JP2001125443A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001125443A
JP2001125443A JP30499699A JP30499699A JP2001125443A JP 2001125443 A JP2001125443 A JP 2001125443A JP 30499699 A JP30499699 A JP 30499699A JP 30499699 A JP30499699 A JP 30499699A JP 2001125443 A JP2001125443 A JP 2001125443A
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JP
Japan
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exhaust
main body
duct
port
image forming
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JP30499699A
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Katsuji Watabe
勝次 渡部
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で制御基板の冷却が充分に図れる
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写紙17Aに画像を形成する本体45
を備えるプリンタ50において、本体45の画像形成動
作を制御するコントローラボード51と、本体45の排
気を行う本体用排気ファン52と、及コントローラボー
ド51び本体用排気ファン51を収納し且つ排気口56
と吸気口57とを有する排気ダクト54とを備え、本体
用排気ファン52が排気を行っているとき、排気ダクト
54が負圧になり、吸気口57から導入された外気が、
コントローラボード51を通って排気口56から排出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機(PP
C)、ファクシミリ、プリンタ或いはこれらの複合機等
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザープリンタ(画像形成装
置)においては、レーザプリンタ本体(以後、単に「本
体」という)の画像処理用コントローラ基板(制御基
板)を包括するための筐体が、本体の背面に配置されて
いる。このコントローラ基板の冷却は、自然冷却、或い
は専用の冷却ファン等により行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のレーザ
ープリンタにおいて、画像処理用コントローラ基板の冷
却のために、専用の冷却ファンを用いると、構成が複雑
になるという課題がある。また、自然冷却による冷却で
は、冷却が充分でないという課題がある。
【0004】そこで、本発明は、簡単な構成で制御基板
の冷却が充分に図れる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、用紙に画像を形成する本体を備える画像形成装置に
おいて、本体の画像形成動作を制御する制御基板と、本
体の排気を行う本体用排気ファンと、制御基板及び本体
用排気ファンを収納し且つ排気口と吸気口とを有する排
気ダクトとを備え、本体用排気ファンが排気を行ってい
るとき、排気ダクトが負圧になり、吸気口から導入され
た外気が、制御基板を通って排気口から排出されること
を特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明では、本体用排
気ファンが、本体の排気を行うことにより、本体から発
生するオゾン、粉塵等を排気口から本体外に排出する。
このとき、排気ファンにより負圧となり、排気ダクトの
吸気口から外気が導入され、この外気は、制御基板を通
りつつ、制御基板から発生する熱とともに排気口から排
出される。
【0007】本体用排気ファンによる負圧を利用して、
吸気口から導入された外気が、制御基板から発生する熱
とともに排気口から排出されるので、専用の冷却ファン
を用いる必要がなく、簡単な構成で制御基板の充分な冷
却を行うことができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、用紙に画像を形
成する本体を備える画像形成装置において、本体の画像
形成動作を制御する制御基板と、制御基板を収納し且つ
排気口と吸気口とを有する排気ダクトと、排気ダクト内
の空気を排気口に向けて送風するダクト用排気ファンと
を備え、本体には排気ダクト内に連通する連通口が形成
されており、ダクト用排気ファンにより吸気口から導入
された外気が、制御基板を通って排気口から排出される
とともに、この排気による負圧により、本体内の空気が
連通口を介して排気口から排出されることを特徴とする
この請求項2に記載の発明では、ダクト用排気ファンに
より、吸入口から導入された外気が制御基板を通りつ
つ、制御基板から発生する熱とともに排気口から排出さ
れる。一方、この排気による負圧により、本体から発生
するオゾン、粉塵等を含んだ空気が、連通口を介して排
気口から本体外に排出する。
【0009】ダクト用排気ファンにより、吸気口から導
入された外気が、制御基板から発生する熱とともに排気
口から排出されつつ、ダクト用排気ファンによる負圧を
利用して、本体の排気を同時に行えるので、1つの排気
ファンのみで、制御基板の充分な冷却及び本体の排気が
でき、構成が簡単である。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、本体に着脱自在に設けられる機
能追加ユニットを備え、排気ダクトは、本体と機能追加
ユニットとの間に配置され、機能追加ユニットの装着時
において、吸気口及び排気口が、排気ダクトの露出面に
形成されていることを特徴とする。
【0011】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、本体に機能追加ユニットを装着したときにおいて、
吸気口及び排気口が露出しているので、機能追加ユニッ
トの装着の有無に左右されず充分な排気を行うことがで
きる。また、機能追加ユニットを装着する際に、その装
着部位に排気口及び吸気口を塞がないようにするための
特別な機構を、別途用いる必要が無く、機能追加ユニッ
トをそのまま装着することができる。
【0012】尚、機能追加ユニットとは、例えば、本体
から排紙された用紙を再度本体に搬送する両面反転装置
や、排紙された用紙の丁合い、とじ、折り等を行うフィ
ニッシャ、多数枚の用紙を自動的に仕分けをするソータ
等をいう。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、排気ダクトは略直方
体をなしており、排気口及び吸気口は、排気ダクトの対
向する面で且つ略対角線の位置に形成されていることを
特徴とする。
【0014】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、排気口及び吸気口は、互いに離れた位置に
位置しているので、吸気口が排気口から排出された排気
を、再吸入することを防止できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項に記載の発明において、本体周囲の温度
及び湿度を検知する温湿度検知手段を備え、温湿度検知
手段は、排気ダクト内において、吸気口と制御基板との
間に配置されていることを特徴とする。
【0016】この請求項5に記載の発明では、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、吸気口からの外気は、温湿度検知手段を通
ってから制御基板を通って排出されることにより、温湿
度検知手段は、制御基板に到達する前の外気の温度及び
湿度を検知できるので、温湿度検知手段による検知精度
が向上する。しかも、温湿度検知手段は、排気ダクト内
に設けられているので、機能追加ユニットの装着に左右
されず、温湿度検知手段の検知精度を充分に保つことが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。先ず、図
1乃至図8に基づいて第1実施の形態を説明する。図1
に示すように、プリンタ50は、中間転写体としての中
間転写ベルト10を備えるカラー用のプリンタ50であ
り、原稿画像を色分解して読み取って電気的な信号であ
るカラー画像データ(画像情報)に変換するカラースキ
ャナと、露光手段としてのレーザ書き込みユニット5と
を有している。
【0018】書き込みユニット5は、カラースキャナか
らのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に
対応した光書き込みを行い、像担持体である可撓性のベ
ルト状感光体1の表面上に静電潜像を成形する。即ち、
画像データにより、半導体レーザ(図示せず)で発生さ
れたレーザービームLは、f/θレンズ、反射ミラー等
の光学装置により、光路、走査を調整されて感光体1に
至り、帯電手段である帯電チャージャー4により帯電さ
れた感光体1に、画像情報に基づいた走査露光を行って
静電潜像を形成する。
【0019】感光体1は、回転ローラ2、3により回転
可能に支持されており、例えば、図中矢印Aで示すよう
に時計回りに回転する。感光体1の周囲には、クリーニ
ングブレード15Aと、廃トナー回収容器15Cとを有
する感光体クリーニングユニット15と、帯電チャージ
ャー4と、現像手段としてのカラー現像装置6と、中間
転写ベルト10が配置されている。
【0020】カラー現像装置6は、イエロー、マゼン
タ、シアン、黒の現像剤(トナー)を有する4つの現像
器6a、6b、6c、6dを一体的に形成している。な
お、各現像器6a〜dは、感光体1上の静電潜像を可視
化するために現像剤の穂を感光体1の表面に接触させて
回転する回転スリーブ7a〜dと、現像剤を汲み上げて
攪拌するために回転する現像パドル9a〜dとから主に
構成されている。また、本実施形態では、現像器6a〜
dのいずれか一つが、対応する色のタイミングに同期し
て、現像可能な位置に移動する。
【0021】中間転写ベルト10は、回転ローラ11、
12によって回転可能に支持されており、図中矢印Bで
示すように反時計方向に回転する。中間転写ベルト10
と感光体1とは当接部Tで当接している。当接部Tにお
いて中間転写ベルト10の裏面には、導電性を有するバ
イアスローラ13が所定の条件で接触しており、このバ
イアスローラ13によって感光体1上のトナー像が、中
間転写ベルト10の表面に転写される。
【0022】中間転写ベルト10を支持する回転ローラ
11の近傍部位には、中間転写ベルト10の表面をクリ
ーニングするための中間転写体クリーニングユニット1
6が設けられている。この中間転写体クリーニングユニ
ット16のクリーニングブレード16Aは、図示しない
接離用アームを介して、中間転写ベルト10に対して接
離自在となっている。
【0023】なお、クリーニングブレード16Aは、感
光体1から中間転写ベルト10にトナー像が転写される
際には(画像形成動作中には)、中間転写ベルト10か
ら離れ、中間転写ベルト10から転写紙17Aにトナー
像が転写された後に中間転写ベルト10に接触して中間
転写ベルト10上の残留トナーを掻き取る。
【0024】トナー像が転写される転写紙17Aは、給
紙カセット17から給紙ローラ18と搬送ローラ対19
A、19Bとを介して送り出され、レジストローラ対2
0A、20Bによって所定のタイミングで中間転写ベル
ト10と転写ローラ(転写手段)14との間のニップ部
(転写部)Nに送り込まれる。
【0025】一方、このような転写紙17Aの搬送前の
段階では、感光体1上に所定の色のトナー象が順次に形
成され、その都度、各色のトナー象が中間転写ベルト1
0の同一位置に順次転写される(中間転写ベルト10が
1回転する毎に1色ずつ転写されていく)。この場合、
感光体1は、感光体1は1色毎にクリーニングされて次
の色の形成に備える。
【0026】中間転写ベルト10に順次転写されて重ね
合わされた複数色のトナー像は、転写ローラ14との間
のニップ部Nに送り込まれた転写紙17Aに一括転写さ
れる。複数色のトナー象が一括転写された転写紙17A
は、定着装置(定着手段)80に送られ、定着ローラ8
0Aと加圧ローラ80Bによってトナー像が転写紙27
Aに定着されるとともに、排紙ローラ対81A、81B
によって排紙スタック部82にプリント画像として排出
される。
【0027】なお、クリーニングブレード15A、16
Aによって感光体1および中間転写ベルト10から掻き
取られた廃トナーは、回収容器15Cに収納される。こ
の場合、中間転写体クリーニングユニット16の内部に
設けられたオーガ16Bにより、図中手前方向に搬送さ
れ、更に後述するプロセスカートリッジ31手前側面に
設けられた、搬送部(図示せず)により回収容器15C
に搬送されるようになっている。また、回収容器15C
は、収納される廃トナーの量に応じて適宜交換される。
即ち、回収容器15cに所定量以上の廃トナーが収納さ
れた時点で、プロセスカートリッジ31に対し交換する
ことにより、プロセスカートリッジ31の長寿命化が図
られる。
【0028】プロセスカートリッジ31は、感光体1、
帯電チャージャー4、中間転写ベルト10、各クリーニ
ングユニット15、16等を一体に組み込み、回収容器
15cは、プロセスカートリッジ31に対して交換可能
に組み込まれており、寿命到来時に交換可能な構成とな
っている。また、プロセスカートリッジ31のレジスト
ローラ20B側のケース外装部分31Aは、転写紙搬送
ガイドとしての機能も備えている。
【0029】一方、プリンタ本体45の構造としては、
本体フレーム21と、転写紙17Aの搬送経路40が開
放可能な前フレーム8とによって構成され、本体フレー
ム21の下部には、給紙カセット17を配置し、本体内
部にカラー現像装置6、プロセスカートリッジ31を交
換可能に配置し、更にその上方に、定着装置80を配置
しており、本体上部には、排紙スタック部82が形成さ
れている。
【0030】前フレーム8は、本体フレーム21に設け
られた回転支持軸(図示せず)を中心に開閉回動可能に
支持され、通常は、図1に示すように、閉じた状態で保
持される。転写紙17Aの搬送経路40内にジャムが発
生した場合には、前フレーム8のロック機構を解除して
前フレーム8を開放する。前フレーム8には、転写紙の
搬送経路40の一部を構成する搬送ローラ対19A、レ
ジストローラ20A、転写ローラ14等が保持されてお
り、前フレーム8を開放することにより、転写紙17A
の搬送経路40が露出し、容易にジャム処理が行えるよ
うになっている。なお、この際、他の作像系ユニットは
不動であり、トナーの飛散や、漏洩等を防止するように
なっている。
【0031】また、図2に示すように、本体45の背面
側には、本体45の感光体1、帯電チャージャー4、現
像装置6、転写ローラ14等の作像エンジン系による画
像形成動作を制御するコントローラボード(制御基板)
51と、本体45の排気を行う本体用排気ファン52
と、プリンタ50の周囲の温度及び湿度を計測する温湿
度センサ(温湿度検知手段)53と、本体45に着脱自
在に設けられる自動両面反転装置(機能追加ユニット)
70と、コントローラボード51、本体用排気ファン5
2、及び温湿度センサ53を収納する排気ダクト54と
が配置されている。
【0032】コントローラボード51は、パソコンから
の印刷命令を処理するものであり、図2及び図3に示す
ように、金属製の筐体60に内包されている。コントロ
ーラボード51は、本体45の背面側に設けられた板金
ステー61に取り付けられており、コントローラボード
51に接続されたコネクタ62を介して、図示しないメ
インコントロールユニットにパソコンからの印刷命令等
を送るようになっている。
【0033】尚、メインコントロールユニットは、帯電
チャージャー4や現像装置6等の電圧、電源等をコント
ロール(プロセスコントロール)して、画像の安定化を
図るものであり、例えば、CPU(MPU)等のコント
ロール基板等が設けられている。
【0034】本体用排気ファン52は、本体45の板金
ステー61に取り付けられており、コントローラボード
51の近傍に位置している。本体用排気ファン52は、
矢印Aで示すように、本体45の排気を行うことによ
り、本体45内の作像エンジン系で発生するオゾン、粉
塵等を除去するようになっている。
【0035】温湿度センサ53は、コントローラボード
51を内包した筐体60の下部に設けられており、図示
しないスリットが複数形成されたケース55に収納され
ている。温湿度センサ53は、プリンタ1周囲の環境温
度及び湿度を検知し、メインコントロールユニットにフ
ィードバックするものである。これにより、メインコン
トロールユニットは、例えば、帯電チャージャー4や現
像装置6の印加電圧を設定する等、温湿度センサ53の
検知した温度湿度データをプロセスコントロールの制御
パラメータの1つとして用い、プリンタ50のプロセス
コントロールを行うようになっている。
【0036】尚、図3、図5乃至図8においては、コン
トローラボード51を内包する金属製の筐体60、温湿
度センサ53を収納するケース55の図示を省略してい
る。
【0037】自動両面反転装置70は、縦搬送路71に
それぞれ設けられた搬送ローラ72、及び横搬送路73
にそれぞれ設けられた搬送ローラ74により、本体45
から排紙された転写紙17Aの反転排紙を行ったり、再
度本体45内に搬送して両面コピーを行わせるものであ
る。
【0038】この自動両面反転装置70は、上述したよ
うに、本体45に着脱自在に設けられており、自動両面
反転装置70を本体に装着したとき、本体45と自動両
面反転装置70との間に、排気ダクト54が位置するよ
うになっている。
【0039】排気ダクト54は、図4及び図5に示すよ
うに、略直方体をなしており、排気ダクト54の一方の
側壁54aの上部には排気口56が形成され、他方の側
壁54bの下部には吸気口57が形成されている。即
ち、排気口56及び吸気口57は、自動両面反転装置7
0が装着された状態において、排気ダクト54の露出面
に形成されている。
【0040】本体45に自動両面反転装置70を装着し
たときにおいて、排気口56及び吸気口57が露出して
いるので、充分な排気を行うことができる。また、自動
両面反転装置70を装着する際に、その装着部位に排気
口56及び吸気口57を塞がないようにするための特別
な機構を、別途用いる必要が無く、自動両面用反転装置
70をそのまま装着することができる。
【0041】これに対し、排気ダクト54が設けられて
いない場合、本体用排気ファン52が形成されている部
位に、自動両面反転装置70を装着すると、縦搬送路7
1を通る転写紙17Aに排気が当たってしまったり、本
体用排気ファン52の排気が充分に行われなかった。従
って、排気ダクト54を設けることにより、本体用排気
ファン52が形成されている部位であっても、自動両面
用反転装置70を簡単に装着することができ、本体用排
気ファン52は、自動両面反転装置70の有無に左右さ
れずに充分な排気を行うことができる。
【0042】また、排気口56及び吸気口57は、互い
に離れた位置に位置しているので、吸気口56が排気口
57から排出された排気を、再吸入することを防止でき
る。尚、本実施の形態では、一方及び他方の側壁54
a、54bで且つ略対角線の位置に設けられているが、
これに限定されず、自動両面反転装置70が装着された
状態において、排気ダクト54の露出面に形成されてい
れば良い。また、排気口56及び吸気口57は、互いに
離れていればいるほど、吸気口56が排気を再吸入しな
いので、できるだけ離れた位置に形成することが望まし
い。
【0043】排気ダクト54には、図6に示すように、
排気口56に連通する排気分岐ダクト58と、吸気口5
7に連通する吸気分岐ダクト59とが設けられている。
排気分岐ダクト58は、図7に示すように、排気口56
及び本体用排気ファン52に連通しており、排気ダクト
54内において、コントローラボード51に向けて開口
する開口部58aが形成されている。吸気分岐ダクト5
9は、図8に示すように、温湿度センサ53に向けて開
口する開口部59aが形成されており、矢印Bで示すよ
うに、吸気口57から温湿度センサ53に向けて外気を
案内するようなっている。
【0044】次に、上述した構成に基づき、第1実施の
形態の作用を説明する。図6に示すように、本体用排気
ファン52は、本体45の排気を行うことにより、本体
45から発生するオゾン、粉塵等を排気口56から本体
外に排出する。このとき、本体用排気ファン52による
排気により、排気ダクト54内が負圧になるので、排気
ダクト54の吸気口57から外気が導入される(矢印B
参照)。
【0045】吸気口57に導入された外気は、吸気ダク
ト59の開口59aから吐出され、ケース55に形成さ
れたスリットを介して温湿度センサ53を通り、コント
ローラボード51を内包する金属製の筐体60を通る
(矢印C参照)。外気が金属製の筐体60を通ると、金
属製の筐体60に伝熱したコントローラボード51から
発生する熱と混合し、外気は、混合した熱とともに排気
口56から排出される(矢印A参照)。
【0046】本体用排気ファン52による負圧を利用し
て、吸気口57から導入された外気が、コントローラボ
ード51から発生する熱とともに排気口56から排出さ
れるので、専用の冷却ファンを用いる必要がなく、簡単
な構成でコントローラボード51の充分な冷却を行うこ
とができる。
【0047】また、温湿度センサ53は、コントローラ
ボード51に到達する前の外気の温度及び湿度を検知で
きるので、温湿度センサ53による検知精度が向上す
る。しかも、温湿度センサ53は、排気ダクト54内に
設けられているので、自動両面反転装置70の装着の有
無に左右されず、温湿度検知センサ53の検知精度を充
分に保つことができる。
【0048】尚、本体用排気ファン52の動作は、本体
45の作像中及び待機中の場合において、その本体用排
気ファン52の回転速度をそれぞれ変えられるようにな
っている。本実施の形態では、作像中の本体用排気ファ
ン52の動作速度を100とすると、待機時では50と
することで、充分な排気及び冷却を行うことができた。
また、作像中及び待機中の動作速度の割合は、上述の数
値に限定されず、作像動作時、待機時において同じ回転
数であっても良く、本体用排気ファン52の負圧による
排気ダクト54の排気動作が行える程度の回転数であれ
ば良い。
【0049】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり上述の部分と同様な部分には、同一の符号
を付することによりその説明を省略する。
【0050】第2実施の形態では、図9及び図10に示
すように、排気ダクト54の吸気口57が、排気ダクト
54の背面側の壁部54cの下部に形成され、本体用排
気ファン52を設ける代わりに、本体45の背面側に排
気分岐ダクト58に連通する連通口64を形成し、排気
ダクト54内の空気を排気口56に向けて送風するダク
ト用排気ファン63を排気分岐ダクト58に設けたこと
が第1実施の形態と異なる。
【0051】図11に示すように、ダクト用排気ファン
58により、吸入口57から導入された外気がコントロ
ーラボード51を通りつつ、コントローラボード51か
ら発生する熱とともに排気口56から排出される。一
方、この排気による負圧により、本体45から発生する
オゾン、粉塵等を含んだ空気が、連通口64を介して排
気口から本体45外に排出される。
【0052】この第2実施の形態においても、第1実施
の形態と同様な効果を奏する。また、ダクト用排気ファ
ン63により、吸気口57から導入された外気が、コン
トローラボード51から発生する熱とともに排気口56
から排出されつつ、ダクト用排気ファン63による負圧
を利用して、本体45の排気を同時に行えるので、1つ
の排気ファンのみで、コントローラボード51の充分な
冷却及び本体45の排気ができ、構成が簡単である。
【0053】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、図12に示すように、本体用排
気ファン52及びダクト用排気ファン63を両方設け
て、積極的に外気を導入するようにしても良い。この場
合、図13に示すように、排気ダクト54内の空気専用
の排気口67、及び排気口67に空気を案内する専用の
ダクト66を設けても良い。
【0054】本実施の形態では、排気分岐ダクト58、
吸気分岐ダクト59を設けたが、いずれか一方のみ設け
ても、両方とも設けなくても、同様の作用効果を得る。
【0055】本実施の形態では、機能追加ユニットとし
て、自動両面反転装置を用いたが、例えば、排紙された
転写紙17Aの丁合い、とじ、折り等を行うフィニッシ
ャ、多数枚の転写紙17Aを自動的に仕分けするソータ
等であってもよい。
【0056】本発明は、プリンタに適用したが、これに
限定されるものではなく、ファクシミリ、複写機、或い
はこれらの複合機等に適用しても、同様の作用効果を得
る。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、本体用排気
ファンによる負圧を利用して、吸気口から導入された外
気が、制御基板から発生する熱とともに排気口から排出
されるので、専用の冷却ファンを用いる必要がなく、簡
単な構成で制御基板の充分な冷却を行うことができる。
【0058】請求項2に記載の発明では、ダクト用排気
ファンにより、吸気口から導入された外気が、制御基板
から発生する熱とともに排気口から排出されつつ、ダク
ト用排気ファンによる負圧を利用して、本体の排気を同
時に行えるので、1つの排気ファンのみで、制御基板の
充分な冷却及び本体の排気ができ、構成が簡単である。
【0059】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、本体に
機能追加ユニットを装着したときにおいて、吸気口及び
排気口が露出しているので、機能追加ユニットの装着の
有無に左右されず充分な排気を行うことができる。ま
た、機能追加ユニットを装着する際に、その装着部位に
排気口及び吸気口を塞がないようにするための特別な機
構を、別途用いる必要が無く、機能追加ユニットをその
まま装着することができる。
【0060】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、排気口及び吸気口は、互いに離れた位置に位置して
いるので、吸気口が排気口から排出された排気を、再吸
入することを防止できる。
【0061】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、吸気口からの外気は、温湿度検知手段を通ってから
制御基板を通って排出されることにより、温湿度検知手
段は、制御基板に到達する前の外気の温度及び湿度を検
知できるので、温湿度検知手段による検知精度が向上す
る。しかも、温湿度検知手段は、排気ダクト内に設けら
れているので、機能追加ユニットの装着に左右されず、
温湿度検知手段の検知精度を充分に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態に係るプリンタを示す構成図で
ある。
【図2】図1のプリンタの背面側を概略的に示す斜視図
である。
【図3】排気ダクトの内部の一部を概略的に示す断面図
である。
【図4】排気ダクトを示す斜視図である。
【図5】排気ダクト内における空気の流れを説明する図
である。
【図6】排気ダクトの一部を破断して示す斜視図であ
る。
【図7】排気分岐ダクトの近傍を示す斜視図である。
【図8】吸気分岐ダクトの近傍を示す斜視図である。
【図9】第2実施の形態に係る排気ダクトを概略的に示
す斜視図である。
【図10】第2実施の形態に係る排気分岐ダクトの近傍
を示す斜視図である。
【図11】図9の排気ダクトを示す断面図である。
【図12】変形例に係る排気分岐ダクト及び専用のダク
トを示す斜視図である。
【図13】変形例に係る排気分岐ダクト及び専用のダク
トを示す断面図である。
【符号の説明】
17A 転写紙(用紙) 45 本体 50 プリンタ 51 コントローラボード(制御基板) 52 本体用排気ファン 53 温湿度センサ(温湿度検知手段) 54 排気ダクト 56 排気口 57 吸気口 70 自動両面反転装置(機能追加ユニット)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に画像を形成する本体を備える画像
    形成装置において、 本体の画像形成動作を制御する制御基板と、本体の排気
    を行う本体用排気ファンと、制御基板及び本体用排気フ
    ァンを収納し且つ排気口と吸気口とを有する排気ダクト
    とを備え、 本体用排気ファンが排気を行っているとき、排気ダクト
    が負圧になり、吸気口から導入された外気が、制御基板
    を通って排気口から排出されることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 用紙に画像を形成する本体を備える画像
    形成装置において、 本体の画像形成動作を制御する制御基板と、制御基板を
    収納し且つ排気口と吸気口とを有する排気ダクトと、排
    気ダクト内の空気を排気口に向けて送風するダクト用排
    気ファンとを備え、 本体には排気ダクト内に連通する連通口が形成されてお
    り、ダクト用排気ファンにより吸気口から導入された外
    気が、制御基板を通って排気口から排出されるととも
    に、この排気による負圧により、本体内の空気が連通口
    を介して排気口から排出されることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 本体に着脱自在に設けられる機能追加ユ
    ニットを備え、排気ダクトは、本体と機能追加ユニット
    との間に配置され、機能追加ユニットの装着された状態
    において、吸気口及び排気口が、排気ダクトの露出面に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 排気ダクトは略直方体をなしており、排
    気口及び吸気口は、排気ダクトの対向する面で且つ略対
    角線の位置に形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 本体周囲の温度及び湿度を検知する温湿
    度検知手段を備え、温湿度検知手段は、排気ダクト内に
    配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の画像形成装置。
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