JPH064469U - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JPH064469U
JPH064469U JP049857U JP4985792U JPH064469U JP H064469 U JPH064469 U JP H064469U JP 049857 U JP049857 U JP 049857U JP 4985792 U JP4985792 U JP 4985792U JP H064469 U JPH064469 U JP H064469U
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JP
Japan
Prior art keywords
seal lip
sealing
lip
sub
sealing device
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Pending
Application number
JP049857U
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English (en)
Inventor
貞和 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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Publication date
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Publication of JPH064469U publication Critical patent/JPH064469U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 相対回転する部材間を密封するシール装置で
あって、シールリップを二層構造として密封性、摺動
性、及び耐久性を向上させる。 【構成】 シール装置Aのシールリップを主シールリッ
プ3と副シールリップ4で構成し、前記回転部材と摺接
する主シールリップ3をフッ化エチレン樹脂で形成する
と共に、その背面の副シールリップ4を磁化ゴムで形成
したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、相対回転する部材間に装着され、その内部と外部を密封する密封装 置に関し、さらに具体的には摺動性に優れるフッ化エチレン樹脂(PTFE)を 用いたシール装置の形状改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の長寿命化及びエンジンオイルのメンテナンスインターバルの長 期化等に伴いシールのシールリップ材料に従来の合成ゴムよりフッ化エチレン樹 脂等の樹脂材料が使用され始めている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、抜群の耐熱性をもつフッ化エチレン樹脂においても従来の合成 ゴム材料と同様に、ある期間が経過すると緊迫力を失い徐々に緩んでオイル漏れ を起こし始め密封材としての機能を失う欠点を有している。 以下、図面をもとに詳述する。 この欠点を補いその緊迫力を長期間維持せしめるために、図3に示す実開平3 −44268号公報のようなガータースプリング(6)を用いたシールリップ( 7)の二重構造が開発された。しかしこのガータースプリング(6)はその装着 性に難点を持ち、また錆等の腐蝕性に対しても大きな不利がある。 本考案はこのような欠点に鑑み、構造が単純で低摺動トルクと高い密封力を長 期間得ることを実現したシール装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、ハウジング等の固定 部材(1)に装着され軸等の回転部材(2)に摺動してその内部と外部の密封作 用をなすシール装置(A)であって、前記シール装置(A)は回転部材(2)に 面接触する主シールリップ(3)を有すると共にその背面に副シールリップ(4 )を具備しており、前記主シールリップ(3)をフッ化エチレン樹脂で形成し、 前記副シールリップ(4)を磁化ゴムで形成したことを特徴としている。
【0005】
【作用】
本考案が副シールリップ(4)に用いた磁性ゴムは、微粉末にして使用し易い 、バリウムフェライト、マンガンビスマス、超微鉄粉などの材料、一般的には前 記のバリウムフェライトを用いる場合が多くこれが原料ゴムに混入されたものか らなっている。このゴム材料を用いて所望の形状に加硫成型し、図1に示すよう に前記主シールリップ(3)の背面に配置されるように副シールリップ(4)を 造型する。当然、該加硫成型時に主シールリップ(3)と副シールリップ(4) を加硫接着し一体化してもよい。この後、前記成型品に着磁せしめ磁性を持つ副 シールリップ(4)とすることにより、回転部材(2)に対し磁力による強い吸 着性を示し、これの間部にある主シールリップ(3)に強力な緊迫力を長期間付 与せしめる作用をなす。
【0006】
【実施例】
本考案を実施するに、図1では直接回転部材(2)に主シールリップ(3)及 び副シールリップ(4)を摺接させた構造を示したが、図2で示すような複数の 部材からなる組合せシールに適用させることも可能であり、この構造ではL字形 あるいはU字形等に造形せしめたスリンガー(5)を配置しその内周面に前記主 シールリップ(3)を摺接せしめることにより密封作用を発生せしめる。このと き該主シールリップ(3)は図2の如くその両端部を接触せしめる構造に配置す ることも可能である。ここではL字形のスリンガー(5)を用いその径方向部と 軸方向部に接触せしめたが、これにこだわるものでなく、例えば同一の周面、あ るいはU字形のスリンガー(5)の場合その両側面に接触せしめることも可能で ある。
【0007】
【考案の効果】
上記構造を有した本考案のシール装置は、フッ化エチレン樹脂材によって極め て低水準の摺動トルクに抑え、磁性ゴムからなる副シールリップ(4)で高い緊 迫力を発生させ強力な密封力を発揮する。この緊迫力は半永久的に維持するもの であり長期間の密封を不安のないものとした。 また、キリクズ等の鉄製コンタミは磁性のある副シールリップ(4)によって 着持され主シールリップ(3)の摺動部に入り込むことを防止せしめるから傷あ るいは破損から守られ、そのシール性能を安定的なものとする。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本考案を使用しない従来の構造を示した断面図
である。
【0009】
【符号の説明】
A シール装置 1 固定部材 2 回転部材 3 主シールリップ 4 副シールリップ 5 スリンガー 6 ガータースプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材(1)に装着され回転部材
    (2)に摺動してその内部と外部の密封作用をなすシー
    ル装置(A)において、前記シール装置(A)は回転部
    材(2)に面接触する主シールリップ(3)を有すると
    共にその背面に副シールリップ(4)を具備しており、
    前記主シールリップ(3)をフッ化エチレン樹脂で形成
    し、副シールリップ(4)を磁化ゴムで形成したことを
    特徴とするシール装置。
  2. 【請求項2】 前記主シールリップ(3)を金属製のス
    リンガー(5)で包接触せしめ、組合せシールを構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のシール装置。
  3. 【請求項3】 前記主シールリップ(3)と副シールリ
    ップ(4)が接着により一体化されていることを特徴と
    した請求項1ないし2記載のシール装置。
JP049857U 1992-06-22 1992-06-22 シール装置 Pending JPH064469U (ja)

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