JP5589573B2 - 定着装置、画像形成装置及び定着装置の温度制御方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置及び定着装置の温度制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、記録部材に画像を定着させる定着装置、及びその温度制御方法、並びに定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に用いられる定着装置として、加熱源によって加熱される定着部材とそれに対向する対向部材(又は加圧部材)とが互いに接触して形成された定着ニップに、紙やOHP等の記録部材を通過させて、その記録部材上のトナー画像を熱と圧力によって定着するものが知られている。この種の定着装置は、サーミスタ等の温度検知手段によって定着部材の温度を検知して、定着部材が所定の目標温度(定着温度)となるように制御されている。
しかし、定着部材の温度は、記録部材の種類や環境温度、その他の様々な要因によって変化する。そのため、従来、記録部材の厚さや環境温度、記録部材の温度変化、あるいは加圧ローラの温度などに基づいて目標温度を制御する定着装置が提案されている(例えば特許文献1、2、3参照)。また、近年、トナーと記録部材との界面温度やトナーの熱吸収量がトナーの定着性に大きく影響することが分かってきており、トナーと記録部材との界面温度を予測し、その予測に基づいて定着後の画像を予測する方法が提案されている(特許文献4参照)。
しかしながら、上記従来の界面温度を予測する方法では、紙種ごとの条件変化に対応するために、使用する紙の厚さに応じて温度を個別に設定する必要がある。このため、温度制御の設定が非常に複雑化する。また、設定されていない紙種を用いた場合は、それに対応した温度制御が行えないといった問題もある。
本発明は、斯かる事情に鑑み、記録部材の種類ごとに温度を個別に設定しなくても、記録部材の種類に対応した温度制御を行うことが可能な定着装置、及びその温度制御方法、並びにその定着装置を備えた画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、加熱源によって加熱される定着部材と、当該定着部材との間で定着ニップを形成する対向部材とを備え、前記定着ニップに記録部材を通過させて当該記録部材上の画像を定着する定着装置において、前記定着部材の前記定着ニップの上流側と下流側で表面温度を検知する定着部材温度検知手段と、当該定着部材温度検知手段で検知した前記定着部材の前記定着ニップの上流側と下流側の温度に基づいて前記定着ニップを通過する記録部材の厚さを予測し、その予測した記録部材の厚さに基づいて定着ニップにおける記録部材とトナーの界面温度又はトナーの熱吸収量を算出する伝熱計算部と、当該伝熱計算部によって算出された前記界面温度又は前記熱吸収量に基づいて前記加熱源を制御する加熱制御部とを備えたものである。
伝熱計算部によって記録部材の厚さを予測することができるので、記録部材の厚さを入力する必要がない。このため、記録部材の種類ごとに温度を個別に設定しなくても、記録部材の種類に対応した温度制御を行うことができ、安定した定着画像を得ることができる。
請求項の発明は、請求項に記載の定着装置において、前記対向部材の前記定着ニップの上流側と下流側で表面温度を検知する対向部材温度検知手段を備え、当該対向部材温度検知手段で検知した前記対向部材の前記定着ニップの上流側と下流側の温度に基づいて、前記伝熱計算部が前記界面温度又は前記熱吸収量を算出するように構成したものである。
対向部材温度検知手段によって対向部材の定着ニップの上流側と下流側の温度を検知することにより、その検知した温度に基づいて界面温度又は熱吸収量を算出することが可能である。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載の定着装置において、前記定着ニップにおける記録部材の有無を検知する記録部材有無検知手段を備え、当該記録部材有無検知手段の検知情報に基づいて、前記加熱制御部が前記加熱源を制御するように構成したものである。
定着ニップにおける記録部材の有無に基づいて加熱源を制御することにより、さらに省エネルギー化を促進することが可能となる。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の定着装置において、前記伝熱計算部が、記録部材の熱物性値を予測し、その予測した記録部材の熱物性値に基づいて記録部材の厚さを予測するように構成したものである。
予測した記録部材の熱物性値に基づいて記録部材の厚さを予測することにより、記録部材の種類に応じてより高精度に温度制御を行うことが可能となる。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置である。
画像形成装置が、請求項1からのいずれか1項に記載の定着装置を備えているので、これらの定着装置による上記効果が得られる。
請求項の発明は、加熱源によって加熱される定着部材と、当該定着部材との間で定着ニップを形成する対向部材とを備え、前記定着ニップに記録部材を通過させて当該記録部材上の画像を定着する定着装置の温度制御方法において、前記定着部材の前記定着ニップの上流側と下流側で表面温度を検知する工程と、その検知された前記定着部材の前記定着ニップの上流側と下流側の温度に基づいて前記定着ニップを通過する記録部材の厚さを予測する工程と、その予測した記録部材の厚さに基づいて定着ニップにおける記録部材とトナーの界面温度又はトナーの熱吸収量を算出する工程と、その算出された前記界面温度又は前記熱吸収量に基づいて前記加熱源を制御する工程とを有する温度制御方法である。
上記本発明の温度制御方法は、記録部材の厚さを予測する工程を有しているので、記録部材の厚さを入力する必要がない。このため、記録部材の種類ごとに温度を個別に設定しなくても、記録部材の種類に対応した温度制御を行うことができ、安定した定着画像を得ることができる。
本発明によれば、定着装置の温度制御の設定にあたって、記録部材の厚さを入力する必要がないので、記録部材の種類(厚さ)ごとに温度を個別に設定しなくてもよくなり、温度制御設定の簡素化が図れる。また、従来のように、設定した種類の記録部材以外は対応できないといった制限も無いので、様々な種類の記録部材に対応して温度制御を行うことができ、安定した定着画像を得ることが可能となる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 前記画像形成装置に搭載された定着装置の概略構成図である。 定着装置の温度制御機構のブロック図である。 定数記憶部に記憶されている情報を例示する図である。 定着ニップを拡大した概念図である。 定着ニップにおける各部材の温度分布図である。 界面温度の時間変化を示す図である。 本発明の温度制御方法のフローチャートを示す図である。 記録部材の厚さ予測工程のフローチャートを示す図である。 記録部材の厚さと、定着部材及び加圧部材のニップ下流側の温度との関係を示す図である。 界面温度と記録部材の厚さとの関係を示す図である。 加熱制御工程のフローチャートを示す図である。 本発明の温度制御方法と従来の温度制御方法についてTEC値を比較した実験結果を示す図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る温度制御方法のフローチャートを示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。ただし、本発明に係る画像形成装置は、図1に示すものに限らず、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置とすることも可能である。
図1に示す画像形成装置は、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成してある。また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、静電潜像担持体(又は像担持体)としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面を清掃するクリーニング手段としてのクリーニングブレード5を備えている。なお、図1では、イエローのプロセスユニット1Yが備える感光体2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニングブレード5のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1C,1M,1Bkにおいては符号を省略している。
図1において、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、露光手段としての露光装置7が配設されている。露光装置7は、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2にレーザ光を照射するように構成されている。また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置6が配設されている。転写装置6は、画像を転写する転写体として無端状のベルトから成る中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、複数のローラ21〜24に掛け渡されており、それらローラ21〜24のうちの1つが駆動ローラとして回転することによって、中間転写ベルト10は図の矢印に示す方向に周回走行可能に構成されている。
4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト10の内周面を押圧しており、中間転写ベルト10の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。また、中間転写ベルト10を張架するローラのうちの1つ(ローラ24)に対向して、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト10の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
画像形成装置本体100の下部には、普通紙やOHP等のシート状の記録部材Pを収容した複数の給紙カセット13が配設されている。各給紙カセット13には、収容されている記録部材Pを送り出す給紙ローラ14が設けてある。また、画像形成装置本体100の図の左側の外面には、機外に排出された記録部材Pをストックする排紙トレイ20が設けてある。
また、画像形成装置本体100内には、記録部材Pを給紙カセット13から二次転写ニップを通って排紙トレイ20へ搬送するための搬送経路Rが配設されている。この搬送経路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも記録部材搬送方向上流側にはレジストローラ15が配設されている。また、二次転写ローラ12の位置よりも記録部材搬の送方向下流側には、定着装置8が配設され、さらにその搬送方向下流側に一対の排紙ローラ16が配設されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が図の反時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置7から帯電された各感光体2の表面にレーザ光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
中間転写ベルト10を張架するローラの1つが回転駆動し、中間転写ベルト10を図の矢印の方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト10はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、中間転写ベルト10に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ14の回転を開始し、給紙トレイ13に収容された記録部材Pが給紙ローラ14によって搬送経路Rに送り出される。送り出された記録部材Pは、レジストローラ15によって一旦停止され、スキューの補正が行われる。その後、レジストローラ15の駆動を再開し、記録部材Pを、上記中間転写ベルト10上のトナー画像とタイミングを合わせて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10との間の二次転写ニップに送る。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト10上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、記録部材Pと中間転写ベルト10上のトナー画像とが二次転写ニップに到達した際、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像が記録部材P上に一括して転写される。その後、記録部材Pは定着装置8に送り込まれ、定着装置8によってトナー画像が記録部材P上に定着された後、記録部材Pは一対の排出ローラ16によって排紙トレイ20に排出される。
以上の説明は、記録部材にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2は、上記本発明の画像形成装置に搭載された定着装置の概略構成図である。
図2に示すように、定着装置8は、定着部材30と、定着部材30との間で定着ニップNを形成する対向部材としての加圧部材31と、定着部材30を加熱する加熱源としてのヒータ32と、温度検知手段としての複数の温度センサ33〜38等を備える。
定着部材30は、定着部材芯金30aの表面に定着部材表層30bを設けたローラである。定着部材芯金30aはアルミで形成され、定着部材表層30bはシリコンゴムで形成されている。ヒータ32は、定着部材芯金30a内に配設されており、ヒータ32が内部で発熱することにより定着部材30が加熱されるようになっている。
加圧部材31は、加圧部材芯金31aの表面に加圧部材表層31bを設けたローラである。加圧部材芯金31aはアルミで形成され、加圧部材表層31bはシリコンゴムで形成されている。加圧部材31は、図示しないスプリング等の付勢部材によって定着部材30に圧接され、その圧接した箇所に定着ニップNが形成されている。また、加圧部材31は、図示しない駆動源によって回転可能に構成されており、定着部材30は、回転する加圧部材31に従動回転するようになっている。本実施形態では、前記駆動源は、ステッピングモータ、ACモータ、DCモータ等の速度を変更できる駆動モータで構成されている。
なお、定着部材30及び加圧部材31として、ローラ状のもの以外に、ベルト状や板状等の様々な形状のものを適用可能である。また、定着部材30と加圧部材31(対向部材)は、互いに圧接する場合に限らず、加圧を行わず単に接触させるだけの構成とすることも可能である。また、上記ヒータ32は、定着部材30の外側にあってもよい。
複数の温度センサ33〜38は、定着部材30の表面温度を検知する定着部材温度検知手段としての2つの定着部材温度センサ33,34と、加圧部材31の表面温度を検知する加圧部材温度検知手段(又は対向部材温度検知手段)としての2つの加圧部材温度センサ35,36と、記録部材Pの温度を検知する記録部材温度検知手段としての2つの記録部材温度センサ37,38から構成される。各定着部材温度センサ33,34、各加圧部材温度センサ35,36、記録部材温度センサ37,38は、それぞれ、定着ニップNの記録部材搬送方向の上流側と下流側に1つずつ配設されている。本実施形態では、定着部材温度センサ33,34及び加圧部材温度センサ35,36として、サーミスタ等の接触型の温度センサを採用しているが、赤外放射温度計等の非接触型の温度センサを適用することも可能である。また、記録部材温度センサ37,38は、非接触型の温度センサとしているが、接触型の温度センサであってもよい。
上記のように構成された定着装置8は、次のように動作する。
画像形成装置本体の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータ32に交流電圧が印加(給電)されるとともに、不図示の駆動モータによって加圧部材31が回転駆動され、それと同時に定着部材30が従動回転する。その後、上記給紙カセット13から記録部材Pが給送されて、二次転写ニップの位置で記録部材P上にトナー画像が担持される。そして、図2に示すように、未定着のトナー50(トナー画像)が担持された記録部材Pが、定着装置8に搬送されて、定着ニップNに送入される。そして、定着部材30による加熱と、定着部材30及び加圧部材31の押圧力とによって、記録部材Pの表面にトナー50が定着される。その後、記録部材Pは、回転する定着部材30及び加圧部材31によって定着ニップNから送り出され、上記排紙ローラ16によって排紙トレイ20に排出される。
以下、本発明の特徴部分である定着装置の温度制御機構及びその方法について説明する。
図3のブロック図に示すように、上記定着装置8は、定数記憶部40と、伝熱計算部41と、加熱制御部42を有する。
定数記憶部40は、例えば図4の表に示すように、定着部材芯金30a、定着部材表層30b、トナー50、記録部材P、加圧部材表層31b、及び加圧部材芯金31aの、密度[kg/m3]、比熱[J/kg・K]、熱伝導率[W/m・K]と、記録部材Pを除く前記各部材の厚さ[μm]との具体的な数値を記憶している。
伝熱計算部41は、定着ニップNを通過する記録部材Pの種類を予測し、その予測した記録部材Pの種類に基づいて熱伝導計算を行い、定着ニップNにおける記録部材Pとトナー50との界面温度(以下、単に「界面温度」と称する場合がある)を計算する。その熱伝導計算は、定着部材温度センサ33,34と、加圧部材温度センサ35,36と、記録部材温度センサ37,38との検知温度、及び定数記憶部40に記憶された各情報に基づいて行う。そして、伝熱計算部41で算出された界面温度に基づいて、加熱制御部42がヒータ32の発熱量を制御することにより定着温度を調整するように構成されている。
伝熱計算部41における熱伝導計算は、図5の定着ニップ付近を拡大した概念図に示すように、記録部材Pに近接した深さを範囲とし、定着ニップにおける記録部材Pに直交するx方向(記録部材Pの厚さ方向)について行われる。熱伝導計算には、温度T、時間t、熱伝統率λ、密度ρ、比熱c、距離xを用いて表された下記式(1)の一次元の熱伝導方程式に基づき、距離x、時間tについての温度分布T(x,t)に関して空間離散化を行った差分方程式を使用する。この差分方程式は、各格子間の距離をΔx、微小時間をΔtとすると、下記式(2)で表される。
Figure 0005589573
Figure 0005589573
伝熱計算部41における計算方法としては、t=0で温度分布を初期温度とし、上記式(2)に従って各時間における温度分布T(x,t)を求める。例えば、厚さ100[μm]の記録部材Pを用い、定着部材30のニップ上流側の初期温度を170[℃]、加圧部材31のニップ上流側の初期温度を150[℃]、トナー50及び記録部材Pの初期温度を25[℃]とすると、測定対象が定着ニップNに到達した時点から0[ms]、20[ms]、50[ms]経過後の記録部材Pに直交するx方向の温度分布は、伝熱計算部41によって図6のグラフのように求められる。図6において、菱形印でプロットしたグラフはニップ到達時点から0[ms]経過後の温度分布、三角印でプロットしたグラフは20[ms]経過後の温度分布、丸印でプロットしたグラフは50[ms]経過後の温度分布を示している。また、図7に示すように、伝熱計算部41によって界面温度の時間変化を求めることもできる。
本発明の定着装置の温度制御方法は、図8に示すように、記録部材Pの厚さを予測する厚さ予測工程と、記録部材Pとトナー50との界面温度を算出する界面温度の算出工程と、ヒータ32の発熱を制御する加熱制御工程を有している。以下、各工程について詳しく説明する。
図9は、記録部材の厚さ予測工程のフローチャートを示す図である。
図9に示すように、記録部材の厚さ予測工程では、まず、定着部材30と加圧部材31のニップ上流側に配設した各温度センサ33,35によって温度を検知すると共に、記録部材温度センサ37によって、定着ニップNに進入する前の記録部材Pの温度を検知する(STEP1)。そして、検知した記録部材Pの温度と、定着部材30と加圧部材31とのニップ上流側の温度とを、伝熱計算部41に入力し、上述の伝熱計算部41によって得られる温度分布情報(図6参照)を利用して、そのときの記録部材Pの厚さと、定着部材30及び加圧部材31のニップ下流側の温度との関係を求める(STEP2)。例えば、定着部材30のニップ上流側の温度が170[℃]、加圧部材31のニップ上流側の温度が150[℃]であって、ニップ到達時点から50[ms]経過後である場合、定着部材30及び加圧部材31のニップ下流側の温度と、記録部材Pの厚さは、図10に示すような関係となる。なお、図10において、菱形印でプロットしたグラフは定着部材30のニップ下流側の温度との関係、四角印でプロットしたグラフは加圧部材31のニップ下流側の温度との関係を示している。
その後、定着部材30と加圧部材31のニップ下流側に配設した各温度センサ34,36によって、記録部材Pが定着ニップNに進入した後の定着部材30と加圧部材31のニップ下流側の温度を検知する(STEP3)。そして、それらの検知した温度を伝熱計算部41に入力し、上記求めた関係から記録部材Pの厚さを予測(算出)する(STEP4)。例として、上記図10を参照して説明すると、例えば、定着部材30のニップ下流側の温度が115[℃]、加圧部材31のニップ下流側の温度が100[℃]と検出された場合、図10のグラフより、この場合の記録部材Pの厚さは140[μm]と予測される。なお、図10に示す定着部材30と加圧部材31のいずれか一方のグラフから、記録部材Pの厚さを予測することも可能である。
上記界面温度の算出工程では、上述の伝熱計算部41によって得られる温度分布情報(図6参照)を利用して、トナーと記録部材の界面温度と記録部材の厚さとの関係が得られるので、これと上記予測した記録部材Pの厚さに基づき、伝熱計算部41において界面温度T1を算出する。例えば、定着部材30のニップ上流側の初期温度を170[℃]、加圧部材31のニップ上流側の初期温度を150[℃]、トナー50及び記録部材Pの初期温度を25[℃]とすると、トナーと記録部材の界面温度と記録部材の厚さとの関係は図11に示すグラフのようになる。
上記加熱制御工程は、図12に示すフローチャートに従って行う。
図12に示すように、加熱制御部42においてトナーと記録部材の界面温度の設定値T0(目標値)を予め設定する(STEP11)。そして、上記算出した界面温度T1と設定値T0とを比較し、算出した界面温度T1が設定値T0未満となるか否かを判断する(STEP12)。その結果、算出した界面温度T1が設定値T0未満となっている場合は、ヒータ32のスイッチをONにする(STEP13)。一方、算出した界面温度T1が設定値T0未満となっていない(設定値T0以上となっている)場合は、ヒータ32のスイッチをOFFにする(STEP14)。
以上のように、定着ニップNにおける界面温度の予測値T1が一定値(設定値T0)となるように加熱制御を行うことにより、トナーの温度あるいはトナーの吸熱量が従来よりも安定した値をとることができる。本発明に係る温度制御方法によれば、トナーの定着に適した制御条件となるため、定着画像の高画質化、装置の設定温度の低下による省エネルギー化を実現できる。
本発明の温度制御方法と従来の温度制御方法について、一週間あたりの電力消費量モデル値であるTEC値を比較した実験結果を図13に示す。図13に示す実験結果では、1分間に35枚通紙する複写機の定着装置において、本発明の温度制御方法は従来の温度制御方法に対し2%のTEC値が低減した。このことから、本発明の温度制御方法によって省エネルギー化を実現可能であることがわかる。また、本発明では、記録部材の厚さを予測することができるので、記録部材の厚さを入力する必要がない。このため、記録部材の種類ごとに温度を個別に設定しなくても、記録部材の種類に対応した温度制御を行うことができ、安定した定着画像を得ることができる。
また、上記実施形態では、トナーと記録部材との界面温度を予測する温度制御方法であるが、界面温度の代わりにトナーの熱吸収量を予測することによっても上記と同様に加熱制御を行うことが可能である。ここで、熱吸収量は熱容量に温度変化を乗算して得ることができるので、トナーの熱吸収量Q1は、上記伝熱計算部41よって得られるトナーのニップ前後の温度変化(温度差)にトナーの熱容量を乗じて求めることができる。そして、上記加熱制御部42において、予め設定した設定値Q0(目標値)と算出した熱吸収量Q1とを比較して、算出した熱吸収量Q1が設定値Q0未満となっている場合は、ヒータ32のスイッチをONにし、算出した熱吸収量Q1が設定値Q0未満となっていない(設定値Q0以上となっている)場合は、ヒータ32のスイッチをOFFにすればよい。
また、他の加熱制御方法として、予測値と設定値との差分の電力量を計算し、それに基づいてヒータ32への電力供給を制御する方法も考えられる。具体的には、予測値と設定値の定着装置の温度差分ΔTより供給する電力量ΔQは、下記式(3)に示すように、体積Vによる積分により求めることができる。この方法を用いても加熱制御は可能である。
Figure 0005589573
上記本発明の温度制御方法では、定着ニップNに記録部材Pが存在する場合と、存在しない場合とで、場合分けをしない場合でも定着ニップNで温度が一定となるように制御することが可能であるが、さらに温度制御の自由度を広げるために、定着ニップNにおける記録部材Pの有無を考慮して温度制御することも可能である。具体的には、定着ニップNにおける記録部材Pの有無を検知する記録部材有無検知手段として、図2に示す定着ニップNの上流側と下流側とに設けた記録部材温度センサ37,38を用いる。各温度センサ37,38は、それぞれの下方に記録部材Pが存在する場合はその記録部材Pの温度を検知し、記録部材Pが存在しない場合は加圧部材31の温度を検知する。記録部材Pの温度は常温付近であるが、加圧部材31の温度は100[℃]以上の高温であるので、この温度差により記録部材Pの有無を検知することができる。例えば、各温度センサ37の検知温度が、50[℃]未満の場合は記録部材Pが存在し、50[℃]以上では記録部材Pが無いと判断することができる。また、本実施形態の場合、温度センサ37,38を定着ニップNの上流側と下流側に配設しているので、記録部材Pが定着ニップNの上流側に存在するか下流側に存在するかについても判断できる。
以上のように、定着ニップNにおける記録部材Pの有無を判断することにより、各場合に応じて温度制御方法を変更することが可能である。例えば、図14のフローチャートに示すように、ニップ上流側の温度センサ37によって温度Tfを検知し(STEP21)、その温度Tfが50[℃]未満か否かを判断する(STEP22)。その結果、検知した温度Tfが50[℃]未満である場合は、定着ニップNに記録部材Pが存在すると判断して、界面温度の設定値を通常の設定値T0となるように制御する。一方、温度Tfが50[℃]未満となっていない(50[℃]以上となっている)場合は、定着ニップNに記録部材Pが存在しないと判断して、界面温度の設定値を通常の設定値T0よりも10[℃]低い温度に設定する。このように、記録部材Pの有無に応じて異なる設定温度に設定することにより、さらに省エネルギー化を促進することが可能となる。
また、上記実施形態では、図10に示す関係から記録部材Pの厚さの予測を行っているが、場合によっては、定着部材30の温度と加圧部材31の温度が同じ記録部材Pの厚さに対応していないことも考えられる。そこで、伝熱計算部41において、図10の関係を記録部材Pの厚さから熱物性値に変更して再構成することにより、定着部材30の温度と加圧部材31の温度を対応させるように熱物性値を予測(決定)することができ、その熱物性値の予測に基づいて、記録部材Pの厚さを予測することができる。これにより、記録部材Pの種類に応じてより高精度に温度制御を行うことが可能となる。
以上のように、本発明によれば、定着装置の温度制御の設定にあたって、記録部材の厚さを入力する必要がないので、記録部材の種類(厚さ)ごとに温度を個別に設定しなくてもよくなり、温度制御設定の簡素化が図れる。また、従来のように、設定した種類の記録部材以外は対応できないといった制限も無いので、様々な種類の記録部材に対応して温度制御を行うことができ、安定した定着画像を得ることが可能である。なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
8 定着装置
30 定着部材
31 加圧部材
32 ヒータ(加熱源)
33 温度センサ(定着部材温度検知手段)
34 温度センサ(定着部材温度検知手段)
35 温度センサ(加圧部材温度検知手段)
36 温度センサ(加圧部材温度検知手段)
37 温度センサ(記録部材温度検知手段)
38 温度センサ(記録部材温度検知手段)
41 伝熱計算部
42 加熱制御部
50 トナー
N 定着ニップ
P 記録部材
特開2008−145773号公報 特開平11−65351号公報 特開2006−267941号公報 特開2006−189620号公報

Claims (6)

  1. 加熱源によって加熱される定着部材と、当該定着部材との間で定着ニップを形成する対向部材とを備え、前記定着ニップに記録部材を通過させて当該記録部材上の画像を定着する定着装置において、
    前記定着部材の前記定着ニップの上流側と下流側で表面温度を検知する定着部材温度検知手段と、当該定着部材温度検知手段で検知した前記定着部材の前記定着ニップの上流側と下流側の温度に基づいて前記定着ニップを通過する記録部材の厚さを予測し、その予測した記録部材の厚さに基づいて定着ニップにおける記録部材とトナーの界面温度又はトナーの熱吸収量を算出する伝熱計算部と、当該伝熱計算部によって算出された前記界面温度又は前記熱吸収量に基づいて前記加熱源を制御する加熱制御部とを備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記対向部材の前記定着ニップの上流側と下流側で表面温度を検知する対向部材温度検知手段を備え、当該対向部材温度検知手段で検知した前記対向部材の前記定着ニップの上流側と下流側の温度に基づいて、前記伝熱計算部が前記界面温度又は前記熱吸収量を算出するように構成した請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着ニップにおける記録部材の有無を検知する記録部材有無検知手段を備え、当該記録部材有無検知手段の検知情報に基づいて、前記加熱制御部が前記加熱源を制御するように構成した請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記伝熱計算部が、記録部材の熱物性値を予測し、その予測した記録部材の熱物性値に基づいて記録部材の厚さを予測するように構成した請求項1から3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置
  6. 加熱源によって加熱される定着部材と、当該定着部材との間で定着ニップを形成する対向部材とを備え、前記定着ニップに記録部材を通過させて当該記録部材上の画像を定着する定着装置の温度制御方法において、
    前記定着部材の前記定着ニップの上流側と下流側で表面温度を検知する工程と、その検知された前記定着部材の前記定着ニップの上流側と下流側の温度に基づいて前記定着ニップを通過する記録部材の厚さを予測する工程と、その予測した記録部材の厚さに基づいて定着ニップにおける記録部材とトナーの界面温度又はトナーの熱吸収量を算出する工程と、その算出された前記界面温度又は前記熱吸収量に基づいて前記加熱源を制御する工程とを有することを特徴とする定着装置の温度制御方法
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