JPH1020716A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1020716A
JPH1020716A JP8169369A JP16936996A JPH1020716A JP H1020716 A JPH1020716 A JP H1020716A JP 8169369 A JP8169369 A JP 8169369A JP 16936996 A JP16936996 A JP 16936996A JP H1020716 A JPH1020716 A JP H1020716A
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JP
Japan
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image
toner image
toner
transfer material
image forming
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JP8169369A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH1020716A publication Critical patent/JPH1020716A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2058Shape of roller along rotational axis
    • G03G2215/2061Shape of roller along rotational axis concave
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2058Shape of roller along rotational axis
    • G03G2215/2064Shape of roller along rotational axis convex

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト状の第2の像担持手段にしわが発生す
ることを防止した画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 第2の像担持手段を複数のローラにより
張架すると共に、第2の像担持手段と内接し転写材が分
離される側に設けられた駆動ローラが逆クラウン形状を
していることを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体の周辺に
帯電手段、像露光手段と現像手段を配置して像担持体に
形成されたトナー像を転写材上に転写、定着する複写
機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面コピーにおいては、像担持体
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像担持
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面コピー装置は、上記の如く、両面
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特
公昭49−37538号公報、特公昭54−28740
号公報や特開平1−44457号公報や特開平4−21
4576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成
後、1回で定着を行うものが提案され、特に、特開平1
−44457号公報や特開平4−214576号公報等
には像担持体、帯電手段、像露光手段、現像手段等より
なる像形成手段を複数組トナー像受像体上に並列に配置
し、カラー画像の両面コピーを形成する方法が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平1−44457号公報や特開平4−214576
号公報等により提案される両面カラー画像形成は、転写
材の搬送性は向上するが、トナー像受像体上に1色ずつ
カラートナー像を重ねて行くので、色ズレやトナーの散
りやこすれ等の画像劣化が起き易い。
【0005】これに対し、本願発明者らは、像担持体
(第1の像担持手段)に形成したトナー像を一旦ベルト
状のトナー像受像体(第2の像担持手段)に一括して転
写し、再度像担持体にトナー像を形成し、トナー像受像
体上のトナー像と、再度像担持体上に形成したトナー像
とを記録紙(転写材)の両面に転写する両面画像形成方
法を検討しているが、ベルト状のトナー像受像体が回転
中にしわが発生し、トナー像受像体によって搬送される
転写材のトナー像受像体への密着性が悪くなり転写材の
良好な搬送ができなかったり、トナー像受像体上のトナ
ー像が乱れるといった問題が起こった。
【0006】本発明は上記の問題点を解決し、ベルト状
の第2の像担持手段にしわが発生することを防止した画
像形成装置を提供することを第1の目的とする。
【0007】また、トナー像受像体より分離された転写
材が定着装置に進入する際に、転写材にしわが発生し、
定着装置での転写材の良好な搬送が行われないといった
問題が起こった。
【0008】本発明は上記の問題点を解決し、第2の像
担持手段より分離された転写材が定着装置に進入する際
に、転写材にしわが発生することを防止した画像形成装
置を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、トナ
ー像形成手段により形成されたトナー像を担持する第1
の像担持手段と、前記第1の像担持手段に担持されたト
ナー像が転写され、転写された該トナー像を表面に担持
するベルト状の第2の像担持手段と、前記第1の像担持
手段に担持されているトナー像を前記第2の像担持手段
により搬送される転写材の表面に転写する第1の転写手
段と、前記第2の像担持手段に担持されているトナー像
を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記
転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着手段
とを有する画像形成装置において、前記第2の像担持手
段を複数のローラにより張架すると共に、前記第2の像
担持手段と内接し前記転写材が分離される側に設けられ
た駆動ローラが逆クラウン形状をしていることを特徴と
する画像形成装置によって達成される(第1の発明)。
【0010】また、上記第2の目的は、トナー像形成手
段により形成されたトナー像を担持する第1の像担持手
段と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転
写され、転写された該トナー像を表面に担持するベルト
状の第2の像担持手段と、前記第1の像担持手段に担持
されているトナー像を前記第2の像担持手段により搬送
される転写材の表面に転写する第1の転写手段と、前記
第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記転写
材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記転写材の両
面に転写されたトナー像を定着する定着手段とを有する
画像形成装置において、前記第2の像担持手段と前記定
着装置との間に、前記転写材の搬送を行う搬送部を配設
し、前記搬送部に前記定着装置の長手方向に並列に配置
された複数の拍車を少なくとも1組設けると共に、前記
定着装置の長手方向に並列に配置された前記拍車の組の
少なくとも1組がクラウン形状をしていることを特徴と
する画像形成装置によって達成される(第2の発明)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。また、以下の実施形態の説明にお
いて、カラートナー像の転写材への転写の際に、転写域
において像担持体に対向する側の転写材の面(転写材の
表面という)に転写する画像を表面画像、転写材の他方
の側の面(転写材の裏面という)に転写する画像を裏面
画像という。
【0012】実施形態1 本発明の画像形成装置の第1の実施形態の画像形成プロ
セスおよび各機構について、図1〜図5のカラー画像形
成装置を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施
形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図であり、図
2は、図1の像担持体の側断面図であり、図3は、両面
のトナー像形成状態を示す図であり、図4は、図1の要
部斜視図であり、図5は、ローラ形状を示す図である。
【0013】像担持体である感光体ドラム10は、例え
ば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材によって
形成される円筒状の基体を内側に設け、透明の導電層、
a−Si層あるいは有機感光層(OPC)等の感光層を
該基体の外周に形成したものであり、接地された状態で
図1の矢印で示す時計方向に回転される。
【0014】感光体ドラム10は図2に示す如く、それ
を係合固定する両面端のフランジ部材10a及び10b
が装置本体に架設固定されるドラム軸110に対し両面
端のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベアリ
ング110a,110bにより軸受けされて回転自在に
支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車Gが装
置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されることにより所
定の方向に定速で回転される。
【0015】帯電手段としてのスコロトロン帯電器11
はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およ
び黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、像
担持体である感光体ドラム10の移動方向に対して直交
する方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、
感光体ドラム10の前述した感光体層に対し所定の電位
に保持された制御グリッドと、放電電極11aとして、
例えば鋸歯状電極を用いトナーと同極性のコロナ放電と
によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯
電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与え
る。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用い
ることも可能である。
【0016】各色毎の像露光手段としての露光ユニット
12は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロト
ロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位
置との間で、現像スリーブ131に対して感光体ドラム
10の回転方向上流側に設けた状態で配置される。
【0017】露光ユニット12は、感光体ドラム10の
軸と平行に主走査方向に配列された像露光光発光素子と
してのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並
べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子としてのセ
ルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダに取付け
られた露光用ユニットとして構成される。保持部材20
に、各色毎の露光ユニット12、一様露光器12c及び
転写同時露光器12dが取付けられて感光体ドラム10
の基体内部に収容される。別体の画像読み取り装置によ
って読み取られ、メモリに記憶された各色の画像データ
がメモリより順次読み出されて各色毎の露光ユニット1
2にそれぞれ電気信号として入力される。
【0018】露光素子としては、その他FL(蛍光体発
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電),LED(発光ダイオード)等の複数の発光
素子をアレイ状に並べたものが用いられる。この実施形
態で使用される発光素子の発光波長は、裏面から像露光
を行うことからカラートナーに透明性を十分に有しない
これより短い波長でもよい。650〜900nmの範囲
のものが使用される。
【0019】画像形成される色順序と、回転される感光
体ドラム10に、該色順序に従って設けられる現像器1
3は、本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光
体ドラム10に対してY,Mの現像器13が感光体ドラ
ム10の左側に、また、C,Kの現像器13が感光体ド
ラム10の右側に配置され、Y,Mの現像器13の現像
ケーシング138の下方にY,Mのスコロトロン帯電器
11が、また、C,Kの現像器13の現像ケーシング1
38の上方にC,Kのスコロトロン帯電器11が配置さ
れる。
【0020】各色毎の現像手段としての現像器13は、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および
黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ
収容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の
間隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回
転方向と同方向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、
外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスある
いはアルミ材で形成された現像スリーブ131を備えて
いる。
【0021】現像器13が不図示の突き当てコロにより
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば300〜6
00μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像器13
による現像作用に際しては、現像スリーブ131に対し
直流電圧あるいはさらに交流電圧ACを加えた現像バイ
アスが印加され、現像器の収容する一成分或いは二成分
現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明な導電
層を接地する負荷電の感光体ドラム10に対してトナー
と同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直流
バイアスを印加して、露光部にトナーを付着させる非接
触の反転現像が行われる。この時の現像間隔精度は画像
ムラを防ぐために20μm程度以下が必要である。
【0022】上記の各色毎の現像器13は、前述したス
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12と
による像露光によって形成される感光体ドラム10上の
静電潜像を現像バイアス電圧の電圧印加による非接触現
像法により非接触の状態で帯電極性と同極性のトナー
(本実施形態においては感光体ドラムは負帯電であり、
マイナス極性のトナー)により反転現像する。
【0023】原稿画像として本装置とは別体の画像読取
装置の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コン
ピュータで編集された画像が、Y,M,CおよびKの各
色別の画像データとして一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0024】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により駆動用の歯車G1を通して感光
体ドラム10の後フランジ10bに設けられた歯車10
Gが回動され感光体ドラム10を図1の矢印で示す時計
方向へ回転し、同時に感光体ドラム10の左方でイエロ
ー(Y)の現像器13の現像ケーシング138の下方に
配置されたYのスコロトロン帯電器11の帯電作用によ
り感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0025】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による露光が開始
されドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿
画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0026】前記の潜像はYの現像器13により現像ス
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
【0027】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像データに対応する電気信号による露光が行
われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって
前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)
のトナー像が順次重ね合わせて形成される。
【0028】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12およびCの現像器13に
よってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のト
ナー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒
色(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に
配置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光
ユニット12および現像器13によって第4の色信号に
対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成
され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカ
ラーのトナー像が形成される(トナー像形成手段)。
【0029】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の感光層に対する露光はドラ
ムの内部より前述した透明の基体を通して行われる。従
って第2,第3および第4の色信号に対応する画像の露
光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受ける
ことなく行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の
静電潜像を形成することが可能となる。
【0030】上記の画像形成プロセスによって像担持体
としての感光体ドラム10(第1の像担持手段)上に裏
面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され、感
光体ドラム10上の裏面画像の重ね合わせカラートナー
像が転写域14bにおいて、トナーと反対極性(本実施
形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加される転
写器14cにより、駆動ローラ14d、従動ローラ14
e及びテンションローラ14j間に張架され、感光体ド
ラム10に近接あるいは接触して設けられたベルト状の
トナー像受像体14a(第2の像担持手段)上に一括し
て転写される。この際、良好な転写がなされるように、
例えば発光ダイオードを用いた転写同時露光器12dに
よる一様露光が行われる。
【0031】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは像担持体AC除電器16により除電を受けた
後、クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10
に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19a
によってクリーニングされ、更に、前プリントまでの感
光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを用
いた帯電前の一様露光器12cによる露光による感光体
周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除去され
て引き続き次の表面画像のカラー画像形成が行われる。
【0032】第2の像担持手段としてのトナー像受像体
14a上に形成されている裏面画像と転写域14bにお
ける同期がとられて、上記のカラー画像形成プロセスと
同様にして、重ね合わせカラートナー像の表面画像が感
光体ドラム10上に形成される。この時に形成される表
面画像は、像担持体上では裏面画像形成とは、互いに鏡
像になる様に画像データを変更する必要がある。
【0033】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイ
ミングローラ15cへ搬送される。
【0034】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって感光体ドラム10上に担持された表面画像の
カラートナー像と、トナー像受像体14aに担持されて
いる裏面画像のカラートナー像との同期がとられて転写
域14bへ給送される。この際、記録紙Pは、転写材帯
電手段としての紙帯電器14fによりトナーと同極性に
紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて転写域
14bへ給送される。
【0035】トナーと同極性に紙帯電を行うことによ
り、トナー像受像体14a上のトナー像や感光体ドラム
10上のトナー像と引き合うことを防止して、トナー像
の乱れを防止している。また、転写材帯電手段として
は、トナー像受像体に当接及び当接解除可能な導通ロー
ラやブラシ帯電器等を用いることも可能である。
【0036】トナーと反対極性(本実施形態においては
プラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段として
の転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の表面
画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写され
る。この際、トナー像受像体14aの周面上の裏面画像
は記録紙Pに転写されないでトナー像受像体14aに存
在する。
【0037】次に、トナーと反対極性(本実施形態にお
いてはプラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段と
しての裏面転写器14gによりトナー像受像体14aの
周面上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側(裏面
側)に転写する。転写器14cによる転写の際、良好な
転写がなされるように、転写器14cと対向して感光体
ドラム10の内部に設けられた、例えば発光ダイオード
を用いた転写同時露光器12dによる一様露光が行われ
る。
【0038】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、像担持体上に形成したカラートナー像をコロ
ナ帯電により極性反転を行う両面画像形成では、下層の
トナーが同極性に十分帯電されないことから、転写が不
良となるので好ましくない。
【0039】像担持体上で反転現像を繰り返し、重ね合
わせて形成した同極性のカラートナー像を極性を変えず
にトナー像受像体14aに一括転写し、次に、極性を変
えずに記録紙Pに一括転写することが、裏面画像形成の
転写性の向上に寄与するので好ましい。表面画像形成に
対しても、像担持体上に反転現像を繰り返し、重ね合わ
せて形成した同極性のカラートナー像を極性を変えずに
記録紙Pに一括転写することが、表面画像形成の転写性
の向上に寄与するので好ましい。
【0040】以上のことからカラー画像形成において
は、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、第1の転
写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー像を形
成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材の裏面
にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ましく
採用される。
【0041】トナー像受像体14aは厚さ0.5〜2.
0mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウ
レタンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半
導電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング
防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを
行った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好
ましい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5
mmの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用すること
もできる。
【0042】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14hに
より除電され、トナー像受像体14aから分離され、両
方のローラの内部にヒータを有する2本のローラで構成
される定着手段としての定着装置17へと搬送される。
上ローラ17aと、下ローラ17bとで形成されるニッ
プ部で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P上の
表裏の付着トナーが定着され、両面画像記録がなされた
記録紙Pが排紙ローラ18により送られて、装置外部の
トレイへ排出される。
【0043】転写後のトナー像受像体14aの周面上に
残ったトナーは、トナー像受像体のクリーニング手段と
してのトナー像受像体クリーニング装置14iに設けら
れトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能なブレ
ードによりクリーニングされる。また、転写後の感光体
ドラム10の周面上に残ったトナーは像担持体AC除電
器16により除電を受けた後、クリーニング装置19に
いたり、感光体ドラム10に当接したゴム材から成るク
リーニングブレード19aによってクリーニング装置1
9内に掻き落とされ、スクリュウ19bによって図示せ
ぬ排トナー容器に回収される。クリーニング装置19に
より残留トナーを除去された感光体ドラム10はYのス
コロトロン帯電器11によって一様帯電を受け、次の画
像形成サイクルにはいる。
【0044】上記の方法を用いることにより、重ね合わ
せカラートナー像の一括転写であるので、トナー像受像
体上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等が
起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像
形成がなされる。
【0045】上記の画像形成装置において、第1の像担
持手段或いは第2の像担持手段による片面のみのコピー
がなされることは勿論である。
【0046】図4に示すように、記録紙Pがトナー像受
像体14aに密着して搬送される必要があるが、トナー
像受像体14aはベルト状であり、駆動ローラ14d、
従動ローラ14e及びテンションローラ14jに張架さ
れて回転する際にしわが発生し易い。トナー像受像体1
4aにしわが発生すると記録紙Pのトナー像受像体14
aとの密着が悪くなり、搬送性が悪くなったり、記録紙
Pのずれによりトナー像受像体14a上の裏面のトナー
像が乱れてしまう。また、転写器14cによる感光体ド
ラム10よりトナー像受像体14aへの転写器14cに
よる転写や感光体ドラム10より記録紙Pへの転写器1
4cによる転写が良好に行われない。
【0047】ベルト状のトナー像受像体14aのしわを
防止するため、図5(A)に示すように、駆動ローラ1
4dを鼓状の逆クラウン形状とする。駆動ローラ14d
を逆クラウン形状とすることにより、回転するトナー像
受像体14aの中央部と端部に速度差を生じさせ、トナ
ー像受像体14aにしわが寄るのを防止する。
【0048】逆クラウン量としては1μm/cm以上、
5μm/cm以下がトナー像受像体14aが水平に搬送
されて好ましい。1μm/cm以下ではトナー像受像体
14aにしわが発生し、5μm/cm以上では記録紙P
がトナー像受像体14aより離れたり、トナー像受像体
14aに伸びが発生して記録紙Pの搬送が不安定とな
る。
【0049】従動ローラ14eは感光体ドラム10と近
接して配置されるので、クラウンを付けずにストレート
ローラでもよいが、駆動ローラ14dと同様に1μm/
cm以上、5μm/cm以下の逆クラウン量を設けた逆
クラウンローラとすることが好ましい。
【0050】両ローラの逆クラウン形状により、両ロー
ラに張架されるトナー像受像体14aが逆クラウン形状
とされ、トナー像受像体14aの変形や伸びがあった場
合でも、トナー像受像体14aの回転方向と直交する方
向の幅は最大画像サイズ、例えばA−3サイズで210
mm程度であり、端部における傾き量が50μm程度と
なり、副走査方向の走査密度400dpiで1dotの
レベルとなり問題ない。
【0051】従って、逆クラウン形状が設けられた駆動
ローラ14dと従動ローラ14eとでトナー像受像体1
4aを引っ張って回動させることにより、トナー像受像
体14aのしわの発生を防止し、トナー像受像体14a
を平に搬送するようにしている。しかし、駆動ローラ1
4dと従動ローラ14eとでトナー像受像体14aを引
っ張ることによりトナー像受像体14aの走行中の片寄
りが発生し易い。
【0052】駆動中のトナー像受像体14aの片寄りを
防止するため、図5(B)に示すように、テンションロ
ーラ14jを太鼓状のクラウン形状とすることが好まし
い。
【0053】クラウン量としては5μm/cm以上、2
0μm/cm以下がトナー像受像体14aが片寄りなく
搬送されて好ましい。5μm/cm以下ではトナー像受
像体14aに片寄りが発生し、20μm/cm以上では
トナー像受像体14aが平に搬送されない。
【0054】実施形態2 第1の実施形態にて説明したカラー画像形成装置のトナ
ー像受像体と定着装置との間に搬送部を設けたものが第
2の実施形態である。第2の実施形態について図6〜図
10を用いて説明する。図6は、搬送部の一例を示す図
であり、図7は、図6の搬送部の上面図であり、図8
は、拍車の斜視図であり、図9は、拍車の組の形状と定
着装置の上下ローラの形状の第1の例を示す図であり、
図9(A)は、拍車の組の形状の第1の例を示す図であ
り、図9(B)は、定着装置の上下ローラの形状の第1
の例を示す図であり、図10は、拍車の組の形状と定着
装置の上下ローラの形状の第2の例を示す図であり、図
10(A)は、拍車の組の形状の第2の例を示す図であ
り、図10(B)は、定着装置の上下ローラの形状の第
2の例を示す図である。第1の実施形態にて説明したも
のと同様の機能、構造を有する部材には同一の符号を付
した。
【0055】第1の実施形態にて説明したカラー画像形
成装置と同様にしてカラー画像形成がなされるが、トナ
ー像受像体14aと定着手段としての定着装置17との
間に搬送部150を設け、転写材としての記録紙Pをト
ナー像受像体14aより定着装置17に搬送する。
【0056】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pがトナー像受像体14aから分離され、両方のローラ
の内部にヒータを有する2本のローラで構成される定着
手段としての定着装置17へと搬送される。上ローラ1
7aと、下ローラ17bとの間で熱と圧力とを加えられ
ることにより記録紙P上の表裏の付着トナーが定着され
装置外部のトレイへ排出される。
【0057】搬送部150は、箱体151と箱体151
に取付けられた複数個の拍車152と箱体151に張渡
されたワイヤ153とによって構成される。箱体151
の上面部151dに角孔151aと角孔151aの両端
部に溝151b,151cとが設けられ、拍車152が
角孔151aに拍車152の中心に設けられた支軸15
2aが角孔151aの両端部に溝151b,151cに
落とし込まれ拍車152が回転可能に箱体151に取付
けられる。
【0058】図6及び図7に示すように、ワイヤ153
がピン154を用いて箱体151に張渡されるが、この
際、箱体151の凸部151e,151fによりガイド
部材としてのワイヤ153が拍車152の回転中心の支
軸152aより上部に張渡される。
【0059】拍車152は図8に示すように、好ましく
は厚さ0.05〜0.5mm、外径5〜25mmのもの
であり、例えば厚さ0.2mmのステンレス板や銅板等
の金属板をエッチング加工し、先端が鋭利な突出部15
2bを設けた六角形状の外径10mmの板状の部材より
なる。この金属板は1010〜1014Ωの抵抗体を介して
接地される。拍車152が金属板を通し、高抵抗体を介
して或いは高抵抗部材を用いて接地されるのは、トナー
や転写材が荷電を有しており、拍車152の電荷蓄積や
鏡像力によるトナー付着を除電により防止し、トナー像
の乱れを防ぐためである。
【0060】トナー像が転写された記録紙Pが搬送部1
50に搬送されると、拍車152の回転中心の支軸15
2aより上部に張渡されたワイヤ153により記録紙P
の先端がすくい上げられトナー像が擦られずに拍車15
2に送られ、拍車152の先端部152bが記録紙Pに
接触或いは突刺さる状態で拍車152が従動回転され記
録紙Pが定着装置17へと搬送される。また、拍車15
2の回転中心の支軸152aより上部に張渡されたガイ
ド部材としてのワイヤ153により記録紙Pの後端が落
込むのが防止されトナー像が擦られない。下面にトナー
像が形成された記録紙Pが搬送された場合でもトナー像
が擦られずに搬送される。
【0061】図7に示すように、定着装置17の長手方
向に複数の拍車を並列に配置した拍車の組H1,H2,
H3がそれぞれ設けられる。
【0062】転写材としての記録紙Pが定着装置17へ
進入の際に記録紙Pにしわが発生することを防止するよ
うに、図9(A)に示すように、溝151b,151c
の深さをそれぞれ変えて拍車152を落とし込み、拍車
の組H1の外接線の形状を上側が太鼓状のクラウン形状
とする。この場合、図9(B)に示すように、定着装置
17の下ローラ17bはストレートローラとし、上ロー
ラ17aを鼓状の逆クラウン形状のローラとする。
【0063】更に、定着装置17の上下ローラ17a,
17bに対し、図9(B)の点線で示す記録紙Pが、下
ローラ17bの上面よりL1(mm)持ち上げられた上
向きのクラウン形状をして進入するように、定着装置1
7に対して拍車の組H1を配置する。
【0064】クラウン形状で進入された記録紙Pが、逆
クラウン形状の上ローラ17aとストレート形状の下ロ
ーラ17bとにより上下ローラ17a,17b間のニッ
プ部でしわを生じることなく搬送され良好な定着が行わ
れる。
【0065】拍車の組H1の形状のクラウン量は0.5
mm以上、3mm以下が好ましい。また、記録紙Pが上
下ローラ17a,17bに進入する際の、記録紙Pのク
ラウン形状最上部の下ローラ17b上面よりの距離L1
は0mm以上、3mm以下が好ましい。拍車の組H1の
クラウン量が0.5mm以下、L1が0mm以下である
と記録紙Pが定着装置17へ進入の際に記録紙Pにしわ
が発生する。また、拍車の組H1のクラウン量が3mm
以上、L1が3mm以上であると記録紙Pが上下ローラ
17a,17bのニップ部に引っ掛かり搬送不良の原因
になり易い。
【0066】更に、定着装置17の上下ローラ17a,
17b間のニップ部での転写材のしわのない良好な搬送
と、良好な定着とが行われるように、上ローラ17aの
逆クラウン量は1.5μm/cm〜4μm/cmが好ま
しい。
【0067】上ローラ17aの逆クラウン量が1.5μ
m/cm以下であるとニップ部での記録紙Pのしわが発
生する。また、4μm/cm以上であると定着不良を生
じる。
【0068】図9にて説明したものと上下反対にしたも
のを図10に示す。
【0069】図10(A)に示すように、溝151b,
151cの深さをそれぞれ変えて拍車152を落とし込
み、拍車の組H1の外接線の形状を下側が太鼓状のクラ
ウン形状とする。この場合、図10(B)に示すよう
に、定着装置17の上ローラ17aはストレートローラ
とし、下ローラ17bを鼓状の逆クラウン形状のローラ
とする。
【0070】更に、定着装置17の上下ローラ17a,
17bに対し、図10(B)の点線で示す記録紙Pが、
上ローラ17aの下面よりL2(mm)押し下げられた
下向きのクラウン形状をして進入するように、定着装置
17に対して拍車の組H1を配置する。
【0071】クラウン形状で進入された記録紙Pが、逆
クラウン形状の下ローラ17bとストレート形状の上ロ
ーラ17aとにより上下ローラ17a,17b間のニッ
プ部でしわを生じることなく搬送され良好な定着が行わ
れる。
【0072】拍車の組H1の形状のクラウン量は0.5
mm以上、3mm以下が好ましい。また、記録紙Pが上
下ローラ17a,17bに進入する際の、記録紙Pのク
ラウン形状最下部の上ローラ17a下面よりの距離L2
は0mm以上、3mm以下が好ましい。拍車の組H1の
クラウン量が0.5mm以下、L1が0mm以下である
と記録紙Pが定着装置17へ進入の際に記録紙Pにしわ
が発生する。また、拍車の組H1のクラウン量が3mm
以上、L1が3mm以上であると記録紙Pが上下ローラ
17a,17bのニップ部に引っ掛かり搬送不良の原因
になり易い。
【0073】更に、定着装置17の上下ローラ17a,
17b間のニップ部での転写材のしわのない良好な搬送
と、良好な定着とが行われるように、下ローラ17bの
逆クラウン量は1.5μm/cm〜4μm/cmが好ま
しい。
【0074】下ローラ17bの逆クラウン量が1.5μ
m/cm以下であるとニップ部での記録紙Pのしわが発
生する。また、4μm/cm以上であると定着不良を生
じる。
【0075】図10での拍車152の保持の仕方は後述
する弾性部材とワイヤとにより保持される。
【0076】上記図9及び図10の説明において拍車の
組のクラウンを拍車の組H1のみにて構成するように説
明したが、拍車の組H2,H3を含めてクラウンが形成
されるように構成してもよいことは勿論である。また、
拍車の組H1,H2,H3は図7に示すように、必ずし
も定着装置17の長手方向と平行に直線的に配置される
必要はなく、例えば定着装置17に対してハの字状やく
の字状に、折り曲げ線形状や曲線形状に配置されてもよ
い。
【0077】拍車の弾性部材による保持の仕方の例につ
いて、図11、図12及び図7を用いて説明する。図1
1は、拍車の弾性部材による保持の仕方の第1の例を示
す図であり、図12は、拍車の弾性部材による保持の仕
方の他の例を示す図であり、図12(A)は、第2の例
を示す図であり、図12(B)は、第3の例を示す図で
ある。
【0078】図11に示すように、箱体151の底部に
嵌込まれた弾性部材としてのコイルバネ155aの弾力
にて拍車152の支軸152aをワイヤ153に押し付
けるようにし、コイルバネ155aとワイヤ153とに
より拍車152を保持させ、拍車の組H1の拍車152
をクラウン状(凸状)とさせる。
【0079】この際、ワイヤ153を支える箱体151
の定着装置17側の凸部151fをクラウン形状として
ワイヤ153を張り、コイルバネ155aとワイヤ15
3とにより保持される拍車の組H1の外接線の形状を太
鼓状のクラウン形状とする。両側の凸部151f,15
1eをクラウン形状としてワイヤ153を張り、コイル
バネ155aとワイヤ153とにより保持される拍車の
組H1,H2,H3の外接線の形状を太鼓状のクラウン
形状とすることも可能である。
【0080】図12(A)に示すように、箱体151に
取付られた弾性部材としての板バネ155bの弾力によ
り支軸152aをワイヤ153に押し付け、板バネ15
5bとワイヤ153とにより拍車152を保持させ、拍
車の組H1の拍車152をクラウン状(凸状)とさせ
る。また、図12(B)に示すように、支軸156aを
支点とし箱体151に回動可能に取付られたレバー15
6の一端に重り157を取付け、重り157により上方
(図10の場合は下方)に回転される他端に取付られた
支軸152aをワイヤ153に押し付け、レバー156
と弾性部材としてのワイヤ153の弾力とにより拍車1
52を保持させ、拍車の組H1の拍車152をクラウン
状(凸状)とさせることも可能である。
【0081】拍車152を弾性部材にて保持することに
より、記録紙Pの定着装置17への進入の際、裏面トナ
ー像が拍車152により擦られることが少なくなると共
に、記録紙Pが定着装置17にてジャムした際に、記録
紙Pが拍車152に刺さるのを防止する。
【0082】図9に対応して、拍車の組H1を上側のク
ラウン形状とする場合は、中央部の拍車152のみをバ
ネ155aにて支える構造とすることも可能である。ま
た、図10に対応して、拍車の組H1を下側のクラウン
形状とする場合は、全ての拍車152をバネ155aに
て支える構造とすることが好ましい。
【0083】上記図11及び図12の説明において拍車
の組のクラウンを拍車の組H1のみにて構成するように
説明したが、拍車の組H2,H3を含めてクラウンが形
成されるように構成してもよいことは勿論である。
【0084】上記の如く、拍車の組にクラウン形状を持
たせることにより、転写材としての記録紙Pが定着装置
17へ進入の際に記録紙Pにしわが発生することを防止
する。また、クラウン形状で進入された記録紙Pが、図
9の場合は、逆クラウン形状の上ローラ17aとストレ
ート形状の下ローラ17bとにより(図10の場合は、
逆クラウン形状の下ローラ17bとストレート形状の上
ローラ17aとにより)上下ローラ17a,17b間の
ニップ部でしわを生じることなく搬送され良好な定着が
行われる。
【0085】図13は、拍車の他の例を示す図であり、
図13(A)は、拍車の他の例を示す断面図であり、図
13(B)は、拍車の他の例を示す斜視図である。
【0086】図13に示すように、例えば樹脂材により
成型された外径5〜25mmの断面そろばん玉状で、先
端が鋭利な突出部252bを設けた六角形状の拍車25
2に支軸252aを設けたものも用いることができる。
また、拍車の突出部の形状としては、六角形にこだわら
ず五角、八角、十角等の複数角の突出部を有する形状の
ものが用いられる。この樹脂は1010〜1014Ω・cm
の抵抗部材を用いて接地されることが好ましい。拍車2
52が高抵抗体を介して或いは高抵抗部材を用いて接地
されるのは、トナーや転写材が荷電を有しており、拍車
252の電荷蓄積や鏡像力によるトナー付着を除電によ
り防止し、トナー像の乱れを防ぐためである。
【0087】上記第2の実施形態においても、第1の像
担持手段或いは第2の像担持手段による片面のみのコピ
ーがなされることは勿論である。
【0088】本発明はカラー画像形成装置を用いて説明
したが、モノクロの画像形成装置にも適用できることは
勿論である。また、本発明は本方式に限らず両面画像を
形成する変形例も含むものであり、例えば特公昭54−
28740号公報に示された裏面画像に相当するトナー
極性を反転した後、同時に転写材の両面に転写するもの
や、特開昭63−180969号公報、特開昭63−2
98255号公報、特開平1−44457号公報等のタ
ンデム方式にも用いることができる。
【0089】
【発明の効果】請求項1ないし4によれば、ベルト状の
第2の像担持手段のしわが防止され、ベルト状の第2の
像担持手段により搬送される転写材の、第2の像担持手
段との密着性が良くなり、良好な搬送が行われると共
に、ベルト状の第2の像担持手段上の裏面トナー像の乱
れが少なくなる。
【0090】請求項5または6によれば、ベルト状の第
2の像担持手段の片寄りが防止され、ベルト状の第2の
像担持手段の搬送が良好に行われる。
【0091】請求項7または8によれば、転写材の定着
装置への進入の際のしわが防止される。
【0092】請求項9によれば、転写材の定着装置への
進入の際、裏面トナー像が拍車により擦られることが少
なくなると共に、転写材が定着装置でジャムした際に転
写材が拍車に刺さるのを防止する。
【0093】請求項10によれば、定着装置での転写材
のしわのない良好な搬送と、良好な定着とが行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すカラー画像形成
装置の断面構成図である。
【図2】図1の像担持体の側断面図である。
【図3】両面のトナー像形成状態を示す図である。
【図4】図1の要部斜視図である。
【図5】ローラ形状を示す図である。
【図6】搬送部の一例を示す図である。
【図7】図6の搬送部の上面図である。
【図8】拍車の斜視図である。
【図9】拍車の組の形状と定着装置の上下ローラの形状
の第1の例を示す図である。
【図10】拍車の組の形状と定着装置の上下ローラの形
状の第2の例を示す図である。
【図11】拍車の弾性部材による保持の仕方の第1の例
を示す図である。
【図12】拍車の弾性部材による保持の仕方の他の例を
示す図である。
【図13】拍車の他の例を示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14a トナー像受像体 14c 転写器 14d 駆動ローラ 14e 従動ローラ 14j テンションローラ 14g 裏面転写器 17 定着装置 17a 上ローラ 17b 下ローラ 150 搬送部 152,252 拍車 153 ワイヤ 155a コイルバネ 155b 板バネ P 記録紙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
    れ、転写された該トナー像を表面に担持するベルト状の
    第2の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されているトナー像を前記
    第2の像担持手段により搬送される転写材の表面に転写
    する第1の転写手段と、 前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記
    転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着
    手段とを有する画像形成装置において、 前記第2の像担持手段を複数のローラにより張架すると
    共に、前記第2の像担持手段と内接し前記転写材が分離
    される側に設けられた駆動ローラが逆クラウン形状をし
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動ローラの逆クラウン量が1μm
    /cm以上、5μm/cm以下であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の像担持手段と内接し前記転写
    材が進入される側に設けられた従動ローラが逆クラウン
    形状をしていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記従動ローラの逆クラウン量が1μm
    /cm以上、5μm/cm以下であることを特徴とする
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の像担持手段の片寄りを防止す
    るためのクラウン形状を有するローラを前記ベルト状の
    第2の像担持手段に当接して設けたことを特徴とする請
    求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラのクラウン量が5μm/cm
    以上、20μm/cm以下であることを特徴とする請求
    項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
    れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
    持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されているトナー像を前記
    第2の像担持手段により搬送される転写材の表面に転写
    する第1の転写手段と、 前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記
    転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着
    手段とを有する画像形成装置において、 前記第2の像担持手段と前記定着装置との間に、前記転
    写材の搬送を行う搬送部を配設し、前記搬送部に前記定
    着装置の長手方向に並列に配置された複数の拍車を少な
    くとも1組設けると共に、前記定着装置の長手方向に並
    列に配置された前記拍車の組の少なくとも1組がクラウ
    ン形状をしていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記拍車の組のクラウン量が0.5mm
    以上、3mm以下であることを特徴とする請求項7に記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記拍車の組の少なくとも中央部の拍車
    に弾性を付与したことを特徴とする請求項7または8に
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記転写材の転写されたトナー像を定
    着する前記定着装置に設けられたローラの何れか一方を
    逆クラウン形状としたことを特徴とする請求項7〜9の
    何れか1項に記載の画像形成装置。
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