JPH02127240A - 電子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加温して食用に供するレトルト食品や水を添
加してから加熱して食用に供する食品が詰められたプラ
スチック製容器であって電子レンジで加熱される容器（
以下、単に「パウチ」と言うことがある）を収納する電
子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱に関するものである。

〔従来の技術〕

パウチに高温高圧殺菌されて詰められている調理済みの
カレー、スープ、肉だんごなどのレトルト食品と称され
る食品や凍結乾燥させた固体状や粉末状の食品に水を添
加して電子レンジで加温する場合は、加温による内容物
の熱膨張によるパウチの破裂を避けるために、パウチを
その収納用箱から取り出して皿などに移し替えて必要に
応じて水を添加して後に加温する場合と、加温によって
空気や水が膨張するためにパウチに通気孔をあけその通
気孔から必要に応じて水を添加して後に加温する場合と
がある。

前者の加温方法はせっかく耐熱性などを有するパウチを
使用しているにもかかわらすパウチが有効に活用されな
いばかりか、使用者は電子レンジで使用可能な皿などを
別途使用しなければならないので煩雑であＤ、後者の加
温方法はパウチ自体が自立性を有していなければパウチ
に設けた通気孔から内部の液状体又は粘性の小さい食品
が洩れ出る現象が生じてしまうためパウチが倒れ易い形
状のものでは実施できないという問題点があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のような従来のパウチにおける問題点を解決すると
共にパウチ内に収納されている物が食品である関係から
衛生上からも好ましい態様として、本発明者らはパウチ
を板紙から成る収納用紙箱に収納して販売し、パウチを
電子レンジで加温する際にはパウチをその収納用紙箱に
収納した状態で加温するとパウチの温度が高温になって
いても収納用紙箱の断熱性により容易に電子レンジ内か
ら取り出せるので好ましいことに着目した。

しかしながら、このような使用を考えた場合に収納用紙
箱の転倒等によってパウチに設けた通気孔からパウチ内
の食品、特に液状体又は粘性の小さい食品が洩れ出るこ
とを防止することが大切であＤ、そのために収納用紙箱
の底部を広くして直立性を向上させようとするとパウチ
の厚さに比べて収納用紙箱の寸法（厚さ）が大きくなっ
て言わば過大包装のようになると共にパウチが直立する
ために電子レンジの電磁波吸収効率が悪くなるという問
題点があった。

そこで本発明は、パウチを収納用紙箱に収納した状態で
電子レンジで加温しても、パウチ内の食品が通気孔から
洩れ出ることがなく、且つ電磁波吸収効率も向上する電
子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱を提供することを課題
とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らは上記課題を解決するために種々検討した結
果、パウチを収納するための収納用紙箱の四角筒の胴体
を構成するそれぞれ矩形状の前板。

側板、後板及び側板の中で該胴体の底部開口部及び上部
開口部の端縁とほぼ平行に後板に中央部折目線を設けて
この中央部折目線を境界として該胴体を容体と蓋体とに
折曲分離させるための中央部折目線とほぼ平行な破断用
線を少なくとも前板に設け、該破断用線で該胴体を容体
と蓋体とに分離させて後板に設けられている中央部折目
線を境界として折曲して後板の底部開口部の端縁と中央
部折目線と後板の上部開口部の端縁とを各頂点として直
角三角形を成さしめた場合に、該直角三角形の後板の底
部開口部の端縁と中央部折目線とを結ぶ辺と後板の底部
開口部の端縁と後板の上部開口部の端縁とを結ぶ辺との
成す角度を所定範囲内の角度とし且つ蓋体の前板の最上
部の端縁が後板の底部開口部の端縁と中央部折目線とを
結ぶ辺の延長上と同−又は上方に位置する形状とすれば
容体内に収納したパウチに対する電子レンジの電磁波吸
収効率が向上すると共にパウチ上部に設けた通気孔から
の内容物の洩れ防止が可能になることを究明して本発明
を完成したのである。

以下、図面に基づいて本発明に係る電子レンジ加熱用パ
ウチ収納用紙箱を詳細に説明する。

第１図は本発明に係る電子レンジ加熱用パウチ収納用紙
箱の１実施例の斜視図、第２図は第１図の底面図、第３
図は第１図に示した電子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱
を中央部折目線で折り曲げた状態を示す側面図、第４図
は本発明の他の実施例の底面図、第５図は第４図に示し
た電子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱を中央部折目線で
折り曲げた状態を示す斜視図、第６図は本発明の更に他
の実施例の底面図、第７図は第６図に示した電子レンジ
加熱用パウチ収納用紙箱を中央部折目線で折り曲げた状
態を示す斜視図、第８図は第６図に示した電子レンジ加
熱用パウチ収納用紙箱の差込用６片の先端部の挿入され
る部位における別の実施例の底面図、第９図は第４図と
第６図との実施例を併用した実施例の底面図である。

図面中、１はそれぞれ矩形状の前板１ａ、側板１ｂ。

後板１ｃ及び側板１ｄが順次側方に連続して四角筒を形
成している胴体であって、この胴体１の底部開口部及び
上部開口部を底片１ｅ及び蓋片１ｆ７−閉塞されてシー
ルエンドカートンを構成する紙箱構成体であＤ、その内
部に電子レンジ加熱用パウチ４が収納される。Ｘは底部
開口部及び上部開口部の端縁とほぼ平行に胴体１の後板
１ｃに設けられている中央部折目線、Ｙは胴体１を容体
２と蓋体３とに分離させるために胴体１の少なくとも前
板１ａに中央部折目線Ｘとほぼ平行に設けられている破
断用線であＤ、との破断用線Ｙは単なるミシン目状の破
断用線であっても、接近して２本設けられていてジッパ
−用の破断用線であっても良く、後者の場合には第１図
に示す如く後板１ｃの中央部折目線Ｘの端部から始まり
両側の側板１ｂ、　ｌｄの全幅に亘って設けられている
スリットの終端に連続して前板１ａを所定幅で除去する
ジッパ−用の２本の接近した破断用線である場合や、一
方の側板１ｂと後板１ｃとの間の折目線上に位置する中
央部折目線Ｘの端部から始まり前ｌ１ｉ１ａを経て他方
の側板１ｄと後板１ｃとの間の折目線上に位置する中央
部折目線Ｘの端部で終るジッパ−用の２本の接近した破
断用線である場合などがある。この破断用ｍｙで胴体１
を容体２と蓋体３とに分離させ、後板１ｃの中央部折目
線Ｘで容体２と蓋体３とを分離折曲させて容体２の底部
開口部の端縁と蓋体３の上部開口部とが平面上に載置さ
れた状態とすると、第３図に示す如く容体２と蓋体３と
載置平面とで囲まれた部分に後板１ｃの底部開口部の端
縁と中央部折目線Ｘと後板１ｃの上部開口部の端縁とを
各頂点とした直角三角形の空間が形成される。かかる構
造において、中央部折目線Ｘから後板１ｃの底部開口部
の端縁まで及び後板１ｃの上部開口部の端縁までの距離
をそれぞれＡ及びＢ、蓋体３の厚さをＤ、蓋体３の上部
開口部の端縁から破断用線Ｙの端部までの距離をＥ、前
記直角三角形を成さしめた場合の後板１ｃの底部開口部
の端縁から上部開口部の端縁までの長さをＣ２前記直角
三角形の長さＣの辺と長さＡの辺とのなす角度をθとし
た場合にＣ”＋Ｂ”＝Ａ” １０″≦θ≦６０″ の関係を有することが本発明に係る電子レンジ加熱用パ
ウチ収納用紙箱の必須不可欠の条件である。

ないと、中央部折目線Ｘで折曲して上記したような直角
三角形をを形成した際に蓋体３の前板１ａの最上部の端
縁（距離Ｅの辺を成す蓋体３の破断用線Ｙの端部）が後
板１ｃの底部開口部の端縁と中央部折目線Ｘとを結ぶ辺
の延長線より下方に位置することになって容体２内に収
納したパウチ４の上部が垂れ下がった状態となＤ、パウ
チ４の上部に設けた通気孔からの内容物が洩れ出る現象
が発生して好ましくないからである。また、前記直角三
角形の長さＣの辺と長さＡの辺とのなす角度θが１０’
≦θ≦６０°でなければならないのは、パウチ４の電子
レンジの電磁波吸収効率を高めるためには角度θをでき
るだけ小さくしてパウチ４が寝た状態とすることが望ま
しいが、角度θが１０°未満であるとパウチ４の上部に
設けた通気孔から液状体又は粘性の低い食品が洩れ出る
ようになるばかりか前記直角三角形の状態に安定して収
納用紙箱を維持し難いためであＤ、また角度θが６０°
を超えると収納用紙箱が直立状態に近付いて電子レンジ
の電磁波吸収効率が悪くなると共に収納用紙箱の安定性
が悪くなって転倒し易くなって好ましくないからであＤ
、この角度θは２０°〜５０″の範囲にあることがより
好ましい。

なお、２ｂは後板１ｃの中央部折目線Ｘが後板１ｃの幅
中央部に存在しておらずその中央部折目線Ｘの存在しな
い部分から始まり中央部折目線Ｘから前板１ａの蓋体３
側の破断用線Ｙの端部までの距離Ｆ以上の長さを有する
０片２ａを後板１ｃの上部開口部側に形成せしめるため
に後板１ｃに設けられている凸片用破断用線であＤ、こ
の凸片用破断用線２ｂによって０片２ａを後板１ｃに形
成すると収納用紙箱を前記直角三角形の状態に安定した
際に第５図に示す如く０片２ａの先端が蓋体３の前板１
ａの最上部の端縁に当接して押圧する状態となるため、
中央部折目線Ｘにおける蓋体３と容体２との間の角度が
大きくなって直角三角形の状態が崩れて収納用紙箱が直
角三角形にする前の偏平な状態となることを防止できる
のである。

また２ｄは後板１ｃの容体２側に底部側の折目線２ｅか
ら始まる差込用凸片２Ｃ形成用破断用線、３ａは後板１
ｃの蓋体３側に設けられていて差込用凸片３Ｃの先端部
が挿入されるスリットであＤ、この差込用凸片２Ｃ形成
用砿断用線２ｄによって差込用凸片２Ｃを後板１ｃに形
成して差込用凸片２Ｃの先端部を後板１ｃの蓋体３側に
設けられているスリット３ａに挿入して係合せしめると
収納用紙箱を前記直角三角形の状態に安定した際に第７
図に示す如く容体２と蓋体３との位置関係が固定される
ため、中央部折目線Ｘにおける蓋体３と容体２との成す
角度が小さくなって直角三角形の状態が崩れて収納用紙
箱が転倒することを防止できるのである。更にこの後板
１ｃの蓋体３側に設けられているスリット３ａに挿入さ
れる差込用凸片２Ｃの先端部の挿入される部位における
底部側の折目線２ｅ側に第８図に示す如く折目線２ｆが
設けられていると、スリット３ａに挿入された差込用凸
片２ｃの先端部の挿入さ九た部位をその折目線２ｆで折
曲して中央部折目線Ｘにおける蓋体３と容体２との成す
角度が大きくも小さくもならない状態に直角三角形の状
態を維持することができ、またこの折目線２ｆの代わり
に後板１ｃの蓋体３側に設けられているスリット３ａに
挿入される差込用凸片２ｃの先端部の挿入される部位に
おける底部側の折目線２ｅ側端縁に第８図に示す如くス
リット３ａの端縁に係合する切込み２ｇが設けられてい
ても、スリット３ａに挿入された差込用凸片２Ｃの先端
部の挿入された部位の折目線２ｅ側端縁の切込み２ｇが
スリット３ａの端縁に係合するので中央部折目線Ｘにお
ける蓋体３と容体２との成す角度が大きくも小さくもな
らない状態に直角三角形の状態を維持することができる
のである。なお、これらの折目線２ｆと切込み２ｇとは
第８図に示す如く共に設けても良いが、同様の作用を成
すものであるからいずれか一方のみを設けるだけで充分
である。

このような効果を最大限に発揮させるためには、曲片２
ａを後板１ｃに形成すると共に差込用凸片２ｃ、更には
折目線２ｆ又は切込み２ｇも形成し合わせて後板１ｃの
蓋体３側にスリット３ａを設けたものとすることが好ま
しい。

〔作　用〕

上述したような構造の本発明に係る電子レンジ加熱用パ
ウチ収納用紙箱において、電子レンジで加温される食品
が詰められている収納用紙箱内のパウチ４を電子レンジ
で加温するには、先ず破断用線Ｙによって胴体１を容体
２と蓋体３とに分離し、後板１ｃの中央部折目線Ｙに沿
って蓋体３を折Ｄ、次に容体２内から取り出したパウチ
４に通気孔をあけ、必要に応じて水を添加して後に容体
２内にパウチ４を収納し、この容体２内にパウチ４を収
納された収納用紙箱を電子レンジ内に装入して第３図に
示すように直角三角形の状態にして電子レンジで加熱す
るのである。この際、容体２が水平面と成す角度θは、
１０°≦θ≦６０°の範囲となるように設定されている
ので食品が詰められている部分のパウチ４の傾斜角度も
同一角度となるため、電子レンジの電磁波吸収効率が高
い。また角度θが上記範囲内にあると、蓋体３の距離Ｂ
が同様な構造の従来の棒状スナック菓子収納用紙箱のそ
の距離よりも遥かに大となる結果、はとんどのパウチ４
においてその先端が蓋体３の前板１ａの最上部の端縁上
に位置することになるため、前記した本発明に係る電子
レンジ加熱用パウチ収納用紙箱の必須な条件である Ｂ □≧ Ｃ＋Ｄ　　　　　Ｃ によって、パウチ４の上端が上方を向くように蓋体３の
前板１ａの最上部の端縁に載置されてパウチ４にあけた
通気孔から液状等の食品が洩れ出ることが防止されるの
である。

この際、後板１ｃの中央部折目線Ｘが後板１ｃの幅中央
部に存在しておらずその中央部折目線Ｘの存在しない部
分から始まり中央部折目線Ｘから前板１ａの蓋体３側の
破断用線Ｙの端部までの距離Ｆ５以上の長さを有する曲
片２ａを後板１ｃの上部開口部側に形成せしめるための
曲片用破断周線２ｂが後板１ｃに設けられていると、こ
の曲片用破断周線２ｂによって曲片２ａを容体２の蓋体
３側の後板１ｃに形成すれば収納用紙箱を前記直角三角
形の状態にしだ際に第５図に示す如く曲片２ａの先端が
蓋体３の前板１ａの最上部の端縁に当接して押圧する状
態となるため、中央部折目線Ｘにおける蓋体３と容体２
とのなす角度が大きくなって直角三角形の状態が崩れて
収納用紙箱が直角三角形にする前の偏平な状態となるこ
とを防止できるのである。

また、後板１ｃの容体２側に底部側の折目線２ｅから始
まる差込用凸片２Ｃ形成用破断用線２ｄが、更に後板１
ｃの蓋体３側に差込用凸片２Ｃの先端部が挿入されるス
リット３ａがそれぞれ設けられていると、この差込用凸
片２ｃ形成用の破断用線２ｄによって差込用凸片２Ｃを
後板１ｃに形成して差込用凸片２Ｃの先端部を後板１ｃ
の蓋体３側に設けられているスリツ）−３ａに挿入して
係合せしめると収納用紙箱を前記直角三角形の状態に安
定した際に第７図に示す如く容体２と蓋体３との位置関
係が固定されるため、中央部折目線Ｘにおける蓋体３と
容体２との成す角度が小さくなって直角三角形の状態が
崩れて収納用紙箱が転倒することを防止できるのである
。

そして差込用凸片２Ｃに折目線２ｆ又は切込み２ｇが形
成されていると、中央部折目線Ｘにおける蓋体３と容体
２との成す角度が大きくなって直角五角形の状態が崩れ
ることも防止できるのである。

更に、曲片２ａを後板１ｃに形成すると共に差込用凸片
２ｃも形成し、合わせて後板１ｃの蓋体３側にスリット
３ａを設けたものとすれば、上記作用を最大限に発揮さ
せることができるのである。

〔発明の効果〕

以上詳述した如く、本発明に係る電子レンジ加熱用パウ
チ収納用紙箱においては、食品が詰められているパウチ
がその収納用紙箱に収納された状態で電子レンジで加温
される際に、中央部折目線Ｘで蓋体３が容体２に対して
折られて第３図に示すように角度θが　１０°≦θ≦６
０’　　の範囲となるように距離ＡとＢとの比を一定の
範囲に設定されていることによＤ、容体２内に挿入され
ているパウチ４が上記範囲の角度０に傾斜されるため電
子レンジの電磁波吸収効率が向上し、且つまた角度θが
上記範囲内にあることにょリパウチ４の先端が蓋体３の
前板１ａの最」二部の端縁上に位置す】９ ることになって Ｅ　　　　　　　Ｂ □　≧　− Ｃ＋Ｄ　　　　　Ｃ の条件によりパウチ４の上端が上方を向くように蓋体３
の前板１ａの最上部の端縁に載置されてパウチ４にあけ
た通気孔から液状等の食品が洩れ出ることが確実に防止
され、電子レンジ内部を汚すこともなくなるのである。

更に、第４図及び第５図に示すように蓋体３のの前板１
ａの最上部の端縁を押圧するように容体２に曲片２ａを
設けた構成や、第６図及び第７図に示すように容体２に
差込用凸片２ｃを設けると共に蓋体３に差込用凸片２ｃ
挿入用のスリット３ａを設けた構成や、第８図に示すよ
うに差込用凸片２ｃに折目線２ｆ又は切込み２ｇを形成
した構成や、更には第９図に示すように上記の画構成を
併用した構成とすることによＤ、折り曲げられた収納用
紙箱がより安定するため、本発明の効果がより確実に達
成されるようになるのである。

このように本発明に係る電子レンジ加熱用パラ２〇− チ収納用紙箱は種々の利点を有しておＤ、その工業的価
値は非常に大きなものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電子レンジ加熱用パウチ収納用紙
箱の１実施例の斜視図、第２図は第１図の底面図、第３
図は第１図に示した電子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱
を中央部折目線で折り曲げた状態を示す側面図、第４図
は本発明の他の実施例の底面図、第５図は第４図に示し
た電子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱を中央部折目線で
折り曲げた状態を示す斜視図、第６図は本発明の更に他
の実施例の底面図、第７図は第６図に示した電子レンジ
加熱用パウチ収納用紙箱を中央部折目線で折り曲げた状
態を示す斜視図、第８図は第６図に示した電子レンジ加
熱用パウチ収納用紙箱の差込用凸片の先端部の挿入され
る部位における別の実施例の底面図、第９図は第４図と
第６図との実施例を併用した実施例の底面図である。 図面中 １・・・・胴体 １ａ・・・・前板 ■ｂ・・・・側板 １ｃ・・・・後板 １ｄ・・・・側板 １ｅ・・・・底片 ｉｆ・・・・蓋片 ２・・・・容体 ２ａ・・・・曲片 ２ｂ・・・・曲片用破断川縁 ２ｃ・・・・差込用凸片 ２ｄ・・・・差込用凸片形成用破断周線２ｅ・・・・折
目線 ２ｆ・・・・折目線 ２ｇ・・・・切込み ３・・・・蓋体 ３ａ・・・・スリット ４・・・・電子レンジ加熱用パウチ Ｘ・・・・中央部折目線 Ｙ・・・・破断用線 Ａ・・・・中央部折目線がら後板の底部開口部の端縁ま
での距離 Ｂ・・・・中央部折目線から後板の上部開口部の端縁ま
での距離 Ｃ・・・・中央部折目線で容体と蓋体とを折曲して後板
の底部開口部の端縁と中央部折目線と後板の上部開口部
の端縁とを各頂点として直角三角形を成さしめた場合の
後板の底部開口部の端縁から上部開口部の端縁までの長
さ Ｄ・・・・蓋体の厚さ Ｅ・・・・蓋体の上部開口部の端縁から破断用線の端部
までの距離 Ｆ・・・・中央部折目線から前板の蓋体側の破断用線の
端部までの距離 特許出願人　東京包装用品株式会社 東洋アルミニウム株式会社 第 図 第 図 第 図 第 図 ｄ Ｃ ］Ｃ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　それぞれ矩形状の前板（１ａ）、側板（１ｂ）、後
   板（１ｃ）及び側板（１ｄ）が順次側方に連続して四角
   筒の胴体（１）を形成しており且つ胴体（１）の底部開
   口部及び上部開口部がそれぞれ底片（１ｅ）及び蓋片（
   １ｆ）で閉塞される電子レンジ加熱用パウチ（４）を収
   納する紙箱であつて、胴体（１）の底部開口部及び上部
   開口部の端縁とほぼ平行に後板（１ｃ）に設けられてい
   る中央部折目線（Ｘ）を境界として胴体（１）を容体（
   ２）と蓋体（３）とに折曲分離させる破断用線（Ｙ）が
   少なくとも胴体（１）の前板（１ａ）に中央部折目線（
   Ｘ）とほぼ平行に設けられており、中央部折目線（Ｘ）
   から後板（１ｃ）の底部開口部の端縁まで及び後板（１
   ｃ）の上部開口部の端縁までの距離をそれぞれＡ及びＢ
   、蓋体（３）の厚さをＤ、蓋体（３）の上部開口部の端
   縁から前記破断用線（Ｙ）の端部までの距離をＥ、前記
   破断用線（Ｙ）で胴体（１）を容体（２）と蓋体（３）
   とに分離し中央部折目線（Ｘ）で折曲して後板（１ｃ）
   の底部開口部の端縁と中央部折目線（Ｘ）と後板（１ｃ
   ）の上部開口部の端縁とを各頂点として直角三角形を成
   さしめた場合の後板（１ｃ）の底部開口部の端縁から上
   部開口部の端縁までの長さをＣ、前記直角三角形の長さ
   Ｃの辺と長さＡの辺とのなす角度をθとした場合にＣ＾
   ２＋Ｂ＾２＝Ａ＾２ Ｅ／（Ｃ＋Ｄ）≧Ｂ／Ｃ及び １０°≦θ≦６０° の関係を有することを特徴とする電子レンジ加熱用パウ
   チ収納用紙箱。 ２　後板（１ｃ）の中央部折目線（Ｘ）が後板（１ｃ）
   の幅中央部に存在せず、中央部折目線（Ｘ）から前板（
   １ａ）の蓋体（３）側の破断用線（Ｙ）の端部までの距
   離（Ｆ）以上の長さを有しており中央部折目線（Ｘ）の
   存在しない部分から始まる凸片（２ａ）を後板（１ｃ）
   の上部開口部側に形成せしめる凸片用破断用線（２ｂ）
   が後板（１ｃ）に設けられている請求項１に記載の電子
   レンジ加熱用パウチ収納用紙箱。 ３　底部側の折目線（２ｅ）から始まる差込用凸片（２
   ｃ）形成用破断用線（２ｄ）が後板（１ｃ）の容体（２
   ）側に設けられており、後板（１ｃ）の蓋体（３）側に
   差込用凸片（２ｃ）の先端部が挿入されるスリット（３
   ａ）が設けられている請求項１又は２に記載の電子レン
   ジ加熱用パウチ収納用紙箱。 ４　後板（１ｃ）の蓋体（３）側に設けられているスリ
   ット（３ａ）に挿入される差込用凸片（２ｃ）の先端部
   の挿入される部位における底部側の折目線（２ｅ）側に
   、折目線（２ｆ）が設けられている請求項３に記載の電
   子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱。 ５　後板（１ｃ）の蓋体（３）側に設けられているスリ
   ット（３ａ）に挿入される差込用凸片（２ｃ）の先端部
   の挿入される部位における底部側の折目線（２ｅ）側端
   縁に、該スリット（３ａ）の端縁に係合する切込み（２
   ｇ）が設けられている請求項３に記載の電子レンジ加熱
   用パウチ収納用紙箱。 ６　胴体（１）を容体（２）と蓋体（３）とに折曲分離
   させる破断用線（Ｙ）が、後板（１ｃ）の中央部折目線
   （Ｘ）の端部から始まり両側の側板（１ｂ）、（１ｄ）
   の全幅に亘つて設けられているスリットの終端に連続し
   ており、前板（１ａ）を所定幅で除去するジッパー用の
   ２本の接近した破断用線である請求項１から５までのい
   ずれか１項に記載の電子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱
   。 ７　胴体（１）を容体（２）と蓋体（３）とに折曲分離
   させる破断用線（Ｙ）が、一方の側板（１ｂ）と後板（
   １ｃ）との間の折目線上に位置する中央部折目線（Ｘ）
   の端部から始まり前板（１ａ）を経て他方の側板（１ｄ
   ）と後板（１ｃ）との間の折目線上に位置する中央部折
   目線（Ｘ）の端部で終るジッパー用の２本の接近した破
   断用線である請求項１から５までのいずれか１項に記載
   の電子レンジ加熱用パウチ収納用紙箱。