JP2002164671A - 出力リード線取出し構造の形成方法及び出力リード線取出し構造、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池アレイ - Google Patents

出力リード線取出し構造の形成方法及び出力リード線取出し構造、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池アレイ

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JP2002164671A
JP2002164671A JP2000361297A JP2000361297A JP2002164671A JP 2002164671 A JP2002164671 A JP 2002164671A JP 2000361297 A JP2000361297 A JP 2000361297A JP 2000361297 A JP2000361297 A JP 2000361297A JP 2002164671 A JP2002164671 A JP 2002164671A
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lead wire
cap
wire
hollow structure
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Fumitaka Toyomura
文隆 豊村
Nobuyoshi Takehara
信善 竹原
Naoki Manabe
直規 真鍋
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Canon Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】出力リード線を、中空構造体に設けられたゴム
弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部に挿
通するに際して、作業性あるいは防水信頼性を向上させ
ることができ、コストの低減化を図ることが可能な出力
リード線取出し構造の形成方法及び出力リード線取出し
構造等を提供する。 【解決手段】出力リード線を、中空構造体に設けられた
ゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部
に挿通し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構
造体内部で電気的に接続するようにした出力リード線取
出し構造またはその形成方法において、前記出力リード
線を前記中空構造体の内部へ挿通するに際し、該出力リ
ード線の一端部の芯線を皮剥によって露出させ、該露出
した芯線にキャップを覆い被せて挿通するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力リード線取出
し構造の形成方法及び出力リード線取出し構造、出力リ
ード線取出しユニット、太陽電池モジュール、太陽電池
アレイに関し、特に、出力リード線をゴム弾性体あるい
は発泡体に挿通してなる出力リード線取出し構造の改善
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題への関心の高まりから太
陽電池が注目を浴び、関連分野についての研究開発が盛
んに行われている。太陽電池モジュールは一般的にその
非受光面側に端子箱(持開平9−92865号公報)
か、あるいは先端にコネクタを有する端子箱ユニット
(特開平9−186471号公報)を具備するものが多
い。
【0003】これらの端子箱あるいは端子箱ユニット
は、太陽電池モジュールの過酷な使用条件に長年耐え、
性能が維持できるように、JIS防水保護等級7級(J
ISC 0920)などの高い防水性能が要求されてい
る。よって、当然ながら出力リード線の取出し口にも同
様な防水性が要求され、ゴム弾性体や発泡体にリード線
を挿入する構造(特登録2868715号)や、エスシ
ーロック(商標)などのケーブルコネクタを用いる構
造、接着・充填剤により隙間を埋める構造などが実用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の出力
リード線の取出し口の防水性を保つための方法として、
ゴム弾性体や発泡体にリード線を挿入する構造が作業
性、コストの面で多く使用されているが、この構造には
以下のような問題点があった。 ・出力リード線を挿通する際に、ゴム弾性体あるいは発
泡体に芯線が引っ掛かり作業性が悪くなる。 ・出力リード線を挿通する際に、ゴム弾性体あるいは発
泡体に芯線が引っ掛かり、ゴム弾性体あるいは発泡体に
傷をつけて防水性が損なわれる。 ・出力リード線を挿通する際に、出力リード線の絶縁被
覆部がゴム弾性体あるいは発泡体に引っ掛かり作業性が
悪くなる。特に、出力リード線にCVケーブルを用いた
場合は、シースが絶縁体よりずれ作業性が著しく悪くな
る。 ・出力リード線を挿通する際に、ゴム弾性体あるいは発
泡体に芯線が引っ掛かり、芯線が曲がったり、折れたり
して、圧着端子のかしめ、あるいは螺子どめなどの接続
前に手直しが必要になり、作業性が悪くなる。 ・芯線に圧着端子をかしめた出力リード線を挿通する際
に圧着端子のエッジあるいはかしめられた芯線が引っ掛
かり、ゴム弾性体あるいは発泡体に傷をつけて防水性が
損なわれる。
【0005】そこで、本発明は、出力リード線を、中空
構造体に設けられたゴム弾性体あるいは発泡体を介して
該中空構造体の内部に挿通するに際して、作業性あるい
は防水信頼性を向上させることができ、コストの低減化
を図ることが可能な出力リード線取出し構造の形成方法
及び出力リード線取出し構造、出力リード線取出しユニ
ット、太陽電池モジュール、太陽電池アレイを提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手投】本発明は、上記課題を解
決するために、つぎの(1)〜(16)のように構成し
た出力リード線取出し構造の形成方法及び出力リード線
取出し構造、出力リード線取出しユニット、太陽電池モ
ジュール、太陽電池アレイを提供するものである。 (1)出力リード線を、中空構造体に設けられたゴム弾
性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部に挿通
し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構造体内
部で電気的に接続するようにした出力リード線取出し構
造の形成方法において、前記出力リード線を前記中空構
造体の内部へ挿通するに際し、該出力リード線の一端部
の芯線を皮剥によって露出させ、該露出した芯線にキャ
ップを覆い被せて挿通することを特徴とする出力リード
線取出し構造の形成方法。 (2)前記キャップは、前記芯線を挿入するための開口
部を有し、該開口部から該芯線を挿入する先端部方向に
かけて同心円状に小さくなる外形状に形成されているこ
とを特徴とする上記(1)に記載の出力リード線取出し
構造の形成方法。 (3)前記キャップは、前記芯線を挿入するための前記
出力リード線の外径より大きい外径の開口部を有し、該
開口部から該芯線を挿入する先端部方向にかけて同心円
状に小さくなる外形状に形成されると共に、前記キャッ
プの先端部に前記芯線を挿入するための開口が形成され
ていることを特徴とする上記(1)に記載の出力リード
線取出し構造の形成方法。 (4)前記キャップは、前記芯線を挿入するための開口
部を有する所定長さの筒状部を備え、該筒状部に連接し
て外径が同心円状に小さくなる外形状の先端部が形成さ
れていることを特徴とする上記(1)に記載の出力リー
ド線取出し構造の形成方法。 (5)前記キャップを前記露出した芯線に覆い被せ、前
記出力リード線を前記中空構造体の内部に挿通した後、
該キャップを該露出した芯線から外して、中空構造体内
部で電気的に接続することを特徴とする上記(1)〜
(4)のいずれかに記載の出力リード線取出し構造の形
成方法。 (6)前記キャップを前記露出した芯線に覆い被せる前
に、該露出した芯線に圧着端子をかしめ、該かしめられ
た圧着端子に該キャップを覆い被せて前記出力リード線
を前記中空構造体の内部に挿通した後、該キャップを該
露出した芯線から外して、中空構造体内部で電気的に接
続することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか
に記載の出力リード線取出し構造の形成方法。 (7)上記(3)に記載のキャップを前記露出した芯線
に覆い被せ、前記出力リード線を前記中空構造体の内部
に挿通した後、該キャップを該露出した芯線に覆い被せ
た状態で、中空構造体内部で電気的に接続することを特
徴とする出力リード線取出し構造の形成方法。 (8)出力リード線を、中空構造体に設けられたゴム弾
性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部に挿通
し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構造体内
部で電気的に接続した構成を有する出力リード線取出し
構造において、前記出力リード線を前記中空構造体の内
部へ挿通するに際し、該出力リード線の一端部の芯線を
皮剥によって露出させ、該露出した芯線にキャップを覆
い被せて挿通することによって構成されていることを特
徴とする出力リード線取出し構造。 (9)前記キャップは、前記芯線を挿入するための開口
部を有し、該開口部から該芯線を挿入する先端部方向に
かけて同心円状に小さくなる外形状を備えていることを
特徴とする上記(8)に記載の出力リード線取出し構
造。 (10)前記キャップは、前記芯線を挿入するための前
記出力リード線の外径より大きい外径の開口部を有し、
該開口部から該芯線を挿入する先端部方向にかけて同心
円状に小さくなる外形状に形成されると共に、前記キャ
ップの先端部に前記芯線を挿入するための開口が形成さ
れた構成を有することを特徴とする上記(8)に記載の
出力リード線取出し構造。 (11)前記キャップは、前記芯線を挿入するための開
口部を有する所定長さの筒状部を備え、該筒状部に連接
して外径が同心円状に小さくなる外形状に形成した先端
部を有することを特徴とする上記(8)に記載の出力リ
ード線取出し構造。 (12)前記中空構造体に設けられたゴム弾性体は、該
中空構造体への取り付け部及び出力リード線の挿通部
に、水密構造を有することを特徴とする上記(8)〜
(11)のいずれかに記載の出力リード線取出し構造。 (13)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の他方の
端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユニット
において、前記出力リード線取出し構造が、上記(1)
〜(7)のいずれかに記載の出力リード線取出し構造の
形成方法による出力リード線取出し構造、または上記
(8)〜(12)のいずれかに記載の出力リード線取出
し構造によって構成されていることを特徴とする出力リ
ード線取出しユニット。 (14)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の他方の
端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユニット
を備えた太陽電池モジュールにおいて、前記出力リード
線取出しユニットが、上記(13)に記載の出力リード
線取出しユニットによって構成されていることを特徴と
する太陽電池モジュール。 (15)出力リード線の一方の端部が中空構造体の内部
に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部を該中
空構造体内部で電気的に接続するようにした出力リード
線取出し構造を有する太陽電池モジュールにおいて、前
記出力リード線取出し構造が、上記(1)〜(7)のい
ずれかに記載の出力リード線取出し構造の形成方法によ
る出力リード線取出し構造、または上記(8)〜(1
2)のいずれかに記載の出力リード線取出し構造によっ
て構成されていることを特徴とする太陽電池モジュー
ル。 (16)複数の太陽電池モジュールを電気接続してなる
太陽電池アレイにおいて、前記太陽電池モジュールを上
記(14)または上記(15)に記載の太陽電池モジュ
ールによって構成したことを特徴とする太陽電池アレ
イ。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態においては、
上記構成を適用することにより、出力リード線を中空構
造体に設けられたゴム弾性体あるいは発泡体を介して該
中空構造体の内部に挿通するに際して、作業性あるいは
防水信頼性を向上させることができ、コストの低減化を
図ることが可能となる。具体的には、例えば、図1に示
すように、出力リード線の一端部を皮剥ぎし、芯線を露
出した出力リード線101にキャップ102(図2はこ
のキャップの断面図)を被せ、その出力リ−ド線を中空
構造体103に挿設されたゴム弾性体104に挿通し、
出力リード線取出し構造を形成する。これにより、芯線
によりゴム弾性体あるいは発泡体が傷ついたり裂けたり
することがなくなり、作業性を向上させることができ、
また、防水信頼性を向上させることができる。また、芯
線がゴム弾性体あるいは発泡体にひっかかり、芯線自体
が曲がったり折れたりすることがなくなるため、著しく
作業性を向上させることが可能となる。また、出力リー
ド線の絶縁被覆部が、ゴム弾性体あるいは発泡体にひっ
かからなくなるため、作業性を向上させることができ
る。また、キャップを被せることにより、出力リード線
をどの辺りまで挿入すればよいかの目安ができ、作業性
を向上させることができる。したがって、これによる
と、以上のような作業性の向上によって、設置にかかる
コストを低減することができる。
【0008】つぎに、本実施の形態における出力リード
線、中空構造体、ゴム弾性体、発泡材、キャップ、太陽
電池モジュールの各構成について説明する。本実施の形
態で用いられる出力リード線は、構造としてはケーブル
構造が望ましいが、絶縁電線も使用することができる。
使用環境に応じて要求される耐熱性・耐寒性・機械的強
度・電気絶縁性・耐水性・耐油性・耐摩耗性・耐酸性・
耐アルカリ性を満足するものが使用できる。具体的に
は、各種UL絶縁電線、JIS C 3605規格の60
0Vポリエチレンケーブル(EV、EE、CV、C
E)、JIS C 3621規格の600VEPゴム絶縁
ケーブル(PN・PV)、JIS C 3342規格の
600Vビニル絶縁ビニルシース(平形)ケーブル(V
VR、VVF)、JIS C 3327規格の1種、2
種、3種または4種ゴム絶縁ゴムキャブタイヤケーブル
(1CT、2CT、3CT、4CT)、JIS C 33
27規格の2種、3種または4種ゴム絶縁クロロプレン
キャブタイヤケーブル(2RNCT、3RNCT、4R
NCT)、JIS C 3327規格の2種、3種または
4種EPゴム絶縁クロロプレンキャブタイヤケーブル
(2PNCT、3PNCT、4PNCT)あるいはJI
S C 3312規格のビニル絶縁ビニルキャブタイヤケ
ーブルなどを使用することができる。
【0009】本実施の形態で用いられる中空構造体は、
機器の出力取出し部上に設けられ、出力取出し部の保護
・絶縁・防水などの役割をになうものである。本実施の
形態、あるいは後述する実施例において端子箱とも記述
しているが、両者は同じものである。それが求められる
性能としては、耐熱性、耐湿性、耐水性、電気絶縁性、
耐寒性、耐油性、耐候性、耐衝撃性に優れたものが好ま
しい。また、出力取出し部上に強固に固定するために好
ましくは接着剤との接着性が良い材質が良い。上記の要
素を考慮にいれると中空構造体としてはプラスチックが
好ましく、難燃性などを考えると、難燃性プラスチック
やセラミックスなどが好ましい。例えば、プラスチック
としては、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタ
ール、変性PPO(PPE)、ポリエステル、ポリアリ
レート、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ナイロンなどの
樹脂、エンジニアリング・プラスチック等がある。ま
た、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなど
の熱可塑性プラスチックも使うことができる。また、耐
紫外線性向上の為に、顔料としてカーボンブラックを用
いる、あるいは紫外線を吸収する樹脂塗料を表面に塗布
することが好ましい。また、本発明で用いられる中空構
造体の構造は、少なくとも1箇所に出力リード線を挿通
するための開口部と、出力取出し部上に被せる面に開口
部と、蓋をする面に開口部を有するものである。
【0010】本実施の形態で用いられるゴム弾性体の材
質に特に限定は無いが、出力リード線のサイズに対応で
きる柔軟性と出力リード線の動きに追従し、かつ中空構
造体を形成する材質にぴったりと密着する弾性を持ち合
わせたものが好ましく、その種頼として、例えば、天然
ゴムや、SBR、NBR、ブタジエンゴム、プチルゴ
ム、クロロブレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴ
ム、フツ素ゴムなどの合成ゴムがあり、適時選択するこ
とができる。
【0011】また、本実施の形態で用いられるゴム弾性
体の形状に特に限定はないが、中空構造体の内面と外面
のそれぞれに引っかかるつば部を有する構造が好まし
く、その側面の中空構造体と接する部分と内面の出力リ
ード線と接する部分には凸形状が設けられていることが
好ましい。そして、つば部の外径は中空構造体に設けら
れた貫通穴より大きくなければならず、また、中空構造
体に挿設された状態のゴム弾性体の内径は出力リード線
の外径より小さくなければならない。また、より防水性
を向上するために、中空構造体の貫通孔あるいは出力リ
ード線と接する面には複数の凸部を有することが好まし
い。
【0012】本実施の形態で用いられる発泡材に要求さ
れる特性としては独立発泡であること、耐熱性、防水性
などが挙げられる。具体的な材料としてはEPDMやシ
リコン、ウレタンなどが挙げられるが、これらに限られ
るものではない。また、発泡材の構造としては適度に弾
性のあるシート状のものが好ましく、中空構造体の所定
の場所に挿設され使用され、また、出力リード線を挿通
するための貫通口があらかじめ開口されていることが好
ましく、その径は出力リード線の外径より小さく、出力
リード線を挿通することにより、線の周囲が収縮し、防
水性を保つことができる。
【0013】本実施の形態で用いられるキャップの材質
に特に限定はないが、あわせて使用されるゴム弾性体ま
たは発泡材より硬度が高く、それらの中を挿通できるの
に十分な硬さを有する必要があり、硬質プラスチックや
金属であることが好ましい。また、本実施の形態で用い
られるキャップの形状としては、例えば、芯線を挿入す
るための開口された底面を有し、かつその外径が該底面
から該先端へ同心円状に小さくなる外形状であるもので
ある。また、例えば、芯線を挿入するための開口された
底面とさらに芯線を取り出すための開口された先端を有
し、かつその外径が該底面から該先端へ同心円状に小さ
くなる外形状であるものである。また、例えば、芯線を
挿入するための開口された底面を有し、その底面の外径
が出力リード線の外径より大きく、その外径が底面から
先端へ同心円状に小さくなる外形状であるものである。
また、例えば、芯線を挿入するための開口された底面を
有する筒状部を有し、さらにそれに連設して、その外径
が先端へ同心円状に小さくなる外形状であるものであ
る。また、芯線に圧着端子をかしめた後に使用されるキ
ャップの形状としては、内部に圧着端子の固定部材を有
していることが好ましい。また、場合によってはキャッ
プをそのまま被せた状態で端子への接続、圧着端子のか
しめを行うことも可能である。
【0014】本実施の形態で用いる太陽電池モジュール
に特に限定はないが、光起電力素子として、シリコン半
導体としては単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン
太陽電池、アモルフアスシリコン太陽電池などが使用で
き、化合物半導体としては、III−V族化合物太陽電
池、II−VI族化合物太陽電池、I−III−VI族化合
物太陽電池などが使用できる。特に、本発明は金属基板
を用いている太陽電池素子に好適に用いられる。
【0015】本実施の形態に使用される太陽電池モジュ
ールは、好ましくは、ステンレス基板上に成膜されたア
モルファスシリコン太陽電池を使用した太陽電池モジュ
ールであり、太陽電池モジュールの表面保護材に耐候性
透明フィルムを用い、かつ、充填材で充填保持され、裏
面補強材に金属屋根に使用されるような金属鋼板を用い
たものである。それは例えば、折版形状、瓦棒形状、横
葺き形状に成形することができる。アモルファスシリコ
ン太陽電池は、フィルム基板や導電性基板上に薄膜で形
成することができるため、太陽電池自体を軽量にするこ
とが可能であり、建材として使用する際有効である。特
に、導電性基板を基板に用いたアモルファスシリコン太
陽電池は、構造的な強度が強く、しかも、可曲性を有す
るため、形状自由度が高く、いろいろな屋根形状や壁形
状に対応することができる。上記太陽電池モジュールは
非受光面側に出力取出しのための端子箱、あるいは先端
に防水コネクタが設けられたケーブルが取り出される出
力リード線取出し構造を有することが多く、出力リード
線同士で端子箱を接続するあるいは防水コネクタ同士を
接続することにより、それらを複数枚接続し太陽電池ア
レイを構成する。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明はこれらによって何ら限定されるものではな
い。 [実施例1]図1に、本発明における実施例1の出力リ
ード線取出し構造の概略図を示す。また図2にキャップ
の断面図を示し、図3に図1に示す出力リード線取出し
構造を用いた太陽電池モジュールを示す。図1におい
て、101は出力リード線、102はキャップ、103
は中空構造体、104はゴム弾性体である。また図2に
おいて、201はキャップ、202はキャップの底面、
203はキャップの先端を示す。
【0017】また、図3において、太陽電池モジュール
301はその非受光面上に正極と負極が独立している端
子箱302、303があらかじめ接着剤により接着され
ている。この端子箱に防水コネクタ304、305を先
端に備えたCVケーブル306、307を挿通し、端子
箱内部で電気的接続を行い、防水の蓋をすることによ
り、太陽電池モジュールが完成し、出力が取り出せるよ
うになる。
【0018】ここで、この例で用いた出力リード線取出
し構造をどのように形成するかを順を追って詳細に説明
する。まず、図4(a)のように防水コネクタ401を
先端に有するCVケーブル402の一端部の絶縁体およ
びシース403を皮剥ぎ機により皮剥ぎし、芯線404
をむき出しにする。さらに、図4(b)のように、キャ
ップ405(図2に詳細)を芯線404に被せた後に、
図4(c)に示すように、ゴム弾性体406に挿通す
る。ゴム弾性体を挿通した後は図4(d)のようにキャ
ップを外し、端子箱内部で太陽電池モジュール内部と電
気的に接続する。
【0019】さらに、図5を用いて本実施例での端子箱
と出力リード線の端子箱内部での接続方法について説明
する。図5において、端子箱501は太陽電池素子より
電気を取り出すリード線502とそれに接続した板状導
電体508とねじどめのためのインサート金具503と
ねじ504と蓋部505により構成されている。端子箱
501内部に挿通された出力リード線506はねじ50
4によりねじどめされ固定される。また、本実施例の場
合は蓋部505の周縁に防水用のゴム507を設けてあ
り、出力リード線固定後に蓋部505をねじどめするこ
とにより、出力リード線取出し部の防水性を保つことが
できる。
【0020】ここで、本実施例で用いられるゴム弾性体
の断面図を図6に示す。図6において、ゴム弾性体60
1は端子箱内面にひっかかるつば部602と端子箱外面
にひっかかるつば部603を有し、端子箱の開口部と接
する部分に2つの凸部604を有し、その反対側の出力
リード線と接する部分に3つの凸部605を有する構造
である。
【0021】さらに、端子箱のゴム弾性体を挿設する開
口部、ゴム弾性体、CVケーブルの寸法関係について示
す。本実施例の出力リード線取出し構造の特性としては
防水性が非常に重要であり、これらの寸法関係が重要な
要素となる。具体的にはCVケーブルの仕上げ外径を約
6.4mm、ゴム弾性体を挿設する開口部の径を8m
m、ゴム弾性体の端子箱の開口部と接する部分同士の径
φ1(図6に図示)を8mm、ゴム弾性体の出力リード
線と接する部分同士の径φ2(図6に図示)を6mmと
することにより、要求を満足する(JIS防水保護等級
7級)ことができた。
【0022】このように、本実施例1のように構成され
る出力リード線の取出し構造では、出力リード線の芯線
にキャップを被せ、ゴム弾性体に挿通することによっ
て、芯線により、ゴム弾性体が傷ついたり裂けたりする
ことがなくなり、作業性を向上させることができ、また
防水信頼性を向上させることができる。また、芯線がゴ
ム弾性体にひっかかり、芯線自体が曲がったり折れたり
することがなくなるため、著しく作業性を向上させるこ
とが可能となる。
【0023】[実施例2]図7に本発明の実施例2にお
ける出力リード線取出しユニットの断面図を示す。ま
た、図8に本発明で使用されるキャップの断面図を示
す。本実施例で使用される出力リード線701、ゴム弾
性体702、ゴム弾性体の形状、ゴム弾性体と出力リー
ド線、端子箱の開口部の寸法関係は実施例1と同じもの
であるが、本実施例で用いられるキャップの特徴は、先
端が開口されていることである。そして、本実施例で用
いられるキャップは、底面の径が出力リード線の外径よ
り1mm大きく形成されている。
【0024】ここで、図9を用いて、この例の出力リー
ド線取出しユニットをどのように形成するかを順を追っ
て詳細に説明する。まず、図9(a)のように防水コネ
クタ901を先端に有するCVケーブル902の一端部
の絶縁体およびシース903を皮剥ぎ機により皮剥ぎ
し、芯線904をむき出しにする。さらに、図9(b)
のように、キャップ905(図8に詳細)を芯線904
に被せた後に、図9(c)に示すように、ゴム弾性体9
06に挿通する。ゴム弾性体を挿通した後は図9(d)
のようにキャップを外し、端子箱内部で太陽電池素子よ
り電気を取り出すためのリード線と電気的に接続する。
この中のキャップ905がゴム弾性体を挿通する時の状
態図を図10に示す。この図のように出力リード線10
01の絶縁被覆はぎとり面1002にゴム弾性体100
3がひっかかることがなくなる。
【0025】さらに、本実施例2の出力リード線取出し
ユニットでは以下のように端子箱と出力リード線の端子
箱内部での接続が行われる(図7)。端子箱701は太
陽電池素子より電気を取り出すリード線702とそれに
接続した端子台703と端子ねじ704により構成され
ている。端子箱内部に挿通された出力リード線705は
端子ねじ704によりねじどめ固定される。
【0026】例えば、本実施例2の出力リード線取出し
ユニットを太陽電池モジュールに使用する場合は、出力
リード線を太陽電池素子に電気的に接続した後、端子箱
を太陽電池モジュールに貼着あるいは接着し、端子箱内
部に充填剤を充填し、蓋をして太陽電池モジュールの出
力リード線取出し部を形成する。
【0027】このような本実施例2のように構成される
出力リード線取出しユニットでは、出力リード線の芯線
にキャップを被せ、ゴム弾性体に挿通することによっ
て、芯線のばらつきが無くなり、芯線によって、ゴム弾
性体が傷ついたり裂けたりすることがなくなり、作業性
を向上させることができ、また、防水信頼性を向上させ
ることができる。また、キャップの先端部にも開口部を
設けて、そこに芯線を挿通することにより出力リード線
先端にキャップがより確実に固定でき、より作業性の向
上が可能となる。また、芯線がゴム弾性体にひっかか
り、芯線自体が曲がったり折れたりすることがなくなる
ため、著しく作業性を向上させ、さらには、出力リード
線の絶縁被覆部がゴム弾性体にひっかからなくなるた
め、作業性を向上させることができる。
【0028】[実施例3]図11に、本発明の実施例3
における太陽電池モジュールを複数枚接続した太陽電池
アレイの構成を示す。本実施例で用いられる太陽電池モ
ジュールは図11に示すように、その非受光面上に正極
と負極が独立している端子箱1102、1103があら
かじめ接着剤により接着されている。さらに、この端子
箱の概略の構造は、実施例1で用いられたものとほぼ同
じであるが、図12で示すようにゴム弾性体の代わりに
発泡体1201を使用し、あらかじめ出力リード線を挿
通する貫通穴をあけておく。また、図13で示すよう
に、本実施例で用いられるキャップ1301は開口部1
302を有する筒状部1303と、さらにそれに連設し
た先端へ向かって同心円状に小さくなる構造を有するも
のである。
【0029】次に、本実施例の出力リード線を発泡体に
挿通する方法について説明する。まず、図14(a)の
ように太陽電池モジュール間を接続するのに必要な長さ
のUL1015電線1401の一端部の絶縁体1402
を皮剥ぎ機により皮剥ぎし、芯線1403をむき出しに
する。さらに、図14(b)のように、キャップ140
4(図13に詳細)を芯線1403に被せた後に、図1
4(c)に示すように、発泡体1405に挿通する。発
泡体を挿通した後は図14(d)のようにキャップを外
し、端子箱内部でねじどめにより電気的に接続する。
【0030】さらに、図12を用いて、本実施例での端
子箱と出力リード線の端子箱内部での接続方法について
説明する。端子箱1201は、太陽電池素子より電気を
取り出すリード線1202と、それに接続した板状導電
体とねじどめのためのインサート金具1203と、ねじ
1204と、蓋部1205により構成されている。端子
箱1201内部に挿通された出力リード線1206は、
ねじ1204によりねじどめされ固定される。また、本
実施例の場合は蓋部1205の周縁に防水用のゴム12
07を設けてあり、出力リード線固定後に蓋部1205
をねじどめすることにより、出力リード線取出し部の防
水性を保つことができる。
【0031】このように、太陽電池モジュール間を出力
リード線で複数枚接続していくことにより太陽電池アレ
イを構成する。この本実施例3のように構成される出力
リード線の取出し構造では、出力リード線の芯線にキャ
ップを被せ、発泡体に挿通することによって、芯線によ
り、発泡体が傷ついたり裂けたりすることがなくなり、
作業性を向上させることができ、また、防水信頼性を向
上させることができる。また、芯線が発泡体にひっかか
り、芯線自体が曲がったり折れたりすることがなくなる
ため、著しく作業性を向上させることが可能となる。ま
た、出力リード線の絶縁被覆部が発泡体にひっかからな
くなるため、作業性を向上させることができる。さらに
は、筒状部の長さを変えることにより出力リード線を端
子箱のどの辺りの位置まで挿入すればよいか目安となる
ため、作業を向上させることができる。
【0032】[実施例4]図15に本発明の実施例4に
おける構成を示す。図15(a)は本実施例におけるキ
ャップの断面図であり、(b)はそれをキャップの底面
側から見た図である。図15(a)に示すように、本実
施例においては、皮剥ぎにより露出した芯線に圧着端子
1502をかしめた後にキャップ1503を被せる。1
504はキャップ1503内に設けられた圧着端子15
02の固定部である。本実施例においては、このように
キャップの内部に圧着端子を固定する形状(図15
(b))を有すること、出力リード線をゴム弾性体に挿
通した後にキャップを取り外し端子ねじに圧着端子を固
定すること以外は、基本的には実施例2と差異のないも
のである。
【0033】この本実施例4のように構成される出力リ
ード線取出しユニットでは、出力リード線の芯線にかし
められた圧着端子にキャップを被せ、ゴム弾性体に挿通
することによって、圧着端子あるいはかしめられた芯線
により、ゴム弾性体が傷ついたり裂けたりすることがな
くなり、作業性を向上させることができ、また防水信頼
性を向上させることができる。
【0034】[実施例5]本発明の実施例5は、出力リ
ード線取出しユニットに関するものであり、キャップの
先端部に開口部を有し、芯線がその開口部から取り出さ
れており(図9)、キャップを被せたままの状態で端子
ねじにより芯線を固定すること以外は、基本的には実施
例2と差異のないものである。
【0035】この本実施例5のように構成される出力リ
ード線取出しユニットでは、出力リード線の芯線にキャ
ップを被せ、ゴム弾性体に挿通することによって、芯線
がばらけることが無く、ゴム弾性体の内孔の中央を挿通
することができるため、芯線によりゴム弾性体が傷つい
たり裂けたりすることがなくなり、作業性を向上させる
ことができ、また防水信頼性を向上させることができ
る。また、芯線がゴム弾性体にひっかかり、芯線自体が
曲がったり折れたりすることがなくなるため、著しく作
業性を向上させることが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による
と、出力リード線を、中空構造体に設けられたゴム弾性
体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部に挿通す
るに際して、作業性あるいは防水信頼性を向上させるこ
とができ、コストの低減化を図ることが可能な出力リー
ド線取出し構造の形成方法及び出力リード線取出し構
造、出力リード線取出しユニット、太陽電池モジュー
ル、太陽電池アレイを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における出力リード線取出し
構造の概略図である。
【図2】本発明の実施例1におけるキャップの断面図で
ある。
【図3】本発明の実施例1における太陽電池モジュール
の概略図である。
【図4】本発明の実施例1における出力リード線をゴム
弾性体に挿通する状態図である。
【図5】本発明の実施例1における出力リード線取出し
構造の概略断面図である。
【図6】本発明の実施例1におけるゴム弾性体の断面図
である。
【図7】本発明の実施例2における出力リード線取出し
ユニットの概略図である。
【図8】本発明の実施例2におけるキャップの断面図で
ある。
【図9】本発明の実施例2における出力リード線をゴム
弾性体に挿通する状態図である。
【図10】本発明の実施例2における出力リード線をゴ
ム弾性体に挿通する状態を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例3における太陽電池モジュー
ルの概略図である。
【図12】本発明の実施例3における端子箱の概略断面
図である。
【図13】本発明の実施例3におけるキャップの断面図
である。
【図14】本発明の実施例3における出力リード線をゴ
ム弾性体に挿通する状態図である。
【図15】(a)は本発明の実施例4におけるキャップ
の断面図であり、(b)はそれをキャップの底面側から
見た図である。
【符号の説明】
101:出力リード線 102:キャップ 103:中空構造体 104:ゴム弾性体 201:キャップ 202:底面 203:先端 301:太陽電池モジュール 302:端子箱(プラス側) 303:端子箱(マイナス側) 304:コネクタ(マイナス側) 305:コネクタ(プラス側) 306、307:CVケーブル 401:コネクタ 402:CVケーブル 403:絶縁体とシース 404:芯線 405:キャップ 406:ゴム弾性体 501:出力リード線取出し構造 502:リード線 503:インサート金具 504:端子ねじ 505:蓋 506:出力リード線 507:Oリング 508:板状導電体 601:ゴム弾性体 602:端子箱内壁に接するつば状部 603:端子箱外壁に接するつば状部 604:端子箱貫通孔に接する凸部 605:出力リード線に接する凸部 701:端子箱 702:リード線 703:端子台 704:端子ねじ 705:出力リード線 801:キャップ 901:防水コネクタ 902:CVケーブル 903:絶縁体およびシース 904:芯線 905:キャップ 906:ゴム弾性体 1001:出力リード線 1002:絶縁被覆剥ぎとり面 1003:ゴム弾性体 1004:キャップ 1005:凸部 1101:太陽電池モジュール 1102:端子箱 1103:端子箱 1201:発泡体 1202:リード線 1203:インサート金具 1204:ねじ 1205:蓋部 1206:出力リード線 1207:ゴム 1301:キャップ 1302:開口部 1303:筒状部 1401:UL1015電線 1402:絶縁体 1403:芯線 1404:キャップ 1405:発泡体 1501:出力リード線 1502:圧力端子 1503:キャップ 1504:圧着端子固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 直規 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4E352 AA05 AA06 AA16 CC02 CC33 CC56 DR02 DR40 GG04 5F051 AA05 BA03 BA11 BA18 GA02 JA08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力リード線を、中空構造体に設けられた
    ゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部
    に挿通し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構
    造体内部で電気的に接続するようにした出力リード線取
    出し構造の形成方法において、 前記出力リード線を前記中空構造体の内部へ挿通するに
    際し、該出力リード線の一端部の芯線を皮剥によって露
    出させ、該露出した芯線にキャップを覆い被せて挿通す
    ることを特徴とする出力リード線取出し構造の形成方
    法。
  2. 【請求項2】前記キャップは、前記芯線を挿入するため
    の開口部を有し、該開口部から該芯線を挿入する先端部
    方向にかけて同心円状に小さくなる外形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の出力リード線取
    出し構造の形成方法。
  3. 【請求項3】前記キャップは、前記芯線を挿入するため
    の前記出力リード線の外径より大きい外径の開口部を有
    し、該開口部から該芯線を挿入する先端部方向にかけて
    同心円状に小さくなる外形状に形成されると共に、前記
    キャップの先端部に前記芯線を挿入するための開口が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の出力リ
    ード線取出し構造の形成方法。
  4. 【請求項4】前記キャップは、前記芯線を挿入するため
    の開口部を有する所定長さの筒状部を備え、該筒状部に
    連接して外径が同心円状に小さくなる外形状の先端部が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の出力
    リード線取出し構造の形成方法。
  5. 【請求項5】前記キャップを前記露出した芯線に覆い被
    せ、前記出力リード線を前記中空構造体の内部に挿通し
    た後、該キャップを該露出した芯線から外して、中空構
    造体内部で電気的に接続することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の出力リード線取出し構造の
    形成方法。
  6. 【請求項6】前記キャップを前記露出した芯線に覆い被
    せる前に、該露出した芯線に圧着端子をかしめ、該かし
    められた圧着端子に該キャップを覆い被せて前記出力リ
    ード線を前記中空構造体の内部に挿通した後、該キャッ
    プを該露出した芯線から外して、中空構造体内部で電気
    的に接続することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の出力リード線取出し構造の形成方法。
  7. 【請求項7】請求項3に記載のキャップを前記露出した
    芯線に覆い被せ、前記出力リード線を前記中空構造体の
    内部に挿通した後、該キャップを該露出した芯線に覆い
    被せた状態で、中空構造体内部で電気的に接続すること
    を特徴とする出力リード線取出し構造の形成方法。
  8. 【請求項8】出力リード線を、中空構造体に設けられた
    ゴム弾性体あるいは発泡体を介して該中空構造体の内部
    に挿通し、該挿通した出力リード線の一端部を該中空構
    造体内部で電気的に接続した構成を有する出力リード線
    取出し構造において、 前記出力リード線を前記中空構造体の内部へ挿通するに
    際し、該出力リード線の一端部の芯線を皮剥によって露
    出させ、該露出した芯線にキャップを覆い被せて挿通す
    ることによって構成されていることを特徴とする出力リ
    ード線取出し構造。
  9. 【請求項9】前記キャップは、前記芯線を挿入するため
    の開口部を有し、該開口部から該芯線を挿入する先端部
    方向にかけて同心円状に小さくなる外形状を備えている
    ことを特徴とする請求項8に記載の出力リード線取出し
    構造。
  10. 【請求項10】前記キャップは、前記芯線を挿入するた
    めの前記出力リード線の外径より大きい外径の開口部を
    有し、該開口部から該芯線を挿入する先端部方向にかけ
    て同心円状に小さくなる外形状に形成されると共に、前
    記キャップの先端部に前記芯線を挿入するための開口が
    形成された構成を有することを特徴とする請求項8に記
    載の出力リード線取出し構造。
  11. 【請求項11】前記キャップは、前記芯線を挿入するた
    めの開口部を有する所定長さの筒状部を備え、該筒状部
    に連接して外径が同心円状に小さくなる外形状に形成し
    た先端部を有することを特徴とする請求項8に記載の出
    力リード線取出し構造。
  12. 【請求項12】前記中空構造体に設けられたゴム弾性体
    は、該中空構造体への取り付け部及び出力リード線の挿
    通部に、水密構造を有することを特徴とする請求項8〜
    11のいずれか1項に記載の出力リード線取出し構造。
  13. 【請求項13】出力リード線の一方の端部が中空構造体
    の内部に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部
    を該中空構造体内部で電気的に接続するようにした出力
    リード線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の
    他方の端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユ
    ニットにおいて、 前記出力リード線取出し構造が、請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の出力リード線取出し構造の形成方法によ
    る出力リード線取出し構造、または請求項8〜12のい
    ずれか1項に記載の出力リード線取出し構造によって構
    成されていることを特徴とする出力リード線取出しユニ
    ット。
  14. 【請求項14】出力リード線の一方の端部が中空構造体
    の内部に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部
    を該中空構造体内部で電気的に接続するようにした出力
    リード線取出し構造を有すると共に、該出力リード線の
    他方の端部に電気接続部を有する出力リード線取出しユ
    ニットを備えた太陽電池モジュールにおいて、 前記出力リード線取出しユニットが、請求項13に記載
    の出力リード線取出しユニットによって構成されている
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  15. 【請求項15】出力リード線の一方の端部が中空構造体
    の内部に挿通され、該挿通された出力リード線の一端部
    を該中空構造体内部で電気的に接続するようにした出力
    リード線取出し構造を有する太陽電池モジュールにおい
    て、 前記出力リード線取出し構造が、請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の出力リード線取出し構造の形成方法によ
    る出力リード線取出し構造、または請求項8〜12のい
    ずれか1項に記載の出力リード線取出し構造によって構
    成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  16. 【請求項16】複数の太陽電池モジュールを電気接続し
    てなる太陽電池アレイにおいて、前記太陽電池モジュー
    ルを請求項14または請求項15に記載の太陽電池モジ
    ュールによって構成したことを特徴とする太陽電池アレ
    イ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009153898A1 (ja) * 2008-06-19 2009-12-23 パナソニック株式会社 防水構造付き携帯端末装置
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CN110820676A (zh) * 2019-11-04 2020-02-21 江苏科技大学 一种带有抗沉及抗台应急防护装置的浮式防波堤

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