JP2001313405A - 太陽電池モジュールおよびその設置方法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよびその設置方法

Info

Publication number
JP2001313405A
JP2001313405A JP2000131093A JP2000131093A JP2001313405A JP 2001313405 A JP2001313405 A JP 2001313405A JP 2000131093 A JP2000131093 A JP 2000131093A JP 2000131093 A JP2000131093 A JP 2000131093A JP 2001313405 A JP2001313405 A JP 2001313405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
output lead
cell module
terminal box
positive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000131093A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitaka Toyomura
文隆 豊村
Nobuyoshi Takehara
信善 竹原
Naoki Manabe
直規 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000131093A priority Critical patent/JP2001313405A/ja
Publication of JP2001313405A publication Critical patent/JP2001313405A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極性の方向が異なる二種類の太陽電池モジュ
ールを用意する必要のない、又は延長線を使用する必要
のない太陽電池モジュールとその設置方法を提供する。 【解決手段】 1以上の太陽電池素子と、1つの端部で
太陽電池素子の1つと電気的に接続している正極出力リ
ード線104と、1つの端部とは別の1つの端部で太陽
電池素子の1つと電気的に接続している負極出力リード
線106と、正極出力リード線104と太陽電池素子と
の接続部上に存在する正極端子箱103と、負極出力リ
ード線106と太陽電池素子との接続部上に存在する負
極端子箱108とを備え、正極出力リード線104及び
/又は負極出力リード線106の1つの端部ではない端
部と正極端子箱103及び/又は負極端子箱108との
間の長さが正極端子箱103及び/又は負極端子箱10
8と正極端子箱103及び/又は負極端子箱108から
最も離れた太陽電池モジュール101の端辺との距離よ
りも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池素子と、
それに電気的に接続された出力リード線と、それらの電
気的接続部上に配置された端子箱とを具備する太陽電池
モジュールおよびその設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エコロジーに対する人々の意識が
高まり、クリーンなエネルギーである太陽電池に対する
期待がますます大きくなってきている。太陽電池モジュ
ールの出力端子は、ねじどめ方式、リード線方式、ソケ
ット方式等があり、いずれの場合も絶縁のために太陽電
池素子と出力リード線の電気的接続部を内部に有する防
水構造を持つ端子箱を設けることが多い。
【0003】端子箱には、正極と負極を同一内に有する
タイプと、正極と負極が独立しているタイプがあり、必
要に応じてダイオード等が接続されている。特に、最近
は太陽電池素子を建材と一体化した建材一体型モジュー
ルが注目されており、 「建材屋根一体型太陽電池モジュ
ール」 、「建材壁一体型太陽電池モジュール」 等の開
発、施工が盛んに行われてきており、住宅の瓦屋根の上
や、建築物の屋上や壁等に設置される例も年々増加して
きた。それらは、通常の建材との互換性を持たせるため
に、若しくは美観上厚みを薄くすることが望まれてい
る。
【0004】建材一体型モジュールを屋根上に設置する
方法としては、以下の通りである。例えば、特開平7−
302924号公報では、下地材上に横葺き屋根状太陽
電池モジュールが複数枚敷設され、野地板のような下地
材と横葺き屋根状太陽電池モジュールとの間の空間部
に、隣接する太陽電池モジュールを電気的に接続するた
めの配線材を通し、接続を行っている。
【0005】上記の特開平7−302924号公報で
は、図8のように、下地材802上に横葺き屋根状太陽
電池モジュール801が複数枚敷設され、下地材802
と横葺き屋根状太陽電池モジュール801との間の空間
部803に、隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール
804を電気的に接続するための配線材805を通し、
横葺き屋根ユニットを構成している。ここで、図8は、
従来例1の太陽電池モジュールの設置例を示す図であ
る。
【0006】そして、該横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル801に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール8
04を設置する場合には、該太陽電池モジュール801
の端子箱814から導出されたコネクタ付き出力リード
線808を該太陽電池モジュール801の端面809よ
り外側に引き出しておいて、隣接する横葺き太陽電池付
き屋根板(横葺き屋根状太陽電池モジュール804)の
端子箱815から導出されたコネクタ付き出力リード線
807と接続する。そして、その接続部、若しくは電線
をすでに設置されている太陽電池モジュール801およ
び隣接する太陽電池モジュール804と、下地材802
との空間に押し込みながら、隣接する太陽電池モジュー
ル804の軒側係合部812を軒側に隣接する横葺き屋
根状太陽電池モジュール806の棟側係合部810と係
合させ仮固定する。さらに、太陽電池モジュール804
の棟側係合部811を吊り子により固定することによ
り、太陽電池モジュール804を設置した。この場合、
屋根としての防水をとるために、太陽電池モジュール間
の母屋方向の継ぎ目に継ぎ手用水切り板813を用い
た。
【0007】これらの作業を繰り返すことにより、太陽
電池モジュールを所定の枚数接続し、延長線によりイン
バータ、接続箱に接続することによって所望の電力を得
ることができた。
【0008】また、特開平7−211932号公報で
は、木材、モルタル、セメント等の下地材上にスペーサ
部材を介して、瓦棒屋根状太陽電池モジュールを設置す
ることが開示されている。ここで、隣接する瓦棒屋根状
太陽電池モジュール同士の電気接続は、太陽電池モジュ
ールと下地材の空間で、コネクタ付き電線により行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、建材一
体型太陽電池モジュール、特に横葺き屋根状太陽電池モ
ジュールを設置する場合には、太陽電池モジュールに棟
・軒側の方向性が存在した。そのため、図9より、母屋
方向に所定の枚数の太陽電池モジュール901を設置し
終え、一段棟側の太陽電池モジュール902を設置する
場合は、一段軒側の太陽電池モジュール901と正極と
負極の極性が反対の太陽電池モジュールを用意する必要
があった。ここで、図9は、従来例2の太陽電池モジュ
ールの設置例を示す図である。
【0010】それにより、屋根上等の狭い設置現場で
は、二種類以上の太陽電池モジュールを同時に置かなけ
ればならない、若しくは一段棟側を設置する度に極性が
違う太陽電池モジュールを地面から屋根上に持ち上げな
ければならない等、作業が煩雑になった。また、太陽電
池モジュールを極性別に二種類、製造・管理する必要が
あり、手間がかかった。
【0011】さらに、図10より、一種類の太陽電池モ
ジュール1001で設置していく場合は、極性が反対に
なる太陽電池モジュール毎に延長線1002を用意する
必要があり、コネクタ接続部1003が増えるとともに
接続が煩雑になり、作業性が悪くなり、コネクタ分のコ
ストもかかった。ここで、図10は、従来例3の太陽電
池モジュールの設置例を示す図である。
【0012】また、瓦棒屋根状太陽電池モジュールの場
合は、防水・気密の目的のために高分子弾性材、水切り
板等が軒先側に取付けられていることがある。その場
合、太陽電池モジュールに方向性が生じるため、母屋方
向に隣接する太陽電池モジュールと正極と負極の極性が
反対の太陽電池モジュールを用意する必要があった。
【0013】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、極性の方向が異なる二種類の太陽電池モジ
ュールを用意する必要のない、若しくは延長線を使用す
る必要のない太陽電池モジュールとその設置方法を提供
することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の太陽電池モジュールは、少なくとも1つの
太陽電池素子と、1つの端部が少なくとも1つの該太陽
電池素子と少なくとも電気的に接続している正極出力リ
ード線と、1つの端部が少なくとも1つの該太陽電池素
子と少なくとも電気的に接続している負極出力リード線
と、前記正極出力リード線と太陽電池素子との電気的接
続部上に存在する正極端子箱と、前記負極出力リード線
の太陽電池素子との電気的接続部上に存在する負極端子
箱とを備え、前記正極出力リード線の前記1つの端部で
はない端部と前記正極端子箱との間の長さは、前記正極
端子箱と前記正極端子箱から最も離れた太陽電池モジュ
ールの端辺との距離よりも大きい長さを有し、および/
または、前記負極出力リード線の前記1つの端部ではな
い端部と前記負極端子箱との間の長さは、前記負極端子
箱と前記負極端子箱から最も離れた太陽電池モジュール
の端辺との距離よりも大きい長さを有することを特徴と
する。
【0015】本発明においては、前記正極端子箱と前記
負極端子箱のうちの少なくともいずれか一方に設けられ
る前記正極出力リード線または前記負極出力リード線が
前記正極端子箱または前記負極端子箱から外へ導出され
る導出方向は、前記正極出力リード線または前記負極出
力リード線によって電気的に直接接続される別の太陽電
池モジュールに最も近い側の端辺以外の方向であること
が好ましい。
【0016】また、前記正極出力リード線が前記正極端
子箱から外部へ導出される導出方向は、前記負極出力リ
ード線が前記負極端子箱から外部へ導出される導出方向
と逆方向であり、前記正極出力リード線と前記負極出力
リード線とがそれぞれ前記正極端子箱と前記負極端子箱
とに設けられていることが好ましい。また、前記正極出
力リード線および/または前記負極出力リード線を支持
する部材が受光面と反対側の面に取着されていることが
好ましい。また、前記正極出力リード線および/または
前記負極出力リード線を支持する部材が前記太陽電池モ
ジュールの長手方向の中心線上に取着されていることが
好ましい。また、前記正極出力リード線および/または
前記負極出力リード線を支持する部材が接着剤若しくは
粘着材若しくはそれら双方により取着されていることが
好ましい。また、前記正極出力リード線および/または
前記負極出力リード線を固定する部材が受光面と反対側
の面に取着されていることが好ましい。また、前記正極
出力リード線および/または前記負極出力リード線を固
定する部材が前記太陽電池モジュールの長手方向の中心
線上に取着されていることが好ましい。また、前記正極
出力リード線および/または前記負極出力リード線を固
定する部材が接着剤若しくは粘着材若しくはそれら双方
により取着されていることが好ましい。
【0017】また、前記太陽電池モジュールは、裏面補
強材を有することができる。また、前記太陽電池モジュ
ールは、受光面側の最表面被覆材が耐候性透明フィルム
であることが好ましい。
【0018】また、前記太陽電池素子は、基板上に形成
された非晶質シリコン系であることが好ましい。
【0019】また、前記正極出力リード線および/また
は前記負極出力リード線は、可撓性を有することができ
る。
【0020】そして、前記太陽電池モジュールは、折り
曲げ加工されていることが好ましい。さらに、前記太陽
電池モジュールは、建材一体型であることが好ましい。
【0021】本発明の太陽電池アレイは、前記太陽電池
モジュールを複数枚敷設して成ることができる。本発明
の太陽光発電装置は、前記太陽電池アレイが該太陽電池
アレイの出力を制御するインバータ若しくは接続箱に接
続されることができる。本発明においては、前記太陽電
池アレイが該太陽電池アレイの出力を制御するインバー
タを介して系統に連系されることが好ましい。
【0022】本発明の太陽電池モジュールの設置方法
は、少なくとも1つの太陽電池素子と、1つの端部が少
なくとも1つの該太陽電池素子と少なくとも電気的に接
続している正極出力リード線と、1つの端部が少なくと
も1つの該太陽電池素子と少なくとも電気的に接続して
いる負極出力リード線と、前記正極出力リード線と太陽
電池素子との接続部上に存在する正極端子箱と、前記負
極出力リード線の太陽電池素子との接続部上に存在する
負極端子箱とを備える太陽電池モジュールを複数相互に
電気的接続する太陽電池モジュールの設置方法であっ
て、前記正極出力リード線の前記1つの端部ではない端
部と前記正極端子箱との間の長さは、前記正極端子箱と
前記正極端子箱から最も離れた太陽電池モジュールの端
辺との距離よりも大きく、および/または、前記負極出
力リード線の前記1つの端部ではない端部と前記負極端
子箱との間の長さは、前記負極端子箱と前記負極端子箱
から最も離れた太陽電池モジュールの端辺との距離より
も大きく、一方の前記太陽電池モジュールの前記正極出
力リード線および/または前記負極出力リード線は、他
方の前記太陽電池モジュールの前記負極リード線および
/または前記正極出力リード線と接続されることを特徴
とする。
【0023】本発明においては、前記一方の太陽電池モ
ジュールは、少なくとも支持部材を有し、該支持部材に
より、前記一方の太陽電池モジュールが有する前記正極
出力リード線と前記負極出力リード線のうち少なくとも
いずれか一方を前記一方の太陽電池モジュールに支持で
きることが好ましい。
【0024】さらに、前記支持部材は、前記正極出力リ
ード線および/または前記負極出力リード線を前記一方
の太陽電池に固定する部材であることが好ましい。
【0025】
【作用】前述したように、従来の太陽電池モジュールで
は棟段数が一段変わる毎に、極性の方向が異なる二種類
の太陽電池モジュールを用意するか、若しくは延長線を
使用する必要があった。
【0026】本発明の太陽電池モジュールおよび太陽電
池モジュールの設置方法を使用すれば、出力リード線が
正極と負極で独立した端子箱よりそれぞれ導出されてお
り、その正極および/または負極の出力リード線は、そ
れ自身が導出されている箱と対向する端面より取り出さ
れるだけの長さを有するので、図7(a),(b)のよ
うに、出力リード線を取り出す端面を変えることによ
り、極性の方向が違う二種類の太陽電池モジュールを形
成することができる。ここで、図7は、本発明に係る極
性の方向が違う二種類の太陽電池モジュールを示す図で
あり、(a)は太陽電池モジュールの極性の方向と同じ
方向に出力リード線を配す場合、(b)は太陽電池モジ
ュールの極性の方向と違う方向に出力リード線を配す場
合である。
【0027】また、太陽電池モジュールの裏面に出力リ
ード線を支持および/または固定する部材(以下、出力
リード線支持部材という)を設けることにより、出力リ
ード線を取り出す端面を決定し、極性の方向が違う二種
類の太陽電池モジュールを形成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい一実施の
形態について説明する。図1に本発明の実施の形態に係
る太陽電池モジュールの例として裏側より観た概略図、
図2に本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュールの
別の例として裏側から見た概略図をそれぞれ示す。図1
の太陽電池モジュール101は、裏面補強材102上に
ラミネーション材料により光電変換素子即ち太陽電池素
子を充填保持し、表面即ち受光面側に耐候性透明フィル
ムを有する構成のものである。図1、図2とも、太陽電
池モジュールを裏面から図示したものであり、本図で
は、太陽電池素子と耐候性透明フィルムも不図示であ
る。
【0029】基台である裏面補強材102上の太陽電池
モジュール101の正極と負極の電極を覆いかぶせるよ
うに、それぞれ端子箱103,108が接着され、そこ
から出力リード線104,106が導出されている。こ
の出力リード線には必要に応じてコネクタ105がつい
ている。このコネクタ105は必要に応じて更に防水機
能をもったものでもよい。
【0030】このとき、各出力リード線104,106
が端子箱から導出される方向はそれぞれ棟方向であり、
また、各出力リード線104,106が正極と負極で独
立した端子箱103,108よりそれぞれ導出されてい
る。各出力リード線104,106は、それら自身が導
出されている端子箱103,108と対向する端面より
取り出されるだけの長さを少なくとも有している。即ち
各出力リード線の長さは、各端子箱と、その端子箱から
最も離れた太陽電池モジュールの端辺との距離の長さを
少なくとも有している。
【0031】また、図2の太陽電池モジュール201
は、図1の太陽電池モジュールと同様に作成されたもの
であり、さらに裏面補強材202上に出力リード線支持
部材203を粘着材により取着されたものである。な
お、出力リード線支持部材203は、接着剤により裏面
補強材202上に取着されてもよい。
【0032】このとき、必要に応じて設けられるコネク
タ206を付けた出力リード線205が端子箱204よ
り導出されている向きは、正極と負極それぞれの端子箱
204が互いに対向する向きであり、出力リード線20
5が正極と負極で独立した端子箱204よりそれぞれ導
出されている。その出力リード線205は、図1の太陽
電池モジュールと同様にそれ自身が導出されている端子
箱204と対向する端面即ち太陽電池モジュールの端辺
より取り出されるだけの長さを少なくとも有している。
そして、出力リード線205は、任意の端面から取り出
されるように出力リード線支持部材203にて支持され
ている。なお、図1に示す太陽電池モジュールにも、出
力リード線支持部材203を図2の太陽電池モジュール
と同様に設けて用いてもよい。
【0033】次に、本発明の実施の形態として使用され
る太陽電池モジュール、端子箱、出力リード線、コネク
タ、太陽電池モジュールの折り曲げ方法、下地材、取り
付け部材、出力リード線支持(固定)部材について詳し
く説明する。 (太陽電池モジュール)本発明の実施の形態として用い
る太陽電池モジュールに特に限定はないが、光起電力素
子として、シリコン半導体としては単結晶シリコン太陽
電池、多結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン
太陽電池等が使用できる。そして、化合物半導体として
は、III −V族化合物太陽電池、II−VI族化合物太陽電
池、I−III −VI族化合物太陽電池等が使用できる。
【0034】本発明の実施の形態として使用される太陽
電池モジュールは、好ましくは、アモルファスシリコン
太陽電池を使用した太陽電池モジュールである。これ
は、太陽電池モジュールの表面保護材に耐候性透明フィ
ルムを用い、かつ、裏面補強材に金属屋根に使用される
ような金属鋼板を用いたものである。それは、例えば、
折版形状、瓦棒形状、横葺き形状に成形することができ
る。
【0035】アモルファスシリコン太陽電池は、フィル
ム基板や導電性基板上に薄膜で形成することができるた
め、太陽電池自体を軽量にすることが可能であり、建材
として使用する際、有効である。
【0036】特に、導電性基板を基板に用いたアモルフ
ァスシリコン太陽電池は、構造的な強度が強く、しか
も、可曲性を有するため、形状自由度が高く、いろいろ
な屋根形状や壁形状に対応する(建材一体型)ことがで
きる。
【0037】また、本発明の実施の形態として用いられ
る太陽電池モジュールは正極と負極が独立していて、別
々の端子箱を有するものである。端子箱からは電気的出
力を取り出すための出力リード線が導出されている。
【0038】好ましくは、太陽電池モジュールの折り曲
げ加工における作業性のために、導出方向は、例えばロ
ーラ成型機の搬送方向に平行であることが好ましい。し
かし、搬送用ローラ間に入る寸法に収まっていれば、い
ずれの向きに導出することもできる。
【0039】(端子箱)本発明の実施の形態として用い
られる端子箱は、主に、耐熱性、耐湿性、耐水性、電気
絶縁性、耐寒性、耐油性、耐候性、耐衝撃性に優れたも
のが要求される。また、好ましくは、接着剤との接着性
が良い材質が良い。
【0040】上記の要素を考慮にいれると、端子箱とし
てはプラスチックが好ましく、難燃性等を考えると、難
燃性プラスチックやセラミックス等が好ましい。例え
ば、プラスチックとしては、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリアセタール、変性PPO(PPE)、ポリエ
ステル、ポリアリレート、不飽和ポリエステル、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト、ナイロン等の樹脂、エンジニアリング・プラスチッ
ク等がある。また、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル等の熱可塑性プラスチックも使うことができ
る。また、耐紫外線性向上のために、顔料としてカーボ
ンブラックを用いる、若しくは紫外線を吸収する樹脂塗
料を表面に塗布することが好ましい。
【0041】(接着剤・充填剤)本発明の実施の形態に
おいて端子箱の接着・充填に用いられている接着剤と充
填剤には、特に限定はない。しかし、その種類として
は、電気絶縁性の良いエポキシ樹脂系やシリコーン系ポ
ッティング剤・シリコーン系接着シール剤、ウレタン
系、ブチル系等が好ましい。
【0042】また、接着剤としては、作業性を考慮する
と硬化時間の短いもの、さらに粘度が低すぎて流れ出さ
ない範囲である、粘度が300ポイズ以上のものが好ま
しい。一方、充填剤としては、粘度が高すぎず電極取り
出し部の細部まで行き渡り、太陽電池モジュールを傾け
た場合に流れにくい範囲である、粘度が1000ポイズ
以下のものが好ましい。
【0043】また、シリコーン一液型RTVゴムを用い
る場合、電極を侵食させないために、硬化方式が脱アセ
トンタイプ、若しくは脱アルコールタイプであることが
好ましい。
【0044】例えば、Three Bond Co,Ltd.のエポキシ樹
脂系接着剤では、商品名:「2001」、「2002
H」、「2003」、「2016B」、「2022」等
が使用でき、上記エポキシ樹脂は、商品名: 「2102
B」、「2103」、「2104」、 「2105F」、
「2105C」 、「2106」、 「2131B」 、「2
131D」、 「2131F」、「2163」等の硬化剤
と所定の割合混合して使用することができる。
【0045】また、Sumitomo 3M Ltd.のエポキシ樹脂で
は、商品名: 「EW−2」 (一液型)、「S/W−22
14」(一液型)、「XA7416」 (一液型)、「J
A7437」 (一液型)、 「1838B/A」(二液
型;本剤と硬化剤の混合比=4:5)、「S/W−22
16B/A」、 「DP−100」(1:1)、「DP−
110」(1:1)、「DP−190」(1:1)、
「DP−PURE60」(1:1)、 「DP−270」
(1:1)等が使用できる。
【0046】また、Yuka Shell Epoxy K.K. のエポキシ
樹脂では、本剤「Epikote」812、 815、 8
27、 828、 834等を使用することができ、硬化剤
は必要性能に応じて選択することができる。
【0047】さらに、シリコーン系接着シール剤では、
Three Bond Co,Ltd.の商品名:「1220」、 「123
0」、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社の商
品名:「SE9156」、「SE9157」、「SE9
166」、「SE9176」、「SE9185」、「S
E9186」、「SE9186L」、 「SE918
7」、 「SE1811」 、「SE1740」(二液
型)、「SE1821」 (二液型)、「CY52−00
5」 (二液型)、 ダウコーニング株式会社の商品名:
「SILASTIC 739 RTV」、「SILAS
TIC 738 RTV」、「3140 RTV」、
「3145 RTV」等が使用できる。
【0048】また、信越化学工業株式会社の商品名:
「KE347」 、「KE3494」、「KE489
7」、「KE4896」、 「KE4895」、 「KE6
6」 (二液型)、「KE67」(二液型)等から選択す
ることができる。
【0049】(出力リード線)本発明の実施の形態にお
いて用いられる出力リード線は、構造としてはケーブル
構造が望ましいが、絶縁電線も使用できる。特に、本発
明の実施の形態においては、可撓性に優れたものが好ま
しい。
【0050】使用環境に応じて要求される耐熱性、耐寒
性、機械的強度、電気絶縁性、耐水性、耐油性、耐摩耗
性、耐酸性、耐アルカリ性を主に満足する電線が使用で
きる。
【0051】特に、本発明に用いられる出力リード線
は、柔軟性に富むものが好ましい。具体的には、JIS
C 3605規格の600Vポリエチレンケーブル
(EV、EE、CV、CE)、 JIS C 3621規
格の600VEPゴム絶縁ケーブル(PN・PV)、 J
IS C 3342規格の600Vビニル絶縁ビニルシ
ース(平形)ケーブル(VVR、VVF)、 JIS C
3327規格の1種、2種、3種または4種ゴム絶縁
ゴムキャブタイヤケーブル(1CT、 2CT、 3CT、
4CT)、JIS C 3327規格の2種、3種また
は4種ゴム絶縁クロロプレンキャブタイヤケーブル(2
RNCT、 3RNCT、 4RNCT)、JIS C 3
327規格の2種、3種または4種EPゴム絶縁クロロ
プレンキャブタイヤケーブル(2PNCT、 3PNC
T、 4PNCT)、若しくはJIS C3312規格の
ビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル等を使用するこ
とができる。
【0052】(コネクタ)本発明の実施の形態において
用いられるコネクタの材料・形状に特に限定はないが、
主に、耐熱性、耐湿性、耐水性、電気絶縁性、耐寒性、
耐油性、耐候性、機械的強度、防水性に優れたものが要
求される。
【0053】例えば、材料としては塩化ビニル、ポリエ
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、
クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコン
樹脂、フッ素樹脂、変性PPO、変性PPE、ナイロ
ン、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリプロピレン、エチレンプロピレンゴムとポリプロピ
レンの共重合体等を用いることができる。
【0054】(太陽電池モジュールの折り曲げ方法)太
陽電池モジュールの曲げ方法については、 特に限定はな
く、折り曲げ機、ローラーフォーマー、プレス等が使用
できる。そこで、太陽電池モジュールの表面がフッ素樹
脂フィルムのような耐候性フィルムであって傷がつき易
い場合、太陽電池モジュールを折り曲げる曲げ機の型
は、太陽電池モジュールの表面に傷が付きにくい材質を
使用するほうが好ましい。
【0055】例えば、ウレタン樹脂のような軟質型の上
に太陽電池モジュールの耐候性フィルム面を置き、裏面
補強材に刃をあてて力を加えることによって折り曲げる
ことができる。また、耐候性フィルム面に刃をあてる場
合には、刃先が3R以上であることが好ましい。
【0056】(下地材)本発明の実施の形態における下
地材は、建造物に屋根、壁等を設置するために設けられ
る。要求される性能としては、施工時の人間の歩行に対
して局部的荷重に耐えられること、耐水性、耐熱性、断
熱性等であり、例えば木材、モルタル、セメント、断熱
材等が用いられる。
【0057】また、多くの場合には防水、断熱等の目的
で、アスファルト系樹脂ルーフィング、塩化ビニル系樹
脂ルーフィング、ポリエステル系樹脂ルーフィング、ポ
リスチレン系樹脂断熱材、ポリウレタン系樹脂断熱材等
の屋根下葺材、断熱材を施工することが多い。
【0058】(取り付け部材)本発明の実施の形態に係
る太陽電池モジュールを構造材、屋根野地板等に取り付
けるための部材に特に限定はなく、ねじ・ボルト・ナッ
ト・釘・ステープル・タッピンねじ・ちょうボルト・ち
ょうナット・吊り子等が使用できる。
【0059】また、防錆性、耐候性等を考えると、これ
らの部材には、適当な表面処理が行なわれていることが
好ましい。表面処理の種類としては、銅、ニッケル、ク
ロム、黒色クロム、黒色ニッケル、錫合金、銅合金、
金、金合金、銀、ユニクロ、クロメート、亜鉛、カドミ
ウム、無電解ニッケル、工業用硬質クロム、錫等のメッ
キから選択することができる。
【0060】本実施の形態において、取り付け部材とし
て用いられている吊り子は曲げ加工されており、屋根材
の曲げ加工部と組み合わさることにより、屋根材を機械
的に固定(保持)しているが、特に曲げ形状は問わな
い。違う形状の例として、断面がH状の鋼材である屋根
固定部材上に、折り曲げ加工がなされていない屋根材を
配置して、屋根固定部材と屋根材の重なり合わさり部を
ビス打ちすることにより固定する等が可能である。
【0061】(出力リード線支持(固定)部材)本発明
の実施の形態における出力リード線を支持および/また
は固定する出力リード線支持部材は、端子箱より導出さ
れた出力リード線が太陽電池モジュールのいずれかの端
面から取り出されるかを決める役割をする。太陽電池モ
ジュール設置後は、出力リード線は所望の位置に収めら
れているため、出力リード線(方向)支持部材の役割は
なくなる。
【0062】以上のように、本発明で用いられる出力リ
ード線(方向)支持部材は、前記端子箱ほどの耐環境
性、電気絶縁性、機械的強度等は必要としないが、これ
らの特性が優れているに超したことはない。また、好ま
しくは接着剤および/または粘着材との接着性が良い材
質が良い。
【0063】上記の要素を考慮にいれると、出力リード
線支持部材の材料としてはプラスチックが好ましく、難
燃性等を考えると、難燃性プラスチックやセラミックス
等が好ましい。例えば、プラスチックとしては、ポリカ
ーポネート、ポリアミド、ポリアセタール、変性PPO
(PPE)、ポリエステル、ポリアリレート、不飽和ポ
リエステル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブチ
レンテレフタレート、ナイロン等の樹脂、エンジニアリ
ング・プラスチック等がある。また、ABS樹脂、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性プラスチック
も使うことができる。
【0064】例えば、北川工業株式会社製の商品名:
「ロッキングワイヤーサドル」、「CKNクランプ」、
「CKNクランプ(スポンジ付)」、 「アジャストクラ
ンプ」、「CKSクランプ」、「CKクランプ」、 「シ
ェルクリップ」、「クリンチャー」等が使用できる。
【0065】また、タイトン株式会社製のアクセサリシ
リーズ、パンドウイットコーポレーションの商品名:
「クリンチャー」、 「粘着テープ付きコードクリップ」
等も使用できる。
【0066】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 (実施例1)図1に実施例1の太陽電池モジュールの概
略図を示す。また、図3に本発明の実施例1に係る太陽
電池モジュールの断面図を示す。さらに、図4は、実施
例1の太陽電池モジュールの設置例について示す図であ
る。
【0067】本実施例は、図3より、耐候性フィルム3
02としてETFE(エチレンテトラフルオロエチレ
ン)を使用し、裏面補強材303としてポリエステル樹
脂コートされた鋼板を用いて作成された太陽電池モジュ
ール301と、その設置方法について記述する。
【0068】まず、裏面補強材303、充填材305、
太陽電池素子306、充填材305、 耐候性フィルム3
02の順に積層し、真空ラミネータを用いて、150
[°C]で充填材305を溶融させることにより、太陽
電池素子306を裏面補強材303および耐候性フィル
ム302で樹脂封止した太陽電池モジュールを作成し
た。ここで、裏面補強材303はポリエステル樹脂コー
トされた鋼板(0.4[mm]厚)、充填材305はE
VA(エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマ−耐侯性グレ
ード)、耐候性フィルム302はETFE(エチレンテ
トラフルオロエチレン)を使用した。
【0069】ここで、該ポリエステル樹脂コートされた
鋼板には、端子取り出しのために、予め中心線上にφ1
5の穴を開けておいた。また、該ポリエステル樹脂コー
トされた鋼板は、長方形のものを用意した。
【0070】そして、上記の電極取り出し部の充填材3
05部分を、カッターナイフ等でくりぬき、電極取り出
し部をむき出しにして、そこに予め一端を約5[mm]
絶縁被覆を剥しておいた内部リード線を半田付けした。
その上から、所定量の接着剤を塗布した端子箱307を
押しつけ24時間乾燥し、端子箱307を取り付け、太
陽電池モジュールを作成した。
【0071】そこで、端子箱307内部で、長さ1
[m]のコネクタ308付きCVケーブル304が電気
的に接続される。
【0072】さらに、太陽電池モジュールの長辺の端部
において折り曲げ機により折り曲げを行い、図1に示す
ように軒側係合部106と棟側係合部107を形成し、
横葺き屋根状太陽電池モジュール101を作成した。
【0073】次に、該横葺き屋根状太陽電池モジュール
101を屋根上に設置していく例について図4を用いて
述べる。下地材402上に横葺き屋根状太陽電池モジュ
ール401が複数枚敷設され、下地材402と横葺き屋
根状太陽電池モジュール401との間の空間部403
に、隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール404を
電気的に接続するための出力リード線405を通し、横
葺き屋根ユニットを構成している。
【0074】そこで、該横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル401に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール4
04を設置する場合には、該太陽電池モジュール401
の出力取り出し部に接続され、負極端子箱からのコネク
タ付きCVケーブル(負極出力リード線)408を該太
陽電池モジュール401の端面409より外側に引き出
しておいて、隣接する横葺き太陽電池付き屋根板404
の出力取り出し部に接続され、正極端子箱414からの
コネクタ付きCVケーブル(正極出力リード線)407
と接続し、その接続部若しくは出力リード線をすでに設
置されている太陽電池モジュール401、隣接する太陽
電池モジュール404と下地材402との空間に押し込
みながら、隣接する太陽電池モジュール404の軒側係
合部412を軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジ
ュール406の棟側係合部410と係合させ仮固定す
る。
【0075】このとき、コネクタ付きCVケーブル40
7は、太陽電池モジュール404の表面側から見て、右
側がマイナス(負極)端子、左側がプラス(正極)端子
となるように端辺から取り出されている。
【0076】さらに、太陽電池モジュール404の棟側
係合部411を吊り子により固定することにより、太陽
電池モジュール404を設置した。この場合、屋根とし
ての防水をとるために太陽電池モジュール間の母屋方向
の継ぎ目に継ぎ手用水切り板413を用いた。
【0077】この作業を繰り返すことにより、太陽電池
モジュールを所定の枚数分、母屋方向に接統する。
【0078】さらに、図4のように、棟方向に太陽電池
モジュールを設置していく場合には、一段棟側の太陽電
池モジュール401の端子方向を表面側から観て一段軒
側の太陽電池モジュール406と逆にするため、太陽電
池モジュール401の表面側から観て、右端面からマイ
ナス極コネクタ、左端面からプラス極コネクタを取り出
す。そして、それ以外は先程と同じ手順により、母屋方
向に隣接する太陽電池モジュールを設置していく。
【0079】それから、所望の枚数設置(複数枚敷設し
て太陽電池アレイ等を構成)した後、延長ケーブルによ
りインバータ、接続箱に接続(太陽光発電装置等を構
成)することにより、所望の電力を得ることができた。
例えば、太陽電池アレイがインバータを介して系統に連
系される構成でも、所望の電力を得ることができる。
【0080】このような実施例1の太陽電池モジュール
によると、出力リード線を端子箱が貼着されている側と
対向する端面より取り出すことが可能であるため、太陽
電池モジュールを極性方向に応じて二種類用意する手間
を省くことができ、屋根上等の設置現場での作業の煩雑
さを軽減することができた。また、太陽電池モジュール
を極性方向別に二種類、作製、管理する必要がなくな
り、製造コスト、管理コストを低減することができた。
【0081】(実施例2)本実施例においては、出力リ
ード線支持部材を取着するまでの太陽電池モジュールの
作成方法および折り曲げ加工方法は実施例1と同様であ
る。図2に実施例2の太陽電池モジュールの概略図を示
す。本実施例で用いられる出力リード線支持部材203
は、出力リード線205を支持および/または固定する
ことができる形状であり、太陽電池モジュール201に
取着するための面が形成されている。好ましくは、出力
リード線支持部材203は、太陽電池モジュール201
の長手方向の中心線上に取着される。また、この場合、
北川工業株式会社製CKクランプ 「CK−07F」 を使
用し、φ6.4[mm]のCVケーブルを支持すること
が可能となっている。
【0082】図5は、本実施例の太陽電池モジュールを
用いた太陽電池アレイの設置例を示す図である。下地材
502上に横葺き屋根状太陽電池モジュール501が複
数枚敷設され、下地材502と横葺き屋根状太陽電池モ
ジュール501との間の空間部503に、隣接する横葺
き屋根状太陽電池モジュール504を電気的に接続する
ための出力リード線505を通し、横葺き屋根ユニット
を構成している。
【0083】そこで、該横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル501に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュール5
04を設置する場合には、該太陽電池モジュール501
の出力取り出し部に接続されたコネクタ付きCVケーブ
ル508を横葺き屋根状太陽電池モジュール504の出
力取り出し部に接続されたコネクタ付きCVケーブル5
07と接続し、その接続部若しくは出力リード線をすで
に設置されている太陽電池モジュール501、隣接する
太陽電池モジュール504と下地材502との空間に押
し込みながら、隣接する太陽電池モジュール504の軒
側係合部512を軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池
モジュール506の棟側係合部510と係合させ仮固定
する。
【0084】さらに、太陽電池モジュール504の棟側
係合部511を吊り子により固定することにより、太陽
電池モジュール504を設置した。この場合、屋根とし
ての防水をとるために太陽電池モジュール間の母屋方向
の継ぎ目に継ぎ手用水切り板513を用いた。
【0085】このとき、コネクタ付きCVケーブル50
7は、該太陽電池モジュール501の表面側から観て、
右端面からマイナス極コネクタ、左端面からプラス極コ
ネクタを引き出すことができるように、出力リード線支
持部材509にて予め支持および/または固定されてい
る。この作業を繰り返すことにより、太陽電池モジュー
ルを所定の枚数分、母屋方向に接続する。
【0086】さらに棟方向に太陽電池モジュールを設置
していく場合には、一段棟側の太陽電池モジュールの端
子方向を表面側から観て、一段軒側の太陽電池モジュー
ルと逆にするため、太陽電池モジュールの表面側から観
て、右端面からプラス極コネクタ、左端面からマイナス
極コネクタを取り出す。この時、所望の向きに出力リー
ド線を取り出すことができるように、それぞれの出力リ
ード線を出力リード線支持部材に設置する直前に固定し
ておく。そして、それ以外は先程と同じ手順により、母
屋方向に隣接する太陽電池モジュールを設置していく。
それから、所望の枚数設置した後、延長ケーブルにより
インバータ、接続箱に接続することにより所望の電力を
得ることができた。
【0087】このような実施例2の太陽電池モジュール
によると、出力リード線を端子箱が貼着されている側と
対向する端面より取り出すことが可能であるため、太陽
電池モジュールを極性方向に応じて二種類用意する手間
を省くことができ、屋根上等の設置現場での作業の煩雑
さを軽減することができた。また、出力リード線支持部
材により、出力リード線を取り出す向きが定まり、作業
性が向上した。
【0088】さらに、太陽電池モジュールを極性方向別
に二種類、作製、管理する必要がなくなり、製造コス
ト、管理コストを低減することができた。
【0089】(実施例3)本実施例は、太陽電池モジュ
ールとして瓦棒屋根状太陽電池モジュールを使用した例
である。図6は、実施例3の太陽電池モジュールを用い
た太陽電池アレイの設置例を示す図である。
【0090】太陽電池モジュール601をスペーサ60
2と芯木603でできた段差の上に仮固定し、該太陽電
池モジュール601の垂上部604を釘605により固
定する。
【0091】そして、該太陽電池モジュール601に隣
接する太陽電池モジュール606を設置する場合には、
太陽電池モジュール601の出力取り出し部に接続され
たコネクタ付き出力リード線607を太陽電池モジュー
ル601の端面608より外側に引き出しておいて、隣
接する太陽電池モジュール606の出力取り出し部より
取り出されたコネクタ付き出力リード線609と接続
し、その接続部若しくは電線をすでに設置されている太
陽電池モジュール601と隣接する太陽電池モジュール
606と屋根下地材610との間に押し込みながら隣接
する太陽電池モジュール606をスペーサ602と芯木
603でできた段差の上に仮固定し、垂上部611を釘
により固定する。この場合、防水をとるために棟方向に
隣接する太陽電池モジュール606を太陽電池モジュー
ル601の端部にコーキング剤若しくは高分子弾性材を
介して一部重畳させた。
【0092】このとき、コネクタ付きCVケーブル60
7は、該太陽電池モジュール601の表面側から観て、
棟側からマイナス極コネクタ、軒側からプラス極コネク
タを引き出すことができるように、出力リード線支持部
材612にて予め支持および/または固定されている。
この作業を繰り返すことにより、太陽電池モジュールを
所定の枚数分、棟方向に接続する。
【0093】さらに母屋方向に太陽電池モジュールを設
置していく場合には、太陽電池モジュールの端子方向を
表面側から観て、一段前の太陽電池モジュールと逆にす
るため、太陽電池モジュールの表面側から観て、棟側か
らプラス極コネクタ、軒側からマイナス極コネクタを取
り出す。このとき、所望の向きに出力リード線を取り出
すことができるように、それぞれの出力リード線を出力
リード線支持部材612に設置する直前に固定してお
く。
【0094】この作業を繰り返すことにより、太陽電池
モジュールを所定の枚数接続し、延長ケーブルによりイ
ンバータ、接続箱に接続することにより所望の電力を得
ることができる。
【0095】このような実施例3の太陽電池モジュール
によると、出力リード線を端子箱が貼着されている側と
対向する端面より取り出すことが可能であるため、太陽
電池モジュールを極性方向に応じて二種類用意する手間
を省くことができ、屋根上等の設置現場での作業の煩雑
さを軽減することができた。また、出力リード線支持部
材により、出力リード線を取り出す向きが定まり、作業
性が向上した。
【0096】さらに、太陽電池モジュールを極性方向別
に二種類、作製、管理する必要がなくなり、製造コス
ト、管理コストを低減することができた。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の太陽電池
モジュールと、その設置方法により、以下のような効果
が得られた。 (1)太陽電池モジュールを極性方向に応じて二種類用
意する手間を省くことができ、屋根上等の設置現場での
作業の煩雑さを軽減することができた。 (2)出力リード線を取り出す向きが定まり、作業性が
向上した。 (3)太陽電池モジュールを極性方向別に二種類を作
製、管理する必要がなくなり、製造、管理の手間が軽減
した。 (4)太陽電池モジュールを極性方向別に二種類を作
製、管理する必要がなくなり、製造、管理コストが低減
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の太陽電池モジュールの裏
側の概略図である。
【図2】 本発明の実施例2の太陽電池モジュールの裏
側の概略図である。
【図3】 本発明の実施例1の太陽電池モジュールの断
面図である。
【図4】 本発明の実施例1の太陽電池モジュールの設
置例を示す図である。
【図5】 本発明の実施例2の太陽電池モジュールの設
置例を示す図である。
【図6】 本発明の実施例3の太陽電池モジュールの設
置例を示す図である。
【図7】 本発明に係る極性の方向が違う二種類の太陽
電池モジュールを示す図である。
【図8】 従来例1の太陽電池モジュールの設置例を示
す図である。
【図9】 従来例2の太陽電池モジュールの設置例を示
す図である。
【図10】 従来例3の太陽電池モジュールの設置例を
示す図である。
【符号の説明】
101,201,301,601,606:太陽電池モ
ジュール、102,202,303:裏面補強材、10
3,108,204,307:端子箱、104,10
6,205:出力リード線、105,206,308:
コネクタ、106:軒側係合部、107:棟側係合部、
203:出力リード線支持部材、302:耐候性フィル
ム、304:CVケーブル、305:充填材、306:
太陽電池素子、401,501,801:横葺き屋根状
太陽電池モジュール、402,502,802:下地
材、403,503,803:空間部、404,50
4,804:隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル、405,505:出力リード線、406,506,
806:軒側に隣接する横葺き屋根状太陽電池モジュー
ル、407,408,507,508,607,60
9:コネクタ付きCVケーブル、409,608,80
9:端面、410,411,510,511,810,
811:棟側係合部、412,512,812:軒側係
合部、413,513,813:継ぎ手用水切り板、4
14,415,514,814,815:端子箱、50
9:出力リード線支持部材、602:スペーサ、60
3:芯木、604,611:垂上部、605:釘、61
0:屋根下地材、612:出力リード線支持部材、80
5:配線材、807,808:コネクタ付き出力リード
線、901:軒側の太陽電池モジュール、902:棟側
の太陽電池モジュール、1001:一種類の太陽電池、
1002:延長線、1003:コネクタ接続部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月1日(2000.5.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の太陽電池モジュールは、少なくとも1つの
太陽電池素子と、1つの端部が少なくとも1つの該太陽
電池素子と少なくとも電気的に接続している正極出力リ
ード線と、1つの端部が少なくとも1つの該太陽電池素
子と少なくとも電気的に接続している負極出力リード線
と、前記正極出力リード線と太陽電池素子との電気的接
続部上に存在する正極端子箱と、前記負極出力リード線
太陽電池素子との電気的接続部上に存在する負極端子
箱とを備え、前記正極出力リード線の前記1つの端部で
はない端部と前記正極端子箱との間の長さは、前記正極
端子箱と前記正極端子箱から最も離れた太陽電池モジュ
ールの端辺との距離よりも大きい長さを有し、および/
または、前記負極出力リード線の前記1つの端部ではな
い端部と前記負極端子箱との間の長さは、前記負極端子
箱と前記負極端子箱から最も離れた太陽電池モジュール
の端辺との距離よりも大きい長さを有することを特徴と
する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明においては、前記正極端子箱と前記
負極端子箱のうちの少なくともいずれか一方に設けられ
る前記正極出力リード線または前記負極出力リード線が
前記正極端子箱または前記負極端子箱から外へ導出され
る導出方向は、前記正極出力リード線または前記負極出
力リード線によって電気的に直接接続される別の太陽電
池モジュールに最も近い側の端辺以外の方向であること
が好ましい。また、前記正極端子箱と前記負極端子箱の
うちの、少なくとも一方に設けられる前記正極出力リー
ド線または前記負極出力リード線が、前記太陽電池モジ
ュールの端辺から導出される導出方向は、前記正極出力
リード線または前記負極出力リード線によって、電気的
に直接接続される別の太陽電池モジュールに最も近い端
辺以外の方向であることが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】本発明の太陽電池モジュールの設置方法
は、少なくとも1つの太陽電池素子と、1つの端部が少
なくとも1つの該太陽電池素子と少なくとも電気的に接
続している正極出力リード線と、1つの端部が少なくと
も1つの該太陽電池素子と少なくとも電気的に接続して
いる負極出力リード線と、前記正極出力リード線と太陽
電池素子との接続部上に存在する正極端子箱と、前記負
極出力リード線太陽電池素子との接続部上に存在する
負極端子箱とを備える太陽電池モジュールを複数相互に
電気的接続する太陽電池モジュールの設置方法であっ
て、前記正極出力リード線の前記1つの端部ではない端
部と前記正極端子箱との間の長さは、前記正極端子箱と
前記正極端子箱から最も離れた太陽電池モジュールの端
辺との距離よりも大きく、および/または、前記負極出
力リード線の前記1つの端部ではない端部と前記負極端
子箱との間の長さは、前記負極端子箱と前記負極端子箱
から最も離れた太陽電池モジュールの端辺との距離より
も大きく、一方の前記太陽電池モジュールの前記正極出
力リード線および/または前記負極出力リード線は、他
方の前記太陽電池モジュールの前記負極リード線および
/または前記正極出力リード線と接続されることを特徴
とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】本発明においては、前記正極端子箱と前記
負極端子箱のうちの、少なくとも一方に設けられる前記
正極出力リード線および/または前記負極出力リード線
が、電気的に直接接続される他方の太陽電池モジュール
に最も近い端辺以外の方向の端辺から導出され、他方の
正極出力リード線および/または負極出力リード線と接
続されることが好ましい。また、前記一方の太陽電池モ
ジュールは、少なくとも支持部材を有し、該支持部材に
より、前記一方の太陽電池モジュールが有する前記正極
出力リード線と前記負極出力リード線のうち少なくとも
いずれか一方を前記一方の太陽電池モジュールに支持で
きることが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 直規 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA03 JA02 JA08

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの太陽電池素子と、1つ
    の端部が少なくとも1つの該太陽電池素子と少なくとも
    電気的に接続している正極出力リード線と、1つの端部
    が少なくとも1つの該太陽電池素子と少なくとも電気的
    に接続している負極出力リード線と、前記正極出力リー
    ド線と太陽電池素子との電気的接続部上に存在する正極
    端子箱と、前記負極出力リード線と太陽電池素子との電
    気的接続部上に存在する負極端子箱とを備え、 前記正極出力リード線の前記1つの端部ではない端部と
    前記正極端子箱との間の長さは、前記正極端子箱と前記
    正極端子箱から最も離れた太陽電池モジュールの端辺と
    の距離よりも大きい長さを有し、 および/または、前記負極出力リード線の前記1つの端
    部ではない端部と前記負極端子箱との間の長さは、前記
    負極端子箱と前記負極端子箱から最も離れた太陽電池モ
    ジュールの端辺との距離よりも大きい長さを有すること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記正極端子箱と前記負極端子箱のうち
    の少なくともいずれか一方に設けられる前記正極出力リ
    ード線または前記負極出力リード線が前記正極端子箱ま
    たは前記負極端子箱から外へ導出される導出方向は、前
    記正極出力リード線または前記負極出力リード線によっ
    て電気的に直接接続される別の太陽電池モジュールに最
    も近い側の端辺以外の方向であることを特徴とする請求
    項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記正極端子箱と前記負極端子箱のうち
    の、少なくとも一方に設けられる前記正極出力リード線
    または前記負極出力リード線が、前記太陽電池モジュー
    ルの端辺から導出される導出方向は、前記正極出力リー
    ド線または前記負極出力リード線によって、電気的に直
    接接続される別の太陽電池モジュールに最も近い端辺以
    外の方向であることを特徴とする請求項1記載の太陽電
    池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記正極出力リード線が前記正極端子箱
    から外部へ導出される導出方向は、前記負極出力リード
    線が前記負極端子箱から外部へ導出される導出方向と逆
    方向であり、前記正極出力リード線と前記負極出力リー
    ド線とがそれぞれ前記正極端子箱と前記負極端子箱とに
    設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記正極出力リード線および/または前
    記負極出力リード線を支持する部材が受光面と反対側の
    面に取着されていることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記正極出力リード線および/または前
    記負極出力リード線を支持する部材が前記太陽電池モジ
    ュールの長手方向の中心線上に取着されていることを特
    徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 前記正極出力リード線および/または前
    記負極出力リード線を支持する部材が接着剤若しくは粘
    着材若しくはそれら双方により取着されていることを特
    徴とする請求項5または6に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  8. 【請求項8】 前記正極出力リード線および/または前
    記負極出力リード線を固定する部材が受光面と反対側の
    面に取着されていることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記正極出力リード線および/または前
    記負極出力リード線を固定する部材が前記太陽電池モジ
    ュールの長手方向の中心線上に取着されていることを特
    徴とする請求項8に記載の太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 前記正極出力リード線および/または
    前記負極出力リード線を固定する部材が接着剤若しくは
    粘着材若しくはそれら双方により取着されていることを
    特徴とする請求項8または9に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  11. 【請求項11】 前記太陽電池モジュールは、裏面補強
    材を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    に記載の太陽電池モジュール。
  12. 【請求項12】 前記太陽電池モジュールは、受光面側
    の最表面被覆材が耐候性透明フィルムであることを特徴
    とする請求項1〜11のいずれかに記載の太陽電池モジ
    ュール。
  13. 【請求項13】 前記太陽電池素子は、基板上に形成さ
    れた非晶質シリコン系であることを特徴とする請求項1
    〜12のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  14. 【請求項14】 前記正極出力リード線および/または
    前記負極出力リード線は、可撓性を有することを特徴と
    する請求項1〜13のいずれかに記載の太陽電池モジュ
    ール。
  15. 【請求項15】 前記太陽電池モジュールは、折り曲げ
    加工されていることを特徴とする請求項1〜14のいず
    れかに記載の太陽電池モジュール。
  16. 【請求項16】 前記太陽電池モジュールは、建材一体
    型であることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに
    記載の太陽電池モジュール。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載の太
    陽電池モジュールを複数枚敷設して成ることを特徴とす
    る太陽電池アレイ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の太陽電池アレイが
    該太陽電池アレイの出力を制御するインバータ若しくは
    接続箱に接続されることを特徴とする太陽光発電装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の太陽電池アレイが
    該太陽電池アレイの出力を制御するインバータを介して
    系統に連系されることを特徴とする太陽光発電装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの太陽電池素子と、1
    つの端部が少なくとも1つの該太陽電池素子と少なくと
    も電気的に接続している正極出力リード線と、1つの端
    部が少なくとも1つの該太陽電池素子と少なくとも電気
    的に接続している負極出力リード線と、前記正極出力リ
    ード線と太陽電池素子との電気的接続部上に存在する正
    極端子箱と、前記負極出力リード線と太陽電池素子との
    電気的接続部上に存在する負極端子箱とを備える太陽電
    池モジュールを複数相互に電気的接続する太陽電池モジ
    ュールの設置方法であって、 前記正極出力リード線の前記1つの端部ではない端部と
    前記正極端子箱との間の長さは、前記正極端子箱と前記
    正極端子箱から最も離れた太陽電池モジュールの端辺と
    の距離よりも大きく、 および/または、前記負極出力リード線の前記1つの端
    部ではない端部と前記負極端子箱との間の長さは、前記
    負極端子箱と前記負極端子箱から最も離れた太陽電池モ
    ジュールの端辺との距離よりも大きく、 一方の前記太陽電池モジュールの前記正極出力リード線
    および/または前記負極出力リード線は、他方の前記太
    陽電池モジュールの前記負極リード線および/または前
    記正極出力リード線と接続されることを特徴とする太陽
    電池モジュールの設置方法。
  21. 【請求項21】 前記正極端子箱と前記負極端子箱のう
    ちの、少なくとも一方に設けられる前記正極出力リード
    線および/または前記負極出力リード線が、電気的に直
    接接続される他方の太陽電池モジュールに最も近い端辺
    以外の方向の端辺から導出され、他方の正極出力リード
    線および/または負極出力リード線と接続されることを
    特徴とする請求項20記載の太陽電池モジュールの設置
    方法。
  22. 【請求項22】 前記一方の太陽電池モジュールは、少
    なくとも支持部材を有し、該支持部材により、前記一方
    の太陽電池モジュールが有する前記正極出力リード線と
    前記負極出力リード線のうち少なくともいずれか一方を
    前記一方の太陽電池モジュールに支持できることを特徴
    とする請求項20または21に記載の太陽電池モジュー
    ルの設置方法。
  23. 【請求項23】 前記支持部材は、前記正極出力リード
    線および/または前記負極出力リード線を前記一方の太
    陽電池に固定する部材であることを特徴とする請求項2
    0〜22のいずれかに記載の太陽電池モジュールの設置
    方法。
JP2000131093A 2000-04-28 2000-04-28 太陽電池モジュールおよびその設置方法 Pending JP2001313405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000131093A JP2001313405A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 太陽電池モジュールおよびその設置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000131093A JP2001313405A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 太陽電池モジュールおよびその設置方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001313405A true JP2001313405A (ja) 2001-11-09

Family

ID=18640056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000131093A Pending JP2001313405A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 太陽電池モジュールおよびその設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001313405A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3937654B2 (ja) 太陽電池モジュール、その設置方法、ならびにそれを用いた太陽光発電装置および屋根
EP0828034B1 (en) Solar battery module, and mounting and fabrication method thereof
US6606830B2 (en) Solar cell-bearing roof and method for installing solar cell-bearing roof
US6498289B1 (en) Solar battery module and roofing material incorporating it
JP3792867B2 (ja) 太陽電池モジュール、太陽電池アレイ及び太陽光発電装置の施工方法
EP0828036B1 (en) Horizontal-roofing roof and mounting method thereof
US6245987B1 (en) Solar cell module, enclosure with solar cells, enclosure installation method, and solar cell system
US20050072456A1 (en) Integrated photovoltaic roofing system
EP1630874A2 (en) Photovoltaic integrated building component
JP2002141541A (ja) 太陽光発電装置および建造物
EP0858115A2 (en) Roof member comprising a solar cell and mounting method thereof
JPH11193612A (ja) 固定部材、太陽電池モジュールアレイ、太陽電池発電システム及び太陽電池モジュールもしくは外装材の施工法
CN108377132A (zh) 易于安装的柔性光伏模块
AU2018101273A4 (en) Photovoltaic Building Material Sealed with a Solar Module
JP4326990B2 (ja) 屋根材一体型太陽電池モジュール
JP2001313405A (ja) 太陽電池モジュールおよびその設置方法
JP2000196130A (ja) 太陽電池モジュ―ル、それを用いた太陽電池アレイ及び太陽光発電装置、並びに太陽電池モジュ―ルの製造方法及び設置方法
JP2004197560A (ja) 建物及び空気流通装置
JPH10121668A (ja) 屋根ユニット
CN215760044U (zh) 一种屋面光伏防水卷材
JP2004071793A (ja) 薄型太陽電池モジュールおよびその配列構造
JP2001313406A (ja) 電線支持・方向決定部材、太陽電池モジュール、太陽電池アレイ、太陽光発電装置および太陽電池モジュールの設置方法
DK179442B1 (en) A PHOTOVOLTAIC CLADDING STRIP AND METHODS OF MANUFACTURE
JPH11284216A (ja) 光起電力素子、太陽電池モジュ―ル、その製造方法、施工方法及び太陽光発電システム
JP2000199302A (ja) 太陽電池一体型屋根板、その製造方法および施工方法