JP2002069481A - 油脂組成物およびその製造方法 - Google Patents
油脂組成物およびその製造方法Info
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- JP2002069481A JP2002069481A JP2000265100A JP2000265100A JP2002069481A JP 2002069481 A JP2002069481 A JP 2002069481A JP 2000265100 A JP2000265100 A JP 2000265100A JP 2000265100 A JP2000265100 A JP 2000265100A JP 2002069481 A JP2002069481 A JP 2002069481A
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- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ローストバター様の独特の香ばしい風味と色
調を合わせ持つ油脂組成物を、安定な品質で大量生産で
きる製造方法を提供すること。 【解決手段】 乳脂肪を30重量%以上含有する油脂、
乳固形分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカ
ラメル化物および水を含有してなる混合物を、80〜1
30℃で5〜120分間加熱処理して得られる油脂組成
物およびその製造方法。
調を合わせ持つ油脂組成物を、安定な品質で大量生産で
きる製造方法を提供すること。 【解決手段】 乳脂肪を30重量%以上含有する油脂、
乳固形分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカ
ラメル化物および水を含有してなる混合物を、80〜1
30℃で5〜120分間加熱処理して得られる油脂組成
物およびその製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパン、菓子、調理加
工食品類の用途としてローストバター様の風味と色調を
付与する油脂組成物および該油脂組成物を安定な品質で
容易に大量生産できる製造方法、並びに該油脂組成物を
含んでなる食品に関する。
工食品類の用途としてローストバター様の風味と色調を
付与する油脂組成物および該油脂組成物を安定な品質で
容易に大量生産できる製造方法、並びに該油脂組成物を
含んでなる食品に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バターを褐色になるまで加熱す
ることで得られるローストバターは、バター風味に加え
て、独特の香ばしい風味と色調を合わせ持つものである
ためフィナンシェなどの菓子類に使用されている。
ることで得られるローストバターは、バター風味に加え
て、独特の香ばしい風味と色調を合わせ持つものである
ためフィナンシェなどの菓子類に使用されている。
【0003】しかしながら、このローストバターは天然
のバターを使用して製造するため、高価であり、またそ
の履歴加工条件(乳牛の品種、飼料、分離温度、エージ
ング条件、殺菌温度等)により風味や組成が微妙に変化
すると言った問題がある。更に、ローストバターの製造
においても、その加熱工程中、終点を見極めるには熟練
を必要とし、またそのために小規模の設備でしか製造で
きていないのが現状である。
のバターを使用して製造するため、高価であり、またそ
の履歴加工条件(乳牛の品種、飼料、分離温度、エージ
ング条件、殺菌温度等)により風味や組成が微妙に変化
すると言った問題がある。更に、ローストバターの製造
においても、その加熱工程中、終点を見極めるには熟練
を必要とし、またそのために小規模の設備でしか製造で
きていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
状況を鑑み、ローストバター様の独特の香ばしい風味と
色調を合わせ持つ油脂組成物および該油脂組成物を安定
な品質で容易に大量生産できる製造方法を提供するもの
である。
状況を鑑み、ローストバター様の独特の香ばしい風味と
色調を合わせ持つ油脂組成物および該油脂組成物を安定
な品質で容易に大量生産できる製造方法を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究した結果、乳脂肪を30重量%
以上含有する油脂、乳固形分、豆類または穀類のロース
ト処理物、糖類のカラメル化物および水を含有してなる
混合物を、80〜130℃で5〜120分間加熱処理し
て得られる油脂組成物がローストバター独特の香ばしい
風味と色調を合わせ持ち、且つ安定な品質で大量生産で
きることを見出し本発明を完成した。
題を解決すべく鋭意研究した結果、乳脂肪を30重量%
以上含有する油脂、乳固形分、豆類または穀類のロース
ト処理物、糖類のカラメル化物および水を含有してなる
混合物を、80〜130℃で5〜120分間加熱処理し
て得られる油脂組成物がローストバター独特の香ばしい
風味と色調を合わせ持ち、且つ安定な品質で大量生産で
きることを見出し本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明の第1は、乳脂肪を30重量
%以上含有する油脂、乳固形分、豆類または穀類のロー
スト処理物、糖類のカラメル化物および水を含有してな
る混合物を、80〜130℃で5〜120分間加熱処理
して得られる油脂組成物に関する。好ましい実施態様と
しては、上記記載の油脂組成物を製造する工程におい
て、脂肪酸分解酵素で分解する工程を経て得られること
を特徴とする油脂組成物に関する。更に好ましい実施態
様としては、上記記載の油脂組成物から、固形分および
/または水分を除去して得られる油脂組成物に関する。
%以上含有する油脂、乳固形分、豆類または穀類のロー
スト処理物、糖類のカラメル化物および水を含有してな
る混合物を、80〜130℃で5〜120分間加熱処理
して得られる油脂組成物に関する。好ましい実施態様と
しては、上記記載の油脂組成物を製造する工程におい
て、脂肪酸分解酵素で分解する工程を経て得られること
を特徴とする油脂組成物に関する。更に好ましい実施態
様としては、上記記載の油脂組成物から、固形分および
/または水分を除去して得られる油脂組成物に関する。
【0007】本発明の第2は、上記記載の油脂組成物の
製造方法に関し、本発明の第3は、上記記載の油脂組成
物を含んでなる食品に関する。
製造方法に関し、本発明の第3は、上記記載の油脂組成
物を含んでなる食品に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で使用する油脂としては、
通常食用として用いられているものであれば植物油脂、
動物油脂のいずれでもよく、例えば乳脂、牛脂、豚脂、
大豆油、綿実油、米油、コーン油、ヤシ油、パーム油、
カカオ脂等が挙げられ、これらを単独或いは混合、硬
化、分別、エステル交換したものを単独或いは2種以上
を混合して用いることが出来る。特に、本発明において
は、風味の点から乳脂を油脂中に30重量%以上使用す
ることが必要である。
通常食用として用いられているものであれば植物油脂、
動物油脂のいずれでもよく、例えば乳脂、牛脂、豚脂、
大豆油、綿実油、米油、コーン油、ヤシ油、パーム油、
カカオ脂等が挙げられ、これらを単独或いは混合、硬
化、分別、エステル交換したものを単独或いは2種以上
を混合して用いることが出来る。特に、本発明において
は、風味の点から乳脂を油脂中に30重量%以上使用す
ることが必要である。
【0009】本発明で使用する乳固形分としては、生
乳、脱脂乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、乳清、生クリーム、
チーズ類、ヨーグルト類、バター、バターミルク又はこ
れらを濃縮加工したものが挙げられ、これらの1種又は
2種以上を組み合わせて用いる。これら乳固形分の配合
割合は、油脂100重量%に対して1〜10重量%、さ
らに望ましくは2〜5重量%の範囲である。配合割合が
1重量%未満では十分な風味が得られず、10重量%を
越えて配合しても効果は頭打ちとなる。
乳、脱脂乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、乳清、生クリーム、
チーズ類、ヨーグルト類、バター、バターミルク又はこ
れらを濃縮加工したものが挙げられ、これらの1種又は
2種以上を組み合わせて用いる。これら乳固形分の配合
割合は、油脂100重量%に対して1〜10重量%、さ
らに望ましくは2〜5重量%の範囲である。配合割合が
1重量%未満では十分な風味が得られず、10重量%を
越えて配合しても効果は頭打ちとなる。
【0010】本発明で使用する豆類または穀類のロース
ト処理物に用いる豆類または穀類としては、豆類ではコ
ーヒー豆、大豆、アーモンド、ピーナツなどが、穀類で
は小麦、きび、玄米、そば、とうもろこし、はと麦、ラ
イ麦、大麦やこれらの加工品であるパン粉、パンの耳、
コーンフレーク、ポップコーン、煎餅などが挙げられ
る。これらの豆類または穀類をローストする方法として
は、温度調整可能な攪拌できる容器であれば特に制限さ
れるものではなく、例えば一般に使用されているガス加
熱の直火鍋や、水蒸気加熱できる攪拌釜などを使用し、
少なくとも表面の一部が加熱により焦げを生じるまで加
熱すれば良い。本発明において豆類または穀類のロース
ト処理物としては、上記のロースト処理物の他に、一般
に市販されているコーヒー豆粉末、インスタントコーヒ
ー、麦茶、玄米茶などを使用することも出来る。豆類ま
たは穀類のロースト処理物は風味付与の他、色調を褐色
にする効果も有する。これら豆類または穀類のロースト
処理物の配合割合は、油脂100重量%に対して0.0
5〜20重量%、さらに望ましくは0.1〜5重量%の
範囲である。配合割合が0.05重量%未満では十分な
風味や好ましい褐色の色調は得られず、20重量%を越
えて配合しても効果は頭打ちとなる。
ト処理物に用いる豆類または穀類としては、豆類ではコ
ーヒー豆、大豆、アーモンド、ピーナツなどが、穀類で
は小麦、きび、玄米、そば、とうもろこし、はと麦、ラ
イ麦、大麦やこれらの加工品であるパン粉、パンの耳、
コーンフレーク、ポップコーン、煎餅などが挙げられ
る。これらの豆類または穀類をローストする方法として
は、温度調整可能な攪拌できる容器であれば特に制限さ
れるものではなく、例えば一般に使用されているガス加
熱の直火鍋や、水蒸気加熱できる攪拌釜などを使用し、
少なくとも表面の一部が加熱により焦げを生じるまで加
熱すれば良い。本発明において豆類または穀類のロース
ト処理物としては、上記のロースト処理物の他に、一般
に市販されているコーヒー豆粉末、インスタントコーヒ
ー、麦茶、玄米茶などを使用することも出来る。豆類ま
たは穀類のロースト処理物は風味付与の他、色調を褐色
にする効果も有する。これら豆類または穀類のロースト
処理物の配合割合は、油脂100重量%に対して0.0
5〜20重量%、さらに望ましくは0.1〜5重量%の
範囲である。配合割合が0.05重量%未満では十分な
風味や好ましい褐色の色調は得られず、20重量%を越
えて配合しても効果は頭打ちとなる。
【0011】本発明で使用する糖類のカラメル化物とし
ては、砂糖、ぶどう糖、水飴などの一般に食品で用いら
れている糖類を、100〜200℃に加熱すればよく、
特に還元糖を使用することで効率的に糖のカラメル化物
を得ることができる。また、加熱の際にカラメル化を促
進させるために、微量のクエン酸、酢酸、塩酸等の酸
や、重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ
性物質を添加したり、グリシン、アラニン等のアミノ基
を有するアミノ酸やペプチドを添加してもよい。糖類の
カラメル化物は風味付与の他、色調を褐色にする効果も
有する。これら糖類のカラメル化物の配合割合は、油脂
100重量%に対して0.5〜20重量%、さらに望ま
しくは1〜15重量%の範囲である。配合割合が0.5
重量%未満では十分な風味や好ましい褐色の色調は得ら
れず、20重量%を越えて配合しても効果は頭打ちとな
る。
ては、砂糖、ぶどう糖、水飴などの一般に食品で用いら
れている糖類を、100〜200℃に加熱すればよく、
特に還元糖を使用することで効率的に糖のカラメル化物
を得ることができる。また、加熱の際にカラメル化を促
進させるために、微量のクエン酸、酢酸、塩酸等の酸
や、重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ
性物質を添加したり、グリシン、アラニン等のアミノ基
を有するアミノ酸やペプチドを添加してもよい。糖類の
カラメル化物は風味付与の他、色調を褐色にする効果も
有する。これら糖類のカラメル化物の配合割合は、油脂
100重量%に対して0.5〜20重量%、さらに望ま
しくは1〜15重量%の範囲である。配合割合が0.5
重量%未満では十分な風味や好ましい褐色の色調は得ら
れず、20重量%を越えて配合しても効果は頭打ちとな
る。
【0012】本発明で得られる油脂組成物中の水の割合
は、油脂100重量%に対して、5〜30重量%の範囲
である。配合割合が5重量%未満では乳固形分の溶解性
が悪くなり作業上望ましくなく、また、20重量%を越
えて添加すると風味が弱くなり望ましくない。
は、油脂100重量%に対して、5〜30重量%の範囲
である。配合割合が5重量%未満では乳固形分の溶解性
が悪くなり作業上望ましくなく、また、20重量%を越
えて添加すると風味が弱くなり望ましくない。
【0013】本発明の油脂組成物の製造方法としては、
乳固形分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカ
ラメル化物と水を混合し溶解したものと、別途溶解した
油脂を混合し、乳化状の混合物を調製する。次いで、該
混合物を80〜130℃で5〜120分間加熱処理を行
う。加熱処理条件が不十分な場合、目的とする香ばしい
風味は得られず、逆に過剰条件では焦げ臭が付与され望
ましくない。加熱処理終了後はパーフェクター、コンビ
ネーター、ボテーター等の連続式熱交換機を用いて急冷
捏和して油脂組成物を得る。
乳固形分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカ
ラメル化物と水を混合し溶解したものと、別途溶解した
油脂を混合し、乳化状の混合物を調製する。次いで、該
混合物を80〜130℃で5〜120分間加熱処理を行
う。加熱処理条件が不十分な場合、目的とする香ばしい
風味は得られず、逆に過剰条件では焦げ臭が付与され望
ましくない。加熱処理終了後はパーフェクター、コンビ
ネーター、ボテーター等の連続式熱交換機を用いて急冷
捏和して油脂組成物を得る。
【0014】本発明に使用する脂肪酸分解酵素は、動
物、植物、微生物から分離した酵素を使用することがで
き、例えば、アスペルギルス(Aspergillus)属、ムコー
ル(Mucor)属、リゾープス(Rhizopus)属等の糸状菌、キ
ャンディダ(Candida)属等の酵母、小山羊、小羊、小牛
の口頭分泌線から採取されるオーラル・リパーゼ(Oral
lipase)等が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上
を組み合わせて用いることができる。脂肪酸分解酵素に
よる油脂の分解度は、0.1〜20%が好ましく、さら
に好ましくは0.3〜5%の範囲である。分解度が0.
1%未満では十分な風味向上効果は得られず、20%を
越えると異味が付与され好ましくない。尚、分解度とは
〔{(酸価)/(けん化価)}×100〕によって求め
られる値を言う。
物、植物、微生物から分離した酵素を使用することがで
き、例えば、アスペルギルス(Aspergillus)属、ムコー
ル(Mucor)属、リゾープス(Rhizopus)属等の糸状菌、キ
ャンディダ(Candida)属等の酵母、小山羊、小羊、小牛
の口頭分泌線から採取されるオーラル・リパーゼ(Oral
lipase)等が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上
を組み合わせて用いることができる。脂肪酸分解酵素に
よる油脂の分解度は、0.1〜20%が好ましく、さら
に好ましくは0.3〜5%の範囲である。分解度が0.
1%未満では十分な風味向上効果は得られず、20%を
越えると異味が付与され好ましくない。尚、分解度とは
〔{(酸価)/(けん化価)}×100〕によって求め
られる値を言う。
【0015】本発明の脂肪酸分解酵素で分解する工程を
経て得られる油脂組成物の製造方法としては、乳固形
分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカラメル
化物と水を混合し溶解したものと油脂との乳化状の混合
物を調製し、脂肪酸分解酵素を添加し、30〜50℃で
約0.5〜5時間の範囲で酵素反応を行う。なお、混合
物を脂肪酸分解酵素で分解する工程は、油脂、乳固形
分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカラメル
化物と水を混合していく工程のいずれの段階においても
脂肪酸分解酵素による分解反応に供してもよいが、乳固
形分、水、油脂からなる乳化状の混合物を脂肪酸分解処
理した後に豆類または穀類のロースト処理物と糖類のカ
ラメル化物を添加すると、先にすべての原料を乳化物に
した後に脂肪酸分解酵素で分解反応を行うよりも風味的
にバランスの良いものが得られ好ましい。更に、該混合
物を80〜130℃で5〜120分間加熱処理を行い、
加熱処理終了後はパーフェクター、コンビネーター、ボ
テーター等の連続式熱交換機を用いて急冷捏和して油脂
組成物を得る。
経て得られる油脂組成物の製造方法としては、乳固形
分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカラメル
化物と水を混合し溶解したものと油脂との乳化状の混合
物を調製し、脂肪酸分解酵素を添加し、30〜50℃で
約0.5〜5時間の範囲で酵素反応を行う。なお、混合
物を脂肪酸分解酵素で分解する工程は、油脂、乳固形
分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカラメル
化物と水を混合していく工程のいずれの段階においても
脂肪酸分解酵素による分解反応に供してもよいが、乳固
形分、水、油脂からなる乳化状の混合物を脂肪酸分解処
理した後に豆類または穀類のロースト処理物と糖類のカ
ラメル化物を添加すると、先にすべての原料を乳化物に
した後に脂肪酸分解酵素で分解反応を行うよりも風味的
にバランスの良いものが得られ好ましい。更に、該混合
物を80〜130℃で5〜120分間加熱処理を行い、
加熱処理終了後はパーフェクター、コンビネーター、ボ
テーター等の連続式熱交換機を用いて急冷捏和して油脂
組成物を得る。
【0016】また、上記の油脂組成物から固形分および
水分を除去する場合、加熱処理終了後、放冷もしくは熱
交換器により50〜70℃まで冷却して静置もしくは遠
心分離して水相部分のみを除去するか、100〜110
℃まで加熱して水分を蒸発さた後、固形分を遠心分離、
濾過などの操作により分離、除去することで油脂組成物
を得ることができる。
水分を除去する場合、加熱処理終了後、放冷もしくは熱
交換器により50〜70℃まで冷却して静置もしくは遠
心分離して水相部分のみを除去するか、100〜110
℃まで加熱して水分を蒸発さた後、固形分を遠心分離、
濾過などの操作により分離、除去することで油脂組成物
を得ることができる。
【0017】なお、上記の如く得られた油脂乳化組成に
油相または水相を添加して希釈し、殺菌、均質化処理
後、冷却して油中水型油脂乳化組成物または水中油型油
脂乳化組成物の形態としても構わない。
油相または水相を添加して希釈し、殺菌、均質化処理
後、冷却して油中水型油脂乳化組成物または水中油型油
脂乳化組成物の形態としても構わない。
【0018】本発明の油脂組成物はケーキ・菓子類、パ
ン類、調理加工品類に代表される食品に用いることが出
来る。具体的には、ケーキ・菓子類ではフィナンシェ、
マドレーヌ、スポンジケーキ、パウンドケーキ、クッキ
ー等が、パン類では食パン、ロールパン、菓子パン、ク
ロワッサン等が、調理加工品類ではグラタン、シチュ
ー、ルー、ソース、フライオイル等が挙げられるが、こ
れに限定されず、ローストバター様の風味や色調を添加
したい食品であれば、如何なる食品にも使用することが
出来る。
ン類、調理加工品類に代表される食品に用いることが出
来る。具体的には、ケーキ・菓子類ではフィナンシェ、
マドレーヌ、スポンジケーキ、パウンドケーキ、クッキ
ー等が、パン類では食パン、ロールパン、菓子パン、ク
ロワッサン等が、調理加工品類ではグラタン、シチュ
ー、ルー、ソース、フライオイル等が挙げられるが、こ
れに限定されず、ローストバター様の風味や色調を添加
したい食品であれば、如何なる食品にも使用することが
出来る。
【0019】以上の如く本発明によって得られる油脂組
成物の添加量は、適用できる食品によって異なり限定で
きないが、概ね適用食品に対して1〜50重量%、好ま
しく5〜20重量%添加することで本発明の油脂組成物
の効果を十分に得ることができる。
成物の添加量は、適用できる食品によって異なり限定で
きないが、概ね適用食品に対して1〜50重量%、好ま
しく5〜20重量%添加することで本発明の油脂組成物
の効果を十分に得ることができる。
【0020】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)乳脂肪300Kg、大豆硬化油(融点32
℃)700Kgを配合して油相を調製した。これに、全
脂粉乳25Kg、市販のインスタントコーヒー2.5K
g、市販のカラメル(グルコースカラメル、固形分62
% 水分38%)50Kgを水100Kgに溶解した水
相を徐々に添加し混合物とした後、90℃で30分間加
熱処理し、コンビネータにて急冷可塑化し油脂組成物を
得た。 (比較例1)実施例1において、乳脂肪をナタネ硬化油
(融点30℃)に代えた以外は同様の方法にて製造を行
い、油脂組成物を得た。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)乳脂肪300Kg、大豆硬化油(融点32
℃)700Kgを配合して油相を調製した。これに、全
脂粉乳25Kg、市販のインスタントコーヒー2.5K
g、市販のカラメル(グルコースカラメル、固形分62
% 水分38%)50Kgを水100Kgに溶解した水
相を徐々に添加し混合物とした後、90℃で30分間加
熱処理し、コンビネータにて急冷可塑化し油脂組成物を
得た。 (比較例1)実施例1において、乳脂肪をナタネ硬化油
(融点30℃)に代えた以外は同様の方法にて製造を行
い、油脂組成物を得た。
【0021】これら実施例1と比較例1の油脂組成物の
風味を比較したところ、8名のパネラー全員が、実施例
1の方がバターの様な甘い風味が強く好ましいと答え
た。また色調は、実施例1と比較例1の油脂組成物とも
に、好ましい褐色であった。 (実施例2)乳脂肪300Kg、大豆硬化油(融点32
℃)700Kgを配合して油相を調製した。これに、全
脂粉乳25Kgを水100Kgに溶解した水相を徐々に
添加した混合物を50℃に温調後、リパーゼ(商品名:
リパーゼAY「アマノ」、天野製(株)製)0.5Kg
を水10Kgに溶解したものを添加し、緩やかに撹拌し
ながら60分間保持した後、市販のインスタントコーヒ
ー2.5Kgと市販のカラメル(グルコースカラメル、
固形分62% 水分38%)50Kgを添加し、90℃
で30分間加熱処理した後、コンビネータにて急冷可塑
化し油脂組成物を得た。尚、油脂の分解度は1.5%で
あった。 (比較例2)実施例2において、加熱処理条件における
温度を90℃から70℃に代えた以外は同様の方法にて
製造を行い、油脂組成物を得た。
風味を比較したところ、8名のパネラー全員が、実施例
1の方がバターの様な甘い風味が強く好ましいと答え
た。また色調は、実施例1と比較例1の油脂組成物とも
に、好ましい褐色であった。 (実施例2)乳脂肪300Kg、大豆硬化油(融点32
℃)700Kgを配合して油相を調製した。これに、全
脂粉乳25Kgを水100Kgに溶解した水相を徐々に
添加した混合物を50℃に温調後、リパーゼ(商品名:
リパーゼAY「アマノ」、天野製(株)製)0.5Kg
を水10Kgに溶解したものを添加し、緩やかに撹拌し
ながら60分間保持した後、市販のインスタントコーヒ
ー2.5Kgと市販のカラメル(グルコースカラメル、
固形分62% 水分38%)50Kgを添加し、90℃
で30分間加熱処理した後、コンビネータにて急冷可塑
化し油脂組成物を得た。尚、油脂の分解度は1.5%で
あった。 (比較例2)実施例2において、加熱処理条件における
温度を90℃から70℃に代えた以外は同様の方法にて
製造を行い、油脂組成物を得た。
【0022】これら実施例2と比較例2の油脂組成物の
風味を比較したところ、8名のパネラー全員が、実施例
2の方が風味が強く感じられると答え、特に香ばしい風
味が強いと6名が答えた。また色調は、実施例2と比較
例2の油脂組成物ともに、好ましい褐色であった。更
に、実施例1と実施例2の油脂組成物では、油脂を脂肪
酸分解酵素で分解した実施例2が、実施例1よりもバタ
ーの様なコク味の残りが強いと7名のパネラーが答え
た。 (実施例3)乳脂肪450Kg、大豆硬化油(融点32
℃)1050Kgを配合して油相を調製した。これに、
脱脂粉乳37.5Kgを水150Kgに溶解した水相を
徐々に添加した混合物を45℃に温調後、リパーゼ(商
品名:タリパーゼ、田辺製薬(株)製)0.75Kgを
水15Kgに溶解したものを添加し、緩やかに撹拌しな
がら60分間保持した後、市販の玄米粉のロースト処理
物45Kgと市販のカラメル(シュークロースカラメ
ル、固形分62% 水分38%)90Kgを添加し、1
05℃で30分間加熱処理すると共に水分を蒸発させた
後、70℃まで冷却して固形分を濾別し、コンビネータ
にて急冷可塑化し油脂組成物を得た。尚、油脂の分解度
は2.1%であった。 (比較例3)実施例3において、市販の玄米粉45Kg
をロースト処理しない以外は同様の方法にて製造を行
い、油脂組成物を得た。
風味を比較したところ、8名のパネラー全員が、実施例
2の方が風味が強く感じられると答え、特に香ばしい風
味が強いと6名が答えた。また色調は、実施例2と比較
例2の油脂組成物ともに、好ましい褐色であった。更
に、実施例1と実施例2の油脂組成物では、油脂を脂肪
酸分解酵素で分解した実施例2が、実施例1よりもバタ
ーの様なコク味の残りが強いと7名のパネラーが答え
た。 (実施例3)乳脂肪450Kg、大豆硬化油(融点32
℃)1050Kgを配合して油相を調製した。これに、
脱脂粉乳37.5Kgを水150Kgに溶解した水相を
徐々に添加した混合物を45℃に温調後、リパーゼ(商
品名:タリパーゼ、田辺製薬(株)製)0.75Kgを
水15Kgに溶解したものを添加し、緩やかに撹拌しな
がら60分間保持した後、市販の玄米粉のロースト処理
物45Kgと市販のカラメル(シュークロースカラメ
ル、固形分62% 水分38%)90Kgを添加し、1
05℃で30分間加熱処理すると共に水分を蒸発させた
後、70℃まで冷却して固形分を濾別し、コンビネータ
にて急冷可塑化し油脂組成物を得た。尚、油脂の分解度
は2.1%であった。 (比較例3)実施例3において、市販の玄米粉45Kg
をロースト処理しない以外は同様の方法にて製造を行
い、油脂組成物を得た。
【0023】これら実施例3と比較例3の油脂組成物の
風味を比較したところ、8名のパネラー全員が、実施例
3の方が香ばしい風味が強く感じられ好ましいと答え
た。また、実施例3は好ましい褐色であったが、比較例
3の色調は黄色であった。 〔ロールパンの製造〕実施例1および比較例1の油脂組
成物を使用し、表1に示す配合で、表2の製法に従いロ
ールパンを製造した。
風味を比較したところ、8名のパネラー全員が、実施例
3の方が香ばしい風味が強く感じられ好ましいと答え
た。また、実施例3は好ましい褐色であったが、比較例
3の色調は黄色であった。 〔ロールパンの製造〕実施例1および比較例1の油脂組
成物を使用し、表1に示す配合で、表2の製法に従いロ
ールパンを製造した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】 熟練した5名のパネラーにて官能評価を行ったところ、
実施例1のロールパンは比較例1にはない、香ばしい風
味と甘いバター的な香りとコク味が強く感じられ美味し
いと全パネラーが答えた。 〔ホワイトソースの製造〕実施例2、比較例2の油脂組
成物およびバターを使用し、以下の手順にてホワイトソ
ースを作成した。
実施例1のロールパンは比較例1にはない、香ばしい風
味と甘いバター的な香りとコク味が強く感じられ美味し
いと全パネラーが答えた。 〔ホワイトソースの製造〕実施例2、比較例2の油脂組
成物およびバターを使用し、以下の手順にてホワイトソ
ースを作成した。
【0026】まず、油脂組成物またはバター70gを6
0℃まで加熱したところに、小麦粉70gを数回に分け
投入し、クッカーの温度を徐々に上げ、120℃に達温
後加熱をやめ、そのまま15分間均一に練り上げてい
き、品温80℃のルーを得た。このルーに牛乳860g
を徐々に加え、撹拌を40分間続けた後、食塩3g、コ
ショウ0.3gで味を整え、ホワイトソースを作成し
た。
0℃まで加熱したところに、小麦粉70gを数回に分け
投入し、クッカーの温度を徐々に上げ、120℃に達温
後加熱をやめ、そのまま15分間均一に練り上げてい
き、品温80℃のルーを得た。このルーに牛乳860g
を徐々に加え、撹拌を40分間続けた後、食塩3g、コ
ショウ0.3gで味を整え、ホワイトソースを作成し
た。
【0027】熟練した7名のパネラーにて官能評価を行
ったところ、実施例2のホワイトソースは比較例2のホ
ワイトソースに比べ、バターの香りとコク味が強く感じ
られると6名のパネラーが答えた。
ったところ、実施例2のホワイトソースは比較例2のホ
ワイトソースに比べ、バターの香りとコク味が強く感じ
られると6名のパネラーが答えた。
【0028】また、実施例2のホワイトソースはバター
を使用したものに比べ、香ばしい風味が付与され、従来
にない奥行きのあるコク味が感じられ美味であると5名
のパネラーが答えた。 〔フィナンシェの製造〕実施例3、比較例3の油脂組成
物およびローストバターを使用し、表3に示す配合で、
以下の手順にてフィナンシェを作成した。
を使用したものに比べ、香ばしい風味が付与され、従来
にない奥行きのあるコク味が感じられ美味であると5名
のパネラーが答えた。 〔フィナンシェの製造〕実施例3、比較例3の油脂組成
物およびローストバターを使用し、表3に示す配合で、
以下の手順にてフィナンシェを作成した。
【0029】
【表3】 まず、砂糖と卵白をミキサーに入れ泡立てたところに、
ふるい通した薄力粉、アーモンドプードル、コーンスタ
ーチ、ベーキングパウダー、食塩を入れ、混ぜ合わせ
た。ここに、油脂組成物またはローストバターに生クリ
ームを混ぜ合わせたものを加えて、卵白の泡を壊さない
ように手早く混ぜ合わせ生地を調整した。生地を型に流
し込み、210℃で22分間焼成しフィナンシェを作成
した。熟練した8名のパネラーにて官能評価を行ったと
ころ、実施例3のフィナンシェは比較例3のフィナンシ
ェに比べ、香ばしい風味とバターのコク味が強く感じら
れると全パネラーが答えた。
ふるい通した薄力粉、アーモンドプードル、コーンスタ
ーチ、ベーキングパウダー、食塩を入れ、混ぜ合わせ
た。ここに、油脂組成物またはローストバターに生クリ
ームを混ぜ合わせたものを加えて、卵白の泡を壊さない
ように手早く混ぜ合わせ生地を調整した。生地を型に流
し込み、210℃で22分間焼成しフィナンシェを作成
した。熟練した8名のパネラーにて官能評価を行ったと
ころ、実施例3のフィナンシェは比較例3のフィナンシ
ェに比べ、香ばしい風味とバターのコク味が強く感じら
れると全パネラーが答えた。
【0030】また、パネラーのうち6名が実施例3のフ
ィナンシェはローストバターを使用したものと大差がな
いと答えた。また、実施例3のフィナンシェは、ロース
トバター使用のものと同様に良好な褐色であったが、比
較例3のフィナンシェは黄色であった。
ィナンシェはローストバターを使用したものと大差がな
いと答えた。また、実施例3のフィナンシェは、ロース
トバター使用のものと同様に良好な褐色であったが、比
較例3のフィナンシェは黄色であった。
【0031】
【発明の効果】叙上のとおり、乳脂肪を30重量%以上
含有する油脂、乳固形分、豆類または穀類のロースト処
理物、糖類のカラメル化物および水を含有してなる混合
物を、80〜130℃で5〜120分間加熱処理するこ
とで、ローストバター様の独特の香ばしい風味と色調を
合わせ持つ油脂組成物を、安定な品質で大量生産できる
ことができる。
含有する油脂、乳固形分、豆類または穀類のロースト処
理物、糖類のカラメル化物および水を含有してなる混合
物を、80〜130℃で5〜120分間加熱処理するこ
とで、ローストバター様の独特の香ばしい風味と色調を
合わせ持つ油脂組成物を、安定な品質で大量生産できる
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B026 DC01 DC02 DG01 DG11 DG15 DL05 DL08 DL09 DP01 DP03 DX01 4B032 DB02 DB05 DB16 DG02 DK18 DK32 DK41 DK51 DL05 DL06 4B036 LC01 LF04 LH13 LH22 LH25 LH26 LH40 LH49 LP02 4H059 AA04 BA17 BB15 BB22 BB44 BB45 BB51 BC05 BC42 BC44 BC48 CA02 CA51 CA72 EA40
Claims (5)
- 【請求項1】 乳脂肪を30重量%以上含有する油脂、
乳固形分、豆類または穀類のロースト処理物、糖類のカ
ラメル化物および水を含有してなる混合物を、80〜1
30℃で5〜120分間加熱処理して得られる油脂組成
物。 - 【請求項2】 請求項1記載の油脂組成物を製造する工
程において、脂肪酸分解酵素で分解する工程を経て得ら
れることを特徴とする油脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の油脂組成物か
ら、固形分および/または水分を除去して得られる油脂
組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3何れかに記載の油脂組成物
の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜3何れかに記載の油脂組成物
を含んでなる食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000265100A JP2002069481A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 油脂組成物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000265100A JP2002069481A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 油脂組成物およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002069481A true JP2002069481A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18752421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000265100A Pending JP2002069481A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 油脂組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002069481A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-09-01 JP JP2000265100A patent/JP2002069481A/ja active Pending
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