JP2002065023A - 草刈機及び草刈方法 - Google Patents

草刈機及び草刈方法

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JP2002065023A
JP2002065023A JP2000255404A JP2000255404A JP2002065023A JP 2002065023 A JP2002065023 A JP 2002065023A JP 2000255404 A JP2000255404 A JP 2000255404A JP 2000255404 A JP2000255404 A JP 2000255404A JP 2002065023 A JP2002065023 A JP 2002065023A
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cutting blade
mowing
motor
inclined surface
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Kogetsu Matsukawa
幸月 松川
Mitsuo Shimada
光雄 島田
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MATSUKAWA KK
Kioritz Corp
Original Assignee
MATSUKAWA KK
Kioritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下方向の距離が長い傾斜面の草刈りを、手
軽に効率的に行うことができる、実用的な草刈機を提供
する。 【解決手段】 刈刃2と、該刈刃4を駆動する原動機3
と、該原動機3を支持する車台4と、該車台4を移動可
能に支持するとともに前記刈刃4を所定の地上高Hに保
持する遊転輪5,5,6,6と、前記車台4の移動方向
F−Rの前部11f及び後部11rにそれぞれ接続され
た可撓性操作部材7,7と、を備えている。作業者M
は、前記可撓性操作部材7,7によって、傾斜面S上で
前記車台4を所定姿勢に保持するとともに、該車台4に
前記傾斜面Sの上下方向Vと交差する方向Cへの移動を
遠隔的に制御して、往復移動しながら草刈りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、草刈機及び草刈方
法に関し、特に、畔の法面等の傾斜面の草刈りに適す
る、草刈機及び草刈方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】畔の法面等の傾斜面の草刈りに適する草
刈機として、種種の形式のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
草刈機では、上下方向の距離が長い傾斜面の草刈りに適
さなかったり、草刈機の操作に大きな労力を要したりし
て、実用性に欠ける欠点がある。
【0004】本発明は、こうした事情に鑑みてなされた
もので、上下方向の距離が長い傾斜面の草刈り作業であ
っても、手軽に効率的に行うことができる、実用的な草
刈機および草刈方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明に係る草刈機は、刈刃と、
該刈刃を駆動する原動機と、該原動機を支持する車台
と、該車台を移動可能に支持するとともに前記刈刃を所
定の地上高に保持する遊転輪と、作業者が、傾斜面上の
前記車台を所定姿勢に保持するとともに前記傾斜面の上
下方向と交差する方向への移動を遠隔的に制御するため
の少なくとも二本の可撓性操作部材と、を備えたもので
ある。
【0006】前記作業者が、前記車台を、その移動方向
を前記傾斜面の上下方向と交差する方向に向けて前記傾
斜面上に位置せしめ、前記車台から上方へ離れた位置
で、前記少なくとも二本の可撓性操作部材によって、前
記車台を所定姿勢に保持しながら、前記傾斜面の上下方
向と交差する方向へと前記車台を移動せしめると、前記
原動機で駆動される前記刈刃によって、前記傾斜面の草
刈りが行われる。前記車台は、前記遊転輪で移動可能に
支持されているので、前記作業者は、前記少なくとも二
本の可撓性操作部材の内の移動方向前側の一本を、前記
車台の斜め前方へと引っ張ることにより、前記車台に、
前記傾斜面の上下方向と交差する方向への移動力の付与
を遠隔的に制御することができる。
【0007】以上のようにして一行程の草刈りが終了し
たら、例えば、前記車台の位置を前記傾斜面上で下方へ
ずらして、それまでとは逆方向へと前記車台を移動させ
ながら、前記と同様にして、前記傾斜面の草刈りを行
う。このような往復行程を、前記傾斜面上における前記
車台の上下位置をずらしながら繰り返すことによって、
上下方向の距離が長い傾斜面の草刈り作業であっても、
手軽に効率的に行うことができる。
【0008】なお、前記少なくとも二本の可撓性操作部
材の長さは任意に設定することができる。
【0009】請求項2に記載の本発明に係る草刈機は、
請求項1に記載のものにおいて、前記少なくとも二本の
可撓性操作部材が、前記車台に対して取り外し可能に接
続されたものである。このようにすれば、不要時には、
前記少なくとも二本の可撓性操作部材を、前記車台から
取り外しておくことができるほか、例えば、草刈り作業
現場となる傾斜面の規模、すなわち、傾斜面の上下方向
の距離の大小に応じて、前記車台を操作し易いように、
前記少なくとも二本の可撓性操作部材を、別の長さのも
のに付け替えることもできるので、一層好適である。
【0010】請求項3に記載の本発明に係る草刈機は、
刈刃と、該刈刃を駆動する原動機と、該原動機を支持す
る車台と、該車台を移動可能に支持するとともに前記刈
刃を所定の地上高に保持する遊転輪と、そのそれぞれの
前記車台への接続位置を前記車台の移動方向に沿って異
ならせた少なくとも二本の可撓性操作部材と、を備えた
ものである。請求項3に記載の本発明による作用効果
は、請求項1に記載のものと同様である。
【0011】請求項4に記載の本発明に係る草刈機は、
刈刃と、該刈刃を駆動する原動機と、該原動機を支持す
る車台と、該車台を移動可能に支持するとともに前記刈
刃を所定の地上高に保持する遊転輪と、前記車台の移動
方向に沿った前部及び後部にそれぞれ接続された可撓性
操作部材と、を備えたものである。
【0012】前記作業者が、前記車台を、前記傾斜面の
上下方向と交差する方向に向けて前記傾斜面上に位置せ
しめ、前記車台から上方へ離れた位置で、前記前側可撓
性操作部材と前記後側可撓性引張操作部材とによって、
前記車台をその進行方向向きに保持しながら、前記傾斜
面の上下方向と交差する方向へと前記車台を移動せしめ
ると、前記原動機で駆動される前記刈刃によって、前記
傾斜面の草刈りが行われる。前記車台は、前記遊転輪で
移動可能に支持されているので、前記作業者は、前記前
側可撓性操作部材を、前記車台の斜め前方へと引っ張る
ことにより、前記車台に、前記傾斜面の上下方向と交差
する方向への移動力の付与を遠隔的に制御することがで
きる。
【0013】以上のようにして一行程の草刈りが終了し
たら、例えば、前記車台の位置を下方へずらして、それ
までとは逆方向へと前記車台を移動させながら、前記と
同様にして、前記傾斜面の草刈りを行う。このような往
復行程を、前記傾斜面上における前記車台の上下位置を
ずらしながら繰り返すことによって、上下方向の距離が
長い傾斜面の草刈り作業であっても、手軽に効率的に行
うことができる。
【0014】なお、前記構成によれば、前記作業者が、
前記前側可撓性操作部材と前記後側可撓性操作部材と
を、交互に引いたり緩めたりすることにより、前記車台
を、前記傾斜面の上下方向と交差する方向へとジグザグ
に、あたかも自走するかの如く移動せしめることも可能
であり、このようにして使用すれば、引張力もさほど要
せずに、一行程で広幅の草刈りを行うことができる。
【0015】請求項5に記載の本発明に係る草刈機は、
刈刃と、該刈刃を駆動する原動機と、該原動機を支持す
る車台と、該車台を移動可能に支持するとともに前記刈
刃を所定の地上高に保持する遊転輪と、そのそれぞれの
形成位置を前記車台の移動方向に沿って異ならせた少な
くとも二つの操作部材接続部と、を備えたものである。
【0016】請求項5に記載の本発明に係る草刈機を使
用して傾斜面の草刈りを行う場合には、前記少なくとも
二つの操作部材接続部に対して、それぞれ可撓性操作部
材を接続する。草刈り方法は、請求項1について既に述
べた方法と同様である。
【0017】請求項6に記載の本発明に係る草刈機は、
刈刃と、該刈刃を駆動する原動機と、該原動機を支持す
る車台と、該車台を移動可能に支持するとともに前記刈
刃を所定の地上高に保持する遊転輪と、前記車台の移動
方向に沿った前部及び後部にそれぞれ形成された操作部
材接続部と、を備えたものである。
【0018】請求項6に記載の本発明に係る草刈機を使
用して傾斜面の草刈りを行う場合には、前記各操作部材
接続部に対して、前記可撓性操作部材をそれぞれ接続す
る。草刈り方法は、請求項1について既に述べた方法と
同様である。
【0019】請求項7に記載の本発明に係る草刈機は、
請求項1乃至6のいずれかに記載のものにおいて、前記
遊転輪が、少なくとも、前記車台の移動方向前部を支持
する一輪の遊転輪を含んでなるものである。このように
すれば、前記可撓性操作部材による前記車台の操作、特
に、該車台の操向操作が容易となり、好適である。
【0020】請求項8に記載の本発明に係る草刈機は、
請求項1乃至6のいずれかに記載のものにおいて、前記
刈刃は、前記車台の下面の中央部に位置し、該車台は、
その移動方向の前後部に、それぞれ草刈取口を備えたも
のである。
【0021】請求項8に記載の本発明によれば、前記車
台の前進時には、前記前側草刈取口において、前記刈刃
によって草刈りが行われ、前記車台の後進時には、前記
後側草刈取口において、前記刈刃によって草刈りが行わ
れる。よって、前記車台を、前記傾斜面上で往復移動せ
しめる場合に、前記車台の向きを反転せしめる手間が不
要となり、作業効率が向上する。
【0022】なお、請求項8に記載の本発明に係る草刈
機においては、前記遊転輪は、例えば、前記車台の前後
左右に一輪ずつ設けた四輪式のものとせしめることがで
きるほか、三輪式のものとせしめることもできる。
【0023】請求項9に記載の本発明に係る草刈機は、
請求項8に記載のものにおいて、前記遊転輪が、少なく
とも、前記車台の移動方向の前後部をそれぞれ支持する
それぞれ一輪の遊転輪を含んでなるものである。このよ
うにすれば、前記車台の前進時にも後進時にも、前記可
撓性操作部材による前記車台の操作、特に、前記車台の
操向操作が容易となり、好適である。
【0024】請求項10に記載の本発明に係る草刈機
は、請求項8または9に記載のものにおいて、前記遊転
輪が、少なくとも、前記車台の移動方向に対して前記刈
刃の真横で前記車台を支持する左右一対の遊転輪を含ん
でなるものである。このようにすれば、前記車台の走行
路面に凹凸がある場合でも、前記刈刃が前記走行路面に
接触する等の問題がほとんどなくなり、一層好適であ
る。
【0025】請求項11に記載の本発明に係る草刈機
は、請求項1乃至6のいずれかに記載のものにおいて、
前記車台は、その移動方向の前後中央部に形成された原
動機載置部と、該原動機載置部からその移動方向の前後
でそれぞれ斜め上向きに延びるとともに、そのそれぞれ
が草刈取口を画成する傾斜板と、を備え、前記刈刃は、
前記原動機載置部の下方に位置し、前記遊転輪は、前記
原動機載置部を支持する左右一対の遊転輪と、前記各傾
斜板を支持する前後一対の遊転輪と、からなるものであ
る。
【0026】請求項11に記載の本発明によれば、第一
に、前記車台の走行安定性が良好となるので、前記傾斜
面でも、草刈り作業を円滑に行うことができる。すなわ
ち、請求項11に記載の本発明においては、重量物であ
る前記原動機が、前記原動機載置部に載置されて固定さ
れる。ここで、該原動機載置部は、前記車台の移動方向
の前後中央部に形成されている。しかも、前記原動機載
置部の前後に、前記草刈取口を画成する傾斜板が設けら
れていることから、前記原動機載置部の地上高は、可及
的に低くせしめることができる。よって、前記車台の走
行安定性が良好となり、好適である。
【0027】第二に、請求項11に記載の本発明によれ
ば、前記左右一対の遊転輪が、前記原動機載置部を支持
し、該原動機載置部の下方に前記刈刃が位置しているの
で、前記車台の走行路面に凹凸があっても、前記刈刃が
前記走行路面に接触する等の問題がほとんどない。
【0028】第三に、請求項11に記載の本発明によれ
ば、前記車台の前後に前記各傾斜板を支持する前後一対
の遊転輪を備えているので、前記車台の前進時にも後進
時にも、前記可撓性操作部材による前記車台の操作、特
に、該車台の操向操作が容易となり、好適である。
【0029】請求項12に記載の本発明に係る草刈機
は、請求項8,9,10または11に記載のものにおい
て、前記車台が、前後左右対称形状に形成されたもので
ある。
【0030】請求項13に記載の本発明に係る草刈機
は、請求項1乃至12のいずれかに記載のものにおい
て、前記車台をその移動方向に沿って押し引き操作する
ためのハンドルを備えたものである。このようにすれ
ば、前記可撓性操作部材によって前記車台を遠隔操縦し
ながら行う草刈り方法の他に、作業者が、前記ハンドル
を握って前記車台をその前後方向へ押し引き操作しなが
ら草刈り作業を行うこともできるので、作業現場の状況
に合わせた草刈り方法を選択できて、一層好適である。
【0031】請求項14に記載の本発明に係る草刈機
は、請求項13に記載のものにおいて、前記ハンドル
を、前記可撓性操作部材を使用して行う草刈作業の邪魔
にならないように、前記車台上に折り畳み収納可能とせ
しめたものである。
【0032】請求項15に記載の本発明に係る草刈機
は、請求項1乃至14のいずれかに記載のものにおい
て、前記原動機を覆う開閉式又は着脱式の防塵カバーを
備えたものである。このようにすれば、前記原動機を、
草の刈り屑等から保護することができるほか、前記原動
機のメンテナンスも容易に行うことができて、好適であ
る。また、例えば、前記原動機がリコイルスタータ式の
内燃エンジンである場合であっても、前記防塵カバー
が、前記内燃エンジンの始動操作の障害になることもな
い。
【0033】請求項16に記載の本発明に係る草刈方法
は、刈刃と、該刈刃を駆動する原動機と、該原動機を支
持する車台と、該車台を移動可能に支持するとともに前
記刈刃を所定の地上高に保持する遊転輪と、前記車台の
移動方向の前部及び後部にそれぞれ接続された可撓性操
作部材と、を備えてなる草刈機を用いて傾斜面の草刈り
を行う方法であって、前記各可撓性操作部材を前記傾斜
面の上方へ引き延ばし、前記原動機によって前記刈刃を
駆動させながら、且つ、作業者が前記各可撓性操作部材
を保持して前記車台を前記傾斜面上で所定姿勢に保持し
ながら、該傾斜面の傾斜方向と交差する方向へ前記車台
を移動せしめるものである。
【0034】請求項17に記載の本発明に係る草刈方法
は、刈刃と、該刈刃を駆動する原動機と、該原動機を支
持する車台と、該車台を移動可能に支持するとともに前
記刈刃を所定の地上高に保持する遊転輪と、前記車台の
移動方向の前部及び後部にそれぞれ接続された可撓性操
作部材と、前記車台をその移動方向に沿って押し引き操
作するためのハンドルと、を備えてなる草刈機を用いて
傾斜面の草刈を行う方法であって、前記傾斜面の内、該
傾斜面の上縁部と連続する水平面から近い上部領域は、
前記水平面に立つ作業者が、前記ハンドルで前記車台を
前記傾斜面に沿って上下方向に往復移動させることによ
って草刈りを行い、前記傾斜面の内、前記上部領域より
下方の領域は、前記水平面に立つ作業者が、前記各可撓
性操作部材で、前記車台を前記傾斜面上において所定姿
勢に保持しながら、前記傾斜面の上下方向と交差する方
向へ前記車台を移動させることによって草刈りを行うも
のである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な一実施の形態について説明する。
【0036】図1は、本発明の一実施の形態に係る草刈
機の全体斜視図、図2は、図1のII−II矢視断面図
である。
【0037】図1及び図2において、本発明の一実施の
形態に係る草刈機1は、刈刃2と、該刈刃2を駆動する
原動機3と、該原動機3を支持する車台4と、該車台4
を前後移動可能に支持するとともに前記刈刃2を所定の
地上高Hに保持する遊転輪5,5,6,6と、前記車台
4の移動方向F−Rの前部11f及び後部11rの左右
のいずれか一側にそれぞれ接続された可撓性操作部材と
してのロープ7,7と、前記車台4をその前後方向F−
Rに沿って押し引き操作するためのハンドル8と、を備
えている。
【0038】本実施の形態では、前記車台4は、その移
動方向F−Rの前後中央部に形成された原動機載置部9
と、該原動機載置部9の前後でそれぞれ斜め上向きに延
びるとともにそのそれぞれが草刈取口10,10を画成
し、且つ前記車台4の移動方向F−Rの前記前後部を構
成する傾斜板11f,11rと、を備えている。前記車
台4の全体形状は、その前後も左右も、互いに対称な形
状となっている。前記原動機載置部9の水平な上面の中
央部には、前記原動機3として、小型空冷二サイクルガ
ソリンエンジンが載置されて、適当な方法で固定されて
いる。
【0039】前記原動機3は、開閉式または着脱式等
の、必要な時に前記原動機3を露出せしめることができ
る防塵カバー12で覆われている。このため、前記原動
機3を、草の刈り屑等から保護することができるほか、
前記原動機3のメンテナンスも容易に行うことができ
る。また、前記原動機3として、リコイルスタータ式の
内燃エンジンを採用した場合であっても、前記防塵カバ
ー12が、前記原動機3の始動操作の障害になることは
ない。
【0040】前記原動機3の出力軸13は、前記原動機
載置部9の中央部を貫通して下向きに延び出していて、
その下端部には、前記刈刃として、短冊板状の回転刈刃
2が、その長さ方向中央部において固着されている。
【0041】図2に示すように、前記原動機載置部9の
下面には、前記原動機3の前記出力軸13と同心状に、
円筒状の筒部材14が固定されている。該筒部材14の
下縁部14aは、前記刈刃2の上面の間近に位置してお
り、前記筒部材14は、刈り草が、前記刈刃2の回転に
よって、前記出力軸13へ巻き付くことを防止する。草
は、前記筒部材14の外周面より外方に位置する前記刈
刃2の草切断領域Bによって切断される。
【0042】前記車台4の回りには、保護カバー15が
付設されている。該保護カバー15は、前記車台4の外
周縁から垂れ下がり、前記車台4の下面の中央部で回転
する前記刈刃2から、作業者のつま先等の人体を保護す
るとともに、前記刈刃2の回転による刈り草の飛散も防
止する。図1に示すように、前記車台4の前部および後
部に形成された前記各草刈取口10,10には、前記車
台4の進行により草が円滑に導入されるように、前記保
護カバー15として、複数枚の短冊状のゴム板15aが
使用されている。
【0043】前記車台4は、そのそれぞれが円滑に遊転
する前記遊転輪5,5,6,6で支持されているので、
該遊転輪5,5,6,6の向きにしたがって、小さな人
力で、その前後方向F−Rに移動せしめることができ
る。前記遊転輪5,5,6,6の配設位置および配設数
は、前記車台4を地面G上で安定的に支持するととも
に、前記刈刃2を所定の地上高Hに保持せしめるための
条件を満足せしめるものであれば良く、それ以外の限定
はない。例えば、前記車台4の前後左右に一輪ずつの四
輪式とすることができるほか、前記車台4の前部の前記
傾斜板11fの幅方向中央に一輪、後部の前記傾斜板1
1rに左右二輪の三輪式とすることもできる。
【0044】しかし、本実施の形態では、好ましい態様
として、前記車台4の前後移動方向F−Rの中央部の左
右両側と、前記車台4の前後部の前記傾斜板11f,1
1rの幅方向中央と、に、一輪ずつ、前記遊転輪5,
5,6,6を配設している。すなわち、本実施の形態で
は、前記原動機載置部9を支持する左右一対の遊転輪
5,5と、前記各傾斜板11f,11rの左右幅方向の
中央を支持する前後一対の遊転輪6,6と、によって、
前記車台4が前記地面G上で支持されている。前記前後
一対の遊転輪6,6は、それぞれ、前記傾斜板11f,
11rの中央に固着された遊転輪支持腕16の下向き先
端部に、前後車軸16f,16rを介して遊転自在に取
着されている。
【0045】前記草刈機1の構成要素の中で最も重量の
大きい部品である前記原動機3は、前記車台4の中央部
に位置していて、主として、前記左右一対の遊転輪5,
5で支持されている。前記原動機載置部9の前後両側に
は、前記各草刈取口10,10を画成する前記各傾斜板
11f,11rが連設されている。このため、前記原動
機載置部9の地上高を可及的に低くせしめることがで
き、これにより、前記車台4の走行安定性を良好なもの
とせしめることができる。
【0046】また、本実施の形態では、前記左右一対の
遊転輪5,5が、前記刈刃2の左右の真横に位置してい
るので、前記車台4の走行路面に凹凸がある場合でも、
前記刈刃2が前記走行路面に接触してしまうことがな
い。
【0047】さらにまた、前記車台4に、前記前後一対
の遊転輪6,6が配設されているので、前記車台4の操
向操作が容易となる。
【0048】前記車台4の操向操作や、前記車台4への
移動力の付与は、草刈り作業現場の状況に応じて、前記
車台4に取着された前記ハンドル8と、前記車台4に接
続された前記ロープ7,7と、を、選択的に使用して行
うことができる。
【0049】前記ハンドル8は、主として、作業者M
が、前記車台4を前後方向F−Rに押し引き操作しなが
ら草刈りを行う場合に使用する。前記ハンドル8を使用
して、水平面の草刈りのほか、図3に示すように、畔の
傾斜面(法面)Sの草刈りを行うこともできる。すなわ
ち、前記作業者Mは、前記傾斜面Sの上縁部S1と連続
する水平面Lに立ち、前記ハンドル8で前記車台4を前
記傾斜面Sに沿って上下方向Vに往復移動させることに
よって、前記水平面Lから近い前記傾斜面Sの上部領域
S2の草刈りを行うことができる。
【0050】本実施の形態では、前記左右一対の遊転輪
5,5が、前記刈刃2の真横に位置しているので、前記
傾斜面Sと前記水平面Lとの間にまたがるように前記車
台4を押し引き操作する場合でも、前記刈刃2が前記傾
斜面Sの前記上縁部S1に接触してしまうことがない。
また、前記車台4は、前記左右一対の遊転輪5,5を中
心として、その前後の互いに対称な位置に前記前後一対
の遊転輪6,6を備えているので、前記傾斜面Sと前記
水平面Lとの間を行き来する時に、その重心移動に応じ
て、前記左右一対の遊転輪5,5を支点として自然に揺
動する。
【0051】前記ハンドル8は、前記草刈機1の倉庫等
への収納時や、前記ロープ7,7を使用して行う草刈作
業時の便宜等のため、図1に示すように、前記車台4上
に折り畳み収納可能とせしめるのが望ましい。限定はさ
れないが、本実施の形態では、前記ハンドル8は、U字
状に形成され、その左右一対の腕8a,8aの先端部8
b,8bが、前記車台4の移動方向Rに沿って延び出し
た左右一対のハンドル取付腕17,17の先端部17
a,17aに、前記車台4の左右方向に延びる水平な枢
支軸18で枢支されている。その結果、前記ハンドル8
は、前記水平枢支軸18を中心として、上下および前記
車台4の前後方向F−Rに大きく揺動自在となってい
る。
【0052】前記ハンドル8を上下揺動自在にせしめて
おくと、前記車台4と前記ハンドル8との間の角度変化
が許容されるので、前記ハンドル8を展張した状態(図
1に仮想線で示した状態)で、前記車台4の押し引き操
作を円滑に行うことができて、好適である。
【0053】また、本実施の形態では、前記水平枢支軸
18が、前記左右一対のハンドル取付腕17,17の前
記先端部17a,17a同士の間にまたがって架設され
ているので、前記水平枢支軸18によって、前記作業者
Mの足が、前記刈刃2の回転領域へと入り込んでしまう
ことが防止されるようになっている。
【0054】図1に示すように、本実施の形態では、前
記ハンドル8に、前記原動機3を制御するスロットルレ
バー19が取り付けられている。該スロットルレバー1
9は、前記作業者Mが手を離してもその操作位置に留ま
る、操作位置固定式のものとされている。
【0055】一方、前記ロープ7,7は、図4に示すよ
うに、主として、前記作業者Mが、前記傾斜面S上で、
前記車台4を前記傾斜面Sの上下方向Vと交差する方向
Cへ移動させながら草刈りを行う場合に使用する。特
に、前記ロープ7,7を使用すれば、図4に示した前記
傾斜面Sのように、その上下方向Vの距離が長い傾斜面
の草刈りを、その下部領域S3に至るまで遠隔的に行う
ことができる。
【0056】前記ロープ7,7は、前記車台4の遠隔的
な姿勢制御操作を円滑に行うことができるように、前記
車台4に対して少なくとも二本、前記車台4の移動方向
F−Rに沿って位置をずらして接続することが望まし
い。本実施の形態では、図1に示すように、前記車台4
の前部および後部の前記各傾斜板11f,11rの上面
の左右いずれか一側寄りの位置に、操作部材接続部20
f,20rをそれぞれ形成し、該各操作部材接続部20
f,20rに対して、前記ロープ7,7を、それぞれ取
り外し可能に接続している。該各ロープ7,7の車台側
端部には、例えば、解除操作自在な抜け止め爪を有する
なす環等、適宜のフック21,21を取着しておけば、
前記操作部材接続部20に対する操作をワンタッチで行
うことができて、好適である。
【0057】前記ロープ7,7を使用して前記傾斜面S
の草刈りを行う場合には、前記作業者Mは、前記原動機
3を作動させ、前記スロットルレバー19を操作して、
前記刈刃2を所望の回転数で回転せしめた状態で、前記
車台4を、前記傾斜面Sの上下方向Vと交差する方向C
にその前後方向F−Rを向けて、前記傾斜面S上に位置
せしめる。前記作業者Mは、例えば、前記二本のロープ
7,7を徐々に伸ばすことにより、前記車台4を、その
自重で、前記水平面L上から前記傾斜面Sに沿って下向
きに移動させ、その後、前記二本のロープ7,7の内の
傾斜方向下側に接続されたロープ7を引っ張るようにす
ることにより、前記車台4を、前記傾斜面Sの上下方向
Vと交差する方向Cに向けて位置せしめることができ
る。
【0058】次いで、図4に示すように、前記作業者M
が、前記畔の前記水平面Lを歩行し、前記二本のロープ
7,7によって、前記車台4を前記スタート時の所定姿
勢に保持しながら、前記傾斜面Sの上下方向Vと交差す
る方向Cへと、前記車台4を引張移動せしめると、前記
原動機3で駆動される前記刈刃2によって、前記傾斜面
Sの草刈りが行われる。前記車台4は、前記遊転輪5,
5,6,6で移動可能に支持されているので、前記作業
者Mは、前記二本のロープ7,7の内の移動方向前側F
の一本を、前記車台4の斜め前方へと引っ張ることによ
り、前記車台4に、前記傾斜面Sの上下方向Vと交差す
る方向Cへの移動力の付与を遠隔的に制御することがで
きる。
【0059】以上のようにして一行程の草刈りが終了し
たら、例えば、前記車台4の位置を前記傾斜面S上で下
方へずらして、それまでとは逆方向へと前記車台4を移
動させながら、前記と同様にして、前記傾斜面Sの草刈
りを行う。このような往復行程を、前記傾斜面S上にお
ける前記車台4の上下位置をずらしながら繰り返すこと
によって、上下方向の距離が長い傾斜面の草刈り作業で
あっても、手軽に効率的に行うことができる。
【0060】なお、前記作業者Mは、前記二本のロープ
7,7を交互に引いたり緩めたりすることにより、前記
車台4を、前記傾斜面Sの上下方向と交差する方向Cへ
とジグザグに、あたかも自走するかの如く移動せしめる
ことも可能であり、このようにして使用すれば、引張力
もさほど要せずに、一行程で広幅の草刈りを行うことが
できる。
【0061】本実施の形態のものによれば、前記車台4
の移動方向前後両端部に、前記前後一対の遊転輪6,6
が配設されているので、前記車台4の前進F時にも後進
R時にも、前記ロープ7,7によって、前記車台4の向
きを容易に操作することができる。
【0062】以上のように、本実施の形態のものによれ
ば、前記水平面Lからでは前記ハンドル8を使用して草
刈りを行うことができない、前記傾斜面Sの前記上部領
域S2の下方の前記下部領域S3でも、前記ロープ7,
7を使用して、遠隔的に且つ省力的に、草刈りを行うこ
とができる。
【0063】なお、前記車台4の前後方向F−Rを、前
記傾斜面Sの上下方向Vと一致する方向に配置して、前
記ロープ7,7を長く伸ばしたりたぐり寄せたりしなが
ら、前記車台4を前記傾斜面Sに沿って上下に大きく往
復移動せしめることにより、該傾斜面Sの草刈りを行う
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る草刈機の全体斜視
図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図1の草刈機を用いた草刈り方法の一例を示す
斜視図である。
【図4】図1の草刈機を用いた草刈り方法の他の例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 草刈機 2 刈刃 3 原動機 4 車台 5,5 遊転輪(左右一対の遊転輪) 6,6 遊転輪(前後一対の遊転輪) 7,7 可撓性操作部材(ロープ) 8 ハンドル 9 原動機載置部 10,10 草刈取口 11f,11r 傾斜板(前部,後部) 12 防塵カバー 20f,20r 操作部材接続部 H 所定の地上高 L 水平面 M 作業者 S 傾斜面 S1 上縁部 S2 上部領域 S3 下部領域 V 上下方向 C 上下方向と交差する方向 F 移動方向(前方) R 移動方向(後方)
フロントページの続き Fターム(参考) 2B083 AA02 BA03 BA12 BA18 DA02 GA01 GA06 HA24 HA32 HA34 HA37 HA39 HA59

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈刃(2)と、該刈刃(2)を駆動する
    原動機(3)と、該原動機(3)を支持する車台(4)
    と、該車台(4)を移動可能に支持するとともに前記刈
    刃(2)を所定の地上高(H)に保持する遊転輪(5,
    5,6,6)と、作業者(M)が傾斜面(S)上の前記
    車台(4)を所定姿勢に保持するとともに前記傾斜面
    (S)の上下方向(V)と交差する方向(C)への移動
    を遠隔的に制御するための少なくとも二本の可撓性操作
    部材(7,7)と、を備えてなる、草刈機。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも二本の可撓性操作部材
    (7,7)が、前記車台(4,4)に対して取り外し可
    能に接続されてなる、請求項1に記載の草刈機。
  3. 【請求項3】 刈刃(2)と、該刈刃(2)を駆動する
    原動機(3)と、該原動機(3)を支持する車台(4)
    と、該車台(4)を移動可能に支持するとともに前記刈
    刃(2)を所定の地上高(H)に保持する遊転輪(5,
    5,6,6)と、そのそれぞれの前記車台(4)への接
    続位置を前記車台(4)の移動方向(F−R)に沿って
    異ならせた少なくとも二本の可撓性操作部材(7,7)
    と、を備えてなる、草刈機。
  4. 【請求項4】 刈刃(2)と、該刈刃(2)を駆動する
    原動機(3)と、該原動機(3)を支持する車台(4)
    と、該車台(4)を移動可能に支持するとともに前記刈
    刃(2)を所定の地上高(H)に保持する遊転輪(5,
    5,6,6)と、前記車台(4)の移動方向(F−R)
    に沿った前部(11f)及び後部(11r)にそれぞれ
    接続された可撓性操作部材(7,7)と、を備えてな
    る、草刈機。
  5. 【請求項5】 刈刃(2)と、該刈刃(2)を駆動する
    原動機(3)と、該原動機(3)を支持する車台(4)
    と、該車台(4)を移動可能に支持するとともに前記刈
    刃(2)を所定の地上高(H)に保持する遊転輪(5,
    5,6,6)と、そのそれぞれの形成位置を前記車台
    (4)の移動方向(F−R)に沿って異ならせた少なく
    とも二つの操作部材接続部(20f,20r)と、を備
    えてなる、草刈機
  6. 【請求項6】 刈刃(2)と、該刈刃(2)を駆動する
    原動機(3)と、該原動機(3)を支持する車台(4)
    と、該車台(4)を移動可能に支持するとともに前記刈
    刃(2)を所定の地上高(H)に保持する遊転輪(5,
    5,6,6)と、前記車台(4)の移動方向(F−R)
    に沿った前部(11f)及び後部(11r)にそれぞれ
    形成された操作部材接続部(20f,20r)と、を備
    えてなる、草刈機。
  7. 【請求項7】 前記遊転輪が、少なくとも、前記車台
    (4)の移動方向(F)の前部(11f)を支持する一
    輪の遊転輪(6)を含んでなる、請求項1乃至6のいず
    れか一項に記載の草刈機。
  8. 【請求項8】 前記刈刃(2)は、前記車台(4)の下
    面の中央部に位置し、該車台(4)は、その移動方向
    (F−R)の前後部(11f,11r)に、それぞれ草
    刈取口(10)を備えてなる、請求項1乃至6のいずれ
    か一項に記載の草刈機。
  9. 【請求項9】 前記遊転輪が、少なくとも、前記車台
    (4)の移動方向(F−R)の前後部(11f,11
    r)をそれぞれ支持するそれぞれ一輪の遊転輪(6,
    6)を含んでなる、請求項8に記載の草刈機。
  10. 【請求項10】 前記遊転輪が、少なくとも、前記車台
    (4)の移動方向(F−R)に対して前記刈刃(2)の
    真横で前記車台(4)を支持する左右一対の遊転輪
    (5,5)を含んでなる、請求項8または9に記載の草
    刈機。
  11. 【請求項11】 前記車台(4)は、その移動方向(F
    −R)の前後中央部に形成された原動機載置部(9)
    と、該原動機載置部(9)からその移動方向(F−R)
    の前後でそれぞれ斜め上向きに延びるとともに、そのそ
    れぞれが草刈取口(10)を画成する傾斜板(11f,
    11r)と、を備え、前記刈刃(2)は、前記原動機載
    置部(9)の下方に位置し、前記遊転輪は、前記原動機
    載置部(9)を支持する左右一対の遊転輪(5,5)
    と、前記各傾斜板(11f,11r)を支持する前後一
    対の遊転輪(6,6)と、からなる、請求項1乃至6の
    いずれか一項に記載の草刈機。
  12. 【請求項12】 前記車台(4)が、前後左右対称形状
    に形成されてなる、請求項8,9,10または11に記
    載の草刈機。
  13. 【請求項13】 前記車台(4)をその移動方向(F−
    R)に沿って押し引き操作するためのハンドル(8)を
    備えてなる、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の
    草刈機。
  14. 【請求項14】 前記ハンドル(8)を、前記可撓性操
    作部材(7,7)を使用して行う草刈作業の邪魔になら
    ないように、前記車台(4)上に折り畳み収納可能とせ
    しめてなる、請求項13に記載の草刈機。
  15. 【請求項15】 前記原動機(3)を覆う開閉式又は着
    脱式の防塵カバー(12)を備えてなる、請求項1乃至
    14のいずれか一項に記載の草刈機。
  16. 【請求項16】 刈刃(2)と、該刈刃(2)を駆動す
    る原動機(3)と、該原動機(3)を支持する車台
    (4)と、該車台(4)を移動可能に支持するとともに
    前記刈刃(2)を所定の地上高(H)に保持する遊転輪
    (5,5,6,6)と、前記車台(4)の移動方向(F
    −R)の前部(11f)及び後部(11r)にそれぞれ
    接続された可撓性操作部材(7,7)と、を備えてなる
    草刈機(1)を用いて傾斜面(S)の草刈りを行う方法
    であって、前記各可撓性操作部材(7,7)を前記傾斜
    面(S)の上方へ引き延ばし、前記原動機(3)によっ
    て前記刈刃(2)を駆動させながら、且つ、作業者
    (M)が前記各可撓性操作部材(7,7)を保持して前
    記車台(4)を前記傾斜面(S)上で所定姿勢に保持し
    ながら、該傾斜面(S)の傾斜方向(V)と交差する方
    向(C)へ前記車台(4)を移動せしめることを特徴と
    する、草刈方法。
  17. 【請求項17】 刈刃(2)と、該刈刃(2)を駆動す
    る原動機(3)と、該原動機(3)を支持する車台
    (4)と、該車台(4)を移動可能に支持するとともに
    前記刈刃(2)を所定の地上高(H)に保持する遊転輪
    (5,5,6,6)と、前記車台(4)の移動方向(F
    −R)の前部(11f)及び後部(11r)にそれぞれ
    接続された可撓性操作部材(7,7)と、前記車台
    (4)をその移動方向に沿って押し引き操作するための
    ハンドル(8)と、を備えてなる草刈機(1)を用いて
    傾斜面(S)の草刈りを行う方法であって、前記傾斜面
    (S)の内、該傾斜面(S)の上縁部(S1)と連続す
    る水平面(L)から近い上部領域(S2)は、前記水平
    面(L)に立つ作業者(M)が、前記ハンドル(8)で
    前記車台(4)を前記傾斜面(S)に沿って上下方向
    (V)に往復移動させることによって草刈を行い、前記
    傾斜面(S)の内、前記上部領域(S2)より下方の領
    域(S3)は、前記水平面(L)に立つ作業者(M)
    が、前記各可撓性操作部材(7,7)で、前記車台
    (4)を前記傾斜面(S)上において所定姿勢に保持し
    ながら、前記傾斜面(S)の上下方向(V)と交差する
    方向(C)へ前記車台(4)を移動させることによって
    草刈を行うことを特徴とする、草刈方法。
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