JP2002077011A - 適応アンテナ受信装置 - Google Patents
適応アンテナ受信装置Info
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Abstract
て設定可能に構成して、受信重みの適応更新の収束速度
を向上させる。 【解決手段】 受信手段3−1〜3−Mの出力は加算器
4によって合成される。加算器4の出力は判定器5によ
り第kユーザの送信シンボルが判定されるとともに、判
定されたシンボルは受信手段3−1〜3−Mに入力され
適応更新に利用される。受信手段3−1〜3−Mは、そ
れぞれ適応受信手段3−1−1〜3−M−1及び初期重
み計算手段3−1−2〜3−M−2より構成される。初
期重み計算手段3−1−2〜3−M−2は、適応更新前
または更新途中に受信重みの予測を行い、予測した受信
重みを適応更新の初期値として設定して適応受信手段3
−1−1〜3−M−1に供給する。
Description
置に関し、特に適応重みの収束値に近い初期値を用いて
高速に適応収束を行う適応アンテナ受信装置に関する。
信装置は、例えば「王,河野,今井,“スペクトル拡散
多元接続のための拡散処理利得を用いたTDLアダプテ
ィブアレーアンテナ”,電子情報通信学会論文誌,Vo
l.J75−BII,No.11,pp.815−82
5,1992」や「田中,三木,佐和橋,“DS−CD
MAにおける判定帰還型コヒーレント適応ダイバーシチ
の特性”,電子情報通信学会,無線通信システム研究会
技術報告書RCS96−102,1996年11月」に
示されるように、アンテナの指向性による干渉除去に用
いられている。
置の一例を示す構成図を示す。受信アンテナの数をN
(Nは2以上の整数)、マルチパスの数をM(Mは1以
上の整数)とし、第kユーザ(kは1以上の整数)に対
するCDMA適応アンテナ受信装置について説明する。
信された信号は遅延時間の違いによって第1パスから第
Mパスまでに区別され、遅延器120−2〜120−M
と適応受信手段130−1〜130−Mに入力される。
遅延器120−2〜120−Mは第1パスにタイミング
を同期させるように入力信号を遅延させる。そのため、
遅延器120−1の遅延量は0であるので図では省略し
てある。
算されて判定器150に入力される。判定器150の出
力は第kユーザの受信シンボルとして出力されるだけで
なく、適応受信手段130−1〜130−Mにも送られ
る。
のおの同一の構成を取るので図9に第mパス(1≦m≦
M)用の適応受信器を示す。受信信号は逆拡散手段16
1−1〜161−Nにより拡散復調された後、乗算器1
62−1〜162−Nと遅延器163に送られる。乗算
器161−1〜161−Nにより受信重みを乗ぜられ、
加算器164により加算されて受信信号は重み付け合成
される。
通信路推定手段166および加算器169に送られる。
通信路推定手段166は通信路歪みを推定し、通信路歪
みは複素共役作成手段167を通って乗算器165に送
られ、受信重み合成された信号に乗ぜられる。乗算器1
65の出力は第mパスの復調信号であり図8の加算器1
40に送られる。加算器140により適応受信手段13
0−1〜130−Mの出力が加算され、RAKE合成が
行なわれ、判定器150によりデータシンボルが判定さ
れる。
は、乗算器168により通信路推定手段166の出力と
乗ぜられて加算器169に入力される。加算器169で
は、乗算器168の出力から加算器164の出力を減じ
て誤差を計算し適応更新手段170へ出力する。適応更
新手段170では、加算器169から入力される誤差と
遅延器163により復調に要する時間だけ遅延したアン
テナ受信信号とを用いて受信重みを更新する。ここで、
適応更新アルゴリズムは公知のアルゴリズム(例えば、
Least Mean Squareアルゴリズム)を用いることができ
る。
ナ受信装置においては、信号の到来方向が受信状況によ
って異なる点を考慮して、いかなる状況でも受信できる
ように、初期重みとして受信状況にかかわらず受信でき
る値(例えばアンテナの指向特性が無指向性となるよう
なアンテナ重み)を設定することにより適応制御を行う
のが一般的であるが、そのため、適応更新を開始してか
ら受信重みの最適値へ収束するまでに時間がかかるとい
う問題がある。
テナ受信重みの初期値を受信状況に応じて設定可能に構
成して、受信重みの適応更新の収束速度を向上させるこ
とにある。
信装置は、適応更新前または更新途中に受信重みの予測
を行い、予測した受信重みを適応更新の初期値として設
定することを特徴とする。
を示すブロック図である。図は、第kユーザ(kは1以
上の整数)に対するCDMA適応アンテナ受信装置を示
しており、受信アンテナの数はN(Nは2以上の整
数)、マルチパスの数はM(Mは1以上の整数)であ
る。
−1〜3−Mが備えられ、アンテナ1−1〜1−Nで受
かった受信信号は、受信手段3−1には直接、受信手段
3−2〜3−Mにはそれぞれ遅延器2−2〜2−Mを介
して入力される。遅延器2−2〜2−Mはアンテナ受信
信号のパスごとのタイミングが合うように入力を遅延さ
せる。
によって合成される。加算器4の出力は判定器5により
第kユーザの送信シンボルが判定されるとともに、判定
されたシンボルは受信手段3−1〜3−Mに入力され適
応更新に利用される。受信手段3−1〜3−Mは、それ
ぞれ適応受信手段3−1−1〜3−M−1及び初期重み
計算手段3−1−2〜3−M−2より構成される。
すブロック図である。適応受信手段3−1−1〜3−M
−1はおのおの同一の構成であるので、適応受信手段3
−1−1を中心に説明する。
は逆拡散手段10−1〜10−Nにより拡散復調され
る。拡散復調された信号は適応更新手段11が出力する
アンテナ重みと乗算器12−1〜12−Nで乗ぜられた
後加算器13−1により加算される。拡散復調された信
号は遅延器14にも入力される。
乗算器15−1により自分自身と通信路推定手段16に
よって推定され複素共役作成手段17から得られる通信
路の逆特性を乗ぜられて検波される。なお、通信路推定
手段16による推定方法は、例えば「三瓶、“陸上移動
通信用16QAMのフェージングひずみ補償方式”、電
子情報通信学会論文誌、Vol.J72−BII、N
o.1、pp.7−15、1989」に示されるよう
に、定期的に挿入された既知のシンボルから伝送路特性
を測定し、その時系列を内挿することによって全シンボ
ルの伝送路推定を行う。
手段3−2〜3−Mの検波結果と合成される。加算器4
は受信手段3−1〜3−Mの検波結果を合成した後、判
定器5に出力する。判定器5で得られた判定結果と通信
路推定手段16によって推定された通信路歪みを乗算器
15−2によって乗じて検波前の信号を再生する。
である誤差が加算器13−2により求められる。この誤
差は適応受信手段3−1−1内の適応更新手段11に入
力されて適応更新に利用される。適応更新手段11は加
算器13−2が出力する誤差と遅延器14の出力を用い
て適応更新を行う。適応更新アルゴリズムには最小2乗
平均誤差制御を用いればよく、初期重み計算手段3−1
−2が出力するアンテナ重みを初期値として利用して適
応更新を行う。
初期重み計算手段を示すブロック図である。初期重み計
算手段3−1−2〜3−M−2の構造はそれぞれ同じな
ので初期重み計算手段3−1−2を中心に説明する。
受信信号毎に逆拡散手段20−1〜20−Nにより拡散
復調する。拡散復調された信号はそれぞれ通信路推定手
段21−1〜21−Nに入力される。通信路推定手段2
1−1〜21−Nはアンテナ受信信号毎に通信路を推定
する。複素共役作成手段22−1〜22−Nは通信路推
定手段21−1〜21−Nの出力から通信路の逆特性を
求める。複素共役作成手段22−1〜22−Nの出力A
−1〜A−Nが初期重みとして適応受信手段3−1〜3
−Mに入力される。出力A−1〜A−Nは適応更新の開
始の時に1度だけ出力される。
号が受信される場合には、前記バースト信号毎に前記重
み係数を前記受信信号から一旦計算して適応受信手段3
−1〜3−Mに入力し、以後、同一バースト内では適応
受信手段3−1〜3−Mが前記受信信号に基づき重み係
数を適応的に更新しながら信号を検出する。
力A−1〜A−Nは、アンテナ毎の通信路の逆特性を表
しているので、アンテナ受信信号にこの逆特性を乗じる
ことでアンテナ毎の通信路歪みが補償されることにな
り、補償後の信号を合成することでアンテナ受信信号の
同相合成を実現できる。同相合成は希望信号成分の電力
を最大にするため、適応更新を開始する前に希望信号の
到来方向にビームを向けた指向性を形成できる。
初期重み計算手段の他の例を示すブロック図である。こ
の実施例では、アンテナ毎の通信路特性の推定値から信
号の到来方向を推定し、該推定した到来方向から受信重
みの初期値を算出する方法が採用される。
ナ毎に逆拡散手段31−1〜31−Nにより拡散復調さ
れる。拡散復調された信号は通信路推定手段32−1〜
32−Nに入力されアンテナ毎の通信路特性の推定を行
う。到来方向推定手段33は通信路推定手段32−1〜
32−Nの出力から受信した信号の到来方向を推定す
る。
“Multiple Emitter Location andSignal Parameter Es
timation”,IEEE Trans.Vol.AP-34,No.3,pp.276-286(19
86March)で示されたMUSIC(Multiple Signal Class
ification)アルゴリズムや、R.Roy and T.Kailath,“ES
PRIT-Estimation of signal Parameters via Rotationa
l Invariance Techniques”,IEEE Trans.Vol.ASSP-37,p
p.984-995(1989 July)で示されたESPRITアルゴリ
ズムなどのスペクトル解析の手法を用いてもよい。
はアンテナの幾何学的な素子配置と信号の到来方向のみ
によって一意に決定する受信位相差のみであるので、受
信位相差から到来方向を推定できる。ここで、例として
直線配置したアンテナにおける受信位相差と到来方向の
関係を図10に示す。アンテナ間隔をd、到来方向をθ
と表すと隣接アンテナ間での位相差Θは次式で与えられ
る。
て、アンテナ間の通信路推定値の相関値はアンテナ間の
受信位相差に近似できる。時刻tにおけるn番目(0≦
n<N−1)の通信路推定値をhn(t)と表し、(n
+1)番目の通信路推定値hn+1(t)との時刻tに
おける相関値Rn,n+1(t)は次式で求まる。
おけるアンテナによる平均操作を加えた相関値をR
(t)とすれば、次式で与えられる。
えられる。
相を逆相にする受信重みを計算してB−1〜B−Nを受
信重みの初期値として出力する。出力B−1〜B−N
は、図3に示した初期重み計算手段の一例における出力
A−1〜A−Nと同じく適応更新の開始時に一度だけ出
力される。
から初期重みが出力されるまでの時間は、初期重みを用
いる適応制御重みが収束する時間より短い必要がある
が、図3及び図4で示した例では初期重みを短時間で出
力することが可能である。
ロック図である。図は、第kユーザ(kは1以上の整
数)に対するCDMA適応アンテナ受信装置を示してお
り、受信アンテナの数はN(Nは2以上の整数)、マル
チパスの数はM(Mは1以上の整数)である。
−1〜3−Mが備えられ、アンテナ1−1〜1−Nで受
かった受信信号は、受信手段3−1には直接、受信手段
3−2〜3−Mにはそれぞれ遅延器2−2〜2−Mを介
して入力される。遅延器2−2〜2−Mはアンテナ受信
信号のパスごとのタイミングが合うように入力を遅延さ
せる。
によって合成される。加算器4の出力は判定器5により
第kユーザの送信シンボルが判定されるとともに、判定
されたシンボルは受信手段3−1〜3−Mに入力され適
応更新に利用される。受信手段3−1〜3−Mは、それ
ぞれ適応受信手段3−1−1〜3−M−1、初期重み計
算手段3−1−2〜3−M−2および追従遅れ検出手段
3−1−3〜3−M−3より構成される。
成であるので、以下、主に受信手段3−1を用いて説明
する。
本的構成は、図2に示した第1の実施形態において説明
した適応受信手段3−1−1と同様であるが、第1の実
施の形態との違いは、適応更新手段11が出力する受信
重みが乗算器12−1〜12−Nに出力されるだけでな
く追従遅れ検出手段3−1−3にも出力する点と、初期
重み計算手段3−1−2から受信重みの初期値が入力さ
れたときには必ずその受信重みを用いて更新を継続する
点である。その他の動作については第1の実施の形態と
同じであるので説明を省略する。
初期重み計算手段を示すブロック図である。この初期重
み計算手段3−1−2の構成は、図4に示した第1の実
施の形態における初期重み計算手段とほぼ同じである
が、到来方向推定手段43の出力する到来方向推定値は
受信重み計算手段44に出力されるのみでなく出力Dと
して追従遅れ検出手段3−1−3へも出力される点と、
受信重み計算手段44に対してプリセット入力Eがあっ
たときに受信重みC−1〜C−Nを出力する点で相違し
ている。
追従遅れ検出手段3−1−3〜3−M−3を示すブロッ
ク図である。追従遅れ検出手段もそれぞれ同じ構成であ
るので追従遅れ検出手段3−1−3により説明する。
みがピーク方向検出手段51に入力されピーク方向を出
力する。ピーク方向検出方法は、例えば、受信重み間の
相関計算により求めることができる。時刻tにおけるn
番目(0≦n<N−1)の受信重みをwn(t)と表
し、(n+1)番目の受信重みwn+1(t)との時刻
tにおける相関値Rn,n+1(t)は次式で求まる。
テナによる平均操作を加えた相関値をR(t)とすれ
ば、次式で与えられる。
えられる。
θは次式で計算できるので、これをピーク方向検出手段
51の出力とする。
重みと全ての方向の固定ビーム重みとの相関値を計算す
る。相関値が最大となる固定ビーム重みの方向をピーク
方向検出手段51の出力とすることもできる。
の出力と初期重み計算手段3−1−2の到来方向推定手
段43から出力された到来方向推定値Dとの差である到
来方向差を計算し、方向差閾値と比較を行う。この到来
方向差が方向差閾値を越えたときには、適応制御重みの
追従遅れが生じていると判断し、プリセット信号Eを出
力する。
方向の急激な変化に対しても初期重み計算手段から方向
の変化に対応した重みをすぐに適応制御に与えることが
できるため、適応更新の追従遅れによる特性劣化を低減
できる。
DMAを基本に記述したが、本発明はCDMAにのみ限
定されるものではなく、TDMAやFDMAの場合であ
っても、文献H.Yoshino,K.Fukawa and H.Suzuki,“Inte
rference Canceling Equalizer(ICE) for Mobile Radio
Communications” Proc.ICC,pp.1427-1432 (1994)に記
載されたトレーニング系列や同期用系列を用いて、複数
到来波を分離することはできるので、本発明はCDMA
以外へも適用可能である。
時間を高速にできることにある。その理由は同相合成を
実現する受信重みを適応更新前に求め、求めた受信重み
を適応更新の初期値として利用するからである。
激な変化に対する特性劣化を抑えられることにある。そ
の理由は到来方向の急激な変化による適応制御の追従遅
れを検出し、適応重みを適切な初期重みにプリセットで
きるからである。
の第1の実施形態を示すブロック図である。
信手段を示すブロック図である。
手段を示すブロック図である。
手段の他の例を示すブロック図である。
の第2の実施形態を示すブロック図である。
手段を示すブロック図である。
手段を示すブロック図である。
ロック図である。
と受信位相差を説明するための図である。
信重み初期値 D 到来方向推定値 E 検出結果 110−1〜110−N アンテナ 120−2〜120−M 遅延器 130−1〜130−M 適応受信手段 140 加算器 150 判定器 161−1〜161−N 逆拡散手段 162−1〜162−N 乗算器 163 遅延器 164 加算器 165 乗算器 166 通信路推定手段 167 複素共役作成手段 168 乗算器 169 加算器 170 適応更新手段
Claims (18)
- 【請求項1】 到来する信号を複数のアンテナで受信
し、各アンテナの受信信号にそれぞれ重み係数を乗じ
て、該乗算結果を合成することで信号を検出する適応ア
ンテナ受信装置において、前記重み係数の初期値を前記
受信信号から計算により求めて設定する初期値設定手段
と、該初期値設定後、前記受信信号に基づき前記重み係
数を適応的に更新しながら信号を検出する適応受信手段
を備えることを特徴とする適応アンテナ受信装置。 - 【請求項2】 前記受信信号は、時間間隔をおいて受信
される複数のバースト信号からなり、前記初期値設定手
段は、前記バースト信号毎に前記重み係数を前記受信信
号から計算により求めて設定し、前記適応受信手段は、
同一バースト内は前記受信信号に基づき前記重み係数を
適応的に更新しながら信号を検出することを特徴とする
請求項1記載の適応アンテナ受信装置。 - 【請求項3】 複数のアンテナと前記アンテナで受信し
た信号を到来時刻毎に適応的なアンテナパターンで受信
する適応受信手段と、信号毎にアンテナパターンの初期
値を計算して前記適応受信手段に出力する初期重み計算
手段と、前記適応受信手段の各出力を合成する加算器
と、前記加算器の出力をシンボル判定し、前記適応受信
手段へそれぞれ接続する判定器を備えることを特徴とす
る適応アンテナ受信装置。 - 【請求項4】 前記適応受信手段のそれぞれは前記複数
のアンテナの受信信号のそれぞれに重み係数を乗じる複
数の第1の乗算器と、前記複数の第1の乗算器の出力を
合成する加算器と、前記加算器の出力から通信路を推定
する通信路推定手段と、前記判定器の出力に前記通信路
推定手段が出力する通信路推定値を乗じる第2の乗算器
と、前記第2の乗算器の出力と前記加算器の出力との差
を出力する減算器と、前記減算器の出力と前記受信信号
を遅延させた信号と前記初期重み計算手段の出力である
受信重みの初期値とから受信重みを適応的に計算する適
応更新手段とを備え、前記複数の適応受信手段はそれぞ
れの受信重みを独立に制御することを特徴とする請求項
3記載の適応アンテナ受信装置。 - 【請求項5】 前記初期重み計算手段は、前記複数のア
ンテナの受信信号のそれぞれに対応して接続される通信
路推定手段と、前記通信路推定手段の出力のそれぞれに
対応して接続される複素共役作成手段とを備え、前記複
素共役作成手段の出力を前記適応受信手段の重み制御の
初期値として前記適応受信手段へ入力することを特徴と
する請求項3記載の適応アンテナ受信装置。 - 【請求項6】 前記初期重み計算手段は、前記複数のア
ンテナの受信信号のそれぞれに対応して接続される通信
路推定手段と、前記通信路推定手段の出力から信号の到
来方向を推定する到来方向推定手段と、前記到来方向推
定手段の出力から受信重みを計算する受信重み計算手段
とを備え、前記受信重み計算手段の出力を前記適応受信
手段の重み制御の初期値として前記適応受信手段へ入力
することを特徴とする請求項3記載の適応アンテナ受信
装置。 - 【請求項7】 複数のアンテナと前記アンテナで受信し
た信号を到来時刻毎に適応的なアンテナパターンで受信
する適応受信手段と、信号毎にアンテナパターンの初期
値を計算して前記適応受信手段に出力する初期重み計算
手段と、前記適応受信手段の各出力を合成する加算器
と、前記加算器の出力をシンボル判定し、前記適応受信
手段へそれぞれ接続する判定器を備えることを特徴とす
るCDMA適応アンテナ受信装置。 - 【請求項8】 前記適応受信手段のそれぞれは前記複数
のアンテナの受信信号に対応した複数の逆拡散手段と前
記逆拡散手段の出力のそれぞれに重みを乗じる複数の第
1の乗算器と、前記複数の第1の乗算器の出力を合成す
る加算器と、前記加算器の出力から通信路を推定する通
信路推定手段と、前記判定器の出力に前記通信路推定手
段が出力する通信路推定値を乗じる第2の乗算器と、前
記第2の乗算器の出力と前記加算器の出力との差を出力
する減算器と、前記減算器の出力と前記逆拡散手段の出
力を遅延させた信号と前記初期重み計算手段の出力であ
る受信重みの初期値とから受信重みを適応的に計算する
適応更新手段とを備え、前記複数の適応受信手段はそれ
ぞれの受信重みを独立に制御することを特徴とする請求
項7記載のCDMA適応アンテナ受信装置。 - 【請求項9】 前記初期重み計算手段は、前記複数のア
ンテナの受信信号に対応した複数の逆拡散手段と、前記
逆拡散手段の出力のそれぞれに対応して接続される通信
路推定手段と、前記通信路推定手段の出力のそれぞれに
対応して接続される複素共役作成手段とを備え、前記複
素共役作成手段の出力を前記適応受信手段の重み制御の
初期値として前記適応受信手段へ入力することを特徴と
する請求項7記載のCDMA適応アンテナ受信装置。 - 【請求項10】 前記初期重み計算手段は、前記複数の
アンテナの受信信号に対応した複数の逆拡散手段と、前
記逆拡散手段の出力のそれぞれに対応して接続される通
信路推定手段と、前記通信路推定手段の出力から信号の
到来方向を推定する到来方向推定手段と、前記到来方向
推定手段の出力から受信重みを計算する受信重み計算手
段とを備え、前記受信重み計算手段の出力を前記適応受
信手段の重み制御の初期値として前記適応受信手段へ入
力することを特徴とする請求項7記載のCDMA適応ア
ンテナ受信装置。 - 【請求項11】 複数のアンテナと前記アンテナで受信
した信号を到来時刻毎に適応的なアンテナパターンで受
信する適応受信手段と、前記適応受信手段でのアンテナ
パターンの適応制御の初期値を計算して前記適応受信手
段に出力する初期重み計算手段と、前記適応受信手段の
計算する受信重みと前記初期重み計算手段が推定する到
来方向とから方向差を検出し、前記方向差が所定の方向
差しきい値を超えた場合に前記初期重み計算手段に前記
初期値を出力するように通知する追従遅れ検出手段と、
前記適応受信手段の各出力を合成する加算器と、前記加
算器の出力をシンボル判定し、前記適応受信手段へそれ
ぞれ接続する判定器を備えることを特徴とする適応アン
テナ受信装置。 - 【請求項12】 前記適応受信手段のそれぞれは前記複
数のアンテナの受信信号のそれぞれに重みを乗じる複数
の第1の乗算器と、前記複数の第1の乗算器の出力を合
成する加算器と、前記加算器の出力から通信路を推定す
る通信路推定手段と、前記判定器の出力に前記通信路推
定手段が出力する通信路推定値を乗じる第2の乗算器
と、前記第2の乗算器の出力と前記加算器の出力との差
を出力する減算器と、前記減算器の出力と前記受信信号
を遅延させた信号と前記初期重み計算手段の出力である
受信重みの初期値とから受信重みを適応的に計算する適
応更新手段とを備え、前記複数の適応受信手段はそれぞ
れの受信重みを独立に制御するとともに制御した受信重
みを前記追従遅れ検出手段に出力することを特徴とする
請求項11記載の適応アンテナ受信装置。 - 【請求項13】 前記初期重み計算手段は、前記複数の
アンテナの受信信号のそれぞれに対応して接続される通
信路推定手段と、前記通信路推定手段の出力から信号の
到来方向を推定する到来方向推定手段と、前記到来方向
推定手段の出力から受信重みを計算する受信重み計算手
段とを備え、前記到来方向推定手段の出力を前記受信重
み計算手段に出力するとともに前記追従遅れ検出手段か
らの入力に応じて前記受信重み計算手段の出力を前記適
応受信手段の重み制御の初期値として出力することを特
徴とする請求項11記載の適応アンテナ受信装置。 - 【請求項14】 前記追従遅れ検出手段は、前記適応受
信手段の出力する受信重みから受信重みの最大指向性の
方向を検出するピーク方向検出手段と、前記初期重み計
算手段が出力する方向と前記ピーク方向検出手段の差分
からピーク方向の差を検出し、前記差が所定の方向差を
越えた場合に前記初期重み計算手段に初期値を出力する
ように通知する比較手段とを備えることを特徴とする請
求項11記載の適応アンテナ受信装置。 - 【請求項15】 複数のアンテナと前記アンテナで受信
した信号を到来時刻毎に適応的なアンテナパターンで受
信する適応受信手段と、前記適応受信手段でのアンテナ
パターンの適応制御の初期値を計算して前記適応受信手
段に出力する初期重み計算手段と、前記適応受信手段の
計算する受信重みと前記初期重み計算手段が推定する到
来方向とから方向差を検出し、前記方向差が所定の方向
差しきい値を超えた場合に前記初期重み計算手段に初期
値を出力するように通知する追従遅れ検出手段と、前記
適応受信手段の各出力を合成する加算器と、前記加算器
の出力をシンボル判定し、前記適応受信手段へそれぞれ
接続する判定器を備えることを特徴とするCDMA適応
アンテナ受信装置。 - 【請求項16】 前記適応受信手段のそれぞれは前記複
数のアンテナの受信信号に対応した複数の逆拡散手段と
前記逆拡散手段の出力のそれぞれに重みを乗じる複数の
第1の乗算器と、前記複数の第1の乗算器の出力を合成
する加算器と、前記加算器の出力から通信路を推定する
通信路推定手段と、前記判定器の出力に前記通信路推定
手段が出力する通信路推定値を乗じる第2の乗算器と、
前記第2の乗算器の出力と前記加算器の出力との差を出
力する減算器と、前記減算器の出力と前記逆拡散手段の
出力を遅延させた信号と前記初期重み計算手段の出力で
ある受信重みの初期値とから受信重みを適応的に計算す
る適応更新手段とを備え、前記複数の適応受信手段はそ
れぞれの受信重みを独立に制御するとともに制御した受
信重みを前記追従遅れ検出手段に出力することを特徴と
する請求項15記載のCDMA適応アンテナ受信装置。 - 【請求項17】 前記初期重み計算手段は、前記複数の
アンテナの受信信号に対応した複数の逆拡散手段と、前
記逆拡散手段の出力のそれぞれに対応して接続される通
信路推定手段と、前記通信路推定手段の出力から信号の
到来方向を推定する到来方向推定手段と、前記到来方向
推定手段の出力から受信重みを計算する受信重み計算手
段とを備え、前記到来方向推定手段の出力を前記受信重
み計算手段に出力するとともに前記追従遅れ検出手段か
らの入力に応じて前記受信重み計算手段の出力を前記適
応受信手段の重み制御の初期値として出力することを特
徴とする請求項15記載のCDMA適応アンテナ受信装
置。 - 【請求項18】 前記追従遅れ検出手段は、前記適応受
信手段の出力する受信重みから受信重みの最大指向性の
方向を検出するピーク方向検出手段と、前記初期重み計
算手段が出力する方向と前記ピーク方向検出手段の差分
からピーク方向の差を検出し、前記差が所定の方向差を
越えた場合に前記初期重み計算手段に初期値を出力する
ように通知する比較手段とを備えることを特徴とする請
求項15記載のCDMA適応アンテナ受信装置。
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