JP2001134112A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001134112A
JP2001134112A JP31519999A JP31519999A JP2001134112A JP 2001134112 A JP2001134112 A JP 2001134112A JP 31519999 A JP31519999 A JP 31519999A JP 31519999 A JP31519999 A JP 31519999A JP 2001134112 A JP2001134112 A JP 2001134112A
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JP31519999A
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English (en)
Inventor
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Satoru Haneda
哲 羽根田
Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラム形式の像形成体の感光層が全周面にわ
たりトナー像形成に適した温度を持続出来るようにす
る。 【解決手段】 感光体ドラム10と中間転写体14aと
が形成する画像転写域14bより中間転写体搬送方向に
若干の距離を置いた例えば駆動ローラ14dの内面に装
置基板間に固定した加熱部材H1を配置して、加熱部材
H1の備えるヒータの熱量を駆動ローラ14dを介して
移動する中間転写体14aに順次伝達して感光体ドラム
10の周面を均等に加熱すると同時に、加熱部材H1の
備える温度センサによる駆動ローラ14dの温度検出情
報によりヒータに通する電流をON/OFFして感光体
ドラム10の周面温度が所定範囲内に収まるよう制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像形成手段
により像形成体上に形成したトナー像を転写材に転写、
定着して画像を得る、複写機、プリンタ、FAX等の電
子写真方式の画像形成装置に関し、更に詳しくは、中間
転写体を介して転写材の両面又は片面にトナー像を形成
し定着してカラーあるいはモノクロの両面又は片面画像
を得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の両面画像形成装置においては、像
担持手段上に形成した一方の面の画像を転写材上に転
写、定着し、転写材を一旦両面反転給送装置に収納し、
つぎに像担持手段上に形成する他方の面の画像とタイミ
ングを合わせて転写材を両面反転給送装置より給送し、
転写材の他方の面に画像を転写、定着する方法がとられ
ている。
【0003】この両面画像形成装置では、転写材を一旦
両面反転給送装置に収納した後再度給送するという転写
材の搬送が行われることから、転写材の搬送距離が長く
なり、両面画像形成に多くの処理時間がかかるという問
題があった。また1度定着手段を通過してカールしやす
くなった転写材を再び給送するため、転写材搬送の信頼
性が低く、転写材のジャムやシワ等を引き起こす原因と
なっていた。
【0004】これに対し、特公昭49−37538号公
報、特公昭54−28740号公報、特開平1−444
57号公報や特開平4−214576号公報等により、
像担持体によって形成したトナー像を中間転写体を用い
て転写材の両面にトナー像を転写し、1回の定着で両面
画像を得る画像形成装置や画像形成方法が提案されてい
る。
【0005】また像形成体上に複数のトナー像を重ね合
わせて形成するようにしたカラー画像形成装置、特に像
形成体の1回転中にカラートナー像を重ね合わせて形成
するようにしたカラー画像形成装置では像形成体の周縁
部にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各トナー像を形成する4組の帯電手段、像露
光手段、現像手段を配列することとなるが、像形成体の
周縁部にかかる像形成手段を配列するには長い周長をも
っていることが必要となる。更に像形成体上に重ね合わ
せて形成したカラートナー像を直接転写材上に転写しよ
うとするときは、転写材の搬送路にあたる像形成体の接
線範囲には像形成手段を設けることができないで、空間
的に大きな制約を受けることとなる。そこで像形成体上
に形成したカラートナー像を一旦中間転写体に転写し、
中間転写体上に転写したカラートナー像を転写材に転写
するようにして、像形成体の周縁部の空間を有効に利用
してコンパクトなカラー画像形成装置が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】像形成体としては外周
面に感光層を形成した感光体ドラムが使用されるが、そ
の感光特性を良好に安定して保つには感光体ドラムの温
度を管理する必要があり、従来は感光体ドラムにヒータ
を内蔵してヒータの加熱によって感光層の温度を制御す
る方法がとられている。
【0007】しかしながら感光体ドラムをヒータによっ
て直接加熱した場合感光体ドラムの温度分布を均等に加
熱保持することが困難であり、また感光体ドラムは熱容
量が大きいために素早い温度制御を行うことが出来ずさ
らに構造的にも無理があって実用的には問題がある。
【0008】一方中間転写体としては可撓性の転写ベル
トが使用されるが、トナー像の転写や転写材の搬送を確
実に行うには画像の転写域や転写材の搬送領域に面する
ベルトの平面度が良好であって転写材を全面にわたって
密着して搬送出来ることが肝要である。
【0009】しかしながらベルトは搬送中に張力の不均
衡等により平面度が損われていわゆる「しわ」を生じ易
く、そのため転写材の密着性が低下してトナー像の転写
に支障を来たす例がしばしば起こる。
【0010】本発明は次の、の各課題を解決するこ
とを目的とする。 感光体ドラムの感光層を常に適正な温度範囲に保って
その安定した感光特性により高品位のトナー像を形成す
ることの出来る画像形成装置を提供することを第1の目
的とする。
【0011】転写材を転写ベルトの周面に均等に密着
して搬送してその平面度を良好に保つことによって高品
位のトナー像を転写することの出来る画像形成装置を提
供することを第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、ドラ
ム状の像形成体と、前記像形成体に当接してトナー像を
転写するベルト状の転写体とを有する画像形成装置にお
いて、前記転写体は加熱部材を備えていて、前記像形成
体の温度に応じて前記加熱部材の加熱条件を制御するこ
とを特徴とする画像形成装置(請求項1の発明)によっ
て達成される。
【0013】上記第2の目的は、像形成体上に形成され
た原稿表裏のトナー像をベルト状の中間転写体を介して
転写材の両面に転写し定着する画像形成装置において、
前記中間転写体は前記像形成体との当接部の下流側に裏
面画像の転写部を設けていて、前記当接部と前記転写部
との間に、移動方向に直交する摺接部材を内接すること
を特徴とする画像形成装置(請求項5の発明)及び、像
形成体上に形成された原稿表裏のトナー像をベルト状の
中間転写体を介して転写材の両面に転写し定着する画像
形成装置において、前記中間転写体は前記像形成体との
当接部の上流側に転写材の帯電部を設けていて、前記当
接部と前記帯電部との間に、移動方向に直交する摺接部
材を内接することを特徴とする画像形成装置(請求項7
の発明)によって達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】各発明の実施の形態の記述に先立
って対象とする画像形成装置の構成と機能を図1ないし
図6によって説明する。
【0015】図示の各画像形成装置は像形成体としてド
ラム状の感光体を使用し、感光体上に形成したトナー像
を一旦ベルト状の転写体に転写して転写材上に再転写す
るかあるいはベルト状の転写体上に密着搬送される転写
材上に直接転写することによって転写材の両面あるいは
片面に画像を形成する画像形成装置を示したものであっ
て、かかる機能を有していれば、図示した画像形成装置
に限定されるものではない。
【0016】図1に示す画像形成装置(以下画像形成装
置Aと称す)において、10は像形成手段である感光体
ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯
電器、12は各色毎の像露光手段である露光ユニット、
13は各色毎の現像手段である現像器、14aは中間転
写体、14cは第1の転写手段である1次転写器、14
gは第2の転写手段である2次転写器、15cは転写材
供給手段であるタイミングローラ、30は定着手段であ
る定着装置である。
【0017】像形成手段である感光体ドラム10は、例
えば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材によっ
て形成される円筒状の基体の外周に、透明の導電層、a
−Si層或いは有機感光層(OPC)等の感光層を形成
したものであり、図1の矢印で示す時計方向に回転され
る。
【0018】感光体ドラム10は、図2に示す如く、そ
れを係合固定する両面端のフランジ部材10a及び10
bが、装置本体に架設固定されるドラム軸110に対し
両端のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベア
リング110a,110bにより軸受けされて回転自在
に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車Gが
装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されることにより
所定の方向に定速で回転される。
【0019】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11、各色毎の像露光手段である露光ユニット12及
び各色毎の現像手段である現像器13は、これらを1組
として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および黒色(K)の各色の画像形成プロセス用と
して4組設けられ、図1の矢印にて示す感光体ドラム1
0の回転方向に対して、Y,M,C,Kの順に配置され
る。
【0020】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は、感光体ドラム10の移動方向に対して直交す
る方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感
光体ドラム10の前述した感光層に対し所定の電位に保
持された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極からなる放
電電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ放電と
によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯
電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与え
る。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用い
ることも可能である。
【0021】各色毎の像露光手段である露光ユニット1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、各色毎のス
コロトロン帯電器11に対して感光体ドラム10の回転
方向下流側に位置するようにして感光体ドラム10の内
部に配置される。露光ユニット12は、感光体ドラム1
0の軸と平行に主走査方向に配列された発光素子として
のLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた
線状の発光素子12aと、等倍結像素子としてのセルフ
ォックレンズ12bとが取り付けられる不図示のホルダ
とから構成される。保持部材20に、各色毎の露光ユニ
ット12の他に、一様露光器12c及び転写同時露光器
12dが取付けられ、一体となって感光体ドラム10の
基体内部に収容される。別体の画像読み取り装置によっ
て読み取られ、メモリに記憶された各色の画像データが
メモリより順次読み出されて各色毎の露光ユニット12
にそれぞれ電気信号として入力される。発光素子として
は、その他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミ
ネッセンス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素
子をアレイ状に並べたものが用いられる。この実施形態
で使用される発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cの
トナーに対して透過性の高い680〜900nmの範囲
のものが良好であるが、感光体ドラム10の内側(裏
面)から像露光を行うことからカラートナーに透明性を
十分に有しないこれより短い波長でもよい。
【0022】各色毎の現像手段としての現像器13は、
感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光
体ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリー
ブ131と、現像ケーシング138を有し、内部にイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒色
(K)の一成分或いは二成分現像剤を収容している。そ
れぞれの現像器13は不図示の突き当てコロにより感光
体ドラム10と所定の間隙、例えば100〜1000μ
mをあけて非接触に保たれており、現像スリーブ131
に対してトナーと同極性(本実施形態においてはマイナ
ス極性)の直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス
を印加することにより、非接触の反転現像を行い、感光
体ドラム10上にトナー像を形成する。
【0023】なおここで用いられる現像剤としては、振
動電界によってトナーの移行制御を効果的に行うことが
できることから、体積平均粒径が1〜20μm、好まし
くは4〜10μmの球形トナーと、体積平均粒径が10
〜60μm、好ましくは20〜50μmのキャリアとか
らなる二成分現像剤が好ましく用いられる。トナーの体
積平均粒径が10μm以下の微粒子化したトナーを用い
ると解像力は格段に向上して、濃淡差も忠実に再現した
鮮明な高画質画像が得られるようになり、体積平均粒径
が20μm以上では画質の低下を生じる。またトナーの
体積平均粒径が4μm以下となると凝集力が大きく、摩
擦帯電不良となり易く、体積平均粒径が1μm以下にな
ると更にトナーの飛散が起こり易くなり好ましくない。
【0024】中間転写体14aは体積抵抗率108〜1
12Ω・cmの無端ベルトであり、例えばシリコンゴム
或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5
〜2.0mmの反導電性ゴムベルト基体の外側に、好ま
しくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μ
mのフッ素コーティングを行った、2層構成のシームレ
スベルトである。ベルトの基体としては、この他に、変
性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフル
オロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロ
ンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料
を分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィル
ムを使用することもできる。トナー像受像体である中間
転写体14aは、駆動ローラ14dと従動ローラ14
e、14jとテンションローラ14kとに外接して張架
され、図1の矢印で示す反時計方向に回転される。
【0025】第1の転写手段である1次転写器14c
は、中間転写体14aを挟んで感光体ドラム10に対向
して設けられ、中間転写体14aと感光体ドラム10と
の間に転写域14bを形成する。1次転写器14cには
トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)
の直流電圧が印加され、転写域14bに転写電界を形成
することにより、感光体ドラム10上のトナー像を中間
転写体14a上または転写材である記録紙Pの表面に転
写する。
【0026】第2の転写手段である2次転写器14g
は、中間転写体14aを挟んで接地された導電性のバッ
クアップローラに対向して設けられ、トナーと反対極性
(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加
され、中間転写体14a上のトナー像を記録紙Pの裏面
に転写する。
【0027】転写材供給手段であるタイミングローラ1
5cは、感光体ドラム10上の表面画像のカラートナー
像または中間転写体14a上の裏面画像のカラートナー
像と同期して、転写材である記録紙Pを転写域14bへ
給送する。
【0028】定着手段である定着装置30は、内部にヒ
ータを有する第1定着ローラ310と第2定着ローラ3
20との2本のローラ状の定着部材を有し、第1定着ロ
ーラ310と第2定着ローラ320との間で熱と圧力と
を加えることにより記録紙P上のトナー像を定着する。
【0029】次に画像形成プロセスを説明する。本装置
とは別体の画像読み取り装置において、撮像素子により
読み取られた原稿画像の画像データ、或いはコンピュー
タで編集された画像の画像データは、Y(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン)及びK(黒色)の各色別
の画像信号として一旦メモリに記憶・格納される。
【0030】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により不図示の駆動用の歯車を通して
感光体ドラム10の奥側フランジ10bに設けられた歯
車Gが回動され、感光体ドラム10を図1の矢印で示す
時計方向へ回転し、同時にイエロー(Y)のスコロトロ
ン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に電位
の付与が開始される。
【0031】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号即ちY
の画像データに対応する電気信号による露光が開始され
感光体ドラム10の回転走査によってその表面の感光層
に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0032】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され感光体ドラム10の回転に応じイ
エロー(Y)のトナー像が形成される。
【0033】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上から、マゼンタ(M)のスコロト
ロン帯電器11の帯電作用により電位が付与され、Mの
露光ユニット12の第2の色信号即ちMの画像データに
対応する電気信号による露光が行われ、Mの現像器13
による非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)
のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わ
せて形成される。
【0034】同様のプロセスによりシアン(C)のスコ
ロトロン帯電器11、Cの露光ユニット12及びCの現
像器13によって更に第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、さらにその
上に、黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光
ユニット12及びKの現像器13によって第4の色信号
に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形
成され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上に
カラーのトナー像が形成される。
【0035】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の感光層に対する露光は感光
体ドラム10の内部より前述した透明の基体を通して行
われる。従って第2,第3及び第4の色信号に対応する
画像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全
く受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像
と同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0036】上記の画像形成プロセスによって像担持手
段である感光体ドラム10上に裏面画像となる重ね合わ
せカラートナー像が形成され、この感光体ドラム10上
の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写域14b
において、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の直流電圧が印加される1次転写器14cに
より、中間転写体14a上に一括して転写される。この
際、良好な転写がなされるように、例えば発光ダイオー
ドを用いた転写同時露光器12dによる一様露光が行わ
れる。
【0037】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは感光体ドラムAC除電器16により除電を受
けた後、クリーニング装置19に至り、感光体ドラム1
0に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19
aによってクリーニングされ、更に、前プリントまでの
感光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを
用いた帯電前の一様露光器12cによる露光によって感
光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除去
されて引き続き次のカラー画像形成が行われる。
【0038】以上のようにして中間転写体14a上に裏
面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成された
後、引き続き中間転写体14a上の裏面画像と転写域1
4bにおける同期がとられて、上記のカラー画像形成プ
ロセスと同様にして、表面画像となる重ね合わせカラー
トナー像が感光体ドラム10上に形成される。なおこの
時に形成される表面画像は、感光体ドラム10上では裏
面画像とは、互いに鏡像になる様に画像データを変更す
る必要がある。
【0039】また転写材である記録紙Pが転写材収納手
段である給紙カセット15より、送り出しローラ15a
により送り出され、給送ローラ15bにより給送されて
タイミングローラ15cへ搬送される。
【0040】記録紙Pは、転写材供給手段であるタイミ
ングローラ15cの駆動によって、感光体ドラム10上
に形成される表面画像のカラートナー像と、中間転写体
14aに担持されている裏面画像のカラートナー像との
同期がとられて転写域14bへ給送される。このとき中
間転写体14aに担持されている裏面画像及び感光体ド
ラム10上に形成される表面画像のトナー像形成状態と
これらと同期して供給される記録紙Pを図3に示す。
【0041】記録紙Pが転写域14bへ給送される際、
記録紙Pは、中間転写体14aに当接及び当接解除可能
な転写材帯電手段としての紙帯電器14fによりトナー
と同極性に紙帯電され、中間転写体14aに吸着されて
転写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を
行うことにより、中間転写体14a上のトナー像や感光
体ドラム10上のトナー像と引き合うことを防止して、
トナー像の乱れを防止している。また、転写材帯電手段
としては、中間転写体14aに当接及び当接解除可能な
導通ローラや中間転写体14aに非接触のコロナ放電器
等を用いることも可能である。
【0042】転写域14bではトナーと反対極性(本実
施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される第1
の転写手段としての1次転写器14cにより感光体ドラ
ム10の周面上の表面画像が一括して記録紙Pの表面
(上面)に転写される。この際、中間転写体14aの周
面上の裏面画像は記録紙Pに転写されないで中間転写体
14aに存在する。
【0043】表面にカラートナー像が転写された記録紙
Pは次に、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段としての2
次転写器14gへと搬送され、2次転写器14gにより
中間転写体14aの周面上の裏面画像を一括して記録紙
Pの裏面(下面)に転写する。
【0044】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、中間転写体14a上に形成
したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を行っ
たり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー像を
コロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成では、下
層のトナーが同極性に十分帯電されないことから、転写
が不良となるので好ましくない。
【0045】感光体ドラム10上で反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずに中間転写体14aに一括転写し、次に、極
性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏面画像
形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表面画像
形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像を繰り
返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を
極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、表面画
像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0046】以上のことからカラー画像形成において
は、第1の転写手段と第2の転写手段を別々に設け、第
1の転写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー
像を形成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材
の裏面にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好
ましく採用される。
【0047】両面にカラートナー像が形成された転写材
である記録紙Pが、転写材分離用としての紙分離AC除
電器14hにより除電され、中間転写体14aから分離
され、上下両方のローラの内部に加熱手段(ヒータ)を
有する2本の定着ローラで構成される定着手段としての
定着装置30へと搬送される。記録紙Pは上側の第1定
着ローラ310と、下側の第2定着ローラ320との間
で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P上の表裏
の付着トナーが定着され、両面画像記録がなされた記録
紙Pは排紙ローラ18により送られて、装置外部のトレ
イへ排出される。
【0048】転写後の中間転写体14aの周面上に残っ
たトナーは、中間転写体のクリーニング手段である中間
転写体クリーニング装置140によりクリーニングされ
る。
【0049】図4に示す画像形成装置(以下画像形成装
置Bと称す)は、2組の画像形成ユニットを備える一般
にタンデム形式と呼ばれる両面画像形成装置であって、
裏面画像となるトナー像(裏面トナー像)を形成する第
1の像担持体である感光体ドラム10Bと、表面画像と
なるトナー像(表面トナー像)を形成する第2の像担持
体である感光体ドラム10Aとをそれぞれ別々に設け、
感光体ドラム10Bに形成した裏面トナー像を、トナー
と反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の電圧
が印加される転写器114bにより中間転写体である中
間転写ベルト114a上に転写した後、感光体ドラム1
0Bと感光体ドラム10Aとの間で中間転写ベルト11
4a上に転写材である記録紙Pを供給し、中間転写ベル
ト114aを挟んでアースローラ114kと対向して設
けられる紙帯電器150の帯電により、記録紙Pを中間
転写ベルト114aに吸着させて搬送し、感光体ドラム
10A上に形成した表面トナー像を、トナーと反対極性
(本実施形態においてはプラス極性)の電圧が印加され
る第1の転写手段たる転写器114cにより記録紙Pの
表面に転写した後、中間転写ベルト114a上の裏面ト
ナー像を、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の電圧が印加される第2の転写手段たる裏面
転写器114gにより記録紙Pの裏面に転写して、記録
紙P上に表裏のトナー像を形成し、両面にトナー像が形
成された記録紙Pを、中間転写ベルト114aの曲率
と、中間転写ベルト114aの端部に必要に応じて設け
られる転写材分離手段としての紙分離AC除電器14h
による除電作用と、中間転写ベルト114aと所定の間
隔を空けて搬送部160に設けられる分離爪210とに
より、中間転写ベルト114aから分離し、搬送部16
0に設けられた拍車部材である拍車162を通して定着
手段としての定着装置17へと搬送し、第1定着ローラ
17aと第2定着ローラ17bとの間のニップ部で記録
紙P上のトナー像を定着し、両面画像を得るようにする
ものである。
【0050】また図5に示す画像形成装置(以下画像形
成装置Cと称す)は、像形成手段である感光体ドラム1
0は、例えば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部
材によって形成される円筒状の基体の外周に、透明の導
電層、a−Si層或いは有機感光層(OPC)等の感光
層を形成したものであり、図5の矢印で示す反時計方向
に回転される。
【0051】感光体ドラム10は、先に説明した図2に
示したと同様の構成となっていて、係合固定する両面端
のフランジ部材10a及び10bが、装置本体に架設固
定されるドラム軸110に対し両端のフランジ部材10
a及び10bに嵌込まれたベアリング110a,110
bにより軸受けされて回転自在に支持され、フランジ部
材10bの一体とする歯車Gが装置本体側の駆動歯車と
噛合して駆動されることにより所定の方向に定速で回転
される。
【0052】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11、各色毎の像露光手段である露光ユニット12及
び各色毎の現像手段である現像器13は、これらを1組
として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および黒色(K)の各色の画像形成プロセス用と
して4組設けられ、図5の矢印にて示す感光体ドラム1
0の回転方向に対して、Y,M,C,Kの順に配置され
る。
【0053】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は、感光体ドラム10の移動方向に対して直交す
る方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感
光体ドラム10の前述した感光層に対し所定の電位に保
持された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極からなる放
電電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ放電と
によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯
電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与え
る。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用い
ることも可能である。
【0054】各色毎の像露光手段である露光ユニット1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、各色毎のス
コロトロン帯電器11に対して感光体ドラム10の回転
方向下流側に位置するようにして感光体ドラム10の内
部に配置される。露光ユニット12は、感光体ドラム1
0の軸と平行に主走査方向に配列された発光素子として
のLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた
線状の発光素子12aと、等倍結像素子としてのセルフ
ォックレンズ12bとが取り付けられる不図示のホルダ
とから構成される。保持部材20に、各色毎の露光ユニ
ット12の他に、一様露光器12c及び転写同時露光器
12dが取付けられ、一体となって感光体ドラム10の
基体内部に収容される。別体の画像読み取り装置によっ
て読み取られ、メモリに記憶された各色の画像データが
メモリより順次読み出されて各色毎の露光ユニット12
にそれぞれ電気信号として入力される。発光素子として
は、その他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミ
ネッセンス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素
子をアレイ状に並べたものが用いられる。この実施形態
で使用される発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cの
トナーに対して透過性の高い680〜900nmの範囲
のものが良好であるが、感光体ドラム10の内側(裏
面)から像露光を行うことからカラートナーに透明性を
十分に有しないこれより短い波長でもよい。
【0055】各色毎の現像手段としての現像器13は、
感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光
体ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリー
ブ131と、現像ケーシング138を有し、内部にイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒色
(K)の一成分或いは二成分現像剤を収容している。そ
れぞれの現像器13は不図示の突き当てコロにより感光
体ドラム10と所定の間隙、例えば100〜1000μ
mをあけて非接触に保たれており、現像スリーブ131
に対してトナーと同極性(本実施形態においてはマイナ
ス極性)の直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス
を印加することにより、非接触の反転現像を行い、感光
体ドラム10上にトナー像を形成する。
【0056】なおここで用いられる現像剤としては、振
動電界によってトナーの移行制御を効果的に行うことが
できることから、体積平均粒径が1〜20μm、好まし
くは4〜10μmの球形トナーと、体積平均粒径が10
〜60μm、好ましくは20〜50μmのキャリアとか
らなる二成分現像剤が好ましく用いられる。トナーの体
積平均粒径が10μm以下の微粒子化したトナーを用い
ると解像力は格段に向上して、濃淡差も忠実に再現した
鮮明な高画質画像が得られるようになり、体積平均粒径
が20μm以上では画質の低下を生じる。またトナーの
体積平均粒径が4μm以下となると凝集力が大きく、摩
擦帯電不良となり易く、体積平均粒径が1μm以下にな
ると更にトナーの飛散が起こり易くなり好ましくない。
【0057】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により感光体ドラム10を反時計方向へと回転
し、同時にスコロトロン帯電器11(Y)の帯電作用に
より感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0058】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、露光光学系12(Y)において第1の色信号即ちイ
エロー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露光
が開始され感光体ドラム10の回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
【0059】イエロー(Y)の潜像は現像器13(Y)
により現像スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現
像され感光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)の
トナー像が形成される。
【0060】次いで感光体ドラム10はイエロー(Y)
のトナー像の上に更にスコロトロン帯電器11(M)の
帯電作用により電位を付与され、露光光学系12(M)
の第2の色信号即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13(M)によ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成していく。
【0061】同様のプロセスによりスコロトロン帯電器
11(C)、露光光学系12(C)及び現像器13
(C)によって更に第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が、またスコロトロン帯電器11
(K)、露光光学系12(K)及び現像器13(K)に
よって第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が
順次重ね合わせて形成され、感光体ドラム10の一回転
以内にその周面上にカラートナー像が形成される。
【0062】上記画像形成において、黒色(K)のトナ
ー像形成手段として用いられる、黒色(K)のスコロト
ロン帯電器11(K)、黒色(K)の露光光学系12
(K)及び黒色(K)の現像器13(K)が感光体ドラ
ム10の回転方向最下流に配置される。
【0063】これ等各露光光学系12による感光体ドラ
ム10の有機感光体層に対する露光は感光体ドラム10
の内部より前述した露光波長に対し透光性の基体を通し
て行われる。従って第2,第3及び第4の色信号に対応
する画像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響
を全く受けることなく行われ、第1の色信号に対応する
画像と同等の静電潜像を形成することが可能となる。な
お各現像器13による現像作用に際しては、それぞれ現
像スリーブ131に対し直流或いは更に交流を加えた現
像バイアスが印加され、現像器13の収容する一成分或
いは二成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、
透光性電導層を接地する感光体ドラム10に対して非接
触の反転現像が行われるようになっている。
【0064】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたY、M、C及びKの4色によるカラートナー像
は、転写前帯電手段である転写前帯電器11Aにより最
上層の黒色(K)トナーが再帯電された後、一旦中間転
写体として設けた中間転写ベルト14の周面上に転写さ
れる。
【0065】中間転写体である中間転写ベルト14は体
積抵抗率が108〜1016Ω・cm、好ましくは109
1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイ
ミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチ
レン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ
等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散し
た厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィルム基体の外
側に、好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ
5〜50μmのフッ素コーティングを行った2層構成の
シームレスベルトである。ベルトの基体としては、この
他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を
分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルト
を使用することもできる。中間転写ベルト14が案内ロ
ーラ14A、転写手段である転写ローラ14B、進入ロ
ーラ14C、駆動ローラ14D及びテンションローラ1
4Eの間に張架され、駆動ローラ14Dに伝達される動
力により感光体ドラム10の周速度に同期して時計方向
に循環して搬送される。
【0066】中間転写ベルト14は案内ローラ14Aと
転写ローラ14Bの間のベルト面を感光体ドラム10の
周面に接してトナー像のベルト面への転写域(1次転写
域)を形成し、一方進入ローラ14C外周のベルト面を
転写部材であるローラ転写器180に接していてその接
点においてトナー像の転写材への転写域(2次転写域)
を形成している。
【0067】感光体ドラム10周面に付着した状態にあ
るカラートナー像は、先ず中間転写ベルト14との間の
接点において転写ローラ14Bへのトナーと反対極性の
バイアス電圧の印加により順次中間転写ベルト14の周
面側に転写される。即ち感光体ドラム10上のカラート
ナー像は接地した案内ローラ14Aの案内によりトナー
を散らすことなく転写域へと搬送され、転写ローラ14
Bに対する1〜3kVのバイアス電圧の印加によって中
間転写ベルト14側に効率良く転写される(1次転
写)。この際、良好な転写がなされるように、転写同時
露光手段である転写同時露光器12dによる露光が行わ
れる。
【0068】一方、給紙ローラの作動により転写材とし
ての転写紙Pが、給紙カセット(図示せず)より搬出さ
れてタイミングローラ15cに給送され、中間転写ベル
ト14上のカラートナー像の搬送に同期して転写部材で
あるローラ転写器180の転写域(2次転写域)へと給
紙される。
【0069】ローラ転写器180は中間転写ベルト14
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙Pはローラ転写器180と接地状態にある
進入ローラ14Cの間のニップ部の形成する2次転写域
において中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着
されローラ転写器180への1〜2kVのトナーと反対
極性のバイアス電圧の印加によりカラートナー像が転写
紙P上に転写される(2次転写)。
【0070】カラートナー像の転写を受けた転写紙Pは
ブラシ除電器18Aにより除電され、搬送板を介して定
着装置30に搬送され、熱ローラ310と圧着ローラ3
20との間に挟着搬送して加熱され、トナーを溶着して
定着がなされたのち排紙ローラを介して装置外部に排出
される。
【0071】前述した感光体ドラム10にはクリーニン
グ手段としてのクリーニング装置19が設置され備える
ブレードが常時圧接されていて、残留した付着トナーの
除去がなされて周面は常に清浄な状態に保たれている。
【0072】さらに図6に示す画像形成装置(以下画像
形成装置Dと称す)においては、10は各色毎の像担持
体である感光体ドラム、11は各色毎の帯電手段である
スコロトロン帯電器、12は各色毎の画像書込手段であ
る露光光学系、13は各色毎の現像手段である現像器、
19は各色毎のクリーニング手段であるクリーニング装
置、また14は中間転写体である中間転写ベルトであ
り、前記の感光体ドラム10、スコロトロン帯電器1
1、現像器13およびクリーニング装置19はそれぞれ
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒
(K)の各トナー像を形成する画像形成ユニット30
(Y)、30(M)、30(C)、および30(K)と
して一体化されて、前記の中間転写ベルト14の周面に
並列配置されている。
【0073】像担持体である感光体ドラム10は、例え
ばアルミ材によって形成される円筒状の金属基体の外周
に、導電層、a−Si層あるいは有機感光層(OPC)
等の感光層を形成したものであり、導電層を接地した状
態で図6の矢印で示す反時計方向に回転される。
【0074】帯電手段であるスコロトロン帯電器11
は、それぞれ所定の電位に保持された制御グリッドとコ
ロナ放電電極によるトナーと同極性のコロナ放電とによ
って帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯電)を
行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与える。ス
コロトロン帯電器11のコロナ放電電極としては、その
他鋸歯状電極や針状電極を用いることも可能である。
【0075】画像書込手段である露光光学系12は、感
光体ドラム10上での露光位置が、前述した各色毎のス
コロトロン帯電器11に対して感光体ドラム10の回転
方向下流側に位置するようにして感光体ドラム10の周
辺に配置される。露光光学系12は、感光体ドラム10
のドラム軸と平行に主走査方向に配列された像露光光の
発光素子としての例えばLED(発光ダイオード)を複
数個アレイ状に並べた線状の露光素子と、結像素子とし
ての光集束性光伝送体(商品名:セルフォックレンズア
レイ)とで構成される露光用ユニットである。露光光学
系12としてはその他レーザ光学系を用いることも可能
である。各色毎の露光光学系12は、別体の画像読み取
り装置によって読み取られメモリに記憶された各色の画
像データに従って感光体ドラム10の感光層を像露光
し、各色毎の感光体ドラム10上に静電潜像を形成す
る。
【0076】現像手段である現像器13は、感光体ドラ
ム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光体ドラム1
0の回転方向と順方向に回転する例えば厚み0.5〜1
mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレ
スあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ131を
有し、内部に各色毎の現像色に従いイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)および黒色(K)の一成分
或いは二成分現像剤を収容している。現像器13は不図
示の突き当てコロにより感光体ドラム10と所定の間
隙、例えば100〜500μmをあけて非接触に保たれ
ており、現像スリーブ131に対して直流電圧と交流電
圧を重畳した現像バイアスを印加することにより、非接
触の反転現像を行い、感光体ドラム10上にトナー像を
形成する。
【0077】中間転写体である中間転写ベルト14は体
積抵抗率が108〜1016Ω・cm、好ましくは109
1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイ
ミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチ
レン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ
等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散し
た厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィルム基体の外
側に、好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ
5〜50μmのフッ素コーティングを行った2層構成の
シームレスベルトである。中間転写ベルト15の基体と
しては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等
に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電
性ゴムベルトを使用することもできる。中間転写ベルト
14は、それぞれローラ部材である駆動ローラ14dと
アースローラ114kと従動ローラ14eとに張架さ
れ、図6の矢印で示す時計方向に回転される。不図示の
駆動モータよりの駆動をうけて駆動ローラ14dが回転
し、中間転写ベルト14を駆動して回転させる。中間転
写ベルト14の回転によりアースローラ114k、従動
ローラ14eが従動して回転する。
【0078】各色毎の転写手段である転写器16Aは、
中間転写ベルト14を挟んで各色毎の感光体ドラム10
に対向して設けられるコロナ放電器であり、中間転写ベ
ルト14と各色毎の感光体ドラム10との間に各色毎の
転写域を形成する。各色毎の転写器16Aにはトナーと
反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流電
圧を印加し、転写域に転写電界を形成することにより、
各色毎の感光体ドラム10上のトナー像を中間転写ベル
ト14上に転写する。
【0079】定着手段である定着装置17は、内部にヒ
ータを有する定着ローラ17aと圧着ローラ17bとの
2本のローラ状の定着部材で構成され、定着ローラ17
aと圧着ローラ17bとの間のニップ部Tで記録紙Pを
挟持搬送し、熱と圧力とをくわえることにより、ニップ
部Tを搬送される記録紙P上のトナー像を定着する。
【0080】次に画像形成プロセスを説明する。画像記
録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動に
より、中間転写ベルト14の回転方向最上流位置に配置
されるイエロー(Y)の画像形成ユニット30(Y)の
感光体ドラム10が図6の矢印で示す反時計方向へ回転
され、同時にYのスコロトロン帯電器11の帯電作用に
よりKの感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0081】Yの感光体ドラム10は電位を付与された
あと、Yの露光光学系12によって第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による画像書込が
開始され、Yの感光体ドラム10の表面に原稿画像のY
の画像に対応する静電潜像を形成される。
【0082】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像されYの感光体ドラム10の回転に応
じイエロー(Y)のトナー像が形成される。
【0083】上記の画像形成プロセスによって像担持体
であるYの感光体ドラム10上に形成されたYのトナー
像が、Yの転写域において、転写手段であるYの転写器
16Aによって、中間転写体である中間転写ベルト14
上に転写される。
【0084】次いで中間転写ベルト14は、Yのトナー
像と同期が取られ、マゼンタ(M)の画像形成ユニット
30(M)によりMのスコロトロン帯電器11の帯電作
用により電位が付与され、Mの露光光学系12によって
第2の色信号すなわちMの画像データに対応する電気信
号による画像書込が行われ、Mの現像器13による非接
触の反転現像によってMの感光体ドラム10上に形成さ
れたMのトナー像が、Mの転写域において、転写手段で
あるMの転写器16Aによって、前記のYのトナー像の
上からMのトナー像が重ね合わせて形成される。
【0085】同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わ
せトナー像と同期が取られ、シアン(C)の画像形成ユ
ニット30(C)によりCの感光体ドラム10上に形成
された、第3の色信号によるCの画像データに対応する
Cのトナー像が、Cの転写域において、転写手段である
Cの転写器16Aによって、前記のY、Mのトナー像の
上からCのトナー像が重ね合わせて形成され、更にY、
M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、黒(K)
の画像形成ユニット30(K)によりCの感光体ドラム
10上に形成された、第4の色信号によるCの画像デー
タに対応するKのトナー像が、Kの転写域において、転
写手段であるKの転写器16Aによって、前記のY、
M、Cのトナー像の上からKのトナー像が重ね合わせて
形成され、中間転写ベルト15上にY、M、C及びKの
重ね合わせカラートナー像が形成される。
【0086】転写後の各色毎の感光体ドラム10の周面
上に残ったトナーは、感光体ドラムクリーニング手段と
してのクリーニング装置19にいたり、感光体ドラム1
0に当接したゴム材から成るクリーニングブレードによ
ってクリーニングされる。
【0087】Kの感光体ドラム10上へのKの表面画像
形成にともなって転写材である記録紙Pが転写材収納手
段である給紙カセット15より、送り出しローラ15a
により送り出され、転写材給送手段としてのタイミング
ローラ15cへ搬送され、タイミングローラ15cの駆
動によって、中間転写ベルト14に担持されているカラ
ートナー像との同期がとられて転写器16Bの転写域に
給送される。
【0088】記録紙Pは、転写器16Bに対するトナー
と反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の電圧
印加により、中間転写ベルト14上のカラートナー像を
転写され、カラートナー像を保持した記録紙Pは紙分離
AC除電器16Cの除電作用により中間転写ベルト14
の周面より分離して定着装置17に搬送され、トナーを
溶着固定して排紙ローラ18を経て装置上面に排出され
る。一方記録紙Pを分離した中間転写ベルト14はクリ
ーニング装置140において残留トナーを除去清掃され
て新たな画像形成のプロセスに移る。 (実施の形態1)請求項1に係わる発明の各実施の形態
を図7ないし図10によって説明する。
【0089】図7は前記の画像形成装置Aの要部を示し
たもので、前記の駆動ローラ14dは装置基板間に架設
して固定した円柱形の加熱部材H1を内包した状態で駆
動回転される。
【0090】前記の加熱部材H1はコイル状のヒータと
温度センサを一体としていて、駆動ローラ14dの温度
が温度センサにより設定温度例えば30℃以下と検知さ
れるとヒータに通電が開始され、30℃に達すると通電
が停止されて、駆動ローラ14dの温度が30℃から5
0℃の範囲に保たれるようにヒータに対する通電時間が
制御される。
【0091】ヒータの加熱による駆動ローラ14dの熱
量は移動する中間転写体14aに伝達され、転写域14
bにおいて接触しながら回転する感光体ドラム10の周
面に順次均等に再伝達されてその感光層が適正温度に加
熱される。
【0092】中間転写体14aは熱容量の小さいベルト
部材によって形成されているので速やかに駆動ローラ1
4dと同一レベルの温度に加熱され従って連続した搬送
回転により感光体ドラム10の感光層は画像形成に好適
とされる30℃〜50℃の温度範囲に短時間内に上昇し
維持される。
【0093】図8は前記の画像形成装置Bの要部を示し
たもので、前記の中間転写ベルト114aは装置基板間
に架設して固定したブロック状の加熱部材H2を、各転
写器114bおよび114cのそれぞれの搬送上流側の
ベルト内周面に摺接した状態で搬送回転される。
【0094】前記の加熱部材H2もまたコイル状又は板
状のヒータと温度センサとを一体としていて、中間転写
ベルト114aの温度が温度センサにより設定温度例え
ば30℃以下と検知されるとヒータに通電が開始され、
30℃に達すると通電が停止されて、中間転写ベルト1
14aの温度が30℃〜50℃の範囲に保たれるようヒ
ータに対する通電時間が制御される。
【0095】ヒータの加熱による中間転写ベルト114
aの熱量は転写域において回転しながら接触するそれぞ
れの感光体ドラム10Aおよび10Bの周面に順次均等
に伝達されてそれぞれの感光体ドラム10Aおよび10
Bの感光層が適正温度に加熱される。
【0096】中間転写ベルト114aは熱容量の小さい
ベルト部材によって形成されているので温度制御が容易
であり従って各感光体ドラムの感光層は画像形成に適し
た温度範囲に常に維持されることとなる。
【0097】図9および図10は前記の画像形成装置C
およびDのそれぞれの要部を示したもので、温度制御の
対象となる感光体ドラムの数に応じて装置Cの場合には
中間転写ベルト14に接触回転するローラ内包形の加熱
部材H1が、装置Dの場合には中間転写ベルト14の転
写域の上流側において接触するベルト摺接形の加熱部材
H2が主として選択使用される。
【0098】以上説明した実施の形態1では、感光体ド
ラム10の周縁部に別に温度センサを設け、該温度セン
サが感光体が適当とする例えば30℃以上にあるとき
は、前記の加熱部材H1又はH2を不作動するよう制御
がなされる。
【0099】本実施の形態の画像形成装置では感光体表
面温度が急速にかつ一様に適温に保持されるので、画像
のボケ等が生じることなく、感光体特性や中間転写ベル
トは同じ画像形成や転写条件が維持されて良好な画像が
継続して維持されることとなる。 (実施の形態2)請求項5および7に係わる発明の各実
施の形態を図11ないし図13によって説明する。
【0100】図11は前記の画像形成装置Aの要部を示
したもので、前記の中間転写体14aは駆動ローラ14
dと従動ローラ14eによって形成されるほぼ水平方向
のベルト面XX(一点鎖線をもって示す)が感光体ドラ
ム10の周面に当接するよう張架されていて、さらに搬
送する記録紙Pとの密着性を高めるべく紙帯電を行う紙
帯電器14fと2次転写器14gに対向して設けられる
それぞれのアースローラ114kが、中間転写体14a
の張力に抗してその頂部の外周面を前記のベルト面XX
より若干上方に位置されている。それにより中間転写体
14aと感光体ドラム10の間の当接部にトナー像の転
写域14bが形成されることにもなる。
【0101】また中間転写体14aは、前記の転写域1
4bと紙帯電器14fおよび2次転写器14gとのそれ
ぞれの間のベルト内周部に装置基板間に架設して固定し
た摺接部材500を設けている。
【0102】前記の摺接部材500は電気的に低抵抗で
は帯電部の間を短絡してしまい、干渉を起こしてしま
う。また、ベルト背面の電荷を除電してしまう。また高
すぎると摩擦帯電などによりベルト背面の電荷を乱して
しまう。それ故、合成樹脂等の電気的に1010〜1014
Ω・cm程度の高抵抗の材料により形成されるもので、
図13(a)に示す如く上面が0.5〜5m程の大きな
曲率Rの円筒面とされている。
【0103】前記の摺接部材500は、その上面が搬送
回転する中間転写体14aの内周面より高くならない条
件で、前記のベルト面XX(一点鎖線をもって示す)の
上方2mmから下方1mmの範囲内に設置されていて、
移動する中間転写体14aの内周面に極めて近接した位
置に置かれる。
【0104】前記の摺接部材500は、中間転写体14
a加わる張力のアンバランスや局所的な「たるみ」によ
ってベルト面に大き目の「しわ」がベルトの移動方向と
直交する方向に発生した場合、その摺接作用によってベ
ルトの平面性を矯正して平面性が保持された中間転写体
14a上に記録紙Pを全面にわたって密着して搬送し、
それによってベルト面から紙面への転写に際しての「転
写抜け」や「転写ムラ」などのトラブルが防止される。
【0105】また図12は前記の画像形成装置Bの要部
を示したもので、当装置の中間転写ベルト114aに対
しては前記の摺接部材500は感光体ドラム10Aと紙
帯電器150の間と感光体ドラム10Aと裏面転写器1
14gの間のそれぞれベルト内周部に設置されてベルト
の平面性矯正の作用を行い、転写域においての良好な転
写条件が保証されることとなる。
【0106】なお摺接部材の形式としては前述した摺接
部材500の他に、図13(b)に示す摺接部材500
Aの如く記録紙Pの搬送方向(矢示)に直交するリブを
複数列設けたものや、あるいは図13(c)に示す摺接
部材500Bのようにその上面を設定位置に対して弾性
部材によりベルト面に対して付勢する形式のものがより
効果を高めるものとして使用される。
【0107】
【発明の効果】本発明により、像形成体の感光層は加熱
部材の選択とその適切な配置(請求項2〜4)により、
常に感光層全面にわたり早急にかつ均等な適温を保たれ
てその特性が効率良く発揮される(請求項1)こととな
り、その結果常に高品質の画像を記録することの出来る
画像形成装置が提供されることとなった。
【0108】さらに本発明により、中間転写体ベルト面
は摺接部材の追設により、電位を低下することなく(請
求項6および8)平面性を改善して転写材を全面にわた
って密着搬送することが可能となり(請求項5および
7)、その結果転写の欠落等のない表裏両面の画像を記
録することの出来る画像形成装置が提供されることとな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置Aの断面構成図。
【図2】画像形成装置Aの像形成体の側断面図。
【図3】画像形成装置Aにおける画像と転写材の関係を
示す説明図。
【図4】本発明に係わる画像形成装置Bの要部構成図。
【図5】本発明に係わる画像形成装置Cの断面構成図。
【図6】本発明に係わる画像形成装置Dの断面構成図。
【図7】画像形成装置Aにおける加熱部材の配置例。
【図8】画像形成装置Bにおける加熱部材の配置例。
【図9】画像形成装置Cにおける加熱部材の配置例。
【図10】画像形成装置Dにおける加熱部材の配置例。
【図11】画像形成装置Aにおける摺接部材の配置例。
【図12】画像形成装置Bにおける摺接部材の配置例。
【図13】摺接部材の各形態を示す側断面図。
【符号の説明】
10,10A,10B 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14,114a(14a) 中間転写ベルト(中間転写
体) 14b 転写域 14c 1次転写器 14d(14D) 駆動ローラ 14g 2次転写器 15 給紙カセット 17,30 定着装置 19,140 クリーニング装置 114k アースローラ 500,500A,500B 摺接部材 H1,H2 加熱部材 XX ベルト面 P 記録紙
フロントページの続き (72)発明者 永瀬 久喜 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H027 DA13 JA12 JC01 JC03 2H028 BA03 BA06 BA16 BC00 2H032 AA02 AA05 BA01 BA09 BA15 BA23 BA28 3K058 AA54 AA71 BA18 CA23 CA28 GA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム状の像形成体と、前記像形成体に
    当接してトナー像を転写するベルト状の転写体とを有す
    る画像形成装置において、 前記転写体は加熱部材を備えていて、前記像形成体の温
    度に応じて前記加熱部材の加熱条件を制御することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱部材が前記転写体に内接するロ
    ーラ部材に内包されていることを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱部材が前記転写体に内接する固
    定部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱部材が前記転写体の画像転写領
    域外に配置されていて前記像形成体に当接していないこ
    とを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像形成体上に形成された原稿表裏のトナ
    ー像をベルト状の中間転写体を介して転写材の両面に転
    写し定着する画像形成装置において、 前記中間転写体は前記像形成体との当接部の下流側に裏
    面画像の転写部を設けていて、前記当接部と前記転写部
    との間に、移動方向に直交する摺接部材を内接すること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記摺接部材は高抵抗部材であることを
    特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像形成体上に形成された原稿表裏のトナ
    ー像をベルト状の中間転写体を介して転写材の両面に転
    写し定着する画像形成装置において、 前記中間転写体は前記像形成体との当接部の上流側に転
    写材の帯電部を設けていて、前記当接部と前記帯電部と
    の間に、移動方向に直交する摺接部材を内接することを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記摺接部材は高抵抗部材であることを
    特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009069557A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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