JP2002141537A - 太陽電池モジュール用端子ボックス - Google Patents
太陽電池モジュール用端子ボックスInfo
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Abstract
ールMの電極a接続用の対の端子板20、20を配設
し、その両端子板間に逆流防止用バイパスダイオード3
を設け、両端子板に外部接続用ケーブルPを接続した太
陽電池モジュール用端子ボックスである。長尺状ボック
ス本体11に端子板、ダイオード及びケーブルを直列に
配設し、電極aはボックス本体の長辺側から端子板に接
続する。ボックス本体の樹脂成形時にケーブル等はイン
サートし、カバー30には熱可塑性エラストマーを採用
する。インサート成形は防水性に優れエラストマーは弾
性があり嵌着により水密に取付け得る。ダイオードは端
子板間に素子13を介在した構成とする。端子板がダイ
オードの一部品であれば、ダイオードに取付け用リード
が不要となり、小型化、作業工数の削減、ダイオード自
身のコストダウンを図り得る。
Description
ーを電気エネルギーに直接変換する太陽光発電システム
を構成する太陽電池モジュールを相互に接続する際に使
用する端子ボックスに関するものである。
うに、家屋の屋根に太陽電池パネル(太陽電池モジュー
ル)Mを配設し、そのモジュールMから接続箱Q、イン
バータR、分配盤Sを介して各種電気機器Eに電力供給
する。太陽電池モジュールMは全てが面一となるように
配置され、図24に示すように、端子ボックスBを介し
て直列又は並列に接続する。端子ボックスBはシール材
による水密性を維持してモジュールMの裏面に接着固定
される。
−26035号公報などに記載された図25、26に示
す構成である。すなわち、上面開口のボックス本体1内
に、太陽電池モジュールのプラス電極a及びマイナス電
極aが接続される対の端子板2、2を並列して配設し、
その両端子板2、2間に逆流防止用バイパスダイオード
3を設けるとともに、両端子板2、2にはそれぞれ外部
接続用ケーブルPを接続した構成である。
クス本体1の底面から立ち上がった突起4に端子板2を
その孔5を介して嵌合し、その突起4を、かしめたり、
超音波により溶かし拡径して端子板2をボックス本体1
に固定する。
板2の孔2aに挿入して半田付けにより端子板2に接続
する。外部接続用ケーブルPは、ボックス本体1にその
側壁6を通って導入され、その側壁導入部は、側壁6を
半円形に切欠いた受座7と、その受座7にケーブルPを
介在して被せられた固定板8とから成り、その固定板8
は超音波溶接、ビス止めなどによってボックス本体1に
固定する。ボックス本体1内にはシリコン樹脂を充填し
たり、パッキングを介在して防水及びダイオード3等の
固定をした後、カバー9を被せる。
ールMの高性能化に伴い、そのモジュールMに設けられ
る端子ボックスBの小型化が望まれており、上記従来の
ものでは端子板2、ケーブルPの配置に無駄があり、そ
の無駄をなくした端子ボックスBが望まれている。
どからボックス本体1内にシリコン樹脂を充填してお
り、他の防水手段が望まれている。
オード3をその脚(リード線)3aを半田付けして取付
けており、作業性の向上及びコストの低減の面等から、
ダイオード3の構成変更が望まれている。
ことを第1の課題、他の防水手段とすることを第2の課
題、ダイオード取付けの簡略化を図ることを第3の課題
とする。
るために、この発明は、外部接続用ケーブル、端子板、
ダイオードを直列に配設することとしたのである。各部
材(部品)を直列配設すれば、それを収納するボックス
も細長いもの(長尺状のもの)とすることができ、長尺
物は、従来の長方体のものに比べれば小型とし得る。
明は、でき得るかぎりの部品をボックス本体の樹脂成形
時にインサートし、カバーにはエラストマーを採用する
こととしたのである。インサート成形は防水性に優れ、
エラストマーは弾性があって、嵌着によって水密に取付
け得る。エラストマーには成形性の面から熱可塑性のも
のが好ましい。
明は、端子板をダイオードの一部品とすることとしたの
である。端子板がダイオードの一部品であれば、端子板
にダイオードを取付けるための脚が不要となり、それだ
け、小型化・作業工数の削減及びダイオード自身のコス
トダウンを図り得る。
実施形態としては、ボックス本体内に、太陽電池モジュ
ールのプラス電極及びマイナス電極が接続される対の端
子板を配設し、その両端子板間に逆流防止用バイパスダ
イオードを設けるとともに、両端子板にはそれぞれ外部
接続用ケーブルを接続した太陽電池モジュール用端子ボ
ックスにおいて、前記ボックス本体を長尺物とし、その
長さ方向に、前記端子板、バイパスダイオード及び外部
接続用ケーブルを直列に配設し、前記太陽電池モジュー
ルの両電極は前記ボックス本体の長辺側から前記端子板
に接続するようにした構成を採用し得る。
としては、ボックス本体内に、太陽電池モジュールプラ
ス電極及びマイナス電極が接続される対の端子板を配設
し、その両端子板間に逆流防止用バイパスダイオードを
設けるとともに、両端子板にはそれぞれ外部接続用ケー
ブルを接続した太陽電池モジュール用端子ボックスにお
いて、前記ボックス本体は上面が開口したものであり、
その上面を塞ぐカバーが、エラストマーから成って前記
ボックス本体に水密に嵌着固定されるものであり、かつ
前記ボックス本体は、前記外部接続用ケーブル及び上記
端子板をインサート樹脂成形したものである構成を採用
し得る。カバーとボックス本体の水密嵌着には周知の種
々の構成を採用する。
をナイロン等の硬質材料から成る中芯とし、その中芯の
周囲にシリコンゴムなどのエラストマーから成る枠体を
嵌めたものとすれば、カバーの機械的強度が増して水密
な嵌着固定度が向上する。また、ケーブル(外被)の耐
熱温度よりボックス本体成形樹脂の成形温度が高い場合
には、ケーブルのインサート端末にその端末を被うバリ
止めリングを嵌めるとよい。このようにすれば、ボック
ス本体の成形時、そのリングによって熱伝導が抑制され
て、ケーブルの変形が防止されるとともに、その変形に
よる成形型との間隙も生じず、その間隙によって生じる
バリの発生もなくなる。
としては、ボックス本体内に、太陽電池モジュールのプ
ラス電極及びマイナス電極が接続される対の端子板を配
設し、その両端子板間に逆流防止用バイパスダイオード
を設けるとともに、両端子板にはそれぞれ外部接続用ケ
ーブルを接続した太陽電池モジュール用端子ボックスに
おいて、前記両端子板の一部を重ね、その重ね部にダイ
オード素子を介在接続して上記バイパスダイオードを前
記両端子板とダイオード素子から形成した構成を採用し
得る。
特徴、すなわち、「各部品の直列配設」、「インサート
成形とエラストマー製カバー」及び「端子板によるダイ
オード形成」を相互に、又は全てを兼ね備えたものとし
得る。
ールの複数を一体化して、一モジュールからプラス電極
とマイナス電極の対がそのモジュール数に応じて設けら
れた、いわゆる多連ものがある。この場合には、上記各
構成において、上記バイパスダイオードを有する両端子
板の構成体の複数を直線状に並列し、その両端の端子板
にそれぞれ外部接続用ケーブルを接続した構成とする。
その構成体の数は、対の電極数に対応して、3連、5連
等と任意である。
ABS樹脂製長尺状ボックス本体11内に、太陽電池モ
ジュールMのプラス電極a及びマイナス電極aが接続さ
れる対の端子板20、20を直線状に配設している。そ
の両電極a、aは透孔11aを通して端子板20の中程
21に半田付けされる。端子板20にはその一端20a
でもって外部接続用ケーブルPが圧着接続されており、
このケーブルPと端子板20は本体11の成形時にイン
サートされる。ケーブルPの端にはコネクタCが設けら
れて、例えば、図22に示すように接続される。ケーブ
ルPと端子板20の接続は、半田付け、スポット溶接等
の他の手段を採用し得る。両端子板20、20間には逆
流防止用バイパスダイオード3が半田付けられる。この
ダイオード3の取付けは、端子板20のインサート後で
も、インサート前でもよい。
ゴム等の熱可塑性エラストマー製のカバー30を嵌着し
て防水性とする。この防水嵌着は、カバー30側面の突
起32をボックス本体11内側面の突起12に乗り込え
て圧接係止することにより行われる。そのカバー30の
嵌合により、リブ31でもって端子板20が押圧されて
固定される(図3(a)参照)。
クス本体11の成形後にその本体11に取付けるように
したものであり、この端子板20は係止孔24に本体1
1のダボ25(図6参照)を嵌入することにより固定さ
れるとともに、二又端23にケーブル素線を嵌入するこ
とにより接続される。この接続は半田付けしてもスポッ
ト溶接してもよい。図中、14は抜け止めリングであ
り、ケーブルシースに圧着される。
3を端子板20でもって構成したものであり、その対の
端子板20の対向端22、22を上下に位置し、その間
にダイオード素子13を半田付けにより介在接続してい
る。端子板20はダボ25による嵌合によって本体11
に固着され、ケーブルPは端子板20にその二又端23
にそのケーブル素線を嵌入することにより接続される。
この接続は半田付けしてもスポット溶接しても、かしめ
てもよい。また、端子板20と素子13から成るダイオ
ード3を本体11の成形時にインサートしてもよい。
(ダイオード3)を押させてそれらを固定している(図
7(a)参照)。また、カバー30の側面には突起32
が設けられ、この突起32が本体11の凹部12aに圧
接嵌合して、カバー30が本体11に確実に水密性をも
って嵌着固定される。
ード3に対し、ケーブルPを直角に接続したものであ
り、図10のごとく、ケーブルPに端子板20を圧着接
続後、それをインサートして本体11を成形し、ダイオ
ード3を半田付けする。カバー30はエラストマーで成
形し、本体11に弾性嵌合する。この実施例において
も、上述の実施例のように、端子板20とダイオード素
子13でダイオード3を形成したものとし得る。
の各実施例において、対の電極a、aを2個、5個等と
複数個接続して多連としたものである。このとき、中継
端子板26には隣り合うモジュールMの一方の電極aが
それぞれ接続される。この連数は2連、3連、4連、5
連……と任意である。図14中、11cは図10の端子
板20を中継端子板に使用したことによる圧着部20a
の被覆膨出部である。
ート端子にバリ止めリング40を嵌めた実施例を示し、
この実施例は、例えば、ケーブル(外被)Pの耐熱温度
が100〜120℃のもので、ボックス本体11の成形
樹脂として、ザイロン(商品名)などの成形温度が24
0℃などと高いものを使用する場合である。バリ止めリ
ング40は、有蓋筒体41とその外周面に突出した円状
突条42とから成り、筒体41の蓋部中央からケーブル
導体が導出され、筒体41の端はボックス本体11端面
と面一又は突出しており、この構成によって、ボックス
本体11の成形樹脂がケーブル外被に触れることが極力
抑えられる。なお、支障がなければ、蓋、突条42は省
略できる。また、突条42は間欠的に形成したり、所要
数の突起とし得る。図中、43は割れ目である。このバ
リ止めリング40は、図1等に示した各実施例にも採用
し得ることは勿論である。
30及びバリ止めリング40の変形例であり、カバー3
0は、図19又は図20に示すように、ザイロン、ナイ
ロンなどの硬質材料から成る中芯30aと、その中芯3
0aの周りに嵌着されてシリコンゴムなどのエラストマ
ーから成る枠体30bとから構成され、同各図(a)か
ら(b)に示すように、中芯30aと枠体30bを嵌着
することにより一体化する。
aと内筒40bとから成り、外筒40aと内筒40bは
環状の凹凸条44a、44bで嵌着され、外筒40aの
半割部はダボ45aとホゾ45bでもって嵌着される。
内筒40bの内面にはケーブルP外面への圧接リブ46
が形成されている。このバリ止めリング40は、図17
及び図18(b)に示すように外筒40aの前縁及び後
部にボックス本体11の成形時にその樹脂が被覆され
る。
板11cでもって接着テープ等により固定される。上記
カバー30及びバリ止めリング40の構成は上述の各実
施例にも採用し得ることは勿論である。
ように従来と同様にしてモジュールMの裏面にシール材
による水密性を維持して接着固定により取付けて使用す
る。なお、必要があれば、本体11内に従来と同様にシ
リコン樹脂を充填し得る。
化及びコストダウンを図り得る。
図、(b)は同カバーの下方からの斜視図
断平面図、(c)は下面図
視図、(b)は同カバーの下方からの斜視図
断平面図、(c)は下面図
同カバーを外した斜視図
図、(b)は要部分解斜視図
斜視図、(b)は右側面図
は右側面図
(b)は同B−B線断面図
解斜視図、(b)は組立後の斜視図
図、(b)は組立後の斜視図
斜視図、(b)は分解斜視図
Claims (9)
- 【請求項1】 ボックス本体11内に、太陽電池モジュ
ールMのプラス電極a及びマイナス電極aが接続される
対の端子板20、20を配設し、その両端子板20、2
0間に逆流防止用バイパスダイオード3を設けるととも
に、両端子板20にはそれぞれ外部接続用ケーブルPを
接続した太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、 上記ボックス本体11を長尺物とし、その長さ方向に、
上記端子板20、バイパスダイオード3及び外部接続用
ケーブルPを直列に配設し、上記太陽電池モジュールM
の両電極a、aは前記ボックス本体11の長辺側から前
記端子板20に接続するようにしたことを特徴とする太
陽電池モジュール用端子ボックス。 - 【請求項2】 ボックス本体11内に、太陽電池モジュ
ールMのプラス電極a及びマイナス電極aが接続される
対の端子板20、20を配設し、その両端子板20、2
0間に逆流防止用バイパスダイオード3を設けるととも
に、両端子板20にはそれぞれ外部接続用ケーブルPを
接続した太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、 上記ボックス本体11は上面が開口したものであり、そ
の上面を塞ぐカバー30が、エラストマーから成って前
記ボックス本体11に水密に嵌着固定されるものであ
り、かつ前記ボックス本体11は、上記外部接続用ケー
ブルP及び上記端子板20をインサート樹脂成形したも
のであることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボ
ックス。 - 【請求項3】 上記カバー30は、中央部を硬質材料か
ら成る中芯とし、その中芯周囲にエラストマーから成る
枠体を嵌めたものであり、その枠体でもって上記ボック
ス本体11に嵌着固定されるものであることを特徴とす
る請求項2に記載の太陽電池モジュール用端子ボック
ス。 - 【請求項4】 上記外部接続用ケーブルPのインサート
端末にその端末を被うバリ止めリングを嵌めたことを特
徴とする請求項2又は3に記載の太陽電池モジュール用
端子ボックス。 - 【請求項5】 ボックス本体11内に、太陽電池モジュ
ールMのプラス電極a及びマイナス電極aが接続される
対の端子板20、20を配設し、その両端子板20、2
0間に逆流防止用バイパスダイオード3を設けるととも
に、両端子板20にはそれぞれ外部接続用ケーブルPを
接続した太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、 上記両端子板20、20の一部を重ね、その重ね部にダ
イオード素子13を介在接続して上記バイパスダイオー
ド3を前記両端子板20とダイオード素子13から形成
したことを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボック
ス。 - 【請求項6】 上記両端子板20、20の一部を重ね、
その重ね部にダイオード素子13を介在接続して上記バ
イパスダイオード3を前記両端子板20とダイオード素
子13から形成したことを特徴とする請求項1乃至4の
いずれかに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。 - 【請求項7】 上記ボックス本体11は上面が開口した
ものであり、その上面を塞ぐカバー30が、エラストマ
ーから成って前記ボックス本体11に水密に嵌着固定さ
れるものであり、かつ前記ボックス本体11は、上記外
部接続用ケーブルP及び上記端子板20をインサート樹
脂成形したものであることを特徴とする請求項1に記載
の太陽電池モジュール用端子ボックス。 - 【請求項8】 上記両端子板20、20の一部を重ね、
その重ね部にダイオード素子13を介在接続して上記バ
イパスダイオード3を前記両端子板20とダイオード素
子13から形成したことを特徴とする請求項7に記載の
太陽電池モジュール用端子ボックス。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の太陽
電池モジュール用端子ボックスBにおいて、バイパスダ
イオード3を有する両端子板20、20の構成体の複数
を直線状に並列し、その両端の端子板20にそれぞれ外
部接続用ケーブルPを接続したことを特徴とする太陽電
池モジュール用端子ボックス。
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JP2000109711 | 2000-04-11 | ||
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JP2000249611 | 2000-08-21 | ||
JP2000-53056 | 2000-08-21 | ||
JP2000-109711 | 2000-08-21 | ||
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