JP2010118394A - 太陽電池モジュール用端子ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単で安価に製造できる構成でありながら、十分な防水性を確保することのできる太陽電池モジュール用端子ボックスを提供する。
【解決手段】 蓋体19で閉塞されるボックス本体11の内部に、複数の端子板14…14が配設され、接続ケーブル20をボックス本体11内へ導入して配線するためのケーブル導通部13がボックス本体11の側面に設けられる。接続ケーブル20には、当該接続ケーブル20をケーブル導通部13に固定する止水スリーブ30が外装され、この止水スリーブ30がケーブル導通部13と接続ケーブル20との間に介装されている。止水スリーブ30は、接続ケーブル20に密着する内側スリーブ31と、この内側スリーブ31の外側に設けられてケーブル導通部13に対して密着する外側スリーブ32とが一体的に形成された構造を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、太陽電池モジュール用端子ボックスに関する。
近年、環境問題への関心の高まりから、環境にやさしい発電システム、例えば、太陽電池モジュールを用いて発電を行う太陽光発電システムが注目されている。この太陽光発電システムは、建物の屋根等に複数枚の太陽電池モジュールをマトリックス状に配設し、各モジュールから接続箱、インバータ、分電盤等を介して電力供給するものである。太陽電池モジュールは、隣接して配設された太陽電池モジュールと直列または並列に接続される。各太陽電池モジュールにより発電された電力を取り出すため、太陽電池モジュールの裏面には端子ボックスが装着されている(例えば、特許文献1,2等参照。)。
太陽電池モジュール用端子ボックスには、太陽電池モジュールの出力端に電気的に接続される端子がボックス本体内に複数設けられている。これらの端子は、外部接続用のケーブルの一端に電気的に接続されており、ケーブルの他端は、他の太陽電池モジュール用端子ボックスのケーブル等に接続されるようになっている。
特開2001−77391号公報 特開2000−133831号公報
上記従来の太陽電池モジュール用端子ボックスでは、ボックス本体の内部をシリコーン樹脂でポッティングすることにより防水性を確保するようにしている。しかし、シリコーン樹脂は高価であり、コストの増大を招いてしまう。また、シリコーン樹脂のポッティングは、端子ボックスを太陽電池モジュールに装着した状態での作業であるため取り扱いにくく、気泡が混じったり、均一にポッティングできなかったりする等の問題を生じやすく、安定した防水性を確保することが難しい。さらに、ポッティングしたシリコーン樹脂が硬化するまでにある程度の時間が必要になり、作業効率が悪いという課題もあった。
また、従来の太陽電池モジュール用端子ボックスは、ボックス本体と別部材の溶着部品で外部接続用ケーブルを挟みこみ、超音波溶着等によりボックス本体と溶着部品とを接合して、外部接続用ケーブルをボックス本体に固定する構造となっていた。しかし、外部接続用ケーブルの外皮が樹脂製であれば、超音波溶着の際に発生する熱によって外皮が溶けて、ボックス本体と外部接続用ケーブルとの間に隙間が生じるおそれがある。その結果、太陽電池モジュール用端子ボックスの防水性を損ねるおそれもあった。
また、通常は、接続ケーブルはボックス本体の側壁部に筒状に設けられた配線孔から外側へ引き出されているが、配線孔は接続ケーブルをちょうど挿通させる大きさに形成されている。しかし、太陽電池モジュールに取り付けられた端子ボックスは、使用時に高温状態になり、温度変化を伴うことが考えられるため、接続ケーブルが収縮して配線孔との間に隙間を生じるおそれがある。そうすると、端子ボックスの防水性を損ねる要因となり、長期的な使用には適さないものとなってしまう。
そこで、本発明は、上記のような事情にかんがみてなされたものであり、簡単で安価に製造できる構成でありながら、十分な防水性を確保することのできる太陽電池モジュール用端子ボックスを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明は、太陽電池モジュールに取り付けられて複数の太陽電池モジュール同士を電気的に接続する太陽電池モジュール用端子ボックスであって、蓋体で閉塞されるボックス本体の内部に、太陽電池モジュールの出力端に接続する複数の端子板が配設され、前記端子板に接続される外部接続用の接続ケーブルをボックス本体内へ導入して配線するためのケーブル導通部がボックス本体の側面に設けられ、前記接続ケーブルには、当該接続ケーブルをケーブル導通部に固定する止水スリーブが外装され、この止水スリーブがケーブル導通部と接続ケーブルとの間に介装されて水の侵入を防止することを特徴としている。
これにより、ケーブル導通部と接続ケーブルとの間の止水性を確保することができ、ボックス本体に接続ケーブルを導入している部分における防水手段とすることができる。
上記構成の太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、前記止水スリーブは、接続ケーブルに密着する内側スリーブと、この内側スリーブの外側に設けられて前記ケーブル導通部に対して密着する外側スリーブとが一体的に形成された構造を有して、接続ケーブルと止水スリーブとの界面およびケーブル導通部と止水スリーブとの界面がそれぞれ封止されていることが好ましい。
また、上記構成の太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、前記止水スリーブがゴム系材料からなることが好ましい。
より具体的には、前記止水スリーブは、接続ケーブルとの界面およびケーブル導通部との界面に、弾性を有する多数の凹凸部を備えて、当該凹凸部が接続ケーブルおよびケーブル導通部に対して弾性的に密着する構成であることが好ましい。
また、前記ボックス本体のケーブル導通部は、接続ケーブルを貫通させるための略円筒状の配線孔と、この配線孔の外周に形成されてボックス本体の外側面に開口した外周溝とを備え、前記止水スリーブは、内側スリーブが配線孔に内装されるとともに外側スリーブが外周溝に嵌装されることが好ましい。
さらに、前記止水スリーブは、内側スリーブの内径が接続ケーブルの外径と同等または同等以下で形成されて接続ケーブルの外周面に密着し、外側スリーブの内径または外径が前記ケーブル導通部の径と同等または同等以下で形成されてケーブル導通部に密着することが好ましい。
このような各構成により、端子ボックスの使用時に高温状態になることがあっても、接続ケーブルと止水スリーブとの界面およびケーブル導通部と止水スリーブとの界面の密着状態が維持されるため、ボックス本体における接続ケーブルとケーブル導通部との間に隙間を生じることが防がれ、長期的に確実な止水性を確保することができる。
上述のように構成される本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスによれば、接続ケーブルに止水スリーブが外装されて、ボックス本体(ケーブル導通部)との間で水の侵入を防止して防水性を確保するので、接続ケーブルが導入される部分(ケーブル導通部)における止水性を得ることができる。また、止水スリーブは内側スリーブと外側スリーブとを備える構成であるため、接続ケーブルに対しても、またケーブル導通部に対しても、長期間にわたって確実な防水性能を発揮することができる。このため、簡単で安価に製造できる構成でありながら、十分な防水性を確保することのできる太陽電池モジュール用端子ボックスを提供することが可能となる。
以下、本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスを実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1〜図6は本発明の太陽電池モジュール用端子ボックス(以下では、単に「端子ボックス」という。)の一実施形態を示し、図1は端子ボックスのボックス本体を示す平面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図1におけるB−B断面図である。また、図4(a)は止水スリーブの一例を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)の止水スリーブの断面図である。また、図5(a)は端子ボックスの組立工程の一例を示す説明図であり、図5(b)は図5(a)の接続ケーブルの軸方向から見た説明図である。
なお、便宜上、端子ボックス1における方向性を、図1に示すように、2本の接続ケーブル20,20が並んでいる方向を左右方向とし、接続ケーブル20,20がボックス本体11に導入される方向を前後方向としている。
端子ボックス1は、互いに電気的に接続される複数枚の太陽電池セルが表面に設けられた太陽電池モジュール(図示省略)の裏面側に装着されるものである。端子ボックス1を用いることによって、例えば、建物の屋根等にマトリックス状に配設した複数枚の太陽電池モジュールで太陽光発電を行い、隣接する太陽電池モジュールを互いに電気的に接続して、各太陽電池モジュールにより発電された電力を取り出すことができる。
ボックス本体11は、例えば、変性PPO(ポリフェニレンオキシド)やABS(アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン)のような耐候性、電気絶縁性、耐衝撃性、耐熱性、難燃性といった特性を有する合成樹脂等により成形されている。ボックス本体11は、上面に開口部12を有する有底ケース状に形成されている。ボックス本体11には、手前側の側面に2つのケーブル導通部13,13が形成されている。
ボックス本体11の内部には、4つの端子板14…14が備えられている。これら4つの端子板14…14は所定間隔で並べて配置されている。各端子板14の一端(前端)は、ボックス本体11の結線用孔15に臨むように配置されている。また、端子板14の一端(前端)には、図示しない太陽電池モジュールの出力端が接続される。
また、ボックス本体11の内部には、端子板14が固定される固定台16が底面から立設されている。各端子板14は、ボックス本体11の固定台16に載置されて、固定金具17によってボックス本体11に固定される。
ボックス本体11内の左右両端の端子板14,14には、接続ケーブル20,20がそれぞれ接続される。これらの各接続ケーブル20は、ボックス本体11に固定される。接続ケーブル20の一端は、ボックス本体11の側面に形成されたケーブル導通部13を通して、ボックス本体11内に導入されている。
ケーブル導通部13は、ボックス本体11の内外を貫通する円筒状の空間を備えている。図1および図2を参照して、より具体的に説明すると、例示のボックス本体11のケーブル導通部13は、接続ケーブル20を貫通させるための略円筒状の配線孔131と、この配線孔131の外周に形成されてボックス本体11の手前側の側面に外方向に開口した外周溝132とを備えた構成となっている。
接続ケーブル20には、ボックス本体11(ケーブル導通部13)との間で水の侵入を防止しつつ固定するための止水スリーブ30が外装される。図2の場合、接続ケーブル20のボックス本体11内への導入部分の外周部、より詳細には、接続ケーブル20がケーブル導通部13に導入されて配線孔131に対応する部分、およびその周囲部分に、止水スリーブ30が外装されている。
この止水スリーブ30は、略筒状の内側スリーブ31と、この内側スリーブ31の外側に設けられた外側スリーブ32とを備え、さらに、これらの内側スリーブ31と外側スリーブ32との一端が円環形状の基部33によって接合されて一体的な形状を有して成形されている。かかる止水スリーブ30は、内側スリーブ31が接続ケーブル20の外周面に密着し、外側スリーブ32がケーブル導通部13に対して密着するように形成される。また、止水スリーブ30の基部33が、ケーブル導通部13に対して、ボックス本体11の内部と外部とを閉止するように形成されている。
特に、例示の止水スリーブ30は、止水スリーブ30は、ゴム系材料により成形されている。また、内側スリーブ31の内径が接続ケーブル20の外径と同等または同等以下の大きさで形成されている。これにより、止水スリーブ30の内側スリーブ31は、接続ケーブル20の外周面に密着するように作用する。また、止水スリーブ30は、外側スリーブ32の内径または外径がケーブル導通部13の径と同等または同等以下で形成されている。これにより、止水スリーブ30の外側スリーブ32は、ケーブル導通部13に密着するように作用する。
さらに、止水スリーブ30は、接続ケーブル20との界面およびケーブル導通部13との界面に、弾性を有する多数の凹凸部34を備えて、凹凸部34が接続ケーブル20およびケーブル導通部13に弾性的に密着するように形成されていてもよい。
この場合、止水スリーブ30は、図4(a)および(b)に示すように、内側スリーブ31および外側スリーブ32の内周面に、複数条の溝が周方向に連続して設けられて凹凸部34を形成している。また、凹凸部34は止水スリーブ30がゴム系材料により成形されていることで、弾性を有し、接続ケーブル20と止水スリーブ30との界面およびケーブル導通部13と止水スリーブ30との界面に弾性的に密着するので、それぞれの界面が水密的に封止されてより止水性を高めることが可能な構造となっている。図示するように、止水スリーブ30の各内周面に凹凸部34が設けられるのに対し、外周面は平滑な円筒状の外周形状であってよい。また、内側スリーブ31は外側スリーブ32よりも軸方向の長さを有し、前方(図4における上方)が外側スリーブ32よりも突出した形態であってもよい。
このような止水スリーブ30は、ボックス本体11に導入される接続ケーブル20に、あらかじめ外装されて用意される。すなわち、図5(a)に示すように、接続ケーブル20の外周部に嵌挿されている。そして、止水スリーブ30を外装した接続ケーブル20は、ボックス本体11のケーブル導通部13に対して、当該止水スリーブ30が、内側スリーブ31を配線孔131に内装し、外側スリーブ32を外周溝132に嵌装するように差し込まれる。
また、図5(a)および(b)に示すように、接続ケーブル20における止水スリーブ30の後方(図5(a)における下方)には、接続ケーブル20をボックス本体11に安定的に固定するための固定部材40が取り付けられる。固定部材40は、ボックス本体11と同じ材質で形成されており、この固定部材40が超音波溶着等によりボックス本体11に固着されることによって、接続ケーブル20,20がボックス本体11と一体的に固定される。
例示の形態では、固定部材40は、接続ケーブル20を抱き込む溝41を有する一対のプラスチック部材からなり、一方の固定部材40を接続ケーブル20の外周部に被せ、その内側に他方の固定部材40を嵌め込むようにして取り付けられている。
図6は、端子ボックスの部分拡大断面図である。なお、図6においては図面を見やすくするために、接続ケーブル20や蓋体19等の構成部材には断面を示すハッチングを省略して記載している。
上記のような構造の止水スリーブ30を配設することにより、接続ケーブル20が導入されたボックス本体11のケーブル導通部13は、図6に拡大して示すような構造となっている。止水スリーブ30が接続ケーブル20およびケーブル導通部13に対して水密的に固定されているので、止水スリーブ30と接続ケーブル20との界面および止水スリーブ30とケーブル導通部13との界面のいずれにおいても、ボックス本体11内へ水を侵入させるような隙間を生じることが防止されて、端子ボックス1の防水性を確保できる。また、止水スリーブ30の凹凸部34によって、温度変化による接続ケーブル20の収縮も許容し、隙間を生じさせないようにすることが可能となっている。
使用形態では、ボックス本体11の開口部12に、蓋体19が取り付けられてボックス本体11が閉塞される。蓋体19とボックス本体11の嵌め合い部分には、蓋体19側にOリングやゴム材等のシール部材50が備えられている。これにより、蓋体19とボックス本体11との間を水密的に封止することが可能となり、シリコーン樹脂等のポッティングを行わなくとも、端子ボックス1の防水性を確保できるようになっている。
従来、端子ボックス1の防水性を確保するために、高価なシリコーン樹脂が必要であったが、この例では、シリコーン樹脂が不要になる分、端子ボックス1の材料コストおよび製造コストを削減できる。また、シリコーン樹脂が硬化するのに要する時間を省くことができ、端子ボックス1の製造に要する時間を短縮することも可能となる。また、従来は、シリコーン樹脂のポッティングの際に気泡が混じったり、均一にポッティングできなかったりする問題があり、防水性の確保が困難であったが、例示の形態では安定した防水性を確保することができる。
上記のようにボックス本体11に固定された各接続ケーブル20は、図示しない外部接続用コネクタと接続されており、外部接続用コネクタを介して他の太陽電池モジュールに備えられた端子ボックスの接続ケーブル等と互いに連結可能となっている。
また、図1に示したように、ボックス本体11内において、隣り合う端子板14,14間には、バイパスダイオード18が配設されている。この例の場合、1つの端子ボックス1に用いられるバイパスダイオード18は3つとなる。バイパスダイオード18は、そのリード線部分が端子板14の基端部寄りに接続され、太陽電池モジュールへ逆方向電流が流れることを未然に防ぐように構成されている。
なお、止水スリーブ30は例示の形態に限定されるものではなく、接続ケーブル20に外装されてケーブル導通部13との間に水密状に密着されて納まる構造を備えるものであれば、どのような構成であってもよい。したがって、内側スリーブ31や外側スリーブ32に凹凸部34が設けられる構成に限定されるものではなく、ストレートのスリーブ形状であってもよい。また、ボックス本体11の内部構造はあくまでも一例であり、上記の形態に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明の端子ボックス1によれば、接続ケーブル20に止水スリーブ30が外装されて、ボックス本体11(ケーブル導通部13)との間で水の侵入を防止するので、接続ケーブル20が導入されるケーブル導通部13における止水性を得ることができる。また、止水スリーブ30は上記のように内側スリーブ31と外側スリーブ32とを備える構成であるため、接続ケーブル20に対しても、またケーブル導通部13に対しても、長期的に高い防水性能を発揮することができる。加えて、ボックス本体11と蓋体19との間のシール部材50によってボックス本体11の止水性も確保されるので、シリコーン樹脂のポッティングが不要であり、作業時間の短縮化およびコストの低減を図ることが可能になる。
本発明を適用する太陽電池モジュール用端子ボックスの一実施形態でありボックス本体を示す平面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 図4(a)は止水スリーブの一例を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)の止水スリーブの断面図である。 図5(a)は端子ボックスの組立工程の一例を示す説明図であり、図5(b)は図5(a)の接続ケーブルの軸方向から見た説明図である。 図2における端子ボックスの部分拡大断面図である。
符号の説明
1 端子ボックス
11 ボックス本体
12 開口部
13 ケーブル導通部
131 配線孔
132 外周溝
14 端子板
16 固定台
17 固定金具
18 バイパスダイオード
19 蓋体
20 接続ケーブル
30 止水スリーブ
31 内側スリーブ
32 外側スリーブ
33 基部
34 凹凸部
40 固定部材
50 シール部材

Claims (6)

  1. 太陽電池モジュールに取り付けられて複数の太陽電池モジュール同士を電気的に接続する太陽電池モジュール用端子ボックスであって、
    蓋体で閉塞されるボックス本体の内部に、太陽電池モジュールの出力端に接続する複数の端子板が配設され、前記端子板に接続される外部接続用の接続ケーブルをボックス本体内へ導入して配線するためのケーブル導通部がボックス本体の側面に設けられ、
    前記接続ケーブルには、当該接続ケーブルをケーブル導通部に固定する止水スリーブが外装され、この止水スリーブがケーブル導通部と接続ケーブルとの間に介装されて水の侵入を防止することを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、
    前記止水スリーブは、接続ケーブルに密着する内側スリーブと、この内側スリーブの外側に設けられて前記ケーブル導通部に対して密着する外側スリーブとが一体的に形成された構造を有して、接続ケーブルと止水スリーブとの界面およびケーブル導通部と止水スリーブとの界面がそれぞれ封止されていることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  3. 請求項1または2に記載の太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、
    前記止水スリーブがゴム系材料からなることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  4. 請求項3に記載の太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、
    前記止水スリーブは、接続ケーブルとの界面およびケーブル導通部との界面に、弾性を有する多数の凹凸部を備えて、当該凹凸部が接続ケーブルおよびケーブル導通部に対して弾性的に密着することを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  5. 請求項2〜4のいずれか一つの請求項に記載の太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、
    前記ボックス本体のケーブル導通部は、接続ケーブルを貫通させるための略円筒状の配線孔と、この配線孔の外周に形成されてボックス本体の外側面に開口した外周溝とを備え、前記止水スリーブは、内側スリーブが配線孔に内装されるとともに外側スリーブが外周溝に嵌装されることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  6. 請求項3〜5のいずれか一つの請求項に記載の太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、
    前記止水スリーブは、内側スリーブの内径が接続ケーブルの外径と同等または同等以下で形成されて接続ケーブルの外周面に密着し、外側スリーブの内径または外径が前記ケーブル導通部の径と同等または同等以下で形成されてケーブル導通部に密着することを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
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