JP4136782B2 - 金型 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属部品を備えたゴム成形品を成形する金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属部品を備えたゴム成形品を成形する金型として、型閉め時に金型の径方向内方へ摺動して金属部品をそれに対面する金型の内壁面に対して押圧固定するためのスライドコアを固定型と移動型との間の位置に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の金型は、背面に傾斜面が形成されているスライドコアを移動型である下型に径方向摺動可能に装着するとともに、前記傾斜面に係合可能な傾斜面を有する楔状部材を固定型である上型に下方へ突出するようにボルトを使用して装着し、楔状部材をバネによって下方へ付勢した構成のものである。この構成によれば、下型及びそれに装着されたスライドコアが上方へ移動する型閉め時に、スライドコアの傾斜面が楔状部材の傾斜面に係合することによってスライドコアが金型の径方向内方へ摺動し、金属部品をそれに対面する金型の内壁面に対して押圧固定することができる。
【0003】
金属部品を備えたゴム成形品としては、例えば自動車の自動変速機のクラッチ用ピストンがある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載のピストンは、金属環からなるビストン本体の円周方向の複数箇所に軸線方向に大きく突出する突出部を設けるとともに、ピストン本体の内外周部にゴム材からなるシール部材を成形した構成のものである。前記突出部は、油圧の作用によってピストン本体が軸線方向内方へ移動したときにクラッチ板等の摩擦部材を押圧するための押圧突起になっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2002−36296号公報
【特許文献2】
特開2002−155967号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の従来技術は、固定型である上型に固定型とは別部材である楔状部材をボルトを使用して装着し、その楔状部材を固定型の下方へ突出させたものである。したがって、金型全体が大型で複雑なものになるとともに、強度が不十分であり、型閉め時及び成形時に過度の力が作用することによる楔状部材の損傷を防止する方策をとらなければならない問題点がある。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、構造が簡単で金型を小さくできるとともに、スライドコアを摺動させるための機構に十分な強度が得られる金型を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、金属部品を備えたゴム成形品を成形する本発明の金型は、型閉め時に金型の径方向へ摺動して金属部品をそれに対面する金型の壁面に対して押圧固定するためのスライドコアを固定型と移動型との間の位置で固定型と移動型とのうちの一方の型に取り付け、スライドコアの前記摺動をガイドするガイド面を前記一方の型の壁部に形成するとともに、そのガイド面に摺動可能に係合する摺動面をスライドコアの壁部に形成している。より具体的には、本発明の金型は、請求項1,2,4または5に記載の特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
本発明においては、固定型又は移動型の壁部に形成されてスライドコアの摺動面に係合するガイド面が、移動型が固定型へ向けて移動する型閉め時に、スライドコアの摺動をガイドする。それにより、スライドコアが金型の径方向へ摺動して、金属部品をそれに対面する金型の壁面に対して押圧固定し、その状態で金型のキャビティに充填されたゴムが加圧されて、金属部品のまわりにゴムが成形される。
前記ガイド面は固定型又は移動型の壁部に形成されるとともに、前記摺動面はスライドコアの壁部に形成されており、それらガイド面及び摺動面は、固定型、移動型及びスライドコアに装着した別部品に形成されているものではない。したがって、金型全体の構成は簡単であり、金型を大型化させることがない。また、このようにしてスライドコアの上記した摺動を生じる構成は、別部材である楔状部材を固定型に装着した、既述の特許文献1に記載の従来技術に比較して、十分な強度が得られる利点を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1に示した本発明の第1実施形態の金型1は、金属部品2を備えたゴム成形品を成形するためのものであり、固定型3と、移動型4と、固定型3と移動型4との間の位置で固定型3に取り付けられたスライドコア5とを有する。 移動型4は上型4aと中型4bとで構成され、上型4aと中型4bとの間に、ゴム材7を充填して金属部品2のまわりに成形するためのキャビティ6を形成するようになっている。図示実施形態においては、図2に示したように、スライドコア5は固定型3の外周部の4ヶ所に、固定型3の周方向に互いに隔てられた関係に配設されている。
【0010】
スライドコア5には、大径上部8aと小径下部8bとを有する貫通孔8が形成され、また固定型3には、貫通孔8に連通するねじ穴9が形成されている。ボルト17は、貫通孔8の大径上部8aより小径で小径下部8bよりも大径の頭部17aと、小径下部8bよりも小径の中間部17bと、下方のねじ部17cとを有する。このボルト17は、貫通孔8を通して挿入されて、頭部17a及び中間部17bがそれぞれ貫通孔8の大径上部8a及び小径下部8b内に位置し、ねじ部17cがねじ穴9に螺着されている。このようにして、スライドコア5が固定型3に取り付けられている。
【0011】
ボルト17の頭部17a及び中間部17bと、貫通孔8の大径上部8a及び小径下部8bのそれぞれとの間には径方向の間隙が形成されているために、スライドコア5は、ボルト17に対して金型の径方向へ変位可能であり、したがって、スライドコア5は固定型3の径方向へ変位可能である。また、スライドコア5は固定型3に対し上下方向、すなわち型開閉時の移動型4の移動方向へも変位可能である。
【0012】
ボルト17のまわりの固定型3とスライドコア5との間には皿ばね10が装着されており、この皿ばね10がスライドコア5を常時上方、すなわち型開き時の移動型4の移動方向へ付勢している。したがって、金型が図1のような型開き状態にあるときには、ボルト17の付近に位置する固定型3の上面とスライドコア5の下面との間に間隙が形成される。
【0013】
固定型3の壁部にはガイド面11が形成され、また、スライドコア5の壁部にはガイド面11に係合する摺動面12が形成されている。摺動面12は、スライドコア5の内周部付近の底部に形成され、また、ガイド面11は摺動面12と対向する固定型3の壁部に形成されていて、これらガイド面11及び摺動面12は、固定型3の径方向内方かつ型閉め時の移動型4の移動方向へ向う傾斜面、すなわち図1において右上から左下へ向う傾斜面になっている。
【0014】
図1及び6から明らかなように、金属部品2は、金属環2dの円周方向の複数箇所に軸線方向の小突起2cと、軸線方向に大きく突出する突出部2aとを設けたものになっている。ゴム材7は、金属環2dの内外周部に小突起2cのまわりをもシールするように成形されるが、突出部2aのまわりにゴム材は成形されない。
【0015】
すなわち、図示されているゴム成形品13は、既述の特許文献2に記載のものと同様の、自動車の自動変速機のクラッチ用ピストンであり、金属環2dがピストン本体になっている。突出部2aは、油圧の作用によってピストン本体が軸線方向内方(即ち図6の下方)へ移動したときにクラッチ板等の摩擦部材を押圧するための押圧突起になっている。また、小突起2cは、油圧が解放されたときにピストン本体を軸線方向外方(即ち図6の上方)へ戻すばねを保持するためのものである。
【0016】
金属部品2は、金属環2dと小突起2cとをキャビティ6内に位置させるように金型に挿入される。固定型3には、金属部品2の突出部2aを受入れる空所14が形成されていて、空所14の外周部に既述のガイド面11が形成されている。空所14はキャビティ6とは別に形成されており、空所14に挿入された突出部2aのまわりにゴム材は成形されない。
【0017】
第1実施形態の金型は上記した構成のもので、金属部品2及びゴム材7を図1に示したようにセットした状態で、移動型4、即ち上型4a及び中型4bを固定型3に向けて移動させていくと、金型は図3のように型閉め状態となって成形が行われる。移動型4がこのように型閉め方向へ移動していく過程では、移動型4がスライドコア5を押圧するためスライドコア5の摺動面12は、固定型3の傾斜したガイド面11に沿って摺動する。したがって、スライドコア5は、移動型4の移動方向へ移動すると同時に、固定型3の径方向内方へも移動し、図3の型閉め状態になったときには、金属部品2の突出部2aをそれに対面する金型の内壁面15に対して押圧固定している。したがって、金属部品2を固定した状態でゴム材の成形を好適に行うことができ、キャビティ6内のゴム材が突出部2aのまわりに侵入することにより、成形品にバリが生じる不都合を回避することができる。
【0018】
上記したスライドコア5による金属部品2の押圧固定は、突出部2aの肉厚が変化した場合にも適切に行われる。すなわち、固定型3のガイド面11とスライドコア5の摺動面12とは傾斜面になっているために、例えば突出部2aの肉厚が図1及び3のそれよりも大きい場合には、型閉め状態においてスライドコア5は、図3よりも径方向外方かつ上方へ変位した位置にあり、その位置で金属部品2に適切な押圧固定力を加えることができるのである。
【0019】
移動型4を図3の状態から上昇させる型開き時には、スライドコア5は皿ばね10に付勢されて上方へ変位し、スライドコア5と固定型3との間に間隙が形成される。したがって、成形品を取り出すときにスライドコア5を金型の径方向外方へ移動させることができるため、スライドコア5が成形品の取り出しに邪魔になることがない。
【0020】
上記したように型開き時に固定型3に対してスライドコア5を上方へ変位させるだけでなく、スライドコア5を金型の径方向外方へも変位させる付勢手段を設けることも可能である。そのような付勢手段としては、皿ばね5を斜めに組み込むことが考えられる。また、スライドコア5の周方向の両端部5a,5b(図2)に隣接する固定型3の部分にばねを装着し、そのばねによってスライドコア5を固定型3に対して径方向外方へ付勢するようにしてもよい。
【0021】
図4及び図5は、本発明の第2実施形態の金型1Aを示している。この金型は、第1実施形態の金型と同様に、固定型3Aと、上型4a及び中型4b’を有する移動型4Aと、スライドコア5Aとを備えている。スライドコア5Aは、中型4b’の外周部に取り付けられている。上型4aと中型4b’との間には、ゴム材を充填して金属部品2のまわりに成形するためのキャビティ6Aが形成される。
【0022】
スライドコア5Aには、貫通孔8Aが形成され、また中型4b’には、貫通孔8Aに連通するねじ穴9Aが形成されていて、ボルト17Aが、貫通孔8Aを通して挿入されて、ねじ穴9Aに螺着されている。貫通孔8Aとねじ穴9Aとボルト17Aとの関係は、第1実施形態の貫通孔8とねじ穴9とボルト17との関係と同様であり、スライドコア5Aは、ボルト17Aに対して金型の径方向へ変位可能であり、したがって、スライドコア5Aは中型4b’の径方向へ変位可能である。また、スライドコア5Aは中型4b’に対し上下方向、すなわち型開閉時の移動型4Aの移動方向へも変位可能である
【0023】
ボルト17Aのまわりの中型4b’とスライドコア5Aとの間には皿ばね10Aが装着されており、この皿ばね10Aがスライドコア5Aを常時下方、すなわち型閉め時の移動型4Aの移動方向へ付勢している。したがって、金型が図4のような型開き状態にあるときには、ボルト17Aの付近に位置する中型4b’の下面とスライドコア5Aの上面との間に間隙が形成される。
【0024】
中型4b’の壁部にはガイド面11Aが形成され、また、スライドコア5Aの壁部にはガイド面11Aに係合する摺動面12Aが形成されている。これらガイド面11A及び摺動面12Aは、それぞれ中型4b’及びスライドコア5Aの径方向外方位置にある。すなわち、摺動面12Aは、スライドコア5Aの外周部付近の頂部に形成され、また、ガイド面11Aは摺動面12Aに対向する中型4b’の壁部に形成されていて、中型4b’の径方向内方かつ型開き時の移動型4Aの移動方向へ向う傾斜面、すなわち図4,5において右下から左上へ向う傾斜面になっている。
【0025】
第2実施形態の金型は上記した構成のもので、型閉め時に、スライドコア5Aの下面が固定型3Aの上面に接触した後さらに移動型4A、が固定型3Aに向けて移動していくと、スライドコア5Aの摺動面12Aは中型4b’のガイド面11Aに沿って摺動する。したがって、スライドコア5Aは、移動型4Aの径方向内方へ移動し、図5の型閉め状態になったときには、金属部品2の突出部2aをそれに対面する金型の内壁面15Aに対して押圧固定している。したがって、金属部品2を固定した状態でゴム材の成形を好適に行うことができ、成形品にバリが生じる不都合を回避することができる。また、スライドコア5Aによる金属部品2の押圧固定は、突出部2aの肉厚が変化した場合にも適切に行われる。
【0026】
移動型4Aを図5の状態から上昇させる型開き時には、スライドコア5Aは皿ばね10Aに付勢されて中型4b’に対して下方へ変位し、スライドコア5Aと中型4b’との間に間隙が形成される。したがって、第1実施形態の場合と同様に、成形品を取り出すときにスライドコア5Aを金型の径方向外方へ移動させることができるため、スライドコア5Aが成形品の取り出しに邪魔になることがない。なお、第2実施形態では、スライドコア5Aが自重で中型4b’から離れようとするために、皿ばね10Aは必ずしも必要でない。
【0027】
第1実施形態においては、ガイド面11及び摺動面12はそれぞれ固定型3及びスライドコア5の壁部に形成され、また第2実施形態においては、ガイド面11A及び摺動面12Aはそれぞれ中型4b’及びスライドコア5Aの壁部に直接形成されており、これらガイド面11,11A及び摺動面12,12Aは、固定型3,3A、移動型4,4A及びスライドコア5,5Aに装着した別部品に形成されているものではない。したがって、金型全体の構成は簡単であるとともに、十分な強度が得られるものになっている。
【0028】
また、第1及び第2実施形態においては、キャビティ6,6Aが可動型4,4Aの上型4aと中型4b,4b’との間に形成され、キャビティ6,6Aの下方位置でスライドコア5,5Aが金属部品2を金型の内壁面15,15Aに押圧固定するようになっているために、強い成形圧は、上型4a及び中型4b,4b’に作用し、スライドコア5,5Aには作用しにくくなっている。したがって、成形時のスライドコア5,5Aの移動を防止するための強固な受圧壁構造を設ける必要はない。
【0029】
第1実施形態においては、固定型3及びスライドコア5にそれぞれガイド面11及び摺動面12が設けられているが、これらガイド面11及び摺動面12に加えて、中型4b及びスライドコア5の径方向外方位置に、第2実施形態のガイド面11A及び摺動面12Aと同様のガイド面及び摺動面を設け、2つのガイド面がスライドコア5の摺動をガイドする構成にすることも可能である。
同様に、第1実施形態のガイド面及び摺動面12と同様のガイド面及び摺動面を、第2実施形態の固定型3及びスライドコア5Aに設けてもよい。
【0030】
図7及び図8は、本発明の第3実施形態の金型20を示している。この金型20は、第1実施形態の金型と同様のものであるが、スライドコア25が金属部品2の内周側に位置するように固定型23に取り付けられている。このスライドコア25は、金属部品2の内周側の位置で、固定型23の周方向の複数箇所に、固定型23の周方向に互いに隔てられた関係に配設される。固定型23の壁部にはガイド面21が形成され、また、スライドコア25の壁部にはガイド面21に係合する摺動面22が形成されている。摺動面22は、スライドコア25の外周部付近の底部に形成され、また、ガイド面21は摺動面22と対向する固定型23の壁部に形成されていて、これらガイド面21及び摺動面22は、固定型23の径方向外方かつ型閉め時の移動型24の移動方向へ向う傾斜面、すなわち図7、8において左上から右下へ向う傾斜面になっている。
【0031】
上記した点以外の第3実施形態の構成は第1実施形態と同様のものであり、図7及び図8において、図1〜3と同様の部材は同様の符号で示されている。第3実施形態において、移動型24が型閉め方向へ移動していくと、移動型24がスライドコア25を押圧するため、スライドコア25の摺動面22は、固定型23のガイド面21に沿って、移動型24の移動方向かつ固定型23の径方向外方へ摺動し、図8の型閉め状態になったときには、スライドコア25が金属部品2の突出部2aをそれに対面する金型の壁面に対して押圧固定している。また、移動型24を図8の状態から上昇させる型開き時には、スライドコア25は皿ばね10に付勢されて上方へ変位し、スライドコア25と固定型23との間に間隙が形成される。したがって、成形品を取り出すときにスライドコア25を金型の径方向内方へ移動させることができるため、スライドコア25が成形品の取り出しに邪魔になることはない。
【0032】
図9及び図10は、本発明の第4実施形態の金型30を示している。この金型30は、第2実施形態の金型と同様のものであるが、スライドコア35が金属部品2の内周側に位置するように移動型34の中型34bに取り付けられている。このスライドコア35は、金属部品2の内周側の位置で、中型34bの周方向の複数箇所に、中型34bの周方向に互いに隔てられた関係に配設される。中型34bの壁部にはガイド面31が形成され、また、スライドコア35の壁部にはガイド面31に係合する摺動面32が形成されている。すなわち、摺動面32は、スライドコア35の内周部付近の頂部に形成され、また、ガイド面31は摺動面32に対向する中型34bの壁部に形成されていて、これらガイド面31及び摺動面32は、移動型34の径方向外方かつ型開き時の移動型34の移動方向へ向う傾斜面、すなわち図9、10において左下から右上へ向う傾斜面になっている。
【0033】
上記した点以外の第4実施形態の構成は第2実施形態と同様のものであり、図9及び図10において、図4及び5と同様の部材は同様の符号で示されている。第4実施形態において、型閉め時に移動型34が固定型33へ向けて移動していくと、スライドコア35の摺動面32は、中型34bのガイド面31に沿って摺動し、図10の型閉め状態になったときには、スライドコア35が金属部品2の突出部2aをそれに対面する金型の内壁面に対して押圧固定している。また、移動型34を図10の状態から上昇させる型開き時には、スライドコア35は皿ばね10に付勢されて下方へ変位し、スライドコア35と中型34bとの間に間隙が形成される。したがって、成形品を取り出すときにスライドコア35を金型の径方向内方へ移動させることができるため、スライドコア35が成形品の取り出しに邪魔になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の金型の型開き状態を示す断面図である。
【図2】図1に示されているスライドコアと固定型とを上方から見た図である。
【図3】図1の金型の型閉め状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の金型の型開き状態を示す断面図である。
【図5】図4の金型の型閉め状態を示す断面図である。
【図6】金属部品を備えたゴム成形品を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態の金型の型開き状態を示す断面図である。
【図8】図7の金型の型閉め状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態の金型の型開き状態を示す断面図である。
【図10】図9の金型の型閉め状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1A,20,30 金型
2 金属部品
2a 突出部
3,3A,23,33 固定型
4,4A,24,34 移動型
5,5A,25,35 スライドコア
6,6A キャビティ
10,10A 皿ばね
11,11A,21,31 ガイド面
12,12A,22,32 摺動面
13 ゴム成形品
14 空所
Claims (7)
- 金属部品を備えたゴム成形品を成形する金型において、型閉め時に金型の径方向へ摺動して金属部品をそれに対面する金型の壁面に対して押圧固定するためのスライドコアを固定型と移動型との間の位置で固定型の外周部に取り付け、スライドコアの前記摺動をガイドするガイド面を固定型の壁部に形成するとともに、そのガイド面に摺動可能に係合する摺動面をスライドコアの内周部付近の底部に形成し、前記ガイド面及び摺動面を、固定型の径方向内方かつ型閉め時の移動型の移動方向へ向う傾斜面にしたことを特徴とする金型。
- 金属部品を備えたゴム成形品を成形する金型において、型閉め時に金型の径方向へ摺動して金属部品をそれに対面する金型の壁面に対して押圧固定するためのスライドコアを固定型と移動型との間の位置で前記金属部品の内周側に位置するように固定型に取り付け、スライドコアの前記摺動をガイドするガイド面を固定型の壁部に形成するとともに、そのガイド面に摺動可能に係合する摺動面をスライドコアの外周部付近の底部に形成し、前記ガイド面及び摺動面を、固定型の径方向外方かつ型閉め時の移動型の移動方向へ向う傾斜面にしたことを特徴とする金型。
- 前記金属部品が、円周方向の複数箇所に軸線方向へ大きく突出する突出部を有する金属環であり、固定型に前記突出部を受入れる空所が形成されていて、固定型に取り付けられた前記スライドコアが型開き時の移動型の移動方向へ付勢されている請求項1または2に記載の金型。
- 金属部品を備えたゴム成形品を成形する金型において、型閉め時に金型の径方向へ摺動して金属部品をそれに対面する金型の壁面に対して押圧固定するためのスライドコアを固定型と移動型との間の位置で移動型の外周部に取り付け、スライドコアの前記摺動をガイドするガイド面を移動型の径方向外方位置に形成するとともに、そのガイド面に摺動可能に係合する摺動面をスライドコアの径方向外方位置に形成し、前記ガイド面及び摺動面を、移動型の径方向内方かつ型開き時の移動型の移動方向へ向う傾斜面にしたことを特徴とする金型。
- 金属部品を備えたゴム成形品を成形する金型において、型閉め時に金型の径方向へ摺動して金属部品をそれに対面する金型の壁面に対して押圧固定するためのスライドコアを固定型と移動型との間の位置で前記金属部品の内周側に位置するように移動型に取り付け、スライドコアの前記摺動をガイドするガイド面を移動型の壁部に形成するとともに、そのガイド面に摺動可能に係合する摺動面をスライドコアの内周部付近の頂部に形成し、前記ガイド面及び摺動面を、移動型の径方向外方かつ型開き時の移動型の移動方向へ向う傾斜面にしたことを特徴とする金型。
- 移動型に取り付けられた前記スライドコアが型閉め時の移動型の移動方向へ付勢されている請求項4または5に記載の金型。
- 金属部品を備えた前記ゴム成形品が自動車の自動変速機のクラッチ用ピストンである請求項1から6までのいずれか1項に記載の金型。
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