JP2002171082A - 出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池アレイ - Google Patents
出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池アレイInfo
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- JP2002171082A JP2002171082A JP2000367926A JP2000367926A JP2002171082A JP 2002171082 A JP2002171082 A JP 2002171082A JP 2000367926 A JP2000367926 A JP 2000367926A JP 2000367926 A JP2000367926 A JP 2000367926A JP 2002171082 A JP2002171082 A JP 2002171082A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】中空構造体に設けられたゴム弾性体あるいは発
泡体を介して該中空構造体の内部に出力リード線を挿通
し、該出力リード線の接続・固定部の接続作業を行うに
際して、その作業性あるいは防水信頼性を向上させるこ
とが可能な出力リード線取出し構造及び出力リード線取
出し構造の形成方法等を提供する。 【解決手段】出力リード線を、中空構造体に設けられた
ゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部
に挿通し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構
造体の内部で接続・固定部材によって電気的に接続する
と共に機械的に固定した構成を有する出力リード線取出
し構造またはその形成方法において、前記接続・固定部
材が、前記ゴム弾性体あるいは発泡体側に出力リード線
の径より大きい幅部の形成された引っ掛かり部を構成す
る。
泡体を介して該中空構造体の内部に出力リード線を挿通
し、該出力リード線の接続・固定部の接続作業を行うに
際して、その作業性あるいは防水信頼性を向上させるこ
とが可能な出力リード線取出し構造及び出力リード線取
出し構造の形成方法等を提供する。 【解決手段】出力リード線を、中空構造体に設けられた
ゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部
に挿通し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構
造体の内部で接続・固定部材によって電気的に接続する
と共に機械的に固定した構成を有する出力リード線取出
し構造またはその形成方法において、前記接続・固定部
材が、前記ゴム弾性体あるいは発泡体側に出力リード線
の径より大きい幅部の形成された引っ掛かり部を構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力リード線取出
し構造及び出力リード線取出し構造の形成方法、出力リ
ード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池
アレイに関し、特に、出力リード線をゴム弾性体あるい
は発泡体に挿通してなる出力リード線取出し構造の改善
に係るものである。
し構造及び出力リード線取出し構造の形成方法、出力リ
ード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池
アレイに関し、特に、出力リード線をゴム弾性体あるい
は発泡体に挿通してなる出力リード線取出し構造の改善
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題への関心の高まりから太
陽電池が注目を浴び、関連分野についての研究開発が盛
んに行われている。太陽電池モジュールは一般的にその
非受光面側に端子箱(特開平9−92865号公報)
か、あるいは先端にコネクタを有する端子箱ユニット
(特開平9−186471、特開平11−17204号
公報)を具備するものが多い。
陽電池が注目を浴び、関連分野についての研究開発が盛
んに行われている。太陽電池モジュールは一般的にその
非受光面側に端子箱(特開平9−92865号公報)
か、あるいは先端にコネクタを有する端子箱ユニット
(特開平9−186471、特開平11−17204号
公報)を具備するものが多い。
【0003】これらの端子箱あるいは端子箱ユニット
は、太陽電池モジュールの過酷な使用条件に長年耐え、
性能が維持できるように、JIS防水保護等級7級(J
ISC 0920)などの高い防水性能が要求される場
合がある。よって、当然ながら出力リード線の取出し口
にも同様な高い防水性が要求され、ゴム弾性体や発泡体
に出力リード線を挿入する構造(特登録2868715
号)や、エスシーロック(商標)などのケーブルコネク
タを用いる構造、接着・充填剤により隙間を埋める構造
などが実用されている。
は、太陽電池モジュールの過酷な使用条件に長年耐え、
性能が維持できるように、JIS防水保護等級7級(J
ISC 0920)などの高い防水性能が要求される場
合がある。よって、当然ながら出力リード線の取出し口
にも同様な高い防水性が要求され、ゴム弾性体や発泡体
に出力リード線を挿入する構造(特登録2868715
号)や、エスシーロック(商標)などのケーブルコネク
タを用いる構造、接着・充填剤により隙間を埋める構造
などが実用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の出力
リード線の取出し口の防水性を保つための方法のうち、
ゴム弾性体や発泡体にリード線を挿通する構造が作業
性、コストの面で多く使用されている。この場合に、出
力リード線を端子箱内部で電気的接続あるいは機械的固
定をするに際して、従来においては、図2に示されるよ
うに、芯線かしめ部202と固定部203からなる圧着
端子201を用い、出力リード線端部に図3のように圧
着端子をかしめて、それを端子箱内部で接続あるいは固
定する方法が用いられていた。具体的には、出力リード
線305の端部を皮剥ぎし、圧着端子301をかしめた
後にゴム弾性体あるいは発泡体に出力リード線305を
挿通し、圧着端子301の接続・固定部302を端子箱
内部で固定する方法が用いられた。
リード線の取出し口の防水性を保つための方法のうち、
ゴム弾性体や発泡体にリード線を挿通する構造が作業
性、コストの面で多く使用されている。この場合に、出
力リード線を端子箱内部で電気的接続あるいは機械的固
定をするに際して、従来においては、図2に示されるよ
うに、芯線かしめ部202と固定部203からなる圧着
端子201を用い、出力リード線端部に図3のように圧
着端子をかしめて、それを端子箱内部で接続あるいは固
定する方法が用いられていた。具体的には、出力リード
線305の端部を皮剥ぎし、圧着端子301をかしめた
後にゴム弾性体あるいは発泡体に出力リード線305を
挿通し、圧着端子301の接続・固定部302を端子箱
内部で固定する方法が用いられた。
【0005】しかしながら、その方法においては、圧着
端子301をかしめられた出力リード線305をゴム弾
性体あるいは発泡体に挿通する場合、圧着端子301の
接続・固定部302のエッジ、かしめられて変形した芯
線303あるいは芯線かしめ部304などがゴム弾性体
あるいは発泡体にひっかかり、それらを傷つけて、本来
出力リード線取り出し構造が満足すべき防水性を損なう
恐れがあった。
端子301をかしめられた出力リード線305をゴム弾
性体あるいは発泡体に挿通する場合、圧着端子301の
接続・固定部302のエッジ、かしめられて変形した芯
線303あるいは芯線かしめ部304などがゴム弾性体
あるいは発泡体にひっかかり、それらを傷つけて、本来
出力リード線取り出し構造が満足すべき防水性を損なう
恐れがあった。
【0006】そのため、このような構造を作成する方法
として、出力リード線をゴム弾性体あるいは発泡体に挿
通した後に出力リード線の端部を皮剥ぎし、圧着端子を
かしめた後に出力リード線を所定の位置まで引き戻し、
圧着端子の接続・固定部を端子箱内部で固定する方法が
用いられた。しかし、この方法にも出力リード線を所定
の位置まで引き戻す際に出力リード線がゴム弾性体ある
いは発泡体から抜け出てしまい作業に余計な時間がかか
る、あるいはゴム弾性体あるいは発泡体を傷つけてしま
うという問題があった。
として、出力リード線をゴム弾性体あるいは発泡体に挿
通した後に出力リード線の端部を皮剥ぎし、圧着端子を
かしめた後に出力リード線を所定の位置まで引き戻し、
圧着端子の接続・固定部を端子箱内部で固定する方法が
用いられた。しかし、この方法にも出力リード線を所定
の位置まで引き戻す際に出力リード線がゴム弾性体ある
いは発泡体から抜け出てしまい作業に余計な時間がかか
る、あるいはゴム弾性体あるいは発泡体を傷つけてしま
うという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記課題を解決し、中
空構造体に設けられたゴム弾性体あるいは発泡体を介し
て該中空構造体の内部に出力リード線を挿通し、該出力
リード線の接続・固定部の接続作業を行うに際して、そ
の作業性あるいは防水信頼性を向上させることが可能な
出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造の
形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジ
ュール、太陽電池アレイを提供することを目的とするも
のである。
空構造体に設けられたゴム弾性体あるいは発泡体を介し
て該中空構造体の内部に出力リード線を挿通し、該出力
リード線の接続・固定部の接続作業を行うに際して、そ
の作業性あるいは防水信頼性を向上させることが可能な
出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造の
形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジ
ュール、太陽電池アレイを提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、つぎの(1)〜(20)のように構成し
た出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造
の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モ
ジュール、太陽電池アレイを提供するものである。 (1)出力リード線を、中空構造体に設けられたゴム弾
性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部に挿通
し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構造体の
内部で接続・固定部材によって電気的に接続すると共に
機械的に固定した構成を有する出力リード線取出し構造
において、前記接続・固定部材が、前記ゴム弾性体ある
いは発泡体側に出力リード線の径より大きい幅部の形成
された引っ掛かり部を有することを特徴とする出力リー
ド線取り出し構造。 (2)前記引っ掛かり部が、一連に延在した引っ掛かり
形状部を有し、該引っ掛かり形状部の該ゴム弾性体ある
いは発泡体側に形成された面の最も幅の広い部分の長さ
が、該出力リード線の径より大きいことを特徴とする上
記(1)に記載の出力リード線取り出し構造。 (3)前記一連に延在した引っ掛かり形状部が、前記ゴ
ム弾性体あるいは発泡体側に最も幅の広い面を有する円
錐部によって形成されていることを特徴とする上記
(2)に記載の出力リード線取り出し構造。 (4)前記接続・固定部材は、前記中空構造体の出力リ
ード線の挿通側に形成された該出力リード線を電気的に
接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部の前記
出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出力リー
ド線の先端を機械的に固定するための固定部と、該芯線
かしめ部の前記出力リード線の挿通側に形成された円錐
部と、を有することを特徴とする上記(3)に記載の出
力リード線取り出し構造。 (5)前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・固定部
材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための固
定部の距離と、前記ゴム弾性体あるいは発泡体と前記接
続・固定部材の該出力リード線の先端を機械的に固定す
るための固定部までの距離とが、略同じであることを特
徴とする上記(4)に記載の出力リード線取り出し構
造。 (6)前記接続・固定部材は、前記中空構造体の出力リ
ード線の挿通側に形成された該出力リード線を電気的に
接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部の前記
出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出力リー
ド線の先端を機械的に固定するための固定部と、該芯線
かしめ部と固定部の中間に形成された円錐部と、を有す
ることを特徴とする上記(3)に記載の出力リード線取
り出し構造。 (7)前記中空構造体が、その内部に前記芯線かしめ部
と固定部の中間に形成された円錐部の突き当て板部を有
することを特徴とする上記(6)に記載の出力リード線
取り出し構造。 (8)前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・固定部
材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための固
定部の距離と、突き当て板部と前記接続・固定部材の該
出力リード線の先端を機械的に固定するための固定部ま
での距離とが、略同じであることを特徴とする上記
(7)に記載の出力リード線取り出し構造。 (9)出力リード線を、中空構造体に設けられたゴム弾
性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部に挿通
し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構造体の
内部で電気的に接続すると共に機械的に固定するように
した出力リード線取出し構造の形成方法において、前記
中空構造体の内部へ前記出力リード線の一端部を挿通
し、該挿通した出力リード線の一端部を皮剥ぎし、露出
した芯線を接続・固定するに際して、前記ゴム弾性体あ
るいは発泡体側に前記出力リード線の径より大きい幅部
の引っ掛かり部を有する接続・固定部材を用い、該接続
・固定部材に設けられた接続部に電気的に接続した後、
該出力リード線を該中空構造体外部方向に引き戻し、該
接続・固定部材に設けられた固定部を該中空構造体内部
で機械的に固定し、または電気的に接続することを特徴
とする出力リード線取出し構造の形成方法。 (10)前記引っ掛かり部が、一連に延在した引っ掛か
り形状部を有し、該引っ掛かり形状部の該ゴム弾性体あ
るいは発泡体側に形成された面の最も幅の広い部分の長
さが、該出力リード線の径より大きいことを特徴とする
上記(9)に記載の出力リード線取出し構造の形成方
法。 (11)前記一連に延在した引っ掛かり形状部が、前記
ゴム弾性体あるいは発泡体側に最も幅の広い面を有する
円錐部によって形成されていることを特徴とする上記
(10)に記載の出力リード線取出し構造の形成方法。 (12)前記接続・固定部材は、前記中空構造体の出力
リード線の挿通側に形成された該出力リード線を電気的
に接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部の前
記出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出力リ
ード線の先端を機械的に固定するための固定部と、該芯
線かしめ部の前記出力リード線の挿通側に形成された円
錐部と、を有することを特徴とする上記(11)に記載
の出力リード線取出し構造の形成方法。 (13)前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・固定
部材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための
固定部の距離と、前記ゴム弾性体あるいは発泡体と前記
接続・固定部材の該出力リード線の先端を機械的に固定
するための固定部までの距離とが、略同じであることを
特徴とする上記(12)に記載の出力リード線取出し構
造の形成方法。 (14)前記接続・固定部材は、前記中空構造体の出力
リード線の挿通側に形成された該出力リード線を電気的
に接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部の前
記出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出力リ
ード線の先端を機械的に固定するための固定部と、該芯
線かしめ部と固定部の中間に形成された円錐部と、を有
することを特徴とする上記(11)に記載の出力リード
線取出し構造の形成方法。 (15)前記中空構造体が、その内部に前記芯線かしめ
部と固定部の中間に形成された円錐部の突き当て板部を
有することを特徴とする上記(14)に記載の出力リー
ド線取出し構造の形成方法。 (16)前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・固定
部材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための
固定部の距離と、突き当て板部と前記接続・固定部材の
該出力リード線の先端を機械的に固定するための固定部
までの距離とが、略同じであることを特徴とする上記
(15)に記載の出力リード線取出し構造の形成方法。 (17)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の他方の
端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユニット
において、前記出力リード線取出し構造が、上記(1)
〜(8)のいずれかに記載の出力リード線取出し構造、
または上記(9)〜(16)のいずれかに記載の出力リ
ード線取出し構造の形成方法による出力リード線取出し
構造によって構成されていることを特徴とする出力リー
ド線取出しユニット。 (18)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の他方の
端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユニット
を備えた太陽電池モジュールにおいて、前記出力リード
線取出しユニットが、上記(17)に記載の出力リード
線取出しユニットによって構成されていることを特徴と
する太陽電池モジュール。 (19)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有する太陽電池モジュールにおいて、前
記出力リード線取出し構造が、上記(1)〜(8)のい
ずれかに記載の出力リード線取出し構造、または上記
(9)〜(16)のいずれかに記載の出力リード線取出
し構造の形成方法による出力リード線取出し構造によっ
て構成されていることを特徴とする太陽電池モジュー
ル。 (20)複数の太陽電池モジュールを電気接続してなる
太陽電池アレイにおいて、前記太陽電池モジュールを上
記(18)または上記(19)に記載の太陽電池モジュ
ールによって構成したことを特徴とする太陽電池アレ
イ。
決するために、つぎの(1)〜(20)のように構成し
た出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造
の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モ
ジュール、太陽電池アレイを提供するものである。 (1)出力リード線を、中空構造体に設けられたゴム弾
性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部に挿通
し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構造体の
内部で接続・固定部材によって電気的に接続すると共に
機械的に固定した構成を有する出力リード線取出し構造
において、前記接続・固定部材が、前記ゴム弾性体ある
いは発泡体側に出力リード線の径より大きい幅部の形成
された引っ掛かり部を有することを特徴とする出力リー
ド線取り出し構造。 (2)前記引っ掛かり部が、一連に延在した引っ掛かり
形状部を有し、該引っ掛かり形状部の該ゴム弾性体ある
いは発泡体側に形成された面の最も幅の広い部分の長さ
が、該出力リード線の径より大きいことを特徴とする上
記(1)に記載の出力リード線取り出し構造。 (3)前記一連に延在した引っ掛かり形状部が、前記ゴ
ム弾性体あるいは発泡体側に最も幅の広い面を有する円
錐部によって形成されていることを特徴とする上記
(2)に記載の出力リード線取り出し構造。 (4)前記接続・固定部材は、前記中空構造体の出力リ
ード線の挿通側に形成された該出力リード線を電気的に
接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部の前記
出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出力リー
ド線の先端を機械的に固定するための固定部と、該芯線
かしめ部の前記出力リード線の挿通側に形成された円錐
部と、を有することを特徴とする上記(3)に記載の出
力リード線取り出し構造。 (5)前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・固定部
材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための固
定部の距離と、前記ゴム弾性体あるいは発泡体と前記接
続・固定部材の該出力リード線の先端を機械的に固定す
るための固定部までの距離とが、略同じであることを特
徴とする上記(4)に記載の出力リード線取り出し構
造。 (6)前記接続・固定部材は、前記中空構造体の出力リ
ード線の挿通側に形成された該出力リード線を電気的に
接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部の前記
出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出力リー
ド線の先端を機械的に固定するための固定部と、該芯線
かしめ部と固定部の中間に形成された円錐部と、を有す
ることを特徴とする上記(3)に記載の出力リード線取
り出し構造。 (7)前記中空構造体が、その内部に前記芯線かしめ部
と固定部の中間に形成された円錐部の突き当て板部を有
することを特徴とする上記(6)に記載の出力リード線
取り出し構造。 (8)前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・固定部
材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための固
定部の距離と、突き当て板部と前記接続・固定部材の該
出力リード線の先端を機械的に固定するための固定部ま
での距離とが、略同じであることを特徴とする上記
(7)に記載の出力リード線取り出し構造。 (9)出力リード線を、中空構造体に設けられたゴム弾
性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部に挿通
し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構造体の
内部で電気的に接続すると共に機械的に固定するように
した出力リード線取出し構造の形成方法において、前記
中空構造体の内部へ前記出力リード線の一端部を挿通
し、該挿通した出力リード線の一端部を皮剥ぎし、露出
した芯線を接続・固定するに際して、前記ゴム弾性体あ
るいは発泡体側に前記出力リード線の径より大きい幅部
の引っ掛かり部を有する接続・固定部材を用い、該接続
・固定部材に設けられた接続部に電気的に接続した後、
該出力リード線を該中空構造体外部方向に引き戻し、該
接続・固定部材に設けられた固定部を該中空構造体内部
で機械的に固定し、または電気的に接続することを特徴
とする出力リード線取出し構造の形成方法。 (10)前記引っ掛かり部が、一連に延在した引っ掛か
り形状部を有し、該引っ掛かり形状部の該ゴム弾性体あ
るいは発泡体側に形成された面の最も幅の広い部分の長
さが、該出力リード線の径より大きいことを特徴とする
上記(9)に記載の出力リード線取出し構造の形成方
法。 (11)前記一連に延在した引っ掛かり形状部が、前記
ゴム弾性体あるいは発泡体側に最も幅の広い面を有する
円錐部によって形成されていることを特徴とする上記
(10)に記載の出力リード線取出し構造の形成方法。 (12)前記接続・固定部材は、前記中空構造体の出力
リード線の挿通側に形成された該出力リード線を電気的
に接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部の前
記出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出力リ
ード線の先端を機械的に固定するための固定部と、該芯
線かしめ部の前記出力リード線の挿通側に形成された円
錐部と、を有することを特徴とする上記(11)に記載
の出力リード線取出し構造の形成方法。 (13)前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・固定
部材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための
固定部の距離と、前記ゴム弾性体あるいは発泡体と前記
接続・固定部材の該出力リード線の先端を機械的に固定
するための固定部までの距離とが、略同じであることを
特徴とする上記(12)に記載の出力リード線取出し構
造の形成方法。 (14)前記接続・固定部材は、前記中空構造体の出力
リード線の挿通側に形成された該出力リード線を電気的
に接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部の前
記出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出力リ
ード線の先端を機械的に固定するための固定部と、該芯
線かしめ部と固定部の中間に形成された円錐部と、を有
することを特徴とする上記(11)に記載の出力リード
線取出し構造の形成方法。 (15)前記中空構造体が、その内部に前記芯線かしめ
部と固定部の中間に形成された円錐部の突き当て板部を
有することを特徴とする上記(14)に記載の出力リー
ド線取出し構造の形成方法。 (16)前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・固定
部材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための
固定部の距離と、突き当て板部と前記接続・固定部材の
該出力リード線の先端を機械的に固定するための固定部
までの距離とが、略同じであることを特徴とする上記
(15)に記載の出力リード線取出し構造の形成方法。 (17)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の他方の
端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユニット
において、前記出力リード線取出し構造が、上記(1)
〜(8)のいずれかに記載の出力リード線取出し構造、
または上記(9)〜(16)のいずれかに記載の出力リ
ード線取出し構造の形成方法による出力リード線取出し
構造によって構成されていることを特徴とする出力リー
ド線取出しユニット。 (18)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の他方の
端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユニット
を備えた太陽電池モジュールにおいて、前記出力リード
線取出しユニットが、上記(17)に記載の出力リード
線取出しユニットによって構成されていることを特徴と
する太陽電池モジュール。 (19)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有する太陽電池モジュールにおいて、前
記出力リード線取出し構造が、上記(1)〜(8)のい
ずれかに記載の出力リード線取出し構造、または上記
(9)〜(16)のいずれかに記載の出力リード線取出
し構造の形成方法による出力リード線取出し構造によっ
て構成されていることを特徴とする太陽電池モジュー
ル。 (20)複数の太陽電池モジュールを電気接続してなる
太陽電池アレイにおいて、前記太陽電池モジュールを上
記(18)または上記(19)に記載の太陽電池モジュ
ールによって構成したことを特徴とする太陽電池アレ
イ。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態においては、
上記構成を適用することによって、中空構造体に設けら
れたゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の
内部に出力リード線を挿通し、該出力リード線の接続・
固定部の接続作業を行うに際して、その作業性あるいは
防水信頼性を向上させることが可能となる。例えば、図
1に示すように、ゴム弾性体104を挿設した中空構造
体103に出力リード線101を挿通し、この中空構造
体103内部で接続・固定部材105と出力リード線1
01の芯線106を芯線かしめ部107で電気的に接続
し、接続・固定部材105の固定部109で機械的に固
定する場合に、芯線かしめ部107の芯線挿入部側に一
連に延出させた円錐部108がゴム弾性体104に引っ
かかるように構成する。これにより、出力リード線を中
空構造体外部に引き戻す際に、引っ掛かり部がゴム弾性
体あるいは発泡体に引掛ることにより、出力リード線が
外部に抜け出してしまうことがなくなるため、作業性を
著しく向上させることができると共に、防水信頼性を向
上させることができる。また、接続・固定部材の固定部
と引っ掛かり部端面との距離を、ゴム弾性体あるいは発
泡体あるいは中空構造体内部の突き当て板と固定部の距
離と、おおよそ同じ距離にしておくことにより、一層、
接続・固定部材の接続作業性を向上させることができ
る。
上記構成を適用することによって、中空構造体に設けら
れたゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の
内部に出力リード線を挿通し、該出力リード線の接続・
固定部の接続作業を行うに際して、その作業性あるいは
防水信頼性を向上させることが可能となる。例えば、図
1に示すように、ゴム弾性体104を挿設した中空構造
体103に出力リード線101を挿通し、この中空構造
体103内部で接続・固定部材105と出力リード線1
01の芯線106を芯線かしめ部107で電気的に接続
し、接続・固定部材105の固定部109で機械的に固
定する場合に、芯線かしめ部107の芯線挿入部側に一
連に延出させた円錐部108がゴム弾性体104に引っ
かかるように構成する。これにより、出力リード線を中
空構造体外部に引き戻す際に、引っ掛かり部がゴム弾性
体あるいは発泡体に引掛ることにより、出力リード線が
外部に抜け出してしまうことがなくなるため、作業性を
著しく向上させることができると共に、防水信頼性を向
上させることができる。また、接続・固定部材の固定部
と引っ掛かり部端面との距離を、ゴム弾性体あるいは発
泡体あるいは中空構造体内部の突き当て板と固定部の距
離と、おおよそ同じ距離にしておくことにより、一層、
接続・固定部材の接続作業性を向上させることができ
る。
【0010】つぎに、本実施の形態で用いられる出力リ
ード線、中空構造体、ゴム弾性体、発泡材、接続・固定
部材、太陽電池モジュールについて説明する。本実施の
形態で用いられる出力リード線は、構造としてはケーブ
ル構造が望ましいが絶縁電線も使用することができる。
使用環境に応じて要求される耐熱性・耐寒性・機械的強
度・電気絶縁性・耐水性・耐油性・耐摩耗性・耐酸性・
耐アルカリ性を満足するものが使用できる。具体的に
は、各種UL絶縁電線、JIS C 3605規格の6
00Vポリエチレンケーブル(EV、EE、CV、C
E)、JIS C 3621規格の600VEPゴム絶
縁ケーブル(PN・PV)、JIS C 3342規格
の600Vビニル絶縁ビニルシース(平形)ケーブル
(VVR、VVF)、JIS C 3327規格の1
種、2種、3種または4種ゴム絶縁ゴムキャブタイヤケ
ーブル(1CT、2CT、3CT、4CT)、JIS
C 3327規格の2種、3種または4種ゴム絶縁クロ
ロプレンキャブタイヤケーブル(2RNCT、3RNC
T、4RNCT)、JIS C 3327規格の2種、
3種または4種EPゴム絶縁クロロプレンキャブタイヤ
ケーブル(2PNCT、3PNCT、4PNCT)ある
いはJIS C 3312規格のビニル絶縁ビニルキャ
ブタイヤケーブルなどを使用することができる。
ード線、中空構造体、ゴム弾性体、発泡材、接続・固定
部材、太陽電池モジュールについて説明する。本実施の
形態で用いられる出力リード線は、構造としてはケーブ
ル構造が望ましいが絶縁電線も使用することができる。
使用環境に応じて要求される耐熱性・耐寒性・機械的強
度・電気絶縁性・耐水性・耐油性・耐摩耗性・耐酸性・
耐アルカリ性を満足するものが使用できる。具体的に
は、各種UL絶縁電線、JIS C 3605規格の6
00Vポリエチレンケーブル(EV、EE、CV、C
E)、JIS C 3621規格の600VEPゴム絶
縁ケーブル(PN・PV)、JIS C 3342規格
の600Vビニル絶縁ビニルシース(平形)ケーブル
(VVR、VVF)、JIS C 3327規格の1
種、2種、3種または4種ゴム絶縁ゴムキャブタイヤケ
ーブル(1CT、2CT、3CT、4CT)、JIS
C 3327規格の2種、3種または4種ゴム絶縁クロ
ロプレンキャブタイヤケーブル(2RNCT、3RNC
T、4RNCT)、JIS C 3327規格の2種、
3種または4種EPゴム絶縁クロロプレンキャブタイヤ
ケーブル(2PNCT、3PNCT、4PNCT)ある
いはJIS C 3312規格のビニル絶縁ビニルキャ
ブタイヤケーブルなどを使用することができる。
【0011】本実施の形態で用いられる中空構造体は、
電気機器の出力取出し部上に設けられ、出力取出し部の
保護・絶緑・防水などの役割をになうものである。本実
施の形態においては、端子箱とも記述しているが同じも
のである。その要求性能としては、耐熱性、耐湿性、耐
水性、電気絶縁性、耐寒性、耐油性、耐候性、耐衝撃性
に優れたものが好ましい。また、出力取出し部上に強固
に固定するために好ましくは接着剤との接着性が良い材
質が良い。
電気機器の出力取出し部上に設けられ、出力取出し部の
保護・絶緑・防水などの役割をになうものである。本実
施の形態においては、端子箱とも記述しているが同じも
のである。その要求性能としては、耐熱性、耐湿性、耐
水性、電気絶縁性、耐寒性、耐油性、耐候性、耐衝撃性
に優れたものが好ましい。また、出力取出し部上に強固
に固定するために好ましくは接着剤との接着性が良い材
質が良い。
【0012】上記の要素を考慮にいれると中空構造体と
してはプラスチックが好ましく、難燃性などを考える
と、難燃性プラスチックやセラミックスなどが好まし
い。例えば、プラスチックとしては、ポリカーボネー
ト、ポリアミド、ポリアセタール、変性PPO(PP
E)、ポリエステル、ポリアリレート、不飽和ポリエス
テル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート、ナイロンなどの樹脂、エンジニアリング
・プラスチック等がある。また、ABS樹脂、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性プラスチックも
使うことができる。また、耐紫外線性向上の為に、顔料
としてカーボンブラックを用いる、あるいは紫外線を吸
収する樹脂塗料を表面に塗布することが好ましい。
してはプラスチックが好ましく、難燃性などを考える
と、難燃性プラスチックやセラミックスなどが好まし
い。例えば、プラスチックとしては、ポリカーボネー
ト、ポリアミド、ポリアセタール、変性PPO(PP
E)、ポリエステル、ポリアリレート、不飽和ポリエス
テル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート、ナイロンなどの樹脂、エンジニアリング
・プラスチック等がある。また、ABS樹脂、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性プラスチックも
使うことができる。また、耐紫外線性向上の為に、顔料
としてカーボンブラックを用いる、あるいは紫外線を吸
収する樹脂塗料を表面に塗布することが好ましい。
【0013】また、本実施の形態で用いられる中空構造
体の構造は、少なくとも1箇所に出力リード線を挿通す
るための開口部と、出力取出し部上に被せる面に開口部
と、蓋をする面に開口部を有するものが好ましい。ま
た、本実施の形態で用いられる中空構造体の内部構造と
しては、接続・固定部を固定するための構造を有し、例
えばインサート金具やねじ、超音波溶着、スナップフィ
ット、溶接などで固定されることが好ましい。
体の構造は、少なくとも1箇所に出力リード線を挿通す
るための開口部と、出力取出し部上に被せる面に開口部
と、蓋をする面に開口部を有するものが好ましい。ま
た、本実施の形態で用いられる中空構造体の内部構造と
しては、接続・固定部を固定するための構造を有し、例
えばインサート金具やねじ、超音波溶着、スナップフィ
ット、溶接などで固定されることが好ましい。
【0014】本実施の形態で用いられるゴム弾性体の材
質に特に限定は無いが、出力リード線のサイズに対応で
きる柔軟性と出力リード線の動きに追従し、かつ中空構
造体を形成する材質にぴったりと密着する弾性を持ち合
わせたものが好ましく、その種類として、例えば、天然
ゴムや、SBR、NBR、ブタジエンゴム、ブチルゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴ
ム、フッ素ゴムなどの合成ゴムがあり、適時選択するこ
とができる。
質に特に限定は無いが、出力リード線のサイズに対応で
きる柔軟性と出力リード線の動きに追従し、かつ中空構
造体を形成する材質にぴったりと密着する弾性を持ち合
わせたものが好ましく、その種類として、例えば、天然
ゴムや、SBR、NBR、ブタジエンゴム、ブチルゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴ
ム、フッ素ゴムなどの合成ゴムがあり、適時選択するこ
とができる。
【0015】また、本実施の形態で用いられるゴム弾性
体の形状に特に限定はないが、中空構造体の内面と外面
のそれぞれに引っ掛かるつば部を有する構造が好まし
く、その側面の中空構造体と接する部分と内面の出力リ
ード線と接する部分には凸形状が設けられていることが
好ましい。そして、つば部の外径は中空構造体に設けら
れた貫通穴より大きくなければならず、また、中空構造
体に挿設された状態のゴム弾性体の内径は出力リード線
の外径より小さくなければならない。また、より防水性
を向上するために、中空構造体の貫通孔あるいは出力リ
ード線と接する面には複数の凸部を有することが好まし
い。
体の形状に特に限定はないが、中空構造体の内面と外面
のそれぞれに引っ掛かるつば部を有する構造が好まし
く、その側面の中空構造体と接する部分と内面の出力リ
ード線と接する部分には凸形状が設けられていることが
好ましい。そして、つば部の外径は中空構造体に設けら
れた貫通穴より大きくなければならず、また、中空構造
体に挿設された状態のゴム弾性体の内径は出力リード線
の外径より小さくなければならない。また、より防水性
を向上するために、中空構造体の貫通孔あるいは出力リ
ード線と接する面には複数の凸部を有することが好まし
い。
【0016】本実施の形態で用いられる発泡材に要求さ
れる特性としては独立発泡であること、耐熱性、防水性
などが挙げられる。具体的な材料としてはEPDMやシ
リコン、ウレタンなどが挙げられるが、これらに限られ
るものではない。また、発泡材の構造としては適度に弾
性のあるシート状のものが好ましく、中空構造体の所定
の場所に挿設あるいは貼設されて使用される。また、出
力リード線を挿通するための貫通口があらかじめ開口さ
れていることが好ましく、その径は出力リード線の外径
より小さく、出力リード線を挿通することにより、線の
周囲が収縮し、防水性を保つことができる構造が好まし
い。
れる特性としては独立発泡であること、耐熱性、防水性
などが挙げられる。具体的な材料としてはEPDMやシ
リコン、ウレタンなどが挙げられるが、これらに限られ
るものではない。また、発泡材の構造としては適度に弾
性のあるシート状のものが好ましく、中空構造体の所定
の場所に挿設あるいは貼設されて使用される。また、出
力リード線を挿通するための貫通口があらかじめ開口さ
れていることが好ましく、その径は出力リード線の外径
より小さく、出力リード線を挿通することにより、線の
周囲が収縮し、防水性を保つことができる構造が好まし
い。
【0017】本実施の形態で用いられる接続・固定部材
の材質に特に限定はないが、一般的に用いられているよ
うな導電率の高い無酸素銅が好ましく、すずめっきを施
してあることが好ましい。その形状としては、出力リー
ド線の芯線を電気的に接続する接続部と、接続・固定部
自体を中空構造体内部で機械的に固定かつ/あるいは電
気的に接続する固定部を有する構造であり、さらには、
一連に延在した引っ掛かり部を有する構造である。ま
た、この引っ掛かり部の大きさとしては、出力リード線
の径より大きい幅を有し、ゴム弾性体あるいは発泡体に
引っかかる大きさでなければならない。
の材質に特に限定はないが、一般的に用いられているよ
うな導電率の高い無酸素銅が好ましく、すずめっきを施
してあることが好ましい。その形状としては、出力リー
ド線の芯線を電気的に接続する接続部と、接続・固定部
自体を中空構造体内部で機械的に固定かつ/あるいは電
気的に接続する固定部を有する構造であり、さらには、
一連に延在した引っ掛かり部を有する構造である。ま
た、この引っ掛かり部の大きさとしては、出力リード線
の径より大きい幅を有し、ゴム弾性体あるいは発泡体に
引っかかる大きさでなければならない。
【0018】また、引っ掛かり部の形状として特に限定
はないが、ゴム弾性体あるいは発泡体に引っ掛る時にそ
れらを傷つけないように、それらとの接触面積が大きい
構造であることが好ましく、例えば、接続・固定部より
一連に延出した円錐形状であることが好ましい。また、
出力リード線の芯線を電気的に接続する方法としては、
芯線かしめ部を設けて芯線をかしめ接続する方法が好ま
しいが、半田、溶接などの接続方法も使用できる。ま
た、この引っ掛かり部としては、塩化ビニル樹脂やポリ
アミド樹脂などで同形状に形成されたキャップを接続・
固定部に被嵌することにより形成してもよい。また、固
定部は確実な固定のために丸形状が好ましいが、これに
限るものではない。また、引っ掛かり部の形状として
は、以下に示す各実施例のものに限られず、例えば、図
11及び図12に示すような形状を採ることもできる。
はないが、ゴム弾性体あるいは発泡体に引っ掛る時にそ
れらを傷つけないように、それらとの接触面積が大きい
構造であることが好ましく、例えば、接続・固定部より
一連に延出した円錐形状であることが好ましい。また、
出力リード線の芯線を電気的に接続する方法としては、
芯線かしめ部を設けて芯線をかしめ接続する方法が好ま
しいが、半田、溶接などの接続方法も使用できる。ま
た、この引っ掛かり部としては、塩化ビニル樹脂やポリ
アミド樹脂などで同形状に形成されたキャップを接続・
固定部に被嵌することにより形成してもよい。また、固
定部は確実な固定のために丸形状が好ましいが、これに
限るものではない。また、引っ掛かり部の形状として
は、以下に示す各実施例のものに限られず、例えば、図
11及び図12に示すような形状を採ることもできる。
【0019】本実施の形態で用いる太陽電池モジュール
に特に限定はないが、光起電力素子として、シリコン半
導体としては単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン
太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池などが使用で
き、化合物半導体としては、III−V族化合物太陽電
池、II−VI族化合物太陽電池、I−III-VI族化合物
太陽電池などが使用できる。特に、本発明は金属基板を
用いている太陽電池素子に好適に用いられる。本実施の
形態に使用される太陽電池モジュールは、好ましくは、
ステンレス基板上に成膜されたアモルファスシリコン太
陽電池を使用した太陽電池モジュールであり、太陽電池
モジュールの表面保護材に耐候性透明フィルムを用い、
かつ、充填材で充填保持され、裏面補強材に金属屋根に
使用されるような金属鋼板を用いたものである。
に特に限定はないが、光起電力素子として、シリコン半
導体としては単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン
太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池などが使用で
き、化合物半導体としては、III−V族化合物太陽電
池、II−VI族化合物太陽電池、I−III-VI族化合物
太陽電池などが使用できる。特に、本発明は金属基板を
用いている太陽電池素子に好適に用いられる。本実施の
形態に使用される太陽電池モジュールは、好ましくは、
ステンレス基板上に成膜されたアモルファスシリコン太
陽電池を使用した太陽電池モジュールであり、太陽電池
モジュールの表面保護材に耐候性透明フィルムを用い、
かつ、充填材で充填保持され、裏面補強材に金属屋根に
使用されるような金属鋼板を用いたものである。
【0020】それは例えば、折版形状、瓦棒形状、横葺
き形状に成形することができる。アモルファスシリコン
太陽電池は、フィルム基板や導電性基板上に薄膜で形成
することができるため、太陽電池自体を軽量にすること
が可能であり、建材として使用する際有効である。特
に、導電性基板を基板に用いたアモルファスシリコン太
陽電池は、構造的な強度が強く、しかも、可曲性を有す
るため、形状自由度が高く、いろいろな屋根形状や壁形
状に対応することができる。上記太陽電池モジュールは
非受光面側に出力取出しのための端子箱、あるいは先端
に防水コネクタが設けられたケーブルが取り出される出
力リード線取出し構造を有することが多く、出力リード
線同士で端子箱を接続するあるいは防水コネクタ同士を
接続することにより、それらを複数枚接続し太陽電池ア
レイを構成する。
き形状に成形することができる。アモルファスシリコン
太陽電池は、フィルム基板や導電性基板上に薄膜で形成
することができるため、太陽電池自体を軽量にすること
が可能であり、建材として使用する際有効である。特
に、導電性基板を基板に用いたアモルファスシリコン太
陽電池は、構造的な強度が強く、しかも、可曲性を有す
るため、形状自由度が高く、いろいろな屋根形状や壁形
状に対応することができる。上記太陽電池モジュールは
非受光面側に出力取出しのための端子箱、あるいは先端
に防水コネクタが設けられたケーブルが取り出される出
力リード線取出し構造を有することが多く、出力リード
線同士で端子箱を接続するあるいは防水コネクタ同士を
接続することにより、それらを複数枚接続し太陽電池ア
レイを構成する。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるも
のではない。 [実施例1]図1に、本発明の実施例1における出力リ
ード線取り出し構造の概略図を示す。また、図4(a)
に本実施例で用いられる接続・固定部材の概略図を、ま
た図4(b)にその断面図を示す。本実施例で用いられ
る接続・固定部材は固定部と芯線かしめ部、また芯線か
しめ部の芯線挿入方向に一連に延在する円錐部とから構
成されている。
が、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるも
のではない。 [実施例1]図1に、本発明の実施例1における出力リ
ード線取り出し構造の概略図を示す。また、図4(a)
に本実施例で用いられる接続・固定部材の概略図を、ま
た図4(b)にその断面図を示す。本実施例で用いられ
る接続・固定部材は固定部と芯線かしめ部、また芯線か
しめ部の芯線挿入方向に一連に延在する円錐部とから構
成されている。
【0022】また、図5に本実施例の出力リード線取り
出し構造の作成方法の概略図を示す。ここでその作成方
法について図5を用いて詳細に説明する。まず、出力リ
ード線501の端部511を中空構造体503の側壁に
挿設されたゴム弾性体504に挿通する(図5
(a))。つぎに、そのまま、出力リード線501を作
業可能な長さ分だけ中空構造体内部方向にひきこみ、端
部511よりシース及び絶縁体512を皮剥ぎし(図5
(b))、図1に示すものと同じ接続・固定部材505
を芯線506にかしめる(図5(c))。さらにその接
続・固定部材505をかしめた出力リード線501を中
空構造体503外部方向に引き戻す(図5(d))。
出し構造の作成方法の概略図を示す。ここでその作成方
法について図5を用いて詳細に説明する。まず、出力リ
ード線501の端部511を中空構造体503の側壁に
挿設されたゴム弾性体504に挿通する(図5
(a))。つぎに、そのまま、出力リード線501を作
業可能な長さ分だけ中空構造体内部方向にひきこみ、端
部511よりシース及び絶縁体512を皮剥ぎし(図5
(b))、図1に示すものと同じ接続・固定部材505
を芯線506にかしめる(図5(c))。さらにその接
続・固定部材505をかしめた出力リード線501を中
空構造体503外部方向に引き戻す(図5(d))。
【0023】この際、接続・固定部材505の芯線かし
め部507が芯線挿入方向(出力リード線引き戻し方
向)に向けて円錐部508を有しているために出力リー
ド線501を戻す加減を誤っても該円錐部508がゴム
弾性体504に引っ掛かり、出力リード線501が中空
構造体503より抜け出ることを防止できる。その後、
所定の位置にて接続・固定部材505の固定部509を
中空構造体503にねじ510で固定し(図5
(e))、出力リード線取り出し構造を完成する。ま
た、この場合、固定部509から円錐部端面513まで
の距離Xをゴム弾性体504から固定部509までの距
離Yと概略同じになるように設計しておくことにより、
接続・固定部の固定作業性を向上することもできる。
め部507が芯線挿入方向(出力リード線引き戻し方
向)に向けて円錐部508を有しているために出力リー
ド線501を戻す加減を誤っても該円錐部508がゴム
弾性体504に引っ掛かり、出力リード線501が中空
構造体503より抜け出ることを防止できる。その後、
所定の位置にて接続・固定部材505の固定部509を
中空構造体503にねじ510で固定し(図5
(e))、出力リード線取り出し構造を完成する。ま
た、この場合、固定部509から円錐部端面513まで
の距離Xをゴム弾性体504から固定部509までの距
離Yと概略同じになるように設計しておくことにより、
接続・固定部の固定作業性を向上することもできる。
【0024】この点を更に説明すると、出力リード線取
り出し構造を作成する場合、出力リード線を挿入し、出
力リード線の端部に接続・固定部材を電気的に接続し、
出力リード線を引き戻して、所定の場所に接続・固定部
材を固定する、という工程からなっている。これを効率
的に作業を行うためには、出力リード線を中空構造体外
部に引き戻す時に、接続・固定部材の固定部が速やかに
所定の固定場所に来ることが望ましい。そこで、上記距
離Xを距離Yと概略等しくしておけば、出力リード線を
引き戻して固定する位置は、単純に引っ掛かり部がゴム
弾性体に当たるまでとすれば良く、これによって、一
層、作業性を向上させることが可能となる。
り出し構造を作成する場合、出力リード線を挿入し、出
力リード線の端部に接続・固定部材を電気的に接続し、
出力リード線を引き戻して、所定の場所に接続・固定部
材を固定する、という工程からなっている。これを効率
的に作業を行うためには、出力リード線を中空構造体外
部に引き戻す時に、接続・固定部材の固定部が速やかに
所定の固定場所に来ることが望ましい。そこで、上記距
離Xを距離Yと概略等しくしておけば、出力リード線を
引き戻して固定する位置は、単純に引っ掛かり部がゴム
弾性体に当たるまでとすれば良く、これによって、一
層、作業性を向上させることが可能となる。
【0025】また、本実施例の場合は、出力リード線取
り出し構造の蓋部111の周縁に防水用のゴム112を
設けてあり、出力リード線固定後に蓋部111をねじど
めすることにより、出力リード線取り出し部の防水性を
保つことができる。また、さらに本実施例で用いられる
ゴム弾性体601は中空構造体内面にひっかかるつば部
602と中空構造体外面にひっかかるつば部603を有
し、中空構造体の開口部と接する部分に2つの凸部60
4を有し、その反対側の出力リード線と接する部分に3
つの凸部605を有する構造である。
り出し構造の蓋部111の周縁に防水用のゴム112を
設けてあり、出力リード線固定後に蓋部111をねじど
めすることにより、出力リード線取り出し部の防水性を
保つことができる。また、さらに本実施例で用いられる
ゴム弾性体601は中空構造体内面にひっかかるつば部
602と中空構造体外面にひっかかるつば部603を有
し、中空構造体の開口部と接する部分に2つの凸部60
4を有し、その反対側の出力リード線と接する部分に3
つの凸部605を有する構造である。
【0026】つぎに、中空構造体のゴム弾性体を挿設す
る開口部、ゴム弾性体、出力リード線の寸法関係につい
て示す。本発明の圧着端子およびそれを用いた出力リー
ド線取出し構造の特性としては防水性が非常に重要であ
り、これらの寸法関係が重要な要素となる。具体的には
圧着端子の円錐部底面の径を約7mm、出力リード線の
仕上げ外径を約6.4mm、ゴム弾性体を挿設する開口
部の径を8mm、ゴム弾性体の端子箱の開口部と接する
部分同士の径φ1(図6に図示)を8mm、ゴム弾性体
の出力リード線と接する部分同士の径φ2(図6に図
示)を6mmとすることにより、要求を満足する(JI
S防水保護等級7級)ことができた。
る開口部、ゴム弾性体、出力リード線の寸法関係につい
て示す。本発明の圧着端子およびそれを用いた出力リー
ド線取出し構造の特性としては防水性が非常に重要であ
り、これらの寸法関係が重要な要素となる。具体的には
圧着端子の円錐部底面の径を約7mm、出力リード線の
仕上げ外径を約6.4mm、ゴム弾性体を挿設する開口
部の径を8mm、ゴム弾性体の端子箱の開口部と接する
部分同士の径φ1(図6に図示)を8mm、ゴム弾性体
の出力リード線と接する部分同士の径φ2(図6に図
示)を6mmとすることにより、要求を満足する(JI
S防水保護等級7級)ことができた。
【0027】このように、本実施例1のように構成され
る接続・固定部材およびそれを用いた出力リード線の取
出し構造では、出力リード線を中空構造体外部に引き出
す際に円錐部がゴム弾性体に引っ掛かり、外部に抜け出
すことがなくなるため、著しく作業性を向上させること
ができると共に、防水信頼性を向上させることができ
る。また、出力リード線にかしめられた接続・固定部材
の固定部と円錐部端面の距離をゴム弾性体と固定部の距
離とおおよそ同じにしておくことにより接続・固定部材
の接続作業性を向上させることができる。
る接続・固定部材およびそれを用いた出力リード線の取
出し構造では、出力リード線を中空構造体外部に引き出
す際に円錐部がゴム弾性体に引っ掛かり、外部に抜け出
すことがなくなるため、著しく作業性を向上させること
ができると共に、防水信頼性を向上させることができ
る。また、出力リード線にかしめられた接続・固定部材
の固定部と円錐部端面の距離をゴム弾性体と固定部の距
離とおおよそ同じにしておくことにより接続・固定部材
の接続作業性を向上させることができる。
【0028】[実施例2]図7に、本発明の実施例2の
接続・固定部材を使用した出力リード線取出しユニット
の断面図を示す。本実施例による出力リード線取り出し
ユニットは、接続・固定部材の外形、中空構造体の外
形、ゴム弾性体の代わりに発泡体を中空構造体に貼着し
ている以外は、実施例1の出力リード線取り出し構造
と、基本的には差異のないものである。
接続・固定部材を使用した出力リード線取出しユニット
の断面図を示す。本実施例による出力リード線取り出し
ユニットは、接続・固定部材の外形、中空構造体の外
形、ゴム弾性体の代わりに発泡体を中空構造体に貼着し
ている以外は、実施例1の出力リード線取り出し構造
と、基本的には差異のないものである。
【0029】また、その作成方法についてもほぼ同様で
あり、実施例1と同様に、接続・固定部材705をかし
めた出力リード線701を中空構造体703の外部方向
に引き戻す際、接続・固定部材705の芯線かしめ部7
07が電線挿入方向に向けて円錐部708を有している
ために出力リード線701を戻す力を誤っても該円錐部
708が発泡体704に引っ掛かり、出力リード線70
1が中空構造体703より抜け出ることを防止すること
ができる。また、この場合、固定部709から円錐部端
面までの距離(X)を発泡体704から固定部709ま
での距離(Y)と概略同じに設計しておくことにより、
接続・固定部材の固定の作業性を向上することもでき
る。そして、その後所定の位置にて接続・固定部材70
5の固定部709を中空構造体703に超音波溶着71
0により固定する。
あり、実施例1と同様に、接続・固定部材705をかし
めた出力リード線701を中空構造体703の外部方向
に引き戻す際、接続・固定部材705の芯線かしめ部7
07が電線挿入方向に向けて円錐部708を有している
ために出力リード線701を戻す力を誤っても該円錐部
708が発泡体704に引っ掛かり、出力リード線70
1が中空構造体703より抜け出ることを防止すること
ができる。また、この場合、固定部709から円錐部端
面までの距離(X)を発泡体704から固定部709ま
での距離(Y)と概略同じに設計しておくことにより、
接続・固定部材の固定の作業性を向上することもでき
る。そして、その後所定の位置にて接続・固定部材70
5の固定部709を中空構造体703に超音波溶着71
0により固定する。
【0030】また、本実施例の出力リード線取り出しユ
ニットは、図8に示すように、太陽電池モジュール80
1に好適に用いられるものであり、リード線を太陽電池
素子に電気的に接続した後、出力リード線取り出しユニ
ット802、803を太陽電池モジュールに貼着あるい
は接着し、端子箱内部に充填剤を充填し、蓋をして太陽
電池モジュールの出力リード線取出し部を形成する。
ニットは、図8に示すように、太陽電池モジュール80
1に好適に用いられるものであり、リード線を太陽電池
素子に電気的に接続した後、出力リード線取り出しユニ
ット802、803を太陽電池モジュールに貼着あるい
は接着し、端子箱内部に充填剤を充填し、蓋をして太陽
電池モジュールの出力リード線取出し部を形成する。
【0031】このように、本実施例2のように構成され
る圧着端子およびそれを用いた出力リード線の取出しユ
ニットでは、出力リード線を中空構造体外部に引き出す
際に円錐部がゴム弾性体に引っ掛かり、外部に抜け出す
ことがなくなるため、著しく作業性を向上させることが
できると共に、防水信頼性を向上させることができる。
また、出力リード線にかしめられた接続・固定部材の固
定部と円錐部端面との距離を発泡体と固定部の距離とお
およそ同じ設計にしておくことにより圧着端子の接続作
業性を向上せることができる。
る圧着端子およびそれを用いた出力リード線の取出しユ
ニットでは、出力リード線を中空構造体外部に引き出す
際に円錐部がゴム弾性体に引っ掛かり、外部に抜け出す
ことがなくなるため、著しく作業性を向上させることが
できると共に、防水信頼性を向上させることができる。
また、出力リード線にかしめられた接続・固定部材の固
定部と円錐部端面との距離を発泡体と固定部の距離とお
およそ同じ設計にしておくことにより圧着端子の接続作
業性を向上せることができる。
【0032】[実施例3]図9(a)に本発明の実施例
3で使用する接続・固定部材の概略図を、また図9
(b)にその断面図を示す。また、図10は出力リード
線取り出し構造の概略図である。図9において、901
は接続・固定部材、902は芯線かしめ部、903は固
定部、904は芯線かしめ部902と固定部903の間
に芯線かしめ部902から一連に延出した円錐部であ
る。
3で使用する接続・固定部材の概略図を、また図9
(b)にその断面図を示す。また、図10は出力リード
線取り出し構造の概略図である。図9において、901
は接続・固定部材、902は芯線かしめ部、903は固
定部、904は芯線かしめ部902と固定部903の間
に芯線かしめ部902から一連に延出した円錐部であ
る。
【0033】また、図10において、1001は出力リ
ード線、1002はリード線、1003は中空構造体、
1004はゴム弾性体、1005は接続・固定部材であ
る。また、1006は芯線、1007は芯線かしめ部、
1008は円錐部、1009は固定部、1010はね
じ、1011は蓋部、1012は防水ゴム、1013は
突き当て板である。
ード線、1002はリード線、1003は中空構造体、
1004はゴム弾性体、1005は接続・固定部材であ
る。また、1006は芯線、1007は芯線かしめ部、
1008は円錐部、1009は固定部、1010はね
じ、1011は蓋部、1012は防水ゴム、1013は
突き当て板である。
【0034】本実施例は、本発明の出力リード線取り出
し構造を用い、それを具備した太陽電池モジュールを作
成し、さらに出力リード線により、その太陽電池モジュ
ールを複数枚接続して太陽電池アレイを構成するもので
ある。本実施例で用いられる出力リード線取り出し構造
は、図10に図示するように、接続・固定部材の構造
が、該芯線かしめ部1007と固定部1009の間に芯
線かしめ部から一連に延出した円錐部1008を設けた
点で異なっていることと、中空構造体1003の内部に
接続・固定部材円錐部の突き当て板1013を設ける以
外は、基本的には実施例1と差異のないものである。
し構造を用い、それを具備した太陽電池モジュールを作
成し、さらに出力リード線により、その太陽電池モジュ
ールを複数枚接続して太陽電池アレイを構成するもので
ある。本実施例で用いられる出力リード線取り出し構造
は、図10に図示するように、接続・固定部材の構造
が、該芯線かしめ部1007と固定部1009の間に芯
線かしめ部から一連に延出した円錐部1008を設けた
点で異なっていることと、中空構造体1003の内部に
接続・固定部材円錐部の突き当て板1013を設ける以
外は、基本的には実施例1と差異のないものである。
【0035】本実施例では、太陽電池モジュール間を接
続するのに必要な長さのUL1015電線を準備し、U
L1015電線の片側の端について実施例1と同様に太
陽電池モジュール裏面の端子箱内部に接続・固定し、出
力リード線取り出し構造を形成し、また、もう片側の端
についても隣接する太陽電池モジュールの端子箱内部に
接続・固定する。このように、太陽電池モジュール間を
出力リード線で複数枚接続していくことにより太陽電池
アレイを構成する。
続するのに必要な長さのUL1015電線を準備し、U
L1015電線の片側の端について実施例1と同様に太
陽電池モジュール裏面の端子箱内部に接続・固定し、出
力リード線取り出し構造を形成し、また、もう片側の端
についても隣接する太陽電池モジュールの端子箱内部に
接続・固定する。このように、太陽電池モジュール間を
出力リード線で複数枚接続していくことにより太陽電池
アレイを構成する。
【0036】本実施例のように構成される出力リード線
の取出し構造、さらにそれを用いた太陽電池アレイで
は、出力リード線を中空構造体外部に引き出す際に円錐
部が中空構造体内部の突き当て板に引っ掛かり、外部に
抜け出すことがなくなるため、著しく作業性を向上させ
ることができる。また、出力リード線にかしめられた接
続・固定部材の円錐部端面と固定部の距離をゴム弾性体
と固定部の距離とおおよそ同じにしておくことにより、
接続・固定部材の固定作業性を、一層、向上させること
が可能となる。
の取出し構造、さらにそれを用いた太陽電池アレイで
は、出力リード線を中空構造体外部に引き出す際に円錐
部が中空構造体内部の突き当て板に引っ掛かり、外部に
抜け出すことがなくなるため、著しく作業性を向上させ
ることができる。また、出力リード線にかしめられた接
続・固定部材の円錐部端面と固定部の距離をゴム弾性体
と固定部の距離とおおよそ同じにしておくことにより、
接続・固定部材の固定作業性を、一層、向上させること
が可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、中空構造体に設けられたゴム弾性体あるいは発泡体
を介して該中空構造体の内部に出力リード線を挿通し、
該出力リード線の接続・固定部の接続作業を行うに際し
て、その作業性あるいは防水信頼性を向上させることが
可能な出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し
構造の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電
池モジュール、太陽電池アレイを実現することができ
る。
ば、中空構造体に設けられたゴム弾性体あるいは発泡体
を介して該中空構造体の内部に出力リード線を挿通し、
該出力リード線の接続・固定部の接続作業を行うに際し
て、その作業性あるいは防水信頼性を向上させることが
可能な出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し
構造の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電
池モジュール、太陽電池アレイを実現することができ
る。
【図1】本発明の実施例1における出力リード線取り出
し構造の概略図である。
し構造の概略図である。
【図2】従来の圧着端子の概略図である。
【図3】従来の圧着端子を出力リード線にかしめた概略
図である。
図である。
【図4】(a)は本発明の実施例1の接続・固定部材の
概略図であり、(b)はその接続・固定部材の断面図で
ある。
概略図であり、(b)はその接続・固定部材の断面図で
ある。
【図5】本発明の実施例1における出力リード線取り出
し構造の作成方法である。
し構造の作成方法である。
【図6】本発明の実施例1におけるゴム弾性体の断面図
である。
である。
【図7】本発明の実施例2の接続・固定部材を使用した
出力リード線取出しユニットの断面図である。
出力リード線取出しユニットの断面図である。
【図8】本発明の実施例2における太陽電池モジュール
の概略図である。
の概略図である。
【図9】(a)は実施例3における接続・固定部材の概
略図であり、(b)はその接続・固定部材の断面図であ
る。
略図であり、(b)はその接続・固定部材の断面図であ
る。
【図10】本発明の実施例3における出力リード線取り
出し構造の概略図である。
出し構造の概略図である。
【図11】本発明の実施の形態における接続・固定部材
の一例である。
の一例である。
【図12】本発明の実施の形態における接続・固定部材
の一例である。
の一例である。
101:出力リード線 102:リード線 103:中空構造体 104:ゴム弾性体 105:接続・固定部材 106:芯線 107:芯線かしめ部 108:円錐部 109:固定部 110:ねじ 111:蓋部 112:防水用のゴム 201:圧着端子 202:芯線かしめ部 203:固定部 301:圧着端子 302:固定部 303:芯線 304:芯線かしめ部 305:出力リード線 401:接続・固定部材 402:芯線かしめ部 403:固定部 404:円錐部 501:出力リード線 502:リード線 503:中空構造体 504:ゴム弾性体 505:接続・固定部材 506:芯線 507:芯線かしめ部 508:円錐部 509:固定部 510:ねじ 511:端部 512:絶縁体とシース 513:円錐部端面 601:ゴム弾性体 602:中空構造体内壁に接するつば状部 603:中空構造体外壁に接するつば状部 604:端子箱貫通孔に接する凸部 605:出力リード線に接する凸部 701:出力リード線 702:リード線 703:中空構造体 704:発泡体 705:接続・固定部材 706:芯線 707:芯線かしめ部 708:円錐部 709:固定部 710:超音波溶着部 801:太陽電池モジュール 802、803:出力リード線取り出しユニット 901:接続・固定部材 902:芯線かしめ部 903:固定部 904:円錐部 1001:出力リード線 1002:リード線 1003:中空構造体 1004:ゴム弾性体 1005:接続・固定部材 1006:芯線 1007:芯線かしめ部 1008:円錐部 1009:固定部 1010:ねじ 1011:蓋部 1012:防水ゴム 1013:突き当て板 1101:接続・固定部材 1102:芯線かしめ部 1103:固定部 1104:引っ掛かり部 1201:接続・固定部材 1202:芯線かしめ部 1203:固定部 1204:引っ掛かり部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 直規 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4E352 AA05 AA06 AA18 BB19 CC02 CC12 CC22 CC33 CC52 CC53 CC54 CC56 DD05 DD09 DR02 DR14 DR26 DR40 EE01 GG04 GG12 5F051 AA05 BA03 BA18 EA17 JA08 JA20
Claims (20)
- 【請求項1】出力リード線を、中空構造体に設けられた
ゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部
に挿通し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構
造体の内部で接続・固定部材によって電気的に接続する
と共に機械的に固定した構成を有する出力リード線取出
し構造において、 前記接続・固定部材が、前記ゴム弾性体あるいは発泡体
側に出力リード線の径より大きい幅部の形成された引っ
掛かり部を有することを特徴とする出力リード線取り出
し構造。 - 【請求項2】前記引っ掛かり部が、一連に延在した引っ
掛かり形状部を有し、該引っ掛かり形状部の該ゴム弾性
体あるいは発泡体側に形成された面の最も幅の広い部分
の長さが、該出力リード線の径より大きいことを特徴と
する請求項1に記載の出力リード線取り出し構造。 - 【請求項3】前記一連に延在した引っ掛かり形状部が、
前記ゴム弾性体あるいは発泡体側に最も幅の広い面を有
する円錐部によって形成されていることを特徴とする請
求項2に記載の出力リード線取り出し構造。 - 【請求項4】前記接続・固定部材は、前記中空構造体の
出力リード線の挿通側に形成された該出力リード線を電
気的に接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部
の前記出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出
力リード線の先端を機械的に固定するための固定部と、
該芯線かしめ部の前記出力リード線の挿通側に形成され
た円錐部と、を有することを特徴とする請求項3に記載
の出力リード線取り出し構造。 - 【請求項5】前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・
固定部材の該出力リード線の先端を機械的に固定するた
めの固定部の距離と、前記ゴム弾性体あるいは発泡体と
前記接続・固定部材の該出力リード線の先端を機械的に
固定するための固定部までの距離とが、略同じであるこ
とを特徴とする請求項4に記載の出力リード線取り出し
構造。 - 【請求項6】前記接続・固定部材は、前記中空構造体の
出力リード線の挿通側に形成された該出力リード線を電
気的に接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ部
の前記出力リード線の挿通側と反対側に形成された該出
力リード線の先端を機械的に固定するための固定部と、
該芯線かしめ部と固定部の中間に形成された円錐部と、
を有することを特徴とする請求項3に記載の出力リード
線取り出し構造。 - 【請求項7】前記中空構造体が、その内部に前記芯線か
しめ部と固定部の中間に形成された円錐部の突き当て板
部を有することを特徴とする請求項6に記載の出力リー
ド線取り出し構造。 - 【請求項8】前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続・
固定部材の該出力リード線の先端を機械的に固定するた
めの固定部の距離と、突き当て板部と前記接続・固定部
材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための固
定部までの距離とが、略同じであることを特徴とする請
求項7に記載の出力リード線取り出し構造。 - 【請求項9】出力リード線を、中空構造体に設けられた
ゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部
に挿通し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構
造体の内部で電気的に接続すると共に機械的に固定する
ようにした出力リード線取出し構造の形成方法におい
て、 前記中空構造体の内部へ前記出力リード線の一端部を挿
通し、該挿通した出力リード線の一端部を皮剥ぎし、露
出した芯線を接続・固定するに際して、前記ゴム弾性体
あるいは発泡体側に前記出力リード線の径より大きい幅
部の引っ掛かり部を有する接続・固定部材を用い、該接
続・固定部材に設けられた接続部に電気的に接続した
後、該出力リード線を該中空構造体外部方向に引き戻
し、該接続・固定部材に設けられた固定部を該中空構造
体内部で機械的に固定し、または電気的に接続すること
を特徴とする出力リード線取出し構造の形成方法。 - 【請求項10】前記引っ掛かり部が、一連に延在した引
っ掛かり形状部を有し、該引っ掛かり形状部の該ゴム弾
性体あるいは発泡体側に形成された面の最も幅の広い部
分の長さが、該出力リード線の径より大きいことを特徴
とする請求項9に記載の出力リード線取出し構造の形成
方法。 - 【請求項11】前記一連に延在した引っ掛かり形状部
が、前記ゴム弾性体あるいは発泡体側に最も幅の広い面
を有する円錐部によって形成されていることを特徴とす
る請求項10に記載の出力リード線取出し構造の形成方
法。 - 【請求項12】前記接続・固定部材は、前記中空構造体
の出力リード線の挿通側に形成された該出力リード線を
電気的に接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ
部の前記出力リード線の挿通側と反対側に形成された該
出力リード線の先端を機械的に固定するための固定部
と、該芯線かしめ部の前記出力リード線の挿通側に形成
された円錐部と、を有することを特徴とする請求項11
に記載の出力リード線取出し構造の形成方法。 - 【請求項13】前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続
・固定部材の該出力リード線の先端を機械的に固定する
ための固定部の距離と、前記ゴム弾性体あるいは発泡体
と前記接続・固定部材の該出力リード線の先端を機械的
に固定するための固定部までの距離とが、略同じである
ことを特徴とする請求項12に記載の出力リード線取出
し構造の形成方法。 - 【請求項14】前記接続・固定部材は、前記中空構造体
の出力リード線の挿通側に形成された該出力リード線を
電気的に接続するための芯線かしめ部と、該芯線かしめ
部の前記出力リード線の挿通側と反対側に形成された該
出力リード線の先端を機械的に固定するための固定部
と、該芯線かしめ部と固定部の中間に形成された円錐部
と、を有することを特徴とする請求項11に記載の出力
リード線取出し構造の形成方法。 - 【請求項15】前記中空構造体が、その内部に前記芯線
かしめ部と固定部の中間に形成された円錐部の突き当て
板部を有することを特徴とする請求項14に記載の出力
リード線取出し構造の形成方法。 - 【請求項16】前記円錐部の最も幅の広い面と前記接続
・固定部材の該出力リード線の先端を機械的に固定する
ための固定部の距離と、突き当て板部と前記接続・固定
部材の該出力リード線の先端を機械的に固定するための
固定部までの距離とが、略同じであることを特徴とする
請求項15に記載の出力リード線取出し構造の形成方
法。 - 【請求項17】出力リード線の一方の端部が中空構造体
の内部に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部
を該中空構造体内部で電気的に接続するようにした出力
リード線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の
他方の端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユ
ニットにおいて、 前記出力リード線取出し構造が、請求項1〜8のいずれ
か1項に記載の出力リード線取出し構造、または請求項
9〜16のいずれか1項に記載の出力リード線取出し構
造の形成方法による出力リード線取出し構造によって構
成されていることを特徴とする出力リード線取出しユニ
ット。 - 【請求項18】出力リード線の一方の端部が中空構造体
の内部に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部
を該中空構造体内部で電気的に接続するようにした出力
リード線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の
他方の端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユ
ニットを備えた太陽電池モジュールにおいて、 前記出力リード線取出しユニットが、請求項17に記載
の出力リード線取出しユニットによって構成されている
ことを特徴とする太陽電池モジュール。 - 【請求項19】出力リード線の一方の端部が中空構造体
の内部に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部
を該中空構造体内部で電気的に接続するようにした出力
リード線取出し構造を有する太陽電池モジュールにおい
て、 前記出力リード線取出し構造が、請求項1〜8のいずれ
か1項に記載の出力リード線取出し構造、または請求項
9〜16のいずれか1項に記載の出力リード線取出し構
造の形成方法による出力リード線取出し構造によって構
成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。 - 【請求項20】複数の太陽電池モジュールを電気接続し
てなる太陽電池アレイにおいて、前記太陽電池モジュー
ルを請求項18または請求項19に記載の太陽電池モジ
ュールによって構成したことを特徴とする太陽電池アレ
イ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000367926A JP2002171082A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | 出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池アレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000367926A JP2002171082A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | 出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池アレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002171082A true JP2002171082A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18838268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000367926A Pending JP2002171082A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | 出力リード線取出し構造及び出力リード線取出し構造の形成方法、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池アレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002171082A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006117895A1 (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Yukita Electric Wire Co., Ltd. | 太陽電池モジュール用端子ボックス |
JP2009245759A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Mitsubishi Electric Corp | 電気配線の抜け防止構造 |
JP2009278146A (ja) * | 2009-08-28 | 2009-11-26 | Yukita Electric Wire Co Ltd | 太陽電池モジュール用端子ボックス |
JP2010118394A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Yukita Electric Wire Co Ltd | 太陽電池モジュール用端子ボックス |
WO2011145195A1 (ja) * | 2010-05-20 | 2011-11-24 | 行田電線株式会社 | 太陽電池モジュール用端子ボックス |
-
2000
- 2000-12-04 JP JP2000367926A patent/JP2002171082A/ja active Pending
Cited By (6)
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