JPH1152752A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1152752A
JPH1152752A JP9213319A JP21331997A JPH1152752A JP H1152752 A JPH1152752 A JP H1152752A JP 9213319 A JP9213319 A JP 9213319A JP 21331997 A JP21331997 A JP 21331997A JP H1152752 A JPH1152752 A JP H1152752A
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toner image
unit
transfer
toner
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JP9213319A
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English (en)
Inventor
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2の転写手段や転写材分離手段へのトナー
付着や、トナー蓄積を防止する画像形成装置を提供する
こと。 【解決手段】 第2の転写手段は、第2の像担持手段に
担持されたトナー像と反対極性の電圧が印加される放電
電極と、第2の像担持手段に対向した側に開口部を有す
るシールド部材とを有し、該シールド部材に、放電電極
に印加される電圧と同極性の電圧を印加することを特徴
とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体の周辺に
帯電手段、画像書込手段と現像手段を配置して像担持体
に形成されるトナー像を転写材上に転写、定着する複写
機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面画像形成においては、像担持
体上に形成した一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給送装置に収納し、再び像担持
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給送装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面画像形成装置では、上記の如く、
両面反転給送装置への給送や定着装置を2度通す等の転
写材の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低
く、転写材のジャムやしわ等を引き起こす原因となって
いた。
【0004】これに対し、特公昭49−37538号公
報、特公昭54−28740号公報、特開平1−444
57号公報や特開平4−214576号公報等により、
第1の像担持手段および第2の像担持手段を用いて転写
材の両面にトナー像を形成後、1回で定着を行うものが
提案されている。
【0005】また、本願発明者らは、感光体ドラム(第
1の像担持手段)の周りに帯電手段、画像書込手段、現
像手段等よりなるトナー像形成手段を複数組配置し、図
13に示すように、感光体ドラム910上に重ね合わせ
カラートナー像を形成し、該重ね合わせカラートナー像
を一旦転写器914c(第1の転写手段)によりトナー
像受像体914a(第2の像担持手段)に一括して転写
(感光体ドラムからトナー像受像体への1次転写)した
後、再度感光体ドラム910上に重ね合わせカラートナ
ー像を形成し、感光体ドラム910上のトナー像及びト
ナー像受像体914a上のトナー像とタイミングを合わ
せてタイミングローラ915b(転写材給送手段)によ
り供給される記録紙P(転写材)を紙帯電器950(転
写材帯電手段)により帯電してトナー像受像体914a
に吸着させ、トナー像受像体914a上を搬送される記
録紙Pの両面にそれぞれ、感光体ドラム910上のトナ
ー像を表面画像として転写器914cにより記録紙Pの
表面に転写(感光体ドラムから転写材表面への1次転
写)し、またトナー像受像体914a上のトナー像を裏
面画像として裏面転写器914g(第2の転写手段)に
より記録紙Pの裏面に転写(2次転写)した後、紙分離
AC除電器914h(転写材分離手段)によりトナー像
受像体914aから記録紙Pを分離し、記録紙P上のト
ナー像を定着装置917(定着手段)により定着して両
面カラー画像を形成する画像形成装置を作製し、該装置
を用いて両面画像形成(転写材の両面に画像形成を行
う)や表面画像のみの片面画像形成(転写材の表面のみ
に画像形成を行う)や裏面画像のみの片面画像形成(転
写材の裏面のみに画像形成を行う)等を検討している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の検討では、図1
4に示すように、第2の転写手段である裏面転写器91
4gや転写材分離手段である紙分離AC除電器914h
としてはコロナ放電器が用いられる。トナーの極性をマ
イナス(−)として画像形成が行われるものとすると、
上記2次転写の工程では、裏面転写器914gによるプ
ラス(+)放電によって記録紙Pの表面側がプラスに帯
電され、トナー像受像体914a上のマイナス極性のト
ナーが記録紙Pの裏面に転写されるが、この際、記録紙
Pの表面に転写されているマイナス極性のトナーも裏面
転写器914gによるプラス放電によってプラス極性に
変換されることになる。即ち、記録紙P表面のトナー像
は、裏面転写器914gの下を通過することによりマイ
ナス極性からプラス極性に変換される。裏面転写器91
4gや紙分離AC除電器914hのコロナ放電器のシー
ルド部材951a,951bは通常接地されているた
め、裏面転写器914gによってプラスに帯電された記
録紙Pの表面とシールド部材951a,951bとの間
には、プラス極性のトナーをシールド部材951a,9
51b側に移動させようとする電界が形成される。この
電界によって、不十分に極性変換されたプラス極性の弱
帯電トナーが裏面転写器914gや紙分離AC除電器9
14hのシールド部材951a,951b側に引き寄せ
られ、シールド部材951a,951bにトナーが付着
し、電極汚れ(トナー汚れ)が発生する。付着するトナ
ーが蓄積されると、記録紙Pの表面に落下して画像汚れ
となったり、裏面転写器914gや紙分離AC除電器9
14hの放電が不安定となり、転写不良(裏面画像の転
写ヌケ)や分離不良(巻き付きジャム)が発生するとい
う問題が生じる。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決し、第2の
転写手段や転写材分離手段へのトナー付着や、トナー蓄
積を防止する画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、トナー像形
成手段により形成されたトナー像を担持する第1の像担
持手段と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像
が転写され、転写された該トナー像を担持する第2の像
担持手段と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー
像を前記第2の像担持手段および転写材の表面に転写す
る第1の転写手段と、前記第2の像担持手段に担持され
たトナー像を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手
段と、前記転写材に転写されたトナー像を定着する定着
手段とを有する画像形成装置において、前記第2の転写
手段は、前記第2の像担持手段に担持されたトナー像と
反対極性の電圧が印加される放電電極と、前記第2の像
担持手段に対向した側に開口部を有するシールド部材と
を有し、該シールド部材に、前記放電電極に印加される
電圧と同極性の電圧を印加することを特徴とする画像形
成装置によって達成される(第1の発明)。
【0009】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記
第2の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の
転写手段と、前記第2の像担持手段に担持されたトナー
像を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前
記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段とを
有する画像形成装置において、前記第2の転写手段は、
前記第2の像担持手段に担持されたトナー像と反対極性
の電圧が印加される放電電極と、前記第2の像担持手段
に対向した側に開口部を有するシールド部材と、前記第
2の像担持手段に対向して設置される制御グリッドとを
有し、該制御グリッドに、前記放電電極に印加する電圧
と同極性の電圧を印加することを特徴とする画像形成装
置によって達成される(第2の発明)。
【0010】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記
第2の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の
転写手段と、前記第2の像担持手段に担持されたトナー
像を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前
記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段とを
有する画像形成装置において、前記第2の転写手段は、
前記第2の像担持手段に担持されたトナー像と反対極性
の電圧が印加される放電電極と、前記第2の像担持手段
に対向した側に開口部を有するシールド部材とを有し、
該シールド部材をフローティングにすることを特徴とす
る画像形成装置によって達成される(第3の発明)。
【0011】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記
第2の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の
転写手段と、前記第2の像担持手段に担持されたトナー
像を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前
記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段とを
有する画像形成装置において、前記転写材と前記第2の
像担持手段とが分離する位置の近傍に、放電電極とシー
ルド部材とを有し、前記転写材を除電して前記第2の像
担持手段から前記転写材を分離する転写材分離手段を設
け、前記シールド部材に、前記第2の転写手段に印加す
る電圧と同極性の電圧を印加することを特徴とする画像
形成装置によって達成される(第4の発明)。
【0012】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記
第2の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の
転写手段と、前記第2の像担持手段に担持されたトナー
像を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前
記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段とを
有する画像形成装置において、前記転写材と前記第2の
像担持手段とが分離する位置の近傍に、放電電極とシー
ルド部材とを有し、前記転写材を除電して前記第2の像
担持手段から前記転写材を分離する転写材分離手段を設
け、前記シールド部材をフローティングにすることを特
徴とする画像形成装置によって達成される(第5の発
明)。
【0013】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する第1の像担持手段と、
前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記
第2の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の
転写手段と、前記第2の像担持手段に担持されたトナー
像を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前
記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段とを
有する画像形成装置において、前記第2の像担持手段を
前記第2の転写手段による転写の極性と逆の極性に帯電
する第2の像担持手段帯電手段を設け、該第2の像担持
手段帯電手段により帯電された前記第2の像担持手段の
面を、前記第2の転写手段、および前記転写材を除電し
て前記第2の像担持手段から前記転写材を分離する転写
材分離手段が設けられる場合、該転写材分離手段を通過
させることを特徴とする画像形成装置によって達成され
る(第6の発明)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限
定するものではなく、以下における断定的な説明はベス
トモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技
術的範囲を限定するものではない。なお以下の実施形態
の説明において、転写域において第1の像担持手段に対
向する側の転写材の面を表面、転写材の他方の側の面す
なわち第2の像担持手段に対向する側の転写材の面を裏
面といい、転写材の表面に転写される画像を表面画像、
転写材の裏面に転写される画像を裏面画像という。
【0015】本発明にかかわる画像形成装置の一実施形
態の画像形成プロセス、各機構について、図1ないし図
3を用いて説明する。図1は、本発明にかかわる画像形
成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構
成図であり、図2は、図1の第1の像担持手段の側断面
図であり、図3は、本発明にかかわる画像形成装置の両
面のトナー像形成状態を示す図であり、図3(A)は、
第1の像担持手段に形成した裏面画像を第2の像担持手
段上に転写するときのトナー像形成状態を示す図であ
り、図3(B)は、第2の像担持手段上の裏面画像と同
期して第1の像担持手段に表面画像を形成するときのト
ナー像形成状態を示す図であり、図3(C)は、転写材
上への両面画像形成を示す図である。
【0016】図1において、10は第1の像担持手段で
ある感光体ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコ
ロトロン帯電器、12は各色毎の画像書込手段である露
光光学系、13は各色毎の現像手段である現像器、14
aは第2の像担持手段であるトナー像受像体、14cは
第1の転写手段である転写器、14gは第2の転写手段
である裏面転写器、150は転写材帯電手段である紙帯
電器、14hは転写材分離手段である紙分離AC除電
器、160は拍車162を有する搬送部、17は定着手
段である定着装置である。
【0017】第1の像担持手段である感光体ドラム10
は、例えば、光学ガラスや透明アクリル樹脂等の透明部
材によって形成される円筒状の基体の外周に、透明の導
電層、a−Si層あるいは有機感光層(OPC)等の感
光層を形成したものであり、導電層を接地した状態で図
1の矢印で示す時計方向に回転される。
【0018】感光体ドラム10は、図2に示すように、
それを係合固定する両端部のフランジ部材10a及び1
0bに嵌込まれたベアリングB1,B2により装置本体
に架設固定されるドラム軸30に対し軸受けされて回転
自在に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車
Gが装置本体側の不図示の駆動歯車と噛合して駆動され
ることにより所定の方向に定速で回転される。
【0019】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11、各色毎の画像書込手段である露光光学系12及
び各色毎の現像手段である現像器13は、これらを1組
として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および黒色(K)の各色の画像形成プロセス用と
して4組設けられ、図1の矢印にて示す感光体ドラム1
0の回転方向に対して、Y,M,C,Kの順に配置され
る。
【0020】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は、それぞれ所定の電位に保持された制御グリッ
ドと例えば鋸歯状電極からなるコロナ放電電極11aと
を有し、感光体ドラム10の感光層と対峙して取付けら
れ、トナーと同極性のコロナ放電によって帯電作用(本
実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラ
ム10に対し一様な電位を与える。コロナ放電電極11
aとしては、その他ワイヤ電極や針状電極を用いること
も可能である。
【0021】各色毎の画像書込手段である露光光学系1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、前述した各
色毎のスコロトロン帯電器11に対して感光体ドラム1
0の回転方向下流側に位置するようにして感光体ドラム
10の内部に配置される。図2に示すように、それぞれ
の露光光学系12は、ドラム軸30と平行に主走査方向
に配列された像露光光の発光素子としてのLED(発光
ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状の露光素子
12aと、結像素子としての光集束性光伝送体(商品
名:セルフォックレンズアレイ)12bと、レンズホル
ダ12cとで構成される露光用ユニットであり、保持部
材20に取付けられる。保持部材20には各色毎の露光
光学系12の他に転写同時露光器12d及び一様露光器
12eが取付けられ、一体となって感光体ドラム10の
透光性の基体内部に収容される。各色毎の露光光学系1
2は、別体の画像読み取り装置によって読み取られメモ
リに記憶された各色の画像データに従って感光体ドラム
10の感光層を裏面から像露光し、感光体ドラム10上
に静電潜像を形成する。露光素子12aとしては、その
他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッセン
ス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子をアレ
イ状に並べたものを用いることも可能である。像露光光
発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cのトナーに対し
て透過性の高い780〜900nmの範囲のものが用い
られるが、本実施形態においては裏面から像露光を行う
方式であるためカラートナーに対して透過性を十分に有
しないこれより短い400〜780nmの波長でもよ
い。なお図2において、WAは像露光手段の発光素子
(LED)よりのリード線である。
【0022】各色毎の現像手段である現像器13は、感
光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光体
ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリー
ブ131と、現像ケーシング138を有し、内部にイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒色
(K)の一成分或いは二成分現像剤を収容している。そ
れぞれの現像器13は不図示の突き当てコロにより感光
体ドラム10と所定の間隙、例えば100〜500μm
をあけて非接触に保たれており、現像スリーブ131に
対して直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印
加することにより、非接触の反転現像を行い、感光体ド
ラム10上にトナー像を形成する。
【0023】第2の像担持手段であるトナー像受像体1
4aは体積抵抗率1012〜1015Ω・cmの無端ベルト
であり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エ
チレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビ
ニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラス
チックに導電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mm
の半導電性フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフ
ィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コー
ティングを行った、2層構成のシームレスベルトであ
る。ベルトの基体としては、この他に、シリコンゴム或
いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜
2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもでき
る。トナー像受像体14aは、駆動ローラ14dと従動
ローラ14eとガイドローラ14fとテンションローラ
14iとに内接して張架され、図1の矢印で示す反時計
方向に回転される。トナー像受像体14aの回転方向に
従い従動ローラ14e、駆動ローラ14d、テンション
ローラ14i、ガイドローラ14fの順に設けられ、従
動ローラ14e、駆動ローラ14d及びガイドローラ1
4fは固定して回転され、テンションローラ14iはト
ナー像受像体14aの不図示のバネ等の弾力によりトナ
ー像受像体14aを張架して回転される。不図示の駆動
モータよりの駆動をうけて駆動ローラ14dが回転さ
れ、トナー像受像体14aが駆動回転される。トナー像
受像体14aの回転により従動ローラ14e、ガイドロ
ーラ14f及びテンションローラ14iが従動回転され
る。回転中のトナー像受像体14aのベルト弛みがテン
ションローラ14iにより緊張される。
【0024】第1の転写手段である転写器14cは、ト
ナー像受像体14aを挟んで感光体ドラム10に対向し
て設けられ、トナー像受像体14aと感光体ドラム10
との間に転写域14bを形成する。転写器14cにはト
ナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の
直流電圧を印加し、転写域14bに転写電界を形成する
ことにより、感光体ドラム10上のトナー像をトナー像
受像体14a上または転写材である記録紙Pの表面に転
写する。
【0025】第2の転写手段である裏面転写器14gは
トナー像受像体14aを挟んで接地された導電性の駆動
ローラ14dに対向して設けられ、トナーと反対極性
(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加
され、トナー像受像体14a上のトナー像を記録紙Pの
裏面に転写する。
【0026】転写材帯電手段である紙帯電器150はト
ナー像受像体14aを挟んで接地された従動ローラ14
eと対向して設けられ、記録紙Pを帯電してトナー像受
像体14aに吸着させる。なお紙帯電器150は後述す
るトナー像受像体14aを帯電する第2の像担持手段帯
電手段としても用いられる。
【0027】転写材分離手段である紙分離AC除電器1
4hは必要に応じてトナー像受像体14aの定着装置1
7側端部にトナー像受像体14aを挟んで接地された導
電性の駆動ローラ14dに対向して設けられ、必要に応
じてトナーと同極性または逆極性の直流電圧を重畳した
交流電圧が印加され、トナー像受像体14aにより搬送
される記録紙Pを除電してトナー像受像体14aから記
録紙Pを分離する。
【0028】搬送部160はトナー像受像体14aと定
着装置17との間に設けられ、搬送部160の上面には
拍車162が設けられる。拍車162は、記録紙Pがト
ナー像受像体14aより分離される際にトナー像受像体
14a方向へ曲がって搬送されようとする記録紙Pをす
くい上げるとともに、裏面にトナー像を有する記録紙P
を裏面トナー像の乱れを防止しながら定着装置17へと
搬送する。
【0029】定着手段である定着装置17は、内部にヒ
ータを有する定着ローラ17aと圧着ローラ17bとの
2本のローラ状の定着部材で構成され、定着ローラ17
aと圧着ローラ17bとの間で熱と圧力とを加えること
により記録紙P上のトナー像を定着する。
【0030】次に画像形成プロセスを説明する。
【0031】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により感光体ドラム10が図1の矢印
で示す時計方向へ回転され、同時にイエロー(Y)のス
コロトロン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム1
0に電位の付与が開始される。
【0032】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光光学系12によって第1の色信号すなわち
Yの画像データに対応する電気信号による画像書込が開
始され、感光体ドラム10の表面に原稿画像のYの画像
に対応する静電潜像を形成される。
【0033】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され、感光体ドラム10上にイエロー
(Y)のトナー像が形成される。
【0034】次いで感光体ドラム10は、Yのトナー像
の上からマゼンタ(M)のスコロトロン帯電器11の帯
電作用により電位が付与され、Mの露光光学系12によ
って第2の色信号すなわちMの画像データに対応する電
気信号による画像書込が行われ、Mの現像器13による
非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナ
ー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせて形
成される。
【0035】同様のプロセスにより、シアン(C)のス
コロトロン帯電器11、Cの露光光学系12およびCの
現像器13によってさらに第3の色信号に対応するシア
ン(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、更にその
上に黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光光
学系12およびKの現像器13によって第4の色信号に
対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成
され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒
色(K)の4色の重ね合わせカラートナー像が形成され
る(トナー像形成手段)。
【0036】これらY,M,C及びKの露光光学系12
による感光体ドラム10の感光層に対する画像書込はド
ラムの内部より前述した透光性の基体を通して行われ
る。従って第2、第3および第4の色信号に対応する画
像の書込は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0037】上記の画像形成プロセスによって第1の像
担持手段である感光体ドラム10上に形成された裏面画
像となる重ね合わせカラートナー像は、転写域14bに
おいて、第1の転写手段である転写器14cによって、
第2の像担持手段であるトナー像受像体14a上に一括
して転写される(図3(A))。この際、良好な転写が
なされるように、感光体ドラム10の内部に設けた転写
同時露光器12dによる一様露光が行われるようにして
もよい。
【0038】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは感光体ドラムAC除電器16により除電を受
けた後、感光体ドラムクリーニング手段としてのクリー
ニング装置19にいたり、感光体ドラム10に当接した
ゴム材から成るクリーニングブレード19aによってク
リーニングされ、スクリュウ19bによって図示せぬ排
トナー容器に回収される。また、感光体ドラム10の周
面は、例えば発光ダイオードを用いた帯電前の一様露光
器12eによる露光によって先の画像形成における感光
体ドラム10の履歴が解消される。
【0039】以上のようにしてトナー像受像体14a上
に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され
た後、引続き表面画像となる重ね合わせカラートナー像
が上記のカラー画像形成プロセスと同様にして感光体ド
ラム10上に形成される(図3(B))。この際、感光
体ドラム10上に形成される表面画像は、前記感光体ド
ラム10上に形成した裏面画像に対して鏡像となるよう
に画像データが変更される。
【0040】感光体ドラム10上への表面画像形成にと
もなって転写材である記録紙Pが転写材収納手段である
給紙カセット15より、送り出しローラ15aにより送
り出され、転写材給送手段としてのタイミングローラ1
5bへ搬送され、タイミングローラ15bの駆動によっ
て、感光体ドラム10上に担持された表面画像のカラー
トナー像と、トナー像受像体14aに担持されている裏
面画像のカラートナー像との同期がとられて転写域14
bへ給送される。この際、給送される記録紙Pの表面側
に設けられトナーと同極性(本実施形態においてはマイ
ナス極性)の直流電圧が印加される紙帯電器150によ
り、記録紙Pがトナーと同極性に紙帯電され、トナー像
受像体14aに吸着されて転写域14bへ給送される。
トナーと同極性に紙帯電を行うことにより、トナー像受
像体14a上のトナー像や感光体ドラム10上のトナー
像と引き合うことを防止して、トナー像の乱れを防止し
ている。なお、後述する紙帯電器150を第2の像担持
手段帯電手段として用いる場合を除き、転写材帯電手段
である紙帯電器150への電圧の印加は、通常記録紙P
の送られているときのみであり、記録紙Pの通過と同時
に紙帯電器150へ印加されている電圧が切断される。
【0041】転写域14bではトナーと反対極性(本実
施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される第1
の転写手段としての転写器14cによって感光体ドラム
10上の表面画像が一括して記録紙Pの表面に転写され
る。このとき、トナー像受像体14a上の裏面画像は記
録紙Pに転写されないでトナー像受像体14a上に存在
する。転写器14cによる転写の際、良好な転写がなさ
れるように、転写域14bと対向して感光体ドラム10
の内部に設けられた、例えば発光ダイオードを用いた転
写同時露光器12dによる一様露光が行われるようにし
てもよい。
【0042】表面にカラートナー像が転写された記録紙
Pは、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス
極性)の電圧が印加される第2の転写手段としての裏面
転写器14gへと搬送され、裏面転写器14gによりト
ナー像受像体14aの周面上の裏面画像が一括して記録
紙Pの裏面に転写される(図3(C))。
【0043】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pは、トナー像受像体14aを駆動する駆動ローラ14
dの曲率と、トナー像受像体14aの端部に設けられた
転写材分離手段としての紙分離AC除電器14hの除電
作用とにより、トナー像受像体14aから分離され、拍
車162が設けられた搬送部160を通して定着手段と
しての定着装置17へと搬送され、定着ローラ17aと
圧着ローラ17bとの間で熱と圧力とを加えられること
により記録紙P上のトナー像が定着される。両面画像記
録がなされた記録紙Pは表裏を反転されて送られ、排紙
ローラ18により装置外部のトレイへ排出される。また
図1の一点鎖線で示すように、定着装置17の出口に不
図示の切替部材を設け、装置外部のトレイへ排出するよ
うにしてもよい。
【0044】転写後のトナー像受像体14aの周面上に
残ったトナーは、トナー像受像体14aを挟んでガイド
ローラ14fに対向して設けられ、支軸142を回転支
点としてトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能
なトナー像受像体クリーニングブレード141を有する
トナー像受像体クリーニング装置140によりクリーニ
ングされる。
【0045】また、転写後の感光体ドラム10の周面上
に残ったトナーは、感光体ドラムAC除電器16により
除電を受けた後、クリーニング装置19により残留トナ
ーを除去され、帯電前の一様露光器12eにより先の画
像形成における感光体ドラム10の履歴が解消されて、
次の画像形成サイクルにはいる。
【0046】上記の方法を用いることにより、重ね合わ
せカラートナー像を一括転写するので、トナー像受像体
14a上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ
等が起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー
画像形成がなされる。
【0047】本発明にかかわる第2の転写手段、転写材
分離手段及び転写材帯電手段の構造について図4及び図
1を用いて説明する。図4は、第2の転写手段、転写材
分離手段及び転写材帯電手段の構造を示す図であり、図
4(A)は、第2の転写手段、転写材分離手段及び転写
材帯電手段の断面図であり、図4(B)は、図4(A)
の矢視A図である。
【0048】第2の転写手段である裏面転写器14g
は、絶縁性樹脂で形成された電極ホルダ254に、例え
ば厚み0.5〜2.0mm程度のアルミ或いはステンレ
スの板材を用いた断面コの字状で長方形のシールド部材
であるサイドプレート251と、放電電極であるコロナ
放電ワイヤ252とが取付けられたコロナ放電器として
構成される。裏面転写器14gはサイドプレート251
の開口部をトナー像受像体14a側にして、図1にて説
明したようにトナー像受像体14aを介して接地される
駆動ローラ14dに対向して配置される。
【0049】同様に、転写材分離手段である紙分離AC
除電器14hは、絶縁性樹脂で形成された電極ホルダ3
54に、例えば厚み0.5〜2.0mm程度のアルミ或
いはステンレスの板材を用いた断面コの字状で長方形の
シールド部材であるサイドプレート351と、放電電極
であるコロナ放電ワイヤ352とが取付けられたコロナ
放電器として構成される。紙分離AC除電器14hは、
必要に応じて、サイドプレート351の開口部をトナー
像受像体14a側にして、図1にて説明したようにトナ
ー像受像体14aを介して接地される駆動ローラ14d
に対向して配置される。
【0050】また同様に、転写材帯電手段である紙帯電
器150は、絶縁性樹脂で形成された電極ホルダ154
に、例えば厚み0.5〜2.0mm程度のアルミ或いは
ステンレスの板材を用いた断面コの字状で長方形のシー
ルド部材であるサイドプレート151と、放電電極であ
るコロナ放電ワイヤ152とが取付けられて構成され
る。紙帯電器150はサイドプレート151の開口部を
トナー像受像体14a側にして、図1にて説明したよう
にトナー像受像体14aを介して接地される従動ローラ
14eに対向して配置される。
【0051】第2の転写手段及び転写材分離手段への極
性変換トナーの付着防止について図5ないし図10を用
いて説明する。図5は、第2の転写手段への極性変換ト
ナーの付着防止の第1の例を示す図であり、図6は、第
2の転写手段への極性変換トナーの付着防止の第2の例
を示す図であり、図7は、第2の転写手段への極性変換
トナーの付着防止の第3の例を示す図であり、図8は、
転写材分離手段への極性変換トナーの付着防止の第1の
例を示す図であり、図9は、転写材分離手段への極性変
換トナーの付着防止の第2の例を示す図であり、図10
は、転写材分離手段への極性変換トナーの付着防止の第
3の例を示す図である。
【0052】前述した如く、第2の転写手段である裏面
転写器14gの放電電極であるコロナ放電ワイヤ252
にプラス極性の直流電圧E11が印加されトナー像受像
体14a上の裏面画像のトナー像が記録紙Pに転写され
るが、この際に裏面転写器14gのシールド部材である
サイドプレート251に記録紙P上の表面トナー像(マ
イナス極性)が弱帯電のプラス極性に変換されて付着す
ることを防止するために、図5に示すように裏面転写器
14gのサイドプレート251に、コロナ放電ワイヤ2
52に印加される直流電圧E11と同極性のプラス極性
の直流電圧E12を印加し、記録紙Pの表面とサイドプ
レート251との電位差を小さくするする。
【0053】上記により、プラス帯電された記録紙Pの
表面からサイドプレート251側に向かう電界が形成さ
れないようになるか、あるいは電界が弱くなり、記録紙
Pの表面のトナー像より裏面転写器14gへの極性変換
されたプラス極性トナーの付着が防止される。
【0054】また図6に示すように、裏面転写器14g
にサイドプレート251と離間して記録紙P側に放電制
御部材である制御グリッド255を設け、制御グリッド
255にコロナ放電ワイヤ252に印加される直流電圧
E11と同極性のプラス極性の直流電圧E13を印加
し、記録紙Pの表面と制御グリッド255との電位差を
なくすようにする。この際、サイドプレート251は接
地するか、或いは図5にて示したコロナ放電ワイヤ25
2に印加される電圧と同極性のプラス極性の直流電圧を
印加する。
【0055】上記により、プラス帯電された記録紙Pの
表面電位と制御グリッド255とが略同電位となり、プ
ラス帯電された記録紙Pの表面からサイドプレート25
1側に向かう電界が形成されないようになり、記録紙P
の表面のトナー像より裏面転写器14gへの極性変換さ
れたプラス極性トナーの付着が防止される。
【0056】また、図7に示すように、裏面転写器14
gのサイドプレート251を電気的にフローティングと
し、記録紙Pの表面とサイドプレート251との間に電
界が形成されないようにする。
【0057】上記により、プラス帯電された記録紙Pの
表面からサイドプレート151a側に向かう電界が形成
されないので、記録紙Pの表面のトナー像より裏面転写
器14gへの極性変換されたプラス極性トナーの付着が
防止される。
【0058】また、前述した如く、転写材分離手段であ
る紙分離AC除電器14hの放電電極であるコロナ放電
ワイヤ352に交流電圧AC1が印加され記録紙Pが除
電されてトナー像受像体14aから分離されるが、この
際に紙分離AC除電器14hのシールド部材であるサイ
ドプレート351に記録紙P上の表面トナー像(マイナ
ス極性)が弱帯電のプラス極性に変換されて付着するこ
とを防止するために、図8に示すように紙分離AC除電
器14hのサイドプレート351に、前述した裏面転写
器14gのコロナ放電ワイヤ352に印加される直流電
圧E11と同極性のプラス極性の直流電圧E21を印加
し、記録紙Pの表面と紙分離AC除電器14hのサイド
プレート351との電位差を小さくするする。
【0059】上記により、プラス帯電され除電される前
の記録紙Pの表面からサイドプレート351側に向かう
電界が形成されないようになるか、あるいは電界が弱く
なり、記録紙Pの表面のトナー像より紙分離AC除電器
14hへの極性変換されたプラス極性トナーの付着が防
止される。
【0060】通常紙分離AC除電器14hには電極制御
部材は設けないが、電極制御部材を設ける場合は、図9
に示すように、紙分離AC除電器14hにサイドプレー
ト351と当接して記録紙P側に放電制御部材である制
御グリッド355を設ける。紙分離AC除電器14hの
サイドプレート351或いは制御グリッド355に前述
した裏面転写器14gのコロナ放電ワイヤ352に印加
される直流電圧E11と同極性のプラス極性の直流電圧
E22を印加し、記録紙Pの表面と制御グリッド355
との電位差をなくすようにする。
【0061】上記により、プラス帯電され除電される前
の記録紙Pの表面電位と制御グリッド355とが略同電
位となり、プラス帯電された記録紙Pの表面からサイド
プレート351側に向かう電界が形成されないようにな
り、記録紙Pの表面のトナー像より紙分離AC除電器1
4hへの極性変換されたプラス極性トナーの付着が防止
される。
【0062】また、図10に示すように、紙分離AC除
電器14hのサイドプレート351を電気的にフローテ
ィングとし、記録紙Pの表面とサイドプレート351と
の間に電界が形成されないようにする。
【0063】上記により、プラス帯電され除電される前
の記録紙Pの表面からサイドプレート151b側に向か
う電界が形成されないので、記録紙Pの表面のトナー像
より紙分離AC除電器14hへの極性変換されたプラス
極性トナーの付着が防止される。
【0064】第2の転写手段或いは転写材分離手段への
極性変換トナーの蓄積防止について図11、図12、及
び図1を用いて説明する。図11は、第2の転写手段或
いは転写材分離手段への極性変換トナーの蓄積防止の例
を示す図であり、図12は、画像形成タイミングチャー
トで転写材帯電手段の電圧印加タイミングを示す図であ
る。
【0065】前述した如く、接地される駆動ローラ14
dに対向して設けられる第2の転写手段である裏面転写
器14gの放電電極であるコロナ放電ワイヤ252に、
プラス極性の直流電圧E11が印加されトナー像受像体
14a上の裏面画像のトナー像が記録紙Pに転写され、
転写材分離手段である紙分離AC除電器14hが接地さ
れる駆動ローラ14dに対向して必要に応じて設けら
れ、紙分離AC除電器14hの放電電極であるコロナ放
電ワイヤ352に交流電圧AC1が印加され記録紙Pが
除電されてトナー像受像体14aから分離されるが、裏
面トナー像の転写の際に記録紙P上の表面のトナー像
(マイナス極性)の弱帯電のプラス極性に変換された極
性変換トナーが裏面転写器14gのシールド部材である
サイドプレート251に付着され、同様に弱帯電のプラ
ス極性に変換された極性変換トナーが紙分離AC除電器
14hのシールド部材であるサイドプレート351に付
着される。
【0066】本例は、上記の裏面転写器14gのサイド
プレート251や紙分離AC除電器14hのサイドプレ
ート351に付着される弱帯電のプラス極性に変換され
た極性変換トナーを、裏面転写器14gのサイドプレー
ト251や紙分離AC除電器14hのサイドプレート3
51に蓄積させず、第2の像担持手段であるトナー像受
像体14aに排出させるものである。
【0067】図12にA−4サイズ2枚を1度にコピー
する場合のタイミングチャートを示す。
【0068】通常転写材帯電手段である紙帯電器150
への電圧の印加は記録紙Pの送られているときのみであ
るが、図11および図12に示すように、転写材帯電手
段である紙帯電器150を第2の像担持手段転写材帯電
手段として用い、連続コピー時の画像形成中でトナー像
受像体クリーニングブレード141がトナー像受像体1
4aに当接状態とされるとき、画像形成領域外で、トナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直
流電圧E31が印加される第2の像担持手段帯電手段と
しての紙帯電器150により、トナー像受像体14aの
表面を、サイドプレート251,351に付着したトナ
ーと逆極性のマイナス極性に帯電させ、裏面転写器14
gや紙分離AC除電器14hの下部を通過させる。
【0069】裏面転写器14gや紙分離AC除電器14
hのサイドプレート251,351に付着したプラス極
性の弱帯電トナーは、マイナス極性に帯電されたトナー
像受像体14a側に引き寄せられ、裏面転写器14gや
紙分離AC除電器14hの汚れを除去することができ、
トナーの蓄積が防止される。またトナー像受像体14a
上に移動したトナーはトナー像受像体クリーニングブレ
ード141を有するトナー像受像体クリーニング装置1
40によりクリーニングされるため、画像形成に影響を
与えず、裏面転写器14gや紙分離AC除電器14hへ
のトナーの蓄積が防止される。
【0070】また、図12に示すように、転写材帯電手
段である紙帯電器150を第2の像担持手段転写材帯電
手段として用い、前回転時或いは後回転時でトナー像受
像体クリーニングブレード141がトナー像受像体14
aに当接状態とされるとき、図9に示すトナーと同極性
(本実施形態においてはマイナス極性)の直流電圧E3
1が印加される第2の像担持手段帯電手段としての紙帯
電器150により、トナー像受像体14aをマイナス極
性に帯電させ、裏面転写器14gや紙分離AC除電器1
4hの汚れを除去し、トナーの蓄積を防止することもで
きる。
【0071】上記において、第2の像担持手段をマイナ
ス極性に帯電させる第2の像担持手段帯電手段として、
紙帯電器150を兼用して用いることが好ましいが、ト
ナー像受像体14aをマイナス極性に帯電させる第2の
像担持手段帯電手段を紙帯電器150と別に設けてもよ
く、別体に設けられる第2の像担持手段帯電手段により
トナー像受像体14aをマイナス極性に帯電させ、上記
裏面転写器14gや紙分離AC除電器14hやこれに加
えて転写材帯電手段である紙帯電器150に付着する逆
極性(プラス極性)トナーをトナー像受像体14a上に
排出させることも可能である。
【0072】
【発明の効果】請求項1ないし3によれば、転写材の表
面のトナー像よりの第2の転写手段へのトナーの付着が
防止される。
【0073】請求項4ないし6によれば、転写材の表面
のトナー像よりの転写材分離手段へのトナーの付着が防
止される。
【0074】請求項7または8によれば、第2の像担持
手段帯電手段の作用により、転写材の表面のトナー像よ
りの第2の転写手段や転写材分離手段へのトナーの蓄積
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる画像形成装置の一実施形態を
示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
【図2】図1の第1の像担持手段の側断面図である。
【図3】本発明にかかわる画像形成装置の両面のトナー
像形成状態を示す図である。
【図4】第2の転写手段、転写材分離手段及び転写材帯
電手段の構造を示す図である。
【図5】第2の転写手段への極性変換トナーの付着防止
の第1の例を示す図である。
【図6】第2の転写手段への極性変換トナーの付着防止
の第2の例を示す図である。
【図7】第2の転写手段への極性変換トナーの付着防止
の第3の例を示す図である。
【図8】転写材分離手段への極性変換トナーの付着防止
の第1の例を示す図である。
【図9】転写材分離手段への極性変換トナーの付着防止
の第2の例を示す図である。
【図10】転写材分離手段への極性変換トナーの付着防
止の第3の例を示す図である。
【図11】第2の転写手段或いは転写材分離手段への極
性変換トナーの蓄積防止の例を示す図である。
【図12】画像形成タイミングチャートで転写材帯電手
段の電圧印加タイミングを示す図である。
【図13】両面画像形成を示す図である。
【図14】両面画像形成における問題点を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 14a トナー像受像体 14c 転写器 14d 駆動ローラ 14e 従動ローラ 14g 裏面転写器 14h 紙分離AC除電器 17 定着装置 150 紙帯電器 151,251,351 サイドプレート 152,252,352 コロナ放電ワイヤ 255,355 制御グリッド P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
    れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
    と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記第2
    の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の転写
    手段と、 前記第2の像担持手段に担持されたトナー像を前記転写
    材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段と
    を有する画像形成装置において、 前記第2の転写手段は、前記第2の像担持手段に担持さ
    れたトナー像と反対極性の電圧が印加される放電電極
    と、前記第2の像担持手段に対向した側に開口部を有す
    るシールド部材とを有し、 該シールド部材に、前記放電電極に印加される電圧と同
    極性の電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
    れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
    と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記第2
    の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の転写
    手段と、 前記第2の像担持手段に担持されたトナー像を前記転写
    材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段と
    を有する画像形成装置において、 前記第2の転写手段は、前記第2の像担持手段に担持さ
    れたトナー像と反対極性の電圧が印加される放電電極
    と、前記第2の像担持手段に対向した側に開口部を有す
    るシールド部材と、前記第2の像担持手段に対向して設
    置される制御グリッドとを有し、 該制御グリッドに、前記放電電極に印加する電圧と同極
    性の電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
    れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
    と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記第2
    の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の転写
    手段と、 前記第2の像担持手段に担持されたトナー像を前記転写
    材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段と
    を有する画像形成装置において、 前記第2の転写手段は、前記第2の像担持手段に担持さ
    れたトナー像と反対極性の電圧が印加される放電電極
    と、前記第2の像担持手段に対向した側に開口部を有す
    るシールド部材とを有し、 該シールド部材をフローティングにすることを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
    れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
    と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記第2
    の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の転写
    手段と、 前記第2の像担持手段に担持されたトナー像を前記転写
    材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段と
    を有する画像形成装置において、 前記転写材と前記第2の像担持手段とが分離する位置の
    近傍に、放電電極とシールド部材とを有し、前記転写材
    を除電して前記第2の像担持手段から前記転写材を分離
    する転写材分離手段を設け、 前記シールド部材に、前記第2の転写手段に印加する電
    圧と同極性の電圧を印加することを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記転写材分離手段はさらに制御グリッ
    ドを有し、 該制御グリッドに、前記第2の転写手段に印加する電圧
    と同極性の電圧を印加することを特徴とする請求項4に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
    れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
    と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記第2
    の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の転写
    手段と、 前記第2の像担持手段に担持されたトナー像を前記転写
    材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段と
    を有する画像形成装置において、 前記転写材と前記第2の像担持手段とが分離する位置の
    近傍に、放電電極とシールド部材とを有し、前記転写材
    を除電して前記第2の像担持手段から前記転写材を分離
    する転写材分離手段を設け、 前記シールド部材をフローティングにすることを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が転写さ
    れ、転写された該トナー像を担持する第2の像担持手段
    と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像を前記第2
    の像担持手段および転写材の表面に転写する第1の転写
    手段と、 前記第2の像担持手段に担持されたトナー像を前記転写
    材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手段と
    を有する画像形成装置において、 前記第2の像担持手段を前記第2の転写手段による転写
    の極性と逆の極性に帯電する第2の像担持手段帯電手段
    を設け、 該第2の像担持手段帯電手段により帯電された前記第2
    の像担持手段の面を、前記第2の転写手段、および前記
    転写材を除電して前記第2の像担持手段から前記転写材
    を分離する転写材分離手段が設けられる場合、該転写材
    分離手段を通過させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写材の前記第2の像担持手段への
    供給部において前記転写材の帯電を行う転写材帯電手段
    を設けるとともに、 該転写材帯電手段を前記第2の像担持手段帯電手段とし
    て用いることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装
    置。
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JP2007199146A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Konica Minolta Business Technologies Inc カラー画像形成装置

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JP2007199146A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Konica Minolta Business Technologies Inc カラー画像形成装置
JP4696929B2 (ja) * 2006-01-24 2011-06-08 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 カラー画像形成装置

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