JP2002115762A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2002115762A
JP2002115762A JP2000338541A JP2000338541A JP2002115762A JP 2002115762 A JP2002115762 A JP 2002115762A JP 2000338541 A JP2000338541 A JP 2000338541A JP 2000338541 A JP2000338541 A JP 2000338541A JP 2002115762 A JP2002115762 A JP 2002115762A
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sealing
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seal
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JP2000338541A
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Takeshi Omori
武志 大森
Kei Sasaki
慶 佐々木
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体に対する優れた密封機能を奏すると共
に、シールリップ部12の長寿命化及び低摺動トルク化
といった要求を満足することの可能な密封装置1を提供
する。 【解決手段】 エラストマで成形され、ハウジング3に
密嵌される環状の基部11と、この基部11の内周から
半径方向へ円盤状に延在されたシールリップ部12を有
し、その根元部分12bに周方向に延びる凹部12aが
形成され、前記シールリップ部12の先端寄りの部分
が、回転軸2の挿入によって、円筒面状をなしてこの回
転側2の外周面と摺動可能に密接され、密封空間Sの粉
体を密封対象とする密封装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封装置に係り、
更に詳しくは、プリンター、コピーまたはファクシミリ
等における印刷部に使用されるトナー粉を密封するのに
適した密封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリンター、コピーまたはフ
ァクシミリ等の回転軸の外周に、トナー粉を密封対象と
して設けられる密封装置には、図13に示されるよう
に、ゴム材料で成形されたオイルシール形態のものが用
いられている。すなわち、この密封装置100は、補強
用の金属環102が埋設された基部101と、その内周
から密封空間S側が小径となるテーパ状に延在されたシ
ールリップ部103とからなり、基部101が静止側の
ハウジング200の内周面に密嵌固定されると共に、シ
ールリップ部103が回転軸201の外周面に摺動可能
に密接することにより、軸周からのトナー粉の漏れを防
止する機能を奏する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、上記プリンタ
ー、コピーまたはファクシミリ等のOA機器において
は、機器の寿命を向上させるために、トナー粉に対する
密封装置の密封性能を長期間維持すること、及び摺動ト
ルクを低減させることが要求されている。そこで、従
来、前者の要求に対しては、耐摩耗性に優れたゴム材料
を用いたり、シールリップ部103における締め代を増
大させたりすることで対応し、後者の要求に対しては、
比較的低摩擦係数のゴム材料を用いたり、シールリップ
部103における締め代を減少させたりすることで対応
しているが、このような対応策では、双方の要求を十分
に満足することが困難であり、特に、シール設計におい
ては、締め代の増大による密封性能の向上と、締め代の
減少による低摺動トルク化といった相反する特性を両立
させることが大きな課題となっていた。
【0004】また、図13のようなオイルシール型の密
封装置100は、一般に、シールリップ部103が、密
封空間S側を向くように装着されるが、回転軸201
は、機種によっては、密封空間S側から挿入されるもの
もあり、この場合は、シールリップ部103が、矢印I
方向へ挿入される回転軸201との摩擦抵抗によって密
封空間S側から反転して基部101の内周に噛み込まれ
てしまうことがあり、このようなめくれの発生は、シー
ルリップ部103の早期破損を来し、密封性能に著しい
悪影響を与えるものであった。
【0005】なお、一般的に耐摩耗性の向上及び摺動ト
ルクの低減を図るには、密封装置100を、PTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)で成形することが有効
であることが知られている。しかし、PTFEは材料価
格が高いため、ユーザーのコスト要求に合わないこと
や、この種のOA機器用密封装置は小径であることか
ら、PTFEでの成形が技術的に難しいといった問題が
ある。
【0006】また、PTFEは低摩擦係数ではあるが、
剛性が比較的大きいためシールリップ部103の緊迫力
が増大したり、回転軸201に対する追随性にも乏し
く、しかも、経時的な応力緩和(ヘタリ)による締め代
の減少が起こりやすいことから、従来、この種の密封装
置100の材料として用いられることはなかった。
【0007】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その主な技術的課題とするところは、粉体
に対する優れた密封機能を奏すると共に、シールリップ
部の長寿命化及び低摺動トルク化といった要求を満足す
ることの可能な密封装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を有効
に解決するための手段として、本発明の請求項1による
密封装置は、静止側部材に密嵌される環状の基部と、こ
の基部から延在されたシールリップ部を有し、前記シー
ルリップ部の先端寄りの部分が円筒面状をなして回転側
部材と摺動可能に密接され、粉体を密封対象とするもの
である。上記構成によれば、回転側部材との密接摺動部
が円筒面状をなし、その幅を大きくすることによって、
粉体に対する優れた密封性を奏する。
【0009】また、本発明の請求項2による密封装置
は、プリンター、コピーまたはファクシミリ等における
印刷部に使用されるトナー粉を密封する密封装置であっ
て、回転側部材に摺動自在に密接するシールリップ部を
有する密封装置において、前記シールリップ部の先端部
に、前記回転側部材に対して所定の軸方向幅をもって摺
動自在に密接する円筒面状のシール面を設けたことを特
徴とするものであり、この請求項2による密封装置によ
れば、シールリップ部と回転側部材との間に所定の軸方
向幅を備えた密封摺動面が形成されるために、密封対象
物であるトナー粉に対して優れた密封作用を奏すること
が可能となる。
【0010】本発明において一層好ましい手段として
は、シールリップ部が半径方向へ円盤状に成形される。
この場合、前記シールリップ部の先端寄りの部分は、回
転側部材の挿入によって、その相対的な挿入方向へ円筒
面状に変形される。
【0011】また、シールリップ部の基部側の根元部分
に、周方向に延びる凹部が形成された構成とすることに
よって、回転側部材との密接摺動部の所要の幅を確保し
たまま、前記回転側部材に対する緊迫力を低下させ、こ
れによって低摺動トルク化を実現することができる。
【0012】本発明において一層好ましい他の手段とし
ては、基部がエラストマからなり、シールリップ部の摺
動面がPTFE等の合成樹脂摺動材からなるものとす
る。またこの場合、前記合成樹脂摺動材を、前記基部の
背面へ延在した構成としても良い。
【0013】また、シールリップ部の腰部に、回転側部
材のスラスト運動によるシールリップ部の反転を防止す
る第二リップを設けると、回転側部材がスラスト方向に
運動したときに、第二リップが支えとして作用すること
により、シールリップ部が反転するのを防止することが
可能となる。
【0014】また、エラストマよりなる基部と、PTF
E等の合成樹脂摺動材よりなるシールリップ部とを有
し、シールリップ部の外径側に、径方向に弾性変形可能
な嵌め合い部を一体成形するとともに、嵌め合い部と基
部とを接合すると、回転側部材がラジアル方向に運動
(偏心)したときに、嵌め合い部が同方向に弾性変形す
ることにより、シールリップ部が回転側部材の運動に良
く追随することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る密封装置の
第一の実施の形態を示すものである。この密封装置1
は、複写機やパソコンプリンタ等の回転軸の外周に配置
され、機内のトナー粉を密封対象とするもので、図中の
参照符号2は複写機等の内部の回転側部材としての回転
軸、3はこの回転軸2が回転可能に挿通された静止側部
材としての軸受部等のハウジングであり、共に二点鎖線
で示してある。
【0016】密封装置1は、ハウジング3の軸孔31に
おける機内側の開口端部にこの軸孔31より大径に形成
されたシール装着部32に圧入される環状の基部11
と、この基部11の内周面における軸方向中間部から内
周側へ延在された円盤状のシールリップ部12とを有
し、ゴム等のエラストマで成形されている。また、前記
基部11は、その外径が、前記シール装着部32の内径
よりも僅かに大径であって、このシール装着部32へ圧
入する際の装着性の向上を図るため、外周面における軸
方向両端部が面取り11a,11aされた形状となって
おり、内部には、前記シール装着部32の内周面に対す
る所要の圧接力を付与するために、金属からなる補強環
13が埋設されている。
【0017】シールリップ部12における基部11側の
根元部分12bの軸方向両面には、断面円弧状をなして
円周方向へ延びる凹部12a,12aが形成されてお
り、その内周側は、均一な肉厚に形成されている。ま
た、このシールリップ部12の内径は、未装着状態で
は、回転軸2の外径よりも小径に形成されている。
【0018】上記第一の実施の形態による密封装置1
は、その基部11が、ハウジング3におけるシール装着
部32に圧入されることによって、前記基部11のうち
補強環13の外周側が半径方向へ適当に圧縮され、適当
な圧接力をもって密嵌固定される。また、平坦な円盤状
をなしていたシールリップ部12は、図1に二点鎖線で
示されるように、回転軸2の挿入によって、内径近傍部
がこの回転軸2の外周面に沿った円筒形状に拡径変形さ
れた状態で、この回転軸2の外周面に摺動可能に密接さ
れる。
【0019】この時、回転軸2が矢印Iで示されるよ
うに図中左側から密封空間S側へ向けて挿入された場合
は、シールリップ部12は、二点鎖線12’で示される
ように図中右側へ屈曲変形されることになり、逆に、矢
印Iで示されるように、密封空間S側から図中左側へ
向けて挿入された場合は、二点鎖線12”で示されるよ
うに図中左側へ屈曲変形されることになるが、未装着状
態では軸方向への方向性のない円盤状であるため、挿入
の際の摩擦抵抗によるシールリップ部12の反転は生じ
得ず、回転軸2との密接摺動面が円筒状ないし円筒面状
に保たれて、密封空間Sに存在するトナー粉に対する優
れた密封性能を発揮する。
【0020】ここで、一般に、液体等の流体を密封する
リップ型の密封装置は、シールリップ部12が密封空間
Sと反対側を向いていると、この密封空間Sの圧力が回
転軸2に対するシールリップ部12の密封面(密接面)
を開く方向に作用して、漏れを発生してしまうため、シ
ールリップ部12は密封空間S側を向いている必要があ
り、また、回転軸2の外周面に対するシールリップ部1
2の面圧を局部的に大きくすることが、密封性能を向上
させる上で有効であることは、よく知られている。しか
し、本願の発明者は、トナー粉等の微粉末を密封対象と
する場合、シールリップ部12の方向性が密封性能にそ
れほど影響せず、密封面の幅(以下、接触幅という)W
が大きいほど密封性能が向上することを見出した。
【0021】したがって、この密封装置1は、通常は、
シールリップ部12が密封空間S側を向くように装着さ
れるが、例えば装着の過程で、回転軸2を矢印Iで示
されるように密封空間S側から挿入することによって、
シールリップ部12が、二点鎖線12”で示されるよう
に、密封空間Sと反対側を向いた状態となっても構わな
い。そして、前記シールリップ部12は、円筒面状をな
して回転軸2の外周面に密接していることによって、軸
方向に対する接触幅Wが大きく、このため、優れた密封
性能を奏する。
【0022】また、パソコンプリンタ等のような機器に
使用されるリップ型の密封装置は、機器1台当たりの使
用個数が多く、密封装置1個当たりの摺動トルクの大き
さが、回転軸のモータの負荷に大きな影響を与えるた
め、低摺動トルク化が大きな課題となる。ところが、シ
ールリップ部の締め代の減少によって低摺動トルク化を
図った場合は、回転軸2の偏心に対する追随性の低下
や、接触幅の減少によって、密封性能が低下する問題が
あり、シールリップ部の薄肉化も、成形技術上、限界が
ある。
【0023】これに対し、上記第一の実施の形態によれ
ば、シールリップ部12における基部11側の根元部分
12bが、凹部12a,12aによって肉厚が小さくな
っているために、この根元部分12bで容易に曲がりや
すく、回転軸2の挿入による曲げ強制ポイントとなる。
このため、回転軸2に対するシールリップ部12の接触
幅Wが小さくならずに、回転軸2に対する緊迫力のみが
低下し、低摺動トルク化を実現することができる。ま
た、曲げによってシールリップ部12の凹形状となる側
に生じる圧縮応力やその反対側に生じる引張応力が、前
記凹部12a,12aによって吸収され、緩和されるの
で、シールリップ部12の破損防止効果も期待できる。
【0024】次の表1は、上記第一の実施の形態を、図
2に示されるような、シールリップ部201の根元部分
に凹部を設けない密封装置200を比較例として、シー
ルリップ部の緊迫力と接触幅Wを測定した結果を示すも
のである。この表1に示されるように、回転軸に対する
接触幅Wは同一であるが、緊迫力は、凹部12a,12
aを有する第一の実施の形態のほうが低くなっているこ
とが確認された。
【表1】
【0025】次に、図3は本発明に係る密封装置の第二
の実施の形態を示すものであり、図4は第三の実施の形
態を示すものである。これらの密封装置1も、複写機や
パソコンプリンタ等の回転軸の外周に配置され、機内の
トナー粉を密封対象とするもので、このうち、図3に示
される密封装置1は、シールリップ部12の肉厚が、基
部11側の根元部分12bが薄肉、内径側が厚肉となる
ように漸次変化し、図4に示される密封装置1は、逆
に、シールリップ部12の肉厚が、基部11側の根元部
分が厚肉、内径側が薄肉となるように漸次変化する断面
形状としたものである。その他の部分は、先に説明した
図1に示される第一の実施の形態と同様の構成となって
いる。
【0026】この場合も、図1と同様、未装着状態にお
いてはシールリップ部12に軸方向に対する方向性が与
えられていないため、装着時の回転軸の挿入方向によっ
てめくれを生じるようなことがなく、円筒面状をなして
回転軸の外周面と密接されるため、トナー粉に対する優
れた密封性能を奏する。
【0027】また、図3の密封装置1は、シールリップ
部12の肉厚が、基部11側の根元部分12bで最も薄
肉となっているので、回転軸の挿入時に前記根元部分1
2b及びその近傍で曲がりやすく、このため、回転軸に
対するシールリップ部12の接触幅が小さくならずに、
摺動トルクが低下するといった、第一の実施の形態と近
似した効果が得られる。なお、図3の密封装置1は、回
転軸の外周面に対するシールリップ部12の面圧が先端
に向かって大きくなるのに対し、図4の密封装置1は、
このような面圧分布を緩和して、軸方向にほぼ均一な面
圧とすることができる。
【0028】次に図5は、本発明に係る密封装置の第四
の実施の形態を示すものである。この密封装置1も、複
写機やパソコンプリンタ等の回転軸周に配置され、機内
のトナー粉を密封対象とするもので、先に説明した図1
3の従来例と同様、エラストマで成形されたオイルシー
ル形態を有する。すなわちシールリップ部12が、基部
11の軸方向一端内周から、他端側へ傾斜した方向性を
もって内周側へ延在されており、前記基部11に埋設さ
れた補強環13が、シールリップ部12の根元部分12
bへ延びるように屈曲したL字形の断面形状を呈する。
また、回転軸2の外周面と摺動可能に密接されるシール
リップ部12の内周端部12cは、円筒面状に形成され
ている。
【0029】上記構成の密封装置1も、シールリップ部
12は、円筒面状をなして回転軸2の外周面に密接され
るので、密封空間Sのトナー粉に対する良好な密封機能
を奏することができる。なお、基部11の一端面に存在
する凹部11bは、この密封装置1を成形する際に、図
示されていない金型内に補強環13を支持するための支
持手段によって形成されたものである。
【0030】またこの密封装置1は、図示のように、通
常は、シールリップ部12がトナー粉の存在する密封空
間S側を向くように、基部11をハウジング3の軸孔3
1におけるシール装着部32に圧入装着するが、回転軸
2が前記密封空間S側から矢印Iで示される方向へ挿
入される場合は、この回転軸2との摩擦によってシール
リップ部12が反転し、基部11と回転軸2の間に噛み
込まれてしまうのを防止するため、図示と逆の方向、す
なわちシールリップ部12が密封空間Sと反対側を向く
ように装着しても良い。
【0031】次に図6は、本発明に係る密封装置の第五
の実施の形態を示すものである。この密封装置1も、複
写機やパソコンプリンタ等の回転軸の外周に配置され、
機内のトナー粉を密封対象とするもので、環状の基部1
1と、この基部11における背面側の端部(密封空間と
反対側となる端部)から内周側へ延在されたシールリッ
プ部12とを有する。前記基部11の外径は、図6に示
されるハウジング3のシール装着部32の内径よりも僅
かに大径に形成されている。
【0032】また、この密封装置1は、ゴム等のエラス
トマ1Aと、その背面全域に一体的に焼き付けられたP
TFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂板1Bとか
らなる。詳しくは、この密封装置1は、PTFEによっ
て薄い平坦なシート状に成形されたPTFE樹脂板1B
の片面に、あらかじめNa処理及び接着剤の塗布を行
い、この面に、エラストマ1Aによって、基部11に相
当する厚肉部11Aと、シールリップ部12の正面側部
分に相当する薄肉部12Aを一体的に焼き付け成形した
もので、装着性の向上を図るため、前記厚肉部11Aの
正面側(密封空間側)の外周面が面取り11cされた形
状となっている。エラストマ1Aの成形後は、平坦な円
盤状をなしていたシールリップ部12が、図6に二点鎖
線で示されるように正面側へ向けて曲げ成形され、対象
機器への未装着状態では、シールリップ部12の内径
は、後述の回転軸2の外径よりも小径となっている。
【0033】PTFEは、材料単価が高価なものである
が、上記構成によれば、このPTFEはPTFE樹脂板
1Bとして背面側にのみ設けられており、他の部分は安
価なエラストマ1Aからなるため、製造コストの上昇が
抑えられる。しかもこの密封装置1は、上述のように、
シート状に成形したPTFE樹脂板1Bの片側に、エラ
ストマ1Aを焼き付け成形することによって得られるこ
とから、PTFE樹脂板1Bのみで成形することが困難
な小径の密封装置も、容易に製造することができる。
【0034】図7は、上述の構成を備える密封装置1の
装着状態を示すもので、すなわち密封装置1は、その基
部11が、ハウジング3におけるシール装着部32の内
周面32aに圧入されることによって、半径方向へ圧縮
され、適当な圧接力をもって密嵌固定されるとともに、
シールリップ部12が、図6に二点鎖線で示される曲げ
成形状態から更に回転軸2の外周面に沿った円筒面状に
拡径変形された状態で、この回転軸2の外周面に摺動可
能に密接され、機内の密封空間Sに存在するトナー粉を
密封するものである。また、基部11の背面に接合され
たPTFE樹脂板1Bの外径部11Bが、シール装着部
32の立ち上り面32bに当接することによってバック
アップされる。
【0035】基部11の背面に一体的に接合されたPT
FE樹脂板1Bの外径部11Bは、円盤状をなしている
ことによって、半径方向へのある程度の剛性を有するた
め、基部11に、シール装着部32の内周面32aに対
する所要の圧接力を与えることができる。したがって前
記基部11には、金属製の補強環の埋設を必要とせず、
製造コストの低減を図ることができる。
【0036】また、シールリップ部12は、機内の密封
空間S側へ向けて曲げられているので、PTFE樹脂板
1Bの内径部12Bが回転軸2の外周面との摺動面とな
る。このため回転軸2の外周面との摺動トルクが低減さ
れ、しかも耐摩耗性が向上するので、密封空間S内のト
ナー粉に対する優れた密封性能を、長期間にわたって維
持することができる。なお、発明者らが耐久評価試験を
実施したところ、ゴム材料で成形された密封装置に比較
して、この第五の実施形態による密封装置1では、約6
倍の寿命向上が確認された。
【0037】シールリップ部12におけるPTFE樹脂
板1B(12B)は、回転軸2の外周面に沿った円筒面
状への追随変形性に乏しく、長期使用のうちに永久変形
による応力緩和(ヘタリ)が起こって、回転軸2に対す
る締め代が減少するが、この実施形態の構造によれば、
シールリップ部12がPTFE樹脂板1B(12B)の
正面側にエラストマ1Aの薄肉部12Aを設けてあるた
めに、その肉厚を適切に設定することによって、所要の
締め代を補償し、かつ所要の追随性を確保することがで
きる。また、PTFE樹脂板1Bはエラストマ1Aによ
って補強されるため、このPTFE樹脂板1Bの肉厚は
十分に薄くすることができる。
【0038】また、この実施の形態による密封装置1に
おいても、通常は、シールリップ部12がトナー粉の存
在する密封空間S側を向くように装着するが、回転軸2
が前記密封空間S側から挿入される場合は、この回転軸
2との摩擦によってシールリップ部12が反転し、エラ
ストマ1Aの薄肉部12Aが回転軸2との摺動面となっ
てしまうため、この場合は図示と逆の方向、すなわちシ
ールリップ部12が密封空間Sと反対側を向くように装
着しても良い。
【0039】シールリップ部12は、使用条件によって
は、図8に示される第六の実施形態のように、エラスト
マ1Aの薄肉部12Aをなくし、シールリップ部12全
体をPTFE樹脂板1Bからなるものとしても良い。す
なわち、図8に示される密封装置1は、ゴム等のエラス
トマ1Aで環状に成形された基部11の背面側に、PT
FE樹脂板1Bの外径部11Bを一体的に焼き付け、こ
のPTFE樹脂板1Bの内径部12Bによってシールリ
ップ部12を構成するものである。
【0040】この密封装置1も、基本的には上述と同
様、予めPTFE樹脂板1Bにおけるエラストマ1Aと
の接合面となる部分に、Na処理及び接着剤の塗布を行
ってから、この面に、エラストマ1Aからなる基部11
を一体的に成形して製造される。また、エラストマ1A
がシールリップ部12へ延在されないことによるPTF
E樹脂板1Bの接着面積の減少は、このPTFE樹脂板
1Bの外径部11Bを、あらかじめ屈曲成形することに
よって補償している。このため、PTFE樹脂板1Bか
らなるシールリップ部12は、基部11における軸方向
中間近傍の内周から延びる形状となっている。
【0041】なお、上述の説明では、トナー粉を密封対
象とするものとしたが、図5乃至図8の密封装置1は、
予めシールリップ部12に方向性を与えられているた
め、液体や気体等を密封対象とするものについても使用
可能である。
【0042】つぎに、図9は、本発明の第七の実施の形
態に係る密封装置1の半裁断面を示しており、図10
は、この密封装置1の装着状態の半裁断面を示してい
る。この密封装置1は、以下のように構成されている。
【0043】すなわち先ず、ゴム等の所定のエラストマ
を成形材料として環状に成形された基部11が設けられ
ており、この基部11の内周側に、環状のシールリップ
部(メインリップとも称する)12が同種の成形材料を
もって一体成形されている。基部11には金属等剛材製
の補強環13が埋設されており、この基部11は、図1
0に示すようにハウジング3の内周側に嵌着固定され
る。シールリップ部12は、基部11の内周部から径方
向内方へ向けて平板状に成形されて、いわゆるディスク
リップを形成しており、よってこの密封装置1はディス
クシールと称されることもある。この密封装置1は、プ
リンター、コピーまたはファクシミリ等における印刷部
に使用されるトナー粉を密封するものであるために、ト
ナー用ディスクシールが構成されることになる。シール
リップ部12は、その内周側に挿入される回転軸2によ
って図10に示すように弾性変形し、その先端部に、回
転軸2に対して所定の軸方向幅Wをもって摺動自在に密
接する円筒面状のシール面12cが形成される。また、
このシールリップ部12の腰部の軸方向一端面には、回
転軸2のスラスト運動によるシールリップ部12の反転
を防止する環状の第二リップ14が同種の成形材料をも
って一体成形されている。この第二リップ14は、シー
ルリップ部12に対して直角に形成されており、すなわ
ち軸方向一方へ向けて直線状に形成されている。
【0044】この密封装置1は、以下のような技術的背
景のもとに考案されたものである。
【0045】すなわち、これまで述べてきたように、ト
ナー用ディスクシールでは、優れた密封性能を得るため
にシールリップ部12を回転軸2に対して低緊迫力およ
びベタ当たりとするのが有効であるが、その場合のデメ
リットとして、回転軸2がスラスト方向の動きをしたと
き(特に組立て時における回転軸2の出入れ時)にシー
ルリップ部12が反転する虞がある。すなわち、シール
リップ部12を低緊迫力化するには、回転軸2とリップ
腰部との距離を極力長く設定するのが有効であるが、こ
のように回転軸2とリップ腰部との距離を長く設定する
と、回転軸2のスラスト方向の動きに伴ってシールリッ
プ部12が反転する虞がある。また、シールリップ部1
2の反転を抑えるために回転軸2とリップ腰部との距離
を短く設定すると、反転防止については効果が得られる
ものの、緊迫力が増加してしまうデメリットがある。
【0046】そこで、本発明では、回転軸2とリップ腰
部との距離によるリップ反転防止効果と緊迫力増加との
相反する問題を一度に解決するために、シールリップ部
12の腰部に回転軸2のスラスト運動によるシールリッ
プ部12の反転を防止する第二リップ14を一体成形
し、回転軸2がスラスト方向に運動したときに、第二リ
ップ14が支えとして作用することにより、シールリッ
プ部12の反転を抑えることにした。
【0047】形成する第二リップ14の大きさは、その
肉厚tを、この第二リップ14の形成によって残され
る回転軸2とリップ腰部との距離(すなわち回転軸2の
外周面と第二リップ14の内周面との距離aと、第二
リップ14の外周面と基部11の内周面との距離a
の和)がシールリップ部12の肉厚tの2倍以下にな
るように設定するのが好適である。
【0048】また、この第二リップ14は、装着時にそ
の先端部が回転軸2に接触しても良く(図10はこの場
合を示している)、また接触しなくても良いが(この場
合には、シールリップ部12が反転しかけたときに第二
リップ14が傾いて回転軸2に接触し、支えとして作用
する)、この第二リップ14の長さを長めに設定した場
合には、図10に示したように第二リップ14が回転軸
2に接触し、更に締め代が設定されるために、トナー粉
遮断リップとしてシール性の向上を図ることも可能であ
る。
【0049】この密封装置1では、一般的に行なわれて
いるシールリップ部12の剛性アップによる反転防止対
策とは異なり、低トルクおよびベタ当たりリップによる
優れたトナー密封性を維持したまま、シールリップ部1
2の反転を抑制することができ、より安定したシール性
能を得ることができる。また、第二リップ14の長さ設
定によっては軸接触リップとすることも可能であり、こ
の場合には、従来のディスクシール以上のシール性能を
得ることができる。
【0050】尚、上記図9の密封装置1では、シールリ
ップ部12の軸方向一方のみに第二リップ14を設けた
が、図11に本発明の第八の実施の形態として示すよう
に、シールリップ部12の軸方向両方にそれぞれ第二リ
ップ14を設けた場合には、この第二リップ4による軸
反転防止効果についての方向性をなくすことが可能であ
る。
【0051】つぎに、図12は、本発明の第九の実施の
形態に係る密封装置1の半裁断面を示しており、この密
封装置1は、以下のように構成されている。
【0052】すなわち先ず、ゴム等の所定のエラストマ
を成形材料として環状に成形された基部11が設けられ
ており、この基部11の軸方向一端側に、環状のPTF
E樹脂板1Bがその外径部をもって接合されて、その内
径部によってシールリップ部12が形成されている。シ
ールリップ部12は、軸方向一端側(大気側)から他端
側(密封空間側)へ向けてその径寸法が徐々に縮小する
ようにテーパー状に形成されており、装着時その先端部
に、回転軸2に対して所定の軸方向幅をもって摺動自在
に密接する円筒面状のシール面が形成される。樹脂板1
Bの外径部には、軸方向一端側を開口した断面略V字状
ないし略U字状を呈する環状の嵌め合い部15が一体に
形成されており、この嵌め合い部15が、基部11の軸
方向一端面に対応して形成された環状の嵌め合い凹部1
6に嵌め込まれるかたちで、基部11と樹脂板1Bとが
接合され一体化されている。嵌め合い部15は、そのV
字ないしU字のなす開口部の幅を狭めたり広げたりする
ようにして、径方向に弾性変形することが可能である。
【0053】この密封装置1は、以下のような技術的背
景のもとに考案されたものである。
【0054】すなわち、上記図8に示した密封装置1は
低摩擦係数による低トルク効果を発揮することが可能で
あるが、回転軸2の偏心に対する追随性に関して改良の
余地を残しており、これに対して、本発明では、シール
リップ部12の外径側に、径方向に弾性変形可能な嵌め
合い部15が一体成形されているために、回転軸2が偏
心したときに、この嵌め合い部15が径方向に弾性変形
することにより、シールリップ部12が回転軸2の偏心
に追随することが可能である。したがって、シールリッ
プ部12の偏心追随性を向上させることができ、これに
よりシール性を向上させることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の密封装置によると、シールリッ
プ部が回転軸の外周面に対して円筒面状に密接するた
め、粉体に対する優れた密封性能を発揮することができ
る。そして前記シールリップ部を、未装着状態では円盤
状をなす形状に成形することによって、装着の際の回転
軸の挿入方向によってめくれ等の不具合が発生するのを
防止することができる。
【0056】また、プリンター、コピーまたはファクシ
ミリ等における印刷部に使用されるトナー粉を密封する
密封装置であって、回転側部材に摺動自在に密接するシ
ールリップ部を有する密封装置において、シールリップ
部の先端部に、回転側部材に対して所定の軸方向幅をも
って摺動自在に密接する円筒面状のシール面が設けられ
ているために、シールリップ部と回転側部材との間に所
定の軸方向幅を備えた密封摺動面が形成されることによ
り、密封対象物であるトナー粉に対して優れた密封作用
を発揮することができる。
【0057】また、シールリップ部における基部側の根
元部分を凹部により薄肉とすることによって、この根元
部分で容易に曲がりやすくなるので、シールリップ部の
接触幅が小さくならずに緊迫力のみを低下させることが
でき、このため、粉体に対する優れた密封性能を損なう
ことなく低摺動トルク化を実現することができ、シール
リップ部の破損防止効果も期待することができる。
【0058】また、シールリップ部の摺動面が、PTF
E等、低摩擦の合成樹脂摺動材からなる構成とすること
によって、摺動トルクの低減を図ることができると共
に、密封性の向上を実現することができる。特に、回転
軸に対する締め代や追随性は、シールリップ部の合成樹
脂摺動材の摺動面と反対側にエラストマを廻すことによ
って、適切に設定することができる。この場合、シート
状にした合成樹脂摺動材の片面に、エラストマ分を一体
的に成形することによって製造することができるため、
合成樹脂摺動材での成形が難しい小径の密封装置も容易
に製造することができ、全体をPTFE等の合成樹脂摺
動材で成形する場合に比較してコストの上昇を抑えるこ
とができる。
【0059】また、シールリップ部の腰部に、回転側部
材のスラスト運動によるシールリップ部の反転を防止す
る第二リップが設けられているために、回転側部材がス
ラスト方向に運動したときに、第二リップが支えとして
作用することにより、シールリップ部が反転するのを防
止することができる。
【0060】また、エラストマよりなる基部と、PTF
E等の合成樹脂摺動材よりなるシールリップ部とを有
し、シールリップ部の外径側に、径方向に弾性変形可能
な嵌め合い部を一体成形するとともに、嵌め合い部と基
部とが接合されているために、回転側部材がラジアル方
向に運動(偏心)したときに、嵌め合い部が同方向に弾
性変形することにより、シールリップ部が回転側部材の
運動に良く追随することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密封装置の第一の実施の形態を、
その軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図2】上記第一の実施の形態におけるシールリップ部
の緊迫力及び接触幅の測定において、比較例として用い
られた密封装置を、その軸心を通る平面で切断して示す
半断面図である。
【図3】本発明に係る密封装置の第二の実施の形態を、
その軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図4】本発明に係る密封装置の第三の実施の形態を、
その軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図5】本発明に係る密封装置の第四の実施の形態を、
その軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図6】本発明に係る密封装置の第五の実施の形態を、
その軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図7】上記第五の実施の形態による密封装置の装着状
態を、その軸心を通る平面で切断して示す半断面図であ
る。
【図8】本発明に係る密封装置の第六の実施の形態を、
その軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図9】本発明の第七実施形態に係る密封装置の半裁断
面図である。
【図10】同密封装置の装着状態を示す半裁断面図であ
る。
【図11】本発明の第八実施形態に係る密封装置の半裁
断面図である。
【図12】本発明の第九実施形態に係る密封装置の半裁
断面図である。
【図13】従来の技術に係る密封装置をその軸心を通る
平面で切断して示す半断面図である。
【符号の説明】
1 密封装置 11 基部 12 シールリップ部 12a凹部 12b 根元部分 12c 円筒状シール面 13 補強環 14 第二リップ 15 嵌め合い部 16 嵌め合い凹部 1A エラストマ 11A 厚肉部 11B 薄肉部 1B PTFE樹脂板(合成樹脂摺動材) 2 回転軸(回転側) 3 ハウジング(静止側) 31 軸孔 32 シール装着部 S 密封空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止側部材に密嵌される環状の基部(1
    1)と、 この基部(11)から延在されたシールリップ部(1
    2)を有し、 前記シールリップ部(12)の先端寄りの部分が円筒面
    状をなして回転側部材(2)と摺動可能に密接され、粉
    体を密封対象とすることを特徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】 プリンター、コピーまたはファクシミリ
    等における印刷部に使用されるトナー粉を密封する密封
    装置(1)であって、回転側部材(2)に摺動自在に密
    接するシールリップ部(12)を有する密封装置(1)
    において、 前記シールリップ部(12)の先端部に、前記回転側部
    材(2)に対して所定の軸方向幅(W)をもって摺動自
    在に密接する円筒面状のシール面(12c)を設けたこ
    とを特徴とする密封装置。
  3. 【請求項3】 シールリップ部(12)が半径方向へ円
    盤状に成形されたこと特徴とする請求項1又は2に記載
    の密封装置。
  4. 【請求項4】 シールリップ部(12)の基部(11)
    側の根元部分(12b)に、周方向に延びる凹部(12
    a)が形成されたことを特徴とする請求項1、2又は3
    の何れかに記載の密封装置。
  5. 【請求項5】 基部(11)がエラストマ(1A)から
    なり、 シールリップ部(12)の摺動面がPTFE等の合成樹
    脂摺動材(1B)からなることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の密封装置。
  6. 【請求項6】 合成樹脂摺動材(1B)が、基部(1
    1)の背面へ延在されたことを特徴とする請求項5に記
    載の密封装置。
  7. 【請求項7】 シールリップ部(12)の腰部に、回転
    側部材(2)のスラスト運動による前記シールリップ部
    (12)の反転を防止する第二リップ(14)を設けた
    ことを特徴とする請求項1、2又は3の何れかに記載の
    密封装置。
  8. 【請求項8】 エラストマよりなる基部(11)と、P
    TFE等の合成樹脂摺動材(1B)よりなるシールリッ
    プ部(12)とを有し、前記シールリップ部(12)の
    外径側に、径方向に弾性変形可能な嵌め合い部(15)
    を一体成形し、前記嵌め合い部(15)と前記基部(1
    1)とを接合してなることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の密封装置。
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