JP5475866B2 - 自動車用エンジンオイルシール - Google Patents
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Description
自動車用エンジンオイルシールは、種々提案されており、例えば、特許文献1には、エンジンに使用するオイルシールとして、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)、ニトリルゴム(NBR)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム、水素化ニトリルゴムおよびこれらのブレンド物等のエラストマーとケイ酸化合物とからなるエラストマー組成物により構成されたシール用リップ部を有するオイルシールが開示されている。ここで、エラストマーとしては、ACM、FKMが好ましいことが記載されている。
更に、特許文献3では、オイルシールのシールリップ部の摺動抵抗の低減を目的として、ゴムの表面にフッ素樹脂の塗膜を形成する方法が提案されている。
上記弾性部材は、フッ素ゴム及びフッ素樹脂を含む組成物からなり、かつ、少なくとも上記主リップ部の表面に凸部を有するとともに、上記凸部が実質的に上記組成物に含まれるフッ素樹脂からなり、
上記フッ素樹脂は、エチレンに基づく重合単位とテトラフルオロエチレンに基づく重合単位とを含む共重合体であり、
上記フッ素ゴムは、ビニリデンフルオライドに基づく重合単位を含む重合体である
ことを特徴とする自動車用エンジンオイルシールに関する。
この作用効果については、後に詳述する。
以下、図面を参照しながら本発明の自動車用エンジンオイルシールの実施形態について説明する。
弾性部材12は、クランクシャフト21に当接する径方向断面楔状の主リップ部13及び周方向に沿って内周側に突出する副リップ部15が設けられたシールリップ部、並びに、ハウジング20に密着するはめあい部14を有している。金属環16は弾性部材12に内蔵されており、これにより自動車用エンジンオイルシール11の補強の役割を果たしている。リングスプリング17は、主リップ部13の外周面側に配設されており、主リップ部13はリングスプリング17の付勢力によりクランクシャフト21に当接されることとなる。
この摺動特性に優れるとの効果は、エンジンの回転数を問わず、低回転数から高回転数の全域に渡って奏することができる。これについてもう少し詳しく説明する。
自動車用エンジンオイルシール11の主リップ部13の材質は、フッ素樹脂及びフッ素ゴムを含む組成物である。そのため、従来公知の他の自動車用エンジンオイルシールの材質、例えば、ニトリルゴムやアクリルゴム、フッ素樹脂を含有しないフッ素ゴム等に比べて摺動特性に優れている。
そのうえで、自動車用エンジンオイルシール11は、上記組成物からなる凸部を有している。
自動車用エンジンオイルシールがクランクシャフトに対して摺動している場合、自動車用エンジンオイルシールとクランクシャフトとの間にはオイルが介在している(油膜が形成されている)ことが知られている。そして、このオイルが両者の間で潤滑剤として機能すると考えられている。即ち、オイルが介在することにより、自動車用エンジンオイルシールは低い摩擦抵抗で摺動することができる。
一方、自動車用エンジンオイルシールは、シール材として機能することが大前提のため、そのシールリップ部はクランクシャフトに隙間無く当接される。そのため、この状態から自動車用エンジンオイルシールとクランクシャフトとの間にオイルが介在するには、シールリップ部が変形し、この変形に追従してオイルがシールリップ部とクランクシャフトとの間に入り込むことが必要となる。ここで、シールリップ部の変形は、クランクシャフトの回転に追従して生じるため、クランクシャフトが高回転数で回転している際にはシールリップ部も変形しやすく、両者の間にオイルが入り込みやすくなる。これに対してクランクシャフトの回転数が低回転数の場合には、高回転数の場合に比べてシールリップ部が変形しにくく、その結果、クランクシャフトとシールリップ部との間にはオイルが介在しにくくなる。
そのため、クランクシャフトの回転数が低回転数の場合は、高回転数の場合に比べて摺動特性が劣る傾向にあり、自動車用エンジンオイルシールにおいては、特に、クランクシャフトの回転数が低回転数の場合における摺動特性の向上が望まれている。
これに対して、本発明の自動車用エンジンオイルシールは、上述したように、シールリップ部の表面に凸部を有しており、このため、オイルのエンジン外への漏れを防止するという本質的な機能は確保しつつ、微視的にはシールリップ部とクランクシャフトとの間に極微小な空隙を有し、かつ、クランクシャフトの回転に追従して変形しやすい構造を備えていることとなる。
そのため、本発明の自動車用エンジンオイルシールでは、自動車用エンジンオイルシールとクランクシャフトとの間にオイルが介在しやすく、クランクシャフトの回転数を問わず、低回転数から高回転数の全域に渡って摺動特性に優れることとなる。
なお、本発明の自動車用エンジンオイルシールの使用箇所は、クランクシャフトに限定されず、例えば、エンジンがカム軸を備える場合には、カム軸と摺動する自動車用エンジンオイルシールとしても使用することができる。
そのため、上記凸部は、上記弾性部材の本体との間に明確な界面等が存在せず、上記凸部を有する弾性部材12が一体的に構成されていることとなり、エンジンの駆動時に、脱落したり、欠損したりしにくいとの効果をより確実に享受することができる。
ここで、凸部が実質的に上記組成物に含まれるフッ素樹脂からなることは、IR分析やESCA分析によってフッ素ゴム由来とフッ素樹脂由来のピーク比を求めることで、凸部が実質的にフッ素樹脂からなることを示すことができる。具体的には、凸部を有する領域において、IR分析によって、フッ素ゴム由来の特性吸収のピークとフッ素樹脂由来の特性吸収のピークとの比(成分由来ピーク比=(フッ素ゴム由来のピーク強度)/(フッ素樹脂由来のピーク強度))を、凸部と凸部外のそれぞれの部分で測定し、凸部外の成分由来ピーク比が、凸部の成分由来ピーク比に対して2倍以上、好ましくは3倍以上であることをいう。
図4(a)は、シールリップ部が有する凸部の形状を模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)の表面に垂直な直線B1と直線B2を含む平面で凸部31を切断した断面図であり、(c)は(a)の表面からの距離が0.15μmの直線C1と直線C2を含む平面で切断した断面図である。
そして、図4(a)〜(c)には、本発明の自動車用エンジンオイルシールが備えるシールリップ部30の微小領域を模式的に描画している。
シールリップ部30の表面には、図4(a)〜(c)に示すように、例えば、略円錐形状(コーン形状)の凸部31が形成されている。
また、凸部31の径とは、凸部31をシールリップ部本体の表面から所定の高さ(本願では0.15μm/図4(b)中、一点鎖線参照)で、シールリップ部本体の表面と平行に切断した面において観察される凸部31(図4(c)参照)の断面において、断面の外縁をなす閉曲線を内接する最小の長方形を仮定し、この長方形の長辺L1と短辺L2との和を2で除した値((L1+L2)/2)をいう。
上記平均高さがこの範囲にあると、シールリップ部(主リップ部)が低摺動性に特に優れるからである。
より好ましい平均高さは、0.5〜3μmである。更に好ましくは、0.5〜2μmである。
凸部の平均径がこの範囲にあると、シールリップ部(主リップ部)が低摺動性に特に優れるからである。
一方、上記凸部を有する領域の比率の好ましい上限は、80%である。
なお、上記凸部を有する領域の比率とは、上記凸部の径を評価する切断面において、凸部が占める面積の比率をいう。
即ち、本発明の自動車用エンジンオイルシールにおいては、クランクシャフト等の回転軸との接触部に凸部が形成されていれば良いのである。
また、凸部の平均高さは、例えば、100個の測定視野内平均高さであり、測定視野内高さとは、測定視野(100μm四方)内の凸部全てについて、各凸部の高さの値を平均した値である。
また、凸部を有する領域の比率は、例えば、100個の測定視野内占有率であり、測定視野内占有率とは、測定視野(100μm四方)内の凸部全てについて、凸部の高さ0.15μmの平面で切断してできる領域の面積が測定視野(100μm四方)の面積に占める割合である。
カンチレバー:VEECO Probes社製HMX−10
測定環境:常温・常湿
測定視野:100μm四方
測定モード:ハーモニクスモード
レーザー顕微鏡:キーエンス社製、カラー3Dレーザー顕微鏡(VK−9700)
解析ソフト:三谷商事株式会社製、WinRooF Ver. 6.4.0
測定環境:常温・常湿
測定視野:270μm×202μm
また、本発明の自動車用エンジンオイルシールは、シールリップ部を有する弾性部材を備えていればよく、金属環及びリングスプリングのそれぞれは、自動車用エンジンオイルシールの設計によっては、必ずしも備えていなくてもよい。
(I)フッ素樹脂と未架橋フッ素ゴムとをフッ素樹脂の融点より5℃低い温度以上の温度で混練する混練工程、
(II)得られた混練物を成形架橋する成形架橋工程、および
(III)得られた架橋成形品をフッ素樹脂の融点以上の温度に加熱する熱処理工程
を含む方法により、所定の形状の弾性部材を製造し、
さらに、必要に応じて、金属環を内蔵させたり、リングスプリングを配設することにより製造することができる。
混練工程(I)では、未架橋フッ素ゴムとフッ素樹脂とを、フッ素樹脂の融点より5℃低い温度以上の温度、好ましくはフッ素樹脂の融点以上の温度で溶融混練する。加熱温度の上限は、フッ素ゴムまたはフッ素樹脂のいずれか低い方の熱分解温度未満である。
この工程は、混練工程で得られた混練物を成形し架橋し、製造する弾性部材と略同形状の架橋成形品を製造する工程である。
この熱処理工程(III)では、得られた架橋成形品をフッ素樹脂の融点以上の温度に加熱する。熱処理工程(III)を経ることにより、製造する弾性部材の表面に、(主にフッ素樹脂からなる)凸部を形成することができる。
フッ素樹脂:ETFE(ダイキン工業(株)製のEP−610)
充填剤:カーボンブラック(Cancarb社製のMTカーボン:N990)
受酸剤:酸化マグネシウム(協和化学工業(株)製のMA150)
架橋助剤:水酸化カルシウム(近江化学工業(株)製のCALDIC2000)
金属環:冷間圧延鋼板SPCC
リングスプリング:硬鋼線SWB
(I)混練工程
(プレコンパウンドの調製)
内容積3リットルの加圧型ニーダーに、体積充填率が85%になるようにフッ素ゴム100質量部とフッ素樹脂43質量部とを投入し、材料(フッ素ゴムとフッ素樹脂)温度が230℃になるまで練り、プレコンパウンドを調製した。ローターの回転数は45rpmとした。
得られたプレコンパウンドを8インチロール2本を備えたオープンロールに巻き付け、充填剤を1質量部、受酸剤を3質量部、架橋助剤を6質量部添加し、20分間混練りした。さらに得られたフルコンパウンドを24時間冷却し、再度8インチロール2本を備えたオープンロールを用いて、30〜80℃で20分間混練りしてフルコンパウンドを調製した。
自動車用エンジンオイルシールの金型に金属環を配設し、フルコンパウンドを投入して、8MPaに加圧して、180℃で5分間加硫させて、架橋成形品(適応軸径80mm、外径98mm、幅8mm)を得た。
得られた架橋成形品を230℃に維持された加熱炉中に24時間入れ、加熱処理をした後、リングスプリングを配設し、図3に示すような構造を有する自動車用エンジンオイルシールを得た。
また、オイルシールのシールリップ部表面にある凸部の平均径とは、100個の測定視野内平均径であり、測定視野内平均径とは、測定視野(100μm四方)内の凸部全てについて、各凸部の高さ0.15μmの平面で切断してできる領域の長径と短径との和を2で除した値の平均値である。
また、凸部の平均高とは、100個の測定視野内平均高さであり、測定視野内高さとは、測定視野(100μm四方)内の凸部全てについて、各凸部の高さの値を平均した値である。
また、凸部の占有率とは、100個の測定視野内占有率であり、測定視野内占有率とは、測定視野(100μm四方)内の凸部全てについて、凸部の高さ0.15μmの平面で切断してできる領域の面積が測定視野(100μm四方)の面積に占める割合である。
カンチレバー:VEECO Probes社製HMX−10
測定環境:常温・常湿
測定視野:100μm四方
測定モード:ハーモニクスモード
ここで、凸部とは、高さ0.15μm以上の部分をいう。
図5は、実施例で使用したオイルシールトルク試験機の模式図である。
図5に示すオイルシールトルク試験機50では、シャフト54が軸受53を介してハウジング59内に回転自在に配設されている。シャフト54の先端側(図5中、右側)には、油室52が設けられるとともに、オイルシール保持部材57が取り付けられている。測定用エンジンオイルシール51は、ハウジング52とオイルシール保持部材57との間隙にオイルシール保持部材57に対して摺動可能に固定される。また、ハウジング52にはロードセル56が接続されている。なお、図5中、55はオイルシールである。
そして、測定用エンジンオイルシール51を取り付けた状態で、油室の温度(油温)を所定の温度に設定し、シャフト54をモータ(図示せず)により所定の回転で回転させると、オイルシール保持部材57がシャフト54と一体的に回転し、かつ、測定用エンジンオイルシール51に対して摺動し、このときの測定用エンジンオイルシール51の荷重をロードセル56にて測定し、回転半径を乗じてトルク換算する。
ここで、測定条件は、油温(試験温度)を常温とし、シャフト54の回転数を2000rpm又は5000rpmとした。
フッ素樹脂を表1に示す配合量に変えた他は実施例1と同様に自動車用エンジンオイルシールを得て、回転トルクを測定した。結果を表1に示す。
市販のフッ素ゴムオイルシール(HONDA車用 部番:91214−RTA−0030)の回転トルクを測定した。結果を表1に示す。
11 自動車用エンジンオイルシール
12 弾性部材
13 主リップ部
14 はめあい部
15 副リップ部
16 金属環
17 リングスプリング
20 ハウジング
21 クランクシャフト
22 クランクプーリー
23 コンロッド
24 ピストン
25 バルブ
30 シールリップ部
31 凸部
50 オイルシールトルク試験機
51 測定用エンジンオイルシール
52 ハウジング
53 軸受
54 シャフト
55 オイルシール
56 ロードセル
57 オイルシール保持部材
59 ハウジング
Claims (3)
- 少なくとも主リップ部が設けられたシールリップ部を有する弾性部材を備えた自動車用エンジンオイルシールであって、
前記弾性部材は、フッ素ゴム及びフッ素樹脂を含む組成物からなり、かつ、少なくとも前記主リップ部の表面に凸部を有するとともに、前記凸部が実質的に前記組成物に含まれるフッ素樹脂からなり、
(I)フッ素樹脂と未架橋フッ素ゴムとをフッ素樹脂の融点より5℃低い温度以上の温度で混練する混練工程、
(II)得られた混練物を成形架橋する成形架橋工程、および
(III)得られた架橋成形品をフッ素樹脂の融点以上の温度に加熱する熱処理工程
を含む方法により得られ、
前記フッ素樹脂は、エチレンに基づく重合単位とテトラフルオロエチレンに基づく重合単位とを含む共重合体であり、
前記フッ素ゴムは、ビニリデンフルオライドに基づく重合単位を含む重合体であり、
凸部の平均高さは、0.5〜5μmであり、
凸部の平均径は、5〜20μmであり、
主リップ部の表面において、凸部を有する領域の比率は、10%以上である
ことを特徴とする自動車用エンジンオイルシール。 - フッ素ゴムは、
ビニリデンフルオライドに基づく重合単位と、
テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、及び、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)からなる群より選択される少なくとも1種の単量体に基づく重合単位と、
を含む共重合体である請求項1記載の自動車用エンジンオイルシール。 - フッ素ゴム及びフッ素樹脂を含む組成物は、フッ素ゴムとフッ素樹脂との質量比が60/40〜97/3である請求項1又は2記載の自動車用エンジンオイルシール。
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