JPH04125363A - シール部材の成形方法 - Google Patents
シール部材の成形方法Info
- Publication number
- JPH04125363A JPH04125363A JP2247758A JP24775890A JPH04125363A JP H04125363 A JPH04125363 A JP H04125363A JP 2247758 A JP2247758 A JP 2247758A JP 24775890 A JP24775890 A JP 24775890A JP H04125363 A JPH04125363 A JP H04125363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal ring
- cavity
- rubber material
- projections
- seal member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 title claims abstract description 12
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 title 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 37
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 37
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 18
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 8
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 5
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 5
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、回転軸周を密封するリップ型シールのシール
部材の成形方法に関する。 [従来の技術〕 従来から、例えばカークーラーのコンプレッサに使用さ
れる軸封装置として、第4図に示すようなリップ型シー
ルがある。 このリップ型シールは、外径の基部1aに補強用の金[
[2が埋設されたゴム材製シール部材1と、その背面の
PTFE製シール部材3と、このPTFE製シール部材
3をその背面側から支承する金属製バックアップリング
4と、上言己両シール部材1,3およびバックアップリ
ング4の外周部を一体的にカシメ固定している金属ケー
ス5とで構成されており、両シール部材1,3がシャフ
ト6と気密摺接することによって軸封機能を営むもので
ある。 しかし、このリップ型シールによると、ゴム材製シール
部材1の外径部1aに埋設された金属環2が単純な板状
であることから、以下のような問題があった。 〔発明が解決しようとする課題〕 すなわち、上記リップ型シールは、ゴム材製シール部材
1を成形する際、第5図に示すように、予め金型キャビ
ティ100内に、シール部材1の外径部1aの背面と対
応する内面101に突設した支持突起102によって、
上記内面101から浮上した状態で金属環2を固定する
が、この金属環2の存在によって、キャビティ100内
での未加硫ゴム材の流れが阻害されて、良好に賦形され
ないおそれがあり、また、流れが阻害されたゴム材から
の圧力を受けて金属環2が変形し、このため成形された
ゴム材製シール部材1が、第4図に示す組立て状態にお
いて形状変化してしまい、密封性が損なわれることがあ
る。しかも、第4図の例のように、ゴム材製シール部材
lの背面にPTFEliiiシール部材3を有するもの
である場合、ゴム材製シール部材1がシャフト6との摩
擦トルクによってPTFE製シール部材3との間にスリ
ップを生じてしまうことがある。 本発明は、このような問題を解消することを課題とする
ものである。 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明に係るシール部材の成
形方法は、ゴム材を加硫してリップ型シール部材を成形
する金型のキャビティであって上記シール部材の基部背
面と対応する゛キャビティ内面に、このキャビティ内面
と当接して金属環本体部分を浮上した状態に支持する複
数の突起と、各突起間に穿たれた複数の穴とを有する板
状の補強用金属環を固定して、上記ゴム材を充填するよ
うにしたものである。
部材の成形方法に関する。 [従来の技術〕 従来から、例えばカークーラーのコンプレッサに使用さ
れる軸封装置として、第4図に示すようなリップ型シー
ルがある。 このリップ型シールは、外径の基部1aに補強用の金[
[2が埋設されたゴム材製シール部材1と、その背面の
PTFE製シール部材3と、このPTFE製シール部材
3をその背面側から支承する金属製バックアップリング
4と、上言己両シール部材1,3およびバックアップリ
ング4の外周部を一体的にカシメ固定している金属ケー
ス5とで構成されており、両シール部材1,3がシャフ
ト6と気密摺接することによって軸封機能を営むもので
ある。 しかし、このリップ型シールによると、ゴム材製シール
部材1の外径部1aに埋設された金属環2が単純な板状
であることから、以下のような問題があった。 〔発明が解決しようとする課題〕 すなわち、上記リップ型シールは、ゴム材製シール部材
1を成形する際、第5図に示すように、予め金型キャビ
ティ100内に、シール部材1の外径部1aの背面と対
応する内面101に突設した支持突起102によって、
上記内面101から浮上した状態で金属環2を固定する
が、この金属環2の存在によって、キャビティ100内
での未加硫ゴム材の流れが阻害されて、良好に賦形され
ないおそれがあり、また、流れが阻害されたゴム材から
の圧力を受けて金属環2が変形し、このため成形された
ゴム材製シール部材1が、第4図に示す組立て状態にお
いて形状変化してしまい、密封性が損なわれることがあ
る。しかも、第4図の例のように、ゴム材製シール部材
lの背面にPTFEliiiシール部材3を有するもの
である場合、ゴム材製シール部材1がシャフト6との摩
擦トルクによってPTFE製シール部材3との間にスリ
ップを生じてしまうことがある。 本発明は、このような問題を解消することを課題とする
ものである。 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明に係るシール部材の成
形方法は、ゴム材を加硫してリップ型シール部材を成形
する金型のキャビティであって上記シール部材の基部背
面と対応する゛キャビティ内面に、このキャビティ内面
と当接して金属環本体部分を浮上した状態に支持する複
数の突起と、各突起間に穿たれた複数の穴とを有する板
状の補強用金属環を固定して、上記ゴム材を充填するよ
うにしたものである。
本発明の成形方法によると、ゴム材製シール部材の基部
に埋設される金属環には複数の穴が穿たれていることか
ら、キャビティ内で未加硫のゴム材がこの穴を通じて金
属環の両側を流通するので良好に賦形され、金属環にゴ
ム材の流れの悪さによる圧力がかからない、また、キャ
ビティ内面と当接して金属環本体部分を浮上した状態に
支持する複数の突起は、成形完了状態において、ゴム材
製シール部材の基部背面から露出し、組立て時に背面側
の部材と圧接するので、スリップトルクが向上する。 〔実 施 例] 以下、本発明を、第1図ないし第3図を参照しながら説
明する。 まず、第1図において、11は同心的に組合わされた複
数の分割型からなる金型、12はこの金型に形成された
シール部材成形用の環状のキャビティである。 キャビティ12内には、未加硫のゴム材を充填するに先
立ち、第2図に一部分を示すような金属環13が挿入さ
れ固定される。この金属環13は周方向等配位置に円錐
状または角錐状に打出し形成された複数の突起14と、
各突起14間に穿たれた複数の円形穴15とを有し、上
記キャビティ12で成形されるゴム材製シール部材16
(第3図参照)の基部16aの背面と対応するキャビテ
ィ12の内面12aに、上記突起14が当接することに
よって、金属環本体部分13aがキャビティ12内に浮
上した状態に固定される。 この第1図の状態で、キャビティ12内に未加硫のゴム
材を充填すると、ゴム材は複数の円形穴15を通じて金
属環本体部分13aの両側を自在に流動して良好に賦形
され、したがって、金属環13にはゴム材の流れの悪さ
による圧力がかからず、変形を生じない。また、従来は
、金属環をキャビティ内に浮上状態に固定する手段とし
て、金型に支持突起104を設けていたが、本発明方法
では金属環13に打出し形成した突起14で支持固定す
るため、金型製作が容易であるといった利点がある。さ
らに、上記突起14は、成形されたゴム材製シール部材
16の基部16a背面から露出することから、第3図に
示すリップ型シールの組立て時に、背面側のPTFE製
シール部材3の基部に食い込むように圧接し、このため
、ゴム材製シール部材16がシャフト6との摺動による
摩擦トルクを受けても、容易にスリップすることがなく
なるものである。 〔発明の効果1 以上、本発明によると、ゴム材製シール部材の基部に埋
設される金属環にゴム材の流れの悪さによる圧力がかか
らないので、金属環の変形やシール部材の成形不良、変
形といった不具合の発生を防止することができ、金属環
をキャビティ内に浮上支持するために金属環に形成した
複数の突起が、成形されたゴム材製シール部材の基部背
面がら露8して、回り止め機能を奏することがら、シャ
フトとの摩擦トルクを受けても容易にスリップすること
がなく、密封性能および耐久性を向上させることができ
る。
に埋設される金属環には複数の穴が穿たれていることか
ら、キャビティ内で未加硫のゴム材がこの穴を通じて金
属環の両側を流通するので良好に賦形され、金属環にゴ
ム材の流れの悪さによる圧力がかからない、また、キャ
ビティ内面と当接して金属環本体部分を浮上した状態に
支持する複数の突起は、成形完了状態において、ゴム材
製シール部材の基部背面から露出し、組立て時に背面側
の部材と圧接するので、スリップトルクが向上する。 〔実 施 例] 以下、本発明を、第1図ないし第3図を参照しながら説
明する。 まず、第1図において、11は同心的に組合わされた複
数の分割型からなる金型、12はこの金型に形成された
シール部材成形用の環状のキャビティである。 キャビティ12内には、未加硫のゴム材を充填するに先
立ち、第2図に一部分を示すような金属環13が挿入さ
れ固定される。この金属環13は周方向等配位置に円錐
状または角錐状に打出し形成された複数の突起14と、
各突起14間に穿たれた複数の円形穴15とを有し、上
記キャビティ12で成形されるゴム材製シール部材16
(第3図参照)の基部16aの背面と対応するキャビテ
ィ12の内面12aに、上記突起14が当接することに
よって、金属環本体部分13aがキャビティ12内に浮
上した状態に固定される。 この第1図の状態で、キャビティ12内に未加硫のゴム
材を充填すると、ゴム材は複数の円形穴15を通じて金
属環本体部分13aの両側を自在に流動して良好に賦形
され、したがって、金属環13にはゴム材の流れの悪さ
による圧力がかからず、変形を生じない。また、従来は
、金属環をキャビティ内に浮上状態に固定する手段とし
て、金型に支持突起104を設けていたが、本発明方法
では金属環13に打出し形成した突起14で支持固定す
るため、金型製作が容易であるといった利点がある。さ
らに、上記突起14は、成形されたゴム材製シール部材
16の基部16a背面から露出することから、第3図に
示すリップ型シールの組立て時に、背面側のPTFE製
シール部材3の基部に食い込むように圧接し、このため
、ゴム材製シール部材16がシャフト6との摺動による
摩擦トルクを受けても、容易にスリップすることがなく
なるものである。 〔発明の効果1 以上、本発明によると、ゴム材製シール部材の基部に埋
設される金属環にゴム材の流れの悪さによる圧力がかか
らないので、金属環の変形やシール部材の成形不良、変
形といった不具合の発生を防止することができ、金属環
をキャビティ内に浮上支持するために金属環に形成した
複数の突起が、成形されたゴム材製シール部材の基部背
面がら露8して、回り止め機能を奏することがら、シャ
フトとの摩擦トルクを受けても容易にスリップすること
がなく、密封性能および耐久性を向上させることができ
る。
第1図は本発明方法の一実施例を示す説明図、第2図は
本発明方法に用いる金属環の部分斜視図、第3図は本発
明方法で成形されたシール部材を含むリップ型シールの
一例を示す使用状態の半裁断面図、第4図は従来方法で
成形されたシール部材を含むリップ型シールの半裁断面
図、第5図は従来方法を示す説明図である。 11・・・金型 12・・・キャビティ2a・・・内
面 3・・・金属環 4 ・・ 突起 5 ・・ 穴 6・・・ゴム材製シール部材 a・・・基部 第1図 11・・・8型 12・・ヘイヒティ 12a・・・内面 13・・・8A3!j 14・・・突起 15・・・失 第2図 16・・・ゴム材製シール部材 16a・・・基部
本発明方法に用いる金属環の部分斜視図、第3図は本発
明方法で成形されたシール部材を含むリップ型シールの
一例を示す使用状態の半裁断面図、第4図は従来方法で
成形されたシール部材を含むリップ型シールの半裁断面
図、第5図は従来方法を示す説明図である。 11・・・金型 12・・・キャビティ2a・・・内
面 3・・・金属環 4 ・・ 突起 5 ・・ 穴 6・・・ゴム材製シール部材 a・・・基部 第1図 11・・・8型 12・・ヘイヒティ 12a・・・内面 13・・・8A3!j 14・・・突起 15・・・失 第2図 16・・・ゴム材製シール部材 16a・・・基部
Claims (1)
- 1、ゴム材を加硫してリップ型シール部材を成形する金
型のキャビティであって上記シール部材の基部背面と対
応するキャビティ内面に、このキャビティ内面と当接し
て金属環本体部分を浮上した状態に支持する所要数の突
起と、各突起間に穿たれた穴とを有する板状の補強用金
属環を固定して、上記ゴム材を充填することを特徴とす
るシール部材の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2247758A JPH04125363A (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | シール部材の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2247758A JPH04125363A (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | シール部材の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125363A true JPH04125363A (ja) | 1992-04-24 |
Family
ID=17168228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2247758A Pending JPH04125363A (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | シール部材の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04125363A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064469U (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-21 | 内山工業株式会社 | シール装置 |
US5607168A (en) * | 1994-12-09 | 1997-03-04 | Albert Trostel Packings, Ltd. | Seal incorporating a resilient sealing element |
WO2007057999A1 (ja) * | 2005-11-21 | 2007-05-24 | Nok Corporation | ダストカバー用固定金具 |
KR20160080400A (ko) * | 2014-12-29 | 2016-07-08 | 씰링크 주식회사 | 구동축용 밀폐장치 |
-
1990
- 1990-09-18 JP JP2247758A patent/JPH04125363A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064469U (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-21 | 内山工業株式会社 | シール装置 |
US5607168A (en) * | 1994-12-09 | 1997-03-04 | Albert Trostel Packings, Ltd. | Seal incorporating a resilient sealing element |
WO2007057999A1 (ja) * | 2005-11-21 | 2007-05-24 | Nok Corporation | ダストカバー用固定金具 |
JP2007139113A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Nok Corp | ダストカバー用固定金具 |
US7931279B2 (en) | 2005-11-21 | 2011-04-26 | Nok Corporation | Metal fixture for dust cover |
KR20160080400A (ko) * | 2014-12-29 | 2016-07-08 | 씰링크 주식회사 | 구동축용 밀폐장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2249141A (en) | Fluid seal | |
US4119324A (en) | Bonded TFE lip seal | |
US2797944A (en) | Fluid seal | |
JPH1047493A (ja) | ガータスプリングを備えるシール | |
US5595697A (en) | Method of manufacturing a sealing device | |
JPH0752449Y2 (ja) | 流体シール装置 | |
JPS6123425B2 (ja) | ||
JPH0332843Y2 (ja) | ||
US6666459B1 (en) | Radial shaft seal | |
JPH07224946A (ja) | 密封装置 | |
JPH04125363A (ja) | シール部材の成形方法 | |
JP2931009B2 (ja) | 密封装置及び密封装置の製造方法 | |
JPH0570757B2 (ja) | ||
JP3169130B2 (ja) | 密封装置の製造方法 | |
KR910009357A (ko) | 금속-탄성중합체 합성 휠 성형장치 | |
JPH0743547Y2 (ja) | 密封装置 | |
JP2574263Y2 (ja) | ダストカバー | |
JP3247564B2 (ja) | 密封装置およびその製造方法 | |
JP3830604B2 (ja) | 密封装置の製造方法 | |
JP2005188668A (ja) | オイルシール | |
JP4564114B2 (ja) | リップ型シール | |
JPH10115373A (ja) | 密封装置の製造方法及び密封装置 | |
JPH0720449Y2 (ja) | リップ型シール | |
JP3247565B2 (ja) | 密封装置及びその製造方法 | |
JP2019100384A (ja) | 密封装置 |