JP2001331079A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001331079A
JP2001331079A JP2000150525A JP2000150525A JP2001331079A JP 2001331079 A JP2001331079 A JP 2001331079A JP 2000150525 A JP2000150525 A JP 2000150525A JP 2000150525 A JP2000150525 A JP 2000150525A JP 2001331079 A JP2001331079 A JP 2001331079A
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JP2000150525A
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English (en)
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Noriyuki Kimura
則幸 木村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写紙を外部に露呈することなく反転可能
で、反転のための転写紙搬送経路におけるジャム処理や
搬送経路の奥の保守点検を容易かつ安全に行うことがで
きる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 装置本体の後方に略垂直に位置し、転写
紙17aを上方から下方に搬送する搬送部50と、装置
本体の下方に位置し、転写紙17aを反転する反転ロー
ラ63を備え、搬送部50からの転写紙17aを反転し
た後、再度転写ローラ14に搬送する搬送経路を有する
反転部60と、定着装置80の排出口に設けられ、転写
紙17aを装置外に排出するか、転写紙17aの第2面
に画像を転写させるため搬送部50に搬送するかを切り
替える切り替えレバー41を持つ排紙部40とを有し、
前記搬送部50には搬送経路をを開放するように回動す
る搬送カバー54と、この搬送カバー54とともに搬送
経路を構成し、搬送カバー54の回動方向と同方向に回
動する搬送本体部55と、搬送カバー54および/ある
いは搬送本体部55の開放を検知するマイクロスイッチ
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
あるいはファクシミリなどに用いられている画形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタあるいはファクシミリ
などに用いられている画像形成装置としては、PPCや
LBPなどの電子写真装置が知られている。このような
電子写真装置は、感光体に静電潜像を形成し、現像装置
で現像してトナー像を得て、これを転写紙上に転写する
もので、転写紙としては普通紙が使用できるため、広く
普及しつつあり、普及に伴い小型軽量化が要望されてい
る。この要望にしたがい、転写紙の搬送経路長を短く
し、ジャム処理等の操作性の向上を図るために、前面操
作可能で、下部に給紙部を、そして上部に定着・排紙部
を配置した略垂直搬送経路を採用した画像形成装置が、
小型及び中型の機種に採用されている。
【0003】また、近年転写紙の両面に画像形成するい
わゆる両面印刷の要求も高まってきており、上記のよう
な前面操作でかつ略垂直搬送経路を採用して小型化を図
るとともに、転写紙を反転させて裏面にも画像を転写す
るための両面装置を付加して両面印刷を可能にした画像
形成装置が、例えば特開平6−110274号公報に見
られるように、提案されている。この特開平6−110
274号公報の画像形成装置においては、両面装置が装
置本体の上部から手前前面にかけて装着されている。ま
た、排紙部の手前に搬送切替機構を設け、両面印刷のた
めに再給紙される転写紙は通常の排紙部の上部に搬送さ
れ、そこでスイッチバックし、装置の前面を経由して再
給紙されるようになっている。スイッチバックの際、転
写紙はその一部が機外に出る構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように前面操作
/略垂直搬送経路を採用した画像形成装置では ジャム
処理やサプライ交換のときに、前面を開放してその操作
を行う構成となっていることが多く、操作パネルなども
当然その前面に設けられている。このため上記特開平6
−110274号公報に記載の画像形成装置装置のよう
に、前面に両面装置を取り付けてしまうと 両面装置が
前面開放時に邪魔になったり、上記操作に支障をきたす
可能性がある。また、この特開平6−110274号公
報の画像形成装置においてはスイッチバック時に転写紙
の一部が機外に出た際には、特に排紙部に近接している
ためユ−ザが誤って反転中の転写紙をつかんでジャムを
引き起こしたり、排紙部にスタックされた用紙に引っ掛
かったり、押し出したりする不具合が懸念される。
【0005】本発明はこのような従来技術の実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、転写紙を外部に露呈す
ることなく反転可能で、反転のための転写紙搬送経路に
おけるジャム処理や搬送経路の奥の保守点検を容易かつ
安全に行うことができる画像形成装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、装置本体外装に沿った転写紙搬送経
路を有する画像形成装置において、前記転写紙搬送経路
に設けられ、該搬送経路を開放するように回動する第1
の開放部と、該第1の開放部とともに前記搬送経路を構
成し、前記第1の開放部の回動方向と同方向に回動する
第2の開放部と、前記第1および第2の開放部の開放を
検知する第1および第2の開放部共通の開放検知手段と
を備えていることを特徴とする。
【0007】前記目的を達成するため、第2の手段は、
第1の手段における前記第1の開放部が前記第2の開放
部を開放するときには一体的に開放されることを特徴と
しており、これにより第1の開放部は非開放時には第2
の開放部に係止(セットロック)され、第2の開放部の
開放時には、この第2の開放部と一体的に開放できるの
で、操作作業性に優れ、かつ確実に開放部の開放検知を
行うことができる。
【0008】前記目的を達成するため、第3の手段は、
第1または第2の手段における前記開放検知手段の開放
被検知部材が、前記第1および第2の開放部材の少なく
とも一方に設けられていること特徴とし、簡易な構成
で、確実に開放部の開放検知を行うことができる。
【0009】前記目的を達成するため、第4の手段は、
第1ないし第3の手段における前記開放検知手段の検知
本体が装置本体側に設けられていることを特徴とし、開
閉部に電気的配線を設けることなく、開閉動作の繰り返
し等による電気的接触不良等を防止し、確実に開放部の
開放検知を行うことを可能にしている。
【0010】前記目的を達成するため、第5の手段は、
第1の手段における前記第1および第2開放部が前記搬
送部に設けられていることを特徴とし、搬送部における
ジャム処理を容易にするとともに、搬送部に近い所の装
置本体内の機器の保守点検も容易になる。
【0011】前記目的を達成するため、第6の手段は、
第1ないし第4の手段における前記開放検知手段が前記
第1または第2の開放部材の開放で動作が切り替わるよ
うに前記装置本体側に設けられたマイクロスイッチで構
成されていることを特徴とし、小型で確実な検知機構を
提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態をカラー画像形成装置に適用した場合を例にと
って説明する。最初に、図1により、カラー画像形成装
置の基本的な構成を説明する。図1は本発明の実施の形
態におけるカラー画像形成装置の基本的な構成を説明す
るための縦断側面図である。
【0013】図1において、1は可撓性の像担持体であ
る無端状の感光体ベルトであり、該感光体ベルト1は、
回動ローラ2、3間に架設され、回動ローラ2の回転駆
動により図中矢印A方向(時計方向)に搬送される。感
光体ベルト1の下方近傍には、感光体ベルト1の表面を
均一に帯電する帯電手段である帯電チャージャ4が配設
されている。この感光体ベルト1にはさらに、静電像露
光手段であるレーザー書き込み系ユニットのレーザー光
学装置5、後述するイエロー、マゼンタ、シアン、黒の
現像剤(トナー)を有する4つの現像器を一体的に形成
したカラー現像装置6などが配設されている。
【0014】感光体ベルト1の上方には、中間転写体で
ある中間転写ベルト10が配設されている。この中間転
写ベルト10は回動ローラ11、12の間に架設され、
回動ローラ11の回転駆動により図中矢印B方向(反時
計方向)に搬送される。感光体ベルト1と中間転写ベル
ト10は、感光体ベルト1の回動ローラ3の部分で接触
している。この接触部の中間転写ベルト10側には、導
電性を有するバイアスローラ13が中間転写ベルト10
の裏面に所定の条件で接触している。
【0015】これにより、感光体ベルト1は帯電チャー
ジャ4により一様に帯電された後、レーザー光学装置5
により画像情報に基づき走査露光されて、表面に静電潜
像が形成される。露光する画像情報は所望のフルカラー
画像をイエロー、シアン、マゼンタ、及び黒の色情報に
分解した単色の画像情報であり、この情報によりレーザ
ー光学装置5内の半導体レーザー(図示しない)で発生
されたレーザービームは、図示を省略した光学装置によ
り走査及び光路調整されたものである。
【0016】感光体ベルト1で形成された静電潜像は、
後述する回転型現像装置であるカラー現像装置6により
各々所定のイエロー、シアン、マゼンタ、及び黒トナー
で各々単色現像され、感光体ベルト1上に各々の色画像
が順次形成される。すなわち、矢印A方向に回転する感
光体ベルト1上に形成された各単色画像像は、感光体ベ
ルト1と同期して図面において矢印B方向に回転する中
間転写ベルト10上に、イエロー、シアン、マゼンタ、
及び黒の単色毎に、バイアスローラ13に印加された所
定の転写バイアスにより順次重ね転写される。
【0017】中間転写ベルト10上に重ね合わされたイ
エロー、シアン、マゼンタ、および黒の画像は、転写部
である転写ローラ14において転写紙17aに一括転写
される。転写紙17aは、放置本体の底部に設けられ、
手前側すなわち操作者側となる前フレーム8側に引き出
し可能な給紙カセット17内に積載されている。給紙カ
セット17の前フレーム8側の上方には、この給紙カセ
ット17から転写紙17aを1枚づつ引き出す給紙ロー
ラ18が配設されている。なお、給紙カセット17の前
フレーム8側には、後述する反転部60からの転写紙1
7aを搬送ローラ対19a,19bに通すための搬送通
路17bが設けられている。15は感光体ベルト1上の
転写後に残留するトナーを清掃するための感光体クリー
ニング装置で、感光体ベルト1上に残留したトナーをか
きとるクリーニングブレード15aと、このクリーニン
グブレード15aでかきとられたトナーを溜める廃棄ト
ナー回収容器15bを備えている。16は中間転写ベル
ト10上に残留したトナーを清掃するための中間転写ベ
ルト用クリーニング装置で、中間転写ベルト10上に残
留したトナーをかきとる中間転写ベルトクリーニングブ
レード16aと、このクリーニングブレード16aでか
きとられたトナーを溜める廃トナー回収オーガ16bを
備えている。
【0018】給紙ローラ18から送り出された転写紙1
7aは、前フレーム8に取り付けられた搬送ローラ対1
9a,19bそしてレジストローラ対20a,20bを
経て転写部である転写ローラ14へ搬送される。転写ロ
ーラ14も前フレーム8に取り付けられ、前フレーム8
で装置本体の前面を覆うようにセットしたとき、中間転
写ベルト10に圧接するように取り付けられている。転
写終了後、転写紙17aは定着装置80内の定着ローラ
対80a,80b間を通過することにより定着されて、
片面にフルカラー画像の転写が完成した転写紙17aは
搬送ローラ対81a,81bによって定着装置80から
排出される。 前フレーム8には上述したように、搬送路
の一部となる搬送ローラ対19a,19b、レジストロ
ーラ対20a,20b、転写ローラ14等が保持されて
いる。これにより前フレーム8の開放時には、給紙カセ
ット17から転写ローラ14に至る転写紙17aの搬送
経路が開放され、用紙ジャム処理を行うことができる。
【0019】搬送ローラ対81a,81b以降に両面装
置が設けられており、このような両面装置において搬送
ローラ対81a,81bから排出された転写紙17aを
装置外へ排出するか、再度転写ローラ14に送って転写
紙17aの第2面に第1面と同様に作像・転写・定着工
程を施すかが選択される。この両面装置は、定着装置8
0の搬送方向後方、すなわち放置本体の上部後方に設け
られた排紙部40、装置本体の後方に略垂直方向に延在
するように設けられた搬送部50、装置本体の下方すな
わち底部に沿って延在するように設けられた反転部60
の3ユニットにより構成されている。以下、図1に加え
て図2ないし図3により両面装置について説明する。図
2は図1のカラー画像形成装置を搬送部の搬送カバーを
開放した状態で示す縦断側面図、図3は図1のカラー画
像形成装置を搬送部の搬送本体部を開放した状態で示す
縦断側面図である。
【0020】排紙部40は、搬送ローラ対81a,81
bの出口側でかつ装置本体の上部後方に配設されてい
る。この排紙部40は、定着装置80を通って搬送ロー
ラ対81a,81bから排出された転写紙17aを装置
外にスタックするための排紙スタック部43と、排紙カ
バー43に排出するか、第2面の転写を行うために転写
紙17aを搬送部50に送り出すようにその搬送方向を
切り替える切り替えレバー41と、排紙スタック部43
に切り替えレバー41からの転写紙17aを排出するの
排出ローラ対42a,42bと、切り替えレバー41か
らの転写紙17aを搬送部50の搬送するための搬送ロ
ーラ対44a,44bと46a,46bと、切り替えレ
バー41から搬送ローラ対44a,44bと46a,4
6bを通って搬送部50に転写紙17aをガイドする一
対のガイド板45a,45bとを有している。
【0021】搬送部50は排紙部40からの転写紙17
aを下部の反転部60に搬送するためのもので、後述す
る反転部60の反転本体部72に支軸53によりその下
部が回動自在に取り付けられた搬送本体部55と、この
搬送本体部55の外側すなわち後方を覆うように設けら
れた搬送カバー54と、排紙部40からの転写紙17a
を反転部60に搬送するための3組の搬送ローラ対52
a,52b、48a,48b、49a,49bと、排紙
部40からこれら3組の搬送ローラ対52a,52b、
48a,48b、49a,49bを通って反転部60に
転写紙17aをガイドするガイド板51a,51bとを
有している。搬送カバー54はその下部が支軸53によ
り反転本体部72に対して回動自在に取り付けられ、支
軸53を支点に回動させることにより、搬送本体部55
の後部開口部を開放したり、覆ったりする。搬送カバー
54内には搬送ローラ52a,48a,49aおよびガ
イド板51aが取り付けられ、搬送本体部55には搬送
ローラ52b,48b,49bおよびガイド板51bが
取り付けられている。したがって、図2に示すように、
搬送カバー54を開放すると、搬送ローラ52a,53
a,59aとガイド板51aが相対するローラ52b,
53b,59bとガイド板51bから離れるので、搬送
部50内でジャムが生じても簡単に転写紙17aを除去
することができる。また、図3に示すように、搬送本体
部55から開放することにより、装置本体内の後部に設
けられた機械制御等を行うコントロール基板71に簡単
にアクセスすることができ、コントロール基板71に修
理やメモリー増設等を行う場合に好都合である。
【0022】反転部60は、搬送部50からの転写紙1
7aを前フレーム8側に搬送するための3組の搬送ロー
ラ対62a,62b、67a,67b、68a,68b
と、搬送部50からの転写紙17aがこれら搬送ローラ
対62a,62b、67a,67b、68a,68bを
通るようにガイドする上下一対のガイド板61a,61
bと、逆転可能な反転ローラ63と、ガイド板61a,
61bの下方にほぼ平行に位置する上下一対の反転ガイ
ド板66a,66bと、反転ローラ63から送り出され
た転写紙17aを給紙カセット17の搬送通路17bに
送り出す搬送ローラ対64a,64bとを有している。
反転ローラ63には、搬送ガイド板65が弾性的に圧接
しており、この搬送ガイド板65により搬送部50から
搬送されてきた転写紙17aを反転ガイド板66a,6
6bに送り出すとともに、反転ガイド板66a,66b
から送り出されて転写紙17aを搬送ローラ対64a,
64bに送り出すようにガイドしている。
【0023】搬送ローラ対68a,68bと反転ローラ
63間の転写紙17aの搬送通路には逆転可能な駆動ロ
ーラ69が設けられ、この駆動ローラ69の上部には従
動ローラ69aがそして下部にも同じく従動ローラ69
bが接触しており、駆動ローラ69と従動ローラ69a
とによりガイド板61a,61bを通ってきた転写紙1
7aを反転ローラ63に搬送し、そして駆動ローラ69
と従動ローラ69bとによりガイド板66a,66bか
らの転写紙17aを反転ローラ63に搬送する。上述の
反転部60の構成部品は,反転本体部72内に納めら
れ、反転本体部72は装置本体に脱着可能になってお
り、これにより反転部60のみの脱着が可能になってい
る。なお、反転ローラ63および駆動ローラ69も回転
およびその回転方向は同期させることは勿論である。ま
た、搬送ローラ67aを駆動ローラとしてもよい。
【0024】したがって、搬送部50から搬送されてき
た転写紙17aは ガイド板61a,61b、そして搬
送ローラ対62a,62b、67a,67b、68a,
68bを通り、駆動ローラ69と従動ローラ69a間を
通り、そして反転ローラ63を通って手前(操作者側)
に搬送される。反転ローラ63には搬送ガイド板65が
接触しており、この搬送ガイド板65と反転ローラ63
により転写紙17aは反転ガイド板66a,66bに送
り込まれる。転写紙17aの後端が搬送ガイド板65を
越えた時点で、反転ローラ63および駆動ローラ69を
逆転させる。これにより、転写紙17aは今まで後端で
あった方を今度は先端とし、反転ローラの逆転により搬
送ローラ対64a,64b方向に搬送し、給紙カセット
17の手前側に設けられた搬送通路17bを通って、搬
送ローラ対19a,19b、レジストローラ対20a,
20bへ案内され、以降は第1面と同様な工程を経て転
写紙17aの第2面に画像が転写され、排紙カバー43
にスタックするように排出される。
【0025】上述のように、搬送カバー54や搬送本体
部55は開閉可能になっているが、これらを開放したと
きには、作業中の機械動作による指や衣服、頭髪等の巻
き込みや、電気的感電による怪我の可能性がある。そこ
で本発明においては、これら危険の防止を目的として、
搬送カバー部54や搬送本体部55の開閉を検知して、
機械動作を禁止したり、電源からの給電を停止するよう
にしている。この構成、動作を図4ないし図6により説
明する。図4は図1のカラー画像形成装置における搬送
部の開放検知部の構成を示す概略図、図5は搬送カバー
を開放したときの開放検知部の動作を説明するための概
略図、図6は搬送本体部を開放したときの開放検知部の
動作を説明するための概略図である。
【0026】図4に示すように、搬送カバー54の上方
内側すなわち搬送経路の外側にあたる位置には、内方に
突出する突起部56が設けられている。また、搬送本体
部55の突起部56と相対する位置には突起部56が連
通する挿通孔55aが設けられている。搬送本体部55
にはさらに、マグネット58が配設され、搬送カバー5
4に設けられた鋼板59を吸着することにより、搬送本
体部55に搬送カバー部54が係止される。この際に
は、突起部56は、挿通孔55aを連通し、その先端
が、搬送本体部55から内側に飛び出た状態となる。
【0027】搬送カバー部54と搬送本体部55がとも
に装置本体に係止状態すなわち閉じた状態(通常時)に
おいては、図4に示すように、突起部56先端が装置本
体のフレーム9に取り付けられたマイクロスイッチ57
のアームを押し込み、マイクロスイッチ57をオン状態
にし、これにより搬送カバー54と搬送本体部55とが
ともに閉鎖していることを検知し、通常の画像形成動作
を可能としている。
【0028】上述のように、搬送部50でジャムが生じ
た場合は、搬送カバー54を開けることによって紙を取
り除く作業が実施されるが、この際には、図5に示すよ
うに、搬送カバー54の突起56がマイクロスイッチ5
7のアームを離れ、マイクロスイッチ57はオフとな
り、例えば装置本体の設けられたコントロールパネル
(図示しない)に、搬送カバー54の開放のメッセージ
を表示するとともに、機械動作を禁止し、更に電源から
の給電を停止する。
【0029】また、やはり上述のようにコントロール基
板71に修理やメモリー増設等でアクセスする必要が生
じた場合は、図3に示すように、搬送本体部55を開け
ることによって、アクセスすることになるが、この際に
は、図3および図6に示したように、搬送本体部55に
搬送カバー部54が係止されたままの状態で一度に開放
されることになり、操作の簡略化が図られている。この
際には、やはり搬送カバー54の突起56がマイクロス
イッチ57のアームを離れ、マイクロスイッチ57がオ
フとなり、例えば装置本体の設けられたコントロールパ
ネルに、カバー開放のメッセージを表示するとともに、
機械動作を禁止し、更に電源からの給電を停止させる。
【0030】なお、マイクロスイッチ57を装置本体に
設けているので、スイッチまでの配線を短く設定できる
ため、コストの上昇が抑えられるとともに、可動部に電
気的な配線を行わないことで、繰り返しの開閉動作が行
われても、配線およびスイッチの接触不良の発生を防止
でき、かつノイズの発生やマイクロスイッチ57の配線
系へのノイズの重畳を防止することができる。なお、マ
イクロスイッチ57に代えて、その他一般的に知られて
いる光学センサを用いてもよい。
【0031】このように、転写紙17aを反転させるた
めの両面装置は、装置本体の上部後方に排紙部40が設
けられ、装置本体の後方に搬送部50が設けられ、装置
本体の底部に反転部60が設けらており、この両面装置
を取り付けても、前フレーム8は自由に開閉することが
でき、ジャム処理なども簡単に行うことができる。さら
に、排紙部40、搬送部50そして反転部60はユニッ
ト化できるので、これらを装置本体に取り付けることに
より、片面機としてのカラー画像形成装置の内部構造に
何ら改良を加えることなく。きわめて簡単に両面機とし
てのカラー画像形成装置に変更することができ,また各
部のみの保守点検が極めて容易に行うことができる。
【0032】なお、上述の実施の形態における切り替え
レバー41の切り替え、反転ローラ63および駆動ロー
ラ69の逆回転のタイミングは,例えば転写紙17aの
通過を検知するセンサを、切り替えレバー41の近傍や
反転ローラ63と駆動ローラ69との間に設けて、転写
紙17aの通過を検知したときにすればよい。
【0033】上述した実施の形態においては、搬送部5
0の搬送経路を開閉する場合を説明したが、排紙部40
の搬送経路を開閉するようにし、この搬送経路の開閉を
検知するようにしてもよい。すなわち、排紙スタック部
43を、その上面に排紙スタック部が形成されたカバー
部材で構成し、ピンXにおいて回動自在に支持し、その
下面部に切り替えレバー41、排出ローラ対42a,4
2b、搬送ローラ44b,46bそして上方のガイド板
45aを取り付け、搬送ローラ44a,46aおよび下
方のガイド板45bを排紙本体部47に取り付け、この
排紙本体部47を装置本体にその一端部が回動自在に支
持させることにより、この排紙カバー部材を開放するこ
とにより、搬送ローラ対81a,81bの出口から搬送
部50への搬送路が開放され、この搬送路内に転写紙1
7aが詰まるジャムが発生しても簡単に除去することが
できる。また、排紙本体部47も回動させることにより
装置本体から離されるので、装置本体の後部上方の保守
点検を容易に行うようにすることができる。これら排紙
カバー部や排紙本体部47の開閉は搬送部50と同様に
マイクロスイッチやセンサで検知するようにすればよ
い。また、反転部60においても装置本体の下部にねじ
止めなどにより着脱自在に搬送本体部72を取付け、こ
の搬送本体部72に搬送ローラ62b、68b、ガイド
板61bそして従動ローラ69aなどを取付け、搬送本
体部72の下部に搬送方向に延在するように第1筐体を
設け、この第1筐体の上面に搬送ローラ62a、68
a、ガイド板61aそして駆動ローラ69などを取付
け、下面に反転ガイド板68aを取付け、第1筐体の下
部に同じく搬送方向に延在する第2筐体を設け、その上
面に反転ガイド板68aおよび従動ローラ69bを設
け、これら第1および第2筐体の各搬送方向一端部を搬
送本体部72に回動自在に設けるようにすれば、反転部
60内の搬送経路も開放することがででき、これらの開
放も搬送部50と同様にマイクロスイッチやセンサで検
知するようにすればよい。
【0034】
【発明の効果】これまでの説明から明らかなように、請
求項1記載の発明によれば、第1の開放部を開放するこ
とによりこの部分でのジャム処理を容易に行うことがで
き、第1の開放部を開放することにより装置本体内への
アクセスも容易になる。さらに、開放検知手段により第
1、第2の開放部の開閉が確実に検知され、これにより
これら開放部を開放して作業を行う場合には装置の動作
を禁止したり、電源からの給電を停止させることがで
き、開放部の開閉を行う際に作業中の機械動作による指
や衣服、頭髪等の巻き込みや、電気的感電による怪我な
どを防止することができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、第1の開放
部が、非開放時に第2の開放部に係止されるとともに、
第2の開放部の開放時にはこれと一体的に開放できるの
で、操作作業性に優れ、かつ確実に開放部の開放検知を
行うことが可能な画像形成装置を提供することができ
る。
【0036】請求項3記載の発明によれば、開放検知手
段の開放被検知部材が第一の開放部材に設けるという簡
易な構成で確実に開放部の開放検知を行うことが可能な
装置を提供することができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、開放検知手
段の検知本体が装置本体側に設けられているので、開閉
部に電気的配線を設けることなく、開閉動作の繰り返し
等による電気的接触不良等を防止し、確実に開放部の開
放検知を行うことを可能にしている。
【0038】請求項5記載の発明によれば、搬送部にお
けるジャム処理を容易にするとともに、搬送部に近い所
の装置本体内の機器の保守点検も容易になる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、開放検知手
段が装置本体側に設けられたマイクロスイッチで構成さ
れているので、小型で確実な検知機構を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるカラー画像形成装
置の基本的な構成を説明するための縦断側面図である。
【図2】図1のカラー画像形成装置を搬送部の搬送カバ
ーを開放した状態で示す縦断側面図である。
【図3】図1のカラー画像形成装置を搬送部の搬送本体
を開放した状態で示す縦断側面図である。
【図4】図1のカラー画像形成装置における搬送部の開
放検知部の構成を示す概略図である。
【図5】図4の状態から搬送カバーを開放したときの開
放検知部の動作を説明するための概略図である。
【図6】図4の状態から搬送本体部を開放したときの開
放検知部の動作を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 5 レーザー光学装置 6 カラー現像装置 8 前フレーム 10 中間転写ベルト 14 転写ローラ 17 給紙カセット 17a 転写紙 40 排紙部 41 切り替えレバー 43 排紙スタック部 50 搬送部 51a,51b ガイド板 53 支軸 54 搬送カバー 55 搬送本体部 55a 挿通孔55a 56 突起部 57 マイクロスイッチ 60 反転部 71 コントロール基板 80 定着装置 81a,81b 排紙ローラ対

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体外装に沿った転写紙搬送経路を
    有する画像形成装置において、 前記転写紙搬送経路に設けられ、該搬送経路を開放する
    ように回動する第1の開放部と、 該第1の開放部とともに前記搬送経路を構成し、前記第
    1の開放部の回動方向と同方向に回動する第2の開放部
    と、 前記第1および第2の開放部の開放を検知する第1およ
    び第2の開放部共通の開放検知手段と、を備えているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の開放部は前記第2の開放部を
    開放するときには一体的に開放されることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記開放検知手段の開放被検知部材は、
    前記第1および第2の開放部材の少なくとも一方に設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし2のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記開放検知手段の検知本体は、装置本
    体側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2開放部は前記搬送部
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記開放検知手段は前記第1または第2
    の開放部材の開放で動作が切り替わるように前記装置本
    体側に設けられたマイクロスイッチで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の画像形成装置。
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