JP2000089539A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
- Publication number
- JP2000089539A JP2000089539A JP10258308A JP25830898A JP2000089539A JP 2000089539 A JP2000089539 A JP 2000089539A JP 10258308 A JP10258308 A JP 10258308A JP 25830898 A JP25830898 A JP 25830898A JP 2000089539 A JP2000089539 A JP 2000089539A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- image
- peripheral surface
- color
- forming body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 像露光光学系を内包する感光体ドラムを、装
置本体の所定の画像形成位置を正確に着脱出来るように
すると共に、駆動部材や現像器の当接によっても歪みや
変形を生じないようにする。 【解決手段】 支持部材20の外周部200A、段部2
00B、端部200Cを中心軸XXを基準として形成
し、露光光学系12と感光体ドラム10をそれぞれ外周
部200Aと段部200Bを基準として位置設定するこ
とにより露光光学系12の結像位置を感光体ドラム10
外周の感光面に合致させ、また端部200Cを装置本体
の基板上の軸受部材40Aと40Bの内周面にそれぞれ
嵌合することによって感光体ドラム10を所定の画像形
成位置に装着し、さらに駆動歯車Gと現像器の突当コロ
130Aをフランジ部材10A、10Bに当接してドラ
ムに変形が及ばないように構成する。
置本体の所定の画像形成位置を正確に着脱出来るように
すると共に、駆動部材や現像器の当接によっても歪みや
変形を生じないようにする。 【解決手段】 支持部材20の外周部200A、段部2
00B、端部200Cを中心軸XXを基準として形成
し、露光光学系12と感光体ドラム10をそれぞれ外周
部200Aと段部200Bを基準として位置設定するこ
とにより露光光学系12の結像位置を感光体ドラム10
外周の感光面に合致させ、また端部200Cを装置本体
の基板上の軸受部材40Aと40Bの内周面にそれぞれ
嵌合することによって感光体ドラム10を所定の画像形
成位置に装着し、さらに駆動歯車Gと現像器の突当コロ
130Aをフランジ部材10A、10Bに当接してドラ
ムに変形が及ばないように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてドラム状
の像形成体の周面に複数の帯電手段、像露光手段及び現
像手段を配置し、像形成体の一回転中にトナー像を像形
成体上に重ね合わせて形成する電子写真方式のカラー画
像形成装置に関する。
の像形成体の周面に複数の帯電手段、像露光手段及び現
像手段を配置し、像形成体の一回転中にトナー像を像形
成体上に重ね合わせて形成する電子写真方式のカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多色のカラー画像を形成する方法として
は、画像を必要な色と同数の感光体、帯電器、現像器等
を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を中
間転写等に重ね合わせてカラー画像とする装置(A)
や、1つの感光体を複数回転して各色毎の帯電、像露光
ならびに現像を繰り返してカラー画像を形成する装置
(B)あるいは同じく1つの感光体の一回転以内に各色
毎の帯電、像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像
を形成する装置(C)等が知られている。
は、画像を必要な色と同数の感光体、帯電器、現像器等
を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を中
間転写等に重ね合わせてカラー画像とする装置(A)
や、1つの感光体を複数回転して各色毎の帯電、像露光
ならびに現像を繰り返してカラー画像を形成する装置
(B)あるいは同じく1つの感光体の一回転以内に各色
毎の帯電、像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像
を形成する装置(C)等が知られている。
【0003】しかし前記の装置(A)は複数の感光体や
中間転写体を要するため装置の容積が大型化する欠点が
あり、一方装置(B)は帯電手段、像露光手段や感光体
が一つだけであるので容積は小型化されるものの形成さ
れる画像のサイズが感光体の表面積以下に限定されると
云う制約がある。
中間転写体を要するため装置の容積が大型化する欠点が
あり、一方装置(B)は帯電手段、像露光手段や感光体
が一つだけであるので容積は小型化されるものの形成さ
れる画像のサイズが感光体の表面積以下に限定されると
云う制約がある。
【0004】また装置(C)は高速の画像形成を可能と
するものの、感光体の一周内に帯電器、像露光手段と現
像器を複数組配設する必要があること、像露光を行う光
学系が近接する現像器から洩れるトナーに汚れて画質を
損なうおそれがあり、これを避けるため像露光手段と現
像器の間隔を大きくとる必要があることから必然的に感
光体の径が大きくなって装置を大型化すると云う矛盾が
ある。
するものの、感光体の一周内に帯電器、像露光手段と現
像器を複数組配設する必要があること、像露光を行う光
学系が近接する現像器から洩れるトナーに汚れて画質を
損なうおそれがあり、これを避けるため像露光手段と現
像器の間隔を大きくとる必要があることから必然的に感
光体の径が大きくなって装置を大型化すると云う矛盾が
ある。
【0005】装置(C)における前述したような障害の
欠点を避ける目的から、像形成体の基体を透明体の素材
によって形成し、その内部に複数の像露光手段を収容し
て、画像を前記の基体を通してその外周に形成した感光
層に露光する形態の装置が提案されている(例えば特開
平5−307307号公報)。
欠点を避ける目的から、像形成体の基体を透明体の素材
によって形成し、その内部に複数の像露光手段を収容し
て、画像を前記の基体を通してその外周に形成した感光
層に露光する形態の装置が提案されている(例えば特開
平5−307307号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら像露光手
段を像形成体の内部に設置する場合、像露光手段は短焦
点の結像系によって像形成体上に結像される関係から、
結像位置と像形成体外周の感光面に対し高い精度をもっ
て合致させる必要があり、また移動する感光面に対して
も合焦状態を保つには像形成体の高い真円度が要求され
ることから、駆動部材や現像手段等の圧接によって像形
成体に加わる外力が歪みとして感光面に波及するのも極
力防止されなければならない。
段を像形成体の内部に設置する場合、像露光手段は短焦
点の結像系によって像形成体上に結像される関係から、
結像位置と像形成体外周の感光面に対し高い精度をもっ
て合致させる必要があり、また移動する感光面に対して
も合焦状態を保つには像形成体の高い真円度が要求され
ることから、駆動部材や現像手段等の圧接によって像形
成体に加わる外力が歪みとして感光面に波及するのも極
力防止されなければならない。
【0007】一方像露光の光源より発生する熱と帯電、
転写に伴って生ずるオゾンは、感光体や放電電極の性能
や寿命を損なうので熱やオゾンの効率の良い排除も必要
とされている。
転写に伴って生ずるオゾンは、感光体や放電電極の性能
や寿命を損なうので熱やオゾンの効率の良い排除も必要
とされている。
【0008】本発明はこれ等の点を解決して改良した結
果、像形成体の歪みや変形を軽減し、さらにその感光特
性や像露光、帯電手段等の性能を長期にわたって発揮す
ることの出来るカラー画像形成装置の提供を目的とした
ものである。
果、像形成体の歪みや変形を軽減し、さらにその感光特
性や像露光、帯電手段等の性能を長期にわたって発揮す
ることの出来るカラー画像形成装置の提供を目的とした
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
外周面に複数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の
像露光手段を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、
像露光及び現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数
のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成するカ
ラー画像形成装置において、前記像露光手段はパイプ状
部材を保持手段とし、前記保持手段は前記像形成体を軸
受支持し外周面が装置本体の軸受部に内嵌して装着され
ることを特徴とするカラー画像形成装置(請求項1に係
わる発明)及び、像形成体の外周面に複数の帯電手段及
び現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記
像形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返
し、前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせ
てカラートナー像を形成するカラー画像形成装置におい
て、前記像露光手段はパイプ状部材を保持手段とし、前
記保持手段は内部に装置本体の基板外部に流通する第1
の空気流を、前記像形成体は外部に前記の帯電手段およ
び現像手段に流通する第2の空気流をそれぞれ形成する
ことを特徴とするカラー画像形成装置(請求項3に係わ
る発明)によって達成される。
外周面に複数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の
像露光手段を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、
像露光及び現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数
のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成するカ
ラー画像形成装置において、前記像露光手段はパイプ状
部材を保持手段とし、前記保持手段は前記像形成体を軸
受支持し外周面が装置本体の軸受部に内嵌して装着され
ることを特徴とするカラー画像形成装置(請求項1に係
わる発明)及び、像形成体の外周面に複数の帯電手段及
び現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記
像形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返
し、前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせ
てカラートナー像を形成するカラー画像形成装置におい
て、前記像露光手段はパイプ状部材を保持手段とし、前
記保持手段は内部に装置本体の基板外部に流通する第1
の空気流を、前記像形成体は外部に前記の帯電手段およ
び現像手段に流通する第2の空気流をそれぞれ形成する
ことを特徴とするカラー画像形成装置(請求項3に係わ
る発明)によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の説明に先立っ
て本発明のカラー画像形成装置の全般的な構成とその機
能を図1および図2によって説明する。
て本発明のカラー画像形成装置の全般的な構成とその機
能を図1および図2によって説明する。
【0011】ドラム状の像形成体である感光体ドラム1
0は、例えば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形
成される円筒状の透明樹脂基体を内側に設け、透明の導
電層及び有機感光体層(OPC)を該基体の外周に形成
したものであり、接地された状態で図1の矢印で示す方
向に回転される。
0は、例えば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形
成される円筒状の透明樹脂基体を内側に設け、透明の導
電層及び有機感光体層(OPC)を該基体の外周に形成
したものであり、接地された状態で図1の矢印で示す方
向に回転される。
【0012】本実施形態では、感光体ドラムの光導電体
層において適切なコントラストを付与できる露光光量を
有していればよい。従って、本実施形態における感光体
ドラムの透明樹脂基体の光透過率は、100%である必
要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収さ
れるような特性であっても構わない。透光性基体の素材
としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエス
テルモノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精
度、表面性等において優れており好ましく用いられる
が、その他一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。また、
露光光に対し透光性を有していれば、着色していてもよ
い。これらの樹脂の屈折率はほぼ1.5である。透光性
導電層の成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着
法、各種スパッタリング法、各種CVD法を用いて、イ
ンジウム・スズ・酸化物(ITO)、アルミナ、酸化
錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、Au、A
g、Ni、Al等からなる透光性を維持した薄膜が用い
られたり、浸漬塗工法、スプレー塗布法等を用いて上記
金属の微粒子とバインダー樹脂とからなる導電性樹脂等
が用いられる。また、光導電体層としては、各種有機感
光体層(OPC)が使用可能である。
層において適切なコントラストを付与できる露光光量を
有していればよい。従って、本実施形態における感光体
ドラムの透明樹脂基体の光透過率は、100%である必
要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収さ
れるような特性であっても構わない。透光性基体の素材
としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエス
テルモノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精
度、表面性等において優れており好ましく用いられる
が、その他一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。また、
露光光に対し透光性を有していれば、着色していてもよ
い。これらの樹脂の屈折率はほぼ1.5である。透光性
導電層の成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着
法、各種スパッタリング法、各種CVD法を用いて、イ
ンジウム・スズ・酸化物(ITO)、アルミナ、酸化
錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、Au、A
g、Ni、Al等からなる透光性を維持した薄膜が用い
られたり、浸漬塗工法、スプレー塗布法等を用いて上記
金属の微粒子とバインダー樹脂とからなる導電性樹脂等
が用いられる。また、光導電体層としては、各種有機感
光体層(OPC)が使用可能である。
【0013】以下に好ましい像形成体の例を示す。
【0014】プラスチック材料モノマーを合成し、重合
させるための触媒を添加した後、円筒状の型に注ぎ、側
板にて密封して固定し、温水を入れたウォータバス中で
回転させると共に、一定温度で加熱することにより均一
な重合を促進させる。又、重合時の発熱を吸収し、一定
温度に保つ役割も有する。重合終了後は冷却し、得られ
た透明な樹脂基体を型より取り出し、切断し、必要なら
ば仕上げ工程を経て画像形成装置の感光体ドラム用の透
明樹脂基体が製造される(遠心重合法)。
させるための触媒を添加した後、円筒状の型に注ぎ、側
板にて密封して固定し、温水を入れたウォータバス中で
回転させると共に、一定温度で加熱することにより均一
な重合を促進させる。又、重合時の発熱を吸収し、一定
温度に保つ役割も有する。重合終了後は冷却し、得られ
た透明な樹脂基体を型より取り出し、切断し、必要なら
ば仕上げ工程を経て画像形成装置の感光体ドラム用の透
明樹脂基体が製造される(遠心重合法)。
【0015】遠心重合によって成型される透明なプラス
チックの透明樹脂基体の素材としては、上記のごとくメ
タクリル酸メチルエステルモノマーを用い重合したもの
が、透明性、強度、精度、表面性等において最も良い
が、その他ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸
ブチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル、ポリスチレン、ポリイミド、ポリエステル或いはポ
リ塩化ビニル等、又はこれらの共重合体などが使用され
得る。遠心重合法では真円度が成型に用いられる型で決
まるので、高精度の基体を得ることができる。また、偏
肉は重合時の回転ムラや粘度や重合時の加熱条件で変化
する。
チックの透明樹脂基体の素材としては、上記のごとくメ
タクリル酸メチルエステルモノマーを用い重合したもの
が、透明性、強度、精度、表面性等において最も良い
が、その他ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸
ブチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル、ポリスチレン、ポリイミド、ポリエステル或いはポ
リ塩化ビニル等、又はこれらの共重合体などが使用され
得る。遠心重合法では真円度が成型に用いられる型で決
まるので、高精度の基体を得ることができる。また、偏
肉は重合時の回転ムラや粘度や重合時の加熱条件で変化
する。
【0016】導電層としては、インジウム・スズ・酸化
物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、アル
ミナ、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどからな
る導電性微粒子と樹脂とを混合した導電性樹脂が用いら
れ、成膜法としては、浸漬塗工法、スプレー塗布法など
が好ましく利用される。
物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、アル
ミナ、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどからな
る導電性微粒子と樹脂とを混合した導電性樹脂が用いら
れ、成膜法としては、浸漬塗工法、スプレー塗布法など
が好ましく利用される。
【0017】有機感光体層は、電荷発生物質(CGM)
を主成分とする電荷発生層(CGL)と電荷輸送物質
(CTM)を主成分とする電荷輸送層(CTL)とに機
能分離された二層構成の感光体層とされる。二層構成の
有機感光体層は、CGLが薄いために像露光光の透過性
が良く本発明に適する。なお有機感光体層は、電荷発生
物質(CGM)と電荷輸送物質(CTM)を1つの層中
に含有する単層構成とされてもよく、該単層構成又は前
記二層構成の感光体層には、通常バインダー樹脂が含有
される。
を主成分とする電荷発生層(CGL)と電荷輸送物質
(CTM)を主成分とする電荷輸送層(CTL)とに機
能分離された二層構成の感光体層とされる。二層構成の
有機感光体層は、CGLが薄いために像露光光の透過性
が良く本発明に適する。なお有機感光体層は、電荷発生
物質(CGM)と電荷輸送物質(CTM)を1つの層中
に含有する単層構成とされてもよく、該単層構成又は前
記二層構成の感光体層には、通常バインダー樹脂が含有
される。
【0018】前記二層構成の有機感光体層を有する感光
体ドラムにおいて、CGLに含有されるCGMとして
は、LED、LD等の光源光に感光性を有するアゾ系顔
料、アズレニウム顔料、フタロシアニン系顔料、ペリレ
ン系顔料が用いられ、なかでも赤〜赤外光(600nm
〜850nm)に感光するOPC感光体のCGMとして
は、銅フタロシアニン顔料やチタニルフタロシアニン顔
料等が好ましく用いられる。
体ドラムにおいて、CGLに含有されるCGMとして
は、LED、LD等の光源光に感光性を有するアゾ系顔
料、アズレニウム顔料、フタロシアニン系顔料、ペリレ
ン系顔料が用いられ、なかでも赤〜赤外光(600nm
〜850nm)に感光するOPC感光体のCGMとして
は、銅フタロシアニン顔料やチタニルフタロシアニン顔
料等が好ましく用いられる。
【0019】CGLに用いられるバインダー樹脂として
は、ポリビニルブチラール樹脂又はポリカーボネート樹
脂が用いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等にお
いて優れる。これらのバインダー樹脂は、単独で或いは
2種以上の混合物として用いることができる。
は、ポリビニルブチラール樹脂又はポリカーボネート樹
脂が用いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等にお
いて優れる。これらのバインダー樹脂は、単独で或いは
2種以上の混合物として用いることができる。
【0020】CGLの形成に用いられる溶媒或いは分散
媒としては、ケトン系又はハロゲン系溶剤が好ましく用
いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等が更に良好
となる。また、これらの溶媒は単独或いは2種以上の混
合溶媒として用いることもできる。
媒としては、ケトン系又はハロゲン系溶剤が好ましく用
いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等が更に良好
となる。また、これらの溶媒は単独或いは2種以上の混
合溶媒として用いることもできる。
【0021】CGL中のCGMとバインダー樹脂との重
量比は100:1〜1000とされ、該CGLの膜厚は
0.01〜10μmとされ、該CGLの形成のための塗
布方法としては、ブレード塗布、ワイヤーバー塗布、ス
プレー塗布、ディップ塗布、スライドホッパー塗布等の
各塗布方法がある。
量比は100:1〜1000とされ、該CGLの膜厚は
0.01〜10μmとされ、該CGLの形成のための塗
布方法としては、ブレード塗布、ワイヤーバー塗布、ス
プレー塗布、ディップ塗布、スライドホッパー塗布等の
各塗布方法がある。
【0022】次に前記CTLに含有されるCTMとして
は、ヒドラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジ
ン系化合物、スチルベン系化合物等が用いられる。
は、ヒドラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジ
ン系化合物、スチルベン系化合物等が用いられる。
【0023】前記CTLに用いられるバインダー樹脂と
しては、広範囲な絶縁性樹脂から適時選択して使用する
ことができ、好ましい結着樹脂としては、シリコン−ア
ルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等の絶縁性樹
脂を挙げることができ、これらの結着樹脂は単独或いは
2種以上混合して用いることができる。
しては、広範囲な絶縁性樹脂から適時選択して使用する
ことができ、好ましい結着樹脂としては、シリコン−ア
ルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等の絶縁性樹
脂を挙げることができ、これらの結着樹脂は単独或いは
2種以上混合して用いることができる。
【0024】バインダー樹脂とCTMとの配合比は1:
10〜500とされ、更には1:20〜150が好まし
い。CTLの膜厚は1:100μmとされるが、更に5
〜50μmが好ましい。
10〜500とされ、更には1:20〜150が好まし
い。CTLの膜厚は1:100μmとされるが、更に5
〜50μmが好ましい。
【0025】塗布方法としては、CGLと同様な方法を
用いることができる。
用いることができる。
【0026】又、有機感光体層と導電層との間に必要に
より中間層が設けられるが、中間層としては、例えば塩
ビ酢ビ共重合体、塩ビ酢ビマレイン酸共重合体、エチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、共重合タイ
プ若しくは変性タイプのアルコール可溶性ポリアミド樹
脂等の0.01〜2μm厚の樹脂層とされる。
より中間層が設けられるが、中間層としては、例えば塩
ビ酢ビ共重合体、塩ビ酢ビマレイン酸共重合体、エチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、共重合タイ
プ若しくは変性タイプのアルコール可溶性ポリアミド樹
脂等の0.01〜2μm厚の樹脂層とされる。
【0027】前記の製造方法によって造られたプラスチ
ックの円筒状の透明樹脂基体を用いることにより、肉厚
が均一で、円筒状の基体の円筒度、真円度に優れ、像露
光光の焦点ズレのない感光体ドラムが提供される。
ックの円筒状の透明樹脂基体を用いることにより、肉厚
が均一で、円筒状の基体の円筒度、真円度に優れ、像露
光光の焦点ズレのない感光体ドラムが提供される。
【0028】11はスコロトロン帯電器(以後単に帯電
器という)で感光体ドラム10の前述した有機感光体層
に対し所定の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤに
よるコロナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラ
ム10に対し一様な電位を与える。
器という)で感光体ドラム10の前述した有機感光体層
に対し所定の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤに
よるコロナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラ
ム10に対し一様な電位を与える。
【0029】12は像露光手段即ち感光体ドラム10の
軸方向に配列したLEDと等倍結像系であるセルフォッ
クレンズとから構成される露光光学系で、別体の画像読
み取り装置によって読み取られた各色の画像信号がメモ
リより順次取り出されて前記の各露光光学系12にそれ
ぞれ電気信号として入力される。
軸方向に配列したLEDと等倍結像系であるセルフォッ
クレンズとから構成される露光光学系で、別体の画像読
み取り装置によって読み取られた各色の画像信号がメモ
リより順次取り出されて前記の各露光光学系12にそれ
ぞれ電気信号として入力される。
【0030】前記の各露光光学系12は何れも光学系支
持手段として設けた後に説明する支持部材20に取り付
けられて前記感光体ドラム10の基体内部に収容され
る。
持手段として設けた後に説明する支持部材20に取り付
けられて前記感光体ドラム10の基体内部に収容され
る。
【0031】13Yないし13Kはイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)の各現像剤
を収容する現像器で、それぞれ感光体ドラム10の周面
に対し所定の間隙を保って同方向に回転する現像スリー
ブ130を備えている。
ゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)の各現像剤
を収容する現像器で、それぞれ感光体ドラム10の周面
に対し所定の間隙を保って同方向に回転する現像スリー
ブ130を備えている。
【0032】前記の各現像器は、前述した帯電器11に
よる帯電、露光光学系12による像露光によって形成さ
れる感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧
の印加により非接触の状態で反転現像する。
よる帯電、露光光学系12による像露光によって形成さ
れる感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧
の印加により非接触の状態で反転現像する。
【0033】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像或いは
コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及びKの
各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納され
る。
装置において、撮像素子により読み取られた画像或いは
コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及びKの
各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0034】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により感光体ドラム10を反時計方向へと回転
し、同時に帯電器11(Y)の帯電作用により感光体ド
ラム10に電位の付与が開始される。
タの始動により感光体ドラム10を反時計方向へと回転
し、同時に帯電器11(Y)の帯電作用により感光体ド
ラム10に電位の付与が開始される。
【0035】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
即ちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が開始されドラムの回転走査によってその表面の
感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静
電潜像を形成する。
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
即ちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が開始されドラムの回転走査によってその表面の
感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静
電潜像を形成する。
【0036】前記の潜像は現像器13(Y)により現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。
【0037】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に更に帯電器11(M)の帯電作
用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第2
の色信号即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気
信号による露光が行われ、現像器13(M)による非接
触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像
の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形
成していく。
(Y)のトナー像の上に更に帯電器11(M)の帯電作
用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第2
の色信号即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気
信号による露光が行われ、現像器13(M)による非接
触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像
の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形
成していく。
【0038】同様のプロセスにより帯電器11(C)、
露光光学系12(C)及び現像器13(C)によって更
に第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像が、
また帯電器11(K)、露光光学系12(K)及び現像
器13(K)によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。
露光光学系12(C)及び現像器13(C)によって更
に第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像が、
また帯電器11(K)、露光光学系12(K)及び現像
器13(K)によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。
【0039】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た露光波長に対し透明の基体を通して行われる。従って
第2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何
れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けることな
く行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電潜
像を形成することが可能となる。また各現像器による現
像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ130に対し
直流或いは更に交流を加えた現像バイアスが印加され、
現像器の収容する一成分或いは二成分現像剤によるジャ
ンピング現像が行われて、透明電導層を接地する感光体
ドラム10に対して非接触の反転現像が行われるように
なっている。
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た露光波長に対し透明の基体を通して行われる。従って
第2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何
れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けることな
く行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電潜
像を形成することが可能となる。また各現像器による現
像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ130に対し
直流或いは更に交流を加えた現像バイアスが印加され、
現像器の収容する一成分或いは二成分現像剤によるジャ
ンピング現像が行われて、透明電導層を接地する感光体
ドラム10に対して非接触の反転現像が行われるように
なっている。
【0040】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は一旦中間転写手段として設け
た中間転写ベルト14の周面に転写される。
されたカラーのトナー像は一旦中間転写手段として設け
た中間転写ベルト14の周面に転写される。
【0041】中間転写ベルト14は厚さ0.5〜2.0
mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウレ
タンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導
電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング防
止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行
った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ま
しい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5m
mの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することも
できる。中間転写ベルト14がローラ14A,14B,
14C及び14Dの間に張架され、ローラ14Dに伝達
される動力により感光体ドラム10の周速度に同期して
時計方向に循環して搬送される。
mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウレ
タンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導
電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング防
止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行
った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ま
しい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5m
mの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することも
できる。中間転写ベルト14がローラ14A,14B,
14C及び14Dの間に張架され、ローラ14Dに伝達
される動力により感光体ドラム10の周速度に同期して
時計方向に循環して搬送される。
【0042】前記の中間転写ベルト14はローラ14A
とローラ14Bの間のベルト面を感光体ドラム10の周
面に接し、一方ローラ14C外周のベルト面を転写部材
である転写ローラ15に接していてそれぞれの接点にお
いてトナー像の転写域を形成している。
とローラ14Bの間のベルト面を感光体ドラム10の周
面に接し、一方ローラ14C外周のベルト面を転写部材
である転写ローラ15に接していてそれぞれの接点にお
いてトナー像の転写域を形成している。
【0043】感光体ドラム10周面に付着した状態にあ
るカラートナー像は、先ず前記の中間転写ベルト14と
の間の接点においてローラ14Bへのトナーと反対極性
のバイアス電圧の印加により順次中間転写ベルト14の
周面側に転写される。即ちドラム上のカラートナー像は
接地したローラ14Aの案内によりトナーを散らすこと
なく転写域へと搬送され、ローラ14Bに対する1〜2
kVのバイアス電圧の印加によって中間転写ベルト14
側に効率良く転写される。
るカラートナー像は、先ず前記の中間転写ベルト14と
の間の接点においてローラ14Bへのトナーと反対極性
のバイアス電圧の印加により順次中間転写ベルト14の
周面側に転写される。即ちドラム上のカラートナー像は
接地したローラ14Aの案内によりトナーを散らすこと
なく転写域へと搬送され、ローラ14Bに対する1〜2
kVのバイアス電圧の印加によって中間転写ベルト14
側に効率良く転写される。
【0044】一方では給紙カセット(図示せず)の給紙
ローラ17の作動により転写紙PAが搬出されてタイミ
ングローラ18に給送され、中間転写ベルト14上のカ
ラートナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域
へと給紙される。
ローラ17の作動により転写紙PAが搬出されてタイミ
ングローラ18に給送され、中間転写ベルト14上のカ
ラートナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域
へと給紙される。
【0045】転写ローラ15は前記中間転写ベルト14
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙PAは転写ローラ15と前記の接地状態に
あるローラ14Cの間のニップ部の形成する転写域にお
いて中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され
転写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極性のバ
イアス電圧の印加により順次カラートナー像は転写紙P
A上に転写される。
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙PAは転写ローラ15と前記の接地状態に
あるローラ14Cの間のニップ部の形成する転写域にお
いて中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され
転写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極性のバ
イアス電圧の印加により順次カラートナー像は転写紙P
A上に転写される。
【0046】カラートナー像の転写を受けた転写紙PA
は除電され、搬送板19を介して定着装置91に搬送さ
れ、熱ローラ91Aと圧着ローラ91Bとの間に挟着搬
送して加熱され、トナーを溶着して定着がなされたのち
排紙ローラ92を介して装置外部に排出される。
は除電され、搬送板19を介して定着装置91に搬送さ
れ、熱ローラ91Aと圧着ローラ91Bとの間に挟着搬
送して加熱され、トナーを溶着して定着がなされたのち
排紙ローラ92を介して装置外部に排出される。
【0047】前述した感光体ドラム10及び中間転写ベ
ルト14にはそれぞれクリーニング装置100及び14
0が設置され、それぞれの備えるブレードが常時圧接さ
れていて、残留した付着トナーの除去がなされて周面は
常に清浄な状態に保たれている。
ルト14にはそれぞれクリーニング装置100及び14
0が設置され、それぞれの備えるブレードが常時圧接さ
れていて、残留した付着トナーの除去がなされて周面は
常に清浄な状態に保たれている。
【0048】図2に示す如く、各露光光学系12を支持
する前記の支持部材20はアルミ又はステンレス等を材
料とする円筒形の部材であって、外周面の周方向に各露
光光学系12を軸方向に沿って平行に配置固定し、さら
に両側の段部に感光体ドラム10の一体とするフランジ
部材10Aおよび10Bをそれぞれ軸受Bを介して取り
付けて感光体ドラム10を回動自在の状態に支持してい
る。
する前記の支持部材20はアルミ又はステンレス等を材
料とする円筒形の部材であって、外周面の周方向に各露
光光学系12を軸方向に沿って平行に配置固定し、さら
に両側の段部に感光体ドラム10の一体とするフランジ
部材10Aおよび10Bをそれぞれ軸受Bを介して取り
付けて感光体ドラム10を回動自在の状態に支持してい
る。
【0049】前記の支持部材20は両側の端部が装置本
体の基板30Aおよび30Bに設けられる軸受部材40
Aおよび40Bに対しそれぞれ内嵌することによって感
光体ドラム10は所定の画像形成位置に設定され、さら
に一方の側端に備える係合ピンPが軸受部材40Aの切
欠400に係合することによって各露光光学系12が所
定の角度位置に固定される。
体の基板30Aおよび30Bに設けられる軸受部材40
Aおよび40Bに対しそれぞれ内嵌することによって感
光体ドラム10は所定の画像形成位置に設定され、さら
に一方の側端に備える係合ピンPが軸受部材40Aの切
欠400に係合することによって各露光光学系12が所
定の角度位置に固定される。
【0050】また前記の感光体ドラム10は画像形成位
置への設定により感光体ドラム10のフランジ部材10
Aと一体のドラム歯車10Gが駆動部材たる装置本体側
に設けられた駆動歯車Gに噛合され、さらに各現像器1
3はドラム周面への取付配置により、一方では現像スリ
ーブ130の位置規制部材たる突当コロ130Aがドラ
ム面の両側端部に当接して現像スリーブ130とドラム
面との間隔すなわち現像間隔が精度よく設定され、他方
では現像スリーブ130と同軸一体のスリーブ歯車13
0Gが前記のドラム歯車10Gに噛合されてその結果前
記の駆動歯車Gの動力により感光体ドラム10と各現像
器13が同時に回転あるいは作動されるようになってい
る。
置への設定により感光体ドラム10のフランジ部材10
Aと一体のドラム歯車10Gが駆動部材たる装置本体側
に設けられた駆動歯車Gに噛合され、さらに各現像器1
3はドラム周面への取付配置により、一方では現像スリ
ーブ130の位置規制部材たる突当コロ130Aがドラ
ム面の両側端部に当接して現像スリーブ130とドラム
面との間隔すなわち現像間隔が精度よく設定され、他方
では現像スリーブ130と同軸一体のスリーブ歯車13
0Gが前記のドラム歯車10Gに噛合されてその結果前
記の駆動歯車Gの動力により感光体ドラム10と各現像
器13が同時に回転あるいは作動されるようになってい
る。
【0051】なお前記の各露光光学系12に接続するリ
ード線120は前記の軸受部材40Bの開口部を経て基
板30B外に設けられた電源部に結線される。
ード線120は前記の軸受部材40Bの開口部を経て基
板30B外に設けられた電源部に結線される。
【0052】(実施の形態1)請求項1に係わる発明の
実施の形態を図3によって説明する。
実施の形態を図3によって説明する。
【0053】前記の支持部材20は中心軸XXに対し外
周部200Aと前述した両側の各段部200Bおよび端
部200Cが精度の出し易い外周加工により偏心がなく
高精度の外径に形成されている。
周部200Aと前述した両側の各段部200Bおよび端
部200Cが精度の出し易い外周加工により偏心がなく
高精度の外径に形成されている。
【0054】感光体ドラム10は軸受Bを介し前記の各
段部200Bを基準として取り付け支持されていて、従
って感光体ドラム10は外周面の感光体が支持部材20
の中心軸XXに対し常に一定の距離を保って回動される
ようになっている。
段部200Bを基準として取り付け支持されていて、従
って感光体ドラム10は外周面の感光体が支持部材20
の中心軸XXに対し常に一定の距離を保って回動される
ようになっている。
【0055】また各露光光学系12は調整部材21を介
し前記の支持部材20の外周部200Aを基準として光
学系の高さを調整した上で支持固定されていて、従って
各露光光学系12は結像位置が感光体ドラム10の感光
体面に正しく設定されるようになっている。
し前記の支持部材20の外周部200Aを基準として光
学系の高さを調整した上で支持固定されていて、従って
各露光光学系12は結像位置が感光体ドラム10の感光
体面に正しく設定されるようになっている。
【0056】さらに感光体ドラム10と各露光光学系1
2を支持した支持部材20は、前記の各端部200Cの
外周面が前述した各軸受部材40Aおよび40Bのそれ
ぞれの内周面に対し嵌合により取り付けられていて、従
って感光体ドラム10と各露光光学系12は装置本体の
基板間の所定位置に高い精度をもって設定されることと
なる。
2を支持した支持部材20は、前記の各端部200Cの
外周面が前述した各軸受部材40Aおよび40Bのそれ
ぞれの内周面に対し嵌合により取り付けられていて、従
って感光体ドラム10と各露光光学系12は装置本体の
基板間の所定位置に高い精度をもって設定されることと
なる。
【0057】一方前記の各歯車の噛合ならびに突当コロ
130Aの当接は何れも図示の如く感光体ドラム10の
端部もしくはフランジ部材の周面に対して行われるの
で、歯車の噛合や当接による感光体ドラム10の歪みや
変形が軽減されドラムの画像形成領域は常にその円筒度
が保たれて画像の正確な結像が保証される。
130Aの当接は何れも図示の如く感光体ドラム10の
端部もしくはフランジ部材の周面に対して行われるの
で、歯車の噛合や当接による感光体ドラム10の歪みや
変形が軽減されドラムの画像形成領域は常にその円筒度
が保たれて画像の正確な結像が保証される。
【0058】(実施の形態2)請求項3に係わる発明の
実施の形態を図4および図5によって説明する。
実施の形態を図4および図5によって説明する。
【0059】前記の支持部材20を支持する各軸受部材
40Aおよび40Bは、支持部材20の内径に相当する
大きさの開口部140Aと140Bをそれぞれ同軸上に
開口し、さらに各開口部に対向する装置本体の背面側の
外装部材50Aに排気ファンFを備える排気口150A
が、また前面側の外装部材50Bに吸気口150Bがそ
れぞれ設けられている。
40Aおよび40Bは、支持部材20の内径に相当する
大きさの開口部140Aと140Bをそれぞれ同軸上に
開口し、さらに各開口部に対向する装置本体の背面側の
外装部材50Aに排気ファンFを備える排気口150A
が、また前面側の外装部材50Bに吸気口150Bがそ
れぞれ設けられている。
【0060】前記の排気ファンFは画像形成時露光光学
系12の発熱により支持部材20が所定温度に達したの
を支持部材20に設けた不図示の温度センサが検知する
と、自動的に作動して前記の吸気口150Bより外気を
吸入し前記の排気口150Aより外部に排出することに
よって支持部材20の内周に軸方向に空気流Iが形成さ
れ、それによって支持部材20は過熱状態となることが
防止され露光光学系12は所定の性能が継続して発揮さ
れる。
系12の発熱により支持部材20が所定温度に達したの
を支持部材20に設けた不図示の温度センサが検知する
と、自動的に作動して前記の吸気口150Bより外気を
吸入し前記の排気口150Aより外部に排出することに
よって支持部材20の内周に軸方向に空気流Iが形成さ
れ、それによって支持部材20は過熱状態となることが
防止され露光光学系12は所定の性能が継続して発揮さ
れる。
【0061】また前記の各帯電器11は背面に半円筒形
のダクトDが平行して設けられていて、吸気ファンF1
の作動により防塵フィルタf1を経て吸入された外気が
前記の各ダクトDに分散して供給され、各ダクトDの通
気孔よりそれぞれの帯電器11の背面に吹き付けられた
あと感光体ドラム10の周面に当たり反転して各現像器
13の側面を帯電器11の直角方向に流通する空気流II
が形成される。
のダクトDが平行して設けられていて、吸気ファンF1
の作動により防塵フィルタf1を経て吸入された外気が
前記の各ダクトDに分散して供給され、各ダクトDの通
気孔よりそれぞれの帯電器11の背面に吹き付けられた
あと感光体ドラム10の周面に当たり反転して各現像器
13の側面を帯電器11の直角方向に流通する空気流II
が形成される。
【0062】前記の空気流IIは各帯電器11に面する前
記のダクトD内において若干加圧した状態で排出され、
帯電器11の側面を経て放電によって発生したオゾンを
合流しさらに現像器13周辺の飛散トナーを合流したの
ち上面基板50Cに設けた排気ファンF2の作動により
オゾンフィルタf2を経て装置外部に排出される。なお
各帯電器11の背面に通気孔を設けてダクトDより吹き
付けられた外気が帯電器11の内部に流通するようにす
ればオゾン排除の効率はより向上する。
記のダクトD内において若干加圧した状態で排出され、
帯電器11の側面を経て放電によって発生したオゾンを
合流しさらに現像器13周辺の飛散トナーを合流したの
ち上面基板50Cに設けた排気ファンF2の作動により
オゾンフィルタf2を経て装置外部に排出される。なお
各帯電器11の背面に通気孔を設けてダクトDより吹き
付けられた外気が帯電器11の内部に流通するようにす
ればオゾン排除の効率はより向上する。
【0063】その結果有害なオゾンや飛散トナーは常に
排除されて効率の良い感光体帯電による高品質の画像の
形成が可能となる。
排除されて効率の良い感光体帯電による高品質の画像の
形成が可能となる。
【0064】
【発明の効果】本発明により感光体に対する像露光光学
系の結像位置と装置本体に対する感光体ドラムの装着位
置の各設定が正確かつ容易に実施され(請求項1)、さ
らに感光体ドラムの円筒度が高いことにより解像性の良
い画像が形成されることとなり(請求項2)、また装置
内部の効果的な冷却ならびにオゾン、トナー粉等の装置
外への排除により耐久性に優れ長期にわたって高品質の
画像が得られる(請求項3ないし6)画像形成装置が提
供されることとなった。
系の結像位置と装置本体に対する感光体ドラムの装着位
置の各設定が正確かつ容易に実施され(請求項1)、さ
らに感光体ドラムの円筒度が高いことにより解像性の良
い画像が形成されることとなり(請求項2)、また装置
内部の効果的な冷却ならびにオゾン、トナー粉等の装置
外への排除により耐久性に優れ長期にわたって高品質の
画像が得られる(請求項3ないし6)画像形成装置が提
供されることとなった。
【図1】カラー画像形成装置の断面構成図。
【図2】画像形成部の断面構成図。
【図3】感光体ドラムの支持構造を示す要部図。
【図4】空気流Iの流通経過を示す断面図。
【図5】空気流IIの流通経過を示す斜視図。
10 感光体ドラム 10A,10B フランジ部材 10G ドラム歯車 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 14 中間転写ベルト 15 転写ローラ 18 タイミングローラ 20 支持部材 21 調整部材 30A,30B (装置)基板 40A,40B 軸受部材 50A,50B 外装部材 91 定着装置 130 現像スリーブ 130A 突当コロ 130G スリーブ歯車 200A 外周部 200B 段部 200C 端部 B 軸受 D ダクト F,F1,F2 ファン f1 防塵フィルタ f2 オゾンフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H030 AA06 AA07 AD12 BB02 BB23 BB42 BB71 2H076 AA51 AB42 AB51 AB60 AB63 EA04
Claims (6)
- 【請求項1】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記像露光手段はパイプ状部材を保持手段とし、前記保
持手段は前記像形成体を軸受支持し外周面が装置本体の
軸受部に内嵌して装着されることを特徴とするカラー画
像形成装置。 - 【請求項2】 前記像形成体を駆動する駆動部材あるい
は前記現像手段の位置規制部材が前記像形成体の端部に
当接されることを特徴とする請求項1に記載のカラー画
像形成装置。 - 【請求項3】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記像露光手段はパイプ状部材を保持手段とし、前記保
持手段は内部に装置本体の基板外部に流通する第1の空
気流を、前記像形成体は外部に前記の帯電手段および現
像手段に流通する第2の空気流をそれぞれ形成すること
を特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項4】 前記の第1の空気流と第2の空気流とは
空気流の流通方向が互いに直交することを特徴とする請
求項3に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項5】 前記第1の空気流は前記基板に設けられ
る前記保持手段の軸受部より流出入されることを特徴と
する請求項3又は4に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項6】 前記第2の空気流は前記帯電手段に対し
平行方向より流入して直角方向に流出されることを特徴
とする請求項3ないし5の何れか1項に記載のカラー画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10258308A JP2000089539A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10258308A JP2000089539A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000089539A true JP2000089539A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17318456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10258308A Pending JP2000089539A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000089539A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002148875A (ja) * | 2000-11-08 | 2002-05-22 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1998
- 1998-09-11 JP JP10258308A patent/JP2000089539A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002148875A (ja) * | 2000-11-08 | 2002-05-22 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP4630447B2 (ja) * | 2000-11-08 | 2011-02-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5840461A (en) | Process for producing cylindrical substrate for image formation | |
JPH10326068A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000089539A (ja) | カラー画像形成装置 | |
US6070031A (en) | Color image forming apparatus having developing devices arranged around an image forming body such that the image forming body is neither deformed nor damaged by the developing devices and such that a precise gap is set therebetween | |
JPH10254160A (ja) | 電子写真用感光体とそれを用いた画像形成方法及び装置 | |
JPH10282770A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11295958A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000098690A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000066473A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000029270A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000181177A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11109790A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1026923A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11295953A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2001022150A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP3846744B2 (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH10307519A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11119508A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH10232554A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH1020610A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH1010850A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11167243A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11167235A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11167244A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH10198114A (ja) | カラー画像形成装置 |