JP2002049212A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002049212A
JP2002049212A JP2000235659A JP2000235659A JP2002049212A JP 2002049212 A JP2002049212 A JP 2002049212A JP 2000235659 A JP2000235659 A JP 2000235659A JP 2000235659 A JP2000235659 A JP 2000235659A JP 2002049212 A JP2002049212 A JP 2002049212A
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toner
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JP2000235659A
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English (en)
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Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面画像形成装置において、転写材へトナー
像を転写する時に発生する画像への影響を減少させ、転
写抜けや画像乱れを極力防止し、良好な画像が安定して
得られる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 体積抵抗率の異なる二組の中間転写体上
のそれぞれに、重ね合わせのトナー像を形成し、転写材
の表面に一方の体積抵抗率のより低い中間転写体上のト
ナー像の一括転写を行い、続いて裏面に他方の中間転写
体上のトナー像の一括転写を行うことと、中間転写体な
いし転写材への転写前に、当該中間転写体上のトナー像
の電荷極性を揃え、かつ、トナー電位を低下することに
よって干渉を低減して、転写ムラや画像乱れ等を減少さ
せることを可能とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像形成手段
にて形成されたトナー像を中間転写体に重ね合わせてカ
ラー画像を形成し、当該カラー画像を転写材に転写させ
る両面画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体、帯電手段、画像書込み手段、
現像手段等よりなる複数組の像形成手段をベルトから成
る中間転写体に対向して配置するとともに、各像担持体
上に形成されたトナー像を前記中間転写体上に順次転写
して形成された第1のトナー像(裏面画像)と、続いて
前記各像担持体上に形成されたトナー像(表面画像)と
を、タイミングを合わせて供給された転写材への両面に
転写し、次いで、転写材を中間転写体から分離した後、
転写材上のトナー像を定着して両面カラー画像を形成す
る画像形成装置が特開平1−44457号公報や特開平
4−214576号公報等にて提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
両面画像形成装置では、転写材表面に各像担持体上のト
ナー像を順次重ねて転写する際に、湿度により電気抵抗
が影響されやすい転写材を通して各色の転写処理が繰り
返されるので画像乱れを発生しやすく、また、中間転写
体上に形成されている裏面のトナー像の電荷による影響
を受け、表面の画像に転写抜けが発生しやすいという問
題がある。
【0004】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、その目的は、簡単な構成により、転写材の両
面に安定した画像を形成することのできる画像形成装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記の構
成により達成することができる。
【0006】(1)複数の像担持体上に形成された各ト
ナー像をベルトから成る第1の中間転写体上に順次転写
して重ね合わせたトナー像を形成した後、該重ね合わせ
たトナー像をベルトから成る第2の中間転写体上に第1
のトナー像として転写し、続いて前記像担持体上に形成
され、順次、前記第1の中間転写体上に転写して重ね合
わせたトナー像を第2のトナー像とし、前記第1の中間
転写体と前記第2の中間転写体の位置移動に同期して搬
送される転写材の一方の面に第1のトナー像を転写せし
め、他方の面に第2のトナー像を転写せしめるように構
成したことを特徴とする画像形成装置。
【0007】(2)複数の像担持体上に形成されたトナ
ー像を、ベルトから成る第1の中間転写体上に、順次、
転写して重ね合わせた後、該重ね合わせたトナー像をベ
ルトから成る第2の中間転写体に第1のトナー像として
転写し、続いて前記像担持体上に形成され、順次、前記
第1の中間転写体上に転写して重ね合わされたトナー像
を第2のトナー像とし、転写材の表裏に各トナー像を転
写させるように構成した画像形成装置であって、前記第
1および第2の中間転写体が106〜1012Ω・cmの
体積抵抗率を有することを特徴とする画像形成装置。
【0008】(3)複数の像担持体上に形成されたトナ
ー像を、ベルトから成る第1の中間転写体上に、順次、
転写して重ね合わせた後、該重ね合わせたトナー像をベ
ルトから成る第2の中間転写体上に第1のトナー像とし
て転写し、続いて前記像担持体上に形成され、順次、前
記第1の中間転写体上に転写して重ね合わされたトナー
像を第2のトナー像とし、転写材の表裏に各トナー像を
形成させるように構成した画像形成装置であって、第1
の中間転写体上のトナー像あるいは第2の中間転写体上
のトナー像に対して帯電を施した後、転写材に転写を行
うように構成したことを特徴とする画像形成装置。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。なお、本欄の記載は請求項
の技術的範囲や用語の意義を限定するものではなく、ま
た、以下の、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定す
るものではない。
【0010】また、以下の実施の形態の説明において、
第2の中間転写体上から転写材に転写される画像を第1
のトナー像(裏面画像)、第1の中間転写体から転写材
に転写される画像を第2のトナー像(表面画像)とい
う。
【0011】図1は画像形成装置の全体構成を示す模式
図である。図において、10は像担持体(以下、感光体
ドラムという)、11はスコロトロン帯電器、12は画
像書込手段である露光光学系、13は現像器、14aは
ベルトから成る第1の中間転写体(以下、第1のベルト
という場合もある)、14cは感光体ドラム上のトナー
像を第1の中間転写体に転写する転写手段である転写
器、24aはベルトから成る第2の中間転写体(以下、
第2のベルトという場合もある)、24cは第1の中間
転写体上のトナー像を第2の中間転写体および転写材の
表面に転写する転写手段である1次転写ローラ、24g
は第2の中間転写体上のトナー像を転写材の裏面に転写
する転写手段である2次転写器、18は転写材帯電用の
紙帯電器、160は分離爪210と分離爪支持軸221
と拍車部材である拍車162とを有する搬送部、170
は第1定着ローラ17aと第2定着ローラ17bとを有
する定着装置、140は第1の中間転写体14aの表面
を清掃するためのクリーニング装置、141はクリーニ
ングブレード、240は第2の中間転写体24a表面を
清掃するためのクリーニング装置、241はクリーニン
グブレード、14kと24kは第1と第2の帯電器であ
る。
【0012】感光体ドラム10上にトナー像を形成する
像形成手段100は、感光体ドラム10、スコロトロン
帯電器11、露光光学系12及び現像器13、ドラムク
リーニング装置19等からなる。図においては(Y)系
列の構成についてのみ参照符号を付けており、他のマゼ
ンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)の各色毎の像
形成手段を構成する部材については機械的な構成が同じ
であるので参照符号は省略されている。各色の前記部材
の配置は第1の中間転写体の走行方向に対して、Y、
M、C、Kの順に連設されており、各感光体ドラムは第
1の中間転写体の縦方向に伸びる直線状の張設面に接触
し、接触点で第1の中間転写体の走行方向と同方向、同
線速度で回転する。
【0013】感光体ドラム10は、例えばアルミ材によ
って形成される円筒状の金属基体の外周に導電層、a−
Si層あるいは有機感光体(OPC)等の感光層を形成
したもので、導電層を接地した状態で、矢印で示す反時
計方向に回転される。
【0014】スコロトロン帯電器11は、それぞれ所定
の電位に保たれた制御グリットとコロナ放電電極による
トナーと同極性のコロナ放電で帯電作用(本実施の形態
においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム10に
対し一様な電位を与える。
【0015】露光光学系12は、感光体ドラム10の回
転方向にみて、前述したスコロトロン帯電器11よりも
下流側に位置するように前記感光体ドラム10の外周に
配置される。露光光学系12は、感光体ドラム10のド
ラム軸と平行に主走査方向に配列された、例えば、LE
D(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた露光素
子と、結像素子としての光集束光性伝送体(商品名:セ
ルフォックレンズアレイ)とで構成される露光用ユニッ
トである。露光光学系12としてはその他レーザ光学系
を用いることも可能である。露光光学系12は、例え
ば、別体に設けた画像読取装置によって読み取られ、メ
モリに記録された各色の画像データに従って感光体ドラ
ム10の感光層を像露光し、各色毎の静電潜像を形成す
る。
【0016】前記現像器13は、感光体ドラム10の回
転方向と最接近点において順方向に回転する円筒状の非
磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像ス
リーブ131を有し、内部に各色毎の、即ち、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒
(K)の一成分或いは二成分現像剤を収容している。
【0017】現像は現像スリーブ131に対する直流電
圧と交流電圧を重畳した現像バイアスの印加により、非
接触の反転現像で行う。
【0018】第1の中間転写体14a及び第2の中間転
写体24aは、体積抵抗率106〜1012Ω・cmの無
端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイ
ミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリ
フッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリン
グプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.1〜
1.0mmの半導電性フィルム基体の外側に、好ましく
はトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μmの
フッ素コーティングを行った、2層構成のシームレスベ
ルトである。ベルトの基体としては、この他に、シリコ
ンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ
0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用するこ
ともできる。
【0019】第1の中間転写体14aは、駆動ローラ1
4d、アースローラ14j、従動ローラ14e、ガイド
ローラ14f、テンションローラ14iに張架されてい
る。第1の中間転写体14aの駆動は不図示の駆動モー
タによる駆動ローラ14dの回転によって行われる。第
1の中間転写体14aの回転により従動ローラ14e、
ガイドローラ14f、テンションローラ14iが従動し
て回転される。
【0020】転写器14cにはトナーと反対極性(本実
施の形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加さ
れ、感光体ドラム10上のトナー像を第1の中間転写体
14a上に転写する。転写器14cとしてはコロナ放電
器の他に転写ローラを用いることもできる。
【0021】第1の中間転写体14a上に転写されたト
ナー像は、転写工程で逆極性のトナーが発生しているた
め、トナーと同極性のDC成分を重畳したAC成分を有
する第1の帯電器14kによって極性が揃えられ、1次
転写ローラ24cによって第2の中間転写体上24a上
に第1のトナー像として転写される。その後、第1の中
間転写体14aは、クリーニングブレード141によっ
て周面上に残った転写後のトナーがクリーニングされ、
次の画像形成サイクルに使用される。
【0022】第2の中間転写体24aは駆動ローラ24
d、アースローラ24j、1次転写ローラ24c、従動
ローラ24e、ガイドローラ24f、テンションローラ
24iに張架されている。
【0023】第2の中間転写体24aの駆動は第1の中
間転写体14aの駆動部(不図示)よりタイミングベル
トにより伝達される。なお、両転写体を構成するベルト
は、同一の周長を有する。
【0024】クリーニング装置240は従動ローラ24
eに対抗して設けられ、また、1次転写ローラ24cは
第1の中間転写体14aと第2の中間転写体24aとを
挟み、かつ、接地された導電性の従動ローラ14dに対
抗して設けられている。
【0025】第2の中間転写体24aが従動ローラ24
eに張架される位置に転写材Pが供給され、紙帯電器1
8によって帯電された転写材Pは第2の中間転写体上に
吸着され支持搬送される。
【0026】2次転写器24gは、コロナ放電器により
構成され、1次転写ローラ24cと駆動ローラ24dと
の間に設けられ、トナーと反対極性(本実施の形態にお
いてはプラス極性)の直流電圧が印加され、第2の中間
転写体24a上の第1のトナー像を転写材Pの裏面に転
写する。1次転写ローラ24cは、図2に示すように、
駆動ローラ14dと1次転写ローラの法線が垂直線に対
しα(3〜10度)の傾きで取り付けられ、第1の中間
転写体14aと第2の中間転写体24aとの接触幅を稼
ぎ転写の効率を上げている。また、アースローラ24j
も駆動ローラ24dの水平接線に対しβ(2〜10m
m)だけ浮かして取り付けられ、第2の中間転写体24
aとの接触幅を稼ぐと同時に、第2の中間転写体24a
と第1の中間転写体14aとの接触幅をも稼ぎ、転写効
率を上げている。図2は第2の中間転写体に接する1次
転写ローラおよびアースローラの接触状態を説明するた
めの図である。
【0027】紙帯電器18は、当接および当接解除可能
な帯電ブラシであり、第2の中間転写体24aを挟んで
接地された従動ローラ24eと対向して設けられ、トナ
ーと同極性(本実施の形態においてはマイナス極性)の
直流電圧が印加され、転写材Pを帯電して第2の中間転
写体24aに吸着させる。
【0028】搬送部160は、第2の中間転写体24a
の定着装置170側の端部の曲率部KTと定着装置17
0との間に設けられる。搬送部160は、定着装置17
0からの熱により、第2の中間転写体24aが変形した
り、第2の中間転写体24aに担持されるトナー像が融
着気味になって転写しにくくなったり、第2の中間転写
体24a上にトナーが固着したりすることを防止する。
【0029】分離爪210は前記曲率部KTに近接して
設けられ、分離AC除電器24hによって吸着力が弱め
られた転写材Pが第2の中間転写体24aより分離され
る際に、転写材Pの曲率分離を補助する。
【0030】拍車部材である拍車162は、周面に複数
の突起部162aを有し、回転支持軸165を中心とし
て回転自在に設けられる。拍車162は、転写材Pの裏
面側をガイドして転写材Pを搬送し、両面にトナー像を
有する転写材Pの裏面トナー像の乱れを防止するととも
に、転写材Pの定着装置170への進入方向を一定にし
ながら転写材Pを安定して定着装置17へと搬送する。
【0031】定着装置170は、内部にヒータを有する
第1定着ローラ17aと第2定着ローラ17bとの2本
のローラを主要素として構成され、両ローラの間のニッ
プ部Tで転写材Pを挟持搬送しながら熱と圧力とをくわ
えることにより、転写材P上のトナー像を溶融定着す
る。
【0032】第2の帯電器24kは、トナーと同極性の
DC成分を重畳したAC成分をもつ帯電器であり、接地
された導電性の駆動ローラ24dに対抗して設けられ、
第1の帯電器14kで帯電処理された第1のトナー像の
電荷を更に安定させるための再帯電に用いられたり、ま
た、除電作用により第1のトナー像の電荷を低減する役
目も有する。第2の中間転写材24aのクリーニング除
電用として併用することもできる。
【0033】クリーニング装置240は、第2の中間転
写体24aを挟んで従動ローラ24eに対向して設けら
れており、第2の中間転写体24aは、当接及び当接解
除可能なクリーニングブレード241によってクリーニ
ングされ、次のトナー像の転写を待機する。
【0034】本発明の機構的特徴として、図3に示すよ
うに、第1の中間転写体14aと第2の中間転写体24
aは互いに略直交方向に配置され、像形成手段100は
第1の中間転写体14aの直線状の張設面側に連設さ
れ、かつ、転写材Pの供給側に設けられており、4色の
像形成手段はベルトの走行方向(実体の形態において
は、上から下方向)に従ってY、M、C、Kの順に配置
されている。図3は第1の中間転写体の機外取り出し時
における状態を説明するための図である。
【0035】第1の中間転写体14aと第2の中間転写
体24aのベルトの体積抵抗率は106〜1012Ω・c
mの範囲に設定されるが、第2の中間転写体24aは第
1の中間転写体14aより高い体積抵抗率を有すること
が好ましく、実験では第1の中間転写体14aが106
〜1010Ω・cm(表面抵抗率:108〜1012Ω/
□)に対し第2の中間転写体24aは109〜1012Ω
・cm(表面抵抗率:101 1〜1014Ω/□)の範囲に
設定されると良好である結果が得られている。
【0036】また、両ベルトは同一周長であることが条
件で、かつ、前記第1の中間転写体14aは、例えば、
駆動ローラ14dを中心に図3の矢印Aのごとく、傾斜
折りたたみが可能であり、第2に中間転写体24aと一
体的に機外へ引き出すことが可能であり、ベルト交換等
の保守、点検が容易な構造になっている。
【0037】次に画像形成プロセスを説明する。画像記
録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動に
よりイエロー(Y)の像形成手段100中の感光体ドラ
ム10が矢印で示す反時計方向に回転され、同時にスコ
ロトロン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10
(本実施例はOPCドラム使用)に−800Vの負電位
の付与が開始される。
【0038】電位を付与された後の感光体ドラム10
は、露光光学系12によって第1の色信号すなわちYの
画像データに対応する電気信号による画像書込みが開始
され、結果、感光体ドラム10の表面にYの画像に対応
する静電潜像が形成される。
【0039】前記の潜像は現像器13により非接触の状
態で反転現像され、感光体ドラム10の回転に応じイエ
ロー(Y)のトナー像が形成される(トナーの帯電量は
−15〜−30μC/gのものが使用される。これはベ
タ現像部で−100〜−200Vに相当する)。
【0040】第1のトナー像となるYのトナー像は、転
写器14cによって、第1の中間転写体14a上に転写
される。
【0041】次いで、マゼンタ(M)の像形成手段10
0のスコロトロン帯電器11によって電位が付与され、
露光光学系12によってMの色信号すなわちMの画像デ
ータに対応する画像書込みが行われ、現像器13による
現像がなされて、感光体ドラム10上に形成されたMの
トナー像が、転写器14cによって、前記のYのトナー
像の上に重ね合わせて形成される。
【0042】同様のプロセスにより、シアン(C)の像
形成手段100により、感光体ドラム10上に形成され
た、Cの画像データに対応するトナー像が、転写器14
cによって、前記のY、M、のトナー像の上に重ね合わ
され、更に、黒色(K)の像形成手段100により感光
体ドラム10上に形成された、Kの画像データに対応す
るトナー像が、転写器14cによって、前記のY、M、
C、のトナー像の上にKのトナー像が重ね合わされ、第
1の中間転写体14a上に第1のカラートナー像が形成
される。このカラートナー像において、ベタ現像部に当
たる多重トナー層は−300〜−500Vの電位を有す
る。
【0043】前記第1の中間転写体14a上に転写され
たこのトナー像は、第1の帯電器14kの作用により、
極性が揃えられると同時に、一部のトナー電荷が除電さ
れる(多重トナー層で−300〜−500Vを−100
〜−300Vに除電される)。これにより、表面の多重
トナー層の電位の影響が低減されるので、転写材の裏面
に画像が存在する場合に発生することが多かった表面の
転写抜けを防止することができる。
【0044】次に、前記第1の中間転写体14a上の第
1のトナー像は1次転写ローラ24cによって第2の中
間転写体24a上に転写される(図4(A))。その
後、第1の中間転写体14aは、クリーニングブレード
141によって周面をクリーニングされ、次の画像形成
サイクルに使用される。図4は二組の中間転写体の画像
形成状態を示す図である。
【0045】第2の中間転写体24aへ転写された第1
のトナー像は、第2の帯電器24kにおいて再帯電さ
れ、トナー電荷が除電され、第2のトナー像を転写材に
転写する際に第1のトナー像の電荷へ影響を与えること
なく、第2のトナー像の転写抜けの発生も防止できる。
ただし、第1の帯電器14kで十分な電荷処理がされて
いれば第2の帯電器は省略することもできる。
【0046】次に、転写材収納手段である給紙カセット
180より、送り出された転写材Pは送り出しローラ1
8aによって送り出され、紙帯電器18でトナーと同極
性に帯電され、第2の中間転写体24aに吸着されて、
第1のトナー像に重畳した状態で搬送される(トナーと
同極性に転写材を帯電することにより、第2の中間転写
体24a上の第1のトナー像と引き合うことを防ぎ、ト
ナー像の乱れを防止している)。
【0047】さらに、第1の中間転写体14a上に新た
に形成された第2のトナー像は、第1の帯電器14kの
荷電処理を受け、電位が低下される。
【0048】次に、第1の中間転写体14a上の前記第
2のトナー像は1次転写ローラ24cより転写材Pの表
面に転写される(図4(B))。
【0049】前述の、第2の中間転写体24aの抵抗を
第1の中間転写体14aのものより高く設定するのは、
第1の中間転写体14aには、湿度環境によって電気抵
抗が大きく変動されやすい転写材P(紙)を介さず、第
1のトナー像は感光体ドラム10から第1に中間転写体
14a上に直接転写されるので電荷的に安定しているの
に対し、第2の中間転写体24a上には紙がトナー像と
重畳している時点で電荷が弱められて、トナーが不安定
な付着状態になるためトナーの付着力を高める理由から
である。いずれにしても、各転写工程で剥離放電を起こ
さず、安定した転写をするためには、高抵抗値のベルト
が必要となる。
【0050】表面にトナー像が転写された転写材Pは、
2次転写器24gへと搬送され、ここで第2の中間転写
体24a上の第1のトナー像は転写材Pの裏面に転写さ
れる(図4(C))。
【0051】両面にトナー像が形成された転写材Pは、
分離除電器24hによって第2の中間転写体との吸着力
が弱められ、曲率部KTと分離爪210とにより、第2
の中間転写体24aから分離された後、定着処理され
る。
【0052】転写後の第2の中間転写体24aは、クリ
ーニングブレード241によりクリーニングされる。こ
の際に、第2の帯電器24kは第2の中間転写体24a
のクリーニングのためのベルト除電器としても併用でき
る。
【0053】上記の方法を用いることにより、重ね合わ
されたトナー像を転写材Pの両面に一括して転写できる
ので、画像の色ずれやトナー散り、画像こすれ等が起こ
りにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像形成
がなされる。
【0054】
【発明の効果】複数の像担持体上に形成されたトナー像
を、ベルトから成る第1の中間転写体上に、順次、転写
して重ね合わせた後、該重ね合わせたトナー像をベルト
から成る第2の中間転写体に第1のトナー像として転写
し、続いて前記像担持体上に形成され、順次、前記第1
の中間転写体上に転写して重ね合わされたトナー像を第
2のトナー像とし、転写材の表裏に各トナー像を転写さ
せるように構成した画像形成装置であって、前記第1お
よび第2の中間転写体が106〜1012Ω・cmの体積
抵抗率を有し、第1のトナー像および第2のトナー像に
対して帯電、除電を施した後、転写材に転写を行うよう
に構成したことを特徴とする画像形成装置によって転写
材に対する転写処理の回数が少なくなり、また、転写材
へのトナー像転写時、表裏トナー像の電荷の干渉が減少
し、画像乱れや転写抜け等が防止でき良好な画像を安定
して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカラー画像形成装置の一実施形
態を示す画像形成装置の断面構成図である。
【図2】第2の中間転写体に接する1次転写ローラおよ
びアースローラの接触状態を示す図である。
【図3】本発明に係わる第1の中間転写体の機外取り出
し時における状態を説明するための図である。
【図4】本発明に係わる二組の中間転写体の画像形成状
態を示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 14a 第1の中間転写体 14c 転写器 14k 第1の帯電器 18 紙帯電器 24a 第2の中間転写体 24c 1次転写ローラ 24g 2次転写器 24k 第2の帯電器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体上に形成された各トナー
    像をベルトから成る第1の中間転写体上に順次転写して
    重ね合わせたトナー像を形成した後、該重ね合わせたト
    ナー像をベルトから成る第2の中間転写体上に第1のト
    ナー像として転写し、続いて前記像担持体上に形成さ
    れ、順次、前記第1の中間転写体上に転写して重ね合わ
    せたトナー像を第2のトナー像とし、前記第1の中間転
    写体と前記第2の中間転写体の位置移動に同期して搬送
    される転写材の一方の面に第1のトナー像を転写せし
    め、他方の面に第2のトナー像を転写せしめるように構
    成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の中間転写体は、前記第2の中
    間転写体に対し略直交方向に縦長に配置してあることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体は、前記第1の中間転写体
    の直線状の張設面に沿って連設してあり、かつ、転写材
    給送側に設けてあることを特徴とする請求項2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の中間転写体は傾斜可能であ
    り、かつ、前記第2中間転写体とともに、装置外部にユ
    ニットとして取り出し可能であることを特徴とする請求
    項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 複数の像担持体上に形成されたトナー像
    を、ベルトから成る第1の中間転写体上に、順次、転写
    して重ね合わせた後、該重ね合わせたトナー像をベルト
    から成る第2の中間転写体に第1のトナー像として転写
    し、続いて前記像担持体上に形成され、順次、前記第1
    の中間転写体上に転写して重ね合わされたトナー像を第
    2のトナー像とし、転写材の表裏に各トナー像を転写さ
    せるように構成した画像形成装置であって、前記第1お
    よび第2の中間転写体が106〜1012Ω・cmの体積
    抵抗率を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の中間転写体の体積抵抗率は前
    記第1の中間転写体の体積抵抗率よりも高いことを特徴
    とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の中間転写体の体積抵抗率は前
    記第1の中間転写体の体積抵抗率よりも5〜50倍高い
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 複数の像担持体上に形成されたトナー像
    を、ベルトから成る第1の中間転写体上に、順次、転写
    して重ね合わせた後、該重ね合わせたトナー像をベルト
    から成る第2の中間転写体上に第1のトナー像として転
    写し、続いて前記像担持体上に形成され、順次、前記第
    1の中間転写体上に転写して重ね合わされたトナー像を
    第2のトナー像とし、転写材の表裏に各トナー像を形成
    させるように構成した画像形成装置であって、第1の中
    間転写体上のトナー像あるいは第2の中間転写体上のト
    ナー像に対して帯電を施した後、転写材に転写を行うよ
    うに構成したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の中間転写体上あるいは前記第
    2の中間転写体上のトナー像の帯電は当該トナー像の電
    位を低下させる帯電であることを特徴とする請求項8に
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の中間転写体上あるいは前記
    第2の中間転写体上のトナー像の帯電はDC成分を重畳
    したAC成分をもつことを特徴とする請求項8または9
    に記載の画像形成装置。
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JP2009175548A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Ricoh Co Ltd 画像投射装置
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