JP2000196130A - 太陽電池モジュ―ル、それを用いた太陽電池アレイ及び太陽光発電装置、並びに太陽電池モジュ―ルの製造方法及び設置方法 - Google Patents

太陽電池モジュ―ル、それを用いた太陽電池アレイ及び太陽光発電装置、並びに太陽電池モジュ―ルの製造方法及び設置方法

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JP2000196130A
JP2000196130A JP10372455A JP37245598A JP2000196130A JP 2000196130 A JP2000196130 A JP 2000196130A JP 10372455 A JP10372455 A JP 10372455A JP 37245598 A JP37245598 A JP 37245598A JP 2000196130 A JP2000196130 A JP 2000196130A
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solar cell
cell module
output lead
lead wire
terminal box
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Fumitaka Toyomura
文隆 豊村
Nobuyoshi Takehara
信善 竹原
Naoki Manabe
直規 真鍋
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Canon Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • H01L31/042PV modules or arrays of single PV cells
    • H01L31/05Electrical interconnection means between PV cells inside the PV module, e.g. series connection of PV cells
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S20/00Supporting structures for PV modules
    • H02S20/20Supporting structures directly fixed to an immovable object
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    • H02S20/23Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings specially adapted for roof structures
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り曲げ加工、設置等の作業中の出力リード
線の噛み込みがない太陽電池モジュールを提供する。 【解決手段】 太陽電池素子と裏面補強材102と該太
陽電池素子に電気的接続された出力リード線105と、
該太陽電池素子と該出力リード線105の電気的接続部
上に配置された端子箱104と、該出力リード線105
の先端にコネクタとを有する太陽電池モジュールにおい
て、該端子箱104が該太陽電池モジュールの正極と負
極でそれぞれ独立しているとともに、該端子箱104よ
り該出力リード線105が該太陽電池モジュールの内側
向きに導出されている太陽電池モジュール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池素子とそ
れと電気的接続された出力リード線と、それらの電気的
接続部上に配置された端子箱を有する太陽電池モジュー
ル、それを用いた太陽電池アレイ及び太陽光発電装置、
並びに太陽電池モジュールの製造方法及び設置方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、エコロジーに対する人々の意識が
高まり、クリーンなエネルギーである太陽電池に対する
期待がますます大きくなってきている。
【0003】太陽電池モジュールの出力端子はねじどめ
方式、リード線方式、ソケット方式などがあり、いずれ
の場合も絶縁のために太陽電池素子と出力リード線の電
気的接続部を内部に有する防水構造を持つ端子箱を設け
ることが多い。端子箱には正極と負極を同一内に有する
タイプと正極と負極が独立しているタイプがあり、必要
に応じてダイオードなどが接続されている。
【0004】特に、最近は太陽電池素子を建材と一体化
した建材一体型モジュールが注目されており、「建材屋
根一体型太陽電池モジュール」「建材壁一体型太陽電池
モジュール」などの開発、施工が盛んに行われてきてお
り、住宅の瓦屋根の上や、建築物の屋上や壁などに設置
される例も年々増加してきた。それらは、通常の建材と
の互換性を持たせるために、美観上、建材一体型モジュ
ールの厚みを薄くすることが望まれている。
【0005】例えば、特開平7−211932号公報
(従来例1)では、木材、モルタル、セメントなどの下
地材上にスペーサー部材を介して瓦棒屋根状太陽電池モ
ジュールを設置している。ここで、隣接する瓦棒屋根状
太陽電池モジュール同士の電気接続は、太陽電池モジュ
ールと下地材の空間で、コネクタ付き電線により行って
いる。
【0006】図17のように、瓦棒屋根状太陽電池モジ
ュール1701を屋根上に設置する場合、太陽電池モジ
ュール1701をスペーサー1702と芯木1703で
できた段差の上に仮固定し、該太陽電池モジュールの垂
上部1704を釘1705により固定する。
【0007】そして、該太陽電池モジュール1701に
隣接する太陽電池モジュール1706を設置する場合に
は、太陽電池モジュール1701の端子箱1712より
導出されたコネクタ付き出力リード線1707を太陽電
池モジュール1701の端面1708より外側に引き出
しておいて、隣接する太陽電池モジュール1706の端
子箱1713より導出されたコネクタ付き出力リード線
1709と接続し、その接続部あるいは出力リード線を
すでに設置されている太陽電池モジュール1701と隣
接する太陽電池モジュール1706と屋根下地材171
0との間に押し込みながら隣接する太陽電池モジュール
1706をスペーサー1702と芯木1703でできた
段差の上に仮固定し、垂上部1711を釘により固定す
る。この場合、防水をとるために棟方向に隣接する太陽
電池モジュール1706を太陽電池モジュール1701
の端部にコーキング剤あるいは高分子弾性材を介して一
部重畳させる。
【0008】この作業を繰り返すことにより、太陽電池
モジュールを所定の枚数接続し、延長線によりインバー
タ、接続箱に接続することにより所望の電力を得ること
ができた。
【0009】しかし、出力リード線1709は該太陽電
池モジュール1706の端子箱1713から、流れ方向
に隣接する太陽電池モジュール1701の方向に導出さ
れているため、コネクタ付き出力リード線1709を太
陽電池モジュール1701と芯木1703の間に挟みこ
んでしまう、あるいはそのままの状態で設置してしま
う、さらには電線に傷をつけ、絶縁破壊を起こしてしま
う恐れがあった。また、上記問題を起こさないようにす
るため注意して作業をすると、設置に多くの時間がかか
った。
【0010】また、特開平7−302924号公報(従
来例2)では、下地材上に横葺き屋根状太陽電池モジュ
ールが複数枚敷設され、野地板のような下地材と横葺き
屋根状太陽電池モジュールとの間の空間部に、隣接する
太陽電池モジュールを電気的に接続するための配線材を
通し、接続を行っている。
【0011】図18のように、下地材1802上に横葺
き屋根状太陽電池モジュール1801が複数枚敷設さ
れ、下地材1802と横葺き屋根状太陽電池モジュール
1801との間の空間部1803に、隣接する横葺き屋
根状太陽電池モジュール1804を電気的に接続するた
めの配線材1805を通し、横葺き屋根ユニットを構成
している。
【0012】そして、該横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル1801に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール
1804を設置する場合には、該太陽電池モジュール1
801の端子箱1814から導出されたコネクタ付き出
力リード線1808を該太陽電池モジュール1801の
端面1809より外側に引き出しておいて、隣接する横
葺き太陽電池付き屋根板1804の端子箱1815から
導出されたコネクタ付き出力リード線1807と接続
し、その接続部あるいは電線をすでに設置されている太
陽電池モジュール1801、隣接する太陽電池モジュー
ル1804と下地材1802との空間に押し込みなが
ら、隣接する太陽電池モジュール1804の軒側係合部
1812を軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュ
ール1806の棟側係合部1810と係合させ仮固定す
る。さらに、太陽電池モジュール1804の棟側係合部
1811を吊り子により固定することにより、太陽電池
モジュール1804を設置する。この場合、屋根として
の防水をとるために太陽電池モジュール間の母屋方向の
継ぎ目に継ぎ手用水切り板1813を用いる。
【0013】この作業を繰り返すことにより、太陽電池
モジュールを所定の枚数接続し、延長線によりインバー
タ、接続箱に接続することにより所望の電力を得ること
ができた。
【0014】しかし、この場合にも、従来技術1と同
様、出力リード線1807は該太陽電池モジュール18
04の端子箱1815から、母屋方向に隣接する太陽電
池モジュール1801の方向に導出されているため、コ
ネクタ付き電線1807を横葺き屋根状太陽電池モジュ
ール1804の軒側係合部1812と隣接する横葺き屋
根状太陽電池モジュール1806の棟側係合部1810
との間に挟みこんでしまう、あるいはそのままの状態で
設置してしまう、さらには電線に傷をつけてしまい、絶
縁破壊を起こしてしまう恐れがあった。また、上記問題
を起こさないようにするため注意して作業をすると、設
置に多くの時間がかかった。
【0015】一方、このような建材一体型モジュール
は、折り曲げ加工により形成することができる。そし
て、折り曲げ加工は被加工体である太陽電池モジュール
を連続送りしながら、徐々に折り曲げをするローラー成
型機と呼ばれる装置により行われる。ローラー成型機に
よる加工の方法は図4の断面図に示すように太陽電池モ
ジュール401を上下の搬送ローラ402により挟持
し、搬送するものである。このとき、折り曲げ加工部分
に接触する加工ローラ403の形状は、太陽電池モジュ
ールが最終的に図5に示すような形状に折り曲げられる
ように形成されている。そして、この加工ローラ403
の形状を徐々に変化させたものを複数のステーションに
配置することにより、太陽電池モジュールは徐々に折り
曲げられる。
【0016】しかし、図4からもわかるように、もし出
力リード線404が垂れ下がった状態のままであると、
ローラ成型機に絡まる可能性もあり、加工を実施するこ
とができない。
【0017】このような太陽電池モジュールの折り曲げ
加工時の問題を解決するために、特開平9−18647
1号公報では折り曲げ加工時に出力リード線を固定する
ことができるが、太陽電池モジュールを設置していく場
合には、やはり上記のような問題が残される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題に鑑み、折り曲げ加工、設置等の作業中の出力リー
ド線の噛み込みがない太陽電池モジュール、更にはそれ
を用いた太陽電池アレイ及び太陽光発電装置、並びに太
陽電池モジュールの製造方法及び設置方法を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】即ち、上記のような問題
を解決する本発明は、太陽電池素子と裏面補強材と該太
陽電池素子に電気的接続された出力リード線と、該太陽
電池素子と該出力リード線の電気的接続部上に配置され
た端子箱と、該出力リード線の先端にコネクタとを有す
る太陽電池モジュールにおいて、該端子箱が該太陽電池
モジュールの正極と負極でそれぞれ独立しているととも
に、該端子箱より該出力リード線が該太陽電池モジュー
ルの内側向きに導出されていることを特徴とする太陽電
池モジュールである。
【0020】さらに、本発明は、上記太陽電池モジュー
ルを複数枚敷設して成ることを特徴とする太陽電池アレ
イである。
【0021】さらに、本発明は、上記太陽電池アレイ
が、該太陽電池アレイの出力を制御するインバータある
いは接続箱に接続され、好ましくはインバータを介して
系統に連系されていることを特徴とする太陽光発電装置
である。
【0022】さらに、本発明は、太陽電池素子と裏面補
強材と該太陽電池素子に電気的接続された出力リード線
と、該太陽電池素子と該出力リード線の電気的接続部上
に配置された端子箱と、該出力リード線の先端にコネク
タとを有する太陽電池モジュールであって、該太陽電池
モジュールの正極と負極でそれぞれ独立している該端子
箱が取着されるとともに、該端子箱より該出力リード線
が該太陽電池モジュールの長手方向に平行に、それぞれ
が対向する向きに導出され、かつ前記出力リード線の摺
動部を有する出力リード線支持部材が該裏面補強材上に
取着され、さらに前記出力リード線が該摺動部を少なく
とも1度挿通されている太陽電池モジュールを折り曲げ
加工するに際し、該摺動部の一部に連設されている出力
リード線挟持部にて出力リード線を固定した後、ローラ
ーフォーマー加工を行う工程を有することを特徴とする
太陽電池モジュールの製造方法である。
【0023】さらに、本発明は、太陽電池素子と裏面補
強材と該太陽電池素子に電気的接続された出力リード線
と、該太陽電池素子と該出力リード線の電気的接続部上
に配置された端子箱と、該出力リード線の先端にコネク
タとを有する太陽電池モジュールであって、該太陽電池
モジュールが該太陽電池モジュールの正極と負極でそれ
ぞれ独立している該端子箱を有し、該端子箱より該出力
リード線が該太陽電池モジュールの長手方向に平行に、
それぞれが対向する向きに導出され、かつ前記出力リー
ド線の摺動部を有する出力リード線支持部材が該裏面補
強材上に取着され、さらに前記出力リード線が該招動部
を少なくとも1度挿通し、かつ該摺動部の一部に連設さ
れている出力リード線挟持部にて固定されている太陽電
池モジュールを設置するに際し、該太陽電池モジュール
を敷設する前に該出力リード線挟持部より該出力リード
線を取り外し、隣接する太陽電池モジュール間のコネク
タ接続を行うことを特徴とする太陽電池モジュールの設
置方法である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。
【0025】図1に本発明の太陽電池モジュールの一例
の裏側の概略図を示す。図1において、101は太陽電
池モジュール、102は裏面補強材、103は耐候性透
明フィルム、105は太陽電池素子に電気的接続された
出力リード線、104は太陽電池素子と出力リード線1
05の電気的接続部上に配置された端子箱、106は軒
側係合部、107は棟側係合部である。
【0026】また、図2に図1の太陽電池モジュールの
折り曲げ前の断面図を示す。図2において、201は太
陽電池モジュール、202は裏面補強材、203は充填
材、204は太陽電池素子、205は耐候性透明フィル
ム、206は端子箱、207は出力リード線、208は
コネクタである。
【0027】図1に示すように、本発明の太陽電池モジ
ュール101は、裏面補強材102上にラミネーション
材料により太陽電池素子を充填保持し、表面に耐候性透
明フィルム103を有する構成のものであり、端子箱1
04が太陽電池モジュール101の正極と負極でそれぞ
れ独立しているとともに、端子箱104より出力リード
線105が太陽電池モジュールの内側向きに、具体的に
は太陽電池モジュールの長手方向に平行にそれぞれ対向
する向きに導出されている。
【0028】好ましくは太陽電池モジュールの折り曲げ
加工における作業性のために、導出方向は、例えばロー
ラ成型機の搬送方向に平行であることが好ましいが、後
述する出力リード線支持部材に出力リード線を固定後に
搬送用ローラ間に入る寸法に収まっていれば多少斜めに
ずらして導出することもできる。
【0029】上述の従来の問題点の生じる根本的な原因
は、1枚の太陽電池モジュールを設置し、さらにそれと
隣接する太陽電池モジュールを設置しようとするとき、
接続作業を容易にするために設けられた出力リード線の
余剰部分が、隣接する太陽電池モジュールを所定の位置
に収める際に、太陽電池モジュールとスペーサーの間、
あるいは太陽電池モジュールの係合部の間に入り込んで
しまうことである。
【0030】本発明の太陽電池モジュールを使用すれ
ば、作業中の出力リード線の噛み込みの可能性を非常に
低くすることができる。
【0031】具体的には、端子箱より出力リード線が太
陽電池モジュールの内側向きに導出されている太陽電池
モジュールにより、隣接する太陽電池モジュール同士を
接続し、設置を行っていくことにより、図6のように、
コネクタ付き出力リード線601の余剰部分が太陽電池
モジュール602の長手方向と鉛直な方向(図中Aの方
向)に大きく逃げること無しに、コネクタ接続部より端
子箱を挟んで反対方向(図中Bの方向)に逃げるため、
出力リード線を太陽電池モジュールと芯木の間あるいは
係合部に挟みこんでしまう、あるいはそのままの状態で
設置してしまう、さらには電線に傷をつけてしまう恐れ
が無くなる。
【0032】図3は、本発明の太陽電池モジュールの他
の例の裏側から見た概略図である。図3において、30
1は太陽電池モジュール、302は裏面補強材、303
は耐候性透明フィルム、304は端子箱、305は出力
リード線、306は軒側係合部、307は棟側係合部、
308は出力リード線支持部材である。
【0033】図3に示すように、太陽電池モジュール3
01は、裏面補強材302上に出力リード線が305導
出されている方向に平行な長孔である出力リード線10
5の摺動部を有する出力リード線支持部材308を粘着
材と接着剤を併用することにより取り付け、出力リード
線305が摺動部を1度挿通している。
【0034】出力リード線支持部材308は、端子箱3
04より導出された出力リード線305が太陽電池モジ
ュールの折り曲げ加工時に裏面よりたれ下がることを防
止するとともに、太陽電池モジュール設置作業時には、
出力リード線305が太陽電池モジュールと下地材の間
に噛み込まないように出力リード線305を誘導する役
割をする。
【0035】本形態によれば、出力リード線305が太
陽電池モジュール301の鉛直方向(図6のAの方向)
に逃げることをより確突に防止できるとともに、出力リ
ード線305が垂れ下がることも防止できる。
【0036】本発明の太陽電池モジュールにおいては、
前記摺動部が、前記出力リード線が導出されている方向
に平行な長孔であることにより、出力リード線が出力リ
ード線支持部材から外れることなく摺動を行うことがで
きる。
【0037】また、前記摺動部の開口幅が、前記コネク
タの最大外径より小さいことにより、コネクタの動きを
抑止でき、太陽電池モジュールの後加工時、運搬時など
に出力リード線支持部材から出力リード線が外れること
を防止できる。
【0038】また、前記摺動部の一部に、前記コネクタ
の最大外径より大きい孔部が連設されていることによ
り、コネクタ部を出力リード線支持部材に通して、出力
リード線を支持することができ、太陽電池モジュールの
後加工時、運搬時などに出力シード線支持部材から出力
リード線が外れることを防止できる。
【0039】また、前記摺動部の一部に、前記出力リー
ド線の外径より小さい出力リード線挟持部が連設されて
いることにより、出力リード線を出力リード線支持部材
に固定することができ、太陽電池モジュールの後加工
時、運搬時などに出力リード線支持部材から出力リード
線が外れることをさらに防止できる。
【0040】また、前記出力リード線支持部材が、出力
リード線逃げ防止板部を有することにより、コネクタ接
続後に出力リード線を太陽電池モジュール下に収める
際、出力リード線の余剰分がコネクタ接続部より端子箱
を挟んで反対方向に逃げ(図6のBの方向)、出力リー
ド線のかみこみを防止できる。
【0041】また、前記出力リード線支持部材と前記端
子箱が一体成形されていることにより、同時に太陽電池
モジュールヘの取りつけが行うことができる。
【0042】また、前記出力リード線支持部材が、接着
剤と粘着材の双方を併用することにより取着されている
ことにより、取付け直後の太陽電池モジュールの運搬な
どの際の脱落を防止できるとともに、高温高湿などの使
用条件下においても脱落することがない。
【0043】また、受光面側の最表面被覆材が、耐候性
透明フィルムであることにより、耐候性に優れた太陽電
池モジュールとすることができる。
【0044】また、太陽電池素子がステンレス基板上に
形成された非結晶シリコン系であることにより、太陽電
池自体を軽量にすることが可能であり、建材として使用
する際有効である。
【0045】また、太陽電池モジュールが可撓性を有す
ることにより、成形加工に自由度を有する太陽電池モジ
ュールとすることができる。
【0046】また、前記太陽電池モジュールが、折り曲
げ加工されていることにより、建材一体型の太陽電池モ
ジュールとすることできる。
【0047】また、太陽電池モジュールが建材一体型で
あることにより、そのまま住宅の瓦屋根の上や、建築物
の屋上や壁などに設置できる。
【0048】次に本発明で使用する太陽電池モジュー
ル、端子箱、出力リード線、コネクタ、太陽電池モジュ
ールの折り曲げ方法、下地材、取り付け部材、出力リー
ド線支持部材について詳しく説明する。
【0049】(太陽電池モジュール)本発明で用いる太
陽電池モジュールに特に限定はないが、光起電力素子と
して、シリコン半導体としては単結晶シリコン太陽電
池、多結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン太
陽電池などが使用でき、化合物半導体としては、III
−V族化合物太陽電池、II−VI族化合物太陽電池、
I−III−VI族化合物太陽電池などが使用できる。
【0050】本発明に使用される太陽電池モジュール
は、好ましくは、アモルファスシリコン太陽電池を使用
した太陽電池モジュールであり、太陽電池モジュールの
表面保護材に耐候性透明フィルムを用い、かつ、裏面補
強材に金属屋根に使用されるような金属鋼板を用いたも
のである。
【0051】本発明に使用される太陽電池モジュール
は、例えば、折版形状、瓦棒形状、横葺き形状に成形す
ることができる。
【0052】アモルファスシリコン太陽電池は、フィル
ム基板や導電性基板上に薄膜で形成することができるた
め、太陽電池自体を軽量にすることが可能であり、建材
として使用する際有効である。
【0053】特に、導電性基板を基板に用いたアモルフ
ァスシリコン太陽電池は、構造的な強度が強く、しか
も、可曲性を有するため、形状自由度が高く、いろいろ
な屋根形状や壁形状に対応することができる。
【0054】(端子箱)本発明で用いられる端子箱は、
耐熱性、耐湿性、耐水性、電気絶縁性、耐寒性、耐油性
耐候性、耐衝撃性に優れたものが要求される。また、好
ましくは接着剤との接着性が良い材質が良い。
【0055】上記の要素を考慮にいれると端子箱として
はプラスチックが好ましく、難燃性などを考えると、難
燃性プラスチックやセラミックスなどが好ましい。例え
ば、プラスチックとしては、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリアセタール、変性PPO(PPE)、ポリエ
ステル、ポリアリレート、不飽和ポリエステル、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト、ナイロンなどの樹脂、エンジニアリング・プラスチ
ック等がある。また、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニルなどの熱可塑性プラスチックも使うことが
できる。
【0056】また、耐紫外線性向上のために、顔料とし
てカーボンブラックを用いる、あるいは紫外線を吸収す
る樹脂塗料を表面に塗布することが好ましい。
【0057】(接着剤・充填剤)本発明で端子箱または
出力リード線支持部材の接着・充填に用いられている接
着剤と充填剤に特に限定は無いが、その種類としては、
電気絶縁性の良いエポキシ樹脂系やシリコーン系ポッテ
ィング剤・シリコーン系接着シール剤、ウレタン系、ブ
チル系等が好ましい。
【0058】さらに、接着剤としては作業性を考慮する
と硬化時間の短いもの、さらに粘度が低すぎて、流れ出
さない、粘度が300ポイズ以上のものが好ましいが、
充填剤としては粘度が高すぎず電極取りだし部の細部ま
で行き渡り、太陽電池モジュールを傾けた場合に流れに
くい粘度が1000ポイズ以下のものが好ましい。
【0059】また、シリコーン一液型RTVゴムを用い
る場合、電極を侵食させないために硬化方式が脱アセト
ンタイプ、あるいは脱アルコールタイプであることが好
ましい。
【0060】例えば、Three Bond Co,L
td.のエポキシ樹脂系接着剤では、商品名:「200
1」、「2002H」、「2003」、「2016
B」、「2022」などが使用でき、上記エポキシ樹脂
は、商品名:「2102B」、「2103」、「210
4」、「2105F」、「2105C」、「210
6」、「213lB」、「213lD」、「213l
F」、「2163」などの硬化剤と所定の割合混合して
使用することができる。
【0061】また、Sumitomo 3M Ltd.
のエポキシ樹脂では「EW−2」(一液型)、「S/W
−2214」(一液型)、「XA7416」(一液
型)、「JA7437」(一液型)、「1838B/
A」(二液型;本剤と硬化剤の混合比=4:5)、「S
/W−2216B/A」、「DP−100」(1:
1)、「DP−110」(1:1)ヽ「DP−190」
(1:1)、「DP−PURE60」(1:1)、「D
P−270」(1:1)などが使用できる。
【0062】また、Yuka Shell Epox
y.K.K.のエポキシ樹脂では、本剤「Epikot
e」812、815、827、828、834などを使
用することができ、硬化剤は必要性能に応じて選択する
ことができる。
【0063】さらに、シリコン系接着シール剤では、T
hree Bond Co,Ltd.の「1220」、
「1230」、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式
会社の「SE9156」、「SE9157」、「SE9
166」、「SE9176」、「SE9185」、「S
E9186」、「SE9186L」、「SE918
7」、「SE1811」、「SEl740」(二液
型)、「SE1821」(二液型)、「CY52−00
5」(二液型)、ダウコーニング株式会社の「SILA
STIC739RTV」「SILASTIC738RT
V」「3140RTV」「3145RTV」などが使用
できる。
【0064】また、信越化学工業株式会社の「KE34
7」、「KE3494」、「KE4897」、「KE4
896」、「KE4895」、「KE66」(二液
型)、「KE67」(二液型)などから選択することが
できる。
【0065】(出力リード線)本発明で用いられる出力
リード線は、溝造としてはケーブル構造が望ましいが絶
縁電線も使用できる。特に本発明においては可撓性に優
れたものが好ましい。
【0066】使用環境に応じて要求される耐熱性・耐寒
性・機械的強度・電気絶縁性・耐水性・耐油性・耐摩耗
性・耐酸性・耐アルカリ性を満足する電線が使用でき
る。
【0067】特に、本発明に用いられる出力リード線は
柔軟性に富むものが好ましい。
【0068】具体的には、JIS C 3605規格の
600Vポリエチレンケーブル(EV、EE、CV、C
E)、JIS C 3621規格の600VEPゴム絶
縁ケーブル(PN・PV)、JIS C 3342規格
の600Vビニル絶縁ビニルシース(平形)ケーブル
(VVR、VVF)、JIS C 3327規格の1
種、2種、3種または4種ゴム絶縁ゴムキャブタイヤケ
ーブル(1CT、2CT、3CT、4CT)、JIS
C 3327規格の2種、3種または4種ゴム絶縁クロ
ロプレンキャブタイヤケーブル(2RNCT、3RNC
T、4RNCT)、JIS C 3327規格の2種、
3種または4種EPゴム絶縁クロロプレンキャブタイヤ
ケーブル(2PNCT、3PNCT、4PNCT)ある
いはJISC 3312規格のビニル絶縁ビニルキャブ
タイヤケーブルなどを使用することができる。
【0069】(コネクタ)本発明で用いられるコネクタ
の材料・形状に特に限定はないが、耐熱性、耐湿性、耐
水性、電気絶縁性、耐寒性、耐油性、耐候性、機械的強
度、防水性に優れたものが要求される。
【0070】例えば、材料としては塩化ビニル、ポリエ
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、
クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコン
樹脂、フッ素樹脂、変性PPO、変性PPE、ナイロ
ン、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリプロピレン、エチレンプロピレンゴムとポリプロピ
レンの共重合体などを用いることができる。
【0071】(太陽電池モジュールの折り曲げ方法)太
陽電池モジュールの折り曲げ方法について、特に限定は
無く、折り曲げ機、ローラーフォーマー、プレスなどが
使用できるが、該摺動部の一部に連設されている出力リ
ード線挟持部にて出力リード線を固定した後、ローラー
フォーマー加工を行うことが好ましい。
【0072】そこで、太陽電池モジュールの表面がフッ
素樹脂フィルムのような耐候性フィルムであり、傷がつ
き易い場合には、太陽電池モジュールを折り曲げる曲げ
機の型は、太陽電池モジュールの表面に傷が付きにくい
材質を使用するほうが好ましい。例えば、ウレタン樹脂
のような軟質型の上に太陽電池モジュールの耐候性フィ
ルム面を置き、裏面補強材に刃をあてて力を加えること
によって折り曲げることができる。また、耐候性フィル
ム面に刃をあてる場合には刃先が3R以上であることが
好ましい。
【0073】(下地材)本発明の建造物に屋根、壁など
を設置するために設けられ、要求される性能としては、
施工時の人間の歩行に対して局部的荷重に耐えられるこ
と、耐水性、耐熱性、断熱性などであり、例えば木材、
モルタル、セメント断熱材などが用いられる。
【0074】また、多くの場合には防水、断熱などの目
的で、アスファルト系樹脂ルーフィング、塩化ビニル系
樹脂ルーフィング、ポリエステル系樹脂ルーフィング、
ポリスチレン系樹脂断熱材、ポリウレタン系樹脂断熱材
などの屋根下葺材、断熱材を施工することが多い。
【0075】(取り付け部材)本発明の太陽電池モジュ
ールを構造材、屋根野地板などに取り付けるための部材
に特に限定はなく、ねじ・ボルト・ナット・釘・ステー
プル・タッピンねじ・ちょうボルト・ちょうナット・吊
り子などが使用できる。
【0076】また、防錆性、耐候性などを考えるとこれ
らの部材には適当な表面処理が行なわれていることが好
ましい。表面処理の種類としては、銅、ニッケル、クロ
ム、黒色クロム、黒色ニッケル、錫合金、銅合金、金、
金合金、銀、ユニクロ、クロメート、亜鉛、カドミウ
ム、無電解ニッケル、工業用硬質クロム、錫などのメッ
キから選択することができる。
【0077】本実施態様例で取り付け部材として用いら
れている吊り子は曲げ加工されており、屋根材の曲げ加
工部と組み合わさることにより屋根材を機械的に固定
(保持)しているが、特に曲げ形状は問わない。違う形
状の例として、断面がH状の鋼材である屋根固定部材上
に、折り曲げ加工がなされていない屋根材を配置して、
屋根固定部材と屋根材の重なり合わさり部をビス打ちす
ることにより固定する等が可能である。
【0078】(出力リード線支持部材)本発明の出力リ
ード線支持部材は、太陽電池モジュール設置後は、出力
リード線は所望の位置に収められているため、その役割
はなくなる。
【0079】よって、出力リード線支持部材は前記端子
箱ほどの耐環境性、電気絶縁性、機械的強度などは必要
としないがこれらの特性が優れているに超したことはな
い。また、好ましくは接着剤との接着性が良い材質が良
い。
【0080】上記の要素を考慮にいれると出力リード線
支持部材としてはプラスチックが好ましく、難燃性など
を考えると、難燃性プラスチックやセラミックスなどが
好ましい。例えば、プラスチックとしては、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリアセタール、変性PPO(P
PE)、ポリエステル、ポリアリレート、不飽和ポリエ
ステル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブチレン
テレフタレート、ナイロンなどの樹脂、エンジニアリン
グ・プラスチック等がある。また、ABS樹脂、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性プラスチック
も使うことができる。
【0081】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0082】(実施例1)図2に本発明の実施例1の太
陽電池モジュールの断面図を示す。図1に実施例1の折
り曲げ加工後の太陽電池モジュールの概略図を示す。図
7に実施例1の太陽電池モジュールの設置例について示
す。
【0083】本実施例は、耐候性透明フィルム205と
してETFE(エチレンテトラフルオロエチレン)を使
用し、裏面補強材202としてポリエステル樹脂コート
された鋼板を用いて作成された太陽電池モジュール20
1とその設置方法について記述する。
【0084】まず、裏面補強材202、充填材203、
太陽電池素子204、充填材203、耐候性透明フィル
ム205の順に積層し、真空ラミネーターを用いて、1
50℃で充填材203を溶融させることにより、太陽電
池素子204を裏面補強材202及び耐候性透明フィル
ム205で樹脂封止した太陽電池モジュールを作成し
た。ここで、裏面補強材202はポリエステル樹脂コー
トされた鋼板(0.4mm厚)、充填材203はEVA
(エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマー耐候性グレー
ド)、耐候性透明フィルム205はETFE(エチレン
テトラフルオロエチレン)を使用した。ここで、裏面補
強材202には端子取りだしのためにあらかじめ、中心
線上にφl5の穴を開けておいた。また、裏面補強材2
02は長方形のものを用意した。
【0085】そして、上記の電極取り出し部の充填材2
03部分を、カッターナイフ等でくりぬき、電極取り出
し部をむき出しにし、そこにあらかじめ一端を約5mm
絶縁被覆を剥しておいた内部リード線を半田付けした。
その上から、所定量接着剤を塗布した端子箱206を押
しつけ24時間乾燥し、端子箱206を取り付け、太陽
電池モジュールを作成した。
【0086】そこで、端子箱206内部で長さ250m
mのコネクタ208付きCVケーブル207が電気的に
接続される。
【0087】さらに、太陽電池モジュールの長辺の端部
において折り曲げ機により折り曲げを行い、軒側係合部
106と棟側係合部107を形成し、横葺き屋根状太陽
電池モジュール101を作成した。
【0088】そして、該横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル101を屋根上に設置していく例について述べる。
【0089】下地材702上に横葺き屋根状太陽電池モ
ジュール701が複数枚敷設され、下地材702と横葺
き屋根状太陽電池モジュール701との間の空間部70
3に、隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール704
を電気的に接続するための出力リード線705を通し、
横葺き屋根ユニットを構成している。
【0090】そこで、該横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル701に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール7
04を設置する場合には、該太陽電池モジュール701
の出力取出し部の端子箱714に接続されたコネクタ付
きCVケーブル708を該太陽電池モジュール701の
端面709より外側に引き出しておいて、隣接する横葺
き太陽電池付き屋根板704の出力取出し部の端子箱7
15に接続されたコネクタ付きCVケーブル707と接
続し、その接続部あるいは出力リード線をすでに設置さ
れている太陽電池モジュール701、隣接する太陽電池
モジュール704と下地材702との空間に押し込みな
がら、隣接する太陽電池モジュール704の軒側係合部
712を軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル706の棟側係合部710と係合させ仮固定する。そ
の時、コネクタ付きCVケーブル707、708は既に
設置されている横葺き屋根状太陽電池モジュール701
の、あるいは母屋方向に隣接する横葺き屋根状太陽電池
モジュール704のそれぞれ端子箱方向に押し込まれ
る。さらに、太陽電池モジュール704の棟側係合部7
11を吊り子により固定することにより、太陽電池モジ
ュール704を設置した。この場合、屋根としての防水
をとるために太陽電池モジュール間の母屋方向の継ぎ目
に継ぎ手用水切り板713を用いた。
【0091】この作業を繰り返すことにより、太陽電池
モジュールを所定の枚数接続し、延長ケーブルによりイ
ンバータ、接続箱に接続することにより所望の電力を得
ることができた。
【0092】このような実施例1の太陽電池モジュール
により、出力リード線が端子箱の対向する方向へ導出さ
れているため、コネクタ接続後に出力リード線を太陽電
池モジュール下に収める際、出力リード線の余剰分がコ
ネクタ接続部より端子箱を挟んで反対方向に逃げるため
のスペースを有することにより、隣接する太陽電池モジ
ュールを設置する場合に湾曲した電線を太陽電池モジュ
ールの軒側係合部と、それに係合する棟側係合部との間
に挟み込むことが無くなった。
【0093】(実施例2)本実施例は、出力リード線支
持部材を取着するまでの太陽電池モジュールの作成方
法、折り曲げ加工方法は実施例1と同じである。
【0094】図8に実施例2の太陽電池モジュールの概
略図、図9に実施例2で用いられる出力リード線支持部
材の概略図を示す。
【0095】出力リード線支持部材901は全体の形状
は概略L字状であり、太陽電池モジュール801に取着
するための面902が形成されている。また、この場合
材質はナイロンであり、摺動部903としては長さ50
mm幅10mmの長孔が開けられ、φ6.4mmの出力
リード線805であるCVケーブルが摺動するのに十分
な大きさである。また、摺動部903の端部には長さ1
0mm、幅6mmの出力リード線挟持部904が連設さ
れている。
【0096】平板の太陽電池モジュールを図8のような
形状に折り曲げ加工する場合には、出力リード線挟持部
904に出力リード線を固定し、出力リード線が垂れ下
がらないようにして、ローラー成型機により加工を行
う。
【0097】また、図10に実施例2の太陽電池モジュ
ールの設置例を示す。
【0098】下地材1002上に横葺き屋根状太陽電池
モジュール1001が複数枚敷設され、下地材1002
と横葺き屋根状太陽電池モジュール1001との間の空
間部1003に、隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュ
ール1004を電気的に接続するための出力リード線1
005を通し、横葺き屋根ユニットを構成している。
【0099】そこで、該横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル1001に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール
1004を設置する場合には、該太陽電池モジュール1
001の出力取出し部の端子箱1014に接続されたコ
ネクタ付きCVケーブル1008を出力リード線支持部
材1016の出力リード線挟持部から取り外して該太陽
電池モジュール1001の端面1009より外側に引き
出しておいて、隣接する横葺き太陽電池付き屋根板10
04の出力取出し部の端子箱1015に接続されたコネ
クタ付きCVケーブル1007と接続し、その接続部あ
るいは出力リード線をすでに設置されている太陽電池モ
ジュール1001、隣接する太陽電池モジュール100
4と下地材1002との空間に押し込みながら、隣接す
る太陽電池モジュール1004の軒側係合部1012を
軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール100
6の棟側係合部1010と係合させ仮固定する。その
時、コネクタ付きCVケーブル1007、1008は既
に設置されている横葺き屋根状太陽電池モジュール10
01の、あるいは母屋方向に隣接する横葺き屋根状太陽
電池モジュール1004のそれぞれ端子箱方向に押し込
まれる。さらに、太陽電池モジュール1004の棟側係
合部1011を吊り子により固定することにより、太陽
電池モジュール1004を設置した。この場合、屋根と
しての防水をとるために太陽電池モジュール間の母屋方
向の継ぎ目に継ぎ手用水切り板1013を用いた。
【0100】この作業を繰り返すことにより、太陽電池
モジュールを所定の枚数接続し、延長ケーブルによりイ
ンバータ、接続箱に接続することにより所望の電力を得
ることができた。
【0101】本実施例により、出力リード線が固定され
るために、平板の太陽電池モジュールを折り曲げ加工す
る時に出力リード線を噛み込むことがなくなり、作業性
と歩留まりが向上する。
【0102】また、出力リード線が端子箱の対向する方
向へ導出され、かつ出力リード線が出力リード線支持部
材に挿通されているため、コネクタ接続後に出力リード
線を太陽電池モジュール下に収める際、出力リード線の
余剰分がコネクタ接続部より端子箱を挟んで反対方向に
逃げることにより、隣接する太陽電池モジュールを設置
する場合に湾曲した電線を太陽電池モジュールの軒側係
合部と、それに係合する棟側係合部との間に挟み込むこ
とが無くなった。
【0103】(実施例3)本実施例は、出力リード線支
持部材の形状以外は実施例2の太陽電池モジュールの作
成方法、折り曲げ方法、設置方法は同じである。
【0104】図11に実施例3の太陽電池モジュールの
概略図を示す。また、図12に実施例3で用いられる出
力リード線支持部材の概略図を示す。
【0105】実施例3で用いられる出力リード線支持部
材1201は全体の形状は概略凹字状であり、太陽電池
モジュールに取着するための面1202が形成されてい
る。また、この場合、材質はポリアセタールであり、摺
動部1204として、片方の立ち上がった面1203に
は、長さ100mm幅10mmの長孔が開けられ、φ
6.4mmの出力ケーブル1105であるCVケーブル
が摺動するのに十分な大きさである。また、摺動部12
04の端部にはφl3mmのコネクタを挿通することが
できる孔部1205が設けられ、さらにその端に長さ1
0mm、幅6mmの出力リード線挟持部1206が孔部
1205に連設されている。また、もう一方の立ち上が
った面は出力リード線抑制板1207であり、設置時に
出力リード線が導出方向に鉛直に動くことを防止するも
のである。
【0106】平板の太陽電池モジュールを図11のよう
な形状に折り曲げ加工する場合には、出力リード線挟持
部1206に出力リード線を固定し、出力リード線11
05が垂れ下がらないようにして、ローラー成型機によ
り加工を行う。
【0107】また、太陽電池モジュールの設置は実施例
2と同様に行うことができる。
【0108】本実施例により、出力リード線が固定され
るために、平板の太陽電池モジュールを折り曲げ加工す
る時に出力リード線を噛み込むことがなくなり、作業性
と歩留まりが向上する。
【0109】また、出力リード線が端子箱の対向する方
向へ導出され、さらに、出力リード線抑制板を設けるこ
とにより、コネクタ接続後に出力リード線を太陽電池モ
ジュール下に収める際、出力リード線の余剰分がコネク
タ接続部より端子箱を挟んで反対方向に逃げることによ
り、隣接する太陽電池モジュールを設置する場合に湾曲
した電線を太陽電池モジュールの軒側係合部と、それに
係合する棟側係合部との間に挟み込むことが無くなっ
た。
【0110】(実施例4)本実施例は、出力リード線支
持部材の形状以外は実施例2の太陽電池モジュールの作
成方法、折り曲げ方法、設置方法は同じである。
【0111】図13に実施例4の太陽電池モジュールの
概略図を示す。また、図14に実施例4で用いられる出
力リード線支持部材の概略図を示す。
【0112】実施例4で用いられる出力リード線支持部
材1401は全体の形状は概略正方形の筒状であり、そ
のうち一面は太陽電池モジュールに取着するための面1
402である。また、この場合、材質はポリアセタール
であり、摺動部1404として、片方の立ち上がった面
1403には、幅10mmの間隙部が開けられ、φ6.
4mmのCVケーブルが摺動するのに十分な大きさであ
る。また、その一部にはφl3mmのコネクタを挿通す
ることができる孔部1405が連設されている。コネク
タ付き出力リード線を出力リード線挿入孔1406を通
し、孔部1405から取り出すことにより、おおよそ出
力リード線が固定される。また、もう一方の立ち上がっ
た面は出力リード線抑制板1407であり、設置時に出
力リード線が導出方向に鉛直に動くことを防止するもの
である。
【0113】平板の太陽電池モジュールを図13のよう
な形状に折り曲げ加工する場合には、前記のように出力
リード線を固定し、出力リード線が垂れ下がらないよう
にして、ローラー成型機により加工を行う。
【0114】また、太陽電池モジュールの設置は実施例
2と同様に行うことができる。
【0115】本実施例により、出力リード線が固定され
るために、平板の太陽電池モジュールを折り曲げ加工す
る時に出力リード線を噛み込むことがなくなり、作業性
と歩留まりが向上する。
【0116】また、出力リード線が端子箱の対向する方
向へ導出され、さらに、出力リード線抑制板を設けるこ
とにより、コネクタ接続後に出力リード線を太陽電池モ
ジュール下に収める際、出力リード線の余剰分がコネク
タ接続部より端子箱を挟んで反対方向に逃げることによ
り、隣接する太陽電池モジュールを設置する場合に湾曲
した電線を太陽電池モジュールの軒側係合部と、それに
係合する棟側係合部との間には挟み込むことが無くなっ
た。
【0117】(実施例5)本実施例の太陽電池モジュー
ルは、端子箱が太陽電池モジュールの長辺と平行な直線
上に無く、折り曲げられた形状が瓦棒状である以外は実
施例2と同じものである。支持部材も実施例2と同様な
ものが用いられており、折り曲げ加工時も同じように出
力リード線の固定を行う。
【0118】図15に実施例5の太陽電池モジュールの
概略図を示す。また、図16に実施例5の太陽電池モジ
ュールの設置例を示す。
【0119】瓦棒屋根状太陽電池モジュール1601を
屋根上に設置する場合、図16のように太陽電池モジュ
ール1601をスペーサー1602と芯木1603でで
きた段差の上に仮固定し、該太陽電池モジュールの垂上
部1604を釘1605により固定する。
【0120】そして、該太陽電池モジュール1601に
隣接する太陽電池モジュール1606を設置する場合に
は、太陽電池モジュール1601の端子箱1612より
導出されたコネクタ付き出力リード線1607を太陽電
池モジュール1601の端面1608より外側に引き出
しておいて、隣接する太陽電池モジュール1606の端
子箱1613より導出されたコネクタ付き出力リード線
1609と接続し、その接続部あるいは出力リード線を
すでに設置されている太陽電池モジュール1701と隣
接する太陽電池モジュール1606と屋根下地材161
0との間に押し込みながら隣接する太陽電池モジュール
1606をスペーサー1602と芯木1603でできた
段差の上に仮固定し、垂上部1611を釘により固定す
る。その時、すでに設置されている太陽電池モジュール
のあるいは隣接する瓦棒屋根状太陽電池モジュールの端
子箱の方向にそれぞれ押し込まれる。この場合、防水を
とるために棟方向に隣接する太陽電池モジュール160
6を太陽電池モジュール1601の端部にコーキング剤
あるいは高分子弾性材を介して一部重畳させた。
【0121】この作業を繰り返すことにより、太陽電池
モジュールを所定の枚数接続し、延長ケーブルによりイ
ンバータ、接続箱に接続することにより所望の電力を得
ることができる。
【0122】本実施例により、出力リード線が固定され
るために、平板の太陽電池モジュールを折り曲げ加工す
る時に出力リード線を噛み込むことがなくなり、作業性
と歩留まりが向上する。
【0123】また、出力リード線が端子箱の対向する方
向へ導出され、かつ出力リード線が出力リード線支持部
材に挿通されているため、コネクタ接続後に出力リード
線を太陽電池モジュール下に収める際、出力リード線の
余剰分がコネクタ接続部より端子箱を挟んで反対方向に
逃げることにより、隣接する太陽電池モジュールを設置
する場合に湾曲した電線を太陽電池モジュールと芯木の
間に挟み込むことが無くなった。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明の太陽電池モ
ジュールあるいはその折り曲げ方法、設置方法により、
以下のような効果が得られた。
【0125】(1)太陽電池モジュール間の接続が行い
やすくなり、現場作業性が著しく向上した。
【0126】(2)太陽電池モジュール間の接続が行い
やすくなり、工期が短縮され、設置コストが大幅に削減
できた。
【0127】(3)太陽電池モジュールを設置する際
に、電線を噛み込むことが無くなり、設置作業の信頼性
が向上した。
【0128】(4)太陽電池モジュールを設置する際
に、電線の傷つきが起こることが無くなり、太陽光発電
装置の絶縁性能の耐久性が向上した。
【0129】(5)太陽電池モジュールを折り曲げ加工
する際に、電線の噛み込みを注意することが無くなり、
作業性が向上した。
【0130】(6)太陽電池モジュールを折り曲げ加工
する際に、電線の噛み込むことが無くなり、太陽電池モ
ジュールの歩留が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池モジュールの一例(実施例1
の太陽電池モジュール)の裏側の概略図である。
【図2】本発明の太陽電池モジュールの一例(実施例1
の太陽電池モジュール)の折り曲げ前の断面図である。
【図3】本発明の太陽電池モジュールの他の例の裏側の
概略図である。
【図4】本発明で太陽電池モジュールの折り曲げに使用
されるローラ成型機の概略図である。
【図5】ローラ成型機で折り曲げられた太陽電池モジュ
ールの一例である。
【図6】本発明の太陽電池モジュールの設置時における
出力リード線の動きの図である。
【図7】実施例1の太陽電池モジュールの設置概略図で
ある。
【図8】実施例2の太陽電池モジュールの概略図であ
る。
【図9】実施例2の太陽電池モジュールの出力リード線
支持部材の概略図である。
【図10】実施例2の太陽電池モジュールの設置概略図
である。
【図11】実施例3の太陽電池モジュールの設置概略図
である。
【図12】突施例3の太陽電池モジュールの出力リード
線支持部材の概略図である。
【図13】実施例4の太陽電池モジュールの概略図であ
る。
【図14】実施例4の太陽電池モジュールの出力リード
線支持部材の概略図である。
【図15】実施例5の太陽電池モジュールの概略図であ
る。
【図16】実施例5の太陽電池モジュールの設置概略図
である。
【図17】従来例1の太陽電池モジュールの設置概略図
である。
【図18】従来例2の太陽電池モジュールの設置概略図
である。
【符号の説明】
101 太陽電池モジュール 102 裏面補強材 103 耐候性透明フィルム 104 端子箱 105 出力リード線 106 軒側係合部 107 棟側係合部 201 太陽電池モジュール 202 裏面補強材 203 充填材 204 太陽電池素子 205 耐候性透明フィルム 206 端子箱 207 出力リード線 208 コネクタ 301 太陽電池モジュール 302 裏面補強材 303 耐候性透明フィルム 304 端子箱 305 出力リード線 306 軒側係合部 307 棟側係合部 308 出力リード線支持部材 401 太陽電池モジュール 402 搬送ローラ 403 加工ローラ 404 出力リード線 501 瓦棒屋根状太陽電池モジュール 502 垂上部 503 端子箱 504 出力リード線 505 コネクタ 601 出力リード線 602 太陽電池モジュール 701 横葺き屋根状太陽電池モジュール 702 下地材 703 空間部 704 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール 705 配線材 706 軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル 707、708 コネクタ付きCVケーブル 709 端面 710 軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュー
ルの棟側係合部 711 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュールの棟
側係合部 712 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュールの軒
側係合部 713 継ぎ手用水切り板 714、715 端子箱 801 太陽電池モジュール 802 裏面補強材 803 耐候性透明フィルム 804 端子箱 805 出力リード線 806 軒側係合部 807 棟側係合部 808 出力リード線支持部材 901 出力リード線支持部材 902 太陽電池モジュールに取着するための面 903 摺動部 904 出力リード線挟持部 1001 横葺き屋根状太陽電池モジュール 1002 下地材 1003 空間部 1004 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール 1005 配線材 1006 軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュ
ール 1007、1008 コネクタ付きCVケーブル 1009 端面 1010 軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュ
ールの棟側係合部 1011 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュールの
棟側係合部 1012 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュールの
軒側係合部 1013 継ぎ手用水切り板 1014、1015 端子箱 1016 出力リード線支持部材 1101 太陽電池モジュール 1102 裏面補強材 1103 耐候性透明フィルム 1104 端子箱 1105 出力リード線 1106 軒側係合部 1107 棟側係合部 1108 出力リード線支持部材 1201 出力リード線支持部材 1202 太陽電池モジュールに取着するための面 1203 摺動部を有する面 1204 摺動部 1205 孔部 1206 出力リード線挟持部 1207 出力リード線逃げ防止板部 1301 太陽電池モジュール 1302 裏面補強材 1303 耐候性透明フィルム 1304 端子箱 1305 出力リード線 1306 軒側係合部 1307 棟側係合部 1308 出力リード線支持部材 1401 出力リード線支持部材 1402 太陽電池モジュールに取着するための面 1403 摺動部を有する面 1404 摺動部 1405 孔部 1406 出力リード線挿入孔 1407 出力リード線逃げ防止板部 1501 太陽電池モジュール 1502 裏面補強材 1503 耐候性透明フィルム 1504 端子箱 1505 出力リード線 1506 垂上部 1507 出力リード線支持部材 1601 瓦棒屋根状太陽電池モジュール 1602 スペーサー 1603 芯木 1604、1611 垂上部 1605 釘 1606 隣接する太陽電池モジュール 1607、1609 コネクタ付き電線 1608 再端部 1610 屋根下地材 1612、1613 端子箱 1614 出力リード線支持部材 1701 瓦棒屋根状太陽電池モジュール 1702 スペーサー 1703 芯木 1704、1711 垂上部 1705 釘 1706 隣接する太陽電池モジュール 1707、1709 コネクタ付き電線 1708 端面 1710 屋根下地材 1712、1713 端子箱 1801 横葺き屋根状太陽電池モジュール 1802 下地材 1803 空問部 1804 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール 1805 配線材 1806 軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュ
ール 1807、1808 コネクタ付きCVケーブル 1809 端面 1810 軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュ
ールの棟側係合部 1811 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュールの
棟側係合部 1812 隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュールの
軒側係合部 1813 継ぎ手用水切り板 1814、1815 端子箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 直規 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2E108 KK01 LL04 MM00 NN07 5F051 BA03 BA11 BA18 JA02 JA08 KA03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池素子と裏面補強材と該太陽電池
    素子に電気的接続された出力リード線と、該太陽電池素
    子と該出力リード線の電気的接続部上に配置された端子
    箱と、該出力リード線の先端にコネクタとを有する太陽
    電池モジュールにおいて、該端子箱が該太陽電池モジュ
    ールの正極と負極でそれぞれ独立しているとともに、該
    端子箱より該出力リード線が該太陽電池モジュールの内
    側向きに導出されていることを特徴とする太陽電池モジ
    ュール。
  2. 【請求項2】 該出力リード線が該太陽電池モジュール
    の長手方向に平行に、それぞれが対向する向きに導出さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モ
    ジュール。
  3. 【請求項3】 前記出力リード線の摺動部を有する出力
    リード線支持部材が該裏面補強材上に取着され、前記出
    力リード線が該摺動部を少なくとも1度挿通しているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジ
    ュール。
  4. 【請求項4】 前記摺動部が、前記出力リード線が導出
    されている方向に平行な長孔であることを特徴とする請
    求項3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記摺動部が、前記出力リード線と導出
    されている方向に垂直な長孔であることを特徴とする請
    求項3に記載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記摺動部の開口幅が、前記コネクタの
    最大外径より小さいことを特徴とする請求項3〜5いず
    れかに記載の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 前記摺動部の一部に、前記コネクタの最
    大外径より大きい孔部が連設されていることを特徴とす
    る請求項3〜6いずれかに記載の太陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 前記摺動部の一部に、前記出力リード線
    の外径より小さい出力リード線挟持部が連設されている
    ことを特徴とする請求項3〜7いずれかに記載の太陽電
    池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記出力リード線支持部材が、出力リー
    ド線逃げ防止板部を有することを特徴とする請求項3〜
    8いずれかに記載の太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 前記出力リード線支持部材と前記端子
    箱が一体成形されていることを特徴とする請求項3〜9
    いずれかに記載の太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 前記出力リード線支持部材が、接着剤
    と粘着材の双方を併用することにより取着されているこ
    とを特徴とする請求項3〜10いずれかに記載の太陽電
    池モジュール。
  12. 【請求項12】 受光面側の最表面被覆材が、耐候性透
    明フィルムであることを特徴とする請求項1〜11いず
    れかに記載の太陽電池モジュール。
  13. 【請求項13】 前記太陽電池素子が、ステンレス基板
    上に形成された非結晶シリコン系であることを特徴とす
    る請求項1〜12いずれかに記載の太陽電池モジュー
    ル。
  14. 【請求項14】 前記太陽電池モジュールが、可撓性を
    有することを特徴とする請求項1〜13いずれかに記載
    の太陽電池モジュール。
  15. 【請求項15】 前記太陽電池モジュールが、折り曲げ
    加工されていることを特徴とする請求項1〜14いずれ
    かに記載の太陽電池モジュール。
  16. 【請求項16】 前記太陽電池モジュールが、建材一体
    型であることを特徴とする請求項1〜15いずれかに記
    載の太陽電池モジュール。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16いずれかに記載の太陽
    電池モジュールを複数枚敷設して成ることを特徴とする
    太陽電池アレイ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の太陽電池アレイ
    が、該太陽電池アレイの出力を制御するインバータある
    いは接続箱に接続されることを特徴とする太陽光発電装
    置。
  19. 【請求項19】 インバータを介して系統に連系されて
    いることを特徴とする請求項18記載の太陽光発電装
    置。
  20. 【請求項20】 太陽電池素子と裏面補強材と該太陽電
    池素子に電気的接続された出力リード線と、該太陽電池
    素子と該出力リード線の電気的接続部上に配置された端
    子箱と、該出力リード線の先端にコネクタとを有する太
    陽電池モジュールであって、該太陽電池モジュールの正
    極と負極でそれぞれ独立している該端子箱が取着される
    とともに、該端子箱より該出力リード線が該太陽電池モ
    ジュールの長手方向に平行に、それぞれが対向する向き
    に導出され、かつ前記出力リード線の摺動部を有する出
    力リード線支持部材が該裏面補強材上に取着され、さら
    に前記出力リード線が該摺動部を少なくとも1度挿通さ
    れている太陽電池モジュールを折り曲げ加工するに際
    し、該摺動部の一部に連設されている出力リード線挟持
    部にて出力リード線を固定した後、ローラーフォーマー
    加工を行う工程を有することを特徴とする太陽電池モジ
    ュールの製造方法。
  21. 【請求項21】 太陽電池素子と裏面補強材と該太陽電
    池素子に電気的接続された出力リード線と、該太陽電池
    素子と該出力リード線の電気的接続部上に配置された端
    子箱と、該出力リード線の先端にコネクタとを有する太
    陽電池モジュールであって、該太陽電池モジュールが該
    太陽電池モジュールの正極と負極でそれぞれ独立してい
    る該端子箱を有し、該端子箱より該出力リード線が該太
    陽電池モジュールの長手方向に平行に、それぞれが対向
    する向きに導出され、かつ前記出力リード線の摺動部を
    有する出力リード線支持部材が該裏面補強材上に取着さ
    れ、さらに前記出力リード線が該摺動部を少なくとも1
    度挿通し、かつ該摺動部の一部に連設されている出力リ
    ード線挟持部にて固定されている太陽電池モジュールを
    設置するに際し、該太陽電池モジュールを敷設する前に
    該出力リード線挟持部より該出力リード線を取り外し、
    隣接する太陽電池モジュール間のコネクタ接続を行うこ
    とを特徴とする太陽電池モジュールの設置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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