JP2002080030A - 電子レンジ加熱用容器 - Google Patents

電子レンジ加熱用容器

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JP2002080030A JP2000280150A JP2000280150A JP2002080030A JP 2002080030 A JP2002080030 A JP 2002080030A JP 2000280150 A JP2000280150 A JP 2000280150A JP 2000280150 A JP2000280150 A JP 2000280150A JP 2002080030 A JP2002080030 A JP 2002080030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子レンジ等の加熱調理器による加熱後のパ
ウチの取り出し、加熱後のパウチを開封して食する際の
食器等への移し替えを容易にし、製造が容易で、取扱が
極めて簡単なパウチの電子レンジ加熱用容器を提供す
る。 【解決手段】 前面部、背面部、底面部及び両側面部か
らなるパウチ収納部の上方に開口部を設け、前記パウチ
収納部の背面部にヒンジ部を介して前記開口部を覆う蓋
部を開閉可能に設けると共に、前記蓋部を背面部側に折
り返して立て掛け可能とした電子レンジ加熱用容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理済または半調
理状態の食品等を密封状態で収納したパウチの電子レン
ジ加熱用容器に関し、より詳しくは、前記パウチを電子
レンジで加熱する際に用いられる電子レンジ加熱用容器
に関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】近年、パウチ用として
優れた特性を有する包装材料の開発に伴い、特に食品分
野における包装体の発展には目覚ましいものがあり、調
理した食材を直ちに包装し、調理後の味を損なうことな
く、消費者に提供出来るようにしたパウチ入り食品等が
多数製造販売されている。消費者は購入したパウチ入り
食品を食する場合、各家庭に普及した電子レンジ等の加
熱調理器により加熱することが多い。
【0003】この結果、電子レンジ等の加熱調理器によ
る加熱後は、パウチが高温となっているため前記パウチ
を直ちに電子レンジから取り出すことが出来ず、前記パ
ウチを開封して食する際も食器等の他の容器に移し替え
ることが困難である。また、これらを無理に行おうとす
ると火傷の危険性もある。
【0004】一方、前記パウチを電子レンジで加熱する
際は、加熱によるパウチのバースト(爆発)を防止する
ため、パウチのコーナー部を開封して、あるいは、例え
ば、登録実用新案第3048391号公報または特開平
10−147371号公報等で提案されているパウチ内
の気体の排出機構を設けて、前記バースト(爆発)の防
止を行って加熱中の内容物の飛び散りを防止している。
しかしながら、単にパウチを電子レンジ内の受け皿に置
いて加熱を行うと、内容物の飛び散りは防止できても、
前記受け皿あるいは電子レンジ内に内容物がこぼれてし
まうという不都合がある。
【0005】また、これらの不都合の防止策として、パ
ウチをスタンディングパウチとして電子レンジ内でスタ
ンディングを可能にすることも提案されているが、パウ
チの加熱中の内圧上昇によりスタンディングを確実に維
持することは困難であり、転倒により電子レンジ内に内
容物がこぼれてしまう危険性がある。また、加熱後は、
パウチが高温となっているため、加熱後に直ちに電子レ
ンジから取り出すことは困難である。
【0006】そこで、本発明の目的は、電子レンジ等の
加熱調理器による加熱後のパウチを直ちに取り出すこと
が出来、食するためにパウチ内の内容物を食器等の他の
容器に移し替えることができると共に、電子レンジ内に
おけるパウチ内の内容物のこぼれが防止され、しかも、
製造が容易で、且つ取扱いが極めて簡単なパウチの電子
レンジ加熱用容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前面
部、背面部、底面部及び両側面部から成るパウチ収納部
の上方に開口部を設け、前記パウチ収納部の背面部にヒ
ンジ部を介して前記開口部を覆う蓋部を開閉可能に設け
ると共に、前記蓋部を背面部側に折り返して立て掛け可
能とした電子レンジ加熱用容器が提供される。
【0008】また、本発明によれば、蓋部の先端部に係
止部を設け、背面部に前記係止部が係合する係合部を設
けた上記電子レンジ加熱用容器が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、前面部、背面部、底面
部及び両側面部から成るパウチ収納部の上方に開口部を
設け、前記パウチ収納部の背面部にヒンジ部を介して前
記開口部を覆う蓋部を開閉可能に設けて電子レンジ加熱
用容器とするものである。そして、前記電子レンジ加熱
用容器のパウチ収納部の上方に設けた開口部に対して、
パウチのコーナー部、或いは一側が位置するようにパウ
チが前記パウチ収納部に収納され、前記蓋部によって前
記開口部を覆ってパウチの梱包が完了する。
【0010】前記電子レンジ加熱用容器において、パウ
チ収納部の上方の少なくとも一側部に開口部を設ける
と、パウチのコーナー部が前記開口部から露出するた
め、パウチを電子レンジ加熱用容器内に保持したまま、
加熱後の内容物の取り出しがこの部分から容易に行われ
る。
【0011】また、前記電子レンジ加熱用容器におい
て、パウチ収納部の上方の全面に亙って開口部を設ける
と、加熱後の内容物の取り出し時に、パウチが加熱用容
器から落下し、内容物の取り出しが困難である。
【0012】さらに、前記電子レンジ加熱用容器におい
て、蓋部の先端部に係止部を設け、背面部に前記係止部
が係合する係合部を設けると、前記蓋部を折り返して係
止部を背面部の係合部に係合させることにより、電子レ
ンジ内においてパウチの加熱用容器をスタンディング状
態とすることができ、内容物がこぼれることなく、安定
して加熱することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 [実施例1]図1ないし図3は、本発明の電子レンジ加
熱用容器の実施例1にかかる展開図、組立て状態の参考
図および使用状態の参考図であって、1枚のボール紙等
のブランクを切断、折り目加工、スリット或はミシン目
加工、糊付けを行ってパウチを収納する電子レンジ加熱
用容器とするものである。図1(展開図)において、本
発明の電子レンジ加熱用容器1を構成するブランクは、
前面部2、背面部3、底面部4及び両側面部5からな
り、これらの要素がパウチ収納部を構成する。そして、
前面部2の先端部には斜線部2aを介して突片2bが、
背面部3の先端部には突片3aが、さらに底面部4の両
側には側片4aが設けられている。なお、符号6はスリ
ットである。
【0014】一方、蓋部7は、平板部8、上面部9及び
脚片10からなり、前記平板部8の両側には側片8a、
上面部9には小片9aが、また、脚片10には側片10
aがそれぞれ設けられている。また、両側面部5b,5
bと前記側片10aはスリット11で、前記側片10a
と上面部9の小片9aはスリット12で、前記小片9a
と平板部8の側片8aはスリット13でそれぞれ分離さ
れている。背面部3と蓋部7は、折り目部から成る両側
の第1ヒンジ部14で一体的に連結され、他の部分は傾
斜状のスリット15、スリット16及びスリット17で
分離されている。
【0015】一方、図1から明らかなように、前面部2
と前記前面部2側の両側面部5a,5aの先端部形状
は、前述した背面部3、両側面部5b,5bと蓋部7の
境界部に設けられるスリット11、ヒンジ部14、スリ
ット15,16,17が形成する線形状と同一に形成さ
れる。また、図面中に符号18で示す部分は横折り目部
であり、符号19で示す部分は、縦折り目部である。な
お、前述したスリット11,12,13,15ないし1
7はミシン目で構成してもよく、その際は後述するブラ
ンクの組立時にミシン目を破断すればよい。そして、前
述したブランクを用いて電子レンジ加熱用容器とする際
は、底面部4と前面部2及び背面部3間の横折り目部1
8を、また、前記前面部2と両側面部5a,5a間、前
記背面部3と両側面部5b,5b間の縦折り目部19を
それぞれ折り、底面部4とその側片4aをスリット6か
ら分離し、前記側片4aを内面として両側面部5aと5
b同士を糊付けする。次いで、前面部2の突片2bと背
面部3の突片3aの横折り目部18をそれぞれ折り、前
記突片2bと3a同士の糊付けを行いパウチ収納部とす
る。その後、両側面5bと脚片10の側片10aをスリ
ット11から、また、背面部3と蓋部7をスリット15
ないし17から分離すると共に、第1ヒンジ部14から
折り曲げる。
【0016】最後に、蓋部7の平板部8、上面部9、及
び脚片10間の2つの横折り目部18、前記平板部8の
両側片8a、上面部9の両側片9a及び脚片10の両側
片10aをスリット12、13から分離すると共に、縦
折り目部19から内方に折り曲げて糊付けを行い、図2
(組立状態参考図)に示すパウチを梱包する電子レンジ
加熱用容器1とする。
【0017】使用に際しては、図3に示すように適宜手
段で内容物が充填され、コーナー部に易開封を行うノッ
チ等、あるいは本体にバースト防止機構(図示せず)を
設けたパウチPを前面部2、背面部3、底面部4及び両
側面部5から成るパウチ収納部に収納し、図2に示すよ
うに蓋部7を前面部2側に閉じて梱包する。この状態か
ら図3(使用状態参考図)に示すように、第1ヒンジ部
14から蓋部7を背面部3側に回転させて折り曲げ、蓋
部7を利用して電子レンジ内、あるいは電子レンジ外で
立て掛けた状態とする。
【0018】この時、図3から明らかなように、前面部
2、背面部3、底面部4及び両側面部5から成るパウチ
収納部の上方の両角部には切り欠いた開口部20が形成
され、収納したパウチPのコーナー部が露出する。この
ため、電子レンジによるパウチPの加熱後の内容物取り
出しが、パウチPを電子レンジ加熱用容器1に収納した
状態で行うことができる。また、電子レンジによる加熱
時のバースト防止を行うために、パウチPのコーナー部
を開封しても、同様に、電子レンジ加熱用容器1にパウ
チPを収納した状態で行うことができる。さらに、電子
レンジ内、あるいは電子レンジ外でもパウチを立て掛け
た状態とすることが可能で、パウチのコーナー部をカッ
トした後も、前記パウチの内容物のこぼれが防止され
る。
【0019】[実施例2]図4ないし図6は、本発明の
電子レンジ加熱用容器の実施例2にかかる展開図、組立
て状態の参考図および使用状態を示す参考図であって、
容器は1aで示す。実施例2における、図1ないし図3
に示した実施例1と相違する構成は2点あり、まず、背
面部3の下方中央部に、蓋部7の平板部8の先端部に設
けた係止部7aを係合させる係合部3bを設けた点であ
る。もう1点は、底面4に側片4a、蓋部7の平板部8
の両側に側片8aを設けず、さらに、蓋部7の上面部9
とその側片9a間にスリット12を、前記側片9aとそ
の下方の脚片10の側片10a間を横折り目部18と
し、蓋部7の平板部8を横折り目部から成る第2ヒンジ
部21で開閉可能とした点であり、その他の構成は実施
例1と同様のため、図面に番号を付して説明を省略す
る。
【0020】使用に際しては、図5の状態から図6に示
すように、蓋部7を第1ヒンジ部14から背面部3側に
回転させて折り曲げ、さらに、蓋部7の平板部8を第2
ヒンジ部21から背面部3側に回転させて折り曲げる。
次いで、背面部3の下方中央部の係合部3bに、蓋部7
の平板部8の先端部に設けた係止部7aを係合させ、電
子レンジ内、あるいは電子レンジ外で立て掛けた状態と
する。
【0021】[実施例3]図7ないし図9は、本発明の
電子レンジ加熱用容器の実施例3にかかる展開図、組立
状態の参考図および使用状態の参考図であって、容器は
1bで示す。実施例3における、図4ないし図6に示し
た実施例2と相違する点は、前面部2の上方の両側に、
切断予定線22ないし24から切断される脚片10’、
側片10a’、上面部9’、小片9a’を設けた点であ
り、他の構成は前述した実施例2と同様のため説明を省
略する。なお、前記脚片10’の側片10a’と上面部
9’の小片9a’はスリット12’で分離されている。
【0022】そして、前述したブランクを用いて電子レ
ンジ加熱用容器とする際は、前面部2から切断予定線2
2ないし24に沿って脚片10’、側片10a’、上面
部9’、小片9a’を切断すると共に、側片10a’と
小片9a’をスリット12’から切り離し、横折り目1
8’から上面部9’を折り曲げ、一方、縦折り目部1
9’から側片10a’、小片9a’を折り曲げて部品B
とする。次いで、この部品Bの脚片10’を蓋部7の脚
片10と対称的に位置させ、蓋部7と部品Bにおける上
面部9と上面部9’、脚片10の側片10aと脚片1
0’の側片10a’をそれぞれ糊付けする。
【0023】本発明によれば、図8及び図9に示したよ
うに、パウチ収納部の上方の両角部に形成される開口部
20が、蓋部7に設けた脚片10,10’によって前面
部2及び背面部3の両方から覆われることになる。
【0024】[実施例4]図10及び図11は、本発明
の電子レンジ加熱用容器の実施例4を示すものであり、
容器は1cで示す。図10はその展開図であり、図4な
いし図6に示した実施例2と相違する点は背面部3と蓋
部7の間にスリット15ないし17を設けずに、すなわ
ち、図10に示すように、背面部3と蓋部7の脚片の境
界部全体を横折り部から成る第1ヒンジ部14とし、蓋
部7の平板部8と上面部9も同様な横折り部から成る第
2ヒンジ部21とした点であり、他の構成は前述した実
施例2と同様のため説明を省略する。
【0025】そして、前述したブランクを用いて電子レ
ンジ加熱用容器1cとする際は、底面部4と前面部2及
び背面部3間の横折り目部18を、また、前記前面部2
と両側面部5a,5a間、前記背面部3と両側面部5
b,5b間の縦折り目部19をそれぞれ折り、底面部4
とその側片4aをスリット6から分離して立ち上げ、前
記側片4aを内面として両側面部5aと5b同士を糊付
けすると共に、前面部2の突片2bの下方における横折
り目18を折ってパウチ収納部とする。次いで、背面部
3と蓋部7の脚片10間の第1ヒンジ部14、前記蓋部
7における脚片10と上面部9間の横折り目部18、及
び前記上面部9と平板部8間の第2ヒンジ部21をそれ
ぞれ横折りした後、蓋部7の脚片10の側片10aと上
面部9の小片9aの糊付けを行い、使用状態の参考図で
ある図11に示すパウチを梱包する電子レンジ加熱用容
器1cとする。
【0026】使用に際しては、図11に示すように、蓋
部7を第1ヒンジ部14から背面部3側に折り曲げ回転
させ、さらに、蓋部7の平板部8を第2ヒンジ部21か
ら背面部3側に回転させて折り曲げる。次いで、背面部
3の下方中央部の係合部3bに、蓋部7の平板部8の先
端部に設けた係止部7aを係合させ、電子レンジ内、あ
るいは電子レンジ外で立て掛けた状態とする。
【0027】本実施例によれば、図11に示すように、
前面部2の突片2aの両角部、及び前面部2の突片2b
の下方と第1ヒンジ部14の間が、すなわち、前面部2
の突片2bの下方と背面部3の間、あるいは蓋部7との
間全体が開口部20となり、内容物充填後のパウチの前
記電子レンジ加熱用容器1cへの梱包が容易となる。ま
た、電子レンジ加熱用容器1cからの使用後のパウチP
の取り出しも容易に行うことができる。
【0028】[実施例5]図12及び図13は、本発明
の電子レンジ加熱用容器の実施例5を示すものであり、
容器は1dで示す。図12はその展開図であり、図10
及び図11に示した実施例4と相違する点は、前面部2
に傾斜線2aを設けずに、両側面部5aの終端内縁で前
面部2と突片2bに向けて縦折り目部19の延長線上を
前記前面部2の側縁とし、前記突片2bの幅を側縁と同
寸で幅広とした点であり、他の構成は前述した実施例4
と同様であるため説明を省略する。
【0029】本実施例によれば、図13に示すように、
前面部2の突片2bの下方と第1ヒンジ部14の間が、
すなわち、前面部2の突片2bの下方と背面部3の間、
あるいは蓋部7との間全体が開口部20となり、前述し
た実施例4と同様、内容物充填後のパウチの電子レンジ
加熱用容器1dへの梱包が容易となり、また、電子レン
ジ加熱用容器1dからの使用後のパウチPの取り出しも
容易に行うことができる。
【0030】[実施例6]図14ないし図16は、本発
明の電子レンジ加熱用容器の実施例6を示すものであ
り、容器は1eで示す。図14はその展開図であり、前
述した実施例1ないし5と同様に、前面部2、背面部
3、底面部4及び両側面部5を有しパウチ収納部を構成
する。図14において、前面部2の下方の一方のコーナ
ー部を切り欠いて切り欠き部25を設け、背面部3の上
方の一方のコーナー部にヒンジ部を介して蓋部7を設け
ている。
【0031】また、背面部3と蓋部7は、縦方向のスリ
ット26と横方向のスリット27で分離されており、背
面部3と蓋部7は、背面部3と蓋部7の脚片10間のヒ
ンジ部14のみによって連結されている。なお、蓋部7
の平板部8の幅は、前面部2の切り欠き部25よりも大
きく形成され、蓋部7の開閉時の摘み部28となる。こ
の結果、前面部2、背面部3、底面部4及び両側面部5
から成るパウチ収納部の一方のコーナー部に、摘み部2
8を有する蓋部7を設けた電子レンジ加熱用容器1eと
することができる。
【0032】そして、図14に示すブランクを用いて電
子レンジ加熱用容器1eとする際は、底面部4と前面部
2及び背面部3間の横折り目部18を、また、前記前面
部2と両側面部5a,5a間、前記背面部3と両側面部
5b,5b間の縦折り目部19をそれぞれ折り、底面部
4とその側片4aをスリット6から分離し、前記側片4
aを内面として両側面部5aと5b同士を糊付けする。
次いで、前面部2の突片2bと背面部3の突片3aの横
折り部18をそれぞれ折り、前記突片2bと3a同士の
糊付けを行いパウチ収納部とする。その後、一方の側面
5bと脚片10の側片10aをスリット11から、ま
た、背面部3と蓋部7をスリット26から分離すると共
に、ヒンジ部14から折り曲げる。
【0033】最後に、蓋部7の平板部8、上面部9、及
び脚片10間の2つの横折り目部18と、前記平板部の
側片8a、上面部9の側片9a、及び脚片10の側片1
0aのそれぞれをスリット12、13で分離すると共
に、縦折り目部19から内方に折り曲げて糊付けを行
い、図15に示す電子レンジ加熱用容器1eとする。
【0034】使用に際しては、図16に示すように適宜
手段で内容物が充填され、パウチPを前面部2、背面部
3、底面部4及び両側面部5から成るパウチ収納部に収
納し、図15に示すように、蓋部7を前面部2側に閉じ
て梱包する。この状態から図16に示すように、ヒンジ
部14から蓋部7を背面部3側に回転させて折り曲げる
と、前記蓋部7の回転折り曲げと前面部2の切り欠き部
25によって前後が開口された開口部20を形成し、蓋
部7を利用して電子レンジ内、あるいは電子レンジ外で
立て掛けた状態とする。
【0035】この時、図16から明らかなように、前面
部2、背面部3、底面部4及び両側面部5から成るパウ
チ収納部の上方の一方のコーナー部には、切り欠いた開
口部20が形成され、収納したパウチPのコーナー部が
露出する。なお、本実施例では、蓋部7の平板部8の幅
を、前面部2の切り欠き部25よりも大きく形成した
が、同寸としてもよい。
【0036】以上、本発明を6つの実施形態について詳
細に説明したが、本発明はこれらの例に制限されるもの
ではなく、特許請求の範囲に規定した要件を逸脱しない
限りにおいて適宜変更され得ることは了解されよう。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、電子レンジ等の加熱調
理器による加熱後に、パウチを直ちに電子レンジから取
り出すことが可能となり、また、食するためにパウチ内
の内容物を容易に食器等に移し替えることが可能になる
ばかりでなく、火傷を負う危険性もない。また、本発明
によれば、パウチ内の内容物の取り出し、あるいは加熱
時のバースト(爆発)防止のためのコーナー部のカット
が容易となる。さらに、本発明によれば、電子レンジ
内、あるいは電子レンジ外でもパウチを立て掛けた状態
とすることが可能であり、パウチのコーナー部をカット
した後も、パウチ内の内容物のこぼれが防止される。さ
らにまた、本発明によれば、製造が容易で、かつ、取扱
いが極めて簡単なパウチの電子レンジ加熱用容器とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例1にお
ける展開図
【図2】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例1にお
ける組立て状態の参考図
【図3】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例1にお
ける使用状態の参考図
【図4】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例2にお
ける展開図
【図5】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例2にお
ける組立て状態の参考図
【図6】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例2にお
ける使用状態の参考図
【図7】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例3にお
ける展開図
【図8】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例3にお
ける組立て状態の参考図
【図9】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例3にお
ける使用状態の参考図
【図10】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例4に
おける展開図
【図11】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例4に
おける使用状態の参考図
【図12】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例5に
おける展開図
【図13】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例5に
おける使用状態の参考図
【図14】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例6に
おける展開図
【図15】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例6に
おける組立て状態の参考図
【図16】本発明の電子レンジ加熱用容器の実施例6に
おける使用状態の参考図
【符号の説明】
1,1a,1b 電子レンジ加熱用容器 1c,1d,1e 2 前面部 3 背面部 4 底面部 5 側面部 6 スリット 7 蓋部 8 平板部 9 上面部 10 脚片 11,12,13 スリット 14 ヒンジ部 15,16,17 スリット 18 横折り目部 19 縦折り目部 20 開口部 21 ヒンジ部 22,23,24 切断予定線 25 切り欠き部 26 縦スリット 27 横スリット 28 摘み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24C 7/02 551 B65D 5/42 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面部、背面部、底面部及び両側面部か
    ら成るパウチ収納部の上方に開口部を設け、前記パウチ
    収納部の背面部にヒンジ部を介して前記開口部を覆う蓋
    部を開閉可能に設けると共に、前記蓋部を背面部側に折
    り返して立て掛け可能としたことを特徴とする電子レン
    ジ加熱用容器。
  2. 【請求項2】 蓋部の先端部に係止部を設け、背面部に
    前記係止部が係合する係合部を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の電子レンジ加熱用容器。
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