JP2008180947A - 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の構成を利用した安価且つ簡易な構成によって用紙種類を識別することを可能とした画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムを提供する。
【解決手段】加熱用のヒータ24を有して用紙14に転写されたトナー画像を定着させる定着部20と、定着部20にまで用紙14を搬送する搬送路Rとを具備する画像形成装置において、定着部20を所定温度に保持するためにヒータ24の制御をするヒータ制御手段と、用紙14が通過する前後又は通過中の定着部20の温度を少なくとも2回検知する温度検知手段と、温度検知手段で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別手段とを具備したものとする。
【選択図】図1
【解決手段】加熱用のヒータ24を有して用紙14に転写されたトナー画像を定着させる定着部20と、定着部20にまで用紙14を搬送する搬送路Rとを具備する画像形成装置において、定着部20を所定温度に保持するためにヒータ24の制御をするヒータ制御手段と、用紙14が通過する前後又は通過中の定着部20の温度を少なくとも2回検知する温度検知手段と、温度検知手段で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別手段とを具備したものとする。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムに関するものである。
プリンタ等の画像形成装置を用いて様々な種類の用紙に画像形成(印刷)を行う場合、これらの各種用紙(普通紙、厚紙、OHP、再生紙、カラー紙、光沢紙等)の物性に応じて画像形成の結果に違いが生じることから、所望の結果を得るためには画像形成の度に用紙種類を選択し、画像形成条件(印刷条件)を設定し直す必要がある。ここでの画像形成条件としては、用紙を定着手段に通紙する際の温度や速度等の定着条件が挙げられる。例えば、用紙種類が普通紙であれば通紙温度185[℃]、通紙速度150[mm/s]、中厚口の普通紙であれば通紙温度190[℃]、通紙速度150[mm/s]、厚紙であれば通紙温度185[℃]、通紙速度75[mm/s]、OHPであれば通紙温度180[℃]、通紙速度60[mm/s]といった具合である。
このため、ユーザ自らが画像形成時に用紙種類を設定するといった方式を採ることが一般的である。しかし、近年は画像形成可能な用紙種類の多様化が進んでいるので、この方式ではユーザが用紙種類を識別する作業が煩雑となり、設定ミスや設定忘れを起こし易くなるといった問題がある。
そこで上記問題を解決するものとして、例えば用紙の光透過量をフォトセンサで検出することで用紙種類を識別するといった方式のもの(特許文献1参照)や、用紙の一点を加熱して加熱部分の温度変化に基づいて用紙種類を識別するといった方式のもの(特許文献2参照)が提案されている。
しかし、これらは用紙種類を識別するために特別な装置を必要とするものであり、安価且つ簡易な構成で提供することが困難であるといった問題を有していた。
特開平5−297763
特開2005−181198
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、既存の構成を利用した安価且つ簡易な構成によって用紙種類を識別することを可能にした画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、用紙に現像剤像を転写する転写手段と、加熱用のヒータを有して用紙に転写された現像剤像を定着させる定着手段と、定着手段にまで用紙を搬送する搬送手段とを具備する画像形成装置において、定着手段を所定温度に保持するためにヒータの制御をするヒータ制御手段と、用紙が通過する前後又は通過中の定着手段の温度を少なくとも2回検知する温度検知手段と、温度検知手段で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別手段とを具備したものとする。ヒータを有する定着手段や搬送手段は画像形成装置に既存の構成であるから、このようにすることで、既存の構成を利用した安価且つ簡易な構成によって用紙種類を識別することができる画像形成装置を提供することが可能となる。
上記構成の画像形成装置にあっては、識別手段は、温度勾配と用紙種類とを対応付けたテーブルを用いるものであることが好適である。このようにすることで、用紙種類を素早く且つ正確に識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成装置にあっては、用紙長さを検知する用紙長さ検知手段を具備し、且つ識別手段は、温度勾配と用紙種類とを対応付けた複数のテーブルを、用紙長さに応じて選択的に用いるものであることも好適である。このようにすることで、用紙種類を素早く且つ正確に識別することが可能であるとともに、多様なサイズの用紙を用いる場合でも正確に識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成装置にあっては、ヒータ制御手段は、温度検知手段による2回目の温度検知までにヒータをオフにするものであることが好適である。このようにすることで、通紙中に定着手段の温度が低下し易くなり、したがって通紙前後の温度勾配を基に更に正確に用紙種類を識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成装置にあっては、搬送手段は、用紙の搬送速度を通常の画像形成時よりも速く設定するものであることが好適である。このようにすることで、用紙の識別に要する時間を短縮して利便性を向上させることが可能となる。なお、ここでの搬送速度は、用紙種類の識別に影響が出ない範囲で速く設定する。
また上記構成の画像形成装置にあっては、識別手段を用いて1枚目の用紙種類を識別した後、その用紙種類に対応した画像形成条件で引き続いて画像形成を行うよう各手段を制御する制御手段を具備することが好適である。このようにすることで、ユーザの手を煩わすことなく、通紙温度や通紙速度等の画像形成条件を素早く最適なものに設定して印刷を実行することが可能となる。
このように引き続いて画像形成を行う画像形成装置の場合、定着手段を通過した後の用紙を転写手段前の搬送路中に戻す戻し搬送手段を具備し、且つ制御手段は、用紙種類の識別に用いた1枚目の用紙を戻し搬送手段にて搬送路中に戻して画像形成を行わせるものであることが好適である。このようにすることで、用紙種類の識別に用いた用紙をそのまま利用して画像形成を行うことが可能となる。
更にこの画像形成装置にあっては、制御手段は、戻し搬送手段にて搬送路中に戻される1枚目の用紙に先行して、2枚目の用紙に画像形成を行わせるものであることが好適である。1枚目の用紙が戻し搬送手段にて搬送路中に戻されるまでに時間がかかるが、このように2枚目の用紙を先行させることで、ファーストプリントを高速化することが可能となる。
またこの画像形成装置にあっては、制御手段は、識別手段により1枚目の用紙種類が識別不能であった場合に、後の画像形成を中止するものであることが好適である。このようにすることで、不適当な画像形成条件で後の画像形成を実行してしまうといった事態が回避される。したがって用紙の無駄な消費を防止することが可能となる。
また、上記課題を解決するために本発明を、転写手段により用紙に転写された画像を定着手段のヒータの加熱で定着させて画像形成を行う画像形成方法において、画像形成前の工程として、定着手段にまで用紙を搬送する搬送工程と、定着手段を所定温度に保持するようにヒータの制御をするヒータ制御工程と、用紙が通過する前後又は通過中の定着手段の温度を少なくとも2回検知する温度検知工程と、温度検知工程で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別工程とを具備したものとすることも好ましい。このようにすることで、既存の構成を利用した安価且つ簡易な構成によって用紙種類を識別することができる画像形成方法を提供することが可能となる。
上記構成の画像形成方法にあっては、識別工程は、温度勾配と用紙種類とを対応付けたテーブルを用いるものであることが好適である。このようにすることで、用紙種類を素早く且つ正確に識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成方法にあっては、用紙長さを検知する用紙長さ検知工程を具備し、且つ識別工程は、温度勾配と用紙種類とを対応付けた複数のテーブルを、用紙長さに応じて選択的に用いるものであることも好適である。このようにすることで、用紙種類を素早く且つ正確に識別することが可能であるとともに、多様なサイズの用紙を用いる場合でも正確に識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成方法にあっては、ヒータ制御工程は、温度検知手段による2回目の温度検知までにヒータをオフにするものであることが好適である。このようにすることで、通紙中に定着手段の温度が低下し易くなり、したがって通紙前後の温度勾配を基に更に正確に用紙種類を識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成方法にあっては、搬送工程は、用紙の搬送速度を通常の画像形成時よりも速く設定するものであることが好適である。このようにすることで、用紙の識別に要する時間を短縮して利便性を向上させることが可能となる。
また上記構成の画像形成方法にあっては、識別工程にて1枚目の用紙種類を識別した後、その用紙種類に対応した画像形成条件で引き続いて画像形成を行う制御工程を具備することが好適である。このようにすることで、ユーザの手を煩わすことなく、通紙温度や通紙速度等の画像形成条件を素早く最適なものに設定して印刷を実行することが可能となる。
このように引き続いて画像形成を行う画像形成方法の場合、定着手段を通過した後の用紙を転写手段前の搬送路中に戻す戻し搬送工程を具備し、且つ制御工程は、用紙種類の識別に用いた1枚目の用紙を戻し搬送工程にて搬送路中に戻して画像形成を行わせるものであることが好適である。このようにすることで、用紙種類の識別に用いた用紙をそのまま利用して画像形成を行うことが可能となる。
更にこの画像形成方法にあっては、制御工程は、戻し搬送工程にて搬送路中に戻される1枚目の用紙に先行して、2枚目の用紙に画像形成を行わせるものであることが好適である。1枚目の用紙が戻し搬送手段にて搬送路中に戻されるまでに時間がかかるが、このように2枚目の用紙を先行させることで、ファーストプリントを高速化することが可能となる。
またこの画像形成方法にあっては、制御工程は、識別工程にて1枚目の用紙種類が識別不能であった場合に、後の画像形成を中止するものであることが好適である。このようにすることで、不適当な画像形成条件で後の画像形成を実行してしまうといった事態が回避される。したがって用紙の無駄な消費を防止することが可能となる。
また、上記課題を解決するために本発明を、転写手段により用紙に転写された画像を定着手段のヒータの加熱で定着させて画像形成を行わせる前の工程として、定着手段にまで用紙を搬送する搬送工程と、定着手段を所定温度に保持するようにヒータの制御をするヒータ制御工程と、用紙が通過する前後又は通過中の定着手段の温度を少なくとも2回検知する温度検知工程と、温度検知工程で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別工程とをコンピュータに実行させるようにプラグラミングされていることを特徴とする画像形成プログラムとすることも好ましい。このようにすることで、既存の構成を利用した安価且つ簡易な構成によって用紙種類を識別することができる画像形成プログラムを提供することが可能となる。
上記構成の画像形成プログラムにあっては、識別工程は、温度勾配と用紙種類とを対応付けたテーブルを用いるものであることが好適である。このようにすることで、用紙種類を素早く且つ正確に識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成プログラムにあっては、用紙長さを検知する用紙長さ検知工程を具備し、且つ識別工程は、温度勾配と用紙種類とを対応付けた複数のテーブルを、用紙長さに応じて選択的に用いるものであることも好適である。このようにすることで、用紙種類を素早く且つ正確に識別することが可能であるとともに、多様なサイズの用紙を用いる場合でも正確に識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成プログラムにあっては、ヒータ制御工程は、温度検知手段による2回目の温度検知までにヒータをオフにするものであることが好適である。このようにすることで、通紙中に定着手段の温度が低下し易くなり、したがって通紙前後の温度勾配を基に更に正確に用紙種類を識別することが可能となる。
また上記構成の画像形成プログラムにあっては、搬送工程は、用紙の搬送速度を通常の画像形成時よりも速く設定するものであることが好適である。このようにすることで、用紙の識別に要する時間を短縮して利便性を向上させることが可能となる。
また上記構成の画像形成プログラムにあっては、識別工程にて1枚目の用紙種類を識別した後、その用紙種類に対応した画像形成条件で引き続いて画像形成を行う制御工程を具備することが好適である。このようにすることで、ユーザの手を煩わすことなく、通紙温度や通紙速度等の画像形成条件を素早く最適なものに設定して印刷を実行することが可能となる。
このように引き続いて画像形成を行う画像形成プログラムの場合、定着手段を通過した後の用紙を転写手段前の搬送路中に戻す戻し搬送工程を具備し、且つ制御工程は、用紙種類の識別に用いた1枚目の用紙を戻し搬送工程にて搬送路中に戻して画像形成を行わせるものであることが好適である。このようにすることで、用紙種類の識別に用いた用紙をそのまま利用して画像形成を行うことが可能となる。
更にこの画像形成プログラムにあっては、制御工程は、戻し搬送工程にて搬送路中に戻される1枚目の用紙に先行して、2枚目の用紙に画像形成を行わせるものであることが好適である。1枚目の用紙が戻し搬送手段にて搬送路中に戻されるまでに時間がかかるが、このように2枚目の用紙を先行させることで、ファーストプリントを高速化することが可能となる。
またこの画像形成プログラムにあっては、制御工程は、識別工程にて1枚目の用紙種類が識別不能であった場合に、後の画像形成を中止するものであることが好適である。このようにすることで、不適当な画像形成条件で後の画像形成を実行してしまうといった事態が回避される。したがって用紙の無駄な消費を防止することが可能となる。
なお、以上述べた各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜組合せ可能である。
本発明は、既存の構成を利用した安価且つ簡易な構成によって用紙種類を識別することが可能になるといった効果を奏する。
以下、本発明の画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムを、添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1には、本発明の画像形成装置の基本的構成を概略的に示している。
図示例の画像形成装置はカラーレーザプリンタであって、装置本体1内において転写ベルト2に沿うように各色のトナーカートリッジ3Bk,3M,3C,3Yを並設させた所謂タンデムタイプの構造となっている。転写ベルト2は図1中においては反時計回りに回転駆動され、この回転方向の上流側から下流側に向けてトナーカートリッジ3Bk,3M,3C,3Yが順に配設されている。なお、トナーカートリッジ3Bk,3M,3C,3Yはそれぞれブラック、マゼンタ、シアン、イエローの画像を形成するものである。
これら各トナーカートリッジ3Bk,3M,3C,3Yを用いた画像形成部は、形成する現像剤像たるトナー画像の色が異なるだけで構造は共通であるから、以下の説明においてはトナーカートリッジ3Bkを用いたブラック画像形成部についてのみ具体的に説明し、他のトナーカートリッジ3M,3C,3Yを用いた画像形成部についてはブラック画像形成部の各構成要素の符合に付したBkに替えてM,C,Yを付した符合を図示するに留める。
ブラック画像形成部はトナーカートリッジ3Bkの他に、ドラム型の感光体4Bkや、この感光体4Bkの周囲に配置された帯電器5Bkや、露光器6、現像器7Bk、クリーナーブレード8Bk等から構成されている。露光器6は、各トナーカートリッジ3Bk,3M,3C,3Yが形成する画像色に対応する露光光であるレーザ光9Bk,9M,9C,9Yを照射するように構成されている。
印刷に際して、感光体4Bkの外周面は、暗中にて帯電器5Bkにより一様に帯電された後に、露光器6から照射されるブラック画像用のレーザ光9Bkにより露光され、静電潜像を形成する。現像器7Bkは、この静電潜像をトナーカートリッジ3Bkから供給ローラ10Bkを介して供給されるブラックトナーにより可視像化する。これにより、感光体4Bkの外表面にはブラックのトナー画像が形成される。
この感光体4Bkと接することとなる転写ベルト2は、2次転写駆動ローラ11と転写ベルトテンションローラ12との間に巻回された無端ベルトである。2次転写駆動ローラ11は、駆動モータ(図示せず)により回転駆動されるものであり、この駆動モータと2次転写駆動ローラ11と転写ベルトテンションローラ12とで、転写ベルト2を回転駆動させる駆動手段を構成している。転写ベルト2を挟んで感光体4Bkと反対側の位置には、一次転写ローラ13Bkを配しており、この一次転写ローラ13Bkが転写ベルト2を押し付けることで感光体4Bkと転写ベルト2が適度な圧力で接するようになっている。
感光体4Bkと転写ベルト2が接する位置(即ち、一次転写位置)にて、感光体4Bkの外表面に形成されたトナー画像は、回転駆動される転写ベルト2上に順次転写されてゆき、転写ベルト2上にブラック画像を形成する。転写が終了した感光体4Bkは、外周面に残留した不要なトナーをクリーナーブレード8Bkによって除去した後、次の画像形成のために待機する。
ブラック画像形成部によって転写ベルト2上に転写されたトナー画像は、2次転写駆動ローラ11の回転駆動により、トナーカートリッジ3Mを用いて成るマゼンタ画像形成部にまで搬送される。このマゼンタ画像形成部では、ブラック画像形成部でのプロセスと同様のプロセスを経て、その感光体4Mにマゼンタのトナー画像を形成し、そのトナー画像が転写ベルト2上のブラック画像に重畳して転写される。
転写ベルト2は引き続いて、トナーカートリッジ3Cを用いて成るシアン画像形成部、トナーカートリッジ3Yを用いて成るイエロー画像形成部へと順に搬送され、各画像形成部において同様のプロセスを経て、シアンのトナー画像とイエローのトナー画像とが更に重畳して転写される。このようにして、転写ベルト2上にはブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各トナー画像が重畳して転写されて成るフルカラー画像が転写され、このフルカラー画像が後述の2次転写ローラ19の位置にまで搬送される。
なお画像形成に際して、ブラックのみの印刷を行う場合には、マゼンタ、シアン、イエロー側の各一次転写ローラ13M,13C,13Yを感光体4M,4C,4Yから離間した位置にまで退避させておき、前述の画像形成プロセスをブラック画像形成部のみで行えばよい。
次に、供給される用紙14に対して片面印刷を行う場合の基本的な制御について説明する。給紙トレイである給紙部15内に積載された用紙14の有無を用紙有無センサ(図示せず)にて検知し、一番上に積載される用紙14を、回転駆動される給紙ローラ16の働きで搬送路R内に搬送する。この搬送路Rは、給紙部15から後述の2次転写位置、定着部20、排紙部21の順に用紙14を搬送する経路である。
搬送路Rに搬送された用紙14の先端をレジストセンサ17にて検出し、レジストローラ18に当てて用紙14の撓みを作成した後に、給紙ローラ16の回転を停止させる。そして、転写ベルト2上に転写されたトナー画像が2次転写ローラ19の位置にまで到達するタイミングに合わせて、給紙ローラ16とレジストローラ18の回転を開始させ、転写ベルト2と2次転写ローラ19が接する位置(即ち、2次転写位置)にて用紙14に転写ベルト2上のトナー画像を転写させる。その後、定着手段を成す定着部20にて用紙14上に転写されたトナー画像を定着させ、印刷完了後の用紙14を、排紙部21に備えてある排紙ローラ35と排紙従動ローラ36との間で挟持しながら外部に排出することで、片面印刷制御が終了する。
図2には定着部20の機械的構成を示している。図示のように定着部20は、用紙14を両側から挟み込みながら回転して送り出す定着ローラ22及び加圧ローラ23を備えている。定着ローラ22には、用紙14やこれに転写されたトナー画像を加熱するための熱源となるヒータ24を内蔵しており、加圧ローラ23によって圧力を加えながら用紙14やトナー画像に熱を与えるようになっている。更に定着部20には、定着ローラ22の温度を検知する温度検知手段であるサーミスタ25や、定着ローラ22通過後の用紙14を分離させる分離板26を備えている。なお、本実施例にあっては定着ローラ22を加熱するための手段として内蔵の上記ヒータ24を備えてあるが、例えば外設のヒータ等の他の手段であってもよい。また定着ローラ22の温度検知手段についても本実施例の構成に限定されない。
次に、供給される用紙14に対して両面印刷を行う場合の基本的な制御について説明する。両面印刷においては第1面印刷の後に第2面印刷を行うのであるが、まず第1面印刷においては、給紙部15内の一番上に積載された用紙14を、給紙ローラ16の働きで搬送路R内に搬送する。搬送路Rに搬送された用紙14の先端をレジストセンサ17で検出し、レジストローラ18に当てて用紙14の撓みを作成した後に、給紙ローラ16の回転を停止させる。そして、転写ベルト2上に転写された第1面用のトナー画像が2次転写ローラ19の位置に到達するタイミングに合わせて、給紙ローラ16とレジストローラ18の回転を開始させ、2次転写位置にて用紙14の第1面に転写ベルト2上のトナー画像を転写させる。
引き続いての第2面印刷に際しては、排紙部21に備えてある排紙ソレノイド(図示せず)を切り替え、第1面印刷後の用紙14を排紙部21に備えてある排紙ローラ35と反転従動ローラ37との間を通る上側の経路に送り出すとともに両ローラ35,37間に挟持しながらスイッチバックさせ、搬送路Rから連続して形成してある戻し搬送路R′内に用紙14を送り出す。この戻し搬送路R′は、定着部20を通過した後の用紙14を、転写ベルト2や2次転写ローラ19から成る転写手段前の搬送路R中にまで反転して戻すものであり、搬送用の両面ローラ27をその経路中に備えている。なお、戻し搬送路R′としては、反転させず直転のまま搬送R中に戻す構成であっても構わない。搬送路R中に戻された用紙14の先端をレジストセンサ17で検出し、レジストローラ18に当てて用紙14の撓みを作成した後に、給紙ローラ16の回転を停止させる。そして、転写ベルト2上に転写された第2面用のトナー画像が2次転写ローラ19の位置にまで到達するタイミングに合わせて、給紙ローラ16とレジストローラ18の回転を開始させ、2次転写位置にて用紙14の第2面に転写ベルト2上のトナー画像を転写させる。その後、定着部20にて第2面のトナー画像を定着させ、排紙部21の排紙ローラ35と排紙従動ローラ36との間で挟持しながら外部に排出することで、両面印刷制御が終了する。
図3には、本実施形態の画像形成装置の基本的な電気的構成を示している。この画像形成装置は、通常の印刷作業や更に後述するような用紙種類の識別作業等の各種制御を行うための制御手段として、CPU28、画像メモリ29、I/O(入出力部)30、I/F(インターフェイス部)31、ROM32、RAM33、操作パネル34を備えている。
CPU28は、ROM32に記憶された画像形成プログラムに従い、画像形成装置を構成する上記各構成を制御するものである。また画像メモリ29は、印刷データに含まれる画像データを一時的に記憶するものであり、I/O30はセンサやモータやクラッチ等の電装品の入出力を制御するもの、I/F31はケーブル等で装置と接続されたパーソナルコンピュータやサーバ等から印刷データやユーザへの問い合せ応答を受け取るもの、ROM32は装置全体を制御するための画像形成プログラムを記憶するもの、RAM33は装置に関する各種情報を一時的に記憶するもの、操作パネル34はユーザが装置の状態把握や動作変更設定をするためのものである。
本実施形態の画像形成装置で実行される画像形成プログラムは、上記のようにROM32に予め組み込まれたものをCPU28が読み出して実行するようになっているが、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、或いはインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
以上、本発明の画像形成装置の基本的構成について説明した。以下においては、本発明の画像形成装置により特徴的な構成を付加した各実施例について説明する。
本実施例の画像形成装置においては、実際に印刷を開始する前の工程として、1枚目の用紙14を定着部20にまで搬送する搬送工程と、ヒータ24をオンオフ制御して定着部20を所定温度に保持しておくヒータ制御工程と、用紙14が通過する前後又は通過中の定着部20の温度を少なくとも2回検知する温度検知工程と、温度検知工程で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別工程と、識別工程にて1枚目の用紙種類を識別した後、その用紙種類に対応した印刷条件で引き続いて印刷を行う制御工程を備えていることを特徴としている。以下、図4〜図8に基づいて詳述する。
図4等に示すように、印刷データがI/F31を介して画像形成装置に入力されると、入力された印刷データをRAM33に展開し、更に画像データを画像メモリ29に展開する(S101)。次に、用紙有無センサで給紙部15内に用紙14があるか否かを判定し(S102)、用紙14が無いと判定した場合には、印刷データをRAM33から消去して印刷を中止する。用紙14があると判定した場合には、印刷データに用紙種類が指定されているか否かを判定する(S103)。
印刷データに用紙種類が指定されていると判定した場合には、その印刷データで指定された用紙種類に対応する印刷条件で印刷を実行する(S107)。印刷データに用紙種類が指定されていないと判定した場合には、後述するような用紙種類の識別工程が実行される(S104)。識別工程を終了した後は、識別に用いた用紙14を排出し(S105)、用紙種類を特定できたか否かを判定する(S106)。用紙種類を特定したと判定した場合は、給紙部15から新たに用紙14を供給し、特定した用紙種類に対応する印刷条件でこの用紙14に印刷を行い(S107)、その後に印刷データをRAM33から削除して終了する。用紙種類を特定出来ないと判定した場合には、印刷を実行せずにRAM33から印刷データを削除して印刷は中止する。通常の連続印刷では1枚目の用紙14が定着部20を抜ける頃には2枚目の用紙14の前端は2次転写位置を通過しているのだが、このように1枚目の用紙14で用紙種類の識別を行う場合、2枚目の搬送開始は判定終了後とする。
図5には、用紙種類を識別するための各工程を示している。まず、定着部20のヒータ24をオンオフ制御することで、定着ローラ22の温度を例えば170[℃]前後の所定温度に保持させる(S201)。ここでの所定温度は、用紙14が定着ローラ22を通過した際の温度低下がサーミスタ25で検知可能となるような温度に設定する。次に、用紙14を搬送するため搬送手段を成す給紙ローラ16、レジストローラ18、排紙ローラ35の各回転速度を通常印刷時の回転速度よりも高速に設定する(S202)。なお、ここでの搬送速度は、用紙種類の識別に影響が出ない範囲で速く設定する。
次に、給紙部15から搬送路R内への用紙14の搬送を開始し(S203)、レジストセンサ17が用紙14を検出した時点から時間測定を開始して(S204、S205)、測定時間が所定時間に達した時点で(S206)、用紙14が定着ローラ22に到達したと判定する。ここでの所定時間は、レジストセンサ17から定着ローラ22までの距離を搬送速度で除したものである。定着ローラ22に到達したと判定した時点でヒータ24をオフにし(S207)、この時点での定着ローラ22の温度T1を測定し(S208)、一定時間Δtの経過を待つ(S209)。次に、一定時間Δt経過した時点で再び定着ローラ22の温度T2を測定し(S210)、図6にも示すような温度勾配S=(T1−T2)/Δtを算出する(S211)。
そして、ここで検知される温度勾配Sと用紙種類とを対応付けたテーブル(表1参照)を用いて(S212)、普通紙、厚紙、超厚紙といった用紙種類を識別する(S213〜S218)。なお、ヒータ24をオフにするタイミングは定着ローラ22に到着する時点に限定されず、サーミスタ25による2回目の温度検知で温度T2を測定するまでにヒータ24をオフにするものであれば、他のタイミングであっても構わない。
テーブルは用紙長さに対応して複数種類(本実施例ではサイズ1、サイズ2、サイズ3に対応して三種類)設けており、用紙長さに応じたテーブルを選択的に用いる。例えば用紙長さがサイズ1である場合、温度勾配SがSh_max1〜Sh_min1の範囲内であれば普通紙(S213、S214)、Sa_max1〜Sa_min1の範囲内であれば厚紙(S215、S216)、Sc_max1〜Sc_min1の範囲内であれば超厚紙と識別する(S217、S218)。算出される温度勾配Sを含む適当な範囲がテーブルに見つからない場合には、識別不能とする(S219)。なお用紙長さの検知は、レジストセンサ17を通過するために要する時間を測定してこれに搬送速度を乗じることで可能である。また印刷データとして指定されたものを検知して用いてもよい。次に、給紙ローラ16、レジストローラ18、排紙ローラ35の各回転速度を通常印刷時の回転速度に設定し(S220)、用紙種類の識別を終了する。
なお、温度測定のタイミングは、用紙14が定着ローラ22を通過する前後又は通過中の、少なくとも2回を検知して温度勾配Sを算出できるものであればよい。
下記の表2には、連続通紙温度低下実験の結果を示している。連続通紙温度低下実験とは、用紙銘柄の異なる用紙(a〜h)を20枚連続して通紙し、その通過前後の定着ローラ22の温度T1,T2を測定し、温度勾配Sを算出するものである。用紙種類は坪量によって分類され、例えば60〜74[g/m2]であれば普通紙、74〜90[g/m2]であれば普通紙(中厚口)、90〜165[g/m2]であれば厚紙である。温度T1を測定する時間t1は用紙14の先端が定着ローラ22に接触した時点とし、温度T2を測定する時間t2は定着ローラ22が1周する0.9秒後の時点とする。
この実験では170[℃]を目標温度としてヒータ24をPID制御しており、通紙中にヒータ24がオフとなる条件ではないが、この条件においても表2に示す如く、坪量の大きな用紙種類になる程に温度勾配Sの絶対値が大きくなる。したがって、通紙中にヒータ24をオフとする条件であれば、用紙種類が相違すると温度勾配Sに更に顕著な違いが生じ、より正確な識別が可能になることが分かる。
本実施例にあっては上記構成を具備することで、ユーザ自らが用紙種類を設定するといった煩雑な作業を行わずとも、給紙部15内に存在する用紙14の用紙種類を確実に識別し、その識別された用紙種類に対応する最適の印刷条件にて後の印刷作業を実行させることが可能である。したがって近年のように用紙種類の多様化が進んでいる状況下にあっても、設定ミスや設定忘れ等の事態が防止される。しかもこのようにするために特別な装置を設置するのでなく、既存の構成である定着手段や搬送手段を利用して用紙種類の識別を行うようにしているので、安価且つ簡易な構成によって提供することができる。
なお、上記工程による用紙種類の識別は、画像形成装置を起動させる段階で最初に実行するように設定してあってもよい。この場合、給紙部15内の用紙14の用紙種類が起動時点で特定されれば、その後の起動中は、識別した用紙種類に対応する印刷条件で実際の印刷作業を実行させるようにする。また、給紙手段として給紙部15内の用紙14を用いるのでなく手差し作業で用紙14を供給する場合には、手差し供給される用紙14に対してまず上記工程による用紙種類の識別を行い、その識別した用紙種類に対応する印刷条件で当該手差し印刷作業を実行するように設定してもよい。
本実施例においては、用紙種類の識別工程を終えて定着部20を通過した後の用紙14を、戻し搬送路R′を通じて転写手段前の経路中に戻す戻し搬送工程を備えていることを特徴としている。なお、他の構成は実施例1と同様であるから、実施例1と一致する構成については説明を省略し、特徴的な構成についてのみ、実施例1の図4と対比可能な図7に基づいて詳述する。
図示のように、識別工程(S304)後に用紙種類が特定したか否かを判定し(S305)、用紙種類を特定したと判定した場合には、用紙14をスイッチバックさせて戻し搬送路R′内に送り出す(S306)。戻し搬送路R′を通じて搬送路R中に反転して戻された用紙14には、2次転写位置にて転写ベルト2上のトナー画像を転写させ、定着部20にてトナー画像を定着させる(S307)。その後に排紙部21の排紙ローラ35と排紙従動ローラ36との間で挟持しながら外部に排出することで、印刷を終了する。用紙種類を特定できないと判定した場合には、そのまま用紙14を排紙部21から排出して(S308)印刷は中止する。
本実施例においては、戻し搬送工程の後に、複数の用紙14に連続して片面印刷を行わせる制御工程を備えたことを特徴としている。なお、他の構成は実施例2と同様であるから、実施例2と一致する構成については説明を省略し、特徴的な構成についてのみ、実施例2の図7と対比可能な図8に基づいて詳述する。
図示のように、1枚目の用紙14の識別工程(S404)後に用紙種類が特定したか否かを判定し(S405)、用紙種類を特定したと判定した場合には、2枚目以降も同一の用紙種類であると扱い、識別に用いた1枚目の用紙14を戻し搬送路R′内に送り出す(S406)。次に、2枚目の印刷データがあるか否かを判定し(S407)、2枚目の印刷データが無い場合には、戻し搬送路R′を通じて搬送路R中に戻された1枚目の用紙14に印刷を行って(S408)終了する。2枚目の印刷データがある場合には、給紙部15内に2枚目の用紙14があるか否かを判定し(S409)、2枚目の用紙14がないと判定した場合には、戻し搬送路R′を通じて搬送路R中に戻された1枚目の用紙14に印刷を行って(S410)終了する。2枚目の用紙14があると判定した場合には、戻し搬送路R′内にある1枚目の用紙14に先行して2枚目の用紙14を搬送路R内に搬送して印刷を行い(S411)、続いて1枚目の用紙14を搬送路R内に搬送して印刷を行う(S412)。
そして、次に印刷する印刷データがあるか否かを判定し(S413)、次に印刷する印刷データが無いと判定した場合には印刷を終了する。次に印刷する印刷データがあると判定した場合には、次に印刷する用紙14が給紙部15内にあるか否かを判定し(S414)、次に印刷する用紙14が給紙部15に無いと判定した場合には印刷を終了する。次に印刷する用紙14が給紙部15にあると判定した場合には、その用紙14を搬送路R内に搬送して印刷を行い(S415)、更に次の印刷データがあるか否かを判定する(S416)。3枚目以降においてはこの手順を繰り返して、連続的に片面印刷を行う。
なお、識別工程(S404)後に用紙種類を特定できないと判定した場合には、1枚目の用紙14をそのまま排紙部21から排出し(S417)、1枚目の印刷及びその後の連続印刷は中止する。
本実施例においては、給紙部15内に充填される用紙14が無くなった場合に、他の給紙部15に充填された用紙14を供給し、連続して片面印刷を行わせる制御工程を備えたことを特徴としている。なお、他の構成は実施例3と同様であるから、実施例3と一致する構成については説明を省略し、特徴的な構成についてのみ、実施例3の図8と対比可能な図9に基づいて詳述する。
図示のように、印刷データが入力された(S501)後に、まず用紙有無センサで給紙部15内に用紙14があるか否かを判定し(S502)、用紙14が無いと判定した場合には、給紙部15の変更が可能か否かを判定する(S518)。変更候補の他の給紙部15があり且つその中に用紙14が充填されている場合には(S519、S502)、給紙部15の変更が可能であると判定し、変更後の他の給紙部15中の用紙14について用紙種類の識別工程を実行する(S504)。
そして、識別に用いた1枚目の用紙14を戻し搬送路R′内に送り出した(S506)後に、2枚目の印刷データがあるか否かを判定し(S507)、2枚目の印刷データがあると判定した場合には、まず給紙部15内に2枚目の用紙14があるか否かを判定する(S509)。ここで2枚目の用紙14が無いと判定した場合には、戻し搬送路R′内にある1枚目の用紙14を搬送路R内に搬送して印刷を行った(S510)後に、給紙部15の変更が可能か否かを判定する(S518)。変更候補の給紙部15があり且つその中に用紙14が充填されている場合には(S519、S502)、給紙部15の変更が可能であると判定し、変更後の給紙部15中の用紙14について再び用紙種類の識別工程を実行する(S504)。給紙部15の変更候補が無い場合や、若しくは変更候補はあるがその中に用紙14が充填されていない場合には、印刷を終了する。以後、次に印刷する印刷データはあるものの、給紙部15内に用紙14が無いと判定された場合には、同様の手順で給紙部15の変更や用紙種類の識別工程を行い、連続的に印刷を行う。
本実施例においては、戻し搬送工程の後に、複数の用紙14に連続して両面印刷を行わせる制御工程を備えたことを特徴としている。なお、他の構成は実施例2と同様であるから、実施例2と一致する構成については説明を省略し、特徴的な構成についてのみ、実施例2の図7と対比可能な図10に基づいて詳述する。
図示のように、印刷する印刷データに用紙種類の指定があるか否かを判定し(S603)、用紙種類が指定されていると判定した場合には、通常の両面印刷を行う(S622、S614〜S621)。印刷する印刷データに用紙種類の指定が無いと判定した場合には、1枚目の用紙14を搬送路Rに供給して用紙種類の識別工程を行う(S604)。識別工程後に用紙種類が特定したか否かを判定し(S605)、用紙種類を特定したと判定した場合には、識別に用いた1枚目の用紙14を戻し搬送路R′内に送り出す(S606)。
次に、2枚目の印刷データがあるか否か、及び給紙部15内に2枚目の用紙14があるか否かを判定し(S607、S609)、2枚目の印刷データ又は用紙14がないと判定した場合には、1枚目の用紙14の第1面及び第2面を印刷して(S608、S610)両面印刷を終了する。
2枚目の印刷データと用紙14があると判定した場合には、2枚目以降も同一の用紙種類であると扱い、戻し搬送路R′内にある1枚目の用紙14に先行して2枚目の用紙14を搬送路R内に搬送して第1面の印刷を行う(S611)。第1面を印刷した2枚目の用紙14は戻し搬送路R′内に送り出し、続いて1枚目の用紙14の第1面を印刷する(S612)。次に、1枚目の用紙14を戻し搬送路R′内に送り出し、これと同時に2枚目の用紙14を搬送路R内に送り出して第2面の印刷を行い(S613)、先に2枚目の用紙14を排紙部21から排出させる。そして、次の印刷データが無い場合には1枚目の用紙14の第2面の印刷を行い(S614、S615)、排紙部21から排出させて両面印刷を終了する。
次の印刷データがある場合には、給紙部15内に用紙14があるか否かを判定し(S614、S616)、給紙部15内に用紙14が無いと判定した場合には機内に在る1枚目の用紙14の第2面の印刷を行い(S617)、この1枚目の用紙14を排紙部21から排出させたうえで、両面印刷を一旦終了する。なお、このときに1枚目の用紙14を機内に待機させておき、使用者が用紙14を補充すれば連続印刷を再開するように設けてもよい。給紙部15内に用紙14があると判定した場合には、次の用紙14を搬送路R内に送り出して第1面を印刷し(S616、S618)、続いて、機内に在る1枚目の用紙14の第2面の印刷を行い(S619)、排紙部21から排出させる。更に次の印刷データがあるか否かを判定し(S620)、次の印刷データがあると判定した場合には同様の制御を繰り返し、次の印刷データが無いと判定した場合には、機内にある用紙14の第2面を印刷して(S621)両面印刷を終了する。
本実施例においては、給紙部15内に充填される用紙14が無くなった場合に、他の給紙部15に充填された用紙14を供給し、連続して両面印刷を行わせる制御工程を備えたことを特徴としている。つまり、既述した実施例4と実施例5とを組み合わせた構成である。以下、本実施例の特徴的な構成について、実施例4の図9や実施例5の図10と対比可能な図11に基づいて詳述する。
図示のように、印刷データが入力された(S701)後に、まず用紙有無センサで給紙部15内に用紙14があるか否かを判定し(S702)、用紙14が無いと判定した場合には、給紙部15の変更が可能か否かを判定する(S723)。変更候補の給紙部15があり且つその中に用紙14が充填されている場合には(S724、S702)、給紙部15を変更する。給紙部15の変更候補が無い場合や、若しくは変更候補はあるがその中に用紙14が充填されていない場合には、印刷を終了する。
次に、印刷する印刷データに用紙種類の指定があるか否かを判定し(S703)、用紙種類が指定されていると判定した場合には、通常の両面印刷を行う(S704、S715〜S722)。印刷する印刷データに用紙種類の指定が無いと判定した場合には、1枚目の用紙14を搬送路Rに供給して用紙種類の識別工程を行う(S705)。識別工程後に用紙種類が特定したか否かを判定し(S706)、用紙種類を特定したと判定した場合には、識別に用いた1枚目の用紙14を戻し搬送路R′内に送り出す(S707)。
1枚目の用紙14を戻し搬送路R′内に送り出した後に、2枚目の印刷データがあるか否かを判定し(S708)、2枚目の印刷データがないと判定した場合には、1枚目の用紙14の第1面及び第2面を印刷して(S709)両面印刷を終了する。2枚目の印刷データがあると判定した場合には、まず給紙部15内に2枚目の用紙14があるか否かを判定する(S710)。ここで2枚目の用紙14が無いと判定した場合には、戻し搬送路R′内にある1枚目の用紙14を搬送路R内に搬送して第1面及び第2面の印刷を行った(S711)後に、給紙部15の変更が可能か否かを判定する(S723)。変更候補の給紙部15があり且つその中に用紙14が充填されている場合には(S724、S702)、給紙部15の変更が可能であると判定し、変更後の他の給紙部15中の用紙14について再び用紙種類の識別工程を実行する(S705)。
また2枚目の用紙14があると判定した場合には、2枚目以降も同一の用紙種類であると扱い、戻し搬送路R′内にある1枚目の用紙14に先行して2枚目の用紙14を搬送路R内に搬送して第1面の印刷を行う(S712)。第1面を印刷した2枚目の用紙14は戻し搬送路R′内に送り出し、続いて1枚目の用紙14の第1面を印刷する(S713)。次に、1枚目の用紙14を戻し搬送路R′内に送り出し、これと同時に2枚目の用紙14を搬送路R内に送り出して第2面の印刷を行い(S714)、排紙部21から排出させる。そして、次の印刷データが無い場合には1枚目の用紙14の第2面の印刷を行い(S715、S716)、排紙部21から排出させて両面印刷を終了する。
次の印刷データがある場合には、給紙部15内に用紙14があるか否かを判定し(S715、S717)、給紙部15内に用紙14が無いと判定した場合には機内に在る1枚目の用紙14の第2面の印刷を行って(S718)排紙部21から排出させうえで、再び変更可能な給紙部15があるか否かを判定し(S723、S724、S702)、ないと判定すれば両面印刷を終了する。給紙部15内に用紙14があると判定した場合には、次の用紙14を搬送路R内に送り出して第1面を印刷し(S719)、続いて、機内に在る1枚目の用紙14の第2面の印刷を行い(S720)、排紙部21から排出させる。更に次の印刷データがあるか否かを判定し(S721)、次の印刷データがあると判定した場合には同様の制御を繰り返し、次の印刷データが無いと判定した場合には、機内にある用紙14の第2面を印刷して両面印刷を終了する。また、次に印刷する印刷データはあるものの、給紙部15内に用紙14が無いと判定された場合には、同様の手順で給紙部15の変更や用紙種類の識別工程を行い、連続的に印刷を行う。
なお本発明の構成を説明するために、画像形成装置がプリンタである場合の実施形態を用いたが、本発明の構成は、定着手段を所定温度にまで加熱するヒータと、定着手段の温度を少なくとも2回検知する温度検知手段とを具備し、定着手段にまで用紙14を搬送して画像形成を行う構成の画像形成装置であれば適用可能であり、複写機、FAX等の他の画像形成装置に適用した場合であっても同様な効果が得られることは勿論である。
14 用紙
15 給紙部
20 定着部
22 定着ローラ
24 ヒータ
25サーミスタ
R 搬送路
R′戻し搬送路
15 給紙部
20 定着部
22 定着ローラ
24 ヒータ
25サーミスタ
R 搬送路
R′戻し搬送路
Claims (27)
- 用紙に現像剤像を転写する転写手段と、加熱用のヒータを有して用紙に転写された現像剤像を定着させる定着手段と、定着手段にまで用紙を搬送する搬送手段とを具備する画像形成装置において、定着手段を所定温度に保持するためにヒータの制御をするヒータ制御手段と、用紙が通過する前後又は通過中の定着手段の温度を少なくとも2回検知する温度検知手段と、温度検知手段で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
- 識別手段は、温度勾配と用紙種類とを対応付けたテーブルを用いるものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 用紙長さを検知する用紙長さ検知手段を具備し、且つ識別手段は、温度勾配と用紙種類とを対応付けた複数のテーブルを、用紙長さに応じて選択的に用いるものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- ヒータ制御手段は、温度検知手段による2回目の温度検知までにヒータをオフにするものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 搬送手段は、用紙の搬送速度を通常の画像形成時よりも速く設定するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 識別手段を用いて1枚目の用紙種類を識別した後、その用紙種類に対応した画像形成条件で引き続いて画像形成を行うよう各手段を制御する制御手段を具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 定着手段を通過した後の用紙を転写手段前の搬送路中に戻す戻し搬送手段を具備し、且つ制御手段は、用紙種類の識別に用いた1枚目の用紙を戻し搬送手段にて搬送路中に戻して画像形成を行わせるものであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 制御手段は、戻し搬送手段にて搬送路中に戻される1枚目の用紙に先行して、2枚目の用紙に画像形成を行わせるものであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 制御手段は、識別手段により1枚目の用紙種類が識別不能であった場合に、後の画像形成を中止するものであることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 転写手段により用紙に転写された画像を定着手段のヒータの加熱で定着させて画像形成を行う画像形成方法において、画像形成前の工程として、定着手段にまで用紙を搬送する搬送工程と、定着手段を所定温度に保持するようにヒータの制御をするヒータ制御工程と、用紙が通過する前後又は通過中の定着手段の温度を少なくとも2回検知する温度検知工程と、温度検知工程で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別工程とを具備することを特徴とする画像形成方法。
- 識別工程は、温度勾配と用紙種類とを対応付けたテーブルを用いるものであることを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
- 用紙長さを検知する用紙長さ検知工程を具備し、且つ識別工程は、温度勾配と用紙種類とを対応付けた複数のテーブルを、用紙長さに応じて選択的に用いるものであることを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
- ヒータ制御工程は、温度検知手段による2回目の温度検知までにヒータをオフにするものであることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の画像形成方法。
- 搬送工程は、用紙の搬送速度を通常の画像形成時よりも速く設定するものであることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の画像形成方法。
- 識別工程にて1枚目の用紙種類を識別した後、その用紙種類に対応した画像形成条件で引き続いて画像形成を行う制御工程を具備することを特徴とする請求項10〜14のいずれか一項に記載の画像形成方法。
- 定着手段を通過した後の用紙を転写手段前の搬送路中に戻す戻し搬送工程を具備し、且つ制御工程は、用紙種類の識別に用いた1枚目の用紙を戻し搬送工程にて搬送路中に戻して画像形成を行わせるものであることを特徴とする請求項15に記載の画像形成方法。
- 制御工程は、戻し搬送工程にて搬送路中に戻される1枚目の用紙に先行して、2枚目の用紙に画像形成を行わせるものであることを特徴とする請求項16に記載の画像形成方法。
- 制御工程は、識別工程にて1枚目の用紙種類が識別不能であった場合に、後の画像形成を中止するものであることを特徴とする請求項15〜17のいずれか一項に記載の画像形成方法。
- 転写手段により用紙に転写された画像を定着手段のヒータの加熱で定着させて画像形成を行わせる前の工程として、定着手段にまで用紙を搬送する搬送工程と、定着手段を所定温度に保持するようにヒータの制御をするヒータ制御工程と、用紙が通過する前後又は通過中の定着手段の温度を少なくとも2回検知する温度検知工程と、温度検知工程で検知される温度勾配に基づいて用紙種類を識別する識別工程とをコンピュータに実行させるようにプラグラミングされていることを特徴とする画像形成プログラム。
- 識別工程は、温度勾配と用紙種類とを対応付けたテーブルを用いるものであることを特徴とする請求項19に記載の画像形成プログラム。
- 用紙長さを検知する用紙長さ検知工程を具備し、且つ識別工程は、温度勾配と用紙種類とを対応付けた複数のテーブルを、用紙長さに応じて選択的に用いるものであることを特徴とする請求項19に記載の画像形成プログラム。
- ヒータ制御工程は、温度検知手段による2回目の温度検知までにヒータをオフにするものであることを特徴とする請求項19〜21のいずれか一項に記載の画像形成プログラム。
- 搬送工程は、用紙の搬送速度を通常の画像形成時よりも速く設定するものであることを特徴とする請求項19〜22のいずれか一項に記載の画像形成プログラム。
- 識別工程にて1枚目の用紙種類を識別した後、その用紙種類に対応した画像形成条件で引き続いて画像形成を行う制御工程を具備することを特徴とする請求項19〜23のいずれか一項に記載の画像形成プログラム。
- 定着手段を通過した後の用紙を転写手段前の搬送路中に戻す戻し搬送工程を具備し、且つ制御工程は、用紙種類の識別に用いた1枚目の用紙を戻し搬送工程にて搬送路中に戻して画像形成を行わせるものであることを特徴とする請求項24に記載の画像形成プログラム。
- 制御工程は、戻し搬送工程にて搬送路中に戻される1枚目の用紙に先行して、2枚目の用紙に画像形成を行わせるものであることを特徴とする請求項25に記載の画像形成プログラム。
- 制御工程は、識別工程にて1枚目の用紙種類が識別不能であった場合に、後の画像形成を中止するものであることを特徴とする請求項24〜26のいずれか一項に記載の画像形成プログラム。
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