JP2000299485A - 太陽電池モジュールの接続用端子ボックス - Google Patents

太陽電池モジュールの接続用端子ボックス

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JP2000299485A
JP2000299485A JP11107483A JP10748399A JP2000299485A JP 2000299485 A JP2000299485 A JP 2000299485A JP 11107483 A JP11107483 A JP 11107483A JP 10748399 A JP10748399 A JP 10748399A JP 2000299485 A JP2000299485 A JP 2000299485A
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terminal
solar cell
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terminal plate
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Atsushi Ishida
淳 石田
Katsuyuki Hirai
克幸 平井
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Onamba Co Ltd
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Onamba Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S40/00Components or accessories in combination with PV modules, not provided for in groups H02S10/00 - H02S30/00
    • H02S40/30Electrical components
    • H02S40/34Electrical components comprising specially adapted electrical connection means to be structurally associated with the PV module, e.g. junction boxes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て作業が迅速かつ正確に行われ、しか
も太陽電池モジュールを接続する際に必要とする封止用
樹脂の量を極めて少量になした接続用端子ボックスを提
供する。 【解決手段】 基板開孔にほぼ重なる位置に蓋板部開孔
42を有する蓋板41を具備し、周壁43と、外部接続
用ケーブルを前記基板に固定するための両半体の一方2
0Aと、端子板を基板に固定するための端子板押さえ1
1Bと、樹脂封止を前記蓋板部開孔42内に限定させる
ための垂下スカート部11Aとを前記蓋板41に一体的
に形成し、かかる蓋板41を基板に取り付けたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の太陽電池モジ
ュールを互いに隣接するもの同士電気的に接続するため
の接続用端子ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池は太陽光エネルギーを電気エネ
ルギーに直接変換するものであるが、太陽電池の素子は
微量の電流かつ電圧のものであるので、多数の太陽電池
の素子を並列かつ直列に接続して一つの太陽電池モジュ
ールMとなす。更に太陽電池モジュールを多数用意して
例えば家屋の屋根全面に配置する(図38参照)。この
とき太陽電池モジュール同士を電気的に接続する必要が
ある。このために従来より接続用端子ボックスBが用い
られている(図39参照)。
【0003】各太陽電池モジュールMの裏面にはプラス
端子とマイナス端子とが出ており、かかる一対の端子を
カバーするように接続用端子ボックスBが取り付けられ
る。各接続用端子ボックスBからは一対の外部接続用ケ
ーブル17,17が出ている。かかる一対の外部接続用
ケーブル17,17の端にはプラグPとジャックJが取
り付けられて、これらプラグとジャックにより隣接する
太陽電池モジュールの外部接続用ケーブルに接続され
る。
【0004】接続用端子ボックスBの基板はその周辺部
を両面テープ等で太陽電池モジュールMの裏面(図示の
面)に仮に貼着される。なお基板は太陽電池モジュール
Mからの前記プラス端子とマイナス端子とを通すための
基板開孔を有している。それでこの基板開孔を通された
プラス端子とマイナス端子は前記外部接続用ケーブル1
7,17の内端に電気的に接続される。この電気的な接
続部を接続用端子ボックスBは囲んで雨水等から保護す
ると共に、外部接続用ケーブル17,17が受ける外力
を接続用端子ボックスBの周壁で受け止めて前記の電気
的な接続部を保護するようになっている。
【0005】接続用端子ボックスB内に、前記の電気的
な接続部を樹脂封止するために絶縁樹脂が流し込まれ
る。この絶縁樹脂の一部は接続用端子ボックスBの基板
開孔を通って太陽電池モジュールMの裏面に達して前記
プラス端子およびマイナス端子の出口部を樹脂封止する
と共にプラス端子およびマイナス端子を一体的に取り込
みかつ前記基板と前記裏面との間の隙間に入って接着剤
の役目をなす。すなわち、基板は両面テープによる仮貼
着から恒久的取り付けになされる。かかる樹脂封止をし
ない場合は接続用端子ボックスBの基板をビス等で太陽
電池モジュールMの裏面に恒久的に取り付ける。
【0006】その後、接続用端子ボックスBに蓋がかぶ
せられて図示の状態になされる。接続用端子ボックスB
の内部を前述の通り樹脂封止した場合は、前記蓋はスナ
ップ止めの態様で接続用端子ボックスBの周壁に係合さ
れる。接続用端子ボックスBの内部が樹脂封止されない
場合は、蓋の周縁と周壁の頂部縁(全周にわたる)との
間にシール部材を配置し、ネジ等で蓋を周壁に圧着密封
固定する必要がある。
【0007】なお、以上の説明では外部接続用ケーブル
17,17の内端は直接に太陽電池モジュールMのプラ
ス端子、マイナス端子に電気的に接続されるように理解
されるが、外部接続用ケーブル17の内端には端子板と
呼ばれる介在体がある。従って接続用端子ボックスB内
に二つの端子板が存在する。そしてかかる二つの端子板
にバイパスダイオードが接続されて、逆負荷がかかった
場合に二つの外部接続用ケーブル17,17の内端が短
絡直結される(太陽電池モジュールMをバイパスする)
ようになされている。バイパスダイオードが必要でない
場合も端子板は外部接続用ケーブルを接続用端子ボック
スに構造的に固着するために必要なものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の接続用端子ボッ
クスではその内部に格納した端子板をねじ止めによりボ
ックス本体に固定していたり、端子板の孔に樹脂突起を
通した後にこの樹脂突起の頭を超音波溶融して低くし半
径を増大させたりしていた。ねじ止めでは作業時間がど
うしても長くなるという問題点があった。また樹脂突起
の頭の超音波溶融では作業時間が大幅に短縮されるが樹
脂突起の頭の変形が一定せず強度にバラツキがあるとい
う問題点があった。
【0009】また、従来の接続用端子ボックスでは外部
接続用ケーブルにかかる外力を接続用端子ボックスの周
壁に伝達させるためにボックスの周壁に外部接続用ケー
ブルが通る孔を設け、この孔の両側に締め付けナットの
如きものを用いて外部接続用ケーブルを周壁に固定して
いた。これを改良したものとして、ボックスの周壁を肉
厚にすると共に上下に2分割して、各半体に外部接続用
ケーブルの外周に合致する半円筒部を設け、外部接続用
ケーブルを挟んだ後に前記半体を超音波溶着するもので
ある。これは更にその半円筒部の内面に円周方向に延び
た突条を有している。上下各半体が重なると前記突条は
完全な円環を形成する。かかる円環状の突条は外部接続
用ケーブルの絶縁被覆に喰い込んで密封性を改善しかつ
外部接続用ケーブルが肉厚の周壁の孔から抜けないよう
にするが、外部接続用ケーブルを捻る外力に対しては抗
しえないという問題点があった。
【0010】また、従来の接続用端子ボックスでは、そ
の内部に格納した端子板に外部接続用ケーブルの芯線が
ビス止めされたり、カシメ止めされたりしていた。ケー
ブルの芯線をビス止めする方法では作業時間が手間どる
という問題点があった。また従来のカシメ止めではカシ
メの電気的、機械的信頼性が低く、芯線の先端部を端子
板にスポット溶接する等の第2接続手段を施して信頼性
を確保しなければならないという問題点があった。
【0011】また、樹脂封止をしない従来の接続用端子
ボックスでは、接続用端子ボックスを太陽電池モジュー
ルの裏面に取り付ける場合に、気密性を良好にすべく丁
寧に作業を進めなくてはならないという問題点があり、
これを解決するために樹脂封止を行うように改良された
が、この樹脂封止を行う従来の接続用端子ボックスでは
樹脂封止のための樹脂量が大量に必要であり、高価な樹
脂の必要量を減少させたいという問題点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】端子板を接続用端子ボッ
クス内に短時間で固定取り付けするために、請求項1の
発明では基板に基板突起を設け、端子板の孔に基板突起
を通し、その後に、基板突起の頭に同種の樹脂製の端子
板押さえをはめ込み、この端子板押さえを前記基板突起
の頭に超音波溶着し、かつ一つの共通の端子板押さえが
二つの端子板を押えるようにしたことを特徴とする。
【0013】また、端子板を接続用端子ボックス内に短
時間で固定するために、請求項2の発明では端子板に菊
座形状の孔を設け、端子板のかかる菊座形状の孔に基板
からの基板突起を通し、端子板自身のバネ性により菊座
の歯が基板突起に戻りを阻止するように喰い込むように
したことを特徴とする。
【0014】また、端子板を接続用端子ボックス内に短
時間で固定するために、請求項3の発明では基板突起の
根元部に切り込みを設け、端子板の孔に基板突起を通し
た後に端子板の孔の周辺の一部が前記切り込みに入るよ
うに端子板をスライドさせ、かつこのスライド位置に端
子板を錠止したことを特徴とする。
【0015】接続用端子ボックスの周壁に外部接続用ケ
ーブルの絶縁被覆部を捻れ防止機能を有して迅速かつ良
好に固定するために、請求項4の発明ではボックスの周
壁を肉厚にすると共に、上下に2分割して、各半体に外
部接続用ケーブルの外周の半円筒部を設け、外部接続用
ケーブルを挟んだ後に前記二つの半体を超音波溶着する
ものにおいて、各半体の各半円筒部の内周面に半楕円環
の突条を設け、二つの半体を合せたときに一つの楕円環
が完成するようにしたことを特徴とする。
【0016】外部接続用ケーブルの芯線を端子板に信頼
性を確保して電気的に接続させるために、請求項5の発
明では端子板のカシメ部分の内側面にS字形セレーショ
ンを設けたことを特徴とする。
【0017】端子板を接続用端子ボックス内に短時間で
固定し、しかも接続用端子ボックスの周壁に外部接続用
ケーブルの絶縁被覆部を迅速かつ良好に固定するため
に、請求項6の発明では樹脂製の端子板押さえと樹脂製
の電線押さえとを一体的に樹脂成形したことを特徴とす
る。
【0018】接続用端子ボックスが取り付けられる太陽
電池モジュールの裏面におけるプラス端子およびマイナ
ス端子の部分を樹脂封止しかつ接続用端子ボックスを太
陽電池モジュールにしっかりと連結する接着剤の役目等
をなすために接続用端子ボックスに封入される樹脂の量
を従来必要としていたものよりも大幅に減少させるため
に、請求項7,8,9の発明では封止用樹脂の注入を接
続用端子ボックスの基板に設けた開孔の区域に実質的に
限定すべく、ボックス内の空間を他の区域から仕切る
が、端子板の先端はこの仕切りを通って基板開孔の区域
に突出するようにしたことを特徴とする。
【0019】
【実施例】本発明の第1実施例を、図1乃至図6を参照
して以下に説明する。図中1は基板、2はリブ、3は基
板開孔、4は周壁、5は端子板、6は端子板の孔、7は
バイパス用ダイオード接続部、8はカシメ部、10は基
板から延びた突起、11は絶縁樹脂製の端子板押さえ、
12は凹所、13は溝、14は仕切壁、15は芯線、1
6は絶縁被覆、17は外部接続用ケーブル、18はバイ
パスダイオード、19はバイパスダイオードのリード
線、20は絶縁樹脂製の電線押さえ、21は上半円筒
部、22は突条、23は周壁補完部、25は下半円筒
部、26は突条、27は蓋係止用孔、28は蓋台座であ
る。
【0020】基板1は太陽電池モジュールを接続するた
めの接続用端子ボックスの基体であり絶縁樹脂製のモー
ルド成形品である。基板1の下面30は例えば両面粘着
テープで太陽電池モジュールの裏面に接着されるように
なされている。基板1の外周縁には基板1の曲げ強度を
増すためにリブ2等が設けられている。基板1は開孔3
を有していて基板1を太陽電池モジュールの裏面に取り
付けたとき太陽電池モジュールの裏面から出ているプラ
ス電極とマイナス電極を基板1の上面31側へ通すよう
になっている。
【0021】基板1の上面31には基板開孔3に各端が
重なるように二つの端子板5が取り付けられる。一方の
端子板5の前記端に太陽電池モジュールからの前記プラ
ス電極が半田付けあるいはスポット溶接等で接続され、
他方の端子板5の前記端に太陽電池モジュールからの前
記マイナス電極が同様に接続されるようになっている。
端子板5の他端には外部接続用ケーブル17の芯線15
がカシメ部8のカシメにより電気接続される。各端子板
5に接続された外部接続用ケーブル17は互いに両側に
隣接した太陽電池モジュールに接続されるようになって
いて多数の太陽電池モジュールが直列に接続されて所定
の電圧を得るようになされている。
【0022】なお逆負荷の時の電流を一方の外部接続用
ケーブル17から他方の外部接続用ケーブル17へ短絡
させることが望まれるときにはバイパスダイオード18
が取り付けられる。すなわちバイパスダイオード18の
一方のリード線19は一方の端子板5のバイパス用ダイ
オード接続部7に半田付けあるいはスポット溶接により
接続され他方のリード線19は他方の端子板5のバイパ
ス用ダイオード接続部7Aに同様に接続される。
【0023】ところで端子板5を基板1に固定するため
に、基板1に設けられた二つの突起10の各々に各端子
板5の孔6を係合させ、そして二つの端子板5の上に共
通の一つの端子板押さえ11(請求項1の特徴)をかぶ
せる。基板1から延びて前記端子板の孔6を通って突出
した突起10の頂部を収容する凹所12を端子板押さえ
11は有すると共に、溝13を有して二つの端子板5,
5を仕切る基板1から隆起した仕切壁14を通す。かく
して、端子板押さえ11は図1に示すように二つの端子
板5の上にかぶさる。その後、超音波溶着により融合部
12Aを融かして端子板押さえ11を基板1の突起10
に溶着する。
【0024】二本の外部接続用ケーブル17の絶縁被覆
16の部分を基板1に押さえて保持し、かつ周壁4を補
完して二つの端子板5およびバイパスダイオード18を
包囲する空間を規定するための電線押さえ20は図6に
示すように二つの上半円筒部分21を有する。これら上
半円筒部分21に対応した下半円筒部分25が基板1に
設けられていて上下半円筒部分21,25が共同して外
部接続用ケーブルの絶縁被覆部を挟むようになってい
る。
【0025】絶縁被覆部をしっかりと挟むように突条2
2,26が上下半円筒部分21,25に設けられている
(請求項4の特徴)。この突条22,26はサインカー
ブ形に蛇行して設けられる。上下半円筒部分21,25
の突条22,26は絶縁被覆16のまわりに完全に一周
して外部接続用ケーブルをしっかりと保持すると共に前
記周壁4に囲まれた内側に絶縁用樹脂を封入したときに
絶縁用樹脂が固まるまでにこの半円筒状部分21,25
と絶縁被覆との間から樹脂が漏れ出すのをも防止する。
また、外部接続用ケーブル17が上下半円筒部分21,
25から引き抜かれるのを阻止すると共に外部接続用ケ
ーブル17が上下半円筒部分21,25内で回動される
のをも阻止する。電線押さえ20は基板1の周壁4と同
じ高さになり周壁4を補完する周壁補完部23を有す
る。かかる電線押さえ20は基板1の電線押さえ受け3
2に超音波溶着により溶着される。
【0026】その後、図示しない絶縁用樹脂が周壁4内
に所定の高さ(少なくとも端子板5およびカシメ部8を
完全に埋設させる高さ)まで注がれて固化される。この
樹脂は基板1の開孔3を通って太陽電池モジュールの裏
面まで達するが、基板1の下面30が太陽電池モジュー
ルの裏面に予め接着(両面テープ等により)されている
のでそれ以上に拡がることはない。かかる封止用樹脂が
固化すると、周壁4と周壁補完部23との内周に合致す
る輪郭を有する平板(すなわち蓋:図示せず)が蓋台座
28まで押し込まれる。なおこの平板は周壁4に設けた
蓋係止用孔27にスナップ的に突入する爪(図示せず)
を有している。端子板押さえ11はその凹所12を基板
1の突起6に融合部12Aで超音波溶着されるようにな
されているので非常に短時間で端子板5を基板1に取り
付けることができる。端子板押さえ11の融合部は図示
の凹所12の底に限られず、仕切壁14に係合する溝1
3の所に設けてもよい。仕切壁14は端子板押さえ11
の溝13が係合する所で低くなった部分14Aを有して
いる。端子板5の段部5Bは半田の拡がり防止用に設け
られている。
【0027】本発明の第2実施例を、図7乃至図14を
参照して以下に説明する。図中、1,2,3,4,5,
5B,6,7,8,10,14,15,16,17,1
8,19,20,23,27,28,30,31,32
は第1実施例と同じものであるので説明は省略する。6
Aは菊座の歯、9はS字形セレーション、21は上半円
筒部、22は突条、24は内側縁、25は下半円筒部、
26は突条である。
【0028】この第2実施例は絶縁樹脂製の端子板押さ
え(実施例1の部材11)を有さず、端子板5を基板1
に留めるために別の工夫をなしているのである。従って
これについて以下に詳しく説明する。端子板5を基板1
に取り付けるために、この実施例2では端子板5の孔6
が菊座になされている(請求項2の特徴)。この菊座の
歯6Aが基板1の突起10に戻り止めの如く喰い込んで
端子板5は突起10から抜け落ちないのである。勿論、
図10に示すように菊座の歯6Aは端子板5の上面側
(図10では左側)へ傾斜して設けて、基板1の突起1
0に端子板5を上から押し下げるとき、端子板5の孔6
に突起10が入るのに抗しないようにしている。
【0029】更に説明を加えると、菊座の歯6Aの数は
図10の四つのものに限定されるものではない。図1
2、図13、図14に示すように一つ、二つ、三つ等で
もよい。また図10の場合、菊座の歯6Aは突起10の
まわりに等間隔を置いて突起10に喰い込むようになさ
れているが、より好ましくするには、図12、図13、
図14に示すように歯は孔6の内周のうち端子板5のカ
シメ部8側にのみ設けるとよい。このように歯を配置す
ることにより、外部接続用ケーブル17が引っ張られた
時に受ける突起10のまわりにかかる応力は菊座の歯の
部分に集中せず分散される。従って菊座の歯が欠けた
り、あるいは突起10が歯に喰い込まれて破断されてし
まう恐れを回避できる。以上の説明から判るように、こ
の実施例に開示された本発明の特徴(請求項2)によ
り、端子板5は極めて簡単にかつ迅速にかつ確実に基板
1に固定されるのである。
【0030】端子板5の他端には外部接続用ケーブル1
7の芯線15がカシメ部8のカシメにより電気接続され
る。カシメ部8の内側には図10に示す如くS字形のセ
レーション9が設けられている。このセレーション9は
カシメ後の芯線15の抜け止め防止を確保するものであ
る。
【0031】二本の外部接続用ケーブル17の絶縁被覆
16の部分を基板1に押さえて保持し、かつ周壁4を補
完して二つの端子板5およびバイパスダイオード18等
を包囲する空間を規定するための電線押さえ20は図1
1に示すように二つの上半円筒部分21を有する。これ
ら上半円筒部分21に対応した下半円筒部分25が基板
1に設けられていて上下半円筒部分21,25が共同し
て外部接続用ケーブル17の絶縁被覆16を挟むように
なっている。絶縁被覆16の円周表面に喰い込むように
突条22,26が上下半円筒部分21,25に設けられ
ている(請求項4の特徴)。この突条22,26は図8
の(c)および図11の(b)に示される通り半円筒部
分の軸方向から見ると各々半円形をしているが、図9の
(a)に示される通り側面から見て斜めになるように設
けられる。かくして、上下半円筒部分21,25の内面
に設けられた突条22,26は絶縁被覆16のまわりに
完全に一周して喰い込んで外部接続用ケーブル17が上
下半円筒部分21,25から引き抜かれるのを阻止する
と共に外部接続用ケーブル17が上下半円筒部分21,
25内で回動されるのをも阻止する。
【0032】また前記周壁4に囲まれた内側に封止用樹
脂を注入したときに封止用樹脂が固まるまでにこの半円
筒部分21,25と絶縁被覆との間から漏れ出すのをも
前記突条は防止する。電線押さえ20は基板1の周壁4
と同じ高さになり周壁4を補完する周壁補完部23を有
する。電線押さえ20の内側縁24の高さは周壁4の内
側に設けた蓋台座28の高さと同じであり、蓋台座の役
目をする。かかる電線押さえ20は基板1の電線押さえ
受け32に超音波溶着により溶着される。その後、図示
しない封止用樹脂が周壁4内に所定の高さ(少なくとも
端子板5およびカシメ部8を完全に埋設させる高さ)ま
で注がれて固化される。
【0033】本発明の第3実施例を、図15乃至図19
を参照して以下に説明する。図中、1,2,3,4,
5,5B,6,7,8,9,10,14,15,16,
17,18,19,20,21,22,23,24,2
5,26,27,28,30,31,32は第2実施例
と同じであるのでくり返し説明することを省略する。5
Aはスライド戻り防止爪、10Aは切り込み、10Bは
隆起部、10Cは肩、31Aは段付き凹所である。
【0034】この第3実施例は絶縁樹脂製の端子板押さ
え(実施例1の部材11)を有さず、端子板5を基板1
に留めるために別の工夫(請求項3)をなしているので
ある。従ってこれについて以下に詳しく説明する。端子
板5を基板1に取り付けるために、この実施例3では端
子板5の孔6に基板1の突起10を挿入した後、端子板
5を電線押さえ受け32の方へスライドさせると、端子
板5が突起10からはずれないようにしている。
【0035】このために、突起10の根元部において電
線押さえ受け32とは反対の側に切り込み10Aを設け
て端子板5の孔6の周辺の一部(カシメ部8とは反対の
側の部分)が入り込むようになされている。一方、端子
板5の孔6の周辺の前記一部が前記切り込み10Aに入
り込むと、端子板5が電線押さえ受け32とは反対の方
へスライドしないように端子板5にスライド戻り防止爪
5Aが設けられており、かつ基板1の上面31に段付き
凹所31Aが設けられている。
【0036】スライド戻り防止爪5Aは図17および図
18に示すように、端子板5が電線押さえ受け32の方
へスライドするのを許容するように端子板5の一部が下
面の方へ打ち出されたものである。従って、端子板5が
電線押さえ受け32の方へスライドして一度、スライド
戻り防止爪5Aが弾力的に段付き凹所31Aに落ち込む
と、端子板5は電線押さえ受け32とは反対の方へ戻れ
なくなるのである。かくして端子板5は突起10からは
ずれないのである。端子板5のスライド戻りを防止する
手段は図示のものに限定されない。例えば端子板5の防
止爪5Aの所を四角形の孔にする一方で、基板1にこの
孔に係合するスライド戻り防止突起を設ける。
【0037】図示の場合、端子板5に設けられている段
部5Bは突起10の根元に設けた隆起部10Bの肩10
Cに係合するようになっている。これは端子板5が電線
押さえ受け32の方へ引っ張られるときに突起10にか
かる負荷を軽減する役目をなす。端子板5の孔6の四角
形状とこれに対応する突起10の四角形断面は、端子板
5のスライド方向にふらつきをなくすために、好まし
い。以上の説明からも理解される通り、この実施例に開
示された本発明の特徴(請求項3)により、端子板5は
簡単かつ確実に基板1に固定されるのである。
【0038】本発明の第4実施例を、図20乃至図25
を参照して説明する。先の実施例と重複する所がある
が、改めて全体的に第4実施例を説明する。
【0039】図中1は基板、2はリブ、3は基板開孔、
4は周壁、5は端子板、5Bは段部、6は端子板の孔、
7はバイパス用ダイオード接続部、8はカシメ部、9は
セレーション、10は基板から延びた突起、11は絶縁
樹脂製の端子押さえ、12は凹所、13は溝、14は仕
切壁、14Aは仕切壁の低くなった部分、15は芯線、
16は絶縁被覆、17は外部接続用ケーブル、18はバ
イパスダイオード、19はバイパスダイオードのリード
線、20は絶縁樹脂製の電線押さえ、21は上半円筒
部、22は突条、23は周壁補完部、24は内側縁、2
5は下半円筒部、26は突条、27は蓋係止用孔、28
は蓋台座である。
【0040】基板1は太陽電池モジュール用端子ボック
スの基体であり絶縁樹脂製のモールド成形品である。基
板1の下面30は例えば両面粘着テープで太陽電池モジ
ュールの裏側面に接着されるようになされている。基板
1の外周縁には基板1の曲げ強度を増すためにリブ2等
が設けられている。基板1は開孔3を有していて基板1
を太陽電池モジュールの裏側面に取り付けたとき太陽電
池モジュールの裏側面から出ているプラス電極とマイナ
ス電極を基板1の上面31側へ通すようになっている。
【0041】基板1の上面31には基板開孔3に各端が
重なるように二つの端子板5が取り付けられる。一方の
端子板5の前記端に太陽電池モジュールからの前記プラ
ス電極が半田付けあるいはスポット溶接等で接続され、
他方の端子板5の前記端に太陽電池モジュールからの前
記マイナス電極が同様に接続されるようになっている。
端子板5の他端には外部接続用ケーブル17の芯線15
がカシメ部8のカシメにより電気接続される。カシメ部
8の内側には図23に示す如くS字形のセレーション9
(請求項5)が設けられていてカシメ後の芯線15の抜
け止め防止を確保している。各端子板5に接続された外
部接続用ケーブル17は互いに両側に隣接した太陽電池
モジュールに接続されるようになっていて多数の太陽電
池モジュールが直列に接続されて所定の電圧を得るよう
になされている。
【0042】なお逆負荷の時の電流を一方の外部接続用
ケーブル17から他方の外部接続用ケーブル17へ短絡
させることが望まれるときにはバイパスダイオード18
が取り付けられる。すなわちバイパスダイオード18の
一方のリード線19は一方の端子板5のバイパス用ダイ
オード接続部7に半田付けあるいはスポット溶接により
接続され他方のリード線19は他方の端子板5のバイパ
ス用ダイオード接続部7Aに同様に接続される。
【0043】ところで端子板5を基板1に固定するため
に、基板1に設けられた二つの突起10の各々に各端子
板5の孔6を係合させ、そして二つの端子板5の上に共
通の一つの端子押さえ11(請求項1)をかぶせる。基
板1から延びて前記端子板の孔6を通って突出した突起
10の頂部を収容する凹所12を端子押さえ11は有す
ると共に、溝13を有して二つの端子板5,5を仕切る
基板1から隆起した仕切壁14を通す。かくして、端子
板押さえ11は図20に示すように二つの端子板5の上
にかぶさる。その後、超音波溶着により融合部12Aを
融かして端子板押さえ11を基板1の突起10に溶着す
る。
【0044】二本の外部接続用ケーブル17の絶縁被覆
16の部分を基板1に押さえて保持し、かつ周壁4を補
完して二つの端子板5およびバイパスダイオード18を
包囲する空間を規定するための電線押さえ20は図25
に示すように二つの上半円筒部分21を有する。これら
上半円筒部分21に対応した下半円筒部分25が基板1
に設けられていて上下半円筒部分21,25が共同して
外部接続用ケーブル17の絶縁被覆16を挟むようにな
っている。
【0045】絶縁被覆16の円周表面に喰い込むように
突条22,26(請求項4)が上下半円筒部分21,2
5に設けられている。この突条22,26は図21の
(c)および図25の(b)に示される通り半円筒部分
の軸方向から見ると各々半円形をしているが、図25の
(c)および図22の(a)に示される通り側面から見
て斜めになるように設けられる。かくして、上下半円筒
部分21,25の内面に設けられた突条22,26は絶
縁被覆16のまわりに完全に一周して喰い込んで外部接
続用ケーブル17が上下半円筒部分21,25から引き
抜かれるのを阻止しようとすると共に外部接続用ケーブ
ル17が上下半円筒部分21,25内で回動されるのを
も阻止する。また前記周壁4に囲まれた内側に封止用樹
脂を注入したときに封止用樹脂が固まるまでにこの半円
筒部分21,25と絶縁被覆との間から漏れ出すのをも
防止する。電線押さえ20は基板1の周壁4と同じ高さ
になり周壁4を補完する周壁補完部23を有する。電線
押さえ20の内側縁24の高さは周壁4の内側に設けた
蓋台座28の高さと同じであり、蓋台座の役目をする。
かかる電線押さえ20は基板1の電線押さえ受け32に
超音波溶着により溶着される。
【0046】その後、図示しない封止用樹脂が周壁4内
に所定の高さ(少なくとも端子板5およびカシメ部8を
完全に埋設させる高さ)まで注がれて固化される。この
樹脂は基板1の開孔3を通って太陽電池モジュールの裏
面まで達するが、基板1の下面30が太陽電池モジュー
ルの裏面に接着(両面テープ等により)されているので
それ以上に拡がることはない。かかる封止用樹脂が固化
すると、周壁4と周壁補完部23との内周に合致する輪
郭を有する平板(すなわち蓋:図示せず)が蓋台座28
まで押し込まれる。なおこの平板は周壁4に設けた蓋係
止用孔27にスナップ的に突入する爪(図示せず)を有
している。以上の説明から理解される通り、この実施例
にも開示され、実施例2および3にも開示された本発明
の特徴(請求項4)により、外部接続用ケーブルは捩れ
防止作用を受けて電線押さえによりボックスの周壁に固
定されるのである。また、この実施例にも開示され、実
施例2および3にも開示されている本発明の特徴(請求
項5)により、外部接続用ケーブルの芯線を端子板に単
一のカシメ作業のみで信頼性を確保して電気的に接続さ
せることができるのである。
【0047】本発明の第5実施例を、図26乃至図29
を参照して説明する。この実施例を説明するにあたり、
第4実施例との相違点を説明する方が理解されやすいの
で、相違点のみを以下に説明する。すなわち第5実施例
では、第1および第4実施例に示す端子板押さえ11と
電線押さえ20とをブリッジにより連結して一体的に樹
脂成形したことを特徴としている(請求項6)。
【0048】図29に示されている通りブリッジ11C
は端子板押さえ11と電線押さえ20とを連結してい
る。このブリッジ11Cは基板1の周壁4に沿うように
両側に二本設けられているが、これに限定されるもので
はない。端子板押さえ11と電線押さえ20とを板状の
ブリッジで連結してもよい。
【0049】以上の説明から理解される通り、この実施
例に開示された本発明の特徴(請求項6)により、すな
わち端子板押さえと電線押さえとが一体的に連結される
ことにより、端子板押さえと電線押さえの取り付けが同
一の作業で行えるので、接続用端子ボックスの組み立て
作業が一層迅速に行える効果があるのである。
【0050】本発明の第6実施例を、図30乃至図33
を参照して以下に説明する。図中、1,2,3は第4実
施例と同じであるのでくり返し説明することを省略す
る。2Aはリブ2の高い部分、2Bは外部接続用ケーブ
ル通過用半円筒状凹所である。図中、5,5A,6,
7,7A,8,10,14は第4実施例と同じであるの
でくり返し説明することを省略する。10Dは堤、11
Aは垂下スカート部、11Bは端子板押さえ部である。
図中、15,16,17,18,19は第4実施例と同
じである。20Aは電線押さえ部である。
【0051】図中、21,22,25,26,30,3
1は第4実施例と同じである。29は区画壁、32Aは
電線押さえ受け、32Bは電線押さえ受け凹所である。
図中、40は一体的端子板電線押さえ、41は蓋板部、
42は蓋板部開孔、43は周壁、44は閉蓋台座、45
は閉蓋係止用孔である。
【0052】この第6実施例は接続用端子ボックスの基
板1から周壁を除去したこと、そして端子板押さえと電
線押さえとを一体的に樹脂成形してこちら側に周壁を設
けると共に基板1の開孔3のみを樹脂封止すべく垂下ス
カートをも一体的に樹脂成形したことに特徴(請求項
7)があるので、以下にそれらを詳しく説明する。
【0053】一体的端子板電線押さえ40の蓋板部41
は蓋板開孔42を有する。この蓋板開孔42は基板開孔
3にほぼ重なるように位置している。この実施例では基
板1は箱を形成する周壁を有しておらず、一体的端子板
電線押さえ40が箱を形成するための周壁43を有して
いる。この周壁43は図30の(a)に見てほぼ四角形
の蓋板部41の上辺と左右の両側辺とに設けられてい
る。箱の下辺の壁は電線押さえ部20Aとこれを受ける
電線押さえ受け32Aとで形成されるようになってい
る。
【0054】基板部開孔42の下辺部で左右の周壁43
をつなぐ形で垂下スカート部11Aが延びている。垂下
スカート部11Aと共同して蓋板部開孔42の下辺部を
閉じる堤10Dが基板1に設けられている。この堤10
Dの高さは突起10の根元の高さ(図15の隆起部10
B参照)と同じである。垂下スカート部11Aの断面形
状は図32の(a)(b)(c)から判る通り傾斜縁に
なされている。
【0055】端子板押さえ部11Bが各端子板に対向し
て前記蓋板部41の内側に設けられている。蓋板部開孔
42のまわりにはこの開孔を閉じるための閉蓋(図示せ
ず)を受ける閉蓋台座44と、閉蓋係止用孔45とが設
けられている。
【0056】外部接続用ケーブル17の芯線15を端子
板5のカシメ部8(S字形セレーション9を有する)に
カシメ接続した後に、端子板5の孔6に基板1の突起1
0をはめ、必要ならばバイパスダイオード18のリード
線19を端子板5のバイパスダイオード接続部7に電気
的に接続する。
【0057】これら電気接続部を樹脂封止する樹脂を盛
り付けるか、あるいは何もしないで、一体的端子板電線
押さえ40を基板1の区画壁29の内側にはめ込んだ後
に、超音波溶着により基板1に一体的端子板電線押さえ
40を溶着させる。超音波溶着個所は電線押さえ部20
Aと電線押さえ受け凹所32Bとの間、および周壁43
の下端面とこれを受ける基板1の上面31との間、およ
び垂下スカート部11Aと堤10Dとの間である。垂下
スカート部11Aと堤10Dとの間の超音波溶着の要点
を説明すると、垂下スカート部11Aは先程指摘した通
り傾斜縁になされており、主端子板5の肉厚を無視しう
るようになっているということである。つまり、垂下ス
カート部11Aを堤10Dに超音波溶着するとき、間に
挟まれた端子板5は垂下スカート部11Aの傾斜縁の先
端部に真先きに沈み込んでしまうのである。さて、この
実施例に示された本発明の特徴(請求項7)により、封
止用樹脂の必要量が大幅に減少せしめられるのである。
なぜならば、一体的端子板電線押さえ40の蓋板部開孔
42から注入される樹脂はこの部分に限定され、端子板
5のカシメ部8の方へは流れ込まない(垂下スカート部
11Aと堤10Dとにより形成される仕切壁の故)から
である。一方、端子板5のカシメ部8の方の空間は一体
的端子板電線押さえ40の基板1への超音波溶着により
密封されて封止用樹脂を必要としないのである。
【0058】本発明の第7実施例を、図34乃至図37
を参照して以下に説明する。図中、1,2,2A,2
B,3,5,6,7,7A,8,9,10,10D,1
1A,11B,14,15,16,17,18,19,
20A,21,22,25,26,30,31,32,
32A,32B,40,41,42,43,45は第6
実施例と同じであるので説明は省略する。
【0059】この第7実施例の特徴は一体的端子板電線
押さえ40を基板1の区画壁29にスナップ係合させた
ことである(請求項8)。このスナップ係合のために、
一体的端子板電線押さえ40の周壁43の内側面の下端
部に第1係止用爪51を間隔を置いて複数個設け、これ
ら第1係止用爪51をスナップ的に受け入れる第1係止
用孔50が基板1の区画壁29に間隔を置いて複数個設
けられている。またリブの高台2Cに第2係止用孔53
が形成され、電線押さえ部20Aに第2係止用爪52が
設けられている。なお、この実施例では区画壁29は周
壁43の内側に位置するように配置されている。また蓋
板部開孔42に接する部分は高区画壁部29Aになって
いる。
【0060】基板開孔3のまわりに位置する高区画壁部
29Aと堤10D(垂下スカート部11Aと共同する)
とにより、封止樹脂注入用の空間を形成する。なお、垂
下スカート部11Aと堤10Dには、これらの間に端子
板を突出させるも封止用樹脂が実質的に流出しないよう
にした、凹凸部を設ける。
【0061】この空間に注入された封止用樹脂は、この
空間に面する係止用孔50にも浸入して基板1をよりし
っかりと太陽電池モジュールに連結する。封止用樹脂が
注ぎ込まれて、これが固化した後、蓋板部開孔42を閉
じる閉蓋(図示せず)が蓋板部開孔42にはめ込まれ
る。この閉蓋は高区画壁部29Aの上に乗る。また閉蓋
の周囲に設けた爪(図示せず)が蓋板部開孔42のまわ
りに設けた蓋係止用孔45にスナップ的に係合するよう
になされている。なお、蓋板部開孔42を閉じる閉蓋は
必ずしも必要ではない。なぜならこの部分は封止用樹脂
が注ぎ込まれて絶縁密封が達成されているからである。
【0062】本発明の第8実施例を以下に説明する。こ
の第8実施例の特徴は図33あるいは図37に示されて
いる如き垂下スカート部11Aを図1あるいは図20に
示されている如き端子板押さえ11に一体的に設けたも
のであるので、第8実施例の図示は省略する。勿論、こ
の第8実施例でも垂下スカート部11Aと共同する堤1
0D(図30、図34参照)が基板1に設けられる。か
くして、この実施例の特徴(請求項9)が例えば図1の
接続用端子ボックスに適用されたとすると、ボックス内
の空間が二つに区切られて封止用樹脂の注入は基板開孔
3側に限定され、封止用樹脂の量は従来必要としていた
ものよりも大幅に減少される。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明では基板に基板突起を設
け、端子板の孔に基板突起を通し、その後に、基板突起
の頭に同種の樹脂製の端子板押さえをはめ込み、この端
子板押さえを前記基板突起の頭に超音波溶着し、かつ一
つの共通の端子板押さえが二つの端子板を押えるように
したので、端子板を接続用端子ボックス内に短時間で固
定取り付けすることができる。
【0064】また、請求項2の発明では端子板に菊座形
状の孔を設け、端子板のかかる菊座形状の孔に基板から
の基板突起を通し、端子板自身のバネ性により菊座の歯
が基板突起に戻りを阻止するように喰い込むようにした
ので、端子板を接続用端子ボックス内に短時間で固定す
ることができる。
【0065】また、請求項3の発明では基板突起の根元
部に切り込みを設け、端子板の孔に基板突起を通した後
に端子板の孔の周辺の一部が前記切り込みに入るように
端子板をスライドさせ、かつこのスライド位置に端子板
を錠止したので、端子板を接続用端子ボックス内に短時
間で固定することができる。
【0066】請求項4の発明ではボックスの周壁を肉厚
にすると共に、上下に2分割して、各半体に外部接続用
ケーブルの外周の半円筒部を設け、外部接続用ケーブル
を挟んだ後に前記二つの半体を超音波溶着するものにお
いて、各半体の各半円筒部の内周面に例えば半楕円環の
突条を設け、二つの半体を合せたときに一つの楕円環が
完成するようにしたので、接続用端子ボックスの周壁に
外部接続用ケーブルの絶縁被覆部を捻れ防止機能を有し
て迅速かつ良好に固定することができる。
【0067】請求項5の発明では端子板のカシメ部分の
内側面に隆起条(例えばS字形セレーション)を設けた
ので、外部接続用ケーブルの芯線を端子板にカシメ作業
のみで信頼性を確保して電気的に接続させることができ
る。
【0068】請求項6の発明では樹脂製の端子板押さえ
と樹脂製の電線押さえとを一体的に樹脂成形したので、
端子板を接続用端子ボックス内に短時間で固定し、しか
も接続用端子ボックスの周壁に外部接続用ケーブルの絶
縁被覆部を迅速かつ良好に固定することができる。
【0069】請求項7,8,9の発明では封止用樹脂の
注入を接続用端子ボックスの基板に設けた開孔の区域に
実質的に限定すべく、ボックス内の空間を他の区域から
仕切るが、端子板の先端はこの仕切りを通って開孔の区
域に突出するようにしたので、接続用端子ボックスが取
り付けられる太陽電池モジュールの裏面におけるプラス
端子およびマイナス端子の部分を樹脂封止しかつ接続用
端子ボックスを太陽電池モジュールにしっかりと連結す
る接着剤の役目等をなすために接続用端子ボックスに封
入される樹脂の量を従来必要としていたものよりも大幅
に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の特徴を備えた本発明の太陽電池モジ
ュールを接続するための接続用端子ボックスの内部の平
面図である。なおこの平面図の右半分は端子板押さえ、
端子板、電線押さえ、および外部接続用ケーブルを除去
した状態で示す。
【図2】図2の(a),(b),(c)はそれぞれ図1
のA,B,C矢視の断面図である。
【図3】図3の(a)および(b)はそれぞれ図1のD
矢視の断面図および側面図である。
【図4】図4の(a)および(b)はそれぞれ図1の端
子板の側面図および平面図である。なおもう一つの端子
板は左右対称であるので前記平面図において重ねて図示
し対称部を破線で示す。
【図5】図5の(a),(b)および(c)はそれぞれ
図1の端子板押さえの平面図、正面図および側面図であ
る。
【図6】図6の(a),(b)および(c)はそれぞれ
図1の電線押さえの平面図、正面図および側面図であ
る。
【図7】請求項2および請求項5の特徴を備えた本発明
の接続用端子ボックスの平面図である。
【図8】図8の(a),(b),(c)はそれぞれ図7
のA,B,C矢視の断面図である。
【図9】図9の(a),(b)は図7のD矢視の断面図
および側面図である。
【図10】図10の(a),(b)は端子板の側面図お
よび平面図である。
【図11】図11の(a),(b)および(c)は図7
の端子板押さえの平面図、正面図および側面図である。
【図12】端子板の他の態様を示す。
【図13】端子板の更に他の態様を示す。
【図14】端子板の更に他の態様を示す。
【図15】請求項3の特徴を備えた本発明の接続用端子
ボックスの平面図である。
【図16】図16の(a),(b),(c)はそれぞれ
図15のA,B,C矢視の断面図である。
【図17】図17の(a),(b)は図15のD矢視の
断面図および側面図である。
【図18】図18の(a),(b)は端子板の側面図お
よび平面図である
【図19】図15のE矢視の断面図である。
【図20】請求項4の特徴を備えた本発明の接続用端子
ボックスの平面図である。
【図21】図21の(a),(b),(c)はそれぞれ
図20のA,B,C矢視の断面図である。
【図22】図22の(a),(b)は図20のD矢視の
断面図および側面図である。
【図23】図23の(a),(b)は図20の端子板の
側面図および平面図である。
【図24】図24の(a),(b),(c)は図20の
端子板押さえの平面図、正面図および側面図である。
【図25】図25の(a),(b),(c)は図20の
電線押さえの平面図、正面図および側面図である。
【図26】請求項6の特徴を備えた本発明の接続用端子
ボックスの平面図である。
【図27】図27の(a),(b),(c)はそれぞれ
図26のA,B,C矢視の断面図である。
【図28】図28の(a),(b)は図26のD矢視の
断面図および側面図である。
【図29】図29の(a),(b),(c)は図26の
ブリッジ部で連結された端子板押さえと電線押さえの平
面図、正面図および側面図である。
【図30】図30の(a),(b)は請求項7の特徴を
備えた本発明の接続用端子ボックスの平面図および正面
図である。
【図31】図31の(a),(b),(c)は図30の
(a)のA,B,C矢視の断面図である。
【図32】図32の(a),(b),(c),(d)は
図30の(a)のD,E,F矢視断面図および側面図で
ある。
【図33】図33の(a),(b)は図30の一体的端
子板電線押さえの正面図および縦断面図である。
【図34】図34の(a),(b),(c)は請求項8
の特徴を備えた本発明の接続用端子ボックスの平面図、
正面図および側面図である。
【図35】図35の(a),(b),(c)は図34の
A,B,C矢視の断面図である。
【図36】図36の(a),(b),(c),(d)は
図34のD,E,F矢視の断面図および側面図である。
【図37】図37の(a),(b),(c)は図34の
一体的端子板電線押さえの平面図、正面図、および側面
図である。
【図38】太陽電池モジュールが配置されている状態を
一般的に説明するための図である。
【図39】太陽電池モジュールを接続用端子ボックスが
電気的に接続している状態を一般的に説明するための図
である。
【符号の説明】
1 基板 4 周壁 5 端子板 8 カシメ部 11 端子板押さえ 15 芯線 16 絶縁被覆 17 外部接続用ケーブル 20 電線押さえ 21 上半円筒部 22 突条 23 周壁補完部 25 下半円筒部 26 突条

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、および 前記太陽電池モジュールの出力端子が電気的に接続され
    る端とは反対の側の端の前記端子板に電気的に接続され
    て隣接する太陽電池モジュールにまで延びる外部接続用
    ケーブルを通すために前記周壁手段に設けられた周壁開
    孔手段を具備している接続用端子ボックスにおいて、 前記端子板を前記基板に固定するための手段は、前記端
    子板に設けた端子板孔と、前記基板に設けられて前記端
    子板孔を通って突出する基板突起と、前記基板突起の各
    々に係合する複数の凹所を有する絶縁樹脂製の一つの端
    子板押さえとからなり、この端子板押さえを前記基板の
    適当な部分に超音波溶着するようになしたことを特徴と
    する接続用端子ボックス。
  2. 【請求項2】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、および 前記太陽電池モジュールの出力端子が電気的に接続され
    る端とは反対の側の端の前記端子板に電気的に接続され
    て隣接する太陽電池モジュールにまで延びる外部接続用
    ケーブルを通すために前記周壁手段に設けられた周壁開
    孔手段を具備している接続用端子ボックスにおいて、 前記端子板を前記基板に固定するための手段は、前記端
    子板に設けた端子板孔と、前記基板に設けられて前記端
    子板孔を通って突出する基板突起と、前記端子板孔に設
    けられて前記基板突起の周面に弾力的に喰い込んで基板
    突起の戻りを阻止する歯とからなることを特徴とする接
    続用端子ボックス。
  3. 【請求項3】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、および前記太陽電池モジュールの出力端子が電
    気的に接続される端とは反対の側の端の前記端子板に電
    気的に接続されて隣接する太陽電池モジュールにまで延
    びる外部接続用ケーブルを通すために前記周壁手段に設
    けられた周壁開孔手段を具備している接続用端子ボック
    スにおいて、 前記端子板を前記基板に固定するための手段は、前記端
    子板に設けた端子板孔と、前記基板に設けられて前記端
    子板孔を通って突出する基板突起と、前記基板突起の根
    元部に前記端子板が前記基板開孔から遠ざかる方向にス
    ライドできて端子板の孔の周辺の一部が入ることができ
    るように設けられた切り込みと、前記端子板の一部と前
    記基板の一部とに設けられたスライド戻り防止手段とか
    らなることを特徴とする接続用端子ボックス。
  4. 【請求項4】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、 前記太陽電池モジュールの出力端子が電気的に接続され
    る端とは反対の側の端の前記端子板に電気的に接続され
    て隣接する太陽電池モジュールにまで延びる外部接続用
    ケーブルを通すために前記周壁手段に設けられた周壁開
    孔手段、および前記周壁開孔のところで外部接続用ケー
    ブルを前記基板に固定するために、この部分の周壁の肉
    厚を増す一方で上下に2分割して各半体に外部接続用ケ
    ーブルの絶縁被覆を受け入れる半円筒部を設け、該絶縁
    被覆を挟んだ後に両半体を超音波溶着することにより固
    定する手段を具備している接続用端子ボックスにおい
    て、 前記周壁開孔手段のところで外部接続用ケーブルを前記
    基板に固定するための前記両半体の半円筒部に、こられ
    が一つの円筒部を形成するとき、少なくとも一つの閉じ
    るループを形成するように、突条を設け、この突条が延
    びる方向は円周方向の他に軸線方向の成分をも含んでい
    ることを特徴とする接続用端子ボックス。
  5. 【請求項5】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、および前記太陽電池モジュールの出力端子が電
    気的に接続される端とは反対の側の端の前記端子板に電
    気的に接続されて隣接する太陽電池モジュールにまで延
    びる外部接続用ケーブルを通すために前記周壁手段に設
    けられた周壁開孔手段を具備し、 前記外部接続用ケーブルと前記端子板との電気的接続は
    前記外部接続用ケーブルの芯線を前記端子板の端部に設
    けたカシメ部でカシメることにより行われている接続用
    端子ボックスにおいて、 前記カシメ部の内側面には芯線を横断する方向に延びた
    隆起条が少なくとも一本設けられていることを特徴とす
    る接続用端子ボックス。
  6. 【請求項6】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、 前記太陽電池モジュールの出力端子が電気的に接続され
    る端とは反対の側の端の前記端子板に電気的に接続され
    て隣接する太陽電池モジュールにまで延びる外部接続用
    ケーブルを通すために前記周壁手段に設けられた周壁開
    孔手段、および 前記周壁開孔のところで外部接続用ケーブルを前記基板
    に固定するために、この部分の周壁の肉厚を増す一方で
    上下に2分割して各半体に外部接続用ケーブルの絶縁被
    覆を受け入れる半円筒部を設け、該絶縁被覆を挟んだ後
    に両半体を超音波溶着することにより固定する手段を具
    備している接続用端子ボックスにおいて、 前記端子板を前記基板に固定するための手段は、前記端
    子板に設けた端子板孔と、前記基板に設けられて前記端
    子板孔を通って突出する基板突起と、前記基板突起の各
    々に係合する複数の凹所を有する絶縁樹脂製の一つの端
    子板押さえとからなり、 前記周壁開孔手段のところで外部接続用ケーブルを前記
    基板に固定するための前記の両半体のうち一方を前記基
    板に一体的に設け、 前記両半体の他方を前記端子板押えにブリッジ部を介し
    て一体的に設けたことを特徴とする接続用端子ボック
    ス。
  7. 【請求項7】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、 前記太陽電池モジュールの出力端子が電気的に接続され
    る端とは反対の側の端の前記端子板に電気的に接続され
    て隣接する太陽電池モジュールにまで延びる外部接続用
    ケーブルを通すために前記周壁手段に設けられた周壁開
    孔手段、および前記周壁開孔のところで外部接続用ケー
    ブルを前記基板に固定するために、この部分の周壁の肉
    厚を増す一方で上下に2分割して各半体に外部接続用ケ
    ーブルの絶縁被覆を受け入れる半円筒部を設け、該絶縁
    被覆を挟んだ後に両半体を超音波溶着することにより固
    定する手段を具備し、 前記太陽電池モジュールの前記の一対の出力端子および
    これに電気的に接続された前記端子板が樹脂封止される
    ようになっている接続用端子ボックスにおいて、 基板開孔にほぼ重なる位置に蓋板部開孔を有する蓋板を
    具備し前記周壁開孔手段のところで外部接続用ケーブル
    を前記基板に固定するための前記の両半体のうち一方を
    前記基板に一体的に設け、前記両半体の他方を前記蓋板
    に一体的に設け、 前記端子板を前記基板に固定するための手段は、前記端
    子板に設けた端子板孔と、前記基板に設けられて前記端
    子板孔を通って突出する基板突起と、前記蓋板に設けら
    れて前記端子板孔の近傍で前記端子板に係合する端子板
    押えとからなり、 前記蓋板に前記周壁手段を一体的に形成し、 樹脂封止が前記基板開孔と蓋板部開孔の区域に限定され
    るように前記周壁手段により包囲される空間を区分する
    ために、前記基板に前記基板開孔に隣接して堤を形成す
    ると共に、前記堤に接するように前記蓋板開孔に隣接し
    て前記蓋板に垂下スカートを形成し、 前記周壁手段の下端面を前記基板に超音波溶着すると共
    に、前記堤に前記垂下スカートを超音波溶着することを
    特徴とする接続用端子ボックス。
  8. 【請求項8】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、 前記太陽電池モジュールの出力端子が電気的に接続され
    る端とは反対の側の端の前記端子板に電気的に接続され
    て隣接する太陽電池モジュールにまで延びる外部接続用
    ケーブルを通すために前記周壁手段に設けられた周壁開
    孔手段、および前記周壁開孔のところで外部接続用ケー
    ブルを前記基板に固定するために、この部分の周壁の肉
    厚を増す一方で上下に2分割して各半体に外部接続用ケ
    ーブルの絶縁被覆を受け入れる半円筒部を設け、該絶縁
    被覆を挟んだ後に両半体を合せる手段を具備し、 前記太陽電池モジュールの前記の一対の出力端子および
    これに電気的に接続された前記端子板が樹脂封止される
    ようになっている接続用端子ボックスにおいて、 基板開孔にほぼ重なる位置に蓋板部開孔を有する蓋板を
    具備し、 前記周壁開孔手段のところで外部接続用ケーブルを前記
    基板に固定するための前記の両半体のうち一方を前記基
    板に一体的に設け、前記両半体の他方を前記蓋板に一体
    的に設け、 前記端子板を前記基板に固定するための手段は、前記端
    子板に設けた端子板孔と、前記基板に設けられて前記端
    子板孔を通って突出する基板突起と、前記蓋板に設けら
    れて前記端子板孔の近傍で前記端子板に係合する端子板
    押えとからなり、 前記蓋板に前記周壁手段を一体的に形成し、 樹脂封止が前記基板開孔と蓋板部開孔の区域に限定され
    るように前記周壁手段により包囲される空間を仕切るた
    めに、前記基板開孔に隣接して前記基板に堤を形成する
    と共に、前記堤に接するようかつ端子板を通過させるよ
    うに前記蓋板開孔に隣接して前記蓋板に垂下スカートを
    形成し、 前記周壁の下端面で前記周壁に沿って前記基板に区画壁
    を設け、 前記周壁を前記区画壁にスナップ的に取り付ける手段を
    有していることを特徴とする接続用端子ボックス。
  9. 【請求項9】 裏面に複数の出力端子が隣接して配置さ
    れている太陽電池モジュールを隣接する同種の太陽電池
    モジュールに電気的に接続するための電気接続装置の主
    要構成部を構成する接続用端子ボックスであって、 前記太陽電池モジュールの前記の複数の出力端子を通す
    ための基板開孔を有して太陽電池モジュールの裏面に取
    り付けられる絶縁樹脂製の基板、 前記基板開孔から出た前記太陽電池モジュールの前記の
    複数の出力端子に電気的に接続される複数の端子板、 前記端子板を前記基板に固定するための手段、 前記基板開孔を含めて前記の複数の端子板を包囲する周
    壁手段、および前記太陽電池モジュールの出力端子が電
    気的に接続される端とは反対の側の端の前記端子板に電
    気的に接続されて隣接する太陽電池モジュールにまで延
    びる外部接続用ケーブルを通すために前記周壁手段に設
    けられた周壁開孔手段を具備している接続用端子ボック
    スにおいて、 前記端子板を前記基板に固定するための手段は、前記端
    子板に設けた端子板孔と、前記基板に設けられて前記端
    子板孔を通って突出する基板突起と、前記基板突起の各
    々に係合する複数の凹所を有する絶縁樹脂製の一つの端
    子板押さえとからなり、 樹脂封止が前記基板開孔の区域に限定されるように前記
    周壁手段により包囲される空間を区分するために、前記
    基板に前記基板開孔に隣接して堤を形成すると共に、前
    記堤に接するように前記端子板押さえに垂下スカートを
    形成し、 前記端子板押さえを前記基板に超音波溶着するようにな
    したことを特徴とする接続用端子ボックス。
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