JP7008775B1 - サーバ装置、予約確認方法、ならびに、プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】予約した商品の購入について、ユーザに確認する機会を提供することのできるサーバ装置等を提供する。【解決手段】商品販売システムにおけるサーバ装置２００において、通知部２４２は、予約した商品が入荷すると、予約をキャンセルするためのオブジェクトを含む第１メッセージを、読まれたか否かを判別可能なメッセージサービスを通じてユーザ宛に通知する。キャンセル部２４３は、第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、オブジェクトが操作されると予約をキャンセルする。判定部２４４は、第１メッセージが既読となってから、オブジェクトが操作されずに所定時間が経過すると、商品の在庫の有無を判定する。そして、確定部２４５は、在庫があると判別された場合に商品の購入を確定する。一方、通知部２４２は、商品の在庫がないと判別されると、商品の完売を知らせる第２メッセージを前ユーザ宛に通知する。【選択図】図３

Description

本発明は、サーバ装置、予約確認方法、ならびに、プログラムに関する。

近年、インターネット上において、電子商取引を行う販売サイトが人気を博している。例えば、多くの店舗（仮想店舗）が集まって構成される大規模な販売サイト（ショッピングモールサイト）では、全体で幅広いカテゴリ（ジャンル）の商品等を取り扱っているだけでなく、店舗同士の価格競争が行われていることもあり、多くのユーザを獲得している。

このような販売サイトでは、例えば、人気商品や季節商品などに対して注文が殺到し、短期間のうちにその商品が完売して在庫が無くなってしまうことも生じている。その場合、販売サイトでは、例えば、在庫が無くなってしまった商品の商品ページ等において、購入ボタン（買い物かごに入れる等）の代わりに、入荷通知ボタンを配置して、希望するユーザに対して、将来その商品が再入荷した際に、入荷通知を送るようにしている。
つまり、入荷を待った上でも購入したいユーザは、入荷通知ボタンを押下して入荷通知を受け取ることを希望し、やがて、商品の再入荷に伴って送られて来る入荷通知を契機に、その商品の購入を試みることになる。

このような入荷通知の先行技術として、例えば、引用文献１には、商品の再入荷通知に関する煩わしさを軽減することのできる通信販売システム（通知制御システム）の発明が開示されている。
この引用文献１の発明では、入荷通知を受け取ったユーザが、入荷通知のリンクを辿って商品ページを閲覧すると、既に在庫が無くなっていた場合（再入荷した商品が既に完売してしまっていた場合）に、入荷通知ボタンを再度押下しなくとも、次回の入荷通知が再び送られて来るようにしている。

特許第５２４１９５１号公報

最近では、このような入荷通知ボタンの代わりに、予約購入ボタンを配置して、その商品が再入荷した際にユーザが購入操作を行わなくとも、先着順に商品を購入できるようにしている販売サイトも知られている。
つまり、在庫が無くなってしまった商品の商品ページ等において、ユーザが予約購入ボタンを押下した場合、そのユーザに関する情報は、その商品に対する入荷待ちのキューに追加される。そして、その商品が再入荷した際に、キューの先頭から順番に予約が確定し、予約したユーザの元へ商品が発送されるようになっている。

しかしながら、現実には、予約した商品が再入荷する（より詳細には、自分の順番になる）までにかなりの期間を要することも多く、ユーザによっては、予約した商品に対する購入の意思が途中で変化してしまう場合もあった。特に季節商品などでは、その商品を有効に活用できる期間が限られているため、例えば、数ヶ月程度までは待ちたいが、それ以上待つのであれば、購入を中止したい（予約をキャンセルしたい）と考えるユーザも多かった。

なお、ユーザが購入を中止したいと考えた時点で、予約（予約した商品の購入）をキャンセルすることも可能であるが、入荷待ちの間において、予約を見直さないユーザも多く、大抵のユーザの場合、その商品が発送されたことを契機に、購入の意思が無くなっていたことに気が付くというのが実状であった。
そのようなユーザは、届いた商品を返品する場合が多く、運送コストが余計に掛かるだけでなく、他に必要なユーザの元へ商品が届くのが更に遅れるという問題があった。

このような実状から、予約した商品の購入について、ユーザに確認する機会を提供することのできる技術が求められていた。

本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、予約した商品の購入について、ユーザに確認する機会を提供することのできるサーバ装置、予約確認方法、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。

本発明の第１の観点に係るサーバ装置は、
宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別可能なメッセージサービスを利用するサーバ装置であって、
ユーザが予約した商品が入荷すると、当該予約をキャンセルするためのオブジェクトを含む第１メッセージを、前記メッセージサービスを通じて前記ユーザ宛に通知する通知部と、
前記第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、前記オブジェクトが前記ユーザによって操作されると、前記予約をキャンセルするキャンセル部と、
前記第１メッセージが既読となってから、前記オブジェクトが操作されずに前記所定時間が経過すると、前記商品の在庫の有無を判定する判定部と、
前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定する確定部と、を備え、
前記通知部は、前記判定部により前記商品の在庫がないと判別された場合に、前記商品の完売を知らせる第２メッセージを前記ユーザ宛に通知する、
ことを特徴とする。

また、上記観点に係るサーバ装置において、
前記通知部は、宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別不能な他のメッセージサービスを通じて、前記第２メッセージを前記ユーザ宛に通知するようにしてもよい。

また、上記観点に係るサーバ装置において、
前記判定部は、前記ユーザ宛に前記第１メッセージを通知してから、前記第１メッセージが未読のまま一定期間が経過すると、前記商品の在庫の有無を判定し、
前記通知部は、前記第１メッセージが未読時において、前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記第１メッセージを前記ユーザ宛に再通知するようにしてもよい。

また、上記観点に係るサーバ装置において、
前記通知部は、前記第１メッセージを通知してから第１期間が経過した時点で前記第１メッセージが未読のままであり、かつ、前記第１メッセージを通知してから前記第１期間よりも長い第２期間が経過した時点で前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記第１メッセージを前記ユーザ宛に再通知するようにしてもよい。

また、上記観点に係るサーバ装置において、
前記通知部は、複数種類の前記メッセージサービスのうちの何れかを利用可能であり、前記第１メッセージを再通知する際に、前回利用した前記メッセージサービスとは異なる前記メッセージサービスを利用するようにしてもよい。

また、上記観点に係るサーバ装置において、
前記通知部は、宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別不能な他のメッセージサービスを通じて、前記第１メッセージを前記ユーザ宛に再通知するようにしてもよい。

また、上記観点に係るサーバ装置において、
前記判定部は、前記ユーザ宛に前記第１メッセージを再通知してから、前記第１メッセージが未読のまま一定期間が経過すると、前記商品の在庫の有無を再度判定し、
前記確定部は、再通知された前記第１メッセージが未読時において、前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定し、
前記キャンセル部は、再通知された前記第１メッセージが未読時において、前記判定部により前記商品の在庫がないと判別された場合に、前記予約をキャンセルするようにしてもよい。

また、上記観点に係るサーバ装置において、
前記確定部は、前記第１メッセージを再通知してから第１期間が経過した時点で前記第１メッセージが未読のままであり、かつ、前記第１メッセージを再通知してから前記第１期間よりも長い第２期間が経過した時点で前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定するようにしてもよい。

また、上記観点に係るサーバ装置は、
完売した前記商品が再入荷する見込み値を予測する予測部を更に備え、
前記通知部は、前記判定部により前記商品の在庫がないと判別された場合において、前記予測部によって予測された前記見込み値が基準値を超えている場合に、前記オブジェクトを含んだ前記第２メッセージを前記ユーザ宛に通知し、前記見込み値が前記基準値以下の場合に、前記オブジェクトを含まない前記第２メッセージを前記ユーザ宛に通知し、
前記キャンセル部は、前記オブジェクトを含んだ前記第２メッセージが通知された後に前記オブジェクトが操作された場合、又は、前記オブジェクトを含まない前記第２メッセージが通知された場合に、前記予約をキャンセルするようにしてもよい。

本発明の第２の観点に係る予約確認方法は、
宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別可能なメッセージサービスを利用するサーバ装置が実行する予約確認方法であって、
ユーザが予約した商品が入荷すると、当該予約をキャンセルするためのオブジェクトを含む第１メッセージを、前記メッセージサービスを通じて前記ユーザ宛に通知する通知ステップと、
前記第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、前記オブジェクトが前記ユーザによって操作されると、前記予約をキャンセルするキャンセルステップと、
前記第１メッセージが既読となってから、前記オブジェクトが操作されずに前記所定時間が経過すると、前記商品の在庫の有無を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにて前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定する確定ステップと、を備え、
前記通知ステップでは、前記判定ステップにて前記商品の在庫がないと判別された場合に、前記商品の完売を知らせる第２メッセージを前記ユーザ宛に通知する、
ことを特徴とする。

本発明の第３の観点に係るプログラムは、
宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別可能なメッセージサービスを利用するコンピュータを、
ユーザが予約した商品が入荷すると、当該予約をキャンセルするためのオブジェクトを含む第１メッセージを、前記メッセージサービスを通じて前記ユーザ宛に通知する通知部、
前記第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、前記オブジェクトが前記ユーザによって操作されると、前記予約をキャンセルするキャンセル部、
前記第１メッセージが既読となってから、前記オブジェクトが操作されずに前記所定時間が経過すると、前記商品の在庫の有無を判定する判定部、
前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定する確定部、として機能させ、
前記通知部は、前記判定部により前記商品の在庫がないと判別された場合に、前記商品の完売を知らせる第２メッセージを前記ユーザ宛に通知する、
ように機能させることを特徴とする。

上記プログラムは、当該プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。
更に、上記プログラムを記録する情報記録媒体は、非一時的な（non-transitory）記録媒体であり、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。ここで、非一時的な記録媒体とは、有形な（tangible）記録媒体をいう。非一時的な記録媒体は、例えば、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等である。また、一時的な（transitory）記録媒体とは、伝送媒体（伝搬信号）それ自体を示す。一時的な記録媒体は、例えば、電気信号、光信号、電磁波等である。なお、一時的な（temporary）記憶領域とは、データやプログラムを一時的に記憶するための領域であり、例えば、ＲＡＭ（Random Access Memory）等の揮発性メモリである。

本発明によれば、予約した商品の購入について、ユーザに確認する機会を提供することができる。

本実施形態に係る商品販売システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 サーバ装置、及び、ユーザ端末が実現される典型的な情報処理装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るサーバ装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 ユーザ管理情報の一例を示す模式図である。 予約管理情報の一例を示す模式図である。 商品が完売した場合における商品ページの一例を示す模式図である。 予約した商品が入荷した際に、ユーザ宛に通知されるメッセージの一例を示す模式図である。 本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 ユーザ端末に表示されるメッセージの一例を示す模式図である。 本実施形態に係る予約確認処理を説明するためのフローチャートである。

以下に本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態では、多くの店舗（仮想店舗）が集まって構成される販売サイト（ショッピングモールサイト）に好適な商品販売システムを一例として説明する。そして、宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別可能なメッセージサービスを通じて、メッセージ（後述するように、ユーザが予約した商品の入荷を知らせる第１メッセージ等）を、そのユーザ宛に通知する場合について説明するが、一例であり、後述するように、読まれたか否かを判別可能なメールシステムを利用して、メッセージの内容をメールにて知らせるようにしてもよい。
つまり、以下の実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。

（全体構成）
本発明の実施形態に係る商品販売システム１００は、図１に示すように、商品を販売するサーバ装置２００と、メッセージサービスを提供するメッセージ管理装置３００と、ユーザに使用されるユーザ端末４００とがインターネット９００を介して接続されて構成される。なお、図中では簡略化しているが、ユーザ端末４００は、システムを利用するユーザの数に応じて、多数存在しているものとする。また、図中ではメッセージ管理装置３００を１つだけ示しているが、後述するように、複数のメッセージ管理装置３００（それぞれ異なるメッセージサービス）を切り換えて利用するようにしてもよい。

サーバ装置２００は、例えば、サーバ用のコンピュータ等であり、商品の販売についての全般を管理する。具体的には、完売した商品について、ユーザから予約購入の操作がなされた場合において、その商品が入荷した際に、メッセージを通知して予約したユーザに予約の確認を促す。

メッセージ管理装置３００は、例えば、ＳＭＳ（short message service）を用いて、宛先となる電話番号やサービスＩＤ（メッセージサービスにおけるユーザＩＤ等）同士において、メッセージを送受信するメッセージサービスを提供する装置である。なお、メッセージ管理装置３００は、宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを把握可能となっている。
そして、上述したサーバ装置２００は、このメッセージ管理装置３００が提供するメッセージサービスを通じてメッセージをユーザ宛に通知するため、そのユーザがメッセージを読んだか否か（既読、若しくは、未読）を判別し、予約の確認を適切に行えるようになっている。

ユーザ端末４００は、例えば、スマートフォン等であり、ショッピングアプリやメッセージアプリ等がインストールされている。
このようなユーザ端末４００を使用するユーザは、例えば、ショッピングアプリを起動し（実行し）、サーバ装置２００にアクセスして商品の購入や予約等を行う。また、メッセージアプリを起動し、メッセージ管理装置３００（メッセージサービス）を利用して他のユーザ等（サーバ装置２００も含む）との間でメッセージを送受信する。
なお、ユーザは、ユーザ端末４００にインストールされているブラウザ（ブラウザアプリ）を起動し、サーバ装置２００にアクセスして商品の購入や予約等を行ってもよい。

（情報処理装置の概要構成）
本発明の実施形態に係るサーバ装置２００、及び、ユーザ端末４００が実現される典型的な情報処理装置５００について説明する。

情報処理装置５００は、図２に示すように、ＣＰＵ（Central Processing Unit）５０１と、ＲＯＭ（Read Only Memory）５０２と、ＲＡＭ（Random Access Memory）５０３と、ＮＩＣ（Network Interface Card）５０４と、画像処理部５０５と、音声処理部５０６と、補助記憶部５０７と、インターフェース５０８と、操作ユニット５０９と、表示ユニット５１０と、を備える。

ＣＰＵ ５０１は、情報処理装置５００全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。

ＲＯＭ ５０２には、電源投入直後に実行されるＩＰＬ（Initial Program Loader）が記録され、これが実行されることにより、補助記憶部５０７に記憶されたプログラムをＲＡＭ ５０３に読み出してＣＰＵ ５０１による当該プログラムの実行が開始される。

ＲＡＭ ５０３は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、補助記憶部５０７から読み出されたプログラムやデータ、その他、通信に必要なデータ等が保持される。

ＮＩＣ ５０４は、情報処理装置５００をインターネット等のコンピュータ通信網に接続するためのものであり、ＬＡＮ（Local Area Network）を構成する際に用いられる１０ＢＡＳＥ－Ｔ／１００ＢＡＳＥ－Ｔ規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ＩＳＤＮ（Integrated Services Digital Network）モデム、ＡＤＳＬ（Asymmetric Digital Subscriber Line）モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等から構成される。

画像処理部５０５は、補助記憶部５０７等から読み出された画像データをＣＰＵ ５０１や画像処理部５０５が備える画像演算プロセッサ（図示せず）によって加工処理した後、これを画像処理部５０５が備えるフレームメモリ（図示せず）に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され、インターフェース５０８等を介して外部に出力される。なお、情報処理装置５００が内部に表示装置を備えている場合において、画像処理部５０５は、変換したビデオ信号を当該表示装置に出力する。つまり、画像処理部５０５は、ＣＰＵ ５０１の制御の下、情報処理装置５００が行う処理の進行の中で必要となる画像を生成し、その画像を内部又は外部の表示装置に表示させる。

音声処理部５０６は、補助記憶部５０７等から読み出された音楽データや音声データを音声信号に変換し、インターフェース５０８等を介して外部に出力する。なお、情報処理装置５００が内部にスピーカを備えている場合において、音声処理部５０６は、変換した音声信号を当該スピーカに出力する。つまり、音声処理部５０６は、ＣＰＵ ５０１の制御の下、情報処理装置５００が行う処理の進行の中で発生させるべき楽曲音や音声を生成し、その楽曲音等を内部又は外部のスピーカから出力させる。

補助記憶部５０７は、ハードディスク、ＳＳＤ（Solid State Drive）等であり、情報処理装置５００全体の動作制御に必要な各種のプログラムや各種のデータを記憶する。例えば、補助記憶部５０７には、実施形態に係るサーバ装置２００等を実現するためのプログラムが記憶される。そして、ＣＰＵ ５０１の制御によって、補助記憶部５０７は、記憶されたプログラムやデータを適宜読み出し、これらをＲＡＭ ５０３等に一時的に記憶させる。

インターフェース５０８は、例えば、ＨＤＭＩ（登録商標）やＵＳＢ（Universal Serial Bus）等の規格に準拠しており、操作ユニット５０９、及び、表示ユニット５１０が接続される。なお、インターフェース５０８は、この他に接続された外部機器との間で必要な情報を送受信してもよい。

操作ユニット５０９は、情報処理装置５００を利用する作業者等の操作入力を受け付ける。

表示ユニット５１０は、画像処理部５０５により出力された画像データに応じた画像を描画し、情報処理装置５００を利用する作業者等に提示する。

この他に、情報処理装置５００は、補助記憶部５０７の代わりに、ＤＶＤ（Digital Versatile Disc）－ＲＯＭ等のドライブユニットを備えるようにしてもよい。この場合、情報処理装置５００は、ドライブユニットに装着されるＤＶＤ－ＲＯＭ等からプログラムやデータを読み出して、上記と同様に動作する。

以下、上記の情報処理装置５００において実現されるサーバ装置２００の機能構成等について、図３～図７を参照して説明する。情報処理装置５００に電源が投入され、例えば、ユーザ端末４００等との通信が可能になると、本実施形態に係るサーバ装置２００として機能させるプログラムが実行され、本実施形態に係るサーバ装置２００が実現される。
なお、後述するように、ユーザ端末４００も同様に情報処理装置５００によって実現される。

（サーバ装置２００の機能構成）
図３は、本実施形態に係るサーバ装置２００の機能構成の一例を示すブロック図である。図示するように、サーバ装置２００は、送信部２１０と、受信部２２０と、記憶部２３０と、制御部２４０とを備える。

送信部２１０は、インターネット９００を介してユーザ端末４００等へ必要な情報を送信する。
例えば、送信部２１０は、制御部２４０（後述する通知部２４２）に制御され、メッセージサービス（メッセージ管理装置３００）を通じて、ユーザ端末４００（ユーザ宛）にメッセージを送信する。
また、送信部２１０は、ユーザ端末４００からのアクセスに応答して、商品ページ等をユーザ端末４００に送信する。
上述したＮＩＣ ５０４が、このような送信部２１０として機能しうる。

受信部２２０は、インターネット９００を介してユーザ端末４００等から送られる情報を受信する。
例えば、受信部２２０は、上記の送信部２１０がユーザ端末４００にメッセージを送った場合において、そのメッセージ（後述するキャンセルボタン）に対してユーザによる操作がなされると、その操作情報を受信する。
また、受信部２２０は、ユーザ端末４００から送られる商品の購入や予約等の指示情報を受信する。
上述したＮＩＣ ５０４が、このような受信部２２０として機能しうる。

記憶部２３０は、例えば、商品の購入や予約等を行うユーザを管理するためのユーザ管理情報、及び、商品の予約を管理するための予約管理情報を記憶する。

例えば、記憶部２３０は、図４に示すようなユーザ管理情報２３１を記憶している。
図４に示すように、ユーザ管理情報２３１には、一例として、ユーザＩＤ２３１ａ、氏名２３１ｂ、生年月日２３１ｃ、性別２３１ｄ、住所２３１ｅ、及び、サービスＩＤ２３１ｆが含まれている。
なお、サービスＩＤ２３１ｆは、ユーザが利用しているメッセージサービスにおけるそのユーザの識別情報である。つまり、メッセージサービスにおいて、宛先にサービスＩＤ２３１ｆを指定してメッセージを送ることで、そのユーザのユーザ端末４００にてメッセージが受信可能となる。また、ユーザが複数種類のメッセージサービスを利用している場合には、このサービスＩＤ２３１ｆにて複数の情報が管理される。その場合、各メッセージサービスを識別する情報と対応付けられて適宜管理されているものとする。
また、このようなサービスＩＤ２３１ｆの代わりに、ユーザ端末４００の電話番号を管理するようにし、各メッセージサービスにおいて、この電話番号を宛先にしてメッセージをユーザ端末４００に送るようにしてもよい。

また、記憶部２３０は、図５に示すような予約管理情報２３２を記憶している。
図５に示すように、予約管理情報２３２には、一例として、商品ＩＤ２３２ａ、ユーザＩＤ２３２ｂ、送信日時２３２ｃ、既読日時２３２ｄ、及び、ステータス２３２ｅが含まれている。
なお、送信日時２３２ｃは、予約商品の入荷を知らせるメッセージ（後述する第１メッセージ）を、ユーザ宛に送信した日時を示している。そのため、予約商品が入荷する前であれば、空欄となっている。一方、既読日時２３２ｄは、送信したメッセージがユーザに読まれた日時を示している。そのため、メッセージがユーザに読まれる前であれば、空欄となっている。
また、ステータス２３２ｅは、予約についての状態やメッセージについての状態を示している。

この他にも、記憶部２３０は、商品についての入荷や在庫数等を管理するための商品管理情報も記憶している。
なお、上述した補助記憶部５０７等が、このような記憶部２３０として機能しうる。

図３に戻って、制御部２４０は、サーバ装置２００全体を制御する。
この制御部２４０は、例えば、販売処理部２４１、通知部２４２、キャンセル部２４３、判定部２４４、及び、確定部２４５を含んでいる。

販売処理部２４１は、ユーザ端末４００からの要求に応じて、商品の購入や予約を受け付け、それらに応じた処理を行う。
例えば、販売処理部２４１は、商品ページを生成して、アクセス元のユーザ端末４００にて表示させ、商品の購入や予約を受け付ける。具体的に商品が完売してしまった場合に、販売処理部２４１は、図６に示すような商品ページＳＰを生成することになる。つまり、完売前であれば配置されていた購入ボタンの代わりに、予約購入ボタンＹＢが配置された商品ページＳＰを生成して、ユーザ端末４００に表示させる。
そして、入荷を待ってでもその商品を購入したいと考えるユーザによって、予約購入ボタンＹＢが押下されると（タッチ操作されると）、販売処理部２４１は、上述した図５に示すような予約管理情報２３２に、そのユーザの情報を追加して管理することになる。

図３に戻って、通知部２４２は、ユーザが予約した商品が入荷すると、その予約をキャンセルするためのオブジェクトを含む第１メッセージを、メッセージサービスを通じてユーザ宛に通知する。
具体的に通知部２４２は、図７に示すような、予約商品の入荷を通知するための第１メッセージＭＳを生成する。この第１メッセージＭＳには、キャンセルボタンＣＢが含まれている。このキャンセルボタンＣＢは、ユーザが予約をキャンセルしたい場合に、押下されることになる。なお、このようなキャンセルボタンＣＢは、一例であり、他にチェックボックス等であってもよい。つまり、第１メッセージＭＳには、予約をキャンセルするためのオブジェクトが含まれていればよく、そのオブジェクトの具体的な内容は適宜変更可能である。
そして、通知部２４２は、上述した図５に示すような予約管理情報２３２を参照し（より詳細には、図４のユーザ管理情報２３１も参照し）、同じ商品を予約した各ユーザ宛に、第１メッセージＭＳをそれぞれ通知する。
また、後述するように、判定部２４４が商品の在庫が無いと判別した場合に、通知部２４２は、商品の完売を知らせる第２メッセージを、メッセージサービスを通じてユーザ宛に通知する。
更に、通知部２４２は、通知した第１メッセージが未読のまま一定期間が経過した後に、後述する判定部２４４が、商品の在庫があると判別した場合に、第１メッセージをユーザ宛に再通知する。その際、通知部２４２は、前回利用したメッセージサービスとは異なるメッセージサービスを利用して第１メッセージを再通知するようにしてもよい。

図３に戻って、キャンセル部２４３は、上記の通知部２４２によって通知された第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、第１メッセージに含まれるオブジェクトが操作されると、その予約をキャンセルする。
例えば、上述した図７に示す第１メッセージＭＳがユーザ宛に通知された場合において、そのユーザが第１メッセージＭＳを読んでから５分以内に、キャンセルボタンＣＢが押下されると、キャンセル部２４３は、その予約をキャンセルする。なお、５分以内というのは一例であり、他の時間（１０分以内等）であってもよい。
また、予約のキャンセルについて具体的に説明すると、キャンセル部２４３は、上述した図５に示す予約管理情報２３２において、該当するユーザのステータス２３２ｅを「キャンセル」に更新し、そのユーザを予約の管理対象から除外する。なお、予約管理情報２３２から該当するユーザの情報を削除することで、管理対象から除外するようにしてもよい。

判定部２４４は、第１メッセージが既読となってから、第１メッセージに含まれるオブジェクトが操作されずに所定時間が経過すると、その商品（予約商品）の在庫の有無を判定する。
例えば、上述した図７に示す第１メッセージＭＳがユーザ宛に通知された場合において、そのユーザが第１メッセージＭＳを読んでから、キャンセルボタンＣＢが押下されることなく５分が経過（超過）すると、判定部２４４は、その商品の在庫の有無を判定する。なお、上述したように、５分というのは一例であり他の時間であってもよい。
つまり、上述した通知部２４２が、同じ商品を予約した各ユーザ宛に、第１メッセージＭＳをそれぞれ通知するため、予約した人数と入荷した商品数との関係で、再び完売してしまうことも起こり得る。そのため、判定部２４４は、現時点における商品の在庫の有無を判定する。
また、判定部２４４は、上述した通知部２４２が通知した第１メッセージが未読のまま一定期間（一例として、２日とするが、他の期間であってもよい）が経過した後に、その商品の在庫の有無を判定する。

確定部２４５は、第１メッセージが既読となってから、第１メッセージに含まれるオブジェクトが操作されずに所定時間が経過して、上記の判定部２４４により商品の在庫があると判別された場合に、そのユーザによる商品の購入を確定する。
つまり、確定部２４５は、図７のような第１メッセージＭＳが既読となり、キャンセルボタンＣＢが押下されることなく５分が経過した時点において、商品の在庫がある場合に、そのユーザによる商品の購入を確定する。
この購入の確定について具体的に説明すると、確定部２４５は、上述した図５に示す予約管理情報２３２において、該当するユーザのステータス２３２ｅを「購入確定」に更新し、そのユーザを予約の管理対象から除外する。なお、予約管理情報２３２から該当するユーザの情報を削除することで、管理対象から除外するようにしてもよい。そして、上述した販売処理部２４１が、購入代金の決済や商品発送の指示等の処理を行うことになる。
また、確定部２４５は、再通知された第１メッセージが未読のまま一定期間が経過した後に、判定部２４４が商品の在庫の有無を判定し、そして、その商品の在庫があると判別された場合に、再通知したユーザによる商品の購入を確定するようにしてもよい。

制御部２４０は、この他にも、予約された商品に対しての照会要求や、予約された商品のキャンセル指示（ユーザからの自主的なキャンセル指示）に応答して、照会画面の生成や、図５に示す予約管理情報２３２の更新なども行う。
上述したＣＰＵ ５０１等が、このような構成からなる制御部２４０として機能しうる。

（ユーザ端末４００の機能構成）
図８は、本実施形態に係るユーザ端末４００の機能構成の一例を示すブロック図である。図示するように、ユーザ端末４００は、受信部４１０と、送信部４２０と、表示部４３０と、受付部４４０と、制御部４５０とを備える。

受信部４１０は、インターネット９００を介してサーバ装置２００等から送られる情報を受信する。
例えば、受信部４１０は、メッセージサービス（メッセージ管理装置３００）を通じて、サーバ装置２００から送られる第１メッセージを受信する。つまり、ユーザ端末４００を使用するユーザが予約した商品が入荷した際に、上述した図７に示すような第１メッセージＭＳを受信する。
上述したＮＩＣ ５０４が、このような受信部４１０として機能しうる。

送信部４２０は、サーバ装置２００等に向けた情報を、インターネット９００を介して送信する。
例えば、送信部４２０は、上記の受信部４１０が図７に示すような第１メッセージＭＳを受信した際に、ユーザによって第１メッセージＭＳが読まれ、キャンセルボタンＣＢが操作されると、その操作情報（キャンセルボタンＣＢが操作されたことを示す情報）を、メッセージサービスを通じて、サーバ装置２００に返信する。
上述したＮＩＣ ５０４が、このような送信部４２０として機能しうる。

表示部４３０は、ユーザに報知するための種々の情報を表示する。
例えば、上述した受信部４１０が、図７に示すような第１メッセージＭＳを受信している状態において、ユーザがメッセージアプリを起動させると、表示部４３０は、図９に示すような第１メッセージＭＳを表示する。上述したように、第１メッセージＭＳには、キャンセルボタンＣＢが含まれている。
なお、図９のように、第１メッセージＭＳを表示部４３０に表示させることで既読となり、その情報（第１メッセージＭＳの既読情報）がメッセージ管理装置３００を通じて、サーバ装置２００へ送信されるようになっている。一方、第１メッセージＭＳをこのように表示させない間において、第１メッセージＭＳは、未読のままとなる。
上述した表示ユニット５１０が、このような表示部４３０として機能しうる。

図８に戻って、受付部４４０は、ユーザからの操作を受け付ける。
例えば、受付部４４０は、表示部４３０に重畳されたタッチパネルであり、上述した図９に示すような第１メッセージＭＳが表示されている場合に、キャンセルボタンＣＢ等に対する操作を受け付ける。つまり、第１メッセージＭＳを読んだユーザが予約をキャンセルしたいと考えた場合に、キャンセルボタンＣＢを押下することになる。そして、実際にキャンセルボタンＣＢが押下されると、第１メッセージＭＳに関する商品（入荷した商品）についてのキャンセル指示がメッセージ管理装置３００を通じて、サーバ装置２００へ送信される。
上述した操作ユニット５０９が、このような受付部４４０として機能しうる。

制御部４５０は、ユーザ端末４００全体を制御する。
例えば、制御部４５０は、ユーザの操作に従って、ショッピングアプリを起動させ、サーバ装置２００にアクセスして商品の購入や予約等を行う。なお、制御部４５０は、ユーザの操作に従って、ブラウザを起動させ、サーバ装置２００にアクセスして商品の購入や予約等を行ってもよい。
また、制御部４５０は、同様に、ユーザの操作に従って、メッセージアプリを起動させ、メッセージサービスを利用して他のユーザ等（サーバ装置２００も含む）との間でメッセージを送受信する。例えば、上述した受信部４１０が、サーバ装置２００から送られた図７に示すような第１メッセージＭＳを受信している場合に、制御部４５０は、上述した表示部４３０を制御して、図９に示すような第１メッセージＭＳを表示させる。そして、上記の受付部４４０が、キャンセルボタンＣＢへの操作（キャンセルボタンＣＢの押下）を受け付けると、制御部４５０は、上述した送信部４２０を制御して、キャンセルボタンＣＢが操作されたことを示す情報を、メッセージサービスを通じて、サーバ装置２００に返信させる。
上述したＣＰＵ ５０１等が、このような制御部４５０として機能しうる。

（サーバ装置２００の動作）
以下、このような商品販売システム１００におけるサーバ装置２００の動作について図１０を参照して説明する。図１０は、サーバ装置２００が実行する予約確認処理の流れを示すフローチャートである。
この予約確認処理は、例えば、ユーザによって予約された商品が入荷する度に、開始される。

まず、サーバ装置２００は、予約商品の入荷を知らせる第１メッセージを送信する（ステップＳ１１）。
すなわち、制御部２４０（通知部２４２）は、図７に示すような第１メッセージＭＳを、メッセージサービス（メッセージ管理装置３００）を通じて、予約を行ったユーザのユーザ端末４００に通知する。この第１メッセージＭＳには、キャンセルボタンＣＢが含まれている。

サーバ装置２００は、送信日時をセットする（ステップＳ１２）。
例えば、制御部２４０は、図５に示すような予約管理情報２３２における送信日時２３２ｃに、現在日時をセットする。

サーバ装置２００は、第１メッセージが既読になったか否かを判別する（ステップＳ１３）。
例えば、制御部２４０は、メッセージ管理装置３００から得られる情報に従って、上述したステップＳ１１にて送信した第１メッセージが、送り先のユーザ端末４００にて表示されたかどうかを判別する。

サーバ装置２００は、第１メッセージが既読になったと判別すると（ステップＳ１３；Ｙｅｓ）、既読日時をセットする（ステップＳ１４）。
例えば、制御部２４０は、図５に示すような予約管理情報２３２における既読日時２３２ｄに、現在日時をセットする。

サーバ装置２００は、キャンセルボタンが押下されたか否かを判別する（ステップＳ１５）。
例えば、制御部２４０は、図９に示すような第１メッセージＭＳがユーザ端末４００（表示部４３０）に表示されている状態で、キャンセルボタンＣＢが押下されたかどうかを判別する。

サーバ装置２００は、キャンセルボタンが押下されていないと判別すると（ステップＳ１５；Ｎｏ）、所定時間が経過したか否かを判別する（ステップＳ１６）。
例えば、制御部２４０は、上述したステップＳ１４にてセットした既読日時から５分が経過したかどうかを判別する。

サーバ装置２００は、所定時間が経過していないと判別すると（ステップＳ１６；Ｎｏ）、上述したステップＳ１５に処理を戻す。

また、上述したステップＳ１５にてキャンセルボタンが押下されたと判別した場合（ステップＳ１５；Ｙｅｓ）に、サーバ装置２００は、予約をキャンセルする（ステップＳ１７）。
すなわち、制御部２４０（キャンセル部２４３）は、第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、第１メッセージに含まれるキャンセルボタンが押下されたため、その予約をキャンセルする。例えば、制御部２４０は、図５に示す予約管理情報２３２において、該当するユーザのステータス２３２ｅを「キャンセル」に更新し、そのユーザを予約の管理対象から除外する。
そして、サーバ装置２００は、予約確認処理を終える。

また、上述したステップＳ１６にて所定時間が経過したと判別した場合（ステップＳ１６；Ｙｅｓ）に、サーバ装置２００は、予約商品の在庫があるかどうかを判別する（ステップＳ１８）。
すなわち、制御部２４０（判別部２４４）は、第１メッセージが既読となってから、キャンセルボタンが押下されずに所定時間が経過したため、予約商品の在庫の有無を判定する。

サーバ装置２００は、予約商品の在庫があると判別すると（ステップＳ１８；Ｙｅｓ）、購入を確定させる（ステップＳ１９）。
すなわち、制御部２４０（確定部２４５）は、第１メッセージが既読となり、キャンセルボタンが押下されることなく所定時間が経過した時点において、予約商品の在庫があるため、予約したユーザによるその商品の購入を確定する。例えば、制御部２４０は、図５に示す予約管理情報２３２において、該当するユーザのステータス２３２ｅを「購入確定」に更新し、そのユーザを予約の管理対象から除外する。また、制御部２４０（販売処理部２４１）は、購入代金の決済や商品発送の指示等の処理を行う。
そして、サーバ装置２００は、予約確認処理を終える。

一方、サーバ装置２００は、予約商品の在庫がないと判別した場合（ステップＳ１８；Ｎｏ）、完売を知らせる第２メッセージを送信する（ステップＳ２０）。
すなわち、制御部２４０（通知部２４２）は、入荷した商品が他のユーザ（同様に予約した別ユーザ）によって先に購入された（先に購入が確定した）ため、第２メッセージを、メッセージサービスを通じてユーザ端末４００に通知する。
そして、サーバ装置２００は、予約確認処理を終える。

また、上述したステップＳ１３にて第１メッセージが既読となっていない（未読である）と判別した場合（ステップＳ１３；Ｎｏ）に、サーバ装置２００は、一定期間が経過したか否かを判別する（ステップＳ２１）。
例えば、制御部２４０は、上述したステップＳ１１にてセットした送信日時から２日が経過したかどうかを判別する。

サーバ装置２００は、一定期間が経過していないと判別すると（ステップＳ２１；Ｎｏ）、上述したステップＳ１３に処理を戻す。

一方、一定期間が経過したと判別した場合（ステップＳ２１；Ｙｅｓ）、予約商品の在庫があるかどうかを判別する（ステップＳ２２）。
すなわち、制御部２４０（判別部２４４）は、第１メッセージが未読のまま一定期間が経過したため、予約商品の在庫の有無を判定する。

サーバ装置２００は、予約商品の在庫があると判別すると（ステップＳ２２；Ｙｅｓ）、第１メッセージを再送信する（ステップＳ２３）。
すなわち、制御部２４０（通知部２４２）は、第１メッセージが未読のまま一定期間が経過した時点において、予約商品の在庫があるため、図７に示すような第１メッセージＭＳを、メッセージサービスを通じて、ユーザ端末４００に再通知する。その際、制御部２４０は、前回利用したメッセージサービスとは異なるメッセージサービスを利用して第１メッセージを再通知するようにしてもよい。
そして、サーバ装置２００は、予約確認処理を終える。

一方、予約商品の在庫がないと判別した場合（ステップＳ２２；Ｎｏ）、サーバ装置２００は、第２メッセージを送信する（ステップＳ２４）。
すなわち、制御部２４０（通知部２４２）は、既に予約商品の在庫がないため、完売を知らせる第２メッセージを、メッセージサービスを通じてユーザ端末４００に通知する。
そして、サーバ装置２００は、予約確認処理を終える。

このような予約確認処理によって、予約した商品の入荷を知らせる第１メッセージが送られた時点で、ユーザが既に購入する意思が無くなっている場合に、第１メッセージに含まれるキャンセルボタンを押下するだけで、予約をキャンセルすることができる。一方、ユーザが依然として購入する意思がある場合、第１メッセージを読むだけで他の操作を必要とすることなく、そのまま購入を確定できる（在庫がある場合）。
この結果、予約した商品の購入について、ユーザに確認する機会を提供することができる。

（他の実施形態）
上記の実施形態では、完売を知らせる第２メッセージには、キャンセルボタン等のオブジェクトを含めない場合について説明したが、商品が再入荷する見込みが高い場合に、オブジェクトを第２メッセージに含めて、ユーザ宛に通知するようにしてもよい。
例えば、図３に示すサーバ装置２００における制御部２４０に、完売した商品が再入荷する見込み値を予測する予測部を更に備えるようにする。
そして、通知部２４２は、判定部２４４により商品の在庫がないと判別された場合において、この予測部によって予測された見込み値が基準値を超えている場合に、キャンセルボタンを含んだ第２メッセージをユーザ宛に通知し、また、見込み値が基準値以下の場合に、キャンセルボタンを含まない第２メッセージをユーザ宛に通知する。
更に、キャンセル部２４３は、キャンセルボタンを含んだ第２メッセージが通知された後にこのキャンセルボタンが押下された場合、又は、キャンセルボタンを含まない第２メッセージが通知された場合に、その予約をキャンセルする。
つまり、再入荷する見込みが高い場合に、再入荷時に送られる第１メッセージに先立って、完売を知らせる第２メッセージにキャンセルボタンを含めることで、この時点で既に購入する意思が無くなっているユーザが、予約をキャンセルすることができる。
この場合も、予約した商品の購入について、ユーザに確認する機会を提供することができる。

上記の実施形態では、メッセージサービスを通じて、第１メッセージ等をユーザ宛に通知する場合について説明したが、読まれたか否かを判別可能なメールシステムを利用して、第１メッセージ等の内容をメールにて通知するようにしてもよい。
つまり、第１メッセージ等を通知する手法は、上述したメッセージサービスに限られず、読まれたか否かを判別可能であれば、他の手法であってもよい。
また逆に、読まれたか否かを判別不能な他のメッセージシステム（通常のメール等）を利用して、第２メッセージ等を通知してもよい。例えば、通知部２４２は、完売を知らせる第２メッセージについては、判別不能な他のメッセージシステムを通じて通知するようにしてもよい。また、通知部２４２は、再通知の場合に限って、判別不能な他のメッセージシステムを通じて、第１メッセージを通知（再通知）するようにしてもよい。

上記の実施形態では、通知した第１メッセージが未読のまま一定期間が経過した後に、判定部２４４が商品の在庫の有無を判定し、そして、その商品の在庫があると判別された場合に、通知部２４２が、第１メッセージを再通知する場合について説明したが、未読を判別する期間（第１期間）と、在庫の有無を判別する期間（第２期間）とを分けるようにしてもよい。なお、第２期間は、第１期間よりも長いものとする。
例えば、第１メッセージを通知してから第１期間が経過した時点でその第１メッセージが未読のままであり、かつ、第１メッセージを通知してから第２期間が経過した時点で判定部２４４によりその商品の在庫があると判別された場合に、通知部２４２は、第１メッセージを再通知するようにしてもよい。

上記の実施形態では、再通知した第１メッセージが未読のまま一定期間が経過した後に、判定部２４４が商品の在庫の有無を判定し、そして、その商品の在庫があると判別された場合に、確定部２４５が、再通知したユーザによる商品の購入を確定する場合について説明したが、未読を判別する期間（第１期間）と、在庫の有無を判別する期間（第２期間）とを分けるようにしてもよい。なお、上記と同様に第２期間は、第１期間よりも長いものとする。
例えば、第１メッセージを再通知してから第１期間が経過した時点でその第１メッセージが未読のままであり、かつ、第１メッセージを通知してから第２期間が経過した時点で判定部２４４によりその商品の在庫があると判別された場合に、確定部２４５は、再通知したユーザによる商品の購入を確定するようにしてもよい。

以上説明したように、本発明によれば、予約した商品の購入について、ユーザに確認する機会を提供することのできるサーバ装置、予約確認方法、ならびに、プログラムを提供することができる。

１００ 商品販売システム
２００ サーバ装置
２１０ 送信部
２２０ 受信部
２３０ 記憶部
２４０ 制御部
２４１ 販売処理部
２４２ 通知部
２４３ キャンセル部
２４４ 判定部
２４５ 確定部
３００ メッセージ管理装置
４００ ユーザ端末
４１０ 受信部
４２０ 送信部
４３０ 表示部
４４０ 受付部
４５０ 制御部
５００ 情報処理装置
５０１ ＣＰＵ
５０２ ＲＯＭ
５０３ ＲＡＭ
５０４ ＮＩＣ
５０５ 画像処理部
５０６ 音声処理部
５０７ 補助記憶部
５０８ インターフェース
５０９ 操作ユニット
５１０ 表示ユニット
９００ インターネット

Claims (11)

1. 宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別可能なメッセージサービスを利用するサーバ装置であって、
   ユーザが予約した商品が入荷すると、当該予約をキャンセルするためのオブジェクトを含む第１メッセージを、前記メッセージサービスを通じて前記ユーザ宛に通知する通知部と、
   前記第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、前記オブジェクトが前記ユーザによって操作されると、前記予約をキャンセルするキャンセル部と、
   前記第１メッセージが既読となってから、前記オブジェクトが操作されずに前記所定時間が経過すると、前記商品の在庫の有無を判定する判定部と、
   前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定する確定部と、を備え、
   前記通知部は、前記判定部により前記商品の在庫がないと判別された場合に、前記商品の完売を知らせる第２メッセージを前記ユーザ宛に通知する、
   ことを特徴とするサーバ装置。
2. 前記通知部は、宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別不能な他のメッセージサービスを通じて、前記第２メッセージを前記ユーザ宛に通知する、
   ことを特徴とする請求項１に記載のサーバ装置。
3. 前記判定部は、前記ユーザ宛に前記第１メッセージを通知してから、前記第１メッセージが未読のまま一定期間が経過すると、前記商品の在庫の有無を判定し、
   前記通知部は、前記第１メッセージが未読時において、前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記第１メッセージを前記ユーザ宛に再通知する、
   ことを特徴とする請求項１又は２に記載のサーバ装置。
4. 前記通知部は、前記第１メッセージを通知してから第１期間が経過した時点で前記第１メッセージが未読のままであり、かつ、前記第１メッセージを通知してから前記第１期間よりも長い第２期間が経過した時点で前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記第１メッセージを前記ユーザ宛に再通知する、
   ことを特徴とする請求項３に記載のサーバ装置。
5. 前記通知部は、複数種類の前記メッセージサービスのうちの何れかを利用可能であり、前記第１メッセージを再通知する際に、前回利用した前記メッセージサービスとは異なる前記メッセージサービスを利用する、
   ことを特徴とする請求項３又は４に記載のサーバ装置。
6. 前記通知部は、宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別不能な他のメッセージサービスを通じて、前記第１メッセージを前記ユーザ宛に再通知する、
   ことを特徴とする請求項３又は４に記載のサーバ装置。
7. 前記判定部は、前記ユーザ宛に前記第１メッセージを再通知してから、前記第１メッセージが未読のまま一定期間が経過すると、前記商品の在庫の有無を再度判定し、
   前記確定部は、再通知された前記第１メッセージが未読時において、前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定し、
   前記キャンセル部は、再通知された前記第１メッセージが未読時において、前記判定部により前記商品の在庫がないと判別された場合に、前記予約をキャンセルする、
   ことを特徴とする請求項３乃至５の何れか１項に記載のサーバ装置。
8. 前記確定部は、前記第１メッセージを再通知してから第１期間が経過した時点で前記第１メッセージが未読のままであり、かつ、前記第１メッセージを再通知してから前記第１期間よりも長い第２期間が経過した時点で前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定する、
   ことを特徴とする請求項７に記載のサーバ装置。
9. 完売した前記商品が再入荷する見込み値を予測する予測部を更に備え、
   前記通知部は、前記判定部により前記商品の在庫がないと判別された場合において、前記予測部によって予測された前記見込み値が基準値を超えている場合に、前記オブジェクトを含んだ前記第２メッセージを前記ユーザ宛に通知し、前記見込み値が前記基準値以下の場合に、前記オブジェクトを含まない前記第２メッセージを前記ユーザ宛に通知し、
   前記キャンセル部は、前記オブジェクトを含んだ前記第２メッセージが通知された後に前記オブジェクトが操作された場合、又は、前記オブジェクトを含まない前記第２メッセージが通知された場合に、前記予約をキャンセルする、
   ことを特徴とする請求項１乃至８の何れか１項に記載のサーバ装置。
10. 宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別可能なメッセージサービスを利用するサーバ装置が実行する予約確認方法であって、
    ユーザが予約した商品が入荷すると、当該予約をキャンセルするためのオブジェクトを含む第１メッセージを、前記メッセージサービスを通じて前記ユーザ宛に通知する通知ステップと、
    前記第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、前記オブジェクトが前記ユーザによって操作されると、前記予約をキャンセルするキャンセルステップと、
    前記第１メッセージが既読となってから、前記オブジェクトが操作されずに前記所定時間が経過すると、前記商品の在庫の有無を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定する確定ステップと、を備え、
    前記通知ステップでは、前記判定ステップにて前記商品の在庫がないと判別された場合に、前記商品の完売を知らせる第２メッセージを前記ユーザ宛に通知する、
    ことを特徴とする予約確認方法。
11. 宛先に送られたメッセージが読まれたか否かを判別可能なメッセージサービスを利用するコンピュータを、
    ユーザが予約した商品が入荷すると、当該予約をキャンセルするためのオブジェクトを含む第１メッセージを、前記メッセージサービスを通じて前記ユーザ宛に通知する通知部、
    前記第１メッセージが既読となってから所定時間以内に、前記オブジェクトが前記ユーザによって操作されると、前記予約をキャンセルするキャンセル部、
    前記第１メッセージが既読となってから、前記オブジェクトが操作されずに前記所定時間が経過すると、前記商品の在庫の有無を判定する判定部、
    前記判定部により前記商品の在庫があると判別された場合に、前記ユーザによる前記商品の購入を確定する確定部、として機能させ、
    前記通知部は、前記判定部により前記商品の在庫がないと判別された場合に、前記商品の完売を知らせる第２メッセージを前記ユーザ宛に通知する、
    ように機能させることを特徴とするプログラム。

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