JPH10326068A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10326068A
JPH10326068A JP9135219A JP13521997A JPH10326068A JP H10326068 A JPH10326068 A JP H10326068A JP 9135219 A JP9135219 A JP 9135219A JP 13521997 A JP13521997 A JP 13521997A JP H10326068 A JPH10326068 A JP H10326068A
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image
belt
contact
transfer
photosensitive drum
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JP9135219A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体あるいは中間転写体をベルト部材とし
た場合、クリーニング用ブレードの圧接・圧接解除ある
いはベルトの接合部の通過によってショックが発生し、
画像品質の低下や転写ズレの生ずるのを防止する。 【解決手段】 クリーニング装置140のブレード14
0Aに対向する中間転写ベルト14の内周面にガイド部
材141さらにそれを挟む位置に圧接ユニット143に
よって付勢される一対のローラ142を設置して、ガイ
ド部材141による搬送経路の規制とローラ142の圧
接により中間転写ベルト14のブレード140Aの当接
部を緊張状態とし、ブレードの圧接・圧接解除あるいは
ベルトの接合部の通過によるショックを両側に設けたテ
ンション部材によって抑えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光体あるいは中間
転写体をベルト状部材とし、感光体の周面に形成したト
ナー像を直接あるいは中間転写体を介して転写材に転写
する形式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト状の感光体を使用する装置の例と
しては、特開平4−116669号あるいは特開平4−
147280号の各公報において開示されているような
ベルト感光体の複数回転あるいは一回転によってカラー
画像を形成する画像形成装置が知られている。
【0003】またドラム状の感光体を使用し、その周面
に形成したトナー像をベルト状の中間転写体に一旦転写
したのちさらに転写材上に再転写して画像形成を行う装
置も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の感光体あるいは
中間転写体は、それぞれにトナー像を担持する関係か
ら、トナー像転写後の残留トナー清掃のために感光体あ
るいは中間転写体に当接するブレード等のクリーニング
手段を備えていて、装置の画像形成システムに応じてク
リーニング部材が常時圧接状態とされるかもしくはプロ
セスに対応して圧接と圧接解除を反復されるようになっ
ている。
【0005】一方、ベルト状の感光体や中間転写体はエ
ンドレスの関係から一般に接合部を有している。従って
ベルト状の感光体あるいは中間転写体は、クリーニング
部材の当接部を通過する際ベルトの接合部の段差や接着
面の弾性変化によってショックを受けあるいはクリーニ
ング部材の圧接および圧接解除動作によるショックを受
けてその搬送速度が一時的に変化し、そのため画像の形
成や転写に支障が生じることがある。
【0006】本発明はこの点を解決して改良した結果、
ベルトの接合部のクリーニング部材通過時やクリーニン
グ部材の圧接および圧接解除の動作によって生じるベル
トのショックを極力緩和して感光体あるいは中間転写体
を常にムラのない安定した搬送速度をもって駆動し、高
品質の画像の形成と転写を可能とした画像形成装置の提
供を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、回動するベ
ルト状部材と、前記ベルト状部材の周面に当接するブレ
ード部材を備える画像形成装置において、前記ベルト状
部材が接合部を有していて、前記ブレード部材の当接部
を挟む前記ベルト状部材の周面にテンション部材を設け
たことを特徴とする画像形成装置(請求項1に係わる発
明)、および回動するベルト状部材と、前記ベルト状部
材の周面に当接および当接解除を行うブレード部材を設
けた画像形成装置において、前記ブレード部材の当接部
を挟む前記ベルト状部材の周面にテンション部材を設け
たことを特徴とする画像形成装置(請求項4に係わる発
明)によって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明はベルト状部材を感光体あ
るいは中間転写体とし、これに当接するブレード部材を
備えた画像形成装置についてなされた発明であるが、最
初に説明する実施の形態1及び2に示す各画像形成装置
は、像担持体上に形成したトナー像を中間転写手段を介
して転写材上に転写する形式の装置であって、前記の像
担持体としてはドラム状の感光体を使用し、一方前記の
中間転写手段をベルト状部材によって構成した例を示
す。
【0009】図1および図3において、ドラム状の像形
成体である感光体ドラム10は、例えば、透明アクリル
樹脂の透明部材によって形成される円筒状の透明樹脂基
体を内側に設け、透明の導電層及び有機感光体層(OP
C)を該基体の外周に形成したものであり、接地された
状態で図1の矢印で示す方向に回転される。
【0010】本実施形態では、感光体ドラムの光導電体
層において適切なコントラストを付与できる露光光量を
有していればよい。従って、本実施形態における感光体
ドラムの透明樹脂基体の光透過率は、100%である必
要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収さ
れるような特性であっても構わない。透光性基体の素材
としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエス
テルモノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精
度、表面性等において優れており好ましく用いられる
が、その他一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。また、
露光光に対し透光性を有していれば、着色していてもよ
い。これらの樹脂の屈折率はほぼ1.5である。透光性
導電層の成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着
法、各種スパッタリング法、各種CVD法を用いて、イ
ンジウム・スズ・酸化物(ITO)、アルミナ、酸化
錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、Au、A
g、Ni、Al等からなる透光性を維持した薄膜が用い
られたり、浸漬塗工法、スプレー塗布法等を用いて上記
金属の微粒子とバインダー樹脂とからなる導電性樹脂等
が用いられる。また、光導電体層としては、各種有機感
光体層(OPC)が使用可能である。
【0011】以下に好ましい像形成体の例を示す。
【0012】プラスチック材料モノマーを合成し、重合
させるための触媒を添加した後、円筒状の型に注ぎ、側
板にて密封して固定し、これを高速に回転させると共
に、適度に加熱することにより均一な重合を促進させ
る。重合終了後は冷却し、得られた透明な樹脂基体を型
より取り出し、切断し、必要ならば仕上げ工程を経て画
像形成装置の感光体ドラム用の透明樹脂基体が製造され
る(遠心重合法)。
【0013】遠心重合によって成型される透明なプラス
チックの透明樹脂基体の素材としては、上記のごとくメ
タクリル酸メチルエステルモノマーを用い重合したもの
が、透明性、強度、精度、表面性等において最も良い
が、その他ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸
ブチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル、ポリスチレン、ポリイミド、ポリエステルあるいは
ポリ塩化ビニル等、又はこれらの共重合体などが使用さ
れ得る。遠心重合法では真円度が成型に用いられる型で
決まるので、高精度の基体を得ることができる。また、
偏肉は重合時の回転ムラや粘度や重合時の加熱条件で変
化する。
【0014】導電層としては、インジウム・スズ・酸化
物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、アル
ミナ、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどからな
る導電性微粒子と樹脂とを混合した導電性樹脂が用いら
れ、成膜法としては、浸漬塗工法、スプレー塗布法など
が好ましく利用される。
【0015】有機感光体層は、電荷発生物質(CGM)
を主成分とする電荷発生層(CGL)と電荷輸送物質
(CTM)を主成分とする電荷輸送層(CTL)とに機
能分離された二層構成の感光体層とされる。二層構成の
有機感光体層は、CGLが薄いために像露光光の透過性
が良く本発明に適する。なお有機感光体層は、電荷発生
物質(CGM)と電荷輸送物質(CTM)を1つの層中
に含有する単層構成とされてもよく、該単層構成又は前
記二層構成の感光体層には、通常バインダー樹脂が含有
される。
【0016】前記二層構成の有機感光体層を有する感光
体ドラムにおいて、CGLに含有されるCGMとして
は、LED,LD等の光源光に感光性を有するアゾ系顔
料、アズレニウム顔料、フタロシアニン系顔料、ペリレ
ン系顔料が用いられ、なかでも赤〜赤外光(600nm
〜850nm)に感光するOPC感光体のCGMとして
は、銅フタロシアニン顔料やチタニルフタロシアニン顔
料等が好ましく用いられる。
【0017】CGLに用いられるバインダー樹脂として
は、ポリビニルブチラール樹脂又はポリカーボネート樹
脂が用いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等にお
いて優れる。これらのバインダー樹脂は、単独であるい
は2種以上の混合物として用いることができる。
【0018】CGLの形成に用いられる溶媒あるいは分
散媒としては、ケトン系又はハロゲン系溶剤が好ましく
用いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等が更に良
好となる。また、これらの溶媒は単独あるいは2種以上
の混合溶媒として用いることもできる。
【0019】CGL中のCGMとバインダー樹脂との重
量比は100:1〜1000とされ、該CGLの膜厚は
0.01〜10μmとされ、該CGLの形成のための塗
布方法としては、ブレード塗布、ワイヤーバー塗布、ス
プレー塗布、ディップ塗布、スライドホッパー塗布等の
各塗布方法がある。
【0020】次に前記CTLに含有されるCTMとして
は、ヒドラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジ
ン系化合物、スチルベン系化合物等が用いられる。
【0021】前記CTLに用いられるバインダー樹脂と
しては、広範囲な絶縁性樹脂から適時選択して使用する
ことができ、好ましい結着樹脂としては、シリコン−ア
ルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等の絶縁性樹
脂を挙げることができ、これらの結着樹脂は単独あるい
は2種以上混合して用いることができる。
【0022】バインダー樹脂とCTMとの配合比は1:
10〜500とされ、さらには1:20〜150が好ま
しい。CTLの膜厚は1:100μmとされるが、さら
に5〜50μmが好ましい。
【0023】塗布方法としては、CGLと同様な方法を
用いることができる。
【0024】又、有機感光体層と導電層との間に必要に
より中間層が設けられるが、中間層としては、例えば塩
ビ酢ビ共重合体、塩ビ酢ビマレイン酸共重合体、エチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、共重合タイ
プ若しくは変性タイプのアルコール可溶性ポリアミド樹
脂等の0.01〜2μm厚の樹脂層とされる。
【0025】前記の製造方法によって造られたプラスチ
ックの円筒状の透明樹脂基体を用いることにより、肉厚
が均一で、円筒状の基体の円筒度、真円度に優れ、像露
光光の焦点ズレのない感光体ドラムが提供される。
【0026】また中間転写手段として使用される中間転
写ベルト14あるいはトナー像受像体14aは厚さ0.
5〜2.0mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム
或いはウレタンゴムの108〜1014Ω・cmの抵抗値
をもつ半導電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィ
ルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーテ
ィングを行った2層構成とされる。この層も同様な半導
電性が好ましい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1
〜0.5mmの半導電性のポリエステルやポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等を使
用することもできる。
【0027】(実施の形態1)請求項1に係わる発明の
実施形態を図1および図2によって説明する。
【0028】前記の感光体ドラム10の周面に配置され
る11はスコロトロン帯電器(以後単に帯電器という)
で感光体ドラム10の前述した有機感光体層に対し所定
の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤによるコロナ
放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム10に対
し一様な電位を与える。
【0029】12は像露光手段すなわち感光体ドラム1
0の軸方向に配列したLEDと等倍結像系であるセルフ
ォックレンズとから構成される露光光学系で、別体の画
像読み取り装置によって読み取られた各色の画像信号が
メモリより順次取り出されて前記の各露光光学系12に
それぞれ電気信号として入力される。
【0030】前記の各露光光学系12は何れも光学系支
持手段として設けた支持部材20に取り付けられて前記
感光体ドラム10の基体内部に収容される。
【0031】13Yないし13Kはイエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C)および黒色(K)の各現像
剤を収容する現像器で、それぞれ感光体ドラム10の周
面に対し所定の間隙を保って同方向に回転する現像スリ
ーブ130を備えている。
【0032】前記の各現像器は、前述した帯電器11に
よる帯電,露光光学系12による像露光によって形成さ
れる感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧
の印加により非接触の状態で反転現像する。
【0033】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像あるい
はコンピュータで編集された画像を、Y,M,Cおよび
Kの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納さ
れる。
【0034】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により感光体ドラム10を反時計方向へと回転
し、同時に帯電器11(Y)の帯電作用により感光体ド
ラム10に電位の付与が開始される。
【0035】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号
による露光が開始されドラムの回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
【0036】前記の潜像は現像器13(Y)により現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。
【0037】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上にさらに帯電器11(M)の帯電
作用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13(M)によ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成していく。
【0038】同様のプロセスにより帯電器11(C)、
露光光学系12(C)および現像器13(C)によって
さらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また帯電器11(K)、露光光学系12(K)およ
び現像器13(K)によって第4の色信号に対応する黒
色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光
体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナ
ー像が形成される。
【0039】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た露光波長に対し透明の基体を通して行われる。従って
第2,第3および第4の色信号に対応する画像の露光は
何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けること
なく行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電
潜像を形成することが可能となる。なお各露光光学系1
2の発熱による感光体ドラム10内の温度の安定化及び
温度上昇の防止は、前記支持部材20に熱伝導性の良好
な材料を用い、低温の場合はヒータを用い、高温の場合
はヒートパイプを介して外部に放熱する等の措置を講ず
ることにより支障のない程度迄抑制することができる。
また各現像器による現像作用に際しては、それぞれ現像
スリーブ130に対し直流あるいはさらに交流を加えた
現像バイアスが印加され、現像器の収容する一成分或い
は二成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透
明電導層を接地する感光体ドラム10に対して非接触の
反転現像が行われるようになっている。
【0040】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は一旦中間転写手段として設け
た中間転写ベルト14の周面に転写される。中間転写ベ
ルト14はローラ14A,14B,14Cおよび14D
の間に張架され、ローラ14Dに伝達される動力により
感光体ドラム10の周速度に同期して時計方向に循環し
て搬送される。
【0041】前記の中間転写ベルト14はローラ14A
とローラ14Bの間のベルト面を感光体ドラム10の周
面に接し、一方ローラ14C外周のベルト面を転写部材
である転写ローラ15に接していてそれぞれの接点にお
いてトナー像の転写域を形成している。
【0042】感光体ドラム10周面に付着した状態にあ
るカラートナー像は、先ず前記の中間転写ベルト14と
の間の接点においてローラ14Bへのトナーと反対極性
のバイアス電圧の印加により順次中間転写ベルト14の
周面側に転写される。すなわちドラム上のカラートナー
像は接地したローラ14Aの案内によりトナーを散らす
ことなく転写域へと搬送され、ローラ14Bに対する1
〜2kVのバイアス電圧の印加によって中間転写ベルト
14側に効率良く転写される。
【0043】一方では給紙カセット(図示せず)の給紙
ローラ17の作動により転写紙Pが搬出されてタイミン
グローラ18に給送され、中間転写ベルト14上のカラ
ートナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域へ
と給紙される。
【0044】転写ローラ15は前記中間転写ベルト14
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙Pは転写ローラ15と前記の接地状態にあ
るローラ14Cの間のニップ部の形成する転写域におい
て中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され転
写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極性のバイ
アス電圧の印加により順次カラートナー像は転写紙P上
に転写される。
【0045】カラートナー像の転写を受けた転写紙Pは
除電され、搬送板19を介して定着装置91に搬送さ
れ、熱ローラ91Aと圧着ローラ91Bとの間に挟着搬
送して加熱され、トナーを溶着して定着がなされたのち
排紙ローラ92を介して装置外部に排出される。
【0046】前述した感光体ドラム10および中間転写
ベルト14にはそれぞれクリーニング装置100および
140が設置され、それぞれの備えるブレードが常時圧
接されていて、残留した付着トナーの除去がなされて周
面は常に清浄な状態に保たれている。
【0047】前記の中間転写ベルト14は端部の接着等
による接合により無端状に形成されていて、前記の各ロ
ーラ14A,14B,14Cおよび14Dとさらに前記
のクリーニング装置140の備えるブレード140Aの
当接部に対向して設置した固定または弾力をもって中間
転写ベルト14の背面に向けて付勢されたガイド部材1
41に対しそれぞれに外接した状態で循環して搬送され
る。
【0048】前記のガイド部材141としてはブレード
140Aの当接によっても変形しない強度を備えると共
に、中間転写ベルト14の搬送性を阻害しないよう中間
転写ベルト14との当接面は滑面で摩擦抵抗の極く小さ
い材料が好ましく使用される。
【0049】ブレード140Aの当接部すなわち前記の
ガイド部材141を挟む位置には回動自在の一対のロー
ラ142とローラ142を支持するローラ軸142aが
テンション部材として設置されていて、それぞれのロー
ラ軸142aの支持軸端に係合する圧縮ばね等を用いた
圧接ユニット143の付勢により中間転写ベルト14に
対し内周面側より圧接されて中間転写ベルト14に局所
的に適当とする張力を加えている。
【0050】中間転写ベルト14のブレード140Aに
当接する周面は、前記のガイド部材141に対し面状に
接し、さらに前記のローラ軸142aの付勢による張力
の作用によって、ベルトの接合部がブレード140Aを
通過する際の接合部の僅かの厚みや弾性の違いから生じ
る振動や一時的な速度変化等のショックは、張力をもっ
て上流側及び下流側で当接するローラ142によって分
散してローラ間で吸収される。その結果としてベルト面
の接合部のブレード140A当接位置通過に基因する中
間転写ベルト14の振動や搬送速度の一時的な変化は解
消され、画像形成及び転写時にはベルトの接合部がブレ
ード140Aを通過しても何等その影響が認められない
こととなる。
【0051】(実施の形態2)請求項4に係わる発明の
実施形態を図3および図4によって説明する。
【0052】前記の感光体ドラム10の周面に配置され
る帯電手段としてのスコロトロン帯電器11はイエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒色
(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、像形成体
である感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方
向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感光体
ドラム10の前述した有機感光層に対し所定の電位に保
持された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極からなる放
電電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ放電に
よって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯電)
を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与える。
放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用いるこ
とも可能である。
【0053】各色毎の像露光手段としての露光ユニット
12は、感光体ドラム10上での露光位置が、スコロト
ロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位
置との間に位置するように配置される。
【0054】露光ユニット12は、感光体ドラム10の
軸110と平行に主走査方向に配列された像露光光発光
素子としてのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ
状に並べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子とし
てのセルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダに
取付けられた露光用ユニットとして構成される。保持部
材20に、各色毎の露光ユニット12、一様露光器12
c及び転写同時露光器12dが取付けられて感光体ドラ
ム10の基体内部に収容される。別体の画像読み取り装
置によって読み取られ、メモリに記憶された各色の画像
データがメモリより順次読み出されて各色毎の露光ユニ
ット12にそれぞれ電気信号として入力される。
【0055】露光素子としては、その他FL(蛍光体発
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に並べたもの
が用いられる。この実施形態で使用される発光素子の発
光波長は、外部から像露光を行う際は通常Y,M,Cの
トナーの透過性の高い780〜900nmの範囲のもの
が用いられるが、裏面から像露光を行う方式であること
からカラートナーに対して透光性を十分に有しないこれ
より短い400〜780nmの波長でもよい。
【0056】画像形成される色順序と、回転される感光
体ドラムに、該色順序に従って設けられる現像器13
は、本実施形態においては、図1の感光体ドラム10に
対してY,Mの現像器13が感光体ドラム10の左側
に、また、C,Kの現像器13が感光体ドラム10の右
側に配置され、Y,Mの現像器13の現像ケーシング1
38の下方にY,Mのスコロトロン帯電器11が、ま
た、C,Kの現像器13の現像ケーシング138の上方
にC,Kのスコロトロン帯電器11が配置される。
【0057】各色毎の現像手段としての現像器13は、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および
黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ
収容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の
間隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回
転方向と同方向に回転する例えば厚み0.5mm〜1m
m、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレス
あるいはアルミ材で形成された現像スリーブ131を備
えている。
【0058】現像器13が不図示の突き当てコロにより
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば100μm
〜1000μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像
器13による現像作用に際しては、現像スリーブ131
に対し直流電圧あるいはさらに交流電圧を加えた現像バ
イアスが印加され、現像器の収容する一成分或いは二成
分現像剤によるジャンピング現像が行われて、負荷電の
感光体ドラム10に対してトナーと同極性(本実施形態
においてはマイナス極性)の直流バイアスを印加して、
露光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行われ
る。この時の現像間隔精度は画像ムラを防ぐために20
μm程度以下が必要である。
【0059】上記の各色毎の現像器13は、前述したス
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12に
よる像露光によって形成される感光体ドラム10上の静
電潜像を、現像バイアスの印加による非接触現像法によ
り非接触の状態で帯電極性と同極性のトナー(本実施形
態においては感光体ドラムは負帯電であり、マイナス極
性のトナー)を反転現像する。
【0060】原稿画像として本装置とは別体の画像読取
装置の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コン
ピュータで編集された画像が、Y,M,CおよびKの各
色別の画像データとして一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0061】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により駆動用の歯車を通して感光体ド
ラム10を図3の矢印で示す時計方向へ回転し、同時に
感光体ドラム10の左方でイエロー(Y)の現像器13
の現像ケーシング138の下方に配置されたYのスコロ
トロン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に
電位の付与が開始される。
【0062】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による露光が開始
され、感光体ドラム10の回転走査によってその表面の
感光層に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成
する。
【0063】前記の潜像はYの現像器13により現像ス
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
【0064】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像データに対応する電気信号による露光が行
われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって
前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)
のトナー像が重ね合わせて形成される。
【0065】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12およびCの現像器13に
よってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のト
ナー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒
色(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に
配置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光
ユニット12および現像器13によって第4の色信号に
対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成
され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカ
ラーのトナー像が形成される(トナー像形成手段)。
【0066】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2,第3および第4の色信号に対応する画
像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0067】上記の画像形成プロセスによって像形成体
としての感光体ドラム10(像形成体)上に裏面画像と
なる重ね合わせカラートナー像が形成され、感光体ドラ
ム10上の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写
域14bにおいて、トナーと反対極性(本実施形態にお
いてはプラス極性)の直流電圧が印加される転写器14
c(第1の転写手段)により、駆動ローラ14d及び従
動ローラ14e間に張架され、感光体ドラム10に近接
あるいは接触して設けられたトナー像受像体14a(中
間転写体)上に一括して転写される。この際、良好な転
写がなされるように、例えばLED(発光ダイオード)
を用いた転写同時露光器12dによる一様露光が行われ
る。
【0068】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは像形成体AC除電器16により除電を受けた
後、クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10
に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19a
によってクリーニングされ、更に、前プリントまでの感
光体の履歴をなくすために、例えばLED(発光ダイオ
ード)を用いた帯電前の一様露光器12cによる露光に
よる感光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電
が除去されて引き続き次の表面画像のカラー画像形成が
行われる。
【0069】以上のようにしてトナー像受像体14a上
に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され
た後、感光体ドラム10上には引き続き表面画像となる
重ね合わせトナー像が上記のカラー画像形成プロセスと
同様にして形成される。このとき、トナー像受像体14
a上に形成されている裏面画像と感光体ドラム10上に
形成される表面画像とは転写域14bにおける同期がと
られたトナー像の形成状態となる。なお、この時に形成
される表面画像は、感光体ドラム10上では裏面画像形
成とは互いに鏡像になる様に画像データを変更がなされ
る。
【0070】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15Pより、送り出しローラ15aに
より送り出され、給送ローラ15bにより給送されてタ
イミングローラ15cへ搬送される。
【0071】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって、感光体ドラム10上に担持された表面画像
のカラートナー像と、トナー像受像体14aに担持され
ている裏面画像のカラートナー像と、の同期がとられて
転写域14bへ給送される。この際、記録紙Pは、転写
材帯電手段としての紙帯電器14fによりトナーと同極
性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて転
写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を行
うことにより、記録紙Pが転写部以外でトナー像受像体
14a上のトナー像や感光体ドラム10上のトナー像と
引き合うことを防止して、トナー像の乱れを防止してい
る。また、転写材帯電手段としては、トナー像受像体1
4aに当接及び当接解除可能な導通ローラやブラシ帯電
器等を用いることも可能である。
【0072】トナーと反対極性(本実施形態においては
プラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段として
の転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の表面
画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写され
る。この際、トナー像受像体14aの周面上の裏面画像
は記録紙Pに転写されないでトナー像受像体14aに存
在する。次に、トナーと反対極性(本実施形態において
はプラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段として
の裏面転写器14gによりトナー像受像体14aの周面
上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側(裏面側)に
転写する。転写器14cによる転写の際、良好な転写が
なされるように、転写器14cと対向して感光体ドラム
10の内部に設けられた、例えばLED(発光ダイオー
ド)を用いた転写同時露光器12dによる一様露光が行
われる。
【0073】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー
像をコロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成で
は、下層のトナーが同極性に十分帯電されないことか
ら、転写が不良となるので好ましくない。
【0074】感光体ドラム10上で反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずにトナー像受像体14aに一括転写し、次
に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏
面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表
面画像形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像
を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナ
ー像を極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、
表面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0075】以上のことからカラー画像形成において
は、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、第1の転
写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー像を形
成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材の裏面
にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ましく
採用される。
【0076】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14h
(以後分離極ともいう)により除電され、トナー像受像
体14aから分離され、両方のローラの内部にヒータを
有する2本のローラで構成される定着手段としての定着
装置170へと搬送される。定着ローラ170aと、圧
着ローラ170bとの間で熱と圧力とを加えられること
により記録紙P上の表裏の付着トナーが定着され、両面
画像記録がなされた記録紙Pが排紙ローラ18により送
られて、装置外部のトレイへ排出される。
【0077】転写後のトナー像受像体14aの周面上に
残ったトナーは、トナー像受像体のクリーニング手段と
してのトナー像受像体クリーニング装置140に設けら
れトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能なブレ
ードによりクリーニングされる。すなわち、前記のクリ
ーニング装置140の備えるブレード140Aは、形成
された裏面画像がトナー像受像体14aに転写を開始さ
れる少なくとも直前から記録紙Pに対する転写を終了し
た少なくとも直後迄の間はトナー像受像体14aの周面
より離間退避するよう当接を解除される。また、転写後
の感光体ドラム10の周面上に残ったトナーは像形成体
AC除電器16により除電を受けた後、クリーニング装
置19にいたり、感光体ドラム10に当接したゴム材か
ら成るクリーニングブレード19aによってクリーニン
グ装置19内に掻き落とされ、スクリュウ19bによっ
て図示せぬ排トナー容器に回収される。クリーニング装
置19により残留トナーを除去された感光体ドラム10
はYのスコロトロン帯電器11によって一様帯電を受
け、次の画像形成サイクルにはいる。
【0078】上記の方法を用いることにより、重ね合わ
せカラートナー像の一括転写であるので、トナー像受像
体上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等が
起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像
形成がなされる。
【0079】前記のトナー像受像体14aは成形加工等
により接合部のない無端状に形成されていて、前記の各
ローラ14dおよび14eとさらに前記のクリーニング
装置140の備えるブレード140Aの当接部に対向し
て設置した固定または弾力をもってトナー像受像体14
aの背面に向けて付勢されたガイド部材141に対しそ
れぞれに外接した状態にて循環して搬送される。
【0080】前記のガイド部材141としてはブレード
140Aの当接によっても変形しない強度を備えると共
に、トナー像受像体14aの搬送性を阻害しないようト
ナー像受像体14aとの当接面は滑面で摩擦抵抗の極く
小さい材料が好ましく使用される。
【0081】ブレード140Aの当接部すなわち前記の
ガイド部材141を挟む位置には回動自在の一対のロー
ラ142とローラ142を支持するローラ軸142aが
テンション部材として設置されていて、それぞれのロー
ラ軸142aの支持軸端に係合する圧縮ばね等を用いた
圧接ユニット143の付勢によりトナー像受像体14a
に対し内周面側より圧接されてトナー像受像体14aに
局所的に適当とする張力を加えている。
【0082】トナー像受像体14aのブレード140A
に当接する周面は、前記のガイド部材141に対し面状
に接しさらに前記のローラ軸142aの付勢による張力
の作用によって、ブレード140Aのトナー像受像体1
4aに対する圧接および圧接解除に伴う振動や一時的な
速度変化等のショックは、張力をもって上流側と下流側
で当接するローラ142によってその間のベルト面に分
散して吸収されることとなる。その結果としてトナー像
受像体14aに対するブレード部材140Aの圧接およ
び圧接解除に基因するトナー像受像体14aの振動や一
時的な搬送速度の変化が解消され、画像形成時や転写時
にブレード140Aの圧接又は圧接解除がなされても何
等の影響も生じないこととなる。
【0083】(実施の形態3)実施の形態1,2は中間
転写手段をベルト状部材とした例について説明している
が、前記のガイド部材とテンション部材はベルト状の像
担持体に対し設置した場合にも同様の効果を挙げること
が出来る。本実施形態において先の実施形態におけると
同じ機能を有する部材については同一記号をもって表示
し、説明を省略する。
【0084】図5,図6に示す実施形態は、共にベルト
状をして時計方向に回転するベルト感光体201の1回
転中に多色のカラー画像を形成する画像形成装置で、ベ
ルト感光体201の周縁部に、Y,M,C,K各色の画
像形成を行う4組の帯電器11,露光ユニット12及び
現像器13から成る像露光現像手段を設け、ベルト感光
体201の1回転中に帯電,露光及び現像を繰り返して
行い、カラーのトナー像を重ね合わせてベルト感光体2
01上に形成した後、転写部215において同期して給
送される転写紙P上にトナー画像の転写を行い、転写さ
れた転写紙Pは定着装置91において定着されて排紙さ
れる。
【0085】図5に示す実施形態では、ベルト感光体2
01は駆動ローラ202と従動ローラ203との間に張
架されていて、転写を終えたベルト感光体201は画像
形成中は継続して当接するクリーニング装置140のブ
レード140Aによって清掃される。ブレード140A
の当接するベルト感光体201の当接部の背面にはガイ
ド部材141が配設され、またベルト感光体201のブ
レード140Aの当接部を挟んで上流側と下流側には圧
接ユニット143によって外方に向けて付勢されて当接
回転するテンション部材であるローラ142が設けられ
ていて、ベルト感光体201の接合部がブレード140
の当接部を通過しても、その際生じる振動や一時的な速
度変化等のショックは両側に設けられたテンション部分
によって吸収されて画像形成には何等の影響をも与えな
い。
【0086】図6に示す実施形態では、ベルト感光体2
01は駆動ローラ202と外方に向けて付勢されたテン
ションローラ203Aとの間に張架されていて、転写を
終えたベルト感光体201は画像形成中は継続して当接
するクリーニング装置140のブレード140Aによっ
て清掃される。ブレード140Aのベルト感光体201
の当接部の背面にはガイド部材141が配設され、また
ベルト感光体201のブレード140Aの当接部の上流
側には付勢されて当接するテンション部材であるローラ
142が設けられ下流側にはテンションローラ203A
があって、ブレード140Aの当接部はローラ142と
テンションローラ203Aとに挟まれているので、ベル
ト感光体201の接合部がブレード140Aの当接部の
通過しても、その際生じる振動や一時的な速度変化等の
ショックは両側に位置したテンション部分によって吸収
されて画像形成には何等の影響をも与えない。
【0087】図7に示す実施形態は、ベルト状をして時
計方向に回転するベルト感光体201の多数回転によっ
て多色のカラー画像を形成する画像形成装置で、ベルト
感光体201の周縁部に、帯電器11,露光ユニット1
2及びY,M,C,K各色の現像剤を内蔵した現像器1
3(Y),13(M),13(C)及び13(K)が設
けられている。ベルト感光体201の1回目の回転時に
は、帯電器11による帯電,露光ユニット12によるY
色情報による露光及び現像器13(Y)による現像によ
ってY色のトナー像がベルト感光体201上に形成さ
れ、続けて行われるベルト感光体201の2回目の回転
時には同様にしてM色のトナー像がベルト感光体201
のY色のトナー像の上に形成される。同様にしてベルト
感光体201の4回転中に4色のカラーのトナー像がベ
ルト感光体201上に形成される。かかる画像形成中に
はクリーニング装置140のブレード140Aは感光体
面から離間している。
【0088】ベルト感光体201上に形成されたトナー
像は転写部215において同期して給送される転写紙P
上にトナー画像の転写を行い、転写紙Pは定着装置91
において定着されて排紙される。ベルト感光体201は
駆動ローラ202と外方に向けて付勢されたテンション
ローラ203Aとの間に張架されている。クリーニング
装置140のブレード140Aは、転写を終え転写残の
トナーを保持したベルト感光体201がクリーニング部
に到達する以前には感光体に当接して残留トナーの清掃
が行われる。
【0089】当接及び当接解除を可能としたクリーニン
グ装置140のブレード140Aのベルト感光体201
の当接部の背面にはガイド部材141が配設され、また
ベルト感光体201のブレード140Aの当接部の下流
側には付勢されて当接回転するテンション部材であるロ
ーラ142が設けられている。上流側のテンションロー
ラ203Aと下流側のローラ142とにブレード140
Aの当接部が挟まれているので、ブレード140Aがベ
ルト感光体201に当接又は当接解除時に生じる振動や
一時的な速度変化等のショックは両側に位置したテンシ
ョン部分によって吸収されて画像形成には何等の影響も
与えない。
【0090】
【発明の効果】本発明の請求項1および4により、画像
形成装置に使用されるベルト状部材は常に安定した搬送
速度をもって駆動回転されることとなり、請求項2およ
び5によりベルト状感光体においては画像にズレや段ム
ラのない良好な画像の形成が可能となり、請求項3およ
び6によりベルト状転写体においても同様ズレや段ムラ
のない画像の転写が実現されて、その結果高品位の画像
の得られる画像形成装置が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係わる画像形成装置の断面構成
図。
【図2】実施の形態1に係わる装置の要部図。
【図3】実施の形態2に係わる画像形成装置の断面構成
図。
【図4】実施の形態2に係わる装置の要部図。
【図5】実施の形態3に係わる画像形成装置の断面構成
図。
【図6】実施の形態3に係わる他の画像形成装置の断面
構成図。
【図7】実施の形態3に係わる更に他の画像形成装置の
断面構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 帯電器,スコロトロン帯電器 12 露光光学系(ユニット) 13 現像器 14 中間転写ベルト 14a トナー像受像体 14J 接合部 140 クリーニング装置 140A ブレード 141 ガイド部材 142 ローラ 143 圧接ユニット 142a ローラ軸 201 ベルト感光体 202 駆動ローラ 203 従動ローラ 203A テンションローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動するベルト状部材と、前記ベルト状
    部材の周面に当接するブレード部材を備える画像形成装
    置において、前記ベルト状部材が接合部を有していて、
    前記ブレード部材の当接部を挟む前記ベルト状部材の周
    面にテンション部材を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルト状部材が感光体であることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルト状部材が転写体であることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回動するベルト状部材と、前記ベルト状
    部材の周面に当接および当接解除を行うブレード部材を
    設けた画像形成装置において、 前記ブレード部材の当接部を挟む前記ベルト状部材の周
    面にテンション部材を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ベルト状部材が感光体であることを
    特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ベルト状部材が転写体であることを
    特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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