JP2008230073A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のプリンタ部、或いはプリンタ部とラミネート処理部やカッティング処理部などを搭載したプリンタ装置の小型化を図る。
【解決手段】フレーム5の中央下部に印刷用シートロール収容室6を配置し、シートの搬送路8をシートロール収容室の側方から円弧状に上方へ反転させて水平に延ばす。搬送路の反転曲面部の周面にサーマルヘッド型プリンタ部2,3を配置し、非反転曲面部上にラミネート処理部4を配置する。搬送路の下にカッティング処理部61と第二搬送路71を配置する。上側搬送路で印刷及びラミネート処理を行われたシートは、上側搬送路中の経路切替フラップ51を通じてカッティング処理部へ送られ、カッティング処理されて排出される。
【選択図】図4

Description

この発明は、プリンタ部とカッティング処理部やラミネート処理部等を備えた複合処理型のプリンタ装置や、印刷色の異なる複数のプリンタ部を備えた多色プリンタ装置などのように複数の処理機構部を備えたプリンタ装置に関するものであり、特に小型化を図ったプリンタ装置に関するものである。
樹脂シートや紙に対して多色熱転写印刷を行うプリンタ装置や、印刷とともにカッティング処理やラミネート処理等を行うプリンタ装置は広く知られている。その一例である特許文献1と特許文献2のプリンタ装置は、それぞれ異なる色のインクリボンを備えた複数のサーマルヘッドユニットを、平面状のシートガイドテーブル上に一定間隔で直列配置し、シートを直線的に送りつつ一つのサーマルヘッド毎に単色印刷を行い、複数のサーマルヘッドを通過させることで多色印刷を行うものである。また、特許文献3のプリンタ装置は、円柱形のシートガイドドラムの周囲に一定間隔で複数のサーマルヘッドを配置したもので、特許文献1,2のものよりも全体的に小型化が可能な構造となっている。
特開2002-254769号公報 特開平8-1967号公報 特開2000-263878号公報
特許文献1,2のプリンタ装置のように、複数のサーマルヘッドを直線的に配置した構成では、装置全体の長さが長くなって大型化する。また、用紙やシートを直線的に送る場合、平面型サーマルヘッドへシートを線接触させるために、プラテンローラ或いはリブなどによってシートを局所的に隆起させる必要があり、剥離紙付粘着シートに印刷する場合は、前記隆起により部分的に剥離紙からシートが浮上がるトンネリング現象が生じるという問題がある。端面型サーマルヘッドを用いれば、シートを隆起させなくとも印刷が可能であるが、端面型サーマルヘッドは平面型サーマルヘッドよりも高価であり、製造コストが上昇する。
特許文献3のプリンタ装置のように、用紙等の搬送経路を曲線とすれば、装置の長さを抑えることができるとともに、サーマルヘッドに対する用紙の接触面が曲面となるため平面型サーマルヘッドを用いることができるが、特許文献3のプリンタ装置はドラムの周囲に複数のサーマルヘッドユニットが固定されているので、紙詰まりやシート詰まりが起こった場合の除去処理がやりにくい。また、このプリンタ装置はインクリボンの交換に際してサーマルヘッドユニットの側面からリボンカートリッジを引抜き及び挿入する構造となっており、カートリッジ挿入時にインクリボンが弛んでいると、インクリボンがサーマルヘッドに引っ掛かってインクリボンが損傷することもあり、カートリッジ交換の際に注意が必要である。
そこで、装置の寸法を可及的に小型化し、且つ、詰まったシートの除去処理やインクリボン交換等のメンテナンスが容易なプリンタ装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、プリンタ部とラミネート処理部および/またはカッティング処理部などを印刷用シートの搬送路上に配置したプリンタ装置において、印刷用シートロール収容室の側方から円弧状に上方へ反転する反転曲面部と、反転曲面部の上端から延びる平面部や曲面部等の非反転曲面部とからなる印刷用シートの搬送路を備え、前記反転曲面部の周面にサーマルヘッド型プリンタ部を配置し、前記非反転曲面部上にラミネート処理部ないしカッティング処理部などのうち少なくとも一つの処理部を配置したことを特徴とするプリンタ装置を提供するものである。
また、上記搬送路の下に、カッティング処理部などのプリンタ部以外の処理部と第二搬送路とを配置し、上記搬送路から第二搬送路へ印刷用シートの搬送経路を切替える経路切替手段を備え、上記搬送路にて処理された印刷用シートを第二搬送路へ送って他の処理を行うように構成したプリンタ装置を提供するものである。
また、上記搬送路上に配置された少なくとも一つのサーマルヘッド型プリンタ部や他の処理部は、前後いずれか一端側をフレームにヒンジ結合されており、他端側を引上げて搬送路を開放できるように形成したプリンタ装置を提供するものである。
また、フレームにヒンジ結合された上記サーマルヘッド型プリンタ部や他の処理機構部は、開放状態で上方からインクリボンロールやラミネートシートロールなどの消耗品の交換を行えるように形成されているプリンタ装置を提供するものである。
本発明のプリンタ装置は、印刷用シートの搬送路を印刷用シートロール収容室の側方から円弧状に上方へ反転させて水平に延びる形状としたことにより、直線搬送路を備えたプリンタ装置よりも搬送路方向の長さを減少することができ、装置の寸法を小型化できる。また、プリンタ部を搬送路の反転曲面部に配置することにより、シートを局所的に隆起させる必要がないため、剥離紙付シートと剥離紙とが部分的に剥離する現象が発生する虞が少ない。また、上記の配置により端面型サーマルヘッドを使用する必要がなく、より一般的で選択肢の広い平面型サーマルヘッドを使用することができてコスト面でも有利である。
また、上記搬送路の下にカッティング処理部またはラミネート処理部のうちの少なくとも一つの処理部と第二搬送路とを配置し、上側の搬送路で印刷などの処理を行った印刷用シートを、経路切替手段により第二搬送路へ送って他の処理を行うように構成することにより、さらに搬送路方向の長さを削減することができる。
また、搬送路上に配置されたサーマルヘッド型プリンタ部や他の処理機構部を、ヒンジ機構により取付け、一端側を引上げて搬送路を開放できるように形成することにより、詰まったシートの除去などのメンテナンスが容易化する。
また、プリンタ部や他の処理機構部を反転して開放し、上方からインクリボンロールやラミネートシートロールなどの消耗品の交換を行えるようにすることにより、消耗品の交換が容易であり、カートリッジを用いない形態の消耗品を使用することができ、ランニングコストを低減することができる。
この発明は、プリンタ部とラミネート処理部および/またはカッティング処理部などを印刷用シートの搬送路上に配置したプリンタ装置において、印刷用シートロール収容室の側方から円弧状に上方へ反転する反転曲面部と、反転曲面部上端から延びる非反転曲面部とからなる印刷用シートの搬送路を備え、前記反転曲面部の周面にサーマルヘッド型プリンタ部を配置し、前記非反転曲面部上にラミネート処理部ないしカッティング処理部などのうち少なくとも一つの処理部を配置することにより、直線搬送路を備えたプリンタ装置よりも搬送路方向の長さを減少することができ、装置の寸法を可及的に小型化するという目的を達成した。
図1は、剥離紙付粘着シートに対して二色印刷と表面のラミネート処理及びカッティング処理を行うプリンタ装置1を示し、左側面に第一プリンタ部2、上面左に第二プリンタ部3、上面右にラミネート処理部4が配置されており、これら三つの機構部2,3,4はそれぞれフレームに対してヒンジ結合されていて、図2に示すように一端を引上げて反転することにより内面側を露出させることができる。また、上記構成に対し、剥離紙付粘着シートの幅方向の一側に各機構部2,3,4をフレームに対してヒンジ結合させることで、一端を引上げて反転することにより内面側を露出させるようにしてもよい。
図3はフロントカバーを外した状態のプリンタ装置1の正面図であり、図4は要部以外の箇所を非表示として簡略化した正面図である。図4に示すようにフレーム5の中央部下側は、シートロール収容室6であり、シートロール支持軸7に装着した剥離紙付粘着シートロールSRは空中に支持されている。シートロール収容室6の左から上に掛けて第一搬送路8が配置されていて、この第一搬送路8は、シートロール収容室6の左から上方に向かい右方向へ反転する半円形の反転曲面部8aと、反転曲面部8aの上端からフレーム5の右側へ向かって水平に伸びる非反転曲面部8bとによって構成されており、第一搬送路8の下には第一搬送路8と平行に第二搬送路71が配置されている
第一搬送路8は、要所に形成したスリットを通じて内面側からモータ駆動の搬送ローラ9と従動形のガイドローラ10の頂点が露出していて、シートロール収容室6側の入口から数えて二番目のローラは、金属あるいはセラミックなどの硬質素材の表面に滑り止め加工を施したグリッドローラ11であり、後述する印刷工程においてグリッドローラ11により剥離紙付粘着シートの送り量を精密に制御するように構成している。
モータ駆動される搬送ローラ9に対してはピンチローラ12が弾接しており、グリッドローラ11に対向するピンチローラ12は、カム駆動されるリンク(図示せず)に支持されていて、印刷工程以外の送り工程においてはグリッドローラ11から離れており、制御部により印刷工程のみグリッドローラ11へ弾接するように制御される。即ち、搬送ローラ9とピンチローラ12とで剥離紙付粘着シートSを挟んで正方向(剥離紙付粘着シートロールSRから下流方向)へ送り、印刷時には搬送ローラ9並びにグリッドローラ11とピンチローラ12とで剥離紙付粘着シートSを挟んで逆方向へ剥離紙付粘着シートSを送る。
図4中のシートローラSR近傍にある軸Bは、アームCによりフレーム5に回転可能に軸止めされており、シートSと当接している。一方アームC近傍には図示しないセンサが配置されており、軸BとシートSとの当接によるアームCの角度を検出している。この検出角度に応じてシートロールSRの回転制御を行うことで、軸Bと協働してシートSの送出し時にはシートSに適度の弛みを与え、巻戻し時にはシートSの余分な弛みを吸収することで常時一定の弛み量を確保できるようにさせている。
第一搬送路8の反転曲面部8aの左端に対向して垂直姿勢で配置された第一プリンタ部2と、反転曲面部8aの上端に対向して水平姿勢で配置された第二プリンタ部3は同一の構成であり、インクリボンロールIRの受台であるプリンタ部筐体13に平面型のサーマルヘッド13を取付けてあり、印刷工程においてサーマルヘッド14は、カム機構(図示せず)により図4の浮上位置からガイドローラ10へ接する下降位置へ平行移動し、剥離紙付粘着シートSの表面に熱転写印刷を行う。例えば、第一プリンタ部2に黒インクリボンを装着し、第二プリンタ部3には赤インクリボンを装着しておくことにより、黒と赤の二色印刷を行うことができる。
第一搬送路8の反転曲面部8aにサーマルヘッド14を対向配置させることにより、直線搬送路へ複数のサーマルヘッドを配置したものよりも装置の横幅を抑えることができるとともに、プラテンローラ或いはリブなどによってシートを局所的に隆起させる必要がないことから、端面型サーマルヘッドでなく平面型サーマルヘッドで満足すべき印刷品質が得られ、剥離紙からシートが浮上がるトンネリングが発生する虞もない。
第一プリンタ部2と第二プリンタ部3は、上流側の端部の軸穴15を本体フレーム5に設けた軸16に係合させており、図3に示すフック形で先端が楔形のラッチ17によってフレーム5に閉鎖状態で固定されている。バネによってロック位置へ付勢されているラッチ17をロック解除方向へ操作することによって、第一プリンタ部2並びに第二プリンタ部3は、軸16を支点として回転させて開くことができ、閉じればラッチ17がフレーム5の係止部(図示せず)に自動的に係合して固定される。
図4に示すように、プリンタ部筐体13の左右両側面には前後一対の開放軸受18が形成されていて、この開放軸受でインクリボンロールIRのコアを受けている。一対の開放軸受18のそれぞれの近傍にはギヤが配置されており、上流側(シートロール収容室に近い側)のギヤは巻取りギヤ19、下流側のギヤは供給ギヤ20で、それぞれ中間ギヤ21を介してインクリボンロールIRのコアの端部に備えられているギヤGに連結している。
前後一対の中間ギヤ21は、それぞれ巻取りギヤ19並びに供給ギヤ20の軸と同軸の揺動レバー22の先端に取付けられており、前後二つの揺動レバー22の他端部に架設された引張りコイルバネ23のバネ力により、中間ギヤ21がインクリボンコアの端部のギヤGに弾接している。供給ギヤ20の軸にはトルクリミッタ式ブレーキ(図示せず)が連結されていて、インクリボン巻取り時にインクリボンには適切なバックテンションが与えられる。
前後二つの揺動レバー22の中間部には、相互に接近する方向へ延びるリンク部22aが形成されていて、揺動レバー22とは別にプリンタ部筐体13の側面に軸Aにより取付けたリンクレバー24の先端のピンが、二つの揺動レバー22のリンク部22aの先端部にある長穴へ係合して二つの揺動レバー22の連動リンク機構を構成している。
図4のように、第一プリンタ部2と第二プリンタ部3を閉じた状態では、引張りコイルバネ23のバネ力により中間ギヤ21はそれぞれ外側方向へ付勢されてインクリボンIRのコアの端部のギヤGに弾接しており、リンクレバー24の後端は本体フレーム5に設けた第一ストッパーピン25に当たって反時計方向の回動を阻止されている。即ち、中間ギヤ21はインクリボンロールIRのギヤGから離れる方向へ移動することはできず、巻取りギヤ19から確実に動力が伝達される。
一方、図5のように第一プリンタ部2と第二プリンタ部3を軸回りに回転させてサーマルヘッド側の面を露出させた状態では、リンクレバー24の後端がフレーム5に設けた第二ストッパーピン26に当たって反時計方向に回動され、二つの揺動レバー22はリンクレバー24により引張りコイルバネ23のバネ力に抗して中間ギヤ21が接近する方向へ回動される。これにより中間ギヤ21はインクリボンロールIRのギヤGから離れ、インクリボンロールIRの脱着が可能となる。
上記の構成においては、第一プリンタ部2や第二プリンタ部3を回転して反転させることにより、上方からインクリボンロールIRの取外しと装填とが容易に行えるので、カートリッジ式インクリボンを用いる必要がなく、カートリッジ交換式としたものよりも消耗品コストを節減できるという利点がある。
本体右上部に配置したラミネート処理部4は、剥離紙付ラミネートシートロールLRを用い、プリンタ部2,3によって印刷を行われた剥離紙付粘着シートSの表面にラミネートシートLを圧着するもので、プリンタ部2,3のサーマルヘッド14に代えてカム機構により昇降する圧着ローラ27を備えていて、第一プリンタ部2や第二プリンタ部3とは開閉時の回転方向が逆である。また、剥離紙付ラミネートシートロールLRの巻き径が大きいため中間ギヤの数をプリンタ部2,3の中間ギヤ21よりも増やしているほかは、第一プリンタ部2や第二プリンタ部3と基本的に同一構造であり、プリンタ部2,3と同様の引張りコイルバネ23’およびリンク機構により、開放時には中間ギヤ21’が剥離紙付ラミネートシートロールLRのコアのギヤGから離れ、閉鎖時には中間ギヤ21’が剥離紙付ラミネートシートロールLRのギヤGへ弾接する。
剥離紙付ラミネートシートは、図13に示すように第1の粘着層aと、ラミネートフイルム層bと、第2の粘着層cと、剥離紙層dからなり、第1の粘着層aの粘着力が第2の粘着層cの粘着力よりも大きくなるように設定されている。このため剥離紙付ラミネートシートロールLRから引き出された剥離紙付ラミネートシートと剥離紙付粘着シートSとが積層状態で圧着ローラ27を通過すると、第1の粘着層aとラミネートフイルム層bとからなるラミネートシートLのみが剥離紙付粘着シートSの表面に貼着され、図14に示すように剥離紙のみが巻取ローラに巻き取られることになる。
ラミネート処理部4の圧着ローラ27に対向している第一搬送路8のガイドローラ10のやや下流には、ラミネートシートLを切断するためのカッター刃28が配置されていて、ラミネート処理時にカッター刃28が第一搬送路8の上流方向へ向かって斜め下に駆動され、剥離紙付粘着シートSの表面に貼付されたラミネートシートLの終端部を切断する。
第一搬送路8のカッター刃配置位置の直後には経路切替フラップ51が設けられており、経路切替フラップ51の右斜め下にカッティング処理部61が配置されている。また、第一搬送路8の下に配置された第二搬送路71の右端は経路切替フラップ51に対向している。
経路切替フラップ51は、第一搬送路8上を送られてくる剥離紙付粘着シートSの経路を第一搬送路8の終端方向またはカッティング処理部61方向に切替えるもので、カム機構(図示せず)により前後中間部の軸52を支点として、図4と図8における水平位置と時計方向へ一定角度回動した位置とに切替えられる。
経路切替フラップ51は、内部に上中下の三層のシート通路53,54,55が形成されており、上段シート通路53と下段シート通路55は水平で、中段シート通路54は右下がりに傾斜していて、中段シート通路54と下段シート通路55は、それぞれ剥離紙付粘着シートSの入り口となる側、即ち、中段シート通路54においては左側、下段シート通路55においては右側の上下幅を拡大して、剥離紙付粘着シートSを確実に導入できるようにしている。
経路切替フラップ51の直後にはモータ駆動形の鋏56が配置されており、印刷済みの剥離紙付粘着シートSが経路切替フラップ51の中段シート通路54を通じてカッティング処理部へ送られてきたときに、剥離紙付粘着シートSの印刷範囲の終端で剥離紙付粘着シートSを切断する。
カッティング処理部61は、通常のカッティングプロッタと同様の構成で、シートの幅方向へ移動制御されるカッティングヘッド62を備え、カッティングデータに基づき、グリッドローラ63による送り機構により剥離紙付粘着シートSを前後両方向に移動しつつ、カッティングヘッド62をシートの幅方向へ駆動して、剥離紙付粘着シートSの粘着シートのみをカッティングデータのとおりにカッティングするものである。
続いて、上記の構成によるプリンタ装置1の一連の動作を説明する。まず、図4のように、剥離紙付シートロールSRの剥離紙付粘着シートSの先端を第一搬送路8の入口に差し込むと、入口に配置した第一シートセンサ29がシートの挿入を検知して送り機構のモータが起動し、搬送ローラ9とピンチローラ12とによってシートを挟んで引き込み、第一搬送路8に沿って上方へ送る。このとき、入口から二番目の搬送ローラであるグリッドローラ11に対向するピンチローラ12は浮上していて、グリッドローラ11を除く搬送ローラ9によってシートが送られる。
剥離紙付粘着シートSの先端が、ラミネート処理部4の圧着ローラ27の直前位置に配置した第二シートセンサ30の位置に達したときに、第二シートセンサ30の検知信号によって送りを停止するとともに、グリッドローラ11に対向するピンチローラ12をグリッドローラ11へ弾接させて剥離紙付粘着シートSを挟む。
第二シートセンサ30の位置から第二プリンタ部3のサーマルヘッド14の位置までの搬送路長は既知であるから、印刷すべきシート長データに応じてシートを下流に送るか、または上流に巻戻し、シート上の印刷開始点が第二プリンタ部3のサーマルヘッド14の直下に位置した時点で、剥離紙付粘着シートSを巻戻しつつ印刷工程に入る。
黒インクリボンを装着した第一プリンタ部2と、赤インクリボンを装着した第二プリンタ部3は、それぞれ印刷データに基づく印刷制御部の制御によりサーマルヘッド14をシート表面へ圧接させて印刷を行う。
このように、グリッドローラ11とピンチローラ12とでシートを挟み込む前に、シートをシート幅方向のガイド(図示せず)に沿わせて搬送させることにより、シートの直進性が確保される。また、シートを巻戻しつつ印刷するときに、シートの先端が拘束されていないので、シートをシートロールから引出しながら印刷する構成に比較して、シートの斜行および方向変位の累積による縦皺の発生やシート詰まりの虞がきわめて少なくなる。
印刷が終了した時点でグリッドローラ11に弾接しているピンチローラ12を浮上させ、剥離紙付粘着シートSを下流へ送り、再び第二シートセンサ30により剥離紙付粘着シートSの先端を検知し、ここから剥離紙付粘着シートSの先端を第二シートセンサ30の次の搬送ローラ9の先まで送る。
そして、図6に示すように、ラミネート処理部4の圧着ローラ27を下降して、剥離紙付粘着シートSのラミネート範囲の終端が圧着ローラ位置へ達するまで剥離紙付粘着シートSを下流へ送り、印刷済み剥離紙付粘着シートSの表面へラミネートシートLを圧着する。剥離紙付粘着シートSの先端部は、経路切替フラップ51の水平な上段シート通路53を通過して第一搬送路8の右端から外へ送り出される。
ラミネート処理完了後にラミネート処理部4の圧着ローラ27は上昇し、図7に示すように、カッター刃28が第一搬送路8の上流方向へ向かって斜め下に駆動され、剥離紙付粘着シートSの表面に貼付されたラミネートシートLの終端部を切断する。
次に、シート送り方向を逆転し、図8に示すように、剥離紙付粘着シートSの先端が経路切替フラップ51を通過するまで巻戻し、経路切替フラップ51を時計方向へ回動し、中段シート通路54の上流側入り口を持上げて第一搬送路8へ対向させる。そして、再び送り機構の送り方向を逆転し、剥離紙付粘着シートSを下流へ送る。
図9に示すように、剥離紙付粘着シートSは経路切替フラップ51の中段シート通路54を通って右斜め下へ進み、カッティング処理部61へ送られる。印刷データに基づいたシートの印刷範囲(余白部分を含む)の終端が鋏56の位置に達したときに、シート送りを停止し、カッティング処理部61のグリッドローラ63に対向するピンチローラ12を下降して剥離紙付粘着シートSを挟むとともに、鋏56を駆動して剥離紙付粘着シートSを切断する。
続いて、シート送り方向を逆転し、図10に示すように、剥離紙付粘着シートSの先端が経路切替フラップ51を通過するまで巻戻し、経路切替フラップ51を反時計方向へ回動して初期位置へ戻す。このとき、切断されてカッティング処理部61上に残った剥離紙付粘着シートSの後端は経路切替フラップ51の下段シート通路55の入口に対向しており、図11に示すように、カッティング処理部61が剥離紙付粘着シートSの送りを正逆両方向に切替えつつカッティングヘッド62をシートの幅方向へ往復駆動してカッティング動作を行い、剥離紙付粘着シートSは第一搬送路8の直下に配置された第二搬送路71へ進入する。
印刷済みの剥離紙付粘着シートSにカッティング処理を開始する時点で、第一搬送路8側では次の印刷工程に入り、カッティングと次のシート印刷を並行処理することにより、処理速度の向上を図っている。
カッティング処理が終了するとカッティング処理部61のグリッドローラ63に弾接しているピンチローラ12を上昇し、図12に示すようにカッティング処理済の剥離紙付粘着シートSは搬送ローラ9とピンチローラ12により外部へ排出される。
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の実施の一形態を示し、プリンタ装置の斜視図。 プリンタ部、ラミネート処理部、前面ドアを開放した状態のプリンタ装置の斜視図。 フロントカバーを外した状態のプリンタ装置の正面図。 主要機構部のみを表示して簡略化した正面図。 プリンタ部とラミネート処理部を開放した状態の正面図。 ラミネート処理工程を示す正面図。 図6に続くラミネートシート切断工程を示す正面図。 図7に続く巻戻し工程を示す正面図。 図8に続くカッティング処理部への送り工程を示す正面図。 図9に続くシート切断工程を示す正面図。 図10に続くカッティング処理工程を示す正面図。 図11に続くカッティングシート排出工程を示す正面図。 剥離紙付ラミネートシートの構造解説図。 ラミネート処理工程の解説図。
符号の説明
1 プリンタ装置
2 第一プリンタ部
3 第二プリンタ部
4 ラミネート処理部
5 フレーム
6 シートロール収容室
8 第一搬送路
9 搬送ローラ
10 ガイドローラ
11 グリッドローラ
12 ピンチローラ
13 プリンタ部筐体
14 サーマルヘッド
18 開放軸受
19 巻取りギヤ
20 供給ギヤ
21 中間ギヤ
22 揺動レバー
22a リンク部
23 引張りコイルバネ
24 リンクレバー
25 第一ストッパーピン
26 第二ストッパーピン
27 圧着ローラ
28 カッター刃
29 第一シートセンサ
30 第二シートセンサ
51 経路切替フラップ
53 上段シート通路
54 中段シート通路
55 下段シート通路
56 鋏
61 カッティング処理部
62 カッティングヘッド
63 グリッドローラ
71 第二搬送路
SR 剥離紙付粘着シートロール
S 剥離紙付粘着シート
IR インクリボンロール
G (ロールコア端面の)ギヤ
LR 剥離紙付ラミネートシートロール
L ラミネートシート

Claims (4)

  1. プリンタ部とラミネート処理部および/またはカッティング処理部などを印刷用シートの搬送路上に配置したプリンタ装置において、
    印刷用シートロール収容室の側方から円弧状に上方へ反転する反転曲面部と、反転曲面部の上端から延びる平面や曲面等の非反転曲面部とからなる印刷用シートの搬送路を備え、前記反転曲面部の周面にサーマルヘッド型プリンタ部を配置し、前記非反転曲面部上にラミネート処理部ないしカッティング処理部などのうち少なくとも一つの処理部を配置したことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 上記搬送路の下に、カッティング処理部などのプリンタ部以外の処理部と第二搬送路とを配置し、上記搬送路から第二搬送路へ印刷用シートの搬送経路を切替える経路切替手段を備え、上記搬送路にて処理された印刷用シートを第二搬送路へ送って他の処理を行うように構成した請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 上記搬送路上に配置された少なくとも一つのサーマルヘッド型プリンタ部や他の処理部は、前後いずれか一端側をフレームにヒンジ結合されており、他端側を引上げて搬送路を開放できるように形成した請求項1記載のプリンタ装置。
  4. 上記搬送路上に配置されたサーマルヘッド型プリンタ部や他の処理部は、前後いずれか一端側をフレームにヒンジ結合されており、他端側を引上げて搬送路を開放できるとともに、開放状態で上方からインクリボンロールやラミネートシートロールなどの消耗品の交換を行えるように形成した請求項1記載のプリンタ装置。
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