JP2002096516A - リボンカセット及びテープ印刷装置 - Google Patents

リボンカセット及びテープ印刷装置

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JP2002096516A
JP2002096516A JP2000288255A JP2000288255A JP2002096516A JP 2002096516 A JP2002096516 A JP 2002096516A JP 2000288255 A JP2000288255 A JP 2000288255A JP 2000288255 A JP2000288255 A JP 2000288255A JP 2002096516 A JP2002096516 A JP 2002096516A
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roll sheet
gear
ink ribbon
ribbon cassette
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JP2000288255A
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English (en)
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Shigemi Kato
重己 加藤
Hirokazu Kuwabara
宏和 桑原
Tadanobu Chikamoto
忠信 近本
Toshihiro Takahashi
俊博 高橋
Yasuhiro Ogawa
康弘 小川
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時に浮き上がりを防止することができる
リボンカセット、及びこのリボンカセットが装着される
テープ印刷装置を提供する。 【解決手段】 インクリボン130の印刷面が外側にな
るように巻回されたリボンスプール131が、リボンカ
セット71のリボン収納部118に回転可能に収納さ
れ、該インクリボン130の先端部が固着されたリボン
巻き取りスプール132が、リボンカセット71の巻き
取り収納部119に回転可能に収納されている。そし
て、文字等をロールシート10上に印刷する場合には、
リボンクラッチギヤ107Bを介して、リボン巻き取り
スプール132の軸方向の一端側に設けられるリボン巻
き取りギヤ108が回転駆動され、インクリボン130
は印刷面が内側になるようにリボン巻き取りスプール1
32に巻き取られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状のロールシ
ートにサーマルヘッドにより文字等の印刷を行うテープ
印刷装置内に着脱可能に設けられるリボンカセットに関
し、特に、ロールシート搬送方向の上流側に配置される
リボンスプールにインクリボンの印刷面が外側になるよ
うに巻回すると共に、ロールシート搬送方向の下流側に
配置される巻き取りスプールに該インクリボンの印刷面
が内側になるように巻き取ることによって、このリボン
スプール及び巻き取りスプールを介して下向きの力が働
き、印刷時に浮き上がりを防止することができるリボン
カセットに関するものである。また、テープ印刷装置内
に当該リボンカセットが着脱可能に設けられるため、リ
ボンカセットの浮き上がり等が無く、ロールシートに美
麗な文字等を印刷することができるテープ印刷装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、粘着シートに離型紙が張り合
わされた長尺状のシートにサーマルヘッドを介して文字
等を印刷するテープ印刷装置が知られている。このよう
なテープ印刷装置では、巻芯に巻回されたロールシート
と、この巻芯に巻回されたロールシートが着脱可能に取
付けられるロールシートホルダと、このロールシートホ
ルダをテープ印刷装置内で回転可能に支持する支持機構
と、このロールシートホルダからロールシートを引き出
して搬送するための搬送手段とを備えているものがあ
る。このようなテープ印刷装置では、通常、長尺状のロ
ールシートとして、所定幅に形成された透明フィルムシ
ート、フィルムシートの片面に粘着剤を介して離形紙を
付着したロールシート、及び、自己発色性を有する感熱
シート(いわゆる、サーマルペーパー)等が存在し、こ
れらのいずれのロールシートも巻芯に巻回された状態で
テープ印刷装置内に回転可能に支持され、搬送手段を介
して引き出されてサーマルヘッドにより印刷される。
【0003】また、このロールシート(但し、感熱シー
トを除く。)にサーマルヘッドを介してフルカラー印刷
する場合は、一般にシアン(C)、マゼンダ(M)、イ
エロー(Y)等からなる複数のインクを、順番に一定長
さ分ずつその長さ方向に塗布したインクリボンを内蔵し
たリボンカセットが装着される。そして、該ロールシー
ト等上にこのインクリボンを介してサーマルヘッドが押
し当てられ、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)等のいずれか一色が一定長さ分印刷された後、再
度、ロールシートが該一定長さ分引き込まれて、他のい
ずれか一色が印刷される。そして、これを繰り返して、
一定長さ分ずつロールシート上にフルカラー印刷が行わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リボン
カセットの構成が、ロールシート搬送方向の上流側に配
置されるリボンスプールにインクリボンの印刷面が外側
になるように巻回すると共に、ロールシート搬送方向の
下流側に配置される巻き取りスプールに該インクリボン
の印刷面が外側になるように巻き取る構成では、フルカ
ラー印刷等の印刷時に、インクリボンを巻き取る場合
は、巻き取りスプールの一端側に形成されるギヤ部に該
ギヤ部からリボンカセットの外側方向の位置に設けられ
て回転駆動させるギヤから上側に持ち上げる方向の力が
働いて、リボンカセットの下流側端縁部が持ち上がると
いう問題がある。また、このために、ギヤ部の歯合が外
れたり、インクリボンの印刷面がロールシートの被印刷
面から持ち上げられてロールシートに美麗な文字等を印
刷することができないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、ロールシート搬送方向
の上流側に配置されるリボンスプールにインクリボンの
印刷面が外側になるように巻回すると共に、ロールシー
ト搬送方向の下流側に配置される巻き取りスプールに該
インクリボンの印刷面が内側になるように巻き取ること
によって、このリボンスプール及び巻き取りスプールを
介して下向きの力が働き、印刷時に浮き上がりを防止す
ることができるリボンカセットを提供することを目的と
する。また、テープ印刷装置内に当該リボンカセットが
着脱可能に設けられるため、リボンカセットの浮き上が
り等が無く、ロールシートに美麗な文字等を印刷するこ
とができるテープ印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るリボンカセットは、長尺状のロールシー
トに印刷するサーマルヘッドを備えたテープ印刷装置内
に着脱可能に設けられるリボンカセットにおいて、略中
央部に開設されて前記サーマルヘッドが挿入される開口
部と、前記開口部のロールシートの搬送方向の上流側端
縁部に回転可能に配置されてインクリボンの印刷面が外
側になるように巻回されるリボンスプールと、前記開口
部のロールシートの搬送方向の下流側端縁部に回転可能
に配置されて前記インクリボンの先端部が固着されると
共に、該インクリボンが巻き取られる巻き取りスプール
と、前記巻き取りスプールの軸方向の一端側に形成され
るギヤ部とを備え、前記巻き取りスプールは、前記ギヤ
部を介してインクリボンの印刷面が内側になるように回
転されることを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係るリ
ボンカセットによれば、リボンカセットの略中央部にサ
ーマルヘッドが挿入される開口部が開設され、該開口部
のロールシートの搬送方向の上流側端縁部にインクリボ
ンの印刷面が外側になるように巻回されるリボンスプー
ルが回転可能に配置されている。また、該開口部のロー
ルシートの搬送方向の下流側端縁部に前記インクリボン
の先端部が固着されると共に、軸方向の一端側にギヤ部
が形成される巻き取りスプールが回転可能に配置されて
いる。そして、インクリボンを巻き取る場合には、この
巻き取りスプールがインクリボンの印刷面が内側になる
ように前記ギヤ部を介して回転される。これにより、文
字等の印刷時にインクリボンを巻き取る場合には、リボ
ンスプールに巻回されるインクリボンの最外周面の接線
方向下向きに力が働くと共に、巻き取りスプールにギヤ
部を介して下向きの力が働き、リボンカセットには該リ
ボンスプール及び巻き取りスプールを介して下向きの力
が働くため、印刷時におけるリボンカセットの浮き上が
りを防止することができる。
【0008】また、請求項2に係るリボンカセットは、
請求項1に記載のリボンカセットにおいて、前記リボン
カセットは、前記開口部の上流側端縁部に形成されるイ
ンクリボン引出口と、前記インクリボン引出口のロール
シート側端縁部から搬送方向に延出されるテープ押さえ
部材とを有し、前記テープ押さえ部材は、少なくとも前
記ロールシートの幅方向両端縁部の内側近傍に対向する
位置に設けられることを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係るリ
ボンカセットでは、請求項1に記載のリボンカセットに
おいて、テープ押さえ部材が、前記開口部の上流側端縁
部に形成されるインクリボン引出口のロールシート側端
縁部から搬送方向に延出されている。また、このテープ
押さえ部材は、少なくとも前記ロールシートの幅方向両
端縁部の内側近傍に対向する位置に設けられている。こ
れにより、サーマルヘッドが圧着される印刷時には、イ
ンクリボンとロールシートとの当接面からロールシート
搬送方向の上流側に位置する該インクリボンとロールシ
ートとの間には、少なくとも前記ロールシートの幅方向
両端縁部の内側近傍に対向する位置にテープ押さえ部材
が挿入されるため、インクリボンとロールシートとの当
接面からロールシート搬送方向の上流側に位置する該イ
ンクリボンとロールシートとは離間されて、ロールシー
トの被印刷面とインクリボンの印刷面との擦れ等を確実
に防止することができる。
【0010】また、請求項3に係るリボンカセットは、
請求項1又は請求項2に記載のリボンカセットにおい
て、前記テープ印刷装置は、所定位置に配置されるセン
サ手段を備え、前記リボンカセットは、前記センサ手段
と協動して内部に収納されるインクリボンの種類を特定
するリボン特定部を有し、前記リボン特定部は、リボン
カセット取り出し方向の後ろ側が開口される溝部から形
成されていることを特徴とする。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係るリ
ボンカセットによれば、請求項1又は請求項2に記載の
リボンカセットにおいて、前記リボンカセットは、テー
プ印刷装置の所定位置に配置されるセンサ手段と協動し
て内部に収納されるインクリボンの種類を特定するリボ
ン特定部が形成されている。また、このリボン特定部
は、リボンカセット取り出し方向の後ろ側が開口される
溝部から形成されている。これにより、リボンカセット
の内部に収納されるインクリボンの種類を特定するリボ
ン特定部は、リボンカセット取り出し方向の後ろ側が開
口される溝部から形成されているため、該リボンカセッ
トを取り出す場合に、該溝部とセンサー手段との引掛り
を防止することができて、スムーズに取り出すことがで
きる。
【0012】更に、請求項4に係るテープ印刷装置は、
長尺状のロールシートに印刷するサーマルヘッドと、着
脱可能に設けられるリボンカセットとを備えたテープ印
刷装置において、前記リボンカセットは、請求項1乃至
請求項3のいずれかに記載のリボンカセットであること
を特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に係るテ
ープ印刷装置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれ
かに記載のリボンカセットが内部に着脱可能に設けられ
ている。これにより、インクリボンの巻き取り時におけ
る浮き上がり等を防止することができるリボンカセット
が、テープ印刷装置内に着脱可能に設けられるため、テ
ープ印刷装置は、リボンカセットの浮き上がり等が無
く、ロールシートに美麗な文字等を印刷することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープ印刷装
置を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ
詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るテープ印刷装
置の本体筐体の概略構成について図1乃至図6に基づき
説明する。図1は本実施形態に係るテープ印刷装置の本
体筐体の概略構成を示す斜視図である。図2は本実施形
態に係るテープ印刷装置の本体筐体の概略構成を示す平
面図である。尚、両図において、テープ印刷装置の本体
筐体に上フレーム3(図3等参照)を介して開閉自在に
取り付けられる上カバーは、取り外されている。図3は
本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を示し、
(A)は第2ギヤ列側からの斜視図、(B)は第2ギヤ
列側の側面図である。図4は本実施形態に係るテープ印
刷装置の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ列側からの
斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図である。図5は
本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレームを取り除
いた場合の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ列側から
の斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図である。図6
は本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレームを取り
除いてリボンカセットを装着した場合を示す第2ギヤ列
からの斜視図である。
【0015】図1及び図2に示すように、このテープ印
刷装置1の本体筐体2は、左右両側に配設される側壁5
及び6を持つ下フレーム7内に、ロールシート10を巻
芯11A(図13参照)に巻回した状態で回転自在に支
持しているロールシートユニット11と、ロールシート
10を正逆両方向に搬送し得る搬送手段としての搬送機
構部15と、搬送機構部15によって搬送されるロール
シート10をカットするためのカッティング機構部16
とが設けられている。また、上フレーム3(図3等参
照)は、ロールシート10の正方向の搬送において、こ
のカッティング機構部16の上流側に配設され、ロール
シート10に所定の画像を形成するための画像形成手段
としての画像形成機構部17(図3参照)が設けられて
いる。また、下フレーム7の下側には外部のパーソナル
コンピュータ等からの指令により各機構部15、16、
17等を駆動制御する制御回路部(不図示)が設けられ
ている。
【0016】また、ロールシートユニット11は、下フ
レーム7内の一方の端に着脱自在に取り付けられる。即
ち、下フレーム7内には、ロールシートユニット11を
構成する各ユニットホルダ12、13の外側方向に突設
される各取付部材14A、14Bが着脱自在に嵌め込ま
れる一対のユニット支持部16A、16Bが設けられて
いる。そして、ロールシートユニット11の各取付部材
14A、14Bを各ユニット支持部16A、16Bに嵌
め込むことによって、該ロールシートユニット11が下
フレーム7内に着脱自在に取り付けられる。
【0017】また、図4及び図5に示すように、搬送機
構部15は、画像形成機構部17の構成要素でもあるプ
ラテンローラ21と、該プラテンローラ21の上流側に
配設されるグリップローラ22とを備えている。グリッ
プローラ22とロールシート10を挟んで対向する位置
には一対の各従動ローラ23、23が上フレーム3に配
設されている。この各従動ローラ23、23は、バネ等
によりグリップローラ22に向かって押圧するように付
勢されて回転可能に支持されている。そして、下フレー
ム7の側壁5に配設されるステッピングモータ等から構
成される第1駆動モータ24の正逆駆動によって、プラ
テンローラ21及び排出ローラ22は、第1ギヤ列25
を介して、ロールシート10を正方向(排出方向)及び
逆方向(引き込み方向)に搬送するように回転される。
また、ロールシートユニット11のユニットホルダ13
の外周面にはロールシート巻き取りギヤ13Aが設けら
れ、後述のように搬送機構部15の第1ギヤ列25に接
続されてロールシート10を巻き取り可能に構成されて
いる。
【0018】また、図6に示すように、ロールシート1
0にカラー印刷をする場合には、プラテンローラ21を
インクリボンが覆うようにリボンカセット71が下フレ
ーム7に装着される。また、このリボンカセット71に
内蔵されるインクリボンを巻き取るリボン巻き取りスプ
ール132(図18参照)は、後述のようにロールシー
ト10の排出方向への搬送と共に、第1ギヤ列25を介
して巻き取り方向に回転させられる(図13参照)。ま
た、リボンカセット71のリボン収納部118(図15
参照)の上面部の後端縁中央部は、上カバー(不図示)
を閉じた場合に、上フレーム3の裏面に設けられる弾性
片151によって、下側方向へ付勢されて押さえられ
る。また、リボンカセット71の巻き取り収納部119
のリボン幅方向の両外側端面から外側方向に突き出して
設けられる各前側ピボット121、121(図15参
照)は、上カバー(不図示)を閉じた場合に、上フレー
ム3の裏面に設けられる各弾性片152、152によっ
て、下フレーム7の各側壁5、6に対して下側方向へ付
勢されて押さえられる。尚、プラテンローラ21とロー
ルシート10を挟んで対向する位置には、後述のように
画像形成機構部17を構成するサーマルヘッド27が上
フレーム3に配設されている(図7参照)。このサーマ
ルヘッド27は、後述のようにバネ等によりプラテンロ
ーラ21に向かって押圧するように付勢されて支持され
ている。また、サーマルヘッド27は、下フレーム7の
側壁6に配設されるDCモータ等によって構成される第
2駆動モータ30の正回転駆動によって、第2ギヤ列2
8を介して、ロールシート10を正方向に搬送するとき
には、プラテンローラ21に押し当てられ、第2駆動モ
ータ30の逆回転駆動によって、該ロールシート10を
逆方向に搬送するときには、バネ等の押圧力に抗してプ
ラテンローラ21から離間するように持ち上げられる。
したがって、ロールシート10は、プラテンローラ21
及びグリップローラ22の回転によって、正方向(引き
出される方向)に搬送され、一方、グリップローラ22
の逆回転によって逆方向(引き込まれる方向)に搬送さ
れる。
【0019】また、図1及び図2に示すように、プラテ
ンローラ21の左右両端縁部の上流側には、ポリアセタ
ール等の粘着剤の付着しにくい樹脂製の一対のガイド部
材4A、4Bがビス等により着脱可能に取り付けられて
いる。この各ガイド部材4A、4Bの上面部には、ロー
ルシート10の幅方向側面に当接して、搬送方向に案内
する各外側押え部4C、4Dが上側に所定高さ寸法突出
して形成されている。これにより、各ガイド部材4A、
4Bの上面と各外側押え部4C、4Dの対向面とによっ
てロールシート10は搬送経路に沿って案内され、プラ
テンローラ21の上側へ案内される。
【0020】また、ガイド部材4Bの上流側近傍位置に
は、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成される後
述の各インクリボン判別センサS1、S2がロールシー
ト搬送方向に並設されている。この各インクリボン判別
センサS1、S2は、プランジャーとマイクロスイッチ
等から構成される公知の機械式スイッチからなり、この
各インクリボン判別センサS1、S2に対してリボンカ
セット71(図6参照)が当接しているかどうかを検出
して、そのオン・オフ信号によりリボンカセット71に
収納されているインクリボンの種類を検出するものであ
る。
【0021】また、カッティング機構部16を構成する
カッタープレート35(図9等参照)の下流側端縁部の
直上には、排紙ローラユニット37が配設されている。
この排紙ローラユニット37には、後述のように一対の
排紙ローラ38、38(図12参照)が設けられ、カッ
タープレート35と協動してロールシート10を挟むと
共に、第1ギヤ列を介して正方向に搬送すると共に、該
ロールシート10が逆方向に搬送される場合には、停止
して所定の押圧力を付加しつつ摺動するように構成され
ている。そして、この排紙ローラユニット37とカッタ
ープレート35との間を搬送されたロールシート10
は、本体筐体2の前面部に形成されるシート排紙口2A
からカット機構部16によって所定長さに切断された
後、排紙される(図1参照)。
【0022】次に、画像形成機構部17の圧着リリース
機構について図7及び図8に基づいて説明する。図7は
本実施形態に係るテープ印刷装置1の画像形成機構部1
7を構成するサーマルヘッド27がプラテンローラ21
からリリースされた状態を示す正面図である。図8は本
実施形態に係るテープ印刷装置1の第2ギヤ列28の構
成を示す拡大正面図である。図7に示すように、画像形
成機構部17は、ロールシートユニット11に装着可能
なロールシート10の最大幅寸法にほぼ等しい長さを持
つ、印刷手段としてのライン型のサーマルヘッド27
と、このサーマルヘッド27とロールシート10を挟ん
で対向するプラテンローラ21とを備えている。また、
サーマルヘッド27は、略コの字形で上フレーム3の各
側壁41、42に軸支される回転軸43に対して上下移
動可能に支持されると共に、外側先端部にプラテンロー
ラ21の回転軸に嵌挿される凹部が形成される各支持部
材44、44が取り付けられている。また、この回転軸
43の各支持部材44に対向する位置には、所定径の偏
心カム45、45が取り付けられている。そして、サー
マルヘッド27は、第2ギヤ列28を構成する回転軸4
3の一端側に取り付けられたカムギヤ57の回転によ
り、各偏心カム45、45が180度毎に回転して各支
持部材44、44が上下に移動し、プラテンローラ21
に接触又は離間させられる。尚、サーマルヘッド27が
プラテンローラ21に接触する場合には、各偏心カム4
5、45は、各支持部材44、44から所定間隔離れる
ように構成されている。
【0023】また、回転軸43及びサーマルヘッド27
の上側は、各側壁41、42間に横架される天板46に
よって覆われている。また、サーマルヘッド27とこの
天板46との間には、所定間隔でヘッドバネ48、48
が装着され、サーマルヘッド27が所定押圧力でプラテ
ンローラ21に押しつけられるように構成されている。
【0024】一方、図8に示すように、第2ギヤ列28
の構成は、第2駆動モータ30のシャフトに取り付けら
れるモータ駆動ギヤ51と、このモータ駆動ギヤ51に
歯合する第1カムダブルギヤ52と、この第1カムダブ
ルギヤ52の回転軸に軸支されると共に該第1カムダブ
ルギヤ52に歯合する一対の第1及び第2遊星ギヤ53
A、53Bと、この一方の第1遊星ギヤ53Aに歯合す
る第2カムダブルギヤ54と、この第2カムダブルギヤ
54に歯合する第3カムダブルギヤ55と、この第3カ
ムダブルギヤ55に歯合するカムアイドルギヤ56と、
このカムアイドルギヤ56と歯合するカムギヤ57とか
ら構成されている。また、カムギヤ57の内側側面に
は、カム部57Aが約180度の角度で円弧状に内側に
突出すると共に、円弧の中央位置が偏心カム45の短径
の部分に対向するように形成されている。また、このカ
ム部57Aが回転して当接することによりON・OFF
されるスイッチSW1が側壁42に設けられている。
尚、このスイッチSW1は、不図示の制御回路部に接続
されている。また、他方の第2遊星ギヤ53Bは、後述
のリードスクリュー(図10参照)の一端側に取り付け
られるリードスクリューギヤ58に歯合している。
【0025】続いて、第2ギヤ列28の動作について図
8に基づき説明する。印刷を開始する場合には、サーマ
ルヘッド27をプラテンローラ21に所定押圧力で押し
当てる必要があるため、先ず、第2駆動モータ30を反
時計方向に回転させ、第1カムダブルギヤ52、第1遊
星ギヤ53A、第2カムダブルギヤ54、第3カムダブ
ルギヤ55、カムアイドルギヤ56、及びカムギヤ57
の順に回転させる。これにより、カムギヤ57は反時計
方向に回転するため、各偏心カム45、45も同時に反
時計方向に回転する。そして、カムギヤ57の内側側面
に形成されるカム部57AがスイッチSW1に当接して
ON信号を出力後、第2駆動モータ30の回転を停止さ
せることにより各偏心カム45の短径が真上に位置し
て、サーマルヘッド27がプラテンローラ21に各ヘッ
ドバネ48、48を介して所定押圧力で押し当てられ
る。
【0026】また、印刷を終えた場合には、サーマルヘ
ッド27をプラテンローラ21から離間させる必要があ
るため、先ず、第2駆動モータ30を反時計方向に回転
させ、第1カムダブルギヤ52、第1遊星ギヤ53A、
第2カムダブルギヤ54、第3カムダブルギヤ55、カ
ムアイドルギヤ56、及びカムギヤ57の順に回転させ
る。これにより、カムギヤ57は反時計方向に再び回転
するため、各偏心カム45、45も同時に反時計方向に
回転する。そして、カムギヤ57の内側側面に形成され
るカム部57AがスイッチSW1から離間してOFF信
号が出力され、このOFF信号を受けた制御回路部は第
2駆動モータ30を所定量回転された後に停止させる。
これにより、各偏心カム45、45の長径が真上に位置
して、サーマルヘッド27が各ヘッドバネ48、48の
押圧力に抗して持ち上げられ、プラテンローラ21から
離間する。
【0027】次に、カッティング機構部16の機構につ
いて図9乃至図11に基づいて説明する。図9は本実施
形態に係るテープ印刷装置1の排紙ローラユニット37
を取り除いてカッティング機構部16を示す図で、
(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面
図、(C)は(A)におけるC矢視図である。図10は
本実施形態に係るテープ印刷装置1のカッティング機構
部16のキャリッジ機構を示す正面断面図である。図1
1は本実施形態に係るテープ印刷装置1のカッティング
機構部16の第2ギヤ列28による駆動を示す図で、
(A)はロールシート10の切断時の駆動を示す一部拡
大正面図で、(B)はホームポジション移動時の駆動を
示す一部拡大正面図である。
【0028】図9及び図10に示すように、カッティン
グ機構部16は、プラテンローラ10の下流側で各側壁
5、6に横架されてロールシート10を受ける断面略横
L字形のカッタープレート35と、該カッタープレート
35の上流側端面に沿って移動しつつロールシート10
を進行方向に対して垂直に切断するカッターユニット6
0と、該カッターユニット60をカット方向(図9
(A)中、左右方向)に往復移動させるカッタ搬送機構
とから構成されている。このカッターユニット60は、
ロールシート10の印刷中又は搬送中の場合には、図9
(A)に示すように、ロールシート10の経路をよけた
ホームポジションに待機している。また、このカッター
ユニット60は、カッターキャリッジ61と、このカッ
ターキャリッジ61の上側に、刃先がカット方向(矢印
D方向)に所定角度傾斜して取り付けられるカッタ刃6
2と、このカッタ刃62の上部に取り付けられるカッタ
ーキャップ63とから構成されている。
【0029】カッターキャップ63は、図9(B)、
(C)に示すように、カッタ刃62の刃先側の下端部
は、カッタープレート35の搬送経路上流側の端縁部上
面を覆うと共に、カッターキャップ63の該上流側端面
部が該カッタープレート35の上面よりも所定寸法(本
実施形態では、約1mm)下側に位置するように下方に
延出されている。これにより、カッターユニット60を
切断方向に移動させた場合には、カッターキャップ63
の下端部がロールシート10の上に乗り上げて下方に押
し下げるため、ロールシート10にテンションが働き、
カッタ刃62をロールシート10に対して確実に直角に
押し当てることができ、ジャム等の発生を押さえつつス
ムーズに切断することができる。また、カッタ刃62の
刃先は、ロールシート10の印刷面側から斜め下側方向
に押し当てられるため、毛羽立ち等がロールシート10
の裏面側方向に出るため、良好な印刷面を形成すること
ができる。
【0030】カッターキャリッジ61は、図10に示す
ように、下フレーム7の両側壁5、6に支持されるガイ
ド軸65に摺動可能に挿通されると共に、該ガイド軸6
5と略平行に両側壁5、6に回転可能に軸支されるリー
ドスクリュー66に螺合されている。そして、このリー
ドスクリュー66の側壁6の外側端縁部には、リードス
クリュークラッチバネ67を介して第2ギヤ列28を構
成するリードスクリューギヤ58が取り付けられてい
る。また、カッターキャリッジ61がホームポジション
に位置する場合に、該カッターキャリッジ61に当接し
てON信号を出力するスイッチSW2が側壁5に取り付
けられている。また、カット終了ポジションに位置する
場合に、該カッターキャリッジ61に当接してON信号
を出力するスイッチSW3が側壁6に取り付けられてい
る。そして、各スイッチSW2、SW3は制御回路部に
接続されている。
【0031】カッタユニット60のロールシート10切
断時の駆動は、図11(A)に示すように、先ず、第2
駆動モータ30を時計方向に回転させ、第1カムダブル
ギヤ52、第1遊星ギヤ53A、リードスクリューギヤ
58の順に回転させる。尚、第2駆動モータ30を時計
方向に回転させた場合には、第2遊星ギヤ53Bと第2
カムダブルギヤ54とは歯合しない。そして、リードス
クリューギヤ58は反時計方向に回転して、リードスク
リュークラッチバネ67を介して接続されるリードスク
リュー66が反時計方向に回転させられる。続いて、こ
のリードスクリュー66に螺合されているカッターキャ
リッジ61が、このリードスクリュー66の反時計方向
の回転によってガイド軸65とリードスクリュー66に
沿って切断方向(図9(A)及び図10中、右方向)に
移動して、カット終了ポジションに達した場合には、リ
ードスクリュークラッチバネ67が締まり側となるた
め、カッターキャリッジ61はスイッチSW3に押しつ
けられて、該スイッチSW3からON信号が制御回路部
に出力される。
【0032】一方、図11(B)に示すように、このス
イッチSW3からON信号を受け取った制御回路部は、
カッターキャリッジ61がカット終了ポジションに達し
たと判定し、即ちロールシート10の切断終了と判定し
て、第2駆動モータ30を逆回転方向(反時計方向)に
回転させ、第1カムダブルギヤ52、第2遊星ギヤ53
B、リードスクリューギヤ58の順に回転させる。尚、
第2駆動モータ30を反時計方向に回転させた場合に
は、上記のように第1遊星ギヤ53Aと第2カムダブル
ギヤ54とは歯合して駆動が伝達される(図8参照)。
そして、リードスクリューギヤ58は時計方向に回転し
て、リードスクリュークラッチバネ67を介して接続さ
れるリードスクリュー66が時計方向に回転させられ
る。続いて、このリードスクリュー66に螺合されてい
るカッターキャリッジ61が、このリードスクリュー6
6の時計方向の回転によってガイド軸65とリードスク
リュー66に沿ってホームポジション方向(図9(A)
及び図10中、左方向)に移動して、ホームポジション
に達した場合には、カッターキャリッジ61はスイッチ
SW2に当接して、該スイッチSW2からON信号が制
御回路部に出力される。尚、カッターキャリッジ61が
スイッチSW2に当接した状態で第2駆動モータ30が
時計方向に回転した場合には、リードスクリュークラッ
チバネ67は緩み側となるため、リードスクリューギヤ
58の回転駆動力は、リードスクリュー66に伝達され
なくなり、該リードスクリュー66は回転しない。他
方、スイッチSW2からON信号を受け取った制御回路
部は、カッターキャリッジ61がホームポジションに達
したと判定して、第2駆動モータ30を停止させ、カッ
ターユニット60によるロールシート10の切断処理を
終了する。
【0033】次に、搬送機構部15を構成する搬送ロー
ラユニット37の構成について図12に基づいて説明す
る。図12は本実施形態に係るテープ印刷装置1の排紙
ローラユニット37を示し、(A)は正面図、(B)は
(A)におけるA−A断面図である。
【0034】図12に示すように、第1ギヤ列25を構
成する排紙ローラギヤ81のギヤ軸81Aは、下フレー
ム7の側壁5に回転可能に支持されている。また、排紙
ローラユニット37は、一端側が第1クラッチバネ81
を介して側壁6に回転可能に支持されると共に、他端側
が第2クラッチバネ82を介して排紙ローラギヤ81の
ギヤ軸81Aに回転可能に支持されている。この第1ク
ラッチバネ82は、排紙ローラユニット37がロールシ
ート10を引き込む方向(図12(B)中、反時計方
向)に回転する場合には、締まり側となって該排紙ロー
ラユニット37を停止させるように作動する。また、こ
の第1クラッチバネ82は、排紙ローラユニット37が
ロールシート10を排出する方向(図12(B)中、時
計方向)に回転する場合には、緩み側となって該排紙ロ
ーラユニット37の回転を妨げないように作動する。
【0035】また、該排紙ローラギヤ81の駆動は、第
2クラッチバネ83を介して排紙ローラユニット37に
伝達される。この第2クラッチバネ83は、排紙ローラ
ギヤ81が排紙ローラユニット37をロールシート10
の引き込み方向(図12(B)中、反時計方向)に回転
させる場合には、緩み側となり、且つ、第1クラッチバ
ネ82が締まり側となるため、排紙ローラユニット37
が第1クラッチバネ82によって停止された場合には、
該排紙ローラギヤ81は空転するようになる。一方、こ
の第2クラッチバネ83は、排紙ローラギヤ81が排紙
ローラユニット37をロールシート10の排出方向(図
12(B)中、時計方向)に回転させる場合には、締ま
り側となり、且つ、第1クラッチバネ82が緩み側とな
るため、排紙ローラユニット37は排紙ローラギヤ81
と同じ方向(図12(B)中、時計方向)に回転する。
【0036】また、排紙ローラユニット37は、一対の
略円筒状の排紙ローラ84、84が同軸上に取り付けら
れている。また、断面略L字状のカッタープレート35
は、外側の一面が上側に、外側の他の面が前側になると
共に、該排紙ローラ84、84の各中央部分とロールシ
ート10の最大厚さ寸法より少し大きい隙間を形成する
ように各側壁5、6に支持されている。また、カッター
プレート35の各排紙ローラ84、84の左右両端面部
に対向する位置には、各貫通孔86、86、86、86
が穿設されている。また、各排紙ローラ84、84の左
右両端面部には、斜め外側に延出されて、各貫通孔8
6、86、86、86内に達する略平板状のシート押え
部84Aが所定中心角度毎(本実施形態では約36度
毎)に形成されている。これにより、各シート押さえ部
84Aがロールシート10を所定押圧力でカッタープレ
ート35の上面に押しつけるため、ロールシート10の
排出に必要なニップ力が発生する。
【0037】また、排紙ローラユニット37に対向する
カッタープレート35の上面には、ロールシート10の
幅方向側面に当接して、搬送方向に案内するガイド部材
87A、87Bが着脱可能に取り付けられている。この
各ガイド部材87A、87Bは、粘着剤の付着しにくい
ポリアセタール等の樹脂成形品である。また、各ガイド
部材87A、87Bのロールシート10側の端面は、所
定高さ寸法上側に延出され、ロールシート10の幅方向
側面に確実に当接するように形成されている。また、排
紙ローラユニット37の各ガイド部材87A、87Bの
内側端面より少し内側の位置には、ロールシート10の
上面を上側から押さえる略円板状の排紙サイドローラ8
8A、88Bが同軸上に設けられている。これにより、
ロールシート10は、各ガイド部材87A、87B、及
び各排紙サイドローラ88A、88Bによって、搬送方
向に案内される。
【0038】更に、カッタープレート35の前面部に
は、ロールシート10の幅方向中央位置に対応する位置
に、ロールシート10の先端部が当接することによりO
N・OFFされるスイッチSW4が設けられている。
尚、このスイッチSW4は、不図示の制御回路部に接続
されている。これにより、排紙ローラ84、84によっ
て排出されるロールシート10の先端位置を検出するこ
とができる。
【0039】次に、第1ギヤ列25の構成及び駆動動作
について図13に基づいて説明する。図13は本実施形
態に係るテープ印刷装置1の第1ギヤ列25の構成を示
す図で、(A)はロールシート10の巻き戻し動作時を
示す拡大正面図で、(B)はロールシート10の排出動
作時を示す拡大正面図である。図13に示すように、先
ず、グリップローラ22及びロールシート巻き取りギヤ
13A(図5参照)を駆動する第1ギヤ列25の構成
は、第1駆動モータ24のシャフトに取り付けられるモ
ータギヤ91と、このモータギヤ91に歯合する第1ロ
ーラダブルギヤ92と、この第1ローラダブルギヤ92
の回転軸に軸支される略平板状の遅延アーム93と、こ
の遅延アーム93の外周端縁部に所定中心角度で軸支さ
れると共に該第1ローラダブルギヤ92に歯合する一対
の第1及び第2遊星ギヤ94A、94Bと、この第1及
び第2遊星ギヤ94A、94Bのいずれかの一方に歯合
する第2ローラダブルギヤ95と、この第2ローラダブ
ルギヤ95に歯合すると共にグリップローラ22の一端
側に取り付けられるローラギヤ96と、このローラギヤ
96の軸心上に所定角度だけ回転可能に軸支される遊星
ギヤアーム97と、この遊星ギヤアーム97の一端側に
軸支されると共に該ローラギヤ96に歯合する第3遊星
ギヤ98と、この第3遊星ギヤ98にテープ巻き戻し時
に限り歯合する第1クラッチギヤ99Aと、この第1ク
ラッチギヤ99Aにクラッチバネ(このクラッチバネ
は、第1クラッチギヤ99Aが反時計方向に回転すると
きに緩み側となって、所定の一定トルクを伝達する。)
を介して回転駆動される第2クラッチギヤ99Bと、こ
の第2クラッチギヤ99Bに歯合するロールシート巻き
取りギヤ13Aとから構成されている。
【0040】一方、図13に示すように、プラテンロー
ラ21、排紙ローラユニット37、及びリボンカセット
71のリボン巻き取りスプール(不図示)を駆動する第
1ギヤ列25の構成は、第1駆動モータ24のシャフト
に取り付けられるモータギヤ91と、このモータギヤ9
1に歯合する第1ローラダブルギヤ92と、この第1ロ
ーラダブルギヤ92に歯合するローラアイドルギヤ10
1と、このローラアイドルギヤ101の回転軸上に上記
遅延アーム93に対向して取り付けられる略平板状の遊
星ギヤストッッパ102と、該ローラアイドルギヤ10
1に歯合する第3ローラダブルギヤ103と、この第3
ローラダブルギヤ103に歯合すると共にプラテンロー
ラ21の一端側に取り付けられるプラテンギヤ104
と、このプラテンギヤ104に歯合する排紙ローラギヤ
81(図12参照)と、この排紙ローラギヤ81の軸心
上に所定角度だけ回転可能に軸支される排紙ローラギヤ
アーム105と、この排紙ローラギヤアーム105の一
端側に軸支されると共に該排紙ローラギヤ81に歯合す
る第4遊星ギヤ106と、この第4遊星ギヤ106にテ
ープ印刷時に限り歯合するリボンクラッチギヤ107A
と、このリボンクラッチギヤ107Aにクラッチバネ
(このクラッチバネは、リボンクラッチギヤ107Aが
反時計方向に回転するときに緩み側となって、所定の一
定トルクを伝達する。)を介して回転駆動されるリボン
クラッチギヤ107Bと、このリボンクラッチギヤ10
7Bに歯合すると共にリボンカセット71のリボン巻き
取りスプールの一端側に取り付けられるリボン巻き取り
ギヤ108とから構成されている。尚、図2に示すよう
に、リボンクラッチギヤ107Bは、本体筐体2の排紙
ローラユニット37のロールシート搬送方向の下流側に
おいて、ロールシート10の搬送位置から外れた左端
(図2中、左端)に配置されており、その一部が本体筐
体2の切り欠けている部分から上方に突き出している。
【0041】続いて、第1ギヤ列25の概略動作につい
て図13に基づき説明する。先ず、ロールシート10の
巻き戻し動作について図13(A)に基づいて説明す
る。尚、予め上記のように第2駆動モータ30を駆動し
て第2ギヤ列28を介してサーマルヘッド27は、プラ
テンローラ21から所定距離離間されている。ロールシ
ート10の巻き戻しは、第1駆動モータ24を反時計方
向に回転させ、第1ローラダブルギヤ92、第2遊星ギ
ヤ94B、第2ローラダブルギヤ95、ローラギヤ9
6、第3遊星ギヤ98、第1クラッチギヤ99A、第2
クラッチギヤ99B、及びロールシート巻き取りギヤ1
3Aの順に回転させる。また、同時に、第1ローラダブ
ルギヤ92、ローラアイドルギヤ101、第3ローラダ
ブルギヤ103、プラテンギヤ104、排紙ローラギヤ
81、及び第4遊星ギヤ106の順に回転させられる。
また、排紙ローラギヤアーム105は下側方向に押し下
げられて、第4遊星ギヤ106の回転駆動は、各リボン
クラッチギヤ107A、107B、及びリボン巻き取り
ギヤ108には伝達されない。
【0042】これにより、ローラギヤ96は反時計方向
に回転し、該ローラギヤ96が取り付けられているグリ
ップローラ22は反時計方向に所定回転速度で回転す
る。したがって、各従動ローラ23、23を介してグリ
ップローラ22に所定押圧力で押しつけられるロールシ
ート10は、該グリップローラ22の反時計方向の回転
によってロールシートユニット11側に引き込まれる
(矢印J方向)。また、ロールシートユニット11のロ
ールシート巻き取りギヤ13Aは、時計方向に回転し、
該ロールシート巻き取りギヤ13Aを介してロールシー
ト10の巻芯11Aが時計方向に回転してグリップロー
ラ22の回転によって引き込まれたロールシート10が
ロールシートユニット11に巻き込まれる。尚、ロール
シート巻き取りギヤ13Aの回転によるロールシート1
0の巻き取り速度は、グリップローラ22によりロール
シート10の引き込み速度よりも所定速度大きくなるよ
うにギヤ比が設定されているため、グリップローラ22
とロールシートユニット11間のロールシート10には
適度なテンションがかかりロールシート10をきれいに
巻き取ることができる。
【0043】また、プラテンギヤ104は反時計方向に
回転し、該プラテンギヤ104に取り付けられるプラテ
ンローラ21は反時計方向に回転するが、サーマルヘッ
ド27が離間されているため、ロールシート10には引
き込み力はほとんど働かない。また、このプラテンギヤ
104に歯合する排紙ローラギヤ81は時計方向に回転
するが、上記のように排紙ローラユニット37は、第1
クラッチバネ82と第2クラッチバネ83とを介して
(図12参照)停止状態になるため、この排紙ローラユ
ニット37とグリップローラ22間のロールシート10
には適度なテンションがかかりロールシート10をきれ
いに巻き取ることができる。
【0044】次に、印刷及び排紙処理時の第1ギヤ列2
5によるロールシート10の排出動作について図13
(B)に基づいて説明する。尚、予め上記のように第2
駆動モータ30を駆動して第2ギヤ列28を介してサー
マルヘッド27は、プラテンローラ21に押し当てられ
ている。ロールシート10の排出動作は、第1駆動モー
タ24を時計方向に回転させ、第1ローラダブルギヤ9
2、第1遊星ギヤ94A、第2ローラダブルギヤ95、
ローラギヤ96、及び第3遊星ギヤ98の順に回転させ
る。また、遊星ギヤアーム97は上側方向に押し上げら
れて、第3遊星ギヤ98の回転駆動は、各第1及び第2
クラッチギヤ99A、99B、及びロールシート巻き取
りギヤ13Aには伝達されない。また、同時に、第1ロ
ーラダブルギヤ92、ローラアイドルギヤ101、第3
ローラダブルギヤ103、プラテンギヤ104、排紙ロ
ーラギヤ81、第4遊星ギヤ106、リボンクラッチギ
ヤ107A、リボンクラッチギヤ107B、及びリボン
巻き取りギヤ108の順に回転させる。
【0045】これにより、ローラギヤ96は時計方向に
回転し、該ローラギヤ96が取り付けられているグリッ
プローラ22は時計方向に所定回転速度で回転する。し
たがって、各従動ローラ23、23を介してグリップロ
ーラ22に所定押圧力で押しつけられるロールシート1
0は、該グリップローラ22の時計方向の回転によって
排出側方向(図13中、右側方向)に引き出されると共
に(矢印K方向)、それに伴ってロールシートユニット
11の巻芯11Aは反時計方向に回転する。また、プラ
テンギヤ104は時計方向に回転し、該プラテンギヤ1
04に取り付けられるプラテンローラ21は時計方向に
回転するため、このプラテンローラ21に各ヘッドバネ
48、48を介してサーマルヘッド27によって押しつ
けられるロールシート10は、排出方向(図13中、右
側方向)に引き出される(矢印K方向)。尚、プラテン
ローラ21の回転によるロールシート10の引出速度
は、グリップローラ22によるロールシート10の引出
速度よりも所定速度大きくなるようにギヤ比が設定され
ているため、プラテンローラ21とグリップローラ22
間のロールシート10には適度なテンションがかかりロ
ールシート10にきれいな印刷をすることができる。
【0046】また、このプラテンギヤ104に歯合する
排紙ローラギヤ81は反時計方向に回転し、上記のよう
に排紙ローラユニット37は、第1クラッチバネ82と
第2クラッチバネ83とを介して(図12参照)反時計
方向に回転するため、この排紙ローラユニット37の各
排紙ローラ84、84とカッタープレート35との協動
によってロールシート10は排出方向(矢印K方向)に
引き出される。尚、排紙ローラユニット37の各排紙ロ
ーラ84、84の回転によるロールシート10の引出速
度は、プラテンローラ21によるロールシート10の引
出速度よりも所定速度大きくなるようにギヤ比が設定さ
れているため、プラテンローラ21と各排紙ローラ8
4、84間のロールシート10には適度なテンションが
かかりロールシート10にきれいな印刷をすることがで
きる。また、排紙ローラギヤ81の反時計方向の回転に
よって排紙ローラギヤアーム106が上に持ち上がり、
第4遊星ギヤ106及び各リボンクラッチギヤ107
A、107Bを介してリボン巻き取りギヤ108が時計
方向に回転して後述のようにインクリボン130がリボ
ン巻き取りスプール132に巻き取られる(図17参
照)。また、リボン巻き取りギヤ108とリボンクラッ
チギヤ107Bとの歯合する歯の作用線上に回転方向側
(図13(B)中、左斜め下方向)の力が働くため、リ
ボン巻き取りスプール132には、該リボン巻き取りギ
ヤ108を介して同方向の力が働き、リボンカセット7
1が下側に押さえられる。
【0047】次に、印刷起動時及び印刷動作時の遅延ア
ーム93及び遊星ギヤストッパ102の動作について図
14に基づいて説明する。図14は本実施形態に係るテ
ープ印刷装置1の印刷時の第1ギヤ列25のプラテンロ
ーラ21及びグリップローラ22を駆動する部分の構成
を示す図で、(A)は印刷起動時を示す拡大部分正面図
で、(B)は印刷動作時を示す拡大部分正面図である。
尚、予め上記のように第2駆動モータ30を駆動して第
2ギヤ列28を介してサーマルヘッド27は、プラテン
ローラ21に押し当てられている。図14(A)に示す
ように、先ず、略平板状の遅延アーム93には、回転軸
に対して第1遊星ギヤ94Aの反対側の外周面から外側
方向に所定長さ延出される細長い延出部93Aが設けら
れている。また、略半円形平板状の遊星ギヤストッパ1
02の前記延出部93Aに対向する位置(図14(A)
中、遊星ギヤストッパ102の左下の位置)には、外側
方向に開く略ハの字状に形成される凹部102Aが設け
られている。
【0048】そして、印刷起動時には、図14(A)に
示すように、第2遊星ギヤ94Bが第2ローラダブルギ
ヤ95に歯合するように遅延アーム93は、時計方向に
第1ローラダブルギヤ92を介して回転されている。ま
た、同時に、遊星ギヤストッパ102はローラアイドル
ギヤ101を介して反時計方向に回転されている。した
がって、遅延アーム93の延出部93Aと遊星ギヤスト
ッパ102の凹部102Aとは離される。尚、ロールシ
ート10を引き込む場合も、同様に遅延アーム93の延
出部93Aと遊星ギヤストッパ102の凹部102Aと
は離されている(図13(A)参照)。
【0049】続いて、印刷が開始された場合には、図1
4(B)に示すように、ロールシートを排出するために
モータギヤ91が時計方向に回転して、第1ローラダブ
ルギヤ92が反時計方向に回転し、ローラアイドルギヤ
101が時計方向に回転するため、遊星ギヤストッパ1
02は時計方向に回転する。また、同時に、第1ローラ
ダブルギヤ92の反時計方向の回転によって遅延アーム
93が反時計方向に回転して、第2遊星ギヤ94Bが第
2ローラダブルギヤ95から離れた後、第1ローラダブ
ルギヤ92の時計方向の所定角度の回転によって遅延ア
ーム93が反時計方向に所定角度回転して、第1遊星ギ
ヤ94Aが第2ローラダブルギヤ95に歯合する。ま
た、遅延アーム93の時計方向の所定角度の回転によっ
て、延出部93Aが時計方向に回転してくる遊星ギヤス
トッパ102の凹部102Aに進入して嵌り込む。
【0050】これにより、モータギヤ91が時計方向に
回転している場合には、遅延アーム93の延出部93A
が遊星ギヤストッパ102の凹部102Aに嵌り込んだ
状態が維持される。また、上記のようにプラテンローラ
21のロールシート10引出速度は、グリップローラ2
2のロールシート10引出速度よりも所定速度大きくな
るようにギヤ比が設定されているため、第2ローラダブ
ルギヤ95に反時計方向の回転力が加わり、そのため第
1遊星ギヤ94Aを離れる方向に押す力、即ち遅延アー
ム93を時計方向に回転させる力が発生する。しかし、
遅延アーム93は、反時計方向の回転力を負荷される遊
星ギヤストッパ102によって時計方向に回転するのを
妨げられるため、第1遊星ギヤ94Aが第2ローラダブ
ルギヤ95から離れることなく、モータギヤ91の回転
駆動力は第2ローラダブルギヤ95に確実に伝達され
る。
【0051】また、印刷開始時には、一方の第2遊星ギ
ヤ94Bが第2ローラダブルギヤ95から離れた後、他
方の第1遊星ギヤ94Aが第2ローラダブルギヤ95に
歯合するまで、第1ローラダブルギヤ92の回転駆動が
第2ローラダブルギヤ95に伝達されずローラギヤ96
が回転しない。また、印刷開始と共に第1ローラダブル
ギヤ92の回転駆動は、ローラアイドルギヤ101、第
3ローラダブルギヤ103、及びプラテンギヤ104を
介してプラテンローラ21に伝達される。したがって、
印刷開始時には、プラテンローラ21が所定時間回転
後、グリップローラ22が回転するため、プラテンロー
ラ21とグリップローラ22間のロールシート10のた
るみを取ることができると共に、プラテンローラ21と
グリップローラ22間のロールシート10に適度なテン
ションを確実にかけることができ、ロールシート10に
きれいな印刷をすることができる。
【0052】次に、リボンカセット71の概略構成につ
いて図15乃至図19に基づいて説明する。図15は本
実施形態に係るリボンカセット71の平面図である。図
16は本実施形態に係るリボンカセット71の下面を示
す斜視図である。図17は本実施形態に係るテープ印刷
装置1にリボンカセット71を装着した場合における、
図15のAA断面を示す要部拡大断面図である。図18
は本実施形態に係るテープ印刷装置1にリボンカセット
71を装着した場合における、図15のBB断面を示す
要部拡大断面図である。図19は本実施形態に係るテー
プ印刷装置1にリボンカセット71を装着した場合にお
ける、図15のCC断面を示す要部拡大断面図である。
【0053】図15及び図16に示すように、リボンカ
セット71は、樹脂等で形成された下リボンケース11
1と、該下リボンケース111の上側に各ビス112、
112、112、112によりビス止めされる上リボン
ケース113とから構成され、略中央部にサーマルヘッ
ド27が上側から挿入される開口部110が設けられて
いる。この下リボンケース111は、平面略ロの字形で
ロールシート搬送方向の上流側端縁部に上側に開口した
略半円筒状のリボン下収納部114とロールシート搬送
方向の下流側端縁部に上側に開口した略半円筒状の巻き
取り下収納部115とが形成されている。また、リボン
下収納部114の軸方向外側両端面部の上端中央部に
は、下側に凸の断面略半円形の後ろ側下ピボット114
A、114Aが各々の外側方向に所定長さ突き出して形
成されている。また、巻き取り下収納部115の軸方向
外側両端面部の上端中央部には、下側に凸の断面略半円
形の前側下ピボット115A、115Aが各々の外側方
向に所定長さ突き出して形成されている。
【0054】また、上リボンケース113は、平面略ロ
の字形でロールシート搬送方向の上流側端縁部に下側に
開口した略半円筒状のリボン上収納部116とロールシ
ート搬送方向の下流側端縁部に下側に開口した略半円筒
状の巻き取り上収納部117とが形成されている。ま
た、リボン上収納部116の軸方向外側両端面部の下端
中央部には、上側に凸の断面略半円形の後ろ側上ピボッ
ト116A、116Aが各々の外側方向に所定長さ突き
出して形成されている。また、巻き取り上収納部117
の軸方向外側両端面部の下端中央部には、上側に凸の断
面略半円形の前側上ピボット117A、117Aが各々
の外側方向に所定長さ突き出して形成されている。
【0055】そして、下リボンケース111の上側に上
リボンケース113を各ビス112、112、112、
112によりビス止めした場合には、リボン下収納部1
14とリボン上収納部116とによって略円筒状のリボ
ン収納部118が形成されると共に、巻き取り下収納部
115と巻き取り上収納部117とによって略円筒状の
巻き取り収納部119が形成される。また、各後ろ側下
ピボット114A、114A、と各後ろ側上ピボット1
16A、116Aとによって後ろ側ピボット120、1
20が形成されると共に、各前側下ピボット115A、
115A、と各前側上ピボット117A、117Aとに
よって前側ピボット121、121が形成される
【0056】また、このリボン収納部118には、イン
クリボン130の印刷面が外側になるように巻回される
リボンスプール131が回転可能に収納されている(図
18参照)。また、巻き取り収納部119には、インク
リボン130の先端部が固着されると共に、後述のよう
にインクリボン130が巻き取られるリボン巻き取りス
プール132が回転可能に収納されている(図18参
照)。また、このリボン巻き取りスプール132の軸方
向の一端側(図15中、上側端縁部)には上記リボン巻
き取りギヤ108が設けられている。そして、この巻き
取り収納部119の該リボン巻き取りギヤ108に対向
するリボン搬送方向の斜め下側には、窓部125が設け
られている。この窓部125からリボン巻き取りギヤ1
08の一部を臨むことができ、後述のようにリボンカセ
ット71をテープ印刷装置1に取り付けることによっ
て、前記リボンクラッチギヤ107Bが窓部125内に
侵入してリボン巻き取りギヤ108の中心よりもリボン
カセット71の外側を向いている一部に歯合する(図1
7参照)。尚、リボンスプール131とリボン巻き取り
スプール132の各々の軸方向の一端側には不図示のク
ラッチバネが取付けられている。このクラッチバネはリ
ボンスプール131とリボン巻き取りスプール132と
がインクリボン130の搬送方向に回転する場合には、
緩み側となり、該リボンスプール131とリボン巻き取
りスプール132とがインクリボン130の搬送方向の
逆方向に回転する場合には、締まり側となってこのリボ
ンスプール131とリボン巻き取りスプール132とを
停止させるように作動する。
【0057】また、リボン下収納部114の下面の開口
部110側端縁部のほぼ中央部には、ロールシート10
の幅寸法にほぼ等しい幅寸法を有するテープ押さえ部材
122がロールシート搬送方向下流側に延出されてい
る。このテープ押さえ部材122の幅方向の両端縁部か
らは各テープさえ部122A、122Aが所定長さ突き
出して形成されている。また、このテープ押さえ部材1
22の基端部の上側には、インクリボン引出口123が
リボン下収納部114とリボン上収納部116の搬送方
向下流側端縁部によって形成されている(図18参
照)。更に、リボン巻き取り口124が巻き取り下収納
部115と巻き取り上収納部117の搬送方向上流側端
部によって形成されている(図18参照)。また、下リ
ボンケース111のリボン下収納部114のインクリボ
ン判別センサS1に対向する下面部には、ロールシート
搬送方向の上流側に開口する溝部126が形成されてい
る。
【0058】そして、上記のように構成されるリボンカ
セット71は、先ず、テープ印刷装置1の不図示の上カ
バーを上側に開けた後、リボン収納部118がロールシ
ート搬送方向の上流側に位置し、巻き取り収納部119
がロールシート搬送方向の下流側に位置するように配置
して、該リボンカセット71の各後ろ側ピボット12
0、120、及び各前側ピボット121、121を下フ
レーム7の各側壁5、6に形成される溝部に上側から順
次嵌挿して載置後(図6参照)、上カバーを閉じること
によって取り付けられる。この時、図17に示すよう
に、テープ印刷装置1のリボンクラッチギヤ107B
が、リボンカセット71の窓部125内に侵入して、こ
の窓部125から臨いているリボン巻き取りギヤ108
と歯合する。また、上カバー裏面に設けられた弾性片1
51によりリボン収納部118が上から押さえつけられ
て、リボン収納部118の浮き上がりが防止される。更
に、上カバー裏面に設けられた各弾性片152、152
により各前側ピボット121、121が上から軽い力で
押さえられ、未印刷時において巻き取り収納部119が
浮き上がらないように構成されている。尚、リボンカセ
ット71は、テープ印刷装置1の不図示の上カバーを上
側に開けた後、前側斜め上方向に持ち上げることによっ
て取り外すことができる。
【0059】次に、文字等の印刷時のインクリボンの搬
送について図17及び図18に基づいて説明する。図1
7及び図18に示すように、上記のように文字等の印刷
時には、第1ギヤ列25を構成するリボンクラッチギヤ
107Bは、矢印142方向(図17中、反時計方向)
に回転駆動され、このリボンクラッチギヤ107Bに歯
合するリボン巻き取りギヤ108は、矢印141方向
(図17中、時計方向)に回転される(図13(B)参
照)。そして、該リボン巻き取りギヤ108を介してリ
ボン巻き取りスプール132は、矢印143方向(図1
8中、時計方向)に回転されるため、該リボン巻き取り
スプール132に先端部が固着されるインクリボン13
0は、リボン収納部118の引出口123から引き出さ
れて(矢印144方向)、インクリボン130の印刷面
が内側になるようにリボン巻き取りスプール132に巻
き取られる。
【0060】また、インクリボン130の印刷面が外側
になるように巻回されてリボン収納部118に回転可能
に収納されているリボンスプール131は、インクリボ
ン130がリボン引出口123から引き出される場合に
は、矢印145方向(図18中、反時計方向)に回転す
る。そして、リボン引出口123から引き出されたイン
クリボン130の印刷面は、テープ押さえ部材122の
上端面部と摺動しつつ、サーマルヘッド27の下側に搬
送される。また、プラテンローラ21によって排出方向
(矢印146方向)に引き出されるロールシート10の
被印刷面は、リボン収納部118の下端面部、テープ押
さえ部材122の下端面部、及び各テープ押さえ部12
2A、122Aの下端面部と摺動しつつ、インクリボン
130の下側に搬送されると共に、プラテンローラ21
によってサーマルヘッド21側に押しつけられる。従っ
て、ロールシート10とインクリボン130とがサーマ
ルヘッド27によって接触する位置からロールシート搬
送方向上流側では、インクリボン130の印刷面とロー
ルシート10の被印刷面とは、テープ押さえ部材122
及び各テープ押さえ部122A、122Aによって離間
されている。
【0061】次に、リボンカセット71を装着した場合
における、リボンカセット71と各インクリボン判別セ
ンサS1、S2との当接状態について図19に基づいて
説明する。尚、本実施形態の場合は、各インクリボン判
別センサS1、S2は、各プランジャーP1、P2が常
には、突き出しており、各マイクロスイッチSW6、S
W7がオフ状態になっている。そして、リボンカセット
71をテープ印刷装置1に装着した場合には、リボンカ
セット71のインクリボン判別センサS1に対向する位
置には、溝部126が形成されているため、インクリボ
ン判別センサS1のプランジャーP1が押下されずマイ
クロスイッチSW6がオフ状態にあるので、該インクリ
ボン判別センサS1からオフ信号が出力される。一方、
リボンカセット71のインクリボン判別センサS2に対
向する下面には、インクリボン判別センサS2のプラン
ジャーP2が当接しているため、このプランジャーP2
が押下されてマイクロスイッチSW7がオン状態になる
ので、該インクリボン判別センサS2からオン信号が出
力される。尚、このリボンカセット71のインクリボン
判別センサS2のプランジャーP2に対向する下面まで
溝部126が形成されている場合には、該インクリボン
判別センサS2からもオフ信号が出力される。また、リ
ボンカセット71の各インクリボン判別センサS1、S
2の各プランジャーP1、P2に対向する位置に溝部1
26が設けられていない場合には、各インクリボン判別
センサS1、S2からオン信号が出力される。
【0062】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
テープ印刷装置1のリボンカセット71では、インクリ
ボン130の印刷面が外側になるように巻回されたリボ
ンスプール131が、リボン収納部118に回転可能に
収納され、該インクリボン130の先端部が固着された
リボン巻き取りスプール132が、巻き取り収納部11
9に回転可能に収納されている。そして、リボンカセッ
ト71がテープ印刷装置1内に装着されて文字等をロー
ルシート10上に印刷する場合には、第1ギヤ列25を
構成するリボンクラッチギヤ107Bを介して、リボン
巻き取りスプール132の軸方向の一端側に設けられる
リボン巻き取りギヤ108が回転駆動され、インクリボ
ン130は印刷面が内側になるようにリボン巻き取りス
プール132に巻き取られる。また、この場合には、ロ
ールシート10とインクリボン130とがサーマルヘッ
ド27によって接触する位置からロールシート搬送方向
上流側では、インクリボン130の印刷面とロールシー
ト10の被印刷面とは、テープ押さえ部材122及び各
テープ押さえ部122A、122Aによって離間されて
いる。更に、リボンカセット71の溝部126内には、
インクリボン判別センサS1のプランジャーP1が突き
出すと共に、インクリボン判別センサS2のプランジャ
ーP2がリボンカセット71の底面に当接しているた
め、インクリボン判別センサS1からオフ信号が出力さ
れると共に、インクリボン判別センサS2からオン信号
が出力される。
【0063】そして、文字等の印刷時にインクリボン1
30を巻き取る場合には、リボンクラッチギヤ107B
がリボン巻き取りギヤ108の中心よりもリボンカセッ
ト71の外側を向いている一部と歯合しているので、リ
ボンスプール131に巻回されるインクリボン130の
最外周面の接線方向下向きに力が働くと共に、リボン巻
き取りスプール132にリボン巻き取りギヤ108を介
して下向きの力が働き、リボンカセット71には該リボ
ンスプール131及びリボン巻き取りスプール132を
介して下向きの力が働くため、印刷時におけるリボンカ
セット71の浮き上がりを防止することができる。ま
た、サーマルヘッド27が圧着される印刷時には、イン
クリボン130とロールシート10との当接面からロー
ルシート搬送方向の上流側に位置する該インクリボン1
30とロールシート10との間には、リボン収納部11
8の下端面からインクリボン搬送方向に延出されるテー
プ押さえ部材122及び各テープ押さえ部122A、1
22Aが挿入されるため、該インクリボン130とロー
ルシート10とは離間されて、ロールシート10の被印
刷面とインクリボン130の印刷面との擦れ等を確実に
防止することができる。また、リボンカセット71の内
部に収納されるインクリボン130の種類を特定する溝
部126は、リボンカセット71の取り出し方向の後ろ
側が開口されるように形成されているため、該リボンカ
セット71を取り出す場合に、該溝部126と各インク
リボン判別センサS1、S2の各プランジャーP1、P
2との引掛りを防止することができて、スムーズに取り
出すことができる。更に、インクリボン130の巻き取
り時における浮き上がり等を防止することができるリボ
ンカセット71が、テープ印刷装置1内に着脱可能に設
けられるため、テープ印刷装置1は、リボンカセット7
1の浮き上がり等が無く、ロールシート10に美麗な文
字等を印刷することができる。また、上カバー裏面に設
けられた各弾性片151、152、152にてリボンカ
セット71のリボン収納部118及び各前側ピボット1
21、121を押さえてリボンカセット71の浮き上が
りを防止しているが、本実施形態のリボンカセット71
であれば、各弾性片151、152、152の弾性力
(付勢力)は、未印刷時に該リボンカセット71が浮き
上がらない程度の軽い力で良く、安価なものになる。
【0064】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で 種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り請求項1に係る
リボンカセットでは、リボンカセットの略中央部にサー
マルヘッドが挿入される開口部が開設され、該開口部の
ロールシートの搬送方向の上流側端縁部にインクリボン
の印刷面が外側になるように巻回されるリボンスプール
が回転可能に配置されている。また、該開口部のロール
シートの搬送方向の下流側端縁部に前記インクリボンの
先端部が固着されると共に、軸方向の一端側にギヤ部が
形成される巻き取りスプールが回転可能に配置されてい
る。そして、インクリボンを巻き取る場合には、この巻
き取りスプールがインクリボンの印刷面が内側になるよ
うに前記ギヤ部を介して回転される。これにより、文字
等の印刷時にインクリボンを巻き取る場合には、リボン
スプールに巻回されるインクリボンの最外周面の接線方
向下向きに力が働くと共に、巻き取りスプールにギヤ部
を介して下向きの力が働き、リボンカセットには該リボ
ンスプール及び巻き取りスプールを介して下向きの力が
働くため、印刷時におけるリボンカセットの浮き上がり
を防止することができるリボンカセットを提供すること
ができる。
【0066】また、請求項2に係るリボンカセットで
は、請求項1に記載のリボンカセットにおいて、テープ
押さえ部材が、前記開口部の上流側端縁部に形成される
インクリボン引出口のロールシート側端縁部から搬送方
向に延出されている。また、このテープ押さえ部材は、
少なくとも前記ロールシートの幅方向両端縁部の内側近
傍に対向する位置に設けられている。これにより、サー
マルヘッドが圧着される印刷時には、インクリボンとロ
ールシートとの当接面からロールシート搬送方向の上流
側に位置する該インクリボンとロールシートとの間に
は、少なくとも前記ロールシートの幅方向両端縁部の内
側近傍に対向する位置にテープ押さえ部材が挿入される
ため、インクリボンとロールシートとの当接面からロー
ルシート搬送方向の上流側に位置する該インクリボンと
ロールシートとは離間されて、ロールシートの被印刷面
とインクリボンの印刷面との擦れ等を確実に防止するこ
とができるリボンカセットを提供することができる。
【0067】また、請求項3に係るリボンカセットで
は、請求項1又は請求項2に記載のリボンカセットにお
いて、前記リボンカセットは、テープ印刷装置の所定位
置に配置されるセンサ手段と協動して内部に収納される
インクリボンの種類を特定するリボン特定部が形成され
ている。また、このリボン特定部は、リボンカセット取
り出し方向の後ろ側が開口される溝部から形成されてい
る。これにより、リボンカセットの内部に収納されるイ
ンクリボンの種類を特定するリボン特定部は、リボンカ
セット取り出し方向の後ろ側が開口される溝部から形成
されているため、該リボンカセットを取り出す場合に、
該溝部とセンサー手段との引掛りを防止することができ
て、スムーズに取り出すことができるリボンカセットを
提供することができる。
【0068】更に、請求項4に係るテープ印刷装置で
は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のリボンカ
セットが内部に着脱可能に設けられている。これによ
り、インクリボンの巻き取り時における浮き上がり等を
防止することができるリボンカセットが、テープ印刷装
置内に着脱可能に設けられるため、テープ印刷装置は、
リボンカセットの浮き上がり等が無く、ロールシートに
美麗な文字等を印刷することができるテープ印刷装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るテープ印刷装置の本体筐体の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係るテープ印刷装置の本体筐体の
概略構成を示す平面図である。
【図3】本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を
示し、(A)は第2ギヤ列側からの斜視図、(B)は第
2ギヤ列側の側面図である。
【図4】本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を
示し、(A)は第1ギヤ列側からの斜視図、(B)は第
1ギヤ列側の側面図である。
【図5】本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレーム
を取り除いた場合の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ
列側からの斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図であ
る。
【図6】本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレーム
を取り除いてリボンカセットを装着した場合を示す第2
ギヤ列からの斜視図である。
【図7】本実施形態に係るテープ印刷装置の画像形成機
構部を構成するサーマルヘッドがプラテンローラからリ
リースされた状態を示す正面図である。
【図8】本実施形態に係るテープ印刷装置の第2ギヤ列
の構成を示す拡大正面図である。
【図9】本実施形態に係るテープ印刷装置の排紙ローラ
ユニットを取り除いてカッティング機構部を示す図で、
(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面
図、(C)は(A)におけるC矢視図である。
【図10】本実施形態に係るテープ印刷装置のカッティ
ング機構部のキャリッジ機構を示す正面断面図である。
【図11】本実施形態に係るテープ印刷装置のカッティ
ング機構部の第2ギヤ列による駆動を示す図で、(A)
はロールシートの切断時の駆動を示す一部拡大正面図
で、(B)はホームポジション移動時の駆動を示す一部
拡大正面図である。
【図12】本実施形態に係るテープ印刷装置の排紙ロー
ラユニットを示し、(A)は正面図、(B)は(A)に
おけるA−A断面図である。
【図13】本実施形態に係るテープ印刷装置の第1ギヤ
列の構成を示す図で、(A)はロールシートの巻き戻し
動作時を示す拡大正面図で、(B)はロールシートの排
出動作時を示す拡大正面図である。
【図14】本実施形態に係るテープ印刷装置の印刷時の
第1ギヤ列のプラテンローラ及びグリップローラを駆動
する部分の構成を示す図で、(A)は印刷起動時を示す
拡大部分正面図で、(B)は印刷動作時を示す拡大部分
正面図である。
【図15】本実施形態に係るリボンカセットの平面図で
ある。
【図16】本実施形態に係るリボンカセットの下面を示
す斜視図である。
【図17】本実施形態に係るテープ印刷装置にリボンカ
セットを装着した場合における、図15のAA断面を示
す要部拡大断面図である。
【図18】本実施形態に係るテープ印刷装置にリボンカ
セットを装着した場合における、図15のBB断面を示
す要部拡大断面図である。
【図19】本実施形態に係るテープ印刷装置にリボンカ
セットを装着した場合における、図15のCC断面を示
す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 2 本体筐体 3 上フレーム 5、6 側壁 7 下フレーム 10 ロールシート 11 ロールユニット 15 搬送機構部 16 カッティング機構部 17 画像形成機構部 21 プラテンローラ 22 グリップローラ 23 従動ローラ 25 第1ギヤ列 27 サーマルヘッド 71 リボンカセット 107B リボンクラッチギヤ 108 リボン巻き取りギヤ 118 リボン収納部 119 巻き取り収納部 120 後ろ側ピボット 121 前側ピボット 122 テープ押さえ部材 122A テープ押さえ部 123 リボン引出口 124 巻き取り口 126 溝部 130 インクリボン 131 リボンスプール 132 リボン巻き取りスプール 151、152 弾性片 S1、S2 インクリボン判別センサ
フロントページの続き (72)発明者 近本 忠信 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 高橋 俊博 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 小川 康弘 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C065 AB03 AD02 AF02 DA16 DA38 2C068 AA02 AA06 EE41 EE62 FF12 GK16 GK18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状のロールシートに印刷するサーマ
    ルヘッドを備えたテープ印刷装置内に着脱可能に設けら
    れるリボンカセットにおいて、 略中央部に開設されて前記サーマルヘッドが挿入される
    開口部と、 前記開口部のロールシートの搬送方向の上流側端縁部に
    回転可能に配置されてインクリボンの印刷面が外側にな
    るように巻回されるリボンスプールと、 前記開口部のロールシートの搬送方向の下流側端縁部に
    回転可能に配置されて前記インクリボンの先端部が固着
    されると共に、該インクリボンが巻き取られる巻き取り
    スプールと、 前記巻き取りスプールの軸方向の一端側に形成されるギ
    ヤ部とを備え、 前記巻き取りスプールは、前記ギヤ部を介してインクリ
    ボンの印刷面が内側になるように回転されることを特徴
    とするリボンカセット。
  2. 【請求項2】 前記リボンカセットは、前記開口部の上
    流側端縁部に形成されるインクリボン引出口と、 前記インクリボン引出口のロールシート側端縁部から搬
    送方向に延出されるテープ押さえ部材とを有し、 前記テープ押さえ部材は、少なくとも前記ロールシート
    の幅方向両端縁部の内側近傍に対向する位置に設けられ
    ることを特徴とする請求項1に記載のリボンカセット。
  3. 【請求項3】 前記テープ印刷装置は、所定位置に配置
    されるセンサ手段を備え、 前記リボンカセットは、前記センサ手段と協動して内部
    に収納されるインクリボンの種類を特定するリボン特定
    部を有し、 前記リボン特定部は、リボンカセット取り出し方向の後
    ろ側が開口される溝部から形成されていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のリボンカセット。
  4. 【請求項4】 長尺状のロールシートに印刷するサーマ
    ルヘッドと、着脱可能に設けられるリボンカセットとを
    備えたテープ印刷装置において、 前記リボンカセットは、請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載のリボンカセットであることを特徴とするテー
    プ印刷装置。
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