JP2001287246A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2001287246A
JP2001287246A JP2000105181A JP2000105181A JP2001287246A JP 2001287246 A JP2001287246 A JP 2001287246A JP 2000105181 A JP2000105181 A JP 2000105181A JP 2000105181 A JP2000105181 A JP 2000105181A JP 2001287246 A JP2001287246 A JP 2001287246A
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JP
Japan
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slide core
mold
pin
movable pin
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000105181A
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English (en)
Inventor
Koichi Onishi
浩一 大西
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金型を大型化することなくアンダーカット処理
をすることができる射出成形金型を提供する。 【解決手段】スライドコア4と、これを作動させるため
の傾斜ピン5とを内装する射出成形金型1であって、ス
ライドコア4に可動ピン6が設けられ、この可動ピン6
が、スライドコア4の動きに追従して、このスライドコ
ア4の作動方向Dと異なるアンダーカット処理方向Aに
可動するようになされたものである。スライドコア4が
型開き方向に対して直角に配置されるとともに、このス
ライドコア4に形成された傾斜面43にキー溝44が設
けられ、スライドコア4の動きに追従して可動ピン6が
キー溝44を移動して傾斜面43を上下することで、可
動ピン6の先端がキャビティ面20の挿通孔22から出
没するようになされたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーカット処
理を要する射出成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、製品を金型から取り出す際、金
型の型開き方向に対して引っ掛かりとなるアンダカット
部が形成される。
【0003】従来より、図4に示すように、このような
アンダカット部を有する成形品aを製造するための射出
成形金型bとしては、スライドコアcと、これを作動さ
せるための傾斜ピンdとを内装するようになされたもの
が知られている。
【0004】すなわち、この射出成形金型bは、下型e
に、アンダカット処理方向fに沿って傾斜面gが設けら
れ、この傾斜面g上にスライドコアcが設けられてい
た。そして、上型hに突出された傾斜ピンdを、このス
ライドコアcに設けられた挿通孔iに挿入および挿入離
脱するようになされていた。
【0005】このスライドコアcは、図5に示すよう
に、型閉じの際に、挿通孔i内に傾斜ピンdが挿入され
ることで、下型eの傾斜面gにそって上昇し、型開きの
際に、挿通孔i内から傾斜ピンdが挿入離脱されること
で、下型eの傾斜面gに沿って降下するようになされて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の射
出成形金型bの場合、下型eに設けた傾斜面gに沿って
スライドコアcを斜めに作動させるため、金型全体のサ
イズが大きくなってしまう。したがって、金型費用や成
形費用が嵩んでしまうこととなる。
【0007】また、傾斜したスライドコアcを傾斜ピン
dで作動させるため、型の開閉方向に対する傾斜ピンd
の傾斜角度が大きくしなければならない。そのため、傾
斜ピンdは、型の開閉時に負荷が大きく加わることとな
り、破損しやすくなってしまう。
【0008】さらに、斜めに作動するスライドコアcの
作動距離を確保するために、傾斜ピンdが長くなってし
まうので、型開きのストロークが多く必要になり、大型
の成形機を使用しなければならないといった不都合を生
じることとなる。
【0009】そのため、上記のような傾斜ピンdを使用
せず、油圧や空気圧のシリンダでスライドコアcを作動
させることが考えられるが、この場合、成形機に付帯設
備が必要になる。
【0010】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、金型を大型化することなくアンダーカット処
理をすることができる射出成形金型を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の射出成形金型は、スライドコアと、これを作
動させるための傾斜ピンとを内装する射出成形金型であ
って、スライドコアに可動ピンが設けられ、この可動ピ
ンが、スライドコアの動きに追従して、このスライドコ
アの作動方向と異なるアンダーカット処理方向に可動す
るようになされたものである。
【0012】また、上記射出成形金型において、スライ
ドコアが型開き方向に対して直角に配置されるととも
に、このスライドコアに形成された傾斜面にキー溝が設
けられ、スライドコアの動きに追従して可動ピンがキー
溝を移動して傾斜面を上下することで、可動ピンの先端
がキャビティ面のアンダーカット部から出没するように
なされたものである。
【0013】この構成によると、スライドコアに連動す
る可動ピンが、アンダーカット処理方向に可動すること
で、製品のアンダーカット部を処理することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1は射出成形金型1の全体構成の概略を
示し、図2は同射出成形金型1における下型2の要部を
示している。
【0016】すなわち、この射出成形金型1は、下型2
と上型3との間に、スライドコア4と傾斜ピン5とが内
装されており、スライドコア4に設けた可動ピン6がア
ンダーカット処理方向Aに可動するようになされてい
る。
【0017】下型2は、そのキャビティ面20に、斜め
方向に突出された突出部21が設けられている。この突
出部21には、可動ピン6の挿通孔22が設けられてお
り、この挿通孔22から可動ピン6が、キャビティ面2
0側に出没するようになされている。この突出部22横
には、スライドコア4を水平方向に摺動させるためのス
ライドコア配置部23が設けられている。
【0018】上型3は、上記下型2のキャビティ面20
と対向する位置にキャビティ面30が設けられ、この下
型2と型閉じして成形品7を成形可能となされている。
また、スライドコア配置部23に対向する位置には、垂
直方向に対して所定の傾斜角度で傾斜ピン5が突設され
ている。
【0019】スライドコア4は、側面視台形状となされ
ている。スライドコア4は、上面41から下面42にか
けて、傾斜ピン5の傾斜角度と同一の傾斜角度で、この
傾斜ピン5が挿通可能な径となされた挿通孔40が設け
られている。図3に示すように、スライドコア4の一側
斜面43には、この一側斜面43に沿ってキー溝44が
設けられる。このスライドコア4は、下型2のスライド
コア配置部23に設けられる。このスライドコア配置部
23に設けた状態で、スライドコア4の一側斜面43
は、突出部22と対向し、密着することができるように
なされている。
【0020】傾斜ピン5は、その基端部から先端部に向
かうにしたがって、上型3のキャビティ面30から離れ
てしまうように傾いた状態で、上型3から突設されてい
る。
【0021】可動ピン6は、キー溝44内を移動可能と
なされた大きさの本体61から、軸部62が突設されて
いる。この可動ピン6の軸部62は、上記下型2の挿通
孔22に挿通される。これにより、下型2とスライドコ
ア4とは、可動ピン6を介して組立一体化される。
【0022】このようにして構成される射出成形金型1
は、図1(a)に示すように、下型2と上型3とを型閉
じ状態にすると、下型2上のスライドコア4の挿通孔4
0に、上型3の傾斜ピン5が挿入されることとなる。
【0023】その結果、図2(a)に示すように、スラ
イドコア4は、矢符B方向に沿って水平に移動すること
となる。また、このスライドコア4の移動に伴って、可
動ピン6は、矢符Cに示すように、スライドコア4の一
側斜面43を下から上へと上昇し、軸部62がキャビテ
ィ面20に突出することとなる。
【0024】また、図1(b)に示すように、下型2と
上型3とを型開き状態にすると、スライドコア4の挿通
孔40に挿入されていた傾斜ピン5が、この挿通孔40
から離脱することとなる。
【0025】その結果、図2(b)に示すように、スラ
イドコア4は、矢符D方向に沿って水平に移動すること
となる。また、このスライドコア4の移動に伴って、可
動ピン6は、矢符Eに示すように、スライドコア4の一
側斜43を上から下へと降下し、キャビティ面20に突
出していた軸部62は、アンダーカット処理方向Aに引
っ込むこととなる。
【0026】この射出成形金型1は、スライドコア4を
アンダーカット処理方向Aに沿って動かすこと無く、矢
符Bまたは矢符D方向にそって水平に移動させるだけな
ので、下型2のキャビティ面20の突出部22横に設け
られるスライドコア配置部23をコンパクトにして型幅
Wを小さく設計することができる。
【0027】また、スライドコア4は、下型2のスライ
ドコア配置部23上に、水平に配置されているので、傾
斜ピン5が短くても、スライドコア4を充分に、移動さ
せることができる。したがって、長い傾斜ピン5が納ま
るように、下型2と上型3との厚みを厚くする必要が無
くなり、型厚Hを薄くすることができる。
【0028】したがって、この射出成形金型1は、金型
サイズの減少による金型制作費低減を図ることができ
る。また、この射出成形金型1を使用する成形機につい
ても、金型サイズの減少によって小型のものを使用する
ことができることとなり、成形費の削減も図ることがで
きる。さらに、下型2は、アンダーカット処理方向Aに
沿ってスライドコア4を斜めに移動させるために、斜め
に加工したりする複雑な型加工が無くなるので、型精度
の向上を図ることができる。さらに、金型サイズの減少
による型重量の軽減により、型運搬が楽になり、運搬費
の低減を図ることができることとなる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、ス
ライドコアに連動する可動ピンが、アンダーカット処理
方向に可動することで、製品のアンダーカット部を処理
することができるので、アンダーカット処理方向にスラ
イドコアを設ける必要が無くなる。したがって、射出成
形金型の型幅および型厚を小さくして射出成形金型の小
型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、それぞれ本発明に係る
射出成形金型の型閉じ状態および型開き状態における全
体構成の概略を示す模式図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれ本発明に係る
射出成形金型の型閉じ状態および型開き状態におけるス
ライドコア部分の模式図である。
【図3】本発明に係る射出成形金型におけるスライドコ
アと可動ピンとの取付状態を示す部分分解斜視図であ
る。
【図4】(a)および(b)は、従来の射出成形金型の
型閉じ状態および型開き状態における全体構成の概略を
示す模式図である。
【図5】(a)および(b)は、それぞれ図4に示す従
来の射出成形金型の型閉じ状態および型開き状態におけ
るスライドコア部分の模式図である。
【符号の説明】
1 射出成形金型 2 下型 20 キャビティ面 22 挿通孔(アンダーカット処理部) 3 上型 4 スライドコア 43 一側傾斜面 44 キー溝 5 傾斜ピン 6 可動ピン A アンダーカット処理方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドコアと、これを作動させるため
    の傾斜ピンとを内装する射出成形金型であって、 スライドコアに可動ピンが設けられ、この可動ピンが、
    スライドコアの動きに追従して、このスライドコアの作
    動方向と異なるアンダーカット処理方向に可動するよう
    になされたことを特徴とする射出成形金型。
  2. 【請求項2】 スライドコアが型開き方向に対して直角
    に配置されるとともに、このスライドコアに形成された
    傾斜面にキー溝が設けられ、スライドコアの動きに追従
    して可動ピンがキー溝を移動して傾斜面を上下すること
    で、可動ピンの先端がキャビティ面のアンダーカット部
    から出没するようになされた請求項1記載の射出成形金
    型。
JP2000105181A 2000-04-06 2000-04-06 射出成形金型 Pending JP2001287246A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100959627B1 (ko) 2008-03-04 2010-05-27 김현수 사출금형에서 경사진 부분의 인서트 사출장치
CN109910251A (zh) * 2019-04-23 2019-06-21 嘉兴学院 一种无外动力斜孔脱模装置
CN112976429A (zh) * 2021-05-14 2021-06-18 宁波明飞汽车零部件有限公司 一种汽车中央通道骨架支撑件模具

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