JP2002148875A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
度に対応した画像形成条件の設定制御を可能とし、画像
品質の向上を図った画像形成装置を提供する。 【解決手段】 吸引型ファン10および、外気(外気取
込口)近傍にサーミスタ14を配置し、ファン10によ
る強制対流を利用することによって、外気温度を精度良
く(正確かつ応答良く)検知し、その情報を得ることを
可能とする。
Description
御するための温度検知センサを有する画像形成装置に関
するものである。
たとえば、レーザープリンタや複写機などの電子写真方
式の画像形成装置がある。以下、従来技術に係る電子写
真方式の画像形成装置について図6を参照して説明す
る。図6は従来技術に係る画像形成装置の模式的断面図
である。
をピックアップローラ3b、フィードおよびリタードロ
ーラ対3c、搬送ローラ対3d、および搬送ローラ対3
eによって転写位置へと搬送する。転写位置には、転写
手段としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印
加することによって、感光体ドラム7上のトナー像を記
録媒体2に転写する。
よって帯電され、ついで、光学手段1からレーザ光を照
射することによって感光体ドラム7に画像情報に応じた
潜像が形成される。この潜像は、現像手段9によって現
像され、可視像、すなわち、トナー像とされる。
送ベルト3fを経由し、定着手段5へと搬送する。定着
手段5は通過する記録媒体2に熱および圧力を印加して
転写されたトナー像を記録媒体2上に定着する。
63−313282号公報、特開平2−157878号
公報、特開平4−44075〜44083号公報、特開
平4−204980〜204984号公報等に開示)の
場合には、発熱体に加熱用回転体である耐熱性フィルム
(耐熱性定着フィルム)を加圧回転体(弾性ローラ)で
密着させる。
で挟まれた状態で圧接ニップ部が形成されるが、この耐
熱性定着フィルムと加圧部材との間に未定着画像を担持
した記録媒体を導入して耐熱性定着フィルムと一緒に搬
送させ、耐熱性定着フィルムを介して付与される加熱体
からの熱と圧接ニップ部の圧力によって未定着画像を記
録媒体上に永久画像として定着させる。
よび排出ローラ対3hで搬送され排出トレイ6へと排出
される。
示せず)が設けられ、検知した温度情報を基に、適した
定着温度を決定し、温度調整を行う。また、感光体ドラ
ム7、転写ローラ4の間で記録媒体2をニップしている
とき、ないし、ニップしていないときの転写ローラ4に
おける電流や電圧の情報を基に適切な転写制御を行う。
段5や転写ローラ4の制御手段に到達した時点から、前
記制御装置内の情報を基にフィードバックをかける方式
を取っている。
10が設けられており、装置内に形成された風路に外気
を取り込み、機内の昇温を抑えている。
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
に定着手段がフィルム加熱方式の場合には、加熱体とし
て低熱容量線状加熱体を、フィルムとして薄膜な低熱容
量の材料が用いられるので、省電力化、ウェイトタイム
の短縮が可能となるものの、画像形成装置を使用する温
度環境の影響を受け易い面もある。したがって、熱量過
多、熱量不足となりやすい。
フィルム側に残留してしまい、フィルム一周後にそのト
ナーが記録媒体に対して転写される画像不良が発生する
可能性がある。また、熱量不足の場合には定着不良を引
き起こす可能性がある。
度を検知できないために、外気温度までも考慮した適切
な定着温度制御を行うことができなかった。
定着温度制御同様、応答良く、かつ正確に外気温度を検
知できないために、外気温度までも考慮した適切な転写
バイアスの制御を行うことができなかった。これによっ
ても、画像不良を招く可能性がある。
ためになされたもので、その目的とするところは、外気
温度を精度良く検知可能として、外気温度に対応した画
像形成条件の設定制御を可能とし、画像品質の向上を図
った画像形成装置を提供することにある。
に本発明にあっては、周囲温度を検知する温度検知セン
サと、該温度検知センサに基づいて画像形成条件の設定
を制御する制御手段と、外気取込口を介して装置内に外
気を取り込む外気取込手段と、を備えた画像形成装置に
おいて、前記外気取込口付近に前記温度検知センサが設
置されることを特徴とする。
に設置されるため、外気の温度を精度良く検知できる。
た前記外気取込口となる開口部付近に設けられ、該開口
部を介して装置外部側から内部側に向けて気流を発生さ
せるファンであると共に、前記温度検知センサは該ファ
ンの近傍に設置されるとよい。
た排気口付近に設けられ、該排気口を介して装置内部側
から外部側に向けて気流を発生させるファンであると共
に、前記排気口の近傍には隔壁を隔てて前記外気取込口
となる開口部が形成されており、前記温度検知センサは
該開口部の近傍に設置されるとよい。
設けられており、そのうちの一つが前記開口部から前記
隔壁によって規制されつつ前記排気口に導かれる風路で
あるとよい。
形成条件には、シート上に形成された未定着画像を加熱
することによって定着させるための定着手段への加熱温
度が含まれるとよい。
形成条件には、像担持体上に形成された現像をシート上
に転写するための転写手段への転写バイアスが含まれる
とよい。
形成条件には、装置内部の温度を調整するための前記外
気取込手段の外気取込量が含まれるとよい。
する温度検知センサと、該温度検知センサに基づいて画
像形成条件の設定を制御する制御手段と、電装基板と、
外気取込口となる開口部を有する装置外装と、を備えた
画像形成装置において、装置本体を鉛直方向から見て投
影位置的に、前記電装基板と前記外装との間に前記温度
検知センサが配置されることを特徴とする。
に、前記基板と前記温度検知センサとの間に、装置外部
側から内部側に向けて気流を発生させるファンが配置さ
れるとよい。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
8,9を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置について説明する。まず、画像形成装置全体
について、特に、図1を参照して説明する。図1は本発
明の実施の形態に係る画像形成装置の模式的断面図であ
る。なお、説明簡単のため、上記従来技術の説明の中で
参照した図6と同一の構成部については同一の符号を付
して説明する。
(シート)2をピックアップローラ3bによって給送
し、フィードおよびリタードローラ対3cによって1枚
ずつに分離して給送し、更に搬送ローラ対3d、および
搬送ローラ対3eによって転写位置へと搬送する。
ラ4が配置されており、電圧(転写バイアス)を印加す
ることによって、像担持体としての感光体ドラム7上の
トナー像を記録媒体に転写する。
よって帯電され、ついで、光学手段1からレーザ光を照
射することによって感光体ドラム7に画像情報に応じた
潜像が形成される。この潜像は、現像手段9によって現
像され、可視像、すなわち、トナー像(未定着画像)と
される。
送ベルト3fを経由し、定着手段5へと搬送する。定着
手段5は通過する記録媒体2に熱および圧力を印加して
転写されたトナー像(未定着画像)を記録媒体2上に定
着する。
は、発熱体に加熱用回転体である耐熱性フィルム(耐熱
性定着フィルム)を加圧回転体(弾性ローラ)で密着さ
せる。
で挟まれた状態で圧接ニップ部が形成されるが、この耐
熱性定着フィルムと加圧部材との間に未定着画像を担持
した記録媒体を導入して耐熱性定着フィルムと一緒に搬
送させ、耐熱性定着フィルムを介して付与される加熱体
からの熱と圧接ニップ部の圧力によって未定着画像を記
録媒体上に永久画像として定着させる。
よび排出ローラ対3hで搬送され排出トレイ6へと排出
される。
込手段としてのファン10が設けられており、外気を装
置内に形成された風路に取り込み、機内の昇温を抑えて
いる。
のフレーム11に据えられ、動作時は外気を本体内へ吸
引するように働く。外気は矢印で示すように装置外部A
より、外装部材12に空けられた外気取込口(開口部)
としてのルーバ12aを経由し、装置内部Bに送られ
る。
ン押え部材13により、位置が規制されており、ファン
押え部材13はその係止部13aによりフレーム11に
対して固定されている。
気温度検知センサであるサーミスタ14が取り付けられ
ており、その導線14aが、ファン押え部材13の引掛
けリブ13bにより、這い回されている。
は、吸引型ファン10および、外気(外気取込口)近傍
にサーミスタ14を配置し、ファン10による強制対流
を利用することによって、外気温度を精度良く(正確か
つ応答良く)検知し、その情報を得ることが可能とな
る。
着手段5内に設けられた定着部サーミスタによる定着部
の温度情報(X)と、先のサーミスタ14による外気温
度情報(Y)に基づき、プリンタ本体をコントロールす
る制御手段としての主制御部が、適切な定着ヒータ部へ
の通電コントロール(Z)を行うことで、定着ヒータ部
の適切な温度調整(加熱温度の設定)をすることが可能
となる。
防ぐことが出来る。
度情報を把握した上で、外気温度を考慮した適切な転写
バイアスを決定することが可能となる。さらには、外気
温度情報をもとにファンの回転スピードを変化させ(外
気取込量の調整)、機内の温度を安定化させる働きを持
たせることも出来る。
基板上に配置することも考えられるが、この場合、基板
自身の昇温の影響を受ける可能性があり、例えばファン
がONしてからサーミスタ14近傍の温度が一定になる
までの応答性を考慮すると、本実施の形態の検知精度の
方が有利と言える。
スタ14が、電装基板19による熱の影響を受けないよ
うな配置例を説明する。図8及び図9は装置本体を鉛直
方向から見て投影した各部の配置関係を示す模式図(上
視図)である。
装基板19と外装部材12との間に配置すると好適であ
る。
材12に空けられた外気取込口(開口部)としてのルー
バ12a(図8では不図示)を経由し、装置内部に外気
が送り込まれるため、サーミスタ14に対して、電装基
板19から発生する熱の影響を低減することが可能とな
る。
サーミスタ14との間に外部側から内部側に向けて気流
を発生させるファン10を配置すると、更に好適であ
る。
対して、電装基板19から発生する熱の影響を低減する
ことが可能となる。
態では、外気の温度を検知する温度検知センサがファン
押え部材に取り付けられた場合の構成について示した
が、本実施の形態では、温度検知センサが外装部材に取
り付けられた場合の構成について説明する。
実施の形態と同一なので、同一の構成等についての説明
は省略し、説明の便宜上、上記第1の実施の形態でも参
照した図2を参照して説明する。
異なる点は、外気温度を検知するサーミスタ15が外装
部材12に設けられているところである。外装部材12
にはサーミスタ保持部12bが設けられ、そこにサーミ
スタ15が係止されている。
10および、外気(外気取込口)近傍にサーミスタ15
を配置し、ファン10による強制対流を利用することに
よって、外気温度を精度良く検知し、その情報を得るこ
とが可能となり、第1の実施の形態と同様の効果を得
る。
明の第3の実施の形態に係る画像形成装置について説明
する。上記第1の実施の形態では、外気の温度を検知す
る温度検知センサがファン押え部材に取り付けられた場
合の構成について示したが、本実施の形態では、温度検
知センサがファンによって外気を取りこむ際の異物侵入
を防止するフィルタ部材に取り付けられた場合の構成に
ついて説明する。
実施の形態と同一なので、同一の構成については同一の
符号を付して適宜その説明は省略する。
像形成装置の要部を示す模式的断面図である。
16がフレーム11の穴部11aに対してフィルタ爪部
16aが係止されることによって固定されている。網目
状のフィルタ部16bは、ファン10および外装部材1
2との間に配置されている。
温度を検知するサーミスタ17がフィルタ部材16のサ
ーミスタ保持部16cに係止されているところである。
本実施の形態においても、吸引型のファン10および、
外気(外気取込口)近傍にサーミスタ17を配置し、フ
ァン10による強制対流を利用することによって、外気
温度を精度良く検知し、その情報を得ることが可能とな
り、上記第1の実施の形態と同様の効果を得る。
とサーミスタ17の間に絶縁部16c’を設け、縁面距
離を稼ぐことで、静電気による破壊に対する配慮がなさ
れていることが望ましい。
態では、外気の温度を検知する温度検知センサがファン
押え部材に取り付けられた場合の構成について示した
が、本実施の形態では、温度検知センサが電装基板上に
取り付けられた場合の構成について説明する。
実施の形態と同一なので、同一の構成等についての説明
は省略し、説明の便宜上、上記第1の実施の形態でも参
照した図2を参照して説明する。
異なる点は、外気温度を検知するサーミスタ18が電装
基板19上のサーミスタ保持部19aに係止されている
点である。
10および、外気(外気取込口)近傍にサーミスタ18
を配置し、ファン10による強制対流を利用することに
よって、外気温度を精度良く検知し、その情報を得るこ
とが可能となり、第1の実施の形態と同様の効果を得
る。
態では、外気の温度を検知する温度検知センサがファン
押え部材に取り付けられた場合の構成について示した
が、本実施の形態では、温度検知センサが本体フレーム
に取り付けられた場合の構成について説明する。
実施の形態と同一なので、同一の構成等についての説明
は省略し、説明の便宜上、上記第1の実施の形態でも参
照した図2を参照して説明する。
異なる点は、外気温度を検知するサーミスタ20が装置
本体のフレーム11のサーミスタ保持部11bに対して
係止されている点である。
10および、外気(外気取込口)近傍にサーミスタ20
を配置し、ファン10による強制対流を利用することに
よって、外気温度を精度良く検知し、その情報を得るこ
とが可能となり、第1の実施の形態と同様の効果を得
る。
明の第6の実施の形態に係る画像形成装置について説明
する。上記各実施の形態では、装置外部側から内部側に
向けて気流を発生させるファンを適用する場合の構成に
ついて示したが、本実施の形態では、装置内部側から外
部側に向けて気流を発生させるファンを適用する場合の
構成について説明する。
実施の形態と同一なので、同一の構成については同一の
符号を付して適宜その説明は省略する。
像形成装置の要部を示す模式的断面図である。
引型ファンに基づく説明であったが、ここでのファン1
0は排気口を介して機内Bから外気Aに対して機内の空
気を吐き出すものである。
に隣接するように、その近傍に隔壁を隔てて外気取込口
(開口部)が設けられている。
風路Cは、排気口を介して排気させるための主流αに誘
引されて外気取込口から外気を取り込んでβの流れを発
生させる構成となっている。
スタ21を設けることによって、やはり外気温度を精度
良く検知し、その情報を得ることが可能となり、第1の
実施の形態と同様の効果を得る。
温度に基づいて制御・設定を行う画像形成条件として、
定着手段への加熱温度の調整,転写バイアスの調整、お
よびファン(外気取込手段)による外気取込量の調整に
ついて説明したが、勿論、これに限ることはなく、その
他の直接的あるいは間接的に画像品質に影響する各種条
件制御に適用できる。
知センサは外気取込口付近に設置されるため、外気の温
度を精度良く検知することができ、この検知温度に基づ
いて制御手段によって画像形成条件の設定を制御するこ
とで、画像品質の向上を図ることができる。
的断面図である。
形成装置の要部(ファン近傍)の模式的断面図である。
の要部(ファン近傍)の模式的斜視図である。
の要部(ファン近傍)の模式的断面図である。
の要部(ファン近傍)の模式的断面図である。
ある。
の主要制御部のブロック図である。
の要部の配置関係を示す模式図である。
の要部の配置関係を示す模式図である。
Claims (9)
- 【請求項1】周囲温度を検知する温度検知センサと、 該温度検知センサに基づいて画像形成条件の設定を制御
する制御手段と、 外気取込口を介して装置内に外気を取り込む外気取込手
段と、を備えた画像形成装置において、 前記外気取込口付近に前記温度検知センサが設置される
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】前記外気取込手段は、装置外装に形成され
た前記外気取込口となる開口部付近に設けられ、該開口
部を介して装置外部側から内部側に向けて気流を発生さ
せるファンであると共に、 前記温度検知センサは該ファンの近傍に設置されること
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】前記外気取込手段は、装置外装に形成され
た排気口付近に設けられ、該排気口を介して装置内部側
から外部側に向けて気流を発生させるファンであると共
に、 前記排気口の近傍には隔壁を隔てて前記外気取込口とな
る開口部が形成されており、前記温度検知センサは該開
口部の近傍に設置されることを特徴とする請求項1に記
載の画像形成装置。 - 【請求項4】前記ファンによって形成させる風路は複数
設けられており、そのうちの一つが前記開口部から前記
隔壁によって規制されつつ前記排気口に導かれる風路で
あることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】前記制御手段によって設定を制御する画像
形成条件には、シート上に形成された未定着画像を加熱
することによって定着させるための定着手段への加熱温
度が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
一つに記載の画像形成装置。 - 【請求項6】前記制御手段によって設定を制御する画像
形成条件には、像担持体上に形成された現像をシート上
に転写するための転写手段への転写バイアスが含まれる
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の
画像形成装置。 - 【請求項7】前記制御手段によって設定を制御する画像
形成条件には、装置内部の温度を調整するための前記外
気取込手段の外気取込量が含まれることを特徴とする請
求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置。 - 【請求項8】周囲温度を検知する温度検知センサと、 該温度検知センサに基づいて画像形成条件の設定を制御
する制御手段と、 電装基板と、 外気取込口となる開口部を有する装置外装と、を備えた
画像形成装置において、 装置本体を鉛直方向から見て投影位置的に、前記電装基
板と前記外装との間に前記温度検知センサが配置される
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項9】装置本体を鉛直方向から見て投影位置的
に、前記基板と前記温度検知センサとの間に、装置外部
側から内部側に向けて気流を発生させるファンが配置さ
れることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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