JP2002096947A - ロールカセット及びテープ印刷装置 - Google Patents
ロールカセット及びテープ印刷装置Info
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- JP2002096947A JP2002096947A JP2000287085A JP2000287085A JP2002096947A JP 2002096947 A JP2002096947 A JP 2002096947A JP 2000287085 A JP2000287085 A JP 2000287085A JP 2000287085 A JP2000287085 A JP 2000287085A JP 2002096947 A JP2002096947 A JP 2002096947A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型化及び低廉化を図ることができるロール
カセット及び小型化を図ることができるテープ印刷装置
を提供する。 【解決手段】 先ず、巻芯110に巻回されたロールシ
ート10の幅方向の一端側の端面に粘着シート111を
貼着する。続いて、ユニットホルダ13を巻芯110の
一端側からに挿入して弾性的に係止させる。次に、ロー
ルシート10の幅方向の他端側の端面に粘着シート11
1を貼着する。そして、該ロールシート10の他端側か
らスライドスプール114を摺動させつつ嵌入し、粘着
シート111の外側端面に貼着する。続いて、このスラ
イドスプール114の外側端面に板バネ118を当接さ
せる。次に、ユニットホルダ12の各弾性係止片122
を板バネ118とスライドスプール114の各中央部に
形成される貫通孔及び巻芯110の筒部113内に挿入
して、各弾性係止片122を巻芯110の側部112の
内側面に滑合させる。
カセット及び小型化を図ることができるテープ印刷装置
を提供する。 【解決手段】 先ず、巻芯110に巻回されたロールシ
ート10の幅方向の一端側の端面に粘着シート111を
貼着する。続いて、ユニットホルダ13を巻芯110の
一端側からに挿入して弾性的に係止させる。次に、ロー
ルシート10の幅方向の他端側の端面に粘着シート11
1を貼着する。そして、該ロールシート10の他端側か
らスライドスプール114を摺動させつつ嵌入し、粘着
シート111の外側端面に貼着する。続いて、このスラ
イドスプール114の外側端面に板バネ118を当接さ
せる。次に、ユニットホルダ12の各弾性係止片122
を板バネ118とスライドスプール114の各中央部に
形成される貫通孔及び巻芯110の筒部113内に挿入
して、各弾性係止片122を巻芯110の側部112の
内側面に滑合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状のロールシ
ートを搬送するための搬送手段と、該ロールシートに印
刷する印刷手段とを備えたテープ印刷装置に使用され、
前記ロールシートが巻回されると共に、該テープ印刷装
置内で着脱可能な状態で支持されるロールカセットに関
し、特に、ロールシートが巻回される巻芯の一端側を支
持軸を介して回転可能に支持し、該巻芯の他端側に取付
けられる結合部材を介して巻芯を回転させることによっ
て、小型化及び低廉化を図ることができるロールカセッ
トに関するものである。また、テープ印刷装置に当該ロ
ールカセットが着脱可能に支持されるため、装置の小型
化を図ることができるテープ印刷装置に関するものであ
る。
ートを搬送するための搬送手段と、該ロールシートに印
刷する印刷手段とを備えたテープ印刷装置に使用され、
前記ロールシートが巻回されると共に、該テープ印刷装
置内で着脱可能な状態で支持されるロールカセットに関
し、特に、ロールシートが巻回される巻芯の一端側を支
持軸を介して回転可能に支持し、該巻芯の他端側に取付
けられる結合部材を介して巻芯を回転させることによっ
て、小型化及び低廉化を図ることができるロールカセッ
トに関するものである。また、テープ印刷装置に当該ロ
ールカセットが着脱可能に支持されるため、装置の小型
化を図ることができるテープ印刷装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、粘着シートに離型紙が張り合
わされた長尺状のシートにサーマルヘッドを介して文字
等を印刷するテープ印刷装置が知られている。このよう
なテープ印刷装置では、巻芯に巻回されたロールシート
と、この巻芯が回転可能に取付けられるロールシートホ
ルダと、このロールシートホルダをテープ印刷装置内で
着脱可能に支持する支持機構と、このロールシートホル
ダからロールシートを引き出して搬送するための搬送手
段とを備えているものがある。このようなテープ印刷装
置では、通常、長尺状のロールシートとして、所定幅に
形成された透明フィルムシート、フィルムシートの片面
に粘着剤を介して離形紙を付着したロールシート、及
び、自己発色性を有する感熱シート(いわゆる、サーマ
ルペーパー)等が存在し、これらのいずれのロールシー
トも巻芯に巻回された状態でテープ印刷装置内に回転可
能に支持され、搬送手段を介して引き出されてサーマル
ヘッドにより印刷される。
わされた長尺状のシートにサーマルヘッドを介して文字
等を印刷するテープ印刷装置が知られている。このよう
なテープ印刷装置では、巻芯に巻回されたロールシート
と、この巻芯が回転可能に取付けられるロールシートホ
ルダと、このロールシートホルダをテープ印刷装置内で
着脱可能に支持する支持機構と、このロールシートホル
ダからロールシートを引き出して搬送するための搬送手
段とを備えているものがある。このようなテープ印刷装
置では、通常、長尺状のロールシートとして、所定幅に
形成された透明フィルムシート、フィルムシートの片面
に粘着剤を介して離形紙を付着したロールシート、及
び、自己発色性を有する感熱シート(いわゆる、サーマ
ルペーパー)等が存在し、これらのいずれのロールシー
トも巻芯に巻回された状態でテープ印刷装置内に回転可
能に支持され、搬送手段を介して引き出されてサーマル
ヘッドにより印刷される。
【0003】また、このロールシート(感熱シートは除
く)にサーマルヘッドを介してフルカラー印刷する場合
は、一般にシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー
(Y)等からなる複数のインクを、順番に一定長さ分ず
つその長さ方向に塗布したインクリボンを内蔵したリボ
ンカセットが装着される。そして、該ロールシート等上
にこのインクリボンを介してサーマルヘッドが押し当て
られ、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)
等のいずれか一色が一定長さ分印刷された後、再度、ロ
ールシートが該一定長さ分引き込まれて、他のいずれか
一色が印刷される。そして、これを繰り返して、一定長
さ分ずつロールシート上にフルカラー印刷が行われる。
く)にサーマルヘッドを介してフルカラー印刷する場合
は、一般にシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー
(Y)等からなる複数のインクを、順番に一定長さ分ず
つその長さ方向に塗布したインクリボンを内蔵したリボ
ンカセットが装着される。そして、該ロールシート等上
にこのインクリボンを介してサーマルヘッドが押し当て
られ、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)
等のいずれか一色が一定長さ分印刷された後、再度、ロ
ールシートが該一定長さ分引き込まれて、他のいずれか
一色が印刷される。そして、これを繰り返して、一定長
さ分ずつロールシート上にフルカラー印刷が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フルカ
ラー印刷等をする場合には、ロールシートをその長さ方
向前後にシート搬送精度を高く維持しつつ一定長さ分ず
つ複数回搬送する必要があるため、ロールシートホルダ
とこのロールシートホルダの支持機構の構成が複雑にな
り小型化を図ることが困難であるという問題がある。
ラー印刷等をする場合には、ロールシートをその長さ方
向前後にシート搬送精度を高く維持しつつ一定長さ分ず
つ複数回搬送する必要があるため、ロールシートホルダ
とこのロールシートホルダの支持機構の構成が複雑にな
り小型化を図ることが困難であるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、ロールシートが巻回さ
れる巻芯の一端側を支持軸を介して回転可能に支持し、
該巻芯の他端側に取付けられる結合部材を介して巻芯を
回転させることによって、ロールカセットの構成を簡素
化して小型化及び低廉化を図ることができるロールカセ
ットを提供することを目的とする。また、テープ印刷装
置に当該ロールカセットが着脱可能に支持されるため、
装置の小型化を図ることができるテープ印刷装置を提供
することを目的とする。
するためになされたものであり、ロールシートが巻回さ
れる巻芯の一端側を支持軸を介して回転可能に支持し、
該巻芯の他端側に取付けられる結合部材を介して巻芯を
回転させることによって、ロールカセットの構成を簡素
化して小型化及び低廉化を図ることができるロールカセ
ットを提供することを目的とする。また、テープ印刷装
置に当該ロールカセットが着脱可能に支持されるため、
装置の小型化を図ることができるテープ印刷装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るロールカセットは、長尺状のロールシー
トを搬送するための搬送手段と、該ロールシートに印刷
する印刷手段とを備えたテープ印刷装置に使用され、前
記ロールシートが巻回されると共に、該テープ印刷装置
内で着脱可能な状態で支持されるロールカセットにおい
て、前記ロールカセットは、筒状に形成され、一端側の
内周面から略直角に半径方向内側に所定長さ延出される
側部が形成されて前記ロールシートが巻回される巻芯
と、前記巻芯の筒孔の他端側端面部に配置されると共
に、前記ロールシートの該他端側端面部に当接される略
円板状の結合部材と、前記巻芯の一端側から前記側部に
嵌挿されると共に、前記側部の内側に回転可能に支持さ
れる支持軸とを備え、前記支持軸は、外側端面部外周に
形成される略円板状のフランジ部と、前記フランジ部の
外側端面から軸方向外側に突き出して形成される支持部
とを有し、テープ印刷装置内において、前記支持軸は支
持部を介して回転しないように支持されると共に、前記
結合部材は回転可能に支持されることによって、前記ロ
ールシートが巻回される巻芯が回転可能に支持されるこ
とを特徴とする。
請求項1に係るロールカセットは、長尺状のロールシー
トを搬送するための搬送手段と、該ロールシートに印刷
する印刷手段とを備えたテープ印刷装置に使用され、前
記ロールシートが巻回されると共に、該テープ印刷装置
内で着脱可能な状態で支持されるロールカセットにおい
て、前記ロールカセットは、筒状に形成され、一端側の
内周面から略直角に半径方向内側に所定長さ延出される
側部が形成されて前記ロールシートが巻回される巻芯
と、前記巻芯の筒孔の他端側端面部に配置されると共
に、前記ロールシートの該他端側端面部に当接される略
円板状の結合部材と、前記巻芯の一端側から前記側部に
嵌挿されると共に、前記側部の内側に回転可能に支持さ
れる支持軸とを備え、前記支持軸は、外側端面部外周に
形成される略円板状のフランジ部と、前記フランジ部の
外側端面から軸方向外側に突き出して形成される支持部
とを有し、テープ印刷装置内において、前記支持軸は支
持部を介して回転しないように支持されると共に、前記
結合部材は回転可能に支持されることによって、前記ロ
ールシートが巻回される巻芯が回転可能に支持されるこ
とを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係るロ
ールカセットによれば、ロールシートが巻回される巻芯
は筒状に形成され、一端側の内周面から略直角に半径方
向内側に所定長さ延出される側部が形成されている。ま
た、支持軸が巻芯の一端側からこの側部に嵌挿されると
共に、該側部の内側に回転可能に支持されている。ま
た、この巻芯の他端側端面部には結合部材が配置されて
ロールシートの端面に当接している。そして、ロールカ
セットの一端側を構成する支持軸は、外側端面部外周に
形成される略円板状のフランジ部の外側端面から軸方向
外側に突き出して形成される支持部介して回転しないよ
うに支持される。また、ロールカセットの他端側を構成
する結合部材は、回転可能に支持されて、巻芯が回転可
能に支持されている。これにより、ロールシートが巻回
される巻芯の一端側を支持軸を介して回転可能に支持
し、該巻芯の他端側に取付けられる結合部材を介して巻
芯を回転させることによって、ロールカセットの構成を
簡素化して小型化及び低廉化を図ることができる。
ールカセットによれば、ロールシートが巻回される巻芯
は筒状に形成され、一端側の内周面から略直角に半径方
向内側に所定長さ延出される側部が形成されている。ま
た、支持軸が巻芯の一端側からこの側部に嵌挿されると
共に、該側部の内側に回転可能に支持されている。ま
た、この巻芯の他端側端面部には結合部材が配置されて
ロールシートの端面に当接している。そして、ロールカ
セットの一端側を構成する支持軸は、外側端面部外周に
形成される略円板状のフランジ部の外側端面から軸方向
外側に突き出して形成される支持部介して回転しないよ
うに支持される。また、ロールカセットの他端側を構成
する結合部材は、回転可能に支持されて、巻芯が回転可
能に支持されている。これにより、ロールシートが巻回
される巻芯の一端側を支持軸を介して回転可能に支持
し、該巻芯の他端側に取付けられる結合部材を介して巻
芯を回転させることによって、ロールカセットの構成を
簡素化して小型化及び低廉化を図ることができる。
【0008】また、請求項2に係るロールカセットは、
請求項1に記載のロールカセットにおいて、前記結合部
材は、外側端面の略中央部に突き出して形成される支持
部材と、前記支持部材の周辺部に形成されるギヤ部とを
有し、前記結合部材は、前記支持部材を介して回転可能
に支持されると共に、前記ギヤ部を介して回転されるこ
とを特徴とする。
請求項1に記載のロールカセットにおいて、前記結合部
材は、外側端面の略中央部に突き出して形成される支持
部材と、前記支持部材の周辺部に形成されるギヤ部とを
有し、前記結合部材は、前記支持部材を介して回転可能
に支持されると共に、前記ギヤ部を介して回転されるこ
とを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係るロ
ールカセットによれば、請求項1に記載のロールカセッ
トにおいて、前記結合部材は、支持部材が外側端面の略
中央部に突き出して形成されると共に、ギヤ部が該支持
部材の周辺部に形成される。そして、結合部材は、前記
支持部材を介して回転可能に支持されると共に、前記ギ
ヤ部を介して回転される。これにより、結合部材は、外
側端面の略中央部に突き出して形成された支持部材を介
して回転可能に支持され、該結合部材の外側に巻芯を回
転可能に支持するカセットホルダ等を取付ける必要がな
いため、ロールカセットの構成を更に簡素化できると共
に、ロールカセットのロールシート幅方向の寸法をより
小型化することができる。また、ギヤ部が該支持部材の
周辺部に形成されるため、ロールカセットのロールシー
ト幅方向の寸法を更に小型化することができる。
ールカセットによれば、請求項1に記載のロールカセッ
トにおいて、前記結合部材は、支持部材が外側端面の略
中央部に突き出して形成されると共に、ギヤ部が該支持
部材の周辺部に形成される。そして、結合部材は、前記
支持部材を介して回転可能に支持されると共に、前記ギ
ヤ部を介して回転される。これにより、結合部材は、外
側端面の略中央部に突き出して形成された支持部材を介
して回転可能に支持され、該結合部材の外側に巻芯を回
転可能に支持するカセットホルダ等を取付ける必要がな
いため、ロールカセットの構成を更に簡素化できると共
に、ロールカセットのロールシート幅方向の寸法をより
小型化することができる。また、ギヤ部が該支持部材の
周辺部に形成されるため、ロールカセットのロールシー
ト幅方向の寸法を更に小型化することができる。
【0010】また、請求項3に係るロールカセットは、
請求項1又は請求項2に記載のロールカセットにおい
て、前記支持部は、挿入方向に略平行な一対の案内面が
側面部に形成されていることを特徴とする。
請求項1又は請求項2に記載のロールカセットにおい
て、前記支持部は、挿入方向に略平行な一対の案内面が
側面部に形成されていることを特徴とする。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係るロ
ールカセットよれば、請求項1又は請求項2に記載のロ
ールカセットにおいて、前記支持部は、挿入方向に略平
行な一対の案内面が側面部に形成されている。これによ
り、支持部の側面部に形成される案内面を回転しないよ
うに支持することによって、支持軸を回転しないように
支持できるため、支持軸の構成を簡素化できてロールカ
セットの構成を更に簡素化できると共に、ロールカセッ
トのロールシート幅方向の寸法をより小型化することが
できる。
ールカセットよれば、請求項1又は請求項2に記載のロ
ールカセットにおいて、前記支持部は、挿入方向に略平
行な一対の案内面が側面部に形成されている。これによ
り、支持部の側面部に形成される案内面を回転しないよ
うに支持することによって、支持軸を回転しないように
支持できるため、支持軸の構成を簡素化できてロールカ
セットの構成を更に簡素化できると共に、ロールカセッ
トのロールシート幅方向の寸法をより小型化することが
できる。
【0012】また、請求項4に係るロールカセットは、
請求項3に記載のロールカセットにおいて、前記支持部
は、挿入方向先端部に前記支持軸と同心円の円周面が形
成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のロールカセットにおいて、前記支持部
は、挿入方向先端部に前記支持軸と同心円の円周面が形
成されていることを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に係るロ
ールカセットよれば、請求項3に記載のロールカセット
において、前記支持部は、挿入方向先端部に前記支持軸
と同心円の円周面が形成されているため、支持部を傾け
て挿入してもこの円周面の中心角度以内の傾き角度であ
れば装着溝に挿入することができ、ロールカセットの装
着を容易に行うことができる。
ールカセットよれば、請求項3に記載のロールカセット
において、前記支持部は、挿入方向先端部に前記支持軸
と同心円の円周面が形成されているため、支持部を傾け
て挿入してもこの円周面の中心角度以内の傾き角度であ
れば装着溝に挿入することができ、ロールカセットの装
着を容易に行うことができる。
【0014】また、請求項5に係るロールカセットは、
請求項1乃至請求項4に記載のロールカセットにおい
て、前記支持部は、上端面部が前記フランジ部の外周端
縁部の近傍位置まで延出されると共に、該上端面部から
軸方向外側に所定長さ延出される平板部を有することを
特徴とする。
請求項1乃至請求項4に記載のロールカセットにおい
て、前記支持部は、上端面部が前記フランジ部の外周端
縁部の近傍位置まで延出されると共に、該上端面部から
軸方向外側に所定長さ延出される平板部を有することを
特徴とする。
【0015】このような特徴を有する請求項5に係るロ
ールカセットによれば、請求項1乃至請求項4に記載の
ロールカセットにおいて、前記支持部は、上端面部が前
記フランジ部の外周端縁部の近傍位置まで延出されると
共に、該上端面部から軸方向外側に所定長さ延出される
平板部が形成されている。これにより、ロールカセット
の取り付け及び取り外し時に、この平板部を持って作業
を行うことができるため、ロールカセットの装着を容易
に行うことができる。また、支持軸の外側端面部に形成
されるフランジ部の上端部に平板部が位置するため、該
平板部の上面にロールシートの種類等を表示するシール
を貼ることができて、ユーザが容易にロールカセットの
種類を確認することができる。
ールカセットによれば、請求項1乃至請求項4に記載の
ロールカセットにおいて、前記支持部は、上端面部が前
記フランジ部の外周端縁部の近傍位置まで延出されると
共に、該上端面部から軸方向外側に所定長さ延出される
平板部が形成されている。これにより、ロールカセット
の取り付け及び取り外し時に、この平板部を持って作業
を行うことができるため、ロールカセットの装着を容易
に行うことができる。また、支持軸の外側端面部に形成
されるフランジ部の上端部に平板部が位置するため、該
平板部の上面にロールシートの種類等を表示するシール
を貼ることができて、ユーザが容易にロールカセットの
種類を確認することができる。
【0016】また、請求項6に係るロールカセットは、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のロールカセッ
トにおいて、前記フランジ部は、前記支持部の下側の外
周端縁部の所定箇所から該支持部に平行に突き出して形
成される足部を有し、前記足部がテープ印刷装置に係合
することで、前記支持軸は回転しないように支持される
ことを特徴とする。
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のロールカセッ
トにおいて、前記フランジ部は、前記支持部の下側の外
周端縁部の所定箇所から該支持部に平行に突き出して形
成される足部を有し、前記足部がテープ印刷装置に係合
することで、前記支持軸は回転しないように支持される
ことを特徴とする。
【0017】このような特徴を有する請求項6に係るロ
ールカセットによれば、請求項1乃至請求項5のいずれ
かに記載のロールカセットにおいて、前記フランジ部
は、前記支持部の下側の外周端縁部の所定箇所から該支
持部に平行に突き出して形成される足部を有し、前記足
部がテープ印刷装置に係合することで、前記支持軸は回
転しないように支持される。これにより、支持軸はフラ
ンジ部の下端部に形成される足部がテープ印刷装置に係
合することによって回転しないように支持されると共
に、支持部によっても回転しないように支持されるた
め、ロールカセットの支持軸による保持強度を更に強く
することができる。また、足部はフランジ部の外周端縁
部から平行に突き出して形成されるため、ロールカセッ
ト単体での保管時において、ロールカセットの転がりを
防止することができる。
ールカセットによれば、請求項1乃至請求項5のいずれ
かに記載のロールカセットにおいて、前記フランジ部
は、前記支持部の下側の外周端縁部の所定箇所から該支
持部に平行に突き出して形成される足部を有し、前記足
部がテープ印刷装置に係合することで、前記支持軸は回
転しないように支持される。これにより、支持軸はフラ
ンジ部の下端部に形成される足部がテープ印刷装置に係
合することによって回転しないように支持されると共
に、支持部によっても回転しないように支持されるた
め、ロールカセットの支持軸による保持強度を更に強く
することができる。また、足部はフランジ部の外周端縁
部から平行に突き出して形成されるため、ロールカセッ
ト単体での保管時において、ロールカセットの転がりを
防止することができる。
【0018】また、請求項7に係るロールカセットは、
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のロールカセッ
トにおいて、前記フランジ部は、外側端面に外側方向に
突き出して設けられる挿入ガイド部材を有し、前記テー
プ印刷装置は、前記挿入ガイド部材が挿入される挿入部
が設けられ、前記挿入ガイド部材の側面部は、挿入方向
に所定角度で狭くなるように形成されると共に、前記挿
入部は、挿入方向に前記所定角度で傾斜する傾斜部が形
成されていることを特徴とする。
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のロールカセッ
トにおいて、前記フランジ部は、外側端面に外側方向に
突き出して設けられる挿入ガイド部材を有し、前記テー
プ印刷装置は、前記挿入ガイド部材が挿入される挿入部
が設けられ、前記挿入ガイド部材の側面部は、挿入方向
に所定角度で狭くなるように形成されると共に、前記挿
入部は、挿入方向に前記所定角度で傾斜する傾斜部が形
成されていることを特徴とする。
【0019】このような特徴を有する請求項7に係るロ
ールカセットによれば、請求項1乃至請求項6のいずれ
かに記載のロールカセットにおいて、前記フランジ部
は、外側端面に外側方向に突き出して設けられる挿入ガ
イド部材を有し、前記テープ印刷装置は、前記挿入ガイ
ド部材が挿入される挿入部が設けられ、前記挿入ガイド
部材の側面部は、挿入方向に所定角度で狭くなるように
形成されると共に、前記挿入部は、挿入方向に前記所定
角度で傾斜する傾斜部が形成されている。これにより、
ロールカセットの支持軸は、フランジ部の外側端面に形
成される挿入ガイド部材の先端部をテープ印刷装置の挿
入部の傾斜部に当接させつつ挿入することができるた
め、ロールカセットを所定角度以内であれば傾けて挿入
することができ、ロールカセットの装着を更に容易に行
うことができる。
ールカセットによれば、請求項1乃至請求項6のいずれ
かに記載のロールカセットにおいて、前記フランジ部
は、外側端面に外側方向に突き出して設けられる挿入ガ
イド部材を有し、前記テープ印刷装置は、前記挿入ガイ
ド部材が挿入される挿入部が設けられ、前記挿入ガイド
部材の側面部は、挿入方向に所定角度で狭くなるように
形成されると共に、前記挿入部は、挿入方向に前記所定
角度で傾斜する傾斜部が形成されている。これにより、
ロールカセットの支持軸は、フランジ部の外側端面に形
成される挿入ガイド部材の先端部をテープ印刷装置の挿
入部の傾斜部に当接させつつ挿入することができるた
め、ロールカセットを所定角度以内であれば傾けて挿入
することができ、ロールカセットの装着を更に容易に行
うことができる。
【0020】また、請求項8に係るロールカセットは、
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のロールカセッ
トにおいて、前記フランジ部は、外側端面の所定箇所に
形成される凹部を有し、前記テープ印刷装置は、前記フ
ランジ部が挿入される取付部が設けられ、前記取付部
は、前記凹部に対向する位置に設けられる位置決め部材
を有し、該フランジ部が該取付部に挿入された場合に
は、前記凹部に前記位置決め部材が嵌入されることを特
徴とする。
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のロールカセッ
トにおいて、前記フランジ部は、外側端面の所定箇所に
形成される凹部を有し、前記テープ印刷装置は、前記フ
ランジ部が挿入される取付部が設けられ、前記取付部
は、前記凹部に対向する位置に設けられる位置決め部材
を有し、該フランジ部が該取付部に挿入された場合に
は、前記凹部に前記位置決め部材が嵌入されることを特
徴とする。
【0021】このような特徴を有する請求項8に係るロ
ールカセットによれば、請求項1乃至請求項7のいずれ
かに記載のロールカセットにおいて、前記フランジ部
は、外側端面の所定箇所に形成される凹部を有し、前記
テープ印刷装置は、前記フランジ部が挿入される取付部
が設けられ、前記取付部は、前記凹部に対向する位置に
設けられる位置決め部材を有し、該フランジ部が該取付
部に挿入された場合には、前記凹部に前記位置決め部材
が嵌入される。これにより、ロールカセットをテープ印
刷装置に装着した場合には、該ロールカセットは前記フ
ランジ部の外側端面に形成される凹部に位置決め部材が
嵌入されて位置決めされるため、ロールカセット装着時
の位置決めを確実に行うことができると共に、ロールシ
ート搬送時におけるロールカセットの浮き上がりを防止
することができる。
ールカセットによれば、請求項1乃至請求項7のいずれ
かに記載のロールカセットにおいて、前記フランジ部
は、外側端面の所定箇所に形成される凹部を有し、前記
テープ印刷装置は、前記フランジ部が挿入される取付部
が設けられ、前記取付部は、前記凹部に対向する位置に
設けられる位置決め部材を有し、該フランジ部が該取付
部に挿入された場合には、前記凹部に前記位置決め部材
が嵌入される。これにより、ロールカセットをテープ印
刷装置に装着した場合には、該ロールカセットは前記フ
ランジ部の外側端面に形成される凹部に位置決め部材が
嵌入されて位置決めされるため、ロールカセット装着時
の位置決めを確実に行うことができると共に、ロールシ
ート搬送時におけるロールカセットの浮き上がりを防止
することができる。
【0022】また、請求項9に係るロールカセットは、
請求項8に記載のロールカセットにおいて、前記位置決
め部材は、断面略くの字状に折り曲げられた板バネより
形成されることを特徴とする。
請求項8に記載のロールカセットにおいて、前記位置決
め部材は、断面略くの字状に折り曲げられた板バネより
形成されることを特徴とする。
【0023】このような特徴を有する請求項9に係るロ
ールカセットによれば、請求項8に記載のロールカセッ
トにおいて、前記位置決め部材は、断面略くの字状に折
り曲げられた板バネより形成されるため、ロールカセッ
トを取付部に挿入して位置決めするときに明瞭なクリッ
ク感を得ることができ、ロールカセットの装着を更に容
易に行うことができる。
ールカセットによれば、請求項8に記載のロールカセッ
トにおいて、前記位置決め部材は、断面略くの字状に折
り曲げられた板バネより形成されるため、ロールカセッ
トを取付部に挿入して位置決めするときに明瞭なクリッ
ク感を得ることができ、ロールカセットの装着を更に容
易に行うことができる。
【0024】また、請求項10に係るロールカセット
は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記結合部材と支持軸と巻芯とのうち
少なくとも1のいずれかの部材が再生使用可能な所定の
樹脂材料で形成されていることを特徴とする。
は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記結合部材と支持軸と巻芯とのうち
少なくとも1のいずれかの部材が再生使用可能な所定の
樹脂材料で形成されていることを特徴とする。
【0025】このような特徴を有する請求項10に係る
ロールカセットによれば、請求項1乃至請求項9のいず
れかに記載のロールカセットにおいて、前記結合部材と
支持軸と巻芯とのうち少なくとも1のいずれかの部材が
再生使用可能な所定の樹脂材料で形成されているため、
ロールカセットのリサイクル化を図ることができる。
ロールカセットによれば、請求項1乃至請求項9のいず
れかに記載のロールカセットにおいて、前記結合部材と
支持軸と巻芯とのうち少なくとも1のいずれかの部材が
再生使用可能な所定の樹脂材料で形成されているため、
ロールカセットのリサイクル化を図ることができる。
【0026】また、請求項11に係るロールカセット
は、請求項10に記載のロールカセットにおいて、前記
所定の樹脂材料は、ポリスチレンであることを特徴とす
る。
は、請求項10に記載のロールカセットにおいて、前記
所定の樹脂材料は、ポリスチレンであることを特徴とす
る。
【0027】このような特徴を有する請求項11に係る
ロールカセットによれば、請求項10に記載のロールカ
セットにおいて、前記所定の樹脂材料は、ポリスチレン
であるため、該ポリスチレンで作製される部材を容易に
リサイクル化することできる。
ロールカセットによれば、請求項10に記載のロールカ
セットにおいて、前記所定の樹脂材料は、ポリスチレン
であるため、該ポリスチレンで作製される部材を容易に
リサイクル化することできる。
【0028】更に、請求項12に係るテープ印刷装置
は、長尺状のロールシートを搬送するための搬送手段
と、前記ロールシートが巻回されるロールカセットと、
前記ロールカセットを内部で着脱可能な状態で支持する
支持機構とを備えたテープ印刷装置において、前記ロー
ルカセットは、請求項1乃至請求項11のいずれかに記
載のロールカセットであることを特徴とする。
は、長尺状のロールシートを搬送するための搬送手段
と、前記ロールシートが巻回されるロールカセットと、
前記ロールカセットを内部で着脱可能な状態で支持する
支持機構とを備えたテープ印刷装置において、前記ロー
ルカセットは、請求項1乃至請求項11のいずれかに記
載のロールカセットであることを特徴とする。
【0029】このような特徴を有する請求項12に係る
テープ印刷装置によれば、請求項1乃至請求項11のい
ずれかに記載のロールカセットが内部に着脱可能に設け
られている。これにより、テープ印刷装置内に小型化及
び低廉化を図ることができる当該ロールカセットが着脱
可能に支持されるため、テープ印刷装置の小型化を図る
ことができる。
テープ印刷装置によれば、請求項1乃至請求項11のい
ずれかに記載のロールカセットが内部に着脱可能に設け
られている。これにより、テープ印刷装置内に小型化及
び低廉化を図ることができる当該ロールカセットが着脱
可能に支持されるため、テープ印刷装置の小型化を図る
ことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープ印刷装
置を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ
詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るテープ印刷装
置の本体筐体の概略構成について図1乃至図6に基づき
説明する。図1は本実施形態に係るテープ印刷装置の本
体筐体の概略構成を示す斜視図である。図2は本実施形
態に係るテープ印刷装置の本体筐体の概略構成を示す平
面図である。尚、両図において、テープ印刷装置の本体
筐体に上フレーム3(図3等参照)を介して開閉自在に
取り付けられる上カバーは、取り外されている。図3は
本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を示し、
(A)は第2ギヤ列側からの斜視図、(B)は第2ギヤ
列側の側面図である。図4は本実施形態に係るテープ印
刷装置の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ列側からの
斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図である。図5は
本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレームを取り除
いた場合の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ列側から
の斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図である。図6
は本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレームを取り
除いてリボンカセットを装着した場合を示す第2ギヤ列
からの斜視図である。
置を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ
詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るテープ印刷装
置の本体筐体の概略構成について図1乃至図6に基づき
説明する。図1は本実施形態に係るテープ印刷装置の本
体筐体の概略構成を示す斜視図である。図2は本実施形
態に係るテープ印刷装置の本体筐体の概略構成を示す平
面図である。尚、両図において、テープ印刷装置の本体
筐体に上フレーム3(図3等参照)を介して開閉自在に
取り付けられる上カバーは、取り外されている。図3は
本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を示し、
(A)は第2ギヤ列側からの斜視図、(B)は第2ギヤ
列側の側面図である。図4は本実施形態に係るテープ印
刷装置の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ列側からの
斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図である。図5は
本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレームを取り除
いた場合の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ列側から
の斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図である。図6
は本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレームを取り
除いてリボンカセットを装着した場合を示す第2ギヤ列
からの斜視図である。
【0031】図1及び図2に示すように、このテープ印
刷装置1の本体筐体2は、左右両側に配設される側壁5
及び6を持つ下フレーム7内に、ロールシート10を巻
芯11A(図13参照)に巻回した状態で回転自在に支
持しているロールシートユニット11と、ロールシート
10を正逆両方向に搬送し得る搬送手段としての搬送機
構部15と、搬送機構部15によって搬送されるロール
シート10をカットするためのカッティング機構部16
とが設けられている。また、上フレーム3(図3等参
照)は、ロールシート10の正方向の搬送において、こ
のカッティング機構部16の上流側に配設され、ロール
シート10に所定の画像を形成するための画像形成手段
としての画像形成機構部17(図3参照)が設けられて
いる。また、下フレーム7の下側には外部のパーソナル
コンピュータ等からの指令により各機構部15、16、
17等を駆動制御する制御回路部(不図示)が設けられ
ている。
刷装置1の本体筐体2は、左右両側に配設される側壁5
及び6を持つ下フレーム7内に、ロールシート10を巻
芯11A(図13参照)に巻回した状態で回転自在に支
持しているロールシートユニット11と、ロールシート
10を正逆両方向に搬送し得る搬送手段としての搬送機
構部15と、搬送機構部15によって搬送されるロール
シート10をカットするためのカッティング機構部16
とが設けられている。また、上フレーム3(図3等参
照)は、ロールシート10の正方向の搬送において、こ
のカッティング機構部16の上流側に配設され、ロール
シート10に所定の画像を形成するための画像形成手段
としての画像形成機構部17(図3参照)が設けられて
いる。また、下フレーム7の下側には外部のパーソナル
コンピュータ等からの指令により各機構部15、16、
17等を駆動制御する制御回路部(不図示)が設けられ
ている。
【0032】また、ロールシートユニット11は、下フ
レーム7内の一方の端に着脱自在に取り付けられる。即
ち、下フレーム7内には、ロールシートユニット11を
構成する各ユニットホルダ12、13の外側方向に突設
される各取付部材14A、14Bが着脱自在に嵌め込ま
れる一対のユニット支持部16A、16Bが設けられて
いる。そして、ロールシートユニット11の各取付部材
14A、14Bを各ユニット支持部16A、16Bに嵌
め込むことによって、該ロールシートユニット11が下
フレーム7内に着脱自在に取り付けられる。
レーム7内の一方の端に着脱自在に取り付けられる。即
ち、下フレーム7内には、ロールシートユニット11を
構成する各ユニットホルダ12、13の外側方向に突設
される各取付部材14A、14Bが着脱自在に嵌め込ま
れる一対のユニット支持部16A、16Bが設けられて
いる。そして、ロールシートユニット11の各取付部材
14A、14Bを各ユニット支持部16A、16Bに嵌
め込むことによって、該ロールシートユニット11が下
フレーム7内に着脱自在に取り付けられる。
【0033】また、図4及び図5に示すように、搬送機
構部15は、画像形成機構部17の構成要素でもあるプ
ラテンローラ21と、該プラテンローラ21の上流側に
配設されるグリップローラ22とを備えている。グリッ
プローラ22とロールシート10を挟んで対向する位置
には一対の各従動ローラ23、23が上フレーム3に配
設されている。この各従動ローラ23、23は、バネ等
によりグリップローラ22に向かって押圧するように付
勢されて回転可能に支持されている。そして、下フレー
ム7の側壁5に配設されるステッピングモータ等から構
成される第1駆動モータ24の正逆駆動によって、プラ
テンローラ21及び排出ローラ22は、第1ギヤ列25
を介して、ロールシート10を正方向(排出方向)及び
逆方向(引き込み方向)に搬送するように回転される。
また、ロールシートユニット11のユニットホルダ13
の外周面にはロールシート巻き取りギヤ13Aが設けら
れ、後述のように搬送機構部15の第1ギヤ列25に接
続されてロールシート10を巻き取り可能に構成されて
いる。
構部15は、画像形成機構部17の構成要素でもあるプ
ラテンローラ21と、該プラテンローラ21の上流側に
配設されるグリップローラ22とを備えている。グリッ
プローラ22とロールシート10を挟んで対向する位置
には一対の各従動ローラ23、23が上フレーム3に配
設されている。この各従動ローラ23、23は、バネ等
によりグリップローラ22に向かって押圧するように付
勢されて回転可能に支持されている。そして、下フレー
ム7の側壁5に配設されるステッピングモータ等から構
成される第1駆動モータ24の正逆駆動によって、プラ
テンローラ21及び排出ローラ22は、第1ギヤ列25
を介して、ロールシート10を正方向(排出方向)及び
逆方向(引き込み方向)に搬送するように回転される。
また、ロールシートユニット11のユニットホルダ13
の外周面にはロールシート巻き取りギヤ13Aが設けら
れ、後述のように搬送機構部15の第1ギヤ列25に接
続されてロールシート10を巻き取り可能に構成されて
いる。
【0034】また、図6に示すように、ロールシート1
0にカラー印刷をする場合には、プラテンローラ21を
インクリボンが覆うようにリボンカセット71が下フレ
ーム7に装着される。また、このリボンカセット71に
内蔵されるインクリボンを巻き取るリボン巻き取りスプ
ール(不図示)は、後述のようにロールシート10の排
出方向への搬送と共に、第1ギヤ列25を介して巻き取
り方向に回転させられる(図13参照)。尚、プラテン
ローラ21とロールシート10を挟んで対向する位置に
は、後述のように画像形成機構部17を構成するサーマ
ルヘッド27が上フレーム3に配設されている(図7参
照)。このサーマルヘッド27は、後述のようにバネ等
によりプラテンローラ21に向かって押圧するように付
勢されて支持されている。また、サーマルヘッド27
は、下フレーム7の側壁6に配設されるDCモータ等に
よって構成される第2駆動モータ30の正回転駆動によ
って、第2ギヤ列28を介して、ロールシート10を正
方向に搬送するときには、プラテンローラ21に押し当
てられ、第2駆動モータ30の逆回転駆動によって、該
ロールシート10を逆方向に搬送するときには、バネ等
の押圧力に抗してプラテンローラ21から離間するよう
に持ち上げられる。したがって、ロールシート10は、
プラテンローラ21及びグリップローラ22の回転によ
って、正方向(引き出される方向)に搬送され、一方、
グリップローラ22の逆回転によって逆方向(引き込ま
れる方向)に搬送される。
0にカラー印刷をする場合には、プラテンローラ21を
インクリボンが覆うようにリボンカセット71が下フレ
ーム7に装着される。また、このリボンカセット71に
内蔵されるインクリボンを巻き取るリボン巻き取りスプ
ール(不図示)は、後述のようにロールシート10の排
出方向への搬送と共に、第1ギヤ列25を介して巻き取
り方向に回転させられる(図13参照)。尚、プラテン
ローラ21とロールシート10を挟んで対向する位置に
は、後述のように画像形成機構部17を構成するサーマ
ルヘッド27が上フレーム3に配設されている(図7参
照)。このサーマルヘッド27は、後述のようにバネ等
によりプラテンローラ21に向かって押圧するように付
勢されて支持されている。また、サーマルヘッド27
は、下フレーム7の側壁6に配設されるDCモータ等に
よって構成される第2駆動モータ30の正回転駆動によ
って、第2ギヤ列28を介して、ロールシート10を正
方向に搬送するときには、プラテンローラ21に押し当
てられ、第2駆動モータ30の逆回転駆動によって、該
ロールシート10を逆方向に搬送するときには、バネ等
の押圧力に抗してプラテンローラ21から離間するよう
に持ち上げられる。したがって、ロールシート10は、
プラテンローラ21及びグリップローラ22の回転によ
って、正方向(引き出される方向)に搬送され、一方、
グリップローラ22の逆回転によって逆方向(引き込ま
れる方向)に搬送される。
【0035】また、図1及び図2に示すように、プラテ
ンローラ21の左右両端縁部の上流側には、ポリアセタ
ール等の粘着剤の付着しにくい樹脂製の一対のガイド部
材4A、4Bがビス等により着脱可能に取り付けられて
いる。この各ガイド部材4A、4Bの上面部には、ロー
ルシート10の幅方向側面に当接して、搬送方向に案内
する各外側押え部4C、4Dが上側に所定高さ寸法突出
して形成されている。これにより、各ガイド部材4A、
4Bの上面と各外側押え部4C、4Dの対向面とによっ
てロールシート10は搬送経路に沿って案内され、プラ
テンローラ21の上側へ案内される。
ンローラ21の左右両端縁部の上流側には、ポリアセタ
ール等の粘着剤の付着しにくい樹脂製の一対のガイド部
材4A、4Bがビス等により着脱可能に取り付けられて
いる。この各ガイド部材4A、4Bの上面部には、ロー
ルシート10の幅方向側面に当接して、搬送方向に案内
する各外側押え部4C、4Dが上側に所定高さ寸法突出
して形成されている。これにより、各ガイド部材4A、
4Bの上面と各外側押え部4C、4Dの対向面とによっ
てロールシート10は搬送経路に沿って案内され、プラ
テンローラ21の上側へ案内される。
【0036】また、カッティング機構部16を構成する
カッタープレート35(図9等参照)の下流側端縁部の
直上には、排紙ローラユニット37が配設されている。
この排紙ローラユニット37には、後述のように一対の
排紙ローラ38、38(図12参照)が設けられ、カッ
タープレート35と協動してロールシート10を挟むと
共に、第1ギヤ列を介して正方向に搬送すると共に、該
ロールシート10が逆方向に搬送される場合には、停止
して所定の押圧力を付加しつつ摺動するように構成され
ている。そして、この排紙ローラユニット37とカッタ
ープレート35との間を搬送されたロールシート10
は、本体筐体2の前面部に形成されるシート排紙口2A
からカット機構部16によって所定長さに切断された
後、排紙される(図1参照)。
カッタープレート35(図9等参照)の下流側端縁部の
直上には、排紙ローラユニット37が配設されている。
この排紙ローラユニット37には、後述のように一対の
排紙ローラ38、38(図12参照)が設けられ、カッ
タープレート35と協動してロールシート10を挟むと
共に、第1ギヤ列を介して正方向に搬送すると共に、該
ロールシート10が逆方向に搬送される場合には、停止
して所定の押圧力を付加しつつ摺動するように構成され
ている。そして、この排紙ローラユニット37とカッタ
ープレート35との間を搬送されたロールシート10
は、本体筐体2の前面部に形成されるシート排紙口2A
からカット機構部16によって所定長さに切断された
後、排紙される(図1参照)。
【0037】次に、画像形成機構部17の圧着リリース
機構について図7及び図8に基づいて説明する。図7は
本実施形態に係るテープ印刷装置1の画像形成機構部1
7を構成するサーマルヘッド27がプラテンローラ21
からリリースされた状態を示す正面図である。図8は本
実施形態に係るテープ印刷装置1の第2ギヤ列28の構
成を示す拡大正面図である。図7に示すように、画像形
成機構部17は、ロールシートユニット11に装着可能
なロールシート10の最大幅寸法にほぼ等しい長さを持
つ、印刷手段としてのライン型のサーマルヘッド27
と、このサーマルヘッド27とロールシート10を挟ん
で対向するプラテンローラ21とを備えている。また、
サーマルヘッド27は、略コの字形で上フレーム3の各
側壁41、42に軸支される回転軸43に対して上下移
動可能に支持されると共に、外側先端部にプラテンロー
ラ21の回転軸に嵌挿される凹部が形成される各支持部
材44、44が取り付けられている。また、この回転軸
43の各支持部材44に対向する位置には、所定径の偏
心カム45、45が取り付けられている。そして、サー
マルヘッド27は、第2ギヤ列28を構成する回転軸4
3の一端側に取り付けられたカムギヤ57の回転によ
り、各偏心カム45、45が180度毎に回転して各支
持部材44、44が上下に移動し、プラテンローラ21
に接触又は離間させられる。尚、サーマルヘッド27が
プラテンローラ21に接触する場合には、各偏心カム4
5、45は、各支持部材44、44から所定間隔離れる
ように構成されている。
機構について図7及び図8に基づいて説明する。図7は
本実施形態に係るテープ印刷装置1の画像形成機構部1
7を構成するサーマルヘッド27がプラテンローラ21
からリリースされた状態を示す正面図である。図8は本
実施形態に係るテープ印刷装置1の第2ギヤ列28の構
成を示す拡大正面図である。図7に示すように、画像形
成機構部17は、ロールシートユニット11に装着可能
なロールシート10の最大幅寸法にほぼ等しい長さを持
つ、印刷手段としてのライン型のサーマルヘッド27
と、このサーマルヘッド27とロールシート10を挟ん
で対向するプラテンローラ21とを備えている。また、
サーマルヘッド27は、略コの字形で上フレーム3の各
側壁41、42に軸支される回転軸43に対して上下移
動可能に支持されると共に、外側先端部にプラテンロー
ラ21の回転軸に嵌挿される凹部が形成される各支持部
材44、44が取り付けられている。また、この回転軸
43の各支持部材44に対向する位置には、所定径の偏
心カム45、45が取り付けられている。そして、サー
マルヘッド27は、第2ギヤ列28を構成する回転軸4
3の一端側に取り付けられたカムギヤ57の回転によ
り、各偏心カム45、45が180度毎に回転して各支
持部材44、44が上下に移動し、プラテンローラ21
に接触又は離間させられる。尚、サーマルヘッド27が
プラテンローラ21に接触する場合には、各偏心カム4
5、45は、各支持部材44、44から所定間隔離れる
ように構成されている。
【0038】また、回転軸43及びサーマルヘッド27
の上側は、各側壁41、42間に横架される天板46に
よって覆われている。また、サーマルヘッド27とこの
天板46との間には、所定間隔でヘッドバネ48、48
が装着され、サーマルヘッド27が所定押圧力でプラテ
ンローラ21に押しつけられるように構成されている。
の上側は、各側壁41、42間に横架される天板46に
よって覆われている。また、サーマルヘッド27とこの
天板46との間には、所定間隔でヘッドバネ48、48
が装着され、サーマルヘッド27が所定押圧力でプラテ
ンローラ21に押しつけられるように構成されている。
【0039】一方、図8に示すように、第2ギヤ列28
の構成は、第2駆動モータ30のシャフトに取り付けら
れるモータ駆動ギヤ51と、このモータ駆動ギヤ51に
歯合する第1カムダブルギヤ52と、この第1カムダブ
ルギヤ52の回転軸に軸支されると共に該第1カムダブ
ルギヤ52に歯合する一対の第1及び第2遊星ギヤ53
A、53Bと、この一方の第1遊星ギヤ53Aに歯合す
る第2カムダブルギヤ54と、この第2カムダブルギヤ
54に歯合する第3カムダブルギヤ55と、この第3カ
ムダブルギヤ55に歯合するカムアイドルギヤ56と、
このカムアイドルギヤ56と歯合するカムギヤ57とか
ら構成されている。また、カムギヤ57の内側側面に
は、カム部57Aが約180度の角度で円弧状に内側に
突出すると共に、円弧の中央位置が偏心カム45の短径
の部分に対向するように形成されている。また、このカ
ム部57Aが回転して当接することによりON・OFF
されるスイッチSW1が側壁42に設けられている。
尚、このスイッチSW1は、不図示の制御回路部に接続
されている。また、他方の第2遊星ギヤ53Bは、後述
のリードスクリュー(図10参照)の一端側に取り付け
られるリードスクリューギヤ58に歯合している。
の構成は、第2駆動モータ30のシャフトに取り付けら
れるモータ駆動ギヤ51と、このモータ駆動ギヤ51に
歯合する第1カムダブルギヤ52と、この第1カムダブ
ルギヤ52の回転軸に軸支されると共に該第1カムダブ
ルギヤ52に歯合する一対の第1及び第2遊星ギヤ53
A、53Bと、この一方の第1遊星ギヤ53Aに歯合す
る第2カムダブルギヤ54と、この第2カムダブルギヤ
54に歯合する第3カムダブルギヤ55と、この第3カ
ムダブルギヤ55に歯合するカムアイドルギヤ56と、
このカムアイドルギヤ56と歯合するカムギヤ57とか
ら構成されている。また、カムギヤ57の内側側面に
は、カム部57Aが約180度の角度で円弧状に内側に
突出すると共に、円弧の中央位置が偏心カム45の短径
の部分に対向するように形成されている。また、このカ
ム部57Aが回転して当接することによりON・OFF
されるスイッチSW1が側壁42に設けられている。
尚、このスイッチSW1は、不図示の制御回路部に接続
されている。また、他方の第2遊星ギヤ53Bは、後述
のリードスクリュー(図10参照)の一端側に取り付け
られるリードスクリューギヤ58に歯合している。
【0040】続いて、第2ギヤ列28の動作について図
8に基づき説明する。印刷を開始する場合には、サーマ
ルヘッド27をプラテンローラ21に所定押圧力で押し
当てる必要があるため、先ず、第2駆動モータ30を反
時計方向に回転させ、第1カムダブルギヤ52、第1遊
星ギヤ53A、第2カムダブルギヤ54、第3カムダブ
ルギヤ55、カムアイドルギヤ56、及びカムギヤ57
の順に回転させる。これにより、カムギヤ57は反時計
方向に回転するため、各偏心カム45、45も同時に反
時計方向に回転する。そして、カムギヤ57の内側側面
に形成されるカム部57AがスイッチSW1に当接して
ON信号を出力後、第2駆動モータ30の回転を停止さ
せることにより各偏心カム45の短径が真上に位置し
て、サーマルヘッド27がプラテンローラ21に各ヘッ
ドバネ48、48を介して所定押圧力で押し当てられ
る。
8に基づき説明する。印刷を開始する場合には、サーマ
ルヘッド27をプラテンローラ21に所定押圧力で押し
当てる必要があるため、先ず、第2駆動モータ30を反
時計方向に回転させ、第1カムダブルギヤ52、第1遊
星ギヤ53A、第2カムダブルギヤ54、第3カムダブ
ルギヤ55、カムアイドルギヤ56、及びカムギヤ57
の順に回転させる。これにより、カムギヤ57は反時計
方向に回転するため、各偏心カム45、45も同時に反
時計方向に回転する。そして、カムギヤ57の内側側面
に形成されるカム部57AがスイッチSW1に当接して
ON信号を出力後、第2駆動モータ30の回転を停止さ
せることにより各偏心カム45の短径が真上に位置し
て、サーマルヘッド27がプラテンローラ21に各ヘッ
ドバネ48、48を介して所定押圧力で押し当てられ
る。
【0041】また、印刷を終えた場合には、サーマルヘ
ッド27をプラテンローラ21から離間させる必要があ
るため、先ず、第2駆動モータ30を反時計方向に回転
させ、第1カムダブルギヤ52、第1遊星ギヤ53A、
第2カムダブルギヤ54、第3カムダブルギヤ55、カ
ムアイドルギヤ56、及びカムギヤ57の順に回転させ
る。これにより、カムギヤ57は反時計方向に再び回転
するため、各偏心カム45、45も同時に反時計方向に
回転する。そして、カムギヤ57の内側側面に形成され
るカム部57AがスイッチSW1から離間してOFF信
号が出力され、このOFF信号を受けた制御回路部は第
2駆動モータ30を所定量回転された後に停止させる。
これにより、各偏心カム45、45の長径が真上に位置
して、サーマルヘッド27が各ヘッドバネ48、48の
押圧力に抗して持ち上げられ、プラテンローラ21から
離間する。
ッド27をプラテンローラ21から離間させる必要があ
るため、先ず、第2駆動モータ30を反時計方向に回転
させ、第1カムダブルギヤ52、第1遊星ギヤ53A、
第2カムダブルギヤ54、第3カムダブルギヤ55、カ
ムアイドルギヤ56、及びカムギヤ57の順に回転させ
る。これにより、カムギヤ57は反時計方向に再び回転
するため、各偏心カム45、45も同時に反時計方向に
回転する。そして、カムギヤ57の内側側面に形成され
るカム部57AがスイッチSW1から離間してOFF信
号が出力され、このOFF信号を受けた制御回路部は第
2駆動モータ30を所定量回転された後に停止させる。
これにより、各偏心カム45、45の長径が真上に位置
して、サーマルヘッド27が各ヘッドバネ48、48の
押圧力に抗して持ち上げられ、プラテンローラ21から
離間する。
【0042】次に、カッティング機構部16の機構につ
いて図9乃至図11に基づいて説明する。図9は本実施
形態に係るテープ印刷装置1の排紙ローラユニット37
を取り除いてカッティング機構部16を示す図で、
(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面
図、(C)は(A)におけるC矢視図である。図10は
本実施形態に係るテープ印刷装置1のカッティング機構
部16のキャリッジ機構を示す正面断面図である。図1
1は本実施形態に係るテープ印刷装置1のカッティング
機構部16の第2ギヤ列28による駆動を示す図で、
(A)はロールシート10の切断時の駆動を示す一部拡
大正面図で、(B)はホームポジション移動時の駆動を
示す一部拡大正面図である。
いて図9乃至図11に基づいて説明する。図9は本実施
形態に係るテープ印刷装置1の排紙ローラユニット37
を取り除いてカッティング機構部16を示す図で、
(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面
図、(C)は(A)におけるC矢視図である。図10は
本実施形態に係るテープ印刷装置1のカッティング機構
部16のキャリッジ機構を示す正面断面図である。図1
1は本実施形態に係るテープ印刷装置1のカッティング
機構部16の第2ギヤ列28による駆動を示す図で、
(A)はロールシート10の切断時の駆動を示す一部拡
大正面図で、(B)はホームポジション移動時の駆動を
示す一部拡大正面図である。
【0043】図9及び図10に示すように、カッティン
グ機構部16は、プラテンローラ10の下流側で各側壁
5、6に横架されてロールシート10を受ける断面略横
L字形のカッタープレート35と、該カッタープレート
35の上流側端面に沿って移動しつつロールシート10
を進行方向に対して垂直に切断するカッターユニット6
0と、該カッターユニット60をカット方向(図9
(A)中、左右方向)に往復移動させるカッタ搬送機構
とから構成されている。このカッターユニット60は、
ロールシート10の印刷中又は搬送中の場合には、図9
(A)に示すように、ロールシート10の経路をよけた
ホームポジションに待機している。また、このカッター
ユニット60は、カッターキャリッジ61と、このカッ
ターキャリッジ61の上側に、刃先がカット方向(矢印
D方向)に所定角度傾斜して取り付けられるカッタ刃6
2と、このカッタ刃62の上部に取り付けられるカッタ
ーキャップ63とから構成されている。
グ機構部16は、プラテンローラ10の下流側で各側壁
5、6に横架されてロールシート10を受ける断面略横
L字形のカッタープレート35と、該カッタープレート
35の上流側端面に沿って移動しつつロールシート10
を進行方向に対して垂直に切断するカッターユニット6
0と、該カッターユニット60をカット方向(図9
(A)中、左右方向)に往復移動させるカッタ搬送機構
とから構成されている。このカッターユニット60は、
ロールシート10の印刷中又は搬送中の場合には、図9
(A)に示すように、ロールシート10の経路をよけた
ホームポジションに待機している。また、このカッター
ユニット60は、カッターキャリッジ61と、このカッ
ターキャリッジ61の上側に、刃先がカット方向(矢印
D方向)に所定角度傾斜して取り付けられるカッタ刃6
2と、このカッタ刃62の上部に取り付けられるカッタ
ーキャップ63とから構成されている。
【0044】カッターキャップ63は、図9(B)、
(C)に示すように、カッタ刃62の刃先側の下端部
は、カッタープレート35の搬送経路上流側の端縁部上
面を覆うと共に、カッターキャップ63の該上流側端面
部が該カッタープレート35の上面よりも所定寸法(本
実施形態では、約1mm)下側に位置するように下方に
延出されている。これにより、カッターユニット60を
切断方向に移動させた場合には、カッターキャップ63
の下端部がロールシート10の上に乗り上げて下方に押
し下げるため、ロールシート10にテンションが働き、
カッタ刃62をロールシート10に対して確実に直角に
押し当てることができ、ジャム等の発生を押さえつつス
ムーズに切断することができる。また、カッタ刃62の
刃先は、ロールシート10の印刷面側から斜め下側方向
に押し当てられるため、毛羽立ち等がロールシート10
の裏面側方向に出るため、良好な印刷面を形成すること
ができる。
(C)に示すように、カッタ刃62の刃先側の下端部
は、カッタープレート35の搬送経路上流側の端縁部上
面を覆うと共に、カッターキャップ63の該上流側端面
部が該カッタープレート35の上面よりも所定寸法(本
実施形態では、約1mm)下側に位置するように下方に
延出されている。これにより、カッターユニット60を
切断方向に移動させた場合には、カッターキャップ63
の下端部がロールシート10の上に乗り上げて下方に押
し下げるため、ロールシート10にテンションが働き、
カッタ刃62をロールシート10に対して確実に直角に
押し当てることができ、ジャム等の発生を押さえつつス
ムーズに切断することができる。また、カッタ刃62の
刃先は、ロールシート10の印刷面側から斜め下側方向
に押し当てられるため、毛羽立ち等がロールシート10
の裏面側方向に出るため、良好な印刷面を形成すること
ができる。
【0045】カッターキャリッジ61は、図10に示す
ように、下フレーム7の両側壁5、6に支持されるガイ
ド軸65に摺動可能に挿通されると共に、該ガイド軸6
5と略平行に両側壁5、6に回転可能に軸支されるリー
ドスクリュー66に螺合されている。そして、このリー
ドスクリュー66の側壁6の外側端縁部には、リードス
クリュークラッチバネ67を介して第2ギヤ列28を構
成するリードスクリューギヤ58が取り付けられてい
る。また、カッターキャリッジ61がホームポジション
に位置する場合に、該カッターキャリッジ61に当接し
てON信号を出力するスイッチSW2が側壁5に取り付
けられている。また、カット終了ポジションに位置する
場合に、該カッターキャリッジ61に当接してON信号
を出力するスイッチSW3が側壁6に取り付けられてい
る。そして、各スイッチSW2、SW3は制御回路部に
接続されている。
ように、下フレーム7の両側壁5、6に支持されるガイ
ド軸65に摺動可能に挿通されると共に、該ガイド軸6
5と略平行に両側壁5、6に回転可能に軸支されるリー
ドスクリュー66に螺合されている。そして、このリー
ドスクリュー66の側壁6の外側端縁部には、リードス
クリュークラッチバネ67を介して第2ギヤ列28を構
成するリードスクリューギヤ58が取り付けられてい
る。また、カッターキャリッジ61がホームポジション
に位置する場合に、該カッターキャリッジ61に当接し
てON信号を出力するスイッチSW2が側壁5に取り付
けられている。また、カット終了ポジションに位置する
場合に、該カッターキャリッジ61に当接してON信号
を出力するスイッチSW3が側壁6に取り付けられてい
る。そして、各スイッチSW2、SW3は制御回路部に
接続されている。
【0046】カッタユニット60のロールシート10切
断時の駆動は、図11(A)に示すように、先ず、第2
駆動モータ30を時計方向に回転させ、第1カムダブル
ギヤ52、第1遊星ギヤ53A、リードスクリューギヤ
58の順に回転させる。尚、第2駆動モータ30を時計
方向に回転させた場合には、第2遊星ギヤ53Bと第2
カムダブルギヤ54とは歯合しない。そして、リードス
クリューギヤ58は反時計方向に回転して、リードスク
リュークラッチバネ67を介して接続されるリードスク
リュー66が反時計方向に回転させられる。続いて、こ
のリードスクリュー66に螺合されているカッターキャ
リッジ61が、このリードスクリュー66の反時計方向
の回転によってガイド軸65とリードスクリュー66に
沿って切断方向(図9(A)及び図10中、右方向)に
移動して、カット終了ポジションに達した場合には、リ
ードスクリュークラッチバネ67が締まり側となるた
め、カッターキャリッジ61はスイッチSW3に押しつ
けられて、該スイッチSW3からON信号が制御回路部
に出力される。
断時の駆動は、図11(A)に示すように、先ず、第2
駆動モータ30を時計方向に回転させ、第1カムダブル
ギヤ52、第1遊星ギヤ53A、リードスクリューギヤ
58の順に回転させる。尚、第2駆動モータ30を時計
方向に回転させた場合には、第2遊星ギヤ53Bと第2
カムダブルギヤ54とは歯合しない。そして、リードス
クリューギヤ58は反時計方向に回転して、リードスク
リュークラッチバネ67を介して接続されるリードスク
リュー66が反時計方向に回転させられる。続いて、こ
のリードスクリュー66に螺合されているカッターキャ
リッジ61が、このリードスクリュー66の反時計方向
の回転によってガイド軸65とリードスクリュー66に
沿って切断方向(図9(A)及び図10中、右方向)に
移動して、カット終了ポジションに達した場合には、リ
ードスクリュークラッチバネ67が締まり側となるた
め、カッターキャリッジ61はスイッチSW3に押しつ
けられて、該スイッチSW3からON信号が制御回路部
に出力される。
【0047】一方、図11(B)に示すように、このス
イッチSW3からON信号を受け取った制御回路部は、
カッターキャリッジ61がカット終了ポジションに達し
たと判定し、即ちロールシート10の切断終了と判定し
て、第2駆動モータ30を逆回転方向(反時計方向)に
回転させ、第1カムダブルギヤ52、第2遊星ギヤ53
B、リードスクリューギヤ58の順に回転させる。尚、
第2駆動モータ30を反時計方向に回転させた場合に
は、上記のように第1遊星ギヤ53Aと第2カムダブル
ギヤ54とは歯合して駆動が伝達される(図8参照)。
そして、リードスクリューギヤ58は時計方向に回転し
て、リードスクリュークラッチバネ67を介して接続さ
れるリードスクリュー66が時計方向に回転させられ
る。続いて、このリードスクリュー66に螺合されてい
るカッターキャリッジ61が、このリードスクリュー6
6の時計方向の回転によってガイド軸65とリードスク
リュー66に沿ってホームポジション方向(図9(A)
及び図10中、左方向)に移動して、ホームポジション
に達した場合には、カッターキャリッジ61はスイッチ
SW2に当接して、該スイッチSW2からON信号が制
御回路部に出力される。尚、カッターキャリッジ61が
スイッチSW2に当接した状態で第2駆動モータ30が
時計方向に回転した場合には、リードスクリュークラッ
チバネ67は緩み側となるため、リードスクリューギヤ
58の回転駆動力は、リードスクリュー66に伝達され
なくなり、該リードスクリュー66は回転しない。他
方、スイッチSW2からON信号を受け取った制御回路
部は、カッターキャリッジ61がホームポジションに達
したと判定して、第2駆動モータ30を停止させ、カッ
ターユニット60によるロールシート10の切断処理を
終了する。
イッチSW3からON信号を受け取った制御回路部は、
カッターキャリッジ61がカット終了ポジションに達し
たと判定し、即ちロールシート10の切断終了と判定し
て、第2駆動モータ30を逆回転方向(反時計方向)に
回転させ、第1カムダブルギヤ52、第2遊星ギヤ53
B、リードスクリューギヤ58の順に回転させる。尚、
第2駆動モータ30を反時計方向に回転させた場合に
は、上記のように第1遊星ギヤ53Aと第2カムダブル
ギヤ54とは歯合して駆動が伝達される(図8参照)。
そして、リードスクリューギヤ58は時計方向に回転し
て、リードスクリュークラッチバネ67を介して接続さ
れるリードスクリュー66が時計方向に回転させられ
る。続いて、このリードスクリュー66に螺合されてい
るカッターキャリッジ61が、このリードスクリュー6
6の時計方向の回転によってガイド軸65とリードスク
リュー66に沿ってホームポジション方向(図9(A)
及び図10中、左方向)に移動して、ホームポジション
に達した場合には、カッターキャリッジ61はスイッチ
SW2に当接して、該スイッチSW2からON信号が制
御回路部に出力される。尚、カッターキャリッジ61が
スイッチSW2に当接した状態で第2駆動モータ30が
時計方向に回転した場合には、リードスクリュークラッ
チバネ67は緩み側となるため、リードスクリューギヤ
58の回転駆動力は、リードスクリュー66に伝達され
なくなり、該リードスクリュー66は回転しない。他
方、スイッチSW2からON信号を受け取った制御回路
部は、カッターキャリッジ61がホームポジションに達
したと判定して、第2駆動モータ30を停止させ、カッ
ターユニット60によるロールシート10の切断処理を
終了する。
【0048】次に、搬送機構部15を構成する搬送ロー
ラユニット37の構成について図12に基づいて説明す
る。図12は本実施形態に係るテープ印刷装置1の排紙
ローラユニット37を示し、(A)は正面図、(B)は
(A)におけるA−A断面図である。
ラユニット37の構成について図12に基づいて説明す
る。図12は本実施形態に係るテープ印刷装置1の排紙
ローラユニット37を示し、(A)は正面図、(B)は
(A)におけるA−A断面図である。
【0049】図12に示すように、第1ギヤ列25を構
成する排紙ローラギヤ81のギヤ軸81Aは、下フレー
ム7の側壁5に回転可能に支持されている。また、排紙
ローラユニット37は、一端側が第1クラッチバネ81
を介して側壁6に回転可能に支持されると共に、他端側
が第2クラッチバネ82を介して排紙ローラギヤ81の
ギヤ軸81Aに回転可能に支持されている。この第1ク
ラッチバネ82は、排紙ローラユニット37がロールシ
ート10を引き込む方向(図12(B)中、反時計方
向)に回転する場合には、締まり側となって該排紙ロー
ラユニット37を停止させるように作動する。また、こ
の第1クラッチバネ82は、排紙ローラユニット37が
ロールシート10を排出する方向(図12(B)中、時
計方向)に回転する場合には、緩み側となって該排紙ロ
ーラユニット37の回転を妨げないように作動する。
成する排紙ローラギヤ81のギヤ軸81Aは、下フレー
ム7の側壁5に回転可能に支持されている。また、排紙
ローラユニット37は、一端側が第1クラッチバネ81
を介して側壁6に回転可能に支持されると共に、他端側
が第2クラッチバネ82を介して排紙ローラギヤ81の
ギヤ軸81Aに回転可能に支持されている。この第1ク
ラッチバネ82は、排紙ローラユニット37がロールシ
ート10を引き込む方向(図12(B)中、反時計方
向)に回転する場合には、締まり側となって該排紙ロー
ラユニット37を停止させるように作動する。また、こ
の第1クラッチバネ82は、排紙ローラユニット37が
ロールシート10を排出する方向(図12(B)中、時
計方向)に回転する場合には、緩み側となって該排紙ロ
ーラユニット37の回転を妨げないように作動する。
【0050】また、該排紙ローラギヤ81の駆動は、第
2クラッチバネ83を介して排紙ローラユニット37に
伝達される。この第2クラッチバネ83は、排紙ローラ
ギヤ81が排紙ローラユニット37をロールシート10
の引き込み方向(図12(B)中、反時計方向)に回転
させる場合には、緩み側となり、且つ、第1クラッチバ
ネ82が締まり側となるため、排紙ローラユニット37
が第1クラッチバネ82によって停止された場合には、
該排紙ローラギヤ81は空転するようになる。一方、こ
の第2クラッチバネ83は、排紙ローラギヤ81が排紙
ローラユニット37をロールシート10の排出方向(図
12(B)中、時計方向)に回転させる場合には、締ま
り側となり、且つ、第1クラッチバネ82が緩み側とな
るため、排紙ローラユニット37は排紙ローラギヤ81
と同じ方向(図12(B)中、時計方向)に回転する。
2クラッチバネ83を介して排紙ローラユニット37に
伝達される。この第2クラッチバネ83は、排紙ローラ
ギヤ81が排紙ローラユニット37をロールシート10
の引き込み方向(図12(B)中、反時計方向)に回転
させる場合には、緩み側となり、且つ、第1クラッチバ
ネ82が締まり側となるため、排紙ローラユニット37
が第1クラッチバネ82によって停止された場合には、
該排紙ローラギヤ81は空転するようになる。一方、こ
の第2クラッチバネ83は、排紙ローラギヤ81が排紙
ローラユニット37をロールシート10の排出方向(図
12(B)中、時計方向)に回転させる場合には、締ま
り側となり、且つ、第1クラッチバネ82が緩み側とな
るため、排紙ローラユニット37は排紙ローラギヤ81
と同じ方向(図12(B)中、時計方向)に回転する。
【0051】また、排紙ローラユニット37は、一対の
略円筒状の排紙ローラ84、84が同軸上に取り付けら
れている。また、断面略L字状のカッタープレート35
は、外側の一面が上側に、外側の他の面が前側になると
共に、該排紙ローラ84、84の各中央部分とロールシ
ート10の最大厚さ寸法より少し大きい隙間を形成する
ように各側壁5、6に支持されている。また、カッター
プレート35の各排紙ローラ84、84の左右両端面部
に対向する位置には、各貫通孔86、86、86、86
が穿設されている。また、各排紙ローラ84、84の左
右両端面部には、斜め外側に延出されて、各貫通孔8
6、86、86、86内に達する略平板状のシート押え
部84Aが所定中心角度毎(本実施形態では約36度
毎)に形成されている。これにより、各シート押さえ部
84Aがロールシート10を所定押圧力でカッタープレ
ート35の上面に押しつけるため、ロールシート10の
排出に必要なニップ力が発生する。
略円筒状の排紙ローラ84、84が同軸上に取り付けら
れている。また、断面略L字状のカッタープレート35
は、外側の一面が上側に、外側の他の面が前側になると
共に、該排紙ローラ84、84の各中央部分とロールシ
ート10の最大厚さ寸法より少し大きい隙間を形成する
ように各側壁5、6に支持されている。また、カッター
プレート35の各排紙ローラ84、84の左右両端面部
に対向する位置には、各貫通孔86、86、86、86
が穿設されている。また、各排紙ローラ84、84の左
右両端面部には、斜め外側に延出されて、各貫通孔8
6、86、86、86内に達する略平板状のシート押え
部84Aが所定中心角度毎(本実施形態では約36度
毎)に形成されている。これにより、各シート押さえ部
84Aがロールシート10を所定押圧力でカッタープレ
ート35の上面に押しつけるため、ロールシート10の
排出に必要なニップ力が発生する。
【0052】また、排紙ローラユニット37に対向する
カッタープレート35の上面には、ロールシート10の
幅方向側面に当接して、搬送方向に案内するガイド部材
87A、87Bが着脱可能に取り付けられている。この
各ガイド部材87A、87Bは、粘着剤の付着しにくい
ポリアセタール等の樹脂成形品である。また、各ガイド
部材87A、87Bのロールシート10側の端面は、所
定高さ寸法上側に延出され、ロールシート10の幅方向
側面に確実に当接するように形成されている。また、排
紙ローラユニット37の各ガイド部材87A、87Bの
内側端面より少し内側の位置には、ロールシート10の
上面を上側から押さえる略円板状の排紙サイドローラ8
8A、88Bが同軸上に設けられている。これにより、
ロールシート10は、各ガイド部材87A、87B、及
び各排紙サイドローラ88A、88Bによって、搬送方
向に案内される。
カッタープレート35の上面には、ロールシート10の
幅方向側面に当接して、搬送方向に案内するガイド部材
87A、87Bが着脱可能に取り付けられている。この
各ガイド部材87A、87Bは、粘着剤の付着しにくい
ポリアセタール等の樹脂成形品である。また、各ガイド
部材87A、87Bのロールシート10側の端面は、所
定高さ寸法上側に延出され、ロールシート10の幅方向
側面に確実に当接するように形成されている。また、排
紙ローラユニット37の各ガイド部材87A、87Bの
内側端面より少し内側の位置には、ロールシート10の
上面を上側から押さえる略円板状の排紙サイドローラ8
8A、88Bが同軸上に設けられている。これにより、
ロールシート10は、各ガイド部材87A、87B、及
び各排紙サイドローラ88A、88Bによって、搬送方
向に案内される。
【0053】更に、カッタープレート35の前面部に
は、ロールシート10の幅方向中央位置に対応する位置
に、ロールシート10の先端部が当接することによりO
N・OFFされるスイッチSW4が設けられている。
尚、このスイッチSW4は、不図示の制御回路部に接続
されている。これにより、排紙ローラ84、84によっ
て排出されるロールシート10の先端位置を検出するこ
とができる。
は、ロールシート10の幅方向中央位置に対応する位置
に、ロールシート10の先端部が当接することによりO
N・OFFされるスイッチSW4が設けられている。
尚、このスイッチSW4は、不図示の制御回路部に接続
されている。これにより、排紙ローラ84、84によっ
て排出されるロールシート10の先端位置を検出するこ
とができる。
【0054】次に、第1ギヤ列25の構成及び駆動動作
について図13に基づいて説明する。図13は本実施形
態に係るテープ印刷装置1の第1ギヤ列25の構成を示
す図で、(A)はロールシート10の巻き戻し動作時を
示す拡大正面図で、(B)はロールシート10の排出動
作時を示す拡大正面図である。図13に示すように、先
ず、グリップローラ22及びロールシート巻き取りギヤ
13A(図5参照)を駆動する第1ギヤ列25の構成
は、第1駆動モータ24のシャフトに取り付けられるモ
ータギヤ91と、このモータギヤ91に歯合する第1ロ
ーラダブルギヤ92と、この第1ローラダブルギヤ92
の回転軸に軸支される略平板状の遅延アーム93と、こ
の遅延アーム93の外周端縁部に所定中心角度で軸支さ
れると共に該第1ローラダブルギヤ92に歯合する一対
の第1及び第2遊星ギヤ94A、94Bと、この第1及
び第2遊星ギヤ94A、94Bのいずれかの一方に歯合
する第2ローラダブルギヤ95と、この第2ローラダブ
ルギヤ95に歯合すると共にグリップローラ22の一端
側に取り付けられるローラギヤ96と、このローラギヤ
96の軸心上に所定角度だけ回転可能に軸支される遊星
ギヤアーム97と、この遊星ギヤアーム97の一端側に
軸支されると共に該ローラギヤ96に歯合する第3遊星
ギヤ98と、この第3遊星ギヤ98にテープ巻き戻し時
に限り歯合する第1クラッチギヤ99Aと、この第1ク
ラッチギヤ99Aにクラッチバネ(このクラッチバネ
は、第1クラッチギヤ99Aが反時計方向に回転すると
きに緩み側となって、所定の一定トルクを伝達する。)
を介して回転駆動される第2クラッチギヤ99Bと、こ
の第2クラッチギヤ99Bに歯合するロールシート巻き
取りギヤ13Aとから構成されている。
について図13に基づいて説明する。図13は本実施形
態に係るテープ印刷装置1の第1ギヤ列25の構成を示
す図で、(A)はロールシート10の巻き戻し動作時を
示す拡大正面図で、(B)はロールシート10の排出動
作時を示す拡大正面図である。図13に示すように、先
ず、グリップローラ22及びロールシート巻き取りギヤ
13A(図5参照)を駆動する第1ギヤ列25の構成
は、第1駆動モータ24のシャフトに取り付けられるモ
ータギヤ91と、このモータギヤ91に歯合する第1ロ
ーラダブルギヤ92と、この第1ローラダブルギヤ92
の回転軸に軸支される略平板状の遅延アーム93と、こ
の遅延アーム93の外周端縁部に所定中心角度で軸支さ
れると共に該第1ローラダブルギヤ92に歯合する一対
の第1及び第2遊星ギヤ94A、94Bと、この第1及
び第2遊星ギヤ94A、94Bのいずれかの一方に歯合
する第2ローラダブルギヤ95と、この第2ローラダブ
ルギヤ95に歯合すると共にグリップローラ22の一端
側に取り付けられるローラギヤ96と、このローラギヤ
96の軸心上に所定角度だけ回転可能に軸支される遊星
ギヤアーム97と、この遊星ギヤアーム97の一端側に
軸支されると共に該ローラギヤ96に歯合する第3遊星
ギヤ98と、この第3遊星ギヤ98にテープ巻き戻し時
に限り歯合する第1クラッチギヤ99Aと、この第1ク
ラッチギヤ99Aにクラッチバネ(このクラッチバネ
は、第1クラッチギヤ99Aが反時計方向に回転すると
きに緩み側となって、所定の一定トルクを伝達する。)
を介して回転駆動される第2クラッチギヤ99Bと、こ
の第2クラッチギヤ99Bに歯合するロールシート巻き
取りギヤ13Aとから構成されている。
【0055】一方、図13に示すように、プラテンロー
ラ21、排紙ローラユニット37、及びリボンカセット
71のリボン巻き取りスプール(不図示)を駆動する第
1ギヤ列25の構成は、第1駆動モータ24のシャフト
に取り付けられるモータギヤ91と、このモータギヤ9
1に歯合する第1ローラダブルギヤ92と、この第1ロ
ーラダブルギヤ92に歯合するローラアイドルギヤ10
1と、このローラアイドルギヤ101の回転軸上に上記
遅延アーム93に対向して取り付けられる略平板状の遊
星ギヤストッッパ102と、該ローラアイドルギヤ10
1に歯合する第3ローラダブルギヤ103と、この第3
ローラダブルギヤ103に歯合すると共にプラテンロー
ラ21の一端側に取り付けられるプラテンギヤ104
と、このプラテンギヤ104に歯合する排紙ローラギヤ
81(図12参照)と、この排紙ローラギヤ81の軸心
上に所定角度だけ回転可能に軸支される排紙ローラギヤ
アーム105と、この排紙ローラギヤアーム105の一
端側に軸支されると共に該排紙ローラギヤ81に歯合す
る第4遊星ギヤ106と、この第4遊星ギヤ106にテ
ープ印刷時に限り歯合するリボンクラッチギヤ107A
と、このリボンクラッチギヤ107Aにクラッチバネ
(このクラッチバネは、リボンクラッチギヤ107Aが
反時計方向に回転するときに緩み側となって、所定の一
定トルクを伝達する。)を介して回転駆動されるリボン
クラッチギヤ107Bと、このリボンクラッチギヤ10
7Bに歯合すると共にリボンカセット71のリボン巻き
取りスプールの一端側に取り付けられるリボン巻き取り
ギヤ108とから構成されている。
ラ21、排紙ローラユニット37、及びリボンカセット
71のリボン巻き取りスプール(不図示)を駆動する第
1ギヤ列25の構成は、第1駆動モータ24のシャフト
に取り付けられるモータギヤ91と、このモータギヤ9
1に歯合する第1ローラダブルギヤ92と、この第1ロ
ーラダブルギヤ92に歯合するローラアイドルギヤ10
1と、このローラアイドルギヤ101の回転軸上に上記
遅延アーム93に対向して取り付けられる略平板状の遊
星ギヤストッッパ102と、該ローラアイドルギヤ10
1に歯合する第3ローラダブルギヤ103と、この第3
ローラダブルギヤ103に歯合すると共にプラテンロー
ラ21の一端側に取り付けられるプラテンギヤ104
と、このプラテンギヤ104に歯合する排紙ローラギヤ
81(図12参照)と、この排紙ローラギヤ81の軸心
上に所定角度だけ回転可能に軸支される排紙ローラギヤ
アーム105と、この排紙ローラギヤアーム105の一
端側に軸支されると共に該排紙ローラギヤ81に歯合す
る第4遊星ギヤ106と、この第4遊星ギヤ106にテ
ープ印刷時に限り歯合するリボンクラッチギヤ107A
と、このリボンクラッチギヤ107Aにクラッチバネ
(このクラッチバネは、リボンクラッチギヤ107Aが
反時計方向に回転するときに緩み側となって、所定の一
定トルクを伝達する。)を介して回転駆動されるリボン
クラッチギヤ107Bと、このリボンクラッチギヤ10
7Bに歯合すると共にリボンカセット71のリボン巻き
取りスプールの一端側に取り付けられるリボン巻き取り
ギヤ108とから構成されている。
【0056】続いて、第1ギヤ列25の概略動作につい
て図13に基づき説明する。先ず、ロールシート10の
巻き戻し動作について図13(A)に基づいて説明す
る。尚、予め上記のように第2駆動モータ30を駆動し
て第2ギヤ列28を介してサーマルヘッド27は、プラ
テンローラ21から所定距離離間されている。ロールシ
ート10の巻き戻しは、第1駆動モータ24を反時計方
向に回転させ、第1ローラダブルギヤ92、第2遊星ギ
ヤ94B、第2ローラダブルギヤ95、ローラギヤ9
6、第3遊星ギヤ98、第1クラッチギヤ99A、第2
クラッチギヤ99B、及びロールシート巻き取りギヤ1
3Aの順に回転させる。また、同時に、第1ローラダブ
ルギヤ92、ローラアイドルギヤ101、第3ローラダ
ブルギヤ103、プラテンギヤ104、排紙ローラギヤ
81、及び第4遊星ギヤ106の順に回転させられる。
また、排紙ローラギヤアーム105は下側方向に押し下
げられて、第4遊星ギヤ106の回転駆動は、各リボン
クラッチギヤ107A、107B、及びリボン巻き取り
ギヤ108には伝達されない。
て図13に基づき説明する。先ず、ロールシート10の
巻き戻し動作について図13(A)に基づいて説明す
る。尚、予め上記のように第2駆動モータ30を駆動し
て第2ギヤ列28を介してサーマルヘッド27は、プラ
テンローラ21から所定距離離間されている。ロールシ
ート10の巻き戻しは、第1駆動モータ24を反時計方
向に回転させ、第1ローラダブルギヤ92、第2遊星ギ
ヤ94B、第2ローラダブルギヤ95、ローラギヤ9
6、第3遊星ギヤ98、第1クラッチギヤ99A、第2
クラッチギヤ99B、及びロールシート巻き取りギヤ1
3Aの順に回転させる。また、同時に、第1ローラダブ
ルギヤ92、ローラアイドルギヤ101、第3ローラダ
ブルギヤ103、プラテンギヤ104、排紙ローラギヤ
81、及び第4遊星ギヤ106の順に回転させられる。
また、排紙ローラギヤアーム105は下側方向に押し下
げられて、第4遊星ギヤ106の回転駆動は、各リボン
クラッチギヤ107A、107B、及びリボン巻き取り
ギヤ108には伝達されない。
【0057】これにより、ローラギヤ96は反時計方向
に回転し、該ローラギヤ96が取り付けられているグリ
ップローラ22は反時計方向に所定回転速度で回転す
る。したがって、各従動ローラ23、23を介してグリ
ップローラ22に所定押圧力で押しつけられるロールシ
ート10は、該グリップローラ22の反時計方向の回転
によってロールシートユニット11側に引き込まれる
(矢印J方向)。また、ロールシートユニット11のロ
ールシート巻き取りギヤ13Aは、時計方向に回転し、
該ロールシート巻き取りギヤ13Aを介してロールシー
ト10の巻芯11Aが時計方向に回転してグリップロー
ラ22の回転によって引き込まれたロールシート10が
ロールシートユニット11に巻き込まれる。尚、ロール
シート巻き取りギヤ13Aの回転によるロールシート1
0の巻き取り速度は、グリップローラ22によりロール
シート10の引き込み速度よりも所定速度大きくなるよ
うにギヤ比が設定されているため、グリップローラ22
とロールシートユニット11間のロールシート10には
適度なテンションがかかりロールシート10をきれいに
巻き取ることができる。
に回転し、該ローラギヤ96が取り付けられているグリ
ップローラ22は反時計方向に所定回転速度で回転す
る。したがって、各従動ローラ23、23を介してグリ
ップローラ22に所定押圧力で押しつけられるロールシ
ート10は、該グリップローラ22の反時計方向の回転
によってロールシートユニット11側に引き込まれる
(矢印J方向)。また、ロールシートユニット11のロ
ールシート巻き取りギヤ13Aは、時計方向に回転し、
該ロールシート巻き取りギヤ13Aを介してロールシー
ト10の巻芯11Aが時計方向に回転してグリップロー
ラ22の回転によって引き込まれたロールシート10が
ロールシートユニット11に巻き込まれる。尚、ロール
シート巻き取りギヤ13Aの回転によるロールシート1
0の巻き取り速度は、グリップローラ22によりロール
シート10の引き込み速度よりも所定速度大きくなるよ
うにギヤ比が設定されているため、グリップローラ22
とロールシートユニット11間のロールシート10には
適度なテンションがかかりロールシート10をきれいに
巻き取ることができる。
【0058】また、プラテンギヤ104は反時計方向に
回転し、該プラテンギヤ104に取り付けられるプラテ
ンローラ21は反時計方向に回転するが、サーマルヘッ
ド27が離間されているため、ロールシート10には引
き込み力はほとんど働かない。また、このプラテンギヤ
104に歯合する排紙ローラギヤ81は時計方向に回転
するが、上記のように排紙ローラユニット37は、第1
クラッチバネ82と第2クラッチバネ83とを介して
(図12参照)停止状態になるため、この排紙ローラユ
ニット37とグリップローラ22間のロールシート10
には適度なテンションがかかりロールシート10をきれ
いに巻き取ることができる。
回転し、該プラテンギヤ104に取り付けられるプラテ
ンローラ21は反時計方向に回転するが、サーマルヘッ
ド27が離間されているため、ロールシート10には引
き込み力はほとんど働かない。また、このプラテンギヤ
104に歯合する排紙ローラギヤ81は時計方向に回転
するが、上記のように排紙ローラユニット37は、第1
クラッチバネ82と第2クラッチバネ83とを介して
(図12参照)停止状態になるため、この排紙ローラユ
ニット37とグリップローラ22間のロールシート10
には適度なテンションがかかりロールシート10をきれ
いに巻き取ることができる。
【0059】次に、印刷及び排紙処理時の第1ギヤ列2
5によるロールシート10の排出動作について図13
(B)に基づいて説明する。尚、予め上記のように第2
駆動モータ30を駆動して第2ギヤ列28を介してサー
マルヘッド27は、プラテンローラ21に押し当てられ
ている。ロールシート10の排出動作は、第1駆動モー
タ24を時計方向に回転させ、第1ローラダブルギヤ9
2、第1遊星ギヤ94A、第2ローラダブルギヤ95、
ローラギヤ96、及び第3遊星ギヤ98の順に回転させ
る。また、遊星ギヤアーム97は上側方向に押し上げら
れて、第3遊星ギヤ98の回転駆動は、各第1及び第2
クラッチギヤ99A、99B、及びロールシート巻き取
りギヤ13Aには伝達されない。また、同時に、第1ロ
ーラダブルギヤ92、ローラアイドルギヤ101、第3
ローラダブルギヤ103、プラテンギヤ104、排紙ロ
ーラギヤ81、第4遊星ギヤ106、リボンクラッチギ
ヤ107A、リボンクラッチギヤ107B、及びリボン
巻き取りギヤ108の順に回転させる。
5によるロールシート10の排出動作について図13
(B)に基づいて説明する。尚、予め上記のように第2
駆動モータ30を駆動して第2ギヤ列28を介してサー
マルヘッド27は、プラテンローラ21に押し当てられ
ている。ロールシート10の排出動作は、第1駆動モー
タ24を時計方向に回転させ、第1ローラダブルギヤ9
2、第1遊星ギヤ94A、第2ローラダブルギヤ95、
ローラギヤ96、及び第3遊星ギヤ98の順に回転させ
る。また、遊星ギヤアーム97は上側方向に押し上げら
れて、第3遊星ギヤ98の回転駆動は、各第1及び第2
クラッチギヤ99A、99B、及びロールシート巻き取
りギヤ13Aには伝達されない。また、同時に、第1ロ
ーラダブルギヤ92、ローラアイドルギヤ101、第3
ローラダブルギヤ103、プラテンギヤ104、排紙ロ
ーラギヤ81、第4遊星ギヤ106、リボンクラッチギ
ヤ107A、リボンクラッチギヤ107B、及びリボン
巻き取りギヤ108の順に回転させる。
【0060】これにより、ローラギヤ96は時計方向に
回転し、該ローラギヤ96が取り付けられているグリッ
プローラ22は時計方向に所定回転速度で回転する。し
たがって、各従動ローラ23、23を介してグリップロ
ーラ22に所定押圧力で押しつけられるロールシート1
0は、該グリップローラ22の時計方向の回転によって
排出側方向(図13中、右側方向)に引き出されると共
に(矢印K方向)、それに伴ってロールシートユニット
11の巻芯11Aは反時計方向に回転する。また、プラ
テンギヤ104は時計方向に回転し、該プラテンギヤ1
04に取り付けられるプラテンローラ21は時計方向に
回転するため、このプラテンローラ21に各ヘッドバネ
48、48を介してサーマルヘッド27によって押しつ
けられるロールシート10は、排出方向(図13中、右
側方向)に引き出される(矢印K方向)。尚、プラテン
ローラ21の回転によるロールシート10の引出速度
は、グリップローラ22によるロールシート10の引出
速度よりも所定速度大きくなるようにギヤ比が設定され
ているため、プラテンローラ21とグリップローラ22
間のロールシート10には適度なテンションがかかりロ
ールシート10にきれいな印刷をすることができる。
回転し、該ローラギヤ96が取り付けられているグリッ
プローラ22は時計方向に所定回転速度で回転する。し
たがって、各従動ローラ23、23を介してグリップロ
ーラ22に所定押圧力で押しつけられるロールシート1
0は、該グリップローラ22の時計方向の回転によって
排出側方向(図13中、右側方向)に引き出されると共
に(矢印K方向)、それに伴ってロールシートユニット
11の巻芯11Aは反時計方向に回転する。また、プラ
テンギヤ104は時計方向に回転し、該プラテンギヤ1
04に取り付けられるプラテンローラ21は時計方向に
回転するため、このプラテンローラ21に各ヘッドバネ
48、48を介してサーマルヘッド27によって押しつ
けられるロールシート10は、排出方向(図13中、右
側方向)に引き出される(矢印K方向)。尚、プラテン
ローラ21の回転によるロールシート10の引出速度
は、グリップローラ22によるロールシート10の引出
速度よりも所定速度大きくなるようにギヤ比が設定され
ているため、プラテンローラ21とグリップローラ22
間のロールシート10には適度なテンションがかかりロ
ールシート10にきれいな印刷をすることができる。
【0061】また、このプラテンギヤ104に歯合する
排紙ローラギヤ81は反時計方向に回転し、上記のよう
に排紙ローラユニット37は、第1クラッチバネ82と
第2クラッチバネ83とを介して(図12参照)反時計
方向に回転するため、この排紙ローラユニット37の各
排紙ローラ84、84とカッタープレート35との協動
によってロールシート10は排出方向(矢印K方向)に
引き出される。尚、排紙ローラユニット37の各排紙ロ
ーラ84、84の回転によるロールシート10の引出速
度は、プラテンローラ21によるロールシート10の引
出速度よりも所定速度大きくなるようにギヤ比が設定さ
れているため、プラテンローラ21と各排紙ローラ8
4、84間のロールシート10には適度なテンションが
かかりロールシート10にきれいな印刷をすることがで
きる。また、排紙ローラギヤ81の反時計方向の回転に
よって排紙ローラギヤアーム106が上に持ち上がり、
第4遊星ギヤ106及び各リボンクラッチギヤ107
A、107Bを介してリボン巻き取りギヤ108が時計
方向に回転してインクリボン(不図示)がリボン巻き取
りスプール(不図示)に巻き取られる。
排紙ローラギヤ81は反時計方向に回転し、上記のよう
に排紙ローラユニット37は、第1クラッチバネ82と
第2クラッチバネ83とを介して(図12参照)反時計
方向に回転するため、この排紙ローラユニット37の各
排紙ローラ84、84とカッタープレート35との協動
によってロールシート10は排出方向(矢印K方向)に
引き出される。尚、排紙ローラユニット37の各排紙ロ
ーラ84、84の回転によるロールシート10の引出速
度は、プラテンローラ21によるロールシート10の引
出速度よりも所定速度大きくなるようにギヤ比が設定さ
れているため、プラテンローラ21と各排紙ローラ8
4、84間のロールシート10には適度なテンションが
かかりロールシート10にきれいな印刷をすることがで
きる。また、排紙ローラギヤ81の反時計方向の回転に
よって排紙ローラギヤアーム106が上に持ち上がり、
第4遊星ギヤ106及び各リボンクラッチギヤ107
A、107Bを介してリボン巻き取りギヤ108が時計
方向に回転してインクリボン(不図示)がリボン巻き取
りスプール(不図示)に巻き取られる。
【0062】次に、印刷起動時及び印刷動作時の遅延ア
ーム93及び遊星ギヤストッパ102の動作について図
14に基づいて説明する。図14は本実施形態に係るテ
ープ印刷装置1の印刷時の第1ギヤ列25のプラテンロ
ーラ21及びグリップローラ22を駆動する部分の構成
を示す図で、(A)は印刷起動時を示す拡大部分正面図
で、(B)は印刷動作時を示す拡大部分正面図である。
尚、予め上記のように第2駆動モータ30を駆動して第
2ギヤ列28を介してサーマルヘッド27は、プラテン
ローラ21に押し当てられている。図14(A)に示す
ように、先ず、略平板状の遅延アーム93には、回転軸
に対して第1遊星ギヤ94Aの反対側の外周面から外側
方向に所定長さ延出される細長い延出部93Aが設けら
れている。また、略半円形平板状の遊星ギヤストッパ1
02の前記延出部93Aに対向する位置(図14(A)
中、遊星ギヤストッパ102の左下の位置)には、外側
方向に開く略ハの字状に形成される凹部102Aが設け
られている。
ーム93及び遊星ギヤストッパ102の動作について図
14に基づいて説明する。図14は本実施形態に係るテ
ープ印刷装置1の印刷時の第1ギヤ列25のプラテンロ
ーラ21及びグリップローラ22を駆動する部分の構成
を示す図で、(A)は印刷起動時を示す拡大部分正面図
で、(B)は印刷動作時を示す拡大部分正面図である。
尚、予め上記のように第2駆動モータ30を駆動して第
2ギヤ列28を介してサーマルヘッド27は、プラテン
ローラ21に押し当てられている。図14(A)に示す
ように、先ず、略平板状の遅延アーム93には、回転軸
に対して第1遊星ギヤ94Aの反対側の外周面から外側
方向に所定長さ延出される細長い延出部93Aが設けら
れている。また、略半円形平板状の遊星ギヤストッパ1
02の前記延出部93Aに対向する位置(図14(A)
中、遊星ギヤストッパ102の左下の位置)には、外側
方向に開く略ハの字状に形成される凹部102Aが設け
られている。
【0063】そして、印刷起動時には、図14(A)に
示すように、第2遊星ギヤ94Bが第2ローラダブルギ
ヤ95に歯合するように遅延アーム93は、時計方向に
第1ローラダブルギヤ92を介して回転されている。ま
た、同時に、遊星ギヤストッパ102はローラアイドル
ギヤ101を介して反時計方向に回転されている。した
がって、遅延アーム93の延出部93Aと遊星ギヤスト
ッパ102の凹部102Aとは離される。尚、ロールシ
ート10を引き込む場合も、同様に遅延アーム93の延
出部93Aと遊星ギヤストッパ102の凹部102Aと
は離されている(図13(A)参照)。
示すように、第2遊星ギヤ94Bが第2ローラダブルギ
ヤ95に歯合するように遅延アーム93は、時計方向に
第1ローラダブルギヤ92を介して回転されている。ま
た、同時に、遊星ギヤストッパ102はローラアイドル
ギヤ101を介して反時計方向に回転されている。した
がって、遅延アーム93の延出部93Aと遊星ギヤスト
ッパ102の凹部102Aとは離される。尚、ロールシ
ート10を引き込む場合も、同様に遅延アーム93の延
出部93Aと遊星ギヤストッパ102の凹部102Aと
は離されている(図13(A)参照)。
【0064】続いて、印刷が開始された場合には、図1
4(B)に示すように、ロールシートを排出するために
モータギヤ91が時計方向に回転して、第1ローラダブ
ルギヤ92が反時計方向に回転し、ローラアイドルギヤ
101が時計方向に回転するため、遊星ギヤストッパ1
02は時計方向に回転する。また、同時に、第1ローラ
ダブルギヤ92の反時計方向の回転によって遅延アーム
93が反時計方向に回転して、第2遊星ギヤ94Bが第
2ローラダブルギヤ95から離れた後、第1ローラダブ
ルギヤ92の時計方向の所定角度の回転によって遅延ア
ーム93が反時計方向に所定角度回転して、第1遊星ギ
ヤ94Aが第2ローラダブルギヤ95に歯合する。ま
た、遅延アーム93の時計方向の所定角度の回転によっ
て、延出部93Aが時計方向に回転してくる遊星ギヤス
トッパ102の凹部102Aに進入して嵌り込む。
4(B)に示すように、ロールシートを排出するために
モータギヤ91が時計方向に回転して、第1ローラダブ
ルギヤ92が反時計方向に回転し、ローラアイドルギヤ
101が時計方向に回転するため、遊星ギヤストッパ1
02は時計方向に回転する。また、同時に、第1ローラ
ダブルギヤ92の反時計方向の回転によって遅延アーム
93が反時計方向に回転して、第2遊星ギヤ94Bが第
2ローラダブルギヤ95から離れた後、第1ローラダブ
ルギヤ92の時計方向の所定角度の回転によって遅延ア
ーム93が反時計方向に所定角度回転して、第1遊星ギ
ヤ94Aが第2ローラダブルギヤ95に歯合する。ま
た、遅延アーム93の時計方向の所定角度の回転によっ
て、延出部93Aが時計方向に回転してくる遊星ギヤス
トッパ102の凹部102Aに進入して嵌り込む。
【0065】これにより、モータギヤ91が時計方向に
回転している場合には、遅延アーム93の延出部93A
が遊星ギヤストッパ102の凹部102Aに嵌り込んだ
状態が維持される。また、上記のようにプラテンローラ
21のロールシート10引出速度は、グリップローラ2
2のロールシート10引出速度よりも所定速度大きくな
るようにギヤ比が設定されているため、第2ローラダブ
ルギヤ95に反時計方向の回転力が加わり、そのため第
1遊星ギヤ94Aを離れる方向に押す力、即ち遅延アー
ム93を時計方向に回転させる力が発生する。しかし、
遅延アーム93は、反時計方向の回転力を負荷される遊
星ギヤストッパ102によって時計方向に回転するのを
妨げられるため、第1遊星ギヤ94Aが第2ローラダブ
ルギヤ95から離れることなく、モータギヤ91の回転
駆動力は第2ローラダブルギヤ95に確実に伝達され
る。
回転している場合には、遅延アーム93の延出部93A
が遊星ギヤストッパ102の凹部102Aに嵌り込んだ
状態が維持される。また、上記のようにプラテンローラ
21のロールシート10引出速度は、グリップローラ2
2のロールシート10引出速度よりも所定速度大きくな
るようにギヤ比が設定されているため、第2ローラダブ
ルギヤ95に反時計方向の回転力が加わり、そのため第
1遊星ギヤ94Aを離れる方向に押す力、即ち遅延アー
ム93を時計方向に回転させる力が発生する。しかし、
遅延アーム93は、反時計方向の回転力を負荷される遊
星ギヤストッパ102によって時計方向に回転するのを
妨げられるため、第1遊星ギヤ94Aが第2ローラダブ
ルギヤ95から離れることなく、モータギヤ91の回転
駆動力は第2ローラダブルギヤ95に確実に伝達され
る。
【0066】また、印刷開始時には、一方の第2遊星ギ
ヤ94Bが第2ローラダブルギヤ95から離れた後、他
方の第1遊星ギヤ94Aが第2ローラダブルギヤ95に
歯合するまで、第1ローラダブルギヤ92の回転駆動が
第2ローラダブルギヤ95に伝達されずローラギヤ96
が回転しない。また、印刷開始と共に第1ローラダブル
ギヤ92の回転駆動は、ローラアイドルギヤ101、第
3ローラダブルギヤ103、及びプラテンギヤ104を
介してプラテンローラ21に伝達される。したがって、
印刷開始時には、プラテンローラ21が所定時間回転
後、グリップローラ22が回転するため、プラテンロー
ラ21とグリップローラ22間のロールシート10のた
るみを取ることができると共に、プラテンローラ21と
グリップローラ22間のロールシート10に適度なテン
ションを確実にかけることができ、ロールシート10に
きれいな印刷をすることができる。
ヤ94Bが第2ローラダブルギヤ95から離れた後、他
方の第1遊星ギヤ94Aが第2ローラダブルギヤ95に
歯合するまで、第1ローラダブルギヤ92の回転駆動が
第2ローラダブルギヤ95に伝達されずローラギヤ96
が回転しない。また、印刷開始と共に第1ローラダブル
ギヤ92の回転駆動は、ローラアイドルギヤ101、第
3ローラダブルギヤ103、及びプラテンギヤ104を
介してプラテンローラ21に伝達される。したがって、
印刷開始時には、プラテンローラ21が所定時間回転
後、グリップローラ22が回転するため、プラテンロー
ラ21とグリップローラ22間のロールシート10のた
るみを取ることができると共に、プラテンローラ21と
グリップローラ22間のロールシート10に適度なテン
ションを確実にかけることができ、ロールシート10に
きれいな印刷をすることができる。
【0067】次に、ロールシートユニット11の概略構
成について図15乃至図19に基づいて説明する。図1
5は本実施形態に係るロールシートユニット11の概略
構成を示す分解図で、(A)は分解平面図、(B)は
(A)のAA断面図である。図16は本実施形態に係る
ロールシートユニット11が組み立てられた状態を示す
固定支持側のユニットホルダ12から見た斜視図であ
る。図17は本実施形態に係るロールシートユニット1
1が組み立てられた状態を示す回転支持側のユニットホ
ルダ13から見た斜視図である。図18は本実施形態に
係るロールシートユニット11が組み立てられた状態の
固定支持側のユニットホルダ12から見た側面図であ
る。図19は本実施形態に係るロールシートユニット1
1が組み立てられた状態の回転支持側のユニットホルダ
13から見た側面図である。
成について図15乃至図19に基づいて説明する。図1
5は本実施形態に係るロールシートユニット11の概略
構成を示す分解図で、(A)は分解平面図、(B)は
(A)のAA断面図である。図16は本実施形態に係る
ロールシートユニット11が組み立てられた状態を示す
固定支持側のユニットホルダ12から見た斜視図であ
る。図17は本実施形態に係るロールシートユニット1
1が組み立てられた状態を示す回転支持側のユニットホ
ルダ13から見た斜視図である。図18は本実施形態に
係るロールシートユニット11が組み立てられた状態の
固定支持側のユニットホルダ12から見た側面図であ
る。図19は本実施形態に係るロールシートユニット1
1が組み立てられた状態の回転支持側のユニットホルダ
13から見た側面図である。
【0068】図15に示すように、ロールシート10
は、筒状の巻芯110に一方の側(図15中、左端側)
の端面が一致するように巻回されている。この巻芯11
0は、一方の側(図15中、左端側)の端縁部の内周面
に、軸方向に所定幅寸法だけ巻芯110の内径寸法より
も少し大きい内径寸法を有する嵌挿部110Aが形成さ
れると共に、この嵌挿部110Aの軸方向内側の端縁部
には、中心軸に対して対向する位置に2個の係止孔11
0B、110Bが穿設されている。また、巻芯110の
他方の側(図15中、右端側)の端縁部には、略直角に
半径方向内側に所定長さ延出される側部112と、該側
部112の内周側端縁部から巻芯軸方向外側へ延出され
る筒部113とが形成されている。この筒部113の軸
方向外側端面は、ロールシート10の端面とほぼ同一面
上に位置している。尚、このロールシート10は、表面
が印刷可能とされ裏面に粘着剤が塗布された粘着シート
と、この粘着シートの裏面に貼り合わされる離型紙との
2層によって構成され、印刷面が内側になるように巻芯
110に巻回されている。
は、筒状の巻芯110に一方の側(図15中、左端側)
の端面が一致するように巻回されている。この巻芯11
0は、一方の側(図15中、左端側)の端縁部の内周面
に、軸方向に所定幅寸法だけ巻芯110の内径寸法より
も少し大きい内径寸法を有する嵌挿部110Aが形成さ
れると共に、この嵌挿部110Aの軸方向内側の端縁部
には、中心軸に対して対向する位置に2個の係止孔11
0B、110Bが穿設されている。また、巻芯110の
他方の側(図15中、右端側)の端縁部には、略直角に
半径方向内側に所定長さ延出される側部112と、該側
部112の内周側端縁部から巻芯軸方向外側へ延出され
る筒部113とが形成されている。この筒部113の軸
方向外側端面は、ロールシート10の端面とほぼ同一面
上に位置している。尚、このロールシート10は、表面
が印刷可能とされ裏面に粘着剤が塗布された粘着シート
と、この粘着シートの裏面に貼り合わされる離型紙との
2層によって構成され、印刷面が内側になるように巻芯
110に巻回されている。
【0069】また、ロールシート10の各端面(図15
中、左右両端面)には、各粘着シート111、111が
貼着されている。この粘着シート111は、ロールシー
ト10が巻回された状態において、その巻径の最大径と
ほぼ等しい外径となると共に、略中央部に巻芯110の
外径とほぼ等しい直径の貫通孔が穿設された略円環状に
形成され、軸方向両端面に両面テープが貼られている。
中、左右両端面)には、各粘着シート111、111が
貼着されている。この粘着シート111は、ロールシー
ト10が巻回された状態において、その巻径の最大径と
ほぼ等しい外径となると共に、略中央部に巻芯110の
外径とほぼ等しい直径の貫通孔が穿設された略円環状に
形成され、軸方向両端面に両面テープが貼られている。
【0070】また、ロールシート10の筒部113側の
端面には、粘着シート111を介してスライドスプール
114が当接されている。このスライドスプール114
は、ロールシート10が巻回された状態において、その
巻径の最大径とほぼ等しい外径となると共に、巻芯11
0の内径とほぼ等しい内径を有する円環板形状の規制手
段としてのフランジ部115と、このフランジ部115
の内周端縁部からシートの幅方向内側(図15中、左側
方向)に所定中心角度毎に(本実施形態では、90度毎
に)垂設された各第1リブ部116、116、116、
116とを備えている。また、各第1リブ部116、1
16、116、116の外周面は、巻芯110の外周面
とほぼ等しい円周面を形成している。また、この各第1
リブ部116、116、116、116の軸方向長さ
は、筒部113の軸方向の長さより少し短く形成されて
いる。
端面には、粘着シート111を介してスライドスプール
114が当接されている。このスライドスプール114
は、ロールシート10が巻回された状態において、その
巻径の最大径とほぼ等しい外径となると共に、巻芯11
0の内径とほぼ等しい内径を有する円環板形状の規制手
段としてのフランジ部115と、このフランジ部115
の内周端縁部からシートの幅方向内側(図15中、左側
方向)に所定中心角度毎に(本実施形態では、90度毎
に)垂設された各第1リブ部116、116、116、
116とを備えている。また、各第1リブ部116、1
16、116、116の外周面は、巻芯110の外周面
とほぼ等しい円周面を形成している。また、この各第1
リブ部116、116、116、116の軸方向長さ
は、筒部113の軸方向の長さより少し短く形成されて
いる。
【0071】また、スライドスプール114の軸方向外
側端面には、板バネ118が当接されている。この板バ
ネ118は、該スライドスプール114のフランジ部1
15の外径とほぼ等しい外径となると共に、該フランジ
部115の内径とほぼ等しい内径を有する略円環板状
で、所定高さ巻芯110側(図15中、左側)に突出す
る断面略台形状に形成されている。
側端面には、板バネ118が当接されている。この板バ
ネ118は、該スライドスプール114のフランジ部1
15の外径とほぼ等しい外径となると共に、該フランジ
部115の内径とほぼ等しい内径を有する略円環板状
で、所定高さ巻芯110側(図15中、左側)に突出す
る断面略台形状に形成されている。
【0072】更に、巻芯110の筒部113側の端面部
には、粘着シート111、スライドスプール114及び
板バネ118を介して該巻芯110を支持するユニット
ホルダ12が取り付けられる。このユニットホルダ12
は、略円板状の支持プレート120と、この支持プレー
ト120の内側端面の略中央部からシートの幅方向内側
に突出する略円筒状の第2リブ部121とから構成され
ている。また、この第2リブ部121の内側には各弾性
係止片122、122、122、122が所定中心角度
毎に(本実施形態では、約90度毎に)垂設されてお
り、この各弾性係止片122、122、122、122
の先端には各係止突起123、123、123、123
が形成されている。この第2リブ部121の外径は、ス
ライドスプール114の内径とほぼ等しく形成され、該
第2リブ部121の内径は、筒部113の外径よりも大
きく形成されている。そして、この第2リブ部121の
軸方向高さ寸法は、スライドスプール114の第1リブ
部116の軸方向高さ寸法とほぼ等しく形成されてい
る。また、各弾性係止片122、122、122、12
2の各係止突起123を除く部分の外周面は、筒部11
3の内径とほぼ等しい直径の円周面を形成すると共に、
各弾性係止片122、122、122、122の基端部
から各係止突起123、123、123、123の軸方
向外側の端面までの寸法は、筒部113の内周面の軸方
向の長さ寸法とほぼ等しく形成されている。
には、粘着シート111、スライドスプール114及び
板バネ118を介して該巻芯110を支持するユニット
ホルダ12が取り付けられる。このユニットホルダ12
は、略円板状の支持プレート120と、この支持プレー
ト120の内側端面の略中央部からシートの幅方向内側
に突出する略円筒状の第2リブ部121とから構成され
ている。また、この第2リブ部121の内側には各弾性
係止片122、122、122、122が所定中心角度
毎に(本実施形態では、約90度毎に)垂設されてお
り、この各弾性係止片122、122、122、122
の先端には各係止突起123、123、123、123
が形成されている。この第2リブ部121の外径は、ス
ライドスプール114の内径とほぼ等しく形成され、該
第2リブ部121の内径は、筒部113の外径よりも大
きく形成されている。そして、この第2リブ部121の
軸方向高さ寸法は、スライドスプール114の第1リブ
部116の軸方向高さ寸法とほぼ等しく形成されてい
る。また、各弾性係止片122、122、122、12
2の各係止突起123を除く部分の外周面は、筒部11
3の内径とほぼ等しい直径の円周面を形成すると共に、
各弾性係止片122、122、122、122の基端部
から各係止突起123、123、123、123の軸方
向外側の端面までの寸法は、筒部113の内周面の軸方
向の長さ寸法とほぼ等しく形成されている。
【0073】また、ユニットホルダ12は、図16及び
図18に示すように、支持プレート120の外側端面か
ら軸方向外側に突設される取付部材14Aと、この取付
部材14Aの半径方向外側に第2リブ部121と同心円
上で且つ該取付部材14Aより低く突設される略円筒状
の第3リブ部124と、取付部材14Aの上端面部から
軸方向外側に所定長さ延出される平板部125とを備え
ている。この取付部材14Aは、平板部125の下面か
ら下方に向かって支持プレート120の中心付近まで平
行に延びる一対の直線部分と、その直線部分の下端に弾
性係止片122の外周面と同心円の円周面とが形成され
ているので、軸方向垂直断面が略U字形に形成されるこ
とになり、後述のように側面が挿入時の案内面として機
能すると共に、ロールシート10の搬送時に該ユニット
ホルダ12を固定するように機能する。
図18に示すように、支持プレート120の外側端面か
ら軸方向外側に突設される取付部材14Aと、この取付
部材14Aの半径方向外側に第2リブ部121と同心円
上で且つ該取付部材14Aより低く突設される略円筒状
の第3リブ部124と、取付部材14Aの上端面部から
軸方向外側に所定長さ延出される平板部125とを備え
ている。この取付部材14Aは、平板部125の下面か
ら下方に向かって支持プレート120の中心付近まで平
行に延びる一対の直線部分と、その直線部分の下端に弾
性係止片122の外周面と同心円の円周面とが形成され
ているので、軸方向垂直断面が略U字形に形成されるこ
とになり、後述のように側面が挿入時の案内面として機
能すると共に、ロールシート10の搬送時に該ユニット
ホルダ12を固定するように機能する。
【0074】また、第3リブ部124の半径方向外側に
は、該第3リブ部124とほぼ同じ高さまで軸方向外側
に突設され、左右の斜め下側部分が、下側方向に所定角
度で狭くなるように支持プレート120の外側端面まで
削除されると共に、下端部が支持プレート120の外側
端面まで所定高さ水平に削除される挿入ガイド部126
が形成されている。この挿入ガイド部126の左右の各
斜め下側に形成される各ガイド面126A、126A
は、後述のようにロールシートユニット11の挿入時の
ガイド面として機能する。また、挿入ガイド部126の
下端縁近傍部の内側には凹部127が形成されて、略板
状の突出部128が形成されている。この突起部128
には、ロールシートユニット11に巻回されるロールシ
ート10の種類に応じて、1乃至複数の貫通孔や切欠等
が形成される場合があり、貫通孔等の有無または貫通孔
等が形成されている位置あるいはその組み合わせ等によ
り、ロールシート10の種類が判別されるものである。
この貫通孔等は後述のテープ判別スイッチS1、S2に
対向する位置に形成される。また、各足部129、12
9が、この突出部128の左右端縁部から支持プレート
120の外周面よりも所定寸法外側まで取付部材14A
の側面部と略平行に突き出して形成されている。また、
挿入ガイド部126の第3リブ部124の左右方向中心
線上で、且つ該第3リブ部124の半径方向外側の位置
には、各位置決め凹部131、131が形成され、後述
のようにロールシートユニット11の装着時に位置決め
バネ132、132(図21参照)が嵌入される。
は、該第3リブ部124とほぼ同じ高さまで軸方向外側
に突設され、左右の斜め下側部分が、下側方向に所定角
度で狭くなるように支持プレート120の外側端面まで
削除されると共に、下端部が支持プレート120の外側
端面まで所定高さ水平に削除される挿入ガイド部126
が形成されている。この挿入ガイド部126の左右の各
斜め下側に形成される各ガイド面126A、126A
は、後述のようにロールシートユニット11の挿入時の
ガイド面として機能する。また、挿入ガイド部126の
下端縁近傍部の内側には凹部127が形成されて、略板
状の突出部128が形成されている。この突起部128
には、ロールシートユニット11に巻回されるロールシ
ート10の種類に応じて、1乃至複数の貫通孔や切欠等
が形成される場合があり、貫通孔等の有無または貫通孔
等が形成されている位置あるいはその組み合わせ等によ
り、ロールシート10の種類が判別されるものである。
この貫通孔等は後述のテープ判別スイッチS1、S2に
対向する位置に形成される。また、各足部129、12
9が、この突出部128の左右端縁部から支持プレート
120の外周面よりも所定寸法外側まで取付部材14A
の側面部と略平行に突き出して形成されている。また、
挿入ガイド部126の第3リブ部124の左右方向中心
線上で、且つ該第3リブ部124の半径方向外側の位置
には、各位置決め凹部131、131が形成され、後述
のようにロールシートユニット11の装着時に位置決め
バネ132、132(図21参照)が嵌入される。
【0075】また、図15、図17及び図19に示すよ
うに、巻芯110の嵌挿部110A側の端面部(図15
(B)中、巻芯110の左端側端面部)には粘着シート
111を介してユニットホルダ13が係合される。この
ユニットホルダ13は、円筒状で軸方向外側端面部(図
15中、左側端面部)が閉塞されると共に、この外側端
面の中央部が所定高さ寸法だけ略円錐状に突き出してい
る取付部材14Bと、この取付部材14Bの軸方向内側
端面部(図15中、右側端面部)の外周に形成されて、
ロールシート10が巻回された状態において、その巻径
の最大径とほぼ等しい外径を有するフランジ部135と
を備えている。また、フランジ部135の軸方向外側の
端面から、ロールシート巻き取りギヤ13Aが取付部材
14Bの外周面の半径方向外側の同心円上に突出して形
成されている。また、フランジ部135の軸方向内側の
端面から一対の弾性係止片136、136が対向して垂
設されると共に、各弾性係止片136、136を挟むよ
うに一対の第4リブ部138、138が垂設されてい
る。また、この各弾性係止片136、136の先端部に
は、各係止突起137、137が形成されている。この
各弾性係止片136、136と各第4リブ部138、1
38の外周面は、巻芯110の嵌挿部110Aの内径と
ほぼ等しい直径の円周面を形成すると共に、該各弾性係
止片136、136と各第4リブ部138、138の基
端部から先端部までの寸法は、嵌挿部110Aの内周面
の軸方向の長さ寸法とほぼ等しく形成されて、各係止突
起137、137は、後述のように巻芯110の各係止
孔110B、110Bに嵌入して係止される。
うに、巻芯110の嵌挿部110A側の端面部(図15
(B)中、巻芯110の左端側端面部)には粘着シート
111を介してユニットホルダ13が係合される。この
ユニットホルダ13は、円筒状で軸方向外側端面部(図
15中、左側端面部)が閉塞されると共に、この外側端
面の中央部が所定高さ寸法だけ略円錐状に突き出してい
る取付部材14Bと、この取付部材14Bの軸方向内側
端面部(図15中、右側端面部)の外周に形成されて、
ロールシート10が巻回された状態において、その巻径
の最大径とほぼ等しい外径を有するフランジ部135と
を備えている。また、フランジ部135の軸方向外側の
端面から、ロールシート巻き取りギヤ13Aが取付部材
14Bの外周面の半径方向外側の同心円上に突出して形
成されている。また、フランジ部135の軸方向内側の
端面から一対の弾性係止片136、136が対向して垂
設されると共に、各弾性係止片136、136を挟むよ
うに一対の第4リブ部138、138が垂設されてい
る。また、この各弾性係止片136、136の先端部に
は、各係止突起137、137が形成されている。この
各弾性係止片136、136と各第4リブ部138、1
38の外周面は、巻芯110の嵌挿部110Aの内径と
ほぼ等しい直径の円周面を形成すると共に、該各弾性係
止片136、136と各第4リブ部138、138の基
端部から先端部までの寸法は、嵌挿部110Aの内周面
の軸方向の長さ寸法とほぼ等しく形成されて、各係止突
起137、137は、後述のように巻芯110の各係止
孔110B、110Bに嵌入して係止される。
【0076】次に、ロールシートユニット11の組み立
てについて図15に基づいて説明する。ロールシートユ
ニット11の組み立ては、先ず、巻芯110とロールシ
ート10との一端側(図15中、左端側)の端面を合わ
せつつ、巻芯110にロールシート10を巻回する。そ
して、巻芯110に巻回されたロールシート10の幅方
向の一端側(図15中、左端側)の端面に粘着シート1
11を貼着する。続いて、ユニットホルダ13の各弾性
係止片136、136の各係止突起137、137を巻
芯110の各係止孔110B、110Bに対向するよう
にして、巻芯110の一端側から嵌挿部110A内(矢
印141方向)に挿入して、フランジ部135の内側端
面を粘着シート111の外側端面に当接させると共に、
各係止突起137、137を各係止孔110B、110
Bに弾性的に係止させる。これにより、ユニットホルダ
13がロールシート10の巻回される巻芯110の一端
側(図15中、左端側)に結合される。
てについて図15に基づいて説明する。ロールシートユ
ニット11の組み立ては、先ず、巻芯110とロールシ
ート10との一端側(図15中、左端側)の端面を合わ
せつつ、巻芯110にロールシート10を巻回する。そ
して、巻芯110に巻回されたロールシート10の幅方
向の一端側(図15中、左端側)の端面に粘着シート1
11を貼着する。続いて、ユニットホルダ13の各弾性
係止片136、136の各係止突起137、137を巻
芯110の各係止孔110B、110Bに対向するよう
にして、巻芯110の一端側から嵌挿部110A内(矢
印141方向)に挿入して、フランジ部135の内側端
面を粘着シート111の外側端面に当接させると共に、
各係止突起137、137を各係止孔110B、110
Bに弾性的に係止させる。これにより、ユニットホルダ
13がロールシート10の巻回される巻芯110の一端
側(図15中、左端側)に結合される。
【0077】また、巻芯110に巻回されたロールシー
ト10の幅方向の他端側(図15中、右端側)の端面に
粘着シート111を貼着する。そして、該ロールシート
10の幅方向の他端側からスライドスプール114の各
第1リブ部116、116、116、116の外周面と
ロールシート10の他端側(図15中、右端側)の内周
面とを摺動させつつ、矢印142方向へ嵌入し、フラン
ジ部115の内側端面を粘着シート111の外側端面に
貼着する。続いて、このフランジ部115の外側端面に
板バネ118を当接させる。次に、ユニットホルダ12
の各弾性係止片122、122、122、122を板バ
ネ118とスライドスプール114の各中央部に形成さ
れる貫通孔及び巻芯110の筒部113内(矢印142
方向)に挿入する。そして、支持プレート120の内側
端面を板バネ118に押し当てて、各弾性係止片12
2、122、122、122の先端部に形成される各係
止突起123、123、123、123を巻芯110の
側部112の内側面に滑合させる。これにより、スライ
ドスプール114は、ユニットホルダ13、ロールシー
ト10、巻芯110、及び各粘着シート111、111
と結合される。そして、該スライドスプール114は、
板バネ118によってロールシート10側に付勢されつ
つ、ユニットホルダ12の第2リブ部121の外周面に
よって、巻芯110と共に回転可能に支持される。ま
た、巻芯110は、筒部113の内周面とユニットホル
ダ12の各弾性係止片122、122、122、122
の外周面との摺動、及び各係止突起123、123、1
23、123の軸方向外側端面と側部112の内側端面
との摺動によって回転可能に支持される。また、平板部
125の上側面にはロールシート10の種類等が印刷さ
れた不図示のシール等が貼着される。
ト10の幅方向の他端側(図15中、右端側)の端面に
粘着シート111を貼着する。そして、該ロールシート
10の幅方向の他端側からスライドスプール114の各
第1リブ部116、116、116、116の外周面と
ロールシート10の他端側(図15中、右端側)の内周
面とを摺動させつつ、矢印142方向へ嵌入し、フラン
ジ部115の内側端面を粘着シート111の外側端面に
貼着する。続いて、このフランジ部115の外側端面に
板バネ118を当接させる。次に、ユニットホルダ12
の各弾性係止片122、122、122、122を板バ
ネ118とスライドスプール114の各中央部に形成さ
れる貫通孔及び巻芯110の筒部113内(矢印142
方向)に挿入する。そして、支持プレート120の内側
端面を板バネ118に押し当てて、各弾性係止片12
2、122、122、122の先端部に形成される各係
止突起123、123、123、123を巻芯110の
側部112の内側面に滑合させる。これにより、スライ
ドスプール114は、ユニットホルダ13、ロールシー
ト10、巻芯110、及び各粘着シート111、111
と結合される。そして、該スライドスプール114は、
板バネ118によってロールシート10側に付勢されつ
つ、ユニットホルダ12の第2リブ部121の外周面に
よって、巻芯110と共に回転可能に支持される。ま
た、巻芯110は、筒部113の内周面とユニットホル
ダ12の各弾性係止片122、122、122、122
の外周面との摺動、及び各係止突起123、123、1
23、123の軸方向外側端面と側部112の内側端面
との摺動によって回転可能に支持される。また、平板部
125の上側面にはロールシート10の種類等が印刷さ
れた不図示のシール等が貼着される。
【0078】ここで、上記ロールシートユニット11を
構成する巻芯110、各粘着シート111、111、ス
ライドスプール114、各ユニットホルダ12、13等
は、ポリスチレン等のリサイクル使用が可能な樹脂材料
で作製されている。
構成する巻芯110、各粘着シート111、111、ス
ライドスプール114、各ユニットホルダ12、13等
は、ポリスチレン等のリサイクル使用が可能な樹脂材料
で作製されている。
【0079】次に、上記のように構成されたロールシー
トユニット11のユニットホルダ13が装着されるテー
プ印刷装置1の回転支持側のユニット支持部16Bの構
成について図20に基づいて説明する。図20は本実施
形態に係るテープ印刷装置1の回転支持側のユニット支
持部16Bの部分拡大斜視図である。図20に示すよう
に、ユニット支持部16B(図1、図2参照)は、側面
部に下側方向に円弧を有する略半円板状に形成された壁
部145と、この壁部145の上端縁部のほぼ中央位置
から下側方向に形成される所定深さ寸法の回転支持溝1
46と、この壁部145の外側端面から所定寸法外側に
形成される当接部147と、この壁部145の円弧周縁
部から内側方向に突設されるギヤ逃げ部148とから構
成されている。また、壁部145の略半円状の円弧の直
径は、ユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ
13Aの歯先円直径よりも大きく形成されている。ま
た、当接部147の上端部には、上側外方向に傾斜する
案内面149が形成されている。
トユニット11のユニットホルダ13が装着されるテー
プ印刷装置1の回転支持側のユニット支持部16Bの構
成について図20に基づいて説明する。図20は本実施
形態に係るテープ印刷装置1の回転支持側のユニット支
持部16Bの部分拡大斜視図である。図20に示すよう
に、ユニット支持部16B(図1、図2参照)は、側面
部に下側方向に円弧を有する略半円板状に形成された壁
部145と、この壁部145の上端縁部のほぼ中央位置
から下側方向に形成される所定深さ寸法の回転支持溝1
46と、この壁部145の外側端面から所定寸法外側に
形成される当接部147と、この壁部145の円弧周縁
部から内側方向に突設されるギヤ逃げ部148とから構
成されている。また、壁部145の略半円状の円弧の直
径は、ユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ
13Aの歯先円直径よりも大きく形成されている。ま
た、当接部147の上端部には、上側外方向に傾斜する
案内面149が形成されている。
【0080】また、壁部145に形成される回転支持溝
146は、ユニットホルダ13の取付部材14Bの外周
面の直径寸法とほぼ等しい溝幅寸法に形成されると共
に、下端部の中央部が少し高くなるように形成されてい
る。従って、この回転支持溝146にユニットホルダ1
3の取付部材14Bを上側から挿入して装着した場合に
は、該取付部材14Bの外周面のうち中心角度90度毎
に前後方向及び下側の3箇所の部分が該回転支持溝14
6の内面と接触する。また、当接部147は、回転支持
溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを上側
から挿入して装着した場合に、該取付部材14Bの軸方
向外側端面部が当接する構成になっている。また、ギヤ
逃げ部148は、回転支持溝146にユニットホルダ1
3の取付部材14Bを上側から挿入して装着した場合
に、ユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ1
3Aの歯先円と所定隙間を構成するように形成されてい
る。また、ギヤ逃げ部148の軸方向の幅寸法は、回転
支持溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを
上側から挿入して装着した場合に、ユニットホルダ13
のフランジ部135の外側端面と所定隙間を構成するよ
うに形成されている。尚、該ギヤ逃げ部148のロール
シート10の引出方向側の斜め下側の側面部(図20
中、左下側の側面部)より上記第2クラッチギヤ99B
が突き出して回転可能に設けられている。そして、回転
支持溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを
挿入して装着した場合には、この第2クラッチギヤ99
Bとユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ1
3Aとが歯合するように構成されている。
146は、ユニットホルダ13の取付部材14Bの外周
面の直径寸法とほぼ等しい溝幅寸法に形成されると共
に、下端部の中央部が少し高くなるように形成されてい
る。従って、この回転支持溝146にユニットホルダ1
3の取付部材14Bを上側から挿入して装着した場合に
は、該取付部材14Bの外周面のうち中心角度90度毎
に前後方向及び下側の3箇所の部分が該回転支持溝14
6の内面と接触する。また、当接部147は、回転支持
溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを上側
から挿入して装着した場合に、該取付部材14Bの軸方
向外側端面部が当接する構成になっている。また、ギヤ
逃げ部148は、回転支持溝146にユニットホルダ1
3の取付部材14Bを上側から挿入して装着した場合
に、ユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ1
3Aの歯先円と所定隙間を構成するように形成されてい
る。また、ギヤ逃げ部148の軸方向の幅寸法は、回転
支持溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを
上側から挿入して装着した場合に、ユニットホルダ13
のフランジ部135の外側端面と所定隙間を構成するよ
うに形成されている。尚、該ギヤ逃げ部148のロール
シート10の引出方向側の斜め下側の側面部(図20
中、左下側の側面部)より上記第2クラッチギヤ99B
が突き出して回転可能に設けられている。そして、回転
支持溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを
挿入して装着した場合には、この第2クラッチギヤ99
Bとユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ1
3Aとが歯合するように構成されている。
【0081】次に、上記のように構成されたロールシー
トユニット11のユニットホルダ12が装着されるテー
プ印刷装置1の固定支持側のユニット支持部16Aの構
成について図21に基づいて説明する。図21は本実施
形態に係るテープ印刷装置1の固定支持側のユニット支
持部16Aの部分拡大斜視図である。図21に示すよう
に、ユニット支持部16A(図1、図2参照)は、側面
部151の上端縁部のほぼ中央位置から下側方向に形成
される横断面略コの字形のU字溝152と、このU字溝
152の左右両側に穿設される一対の貫通孔153、1
53と、該貫通孔153、153の裏側から内側に突出
して取付けられる断面略くの字形の板バネより形成され
る一対の位置決めバネ132、132と、前後方向(図
21中、シート搬送方向)上側に所定角度で傾斜して形
成される各傾斜部154、154とから構成されてい
る。また、各傾斜部154、154の下端には、ユニッ
トホルダ12の各足部129、129を受け入れる一対
の係合凹部155、155が形成されている。
トユニット11のユニットホルダ12が装着されるテー
プ印刷装置1の固定支持側のユニット支持部16Aの構
成について図21に基づいて説明する。図21は本実施
形態に係るテープ印刷装置1の固定支持側のユニット支
持部16Aの部分拡大斜視図である。図21に示すよう
に、ユニット支持部16A(図1、図2参照)は、側面
部151の上端縁部のほぼ中央位置から下側方向に形成
される横断面略コの字形のU字溝152と、このU字溝
152の左右両側に穿設される一対の貫通孔153、1
53と、該貫通孔153、153の裏側から内側に突出
して取付けられる断面略くの字形の板バネより形成され
る一対の位置決めバネ132、132と、前後方向(図
21中、シート搬送方向)上側に所定角度で傾斜して形
成される各傾斜部154、154とから構成されてい
る。また、各傾斜部154、154の下端には、ユニッ
トホルダ12の各足部129、129を受け入れる一対
の係合凹部155、155が形成されている。
【0082】また、一対の係合凹部155、155の間
には、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成される
テープ判別センサS1、S2が設けられている。尚、本
実施形態では、2個のテープ判別センサS1、S2が設
けられているが、2個に限定されるものではなく、2個
以上設けられてもよい。この各テープ判別センサS1、
S2は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成さ
れる公知の機械式スイッチからなり、この各テープ判別
センサS1、S2に対してユニットホルダ12の突出部
128が当接しているかどうかを検出して、その検出に
基づいて出力されるオン・オフ信号によりロールシート
ユニット11の装着・未装着の検出、及びロールシート
ユニット11に巻回されているロールシート10の種類
を検出するものである。尚、本実施形態の場合は、各テ
ープ判別センサS1、S2は、そのプランジャーが常に
は、突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態にな
っている。そして、ロールシートユニット11が未装着
の場合、あるいは突出部128の各テープ判別センサS
1、S2に対向する位置に前記貫通孔等が形成されてい
る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッ
チがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、
突出部128の下面が、各テープ判別センサS1、S2
に当接している場合には、プランジャーが押下されてマ
イクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力
される。本実施形態の場合、両テープ判別センサS1、
S2からオフ信号が出力されている場合には、ロールシ
ートユニット11が未装着であると判別され、どちらか
のテープ判別センサS1、S2からオン信号が出力され
ている場合あるいは両テープ判別センサS1、S2から
オン信号が出力されている場合には、その信号に対応し
て3種類のロールシート10が判別される。したがっ
て、テープ判別センサの数が増えれば、判別可能なロー
ルシート10の種類が増える。
には、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成される
テープ判別センサS1、S2が設けられている。尚、本
実施形態では、2個のテープ判別センサS1、S2が設
けられているが、2個に限定されるものではなく、2個
以上設けられてもよい。この各テープ判別センサS1、
S2は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成さ
れる公知の機械式スイッチからなり、この各テープ判別
センサS1、S2に対してユニットホルダ12の突出部
128が当接しているかどうかを検出して、その検出に
基づいて出力されるオン・オフ信号によりロールシート
ユニット11の装着・未装着の検出、及びロールシート
ユニット11に巻回されているロールシート10の種類
を検出するものである。尚、本実施形態の場合は、各テ
ープ判別センサS1、S2は、そのプランジャーが常に
は、突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態にな
っている。そして、ロールシートユニット11が未装着
の場合、あるいは突出部128の各テープ判別センサS
1、S2に対向する位置に前記貫通孔等が形成されてい
る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッ
チがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、
突出部128の下面が、各テープ判別センサS1、S2
に当接している場合には、プランジャーが押下されてマ
イクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力
される。本実施形態の場合、両テープ判別センサS1、
S2からオフ信号が出力されている場合には、ロールシ
ートユニット11が未装着であると判別され、どちらか
のテープ判別センサS1、S2からオン信号が出力され
ている場合あるいは両テープ判別センサS1、S2から
オン信号が出力されている場合には、その信号に対応し
て3種類のロールシート10が判別される。したがっ
て、テープ判別センサの数が増えれば、判別可能なロー
ルシート10の種類が増える。
【0083】従って、ユニットホルダ12のユニット支
持部16Aの装着は、先ず、取付部材14Aの先端部の
円周面をU字溝152の上端部に当接させると共に、ユ
ニットホルダ12の挿入ガイド部126の斜め下側に形
成されるガイド面126Aを傾斜部154に当接させ
る。そして、取付部材14Aをユニット支持部16Aの
各挿入ガイド溝126及び傾斜部154に押し当てなが
ら下側方向に挿入して、ユニットホルダ12の各足部1
29、129を一対の係合凹部155、155に嵌め込
むことによって、ユニットホルダ12が着脱自在に取付
けられる。また、取付部材14Aの側面部とU字溝15
2の内側面との当接、及び各足部129、129と各係
合凹部155、155との係合によってユニットホルダ
12は、回転しないように取付けられる。これにより、
ユニットホルダ13、巻芯110、スライドスプール1
14、及び板バネ118が回転可能に支持される。
持部16Aの装着は、先ず、取付部材14Aの先端部の
円周面をU字溝152の上端部に当接させると共に、ユ
ニットホルダ12の挿入ガイド部126の斜め下側に形
成されるガイド面126Aを傾斜部154に当接させ
る。そして、取付部材14Aをユニット支持部16Aの
各挿入ガイド溝126及び傾斜部154に押し当てなが
ら下側方向に挿入して、ユニットホルダ12の各足部1
29、129を一対の係合凹部155、155に嵌め込
むことによって、ユニットホルダ12が着脱自在に取付
けられる。また、取付部材14Aの側面部とU字溝15
2の内側面との当接、及び各足部129、129と各係
合凹部155、155との係合によってユニットホルダ
12は、回転しないように取付けられる。これにより、
ユニットホルダ13、巻芯110、スライドスプール1
14、及び板バネ118が回転可能に支持される。
【0084】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
テープ印刷装置1のロールシートユニット11では、先
ず、巻芯110に巻回されたロールシート10の幅方向
の一端側の端面に粘着シート111を貼着する。続い
て、ユニットホルダ13を巻芯110の一端側からに挿
入して、フランジ部135の内側端面を粘着シート11
1の外側端面に当接させると共に、各係止突起137、
137を各係止孔110B、110Bに弾性的に係止さ
せる。次に、ロールシート10の他端側の端面に粘着シ
ート111を貼着する。そして、該ロールシート10の
幅方向の他端側からスライドスプール114の各第1リ
ブ部116、116、116、116の外周面を摺動さ
せつつ嵌入し、フランジ部115の内側端面を粘着シー
ト111の外側端面に貼着する。続いて、このフランジ
部115の外側端面に板バネ118を当接させる。次
に、ユニットホルダ12の各弾性係止片122、12
2、122、122を板バネ118とスライドスプール
114の各中央部に形成される貫通孔及び巻芯110の
筒部113内(矢印142方向)に挿入する。そして、
支持プレート120の内側端面を板バネ118に押し当
てて、各弾性係止片122、122、122、122の
先端部に形成される各係止突起123、123、12
3、123を巻芯110の側部112の内側面に滑合さ
せる。これにより、スライドスプール114は、ロール
シート10、巻芯110、各ユニットホルダ12、1
3、板バネ118、及び各粘着シート111、111と
結合される。そして、該スライドスプール114は、板
バネ118によってロールシート10側に付勢されつ
つ、ユニットホルダ12の第2リブ部121の外周面に
よって、巻芯110と共に回転可能に支持される。ま
た、巻芯110は、筒部113の軸方向外側端面とユニ
ットホルダ12の支持プレート120の内側端面との摺
動、筒部113の内周面とユニットホルダ12の各弾性
係止片122、122、122、122の外周面との摺
動、及び各係止突起123、123、123、123の
軸方向外側端面と側部112の内側端面との摺動によっ
て回転可能に支持される。また、このロールシートユニ
ット11の各ユニットホルダ12、13の外側に突設さ
れる各取付部材14A、14Bをテープ印刷装置1の各
ユニット支持部16A、16Bに嵌入しつつ、このユニ
ットホルダ12の下端面に突設される各足部129、1
29をユニット支持部16Aの底面に形成される各係合
凹部155、155に嵌入して、該ロールシートユニッ
ト11をテープ印刷装置内1に着脱可能に取り付ける。
これにより、ロールシート10が巻回された巻芯110
は、各ユニットホルダ12、13によって回転可能に支
持されると共に、該巻芯110に巻回されるロールシー
ト10は、第1駆動モータ24、第1ギヤ列25、プラ
テンローラ21、グリップローラ22、及びロールシー
ト巻き取りギヤ13A等を介してフレーム7内に正・逆
方向に搬送可能に支持される。
テープ印刷装置1のロールシートユニット11では、先
ず、巻芯110に巻回されたロールシート10の幅方向
の一端側の端面に粘着シート111を貼着する。続い
て、ユニットホルダ13を巻芯110の一端側からに挿
入して、フランジ部135の内側端面を粘着シート11
1の外側端面に当接させると共に、各係止突起137、
137を各係止孔110B、110Bに弾性的に係止さ
せる。次に、ロールシート10の他端側の端面に粘着シ
ート111を貼着する。そして、該ロールシート10の
幅方向の他端側からスライドスプール114の各第1リ
ブ部116、116、116、116の外周面を摺動さ
せつつ嵌入し、フランジ部115の内側端面を粘着シー
ト111の外側端面に貼着する。続いて、このフランジ
部115の外側端面に板バネ118を当接させる。次
に、ユニットホルダ12の各弾性係止片122、12
2、122、122を板バネ118とスライドスプール
114の各中央部に形成される貫通孔及び巻芯110の
筒部113内(矢印142方向)に挿入する。そして、
支持プレート120の内側端面を板バネ118に押し当
てて、各弾性係止片122、122、122、122の
先端部に形成される各係止突起123、123、12
3、123を巻芯110の側部112の内側面に滑合さ
せる。これにより、スライドスプール114は、ロール
シート10、巻芯110、各ユニットホルダ12、1
3、板バネ118、及び各粘着シート111、111と
結合される。そして、該スライドスプール114は、板
バネ118によってロールシート10側に付勢されつ
つ、ユニットホルダ12の第2リブ部121の外周面に
よって、巻芯110と共に回転可能に支持される。ま
た、巻芯110は、筒部113の軸方向外側端面とユニ
ットホルダ12の支持プレート120の内側端面との摺
動、筒部113の内周面とユニットホルダ12の各弾性
係止片122、122、122、122の外周面との摺
動、及び各係止突起123、123、123、123の
軸方向外側端面と側部112の内側端面との摺動によっ
て回転可能に支持される。また、このロールシートユニ
ット11の各ユニットホルダ12、13の外側に突設さ
れる各取付部材14A、14Bをテープ印刷装置1の各
ユニット支持部16A、16Bに嵌入しつつ、このユニ
ットホルダ12の下端面に突設される各足部129、1
29をユニット支持部16Aの底面に形成される各係合
凹部155、155に嵌入して、該ロールシートユニッ
ト11をテープ印刷装置内1に着脱可能に取り付ける。
これにより、ロールシート10が巻回された巻芯110
は、各ユニットホルダ12、13によって回転可能に支
持されると共に、該巻芯110に巻回されるロールシー
ト10は、第1駆動モータ24、第1ギヤ列25、プラ
テンローラ21、グリップローラ22、及びロールシー
ト巻き取りギヤ13A等を介してフレーム7内に正・逆
方向に搬送可能に支持される。
【0085】したがって、ロールシート10が巻回され
る巻芯110の一端側をユニットホルダ12を介して回
転可能に支持し、該巻芯110の他端側に取付けられる
ユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ13A
を介して巻芯110を回転させることによって、ロール
シートユニット11の構成を簡素化して小型化及び低廉
化を図ることができる。
る巻芯110の一端側をユニットホルダ12を介して回
転可能に支持し、該巻芯110の他端側に取付けられる
ユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ13A
を介して巻芯110を回転させることによって、ロール
シートユニット11の構成を簡素化して小型化及び低廉
化を図ることができる。
【0086】また、ユニットホルダ13は、外側端面の
略中央部に突き出して形成された取付部材14Bを介し
て回転可能に支持され、該ユニットホルダ13の外側に
巻芯110を回転可能に支持するカセットホルダ等を取
付ける必要がないため、ロールシートユニット11の構
成を更に簡素化できると共に、ロールシートユニット1
1のロールシート幅方向の寸法をより小型化することが
できる。また、ロールシート巻き取りギヤ13Aが該取
付部材14Bの外周面の半径方向外側の周辺部に形成さ
れるため、ロールシートユニット11のロールシート幅
方向の寸法を更に小型化することができる。
略中央部に突き出して形成された取付部材14Bを介し
て回転可能に支持され、該ユニットホルダ13の外側に
巻芯110を回転可能に支持するカセットホルダ等を取
付ける必要がないため、ロールシートユニット11の構
成を更に簡素化できると共に、ロールシートユニット1
1のロールシート幅方向の寸法をより小型化することが
できる。また、ロールシート巻き取りギヤ13Aが該取
付部材14Bの外周面の半径方向外側の周辺部に形成さ
れるため、ロールシートユニット11のロールシート幅
方向の寸法を更に小型化することができる。
【0087】また、ユニットホルダ12の取付部材14
Aの側面部に形成される一対の案内面をテープ印刷装置
1のユニット支持部16AのU字溝152に嵌入して回
転しないように支持することによって、該ユニットホル
ダ12を回転しないように支持できるため、ユニットホ
ルダ12の構成を簡素化できてロールシートユニット1
1の構成を更に簡素化できると共に、ロールシートユニ
ット11のロールシート幅方向の寸法をより小型化する
ことができる。
Aの側面部に形成される一対の案内面をテープ印刷装置
1のユニット支持部16AのU字溝152に嵌入して回
転しないように支持することによって、該ユニットホル
ダ12を回転しないように支持できるため、ユニットホ
ルダ12の構成を簡素化できてロールシートユニット1
1の構成を更に簡素化できると共に、ロールシートユニ
ット11のロールシート幅方向の寸法をより小型化する
ことができる。
【0088】また、ユニットホルダ12の取付部材14
Aは、挿入方向先端部に第2リブ部121及び各弾性係
止片122、122、122、122と同心円の円周面
が形成されているため、ユニットホルダ12を傾けてユ
ニット支持部16AのU字溝152に挿入してもこの円
周面の中心角度以内の傾き角度であれば該U字溝152
に挿入することができ、ロールシートユニットの装着を
容易に行うことができる。
Aは、挿入方向先端部に第2リブ部121及び各弾性係
止片122、122、122、122と同心円の円周面
が形成されているため、ユニットホルダ12を傾けてユ
ニット支持部16AのU字溝152に挿入してもこの円
周面の中心角度以内の傾き角度であれば該U字溝152
に挿入することができ、ロールシートユニットの装着を
容易に行うことができる。
【0089】また、ロールシートユニット11の取り付
け及び取り外し時に、ユニットホルダ12の上端部に形
成される平板部125を持って作業を行うことができる
ため、ロールシートユニット11の装着を容易に行うこ
とができる。また、ユニットホルダ12の外側端面部に
形成される取付部材14Aの上端部に平板部125が位
置するため、該平板部125の上面にロールシート10
の種類等を表示するシールを貼ることができて、ユーザ
が容易にロールシートユニット11の種類を確認するこ
とができる。
け及び取り外し時に、ユニットホルダ12の上端部に形
成される平板部125を持って作業を行うことができる
ため、ロールシートユニット11の装着を容易に行うこ
とができる。また、ユニットホルダ12の外側端面部に
形成される取付部材14Aの上端部に平板部125が位
置するため、該平板部125の上面にロールシート10
の種類等を表示するシールを貼ることができて、ユーザ
が容易にロールシートユニット11の種類を確認するこ
とができる。
【0090】また、ユニットホルダ12は支持プレート
120の下端部に形成される各足部129、129がテ
ープ印刷装置1のユニット支持部16Aの底面部に形成
される各係合凹部155、155に係合することによっ
て回転しないように支持されると共に、取付部材14A
によっても回転しないように支持されるため、ロールシ
ートユニット11のユニットホルダ12による保持強度
を更に強くすることができる。また、各足部129、1
29は支持プレート120の外周端縁部から平行に突き
出して形成されるため、ロールシートユニット11単体
での保管時において、ロールシートユニット11の転が
りを防止することができる。
120の下端部に形成される各足部129、129がテ
ープ印刷装置1のユニット支持部16Aの底面部に形成
される各係合凹部155、155に係合することによっ
て回転しないように支持されると共に、取付部材14A
によっても回転しないように支持されるため、ロールシ
ートユニット11のユニットホルダ12による保持強度
を更に強くすることができる。また、各足部129、1
29は支持プレート120の外周端縁部から平行に突き
出して形成されるため、ロールシートユニット11単体
での保管時において、ロールシートユニット11の転が
りを防止することができる。
【0091】また、ロールシートユニット11のユニッ
トホルダ12は、支持プレート120の外側端面に形成
される挿入ガイド部126の先端部をテープ印刷装置1
のユニット支持部16Aの傾斜部154に当接させつつ
挿入することができるため、ロールシートユニット11
を所定角度以内であれば傾けてテープ印刷装置1内に挿
入することができ、ロールシートユニット11の装着を
更に容易に行うことができる。
トホルダ12は、支持プレート120の外側端面に形成
される挿入ガイド部126の先端部をテープ印刷装置1
のユニット支持部16Aの傾斜部154に当接させつつ
挿入することができるため、ロールシートユニット11
を所定角度以内であれば傾けてテープ印刷装置1内に挿
入することができ、ロールシートユニット11の装着を
更に容易に行うことができる。
【0092】また、ロールシートユニット11をテープ
印刷装置1内に装着した場合には、該ロールシートユニ
ット11は支持プレート120の外側端面に形成される
各位置決め凹部131、131にユニット支持部16A
の断面略くの字状に折り曲げられた板バネより形成され
る位置決めバネ132、132が嵌入されて位置決めさ
れるため、ロールシートユニット11装着時の位置決め
を確実に行うことができると共に、ロールシート10の
搬送時におけるロールシートユニット11の浮き上がり
を防止することができる。また、ロールシートユニット
11をユニット支持部16Aに挿入して位置決めすると
きに明瞭なクリック感を得ることができ、ロールシート
ユニット11の装着を更に容易に行うことができる。
印刷装置1内に装着した場合には、該ロールシートユニ
ット11は支持プレート120の外側端面に形成される
各位置決め凹部131、131にユニット支持部16A
の断面略くの字状に折り曲げられた板バネより形成され
る位置決めバネ132、132が嵌入されて位置決めさ
れるため、ロールシートユニット11装着時の位置決め
を確実に行うことができると共に、ロールシート10の
搬送時におけるロールシートユニット11の浮き上がり
を防止することができる。また、ロールシートユニット
11をユニット支持部16Aに挿入して位置決めすると
きに明瞭なクリック感を得ることができ、ロールシート
ユニット11の装着を更に容易に行うことができる。
【0093】また、ロールシートユニット11を構成す
る巻芯110、各粘着シート111、111、スライド
スプール114、各ユニットホルダ12、13等は、ポ
リスチレン等のリサイクル使用が可能な樹脂材料で作製
されているため、ロールシートユニット11のリサイク
ル化を図ることができる。更に、テープ印刷装置1内に
小型化及び低廉化を図ることができる当該ロールシート
ユニット11が着脱可能に支持されるため、テープ印刷
装置1の小型化を図ることができる。
る巻芯110、各粘着シート111、111、スライド
スプール114、各ユニットホルダ12、13等は、ポ
リスチレン等のリサイクル使用が可能な樹脂材料で作製
されているため、ロールシートユニット11のリサイク
ル化を図ることができる。更に、テープ印刷装置1内に
小型化及び低廉化を図ることができる当該ロールシート
ユニット11が着脱可能に支持されるため、テープ印刷
装置1の小型化を図ることができる。
【0094】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で 種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で 種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0095】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り請求項1に係る
ロールカセットでは、ロールシートが巻回される巻芯は
筒状に形成され、一端側の内周面から略直角に半径方向
内側に所定長さ延出される側部が形成されている。ま
た、支持軸が巻芯の一端側からこの側部に嵌挿されると
共に、該側部の内側に回転可能に支持されている。ま
た、この巻芯の他端側端面部には結合部材が配置されて
ロールシートの端面に当接している。そして、ロールカ
セットの一端側を構成する支持軸は、外側端面部外周に
形成される略円板状のフランジ部の外側端面から軸方向
外側に突き出して形成される支持部介して回転しないよ
うに支持される。また、ロールカセットの他端側を構成
する結合部材は、回転可能に支持されて、巻芯が回転可
能に支持されている。これにより、ロールシートが巻回
される巻芯の一端側を支持軸を介して回転可能に支持
し、該巻芯の他端側に取付けられる結合部材を介して巻
芯を回転させることによって、ロールカセットの構成を
簡素化して小型化及び低廉化を図ることができるロール
カセットを提供することができる。
ロールカセットでは、ロールシートが巻回される巻芯は
筒状に形成され、一端側の内周面から略直角に半径方向
内側に所定長さ延出される側部が形成されている。ま
た、支持軸が巻芯の一端側からこの側部に嵌挿されると
共に、該側部の内側に回転可能に支持されている。ま
た、この巻芯の他端側端面部には結合部材が配置されて
ロールシートの端面に当接している。そして、ロールカ
セットの一端側を構成する支持軸は、外側端面部外周に
形成される略円板状のフランジ部の外側端面から軸方向
外側に突き出して形成される支持部介して回転しないよ
うに支持される。また、ロールカセットの他端側を構成
する結合部材は、回転可能に支持されて、巻芯が回転可
能に支持されている。これにより、ロールシートが巻回
される巻芯の一端側を支持軸を介して回転可能に支持
し、該巻芯の他端側に取付けられる結合部材を介して巻
芯を回転させることによって、ロールカセットの構成を
簡素化して小型化及び低廉化を図ることができるロール
カセットを提供することができる。
【0096】また、請求項2に係るロールカセットで
は、請求項1に記載のロールカセットにおいて、前記結
合部材は、支持部材が外側端面の略中央部に突き出して
形成されると共に、ギヤ部が該支持部材の周辺部に形成
される。そして、結合部材は、前記支持部材を介して回
転可能に支持されると共に、前記ギヤ部を介して回転さ
れる。これにより、結合部材は、外側端面の略中央部に
突き出して形成された支持部材を介して回転可能に支持
され、該結合部材の外側に巻芯を回転可能に支持するカ
セットホルダ等を取付ける必要がないため、ロールカセ
ットの構成を更に簡素化できると共に、ロールカセット
のロールシート幅方向の寸法をより小型化することがで
きるロールカセットを提供することができる。また、ギ
ヤ部が該支持部材の周辺部に形成されるため、ロールカ
セットのロールシート幅方向の寸法を更に小型化するこ
とができるロールカセットを提供することができる。
は、請求項1に記載のロールカセットにおいて、前記結
合部材は、支持部材が外側端面の略中央部に突き出して
形成されると共に、ギヤ部が該支持部材の周辺部に形成
される。そして、結合部材は、前記支持部材を介して回
転可能に支持されると共に、前記ギヤ部を介して回転さ
れる。これにより、結合部材は、外側端面の略中央部に
突き出して形成された支持部材を介して回転可能に支持
され、該結合部材の外側に巻芯を回転可能に支持するカ
セットホルダ等を取付ける必要がないため、ロールカセ
ットの構成を更に簡素化できると共に、ロールカセット
のロールシート幅方向の寸法をより小型化することがで
きるロールカセットを提供することができる。また、ギ
ヤ部が該支持部材の周辺部に形成されるため、ロールカ
セットのロールシート幅方向の寸法を更に小型化するこ
とができるロールカセットを提供することができる。
【0097】また、請求項3に係るロールカセットで
は、請求項1又は請求項2に記載のロールカセットにお
いて、前記支持部は、挿入方向に略平行な一対の案内面
が側面部に形成されている。これにより、支持部の側面
部に形成される案内面を回転しないように支持すること
によって、支持軸を回転しないように支持できるため、
支持軸の構成を簡素化できてロールカセットの構成を更
に簡素化できると共に、ロールカセットのロールシート
幅方向の寸法をより小型化することができるロールカセ
ットを提供することができる。
は、請求項1又は請求項2に記載のロールカセットにお
いて、前記支持部は、挿入方向に略平行な一対の案内面
が側面部に形成されている。これにより、支持部の側面
部に形成される案内面を回転しないように支持すること
によって、支持軸を回転しないように支持できるため、
支持軸の構成を簡素化できてロールカセットの構成を更
に簡素化できると共に、ロールカセットのロールシート
幅方向の寸法をより小型化することができるロールカセ
ットを提供することができる。
【0098】また、請求項4に係るロールカセットで
は、請求項3に記載のロールカセットにおいて、前記支
持部は、挿入方向先端部に前記支持軸と同心円の円周面
が形成されているため、支持部を傾けて挿入してもこの
円周面の中心角度以内の傾き角度であれば装着溝に挿入
することができ、ロールカセットの装着を容易に行うこ
とができるロールカセットを提供することができる。
は、請求項3に記載のロールカセットにおいて、前記支
持部は、挿入方向先端部に前記支持軸と同心円の円周面
が形成されているため、支持部を傾けて挿入してもこの
円周面の中心角度以内の傾き角度であれば装着溝に挿入
することができ、ロールカセットの装着を容易に行うこ
とができるロールカセットを提供することができる。
【0099】また、請求項5に係るロールカセットで
は、請求項1乃至請求項4に記載のロールカセットにお
いて、前記支持部は、上端面部が前記フランジ部の外周
端縁部の近傍位置まで延出されると共に、該上端面部か
ら軸方向外側に所定長さ延出される平板部が形成されて
いる。これにより、ロールカセットの取り付け及び取り
外し時に、この平板部を持って作業を行うことができる
ため、ロールカセットの装着を容易に行うことができる
ロールカセットを提供することができる。また、支持軸
の外側端面部に形成されるフランジ部の上端部に平板部
が位置するため、該平板部の上面にロールシートの種類
等を表示するシールを貼ることができて、ユーザが容易
にロールカセットの種類を確認することができるロール
カセットを提供することができる。
は、請求項1乃至請求項4に記載のロールカセットにお
いて、前記支持部は、上端面部が前記フランジ部の外周
端縁部の近傍位置まで延出されると共に、該上端面部か
ら軸方向外側に所定長さ延出される平板部が形成されて
いる。これにより、ロールカセットの取り付け及び取り
外し時に、この平板部を持って作業を行うことができる
ため、ロールカセットの装着を容易に行うことができる
ロールカセットを提供することができる。また、支持軸
の外側端面部に形成されるフランジ部の上端部に平板部
が位置するため、該平板部の上面にロールシートの種類
等を表示するシールを貼ることができて、ユーザが容易
にロールカセットの種類を確認することができるロール
カセットを提供することができる。
【0100】また、請求項6に係るロールカセットで
は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記フランジ部は、前記支持部の下側
の外周端縁部の所定箇所から該支持部に平行に突き出し
て形成される足部を有し、前記足部がテープ印刷装置に
係合することで、前記支持軸は回転しないように支持さ
れる。これにより、支持軸はフランジ部の下端部に形成
される足部がテープ印刷装置に係合することによって回
転しないように支持されると共に、支持部によっても回
転しないように支持されるため、ロールカセットの支持
軸による保持強度を更に強くすることができるロールカ
セットを提供することができる。また、足部はフランジ
部の外周端縁部から平行に突き出して形成されるため、
ロールカセット単体での保管時において、ロールカセッ
トの転がりを防止することができるロールカセットを提
供することができる。
は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記フランジ部は、前記支持部の下側
の外周端縁部の所定箇所から該支持部に平行に突き出し
て形成される足部を有し、前記足部がテープ印刷装置に
係合することで、前記支持軸は回転しないように支持さ
れる。これにより、支持軸はフランジ部の下端部に形成
される足部がテープ印刷装置に係合することによって回
転しないように支持されると共に、支持部によっても回
転しないように支持されるため、ロールカセットの支持
軸による保持強度を更に強くすることができるロールカ
セットを提供することができる。また、足部はフランジ
部の外周端縁部から平行に突き出して形成されるため、
ロールカセット単体での保管時において、ロールカセッ
トの転がりを防止することができるロールカセットを提
供することができる。
【0101】また、請求項7に係るロールカセットで
は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記フランジ部は、外側端面に外側方
向に突き出して設けられる挿入ガイド部材を有し、前記
テープ印刷装置は、前記挿入ガイド部材が挿入される挿
入部が設けられ、前記挿入ガイド部材の側面部は、挿入
方向に所定角度で狭くなるように形成されると共に、前
記挿入部は、挿入方向に前記所定角度で傾斜する傾斜部
が形成されている。これにより、ロールカセットの支持
軸は、フランジ部の外側端面に形成される挿入ガイド部
材の先端部をテープ印刷装置の挿入部の傾斜部に当接さ
せつつ挿入することができるため、ロールカセットを所
定角度以内であれば傾けて挿入することができ、ロール
カセットの装着を更に容易に行うことができるロールカ
セットを提供することができる。
は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記フランジ部は、外側端面に外側方
向に突き出して設けられる挿入ガイド部材を有し、前記
テープ印刷装置は、前記挿入ガイド部材が挿入される挿
入部が設けられ、前記挿入ガイド部材の側面部は、挿入
方向に所定角度で狭くなるように形成されると共に、前
記挿入部は、挿入方向に前記所定角度で傾斜する傾斜部
が形成されている。これにより、ロールカセットの支持
軸は、フランジ部の外側端面に形成される挿入ガイド部
材の先端部をテープ印刷装置の挿入部の傾斜部に当接さ
せつつ挿入することができるため、ロールカセットを所
定角度以内であれば傾けて挿入することができ、ロール
カセットの装着を更に容易に行うことができるロールカ
セットを提供することができる。
【0102】また、請求項8に係るロールカセットで
は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記フランジ部は、外側端面の所定箇
所に形成される凹部を有し、前記テープ印刷装置は、前
記フランジ部が挿入される取付部が設けられ、前記取付
部は、前記凹部に対向する位置に設けられる位置決め部
材を有し、該フランジ部が該取付部に挿入された場合に
は、前記凹部に前記位置決め部材が嵌入される。これに
より、ロールカセットをテープ印刷装置に装着した場合
には、該ロールカセットは前記フランジ部の外側端面に
形成される凹部に位置決め部材が嵌入されて位置決めさ
れるため、ロールカセット装着時の位置決めを確実に行
うことができると共に、ロールシート搬送時におけるロ
ールカセットの浮き上がりを防止することができるロー
ルカセットを提供することができる。
は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記フランジ部は、外側端面の所定箇
所に形成される凹部を有し、前記テープ印刷装置は、前
記フランジ部が挿入される取付部が設けられ、前記取付
部は、前記凹部に対向する位置に設けられる位置決め部
材を有し、該フランジ部が該取付部に挿入された場合に
は、前記凹部に前記位置決め部材が嵌入される。これに
より、ロールカセットをテープ印刷装置に装着した場合
には、該ロールカセットは前記フランジ部の外側端面に
形成される凹部に位置決め部材が嵌入されて位置決めさ
れるため、ロールカセット装着時の位置決めを確実に行
うことができると共に、ロールシート搬送時におけるロ
ールカセットの浮き上がりを防止することができるロー
ルカセットを提供することができる。
【0103】また、請求項9に係るロールカセットで
は、請求項8に記載のロールカセットにおいて、前記位
置決め部材は、断面略くの字状に折り曲げられた板バネ
より形成されるため、ロールカセットを取付部に挿入し
て位置決めするときに明瞭なクリック感を得ることがで
き、ロールカセットの装着を更に容易に行うことができ
るロールカセットを提供することができる。
は、請求項8に記載のロールカセットにおいて、前記位
置決め部材は、断面略くの字状に折り曲げられた板バネ
より形成されるため、ロールカセットを取付部に挿入し
て位置決めするときに明瞭なクリック感を得ることがで
き、ロールカセットの装着を更に容易に行うことができ
るロールカセットを提供することができる。
【0104】また、請求項10に係るロールカセットで
は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記結合部材と支持軸と巻芯とのうち
少なくとも1のいずれかの部材が再生使用可能な所定の
樹脂材料で形成されているため、ロールカセットのリサ
イクル化を図ることができるロールカセットを提供する
ことができる。
は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のロールカ
セットにおいて、前記結合部材と支持軸と巻芯とのうち
少なくとも1のいずれかの部材が再生使用可能な所定の
樹脂材料で形成されているため、ロールカセットのリサ
イクル化を図ることができるロールカセットを提供する
ことができる。
【0105】また、請求項11に係るロールカセットで
は、請求項10に記載のロールカセットにおいて、前記
所定の樹脂材料は、ポリスチレンであるため、該ポリス
チレンで作製される部材を容易にリサイクル化すること
できるロールカセットを提供することができる。
は、請求項10に記載のロールカセットにおいて、前記
所定の樹脂材料は、ポリスチレンであるため、該ポリス
チレンで作製される部材を容易にリサイクル化すること
できるロールカセットを提供することができる。
【0106】更に、請求項12に係るテープ印刷装置で
は、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のロール
カセットが内部に着脱可能に設けられている。これによ
り、テープ印刷装置内に小型化及び低廉化を図ることが
できる当該ロールカセットが着脱可能に支持されるた
め、テープ印刷装置の小型化を図ることができるテープ
印刷装置を提供することができる。
は、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のロール
カセットが内部に着脱可能に設けられている。これによ
り、テープ印刷装置内に小型化及び低廉化を図ることが
できる当該ロールカセットが着脱可能に支持されるた
め、テープ印刷装置の小型化を図ることができるテープ
印刷装置を提供することができる。
【図1】本実施形態に係るテープ印刷装置の本体筐体の
概略構成を示す斜視図である。
概略構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係るテープ印刷装置の本体筐体の
概略構成を示す平面図である。
概略構成を示す平面図である。
【図3】本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を
示し、(A)は第2ギヤ列側からの斜視図、(B)は第
2ギヤ列側の側面図である。
示し、(A)は第2ギヤ列側からの斜視図、(B)は第
2ギヤ列側の側面図である。
【図4】本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を
示し、(A)は第1ギヤ列側からの斜視図、(B)は第
1ギヤ列側の側面図である。
示し、(A)は第1ギヤ列側からの斜視図、(B)は第
1ギヤ列側の側面図である。
【図5】本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレーム
を取り除いた場合の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ
列側からの斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図であ
る。
を取り除いた場合の内部構造を示し、(A)は第1ギヤ
列側からの斜視図、(B)は第1ギヤ列側の側面図であ
る。
【図6】本実施形態に係るテープ印刷装置の上フレーム
を取り除いてリボンカセットを装着した場合を示す第2
ギヤ列からの斜視図である。
を取り除いてリボンカセットを装着した場合を示す第2
ギヤ列からの斜視図である。
【図7】本実施形態に係るテープ印刷装置の画像形成機
構部を構成するサーマルヘッドがプラテンローラからリ
リースされた状態を示す正面図である。
構部を構成するサーマルヘッドがプラテンローラからリ
リースされた状態を示す正面図である。
【図8】本実施形態に係るテープ印刷装置の第2ギヤ列
の構成を示す拡大正面図である。
の構成を示す拡大正面図である。
【図9】本実施形態に係るテープ印刷装置の排紙ローラ
ユニットを取り除いてカッティング機構部を示す図で、
(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面
図、(C)は(A)におけるC矢視図である。
ユニットを取り除いてカッティング機構部を示す図で、
(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面
図、(C)は(A)におけるC矢視図である。
【図10】本実施形態に係るテープ印刷装置のカッティ
ング機構部のキャリッジ機構を示す正面断面図である。
ング機構部のキャリッジ機構を示す正面断面図である。
【図11】本実施形態に係るテープ印刷装置のカッティ
ング機構部の第2ギヤ列による駆動を示す図で、(A)
はロールシートの切断時の駆動を示す一部拡大正面図
で、(B)はホームポジション移動時の駆動を示す一部
拡大正面図である。
ング機構部の第2ギヤ列による駆動を示す図で、(A)
はロールシートの切断時の駆動を示す一部拡大正面図
で、(B)はホームポジション移動時の駆動を示す一部
拡大正面図である。
【図12】本実施形態に係るテープ印刷装置の排紙ロー
ラユニットを示し、(A)は正面図、(B)は(A)に
おけるA−A断面図である。
ラユニットを示し、(A)は正面図、(B)は(A)に
おけるA−A断面図である。
【図13】本実施形態に係るテープ印刷装置の第1ギヤ
列の構成を示す図で、(A)はロールシートの巻き戻し
動作時を示す拡大正面図で、(B)はロールシートの排
出動作時を示す拡大正面図である。
列の構成を示す図で、(A)はロールシートの巻き戻し
動作時を示す拡大正面図で、(B)はロールシートの排
出動作時を示す拡大正面図である。
【図14】本実施形態に係るテープ印刷装置の印刷時の
第1ギヤ列のプラテンローラ及びグリップローラを駆動
する部分の構成を示す図で、(A)は印刷起動時を示す
拡大部分正面図で、(B)は印刷動作時を示す拡大部分
正面図である。
第1ギヤ列のプラテンローラ及びグリップローラを駆動
する部分の構成を示す図で、(A)は印刷起動時を示す
拡大部分正面図で、(B)は印刷動作時を示す拡大部分
正面図である。
【図15】本実施形態に係るロールシートユニットの概
略構成を示す分解図で、(A)は分解平面図、(B)は
(A)のAA断面図である。
略構成を示す分解図で、(A)は分解平面図、(B)は
(A)のAA断面図である。
【図16】本実施形態に係るロールシートユニットが組
み立てられた状態を示す固定支持側のユニットホルダか
ら見た斜視図である。
み立てられた状態を示す固定支持側のユニットホルダか
ら見た斜視図である。
【図17】本実施形態に係るロールシートユニットが組
み立てられた状態を示す回転支持側のユニットホルダか
ら見た斜視図である。
み立てられた状態を示す回転支持側のユニットホルダか
ら見た斜視図である。
【図18】本実施形態に係るロールシートユニットが組
み立てられた状態の固定支持側のユニットホルダから見
た側面図である。
み立てられた状態の固定支持側のユニットホルダから見
た側面図である。
【図19】本実施形態に係るロールシートユニットが組
み立てられた状態の回転支持側のユニットホルダから見
た側面図である。
み立てられた状態の回転支持側のユニットホルダから見
た側面図である。
【図20】本実施形態に係るテープ印刷装置の回転支持
側のユニット支持部の部分拡大斜視図である。
側のユニット支持部の部分拡大斜視図である。
【図21】本実施形態に係るテープ印刷装置の固定支持
側のユニット支持部の部分拡大斜視図である。
側のユニット支持部の部分拡大斜視図である。
1 テープ印刷装置 2 本体筐体 3 上フレーム 5、6 側壁 7 下フレーム 10 ロールシート 11 ロールユニット 12、13 ユニットホルダ 13A ロールシート巻き取りギヤ 14A、14B 取付部材 15 搬送機構部 16A、16B ユニット支持部 21 プラテンローラ 22 グリップローラ 25 第1ギヤ列 27 サーマルヘッド 110 巻芯 111 粘着シート 112 側部 113 筒部 114 スライドスプール 118 板バネ 125 平板部 126 挿入ガイド部 129 足部 131 位置決め凹部 132 位置決めバネ 146 回転支持溝 152 支持溝 154 傾斜部 155 係合凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近本 忠信 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 高橋 俊博 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 小川 康弘 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 加藤 伸夫 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 2C060 BA04 BA09 BB13 BC03 BC04 BC12 BC15 3F052 AA01 AB05 BA02 BA08 CA01 DA01
Claims (12)
- 【請求項1】 長尺状のロールシートを搬送するための
搬送手段と、該ロールシートに印刷する印刷手段とを備
えたテープ印刷装置に使用され、前記ロールシートが巻
回されると共に、該テープ印刷装置内で着脱可能な状態
で支持されるロールカセットにおいて、 前記ロールカセットは、筒状に形成され、一端側の内周
面から略直角に半径方向内側に所定長さ延出される側部
が形成されて前記ロールシートが巻回される巻芯と、 前記巻芯の筒孔の他端側端面部に配置されると共に、前
記ロールシートの該他端側端面部に当接される略円板状
の結合部材と、 前記巻芯の一端側から前記側部に嵌挿されると共に、前
記側部の内側に回転可能に支持される支持軸とを備え、 前記支持軸は、外側端面部外周に形成される略円板状の
フランジ部と、 前記フランジ部の外側端面から軸方向外側に突き出して
形成される支持部とを有し、 テープ印刷装置内において、前記支持軸は支持部を介し
て回転しないように支持されると共に、前記結合部材は
回転可能に支持されることによって、前記ロールシート
が巻回される巻芯が回転可能に支持されることを特徴と
するロールカセット。 - 【請求項2】 前記結合部材は、外側端面の略中央部に
突き出して形成される支持部材と、 前記支持部材の周辺部に形成されるギヤ部とを有し、 前記結合部材は、前記支持部材を介して回転可能に支持
されると共に、前記ギヤ部を介して回転されることを特
徴とする請求項1に記載のロールカセット。 - 【請求項3】 前記支持部は、挿入方向に略平行な一対
の案内面が側面部に形成されていることを特徴とする請
求項1又は請求項2に記載のロールカセット。 - 【請求項4】 前記支持部は、挿入方向先端部に前記支
持軸と同心円の円周面が形成されていることを特徴とす
る請求項3に記載のロールカセット。 - 【請求項5】 前記支持部は、上端面部が前記フランジ
部の外周端縁部の近傍位置まで延出されると共に、該上
端面部から軸方向外側に所定長さ延出される平板部を有
することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
に記載のロールカセット。 - 【請求項6】 前記フランジ部は、前記支持部の下側の
外周端縁部の所定箇所から該支持部に平行に突き出して
形成される足部を有し、 前記足部がテープ印刷装置に係合することで、前記支持
軸は回転しないように支持されることを特徴とする請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載のロールカセット。 - 【請求項7】 前記フランジ部は、外側端面に外側方向
に突き出して設けられる挿入ガイド部材を有し、 前記テープ印刷装置は、前記挿入ガイド部材が挿入され
る挿入部が設けられ、 前記挿入ガイド部材の側面部は、挿入方向に所定角度で
狭くなるように形成されると共に、前記挿入部は、挿入
方向に前記所定角度で傾斜する傾斜部が形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
載のロールカセット。 - 【請求項8】 前記フランジ部は、外側端面の所定箇所
に形成される凹部を有し、 前記テープ印刷装置は、前記フランジ部が挿入される取
付部が設けられ、 前記取付部は、前記凹部に対向する位置に設けられる位
置決め部材を有し、 該フランジ部が該取付部に挿入された場合には、前記凹
部に前記位置決め部材が嵌入されることを特徴とする請
求項1乃至請求項7のいずれかに記載のロールカセッ
ト。 - 【請求項9】 前記位置決め部材は、断面略くの字状に
折り曲げられた板バネより形成されることを特徴とする
請求項8に記載のロールカセット。 - 【請求項10】 前記結合部材と支持軸と巻芯とのうち
少なくとも1のいずれかの部材が再生使用可能な所定の
樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃
至請求項9のいずれかに記載のロールカセット。 - 【請求項11】 前記所定の樹脂材料は、ポリスチレン
であることを特徴とする請求項10に記載のロールカセ
ット。 - 【請求項12】 長尺状のロールシートを搬送するため
の搬送手段と、前記ロールシートが巻回されるロールカ
セットと、前記ロールカセットを内部で着脱可能な状態
で支持する支持機構とを備えたテープ印刷装置におい
て、 前記ロールカセットは、請求項1乃至請求項11のいず
れかに記載のロールカセットであることを特徴とするテ
ープ印刷装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000287085A JP2002096947A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | ロールカセット及びテープ印刷装置 |
PCT/JP2001/007255 WO2002018254A1 (fr) | 2000-08-28 | 2001-08-24 | Chargeur a rouleau et imprimante sur bande |
AU2001280146A AU2001280146A1 (en) | 2000-08-28 | 2001-08-24 | Roll cassette and tape printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000287085A JP2002096947A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | ロールカセット及びテープ印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096947A true JP2002096947A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18770894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000287085A Pending JP2002096947A (ja) | 2000-08-28 | 2000-09-21 | ロールカセット及びテープ印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002096947A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000287085A patent/JP2002096947A/ja active Pending
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