JPH1039558A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH1039558A JPH1039558A JP8192130A JP19213096A JPH1039558A JP H1039558 A JPH1039558 A JP H1039558A JP 8192130 A JP8192130 A JP 8192130A JP 19213096 A JP19213096 A JP 19213096A JP H1039558 A JPH1039558 A JP H1039558A
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- JP
- Japan
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- transfer material
- transfer
- toner image
- toner
- Prior art date
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- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写材がOHT、厚紙或いは光沢画像等の定
着熱量が多く必要な場合においても良好な定着が得ら
れ、且つコピー速度の低下の少ない画像形成装置を提供
すること。 【解決手段】 転写材の種類或いは光沢画像形成による
低速モード選択機能を設け、低速モードが選択され、且
つ転写材の長さが第1の転写手段から定着手段の間隔よ
り短いと判断された場合、トナー像が転写された転写材
の後端が第1の転写手段の転写域を通過した後、第1の
像担持手段、第2の像担持手段及び定着手段の駆動速度
を低速とし、転写材を低速で搬送して定着を行う、こと
を特徴とする画像形成装置。
着熱量が多く必要な場合においても良好な定着が得ら
れ、且つコピー速度の低下の少ない画像形成装置を提供
すること。 【解決手段】 転写材の種類或いは光沢画像形成による
低速モード選択機能を設け、低速モードが選択され、且
つ転写材の長さが第1の転写手段から定着手段の間隔よ
り短いと判断された場合、トナー像が転写された転写材
の後端が第1の転写手段の転写域を通過した後、第1の
像担持手段、第2の像担持手段及び定着手段の駆動速度
を低速とし、転写材を低速で搬送して定着を行う、こと
を特徴とする画像形成装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等において、像担持体上に形成したトナー像
を転写材上に転写、定着して画像を形成する電子写真方
式の画像形成装置に関し、特に、像担持体上のトナー像
を転写材の表面に転写または一旦トナー像受像体上に転
写した後転写材の裏面に転写することにより、転写材の
表裏の何れにも画像を形成することができる画像形成装
置に関する。
タ、FAX等において、像担持体上に形成したトナー像
を転写材上に転写、定着して画像を形成する電子写真方
式の画像形成装置に関し、特に、像担持体上のトナー像
を転写材の表面に転写または一旦トナー像受像体上に転
写した後転写材の裏面に転写することにより、転写材の
表裏の何れにも画像を形成することができる画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面コピーにおいては、像担持体
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像担持
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像担持
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面コピー装置は、上記の如く、両面
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特
公昭49−37538号公報、特公昭54−28740
号公報や特開平1−44457号公報や特開平4−21
4576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成
後、1回で定着を行うものが提案され、特に、特開平1
−44457号公報や特開平4−214576号公報等
には像担持体、帯電手段、像露光手段、現像手段等より
なる像形成手段を複数組トナー像受像体上に並列に配置
し、カラー画像の両面コピーを形成する方法が提案され
ている。
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特
公昭49−37538号公報、特公昭54−28740
号公報や特開平1−44457号公報や特開平4−21
4576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成
後、1回で定着を行うものが提案され、特に、特開平1
−44457号公報や特開平4−214576号公報等
には像担持体、帯電手段、像露光手段、現像手段等より
なる像形成手段を複数組トナー像受像体上に並列に配置
し、カラー画像の両面コピーを形成する方法が提案され
ている。
【0004】また、転写材としてOHT(オーバヘッド
トランスペアレンシ)や厚紙などを用いて画像形成する
場合や光沢画像の形成を行う場合、定着熱量を多く必要
とするので定着速度を低下させて定着を行う方法が知ら
れている。
トランスペアレンシ)や厚紙などを用いて画像形成する
場合や光沢画像の形成を行う場合、定着熱量を多く必要
とするので定着速度を低下させて定着を行う方法が知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平1−44457号公報や特開平4−214576
号公報等により提案される両面カラー画像形成は、転写
材の搬送性は向上するが、トナー像受像体上に1色ずつ
カラートナー像を重ねて行くので、色ズレやトナーの散
りやこすれ等の画像劣化が起き易い。
特開平1−44457号公報や特開平4−214576
号公報等により提案される両面カラー画像形成は、転写
材の搬送性は向上するが、トナー像受像体上に1色ずつ
カラートナー像を重ねて行くので、色ズレやトナーの散
りやこすれ等の画像劣化が起き易い。
【0006】これに対し、本願発明者らは、像担持体
(第1の像担持手段)に形成したトナー像を一旦トナー
像受像体(第2の像担持手段)に一括して転写し、トナ
ー像受像体上のトナー像と、再度像担持体に形成したト
ナー像とを転写材の両面に転写する両面画像形成方法を
検討しているが、転写材としてOHT(オーバヘッドト
ランスペアレンシ)や厚紙などを用いて画像形成する場
合や光沢画像の形成を行う場合、定着熱量を多く必要と
するので、定着手段や定着手段に近接して配置されるト
ナー像受像体や像担持体等のコピープロセス機構(画像
形成プロセス部材)の全ての駆動速度を低下させる必要
があるが、コピープロセス部材の全ての速度を低下させ
ると、コピー速度が大幅に遅くなるという問題を生じ
る。
(第1の像担持手段)に形成したトナー像を一旦トナー
像受像体(第2の像担持手段)に一括して転写し、トナ
ー像受像体上のトナー像と、再度像担持体に形成したト
ナー像とを転写材の両面に転写する両面画像形成方法を
検討しているが、転写材としてOHT(オーバヘッドト
ランスペアレンシ)や厚紙などを用いて画像形成する場
合や光沢画像の形成を行う場合、定着熱量を多く必要と
するので、定着手段や定着手段に近接して配置されるト
ナー像受像体や像担持体等のコピープロセス機構(画像
形成プロセス部材)の全ての駆動速度を低下させる必要
があるが、コピープロセス部材の全ての速度を低下させ
ると、コピー速度が大幅に遅くなるという問題を生じ
る。
【0007】本発明は上記の問題点を改良し、転写材が
OHT、厚紙或いは光沢画像等の定着熱量が多く必要な
場合においても良好な定着が得られ、且つコピー速度の
低下の少ない画像形成装置を提供することを目的とす
る。
OHT、厚紙或いは光沢画像等の定着熱量が多く必要な
場合においても良好な定着が得られ、且つコピー速度の
低下の少ない画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、トナー像形
成手段により形成されたトナー像を担持する第1の像担
持手段と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像
が転写され、転写された該トナー像を表面に担持する第
2の像担持手段と、前記第1の像担持手段に担持されて
いるトナー像を転写材の表面に転写する第1の転写手段
と、前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を
前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記転
写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着手段と
を有する画像形成装置において、前記転写材の種類或い
は光沢画像形成による低速モード選択機能を設け、前記
低速モードが選択され、且つ前記転写材の長さが前記第
1の転写手段から前記定着手段の間隔より短いと判断さ
れた場合、トナー像が転写された前記転写材の後端が前
記第1の転写手段の転写域を通過した後、前記第1の像
担持手段、前記第2の像担持手段及び前記定着手段の駆
動速度を低速とし、前記転写材を低速で搬送して定着を
行う、ことを特徴とする画像形成装置によって達成され
る(第1の発明)。
成手段により形成されたトナー像を担持する第1の像担
持手段と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像
が転写され、転写された該トナー像を表面に担持する第
2の像担持手段と、前記第1の像担持手段に担持されて
いるトナー像を転写材の表面に転写する第1の転写手段
と、前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を
前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記転
写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着手段と
を有する画像形成装置において、前記転写材の種類或い
は光沢画像形成による低速モード選択機能を設け、前記
低速モードが選択され、且つ前記転写材の長さが前記第
1の転写手段から前記定着手段の間隔より短いと判断さ
れた場合、トナー像が転写された前記転写材の後端が前
記第1の転写手段の転写域を通過した後、前記第1の像
担持手段、前記第2の像担持手段及び前記定着手段の駆
動速度を低速とし、前記転写材を低速で搬送して定着を
行う、ことを特徴とする画像形成装置によって達成され
る(第1の発明)。
【0009】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、前記第1の像担持手段に担持されているトナ
ー像を転写材の表面に転写する第1の転写手段と、前記
第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記転写
材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記転写材の両
面に転写されたトナー像を定着する定着手段とを有する
画像形成装置において、前記転写材の種類或いは光沢画
像形成による低速モード選択機能を設け、前記低速モー
ドが選択され、且つ前記転写材の長さが前記第1の転写
手段から前記定着手段の間隔より短いと判断された場
合、トナー像が転写された前記転写材の後端が前記第1
の転写手段の転写域を通過した後、前記第2の像担持手
段を前記第1の像担持手段より離間させ、前記第2の像
担持手段及び前記定着手段の駆動速度を低速とし、前記
転写材を低速で搬送して定着を行う、ことを特徴とする
画像形成装置によって達成される(第2の発明)。
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、前記第1の像担持手段に担持されているトナ
ー像を転写材の表面に転写する第1の転写手段と、前記
第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記転写
材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記転写材の両
面に転写されたトナー像を定着する定着手段とを有する
画像形成装置において、前記転写材の種類或いは光沢画
像形成による低速モード選択機能を設け、前記低速モー
ドが選択され、且つ前記転写材の長さが前記第1の転写
手段から前記定着手段の間隔より短いと判断された場
合、トナー像が転写された前記転写材の後端が前記第1
の転写手段の転写域を通過した後、前記第2の像担持手
段を前記第1の像担持手段より離間させ、前記第2の像
担持手段及び前記定着手段の駆動速度を低速とし、前記
転写材を低速で搬送して定着を行う、ことを特徴とする
画像形成装置によって達成される(第2の発明)。
【0010】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、転写材を前記第2の像担持手段に搬送する転
写材給送手段と、前記第1の像担持手段に担持されてい
るトナー像を前記転写材の表面に転写する第1の転写手
段と、前記第2の像担持手段に担持されているトナー像
を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記
転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着手段
とを有する画像形成装置において、前記転写材の種類或
いは光沢画像形成による低速モード選択機能を設け、前
記低速モードが選択され、且つ片面のみのコピーと判断
された場合、前記第1の像担持手段による裏面画像形成
を行い、前記第2の像担持手段へ裏面画像の転写が終了
した後、前記第1の像担持手段、前記第2の像担持手
段、前記定着手段及び前記転写材給送手段の駆動速度を
低速とし、前記転写材の裏面にトナー像を形成し前記転
写材を低速で搬送して定着を行う、ことを特徴とする画
像形成装置によって達成される(第3の発明)。
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、転写材を前記第2の像担持手段に搬送する転
写材給送手段と、前記第1の像担持手段に担持されてい
るトナー像を前記転写材の表面に転写する第1の転写手
段と、前記第2の像担持手段に担持されているトナー像
を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記
転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着手段
とを有する画像形成装置において、前記転写材の種類或
いは光沢画像形成による低速モード選択機能を設け、前
記低速モードが選択され、且つ片面のみのコピーと判断
された場合、前記第1の像担持手段による裏面画像形成
を行い、前記第2の像担持手段へ裏面画像の転写が終了
した後、前記第1の像担持手段、前記第2の像担持手
段、前記定着手段及び前記転写材給送手段の駆動速度を
低速とし、前記転写材の裏面にトナー像を形成し前記転
写材を低速で搬送して定着を行う、ことを特徴とする画
像形成装置によって達成される(第3の発明)。
【0011】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、転写材を前記第2の像担持手段に搬送する転
写材給送手段と、前記第1の像担持手段に担持されてい
るトナー像を前記転写材の表面に転写する第1の転写手
段と、前記第2の像担持手段に担持されているトナー像
を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記
転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着手段
とを有する画像形成装置において、前記転写材の種類或
いは光沢画像形成による低速モード選択機能を設け、前
記低速モードが選択され、且つ片面のみのコピーと判断
された場合、前記第1の像担持手段による裏面画像形成
を行い、前記第2の像担持手段へ裏面画像の転写が終了
した後、前記第2の像担持手段を前記第1の像担持手段
より離間させ、前記第2の像担持手段、前記定着手段及
び前記転写材給送手段の駆動速度を低速とし、前記転写
材の裏面にトナー像を形成し前記転写材を低速で搬送し
て定着を行う、ことを特徴とする画像形成装置によって
達成される(第4の発明)。
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、転写材を前記第2の像担持手段に搬送する転
写材給送手段と、前記第1の像担持手段に担持されてい
るトナー像を前記転写材の表面に転写する第1の転写手
段と、前記第2の像担持手段に担持されているトナー像
を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記
転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着手段
とを有する画像形成装置において、前記転写材の種類或
いは光沢画像形成による低速モード選択機能を設け、前
記低速モードが選択され、且つ片面のみのコピーと判断
された場合、前記第1の像担持手段による裏面画像形成
を行い、前記第2の像担持手段へ裏面画像の転写が終了
した後、前記第2の像担持手段を前記第1の像担持手段
より離間させ、前記第2の像担持手段、前記定着手段及
び前記転写材給送手段の駆動速度を低速とし、前記転写
材の裏面にトナー像を形成し前記転写材を低速で搬送し
て定着を行う、ことを特徴とする画像形成装置によって
達成される(第4の発明)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下の実施形態の説明において、
カラートナー像の転写材への転写の際に、転写域におい
て像担持体に対向する側の転写材の面に転写する画像を
表面画像、転写材の他方の側の面に転写する画像を裏面
画像という。
カラートナー像の転写材への転写の際に、転写域におい
て像担持体に対向する側の転写材の面に転写する画像を
表面画像、転写材の他方の側の面に転写する画像を裏面
画像という。
【0013】本発明の各実施例に共通する画像形成装置
の一実施形態の画像形成プロセスおよび各機構につい
て、図1〜図4を用いて説明する。図1は、画像形成装
置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図
であり、図2は、図1の画像形成装置にかかわる両面の
トナー像形成状態を示す図であり、図3は、原稿画像読
取手段の一例を示す図であり、図4は、画像形成装置の
制御回路ブロック図である。
の一実施形態の画像形成プロセスおよび各機構につい
て、図1〜図4を用いて説明する。図1は、画像形成装
置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図
であり、図2は、図1の画像形成装置にかかわる両面の
トナー像形成状態を示す図であり、図3は、原稿画像読
取手段の一例を示す図であり、図4は、画像形成装置の
制御回路ブロック図である。
【0014】後述する、図3にて示す原稿画像読取手段
により原稿PSの画像データが読取られ、図4に示すR
OM内に格納された両面画像形成プログラムP1が制御
部を通してRAM内に読込まれ制御部により両面画像形
成プログラムP1が実行され以下に示す画像形成プロセ
スが行われる。
により原稿PSの画像データが読取られ、図4に示すR
OM内に格納された両面画像形成プログラムP1が制御
部を通してRAM内に読込まれ制御部により両面画像形
成プログラムP1が実行され以下に示す画像形成プロセ
スが行われる。
【0015】両面画像形成プログラムP1による画像形
成プロセスは後述する低速モードによる画像形成プロセ
スよりも高速の通常速度で全ての画像形成プロセス部材
の画像形成プロセスが行われる。例えば定着手段、第1
の像担持手段、第2の像担持手段、転写材給送手段及び
現像手段等の駆動速度が通常速度で、また、帯電手段、
第1の転写手段、第2の転写手段、転写材帯電手段及び
転写材分離手段等の電流或いは電圧制御が通常速度に対
応した電流値或いは電圧値にて行われる。
成プロセスは後述する低速モードによる画像形成プロセ
スよりも高速の通常速度で全ての画像形成プロセス部材
の画像形成プロセスが行われる。例えば定着手段、第1
の像担持手段、第2の像担持手段、転写材給送手段及び
現像手段等の駆動速度が通常速度で、また、帯電手段、
第1の転写手段、第2の転写手段、転写材帯電手段及び
転写材分離手段等の電流或いは電圧制御が通常速度に対
応した電流値或いは電圧値にて行われる。
【0016】像担持体であり第1の像担持手段としての
感光体ドラム10は、例えば、光学ガラスや透明アクリ
ル樹脂の透明部材によって形成される円筒状の基体を内
側に設け、透明の導電層、a−Si層あるいは有機感光
層(OPC)等の感光体層を該基体の外周に形成したも
のであり、接地された状態で図1の矢印で示す時計方向
に回転される。
感光体ドラム10は、例えば、光学ガラスや透明アクリ
ル樹脂の透明部材によって形成される円筒状の基体を内
側に設け、透明の導電層、a−Si層あるいは有機感光
層(OPC)等の感光体層を該基体の外周に形成したも
のであり、接地された状態で図1の矢印で示す時計方向
に回転される。
【0017】帯電手段としてのスコロトロン帯電器11
はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およ
び黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、感
光体ドラム10の移動方向に対して直交する方向に感光
体ドラム10と対峙して取り付けられ、感光体ドラム1
0の感光体層に対し所定の電位に保持された制御グリッ
ドと、放電電極11aとして例えば鋸歯状電極を用い、
トナーと同極性のコロナ放電とによって帯電作用(本実
施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム
10に対し一様な電位を与える。放電電極11aとして
は、その他ワイヤ電極を用いることも可能である。
はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およ
び黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、感
光体ドラム10の移動方向に対して直交する方向に感光
体ドラム10と対峙して取り付けられ、感光体ドラム1
0の感光体層に対し所定の電位に保持された制御グリッ
ドと、放電電極11aとして例えば鋸歯状電極を用い、
トナーと同極性のコロナ放電とによって帯電作用(本実
施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム
10に対し一様な電位を与える。放電電極11aとして
は、その他ワイヤ電極を用いることも可能である。
【0018】各色毎の像露光手段としての露光ユニット
12は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロト
ロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位
置との間で、現像スリーブ131に対して感光体ドラム
10の回転方向上流側に設けた状態で配置される。
12は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロト
ロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位
置との間で、現像スリーブ131に対して感光体ドラム
10の回転方向上流側に設けた状態で配置される。
【0019】露光ユニット12は、感光体ドラム10の
軸と平行に主走査方向に配列された像露光光発光素子と
してのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並
べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子としてのセ
ルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダに取付け
られた露光用ユニットとして構成される。各色毎の露光
ユニット12が保持部材20に取付けられるが、保持部
材20には各色毎の露光ユニット12の他に一様露光器
12c及び転写同時露光器12dが取付けられて感光体
ドラム10の基体内部に収容される。別体の画像読み取
り装置によって読み取られ、メモリに記憶された各色の
画像データがメモリより順次読み出されて各色毎の露光
ユニット12にそれぞれ電気信号として入力される。
軸と平行に主走査方向に配列された像露光光発光素子と
してのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並
べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子としてのセ
ルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダに取付け
られた露光用ユニットとして構成される。各色毎の露光
ユニット12が保持部材20に取付けられるが、保持部
材20には各色毎の露光ユニット12の他に一様露光器
12c及び転写同時露光器12dが取付けられて感光体
ドラム10の基体内部に収容される。別体の画像読み取
り装置によって読み取られ、メモリに記憶された各色の
画像データがメモリより順次読み出されて各色毎の露光
ユニット12にそれぞれ電気信号として入力される。
【0020】露光素子としては、その他FL(蛍光体発
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に並べたもの
が用いられる。この実施形態で使用される発光素子の発
光波長は、裏面から像露光を行うことからカラートナー
に透明性を十分に有しないこれより短い波長でもよい。
650〜900nmの範囲のものが使用される。
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に並べたもの
が用いられる。この実施形態で使用される発光素子の発
光波長は、裏面から像露光を行うことからカラートナー
に透明性を十分に有しないこれより短い波長でもよい。
650〜900nmの範囲のものが使用される。
【0021】画像形成される色順序と、回転される感光
体ドラム10に、該色順序に従って設けられる現像器1
3は、本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光
体ドラム10に対してY,Mの現像器13が感光体ドラ
ム10の左側に、また、C,Kの現像器13が感光体ド
ラム10の右側に配置され、Y,Mの現像器13の現像
ケーシング138の下方にY,Mのスコロトロン帯電器
11が、また、C,Kの現像器13の現像ケーシング1
38の上方にC,Kのスコロトロン帯電器11が配置さ
れる。
体ドラム10に、該色順序に従って設けられる現像器1
3は、本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光
体ドラム10に対してY,Mの現像器13が感光体ドラ
ム10の左側に、また、C,Kの現像器13が感光体ド
ラム10の右側に配置され、Y,Mの現像器13の現像
ケーシング138の下方にY,Mのスコロトロン帯電器
11が、また、C,Kの現像器13の現像ケーシング1
38の上方にC,Kのスコロトロン帯電器11が配置さ
れる。
【0022】各色毎の現像手段である現像器13は、イ
エロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒
色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ収
容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の間
隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回転
方向と同方向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、外
径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるい
はアルミ材で形成された現像スリーブ131を備えてい
る。
エロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒
色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ収
容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の間
隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回転
方向と同方向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、外
径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるい
はアルミ材で形成された現像スリーブ131を備えてい
る。
【0023】現像器13が不図示の突き当てコロにより
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば300〜6
00μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像器13
による現像作用に際しては、現像スリーブ131に対し
直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスが印加さ
れ、現像器の収容する一成分或いは二成分現像剤による
非接触現像が行われて、透明な導電層を接地する負荷電
の感光体ドラム10に対してトナーと同極性(本実施形
態においてはマイナス極性)の直流バイアスを印加し
て、露光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行
われる。このときの現像間隔精度は画像ムラを防ぐため
に20μm程度以下が必要である。
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば300〜6
00μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像器13
による現像作用に際しては、現像スリーブ131に対し
直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスが印加さ
れ、現像器の収容する一成分或いは二成分現像剤による
非接触現像が行われて、透明な導電層を接地する負荷電
の感光体ドラム10に対してトナーと同極性(本実施形
態においてはマイナス極性)の直流バイアスを印加し
て、露光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行
われる。このときの現像間隔精度は画像ムラを防ぐため
に20μm程度以下が必要である。
【0024】上記の各色毎の現像器13は、前述したス
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12と
による画像書込によって形成される感光体ドラム10上
の静電潜像を直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイア
ス印加による非接触現像法により非接触の状態で帯電極
性と同極性のトナー(本実施形態においては感光体ドラ
ムは負帯電であり、マイナス極性のトナー)により反転
現像する。
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12と
による画像書込によって形成される感光体ドラム10上
の静電潜像を直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイア
ス印加による非接触現像法により非接触の状態で帯電極
性と同極性のトナー(本実施形態においては感光体ドラ
ムは負帯電であり、マイナス極性のトナー)により反転
現像する。
【0025】原稿画像として本装置とは別体の画像読取
装置の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コン
ピュータで編集された画像が、Y,M,CおよびKの各
色別の画像データとして一旦メモリに記憶し格納され
る。
装置の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コン
ピュータで編集された画像が、Y,M,CおよびKの各
色別の画像データとして一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0026】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により感光体ドラム10が図1の矢印
で示す時計方向へ回転され、同時に感光体ドラム10の
左方でイエロー(Y)の現像器13の現像ケーシング1
38の下方に配置されたYのスコロトロン帯電器11の
帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与が開始さ
れる。
駆動モータの始動により感光体ドラム10が図1の矢印
で示す時計方向へ回転され、同時に感光体ドラム10の
左方でイエロー(Y)の現像器13の現像ケーシング1
38の下方に配置されたYのスコロトロン帯電器11の
帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与が開始さ
れる。
【0027】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12によって第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による露光走査が
開始され感光体ドラム10の回転によってその表面の感
光層に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成す
る。
と、Yの露光ユニット12によって第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による露光走査が
開始され感光体ドラム10の回転によってその表面の感
光層に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成す
る。
【0028】前記の潜像はYの現像器13により現像ス
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
【0029】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像データに対応する電気信号による画像書込
が行われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によ
って前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ
(M)のトナー像が順次重ね合わせて形成される。
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像データに対応する電気信号による画像書込
が行われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によ
って前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ
(M)のトナー像が順次重ね合わせて形成される。
【0030】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12およびCの現像器13に
よってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のト
ナー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒
色(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に
配置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの
露光ユニット12およびKの現像器13によって第4の
色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成され、感光体ドラム10の一回転以内にその周
面上にカラーのトナー像が形成される(トナー像形成手
段)。
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12およびCの現像器13に
よってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のト
ナー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒
色(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に
配置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの
露光ユニット12およびKの現像器13によって第4の
色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成され、感光体ドラム10の一回転以内にその周
面上にカラーのトナー像が形成される(トナー像形成手
段)。
【0031】これらY,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の感光層に対する画像書込は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2,第3および第4の色信号に対応する画
像の書込は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。
2による感光体ドラム10の感光層に対する画像書込は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2,第3および第4の色信号に対応する画
像の書込は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0032】上記の画像形成プロセスによって第1の像
担持手段としての感光体ドラム10上に裏面画像となる
重ね合わせカラートナー像が形成され、感光体ドラム1
0上の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写域1
4bにおいて、トナーと反対極性(本実施形態において
はプラス極性)の直流電圧が印加される転写器14cに
より、駆動ローラ14d及び従動ローラ14e間に張架
され、感光体ドラム10に近接あるいは接触して設けら
れた第2の像担持手段としてのトナー像受像体14a上
に一括して転写される。この際、良好な転写がなされる
ように、例えば発光ダイオードを用いた転写同時露光器
12dによる一様露光が行われる。
担持手段としての感光体ドラム10上に裏面画像となる
重ね合わせカラートナー像が形成され、感光体ドラム1
0上の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写域1
4bにおいて、トナーと反対極性(本実施形態において
はプラス極性)の直流電圧が印加される転写器14cに
より、駆動ローラ14d及び従動ローラ14e間に張架
され、感光体ドラム10に近接あるいは接触して設けら
れた第2の像担持手段としてのトナー像受像体14a上
に一括して転写される。この際、良好な転写がなされる
ように、例えば発光ダイオードを用いた転写同時露光器
12dによる一様露光が行われる。
【0033】第2の像担持手段としてのトナー像受像体
14aは例えば厚さ0.5〜2.0mmの無端状のゴム
ベルトで、シリコンゴム或いはウレタンゴムの108〜
1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導電性基体と、ゴムの
基体の外側にトナーフィルミング防止層として厚さ5〜
50μmのフッ素コーティングを行った2層構成とされ
る。この層も同様な半導電性が好ましい。ゴムベルト基
体の代わりに厚さ0.1〜0.5mmの半導電性のポリ
エステルやポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレン
テレフタレート等を使用することもできる。
14aは例えば厚さ0.5〜2.0mmの無端状のゴム
ベルトで、シリコンゴム或いはウレタンゴムの108〜
1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導電性基体と、ゴムの
基体の外側にトナーフィルミング防止層として厚さ5〜
50μmのフッ素コーティングを行った2層構成とされ
る。この層も同様な半導電性が好ましい。ゴムベルト基
体の代わりに厚さ0.1〜0.5mmの半導電性のポリ
エステルやポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレン
テレフタレート等を使用することもできる。
【0034】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは感光体ドラムAC除電器16により除電を受
けた後、感光体ドラム10のクリーニング手段としての
クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10に当
接したゴム材から成るクリーニングブレード19aによ
ってクリーニングされ、更に、先の画像形成における感
光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを用
いた帯電前の一様露光器12cによる露光によって感光
体周面の除電がなされ、引き続き次の画像形成が行われ
る。
たトナーは感光体ドラムAC除電器16により除電を受
けた後、感光体ドラム10のクリーニング手段としての
クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10に当
接したゴム材から成るクリーニングブレード19aによ
ってクリーニングされ、更に、先の画像形成における感
光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを用
いた帯電前の一様露光器12cによる露光によって感光
体周面の除電がなされ、引き続き次の画像形成が行われ
る。
【0035】トナー像受像体14a上に形成されている
裏面画像と転写域14bにおける同期がとられて、上記
のカラー画像形成プロセスと同様にして、重ね合わせカ
ラートナー像の表面画像が感光体ドラム10上に形成さ
れる。この時に形成される表面画像は、感光体ドラム1
0上では裏面画像形成とは、互いに鏡像になる様に画像
データを変更する必要がある。
裏面画像と転写域14bにおける同期がとられて、上記
のカラー画像形成プロセスと同様にして、重ね合わせカ
ラートナー像の表面画像が感光体ドラム10上に形成さ
れる。この時に形成される表面画像は、感光体ドラム1
0上では裏面画像形成とは、互いに鏡像になる様に画像
データを変更する必要がある。
【0036】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、転写材給送手段としてのタイミングロー
ラ15bへ搬送される。
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、転写材給送手段としてのタイミングロー
ラ15bへ搬送される。
【0037】記録紙Pは、タイミングローラ15bの駆
動によって、感光体ドラム10上に担持された表面画像
のカラートナー像と、トナー像受像体14aに担持され
ている裏面画像のカラートナー像との同期がとられて転
写域14bへ給送される。
動によって、感光体ドラム10上に担持された表面画像
のカラートナー像と、トナー像受像体14aに担持され
ている裏面画像のカラートナー像との同期がとられて転
写域14bへ給送される。
【0038】この際、支軸152を回転支点としてトナ
ー像受像体14aに当接及び当接解除可能であり、記録
紙Pに当接状態とされトナーと同極性の直流電圧が印加
される転写材帯電手段としての先端がブラシ状の紙帯電
器150により、転写材としての記録紙Pがトナーと同
極性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて
転写域14bへ給送される。紙帯電器150は接地され
た従動ローラ14eと対向して設けられる。
ー像受像体14aに当接及び当接解除可能であり、記録
紙Pに当接状態とされトナーと同極性の直流電圧が印加
される転写材帯電手段としての先端がブラシ状の紙帯電
器150により、転写材としての記録紙Pがトナーと同
極性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて
転写域14bへ給送される。紙帯電器150は接地され
た従動ローラ14eと対向して設けられる。
【0039】トナーと同極性に紙帯電を行うことによ
り、トナー像受像体14a上のトナー像や感光体ドラム
10上のトナー像と引き合うことを防止して、トナー像
の乱れを防止している。記録紙Pの通過と同時に紙帯電
器150はトナー像受像体14aより離間され、当接が
解除の状態となる。
り、トナー像受像体14a上のトナー像や感光体ドラム
10上のトナー像と引き合うことを防止して、トナー像
の乱れを防止している。記録紙Pの通過と同時に紙帯電
器150はトナー像受像体14aより離間され、当接が
解除の状態となる。
【0040】紙帯電器150は記録紙Pの後端の通過直
前或いは同時にトナー像受像体14aより当接解除され
記録紙Pと離間される。また、紙帯電器150への電圧
の印加は記録紙Pの送られているときのみであり、記録
紙Pとの離間と同時に紙帯電器150へ印加されている
電圧が切断される。
前或いは同時にトナー像受像体14aより当接解除され
記録紙Pと離間される。また、紙帯電器150への電圧
の印加は記録紙Pの送られているときのみであり、記録
紙Pとの離間と同時に紙帯電器150へ印加されている
電圧が切断される。
【0041】また、転写材帯電手段として、トナー像受
像体14aに当接及び当接の解除可能でトナーと同極性
の直流電圧が印加される導通ローラを用いることも可能
である。
像体14aに当接及び当接の解除可能でトナーと同極性
の直流電圧が印加される導通ローラを用いることも可能
である。
【0042】トナーと反対極性(本実施形態においては
プラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段として
の転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の表面
画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写され
る。この際、トナー像受像体14aの周面上の裏面画像
は記録紙Pに転写されないでトナー像受像体14aに存
在する。
プラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段として
の転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の表面
画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写され
る。この際、トナー像受像体14aの周面上の裏面画像
は記録紙Pに転写されないでトナー像受像体14aに存
在する。
【0043】次に、トナーと反対極性(本実施形態にお
いてはプラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段と
しての裏面転写器14gによりトナー像受像体14aの
周面上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側(裏面
側)に転写する。この際、裏面画像の良好な転写がなさ
れるように、電圧を印加した裏面転写器14gを接地さ
れた駆動ローラ14dと対向して配置する。また、転写
器14cによる転写の際、良好な転写がなされるよう
に、転写器14cと対向して感光体ドラム10の内部に
設けられた、例えば発光ダイオードを用いた転写同時露
光器12dによる一様露光が行われるようにしてもよ
い。
いてはプラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段と
しての裏面転写器14gによりトナー像受像体14aの
周面上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側(裏面
側)に転写する。この際、裏面画像の良好な転写がなさ
れるように、電圧を印加した裏面転写器14gを接地さ
れた駆動ローラ14dと対向して配置する。また、転写
器14cによる転写の際、良好な転写がなされるよう
に、転写器14cと対向して感光体ドラム10の内部に
設けられた、例えば発光ダイオードを用いた転写同時露
光器12dによる一様露光が行われるようにしてもよ
い。
【0044】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー
像をコロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成で
は、下層のトナーが同極性に十分帯電されないことか
ら、転写が不良となるので好ましくない。
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー
像をコロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成で
は、下層のトナーが同極性に十分帯電されないことか
ら、転写が不良となるので好ましくない。
【0045】感光体ドラム10上で反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずにトナー像受像体14aに一括転写し、次
に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏
面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表
面画像形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像
を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナ
ー像を極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、
表面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずにトナー像受像体14aに一括転写し、次
に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏
面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表
面画像形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像
を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナ
ー像を極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、
表面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0046】以上のことからカラー画像形成において
は、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、第1の転
写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー像を形
成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材の裏面
にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ましく
採用される。
は、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、第1の転
写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー像を形
成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材の裏面
にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ましく
採用される。
【0047】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、転写材分離手段としての紙分離AC除電器14h
により除電され、トナー像受像体14aから分離され、
両方のローラの内部にヒータを有する2本のローラで構
成される定着手段としての定着装置17へと搬送され
る。定着ローラ17aと、圧着ローラ17bとで形成さ
れるニップ部で熱と圧力とを加えられることにより記録
紙P上の表裏の付着トナーが定着され、両面画像記録が
なされた記録紙Pが排紙ローラ18により送られて、装
置外部のトレイへ排出される。この際、良好な分離がな
されるように、電圧を印加した紙分離AC除電器14h
を接地された駆動ローラ14dと対向して配置する。
Pが、転写材分離手段としての紙分離AC除電器14h
により除電され、トナー像受像体14aから分離され、
両方のローラの内部にヒータを有する2本のローラで構
成される定着手段としての定着装置17へと搬送され
る。定着ローラ17aと、圧着ローラ17bとで形成さ
れるニップ部で熱と圧力とを加えられることにより記録
紙P上の表裏の付着トナーが定着され、両面画像記録が
なされた記録紙Pが排紙ローラ18により送られて、装
置外部のトレイへ排出される。この際、良好な分離がな
されるように、電圧を印加した紙分離AC除電器14h
を接地された駆動ローラ14dと対向して配置する。
【0048】トナー像受像体14aのクリーニング手段
としてのトナー像受像体クリーニング装置140が従動
ローラ14eと対向して設けられ、転写後のトナー像受
像体14aの周面上に残ったトナーは、トナー像受像体
クリーニング装置140に設けられ、支軸142を回転
支点としてトナー像受像体14aに当接及び当接の解除
可能なトナー像受像体クリーニングブレード141によ
りクリーニングされる。
としてのトナー像受像体クリーニング装置140が従動
ローラ14eと対向して設けられ、転写後のトナー像受
像体14aの周面上に残ったトナーは、トナー像受像体
クリーニング装置140に設けられ、支軸142を回転
支点としてトナー像受像体14aに当接及び当接の解除
可能なトナー像受像体クリーニングブレード141によ
りクリーニングされる。
【0049】また、転写後の感光体ドラム10の周面上
に残ったトナーは裏面画像形成時と同様に感光体ドラム
AC除電器16により除電を受けた後、クリーニング装
置19にいたり、感光体ドラム10に当接したゴム材か
ら成るクリーニングブレード19aによってクリーニン
グ装置19内に掻き落とされ、スクリュウ19bによっ
て図示せぬ排トナー容器に回収される。クリーニング装
置19により残留トナーを除去された感光体ドラム10
はYのスコロトロン帯電器11によって一様帯電を受
け、次の画像形成サイクルにはいる。
に残ったトナーは裏面画像形成時と同様に感光体ドラム
AC除電器16により除電を受けた後、クリーニング装
置19にいたり、感光体ドラム10に当接したゴム材か
ら成るクリーニングブレード19aによってクリーニン
グ装置19内に掻き落とされ、スクリュウ19bによっ
て図示せぬ排トナー容器に回収される。クリーニング装
置19により残留トナーを除去された感光体ドラム10
はYのスコロトロン帯電器11によって一様帯電を受
け、次の画像形成サイクルにはいる。
【0050】上記の方法を用いることにより、重ね合わ
せカラートナー像の一括転写であるので、トナー像受像
体上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等が
起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像
形成がなされる。
せカラートナー像の一括転写であるので、トナー像受像
体上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等が
起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像
形成がなされる。
【0051】上記の画像形成装置において、第1の像担
持手段或いは第2の像担持手段による片面のみのコピー
がなされることは勿論である。
持手段或いは第2の像担持手段による片面のみのコピー
がなされることは勿論である。
【0052】上記の方法により、重ね合わせカラートナ
ー像の一括転写であるので、トナー像受像体上のカラー
画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等が起こりにく
く、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像形成がなさ
れる。
ー像の一括転写であるので、トナー像受像体上のカラー
画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等が起こりにく
く、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像形成がなさ
れる。
【0053】実施例1 続いて、請求項1ないし3にかかわる短尺転写材で、低
速モード両面画像形成方法の第1の例について図5及び
図3、図4を用いて説明する。図5は、短尺転写材で、
低速モード画像形成方法の第1の例を示す図である。
速モード両面画像形成方法の第1の例について図5及び
図3、図4を用いて説明する。図5は、短尺転写材で、
低速モード画像形成方法の第1の例を示す図である。
【0054】まず、転写材の種類としてOHT、厚紙或
いは光沢画像等の定着時に定着熱量が多く必要とされる
画像形成に際して、不図示の操作部より低速モードの選
択が行われる。
いは光沢画像等の定着時に定着熱量が多く必要とされる
画像形成に際して、不図示の操作部より低速モードの選
択が行われる。
【0055】図3にて示す原稿画像読取手段により原稿
PSの画像データが読取られ、図4に示すROM内に格
納された低速による短尺転写材の低速モード両面画像形
成プログラムP2が制御部を通してRAM内に読込まれ
制御部により低速モード両面画像形成プログラムP2が
実行され以下に示す両面画像形成が行われる。
PSの画像データが読取られ、図4に示すROM内に格
納された低速による短尺転写材の低速モード両面画像形
成プログラムP2が制御部を通してRAM内に読込まれ
制御部により低速モード両面画像形成プログラムP2が
実行され以下に示す両面画像形成が行われる。
【0056】原稿画像読取手段としての原稿画像読取装
置500は、読取装置本体501、原稿PSを収納する
原稿収納皿505、原稿送出ローラ502、透明なプレ
ート503、原稿搬送ローラ504、原稿排出皿506
及び透明なプレート503を挟んで設けられ上下より原
稿PSの原稿画像を読取るライン状の原稿画像読取セン
サPS1,PS2とによって構成され、外部装置や上記
にて説明したカラー画像形成装置に組込まれた信号線に
より制御部に接続される。
置500は、読取装置本体501、原稿PSを収納する
原稿収納皿505、原稿送出ローラ502、透明なプレ
ート503、原稿搬送ローラ504、原稿排出皿506
及び透明なプレート503を挟んで設けられ上下より原
稿PSの原稿画像を読取るライン状の原稿画像読取セン
サPS1,PS2とによって構成され、外部装置や上記
にて説明したカラー画像形成装置に組込まれた信号線に
より制御部に接続される。
【0057】原稿送出ローラ502により送出された原
稿PSが透明なプレート503を通過する際に、透明な
プレート503を挟んで上下に設けられた原稿画像読取
センサPS1,PS2により、原稿PSの上下それぞれ
の面の画像データの読取と、原稿PSの先後端の検知に
よる原稿PSの送出方向の画像長さの判別(画像サイズ
の判別)とが行われる。
稿PSが透明なプレート503を通過する際に、透明な
プレート503を挟んで上下に設けられた原稿画像読取
センサPS1,PS2により、原稿PSの上下それぞれ
の面の画像データの読取と、原稿PSの先後端の検知に
よる原稿PSの送出方向の画像長さの判別(画像サイズ
の判別)とが行われる。
【0058】本実施例では上下1組のセンサにより画像
データ読取と画像サイズ判別とを行っているが、画像デ
ータの読取と画像サイズの判別とにそれぞれ対応した複
数のセンサを設けてもよく、例えばそれぞれ対応した複
数のセンサを用い、画像サイズの判別を行った後画像デ
ータの読取りを行ってもよい。
データ読取と画像サイズ判別とを行っているが、画像デ
ータの読取と画像サイズの判別とにそれぞれ対応した複
数のセンサを設けてもよく、例えばそれぞれ対応した複
数のセンサを用い、画像サイズの判別を行った後画像デ
ータの読取りを行ってもよい。
【0059】原稿画像読取センサPS1,PS2により
1束の原稿PSの画像データと画像サイズとが読取られ
制御部を通してRAM内に記憶される。
1束の原稿PSの画像データと画像サイズとが読取られ
制御部を通してRAM内に記憶される。
【0060】図5に示す定着装置17と転写器14cと
の間隔L1を、最大で例えばOHT、カラー光沢画像等
に通常よく使用されるA−4横長さを包括するサイズに
設定する。間隔L1の長さを低速モード画像サイズとす
る。更に詳述すると、低速モード画像サイズL1の長さ
は、転写材の後端が転写器14cの転写域14bを離
れ、転写材の先端が定着装置17の定着ローラ17aと
圧着ローラ17bとにより形成されるニップ部に加えら
れる前の長さであり、転写域14bの定着装置17側か
ら定着装置17のニップ部の転写器14c側より短い間
隔である。
の間隔L1を、最大で例えばOHT、カラー光沢画像等
に通常よく使用されるA−4横長さを包括するサイズに
設定する。間隔L1の長さを低速モード画像サイズとす
る。更に詳述すると、低速モード画像サイズL1の長さ
は、転写材の後端が転写器14cの転写域14bを離
れ、転写材の先端が定着装置17の定着ローラ17aと
圧着ローラ17bとにより形成されるニップ部に加えら
れる前の長さであり、転写域14bの定着装置17側か
ら定着装置17のニップ部の転写器14c側より短い間
隔である。
【0061】原稿画像読取センサPS1,PS2により
判別された原稿PSの画像サイズがROM内に記憶され
た低速モード画像サイズL1と比較回路にて比較され、
ROM内に記憶された低速モード画像サイズL1、例え
ばA−4横長さよりも原稿PSの画像サイズが短いと判
別された時は、前記図1にて説明した両面の画像形成プ
ロセスが通常速度にて行われるが、図5に示すように、
感光体ドラム10及びトナー像受像体14aによる両面
画像形成後、両面にトナー像が転写される転写材の後端
が転写器14cの転写域14bを通過したした後に、定
着装置17の定着ローラ17a、圧着ローラ17bの駆
動速度と、定着装置17に近接して配置され駆動ローラ
14dに駆動されるトナー像受像体14aの駆動速度
と、トナー像受像体14aに当接される感光体ドラム1
0の駆動速度とを通常速度より低速とし、トナー像受像
体14aより定着装置17に転写材を搬送し定着して装
置外部に排出する。
判別された原稿PSの画像サイズがROM内に記憶され
た低速モード画像サイズL1と比較回路にて比較され、
ROM内に記憶された低速モード画像サイズL1、例え
ばA−4横長さよりも原稿PSの画像サイズが短いと判
別された時は、前記図1にて説明した両面の画像形成プ
ロセスが通常速度にて行われるが、図5に示すように、
感光体ドラム10及びトナー像受像体14aによる両面
画像形成後、両面にトナー像が転写される転写材の後端
が転写器14cの転写域14bを通過したした後に、定
着装置17の定着ローラ17a、圧着ローラ17bの駆
動速度と、定着装置17に近接して配置され駆動ローラ
14dに駆動されるトナー像受像体14aの駆動速度
と、トナー像受像体14aに当接される感光体ドラム1
0の駆動速度とを通常速度より低速とし、トナー像受像
体14aより定着装置17に転写材を搬送し定着して装
置外部に排出する。
【0062】転写材の後端が転写器14cの転写域14
bを通過するまでの両面画像形成プロセスが通常速度で
行われのでコピー速度の低下を少なくすると共に、低速
定着により良好な定着が行われる。
bを通過するまでの両面画像形成プロセスが通常速度で
行われのでコピー速度の低下を少なくすると共に、低速
定着により良好な定着が行われる。
【0063】上記の画像サイズの判別にて原稿PSの画
像サイズが低速モード画像サイズL1より長いと判別さ
れた場合には、制御部よりの画像形成中止信号により画
像形成を行わなくさせたり、不図示の操作部に画像形成
中止警告信号を出力し警告表示を行わせる。
像サイズが低速モード画像サイズL1より長いと判別さ
れた場合には、制御部よりの画像形成中止信号により画
像形成を行わなくさせたり、不図示の操作部に画像形成
中止警告信号を出力し警告表示を行わせる。
【0064】実施例2 請求項4ないし6にかかわる短尺転写材で、低速モード
両面画像形成方法の第2の例について図6及び図3、図
4を用いて説明する。図6は、短尺転写材で、低速モー
ド画像形成方法の第2の例を示す図である。
両面画像形成方法の第2の例について図6及び図3、図
4を用いて説明する。図6は、短尺転写材で、低速モー
ド画像形成方法の第2の例を示す図である。
【0065】まず、転写材の種類としてOHT、厚紙或
いは光沢画像等の定着時に定着熱量が多く必要とされる
画像形成に際して、不図示の操作部より低速モードの選
択が行われる。
いは光沢画像等の定着時に定着熱量が多く必要とされる
画像形成に際して、不図示の操作部より低速モードの選
択が行われる。
【0066】図3にて示す原稿画像読取手段により原稿
PSの画像データが読取られ、図4に示すROM内に格
納された短尺転写材のトナー像受像体離間による低速モ
ード両面画像形成プログラムP3が制御部を通してRA
M内に読込まれ制御部によりトナー像受像体離間による
低速モード両面画像形成プログラムP3が実行され以下
に示す両面画像形成が行われる。
PSの画像データが読取られ、図4に示すROM内に格
納された短尺転写材のトナー像受像体離間による低速モ
ード両面画像形成プログラムP3が制御部を通してRA
M内に読込まれ制御部によりトナー像受像体離間による
低速モード両面画像形成プログラムP3が実行され以下
に示す両面画像形成が行われる。
【0067】実施例1にて説明したと同様に、原稿画像
読取手段としての原稿画像読取装置500により原稿P
Sの上下それぞれの面の画像データの読取と、原稿PS
の先後端の検知による原稿PSの送出方向の画像長さの
判別(画像サイズの判別)とが行われる。原稿画像読取
センサPS1,PS2により1束の原稿PSの画像デー
タと画像サイズとが読取られ制御部を通してRAM内に
記憶される。
読取手段としての原稿画像読取装置500により原稿P
Sの上下それぞれの面の画像データの読取と、原稿PS
の先後端の検知による原稿PSの送出方向の画像長さの
判別(画像サイズの判別)とが行われる。原稿画像読取
センサPS1,PS2により1束の原稿PSの画像デー
タと画像サイズとが読取られ制御部を通してRAM内に
記憶される。
【0068】図6に示す定着装置17と転写器14cと
の間隔L1を、最大で例えばOHT、カラー光沢画像等
に通常よく使用されるA−4横長さを包括するサイズに
設定する。間隔L1の長さを低速モード画像サイズとす
る。更に詳述すると、低速モード画像サイズL1の長さ
は、転写材の後端が転写器14cの転写域14bを離
れ、転写材の先端が定着装置17の定着ローラ17aと
圧着ローラ17bとにより形成されるニップ部に加えら
れる前の長さであり、転写域14bの定着装置17側か
ら定着装置17のニップ部の転写器14c側より短い間
隔である。
の間隔L1を、最大で例えばOHT、カラー光沢画像等
に通常よく使用されるA−4横長さを包括するサイズに
設定する。間隔L1の長さを低速モード画像サイズとす
る。更に詳述すると、低速モード画像サイズL1の長さ
は、転写材の後端が転写器14cの転写域14bを離
れ、転写材の先端が定着装置17の定着ローラ17aと
圧着ローラ17bとにより形成されるニップ部に加えら
れる前の長さであり、転写域14bの定着装置17側か
ら定着装置17のニップ部の転写器14c側より短い間
隔である。
【0069】原稿画像読取センサPS1,PS2により
判別された原稿PSの画像サイズがROM内に記憶され
た低速モード画像サイズL1と比較回路にて比較され、
ROM内に記憶された低速モード画像サイズL1、例え
ばA−4横長さよりも原稿PSの画像サイズが短いと判
別された時は、前記図1にて説明した両面の画像形成プ
ロセスが通常速度にて行われるが、図6に示すように、
感光体ドラム10及びトナー像受像体14aによる両面
画像形成後、両面にトナー像が転写される転写材の後端
が転写器14cの転写域14bを通過したした後に、駆
動ローラ14dの中心軸を中心として、図6の点線にて
示すようにトナー像受像体14aを回動して感光体ドラ
ム10より離間させ、離間後、定着装置17の定着ロー
ラ17a、圧着ローラ17bの駆動速度と、定着装置1
7に近接して配置され駆動ローラ14dに駆動されるト
ナー像受像体14aの駆動速度とを通常速度より低速と
し、トナー像受像体14aより定着装置17に転写材を
搬送し定着して装置外部に排出する。
判別された原稿PSの画像サイズがROM内に記憶され
た低速モード画像サイズL1と比較回路にて比較され、
ROM内に記憶された低速モード画像サイズL1、例え
ばA−4横長さよりも原稿PSの画像サイズが短いと判
別された時は、前記図1にて説明した両面の画像形成プ
ロセスが通常速度にて行われるが、図6に示すように、
感光体ドラム10及びトナー像受像体14aによる両面
画像形成後、両面にトナー像が転写される転写材の後端
が転写器14cの転写域14bを通過したした後に、駆
動ローラ14dの中心軸を中心として、図6の点線にて
示すようにトナー像受像体14aを回動して感光体ドラ
ム10より離間させ、離間後、定着装置17の定着ロー
ラ17a、圧着ローラ17bの駆動速度と、定着装置1
7に近接して配置され駆動ローラ14dに駆動されるト
ナー像受像体14aの駆動速度とを通常速度より低速と
し、トナー像受像体14aより定着装置17に転写材を
搬送し定着して装置外部に排出する。
【0070】転写材の後端が転写器14cの転写域14
bを通過するまでの両面画像形成プロセスが通常速度で
行われるのでコピー速度の低下を少なくすると共に、低
速定着により良好な定着が行われる。
bを通過するまでの両面画像形成プロセスが通常速度で
行われるのでコピー速度の低下を少なくすると共に、低
速定着により良好な定着が行われる。
【0071】上記の画像サイズの判別にて原稿PSの画
像サイズが低速モード画像サイズL1より長いと判別さ
れた場合には、制御部よりの画像形成中止信号により画
像形成を行わなくさせたり、不図示の操作部に画像形成
中止警告信号を出力し警告表示を行わせる。
像サイズが低速モード画像サイズL1より長いと判別さ
れた場合には、制御部よりの画像形成中止信号により画
像形成を行わなくさせたり、不図示の操作部に画像形成
中止警告信号を出力し警告表示を行わせる。
【0072】上記の画像形成プロセスにおいて、第1の
像担持手段或いは第2の像担持手段による片面のみのコ
ピーがなされることは勿論である。
像担持手段或いは第2の像担持手段による片面のみのコ
ピーがなされることは勿論である。
【0073】実施例3 請求項7ないし9にかかわる低速モード片面画像形成方
法の第1の例について図7及び図3、図4を用いて説明
する。図7は、低速モード片面画像形成方法の第1の例
を示す図である。
法の第1の例について図7及び図3、図4を用いて説明
する。図7は、低速モード片面画像形成方法の第1の例
を示す図である。
【0074】まず、転写材の種類としてOHT、厚紙或
いは光沢画像等の定着時に定着熱量が多く必要とされる
画像形成に際して、不図示の操作部より低速モードの選
択が行われる。
いは光沢画像等の定着時に定着熱量が多く必要とされる
画像形成に際して、不図示の操作部より低速モードの選
択が行われる。
【0075】図3にて示す原稿画像読取手段により原稿
PSの画像データが読取られ、図4に示すROM内に格
納された低速による低速モード片面画像形成プログラム
P4が制御部を通してRAM内に読込まれ制御部により
低速モード片面画像形成プログラムP4が実行され以下
に示す画像形成が行われる。
PSの画像データが読取られ、図4に示すROM内に格
納された低速による低速モード片面画像形成プログラム
P4が制御部を通してRAM内に読込まれ制御部により
低速モード片面画像形成プログラムP4が実行され以下
に示す画像形成が行われる。
【0076】前記実施例1にて説明したと同様に、原稿
画像読取手段としての原稿画像読取装置500により原
稿画像読取が行われるが、原稿送出ローラ502により
送出された原稿PSが透明なプレート503を通過する
際に、透明なプレート503を挟んで上下に設けられた
原稿画像読取センサPS1,PS2により、原稿PSが
片面原稿か両面原稿かの判別(片面、両面判別)と、原
稿PSの画像データの読取とが行われる。
画像読取手段としての原稿画像読取装置500により原
稿画像読取が行われるが、原稿送出ローラ502により
送出された原稿PSが透明なプレート503を通過する
際に、透明なプレート503を挟んで上下に設けられた
原稿画像読取センサPS1,PS2により、原稿PSが
片面原稿か両面原稿かの判別(片面、両面判別)と、原
稿PSの画像データの読取とが行われる。
【0077】本実施例では上下1組のセンサにより片
面、両面判別と画像データ読取とを行っているが、画像
データの読取と片面、両面判別とにそれぞれ対応した複
数のセンサを設けてもよく、例えばそれぞれ対応した複
数のセンサを用い、片面、両面判別を行った後画像デー
タの読取りを行ってもよい。原稿画像読取センサPS1
或いはPS2により1束の原稿PSの画像データが読取
られ制御部を通してRAM内に記憶される。
面、両面判別と画像データ読取とを行っているが、画像
データの読取と片面、両面判別とにそれぞれ対応した複
数のセンサを設けてもよく、例えばそれぞれ対応した複
数のセンサを用い、片面、両面判別を行った後画像デー
タの読取りを行ってもよい。原稿画像読取センサPS1
或いはPS2により1束の原稿PSの画像データが読取
られ制御部を通してRAM内に記憶される。
【0078】原稿PSが片面原稿と判別された際は、前
記図1にて説明した第2の像担持手段としてのトナー像
受像体14aによる片面のみの裏面画像の画像形成プロ
セスが通常速度にて行われるが、図7に示すように、感
光体ドラム10上に裏面画像のトナー像を形成後、感光
体ドラム10上のトナー像を転写器14cによりトナー
像受像体14aに転写する際、感光体ドラム10上の裏
面画像のトナー像が全てトナー像受像体14aに転写さ
れ、感光体ドラム10上のトナー像の後端が転写器14
cの転写域14bを通過したした後に、定着装置17の
定着ローラ17a、圧着ローラ17bの駆動速度と、定
着装置17に近接して配置され駆動ローラ14dに駆動
されるトナー像受像体14aの駆動速度と、トナー像受
像体14aに当接される感光体ドラム10の駆動速度
と、転写材を給送するタイミングローラ15bの駆動速
度とを通常速度より低速とし、転写材の裏面にトナー像
を形成しトナー像受像体14aより定着装置17に転写
材を搬送し定着して装置外部に排出する。
記図1にて説明した第2の像担持手段としてのトナー像
受像体14aによる片面のみの裏面画像の画像形成プロ
セスが通常速度にて行われるが、図7に示すように、感
光体ドラム10上に裏面画像のトナー像を形成後、感光
体ドラム10上のトナー像を転写器14cによりトナー
像受像体14aに転写する際、感光体ドラム10上の裏
面画像のトナー像が全てトナー像受像体14aに転写さ
れ、感光体ドラム10上のトナー像の後端が転写器14
cの転写域14bを通過したした後に、定着装置17の
定着ローラ17a、圧着ローラ17bの駆動速度と、定
着装置17に近接して配置され駆動ローラ14dに駆動
されるトナー像受像体14aの駆動速度と、トナー像受
像体14aに当接される感光体ドラム10の駆動速度
と、転写材を給送するタイミングローラ15bの駆動速
度とを通常速度より低速とし、転写材の裏面にトナー像
を形成しトナー像受像体14aより定着装置17に転写
材を搬送し定着して装置外部に排出する。
【0079】駆動速度を低速とするタイミングは紙帯電
器150位置で転写材先端とトナー像受像体14a上の
裏面画像の先端とが合わされる直前に低速にすることが
さらに好ましい。
器150位置で転写材先端とトナー像受像体14a上の
裏面画像の先端とが合わされる直前に低速にすることが
さらに好ましい。
【0080】感光体ドラム10上の裏面画像のトナー像
が全てトナー像受像体14aに転写され、感光体ドラム
10上のトナー像の後端が転写器14cの転写域14b
を通過するまでの片面画像形成プロセスが通常速度で行
われるのでコピー速度の低下を少なくすると共に、低速
定着により良好な定着が行われる。
が全てトナー像受像体14aに転写され、感光体ドラム
10上のトナー像の後端が転写器14cの転写域14b
を通過するまでの片面画像形成プロセスが通常速度で行
われるのでコピー速度の低下を少なくすると共に、低速
定着により良好な定着が行われる。
【0081】上記の片面、両面判別にて原稿PSが両面
画像であると判別された場合には、原稿画像読取センサ
PS1,PS2によりROM内に読み込まれた両面の画
像データが制御部より表面画像データ、裏面画像データ
と順次出力され、前記図1にて説明した第2の像担持手
段としてのトナー像受像体14aによる片面のみの画像
形成が、上記にて説明した片面のみの裏面画像の画像形
成プロセスにて2回行われ、2枚の画像形成が行われ
る。
画像であると判別された場合には、原稿画像読取センサ
PS1,PS2によりROM内に読み込まれた両面の画
像データが制御部より表面画像データ、裏面画像データ
と順次出力され、前記図1にて説明した第2の像担持手
段としてのトナー像受像体14aによる片面のみの画像
形成が、上記にて説明した片面のみの裏面画像の画像形
成プロセスにて2回行われ、2枚の画像形成が行われ
る。
【0082】実施例4 請求項10ないし12にかかわる低速モード片面画像形
成方法の第2の例について図8及び図3、図4を用いて
説明する。図8は、低速モード片面画像形成方法の第2
の例を示す図である。
成方法の第2の例について図8及び図3、図4を用いて
説明する。図8は、低速モード片面画像形成方法の第2
の例を示す図である。
【0083】まず、転写材の種類としてOHT、厚紙或
いは光沢画像等の定着時に定着熱量が多く必要とされる
画像形成に際して、不図示の操作部より低速モードの選
択が行われる。
いは光沢画像等の定着時に定着熱量が多く必要とされる
画像形成に際して、不図示の操作部より低速モードの選
択が行われる。
【0084】図3にて示す原稿画像読取手段により原稿
PSの画像データが読取られ、図4に示すROM内に格
納されたトナー像受像体離間による低速モード片面画像
形成プログラムP5が制御部を通してRAM内に読込ま
れ制御部によりトナー像受像体離間による低速モード片
面画像形成プログラムP5が実行され以下に示す画像形
成が行われる。
PSの画像データが読取られ、図4に示すROM内に格
納されたトナー像受像体離間による低速モード片面画像
形成プログラムP5が制御部を通してRAM内に読込ま
れ制御部によりトナー像受像体離間による低速モード片
面画像形成プログラムP5が実行され以下に示す画像形
成が行われる。
【0085】前記実施例3にて説明したと同様に、原稿
画像読取手段としての原稿画像読取装置500により、
原稿PSの片面原稿か両面原稿かの判別(片面、両面判
別)と、原稿PSの上面或いは下面の画像データの読取
とが行われる。
画像読取手段としての原稿画像読取装置500により、
原稿PSの片面原稿か両面原稿かの判別(片面、両面判
別)と、原稿PSの上面或いは下面の画像データの読取
とが行われる。
【0086】本実施例では上下1組のセンサにより片
面、両面判別と画像データ読取とを行っているが、画像
データの読取と片面、両面判別とにそれぞれ対応した複
数のセンサを設けてもよく、例えばそれぞれ対応した複
数のセンサを用い、片面、両面判別を行った後画像デー
タの読取りを行ってもよい。原稿画像読取センサPS1
或いはPS2により1束の原稿PSの画像データが読取
られ制御部を通してRAM内に記憶される。
面、両面判別と画像データ読取とを行っているが、画像
データの読取と片面、両面判別とにそれぞれ対応した複
数のセンサを設けてもよく、例えばそれぞれ対応した複
数のセンサを用い、片面、両面判別を行った後画像デー
タの読取りを行ってもよい。原稿画像読取センサPS1
或いはPS2により1束の原稿PSの画像データが読取
られ制御部を通してRAM内に記憶される。
【0087】原稿PSが片面原稿と判別された際は、前
記図1にて説明した第2の像担持手段としてのトナー像
受像体14aによる片面のみの裏面画像の画像形成プロ
セスが通常速度にて行われるが、図8に示すように、感
光体ドラム10上に裏面画像のトナー像を形成後、感光
体ドラム10上のトナー像を転写器14cによりトナー
像受像体14aに転写する際、感光体ドラム10上の裏
面画像のトナー像が全てトナー像受像体14aに転写さ
れ、感光体ドラム10上のトナー像の後端が転写器14
cの転写域14bを通過したした後に、駆動ローラ14
dの中心軸を中心として、図8の点線にて示すようにト
ナー像受像体14aを回動して感光体ドラム10より離
間させ、離間後、定着装置17の定着ローラ17a、圧
着ローラ17bの駆動速度と、定着装置17に近接して
配置され駆動ローラ14dに駆動されるトナー像受像体
14aの駆動速度と、転写材を給送するタイミングロー
ラ15bの駆動速度とを通常速度より低速とし、転写材
の裏面にトナー像を形成しトナー像受像体14aより定
着装置17に転写材を搬送し定着して装置外部に排出す
る。
記図1にて説明した第2の像担持手段としてのトナー像
受像体14aによる片面のみの裏面画像の画像形成プロ
セスが通常速度にて行われるが、図8に示すように、感
光体ドラム10上に裏面画像のトナー像を形成後、感光
体ドラム10上のトナー像を転写器14cによりトナー
像受像体14aに転写する際、感光体ドラム10上の裏
面画像のトナー像が全てトナー像受像体14aに転写さ
れ、感光体ドラム10上のトナー像の後端が転写器14
cの転写域14bを通過したした後に、駆動ローラ14
dの中心軸を中心として、図8の点線にて示すようにト
ナー像受像体14aを回動して感光体ドラム10より離
間させ、離間後、定着装置17の定着ローラ17a、圧
着ローラ17bの駆動速度と、定着装置17に近接して
配置され駆動ローラ14dに駆動されるトナー像受像体
14aの駆動速度と、転写材を給送するタイミングロー
ラ15bの駆動速度とを通常速度より低速とし、転写材
の裏面にトナー像を形成しトナー像受像体14aより定
着装置17に転写材を搬送し定着して装置外部に排出す
る。
【0088】駆動速度を低速とするタイミングは紙帯電
器150位置で転写材先端とトナー像受像体14a上の
裏面画像の先端とが合わされる直前に低速にすることが
さらに好ましい。
器150位置で転写材先端とトナー像受像体14a上の
裏面画像の先端とが合わされる直前に低速にすることが
さらに好ましい。
【0089】感光体ドラム10上の裏面画像のトナー像
が全てトナー像受像体14aに転写され、感光体ドラム
10上のトナー像の後端が転写器14cの転写域14b
を通過するまでの片面画像形成プロセスが通常速度で行
われるのでコピー速度の低下を少なくすると共に、低速
定着により良好な定着が行われる。
が全てトナー像受像体14aに転写され、感光体ドラム
10上のトナー像の後端が転写器14cの転写域14b
を通過するまでの片面画像形成プロセスが通常速度で行
われるのでコピー速度の低下を少なくすると共に、低速
定着により良好な定着が行われる。
【0090】上記の片面、両面判別にて原稿PSが両面
画像であると判別された場合には、原稿画像読取センサ
PS1,PS2によりROM内に読み込まれた両面の画
像データが制御部より表面画像データ、裏面画像データ
と順次出力され、前記図1にて説明した第2の像担持手
段としてのトナー像受像体14aによる片面のみの画像
形成が、上記にて説明した片面のみの裏面画像の画像形
成プロセスにて2回行われ、2枚の画像形成が行われ
る。
画像であると判別された場合には、原稿画像読取センサ
PS1,PS2によりROM内に読み込まれた両面の画
像データが制御部より表面画像データ、裏面画像データ
と順次出力され、前記図1にて説明した第2の像担持手
段としてのトナー像受像体14aによる片面のみの画像
形成が、上記にて説明した片面のみの裏面画像の画像形
成プロセスにて2回行われ、2枚の画像形成が行われ
る。
【0091】
【発明の効果】請求項1ないし3によれば、通常速度に
おいて第1の像担持手段や第2の像担持手段にトナー像
が形成され、転写材の後端が第1の転写手段を通過した
後に、第1の像担持手段、第2の像担持手段及び定着手
段を低速とするので、通常使用される長さのOHT、厚
紙或いは光沢画像等の定着熱量が多く必要な場合におい
ても良好な定着が得られ、且つコピー速度の低下の少な
い画像形成が可能となる。
おいて第1の像担持手段や第2の像担持手段にトナー像
が形成され、転写材の後端が第1の転写手段を通過した
後に、第1の像担持手段、第2の像担持手段及び定着手
段を低速とするので、通常使用される長さのOHT、厚
紙或いは光沢画像等の定着熱量が多く必要な場合におい
ても良好な定着が得られ、且つコピー速度の低下の少な
い画像形成が可能となる。
【0092】請求項4ないし6によれば、通常速度にお
いて第1の像担持手段や第2の像担持手段にトナー像が
形成され、転写材の後端が第1の転写手段を通過した
後、第2の像担持手段を第1の像担持手段より離間さ
せ、第2の像担持手段及び定着手段を低速とするので、
通常使用される長さのOHT、厚紙或いは光沢画像等の
定着熱量が多く必要な場合においても良好な定着が得ら
れ、且つコピー速度の低下の少ない画像形成が可能とな
る。
いて第1の像担持手段や第2の像担持手段にトナー像が
形成され、転写材の後端が第1の転写手段を通過した
後、第2の像担持手段を第1の像担持手段より離間さ
せ、第2の像担持手段及び定着手段を低速とするので、
通常使用される長さのOHT、厚紙或いは光沢画像等の
定着熱量が多く必要な場合においても良好な定着が得ら
れ、且つコピー速度の低下の少ない画像形成が可能とな
る。
【0093】請求項7ないし9によれば、通常速度にお
いて第1の像担持手段にトナー像が形成され、第1の像
担持手段より第2の像担持手段への裏面画像の転写が終
了した後、第1の像担持手段、第2の像担持手段、定着
手段及び転写材給送手段を低速とするので、片面コピー
でのOHT、厚紙或いは光沢画像等の定着熱量が多く必
要な場合においても良好な定着が得られ、且つコピー速
度の低下の少ない画像形成が可能となる。
いて第1の像担持手段にトナー像が形成され、第1の像
担持手段より第2の像担持手段への裏面画像の転写が終
了した後、第1の像担持手段、第2の像担持手段、定着
手段及び転写材給送手段を低速とするので、片面コピー
でのOHT、厚紙或いは光沢画像等の定着熱量が多く必
要な場合においても良好な定着が得られ、且つコピー速
度の低下の少ない画像形成が可能となる。
【0094】請求項10ないし12によれば、通常速度
において第1の像担持手段にトナー像が形成され、第1
の像担持手段より第2の像担持手段への裏面画像の転写
が終了した後、第2の像担持手段を第1の像担持手段よ
り離間させ、第2の像担持手段、定着手段及び転写材給
送手段を低速とするので、片面コピーでのOHT、厚紙
或いは光沢画像等の定着熱量が多く必要な場合において
も良好な定着が得られ、且つコピー速度の低下の少ない
画像形成が可能となる。
において第1の像担持手段にトナー像が形成され、第1
の像担持手段より第2の像担持手段への裏面画像の転写
が終了した後、第2の像担持手段を第1の像担持手段よ
り離間させ、第2の像担持手段、定着手段及び転写材給
送手段を低速とするので、片面コピーでのOHT、厚紙
或いは光沢画像等の定着熱量が多く必要な場合において
も良好な定着が得られ、且つコピー速度の低下の少ない
画像形成が可能となる。
【図1】画像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
成装置の断面構成図である。
【図2】図1の画像形成装置にかかわる両面のトナー像
形成状態を示す図である。
形成状態を示す図である。
【図3】原稿画像読取手段の一例を示す図である。
【図4】画像形成装置の制御回路ブロック図である。
【図5】短尺転写材で、低速モード画像形成方法の第1
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図6】短尺転写材で、低速モード画像形成方法の第2
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図7】低速モード片面画像形成方法の第1の例を示す
図である。
図である。
【図8】低速モード片面画像形成方法の第2の例を示す
図である。
図である。
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14a トナー像受像体 14c 転写器 14g 裏面転写器 17 定着装置 150 紙帯電器 500 原稿画像読取装置 PS 原稿 PS1,PS2 原稿画像読取センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 昭年 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 池田 忠義 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 福地 真和 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 トナー像形成手段により形成されたトナ
ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されているトナー像を転写
材の表面に転写する第1の転写手段と、 前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記
転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着
手段とを有する画像形成装置において、 前記転写材の種類或いは光沢画像形成による低速モード
選択機能を設け、 前記低速モードが選択され、且つ前記転写材の長さが前
記第1の転写手段から前記定着手段の間隔より短いと判
断された場合、 トナー像が転写された前記転写材の後端が前記第1の転
写手段の転写域を通過した後、 前記第1の像担持手段、前記第2の像担持手段及び前記
定着手段の駆動速度を低速とし、前記転写材を低速で搬
送して定着を行う、ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記転写材がOHTであることを特徴と
する請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記転写材が厚紙であることを特徴とす
る請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 トナー像形成手段により形成されたトナ
ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されているトナー像を転写
材の表面に転写する第1の転写手段と、 前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記
転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着
手段とを有する画像形成装置において、 前記転写材の種類或いは光沢画像形成による低速モード
選択機能を設け、 前記低速モードが選択され、且つ前記転写材の長さが前
記第1の転写手段から前記定着手段の間隔より短いと判
断された場合、 トナー像が転写された前記転写材の後端が前記第1の転
写手段の転写域を通過した後、 前記第2の像担持手段を前記第1の像担持手段より離間
させ、 前記第2の像担持手段及び前記定着手段の駆動速度を低
速とし、前記転写材を低速で搬送して定着を行う、こと
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】 前記転写材がOHTであることを特徴と
する請求項4に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記転写材が厚紙であることを特徴とす
る請求項4に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 トナー像形成手段により形成されたトナ
ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、 転写材を前記第2の像担持手段に搬送する転写材給送手
段と、 前記第1の像担持手段に担持されているトナー像を前記
転写材の表面に転写する第1の転写手段と、 前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記
転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着
手段とを有する画像形成装置において、 前記転写材の種類或いは光沢画像形成による低速モード
選択機能を設け、 前記低速モードが選択され、且つ片面のみのコピーと判
断された場合、 前記第1の像担持手段による裏面画像形成を行い、前記
第2の像担持手段へ裏面画像の転写が終了した後、 前記第1の像担持手段、前記第2の像担持手段、前記定
着手段及び前記転写材給送手段の駆動速度を低速とし、
前記転写材の裏面にトナー像を形成し前記転写材を低速
で搬送して定着を行う、ことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項8】 前記転写材がOHTであることを特徴と
する請求項7に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記転写材が厚紙であることを特徴とす
る請求項7に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 トナー像形成手段により形成されたト
ナー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を表面に担持する第2の像担
持手段と、 転写材を前記第2の像担持手段に搬送する転写材給送手
段と、 前記第1の像担持手段に担持されているトナー像を前記
転写材の表面に転写する第1の転写手段と、 前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記
転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着
手段とを有する画像形成装置において、 前記転写材の種類或いは光沢画像形成による低速モード
選択機能を設け、 前記低速モードが選択され、且つ片面のみのコピーと判
断された場合、 前記第1の像担持手段による裏面画像形成を行い、前記
第2の像担持手段へ裏面画像の転写が終了した後、 前記第2の像担持手段を前記第1の像担持手段より離間
させ、 前記第2の像担持手段、前記定着手段及び前記転写材給
送手段の駆動速度を低速とし、前記転写材の裏面にトナ
ー像を形成し前記転写材を低速で搬送して定着を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】 前記転写材がOHTであることを特徴
とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記転写材が厚紙であることを特徴と
する請求項10に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8192130A JPH1039558A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8192130A JPH1039558A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1039558A true JPH1039558A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16286186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8192130A Pending JPH1039558A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1039558A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6823149B2 (en) * | 2002-02-28 | 2004-11-23 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with variable speed transferring and fixing devices |
US6941086B2 (en) * | 2002-09-19 | 2005-09-06 | Ricoh Company., Ltd. | Image forming apparatus and image forming system for forming an image on two sides of a recording medium |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP8192130A patent/JPH1039558A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6823149B2 (en) * | 2002-02-28 | 2004-11-23 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with variable speed transferring and fixing devices |
US6941086B2 (en) * | 2002-09-19 | 2005-09-06 | Ricoh Company., Ltd. | Image forming apparatus and image forming system for forming an image on two sides of a recording medium |
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