JP2011100810A - 太陽電池モジュール用端子ボックス - Google Patents

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裕之 吉川
Masayoshi Hashimoto
昌佳 橋本
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誠 東小薗
Tomoya Kawaguchi
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Abstract

【課題】太陽電池モジュール用端子ボックスを提供する。
【解決手段】端子ボックスは、複数の端子板60と、これら端子板60が収容される筐体10と、対応する2つの端子板60間に架け渡される逆負荷時バイパス用のバイパスダイオード80とを備える。バイパスダイオード80の発熱部分となる整流素子本体81が端子板60に載せられ、かつ筐体10が太陽電池モジュールに取り付けられる。筐体10が太陽電池モジュールに取り付けられた状態で、端子板60と太陽電池モジュールとの間に、筐体10の外周部12よりも耐熱性の高い底部11が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池モジュール用端子ボックスに関する。
太陽光発電システムを構成する太陽電池パネルは複数の太陽電池モジュールからなり、各太陽電池モジュールの電極が端子ボックスを介して直列又は並列に接続されている。
特許文献1に記載の端子ボックスは、浅底箱状の合成樹脂製の筐体と、筐体内の底部に敷設されて太陽電池モジュールに電気的に接続される複数の端子板と、対応する2つの端子板間に架橋される逆負荷時バイパス用のダイオード(整流素子)とを備えて構成されている。ダイオードの発熱部分となる本体部は金属製の放熱板に支持されている。端子板の一端部には、筐体に形成された開口部を通して太陽電池モジュールの電極部のリードが半田接続され、端子板の他端部には、筐体の外部へ導出されるケーブルの端末部がかしめ接続されている。かかる端子ボックスは、太陽電池モジュールの取付面に筐体の底面を接着させた状態で取り付けられる。したがって、ダイオードの本体部が発熱すると、熱が放熱板から底部を経て太陽電池モジュール側に逃がされるようになっている。
特開2006−73990号公報
ところで、ダイオードの作用時に本体部が高温になると、筐体の耐熱限度を超えて、底部が塑性変形することがある。そうすると、底部の底面がフラットでなくなり、太陽電池モジュールへの取り付け状態において、底部の底面と太陽電池モジュールの取付面との間に空気層が介在して、太陽電池モジュールへの伝熱性が低下するおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、伝熱性を向上させた太陽電池モジュール用端子ボックスを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数の端子板と、これら端子板が収容される筐体と、対応する2つの端子板間に架け渡される逆負荷時バイパス用の整流素子とを備え、前記整流素子の発熱部分となる整流素子本体が放熱板に載せられる太陽電池モジュール用端子ボックスであって、前記筐体が太陽電池モジュールに取り付けられた状態で、前記放熱板と前記太陽電池モジュールとの間に、前記筐体の外周部よりも耐熱性の高い伝熱部が設けられているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記筐体は、前記外周部の内側に、前記端子板が支持される底部を有しており、前記底部が前記伝熱部を構成しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記底部が前記外周部の内側に沿ってスライドされて一体に装着されるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記底部と前記端子板とがインサート成形によって一体化されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記太陽電池モジュールに取り付けられた状態で、前記伝熱部が外部に露出しない状態に保たれるところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のものにおいて、前記伝熱部が、少なくとも前記放熱板における前記整流素子本体を支持する部分と対応する位置に設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
整流素子本体が発熱すると、熱が放熱板から伝熱部を経て太陽電池モジュールに逃がされる。この場合、伝熱部が筐体の外周部よりも高い耐熱性を有しているから、伝熱部が整流素子本体の熱によって塑性変形するのが防止される。したがって、太陽電池モジュールと伝熱部との間に空気層が介在するのが回避され、太陽電池モジュールへの伝熱性が向上する。
<請求項2の発明>
筐体の底部が伝熱部を構成しているから、底部に端子板を載せた状態で太陽電池モジュールに取り付けることができ、取付性に優れる。
<請求項3の発明>
底部が外周部の内側に沿ってスライドされて一体に装着されるから、底部と外周部とを簡単に一体化させることができる。
<請求項4の発明>
底部と端子板とがインサート成形によって一体化されているから、端子板の底部からの離脱が確実に阻止される。
<請求項5の発明>
伝熱部が外部に露出しない状態に保たれるから、伝熱部として、耐候性の低い材料でも使うことができ、伝熱部の材料を選ぶ際の選択肢の幅が広がる。
<請求項6の発明>
伝熱部が少なくとも放熱板における整流素子本体を支持する部分と対応する位置に設けられているため、整流素子本体で発生した熱が伝熱部に効率良く伝わることとなり、より良好な伝熱性が実現される。
実施形態1に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの平面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 図1のC−C断面図 端子板と底部とが一体化されたユニットの平面図 図5のD−D断面図 端子板と底部とが一体化されたユニットの底面図 外周部の平面図 スライド受け部の側面図 筐体の底面図 実施形態2に係る太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、底部に端子板が載せられた状態の平面図 底部の平面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。本実施形態に係る太陽電池モジュール用端子ボックスは、筐体10、端子板60、及びバイパスダイオード80を備えている。
筐体10は合成樹脂製であって全体として板状をなし、図1及び図10に示すように、底部11とその周りを取り囲む外周部12とからなる。底部11の底面はフラット面13とされ、太陽電池モジュールの取付面(使用時における裏面)に密着状態で取り付けられる。太陽電池モジュールへの取付状態において、底部11は外部に非露出状態で隠蔽され、外周部12は外部に露出状態で晒される。
底部11と外周部12とはそれぞれ別体であって互いに着脱可能とされている。また、底部11と外周部12は互いに異なる材質で構成されている。具体的には、外周部12が、PPO(ポリフェニレンオキサイド)、PPE(ポリフェニレンエーテル)、PVC(ポリ塩化ビニル)のうちから選択されるいずれかの材質からなり、底部11が、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)のうちから選択されるいずれかの材質からなる。つまり、外周部12が、耐候性、耐加水分解性に優れた材質からなり、底部11が、外周部12よりも耐熱性、伝熱性に優れた材質からなる。また、外周部12のほうが底部11よりも概ね安価とされている。
外周部12は、図8に示すように、筐体10の周りを区画する矩形枠状の周壁14を有している。周壁14の後端部36の左右両側には、端子板60に接続されるケーブル90が挿通される一対の筒部15が後方に突出して形成されている。また、周壁14の後端部36の幅方向両端側には、両筒部15の前方に、左右一対のステージ部16が形成されている。両ステージ部16は、周壁14の両端角部に跨って連結され、その中央部に横長の貫通孔17を有している。
周壁14の後端部36の幅方向中央部には、端子板60を係止可能な略矩形状のロック片18が前方(周壁14の内側)に突出して形成されている。ロック片18は、周壁14の内面を支点として上下方向に撓み変形可能とされ、その中央部にロック突起19を有している。
周壁14の内周面には、周方向に間隔をあけて複数のカバーロック受け部21が形成されている。カバーロック受け部21には図示しないカバーのカバーロック部が係止され、これにより、周壁14の上端にカバーが固定された状態で保持される。また、周壁14の左右両側の内周面には、一対のスライド受け部22が形成されている。両スライド受け部22は、図9に示すように、周壁14の内周面に沿って前後方向に延出する細長い板状をなし、その前端部が後方の部分よりも一段低くなる段付き状の形態とされている。両スライド受け部22の前端部の上面は、底部11のスライド部32(後述する)に対して下方から係合する第1係合受け面23とされ、両スライド受け部22における前端部よりも後方の部分の下面は、スライド部32に対して上方から係合する第2係合受け面24とされている。第1、第2係合受け面23、24は互いにほぼ同一高さに位置する水平面とされている。
底部11は、端子板60と一体にインサート成形されるものであって、複数の端子板60を支持する平板状の底壁25を有している。各端子板60は、底壁25の上面において幅方向に並列に配置されている。底部11と外周部12とが互いに連結された状態で、底壁25の前端と周壁14の前端部26の後端との間には、幅方向に長い窓孔27が開口して形成され、この窓孔27を通して筐体10内に、太陽電池モジュールの各太陽電池セル群と対応するリード(図示せず)が引き込まれるようになっている。
ここで、各端子板60は、導電金属製の平板状をなし、幅方向両端部に位置してプラス側及びマイナス側の両ケーブル90にそれぞれ接続される左右一対のケーブル接続端子60Aと、両ケーブル接続端子60Aの間に位置する左右夫々の中継接続端子60Bとからなる。各端子板60の前端部には挿入孔61が形成され、挿入孔61にはリードの端末部が挿入されて半田等により接続される。そして、図示向かって左側に位置する中継接続端子60Bを除く各端子板60の前後方向中間部の上面には、バイパスダイオード80の整流素子本体81(後述する)が載置されている。
バイパスダイオード80は、チップ部分を樹脂で角ブロック状に包囲した形態の整流素子本体81と、チップ部分に接続されて整流素子本体81の一方の側面から幅方向に延出するアノード側及びカソード側の両接続脚82とを有している。この場合、整流素子本体81はチップ部分の整流作用によって200℃近くにまで昇温する発熱部分とされる。そして、上記の各端子板60は、整流素子本体81が発生した熱を放熱する放熱板としての機能を兼備している。
両接続脚82は互いに略平行に配置され、このうち、一方の接続脚82の先端部が整流素子本体81を支持する自身の端子板60に半田付けして接続され、他方の接続脚82の先端部が隣接する端子板60に半田付けして接続されている。各端子板60の側縁には、図5に示すように、略矩形の接続片62が幅方向に張り出して形成され、各接続片62には、接続脚82の先端部が挿通されて半田接続される接続孔63が貫通して形成されている。
また、整流素子本体81の他方の側面には固定片84が幅方向に突出して形成されている。固定片84には、図2に示すように、ねじ部材70が貫通して締め付けられ、ねじ部材70のねじ部71が端子板60に形成されたねじ孔64に螺合されることで、ねじ部材70を介してバイパスダイオード80が端子板60に固定されるようになっている。そして、端子板60には、図6に示すように、ねじ孔64を有するバーリング部65が下方に突出して形成され、底壁25には、バーリング部65及びねじ部71の先端が挿入される逃がし孔28が形成されている。また、底壁25には、逃がし孔28を有する段付き状の肉盛り部29が形成され、端子板60には、肉盛り部29の外面に沿って台状に屈曲される段部66が形成されている。
両ケーブル接続端子60Aの後端部には、左右一対のバレル部67が突出して形成されている。両バレル部67は、ケーブル90の端末にて露出された芯線91にかしめ接続されている。両ケーブル接続端子60Aのケーブル90への接続に際し、ケーブル90の端末がステージ部16に載せられ、その状態でステージ部16の貫通孔17に下方からアンビル(図示せず)が通され、さらに上方からクリンパ(図示せず)が下降することで、クリンパとアンビルとの間にバレル部67がケーブル90の芯線91を挟着するようになっている。
両ケーブル接続端子60Aは互いにほぼ同じ表面積を有し、図示向かって右側の中継接続端子60Bは全ての端子板60の中で最も大きい表面積を有し、図示向かって左側の中継接続端子60Bは全ての端子板60の中で最も小さい表面積を有している。図示向かって左側の中継接続端子60Bが最も小さい表面積とされるのは、ここにバイパスダイオード80の整流素子本体81が支持されないからであり、その分、隣接する右側の中継接続端子60Bの表面積を広げることで、この右側の中継接続端子60Bの放熱性が高められるとともに、スペース効率の向上が実現されている。そして、図示向かって右側の中継接続端子60Bにおける後端部の幅方向中央部には、ロック片18のロック突起19が弾性的に嵌る略矩形のロック孔68が開口して形成されている。
中継接続端子60Bには、接続片62の根元部分からクランク状に屈曲する複数のスリット69が入れられており、各スリット69を介することにより、各端子板60に支持されたバイパスダイオード80同士の熱干渉が防止されている。また、各バイパスダイオード80は、相互の熱干渉を回避するべく、幅方向に千鳥に配置されており、具体的には、中継接続端子60Bに支持されたバイパスダイオード80のほうが両ケーブル接続端子60Aに支持されたバイパスダイオード80よりも前方に配置されている。
そして、各端子板60の上面には複数のブリッジ部31が幅方向に架け渡して形成されている。各ブリッジ部31は、底壁25の上面から一体に延びて各端子板60を底壁25との間に挟持する細帯状の形態とされ、各端子板60毎に架橋される個別ブリッジ部31Aと、全ての端子板60に一括して架橋される一括ブリッジ部31Bとからなる。一括ブリッジ部31Bは、個別ブリッジ部31Aの後方に位置して、底壁25の略全幅に亘って延びる形態とされている。
また、底壁25は、図7に示すように、両ケーブル接続端子60Aのバレル部67、バーリング部65、挿入孔61の周囲、ロック孔68の周囲、及び接続孔63の周囲を残して、各端子板60の下面に密着されている。そして、底壁25は、バイパスダイオード80毎に3分割して形成され、このうち、中央のバイパスダイオード80を支持する底壁25の表面積が最も大きくされている。ここで、底壁25は、端子板60と太陽電池モジュールとの間に位置することにより、整流素子本体81が発生した熱を太陽電池モジュール側へ伝える伝熱部としての機能を兼備している。
底壁25の幅方向両端側には、左右一対のスライド部32が形成されている。両スライド部32は、図5に示すように、前後方向に延びるリブ状のスライド本体部32Aと、スライド本体部32Aの前端部から側方に張り出す第1スライド部32Bと、第1スライド部32Bの後方に位置してスライド本体部32Aから側方に張り出す第2スライド部32Cとを有する。第1スライド部32Bは、第2スライド部32Cよりも上方に配置され、図4に示すように、その下面に、スライド受け部22の第1係合受け面23と面接触可能な第1係合面32Dを有している。第2スライド部32Cは、第1スライド部32Bよりも細長く延出する形態とされ、その上面に、図3に示すように、スライド受け部22の第2係合受け面24と面接触可能な第2係合面32Eを有している。第1、第2係合面32D、32Eは互いにほぼ同じ高さ位置に配置されている。また、底壁25の上面には、隣接する端子板60間を仕切る隔壁38が形成されている。
次に、本実施形態に係る端子ボックスの組付方法及び作用効果を説明する。
まず、各端子板60がその前端同士を一体に連結させた状態で底部11とともにインサート成形され、これにより、図5ないし図7に示すユニットが構成される。続いて、各端子板60にバイパスダイオード80の整流素子本体81を載せ、ねじ部材70をねじ孔64に螺合させて、各端子板60にバイパスダイオード80を取り付ける。また、かかるインサート成形後の適宜タイミングで、各端子板60の前端同士を互いに切り離す。さらに、各端子板60の接続孔63に挿入されたバイパスダイオード80の接続脚82に半田を施し、各端子板60にバイパスダイオード80を接続させる。なお、このバイパスダイオード80の取り付け作業は、後述する外周部12に底部11を装着した後からであってもよい。
次いで、外周部12の周壁14内に下方から底部11(上記のユニット)を挿入する。このとき、底部11を正規の装着位置よりも少し前側に位置させる。その状態で、底部11を後方へ移動させ、第1スライド部32Bの第1係合面32Dにスライド受け部22の第1係合受け面23を摺動させるとともに、第2スライド部32Cの第2係合面32Eにスライド受け部22の第2係合受け面24を摺動させる。こうして底部11が正規の装着位置に至ると、底壁25の後端が外周部12の後端部36の前端に当て止めされるとともに、ロック片18の撓み動作を伴いながら中継接続端子60Bのロック孔68にロック突起19が弾性的に嵌り、これによって外周部12に対する底部11の前後移動が規制される。また、底部11が正規の装着位置に至ると、第1スライド部32Bの第1係合面32Dがスライド受け部22の第1係合受け面23に当接することで外周部12に対する底部11の下方への変位が規制されるとともに(図4を参照)、第2スライド部32Cの第2係合面32Eがスライド受け部22の第2係合受け面24に当接することで外周部12に対する底部11の上方への変位が規制される(図3を参照)。したがって、外周部12の周壁14内で底部11をスライドさせるだけの簡単な操作を行うことにより、外周部12に底部11を固定することができる。
続いて、筐体10の筒部15に後方からケーブル90を挿入し、ステージ部16に載せられた芯線91に対して両ケーブル接続端子60Aのバレル部67をかしめ接続する。また、筒部15とケーブル90との間に跨って樹脂製の防水キャップ40を被せ付け、筒部15内を水密にシールする。
その後、太陽電池モジュールの取付面に底部11の底面(フラット面13)を密着させ、その状態で太陽電池モジュールに筐体10を接着材、両面テープ、ボルト等によって固定する。太陽電池モジュールへの取り付けの過程で、太陽電池モジュールの電極に接続されたリードを窓部を通して筐体10内に引き込み、各端子板60の前端部にリードを半田接続させる。さらに、筐体10内にシリコン樹脂等の絶縁樹脂を投入し、この絶縁樹脂の固化後、筐体10にカバーを被せ付ける。
ところで、使用時においてバイパスダイオード80の整流素子本体81が発熱すると、その熱は端子板60から底部11を経由して太陽電池モジュール側へ放熱される。このとき、底部11が、外周部12よりも耐熱性及び伝熱性に優れたPPS(ポリフェニレンスルファイド)等によって構成されるため、熱ダメージを受けにくい構造となる。したがって、整流素子本体81の発熱に起因する底部11の塑性変形が防止され、底部11の底面の平面性が維持される。その結果、底部11の底面とバイパスダイオード80の取付面との間に空気層が介在するのが回避され、太陽電池モジュール側への伝熱性が高められる。
また、本実施形態によれば、筐体10の底部11が伝熱部を構成しているから、底部11に端子板60を載せた状態で太陽電池モジュールに取り付けることができ、取付性に優れる。さらに、スライド部32がスライド受け部22を摺動することにより、底部11が外周部12にスライド装着されるから、底部11と外周部12とを簡単に一体化させることができる。さらにまた、底部11と各端子板60とがインサート成形によって一体化されているから、各端子板60の底部11からの離脱が確実に阻止される。
しかも、底部11が外部に露出しない状態に保たれるから、底部11として、耐候性の低い材料でも使うことができ、底部11の材料を選択する際の選択肢の幅が広がる。そして、底部11が端子板60における整流素子本体81を支持する部分と対向する位置に必ず設けられているため、整流素子本体81で発生した熱が底部11に効率よく伝わり、より良好な伝熱性が実現される。
<実施形態2>
図11及び図12は、本発明の実施形態2を示す。実施形態2では、端子板60Fと底部11Aとがインサート成形されない点で、実施形態1とは異なる。その他の構成は、実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成には同一符合を付す。
実施形態2における各端子板60Fのうち、図示向かって左側の中継接続端子60Bを除く端子板60Fには、円形の取付孔59が貫通して形成されている。そして、各端子板60Fにおける取付孔59の孔縁には、複数の係止片58が周方向に並んで形成されている。各係止片58は、全体として放射状をなし、それぞれ上下方向に撓み変形可能とされている。
底部11Aの底壁25Aには、各取付孔59と対応する位置に、円柱状の突起39が形成されている。各端子板60Fの前端同士を連結させた状態で、底壁25Aの上面に各端子板60Fを載せると、各突起39が取付孔59に下方から挿入されて、各係止片58の先端が突起39の外周面に食い込み、これによって各端子板60Fの底部11Aからの離脱が防止されるようになっている。その後、各端子板60Fの前端同士が互いに切り離される。その他、バイパスダイオード80の各端子板60Fへの取付方法や底部11Aの外周部12への取付方法、筐体10の太陽電池モジュールへの設置方法等は、実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記の底部に代えて、端子板と太陽電池モジュールとの間に金属製の伝熱部が介在する構成であってもよい。この場合、金属製の伝熱部が端子板毎に設けられるとよく、これによって端子板同士の短絡が防止される。
(2)端子板と太陽電池モジュールとの間に外周部よりも耐熱性の高い伝熱部が介在するが、この伝熱部が外周部と一体化されない構成であってもよい。
(3)ダイオードを支持する板材が、端子としての機能(電気回路の接続部分)をもたない単なる放熱板であってもよい。
(4)各端子板が一対のケーブル接続端子のみで構成され、両ケーブル接続端子間に1つのバイパスダイオードが架け渡される構成であってもよい。
10…筐体
11…底部
12…外周部
60…端子板
80…バイパスダイオード(整流素子)
81…整流素子本体

Claims (6)

  1. 複数の端子板と、これら端子板が収容される筐体と、対応する2つの端子板間に架け渡される逆負荷時バイパス用の整流素子とを備え、前記整流素子の発熱部分となる整流素子本体が放熱板に載せられる太陽電池モジュール用端子ボックスであって、
    前記筐体が太陽電池モジュールに取り付けられた状態で、前記放熱板と前記太陽電池モジュールとの間に、前記筐体の外周部よりも耐熱性の高い伝熱部が設けられていることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  2. 前記筐体は、前記外周部の内側に、前記端子板が支持される底部を有しており、前記底部が前記伝熱部を構成している請求項1記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  3. 前記底部が前記外周部の内側に沿ってスライドされて一体に装着される請求項2記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  4. 前記底部と前記端子板とがインサート成形によって一体化されている請求項2又は3記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  5. 前記太陽電池モジュールに取り付けられた状態で、前記伝熱部が外部に露出しない状態に保たれる請求項1ないし4のいずれか1項記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  6. 前記伝熱部が、少なくとも前記放熱板における前記整流素子本体を支持する部分と対応する位置に設けられている請求項1ないし5のいずれか1項記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
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