JPH0869203A - 熱転写定着装置 - Google Patents
熱転写定着装置Info
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- JPH0869203A JPH0869203A JP20389994A JP20389994A JPH0869203A JP H0869203 A JPH0869203 A JP H0869203A JP 20389994 A JP20389994 A JP 20389994A JP 20389994 A JP20389994 A JP 20389994A JP H0869203 A JPH0869203 A JP H0869203A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】用紙へのトナー像の転写および定着を同時に、
しかも良好な転写効率で行うことを可能とする。 【構成】用紙4の温度である環境温度T1、誘電体ベル
ト9の温度T2、加熱ロール1の表面温度T3、加圧ロ
ール2の表面温度T4を温度センサ8,11,6,7で
それぞれ検出する。演算部12は、温度T1,T2,T
3,T4および、[0.10<k1<0.30][0.
01<k2<0.40][0.20<k3<0.70]
[0.02<k4<0.20]なる条件で予め定めた係
数k1,k2,k3,k4を用いて[k1・T1+k2
・T2+k3・T3+k4・T4]なる式でニップ部N
におけるトナー予測温度Ttを求める。減算器13およ
び加熱ロール温度制御回路15により、トナー予測温度
Ttが目標トナー温度TM(TH>TM>TL)となる
ように加熱部材1cの発熱量を制御する。
しかも良好な転写効率で行うことを可能とする。 【構成】用紙4の温度である環境温度T1、誘電体ベル
ト9の温度T2、加熱ロール1の表面温度T3、加圧ロ
ール2の表面温度T4を温度センサ8,11,6,7で
それぞれ検出する。演算部12は、温度T1,T2,T
3,T4および、[0.10<k1<0.30][0.
01<k2<0.40][0.20<k3<0.70]
[0.02<k4<0.20]なる条件で予め定めた係
数k1,k2,k3,k4を用いて[k1・T1+k2
・T2+k3・T3+k4・T4]なる式でニップ部N
におけるトナー予測温度Ttを求める。減算器13およ
び加熱ロール温度制御回路15により、トナー予測温度
Ttが目標トナー温度TM(TH>TM>TL)となる
ように加熱部材1cの発熱量を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば誘電体ベルトを
像担持体に使用した電子写真プロセスに適用され、像担
持体に形成されたトナー像を用紙に転写・定着させる熱
転写定着装置に関する。
像担持体に使用した電子写真プロセスに適用され、像担
持体に形成されたトナー像を用紙に転写・定着させる熱
転写定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスでは、誘電体ベルトな
どの像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現
像してトナー像を得たのち、このトナー像を用紙に転写
し、定着させる。
どの像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現
像してトナー像を得たのち、このトナー像を用紙に転写
し、定着させる。
【0003】熱転写定着装置はこの電子写真プロセスに
おける転写と定着とを同時に行うものであり、トナー像
が形成された像担持体に用紙を重ねた状態で、加熱ロー
ルと加圧ロールとで挟持することにより加圧するととも
に、加熱ロールの発熱によりトナー像を溶融して用紙に
転写・定着させる。
おける転写と定着とを同時に行うものであり、トナー像
が形成された像担持体に用紙を重ねた状態で、加熱ロー
ルと加圧ロールとで挟持することにより加圧するととも
に、加熱ロールの発熱によりトナー像を溶融して用紙に
転写・定着させる。
【0004】ところでこのような熱転写定着装置では、
理想的には全てのトナーが用紙に転写され、像担持体に
はトナーが残留しないことが望まれる。なぜならば、像
担持体にトナーが残留すると、像担持体のクリーニング
部に負担をかけるばかりでなく、印字濃度が薄くなると
いうことが起こるためである。
理想的には全てのトナーが用紙に転写され、像担持体に
はトナーが残留しないことが望まれる。なぜならば、像
担持体にトナーが残留すると、像担持体のクリーニング
部に負担をかけるばかりでなく、印字濃度が薄くなると
いうことが起こるためである。
【0005】さて、上述の構成の熱転写定着装置におけ
る転写効率は、加熱ロールと加圧ロールとのニップ部に
おけるトナー温度が重要となり、転写効率の良い、良好
な転写を実現するためには、ニップ部におけるトナー温
度を所定のホット・オフセット限界温度より小さく、か
つ所定のコールド・オフセット限界温度より大きな範囲
に調整する必要がある。なぜならば、ニップ部における
トナー温度が所定のホット・オフセット限界温度以上で
あると、トナーの流動性が増してトナーが像担持体に残
留しやすくなるために転写効率が悪くなり、また、ニッ
プ部におけるトナー温度が所定のコールド・オフセット
限界温度以下であると、トナーが十分に溶けないために
用紙に付着しにくくなり、転写効率が悪くなるためであ
る。
る転写効率は、加熱ロールと加圧ロールとのニップ部に
おけるトナー温度が重要となり、転写効率の良い、良好
な転写を実現するためには、ニップ部におけるトナー温
度を所定のホット・オフセット限界温度より小さく、か
つ所定のコールド・オフセット限界温度より大きな範囲
に調整する必要がある。なぜならば、ニップ部における
トナー温度が所定のホット・オフセット限界温度以上で
あると、トナーの流動性が増してトナーが像担持体に残
留しやすくなるために転写効率が悪くなり、また、ニッ
プ部におけるトナー温度が所定のコールド・オフセット
限界温度以下であると、トナーが十分に溶けないために
用紙に付着しにくくなり、転写効率が悪くなるためであ
る。
【0006】ニップ部におけるトナー温度を管理するた
めには、ニップ部におけるトナー温度を検出することが
必要であるが、ニップ部におけるトナー温度を温度セン
サで直接的に検出することは物理的に非常に困難であ
る。
めには、ニップ部におけるトナー温度を検出することが
必要であるが、ニップ部におけるトナー温度を温度セン
サで直接的に検出することは物理的に非常に困難であ
る。
【0007】このため従来は、例えば特公昭56−7236号
公報や特公昭57-24546号公報に開示されるような方法が
取られている。図13は特公昭56−7236号公報に示され
た接触加圧定着装置の構成を示す図である。この接触加
圧定着装置は、互いに平行に、かつ接触して配置された
加熱ロール1と加圧ロール2とにより、トナー像3が転
写されたのちの用紙4を挟持・搬送する構成をなす。
公報や特公昭57-24546号公報に開示されるような方法が
取られている。図13は特公昭56−7236号公報に示され
た接触加圧定着装置の構成を示す図である。この接触加
圧定着装置は、互いに平行に、かつ接触して配置された
加熱ロール1と加圧ロール2とにより、トナー像3が転
写されたのちの用紙4を挟持・搬送する構成をなす。
【0008】加熱ロール1は、芯金1aおよび耐熱性弾
性部材1bよりなるロールの内部に加熱部材1cを配置
してなり、加熱部材1cの発熱により、加圧ロール2と
のニップ部を通過するトナーを加熱・溶融させる。なお
5は、加熱・溶融されて用紙4に定着されたトナー像で
ある。
性部材1bよりなるロールの内部に加熱部材1cを配置
してなり、加熱部材1cの発熱により、加圧ロール2と
のニップ部を通過するトナーを加熱・溶融させる。なお
5は、加熱・溶融されて用紙4に定着されたトナー像で
ある。
【0009】6,7,8はそれぞれ温度センサであり、
温度センサ6は加熱ロール1の表面温度を、温度センサ
7は加圧ロール2の表面温度を、そして温度センサ8は
用紙4の温度であり、機内温度である環境温度をそれぞ
れ検出するものである。
温度センサ6は加熱ロール1の表面温度を、温度センサ
7は加圧ロール2の表面温度を、そして温度センサ8は
用紙4の温度であり、機内温度である環境温度をそれぞ
れ検出するものである。
【0010】そして特公昭56−7236号公報では以上の構
成の接触加圧定着装置において、温度センサ6が検出す
る加熱ロール1の表面温度をT3、温度センサ7が検出
する加圧ロール2の表面温度をT4、そして温度センサ
8が検出する機内温度(用紙4の温度)をT1とした場
合に、 T3+T4/α+T1/β=一定 なる式が成り立つように加熱部材13の発熱量を制御す
る。
成の接触加圧定着装置において、温度センサ6が検出す
る加熱ロール1の表面温度をT3、温度センサ7が検出
する加圧ロール2の表面温度をT4、そして温度センサ
8が検出する機内温度(用紙4の温度)をT1とした場
合に、 T3+T4/α+T1/β=一定 なる式が成り立つように加熱部材13の発熱量を制御す
る。
【0011】なおα,βは、 0.5≦α≦10 0.5≦β なる範囲内で実験によって求める。
【0012】一方、特公昭57-24546号公報に開示される
のは、加熱ロールおよび加圧ロールのそれぞれの表面温
度を検出する感知手段を設け、加圧ロールの温度が上昇
しているときには加熱ロールの温度を低くして結果的に
ニップ時のトナー温度が一定になるように加熱ロールの
温度を制御するようにした定着装置である。
のは、加熱ロールおよび加圧ロールのそれぞれの表面温
度を検出する感知手段を設け、加圧ロールの温度が上昇
しているときには加熱ロールの温度を低くして結果的に
ニップ時のトナー温度が一定になるように加熱ロールの
温度を制御するようにした定着装置である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが特公昭57-245
46号公報のものは、ニップ部におけるトナー温度を制御
するのに、加圧ロールの表面温度と、加熱ロールの表面
温度の2つの温度のみを用いており、用紙温度は考慮さ
れていない。また特公昭57-24546号公報のものは、用紙
に転写されたのちのトナーを定着する装置であるため
に、ニップ部において像担持体はトナーに接触しないの
で、像担持体の温度も考慮されていない。
46号公報のものは、ニップ部におけるトナー温度を制御
するのに、加圧ロールの表面温度と、加熱ロールの表面
温度の2つの温度のみを用いており、用紙温度は考慮さ
れていない。また特公昭57-24546号公報のものは、用紙
に転写されたのちのトナーを定着する装置であるため
に、ニップ部において像担持体はトナーに接触しないの
で、像担持体の温度も考慮されていない。
【0014】また、特公昭56−7236号公報では、用紙の
温度も考慮したものにはなっているものの、やはり用紙
に転写されたのちのトナーを定着する装置であるため
に、像担持体の温度は考慮されていない。
温度も考慮したものにはなっているものの、やはり用紙
に転写されたのちのトナーを定着する装置であるため
に、像担持体の温度は考慮されていない。
【0015】このため、以上の従来技術を熱転写定着装
置に適用したとしても、ニップ部におけるトナー温度
を、コールド・オフセット限界温度よりも大きく、かつ
ホット・オフセット限界温度よりも小さな範囲内に確実
に制御し得るとは限らない。
置に適用したとしても、ニップ部におけるトナー温度
を、コールド・オフセット限界温度よりも大きく、かつ
ホット・オフセット限界温度よりも小さな範囲内に確実
に制御し得るとは限らない。
【0016】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、用紙へのトナ
ー像の転写および定着を同時に、かつ良好な転写効率で
行うことができる熱転写定着装置を提供することにあ
る。
たものであり、その目的とするところは、用紙へのトナ
ー像の転写および定着を同時に、かつ良好な転写効率で
行うことができる熱転写定着装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに第1の発明は、例えば誘電体ベルトなどの像担持
体、加熱ロールおよび加圧ロールのいずれかが接触する
以前における用紙の温度T1を検出する用紙温度検出手
段と、前記加熱ロール、前記加圧ロールおよび前記用紙
のいずれかが接触する以前における前記像担持体の温度
T2を検出する担持体温度検出手段と、前記像担持体、
前記加圧ロールおよび前記用紙のいずれかが接触する以
前における前記加熱ロールの表面温度T3を検出する加
熱ロール温度検出手段と、前記像担持体、前記加熱ロー
ルおよび前記用紙のいずれかが接触する以前における前
記加圧ロールの表面温度T4を検出する加圧ロール温度
検出手段と、前記温度T1,T2,T3,T4および、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる条件で予め定められた係数k1,k2,k3,k4
とを用いて、 Tt=k1・T1+k2・T2+k3・T3+k4・T
4 なる式で求まる、前記トナー像をなすトナーの前記ニッ
プ部での予測温度Ttが、所定のコールド・オフセット
限界温度よりも大きく、かつ所定のホット・オフセット
限界温度よりも小さくなるように前記加熱ロールの温度
を制御する制御手段とを備えた。
めに第1の発明は、例えば誘電体ベルトなどの像担持
体、加熱ロールおよび加圧ロールのいずれかが接触する
以前における用紙の温度T1を検出する用紙温度検出手
段と、前記加熱ロール、前記加圧ロールおよび前記用紙
のいずれかが接触する以前における前記像担持体の温度
T2を検出する担持体温度検出手段と、前記像担持体、
前記加圧ロールおよび前記用紙のいずれかが接触する以
前における前記加熱ロールの表面温度T3を検出する加
熱ロール温度検出手段と、前記像担持体、前記加熱ロー
ルおよび前記用紙のいずれかが接触する以前における前
記加圧ロールの表面温度T4を検出する加圧ロール温度
検出手段と、前記温度T1,T2,T3,T4および、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる条件で予め定められた係数k1,k2,k3,k4
とを用いて、 Tt=k1・T1+k2・T2+k3・T3+k4・T
4 なる式で求まる、前記トナー像をなすトナーの前記ニッ
プ部での予測温度Ttが、所定のコールド・オフセット
限界温度よりも大きく、かつ所定のホット・オフセット
限界温度よりも小さくなるように前記加熱ロールの温度
を制御する制御手段とを備えた。
【0018】また第2の発明は、前記第1の発明におけ
る係数k1,k2,k3,k4のうちの3つを実験また
はシミュレーションによって定め、残る1つを、 1=k1+k2+k3+k4 なる式によって定めるようにした。
る係数k1,k2,k3,k4のうちの3つを実験また
はシミュレーションによって定め、残る1つを、 1=k1+k2+k3+k4 なる式によって定めるようにした。
【0019】
【作用】このような手段を講じたことにより、トナー像
をなすトナーのニップ部での温度が、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる条件内で実験などにより予め定められた係数k1,
k2,k3,k4を用い、用紙温度検出手段により検出
される用紙の温度T1、担持体温度検出手段により検出
される像担持体の温度T2、加熱ロール温度検出手段に
より検出される加熱ロールの表面温度T3および加圧ロ
ール温度検出手段により検出される加圧ロールの表面温
度T4に基づいて、 Tt=k1・T1+k2・T2+k3・T3+k4・T
4 なる簡単な一次式で正確に予測される。そして、予測温
度Ttが所定のコールド・オフセット限界温度よりも大
きく、かつ所定のホット・オフセット限界温度よりも小
さくなるように加熱ロールの温度が制御される。
をなすトナーのニップ部での温度が、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる条件内で実験などにより予め定められた係数k1,
k2,k3,k4を用い、用紙温度検出手段により検出
される用紙の温度T1、担持体温度検出手段により検出
される像担持体の温度T2、加熱ロール温度検出手段に
より検出される加熱ロールの表面温度T3および加圧ロ
ール温度検出手段により検出される加圧ロールの表面温
度T4に基づいて、 Tt=k1・T1+k2・T2+k3・T3+k4・T
4 なる簡単な一次式で正確に予測される。そして、予測温
度Ttが所定のコールド・オフセット限界温度よりも大
きく、かつ所定のホット・オフセット限界温度よりも小
さくなるように加熱ロールの温度が制御される。
【0020】これにより、あたかもトナー像をなすトナ
ーのニップ部での温度を直接的に検出した場合のような
正確な予測温度Ttに基づいて、この予測温度Ttが所
定の範囲内になるように加熱ロールの温度が制御される
ので、トナー像をなすトナーのニップ部での実際の温度
に基づいて当該トナーの温度を直接的に制御するのと同
様な正確なトナー温度の制御がなされる。
ーのニップ部での温度を直接的に検出した場合のような
正確な予測温度Ttに基づいて、この予測温度Ttが所
定の範囲内になるように加熱ロールの温度が制御される
ので、トナー像をなすトナーのニップ部での実際の温度
に基づいて当該トナーの温度を直接的に制御するのと同
様な正確なトナー温度の制御がなされる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例に係る熱転写
定着装置の要部構成を示す図である。なお、図13と同
一部分には同一符号を付する。
説明する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例に係る熱転写
定着装置の要部構成を示す図である。なお、図13と同
一部分には同一符号を付する。
【0022】加熱ロール1は、中空の円筒状をなす芯金
1aの外周面に、耐熱性弾性部材1bの層を形成すると
ともに、芯金1aの中空部に例えば電熱線などを用いた
加熱部材1cを配置して構成されている。
1aの外周面に、耐熱性弾性部材1bの層を形成すると
ともに、芯金1aの中空部に例えば電熱線などを用いた
加熱部材1cを配置して構成されている。
【0023】加圧ロール2は、円筒状をなす芯金2aの
外周面に、耐熱性弾性部材2bの層を形成してなる。こ
の加圧ロール2は、加熱ロール1に平行に、かつ加熱ロ
ール1に接触してニップ部Nを形成するように配置され
ている。
外周面に、耐熱性弾性部材2bの層を形成してなる。こ
の加圧ロール2は、加熱ロール1に平行に、かつ加熱ロ
ール1に接触してニップ部Nを形成するように配置され
ている。
【0024】ニップ部Nには、用紙4と誘電体ベルト9
とが互いに重ね合わされた状態で挿通される。誘電体ベ
ルト9は、用紙4に転写すべきトナー像10を担持する
ものであり、ニップ部N以外においても加熱ロール1に
接触し、図示の如くプリヒート部Pが形成されるように
配置される。
とが互いに重ね合わされた状態で挿通される。誘電体ベ
ルト9は、用紙4に転写すべきトナー像10を担持する
ものであり、ニップ部N以外においても加熱ロール1に
接触し、図示の如くプリヒート部Pが形成されるように
配置される。
【0025】温度センサ6は、加熱ロール1の表面のう
ちで加圧ロール2、用紙4および誘電体ベルト9のいず
れにも接触していない位置に対向して配置され、誘電体
ベルト9に接触する直前の加熱ロール1の表面温度T3
を検出する。
ちで加圧ロール2、用紙4および誘電体ベルト9のいず
れにも接触していない位置に対向して配置され、誘電体
ベルト9に接触する直前の加熱ロール1の表面温度T3
を検出する。
【0026】温度センサ7は、加圧ロール2の表面のう
ちで加熱ロール1、用紙4および誘電体ベルト9のいず
れにも接触していない位置に対向して配置され、ニップ
部Nに到達する直前の加圧ロール2の表面温度T4を検
出する。
ちで加熱ロール1、用紙4および誘電体ベルト9のいず
れにも接触していない位置に対向して配置され、ニップ
部Nに到達する直前の加圧ロール2の表面温度T4を検
出する。
【0027】温度センサ8は、装置機内温度であり用紙
温度である環境温度T1を検出する。11は温度センサ
であり、誘電体ベルト9が加熱ロール1、加圧ロール2
および用紙4のいずれにも接触していない位置において
誘電体ベルト9に対向して配置されており、加熱ロール
1に接触する直前の誘電体ベルト9の温度T2を検出す
る。
温度である環境温度T1を検出する。11は温度センサ
であり、誘電体ベルト9が加熱ロール1、加圧ロール2
および用紙4のいずれにも接触していない位置において
誘電体ベルト9に対向して配置されており、加熱ロール
1に接触する直前の誘電体ベルト9の温度T2を検出す
る。
【0028】12は演算部である。この演算部12に
は、温度センサ6,7,8,11のそれぞれの検出出力
が入力されており、各検出信号が示す検出温度を用いて
所定の演算を行うことによってニップ部Nにおけるトナ
ー予測温度Ttを算出する。そして演算部12は、温度
Ttに相当するレベルの信号を減算器13に出力する。
は、温度センサ6,7,8,11のそれぞれの検出出力
が入力されており、各検出信号が示す検出温度を用いて
所定の演算を行うことによってニップ部Nにおけるトナ
ー予測温度Ttを算出する。そして演算部12は、温度
Ttに相当するレベルの信号を減算器13に出力する。
【0029】減算器13には、演算部12が出力する信
号のほかに、目標トナー温度設定部14が出力する信号
が与えられており、目標トナー温度設定部14が出力す
る信号と演算部12が出力する信号とのレベル差を求
め、そのレベル差に相当するレベルの信号を加熱ロール
温度制御回路15へと与える。なお、目標トナー温度設
定部14は、コールド・オフセット限界温度TLよりも
大きく、かつホット・オフセット限界温度THよりも小
さな範囲内で任意に設定された目標トナー温度TMに相
当するレベルの信号を出力する。従って演算部13は、
予め設定された目標トナー温度TMに対する温度Ttの
誤差を求めている。
号のほかに、目標トナー温度設定部14が出力する信号
が与えられており、目標トナー温度設定部14が出力す
る信号と演算部12が出力する信号とのレベル差を求
め、そのレベル差に相当するレベルの信号を加熱ロール
温度制御回路15へと与える。なお、目標トナー温度設
定部14は、コールド・オフセット限界温度TLよりも
大きく、かつホット・オフセット限界温度THよりも小
さな範囲内で任意に設定された目標トナー温度TMに相
当するレベルの信号を出力する。従って演算部13は、
予め設定された目標トナー温度TMに対する温度Ttの
誤差を求めている。
【0030】加熱ロール温度制御回路15は、加熱部材
1cを駆動制御して加熱ロール1の発熱を制御するもの
であり、減算器13から与えられる信号のレベル(目標
トナー温度TMに対する温度Ttの誤差に対応)に基づ
き、この誤差が“0”となるように加熱部材1cへの印
加エネルギを増減する。
1cを駆動制御して加熱ロール1の発熱を制御するもの
であり、減算器13から与えられる信号のレベル(目標
トナー温度TMに対する温度Ttの誤差に対応)に基づ
き、この誤差が“0”となるように加熱部材1cへの印
加エネルギを増減する。
【0031】16は範囲監視部であり、演算部12が出
力する信号が分岐入力されている。また範囲監視部16
には、ホット・オフセット限界温度設定部17が出力す
る信号およびコールド・オフセット限界温度設定部18
が出力する信号がそれぞれ入力されている。そして範囲
監視部16は、演算部12が出力するレベルがホット・
オフセット限界温度設定部17が出力する信号のレベル
よりも小さく、かつコールド・オフセット限界温度設定
部18が出力する信号のレベルよりも大きいか否かを監
視し、この監視結果を示す信号を例えば本熱転写定着装
置が適用される装置の全体を制御する全体制御部などへ
と出力する。なお、ホット・オフセット限界温度設定部
17はホット・オフセット限界温度THに対応するレベ
ルの信号を、またコールド・オフセット限界温度設定部
18はコールド・オフセット限界温度TLに対応するレ
ベルの信号をそれぞれ出力する。
力する信号が分岐入力されている。また範囲監視部16
には、ホット・オフセット限界温度設定部17が出力す
る信号およびコールド・オフセット限界温度設定部18
が出力する信号がそれぞれ入力されている。そして範囲
監視部16は、演算部12が出力するレベルがホット・
オフセット限界温度設定部17が出力する信号のレベル
よりも小さく、かつコールド・オフセット限界温度設定
部18が出力する信号のレベルよりも大きいか否かを監
視し、この監視結果を示す信号を例えば本熱転写定着装
置が適用される装置の全体を制御する全体制御部などへ
と出力する。なお、ホット・オフセット限界温度設定部
17はホット・オフセット限界温度THに対応するレベ
ルの信号を、またコールド・オフセット限界温度設定部
18はコールド・オフセット限界温度TLに対応するレ
ベルの信号をそれぞれ出力する。
【0032】次に以上のように構成された熱転写定着装
置の動作を説明する。まず動作時には、加熱ロール1、
加圧ロール2および誘電体ベルト9は図示しない回転駆
動機構によって図中に矢印で示す方向に回転される。ま
た用紙4および誘電体ベルト9は、加熱ロール1および
加圧ロール2の回転に伴って図中に矢印で示す方向に搬
送される。
置の動作を説明する。まず動作時には、加熱ロール1、
加圧ロール2および誘電体ベルト9は図示しない回転駆
動機構によって図中に矢印で示す方向に回転される。ま
た用紙4および誘電体ベルト9は、加熱ロール1および
加圧ロール2の回転に伴って図中に矢印で示す方向に搬
送される。
【0033】これにより、誘電体ベルト9に形成された
トナー像10はやがてニップ部Nに到達する。そしてト
ナー像10をなすトナーはニップ部Nにおいて発熱ロー
ル1によって加熱されて溶融し、用紙4へと付着する。
かくして、誘電体ベルト9に形成されたトナー像10
が、トナー像5として用紙4へと転写される。
トナー像10はやがてニップ部Nに到達する。そしてト
ナー像10をなすトナーはニップ部Nにおいて発熱ロー
ル1によって加熱されて溶融し、用紙4へと付着する。
かくして、誘電体ベルト9に形成されたトナー像10
が、トナー像5として用紙4へと転写される。
【0034】さて、十分な転写効率を得るためには、前
述の如くニップ部Nにおけるトナー温度の調節を行う必
要がある。以下にこのトナー温度の調節に係る動作を説
明する。
述の如くニップ部Nにおけるトナー温度の調節を行う必
要がある。以下にこのトナー温度の調節に係る動作を説
明する。
【0035】まず、演算部12は、温度センサ6,7,
8,11のそれぞれが出力する検出信号から各温度セン
サ6,7,8,11で検出される環境温度T1、ベルト
温度T2、加熱ロール表面温度T3および加圧ロール表
面温度T4のそれぞれを判断し、次の(1)式によりニ
ップ部Nでのトナー予測温度Ttを計算する。
8,11のそれぞれが出力する検出信号から各温度セン
サ6,7,8,11で検出される環境温度T1、ベルト
温度T2、加熱ロール表面温度T3および加圧ロール表
面温度T4のそれぞれを判断し、次の(1)式によりニ
ップ部Nでのトナー予測温度Ttを計算する。
【0036】 Tt=k1・T1+k2・T2+k3・T3+k4・T4 …(1) なおこの(1)式において、k1,k2,k3,k4は
以下のようにして予め設定される係数である。
以下のようにして予め設定される係数である。
【0037】図2は、図1に示す熱転写定着装置におけ
る素材の物性値の一例を表わすものである。また図3お
よび図4は、各物性値を図2に示す状態としたときにお
いて係数k1,k2,k3,k4の値を求めた結果を示
すものであり、図3はプリヒート部Pの長さを20mm
として、62.5mm/s,125mm/s,250m
m/s,500mm/sなる4種類の周速のいずれかを
組み合わせた場合、また図4はプリヒート部Pの長さを
100mmとして、62.5mm/s,125mm/
s,250mm/s,500mm/sなる4種類の周速
のいずれかを組み合わせた場合をそれぞれ示す。さらに
図5および図6は、図3および図4に示す結果から、周
速と係数との関係をグラフとして示した図であり、図5
が図3に、また図6が図4にそれぞれ対応する。
る素材の物性値の一例を表わすものである。また図3お
よび図4は、各物性値を図2に示す状態としたときにお
いて係数k1,k2,k3,k4の値を求めた結果を示
すものであり、図3はプリヒート部Pの長さを20mm
として、62.5mm/s,125mm/s,250m
m/s,500mm/sなる4種類の周速のいずれかを
組み合わせた場合、また図4はプリヒート部Pの長さを
100mmとして、62.5mm/s,125mm/
s,250mm/s,500mm/sなる4種類の周速
のいずれかを組み合わせた場合をそれぞれ示す。さらに
図5および図6は、図3および図4に示す結果から、周
速と係数との関係をグラフとして示した図であり、図5
が図3に、また図6が図4にそれぞれ対応する。
【0038】係数k1の求め方は、まず温度T1以外の
温度は一定として変動させずに温度T1をΔT1だけ微
小変化させる。この際に、温度T1および温度T1+Δ
T1のそれぞれにおけるトナー予測温度Ttおよびトナ
ー予測温度Tt+ΔTtをシミュレーションによって求
め、その時の微小変化分ΔTtを求める。そして温度の
微小変化分ΔT1およびトナー予測温度の微小変化分Δ
Ttを用い、 k1=ΔTt/ΔT1 なる計算により係数k1を求めている。
温度は一定として変動させずに温度T1をΔT1だけ微
小変化させる。この際に、温度T1および温度T1+Δ
T1のそれぞれにおけるトナー予測温度Ttおよびトナ
ー予測温度Tt+ΔTtをシミュレーションによって求
め、その時の微小変化分ΔTtを求める。そして温度の
微小変化分ΔT1およびトナー予測温度の微小変化分Δ
Ttを用い、 k1=ΔTt/ΔT1 なる計算により係数k1を求めている。
【0039】同様にして、係数k2,k3,k4を求め
ている。なお、図3および図4から、実用的な周速範囲
62.5mm/sから500mm/sにおいては係数k1,k
2,k3,k4がそれぞれ、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる範囲内にあることが分かった。
ている。なお、図3および図4から、実用的な周速範囲
62.5mm/sから500mm/sにおいては係数k1,k
2,k3,k4がそれぞれ、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる範囲内にあることが分かった。
【0040】また係数k1,k2,k3,k4には、合
計がほぼ1になることが分かった。このため、係数k
1,k2,k3,k4を設定するに当たっては、この4
つの係数k1,k2,k3,k4のうちの任意の3つを
上述のようにして設定したのち、 k1+k2+k3+k4=1 なる式が成り立つように残り1つの係数を設定すれば、
係数の設定にかかる作業を簡易化できる。
計がほぼ1になることが分かった。このため、係数k
1,k2,k3,k4を設定するに当たっては、この4
つの係数k1,k2,k3,k4のうちの任意の3つを
上述のようにして設定したのち、 k1+k2+k3+k4=1 なる式が成り立つように残り1つの係数を設定すれば、
係数の設定にかかる作業を簡易化できる。
【0041】次に、以上のようにして設定した係数k
1,k2,k3,k4を適用した場合の前記(1)式を
検証する。図7は、k1を0.262、k2を0.11
74、k3を0.5488、k4を0.0548にそれ
ぞれ設定した上で、T1を20℃、40℃、60℃のい
ずれか、T2を20℃、35℃、50℃のいずれか、T
4を20℃、60℃、100℃のいずれかとした全ての
組み合わせでそれぞれT3をTt=105℃になるよう
に前記(1)式から求め、温度T1,T2,T3,T4
を出揃った各値としてシミュレーションを行い、ニップ
部Nにおけるトナー温度を計算した結果を示すものであ
る。また図8は、図7に示す結果をグラフとして示した
ものである。
1,k2,k3,k4を適用した場合の前記(1)式を
検証する。図7は、k1を0.262、k2を0.11
74、k3を0.5488、k4を0.0548にそれ
ぞれ設定した上で、T1を20℃、40℃、60℃のい
ずれか、T2を20℃、35℃、50℃のいずれか、T
4を20℃、60℃、100℃のいずれかとした全ての
組み合わせでそれぞれT3をTt=105℃になるよう
に前記(1)式から求め、温度T1,T2,T3,T4
を出揃った各値としてシミュレーションを行い、ニップ
部Nにおけるトナー温度を計算した結果を示すものであ
る。また図8は、図7に示す結果をグラフとして示した
ものである。
【0042】この図から分かるように、温度T1,T
2,T3,T4が前記(1)式を満たしていれば、ニッ
プ部Nにおけるトナー温度は105℃に非常に近いもの
となる。なお、ニップ部Nにおけるトナー温度はわずか
ずつ105℃からずれているが、この差は計算誤差の範
囲程度である。
2,T3,T4が前記(1)式を満たしていれば、ニッ
プ部Nにおけるトナー温度は105℃に非常に近いもの
となる。なお、ニップ部Nにおけるトナー温度はわずか
ずつ105℃からずれているが、この差は計算誤差の範
囲程度である。
【0043】温度T1,T2,T3,T4の可変範囲を
さらに広げた場合について前記(1)式を検証してみる
と、図9および図10に示すような結果が得られる。図
9は、T1,T2,T4を互いに同じ温度で0℃,50
℃,100℃,150℃,200℃と変化させ、T3を
Tt=105℃となるように前記(1)式にて計算し、
T1,T2,T3,T4を出揃った各値としてシミュレ
ーションを行い、ニップ部Nにおけるトナー温度を計算
した結果を示すものである。また図10は、図9に示す
結果をグラフとして示したものである。
さらに広げた場合について前記(1)式を検証してみる
と、図9および図10に示すような結果が得られる。図
9は、T1,T2,T4を互いに同じ温度で0℃,50
℃,100℃,150℃,200℃と変化させ、T3を
Tt=105℃となるように前記(1)式にて計算し、
T1,T2,T3,T4を出揃った各値としてシミュレ
ーションを行い、ニップ部Nにおけるトナー温度を計算
した結果を示すものである。また図10は、図9に示す
結果をグラフとして示したものである。
【0044】なお、以上の検証におけるシミュレーショ
ンは、図1に示す構成において成り立つ連立の1階常微
分方程式を状態方程式で表わし、パデ法の近似解法する
方法により行うものであり、コンピュータを用いて実施
した。この例を図11に示す。
ンは、図1に示す構成において成り立つ連立の1階常微
分方程式を状態方程式で表わし、パデ法の近似解法する
方法により行うものであり、コンピュータを用いて実施
した。この例を図11に示す。
【0045】以上の検証から明らかなように、ほとんど
全ての温度範囲において前記(1)式が成り立ち、演算
部12において前記(1)式の計算を行うことによって
ニップ部Nにおけるトナーの温度を精度良く予測するこ
とができる。
全ての温度範囲において前記(1)式が成り立ち、演算
部12において前記(1)式の計算を行うことによって
ニップ部Nにおけるトナーの温度を精度良く予測するこ
とができる。
【0046】このように精度良く予測された温度に対応
する信号は減算器13において目標トナー温度設定部1
4が出力する目標トナー温度TMに対応したレベルの信
号とのレベル差が求められる。そして加熱ロール温度制
御回路15において、その差が0になるように、差が正
の時には加熱部材1cの加熱量を減らし、差が負の時に
は加熱量を増やすように加熱ロール1の表面温度を制御
する。
する信号は減算器13において目標トナー温度設定部1
4が出力する目標トナー温度TMに対応したレベルの信
号とのレベル差が求められる。そして加熱ロール温度制
御回路15において、その差が0になるように、差が正
の時には加熱部材1cの加熱量を減らし、差が負の時に
は加熱量を増やすように加熱ロール1の表面温度を制御
する。
【0047】なお目標トナー温度TMは、例えばホット
・オフセット限界温度THとコールド・オフセット限界
温度TLとの平均値、すなわち、 TM=(TH+TL)/2 とすれば良い。
・オフセット限界温度THとコールド・オフセット限界
温度TLとの平均値、すなわち、 TM=(TH+TL)/2 とすれば良い。
【0048】さて範囲監視部16では、演算部12が出
力する信号のレベルが、ホット・オフセット限界温度設
定部17が出力する信号のレベルよりも小さく、かつコ
ールド・オフセット限界温度設定部18が出力する信号
のレベルよりも大きいか否かを監視することによって、
トナー予測温度Ttが、 TL<Tt<TH …(2) なる範囲内にあるか否かを監視している。
力する信号のレベルが、ホット・オフセット限界温度設
定部17が出力する信号のレベルよりも小さく、かつコ
ールド・オフセット限界温度設定部18が出力する信号
のレベルよりも大きいか否かを監視することによって、
トナー予測温度Ttが、 TL<Tt<TH …(2) なる範囲内にあるか否かを監視している。
【0049】そして前記(2)式が成り立つなら、範囲
監視部16は全体制御部等へとレディ信号を出力する。
また、トナー予測温度Ttが一定時間に亙ってホット・
オフセット限界温度THより大きかった場合には、範囲
監視部16は全体制御部等へアラーム信号を出力する。
監視部16は全体制御部等へとレディ信号を出力する。
また、トナー予測温度Ttが一定時間に亙ってホット・
オフセット限界温度THより大きかった場合には、範囲
監視部16は全体制御部等へアラーム信号を出力する。
【0050】かくして本実施例によれば、用紙4の温度
である環境温度T1、誘電体ベルト9の温度T2、加熱
ロール1の表面温度T3および加圧ロール2の表面温度
T4をそれぞれ検出し、これらを前記(1)式に代入し
てニップ部Nにおけるトナー温度を予測するので、ニッ
プ部Nにおける実際のトナー温度を精度良く予測するこ
とができ、ニップ部Nにおける実際のトナー温度を目標
トナー温度TMに確実に制御することができる。これに
より、良好な転写、定着が可能となる。
である環境温度T1、誘電体ベルト9の温度T2、加熱
ロール1の表面温度T3および加圧ロール2の表面温度
T4をそれぞれ検出し、これらを前記(1)式に代入し
てニップ部Nにおけるトナー温度を予測するので、ニッ
プ部Nにおける実際のトナー温度を精度良く予測するこ
とができ、ニップ部Nにおける実際のトナー温度を目標
トナー温度TMに確実に制御することができる。これに
より、良好な転写、定着が可能となる。
【0051】また本実施例によれば、トナー予測温度T
tが目標トナー温度TMとは若干違っていても、前記
(2)式が成り立っていればレディとするので、待機時
間を短縮でき、安定動作状態の期間を長くすることがで
きる。
tが目標トナー温度TMとは若干違っていても、前記
(2)式が成り立っていればレディとするので、待機時
間を短縮でき、安定動作状態の期間を長くすることがで
きる。
【0052】(第2実施例)図12は本発明の第2実施
例に係る熱転写定着装置の要部構成を示す図である。な
お、図1および図13と同一部分には同一符号を付す
る。
例に係る熱転写定着装置の要部構成を示す図である。な
お、図1および図13と同一部分には同一符号を付す
る。
【0053】ここで本実施例の熱転写定着装置が前記第
1実施例の熱転写定着装置と異なる点は、演算部12に
代えて演算部20を設けるとともに、この演算部20に
温度センサ6,7,8,11がそれぞれ出力する信号の
他に、目標トナー温度設定部14が出力する信号を入力
し、また減算器13に演算部12が出力する信号と温度
センサ6が出力する信号とをそれぞれ入力する構成をな
す点である。
1実施例の熱転写定着装置と異なる点は、演算部12に
代えて演算部20を設けるとともに、この演算部20に
温度センサ6,7,8,11がそれぞれ出力する信号の
他に、目標トナー温度設定部14が出力する信号を入力
し、また減算器13に演算部12が出力する信号と温度
センサ6が出力する信号とをそれぞれ入力する構成をな
す点である。
【0054】演算部20は、温度センサ6,7,8,1
1がそれぞれ出力する信号を受けて前記(1)式により
トナー予測温度Ttを前記第1実施例と同様に求め、ト
ナー予測温度Ttに対応するレベルの信号を範囲監視部
16に与える。
1がそれぞれ出力する信号を受けて前記(1)式により
トナー予測温度Ttを前記第1実施例と同様に求め、ト
ナー予測温度Ttに対応するレベルの信号を範囲監視部
16に与える。
【0055】また演算部20は、目標トナー温度設定部
14が出力する信号から目標トナー温度Tt′を認識
し、目標加熱ロール温度T3′を前記(1)式を変形し
てなる、 T3′=(Tt′−k1・T1−k2・T2−k4・T
4)/k3 なる式で求め、このT3′に対応するレベルの信号を減
算器13へと出力する。
14が出力する信号から目標トナー温度Tt′を認識
し、目標加熱ロール温度T3′を前記(1)式を変形し
てなる、 T3′=(Tt′−k1・T1−k2・T2−k4・T
4)/k3 なる式で求め、このT3′に対応するレベルの信号を減
算器13へと出力する。
【0056】演算部20が出力する信号は減算器13に
おいて温度センサ6が出力する信号とのレベル差が求め
られる。そして加熱ロール温度制御回路15において、
その差が0になるように、差が正の時には加熱部材1c
の加熱量を減らし、差が負の時には加熱量を増やすよう
に加熱ロール1の表面温度を制御する。これにより、温
度T3が目標加熱ロール温度T3′と等しくなるように
制御され、結果としてトナー予測温度Ttは目標トナー
温度Tt′に等しくなるように制御されることになる。
おいて温度センサ6が出力する信号とのレベル差が求め
られる。そして加熱ロール温度制御回路15において、
その差が0になるように、差が正の時には加熱部材1c
の加熱量を減らし、差が負の時には加熱量を増やすよう
に加熱ロール1の表面温度を制御する。これにより、温
度T3が目標加熱ロール温度T3′と等しくなるように
制御され、結果としてトナー予測温度Ttは目標トナー
温度Tt′に等しくなるように制御されることになる。
【0057】かくして本実施例によれば、前記第1実施
例と同様な効果が得られる上に、2重のフィードバック
・ループによる制御がなされることになるために、より
安定な制御が行える。なお本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形実施が可能である。
例と同様な効果が得られる上に、2重のフィードバック
・ループによる制御がなされることになるために、より
安定な制御が行える。なお本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形実施が可能である。
【0058】
【発明の効果】第1の発明は、例えば誘電体ベルトなど
の像担持体、加熱ロールおよび加圧ロールのいずれかが
接触する以前における用紙の温度T1を検出する用紙温
度検出手段と、前記加熱ロール、前記加圧ロールおよび
前記用紙のいずれかが接触する以前における前記像担持
体の温度T2を検出する担持体温度検出手段と、前記像
担持体、前記加圧ロールおよび前記用紙のいずれかが接
触する以前における前記加熱ロールの表面温度T3を検
出する加熱ロール温度検出手段と、前記像担持体、前記
加熱ロールおよび前記用紙のいずれかが接触する以前に
おける前記加圧ロールの表面温度T4を検出する加圧ロ
ール温度検出手段と、前記温度T1,T2,T3,T4
および、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる条件で予め定められた係数k1,k2,k3,k4
とを用いて、 Tt=k1・T1+k2・T2+k3・T3+k4・T
4 なる式で求まる、前記トナー像をなすトナーの前記ニッ
プ部での予測温度Ttが、所定のコールド・オフセット
限界温度よりも大きく、かつ所定のホット・オフセット
限界温度よりも小さくなるように前記加熱ロールの温度
を制御する制御手段とを備えた。
の像担持体、加熱ロールおよび加圧ロールのいずれかが
接触する以前における用紙の温度T1を検出する用紙温
度検出手段と、前記加熱ロール、前記加圧ロールおよび
前記用紙のいずれかが接触する以前における前記像担持
体の温度T2を検出する担持体温度検出手段と、前記像
担持体、前記加圧ロールおよび前記用紙のいずれかが接
触する以前における前記加熱ロールの表面温度T3を検
出する加熱ロール温度検出手段と、前記像担持体、前記
加熱ロールおよび前記用紙のいずれかが接触する以前に
おける前記加圧ロールの表面温度T4を検出する加圧ロ
ール温度検出手段と、前記温度T1,T2,T3,T4
および、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる条件で予め定められた係数k1,k2,k3,k4
とを用いて、 Tt=k1・T1+k2・T2+k3・T3+k4・T
4 なる式で求まる、前記トナー像をなすトナーの前記ニッ
プ部での予測温度Ttが、所定のコールド・オフセット
限界温度よりも大きく、かつ所定のホット・オフセット
限界温度よりも小さくなるように前記加熱ロールの温度
を制御する制御手段とを備えた。
【0059】また第2の発明は、前記第1の発明におけ
る係数k1,k2,k3,k4のうちの3つを実験また
はシミュレーションによって定め、残る1つを 1=k1+k2+k3+k4 なる式によって定めるようにした。
る係数k1,k2,k3,k4のうちの3つを実験また
はシミュレーションによって定め、残る1つを 1=k1+k2+k3+k4 なる式によって定めるようにした。
【0060】これらにより、トナー像をなすトナーのニ
ップ部での温度を、所定のコールド・オフセット限界温
度よりも大きく、かつ所定のホット・オフセット限界温
度よりも小さな範囲に確実に制御することができ、用紙
へのトナー像の転写および定着を同時に、しかも良好な
転写効率で行うことができる熱転写定着装置となる。
ップ部での温度を、所定のコールド・オフセット限界温
度よりも大きく、かつ所定のホット・オフセット限界温
度よりも小さな範囲に確実に制御することができ、用紙
へのトナー像の転写および定着を同時に、しかも良好な
転写効率で行うことができる熱転写定着装置となる。
【図1】本発明の第1実施例に係る熱転写定着装置の要
部構成を示す図。
部構成を示す図。
【図2】図1に示す熱転写定着装置における素材の物性
値の一例を表わす図。
値の一例を表わす図。
【図3】各物性値を図2に示す状態とし、プリヒート部
Pの長さを20mmとして、62.5mm/s,125
mm/s,250mm/s,500mm/sなる4種類
の周速のいずれかを組み合わせた場合において係数k
1,k2,k3,k4の値を求めた結果を示す図。
Pの長さを20mmとして、62.5mm/s,125
mm/s,250mm/s,500mm/sなる4種類
の周速のいずれかを組み合わせた場合において係数k
1,k2,k3,k4の値を求めた結果を示す図。
【図4】各物性値を図2に示す状態とし、プリヒート部
Pの長さを100mmとして、62.5mm/s,12
5mm/s,250mm/s,500mm/sなる4種
類の周速のいずれかを組み合わせた場合において係数k
1,k2,k3,k4の値を求めた結果を示す図。
Pの長さを100mmとして、62.5mm/s,12
5mm/s,250mm/s,500mm/sなる4種
類の周速のいずれかを組み合わせた場合において係数k
1,k2,k3,k4の値を求めた結果を示す図。
【図5】図3に示す結果を周速と係数との関係を示すグ
ラフとして示した図。
ラフとして示した図。
【図6】図4に示す結果を周速と係数との関係を示すグ
ラフとして示した図。
ラフとして示した図。
【図7】(1)式を検証するためのシミュレーション結
果を示す図。
果を示す図。
【図8】図7に示す結果をグラフとして示した図。
【図9】(1)式を検証するためのシミュレーション結
果を示す図。
果を示す図。
【図10】図9に示す結果をグラフとして示した図。
【図11】(1)式を検証するためのシミュレーション
の方法を説明するための図。
の方法を説明するための図。
【図12】本発明の第2実施例に係る熱転写定着装置の
要部構成を示す図。
要部構成を示す図。
【図13】従来技術を説明する図。
1…加熱ロール 1c…加熱部材 2…加圧ロール 4…用紙 5,10…トナー像 6,7,8,11…温度センサ 9…誘電体ベルト 12,20…演算部 13…減算器 14…目標トナー温度設定部 15…加熱ロール温度制御回路 16…範囲監視部 17…ホット・オフセット限界温度設定部 18…コールド・オフセット限界温度設定部 N…ニップ部
Claims (2)
- 【請求項1】 像担持体および用紙を互いに重ねた状態
で加熱ロールと加圧ロールとで挟持することにより、前
記加熱ロールと前記加圧ロールとの間に形成されるニッ
プ部において圧力と加熱ロールの発熱とによって前記像
担持体に付着したトナー像を前記用紙に転写・定着させ
る熱転写定着装置において、 前記像担持体、前記加熱ロールおよび前記加圧ロールの
いずれかが接触する以前における前記用紙の温度T1を
検出する用紙温度検出手段と、 前記加熱ロール、前記加圧ロールおよび前記用紙のいず
れかが接触する以前における前記像担持体の温度T2を
検出する担持体温度検出手段と、 前記像担持体、前記加圧ロールおよび前記用紙のいずれ
かが接触する以前における前記加熱ロールの表面温度T
3を検出する加熱ロール温度検出手段と、 前記像担持体、前記加熱ロールおよび前記用紙のいずれ
かが接触する以前における前記加圧ロールの表面温度T
4を検出する加圧ロール温度検出手段と、 前記温度T1,T2,T3,T4および、 0.10<k1<0.30 0.01<k2<0.40 0.20<k3<0.70 0.02<k4<0.20 なる条件で予め定められた係数k1,k2,k3,k4
とを用いて、 Tt=k1・T1+k2・T2+k3・T3+k4・T
4 なる式で求まる、前記トナー像をなすトナーの前記ニッ
プ部での予測温度Ttが、所定のコールド・オフセット
限界温度よりも大きく、かつ所定のホット・オフセット
限界温度よりも小さくなるように前記加熱ロールの温度
を制御する制御手段と具備したことを特徴とする熱転写
定着装置。 - 【請求項2】 係数k1,k2,k3,k4は、3つを
実験またはシミュレーションによって定め、残る1つ
を、 1=k1+k2+k3+k4 なる式によって定めたことを特徴とする請求項1に記載
の熱転写定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20389994A JPH0869203A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 熱転写定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20389994A JPH0869203A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 熱転写定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0869203A true JPH0869203A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16481564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20389994A Withdrawn JPH0869203A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 熱転写定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0869203A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-08-29 JP JP20389994A patent/JPH0869203A/ja not_active Withdrawn
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