JP2008006767A - 樹脂成形品の成形方法並びに成形金型 - Google Patents

樹脂成形品の成形方法並びに成形金型 Download PDF

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Abstract

【課題】キャビティ型、コア型、傾斜駒を有する成形金型を使用してアンダーカット部を有する樹脂成形品を成形する樹脂成形品の成形方法並びに成形金型であって、簡単な構造で傾斜駒とアンダーカット部との脱型性を高める。
【解決手段】アンダーカット部となるウエストフランジ21に突上げピン64で係合保持されるピン受け部23を設けることで、ドアトリムアッパー20の突上げ時にアンダーカット部21,22が傾斜駒54側に引き込まれることを回避する。更に、この突上げピン64は、中間プレート60に支持され、この中間プレート60は、エジェクタプレート51の上昇動作の途中で停止することにより、ウエストフランジ21と突上げピン64との間にドアトリムアッパー20の回動軌跡用のスペースを確保する。
【選択図】図7

Description

この発明は、樹脂成形品の成形方法並びに成形金型に係り、特に、傾斜駒を配置した成形金型を使用して、アンダーカット部を一体に成形する樹脂成形品を対象とし、アンダーカット部における傾斜駒の脱型性を高めた樹脂成形品の成形方法並びに成形金型に関する。
図10は、ドアパネル(図示せず)の室内面側に装着されるドアトリム1を示す正面図であり、ドアトリム1は、外観性能を高めるとともに、成形金型のコンパクト化を達成するために、ドアトリムアッパー2とドアトリムロア3との分割体を接合固定する構成のものが多用されている。ドアトリムアッパー2は、図11に示すように、キャビティ型4とコア型5との型締めにより形成されるキャビティ内に溶融樹脂を射出充填することにより図示する所要形状に成形されるが、キャビティ型4の型開方向(図中矢印Pで示す)に対してウエストフランジ2a、補強リブ2bがアンダーカット部となる。従って、ウエストフランジ2aや補強リブ2bを成形するには、図12に示すように、コア型5に傾斜駒6が配置され、この傾斜駒6は、傾斜ピン6aを介してエジェクタプレート7に支持されており、傾斜駒6と反対側には、突出しピン8がエジェクタプレート7に支持されている。傾斜駒6を成形金型4,5に配置して、アンダーカット部を一体成形する射出成形品の成形方法及び成形金型の従来例としては、特許文献1に詳細に示されている。
特開2000−158497号公報
このように、従来の成形方法においては、ドアトリムアッパー2をキャビティ型4とコア型5及び傾斜駒6からなる成形金型を使用してウエストフランジ2a、補強リブ2bをドアトリムアッパー2と一体成形する場合、傾斜駒6と補強リブ2bとの間の離型性が悪く、突上げ時、図13中矢印で示すように、ドアトリムアッパー2におけるアンダーカット部であるウエストフランジ2a、補強リブ2bが傾斜駒6側に引き込まれ、アンダーカット部の反対側が突出しピン8の先端8aから外れ、円滑な脱型操作が期待できないという不具合が指摘されている。この対策として、リブ磨き、増肉処理等の滑り止め用の調整を行なう必要があり、型加工が非常に面倒である。また、図14に示すように、φ10×15mm深さの滑り止めボス9を設定して、ドアトリムアッパー2と突出しピン8との間の外れを防止するという試みもあるが、成形後、深さの深いボス9を後加工でカット除去する必要があり、工数が多くコストアップを招来するという問題点がある。
更に、図15に示すように、突出しピン8の上昇動作を二段階で行ない、傾斜駒6に対してアンダーカット部となるウエストフランジ2a、補強リブ2bを傾斜駒6から強制的に取り外す二段突上げ方式の脱型方法も提示されているが、この場合は、取出機とのタイミング合わせが困難であるとともに、突上げスペースが多く必要となり、しかも、型加工コストも高騰化するという問題点がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、傾斜駒を備えた成形金型を使用してアンダーカット部を一体に成形する樹脂成形品の成形方法並びに成形金型であって、簡単な構成でアンダーカット部と傾斜駒との間の脱型性を高め、円滑な脱型操作を実現できるようにした樹脂成形品の成形方法並びに成形金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動車用内装部品は、成形金型内に傾斜駒を配置してアンダーカット状のフランジを有する樹脂成形品を成形するとともに、突上げ機構により樹脂成形品を上方に突き上げる樹脂成形品の成形方法において、キャビティ型とコア型とを型締めするとともに、成形金型内部に傾斜駒を配置することでアンダーカット部を有する樹脂成形品を成形する樹脂成形品の成形工程と、樹脂成形品の成形工程後、キャビティ型の型開き動作時、エジェクタプレートを上昇させ、エジェクタプレートに支持されているエジェクタピン及び傾斜駒により樹脂成形品を突き上げるとともに、エジェクタプレートの上昇動作に途中まで追随する中間プレートに支持される突上げピンがアンダーカット部のスライド動作を規制しながらアンダーカット部を突き上げることにより、アンダーカット部の傾斜駒への引き込まれを回避するとともに、エジェクタプレートを更に上昇させる際、中間プレート並びに突上げピンの上昇動作を停止させることで、アンダーカット部と突上げピン先端との間に脱型用の回動軌跡を確保するスペースが形成され、このスペースを利用して、樹脂成形品を回動操作して剥ぎ取り脱型する樹脂成形品の脱型工程とからなることを特徴とする。
そして、本発明方法を実施する成形金型は、アンダーカット部を有する樹脂成形品を所要形状に成形するとともに、成形後の樹脂成形品を突き上げる突上げ機構を備えた樹脂成形品の成形金型であって、前記成形金型は、相互に型締め、型開き可能であり、両金型間のキャビティに溶融樹脂が射出充填されるキャビティ型、コア型とを備えるとともに、上記突上げ機構は、所定ストローク上下動作するエジェクタプレートと、このエジェクタプレートに支持され、樹脂成形品を上方に突き上げるエジェクタピン並びに傾斜駒と、エジェクタプレートの上昇動作に同調して上昇し、エジェクタプレートの上昇動作の途中でストッパー部材により停止する中間プレートと、この中間プレートに支持され、樹脂成形品のアンダーカット部を保持し、アンダーカット部のスライド動作を規制しながら突き上げる突上げピンとから構成されており、樹脂成形品の突上げ時、中間プレートに駆動される突上げピンがアンダーカット部を係合支持することで、傾斜駒へのアンダーカット部の引き込まれを回避し、次いで、エジェクタプレートの更なる上昇時、アンダーカット部の反対側のエジェクタピンと傾斜駒により樹脂成形品が上方に突き上げられる際、中間プレート並びに突上げピンが停止していることにより、アンダーカット部と突上げピンとの間にスペースが確保されることで、樹脂成形品をアンダーカット部を基に回動操作して剥ぎ取り脱型できるようにしたことを特徴とする。
ここで、適用対象となる樹脂成形品としては、ドアトリムアッパーが相当するとともに、アンダーカット部としては、ドアインナーシールを取り付けるウエストフランジ及びウエストフランジの裏面側に立設される補強(パネル当て用)リブが相当する。そして、使用する成形金型は、相互に型締め及び型開き可能なキャビティ型、コア型と、アンダーカット部を形成できるようにコア型に内装されるスライド式の傾斜駒とから構成される。更に、成形後、樹脂成形品を突き上げる突上げ機構としては、シリンダにより所定ストローク上下動可能なエジェクタプレートと、エジェクタプレートに支持され、樹脂成形品を上方に突き上げるエジェクタピン(アンダーカット部と反対側に設置される)並びにエジェクタプレートに傾斜ピンを介して取り付けられ、アンダーカット部を成形並びに突き上げる傾斜駒と、中間プレートに支持され、アンダーカット部を上方に突き上げる突上げピンとから構成されている。
従って、エジェクタプレートの上下動作に伴ない、樹脂成形品はエジェクタピンと傾斜駒により上方に突き上げられる。一方、中間プレートはスプリングにより常に上方に付勢され、エジェクタプレートの上昇動作と同調できるように、エジェクタプレートに対する嵌合構造が採用されている。更に、エジェクタプレートの上昇動作に対して中間プレートが途中で停止するようにストッパー部材が設けられている。そして、この中間プレートに支持される突上げピンは、アンダーカット部の滑り止め作用を呈するように、ピンとアンダーカット部との間が係合構造となっている。まず、樹脂成形品の成形時には、キャビティ型とコア型が型締めされ、かつ傾斜駒のスライド動作により、アンダーカット部と樹脂成形品とが一体に成形される。
そして、樹脂成形品の成形後、エジェクタプレートが上昇動作を開始し、それに連れて中間プレートも上昇する。従って、樹脂成形品のアンダーカット部は、傾斜駒及び中間プレート側の突上げピンにより上方に突き上げられるとともに、アンダーカット部の反対側はエジェクタプレート側のエジェクタピンにより上方に突き上げられる。この時、アンダーカット部に対して中間プレート側の突上げピン先端が滑り止めとして作用するため、アンダーカット部は傾斜駒のスライド方向側に引き込まれることがない。更に、エジェクタプレートが引き続き上昇する際、中間プレートはストッパー部材の作用で停止しており、傾斜駒とエジェクタプレート側のエジェクタピンのみが上昇する。その結果、アンダーカット部と中間プレート側の突上げピンとの間にスペースが形成され、このスペースにより、剥ぎ取り用の回動軌跡が確保され、樹脂成形品を回動操作して、簡単に脱型操作することができる。
従って、アンダーカット部に直接滑り止め構造を達成したため、アンダーカット部に従来施していた、リブ磨き、増肉処理等の滑り止め用の調整をする必要がなく、加工コストを大幅に低減することができる。また、長寸のボスを必要としないため、ボスの後カット工程も廃止できるとともに、二段突上げ方式のような複雑な機構を必要としないことから、金型構造を簡素化できる。
次いで、本発明の別の実施の形態においては、成形金型内に傾斜駒を配置してアンダーカット状のフランジを有する樹脂成形品を成形するとともに、突上げ機構により樹脂成形品を上方に突き上げる樹脂成形品の成形方法において、キャビティ型とコア型とを型締めするとともに、成形金型内部に傾斜駒を配置することでアンダーカット部を有する樹脂成形品を成形する樹脂成形品の成形工程と、樹脂成形品の成形工程後、キャビティ型の型開き動作時、エジェクタプレートを上昇させ、エジェクタプレートに連結されている傾斜駒が樹脂成形品のアンダーカット部を上方に突き上げる一方、樹脂成形品におけるアンダーカット部の反対側を突き出す突上げピンは、エジェクタプレートの上下動作に連繋して回動するリンクアームの先端にリンク接合しており、この突上げピンは、傾斜駒の上昇ストロークにリンクアームの回動軌跡における上下方向寸法分のストロークを上乗せしたストローク量を確保できることにより、傾斜駒に対して樹脂成形品のアンダーカット部を強制的に脱型させる樹脂成形品の脱型工程とからなることを特徴とする。
そして、この方法に使用する成形金型は、アンダーカット部を有する樹脂成形品を所要形状に成形するとともに、成形後の樹脂成形品を突き上げる突上げ機構を備えた樹脂成形品の成形金型であって、前記成形金型は、相互に型締め、型開き可能であり、両金型間のキャビティに溶融樹脂が射出充填されるキャビティ型、コア型とを備えるとともに、突上げ機構は、樹脂成形品のアンダーカット部を形成するスライド式の傾斜駒が傾斜ピンを介してエジェクタプレートに支持されるとともに、傾斜駒の反対側に設けられる突出しピンの基部は、回動動作するリンクアームの先端にリンク接合され、上記エジェクタプレートには、エジェクタプレートの上昇時、リンクアームを押し上げ回動させる突起が形成され、リンクアームの回動動作で、傾斜駒の上昇ストローク量に比べ突上げピンの上昇ストローク量が長く設定されていることにより、樹脂成形品のアンダーカット部と傾斜駒とが強制的に脱型されることを特徴とする。
ここで、使用する成形金型は、突上げ機構として、エジェクタプレートに傾斜ピンを介して取り付けられる傾斜駒と、リンクアーム駆動式の突上げピンとから構成されている。このリンクアーム駆動式の突上げピンは、突上げピンの下端がリンクアームの一方端とリンク接合しており、リンクアームの他方端は、コア型に設けられたサポート部材の先端に回動可能に支持されている。そして、エジェクタプレートに操作用の突起が設けられており、エジェクタプレート上昇時には、この操作用の突起の先端がリンクアームの中央よりも支軸に近い部分を上方に押圧する。従って、エジェクタプレートが所定ストローク上昇して傾斜ピンを介して傾斜駒が上方に上昇すると同時に、エジェクタプレートに取り付けられた操作用の突起の先端がリンクアームを押し上げ、リンクアームは支軸を中心にしてリンク部分が上方に上昇することにより、リンクアーム駆動式の突上げピンは傾斜駒の上昇ストローク量よりも長寸の上昇ストローク量を確保することができる。すなわち、リンクアーム駆動式の突上げピンの上昇ストローク量はエジェクタプレートの上昇ストローク量にリンクアームの回動軌跡における上下方向のストローク量を付け加えたストローク量となる。このように、樹脂成形品の成形工程後、エジェクタプレートが上昇すれば、傾斜駒はエジェクタプレートの上昇ストロークに応じて上昇するものの、リンクアーム駆動式の突上げピンはリンクアームの回動軌跡を上乗せしたストローク分、上昇し、樹脂成形品におけるアンダーカット部の反対側を更に上方に押し上げることにより、剥ぎ取り回動軌跡に沿って傾斜駒から樹脂成形品のアンダーカット部を強制的に脱型することができ、円滑な脱型操作が期待できる。
以上説明した通り、本発明に係る樹脂成形品の成形方法並びに成形金型は、傾斜駒を成形金型内に配置してアンダーカット部を一体に成形する樹脂成形品の成形方法並びに成形金型であって、アンダーカット部に滑り止め用の突上げピンを設けることで、成形品の突上げ時、アンダーカット部が傾斜駒に引き込まれることを防止するとともに、アンダーカット部の突上げピンはエジェクタプレートの上昇途中で停止して、アンダーカット部において剥ぎ取り用の回動軌跡が確保できるように、突上げストロークが短く設定されているため、簡単かつ廉価な構成でアンダーカット部を成形金型の傾斜駒から離型することができ、脱型操作が簡単に行なえるという効果を有する。
また、本発明に係る別の実施の形態においては、アンダーカット部を成形し、かつ上方に突き上げる傾斜駒の反対側にリンクアーム駆動式の突上げピンを設け、このリンクアーム駆動式の突上げピンは傾斜駒の上昇ストロークに比べ長寸ストロークの突き上げを行なうというものであるから、構造が簡単でありながら、アンダーカット部が強制的に傾斜駒から脱型できるため、脱型操作を円滑に行なうことができるという効果を有する。
以下、本発明に係る樹脂成形品の成形方法並びに成形金型の好適な実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図7は本発明の第1実施例を示すもので、図1は本発明方法により成形されたドアトリムアッパーを一部に採用してなるドアトリムを示す正面図、図2は本発明方法により製作したドアトリムアッパーを示す正面図、図3は同ドアトリムアッパーの構成を示す断面図、図4は本発明に係る成形金型の第1実施例の構成を示す全体図、図5乃至図7は同成形金型を使用するドアトリムアッパーの成形工程並びに突上げ工程をそれぞれ示す各説明図である。
図1乃至図3において、ドアトリム10は、図示しないドアパネルの室内面側に取り付けられる内装部品であって、外観性能を高め、かつ成形金型のコンパクト化を図るために、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との上下二分割体を接合固定して製作されている。そして、本発明方法は、ドアトリムアッパー20に適用したもので、ドアトリムアッパー20は、熱可塑性樹脂の射出成形体から構成されており、ドアウインドウガラスを摺接シールするドアインナーシールを取り付けるためのウエストフランジ21が形成され、このウエストフランジ21の裏面側には、図示しないドアパネルの先端に当てるパネル当て用としての補強リブ22が所定ピッチ間隔をあけて設けられている。
そして、図2,図3に示すように、ドアトリムアッパー20にはウエストフランジ21、補強リブ22が形成されているが、ウエストフランジ21、補強リブ22は、ドアトリムアッパー20を成形する成形金型の型開方向に対してアンダーカット部となるため、後述する傾斜駒が使用され、傾斜駒とアンダーカット部であるウエストフランジ21、補強リブ22の脱型性を高めるために、本実施例では滑り止め加工が施されている。すなわち、ウエストフランジ21の下面に突上げピンを受けるピン受け部23が3箇所に形成されているとともに、ウエストフランジ21の反対側、すなわち、ドアトリムアッパー20接合縁部についても、3箇所にエジェクタピンを受けるピン受け部24が図示する形状に設定されている。尚、図3(b)に示すように、ピン受け部24は、横方向にリブ24aが形成された補強機能を持つピン受け部24として設定されている。
次いで、上記ドアトリムアッパー20の成形金型の全体構成について図4を基に説明する。まず、成形金型40は、可動側であるキャビティ型41と固定側であるコア型42とから大略構成されており、キャビティ型41は、昇降シリンダ43の駆動により所定ストローク上下動するとともに、コア型42には、下側テーブル44に突上げ機構50が設けられている。この突上げ機構50は、図示しないシリンダの駆動により所定ストローク上下動作するエジェクタプレート51と、エジェクタプレート51に支持され、ドアトリムアッパー20のピン受け部24と係合し、ピン受け部24を上方に突き上げるエジェクタピン52と、エジェクタプレート51に支持されている傾斜ピン53の先端に固着され、ドアトリムアッパー20のアンダーカット部であるウエストフランジ21、補強リブ22を成形するために用いる傾斜駒54とを備えている。従って、ドアトリムアッパー20の成形時には、キャビティ型41、コア型42が型締めされ、かつ傾斜駒54が所定位置にスライド侵入することで、ウエストフランジ21、補強リブ22等のアンダーカット部を有するドアトリムアッパー20が一体成形される。尚、図示はしないが、キャビティ型41とコア型42とのパーティング面に溶融樹脂を供給する樹脂通路としてのランナ、ゲートが設けられており、キャビティ型41、コア型42のいずれかにランナに連通するスプルが設定されている。
更に本発明に係る突上げ機構50は、下側テーブル44とエジェクタプレート51との間に中間プレート60が配置され、この中間プレート60は、下側テーブル44との間に付勢スプリング61が配置され、常にこの付勢スプリング61のバネ圧により中間プレート60は上方にバネ付勢されているとともに、エジェクタプレート51の上昇動作に途中まで追随して中間プレート60が引張されるように、ウレタンブッシュ62がエジェクタプレート51の嵌合孔51aに嵌まり込む構成が採用されている。従って、中間プレート60はエジェクタプレート51と共に所定の高さまで上昇するが、所定ストローク中間プレート60が上昇すれば、ストッパーピン63のストッパー作用によりそれ以上の上昇はせず、エジェクタプレート51のみが上昇する結果となる。また、この中間プレート60に支持される突上げピン64は、ドアトリムアッパー20のウエストフランジ21のピン受け部23にその先端が嵌め込まれて滑り止め部を構成している。
次いで、図5乃至図7に基づいて、本発明方法について説明する。図5はドアトリムアッパー20の成形工程を示し、図6,図7はドアトリムアッパー20の成形後における突上げ工程(脱型工程)の初期時、完了時の状態をそれぞれ示す説明図である。まず、図5に示すように、ドアトリムアッパー20の成形工程は、キャビティ型41が昇降シリンダ43の駆動により下降して、キャビティ型41とコア型42が型締めされるとともに、コア型42内の傾斜駒54がスライドすることでウエストフランジ21、補強リブ22等のアンダーカット部が形成され、このアンダーカット部を含んだキャビティ内に溶融樹脂を射出充填することで、ドアトリムアッパー20が成形される。この時、エジェクタプレート51に支持されているエジェクタピン52の先端は、ドアトリムアッパー20のピン受け部24に嵌合しているとともに、傾斜ピン53に支持される傾斜駒54により、アンダーカット部となるウエストフランジ21や補強リブ22が形成されている。また、エジェクタプレート51の下面側に重合されている中間プレート60に支持される突上げピン64は、ウエストフランジ21のピン受け部23と係合している。
そして、ドアトリムアッパー20の成形が完了すれば、突上げ機構50の駆動により、キャビティ型41の上昇と同時にドアトリムアッパー20が上方に突き上げられる。まず、図6に示すように、エジェクタプレート51が50mm上方に突き上げられる。従って、エジェクタプレート51に支持されているエジェクタピン52並びに傾斜ピン53が50mm上方に上昇するため、エジェクタピン52の先端52aによりドアトリムアッパー20の一方端縁側が突き上げられ、傾斜駒54により傾斜駒54が内側にスライドするように上昇する。よって、上記エジェクタピン52と傾斜駒54によりドアトリムアッパー20が上方に突き上げられる。この時、エジェクタプレート51に対して中間プレート60は、中間プレート60のウレタンブッシュ62がエジェクタプレート51の嵌合孔51a内に嵌合しているため、エジェクタプレート51の上昇動作に引っ張られ、かつ付勢スプリング61のバネ圧が作用し、中間プレート60についても50mm上方に上昇し、中間プレート60に支持されている突上げピン64は、ウエストフランジ21のピン受け部23に嵌合しているため、突上げピン64はウエストフランジ21を保持した状態でウエストフランジ21や補強リブ22が内方に向けてスライド動作するのを規制しながらアンダーカット部21,22を上方に突き上げる。
従って、ウエストフランジ21がこの突上げピン64により保持されているため、傾斜駒54のスライド方向にドアトリムアッパー20の補強リブ22、ウエストフランジ21が引き込まれることがなく、ドアトリムアッパー20突上げ時における変形、白化等の不具合を有効に解消することができる。尚、図6に示す状態では、ウエストフランジ21と中間プレート60の突上げピン64とが当接状態であるため、ドアトリムアッパー20を回動操作して剥ぎ取ることはできない。
次いで、図7に示すように、エジェクタプレート51が更に70mm上昇する。この時、中間プレート60は、ストッパーピン63のストッパーフランジ63aが中間プレート60の段部孔65に突き当たるように調整されているため、中間プレート60の上昇が妨げられ、エジェクタプレート51のみが70mm上昇する。従って、エジェクタプレート51のトータルの上昇ストローク量は120mm、中間プレート60の上昇ストローク量は50mmであり、両者間には70mmのストローク差が設定される。従って、図7に示すドアトリムアッパー20の突上げ状態においては、エジェクタプレート51に支持されるエジェクタピン52と傾斜駒54とによりドアトリムアッパー20は更に上方に突き上げられるとともに、中間プレート60に支持される突上げピン64は、ドアトリムアッパー20のウエストフランジ21と離間するため、両者間には70mmのスペース(脱型操作時の回動軌跡用)が確保できる。次いで、図7中矢印方向にドアトリムアッパー20を旋回操作して、簡単に傾斜駒54からドアトリムアッパー20を脱型操作することができる。
図8,図9は本発明の第2実施例を示すものであり、図8は成形金型の構成を示す説明図、図9は同成形金型による樹脂成形品の突上げ工程(脱型工程)を示す説明図である。尚、この第2実施例についても、第1実施例同様、ドアトリム10におけるドアトリムアッパー20の成形方法に適用する。
図8に示すように、第2実施例について、キャビティ型41とコア型42との型締めにより形成されるキャビティ内に溶融樹脂を射出充填して形成される点においては第1実施例と同様である。そして、この第2実施例における突上げ機構70は、所定ストローク上昇するエジェクタプレート71と、このエジェクタプレート71に支持される傾斜ピン72の先端に取り付けられる傾斜駒73がドアトリムアッパー20におけるアンダーカット部であるウエストフランジ21、補強リブ22を成形する。更に、ドアトリムアッパー20を上方に突き上げる突上げピン74がエジェクタプレート71に直接支持されているのではなく、リンクアーム75を介してこのリンクアーム75の回動動作が付加されたリンクアーム駆動式の突上げピン74を採用したことが特徴である。すなわち、リンクアーム75の一方端は、突上げピン74の下端と可動側リンク75aを介して接合され、リンクアーム75の他方端の固定側リンク75bは、コア型42から下方向に延びるサポート部材76に支持されている。また、エジェクタプレート71には、操作用の突起77が設けられ、この操作用の突起77の先端77aはリンクアーム75を上方に押し上げる機能を持つ。
従って、エジェクタプレート71が上昇すれば、エジェクタプレート71の上昇ストロークに対応して傾斜駒73は内側にスライドしつつ上昇してドアトリムアッパー20の突き上げを行なうと同時に、突上げピン74については、リンクアーム75の回動動作が加味され、エジェクタプレート71の上昇ストローク量に比べ突上げピン74の上昇ストローク量を多く確保することができる。尚、突上げピン74のストローク量は、リンクアーム75の長さ寸法及びリンクアーム75の回動基点の位置により適切に調整することができる。
その結果、図9に示すように、傾斜駒73に対してドアトリムアッパー20におけるウエストフランジ21、補強リブ22等のアンダーカット部を強制的に脱型することができる。そして、この第2実施例においては、従来の二段突上げ構造のように複雑な機構を必要とするのではなく、リンクアーム75を介してリンクアーム75の回動量とエジェクタプレート71の上昇ストローク量の総和が突上げピン74の上昇ストローク量となるため、簡単な構成で傾斜駒73に対してアンダーカット部となるウエストフランジ21、補強リブ22を自動的に脱型できるため、構造が簡易でありながら脱型操作性が向上するという利点を備えている。
以上説明した第1実施例、第2実施例では、アンダーカット部となるウエストフランジ21、補強リブ22を備えたドアトリムアッパー20の成形に適用したが、エジェクタプレートと連繋する傾斜駒を使用して、アンダーカット部を成形する樹脂成形品全般に適用することができる。また、本発明においては、アンダーカット部を成形するための傾斜駒を含んだ成形金型の突上げ工程に特徴があり、キャビティ型41とコア型42との間で画成されるキャビティ内に溶融樹脂を供給する樹脂供給手段については、キャビティ型41、コア型42のいずれに設けられていても良い。
本発明に係る樹脂成形品をドアトリムアッパーに適用したドアトリムを示す正面図である。 本発明方法により製作したドアトリムアッパーを示す正面図である。 図2中III −III 線断面図である。 本発明に係る樹脂成形品の成形金型の第1実施例を示す全体図である。 図4に示す成形金型におけるドアトリムアッパーの成形時の状態を示す説明図である。 図4に示す成形金型を使用するドアトリムアッパーの成形工程後の突上げ初期時の状態を示す説明図である。 図4に示す成形金型を使用するドアトリムアッパーの成形工程後の突上げ完了時の状態を示す説明図である。 本発明に係る成形金型の第2実施例の要部構成を示す説明図である。 図8に示す成形金型を使用するドアトリムアッパーの成形工程後の突上げ時の状態を示す説明図である。 従来の上下二分割構造のドアトリムを示す正面図である。 従来のドアトリムアッパーの構成を示す断面図である。 従来のドアトリムアッパーを成形する成形金型の構成を示す説明図である。 従来の成形金型におけるドアトリムアッパーのアンダーカット部と傾斜駒との関係を示す説明図である。 樹脂成形品と傾斜駒との脱型性を改善する従来の対策例を示す説明図である。 樹脂成形品と傾斜駒との脱型性を改善する従来の対策例を示す説明図である。
符号の説明
10 ドアトリム
20 ドアトリムアッパー
21 ウエストフランジ
22 補強リブ
23 ピン受け部
24 ピン受け部
30 ドアトリムロア
40,40A 成形金型
41 キャビティ型
42 コア型
43 昇降シリンダ
44 下側テーブル
50 突上げ機構
51 エジェクタプレート
52 エジェクタピン
53 傾斜ピン
54 傾斜駒
60 中間プレート
61 付勢スプリング
62 ウレタンブッシュ
63 ストッパーピン
63a ストッパーフランジ
64 突上げピン
70 突上げ機構
71 エジェクタプレート
72 傾斜ピン
73 傾斜駒
74 突上げピン
75 リンクアーム
75a 可動側リンク
75b 固定側リンク
76 サポート部材
77 操作用の突起

Claims (4)

  1. 成形金型(40)内に傾斜駒(54)を配置してアンダーカット状のフランジ(21)を有する樹脂成形品(20)を成形するとともに、突上げ機構(50)により樹脂成形品(20)を上方に突き上げる樹脂成形品の成形方法において、
    キャビティ型(41)とコア型(42)とを型締めするとともに、成形金型(40)内部に傾斜駒(54)を配置することでアンダーカット部(21)を有する樹脂成形品(20)を成形する樹脂成形品の成形工程と、
    樹脂成形品(20)の成形工程後、キャビティ型(41)の型開き動作時、エジェクタプレート(51)を上昇させ、エジェクタプレート(51)に支持されているエジェクタピン(52)及び傾斜駒(54)により樹脂成形品(20)を突き上げるとともに、エジェクタプレート(51)の上昇動作に途中まで追随する中間プレート(60)に支持される突上げピン(64)がアンダーカット部(21)のスライド動作を規制しながらアンダーカット部(21)を突き上げることにより、アンダーカット部(21)の傾斜駒(54)への引き込まれを回避するとともに、エジェクタプレート(51)を更に上昇させる際、中間プレート(60)並びに突上げピン(64)の上昇動作を停止させることで、アンダーカット部(21)と突上げピン(64)先端との間に脱型用の回動軌跡を確保するスペースが形成され、このスペースを利用して、樹脂成形品(20)を回動操作して剥ぎ取り脱型する樹脂成形品の脱型工程と、
    からなることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
  2. 成形金型(40)内に傾斜駒(54)を配置してアンダーカット状のフランジ(21)を有する樹脂成形品(20)を成形するとともに、突上げ機構(70)により樹脂成形品(20)を上方に突き上げる樹脂成形品の成形方法において、
    キャビティ型(41)とコア型(42)とを型締めするとともに、成形金型(40)内部に傾斜駒(54)を配置することでアンダーカット部(21)を有する樹脂成形品(20)を成形する樹脂成形品の成形工程と、
    樹脂成形品(20)の成形工程後、キャビティ型(41)の型開き動作時、エジェクタプレート(71)を上昇させ、エジェクタプレート(71)に連結されている傾斜駒(73)が樹脂成形品(20)のアンダーカット部(21)を上方に突き上げる一方、樹脂成形品(20)におけるアンダーカット部(21)の反対側を突き上げる突上げピン(74)は、エジェクタプレート(71)の上下動作に連繋して回動するリンクアーム(75)の先端にリンク接合しており、この突上げピン(74)は、傾斜駒(73)の上昇ストローク量にリンクアーム(75)の回動軌跡における上下方向ストローク量を上乗せした長寸ストローク量を確保できることにより、傾斜駒(73)に対して樹脂成形品(20)のアンダーカット部(21)を強制的に脱型させる樹脂成形品の脱型工程と、
    からなることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
  3. アンダーカット部(21)を有する樹脂成形品(20)を所要形状に成形するとともに、成形後の樹脂成形品(20)を突き上げる突上げ機構(50)を備えた樹脂成形品の成形金型(40)であって、
    前記成形金型(40)は、相互に型締め、型開き可能であり、両金型間のキャビティに溶融樹脂が射出充填されるキャビティ型(41)、コア型(42)とを備えるとともに、上記突上げ機構(50)は、所定ストローク上下動作するエジェクタプレート(51)と、このエジェクタプレート(51)に支持され、樹脂成形品(20)を上方に突き上げるエジェクタピン(52)並びに傾斜駒(54)と、エジェクタプレート(51)の上昇動作に同調して上昇し、エジェクタプレート(51)の上昇動作の途中でストッパー部材(63)により停止する中間プレート(60)と、この中間プレート(60)に支持され、樹脂成形品(20)のアンダーカット部(21)を保持し、アンダーカット部(21)のスライド動作を規制しながら突き上げる突上げピン(64)とから構成されており、樹脂成形品(20)の突上げ時、中間プレート(60)に駆動される突上げピン(64)がアンダーカット部(21)を係合支持することで、傾斜駒(54)へのアンダーカット部(21)の引き込まれを回避し、次いで、エジェクタプレート(51)の更なる上昇時、アンダーカット部(21)の反対側のエジェクタピン(52)と傾斜駒(54)により樹脂成形品(20)が上方に突き上げられる際、中間プレート(60)並びに突上げピン(64)が停止していることにより、アンダーカット部(21)と突上げピン(64)との間にスペースが確保されることで、樹脂成形品(20)をアンダーカット部(21)を基に回動操作して剥ぎ取り脱型できるようにしたことを特徴とする樹脂成形品の成形金型。
  4. アンダーカット部(21)を有する樹脂成形品(20)を所要形状に成形するとともに、成形後の樹脂成形品(20)を突き上げる突上げ機構(70)を備えた樹脂成形品の成形金型(40)であって、
    前記成形金型(40)は、相互に型締め、型開き可能であり、両金型間のキャビティに溶融樹脂が射出充填されるキャビティ型(41)、コア型(42)とを備えるとともに、突上げ機構(70)は、樹脂成形品(20)のアンダーカット部(21)を形成するスライド式の傾斜駒(73)が傾斜ピン(72)を介してエジェクタプレート(71)に支持されるとともに、傾斜駒(73)の反対側に設けられる突出しピン(74)の基部は、回動動作するリンクアーム(75)の先端にリンク接合され、上記エジェクタプレート(71)には、エジェクタプレート(71)の上昇時、リンクアーム(75)を押し上げ回動させる突起(76)が形成され、リンクアーム(75)の回動動作で、傾斜駒(73)の上昇ストローク量に比べ突上げピン(74)の上昇ストローク量が長く設定されていることにより、樹脂成形品(20)のアンダーカット部(21)と傾斜駒(73)とが強制的に脱型されることを特徴とする樹脂成形品の成形金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010184367A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Kasai Kogyo Co Ltd 発泡樹脂成形品並びにその成形方法
KR101325222B1 (ko) 2011-08-16 2013-11-04 (주)엠코리아 경사코어를 가진 발포성형물 금형장치
KR101407644B1 (ko) 2012-09-17 2014-06-27 김인찬 성형품 탈거부를 포함하는 금형
CN106346717A (zh) * 2016-10-20 2017-01-25 宁波周龙塑胶模具有限公司 一种注塑模具两段差速斜抽的斜顶抽芯装置

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