JPH11167243A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH11167243A
JPH11167243A JP9334046A JP33404697A JPH11167243A JP H11167243 A JPH11167243 A JP H11167243A JP 9334046 A JP9334046 A JP 9334046A JP 33404697 A JP33404697 A JP 33404697A JP H11167243 A JPH11167243 A JP H11167243A
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JP
Japan
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image forming
bias
developing
image
peripheral surface
Prior art date
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Application number
JP9334046A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
州太 ▲浜▼田
Shiyuuta Hamada
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機内温度変化や機外の環境条件による温度変
化によっても、現像性が変わることなく、良好な画像を
形成するカラー画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 現像手段に現像剤を保持する現像剤搬送
体を設けて現像剤搬送体に直流バイアスと交流バイアス
とを重畳する現像バイアスを印加すると共に、像形成体
の近傍に温度検出手段を配設し、温度検出手段による像
形成体近傍の温度変化に伴って、像形成体と現像剤搬送
体との間隙が広くなるように設定すると共に、交流バイ
アスの周波数を低周波に移行することを特徴とするカラ
ー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の画像形成装置で、像形成体の周辺に複数
組の帯電手段、像露光手段と現像手段を配置して像形成
体の一回転中にトナー像を重ね合わせてカラー画像を形
成する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色のカラー画像を形成する方法
としては、画像形成に必要な色と同数の像形成体、帯電
手段、現像手段等を備え、それぞれの像形成体に形成し
た単色のトナー像を転写材に重ね合わせてカラー画像と
するカラー画像形成装置や、像形成体を複数回回転して
各色毎の帯電、像露光ならびに現像を繰り返してカラー
画像を形成するカラー画像形成装置、あるいは、同じく
像形成体の一回転以内に各色毎の帯電、像露光ならびに
現像を順次行ってカラー画像を形成するカラー画像形成
装置等が知られている。
【0003】しかし前記の各画像形成装置において、画
像形成に必要な色と同数の像形成体、帯電手段、現像手
段等を備え、それぞれ像形成体に形成した単色のトナー
像を転写材に重ね合わせてカラー画像とするカラー画像
形成装置は、複数の像形成体や転写材の搬送を要するた
め装置の容積が大型化する欠点があり、一方、像形成体
を複数回回転して各色毎の帯電、像露光ならびに現像を
繰り返してカラー画像を形成するカラー画像形成装置
は、容積は小型化されるものの、形成される画像のサイ
ズが像形成体の表面積以下に限定されると云う制約があ
る。
【0004】その点、像形成体の一回転以内に各色毎の
帯電、像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像を形
成するカラー画像形成装置は、画像のサイズに制約がな
く、しかも高速の画像形成を可能とする等の利点があ
る。更に、像形成体の基体として透光性基体を用い、像
形成体の内部に像露光手段を配置し装置の小型化を図っ
たものが、例えば特開平5−307307号公報によっ
て提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の提
案によるカラー画像形成装置において重ね合わせカラー
トナー像を形成する際、像露光手段の発光素子として用
いるLEDや定着手段よりの発熱による温度上昇や機外
の環境条件による温度変化により、複数の現像手段の現
像スリーブ(現像剤搬送体)と像形成体との間隙がそれ
ぞれに変化し、現像性が変わり、カラーバランスが損な
われる等の画像不良を生じるという問題が起こる。
【0006】さらに、上記のカラー画像形成装置におい
ては透光性樹脂基体を用いた像形成体を採用しているた
め、LEDや定着手段よりの発熱による像形成体の膨張
や環境温度変化による収縮により、像形成体と現像スリ
ーブとの間隙が変化し、画像不良を生じるという問題が
起こる。
【0007】本発明は上記の問題点を改良し、機内温度
変化や機外の環境条件による温度変化によっても、現像
性が変わることなく、良好な画像を形成するカラー画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
外周面に複数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の
像露光手段を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、
像露光及び現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数
のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成するカ
ラー画像形成装置において、前記現像手段に現像剤を保
持する現像剤搬送体を設けて前記現像剤搬送体に直流バ
イアスと交流バイアスとを重畳する現像バイアスを印加
すると共に、前記像形成体の近傍に温度検出手段を配設
し、前記温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に
伴って、前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が広
くなるように設定すると共に、前記交流バイアスの周波
数を低周波に移行することを特徴とするカラー画像形成
装置によって達成される(第1の発明)。
【0009】また、上記目的は、像形成体の外周面に複
数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の像露光手段
を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び
現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数のトナー像
を重ね合わせてカラートナー像を形成するカラー画像形
成装置において、前記現像手段に現像剤を保持する現像
剤搬送体を設けて前記現像剤搬送体に直流バイアスと交
流バイアスとを重畳する現像バイアスを印加すると共
に、前記像形成体の近傍に温度検出手段を配設し、前記
温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴って、
前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が広くなるよ
うに設定すると共に、前記交流バイアスの実効値を大き
くすることを特徴とするカラー画像形成装置によって達
成される(第2の発明)。
【0010】また、上記目的は、像形成体の外周面に複
数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の像露光手段
を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び
現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数のトナー像
を重ね合わせてカラートナー像を形成するカラー画像形
成装置において、前記現像手段に現像剤を保持する現像
剤搬送体を設けて前記現像剤搬送体に直流バイアスと交
流バイアスとを重畳する現像バイアスを印加すると共
に、前記像形成体の近傍に温度検出手段を配設し、前記
温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴って、
前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が広くなるよ
うに設定すると共に、前記直流バイアスを高くすること
を特徴とするカラー画像形成装置によって達成される
(第3の発明)。
【0011】また、上記目的は、像形成体の外周面に複
数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の像露光手段
を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び
現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数のトナー像
を重ね合わせてカラートナー像を形成するカラー画像形
成装置において、前記現像手段に現像剤を保持する現像
剤搬送体を設けて前記現像剤搬送体に直流バイアスと交
流バイアスとを重畳する現像バイアスを印加すると共
に、前記像形成体の近傍に温度検出手段を配設し、前記
温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴って、
前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が狭くなるよ
うに設定すると共に、前記交流バイアスの周波数を高周
波に移行することを特徴とするカラー画像形成装置によ
って達成される(第4の発明)。
【0012】また、上記目的は、像形成体の外周面に複
数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の像露光手段
を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び
現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数のトナー像
を重ね合わせてカラートナー像を形成するカラー画像形
成装置において、前記現像手段に現像剤を保持する現像
剤搬送体を設けて前記現像剤搬送体に直流バイアスと交
流バイアスとを重畳する現像バイアスを印加すると共
に、前記像形成体の近傍に温度検出手段を配設し、前記
温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴って、
前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が狭くなるよ
うに設定すると共に、前記交流バイアスの実効値を小さ
くすることを特徴とするカラー画像形成装置によって達
成される(第5の発明)。
【0013】また、上記目的は、像形成体の外周面に複
数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の像露光手段
を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び
現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数のトナー像
を重ね合わせてカラートナー像を形成するカラー画像形
成装置において、前記現像手段に現像剤を保持する現像
剤搬送体を設けて、前記現像剤搬送体に直流バイアスと
交流バイアスとを重畳する現像バイアスを印加すると共
に、前記像形成体の近傍に温度検出手段を配設し、前記
温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴って、
前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が狭くなるよ
うに設定すると共に、前記直流バイアスを低くすること
を特徴とするカラー画像形成装置によって達成される
(第6の発明)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0015】本発明のカラー画像形成装置の一実施形態
の画像形成プロセス及び各機構について、図1ないし図
5を用いて説明する。図1は、カラー画像形成装置の一
実施形態の断面構成図であり、図2は、像露光手段の構
成と支持部材への取付方法とを示す図であり、図3は、
図2の斜視図であり、図4は、図2の像形成体の断面構
成図であり、図5は、図4の位置規制部材と現像剤搬送
体との拡大図である。
【0016】図1ないし図4によれば、ドラム状の像形
成体としての感光体ドラム10は、例えば、透光性アク
リル樹脂の透光性部材によって形成される円筒状の透光
性樹脂基体を像形成体の基体として内側に設け、透光性
の導電層及び有機感光体層(OPC)を該基体の外周に
形成したものであり、接地された状態で図1の矢印で示
す方向に回転される。
【0017】本実施形態では、感光体ドラムの光導電体
層において適切なコントラストを付与できる露光光量を
有していればよい。従って、本実施形態における感光体
ドラムの透光性樹脂基体の光透過率は、100%である
必要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収
されるような特性であっても構わない。透光性基体の素
材としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエ
ステルモノマーを用い重合したものが、透光性、強度、
精度、表面性等において優れており好ましく用いられる
が、その他一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。また、
露光光に対し透光性を有していれば、着色していてもよ
い。これらの樹脂の屈折率はほぼ1.5である。透光性
導電層の成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着
法、各種スパッタリング法、各種CVD法を用いて、イ
ンジウム錫酸化物(ITO)、アルミナ、酸化錫、酸化
鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、
Al等からなる透光性を維持した薄膜が用いられたり、
浸漬塗工法、スプレー塗布法等を用いて上記金属の微粒
子とバインダー樹脂とからなる導電性樹脂等が用いられ
る。また、光導電体層としては、各種有機感光体層(O
PC)が使用可能である。
【0018】以下に好ましい像形成体の例を示す。
【0019】プラスチック材料モノマーを合成し、重合
させるための触媒を添加した後、円筒状の型に注ぎ、側
板にて密封して固定し、オイルバス或いは温水槽で適度
に過熱しながらこれを高速に回転させることにより均一
な重合を促進させる。重合終了後は冷却し、得られた透
光性の樹脂基体を型より取り出し、切断し、必要ならば
仕上げ工程を経て画像形成装置の感光体ドラム用の透明
樹脂基体が製造される(遠心重合法)。
【0020】遠心重合によって成型される透光性のプラ
スチックの透光性樹脂基体の素材としては、上記のごと
くメタクリル酸メチルエステルモノマーを用い重合した
ものが、透光性、強度、精度、表面性等において最も良
いが、その他ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル
酸ブチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル、ポリスチレン、ポリイミド、ポリエステル或いはポ
リ塩化ビニル等、又はこれらの共重合体などが使用され
得る。遠心重合法では真円度が成型に用いられる型で決
まるので、高精度の基体を得ることができる。また、偏
肉は重合時の回転ムラや粘度や重合時の加熱条件で変化
する。
【0021】導電層としては、インジウム錫酸化物(I
TO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、アルミナ、
ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどからなる導電
性微粒子と樹脂とを混合した導電性樹脂が用いられ、成
膜法としては、浸漬塗工法、スプレー塗布法などが好ま
しく利用される。
【0022】有機感光体層は、電荷発生物質(CGM)
を主成分とする電荷発生層(CGL)と電荷輸送物質
(CTM)を主成分とする電荷輸送層(CTL)とに機
能分離された二層構成の感光体層とされる。二層構成の
有機感光体層は、CGLが薄いために像露光光の透過性
が良く本発明に適する。なお有機感光体層は、電荷発生
物質(CGM)と電荷輸送物質(CTM)を1つの層中
に含有する単層構成とされてもよく、該単層構成又は前
記二層構成の感光体層には、通常バインダー樹脂が含有
される。
【0023】前記二層構成の有機感光体層を有する感光
体ドラムにおいて、CGLに含有されるCGMとして
は、LED,LD等の光源光に感光性を有するアゾ系顔
料、アズレニウム顔料、フタロシアニン系顔料、ペリレ
ン系顔料が用いられ、なかでも赤〜赤外光(600nm
〜850nm)に感光するOPC感光体のCGMとして
は、銅フタロシアニン顔料やチタニルフタロシアニン顔
料等が好ましく用いられる。
【0024】CGLに用いられるバインダー樹脂として
は、ポリビニルブチラール樹脂又はポリカーボネート樹
脂が用いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等にお
いて優れる。これらのバインダー樹脂は、単独で或いは
2種以上の混合物として用いることができる。
【0025】CGLの形成に用いられる溶媒或いは分散
媒としては、ケトン系又はハロゲン系溶剤が好ましく用
いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等が更に良好
となる。また、これらの溶媒は単独或いは2種以上の混
合溶媒として用いることもできる。
【0026】CGL中のCGMとバインダー樹脂との重
量比は100:1〜1000とされ、該CGLの膜厚は
0.01〜10μmとされ、該CGLの形成のための塗
布方法としては、ブレード塗布、ワイヤーバー塗布、ス
プレー塗布、ディップ塗布、スライドホッパー塗布等の
各塗布方法がある。
【0027】次に前記CTLに含有されるCTMとして
は、ヒドラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジ
ン系化合物、スチルベン系化合物等が用いられる。
【0028】前記CTLに用いられるバインダー樹脂と
しては、広範囲な絶縁性樹脂から適時選択して使用する
ことができ、好ましい結着樹脂としては、シリコン−ア
ルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等の絶縁性樹
脂を挙げることができ、これらの結着樹脂は単独或いは
2種以上混合して用いることができる。
【0029】バインダー樹脂とCTMとの配合比は1:
10〜500とされ、更には1:20〜150が好まし
い。CTLの膜厚は1〜100μmとされるが、更に5
〜50μmが好ましい。
【0030】塗布方法としては、CGLと同様な方法を
用いることができる。
【0031】又、有機感光体層と導電層との間に必要に
より中間層が設けられるが、中間層としては、例えば塩
ビ酢ビ共重合体、塩ビ酢ビマレイン酸共重合体、エチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、共重合タイ
プ若しくは変性タイプのアルコール可溶性ポリアミド樹
脂等の0.01〜2μm厚の樹脂層とされる。
【0032】前記の製造方法によって造られたプラスチ
ックの円筒状の透光性樹脂基体を用いることにより、肉
厚が均一で、円筒状の基体の円筒度、真円度に優れ、像
露光光の焦点ズレのない感光体ドラムが提供される。
【0033】11は帯電手段としてのスコロトロン帯電
器で感光体ドラム10の前述した有機感光体層に対し所
定の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤによるコロ
ナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム10に
対し一様な電位を与える。
【0034】Y、M、C及びKの各色毎の像露光手段と
しての露光光学系12は、露光系として基板122上に
感光体ドラム10の軸と平行な主走査方向に配列された
複数の発光素子としてのLED(発光ダイオード)12
1をアレイ状に並べた線状の露光素子12aと、結像素
子としての光集束性光伝送体(商品名、セルフォックレ
ンズ)12bとよりなり、セルフォックレンズ12bが
レンズホルダ12cに例えば図2及び図3に黒丸で示す
接着剤により固定され、また、露光素子12aが例えば
黒丸で示す接着剤により熱伝導性の良好な露光素子の保
持部材としての金属ケーシング12dに固定され、更に
露光素子12aとセルフォックレンズ12bとが位置出
しされた状態で、金属ケーシング12dにレンズホルダ
12cが例えば黒丸で示す接着剤により固着されて露光
光学系12が構成される。金属ケーシング12dを用い
ることにより、露光素子12a部で発生した熱が速やか
に伝達、拡散され、熱膨張に起因する露光素子12a間
の位置ずれや光量変動に影響を与える、露光素子12a
の不均一な温度分布や温度上昇が防止される。
【0035】上記露光素子の保持部材を、好ましい例と
して金属性のケーシングとしたが、必ずしも金属部材に
こだわるものでなく、樹脂製等のケーシングを用いるも
のでもよい。
【0036】発光素子としてはその他、FL(蛍光体発
光)、EL(エレクトロルミネッセンス)、PL(プラ
ズマ放電)等が用いられる。
【0037】各色毎の露光光学系12は楔状のブロック
部材としてのスペーサブロック12eを用いて、予め治
工具等により感光体ドラム10との主走査方向及び感光
体ドラム10の回転方向の副走査方向とを位置出しされ
る状態に調整されて、各色毎の像露光手段の共通支持体
である例えば円筒パイプや角パイプ等のパイプ状の中空
部材を用いた支持部材20に、金属ケーシング12dと
スペーサブロック12eとが、また、スペーサブロック
12eと支持部材20とが例えば図2及び図3に黒丸で
示す接着剤にて固着される。各色毎の露光光学系12を
保持した状態で、支持部材20の中心軸を感光体ドラム
10の中心軸に合わせて支持部材20が感光体ドラム1
0の内側に配置される。従って、感光体ドラム10に対
し露光光学系12による像露光が感光体ドラム10の中
心軸に垂直に行われる。
【0038】また、支持部材20はその内周面と感光体
ドラム10の基体の外周面との間の距離が露光光学系1
2の高さとその結像位置までの距離より大、即ち露光光
学系12の底面が常に支持部材20の内周面より外側に
位置される大きさの円周面を有していて、それによって
支持部材20は円筒面を破る必要がなく、強度が保たれ
て露光光学系12を所定の結像位置に確実に保持出来る
こととなる。
【0039】イメージスキャナにより読込まれたり、外
部信号等により入力されて不図示の記憶部、例えばRA
M内に記憶された各色の画像信号が装置本体の制御部を
通して記憶部より順次読み出されて各色毎の露光光学系
12にそれぞれ電気信号として入力され、LED121
が、例えばパルス幅変調方式(PWM方式)により発光
される。この実施形態で使用される発光素子の発光波長
は600〜900nmの範囲のものである。
【0040】上記の如く、各露光光学系12は何れもパ
イプ状の中空部材を用いた支持部材20に取り付けられ
て感光体ドラム10の基体内部に収容され、各露光光学
系12の基板122より引出され金属ケーシング12d
の下部の一端に取付けられたコネクタCを通しLED1
21のリード線WAが設けられる。各色毎のリード線W
Aは挿通孔20Hより引出されて束ねられ、支持部材2
0の中空部を通し側面基板30の挿通孔30Hより基板
外部に引出される。
【0041】各挿通孔20HはコネクタCとリード線W
Aとの結線後、支持部材20の内周側からシール部材S
Eをもってリード線WAと共に閉塞され、それによって
露光光学系12への飛散トナーやほこり等の侵入が防止
される。更に、挿通孔20Hに接着剤或いは例えば発泡
ウレタンやゴム材等の弾性部材を詰込み、トナーや塵等
の侵入を防止する。なおシール材SEとしては例えば硬
化型のシリコンゴムシートが用いられていて接着剤等に
よって各挿通孔20Hが閉塞され、それによって気密性
が保たれる。その結果リード線WAは強く折り曲げられ
ることなく支持部材20の内周面に沿い固定電極PAに
対し容易に結線されることとなる。また、露光素子の保
持部材はリード線WAによるストレスを受けることな
く、リード線WAの曲げなどにより外れることがなくな
る。
【0042】13Yないし13Kはイエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)の各現像剤
を収容する現像手段としての現像器で、それぞれ感光体
ドラム10の周面に対し所定の間隙を保って同方向に回
転する現像スリーブ130を備えている。また、各露光
光学系12の共通支持体である前記の支持部材20には
アルミニウムやステンレス等の軽金属材料から形成され
る薄肉の中空部材、好ましくは円筒パイプや角パイプ等
が使用されていて、それによって金属性の中空部材を用
いた支持部材20の軽量化と低熱容量化が図られると共
に、画像形成部の重量が軽減されかつ熱容量が小さく熱
伝導性も良好で、温度調節の効率が高められている。
又、円筒や角柱パイプは力学的な変形にも強い。
【0043】13Yないし13Kはイエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)の各現像剤
を収容する現像手段としての現像器で、それぞれ感光体
ドラム10の周面に対し所定の間隙を保って同方向に回
転する現像スリーブ130を備えている。
【0044】前記の各現像器13は、前述したスコロト
ロン帯電器11による帯電、露光光学系12による像露
光によって形成される感光体ドラム10上の静電潜像
を、直流バイアスV1と交流バイアスAC1とを重畳す
る現像バイアスE1(図5参照)の現像スリーブ130
への印加により非接触の状態で反転現像する。
【0045】上記現像器13の現像領域外で感光体ドラ
ム10の近傍に温度検出手段としての温度センサSを配
設し、LED121や後述する定着手段よりの発熱によ
る機内温度や環境条件による機外温度に基づく感光体ド
ラム10近傍の温度を測定する。温度センサSによる温
度測定が行われ、不図示の制御部により感光体ドラム1
0近傍の温度変化が測定され、制御部を通して後述する
現像スリーブ130に印加する現像バイアスE1での交
流バイアスAC1の周波数や実効値の変更や直流バイア
スV1の変更が行われる。
【0046】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像或いは
コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及びKの
各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0047】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により感光体ドラム10を反時計方向へと回転
し、同時にスコロトロン帯電器11(Y)の帯電作用に
より感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0048】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
即ちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が開始されドラムの回転走査によってその表面の
感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静
電潜像を形成する。
【0049】前記の潜像は現像器13(Y)により現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。
【0050】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に更にスコロトロン帯電器11
(M)の帯電作用により電位を付与され、露光光学系1
2(M)の第2の色信号即ちマゼンタ(M)の画像信号
に対応する電気信号による露光が行われ、現像器13
(M)による非接触の反転現像によって前記のイエロー
(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順
次重ね合わせて形成していく。
【0051】同様のプロセスによりスコロトロン帯電器
11(C)、露光光学系12(C)及び現像器13
(C)によって更に第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が、またスコロトロン帯電器11
(K)、露光光学系12(K)及び現像器13(K)に
よって第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が
順次重ね合わせて形成され、感光体ドラム10の一回転
以内にその周面上にカラーのトナー像が形成される。
【0052】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た露光波長に対し透光性の基体を通して行われる。従っ
て第2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は
何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けること
なく行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電
潜像を形成することが可能となる。なお各現像器による
現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ130に対
し直流或いは更に交流を加えた現像バイアスが印加さ
れ、現像器の収容する一成分或いは二成分現像剤による
ジャンピング現像が行われて、透光性電導層を接地する
感光体ドラム10に対して非接触の反転現像が行われる
ようになっている。
【0053】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は一旦中間転写手段として設け
た中間転写ベルト14の周面に転写される。
【0054】中間転写体としての中間転写ベルト14は
厚さ0.5〜2.0mmの無端状のゴムベルトで、シリ
コンゴム或いはウレタンゴムの108〜1012Ω・cm
の抵抗値をもつ半導電性基体と、ゴムの基体の外側にト
ナーフィルミング防止層として抵抗値1010〜1016Ω
・cmで、厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行
った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ま
しい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5m
mの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することも
できる。中間転写ベルト14がローラ14A,14B,
14C及び14Dの間に張架され、ローラ14Dに伝達
される動力により感光体ドラム10の周速度に同期して
時計方向に循環して搬送される。
【0055】前記の中間転写ベルト14はローラ14A
とローラ14Bの間のベルト面を感光体ドラム10の周
面に接し、一方ローラ14C外周のベルト面を転写部材
である転写ローラ15に接していてそれぞれの接点にお
いてトナー像の転写域を形成している。
【0056】感光体ドラム10周面に付着した状態にあ
るカラートナー像は、先ず前記の中間転写ベルト14と
の間の接点においてローラ14Bへのトナーと反対極性
のバイアス電圧の印加により順次中間転写ベルト14の
周面側に転写される。即ちドラム上のカラートナー像は
接地したローラ14Aの案内によりトナーを散らすこと
なく転写域へと搬送され、ローラ14Bに対する1〜3
kVのバイアス電圧の印加によって中間転写ベルト14
側に効率良く転写される。
【0057】一方、給紙カセット(図示せず)の給紙ロ
ーラ17の作動により転写材としての転写紙Pが搬出さ
れてタイミングローラ18に給送され、中間転写ベルト
14上のカラートナー像の搬送に同期して転写ローラ1
5の転写域へと給紙される。
【0058】転写ローラ15は前記中間転写ベルト14
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙Pは転写ローラ15と前記の接地状態にあ
るローラ14Cの間のニップ部の形成する転写域におい
て中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され転
写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極性のバイ
アス電圧の印加により順次カラートナー像は転写紙P上
に転写される。
【0059】カラートナー像の転写を受けた転写紙Pは
除電され、搬送板19を介して定着装置91に搬送さ
れ、熱ローラ91Aと圧着ローラ91Bとの間に挟着搬
送して加熱され、トナーを溶着して定着がなされたのち
排紙ローラ92を介して装置外部に排出される。
【0060】前述した感光体ドラム10及び中間転写ベ
ルト14にはそれぞれクリーニング手段としてのクリー
ニング装置100及び140が設置され、それぞれの備
えるブレードが常時圧接されていて、残留した付着トナ
ーの除去がなされて周面は常に清浄な状態に保たれてい
る。
【0061】一般に感光体ドラム10としては装置の規
模及び感光体ドラム10の外周面に設置される複数のス
コロトロン帯電器11、複数の現像器13やクリーニン
グ装置100等による制約に応じて外径が50mmない
し200mmの間の径を有したドラムが好ましく使用さ
れるが、その場合剛性を保つ目的から感光体ドラム10
の基体の厚さはドラム径に対応して2mmないし10m
mとされ、一方これ等の感光体ドラム10を支持する前
記の支持部材20としては、露光光学系12とその結像
距離分だけ小径となり、円筒パイプの場合で外径を20
mmないし160mm、支持部材20の厚さを外径に対
応して0.5mmないし5mmにとることにより、強度
が充分でかつ前記の各露光光学系12を余裕をもって支
持部材20上に設置することが可能となる。
【0062】図4及び図2によれば、前記の支持部材2
0は外周に直接保持する軸受B1と支持部材20と一体
とする円盤部材22の保持する軸受B2を介して感光体
ドラム10側端のフランジ部材10Aと10Bをそれぞ
れ支持していて、感光体ドラム10をフランジ部材10
Aの内周面に設けられる内歯車10Gに噛合する駆動歯
車Gの動力により回動可能に支持している。
【0063】支持部材20は感光体ドラム10を支持し
た状態で、両端面の凹部即ち内周面を装置本体の側面基
板30に設けられた凸部即ち内側面に突設した係合部3
1の挿入により保持して側面基板30の間に固定され
る。なお支持部材20の保持に際しては一方の側面基板
30の係合部31の外周面に備える係合ピン32が支持
部材20の端面の切欠20Aに係合して支持部材20の
固定角度が規制され、各露光光学系12が装置本体に対
して所定位置に設定され、感光体ドラム10の周面に沿
って配設される帯電手段としてのスコロトロン帯電器1
1や現像手段としての現像器13に対しても正しい位置
関係が保持される。
【0064】また、支持部材20は、感光体ドラム10
の内歯車10Gが設けられる側と反対側の側部に円盤部
材22を同軸一体に備えていて、円盤部材22は感光体
ドラム10との間に設けられる一方の軸受B2を支持す
る支持部材としても利用される。
【0065】図5及び図4によれば、フランジ部材10
A,10Bに保持される感光体ドラム10の外周部に、
各現像スリーブ130の同軸上でその両側端部に設けた
位置規制部材としての突当コロ130Aを当接してい
て、それによって現像剤搬送体としての現像スリーブ1
30は位置が規制され、現像スリーブ130の周面と感
光体ドラム10の周面との間に所定の間隙が設定され
る。
【0066】例えば、現像スリーブ130にアルミニュ
ウム材(線膨張係数23.6×10-6/℃)を用い、突
当コロ130AにABS樹脂(線膨張係数60〜130
×10-6/℃)を用い、LED121や定着装置91よ
りの発熱による感光体ドラム10近傍の温度上昇により
突当コロ130Aが膨張し、現像スリーブ130の周面
と感光体ドラム10の周面との間の所定の間隙が広くな
るように、また環境条件による温度下降により突当コロ
130Aが収縮し、現像スリーブ130の周面と感光体
ドラム10の周面との間の所定の間隙が狭くなるように
設定する。
【0067】また現像器13は、感光体ドラム10上の
静電潜像を、直流バイアスV1に交流バイアスAC1を
重畳する現像バイアスE1の現像スリーブ130への印
加により非接触の状態で反転現像する。
【0068】現像器13の現像領域外で感光体ドラム1
0の近傍に温度検出手段としての温度センサSを配設
し、LED121や定着装置91よりの発熱による機内
温度や環境条件による機外温度に基づく感光体ドラム1
0近傍の温度を測定する。温度センサSによる温度測定
を行い、不図示の制御部により感光体ドラム10近傍の
温度変化を計測し、制御部を通して現像スリーブ130
に印加する現像バイアスE1の変更を行う。
【0069】即ち、常温(20±5℃)においては、ト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)
の、例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周
波数8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1
とを重畳する現像バイアスE1を印加するが、LED1
21や定着装置91よりの発熱により温度センサSによ
る感光体ドラム10近傍の温度が常温に対し25〜30
℃(25℃を越え、30℃以下)と変化した場合、感光
体ドラム10と現像スリーブ130との間隙が広くなる
ことによる現像性を補正するため、不図示の制御部を通
して交流バイアスAC1の周波数を7kHzの低周波に
移行させる。また30℃を越える場合には、交流バイア
スAC1の周波数をさらに6kHzの低周波に移行させ
る。
【0070】また常温(20±5℃)においては、トナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の、
例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周波数
8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1とを
重畳する現像バイアスE1を印加するが、環境条件によ
る温度下降により温度センサSによる感光体ドラム10
近傍の温度が常温に対し10〜15℃(15℃未満、1
0℃以上)と変化した場合、感光体ドラム10と現像ス
リーブ130との間隙が狭くなることによる現像性を補
正するため、不図示の制御部を通して交流バイアスAC
1の周波数を9kHzの高周波に移行させる。また10
℃未満の場合には、交流バイアスAC1の周波数をさら
に10kHzの高周波に移行させる。
【0071】上記により、機内温度変化や機外の環境条
件による温度変化によっても、現像性が変わることな
く、良好な画像が形成される。
【0072】また、常温(20±5℃)においては、ト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)
の、例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周
波数8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1
とを重畳する現像バイアスE1を印加するが、LED1
21や定着装置91よりの発熱により温度センサSによ
る感光体ドラム10近傍の温度が常温に対し25〜30
℃(25℃を越え、30℃以下)と変化した場合、感光
体ドラム10と現像スリーブ130との間隙が広くなる
ことによる現像性を補正するため、不図示の制御部を通
して交流バイアスAC1の実効値を2.2kVと大きく
する。また30℃を越える場合には、交流バイアスAC
1の実効値を2.4kVとさらに大きくする。
【0073】また常温(20±5℃)においては、トナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の、
例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周波数
8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1とを
重畳する現像バイアスE1を印加するが、また環境条件
による温度下降により温度センサSによる感光体ドラム
10近傍の温度が常温に対し10〜15℃(15℃未
満、10℃以上)と変化した場合、感光体ドラム10と
現像スリーブ130との間隙が狭くなることによる現像
性を補正するため、不図示の制御部を通して交流バイア
スAC1の実効値を1.8kVと小さくする。また10
℃未満の場合には、交流バイアスAC1の実効値を1.
6kVとさらに小さくする。
【0074】上記により、機内温度変化や機外の環境条
件による温度変化によっても、現像性が変わることな
く、良好な画像が形成される。
【0075】また、常温(20±5℃)においては、ト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)
の、例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周
波数8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1
とを重畳する現像バイアスE1を印加するが、LED1
21や定着装置91よりの発熱により温度センサSによ
る感光体ドラム10近傍の温度が常温に対し25〜30
℃(25℃を越え、30℃以下)と変化した場合、感光
体ドラム10と現像スリーブ130との間隙が広くなる
ことによる現像性を補正するため、不図示の制御部を通
して直流バイアスV1の値を−650Vと高くする。ま
た30℃を越える場合には、直流バイアスV1の値を−
700Vとさらに高くする。
【0076】また常温(20±5℃)においては、トナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の、
例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周波数
8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1とを
重畳する現像バイアスE1を印加するが、また環境条件
による温度下降により温度センサSによる感光体ドラム
10近傍の温度が常温に対し10〜15℃(15℃未
満、10℃以上)と変化した場合、感光体ドラム10と
現像スリーブ130との間隙が狭くなることによる現像
性を補正するため、不図示の制御部を通して直流バイア
スV1の値を−550Vと低くする。また10℃未満の
場合には、直流バイアスV1の値を−500Vとさらに
低くする。
【0077】上記により、機内温度変化や機外の環境条
件による温度変化によっても、現像性が変わることな
く、良好な画像が形成される。
【0078】像形成体と現像剤搬送体の間隙保持の第2
の例を、図6を用いて説明する。図6は、像形成体と現
像剤搬送体の間隙保持の第2の例を示す図である。
【0079】第2の例は、図6に示すように、突当コロ
130Aを第1の位置規制部材とし、支持部材20に自
由回転する第2の位置規制部材としての位置決め部材1
30Bを設け、突当コロ130Aを位置決め部材130
Bに突当てて現像剤搬送体である現像スリーブ130と
像形成体である感光体ドラム10との所定の間隙を設定
するものである。
【0080】例えば、感光体ドラム10の基体にアクリ
ル樹脂(線膨張係数45〜70×10-6/℃)を用い、
現像スリーブ130にアルミニュウム(線膨張係数2
3.6×10-6/℃)とし、突当コロ130A及び位置
決め部材130Bにステンレス(線膨張係数14.7×
10-6/°C)を用い、LED121や定着装置91よ
りの発熱による感光体ドラム10近傍の温度上昇により
感光体ドラム10が膨張し、現像スリーブ130の周面
と感光体ドラム10の周面との間の所定の間隙が狭くな
るように、また環境条件による温度下降により感光体ド
ラム10が収縮し、現像スリーブ130の周面と感光体
ドラム10の周面との間の所定の間隙が広くなるように
設定する。
【0081】また現像器13は、感光体ドラム10上の
静電潜像を、直流バイアスV1に交流バイアスAC1を
重畳する現像バイアスE1の現像スリーブ130への印
加により非接触の状態で反転現像する。
【0082】現像器13の現像領域外で感光体ドラム1
0の近傍に温度検出手段としての温度センサSを配設
し、LED121や定着装置91よりの発熱による機内
温度や環境条件による機外温度に基づく感光体ドラム1
0近傍の温度を測定する。温度センサSによる温度測定
を行い、不図示の制御部により感光体ドラム10近傍の
温度変化を計測し、制御部を通して現像スリーブ130
に印加する現像バイアスE1の変更を行う。
【0083】即ち、常温(20±5℃)においては、ト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)
の、例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周
波数8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1
とを重畳する現像バイアスE1を印加するが、LED1
21や定着装置91よりの発熱により温度センサSによ
る感光体ドラム10近傍の温度が常温に対し25〜30
℃(25℃を越え、30℃以下)と変化した場合、感光
体ドラム10と現像スリーブ130との間隙が狭くなる
ことによる現像性を補正するため、不図示の制御部を通
して交流バイアスAC1の周波数を9kHzの高周波に
移行させる。また30℃を越える場合には、交流バイア
スAC1の周波数をさらに10kHzの高周波に移行さ
せる。
【0084】また常温(20±5℃)においては、トナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の、
例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周波数
8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1とを
重畳する現像バイアスE1を印加するが、環境条件によ
る温度下降により温度センサSによる感光体ドラム10
近傍の温度が常温に対し10〜15℃(15℃未満、1
0℃以上)と変化した場合、感光体ドラム10と現像ス
リーブ130との間隙が広くなることによる現像性を補
正するため、不図示の制御部を通して交流バイアスAC
1の周波数を7kHzの低周波に移行させる。また10
℃未満の場合には、交流バイアスAC1の周波数をさら
に6kHzの低周波に移行させる。
【0085】上記により、機内温度変化や機外の環境条
件による温度変化によっても、現像性が変わることな
く、良好な画像が形成される。
【0086】また、常温(20±5℃)においては、ト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)
の、例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周
波数8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1
とを重畳する現像バイアスE1を印加するが、LED1
21や定着装置91よりの発熱により温度センサSによ
る感光体ドラム10近傍の温度が常温に対し25〜30
℃(25℃を越え、30℃以下)と変化した場合、感光
体ドラム10と現像スリーブ130との間隙が狭くなる
ことによる現像性を補正するため、不図示の制御部を通
して交流バイアスAC1の実効値を1.8kVと小さく
する。また30℃を越える場合には、交流バイアスAC
1の実効値を1.6kVとさらに小さくする。
【0087】また常温(20±5℃)においては、トナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の、
例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周波数
8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1とを
重畳する現像バイアスE1を印加するが、また環境条件
による温度下降により温度センサSによる感光体ドラム
10近傍の温度が常温に対し10〜15℃(15℃未
満、10℃以上)と変化した場合、感光体ドラム10と
現像スリーブ130との間隙が広くなることによる現像
性を補正するため、不図示の制御部を通して交流バイア
スAC1の実効値を2.2kVと大きくする。また10
℃未満の場合には、交流バイアスAC1の実効値を2.
4kVとさらに大きくする。
【0088】上記により、機内温度変化や機外の環境条
件による温度変化によっても、現像性が変わることな
く、良好な画像が形成される。
【0089】また常温(20±5℃)においては、トナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の、
例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周波数
8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1とを
重畳する現像バイアスE1を印加するが、LED121
や定着装置91よりの発熱により温度センサSによる感
光体ドラム10近傍の温度が常温に対し25〜30℃
(25℃を越え、30℃以下)と変化した場合、感光体
ドラム10と現像スリーブ130との間隙が狭くなるこ
とによる現像性を補正するため、不図示の制御部を通し
て直流バイアスV1の値を−550Vと低くする。また
30℃を越える場合には、直流バイアスV1の値を−5
00Vとさらに低くする。
【0090】また常温(20±5℃)においては、トナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の、
例えば−600Vの直流バイアスV1と、例えば周波数
8kHz、実効値2kVp-pの交流バイアスAC1とを
重畳する現像バイアスE1を印加するが、また環境条件
による温度下降により温度センサSによる感光体ドラム
10近傍の温度が常温に対し10〜15℃(15℃未
満、10℃以上)と変化した場合、感光体ドラム10と
現像スリーブ130との間隙が広くなることによる現像
性を補正するため、不図示の制御部を通して直流バイア
スV1の値を−650Vと高くする。また10℃未満の
場合には、直流バイアスV1の値を−700Vとさらに
高くする。
【0091】上記により、機内温度変化や機外の環境条
件による温度変化によっても、現像性が変わることな
く、良好な画像が形成される。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、機内温度変化や機外の
環境条件による温度変化によっても、現像性が変わるこ
となく、良好な画像が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置の一実施形態の断面構成図
である。
【図2】像露光手段の構成と支持部材への取付方法とを
示す図である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】図2の像形成体の断面構成図である。
【図5】図4の位置規制部材と現像剤搬送体との拡大図
である。
【図6】像形成体と現像剤搬送体の間隙保持の第2の例
を示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 130 現像スリーブ 130A 突当コロ AC1 交流バイアス E1 現像バイアス V1 直流バイアス S 温度センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
    現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
    形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
    前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
    ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記現像手段に現像剤を保持する現像剤搬送体を設けて
    前記現像剤搬送体に直流バイアスと交流バイアスとを重
    畳する現像バイアスを印加すると共に、前記像形成体の
    近傍に温度検出手段を配設し、 前記温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴っ
    て、前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が広くな
    るように設定すると共に、前記交流バイアスの周波数を
    低周波に移行することを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
    現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
    形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
    前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
    ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記現像手段に現像剤を保持する現像剤搬送体を設けて
    前記現像剤搬送体に直流バイアスと交流バイアスとを重
    畳する現像バイアスを印加すると共に、前記像形成体の
    近傍に温度検出手段を配設し、 前記温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴っ
    て、前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が広くな
    るように設定すると共に、前記交流バイアスの実効値を
    大きくすることを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
    現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
    形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
    前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
    ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記現像手段に現像剤を保持する現像剤搬送体を設けて
    前記現像剤搬送体に直流バイアスと交流バイアスとを重
    畳する現像バイアスを印加すると共に、前記像形成体の
    近傍に温度検出手段を配設し、 前記温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴っ
    て、前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が広くな
    るように設定すると共に、前記直流バイアスを高くする
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
    現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
    形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
    前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
    ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記現像手段に現像剤を保持する現像剤搬送体を設けて
    前記現像剤搬送体に直流バイアスと交流バイアスとを重
    畳する現像バイアスを印加すると共に、前記像形成体の
    近傍に温度検出手段を配設し、 前記温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴っ
    て、前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が狭くな
    るように設定すると共に、前記交流バイアスの周波数を
    高周波に移行することを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
    現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
    形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
    前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
    ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記現像手段に現像剤を保持する現像剤搬送体を設けて
    前記現像剤搬送体に直流バイアスと交流バイアスとを重
    畳する現像バイアスを印加すると共に、前記像形成体の
    近傍に温度検出手段を配設し、 前記温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴っ
    て、前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が狭くな
    るように設定すると共に、前記交流バイアスの実効値を
    小さくすることを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
    現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
    形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
    前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
    ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記現像手段に現像剤を保持する現像剤搬送体を設け
    て、前記現像剤搬送体に直流バイアスと交流バイアスと
    を重畳する現像バイアスを印加すると共に、前記像形成
    体の近傍に温度検出手段を配設し、 前記温度検出手段による像形成体近傍の温度変化に伴っ
    て、前記像形成体と前記現像剤搬送体との間隙が狭くな
    るように設定すると共に、前記直流バイアスを低くする
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像形成体の基体が樹脂であることを
    特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のカラー画
    像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102004423A (zh) * 2009-09-02 2011-04-06 柯尼卡美能达商用科技株式会社 成像装置、存储介质以及成像方法
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