JP2012078563A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012078563A
JP2012078563A JP2010223724A JP2010223724A JP2012078563A JP 2012078563 A JP2012078563 A JP 2012078563A JP 2010223724 A JP2010223724 A JP 2010223724A JP 2010223724 A JP2010223724 A JP 2010223724A JP 2012078563 A JP2012078563 A JP 2012078563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating
detection
fixing device
detected temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010223724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5310691B2 (ja
Inventor
Yutaka Otsuka
豊 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2010223724A priority Critical patent/JP5310691B2/ja
Priority to US13/247,516 priority patent/US8639144B2/en
Priority to CN201110305630.6A priority patent/CN102445889B/zh
Priority to EP11183483.4A priority patent/EP2437124B1/en
Publication of JP2012078563A publication Critical patent/JP2012078563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5310691B2 publication Critical patent/JP5310691B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】定着装置および画像形成装置において、加熱回転体の温度を正確に検出する。
【解決手段】定着装置30では、加熱ローラ51の温度検出のために、サーミスタ56とサーモパイル57が設けられている。サーミスタ56は、加熱ローラ51の上方に加熱ローラ51に対して非接触で設けられ、雰囲気温度を検出する。サーモパイル57は、加熱ローラ51の下方に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関し、特に、用紙上のトナー画像を定着させる加熱回転体の温度を非接触で検出する温度検出装置を備える定着装置および画像形成装置に関する。
従来から、定着装置に備えられる温度検出装置として、接触式と非接触式がある。
接触式の温度検出装置は、特に被検出部位が定着部材のような加熱回転体である場合、定着部材の表面が当該温度検出装置によって磨耗され、これによる画像ノイズが発生する。一方、非接触式は、接触することによる画像ノイズは発生しないが、温度検出精度が接触式よりも劣るという特徴がある。
非接触式の温度検出装置としては、たとえば赤外線センサや非接触サーミスタが用いられている。赤外線センサは、被検出部位からの赤外線を検出するため、応答性能が優れている。また、設置距離バラツキに対する温度安定性能が優れている。一方で、定着装置において処理される枚数が増えるごとに検出面に汚れが生じる。検出面が汚れると、当該汚れた部分において受けた赤外線量に基づいて温度が測定されることになるため、被検出部位の温度変化に対する応答性能が悪化したり、被検出部位の温度を正確に測定できないという面もある。
従来の定着装置において、非接触式と接触式の温度検出装置を備えたものに関する技術が種々開示されている。
たとえば、特許文献1(特開平5−149790号公報)および特許文献2(特開2006−47410号公報)では、上記加熱回転体の温度を、加熱回転体の停止時に、非接触式と接触式の双方の温度検出装置で検出してこれらの間の検出誤差を求めておき、当該誤差を用いて、加熱回転体の回転期間中の非接触式の温度検出装置の検出温度を補正する技術が開示されている。
また、定着装置における温度検出に関する技術として、特許文献3(特開2006−184071号公報)では、非接触式の温度検出装置の一例であるサーモパイルとともに、従来接触式として用いられていたサーミスタを非接触式の温度検出装置として用い、サーモパイルによる検出温度をサーミスタの検出温度で補正する技術が開示されている。
特開平5−149790号公報 特開2006−47410号公報 特開2006−184071号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示された発明では、加熱回転体の停止時と回転時とで、非接触式と接触式の温度検出装置の検出温度の関係が一定とは言えず、検出温度と実際の加熱回転体の温度との間で無視できないずれが生じる事態が想定される。また、特許文献3に開示された発明では、サーモパイルに汚れが生じてしまった場合には、加熱回転体の温度を正確に検出できない、という事態が想定される。
定着装置において、加熱回転体の温度を正確に検出できない場合、加熱回転体による定着強度を保証するため、制御温度を高めに設定する必要が生じる。これにより、定着装置における消費電力が上昇するという事態が生じる。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、定着装置および画像形成装置において、加熱回転体の温度をより正確に検出することである。
本発明に従った定着装置は、用紙上のトナー画像を加熱定着させる加熱回転体と、加熱回転体からの熱伝導による雰囲気温度を第1の検出温度として検出する第1の検出手段と、加熱回転体から放射される赤外線量を検出する第2の検出手段と、加熱回転体を加熱する加熱手段と、第1の検出手段の第1の検出温度、および、第2の検出手段の赤外線量に対応する第2の検出温度に基づいて加熱手段の加熱制御を行なう制御手段とを備え、第1の検出手段は、加熱回転体より上方の位置で温度検出を行ない、第2の検出手段は、加熱回転体より下方の位置で温度検出を行なう。
また、本発明の定着装置は、第1の検出温度を補正するための値であって、第1の検出温度と第2の検出温度の関係を示す値を記憶する記憶手段をさらに備え、記憶手段に記憶される値は、加熱回転体の停止時である第1の状態での関係を示す第1の値と、加熱回転体が用紙上のトナー像の加熱定着を行なわずに回転している状態である第2の状態での関係を示す第2の値と、加熱回転体が用紙上のトナー像の加熱定着を行ないながら回転している状態である第3の状態での関係を示す第3の値とを含み、制御手段は、第1の状態では、第2の検出温度と第1の値により第1の検出温度を補正し、第2の状態では、第2の検出温度と第2の値により第1の検出温度を補正し、第3の状態では、第2の検出温度と第3の値により第1の検出温度を補正することが好ましい。
また、本発明の定着装置では、制御手段は、第1の検出温度に基づいて第2の検出温度を補正することが好ましい。
また、本発明の定着装置は、加圧ローラと、加熱回転体に張架され、加圧ローラと互いに圧接して定着ニップ部を形成する定着ベルトとをさらに備え、制御手段は、定着ニップ部への単位時間あたりで送り込まれる用紙の枚数である単位通紙枚数を制御可能であり、第1の検出手段と第2の検出手段は、加熱回転体の回転方向について異なる位置で温度を検出し、制御手段は、第1の検出温度と第2の検出温度の中の定着ニップ部の上流側の検出温度が、下流側の検出温度よりも高い場合には、単位通紙枚数を上昇させ、下流側の検出温度よりも低い場合には、単位通紙枚数を低下させることが好ましい。
また、本発明の定着装置は、加圧ローラと、加熱回転体に張架され、加圧ローラと互いに圧接して定着ニップ部を形成する定着ベルトとをさらに備え、第1の検出手段と第2の検出手段は、加熱回転体の回転方向について異なる位置で温度を検出し、制御手段は、第1の検出温度と第2の検出温度の中の定着ニップ部の上流側の検出温度が、下流側の検出温度よりも高い場合には、加熱回転体の加熱目標温度を低下させ、下流側の検出温度よりも低い場合には、加熱回転体の加熱目標温度を上昇させることが好ましい。
また、本発明の定着装置は、加圧ローラと、加熱回転体に張架され、加圧ローラと互いに圧接して定着ニップ部を形成する定着ベルトとをさらに備え、第1の検出手段と第2の検出手段は、加熱回転体の回転方向について異なる位置で温度を検出し、加熱回転体は、回転方向が変化可能であり、制御手段は、第1の検出温度と第2の検出温度の中の、その時点での加熱回転体の回転方向についての定着ニップ部の下流側の検出温度に基づいて、加熱手段の加熱制御を行なうことが好ましい。
また、本発明の定着装置は、加圧ローラと、加熱回転体に張架され、加圧ローラと互いに圧接して定着ニップ部を形成する定着ベルトとをさらに備え、第2の検出手段は、第1の検出手段よりも定着ニップ部の上流側で温度を検出し、第2の検出温度は、第1の検出温度を用いて補正され、制御手段は、補正後の第2の検出温度に基づいて、加熱手段の加熱制御を行なうことが好ましい。
また、本発明の定着装置は、加熱回転体を収容する筐体と、筐体の内部の湿度を検出する湿度検出部とをさらに備え、制御手段は、湿度検出部が検出する湿度が所定の値以上である場合には、第1の検出温度に基づいて、加熱手段の加熱制御を行なうことが好ましい。
また、本発明の定着装置は、第2の検出手段が使用されてからの時間を計測する計測手段をさらに備え、制御手段は、計測手段が計測する時間が所定の時間を越えた場合には、第1の検出温度に基づいて、加熱手段の加熱制御を行なうことが好ましい。
また、本発明の定着装置では、第1の検出手段は、非接触型のサーミスタであり、第2の検出手段は、サーモパイルであることが好ましい。
本発明に従った画像形成装置は、用紙にトナー像を形成する画像形成部と、上記した定着装置のいずれかとを備える。
加熱回転体は、トナーの加熱定着のために加熱される。これにより、当該加熱回転体の近傍には、熱対流による気流が生じる。そして、上記構成によれば、加熱回転体の温度を検出する2種類の検出手段が設けられる。熱伝導による雰囲気温度を検出する第1の検出手段が加熱回転体の上方の位置で温度検出することにより、上記熱対流による上昇気流を確実に捉え、より正確に加熱回転体の温度を検出できる。また、加熱回転体から放射される赤外線量を検出する第2の検出手段が加熱回転体の下方の位置で温度検出することにより、上記熱対流による上昇気流を避け、これにより、加熱回転体に付着したトナー等により汚れることを極力回避できる。したがって、第2検出手段の検出面の汚れにより温度検出の精度が低下する事態を、より確実に回避できる。
本発明の定着装置および画像形成装置の一実施の形態である、プリンタの内部構成を模式的に示す図である。 図1のプリンタのハードウェア構成を示す図である。 図1の定着装置の概略構成を模式的に示す図である。 図3の制御モジュールの詳細な構成を示す図である。 図3のサーミスタの構成を示す図である。 図3のサーモパイルの構成を示す図である。 図1のプリンタにおけるサーミスタおよびサーモパイルの配置の特徴を説明するための図である。 図1の定着装置の変形例の構成を示す図である。
[1.プリンタの全体構成]
図1は、本発明の定着装置および画像形成装置の一実施の形態である、タンデム方式のデジタルカラープリンタ(以下、プリンタという)100の内部構成を模式的に示す図である。
図1を参照して、プリンタ100では、ブラック(Bk),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)のトナー像を形成する各色の画像形成ユニット1が設けられている。また、プリンタ100では、矢印A1で示す方向に循環する中間転写ベルト11に沿って、上流からBk→Y→M→Cの順に、画像形成ユニット1が配置されている。
画像形成ユニット1の感光体ドラム2上に現像されたトナー像は、中間転写ベルト11との接触位置で、後述の一次転写手段12によって、中間転写ベルト11上に転写される。
中間転写ベルト11上に転写されたトナー画像は、各画像形成ユニット1のそれぞれを通過するごとに、各色が、その上に重ねられて、最終的にフルカラーのトナー画像が中間転写ベルト11上に形成される。
その後、さらに下流において、いわゆる二次転写手段13によって、紙などの記録シート14に、当該トナー画像が一括して転写される。
そして、記録シート14は、図示しない搬送ローラの回転によりプリンタ100内の上方に配置された定着装置30に送られる。記録シート14が当該定着装置30を通過することにより、トナー画像が記録シート14に定着する。定着装置30を通過した記録シート14は、排紙トレー16上に排紙される。
記録シート14は、プリンタ100内の最下部に配置された、記録シートカセット17に収められている。そこから、記録シート14は、1枚ずつ、二次転写手段13にまで搬送される。
二次転写後に、中間転写ベルト11上に残留したトナーは、クリーニングブレード15によって、中間転写ベルト11上から除去され、図示しない搬送スクリューで搬送され、図示しない廃トナー容器に回収される。
制御装置18は、後述するCPU501を含み、プリンタ100全体を制御する。
制御装置18から、露光制御装置19に、形成する画像に応じた信号が送信される。
露光制御装置19は、各色の形成画像に応じて、露光手段9のそれぞれを駆動する。
画像形成ユニット1は、感光体ドラム2を一様に帯電させるための帯電手段3、帯電した感光体ドラム2に、形成する画像に応じて露光するための露光手段9、露光によって形成された静電潜像を各色のトナーで現像するための現像手段4が設けられている。
感光体ドラム2上に現像されたトナー像は、一次転写手段12によって、中間転写ベルト11に一次転写される。
一次転写後、感光体ドラム2に残留したトナーは、感光体ドラム2の回転方向について、一次転写手段12よりも下流側に配置されたクリーニング手段5によって除去され、クリーニング手段5の下側から回収される。
[2.プリンタのハードウェア構成]
図2は、図1のプリンタ100のハードウェア構成を示す図である。
図2を参照して、プリンタ100は、当該プリンタ100全体の制御を行なうCPU501と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)503と、プログラムや定数などを記憶するROM(Read Only Memory)505と、画像データなどを記憶するための記憶部507と、プリンタ100に対して着脱可能な記録媒体(メモリカード等)に対するデータの読込みおよび書込みのためのメディアドライバ509と、ユーザからの操作を受付ける操作パネル511と、記録シート(記録用紙)に対して画像データのプリントを行なう印刷部513と、定着装置30に備えられるヒータの駆動を制御するヒータ制御部520と、ネットワークを介して他の機器と通信するための通信部530とを備えている。
操作パネル511は、ユーザに対してプリンタ100の状態やコマンドの選択肢を表示するための表示画面511Aと、入力キー511Bとを備えている。
印刷部513は、定着装置30へ記録シート14を搬送するための搬送ローラを回転する搬送モータ513Bおよび当該搬送モータ513Bの回転を制御する搬送モータ制御部513Aを含む。
[3.プリンタの主要部のブロック構成]
図3には、定着装置30の概略構成が模式的に示されている。
図3を参照して、定着装置30では、定着ベルト53と加圧ローラ54とによって、下方から送られてきた記録シート14を挟持する。そして、両ローラが回転することにより、記録シート14は、上方に送られる。定着装置30では、定着ベルト53と加圧ローラ54の当接部分により、記録シート14を挟持するニップ部が構成されている。
定着装置30には、定着ベルト53を内側から懸架する加熱ローラ51と加圧ローラ52が設けられている。加熱ローラ51は、ヒータ55を収容している。矢印R1は、定着ベルト53の回転方向を示し、矢印R2は、加圧ローラ54の回転方向を示す。
図3に戻って、定着装置30では、トナー画像Tを形成された用紙Sは、トナー画像Tが形成された面を定着ベルト53側に位置させるように、上記したニップ部へと搬送される。
加圧ローラ54は、ヒータ54Aを収容している。
加熱ローラ51の上方であって、定着ベルト53の外側には、定着ベルト53の表面温度を検出するサーミスタ56が、配置されている。サーミスタ56は、非接触で、定着ベルト53の表面温度を検出する。なお、定着ベルト53の表面温度は、加熱回転体の一例である加熱ローラ51からの、熱伝導による雰囲気温度に相当する。
また、加熱ローラ51の下方であって、定着ベルト53の外側には、サーモパイル57が配置されている。サーモパイル57は、定着ベルト53の表面から放出される赤外線量を検出することにより、定着ベルト53の表面温度を検出する。つまり、サーモパイル57は、加熱回転体の一例である加熱ローラ51から放射される赤外線量を検出する。
また、加圧ローラ54の上方には、当該加圧ローラ54に接触しないように、加圧ローラ54の表面温度を検出するサーミスタ59が配置されている。
また、加熱ローラ51の近傍であってサーモパイル57の近傍には、加熱ローラ51等の定着装置30の構成要素を収容する筐体の内部の湿度を検出する湿度センサ60が配置されている。
図3には、さらに、定着装置30内の温度制御に関する、ヒータ制御部520のブロック構成が示されている。ヒータ制御部520は、検出回路110と、制御モジュール120と、ヒータ駆動回路140を含む。制御モジュール120は、記憶装置の一例であるメモリ130を含む。検出回路101には、サーモパイル57、サーミスタ56,59および湿度センサ60の検出出力が入力される。
検出回路110は、制御モジュール120に、サーモパイル57およびサーミスタ56,59によって検出された温度の信号を送信する。
制御モジュール120は、たとえば、CPU501が、適宜、記憶部507等に記録されたプログラムを実行することにより、実現される。メモリ130は、CPU501が実行するプログラムや当該プログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。制御モジュール120の詳細な構成は、図4を参照して後述する。
ヒータ駆動回路140は、ヒータ55,54Aに駆動電力を供給する。制御モジュール120は、ヒータ駆動回路140によるこれらのヒータの駆動態様を制御する。なお、これらの駆動制御は、基本的には、予め定められた設定温度に基づく比例制御やPID(Proportional Integral Differential)制御などの周知の態様で制御される。具体的には、当該制御に基づき、一定の時間間隔ごとの、各ヒータに通電される時間の割合(デューティ)が制御される。
図4は、制御モジュール120の詳細な構成を示す図である。
制御モジュール120は、サーミスタ56の検出温度および/またはサーモパイル57の検出温度に対する補正値を生成する補正値生成部121と、これらの検出温度を補正する検出温度補正部122と、上記した設定温度を生成する設定温度生成部123と、計時部124と、ヒータ駆動回路140および搬送モータ制御部513A(図2参照)に対する制御情報を生成する制御情報生成部125とを含む。
メモリ130は、CPU501が実行するプログラムを記憶するプログラム記憶部131と、サーミスタ56,59の検出温度を記憶するサーミスタ検出温度記憶部132と、サーモパイル57の検出温度を記憶するサーモパイル検出温度記憶部133と、サーモパイル57の検出温度に対する補正値を記憶するサーモパイル補正値記憶部134と、サーミスタ56の検出温度に対する補正値を記憶する回転時補正値記憶部135,待機時補正値記憶部136,通紙時補正値記憶部137とを含む。後述するように、サーミスタ56の検出温度に対する補正値は、定着ベルト53(加熱ローラ51)の回転時と待機時と通紙時においてそれぞれ生成される。回転時の補正値は回転時補正値記憶部135に、待機時の補正値は待機時補正値記憶部136に、そして、通紙時の補正値は通紙時補正値記憶部137に、それぞれ記憶される。
[4.定着装置の具体例]
定着装置30の具体的構成の一例を示す。
加熱ローラ51は、外径25mmであり、径0.6mmのアルミ中空芯金にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の15μmのコーティングが付されて構成され、ニップ部の長手方向におよそ330mmを寸法を有する。
加圧ローラ52は、外径30mmであり、径22mmの鉄中実芯金に4mmのゴム層と2mmのスポンジ層を順に形成されて構成される。
定着ベルト53は、外径60mmであり、ニッケル基材45μmに200μmのゴム層と30μmのPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)層を形成されている。
加圧ローラ54は、外径35mmであり、鉄中空芯金2.5mmに2.5mmのゴム層と30μmのPFA層を順に形成されている。
ヒータ55は、999Wのハロゲンランプヒータであり、発光長290mmを有する。
サーミスタ56は、定着ベルト53の表面に対して、そのニップ部長手方向の中央位置に、2mm離間して(非接触で)、配置されている。
サーミスタ59は、加圧ローラ54のニップ部長手方向の中央位置から同長手方向に40mmの位置に、かつ、当該加圧ローラ54の表面から2mm離間した位置に、非接触で配置されている。
[5.サーミスタの構成]
図5は、サーミスタ56の構成を示す図である。
サーミスタ56は、抵抗体561を含む。抵抗体561は、ケース560にその外郭を覆われている。
抵抗体561は、コネクタ562A,562Bに接続されている。コネクタ562Aには、検出回路110から、電流計563において一定の電流値が検出されるようにするための電圧が供給される。電流計563は、コネクタ562A、抵抗体561、コネクタ562Bを含む回路に流れる電流を検出する。抵抗体561の抵抗値は、サーミスタ56の雰囲気温度によって変化する。したがって、検出回路110からコネクタ562Aに供給される電圧値は、サーミスタ56の雰囲気温度に応じて変化する。検出回路110は、コネクタ562Aに供給される電圧値に基づいて、抵抗体561の抵抗値を算出し、当該抵抗値に基づいて、サーミスタ56の雰囲気温度を算出する。
[6.サーモパイルの構成]
図6は、サーモパイル57の構成を示す図である。
サーモパイル57は、その外郭を筺体570に覆われている。筺体570には、受光素子573A,573Bが収容されている。また、筺体570は、その表面にレンズ571を備えている。受光素子573A,573Bは、レンズ571を介して筺体570内に進入する赤外線(図中、波線状の矢印)を受光し、受光量に応じた電圧を演算回路574に出力する。演算回路574は、入力された電圧値に基づいて、サーモパイル57の検出温度を決定する。演算回路574は、検出回路110に含まれる。
[7.サーミスタとサーモパイルの配置]
プリンタ100では、サーミスタ56は、加熱ローラ51より上方に設けられ、サーモパイル57は、加熱ローラ51より下方に設けられている。このような配置は、たとえば加熱ローラ51近傍の気流に基づいて決定されている。図7には、加熱ローラ51近傍において想定される気流CFが模式的に示されている。
加熱ローラ51は、記録シート14上のトナー画像の定着のために180℃程度まで加熱される。これにより、加熱ローラ51近傍には、図7に示されるように上昇気流が発生すると考えられる。
そして、プリンタ100では、加熱ローラ51からの上昇気流が流れ込む加熱ローラ51の上方には、雰囲気温度を検出するサーミスタ56が配置されている。これにより、加熱ローラ51の温度を正確に検出できる。
また、プリンタ100では、サーモパイル57は、加熱ローラ51の下方に配置される。これにより、加熱ローラ51の外側にある定着ベルト53に付着したトナーが、気流によりレンズ571に付着して、サーモパイル57の温度検出の精度を低下させる事態を回避させることができる。
また、サーモパイル57では、結露によりレンズ571に水滴が付着すると、当該水滴において光の散乱等が起こることにより、受光素子573A,573Bにおいて、加熱ローラ51近傍の雰囲気温度に応じた量の赤外線を受信できなくなることになる。そして、プリンタ100では、サーモパイル57が配置される場所は、上記した気流により結露が生じ難い場所となっている。これにより、レンズ571上に結露が生じることを極力回避できる。
[8.定着装置の動作]
(1) 一般的動作
プリンタ100では、当該プリンタ100の電源オンから、定着ベルト53と加圧ローラ54の表面をプリント可能温度にする動作が開始される。本明細書では、当該動作を、ウォームアップと呼び、当該動作に要する時間を、ウォームアップタイムと呼ぶ。プリンタ100において、電源を入れなおされたときや、ジャム処理からの復帰時、カバークローズ時、スリープモードからの復帰時等には、当該ウォームアップ動作が入る。
ウォームアップ動作では、プリント可能温度迄温度を上昇させるために、ヒータ55を点灯させる。そして、図示しない駆動ギヤに駆動力を伝達することにより、加圧ローラ54を回転させ、定着ベルト53、加圧ローラ52と加熱ローラ51を従動回転させる。これにより、加熱ローラ51と加圧ローラ54の熱を定着ベルト53と加圧ローラ54の表面に伝える。このときの、定着装置30における定着ベルト53の線速度は、例えば90mm/sである。
ヒータ55,54Aの点灯と加圧ローラ54の回転により、定着ベルト53と加圧ローラ54の表面をプリント可能温度に上昇させる。サーミスタ56により検出された温度に補正をかけたサーミスタ補正後温度、および、サーモパイル57により検出された温度に補正をかけたサーモパイル補正後温度の双方の温度が、所定のプリント可能な温度になれば、プリント可能であることを示すレディがたてられる。例えば、サーミスタ補正後温度とサーモパイル補正後温度の双方が185℃で、レディがたてられる。なお、サーミスタ補正後温度とサーモパイル補正後温度のいずれか一方が上記温度になったことを条件としてレディがたてられても構わない。
プリンタ100は、印字信号が発生しなければ印字待機状態になり、印字信号があれば印字動作を開始する。印字信号とは、操作パネル511に対する操作等に基づき発生する信号であり、記録シート14に対する画像形成を指示する信号である。待機状態では、通常、加圧ローラ54の回転は停止され、サーミスタ補正後温度とサーモパイル補正後温度のいずれかもまたは双方が或る設定温度になるように、ヒータ55,54Aの駆動が制御される。設定温度は例えば185℃とされる。
印字信号が発生すると、加圧ローラ54が回転を開始する。つまり、プリンタ100において記録シート14に対する画像形成が開始される場合、画像形成の開始から定着装置30に記録シーと14が進入するまでに加圧ローラ54が回転することにより、加熱ローラ51と加圧ローラ54の熱を定着ベルト53と加圧ローラ54の表面に伝導させて、ニップ部の温度を上昇させることになる。
記録シート14として普通紙が採用される際、画像形成時には、定着ベルト53の線速度は例えば90mm/sである。設定温度は例えば、185℃とされる。温度制御は、サーミスタ補正後温度とサーモパイル補正後温度のいずれかまたは双方に基づいて、ヒータ55,54Aのオンオフが制御される。
(2) サーモパイルの検出温度の補正
サーモパイル57の検出温度に補正値を用いて処理することにより得られる温度を、サーモパイル補正後温度とする。補正値は、結露や汚れのない新品状態で予め設定しておく。予め設定する補正値は、サーモパイル57の内部にASIC(Application Specific Integrated Circuit)として保持しても構わない。また、補正値は、プリンタ100が始めて電源を投入された時のサーモパイル57とサーミスタ56の検出温度の差や比とすることができる。
つまり、たとえば次の式(1)のように求められる比を、補正値とすることができる。
補正値=サーミスタ検出温度/サーモパイル検出温度 …(1)
取得された補正値は、サーモパイル補正値記憶部134に記憶される。
(3) サーミスタの検出温度の補正
サーミスタ56の検出温度に対する補正値は、定着装置30における複数の動作状態のそれぞれについて求められる。具体的には、ウォームアップ動作等の、ニップ部に用紙を通過させずに加熱ローラ51等を回転させる状態(以下、「回転時」)、加熱ローラ51等の回転を停止させた状態(以下、「待機時」)、そして、画像形成時、つまり、ニップ部に記録シート14が挿入される状態(以下、「通紙時」)が挙げられる。
プリンタ100では、ウォームアップ動作において、これらの各状態でのサーミスタ56の検出温度とサーモパイル57の検出温度を用いて、サーミスタ56の検出温度に対する補正値が算出される。
具体的には、回転時のサーミスタ56の検出温度とサーモパイル57の検出温度が取得され、これらの検出温度に用い、次の式(2)に従って補正値が算出される。このように得られた補正値を、以下「補正値(B)」という。
補正値(B)=サーモパイル補正後温度÷サーミスタ検出温度 …(2)
ここで、サーモパイル補正後温度とは、サーモパイル57の検出温度が、式(1)を参照して説明した補正値によって補正された温度である。
補正値(B)は、回転時補正値記憶部135に記憶される。
また、待機時のサーミスタ56の検出温度とサーモパイル57の検出温度が取得され、これらの検出温度に用い、次の式(3)に従って補正値が算出される。このように得られた補正値を、以下「補正値(A)」という。
補正値(A)=サーモパイル補正後温度÷サーミスタ検出温度 …(3)
補正値(A)は、待機時補正値記憶部136に記憶される。
また、通紙時のサーミスタ56の検出温度とサーモパイル57の検出温度が取得され、これらの検出温度に用い、次の式(4)に従って補正値が算出される。このように得られた補正値を、以下「補正値(C)」という。
補正値(C)=サーモパイル補正後温度÷サーミスタ検出温度 …(4)
補正値(C)は、通紙時補正値記憶部137に記憶される。
プリンタ100では、ヒータ55の温度制御は、サーモパイル57の検出温度、または、サーモパイル補正後温度に基づいて実行されるが、サーミスタ56の検出温度、または、サーミスタ56の検出温度と補正値(A)〜補正値(C)のいずれかとの積(サーミスタ補正後温度)に基づいて、実行されても良い。
特に、待機時や、定着ベルト53を逆回転させる時(図3の矢印R1と逆方向に回転させる時)には、サーミスタ56の検出温度またはサーミスタ補正後温度に基づいて制御されることが好ましい。待機時には、サーミスタ56が、定着ベルト53が加熱ローラ51と接触する部分の温度を検出できるためである。また、逆回転時には、サーミスタ56は、サーモパイル57よりも、ニップ部の下流側で温度検出ができ、ニップ部の温度をより適切に制御できるからである。なお、逆回転時には、サーミスタ56の検出温度と補正値(B)の積が、ヒータ55の温度制御に利用されることが好ましい。
また、定着装置30の内部の高湿時(湿度センサ60が検出する湿度が特定の値以上の場合)には、サーモパイル57の検出温度の代わりに、サーミスタ56の検出温度またはサーミスタ補正後温度に基づいて、ヒータ55の温度が制御されることが好ましい。レンズ571上での結露等によってサーモパイル57の温度検出の精度が低下するおそれがあるからである。
また、定着装置30の耐久期間の末期、つまり、定着装置30が画像形成に利用された時間が所定の時間を越えたとき、または、画像形成を行なった枚数が所定の枚数を超えたときにも、サーモパイル57の検出温度の代わりに、サーミスタ56の検出温度またはサーミスタ補正後温度に基づいて、ヒータ55の温度が制御されることが好ましい。レンズ571が汚れていることが懸念され、当該汚れによってサーモパイル57の温度検出の精度が低下するおそれがあるからである。
[9.変形例等]
以上説明した本実施の形態では、プリンタ100に定着装置30が設けられ、そして、定着装置30には、加熱ローラ51の温度検出のために、サーミスタ56とサーモパイル57が設けられている。サーミスタ56は、加熱ローラ51の上方に加熱ローラ51に対して非接触で設けられ、雰囲気温度を検出する。サーモパイル57は、加熱ローラ51の下方に配置される。
なお、定着装置30における各種の条件や設定は、本実施の形態に挙げられたものに限定されない。サーミスタ56は、熱電対であっても良い。また、加熱ローラ51の熱源はヒータに限らない。抵抗発熱体や誘導加熱装置を用いても良い。また、図8に示されるように、定着ベルトを用いることなく、加熱ローラ51と加圧ローラ54によってニップ部が形成され、トナー画像の定着がなされても良い。
また、画像形成装置は、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機など、どれでもかまわない。
また、画像形成装置の定着装置の加熱ローラの例を挙げたが、温度検出に関する被検出体は、これに限らず、本発明は、画像形成装置以外の装置における非検出体の温度検出に適用されてもよい。
本実施の形態の定着装置30によれば、サーミスタ56の検出温度に対する補正量を、定着装置30の状態に応じて設定することができる。これにより、サーミスタ56の設置距離のバラツキやセンサの応答性能のバラツキに応じて、検出温度を補正できる。これにより、1種類の補正量を予め設定する場合よりも、サーミスタ56の検出温度に基づくニップ部の温調の精度を向上させることができる。これにより、定着装置30におけるヒータ55の設定温度の低温化が図れ、定着装置30およびプリンタ100における消費電力の低減を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
30 定着装置、51 加熱ローラ、55 ヒータ、56 サーミスタ、57 サーモパイル、60 湿度センサ、100 プリンタ、120 制御モジュール、121 補正値生成部、122 検出温度補正部、123 設定温度生成部、124 計時部、125 制御情報生成部、130 メモリ、131 プログラム記憶部、132 サーミスタ検出温度記憶部、133 サーモパイル検出温度記憶部、134 サーモパイル補正値記憶部、135 回転時補正値記憶部、136 待機時補正値記憶部、137 通紙時補正値記憶部、140 ヒータ駆動回路。

Claims (11)

  1. 用紙上のトナー画像を加熱定着させる加熱回転体と、
    前記加熱回転体からの熱伝導による雰囲気温度を第1の検出温度として検出する第1の検出手段と、
    前記加熱回転体から放射される赤外線量を検出する第2の検出手段と、
    前記加熱回転体を加熱する加熱手段と、
    前記第1の検出手段の前記第1の検出温度、および、前記第2の検出手段の赤外線量に対応する第2の検出温度に基づいて前記加熱手段の加熱制御を行なう制御手段とを備え、
    前記第1の検出手段は、前記加熱回転体より上方の位置で温度検出を行ない、
    前記第2の検出手段は、前記加熱回転体より下方の位置で温度検出を行なう、定着装置。
  2. 前記第1の検出温度を補正するための値であって、前記第1の検出温度と前記第2の検出温度の関係を示す値を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記記憶手段に記憶される値は、
    前記加熱回転体の停止時である第1の状態での関係を示す第1の値と、
    前記加熱回転体が用紙上のトナー像の加熱定着を行なわずに回転している状態である第2の状態での関係を示す第2の値と、
    前記加熱回転体が用紙上のトナー像の加熱定着を行ないながら回転している状態である第3の状態での関係を示す第3の値とを含み、
    前記制御手段は、
    前記第1の状態では、前記第2の検出温度と前記第1の値により前記第1の検出温度を補正し、
    前記第2の状態では、前記第2の検出温度と前記第2の値により前記第1の検出温度を補正し、
    前記第3の状態では、前記第2の検出温度と前記第3の値により前記第1の検出温度を補正する、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の検出温度に基づいて前記第2の検出温度を補正する、請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 加圧ローラと、前記加熱回転体に張架され、前記加圧ローラと互いに圧接して定着ニップ部を形成する定着ベルトとをさらに備え、
    前記制御手段は、前記定着ニップ部への単位時間あたりで送り込まれる用紙の枚数である単位通紙枚数を制御可能であり、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段は、前記加熱回転体の回転方向について異なる位置で温度を検出し、
    前記制御手段は、前記第1の検出温度と前記第2の検出温度の中の前記定着ニップ部の上流側の検出温度が、
    下流側の検出温度よりも高い場合には、前記単位通紙枚数を上昇させ、
    下流側の検出温度よりも低い場合には、前記単位通紙枚数を低下させる、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 加圧ローラと、前記加熱回転体に張架され、前記加圧ローラと互いに圧接して定着ニップ部を形成する定着ベルトとをさらに備え、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段は、前記加熱回転体の回転方向について異なる位置で温度を検出し、
    前記制御手段は、前記第1の検出温度と前記第2の検出温度の中の前記定着ニップ部の上流側の検出温度が、
    下流側の検出温度よりも高い場合には、前記加熱回転体の加熱目標温度を低下させ、
    下流側の検出温度よりも低い場合には、前記加熱回転体の加熱目標温度を上昇させる、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  6. 加圧ローラと、前記加熱回転体に張架され、前記加圧ローラと互いに圧接して定着ニップ部を形成する定着ベルトとをさらに備え、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段は、前記加熱回転体の回転方向について異なる位置で温度を検出し、
    前記加熱回転体は、回転方向が変化可能であり、
    前記制御手段は、前記第1の検出温度と前記第2の検出温度の中の、その時点での前記加熱回転体の回転方向についての前記定着ニップ部の下流側の検出温度に基づいて、前記加熱手段の加熱制御を行なう、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  7. 加圧ローラと、前記加熱回転体に張架され、前記加圧ローラと互いに圧接して定着ニップ部を形成する定着ベルトとをさらに備え、
    前記第2の検出手段は、前記第1の検出手段よりも前記定着ニップ部の上流側で温度を検出し、
    前記第2の検出温度は、前記第1の検出温度を用いて補正され、
    前記制御手段は、補正後の前記第2の検出温度に基づいて、前記加熱手段の加熱制御を行なう、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記加熱回転体を収容する筐体と、
    前記筐体の内部の湿度を検出する湿度検出部とをさらに備え、
    前記制御手段は、前記湿度検出部が検出する湿度が所定の値以上である場合には、前記第1の検出温度に基づいて、前記加熱手段の加熱制御を行なう、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記第2の検出手段が使用されてからの時間を計測する計測手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記計測手段が計測する時間が所定の時間を越えた場合には、前記第1の検出温度に基づいて、前記加熱手段の加熱制御を行なう、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記第1の検出手段は、非接触型のサーミスタであり、
    前記第2の検出手段は、サーモパイルである、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
    請求項1〜請求項10のいずれかに記載の定着装置とを備える、画像形成装置。
JP2010223724A 2010-10-01 2010-10-01 定着装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP5310691B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223724A JP5310691B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 定着装置および画像形成装置
US13/247,516 US8639144B2 (en) 2010-10-01 2011-09-28 Fixing apparatus and image forming apparatus in which temperature of heating rotating member is detected in non-contact manner
CN201110305630.6A CN102445889B (zh) 2010-10-01 2011-09-29 非接触地检测加热旋转体温度的定影装置及图像形成装置
EP11183483.4A EP2437124B1 (en) 2010-10-01 2011-09-30 Fixing apparatus and image forming apparatus in which temperature of heating rotating member is detected in non-contact manner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223724A JP5310691B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 定着装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012078563A true JP2012078563A (ja) 2012-04-19
JP5310691B2 JP5310691B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=44862511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010223724A Expired - Fee Related JP5310691B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 定着装置および画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8639144B2 (ja)
EP (1) EP2437124B1 (ja)
JP (1) JP5310691B2 (ja)
CN (1) CN102445889B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9025984B2 (en) 2012-05-11 2015-05-05 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus capable of stably detecting temperature of fixing device regardless of orientation of the image forming apparatus
US9031441B2 (en) 2012-05-11 2015-05-12 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus capable of stably detecting temperature of fixing device regardless of orientation of the image forming apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9367005B2 (en) * 2014-06-04 2016-06-14 Lexmark International, Inc. Imaging device and method for determining operating parameters

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0281075A (ja) * 1988-09-17 1990-03-22 Seiko Epson Corp 定着装置
JPH0777891A (ja) * 1993-09-09 1995-03-20 Ricoh Co Ltd 定着装置
JP2005345640A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2006301012A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Canon Inc 温度検出装置、温度制御装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラム
JP2008257247A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Toshiba Corp 定着装置
JP2009098361A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置、画像形成装置、および定着装置の制御方法
JP2009180974A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、および定着装置の制御プログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05149790A (ja) 1991-11-26 1993-06-15 Minolta Camera Co Ltd 温度測定装置
JP2002116655A (ja) 2000-10-04 2002-04-19 Konica Corp 定着装置および画像形成装置
NL1024767C2 (nl) * 2003-11-12 2005-05-17 Oce Tech Bv Werkwijze voor het bedrukken van een ontvangstmateriaal, printer geschikt voor het toepassen van deze werkwijze en werkwijze voor het afstellen van deze printer.
JP2006047410A (ja) 2004-07-30 2006-02-16 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7177563B2 (en) * 2004-09-21 2007-02-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for fixing toner on transferred material
JP2006184071A (ja) 2004-12-27 2006-07-13 Canon Inc 温度検出装置及び温度制御装置
US7558499B2 (en) 2006-05-31 2009-07-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus and image forming apparatus
US7414640B2 (en) * 2006-06-14 2008-08-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus, image forming apparatus and fixing method
US7546051B2 (en) * 2007-04-17 2009-06-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus and image processing apparatus
JP5035056B2 (ja) 2008-03-21 2012-09-26 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、および定着装置の制御プログラム
JP4826656B2 (ja) * 2009-06-09 2011-11-30 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 温度検出装置及び温度検出装置を備えた画像形成装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0281075A (ja) * 1988-09-17 1990-03-22 Seiko Epson Corp 定着装置
JPH0777891A (ja) * 1993-09-09 1995-03-20 Ricoh Co Ltd 定着装置
JP2005345640A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2006301012A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Canon Inc 温度検出装置、温度制御装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラム
JP2008257247A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Toshiba Corp 定着装置
JP2009098361A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置、画像形成装置、および定着装置の制御方法
JP2009180974A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、および定着装置の制御プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9025984B2 (en) 2012-05-11 2015-05-05 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus capable of stably detecting temperature of fixing device regardless of orientation of the image forming apparatus
US9031441B2 (en) 2012-05-11 2015-05-12 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus capable of stably detecting temperature of fixing device regardless of orientation of the image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5310691B2 (ja) 2013-10-09
US8639144B2 (en) 2014-01-28
EP2437124A1 (en) 2012-04-04
CN102445889A (zh) 2012-05-09
US20120082474A1 (en) 2012-04-05
CN102445889B (zh) 2015-06-17
EP2437124B1 (en) 2018-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170060051A1 (en) Calculating device and image forming apparatus
JP5344284B2 (ja) 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4562494B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US9217966B1 (en) Fixing device and image forming apparatus
US9128431B2 (en) Image forming apparatus for failure suppression
JP5106044B2 (ja) 画像形成装置
JP5310691B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2018155903A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム
WO2005013014A1 (ja) 画像形成装置
JP2003241566A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009098361A (ja) 定着装置、画像形成装置、および定着装置の制御方法
JP7206828B2 (ja) 定着装置および当該定着装置を備えた画像形成装置
JP6083963B2 (ja) 画像形成装置
JP7154854B2 (ja) 画像形成装置及び定着装置
JP5035056B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、および定着装置の制御プログラム
JP2019179087A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5239288B2 (ja) 画像形成装置および定着装置の制御方法
JP5636890B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4708498B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5589573B2 (ja) 定着装置、画像形成装置及び定着装置の温度制御方法
JP2006208419A (ja) 画像形成装置および制御方法
JP5397234B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2004126190A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP6225366B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5660475B2 (ja) 定着装置及びこれを用いた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121227

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5310691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees