JP2002002002A - カッター装置付きプリンター - Google Patents

カッター装置付きプリンター

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JP2002002002A
JP2002002002A JP2000189160A JP2000189160A JP2002002002A JP 2002002002 A JP2002002002 A JP 2002002002A JP 2000189160 A JP2000189160 A JP 2000189160A JP 2000189160 A JP2000189160 A JP 2000189160A JP 2002002002 A JP2002002002 A JP 2002002002A
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JP
Japan
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sheet
ink ribbon
platen roller
cutter device
thermal head
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Application number
JP2000189160A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ishida
美幸 石田
Masahiko Kowase
雅彦 小和瀬
Tomoaki Saito
智亮 斉藤
Shinichi Takeuchi
申一 竹内
Norihiro Nakabayashi
憲洋 中林
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カッティング工程時にシートの移動を容易にす
ること 【解決手段】本体側ユニット2が、ロール紙6を支える
プラテンローラ5と、このプラテンローラ5によって送
られるロール紙6を支える搬送ローラ8と、この搬送ロ
ーラ8に支えられたロール紙6を所望の形状に切り抜く
カッター装置9とを備え、本体側ユニット2に対して上
下に開閉可能なドア部3が、プラテンローラ5上のロー
ル紙6上にインクリボン42を供給するインクリボン供
給ユニット41と、インクリボン42のインクをロール
紙6に転移させるサーマルヘッド32とを備え、プリン
ト工程終了後にカッティング工程を行う制御手段50
と、カッティング工程に入るときに、制御手段50の命
令により、プラテンローラ5とサーマルヘッド32とが
ロール紙6とインクリボン42とを挟み持つ挟持状態を
解除する解除機構を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントを行った
後にプリントしたシートを所望の形状に切り抜くカッタ
ー装置付きプリンターに関し、更に詳しくは、プリント
工程からカッティング工程に変わる際に、シートの移動
を容易にしたカッター装置付きプリンターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクリボンとサーマルヘッド及
びプラテンローラを用いて紙などのシートにプリントを
行うプリンターが知られている。また、紙などのシート
を所定の形状に切り抜くカッター装置も知られている。
このカッター装置は、テーブル上にシートを載せて固定
し、シートの上にカッターの刃先を当て、このカッター
を所望形状に合わせて移動させることにより、切り抜く
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなプリンターとカッター装置とを一体にしたカッター
装置付きプリンターは未だ研究途上にある。
【0004】このカッター装置付きプリンターの研究開
発に当たって、切り抜かれたシートへのプリントは難し
いので、プリンターにおいてプリント処理を行った後に
カッティング処理を行うことが望まれる。
【0005】プリント処理後のシートを切り抜くには、
テーブルにシートを固定せず、送りローラによりシート
をローラの回転方向に送りつつ、カッターの刃先をシー
トの送り方向と直交方向に移動させて、所定形状に切り
抜く方式が、装置全体のコンパクト化・軽量化・機構の
簡単化に有利であることが判ってきている。
【0006】また、インクリボンが例えばイエロー・マ
ゼンタ・シアン・ブラック等の4色カラープリントの場
合、これらのイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの
4色からなるインク領域が、インクリボンの長手方向に
多数形成されている。
【0007】このため、一つのカラープリントを完成す
るには、例えば、イエローのプリント処理後、マゼンタ
のプリント処理、シアンのプリント処理、ブラックのプ
リント処理というように、シートに当てるインクリボン
のカラー領域を移動させる必要がある。このインクリボ
ンのカラー領域を移動させる場合には、サーマルヘッド
・インクリボン・シート・プラテンローラの密着状態を
解除してインクリボンが移動可能にする必要がある。
【0008】本発明は、このようなカッター装置付きプ
リンターにおいて、プリンターからカッター装置側にシ
ートを送る場合に、サーマルヘッド・インクリボン・シ
ート・プラテンローラが密着していると、カッター装置
への搬送或いは送りローラの搬送抵抗が大であり、カッ
ティングに適しないこと、及び、カラープリントの場合
に、インクリボンが自在に移動出来るように、すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1のカッター装置付きプリンター
は、プリント対象のシートを支えるプラテンローラと、
このプラテンローラから送られる前記シートを支える搬
送ローラと、この搬送ローラに支えられた前記シートを
所望の形状に切り抜くカッター装置とを備えた本体側ユ
ニットと、前記プラテンローラ上の前記シート上にイン
クリボンを供給するインクリボン供給ユニットと、前記
インクリボンのインクを前記シートに転移させるサーマ
ルヘッドとを備え、前記本体側ユニットに対して上下に
開閉可能なドア部と、前記プリンターによるプリント工
程と前記カッター装置によるカッティング工程と順に行
うための制御手段と、前記カッティング工程に入るとき
に、前記制御手段の命令により、前記プラテンローラと
前記サーマルヘッドとが前記シートと前記インクリボン
とを挟み持つ挟持状態を解除する解除機構を備えている
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2のカッター装置付きプリ
ンターは、請求項1のカッター装置付きプリンターにお
いて、前記解除機構は、前記カッティング工程に入ると
きに、少なくとも前記サーマルヘッド及び前記インクリ
ボンが前記シートから離れる程度に、前記ドア部を開く
機構により構成されていることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3のカッター装置付きプリ
ンターは、プリント対象のシートを支えるプラテンロー
ラと、このプラテンローラから送られる前記シートを支
える搬送ローラと、この搬送ローラに支えられた前記シ
ートを所望の形状に切り抜くカッター装置とを備えた本
体側ユニットと、前記プラテンローラ上の前記シート上
にインクリボンを供給するインクリボン供給ユニット
と、前記インクリボンのインクを前記シートに転移させ
るサーマルヘッドとを備え、前記本体側ユニットに対し
て上下に開閉可能なドア部と、前記プリンターによるプ
リント工程と前記カッター装置によるカッティング工程
と順に行うための制御手段と、前記プラテンローラと前
記サーマルヘッドとが前記シートと前記インクリボンと
を挟み持つ挟持状態を解除するように、少なくとも前記
サーマルヘッド及び前記インクリボンが前記シートから
離れる程度に、前記ドア部を開く機構とを有し、前記制
御手段は、前記カッティング工程にはいるときに、前記
ドア部を開くことを要求し、この要求を表示手段により
出力することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4のカッター装置付きプリ
ンターは、プリント対象のシートを支えるプラテンロー
ラと、このプラテンローラから送られる前記シートを支
える搬送ローラと、この搬送ローラに支えられた前記シ
ートを所望の形状に切り抜くカッター装置とを備えた本
体側ユニットと、前記プラテンローラ上の前記シート上
にインクリボンを供給するインクリボン供給ユニット
と、前記インクリボンのインクを前記シートに転移させ
るサーマルヘッドとを備え、前記本体側ユニットに対し
て上下に開閉可能なドア部と、前記プリンターによるプ
リント工程と前記カッター装置によるカッティング工程
と順に行うための制御手段と、前記制御手段は、前記イ
ンクリボンが複数種類のインクで構成されるときに、前
記インクリボンを移動させるときの抵抗を軽減するよう
に、前記制御手段からの命令により、前記プラテンロー
ラと前記サーマルヘッドとが前記シートと前記インクリ
ボンとを挟み持つ挟持状態を解除する解除機構を備えて
いることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
るカッター装置付きプリンターを図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1は本発明のカッター装置付きプリンタ
ーの主要構成を示したものであり、カッター装置付きプ
リンター1は、本体側ユニット2と、本体側ユニット2
に対して上下に回動するドア部3とを有する。
【0015】本体側ユニット2は、上方が開放された箱
形形状の筐体4を有し、この筐体4の中にプラテンロー
ラ5と、シートとしてのロール紙6を巻き付けたロール
7と、搬送ローラとしての送りローラ8と、カッター装
置9とが配置される。ロール紙6は、両側の縁部に送り
用の穴が多数一列に定間隔で開口された紙製のものであ
る。
【0016】ロール紙6は例えば、両側の縁部に送り用
の穴が定間隔で多数一列に開口された剥離紙の上に、粘
着剤を有するプラスチック製のカラーフィルム或いはカ
ラーシート(モノクロでも良い)を貼り付けたものでも
良い。なお、この実施の形態では、請求項のシートをロ
ール紙6で説明しているが、カット紙でも良い。
【0017】ロール7は、筐体4内部に取り付けられた
軸受けに回転自在に保持される。
【0018】プラテンローラ5及び送りローラ8は、そ
れぞれ筐体4内部の左右側壁近傍に設けられた軸受けに
保持され、図8の制御装置50により、プリント工程並
びにカッティング工程に応じて回転する。送りローラ8
の左右両側の縁部周面には、ロール紙6の送り用の穴に
填り込んでロール紙6を送るための突起10が多数等間
隔で形成されている。
【0019】カッター装置9は、図2の概念図に示すよ
うに、送りローラ8の軸方向に平行に延びるフレーム1
1と、フレーム11の左右両端部の軸受け12、12に
保持されたガイドレール13と、ガイドレール13に往
復移動可能に保持されたカッティングユニット14と、
カッティングユニット14を往復移動させるワイヤ15
と、カッティングユニット14のアーム16の先端部を
送りローラ8に対して接近離間させるワイヤ17とを有
する。
【0020】アーム16の先端部には、先端の刃先が鋭
角的に形成されたカッター18の保持筒19が回転自在
に保持されている。
【0021】ワイヤ15はプーリ20A、20Bの間に
掛け渡されており、一方の動力源となるプーリ20Aの
駆動用モータ51(図8参照)はカッティング工程にお
いて前述の制御装置の命令によりカッティング形状の水
平方向の移動量を制御する。ワイヤ15は無端ワイヤで
ありその一部がカッティングユニット14に固定され、
ワイヤ15の移動によりカッティングユニット14がガ
イドレール13に沿って移動可能になっている。
【0022】ワイヤ17の一端はフレーム11の一端部
に固定され、ワイヤ17の他端部はフレーム11の他端
部に取り付けられた電磁ソレノイド21に固定されてい
る。
【0023】ワイヤ17の中間部はカッティングユニッ
ト14内部の図示しないプーリを介してアーム16の端
部に経由しており、図8の制御手段50によりカッティ
ング形状に応じて電磁ソレノイド21をオンオフするこ
とにより、カッター18を送りローラ8に対して接触・
離間する。保持筒19はカッター18の刃先を中心に回
動自在とされており、ロール紙6及びカッティングユニ
ット14の動きに応じて、抵抗の少ない方に刃先を向け
ることが出来るようになっている。
【0024】ドア部3は、図4に示すように、本体ユニ
ット2の筐体4の後部に回転可能に保持される筐体30
を備えている。筐体30には、インクリボン供給ユニッ
ト31と、サーマルヘッド32とが固定される。プリン
ター40は、サーマルヘッド32とインクリボン供給ユ
ニット31及びプラテンローラ5とで構成される。
【0025】筐体30の自由端部側にはドア部3の端部
を本体ユニット2側に固定するフック部33が形成され
ている。フック部33は本体ユニット2側に固定される
ピン34がフック穴35に入り込むことにより、ドア部
3を本体ユニット2側に固定し、本体ユニット2を閉鎖
した状態とする。
【0026】フック部33の下端部には、図7に示すカ
ム36に従動するカム37が形成されている。フック部
33は蓋部3に設けられたピン38を中心に回転可能に
支持され、図示しないバネによりピン34をフック穴3
5に挿入するように付勢されている。
【0027】カム36は、ピン39を中心に回転可能と
され、図7に示す解除機構駆動用のモータ41により回
転制御される。カム36、37及びカム36を回転させ
るモータ41は解除機構を構成する。モータ41は、図
8の制御手段50により制御される。
【0028】筐体30は下側に開放される箱体形状を有
しており、インクリボン供給ユニット31を掛け止めて
固定することが出来るようになっていると共に、サーマ
ルヘッド32を固定する。インクリボン供給ユニット3
1は、図5に示すように、上ケース43Aと、下ケース
43Bとで構成され、インクリボン42の巻出しロール
42Aと巻き取りロール42Bを保持する。上ケース4
3Aは、半円筒形状部44A、44Bを一対のアーム4
4Cで連絡している。下ケース43も同様に半円筒形状
部45A、45Bを一対のアーム45Cで連絡してい
る。巻出しロール42Aと巻き取りロール42Bの片方
の側面(図5の裏面側)には、ギアが形成され、そのギ
アが図8のインクリボン供給用のモータ46により駆動
される。巻出しロール42Aのインクリボン42は多色
インク・単色インクいずれでも良い。インクリボン42
は、下ケース43Bの取り出し口Aの丸いガイドBから
引き出され、インク部分を図1の下に向けた状態でサー
マルヘッド32の下に掛け渡されて、巻き取りロール4
2Bに巻かれる。下ケース43Bの半円筒形上部45B
のサーマルヘッド32側はインクリボン42の取り入れ
口になるように開口している。
【0029】サーマルヘッド32は、図6及び図12に
示すように、インクリボン42の長手方向ほぼ全幅の長
さに及ぶように発熱素子Pを備えており、この発熱素子
Pを取り付けるフレームの両側にフランジ32Aが形成
され、フランジ32Aにプラテンローラ5の両側を保持
する保持穴32Bが形成されている。保持穴32Bにプ
ラテンローラ5が保持されるとき、サーマルヘッド32
はインクリボン42及びロール紙6を介してプラテンロ
ーラ5の周面に接触している。ドア部3が上に開けられ
て、図9に示すように、保持穴32Bからプラテンロー
ラ5が抜けたときに、サーマルヘッド32は、プラテン
ローラ5の周面から離れ、インクリボン42とロール紙
6とが離れ、ロール紙6はプラテンローラ5及び送りロ
ーラ8の回転により搬送される。
【0030】制御手段50は、マイクロコンピュータ及
びインターフェース回路、電源回路等からなるもので、
マイクロコンピュータを動作させるためのプログラム
と、インターフェース回路に接続された機器を制御する
周辺機器制御プログラム等をROMに保有しており、R
AMにリアルタイムの制御データを格納する。
【0031】インターフェース回路には、図8に示すよ
うに、サーマルヘッド32、カッター装置9のワイヤ1
7の駆動用モータ51、電磁ソレノイド21、解除機構
の駆動用のモータ41、モニターM、インクリボン供給
ユニット31のモータ46、プラテンローラ5の駆動用
モータ47、送りローラ8の駆動用モータ48が接続さ
れている。
【0032】周辺機器制御プログラムは、プリンター4
0によるプリント工程とカッター装置9によりカッティ
ング工程とを制御するように、プリンター40を制御す
るプリント機能と、カッター装置9を制御するカッティ
ング機能と、ドア部3の筐体表面等に設けられるモニタ
ーMの表示機能とを有する。
【0033】制御手段50は、プリント工程からカッテ
ィング工程に入るときに、ドア部3をロック状態から開
状態にするように、モータ41を180度回転させる命
令を出力し、カム36を回転させる。
【0034】これにより、図9に示すように、カム37
が上方に変移して、ドア部3がバネの付勢力により開
き、プラテンローラ5とサーマルヘッド32とがロール
紙6とインクリボン42とを挟み持つ挟持状態が解除さ
れ、ロール紙6にかかる抵抗が顕著に軽減される。
【0035】この実施の形態のカッター装置付きプリン
ター1は、ドア部3を開く解除機構が、カム36、37
及びカム36を回転させるモータ41により構成され、
モータ41は図8の制御手段50により制御され、プリ
ント工程からカッティング工程に入るときに、図9に示
すように、少なくともサーマルヘッド32及びインクリ
ボン42がロール紙6から離れる程度に、ドア部3を開
くので、ロール紙6にかかる抵抗が顕著に軽減され、カ
ッター装置9によるカッティング工程が可能となる。
【0036】なお、プラテンローラ5とサーマルヘッド
32とがロール紙6とインクリボン42とを挟み持つ挟
持状態を解除するように、少なくともサーマルヘッド3
2及びインクリボン42がロール紙6から離れる程度
に、ドア部を開く機構とを有し、制御手段50は、プリ
ント工程からカッティング工程にはいるときに、手動に
よりドア部3を開くことを要求し、この要求を表示手段
としてのモニターMにより出力し、ドア部3が図9のよ
うに若しくは90度程度に完全に開いたときに、初めて
カッティングフラグを実行し、ドア部3があかない場合
に、カッティング工程を開始しないように手順を決めて
も良い。この場合、プリント工程を開始するにあたっ
て、ドア部3が図1のようにロックしているかどうかを
例えばマイクロスイッチ等で検知し、このドアロック検
知用のマイクロスイッチがドア部3のロックを検知しな
い場合に、ドア部3を閉めることをモニターMに出力し
ても良い。
【0037】なお、図10に示すように、ドア部3が本
体側ユニット2にロックした状態を解除する解除機構を
構成しても良い。この場合、解除機構はドア部3の自由
端部側に設けたラック60とピニオン61とピニオン6
1を回転させるモータ62(モータ41相当)で構成さ
れる。ドア部3をプリント工程からカッティング工程に
換える場合に、制御手段50の命令により、モータ62
を回転させてドア部3のロック状態を解除して図9のよ
うに開くことができる。
【0038】また、このようにラックアンドピニオン機
構により解除機構を構成すると、インクリボン42が、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の多色インク
からなる場合、各色のインクごとにプリントを行って多
色刷りプリントを行う場合に、解除機構駆動用のモータ
41を作動させてドア部3を軽く開いた状態にした後に
再度ドア部3を閉じることができる。このようにドア部
3を一旦開いてインクリボン42を送った後に再度ドア
部3を閉じてサーマルヘッド32とプラテンローラ5と
の間にロール紙6とインクリボン42とを接触させるこ
とが出来るため、インクリボン42のインク領域変更と
プリント再開位置との位置合わせを自動的に行うことが
容易に行える。
【0039】図11乃至図14は、サーマルヘッド32
とプラテンローラ5とでインクリボン42とロール紙6
とを挟み付ける状態を解除する解除機構の変形例を示し
ている。
【0040】図11、図12の解除機構はサーマルヘッ
ド32をカム63により上に移動させる構成としてい
る。サーマルヘッド32のプラテンローラ5を保持する
左右フランジ64の下端部にカム63を接触するように
配置し、カム63はピン65を中心に回転可能とし、ピ
ン65をギア等を介して解除機構駆動モータ41で制御
する。プリント時にはカム63は図11、12において
破線の位置に位置し、カッティング時或いはインクリボ
ン42をロール紙6と同期せずに移動する時には、図1
1、12の実線の位置に位置する。
【0041】図13は更に別の解除機構を示す。この解
除機構は、サーマルヘッド42の上部にプレート66を
取り付け、プレート66上にネジ67を回転可能に保持
させ、ネジ67を蓋部3の筐体30側に固定したナット
部68に螺合し、ナット部68のフランジ69とプレー
ト66の間にバネ70を配置している。この解除機構で
は、ネジ67を解除機構駆動モータ41で回転させる
と、サーマルヘッド32を上下方向に変移させることが
できる。バネ70はプレート66を下方に付勢するため
に、プレート66のぐらつきが防止される。
【0042】図14は、サーマルヘッド32を上下に変
移させるタイプの解除機構を示している。この解除機構
では、サーマルヘッド32をプレート71の下面に取り
付け、プレート71のプラテンローラ5から離れた端部
にピン72を軸止して、プレート71を上下に揺動可能
に支持している。プレート71のプラテンローラ5側の
端部にはプーリ73を軸止しており、蓋部3の筐体30
側にプーリ74、75を軸止し、プーリ74、73、7
5間にワイヤ76を掛け渡し、ワイヤ76の一端を筐体
30に固定し、ワイヤ76の他端を例えば電磁ソレノイ
ド77に固定する構成とする。この電磁ソレノイド77
は上述の駆動モータ41の代りであり、プリント工程か
らカッティング工程への状態変化のときに、カッティン
グ工程フラグの立ち上がりにワイヤ76を電磁ソレノイ
ド77が引く。プリント工程時には電磁ソレノイド77
がワイヤ76を緩め、サーマルヘッド32をプラテンロ
ーラ5に当てる。この場合プレート71を下方に付勢す
るバネを設けても良い。
【0043】図15は、本発明の解除機構の別の構成例
を示すものである。図15の解除機構は、プラテンロー
ラ5をカッティング工程時に下方に退避させる構成とす
る。このプラテンローラ5をカッティング工程時に下方
に退避させるには、プラテンローラ5の両端部を図示し
ないアームに保持させ、アームの基部を本体ユニット部
2の側壁部に回動自在に保持させ、アームを通常時サー
マルヘッド32側に付勢しておき、カッティング工程時
やインクリボン交換時等に、ソレノイドやワイヤなどで
アームを揺動するようにしても良い。
【0044】このように、上述の解除機構図1乃至図1
5の解除機構を備えることにより、インクリボン42が
複数種類のインクで構成されるときに、インクリボン4
2を移動させて多色インクのインク領域がサーマルヘッ
ド32に位置するようにインクリボン42を移動させる
ときに、このインクリボン42の抵抗を軽減できる。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1のカッター装置付きプ
リンターによれば、カッティング工程に入るときに、前
記制御手段からの命令により解除機構が作動して、前記
プラテンローラと前記サーマルヘッドとが前記シートと
前記インクリボンとを挟み持つ挟持状態が解除される。
なお、シートは、ロール紙でもカット紙でも良く、更
に、粘着フィルム或いは粘着シートを貼り付けた剥離紙
付きシートを含む。
【0046】本発明の請求項2のカッター装置付きプリ
ンターによれば、カッティング工程に入るときに、制御
手段の命令に基づいてドア部を開く機構が作動し、自動
的にドア部が開かれてカッティング工程が開始する。
【0047】本発明の請求項3のカッター装置付きプリ
ンターによれば、カッティング工程にはいるときに、操
作者に対してドア部を開けることを要求し、操作者がド
ア部を開けたときにカッティング工程が開始される。
【0048】本発明の請求項4のカッター装置付きプリ
ンターによれば、インクリボンの種類が色やインクの材
質によって異なり、複数種類のインクにより一つのプリ
ント絵柄が構成される場合、インクリボンのインク領域
を変更するときに、制御手段に制御される解除手段によ
って自動的にシートとインクリボンの挟持状態が解除さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるカッター装置付き
プリンターの主要構成を示す概念図
【図2】図1のカッター装置の主要構成を平面的に示す
概念図
【図3】図1、図2のカッター装置のカッターの取り付
け状態を示す拡大図
【図4】図1のドア部の構成を示す概略図
【図5】図1のドア部に装着されるインクリボン供給ユ
ニットの概略図
【図6】図1のサーマルヘッドの概略側面図
【図7】ドア部の解除機構の説明図
【図8】制御手段の周辺機器の接続状態を示す図
【図9】図1の閉鎖時のドア部を開いてサーマルヘッド
とプラテンローラとの接触状態を解除したときの概略説
明図
【図10】第2のインクリボン・ロール紙の挟持状態解
除機構の説明図
【図11】第3のインクリボン・ロール紙の挟持状態解
除機構の説明図
【図12】図11のサーマルヘッドとカムの配置状態を
示す
【図13】第4のインクリボン・ロール紙の挟持状態解
除機構の説明図
【図14】第5のインクリボン・ロール紙の挟持状態解
除機構の説明図
【図15】第6のインクリボン・ロール紙の挟持状態解
除機構の説明図
【符号の説明】
2 本体側ユニット 3 ドア部 5 プラテンローラ 6 ロール紙(シート) 8 送りローラ(搬送ローラ) 9 カッター装置 31 インクリボン供給ユニット 32 サーマルヘッド 33 フック部 34 ピン 35 穴 36 カム(解除機構) 37 カム(解除機構) 38 ピン(解除機構) 39 ピン(解除機構) 40 プリンター 41 モータ 42 インクリボン 50 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 35/06 B41J 3/20 109Z 29/00 H (72)発明者 斉藤 智亮 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 (72)発明者 竹内 申一 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 (72)発明者 中林 憲洋 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AC06 AC15 AE04 AF31 AF51 DA10 LA03 LA29 LB06 LB17 LB36 LC11 2C061 AQ04 AR01 AS02 AS06 CK01 2C065 AA01 AB03 AC01 CC08 CC09 CC10 CC27 CZ09 3C024 AA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント対象のシートを支えるプラテンロ
    ーラと、このプラテンローラから送られる前記シートを
    支える搬送ローラと、この搬送ローラに支えられた前記
    シートを所望の形状に切り抜くカッター装置とを備えた
    本体側ユニットと、 前記プラテンローラ上の前記シート上にインクリボンを
    供給するインクリボン供給ユニットと、前記インクリボ
    ンのインクを前記シートに転移させるサーマルヘッドと
    を備え、前記本体側ユニットに対して上下に開閉可能な
    ドア部と、 前記プリンターによるプリント工程と前記カッター装置
    によるカッティング工程と順に行うための制御手段と、 前記カッティング工程に入るときに、前記制御手段の命
    令により、前記プラテンローラと前記サーマルヘッドと
    が前記シートと前記インクリボンとを挟み持つ挟持状態
    を解除する解除機構を備えていることを特徴とするカッ
    ター装置付きプリンター。
  2. 【請求項2】請求項1のカッター装置付きプリンターに
    おいて、前記解除機構は、前記カッティング工程に入る
    ときに、少なくとも前記サーマルヘッド及び前記インク
    リボンが前記シートから離れる程度に、前記ドア部を開
    く機構により構成されていることを特徴とするカッター
    装置付きプリンター。
  3. 【請求項3】プリント対象のシートを支えるプラテンロ
    ーラと、このプラテンローラから送られる前記シートを
    支える搬送ローラと、この搬送ローラに支えられた前記
    シートを所望の形状に切り抜くカッター装置とを備えた
    本体側ユニットと、 前記プラテンローラ上の前記シート上にインクリボンを
    供給するインクリボン供給ユニットと、前記インクリボ
    ンのインクを前記シートに転移させるサーマルヘッドと
    を備え、前記本体側ユニットに対して上下に開閉可能な
    ドア部と、 前記プリンターによるプリント工程と前記カッター装置
    によるカッティング工程と順に行うための制御手段と、 前記プラテンローラと前記サーマルヘッドとが前記シー
    トと前記インクリボンとを挟み持つ挟持状態を解除する
    ように、少なくとも前記サーマルヘッド及び前記インク
    リボンが前記シートから離れる程度に、前記ドア部を開
    く機構とを有し、 前記制御手段は、前記カッティング工程にはいるとき
    に、前記ドア部を開くことを要求し、この要求を表示手
    段により出力することを特徴とするカッター装置付きプ
    リンター。
  4. 【請求項4】プリント対象のシートを支えるプラテンロ
    ーラと、このプラテンローラから送られる前記シートを
    支える搬送ローラと、この搬送ローラに支えられた前記
    シートを所望の形状に切り抜くカッター装置とを備えた
    本体側ユニットと、 前記プラテンローラ上の前記シート上にインクリボンを
    供給するインクリボン供給ユニットと、前記インクリボ
    ンのインクを前記シートに転移させるサーマルヘッドと
    を備え、前記本体側ユニットに対して上下に開閉可能な
    ドア部と、 前記プリンターによるプリント工程と前記カッター装置
    によるカッティング工程と順に行うための制御手段と、 前記制御手段は、前記インクリボンが複数種類のインク
    で構成されるときに、前記インクリボンを移動させると
    きの抵抗を軽減するように、前記制御手段からの命令に
    より、前記プラテンローラと前記サーマルヘッドとが前
    記シートと前記インクリボンとを挟み持つ挟持状態を解
    除する解除機構を備えていることを特徴とするカッター
    装置付きプリンター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230071A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Max Co Ltd プリンタ装置
JP2008230073A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Max Co Ltd プリンタ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230071A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Max Co Ltd プリンタ装置
JP2008230073A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Max Co Ltd プリンタ装置

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