JP2002022029A - 回転軸用オイルシール - Google Patents

回転軸用オイルシール

Info

Publication number
JP2002022029A
JP2002022029A JP2000199499A JP2000199499A JP2002022029A JP 2002022029 A JP2002022029 A JP 2002022029A JP 2000199499 A JP2000199499 A JP 2000199499A JP 2000199499 A JP2000199499 A JP 2000199499A JP 2002022029 A JP2002022029 A JP 2002022029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal lip
lip
oil
housing
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000199499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4218189B2 (ja
Inventor
Akira Yoshihara
昭 吉原
Yoshihiko Tanimura
嘉彦 谷村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2000199499A priority Critical patent/JP4218189B2/ja
Publication of JP2002022029A publication Critical patent/JP2002022029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4218189B2 publication Critical patent/JP4218189B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸用オイルシールに関し、容易に製造で
き、ダストやオイルのスラッジ等を噛み込んでしまって
も十分なオイルシール性を確保できるようにする。 【解決手段】 回転軸用オイルシールであって、ハウジ
ング12に固設されたシール本体1から突設されて回転
軸11に摺動自在に圧接するメインシールリップ2と、
メインシールリップ2よりもハウジング12の外方でシ
ール本体1から突設されて回転軸11に摺動自在に圧接
するサブシールリップ3と、サブシールリップ3よりも
ハウジング12の外方でハウジング12の内方へのダス
トの進入を防止するダストリップ4とをそなえ、メイン
シールリップ2及びサブシールリップ3が何れも山型断
面形状を有する山型リップで構成され、メインシールリ
ップ2がサブシールリップ3よりも回転軸11に強く圧
接されるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのクラン
クシャフトとハウジングとの間でエンジン内のオイルを
シールするのに用いて好適の、回転軸用オイルシールに
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのクランクシャフトの一端(エ
ンジンリア側の端部)は、補機等を駆動するためにエン
ジンハウジングから外部に突出しているが、この部分の
クランクシャフト外周には、ハウジング内部のオイルの
漏出を防止するための回転軸用オイルシールが装備され
る。エンジン用のオイルシールに限らないが、こうした
軸方向への移動の少ない回転軸周りのオイルシールに
は、種々の形状のものがある。
【0003】例えば図4は従来の回転軸周りのオイルシ
ールを示す縦断面図である。図4に示すように、この回
転軸用オイルシールは、クランクシャフト等の回転軸1
1の周りに装備され、外側でハウジング12に固設され
たシール本体21と、シール本体21の内周面から突設
された環状のシールリップ22と、このシールリップ2
2よりもハウジング12の外方(大気側)に配設された
環状のダストリップ23とをそなえている。これらのシ
ール本体21はシールリップ22及びダストリップ23
を含めて一般に合成ゴム等によって一体形成されてい
る。
【0004】このうちシール本体21は、ハウジング1
2に嵌着する外周部21aと、シールリップ22及びダ
ストリップ23を形成された内周部21bと、これらの
外周部21aと内周部21bとを結ぶ中間部21cとを
そなえ、コ字状断面形状を有するように構成されてい
る。そして、このシール本体21の外周部21a,中間
部21cの内部には環状の金属製の芯材24が内蔵さ
れ、オイルシールの形状が保持されるようになってい
る。
【0005】一方、内周部21bには芯材24は内蔵さ
れておらず比較的容易に弾性変形できるようになってい
る。したがって、内周部21bに形成されたシールリッ
プ22及びダストリップ23が回転軸11の外周面に追
従して弾性的に変位したり変形したりできるようになっ
ている。また、内周部21bのシールリップ22近傍の
外周にはスプリング25が装備されており、シールリッ
プ22を回転軸11の外周面に圧接している。
【0006】また、ここでは、シールリップ22は山型
リップで構成され、ダストリップ23はヒゲ型リップで
構成されている。ここで、山型リップとは、圧接対象で
ある回転軸11に対して傾斜状態で対向する2つの傾斜
面22a,22bが結合してなる山型断面形状を有する
リップである。一方、ヒゲ型リップとは、回転軸11に
対して傾斜状態で対向する1つの傾斜面23aと、この
傾斜面23aとほぼ平行な面であって回転軸11に対し
て傾斜状態で後ろ向きの傾斜面23bと、これらの傾斜
面23a,23bが結合する頂面(又は頂点)23cを
有するリップである。
【0007】つまり、リップは、対象面に当接又は接近
する頂点部又は頂面部(単に頂点という)と、この頂点
の両側の2つ面とを備えるが、山型リップとは、この頂
点の両側の2つ面がいずれも適当に傾斜しながら対象面
(シール面)に向いているものであり、これに対して、
ヒゲ型リップとは、この頂点の両側の2つ面のうち一方
の面が適当に傾斜しながら対象面(シール面)に向いて
いるが、他方の面は対象面(シール面)に背を向けた状
態になっているものである。
【0008】また、この例では、シールリップ22の内
周(傾斜面22bの内周)に、ネジ26が形成されてい
る。このネジ26は、オイルを大気側(ハウジング外
部)からオイル側(ハウジング内部)に向けて駆動し、
シールリップ22からのオイルの漏出を防止しようとす
るものである。つまり、シールリップ22と回転軸11
との間のオイルは、回転軸11がシールリップ22に対
して矢印A1方向に回転するとこれと同方向に回転する
ため、ネジ26に案内されて、矢印A2で示すように大
気側からオイル側に向かう。回転軸11が回転している
間は、シールリップ22と回転軸11との間のオイルに
は、このような力が加わるため、シールリップ22から
のオイルの漏出が防止されるのである。なお、ネジ26
は回転軸11との圧接によって弾性変形するため、シー
ルリップ22と回転軸11との間(ネジ26の表面と回
転軸11の外周面との間)には、油膜程度の隙間が生じ
るだけである。
【0009】また、特開平7−239042号公報には
図5に示すような回転軸用オイルシールが開示されてい
る。図5において、図4と同符号は同様なものを示して
いる。図5に示すように、このオイルシールでは、シー
ル本体21の内周部21bにおいて、シールリップ22
よりもオイル側(ハウジング内部)に、ヒゲ型リップで
構成された副シールリップ27が追加されており、シー
ルリップ(主シールリップ)22と副シールリップ27
との2段構えでオイルのシールを行なうようになってい
る。
【0010】さらに、図示しないが、特開平5−370
93号公報には、いずれもヒゲ型リップで構成された複
数の回転軸用オイルシールを軸心線方向に並べた回転軸
用オイルシールが提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図4に示す従来の回転軸用オイルシールの場合、ダスト
リップ23があるといえども、外気側からこのダストリ
ップ23の内部にダストが進入してシールリップ22に
噛み込んだり、ハウジング内部のオイルのスラッジ等が
シールリップ22に噛み込んだりして、このような噛み
込み箇所からオイル漏れが発生することがある。
【0012】また、特開平7−239042号公報(図
5参照)にかかる従来の回転軸用オイルシールの場合、
副シールリップが、ハウジング内部のオイルスラッジ等
のシールリップ22への噛み込みを抑制し得るが、この
副シールリップを構成するヒゲ型リップは、十分な圧力
で回転軸に圧接させることが困難であるため、オイルス
ラッジ等のシールリップ22への噛み込みを確実に抑制
するのは難しい。また、外気側からのダストの進入に対
しては、上記と同様の課題が残る。さらに、ヒゲ型リッ
プの場合、組付時に、リップのめくれが生じてオイル漏
れが生じることがある。
【0013】また、特開平5−37093号公報(図5
参照)にかかる従来の回転軸用オイルシールの場合、シ
ールリップが複数のヒゲ型リップを連続的に形成した構
成になっており、ヒゲ型リップの場合、上述のように、
十分な圧力で回転軸に圧接させることが困難であるた
め、オイル漏れを防止するというオイルシール本来の性
能を確保し難い。また、上述と同様に、ヒゲ型リップの
場合、組付時に、リップのめくれが生じてオイル漏れが
生じることがある。さらに、外気側からのダストの進入
に対しては、上述と同様の課題が残る。
【0014】また、オイルシールを型成形で製造しよう
とする場合に、シールリップにヒゲ型リップを適用しよ
うとすると、ヒゲ型リップの形状特性的な特性から、型
抜けが難しく、成形性に課題がある。つまり、特開平7
−239042号公報の構造のように、オイルシール本
体の軸方向一端(大気側)にヒゲ型リップで構成された
ダストリップを設けている上に、軸方向他端(オイル
側)にもヒゲ型リップで構成されたシールリップを設け
る場合には、型成形時の型抜けは悪く製造し難く、特開
平5−37093号公報の構造のように、ヒゲ型リップ
で構成されたシールリップを複数個連続的に形成する場
合、型成形時の型抜けは一層悪くなって、極めて製造し
難い。
【0015】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、容易に製造でき、外気側からのダストやオイルの
スラッジ等を噛み込んでしまった場合にも十分なオイル
シール性を確保できるようにした、回転軸用オイルシー
ルを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の回転軸用オイルシールでは、ハウジングを貫
通するように設けられた回転軸の軸周りで、該ハウジン
グ内のオイルをシールするが、このシールは、該ハウジ
ングに固設されたシール本体の内周面から突設されて該
回転軸に摺動自在に圧接するメインシールリップとサブ
シールリップとによって行なわれる。また、もしも該メ
インシールリップが該ハウジング内のオイルのスラッジ
等を噛み込んだ場合、該メインシールリップでオイルが
漏出してしまうが、このときには、該メインシールリッ
プよりも該ハウジングの外方に配設された該サブシール
リップが該ハウジング内のオイルを確実にシールする。
【0017】一方、該サブシールリップよりも該ハウジ
ングの外方にはダストリップが配設されているので、該
ハウジングの外方から内方へのダストの進入が防止され
る。そして、もしも該ダストリップをダストが進入して
このダストを該サブシールリップが噛み込んだ場合、該
サブシールリップでオイルが漏出してしまうおそれが生
じるが、このときには、該サブシールリップよりも該ハ
ウジングの内方に配設された該メインシールリップが該
ハウジング内のオイルを確実にシールする。
【0018】また、該メインシールリップ及び該サブシ
ールリップが何れも山型断面形状を有する山型リップで
構成されているので、該メインシールリップ及び該サブ
シールリップを共に十分な力で回転軸に圧接させること
が容易になりシール性を向上させることができ、型成形
するにも山型リップの形状は有利である。しかも、該メ
インシールリップを、該サブシールリップよりも該回転
軸に強く圧接するように構成している(例えば、該メイ
ンシールリップを該サブシールリップよりも該回転軸側
に突出形成する)ため、該サブシールリップよりも該回
転軸側に突出形成されているので、シール性を一層向上
させることができる。
【0019】また、該メインシールリップ、又は、該メ
インシールリップと該サブシールリップとの間に、該回
転軸の回転に伴ってオイルを該ハウジングの内方に駆動
する漏出防止構造をそなえることによって、該メインシ
ールリップから該ハウジングの外方へのオイルの漏出が
防止され、該メインシールリップへのオイルスラッジ等
の噛み込み防止効果も期待できる。この場合の漏出防止
構造としては、該回転軸側に突出形成したねじ形状が好
ましい。
【0020】また、例えば該メインシールリップの近傍
と該サブシールリップの近傍とに、それぞれ漏出防止構
造を設けてもよく、この場合、各漏出防止構造の吸い込
み力(オイルを該ハウジングの内方に駆動する力)は、
メインシールリップ側の漏出防止構造の方がサブシール
リップ側の漏出防止構造よりも大きくなるように設定す
ることが好ましい。
【0021】なお、好ましくは、該メインシールリップ
の外周近傍に、該メインシールリップを該回転軸に圧接
するためのスプリングを設けるようにする。また、シー
ル本体を、該ハウジングに形成された装着穴の内周に嵌
着され芯材が内蔵される外周部と、該外周部よりも内側
に該外周部のハウジング外方側端部からハウジング内方
へ向けて形成された内周部とをそなえるように構成し
て、該内周部に該メインシールリップと該サブシールリ
ップとを設けると共に、該内周部の肉厚を、該内周部の
長さの1/2以下に設定することが好ましい。
【0022】また、該ダストリップは、該回転軸の外周
面に密着させないようにすることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1〜図3は本発明の一実
施形態としての回転軸用オイルシールを示すもので、図
1はその部分縦断面図、図2はその取付状態を示す部分
縦断面図、図3はその内周面を示す展開図である。
【0024】本回転軸用オイルシールは、エンジンのク
ランクシャフト等の回転軸11の軸周りに装備され、オ
イルが内蔵されたハウジング(例えばエンジン本体)内
のオイルをシールするもので、図1に示すように、断面
がコ字状のシール本体1と、このシール本体1の内周面
から軸心側へ向けて突出するように一体形成されたメイ
ンシールリップ2,サブシールリップ3,ダストリップ
4の3つのリップをそなえている。シール本体1は、各
リップ2,3,4を含めて例えば合成ゴムで形成され
る。
【0025】シール本体1は、ハウジング12に嵌着す
る外周部1aと、メインシールリップ2,サブシールリ
ップ3,ダストリップ4を形成された内周部1bと、こ
れらの外周部1aと内周部2bとを結ぶ中間部1cとを
そなえ、コ字状断面形状を有するように構成される。こ
のシール本体1の外周部1a及び中間部1cの内部には
L字状断面形状を有する環状の金属製芯材5が内蔵され
ている。この芯材5により、オイルシールの形状が保持
され、外周部1aがハウジング12の装着穴に隙間なく
強固に嵌着するとともに、内周部1bの基端1dをしっ
かりと支持するようになっている。
【0026】一方、内周部1bは、芯材5を内蔵されて
いないため比較的容易に弾性変形でき、特に、その基端
1dからハウジング12内部の方向に筒状に延設されて
おり、先端1eに行くにしたがってより容易に弾性変形
できるようになっている。この内周部1bには、先端1
e側からメインシールリップ2,サブシールリップ3,
ダストリップ4がこの順に形成されており、内周部1b
の自由端である先端1e側ほど弾性変形しやすいため、
メインシールリップ2,サブシールリップ3,ダストリ
ップ4はこの順に弾性的変位や変形を生じやすくなって
いる。これにより、各リップ2,3,4が、回転軸11
の外周面に追従して弾性的に変位したり変形したりし
て、回転軸11の外周面に対して安定して接触又はクリ
アランス保持を行なえるようになっている。
【0027】特に、オイルをシールする主体であるメイ
ンシールリップ2は、内周部1bの最も自由端(先端1
e)側であり、回転軸11の外周面に対する追従性が良
く、その分だけメインシールリップ2と回転軸11の外
周面とが片当たりすることなく安定して摺接するが、内
周部1bの断面形状によってはこのメインシールリップ
2の回転軸11に対する追従性が低下してしまう。つま
り、図1に示すように、内周部1bの軸方向長さ(ここ
では、内周部1bの基端1dからメインシールリップ2
の頂点2cまでの軸方向距離)Lが短いほど、また、内
周部1bの肉厚(最も肉厚の薄い内周部1bの基端1d
近傍の肉厚)Tが厚いほど、メインシールリップ2の追
従性が低下する。
【0028】そこで、内周部1bの肉厚(リップ肉厚)
Tを内周部1bの軸方向長さ(リップ長さ)Lの半分よ
りも小さい値に設定(W<L/2)している。もちろ
ん、追従性を優先させれば、リップ肉厚Tは小さくリッ
プ長さLは大きく設定する方が良いが、内周部1bに必
要な剛性を確保する点や、オイルシールの装着環境によ
る軸方向長さが制限される点から、リップ肉厚Tやリッ
プ長さLを設定するにも限度があるため、少なくともリ
ップ肉厚Tをリップ長さLの半分未満(W<L/2)に
設定するようにしている。
【0029】また、最も負担の大きいメインシールリッ
プ2を、最もハウジング12内方(オイル側)に配設し
ているが、これは、メインシールリップ2の劣化を防ぐ
ように考慮したものである。つまり、メインシールリッ
プ2は高い圧力で回転軸11の外周面に摺接するため発
熱して硬化しやすいが、メインシールリップ2を最もオ
イル側に配設すると、メインシールリップ2がハウジン
グ12内のオイルに接触してオイルによって冷却される
ように考慮したものである。
【0030】ところで、図1に示すように、内周部1b
に先端1e側に形成されたメインシールリップ2及びサ
ブシールリップ3には、山型リップが採用されている。
つまり、メインシールリップ2は、内周部1bに先端1
e側に配設されハウジング12内方(オイル側、或いは
密閉空間側)に傾斜しながら回転軸11の外周面に向く
ように形成された第1の傾斜面2aと、この第1の傾斜
面2aよりも基端1d側に隣接して配設されハウジング
12外方(大気側、或いは非密閉空間側)に傾斜しなが
ら回転軸11の外周面に向くように形成された第2の傾
斜面2bとが結合した構成になっている。そして、2つ
の傾斜面2a,2bが結合してなる頂点(実際には点で
はなく環状の曲線であるが、ここでは頂点という)2c
が回転軸11側に最も突出形成されている。
【0031】また、サブシールリップ3も、同様に、内
周部1bに先端1e側に配設されハウジング12内方
(オイル側)に傾斜しながら回転軸11の外周面に向く
ように形成された第1の傾斜面3aと、この第1の傾斜
面3aよりも基端1d側に隣接して配設されハウジング
12外方(大気側)に傾斜しながら回転軸11の外周面
に向くように形成された第2の傾斜面3bとが結合した
構成になっている。そして、2つの傾斜面3a,3bが
結合してなる頂点3cが回転軸11側に最も突出形成さ
れている。
【0032】さらに、メインシールリップ2の裏側(即
ち、外周側)には、メインシールリップ2を回転軸11
の外周面に圧接する環状のスプリング6が装備されてい
る。本実施形態では、スプリング6は、メインシールリ
ップ2とサブシールリップ3との両方を回転軸11の外
周面に圧接するように、メインシールリップ2とサブシ
ールリップ3との中間部の外周側に配設されている。
【0033】本実施形態では、図1に示すように、スプ
リング6をメインシールリップ2の軸方向位置から微小
距離D1だけサブシールリップ3に偏倚させて配置して
おり、スプリング6の付勢力の多くがメインシールリッ
プ2に作用し、残りがサブシールリップ3に作用するよ
うになっている。メインシールリップ2とサブシールリ
ップ3との役割分担バランスによっては、スプリング6
の軸方向位置をこれよりもサブシールリップ3側に近づ
けることも考えられるが、回転軸11外周面へ圧接する
主体はメインシールリップ2であるため、スプリング6
のメインシールリップ2に対する軸方向距離D1をスプ
リング6のサブシールリップ3に対する軸方向距離D2
よりも小さく設定する(D1<D2)ことが好ましい。
【0034】また、メインシールリップ2は、サブシー
ルリップ3よりも回転軸11側に突出形成され、サブシ
ールリップ3よりも回転軸11に強く圧接するようにな
っている。つまり、メインシールリップ2及びサブシー
ルリップ3は、装着前の自然の状態では、図1に示すよ
うに、各先端部(頂点)2c,3cの内径は回転軸11
の外周面の外径よりも小さく設定されていて、装着時に
は、図2に示すように、各先端部(頂点)2c,3cは
弾性変形して回転軸11の外周面の応じた内径に拡径す
る。このようなメインシールリップ2及びサブシールリ
ップ3における装着による内径の変化分を締め代という
が、ここでは、ハウジング12内方(オイル側)のメイ
ンシールリップ2の締め代H1はハウジング12外方
(大気側)のサブシールリップ3の締め代H2よりも大
きく設定(H1>H2)されている。
【0035】また、図1,図3に示すように、メインシ
ールリップ2の内周(傾斜面2bの内周)には、漏出防
止構造としてのネジ7が形成されている。このネジ7
は、従来から設けられているものと同様のものであり、
メインシールリップ2と回転軸11との間で、オイルを
大気側(ハウジング外部)からオイル側(ハウジング内
部)に向けて駆動し、換言すると、大気側(メインシー
ルリップ2とサブシールリップ3との間の空間8)より
もオイル側(ハウジング内部)の方を低圧にするように
(即ち、大気側よりもオイル側の方が吸い込み力が大き
くなるように)動作し、メインシールリップ2からのオ
イルの漏出を防止しようとするものである。
【0036】つまり、回転軸11がメインシールリップ
2に対して矢印A1方向に回転すると、メインシールリ
ップ2と回転軸11との間のオイルは、回転軸11と同
方向(矢印A1方向)に回転する。このため、ネジ7に
案内されて、矢印A2で示すように大気側からオイル側
へとオイルが向かうようになる。したがって、回転軸1
1が回転している間は、メインシールリップ2と回転軸
11との間のオイルには、このような力が加わって、メ
インシールリップ2からのオイルの漏出が防止されるの
である。なお、ネジ7は回転軸11との圧接によって弾
性変形するため、メインシールリップ2と回転軸11と
の間(ネジ7の表面と回転軸11の外周面との間)に
は、油膜程度の隙間が生じるだけである。
【0037】また、内周部1bの最も基端1d側に形成
されたダストリップ4には、ヒゲ型リップが採用されて
おり、回転軸11の外周面に対してハウジング12外部
の方向(大気側)に傾斜するように配設される。つま
り、ダストリップ4は、回転軸11に対して傾斜状態で
対向する第1面(第1傾斜面)4aと、この傾斜面23
aと小さな角度(又は、ほぼ平行)の面であって回転軸1
1に対して傾斜状態で回転軸11とは反対方向を向いた
第2面(第2傾斜面)4bと、これらの面4a,4bが
結合する頂面(又は頂点)4cとをそなえている。この
頂面4cは、図1に示すような曲面であってもよく、図
4に示すような平面であってもよい。
【0038】そして、最も回転軸11側に突出している
頂面4cは、回転軸11の外周面に完全に密着すること
のないように、つまり、頂面4cの全周又は一部が回転
軸11の外周面から微小に離隔するように設定されてい
る。これは、ダストリップ4が回転軸11の外周面に完
全に密着していると、ダストリップ4よりも内側(ハウ
ジング12内方)の空間9が外気と遮断されるため、こ
の空間9内の圧力が変動しやすく、オイルをシールする
上で好ましくないためである。
【0039】本発明の一実施形態としての回転軸用オイ
ルシールは、上述のように構成されているので、回転軸
11が回転すると、シール本体1の内周部1bに設けら
れたメインシールリップ2,サブシールリップ3が、内
周部1bの弾性変形によって、回転軸11の外周面に追
従するように適宜変位,変形しながら回転軸11の外周
面に安定して摺接して、ハウジング12内部のオイルを
確実にシールする。
【0040】特に、メインシールリップ2は、内周部1
bの最も先端1e側(自由端側)に設けられているの
で、回転軸11の外周面に対して片当たりすることなく
安定して摺接する。このため、最も負担の大きいメイン
シールリップ2や回転軸11外周面の摺接部分の磨耗が
抑制される効果や、メインシールリップ2の発熱が抑制
される効果が得られる。発熱が抑制されると、発熱によ
るメインシールリップ2の硬化(劣化)も抑制される。
【0041】また、例えば、少なくともリップ肉厚Tが
リップ長さLの半分未満(W<L/2)というように、
リップ長さLを可能な限り大きく、リップ肉厚Tを可能
な限り小さく設定しているので、メインシールリップ2
における内周部1bの弾性変形が容易になり、メインシ
ールリップ2の回転軸11の外周面に対する追従性がよ
り良くなって、メインシールリップ2や回転軸11外周
面の摺接部分の磨耗抑制効果や、メインシールリップ2
の発熱抑制効果が一層促進される。
【0042】また、メインシールリップ2は高い圧力で
回転軸11の外周面に摺接するため発熱して硬化しやす
いが、このメインシールリップ2は、最もハウジング1
2内方(オイル側)に位置しているため、メインシール
リップ2がハウジング12内のオイルに接触してオイル
によって冷却されるようになり、メインシールリップ2
の発熱が抑制され、メインシールリップ2の発熱による
硬化(劣化)が抑制される。
【0043】そして、万一、このようなメインシールリ
ップ2がハウジング12内のオイルのスラッジ等を噛み
込んでしまった場合には、このメインシールリップ2か
らその外部(空間8)にオイルが漏出してしまうが、こ
のときには、メインシールリップ2よりもハウジング1
2の外方に配設されたサブシールリップ3が空間8内か
らその外部(空間9)へのオイルの漏れを確実に防止す
る。
【0044】また、メインシールリップ2は、山型リッ
プが採用されているうえに、サブシールリップ3に比べ
て大きな締め代H1が与えられていて、さらに、スプリ
ング6によりサブシールリップ3に比べてより強く回転
軸11外周面へ圧接されているので、シールを一層確実
に行なうことができるとともに、メインシールリップ2
がハウジング12内のオイルのスラッジ等を噛み込ん
で、シール漏れを生じるような事態も生じ難くなる。
【0045】そして、万一、メインシールリップ2がハ
ウジング12内のオイルのスラッジ等を噛み込んでしま
った場合には、このメインシールリップ2からその外部
(空間8)にオイルが漏出してしまうが、このときに
は、メインシールリップ2よりもハウジング12の外方
に配設されたサブシールリップ3が空間8内からその外
部(空間9)へのオイルの漏れを確実に防止する。
【0046】また、メインシールリップ2の内周には、
漏出防止構造として従来例と同様のネジ7が形成されて
おり、このネジ7が、回転軸11の回転に伴って、メイ
ンシールリップ2と回転軸11との間でオイルを大気側
(ハウジング外部)からオイル側(ハウジング内部)に
向けて駆動する(図3の矢印A1,A2参照)ので、メ
インシールリップ2からオイルが漏出するのを積極的に
防止する。また、メインシールリップ2の外の空間8内
にオイルが漏出してしまった場合にも、この漏出したオ
イルをネジ7がハウジング12内へ戻すようにも作用す
る。さらに、このネジ7は、メインシールリップ2が噛
み込んでしまったスラッジ等をオイルと共にハウジング
12内へ戻してしまうような作用も期待できる。
【0047】一方、サブシールリップ3よりもハウジン
グの12外方には、ダストリップ4が配設されているの
で、ハウジング12の外方から内方へのダストの進入が
防止される。また、このダストリップ4が回転軸11の
外周面に完全に密着していると、ダストリップ4よりも
内側(ハウジング12内方)の空間9が外気と遮断され
るため、この空間9内の圧力が変動しやすく、例えばネ
ジ7の作用によって空間8内が大きく減圧されると空間
9内の圧力も大きく低下してしまう。これは、オイルシ
ール上好ましくない。つまり、空間8内が大きく減圧さ
れると、この影響で、ヒゲ型リップのダストリップ4が
変形して先端部にめくれ等が生じては隙間が発生すると
空間9内に対しては大幅に高圧の大気側からダストを吸
い込んでしまうおそれがある。
【0048】これに対して、本ダストリップ4は、その
頂面4cの全周又は一部が回転軸11の外周面から微小
に離隔するように設定されており、回転軸11の外周面
に完全に密着していないので、空間9内はほぼ大気圧状
態とされ、大気側からのダストの吸い込みが防止される
のである。もちろん、ダストリップ4と回転軸11の外
周面との隙間は微小であるため、空間9内に空気は進入
してもダストの進入は阻止される。
【0049】そして、万一、ダストリップ4をダストが
進入してこのダストをサブシールリップ3が噛み込んで
しまった場合には、サブシールリップ3からでオイルが
漏出してしまうおそれが生じるが、基本的に、サブシー
ルリップ3よりもハウジング12の内方に配設されたメ
インシールリップ2がハウジング12内のオイルのシー
ルして、サブシールリップ3側(空間8内)にはオイル
が漏出しないので、サブシールリップ3からでオイルが
漏出してしまうことはない。
【0050】また、上述のように、メインシールリップ
2及びサブシールリップ3には、ヒゲ型リップに比べて
型成形時の型抜きの容易な山型リップが採用されている
ので、本オイルシールは加工性も極めてよく、比較的低
コストで精度が高く高品質なものを製造することができ
る利点もある。なお、上述の実施形態は一例であって、
本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々
変形して実施することができる。
【0051】例えば、漏出防止構造としてのネジ7は、
漏出してしまったオイルを戻すことも考慮するとメイン
シールリップ2の頂点2cよりも大気側(空間8内)に
設けることが効果的であり、この場合、メインシールリ
ップ2の傾斜面2bに限らず、図1に二点鎖線(符号1
0参照)で示すように、サブシールリップ3の空間8内
部分(傾斜面3a)に併設してもよく、図示しないが、
サブシールリップ3の空間9内部分(傾斜面3b)に併
設してもよい。
【0052】なお、サブシールリップ3にネジを併設す
る場合、メインシールリップ2に形成したネジの作用を
妨げないように、メインシールリップ2のネジよりも小
さいネジを設けるようにすることが好ましい。また、オ
イルの漏出を防ぐという意味ではメインシールリップ2
のオイル頂点2cよりもオイル側(傾斜面2aの側)に
設けてもよい。
【0053】また、漏出防止構造自体、大気側よりもオ
イル側が高圧になるように、オイルを加圧し得るもので
あればよく、ネジに限定されるものではない。また、本
発明はエンジンのクランクシャフトのシールに限定され
るものではなく、回転軸のオイルシールに広く適用し得
るものであるが、特に、クランクシャフトのように高回
転で回転する回転軸に関するオイルシールとして効果的
である。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の回転軸用
オイルシールによれば、メインシールリップが該ハウジ
ング内のオイルのスラッジ等を噛み込んでしまった場合
には、メインシールリップよりもハウジングの外方に配
設されたサブシールリップがハウジング内のオイルを確
実にシールし、ダストリップをダストが進入してこのダ
ストをサブシールリップが噛みこんでしまった場合に
は、サブシールリップよりもハウジングの内方に配設さ
れたメインシールリップがハウジング内のオイルを確実
にシールする。したがって、外気側からのダストやオイ
ルのスラッジ等を噛み込んでしまった場合にも十分なオ
イルシール性を確保できるようになる。しかも、メイン
シールリップ及びサブシールリップが何れも山型断面形
状を有する山型リップで構成されているので、これらの
メインシールリップ及びサブシールリップを共に十分な
力で回転軸に圧接させることができシール性を向上させ
ることができるうえ、シールする主体となるメインシー
ルリップが、サブシールリップよりも回転軸に強く圧接
するので、シール性を一層向上させることができる。ま
た、山型リップの採用によって、本オイルシールを型成
形によって容易に製造できるようになる。
【0055】また、該メインシールリップ、又は、該メ
インシールリップと該サブシールリップとの間に、該回
転軸の回転に伴ってオイルを該ハウジングの内方に駆動
する漏出防止構造をそなえることによって、該メインシ
ールリップから該ハウジングの外方へのオイルの漏出が
防止され、該メインシールリップへのオイルスラッジ等
の噛み込み防止効果も期待でき、オイルシールの性能向
上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての回転軸用オイルシ
ールを示す部分縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態としての回転軸用オイルシ
ールの取付状態を示す部分縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態としての回転軸用オイルシ
ールの内周面を示す展開図である。
【図4】第1の従来例の回転軸用オイルシールを示す部
分縦断面図である。
【図5】第2の従来例の回転軸用オイルシールの取付状
態を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 シール本体 2 メインシールリップ 3 サブシールリップ 4 ダストリップ 7,10 漏出防止構造としてのネジ 11 回転軸 12 ハウジング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングを貫通するように設けられた
    回転軸の軸周りで、該ハウジング内のオイルをシールす
    る回転軸用オイルシールであって、 該ハウジングに固設されたシール本体と、 該シール本体の内周面から突設されて該回転軸に摺動自
    在に圧接するメインシールリップと、 該メインシールリップよりも該ハウジングの外方に配設
    され該シール本体の内周面から突設されて該回転軸に摺
    動自在に圧接するサブシールリップと、 該サブシールリップよりも該ハウジングの外方に配設さ
    れ該ハウジングの外方から内方へのダストの進入を防止
    するダストリップとをそなえ、 該メインシールリップ及び該サブシールリップが何れも
    山型断面形状を有する山型リップで構成され、該メイン
    シールリップが、該サブシールリップよりも該回転軸に
    強く圧接するように構成されていることを特徴とする、
    回転軸用オイルシール。
  2. 【請求項2】 該メインシールリップ、又は、該メイン
    シールリップと該サブシールリップとの間に、該回転軸
    の回転に伴ってオイルを該ハウジングの内方に駆動する
    漏出防止構造をそなえていることを特徴とする、請求項
    1記載の回転軸用オイルシール。
JP2000199499A 2000-06-30 2000-06-30 回転軸用オイルシール Expired - Fee Related JP4218189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000199499A JP4218189B2 (ja) 2000-06-30 2000-06-30 回転軸用オイルシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000199499A JP4218189B2 (ja) 2000-06-30 2000-06-30 回転軸用オイルシール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002022029A true JP2002022029A (ja) 2002-01-23
JP4218189B2 JP4218189B2 (ja) 2009-02-04

Family

ID=18697505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000199499A Expired - Fee Related JP4218189B2 (ja) 2000-06-30 2000-06-30 回転軸用オイルシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4218189B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003240126A (ja) * 2002-02-15 2003-08-27 Koyo Sealing Techno Co Ltd シールリング
JP2003254440A (ja) * 2002-03-05 2003-09-10 Koyo Sealing Techno Co Ltd 密封装置
JP2004251442A (ja) * 2003-01-30 2004-09-09 Nok Corp 密封装置
JP2005016627A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Nok Corp 密封装置
JP2011089609A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Nabtesco Corp ロボットの関節駆動装置
JP2013087860A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Arai Seisakusho Co Ltd オイルシール
JP2015048855A (ja) * 2013-08-29 2015-03-16 光洋シーリングテクノ株式会社 シール部材
KR20150091992A (ko) * 2014-02-04 2015-08-12 엔오케이 가부시키가이샤 오일 실
JP2017089801A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 光洋シーリングテクノ株式会社 デフサイド用の密封装置
KR101979790B1 (ko) * 2017-11-23 2019-05-17 평화오일씰공업 주식회사 오일 씰
CN110230699A (zh) * 2019-05-31 2019-09-13 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种内外防尘油封结构
CN110230699B (zh) * 2019-05-31 2024-05-10 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种内外防尘油封结构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008528119A (ja) 2005-01-24 2008-07-31 ウィザーズ オブ ザ コースト インコーポレイテッド カスタマイズ可能な特徴を使用するコレクタブルカードゲームのようなゲーム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0463869U (ja) * 1990-10-12 1992-05-29
JPH0474773U (ja) * 1990-10-31 1992-06-30
JPH05149442A (ja) * 1991-11-29 1993-06-15 Mitsubishi Cable Ind Ltd 回転用シール
JPH0537093Y2 (ja) * 1988-04-30 1993-09-20
JPH07239042A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Nok Corp 密封装置
JPH10220591A (ja) * 1997-02-05 1998-08-21 Nok Corp 密封装置及び該密封装置の製造方法
JP2000097348A (ja) * 1998-06-12 2000-04-04 Nok Corp 密封装置
JP2000179700A (ja) * 1998-12-17 2000-06-27 Nok Corp 密封装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0537093Y2 (ja) * 1988-04-30 1993-09-20
JPH0463869U (ja) * 1990-10-12 1992-05-29
JPH0474773U (ja) * 1990-10-31 1992-06-30
JPH05149442A (ja) * 1991-11-29 1993-06-15 Mitsubishi Cable Ind Ltd 回転用シール
JPH07239042A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Nok Corp 密封装置
JPH10220591A (ja) * 1997-02-05 1998-08-21 Nok Corp 密封装置及び該密封装置の製造方法
JP2000097348A (ja) * 1998-06-12 2000-04-04 Nok Corp 密封装置
JP2000179700A (ja) * 1998-12-17 2000-06-27 Nok Corp 密封装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003240126A (ja) * 2002-02-15 2003-08-27 Koyo Sealing Techno Co Ltd シールリング
JP2003254440A (ja) * 2002-03-05 2003-09-10 Koyo Sealing Techno Co Ltd 密封装置
JP2004251442A (ja) * 2003-01-30 2004-09-09 Nok Corp 密封装置
JP2005016627A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Nok Corp 密封装置
JP4502108B2 (ja) * 2003-06-26 2010-07-14 Nok株式会社 密封装置
JP2011089609A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Nabtesco Corp ロボットの関節駆動装置
JP2013087860A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Arai Seisakusho Co Ltd オイルシール
JP2015048855A (ja) * 2013-08-29 2015-03-16 光洋シーリングテクノ株式会社 シール部材
KR20150091992A (ko) * 2014-02-04 2015-08-12 엔오케이 가부시키가이샤 오일 실
JP2015148335A (ja) * 2014-02-04 2015-08-20 Nok株式会社 オイルシール
KR102266129B1 (ko) * 2014-02-04 2021-06-17 엔오케이 가부시키가이샤 오일 실
JP2017089801A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 光洋シーリングテクノ株式会社 デフサイド用の密封装置
KR101979790B1 (ko) * 2017-11-23 2019-05-17 평화오일씰공업 주식회사 오일 씰
CN110230699A (zh) * 2019-05-31 2019-09-13 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种内外防尘油封结构
CN110230699B (zh) * 2019-05-31 2024-05-10 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种内外防尘油封结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4218189B2 (ja) 2009-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI321624B (en) Rotary shaft support structure of industrial vehicle
JP2002022029A (ja) 回転軸用オイルシール
WO2005057058A1 (ja) 密封装置
WO2006132121A1 (ja) 密封装置
JP5820741B2 (ja) エンジンの伝動ケースの密封装置
JP2019152333A (ja) 密封装置
US5613691A (en) Sealing device for universal joint with integral sealing lips and cover portion
JP2009092223A (ja) ユニバーサルジョイント用密封装置
JP2004156702A (ja) 軸封装置
JP2001263499A (ja) リップ型シール
JP2005147356A (ja) 密封装置
JP2004263730A (ja) 等速ジョイント用ブーツ
JPWO2004023007A1 (ja) 密封装置
JP2003097723A (ja) 回転軸シール
JP2004263738A (ja) 密封装置
JP3808300B2 (ja) 密封装置
JP3166062B2 (ja) リップ型シール
JP3965559B2 (ja) 密封装置
JP3293075B2 (ja) リップ型シール
JP4240217B2 (ja) 密封装置
JP3498769B2 (ja) オイルシール
JPH10331986A (ja) 密封装置
JP2002115762A (ja) 密封装置
JP2009150427A (ja) 密封装置
JPH11190358A (ja) 等速自在継手用ブーツ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081103

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees