JP2002067088A - 湾曲管部を有する樹脂成形品用の金型 - Google Patents
湾曲管部を有する樹脂成形品用の金型Info
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Abstract
品の成形に適した金型を提供する。 【解決手段】 樹脂成形品1の開口部1aに臨む位置に
配置され、湾曲管部4aの内面側を成形するためのコア
部21aを有するスライドコア20と、型締め時にスラ
イドコア20を湾曲中心CPの周りに回転するよう案内
する支持部材としての主盤15とを金型10に設ける。
スライドコア20又は主盤15のいずれか一方には、型
締め時に成形品1の外部に位置して湾曲中心CPを中心
とした円弧を描いて湾曲する案内溝27を設ける。スラ
イドコア20又は主盤15のいずれか他方には、案内溝
27に摺動自在に嵌合する案内軸23を設ける。
Description
設けられた樹脂成形品を成形するための金型に関する。
るための金型として、特開平11−262922号公
報、及び特開平11−320574号公報には湾曲管部
の外面を成形する外型と内面を成形する内型とを用意
し、内型を湾曲管部の湾曲中心の周りに回転させて外型
に対して出し入れするようにした金型が開示されてい
る。
を成形するための金型においては、スライドコアを利用
してアンダーカット部分を成形することが一般に行なわ
れているが、そのスライドコアに回転運動を与えること
により成形性を改良した金型も提案されている(例えば
特開平6−114893号公報、特開平6−12678
3号公報参照)。
用の金型は、独立した管部そのものを成形するために考
案されたものであり、箱形の成形品の内部に湾曲管部を
一体に設けた複雑な形状の成形にはそのまま適用できな
いことがある。図6を参照してその一例を説明する。
壁3で取り囲んだ箱形の外観形状を有し、その天板2の
内面側にはダクト4が一体に設けられたものである。ダ
クト4の一端部には湾曲管部4aが形成され、その先端
は成形品1の開口部1a側に向けられている。換言すれ
ば、湾曲中心CPは湾曲管部4aよりも開口部1a側に
ある。また、湾曲中心CPは成形品1の内部、つまりは
側壁3にて囲まれた領域内に位置している。このような
成形品1を成形する場合、天板2及び側壁3の外面側及
び内面側をそれぞれ上型及び下型で成形し、ダクト4を
スライドコアにより成形することになるが、その場合に
次のような問題が生じる。 (1)ダクト4の直管部4bはその軸線方向にスライド
するコアにより成形できるが、湾曲管部4aについては
回転スライドコアを利用して成形する必要がある。しか
し、成形品1においては湾曲中心CPが成形品1の内部
に位置しているため、従来技術に従って湾曲中心CP上
に回転スライドコアの回転軸やその支持機構を設けた場
合には、これらの構成要素を成形品1内の限られたスペ
ースに集約する必要があり、回転スライドコアを高剛性
で支持することが難しくなる。支持剛性が低いとスライ
ドコアの動作不良を招くおそれがある。また、回転スラ
イドコアには成形時に高い圧力が作用するので、回転ス
ライドコアの支持剛性が低いとコアがずれて成形精度が
劣化するおそれもある。成形品1の形状によっては、湾
曲中心CP上に回転軸を置けないことも考えられる。 (2)ダクト4の湾曲管部4aの外周と天板2又は側壁
3との間にポケット5が生じ、その一部には図6にハッ
チングで示すようにアンダーカット部Xが生じる。従来
の回転スライドコアは湾曲管部の内面側を成形する内型
として設計されているので、上記のアンダーカット部X
は別のスライドコアにて成形する必要がある。その結
果、金型の可動部が増えて金型の構成が複雑化し、成形
のコストが上昇する。しかも、アンダーカット部Xが成
形品1内の奥まった位置にあるため、スライドコアを移
動させるに十分なスペースをとれないこともある。
形の樹脂成形品の成形に適した金型を提供することを目
的とする。
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
略箱形の外観形状を有し、内部には湾曲管部(4a)が
その先端を前記開口部に向けかつその湾曲中心(CP)
を前記内部に位置させて設けられた樹脂成形品(1)を
成形するための金型(10)であって、前記成形品の前
記開口部に臨む位置に配置され、前記湾曲管部の内面側
を成形するためのコア部(21a)を有するスライドコ
ア(20)と、型締め時に前記スライドコアを前記湾曲
中心の周りに回転可能な状態で支持する支持部材(1
5)とを具備し、前記スライドコア又は前記支持部材の
いずれか一方には、型締め時に前記成形品の外部に位置
して前記湾曲中心を中心とした円弧を描いて湾曲する案
内溝(27)が設けられ、前記スライドコア又は前記支
持部材のいずれか他方には前記案内溝に摺動自在に嵌合
する案内軸(23)が設けられることにより、上述した
課題を解決する。
の外部に位置する案内溝と案内軸とを利用してスライド
コアを湾曲中心の周りに回転させることができる。従っ
て、湾曲管部の湾曲中心が成形品内に位置している場合
でも、成形品内の限られたスペースにてスライドコアの
回転支持を行なう必要がなく、スライドコアの支持剛性
を高く設定できる。これにより支持剛性の不足に起因す
るスライドコアの動作不良やスライドコアのずれに起因
する成形精度の劣化を防止できる。
面側及び内面側をそれぞれ成形するための開閉可能な一
対の型手段(11,12)を有し、前記スライドコア及
び前記支持部材が前記内面側を成形するための型手段
(12)に設けられてもよい。
前記湾曲管部を成形するための位置に前記スライドコア
を拘束する拘束手段(16)が設けられてもよい。この
ようにすれば、成形圧力によるスライドコアのずれをよ
り確実に防止できる。
側と前記成形品の内面との間に生じるポケット(5)を
成形するためのコア部(22a)がさらに設けられても
よい。この場合には、一つのスライドコアにより湾曲管
部の内面側とその外側に生じるポケットとを成形するこ
とができ、ポケット内のアンダーカット部を成形するた
めに別のスライドコアを用意する必要がない。
する略箱形の外観形状を有し、内部には湾曲管部(4
a)がその先端を前記開口部に向けて設けられた樹脂成
形品(1)を成形するための金型(10)であって、前
記湾曲管部の内面側を成形するための第1のコア部(2
1a)と、前記湾曲管部の外周側と前記成形品の内面と
の間に生じるポケット(5)を成形するための第2のコ
ア部(22a)とを有するスライドコア(20)と、型
締め時に前記スライドコアを前記湾曲中心の周りに回転
可能な状態で支持する支持部材(15)とを具備するこ
とにより、上述した課題を解決する。
より湾曲管部の内面側とその外側に生じるポケットとを
成形することができ、ポケット内のアンダーカット部を
成形するために別のスライドコアを用意する必要がな
い。
ドコアによって成形される部分以外の成形には樹脂成形
の分野において慣用されている種々の構成の型部材を用
いてよい。スライドコアはそれらの型部材によって形成
される成形品に対応したキャビティ内に挿入されて湾曲
管部の内面側に相当する領域、又は湾曲管部の内面側及
び湾曲管部の外周側のポケットに相当する領域を埋める
ように機能する。型の開閉時にはスライドコアが前記キ
ャビティから抜ける方向に回転して型開閉動作が許容さ
れる。この点は種々の回転スライドコアを利用する場合
と同じである。スライドコアの回転駆動は油圧シリンダ
等のアクチュエータを用いて行なうことができる。
に係る金型10の垂直断面図である。図1は型を締めた
状態、図2はスライドコアを後退させた状態、図3は型
を開く途中の状態をそれぞれ示している。なお、図1〜
図3では成形品1が既に成形された状態を示している
が、成形前には成形品1の部分が溶融樹脂を受け入れる
キャビティとなる点が異なるだけで、金型各部の様子は
同じである。また、図1〜図3において成形品1は図6
よりも具体的に描かれているが、基本的な形状は図6に
示した通りである。従って、成形品1については図6と
同一符号を付し、詳細は省略する。
形品1のほぼ下端に沿って延びる見切り線P−Pにて分
割された上型11と下型12とを有している。上型11
は成形品1の外面側(図では上面側)の成形に利用さ
れ、下型12は成形品1の内面側(図では下面側)の成
形に利用される。上型11には、ダクト4の直管部4b
を成形するためのスライドコア13と、ダクト4の直管
部4bの口元外周部を成形するためのスライドコア14
とが設けられている。これらのスライドコア13,14
は不図示のアクチュエータにより直管部4bの軸線方向
に駆動される。なお、スライドコア14は側壁3の一部
の外面の成形にも利用される。上型11の構成は図示の
例に限らず、種々変更してよい。
下方に配置される型締め盤16とを有している。主盤1
5は、不図示のアクチュエータにより、上型11に接す
る成形位置(図1及び図2に示す位置)と、上型11の
下方に離れた待避位置との間で上下方向に駆動される
(図3参照)。成形位置に保持された主盤15と上型1
1との間には成形品1を成形するためのキャビティが形
成される。主盤15の上昇がいわゆる型締め動作に、下
降が型開き動作にそれぞれ相当する。
の上面にボルト19,19にて固定されるサポート18
とを有している。型締め盤16は、主盤15と一体に上
下方向に移動可能であるとともに、主盤15に対しても
上下方向に移動可能である。なお、図2に型締め盤16
を主盤15に対して下方に後退させた状態を示す。型締
め盤16を主盤15に対して上昇させると、図1に示す
ようにベース17及びサポート18が主盤15の下面に
接触して主盤15が上下方向に拘束される。型締め盤1
6を主盤15に対して下降させると、ベース17及びサ
ポート18が主盤15の下面側から離間し、それにより
主盤15の型開き動作が可能となる。
下動は主盤15を上下に駆動するためのアクチュエータ
を利用して実現してもよいし、別のアクチュエータを利
用して実現してもよい。主盤15と型締め盤16とでア
クチュエータを共用する場合には、型締め時にまず主盤
15及び型締め盤16が離れた状態で主盤15が上型1
1に接するまで主盤15と型締め盤16とが一体的に上
昇し、その後に型締め盤16が主盤15に接するまで単
独で上昇するように、また、型開き時にはまず型締め盤
16が主盤15を残して下降し、その後に主盤15と型
締め盤16とが一体に下降するように、主盤15と型締
め盤16の上下動を連係させる機構を設ければよい。一
方、主盤15と型締め盤16とを別々のアクチュエータ
にて駆動する場合にはそのような連係機構は不要であ
る。なお、下型12を駆動するアクチュエータは典型的
には油圧シリンダを用いることができるが、その他のア
クチュエータを利用してもよい。
られ、そこには湾曲管部4aの内面及びその外周側のポ
ケット5を成形するためのスライドコア20が設けられ
ている。図4及び図5に示すように、スライドコア20
は、第1のコア部材21と、第2のコア部材22と、案
内軸23とを互いに組み合わせて構成されている。な
お、図4はスライドコア20の垂直断面図である。ま
た、図5の中心線CLよりも上側はスライドコア20の
平面形状を、下側は横断面形状をそれぞれ示している。
部4aの内面側を成形するためのコア部21aと、その
コア部21aの基端に連なる円板部21bと、その円板
部21bの下面側に連なるコア支持部21cとを有して
いる。コア部21aの外周面は湾曲管部4aの内周面と
相補的な形状に形成されている。また、コア部21aの
先端はスライドコア13(図1参照)と密着可能に形成
されている。円板部21bは湾曲管部4aの先端部を成
形するために設けられている。
ポケット5を成形するためのコア部22aと、そのコア
部22aの基端に連なるコア支持部22bとを有してい
る。コア部22aはポケット5と相補的な形状である。
また、第2のコア部材22の湾曲方向に関する外周側
(図4の左側)は湾曲管部4aの湾曲中心CPを中心と
した円弧を描くように湾曲している。
c,22bを互いに組み合わせ、それぞれのコア支持部
21c,22bを貫くようにして案内軸23を取り付け
ることによりスライドコア20が組み立てられる。組み
立てられたスライドコア20のコア部21a,22aの
間には成形品1の湾曲管部4aを成形するためのキャビ
ティ24が形成される。案内軸23の両端はコア部材2
2の両側面から等しく突出する。なお、コア部材21,
22の間には両者の位置ずれを防止する位置決めピン2
5,25が打ち込まれる。第2のコア部材22のコア部
22aに設けられた溝22cはポケット5内のリブを形
成するためのものである。
コア部21a,22aを湾曲管部4a及びポケット5に
対応する位置においたとき、案内軸23は成形品1の下
端よりも外側に突出して主盤15の内部に入り込む。主
盤15のスライド収納部15aには案内軸23に対応し
て案内溝27が形成されている。案内溝27はスライド
コア20の両側に一つずつ設けられ、いずれも湾曲中心
CPを中心として円弧状に延びている。スライドコア2
0の案内軸23の両端部はこれら案内溝27に摺動自在
に嵌合する。案内軸23が案内溝27に沿って案内され
ることにより、スライドコア20はそのコア部21a,
22aが湾曲管部4a及びポケット5の成形に適した位
置に突出した成形位置(図1に実線で示す位置)と、コ
ア部21a,22aが主盤15内に引き込まれた待避位
置(図1に想像線で、図2及び図3に実線でそれぞれ示
す位置)との間で湾曲中心CPを中心として回転する。
なお、主盤15はその加工上の都合やスライドコア20
の取り付けの都合を考慮して複数の型部材をボルト等で
組み合わせて構成してもよい。
20が成形位置に繰り出された状態で型締め盤16を主
盤15に当接するまで上昇させると、サポート18がス
ライドコア20に下方から当接する。これにより、スラ
イドコア20が下方から押えられ、成形時の圧力でスラ
イドコア20が下にずれるおそれがなくなる。
下面側にはホルダ取付溝26が形成され、そこには図1
に示したようにホルダ30が不図示のボルトを用いて固
定される。一方、図1〜図3に示したように、主盤15
の下面側にはブラケット31を介して油圧シリンダ32
がピン33を中心として回転可能な状態で取り付けられ
ている。油圧シリンダ32のピストンロッド32aの先
端にはジョイント34が連結され、そのジョイント34
とホルダ30とがピン35を中心として互いに回転可能
に連結されている。これらホルダ30,ブラケット3
1,油圧シリンダ32,ピン33、ジョイント34及び
ピン35によりスライドコア20の回転駆動機構が構成
される。このような回転駆動機構によれば、油圧シリン
ダ32のピストンロッド32aを伸縮させるだけでスラ
イドコア20を成形位置と待避位置との間で回転駆動す
ることができる。
型12とを図1の状態に組み合わせて成形品1を成形す
る。成形後は型締め盤16を下降させて主盤15の拘束
を解除する。その後、スライドコア13を直管部4bか
ら抜けるまで右方に後退させ、さらにスライドコア14
を直感部4bから抜けるまで右方に後退させる。さらに
図2に示すように油圧シリンダ32を起動してスライド
コア20を下方に回転させるとともに、図3に示すよう
に主盤15を下降させて上型11から離すことにより型
を開く。なお、図2ではスライドコア13,14に先行
してスライドコア20を回転させた状態を示している
が、スライドコア20の回転は、スライドコア13,1
4を抜いた後に行なってもよい。主盤15を上型11か
ら離す動作と並行してスライドコア20を下方に回転さ
せてもよいし、主盤15を下方に後退させた後にスライ
ドコア20を下方に回転させてもよい。以上の動作によ
り成形品1が主盤15に密着したまま下方に移動する。
その後、主盤15から成形品1を押し上げて主盤15か
ら取り外す。以上により型開き動作が終了する。成形を
行なう際の型締め動作は上記と逆手順で行なわれる。
態の金型10では、主盤15を上型11に接触させた型
締め状態において成形品1の外部(図では下側)に位置
する案内軸23及び案内溝27を利用してスライドコア
20の回転を案内したので、成形品1内の湾曲中心CP
上に回転軸を設ける場合と比較して、案内軸23の直径
を拡大してスライドコア20の支持剛性を十分に確保す
ることができる。また、スライドコア20を型締め盤1
6により下方から押えるようにしたので、成形圧力によ
るスライドコア20のずれを確実に防止できる。従っ
て、スライドコア20により湾曲管部4aを精度よく成
形できる。さらに、湾曲管部4aの内側を成形するため
のスライドコア20に、湾曲管部4aの外側に生じるポ
ケット5を成形するためのコア部22aを一体に設ける
ようにしたので、そのポケット5内のアンダーカット部
Xを成形するために別のスライドコアを設ける必要がな
くなり、金型10の可動部分を減らして金型10の構成
を簡素化し、コストダウンを達成できる。
種々の形態にて実施してよい。例えば、型の開閉は上型
11を駆動して実現してもよい。スライドコア20に案
内溝27を形成し、主盤15に案内軸23を設けてもよ
い。主盤15をスライドコア20に対する支持部材とし
て利用したが、型締め時においてスライドコア20を案
内できるものであれば主盤15に限らず各種の部材を支
持部材として利用してよい。成形品1は図示の形状に限
らない。スライドコア20からポケット5を成形するた
めのコア部22aを省略してもよい。
よれば、型締め時に成形品の外部に位置する案内溝と案
内軸とを利用してスライドコアを湾曲中心の周りに回転
させることができるので、湾曲管部の湾曲中心が成形品
内に位置している場合でも、成形品内の限られたスペー
スにてスライドコアの回転支持を行なう必要がなく、ス
ライドコアの支持剛性を高く設定できる。これにより、
支持剛性の不足に起因するスライドコアの動作不良やス
ライドコアのずれに起因する成形精度の劣化を防止する
ことができる。
スライドコアにより湾曲管部の内面側とその外側に生じ
るポケットとを成形することができ、ポケット内のアン
ダーカット部を成形するために別のスライドコアを用意
する必要がない。従って、金型の可動部を減らして金型
の構成を簡素化し、成形に要するコストを削減できる。
ける垂直断面図。
直断面図。
図。
いる成形品の一例を示す図。
Claims (5)
- 【請求項1】 開口部を有する略箱形の外観形状を有
し、内部には湾曲管部がその先端を前記開口部に向けか
つその湾曲中心を前記内部に位置させて設けられた樹脂
成形品を成形するための金型であって、 前記湾曲管部の内面側を成形するためのコア部を有する
スライドコアと、型締め時に前記スライドコアを前記湾
曲中心の周りに回転可能な状態で支持する支持部材とを
具備し、前記スライドコア又は前記支持部材のいずれか
一方には、型締め時に前記成形品の外部に位置して前記
湾曲中心を中心とした円弧を描いて湾曲する案内溝が設
けられ、前記スライドコア又は前記支持部材のいずれか
他方には前記案内溝に摺動自在に嵌合する案内軸が設け
られたことを特徴とする樹脂成形品用の金型。 - 【請求項2】 前記成形品の外面側及び内面側をそれぞ
れ成形するための開閉可能な一対の型手段を有し、前記
スライドコア及び前記支持部材が前記内面側を成形する
ための型手段に設けられていることを特徴とする請求項
1に記載の金型。 - 【請求項3】 前記内面側を成形するための型手段に
は、前記湾曲管部を成形するための位置に前記スライド
コアを拘束する拘束手段が設けられていることを特徴と
する請求項2に記載の金型。 - 【請求項4】 前記スライドコアには前記湾曲管部の外
周側と前記成形品の内面との間に生じるポケットを成形
するためのコア部がさらに設けられていることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載の金型。 - 【請求項5】 開口部を有する略箱形の外観形状を有
し、内部には湾曲管部がその先端を前記開口部に向けて
設けられた樹脂成形品を成形するための金型であって、 前記湾曲管部の内面側を成形するための第1のコア部
と、前記湾曲管部の外周側と前記成形品の内面との間に
生じるポケットを成形するための第2のコア部とを有す
るスライドコアと、型締め時に前記スライドコアを前記
湾曲中心の周りに回転可能な状態で支持する支持部材と
を具備することを特徴とする樹脂成形品用の金型。
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