荷通知過程は、同一の商品に関する複数の予約情
    報が登録されている状態で当該予約情報に対応する商品
    の入荷が確認された場合に、これらの予約情報に付加さ
    れているタイムスタンプをもとに予約情報を一つ選択
    し、この予約情報に対応する消費者に対し入荷メッセー
    ジを通知することを特徴とする請求項17記載の情報配
    信方法。
  19. 【請求項19】 情報提供者が使用する情報提供コンピ
    ュータ装置及び利用者が使用する利用者端末に対し通信
    ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記情報提供
    コンピュータ装置から伝送されたサービス情報を利用者
    端末へ配信する配信サーバ装置において、 前記情報提供コンピュータ装置から前記通信ネットワー
    クを介してサービス情報が伝送された場合に、当該サー
    ビス情報を受信して第1の記憶手段に記憶する第1の記
    憶制御手段と、 利用者が通知を希望するサービス情報の通知条件が、当
    該利用者の利用者端末から前記通信ネットワークを介し
    て送られた場合に、当該通知条件を受信して第2の記憶
    手段に記憶する第2の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されたサービス情報の中か
    ら、前記第2の記憶手段に記憶された通知条件に該当す
    るサービス情報を見付けるための検索処理を、前記通知
    条件が記憶された時点から予め設定した第1の期間に渡
    って繰り返し実行する検索手段と、 前記検索手段において前記通知条件に該当するサービス
    情報が見付かった場合に、当該サービス情報を、前記通
    知条件の送信元である利用者端末に向け前記通信ネット
    ワークを介して電子メールにより送信する通知手段とを
    具備したことを特徴とする配信サーバ装置。
  20. 【請求項20】 前記利用者端末から通知条件が伝送さ
    れた場合に、この通知条件に利用者が希望する検索期間
    を表す期間指定情報が含まれているか否かを判定する判
    定手段を、さらに具備し、 前記検索手段は、前記判定手段により期間指定情報が含
    まれていると判定された場合には、前記検索処理を前記
    通知条件が登録された時点から前記期間指定情報により
    表される検索期間に渡って繰り返し実行することを特徴
    とする請求項19記載の配信サーバ装置。
  21. 【請求項21】 前記通知手段は、前記検索手段におけ
    る検索処理により通知条件に該当するサービス情報が見
    付からなかった場合に、その旨のメッセージを、前記通
    知条件の送信元である利用者端末に向け前記通信ネット
    ワークを介して電子メールにより送信する機能を有する
    ことを特徴とする請求項19記載の配信サーバ装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の期間に渡る検索処理の終了
    を検出する検索終了検出手段と、 この検索終了検出手段により検索処理の終了が検出され
    た場合に、当該検索処理において使用した通知条件を第
    2の記憶手段から削除する第1の削除制御手段とを、さ
    らに備えたことを特徴とする請求項19記載の配信サー
    バ装置。
  23. 【請求項23】 前記第1の削除制御手段は、通知条件
    の削除処理を行った場合に、その旨のメッセージを当該
    通知条件の送信元である利用者端末へ送信する機能をさ
    らに有することを特徴とする請求項22記載の配信サー
    バ装置。
  24. 【請求項24】 利用者が削除を希望する通知条件につ
    いての削除要求が、前記利用者端末から通信ネットワー
    クを介して伝送された場合に、この削除要求を受信する
    手段と、 受信された前記削除要求に従い、該当する通知条件を第
    2の記憶手段から削除する第2の削除制御手段とを、さ
    らに備えたことを特徴とする請求項19記載の配信サー
    バ装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の記憶手段に記憶された複数
    のサービス情報の中から、記憶期間が予め定められた第
    2の期間を経過したサービス情報を抽出する抽出手段
    と、 この抽出手段により、記憶期間が前記第2の期間を経過
    したサービス情報が抽出された場合に、当該サービス情
    報を前記第1の記憶手段から削除する第3の削除制御手
    段とを、さらに具備したことを特徴とする請求項19記
    載の配信サーバ装置。
  26. 【請求項26】 前記第3の削除制御手段は、サービス
    情報の削除処理を行った場合に、その旨のメッセージを
    当該サービス情報の送信元である情報提供コンピュータ
    装置へ送信する機能をさらに有することを特徴とする請
    求項25記載の配信サーバ装置。
  27. 【請求項27】 前記第1の記憶手段に記憶された複数
    のサービス情報の中から、記憶期間が予め定められた第
    2の期間を経過したサービス情報を抽出する抽出手段
    と、 この抽出手段により、記憶期間が前記第2の期間を経過
    したサービス情報が抽出された場合に、当該サービス情
    報の送信元である情報提供コンピュータ装置に対し問い
    合わせメッセージを送信する手段と、 前記問い合わせメッセージに対する情報提供コンピュー
    タ装置からの回答を受信する回答受信手段と、 この回答受信手段により受信された回答の内容が該当す
    るサービス情報の記憶の継続を指示するものだった場合
    には当該サービス情報の記憶期間を延長し、一方前記回
    答の内容が該当するサービス情報の記憶の削除を許可す
    るものだった場合には当該サービス情報を前記第1の記
    憶手段から削除する第4の削除制御手段とを、さらに具
    備したことを特徴とする請求項19記載の配信サーバ装
    置。
  28. 【請求項28】 情報提供者の情報提供コンピュータ装
    置から通信ネットワークを介して伝送されたサービス情
    報を、利用者端末へ配信する配信サーバ装置に、 前記情報提供コンピュータ装置から前記通信ネットワー
    クを介してサービス情報が伝送された場合に、当該サー
    ビス情報を受信して第1の記憶手段に記憶する手順と、 前記利用者端末から前記通信ネットワークを介して、利
    用者が通知を希望するサービス情報の通知条件が送られ
    た場合に、当該通知条件を受信して第2の記憶手段に記
    憶する手順と、 前記第1の記憶手段に記憶されたサービス情報の中か
    ら、前記第2の記憶手段に記憶された通知条件に該当す
    るサービス情報を見付けるための検索処理を、前記通知
    条件が記憶された時点から予め設定した第1の期間に渡
    って繰り返し実行する手順と、 前記検索処理において前記通知条件に該当するサービス
    情報が見付かった場合に、当該サービス情報を前記送信
    元の利用者端末に向け前記通信ネットワークを介して電
    子メールにより送信する手順とを実行させることを特徴
    とする情報配信制御プログラム。
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