JP2000346203A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2000346203A
JP2000346203A JP11162643A JP16264399A JP2000346203A JP 2000346203 A JP2000346203 A JP 2000346203A JP 11162643 A JP11162643 A JP 11162643A JP 16264399 A JP16264399 A JP 16264399A JP 2000346203 A JP2000346203 A JP 2000346203A
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sealing device
sealing
seal lip
deformation
seal
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JP11162643A
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Makoto Kamemura
誠 亀村
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封性を向上させることが可能な密封装置を
提供する。 【解決手段】 互いに同軸的に相対移動自在に組みつけ
られるハウジング103と軸200との間の環状隙間を
シールするもので、軸200に摺動自在に接触するゴム
状弾性材料による第1のシールリップ部125と、この
第1のシールリップ部125を支持するためのバックア
ップリング111とを備えた密封装置において、第1の
シールリップ部125を形成するゴム状弾性材料により
形成され、第1のシールリップ部125とバックアップ
リング111との間に設けられる、第1のシールリップ
部125の変形を抑制するための第2のシールリップ部
127を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密封装置に関し、特
に往復運動用の密封装置に適用して好適な密封装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封装置として、例えば
図5に示されるものがある。図5に、従来の密封装置の
断面図を示す。図5に示される従来の密封装置201
は、ハウジング103の内周部にはめ合い部105が嵌
合固定され、ハウジング103に同軸的に挿嵌される軸
200の摺動表面に対して、ゴム状弾性材よりなる第1
のシールリップ部125によりシールを行うものであ
る。
【0003】そして、このような密封装置201は第1
のシールリップ部125の一つの機能として、ハウジン
グ103と軸200との間の偏心があってもシール性が
損なわれないように追随する偏心追随性を備えている。
また、バネ環109は第1のシールリップ部125が軸
200の摺動表面に当接するにあたり、所定の緊迫力を
付与させている。
【0004】一方、はめ合い部105にも、ハウジング
103の内周部と嵌合した時に密封性を発揮するために
環状のゴム状弾性材が外周ゴム部123として備えられ
ている。
【0005】そして、この外周ゴム部123は型成形に
より補強環113等と一体的に形成されるものである。
【0006】また、111は、第1のシールリップ部1
25が、稼動時に密封される流体による圧力や軸の運動
により変形・移動したり、さらには返転してしまうこと
を防止するための、第1のシールリップ部125を支持
するバックアップリングである。
【0007】従ってこのバックアップリング111は第
1のシールリップ部125等と異なり、ゴム状弾性材よ
りも硬い樹脂材料により製作されているものが多く、一
般的には密封装置201(本体)とは別に製作され、本
体の成形後に嵌め込まれるものである。
【0008】113は補強環であり、一般的に金属材料
で製作されており、密封装置201の環状形状を保持す
ると共にハウジング103に装着された時に、はめ合い
部105に所定の嵌合力を発生させる。さらに、115
は、オイルシールゴム部、117は、相手シールおさえ
板である。
【0009】次に、図5に示される従来の密封装置20
1の動作について説明する。図5に示されるように、ま
ず密封流体側からの加圧が少ない場合は、バネ環109
により所定の緊迫力を付与された第1のシールリップ部
125が軸に当接し、補強環113により所定の嵌合力
が発生しているはめ合い部105の外周ゴム部123が
ハウジング103としっかりと嵌合され外周部を密封し
ている。
【0010】ここで、本発明に係る密封装置及び上述の
従来の密封装置に共通して成り立つ、面圧分布と密封性
との間の関係について、図4を参照して説明する。ここ
で、図4に、本発明に係る密封装置及び従来の密封装置
に共通して成り立つ、面圧分布と密封性との間の関係を
示すための密封装置の一部概略図を示す。
【0011】また、以下の式において用いられる、例え
ば図4に示されるUPやUM等の変数は、次の式(1)に
より示される意味をもつ。
【0012】
【数1】
【0013】まず、往行程の速度、復行程の速度及び各
流量を上記式(1)にも示されるように、UP、UM、q
P、qMとすると、下式(2)が得られる。
【0014】
【数2】
【0015】従って、漏れ量Qは、下式(3)により得
られる。
【0016】
【数3】
【0017】上式(3)に、式(2)を代入すると、下
式(4)及び式(5)が得られる。
【0018】
【数4】
【0019】
【数5】
【0020】従って、式(5)に示されるKの正負によ
り、下式(6)ように漏れ及び密封が定義される。
【0021】
【数6】
【0022】このように、密封装置の密封性に関して
は、面圧分布が非常に重要な要因となっており、面圧分
布を適切に保ことにより、密封性を維持できることが判
明している。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の密封装置においては、使用された後
に、密封性が低下してしまう場合があるという問題点を
有している。
【0024】すなわち、従来の密封装置では、使用中の
高温高圧によって使用後に例えば図5に示される第1の
シールリップ部125の変形が観察されることがある。
【0025】この変形について、図6を参照して説明す
る。図6に、従来の密封装置の一部概略図を示し、図6
の(a)に、従来の密封装置の加圧変形状態の概略図を
示し、図6の(b)に、従来の密封装置の使用後(耐久
後)の概略図を示す。
【0026】図6の(a)に示されるように、密封装置
に圧力が加わると、点線のように密封装置のシールリッ
プ部が変形する。
【0027】そして、図6の(b)に示されるように、
耐久後になると、点線に示されるように、シールリップ
部に変形が生じ、その面圧分布も新品に比べて変化して
しまう。
【0028】このような変形が発生すると、密封に必要
な面圧分布が得られにくく、特に低圧時の密封性低下が
著しいこととなる。
【0029】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
密封性を向上させることが可能な密封装置を提供するこ
とを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る密封装置は、互いに同軸的に相対移動自
在に組みつけられる第1の部材と第2の部材との間の環
状隙間をシールするもので、前記第2の部材に摺動自在
に接触するゴム状弾性材料による第1のシール部と、該
第1のシール部を支持するためのバックアップ手段と、
を備えた密封装置において、前記第1のシール部を形成
する前記ゴム状弾性材料により形成され、前記第1のシ
ール部と前記バックアップ手段との間に設けられる、前
記第1のシール部の変形を抑制するための変形抑制手段
を、備えることを特徴とする。
【0031】また、前記変形抑制手段が、前記第1のシ
ール部によりシールされる被シール剤の分布を前記第2
の部材上で該第2の部材の周囲に沿って略均一になるよ
うに拡散する、拡散手段を備えることを特徴とする。
【0032】また、前記拡散手段が、前記変形抑制手段
の表面において、前記第2の部材の中心軸に対して所定
の角度傾いて形成される突起部及び前記第2の部材の中
心軸に対して所定の角度傾いて形成される溝部のうちの
少なくともいずれか一方により形成されることを特徴と
する。
【0033】従って、本発明に係る密封装置によれば、
第1のシール部とバックアップ手段との間に設けられ
た、第1のシール部の変形を抑制するための変形抑制手
段を備えるため、バックアップ手段との相乗効果によ
り、第1のシール部の変形による接触状態の変化を著し
く小さくし、この変形抑制手段が、高温、高圧、若しく
は低圧の繰り返し等による第1のシール部の変形(永久
変形を含む。)を小さく抑え、長期間にわたって第1の
シール部における初期の接触状態を保ち、密封性を維持
することにより、良好な面圧を得ることができ、密封性
を向上させることができる。
【0034】また、変形抑制手段が、第1のシール部に
よりシールされる被シール剤の第2の部材上の分布を、
この第2の部材の周囲に沿って略均一になるように拡散
する拡散手段を備えているため、被シール剤が第2の部
材上で均一となって、フリクションの低減及び摩耗状態
を改善でき、密封性の長期維持を可能とすることができ
る。
【0035】また、拡散手段が、変形抑制手段の表面に
おいて、第2の部材の中心軸に対して所定の角度傾いて
形成される突起部及び第2の部材の中心軸に対して所定
の角度傾いて形成される溝部のうちの少なくともいずれ
か一方により形成されることから、被シール剤の均一拡
散をより容易、かつ確実に実行することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0037】(第1の実施形態)本発明に係る密封装置
の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。ま
ず、図1を参照して、本発明に係る密封装置の第1の実
施形態の使用状況について説明する。
【0038】図1に、本発明に係る密封装置の第1の実
施形態の使用概略図を示す。ただし、図1に示される密
封装置の第1の実施形態は、説明を分かりやすくするた
め、実際に使用されている密封装置の断面を示した図と
なっている。したがって、本発明に係る密封装置の実際
の使用状況においては、図1に示されるような断面状態
で使用されている訳ではない。また、図1に示される部
材のうち、図5に示される部材と同様な部材には同じ番
号を付す。
【0039】図1に示されるように、本発明に係る密封
装置の第1の実施形態(密封装置101)は、互いに同
心的に相対移動自在に組みつけられる、第2の部材とし
ての軸200と、第1の部材としてのハウジング103
と、の間の環状の隙間をシールする密封装置101であ
る。ここで、117は相手シールおさえ板である。
【0040】このように、本発明に係る密封装置の第1
の実施形態(密封装置101)は、軸200とハウジン
グ103との間をシールすることにより、油等の被シー
ル剤(密封流体)の漏れを防止している。
【0041】また、図1に示される密封装置101は、
ハウジング103の内周部に環状周縁部としてのはめ合
い部105が嵌合固定され、ハウジング103に同軸的
に挿嵌される軸200の摺動表面をゴム状弾性材よりな
る第1のシール部としての第1のシールリップ部125
によりシールを行うものである。
【0042】また、図1に示されるバネ環109は、図
5に示される従来技術によるものと同様の作用を発揮す
るものである。
【0043】また、113は金属材料による補強環であ
り、密封装置101の環状形状を保持すると共にハウジ
ング103に装着された時にはめ合い部105に所定の
嵌合力を発生させる。また、115はオイルシールゴム
部であり、軸200とハウジング103との間を連絡す
る。
【0044】一方、バックアップ手段としてのバックア
ップリング111については、第1のシールリップ部1
25が、その稼動時に密封される流体による圧力や軸の
運動により変形・移動したりさらには返転してしまうこ
とを防止するために設けられ、さらに第1のシールリッ
プ部125等と異なり、ゴム状弾性材よりも硬い樹脂材
料により製作され、密封装置101の成形後に嵌め込ま
れるものである、という点で従来技術と同様である。
【0045】また、密封装置101にかかる偏心等は、
樹脂リングとしてのバックアップリング111で受ける
ため、外周ゴム部123の変形が少なく密封性が安定す
る。
【0046】ここで、本発明に係る密封装置としては上
記実施形態に係る密封装置に限定されるものではなく、
本発明の要旨を変更しない範囲において種々の変形実施
が可能である。
【0047】例えば、上述の図1を参照して説明した実
施形態においては、バネ環109を有する密封装置とし
て説明したが、上述の説明から明らかなように、本発明
に係る密封装置としては、このようなバネ環が必須のも
のではなく、このバネ環を除外した密封装置であっても
良い。この場合、除外したバネ環の分だけ製造コストの
低下等を図ることができる。
【0048】また、本発明に係る密封装置の第1の実施
形態は、図1にも示されるように、第1のシールリップ
部125の下部に、この第1のシールリップ部125と
同様のゴム状弾性材により形成され、軸200に摺動自
在に接触する、変形抑制手段としての第2のシールリッ
プ部127を備える。
【0049】ここで、上記説明においては、第2のシー
ルリップ部127を、第1のシールリップ部125との
構成材料が同じものであるとして説明したが、本発明
は、このように2つのシールリップ部を同様の材料によ
り構成する必要はなく、異なった材料により形成しても
良い。ただし、両者を同じ材料により形成した場合は、
それらの製造を容易に行い得るという利点がある。
【0050】上記第2のシールリップ部127は、本発
明に係る密封装置の特徴的な部分である。そこで、図1
に示される本発明に係る密封装置の第1の実施形態が具
備する第2のシールリップ部127について、図2を参
照してさらに詳細に説明する。図2に、図1に示される
本発明に係る密封装置の第1の実施形態の一部拡大図を
示す。
【0051】図2に示されるように、本発明に係る密封
装置の第1の実施形態は、第1のシールリップ部125
の下部であって、バックアップリング111の上部、す
なわち、第1のシールリップ部125とバックアップリ
ング111との間に、軸200と摺動自在に接触する、
変形抑制手段としての第2のシールリップ部127を具
備している。
【0052】この第2のシールリップ部127は、第1
のシールリップ部125の変形を抑制する変形抑制部材
として機能する。従って、図1に示される密封装置が使
用されたとしても、この第2のシールリップ部127
が、バックアップリング111と共に、第1のシールリ
ップ部125の変形を小さくし、その接触状態の変化も
小さくすることができるので、良好な面圧を得ることが
でき密封性を向上させることができる。
【0053】また、図2にも示されるように、本発明に
係る密封装置の第1の実施形態は、第2のシールリップ
部127の表面に、軸200と所定の角度をつけられ
た、拡散手段としての山129が少なくとも1以上形成
されている。
【0054】この山129は、第2のシールリップ部1
27に形成されることにより、軸200上に生じる油膜
等の被シール剤を拡散し、その均一化を行う。そのた
め、第1のシールリップ部125における摺動抵抗の低
減及び摩耗抑制を行うことができ、さらに長期間の密封
性の確保を可能にする。
【0055】ここで、図2に示される山129は、必須
のものではなく、このような山129が形成されていな
い密封装置であっても良い。
【0056】また、山129の形状は、図2に示される
ような形状に限定されるものではなく、例えばスパイラ
ル状であったり、ジグザグ状であったり、その他軸20
0上の油膜等の被シール剤を拡散し、その均一化を行う
形状であれば良い。
【0057】(第2の実施形態)次に、本発明に係る密
封装置の第2の実施形態について、図面を参照して詳細
に説明する。
【0058】図3に、本発明に係る密封装置の第2の実
施形態の一部拡大図を示す。ここで、この本発明に係る
密封装置の第2の実施形態が、上述の本発明に係る密封
装置の第1の実施形態と異なる点は、変形抑制手段とし
ての第2のシールリップ部127の表面に形成される、
第2の部材としての軸200上の油膜等の被シール剤の
均一化を図る部材の形状である。
【0059】従って、この第2の実施形態の密封装置の
全体構造及びその他の構成部材等は、前述の図1を用い
て説明した場合と略同様であるため、その説明を省略す
る。また、図3に示される部材において、前述の図1に
示される部材と同様の部材には同じ番号を付す。
【0060】図3に示されるように、本発明に係る密封
装置の第2の実施形態は、前述の本発明に係る密封装置
の第1の実施形態と同様に、第1のシール部としての第
1のシールリップ部125の下部であって、バックアッ
プ手段としてのバックアップリング111の上部、すな
わち、第1のシールリップ部125とバックアップリン
グ111との間に、変形抑制手段としての第2のシール
リップ部127を具備する。ただし、この図3に示され
る第2のシールリップ部127の形成材料については、
前述の第1の実施形態の場合と同様に、第1のシールリ
ップ部125と同様の形成材料であっても良いし、異な
る形成材料であっても良い。
【0061】この第2のシールリップ部127は、第1
の実施形態と同様に、バックアップリング111と共
に、第1のシールリップ部125の変形を抑制する変形
抑制部材として機能する。
【0062】従って、図3に示される第2の実施形態に
係る密封装置が使用されたとしても、この第2のシール
リップ部127が第1のシールリップ部125の変形を
小さくし、その接触状態の変化も小さくすることができ
るので、良好な面圧を得ることができ密封性を向上させ
ることができる。
【0063】また、図3にも示されるように、本発明に
係る密封装置の第2の実施形態は、第2のシールリップ
部127の表面に、軸200と所定の角度をつけられ
た、拡散手段としての溝131が少なくとも1以上形成
されている。
【0064】この溝131は、第2のシールリップ部1
27に形成されることにより、軸200上に生じる油膜
等の被シール剤の拡散及びその均一化を行う。そのた
め、第1のシールリップ部125における摺動抵抗の低
減及び摩耗抑制を行うことができ、さらに長期間の密封
性の確保を可能にする。
【0065】ここで、図3に示される溝131は、必須
のものではなく、このような溝131が形成されていな
い密封装置であっても良い。
【0066】また、溝131の形状は、図3に示される
ような形状に限定されるものではなく、例えばスパイラ
ル状であったり、ジグザグ状であったり、その他軸20
0上の油膜等の被シール剤の拡散及び均一化を行う形状
であれば良い。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1のシール部とバックアップ手段との間
に、第1のシール部の変形を抑制するための変形抑制手
段を備えているため、この変形抑制手段とバックアップ
手段との相乗効果により、第1のシール部の変形が抑え
られ、第1のシール部が変形(永久変形を含む。)しに
くく、面圧の変化を抑えるため、密封性の低下を抑える
ことが可能な密封装置を提供することができる。
【0068】さらに、変形抑制手段に、第1のシール部
によりシールされる被シール剤の分布を第2の部材上で
第2の部材の周囲に沿って略均一になるように拡散す
る、拡散手段を備えるため、第1のシール部の摩耗を少
なくし、さらに密封性の低下を回避することが可能な密
封装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密封装置の第1の実施形態の使用
概略図である。
【図2】図1に示される密封装置の一部拡大図である。
【図3】本発明に係る密封装置の第2の実施形態の一部
拡大図である。
【図4】本発明に係る密封装置及び従来の密封装置に共
通して成り立つ、面圧分布と密封性との間の関係を示す
ための密封装置の一部概略図である。
【図5】従来の密封装置の断面図である。
【図6】従来の密封装置の一部概略図である。
【符号の説明】
101 密封装置 103 ハウジング 105 はめ合い部 109 バネ環 111 バックアップリング 113 補強環 115 オイルシールゴム部 117 相手シールおさえ板 123 外周ゴム部 125 第1のシールリップ部 127 第2のシールリップ部 129 山 131 溝 200 軸 201 密封装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同軸的に相対移動自在に組みつけ
    られる第1の部材と第2の部材との間の環状隙間をシー
    ルするもので、前記第2の部材に摺動自在に接触するゴ
    ム状弾性材料による第1のシール部と、該第1のシール
    部を支持するためのバックアップ手段と、を備えた密封
    装置において、 前記第1のシール部を形成する前記ゴム状弾性材料によ
    り形成され、前記第1のシール部と前記バックアップ手
    段との間に設けられる、前記第1のシール部の変形を抑
    制するための変形抑制手段を、備えることを特徴とする
    密封装置。
  2. 【請求項2】 前記変形抑制手段が、 前記第1のシール部によりシールされる被シール剤の分
    布を前記第2の部材上で該第2の部材の周囲に沿って略
    均一になるように拡散する、拡散手段を備えることを特
    徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 【請求項3】 前記拡散手段が、 前記変形抑制手段の表面において、 前記第2の部材の中心軸に対して所定の角度傾いて形成
    される突起部及び前記第2の部材の中心軸に対して所定
    の角度傾いて形成される溝部のうちの少なくともいずれ
    か一方により形成されることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の密封装置。
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