JP2010069831A - 熱転写プリンタの印刷対象物搬送機構、及び熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタの印刷対象物搬送機構、及び熱転写プリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】印刷対象物における不要部分を可能な限り削減することが可能な印刷対象物搬送機構を提供する。
【解決手段】サーマルヘッド5によってロール紙Sに対して印刷処理を行う熱転写プリンタ1に適用され印刷対象物搬送機構6であって、サーマルヘッド5との間でロール紙Sを押し付けて挟み込むプラテンローラ61と、ロール紙Sの搬送速度を制御するフィードローラ62と、フィードローラ62との間でロール紙Sを挟み込むピンチローラ63とを備え、フィードローラ62及びピンチローラ63を、サーマルヘッド5及びプラテン61よりも印刷方向における上流側に配置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱転写プリンタにおいて印刷対象物を印刷方向へ搬送するための印刷対象物搬送機構、及び熱転写プリンタに関するものである。
従来より、熱転写プリンタにおいて、用紙等の印刷対象物を搬送する機構として、印刷対象物の搬送速度を制御するフィードローラと、このフィードローラとの間で印刷対象物を挟み込み得るピンチローラとを備えてなり、これらフィードローラ及びピンチローラを、サーマルヘッドよりも印刷方向における下流側に配置したものが知られている。このような搬送機構を備えた熱転写プリンタは、搬送機構のフィードローラ及びピンチローラによって挟み込んだ印刷対象物を所定の搬送方向に向かって引っ張りながらサーマルヘッドで印刷対象物に対して印刷処理を行うようにしている(特許文献1参照)。
特開2006−212818号公報
ところで、印刷対象物に対して印刷処理を開始する前に、印刷対象物の先端部をフィードローラとピンチローラとによって挟み込む必要がある。このような条件下において、従来のように、フィードローラ及びピンチローラを、サーマルヘッドよりも下流側に配置した態様であれば、印刷対象物の先端部がフィードローラ及びピンチローラによって挟み込まれる位置まで印刷対象物を予めサーマルヘッドよりも下流側に送らなければならない。その結果、印刷対象物のうち、フィードローラ及びピンチローラによって挟み込まれる印刷対象物の先端部からサーマルヘッドによって印刷される印刷開始位置までの部分(領域)は、印刷ができず、プリンタから排出された後にカットされる不要部分(不要領域)になる。このように、従来の態様では、カットされて廃棄され得る不要部分が印刷対象物に必ず生じ、この不要部分は、サーマルヘッドと、フィードローラ及びピンチローラとの離間距離が長ければ長いほど当然拡大するものであった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、印刷対象物における不要部分(不要領域)を可及的に小さくすることが可能な印刷対象物搬送機構、及びこのような印刷対象物搬送機構を備えた熱転写プリンタを提供することにある。
すなわち本発明の印刷対象物搬送機構は、サーマルヘッドによって印刷対象物に対して印刷処理を行う熱転写プリンタに適用されるものであって、サーマルヘッドとの間で印刷対象物を押し付けて挟み込むプラテンと、印刷対象物の搬送速度を制御するフィードローラと、このフィードローラとの間で印刷対象物を挟み込むピンチローラとを備えてなり、フィードローラ及びピンチローラを、サーマルヘッド及びプラテンよりも印刷方向における上流側に配置していることを特徴とする。
ここで、印刷対象物とは、用紙やフィルム等、印刷可能な印刷面を有する種々の媒体を含む概念である。
このようなものであれば、従来のようにフィードローラ及びピンチローラをサーマルヘッド及びプラテンローラよりも印刷方向における下流側に配置した従来の搬送機構と比較して、印刷対象物に対する印刷処理を開始する前に、印刷対象物を、その先端部がサーマルヘッドを通過してフィードローラ及びピンチローラによって挟み込まれる位置まで送る必要がないため、印刷対象物における印刷開始位置を印刷対象物の先端部側に可及的に近寄せることができる。したがって、印刷対象物のうち、印刷処理を施すことができずにカットされて廃棄され得る不要部分(不良領域)を大幅に減らすことができる。なお、印刷対象物の「先端部」とは、印刷対象物の「先端」及び「先端近傍」の何れをも含む概念である。
特に、プラテンが、回転可能に設けられたプラテンローラであり、このプラテンローラの回転速度をフィードローラの回転速度よりも速く設定していれば、フィードローラとプラテンローラとの間において印刷対象物が必要以上に弛むことを防止することができる。
さらに、プラテンローラとフィードローラとを同期させて、フィードローラの回転速度がプラテンローラの回転速度よりも速いか否かを感知し易くするには、印刷対象物搬送機構を、フィードローラに追従してプラテンローラを動作させる連動手段をさらに備えたものとすればよい。
サーマルヘッドを通過して印刷対象物に密着したリボンを印刷対象物から剥離する剥離部材を有するインクリボンを備えた熱転写プリンタに適用される印刷対象物搬送機構の好適な態様としては、印刷対象物搬送機構が、剥離部材によってリボンを剥離した印刷対象物を印刷方向へ案内するガイド部材を備え、ガイド部材と剥離部材との離間距離を調整することにより、印刷対象物における先端部と印刷開始位置との寸法を調整可能に構成した態様が挙げられる。これは、サーマルヘッドを通過した印刷対象物が、ガイド部材によって印刷方向へ案内される一方、サーマルヘッドによって印刷対象物に密着したインクリボンのリボンが、剥離部材によって印刷対象物から剥離される点に着目し、印刷対象物が、その先端部から、ガイド部材と剥離部材との離間寸法と同一寸法、又はガイド部材と剥離部材との離間寸法よりも大きく離れた箇所に印刷処理が開始されれば、剥離部材によりリボンを確実に剥離させることができる。
また、本発明の熱転写プリンタは、サーマルヘッドと、上述した構成をなす印刷対象物搬送機構とを備えたものである。このようなものであれば、上述した種々の作用効果を発揮し、実用性に優れた熱転写プリンタとなる。
本発明の印刷対象物搬送機構及び熱転写プリンタによれば、印刷対象物に対する印刷処理を開始する前に、印刷対象物を、その先端部がサーマルヘッドを通過してフィードローラ及びピンチローラによって挟み込まれる位置まで送る必要がないため、印刷対象物における印刷開始位置を印刷対象物の先端部側に可及的に近寄せることができ、印刷対象物における不要部分を有効に削減することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る印刷対象物搬送機構6は、熱転写プリンタ1に適用され、用紙等の印刷対象物Sを所定の印刷方向へ搬送するためのものである。
熱転写プリンタ1は、図1に示すように、本実施形態における印刷対象物たるロール紙Sを巻回して順次印刷方向に向かって巻き出す印刷対象物供給部2と、印刷方向に沿って並べた複数の印刷ユニット3と、排出口側に設けたカット部4とを備えたものである。
各印刷ユニット3は、図1及び図2に示すように、サーマルヘッド5と、印刷対象物搬送機構6と、インクリボン7とを備えたものである。
サーマルヘッド5は、発熱素子(図示省略)を発熱させて印刷対象物Sに印刷を行う周知のものである。
印刷対象物搬送機構6は、サーマルヘッド5との間で印刷対象物Sを押し付けて挟み込むプラテン61と、ロール紙Sの搬送速度を制御するフィードローラ62と、フィードローラ62との間でロール紙Sを挟み込むピンチローラ63とを備えたものである。
本実施形態では、プラテン61として、回転可能に設けられたプラテンローラ61を適用している。このプラテンローラ61は、図3に示すように、ロール紙Sが直接接するプラテンローラ本体611と、このプラテンローラ本体611よりも外側方に設けられたプラテンローラ側ギア612とを一体又は一体的に有するものである。これらプラテンローラ本体611及びプラテンローラ側ギア612は、共通の軸周りに回転するものである。
フィードローラ62は、図3に示すように、ロール紙Sが直接するフィードローラ本体621と、このフィードローラ本体621よりも外側方に設けられたフィードローラ側ギア622とを一体又は一体的に有するものである。これらフィードローラ本体621及びフィードローラ側ギア622は、共通の軸周りに回転するものである。
ピンチローラ63は、フィードローラ62との間でロール紙Sを挟み込み得る挟込位置と、フィードローラ62から離間してこのフィードローラ62との間でロール紙Sを挟み込み得ない非挟込位置(図示省略)との間で移動可能に設けられたものである。
本実施形態に係る印刷対象物搬送機構6は、プラテンローラ61を、フィードローラ62に追従して動作させる連動手段64をさらに備えている。なお、図1では、最上流側の印刷ユニット3にのみ連動手段64を図示し、他の印刷ユニット3では図示を省略している。
連動手段64は、プラテンローラ側ギア612とフィードローラ側ギア622との間に設けた複数のギア(第1ギア641、第2ギア642、第3ギア613)により構成されたギア機構である。具体的には、連動手段64を、フィードローラ側ギア622に噛み合う第1ギア641と、この第1ギア641に噛み合う相対的に小さい径を有する第2ギア642と、この第2ギア642及びプラテンローラ側ギア612に噛み合う第3ギア613とから構成している。なお、プラテンローラ側ギア612とフィードローラ側ギア622を連動手段64(ギア機構)の一部と見なした場合、本実施形態のプラテンローラ61及びフィードローラ62は、それぞれ対応する部分に連動手段64の一部を設けたものであるといえる。また、各図では、各ギア(プラテンローラ側ギア612、フィードローラ側ギア622、第1ギア641、第2ギア642、第3ギア613)の外周面に形成している複数の歯を省略している。
このような構成により、フィードローラ62を回転駆動させる単一の駆動源(図示省略)を用いて、プラテンローラ61を、連動手段64を介してフィードローラ62の回転に従動させることが可能になる。
そして、本実施形態では、各印刷ユニット3において、フィードローラ62及びピンチローラ63をサーマルヘッド5及びプラテンローラ61よりも印刷方向における上流側に配置している。つまり、本実施形態の印刷対象物搬送機構6は、フィードローラ62及びピンチローラ63によりロール紙Sをサーマルヘッド5及びプラテンローラ61に向かって送り出す構成のものである。さらに、相対的に印刷方向における下流側に配置したプラテンローラ61と相対的に印刷方向における上流側に配置したフィードローラ62との間でロール紙Sに必要以上の弛みが生じないように、プラテンローラ61の回転速度をフィードローラ62の回転速度よりも速く設定している。さらに、この印刷対象物搬送機構6は、プラテンローラ61にトルクリミッタ613を設け、プラテンローラ61に対して所定回転速度よりも速く回転させるような一定の負荷がかかるとプラテンローラ61が空転するようにしている。
また、各印刷ユニット3に着脱可能に搭載されたインクリボン7は、供給側リボン75コア71と、供給側リボン75コア71から巻き出したリボンをサーマルヘッド5側に案内する供給側リボン75ガイド72と、サーマルヘッド5を通過してロール紙Sに密着したリボンをロール紙Sから剥離する剥離部材73と、巻取側リボンコア74とを備えたものである。供給側リボン75ガイド72は、サーマルヘッド5よりも印刷方向における上流側に設けられたものである。剥離部材73は、サーマルヘッド5よりも印刷方向における下流側に設けられたものである。これら供給側リボン75ガイド72及び剥離部材73は、それぞれ回転可能に設けられたロール状のものである。供給側リボン75コア71に巻回した供給側リボン75は、サーマルヘッド5側に巻き出されて熱転写処理に供された後、巻取側リボンコア74に順次巻き取られる。以下の説明では、巻取側リボンコア74に巻き取られたリボンを巻取側リボン76と称するものとする。
本実施形態に係る印刷対象物搬送機構6は、インクリボン7の剥離部材73によってリボンを剥離したロール紙Sを印刷方向へ案内するガイド部材65をさらに備えている。ガイド部材65は、ロール紙Sの印刷方向に沿って剥離部材73から所定距離離間した位置に設けられたものである。本実施形態では、ガイド部材65として、回転可能に設けられたロール状のものを適用している。
本実施形態に係る熱転写プリンタ1は、このような印刷対象物搬送機構6を備えた印刷ユニット3を、円弧状をなす印刷方向に沿って、所定ピッチ毎に複数配置している。各印刷ユニット3にはそれぞれ異なる色のインクをリボンに塗布したインクリボン7がセットされており、搬送方向に沿って搬送されるロール紙Sに順次印刷処理を行うようにしている。最下流側に配置される印刷ユニット3は、ロール紙Sの少なくとも一方の面に保護層を形成するオーバープリント用のものである。また、熱転写プリンタ1は、印刷方向に沿った最上流側の印刷ユニット3よりも上流側に、ロール紙Sの裏面に、少なくとも画像印刷処理の設定情報である印刷設定情報、いわゆるバックプリントを印刷する裏面印刷部8を配置している。
次に、このような熱転写プリンタ1の動作及び作用について説明する。
先ず、印刷対象物供給部2から供給されて裏面印刷部8に到達したロール紙Sは、裏面印刷部8によって裏面に少なくとも印刷設定情報が印刷される。次いで、最上流側に配置された印刷ユニット3にロール紙Sが到達すると、その印刷ユニット3におけるフィードローラ62と挟込位置に位置付けたピンチローラ63とによってロール紙Sを挟み込む。そして、フィードローラ62及びピンチローラ63が回転することにより、ロール紙Sを印刷方向に沿ってサーマルヘッド5側へ搬送する。ところで、サーマルヘッド5を通過したロール紙Sは、ガイド部材65によって次点の印刷ユニット3に向かって印刷方向へ案内される一方、サーマルヘッド5によってロール紙Sに密着したインクリボン7のリボンは、剥離部材73によってロール紙Sから剥離される。したがって、ロール紙Sは、その先端部から、ガイド部材65と剥離部材73との離間寸法と同一寸法離れた箇所又はガイド部材65と剥離部材73との離間寸法よりも大きく離れた箇所から印刷処理が開始されれば、剥離部材73によりリボンを剥離させることが可能である。この点に着目し、本実施形態の印刷対象物搬送機構6は、ガイド部材65と剥離部材73との離間距離を調整することにより、ロール紙Sにおける先端部と印刷開始位置との寸法を調整可能に構成している。本実施形態では、ガイド部材65と剥離部材73との離間距離を例えば十数mm〜数mmに設定している。これにより、フィードローラ62及びピンチローラ63によってサーマルヘッド5側に搬送されたロール紙Sのうち、サーマルヘッド5とプラテンローラ61との間に挟み込まれる箇所が、ロール紙Sの先端部から十数mm〜数mm離れた箇所となった時点で、サーマルヘッド5により印刷処理が開始される。
サーマルヘッド5によりロール紙Sに密着したリボンは、剥離部材73によってロール紙Sから剥離された後、巻取側リボン76として巻取側リボンコア74に巻き取られる。なお、リボンに塗布されたインクは、印刷処理命令に応じてロール紙Sに熱転写される、或いはロール紙Sに熱転写されることなくリボンに塗布した状態のまま巻取側リボン76として巻取側リボンコア74に巻き取られる。印刷処理命令とは、印刷処理開始前に入力された印刷画像に関する情報である印刷画像入力情報に基づいてロール紙Sに対してインクを転写するか否かを指示する命令(印刷パターン)である。
リボンを剥離したロール紙Sは、次点の印刷ユニット3に搬送され、上述した工程を繰り返し、全ての印刷ユニット3を通過し終えた後にカット部4でカットされ、排出口から排出される。
このように、本実施形態に係る熱転写プリンタ1の印刷対象物搬送機構6は、フィードローラ62及びピンチローラ63を、サーマルヘッド5及びプラテンローラ61よりも印刷方向における上流側に配置しているため、従来のようにフィードローラ62及びピンチローラ63をサーマルヘッド5及びプラテンローラ61よりも印刷方向における下流側に配置している態様と比較して、ロール紙Sに対する印刷処理を開始するにあたって、ロール紙Sを、その先端部がサーマルヘッド5を通過してフィードローラ62及びピンチローラ63によって挟み込まれる位置まで予め送っておく必要がないため、ロール紙Sにおける印刷開始位置をロール紙Sの先端部に可能な限り近付けることができる。その結果、ロール紙Sのうち、印刷を施すことが物理的に不可能な部分であって後ほどカットされて廃棄され得る不要部分を従来よりも飛躍的に減らすことができる。
さらに、プラテンローラ61の回転速度をフィードローラ62の回転速度よりも速く設定しているため、フィードローラ62とプラテンローラ61との間においてロール紙Sが不用意に弛むことを防止することができる。
また、プラテンローラ61を連動手段64(ギア機構)を介してフィードローラ62に連動させるようにしているため、プラテンローラ61とフィードローラ62とを同期させながら作動させることができ、フィードローラ62の回転速度がプラテンローラ61の回転速度よりも速いか否かを感知し易い構造となる。
特に、ガイド部材65とインクリボン7の剥離部材73との離間距離を調整することにより、ロール紙Sにおける先端部と印刷開始位置との寸法を調整可能に構成しているため、ガイド部材65とインクリボン7の剥離部材73との離間距離を他の部材や機構に悪影響を及ぼさない範囲で可及的に小さく設定することにより、ロール紙Sにおける不要部分を効果的に減らすことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、プラテンとして、回転可能に設けられたプラテンローラに代えて、ボード状のものを適用してもよい。また、インクリボンにおける各リボンガイドや剥離部材、或いは搬送機構におけるガイド部材が、それぞれ回転しないもの、例えば板状のものでもあっても構わない。また、印刷対象物として、ロール状に巻回されたものに代えて、カード状のものを適用してもよい。
また、印刷対象物として、熱せられると化学反応を起こす発色剤を紙に塗った感熱紙を適用した場合には、インクリボンを有さない熱転写プリンタであっても構わない。
また、上述した実施形態では、複数の印刷ユニットを備えたマルチヘッドタイプの熱転写プリンタとして、複数の印刷ユニットを円弧状に並べたものを例示したが、複数の印刷ユニットを直線状に並べた熱転写プリンタであっても構わない。
さらに、熱転写プリンタとして、印刷ユニットを1つだけ備え、印刷対象物をこの印刷ユニットに対して複数回往復動作させることによって複数色の印刷処理が可能ないわゆるスイングタイプのものを適用してもよい。この場合、印刷対象物搬送機構が、フィードローラ及びピンチローラをサーマルヘッド及びプラテンローラよりも印刷方向における上流側に配置したものとすることにより、印刷を行う前に予め印刷対象物の先端部がフィードローラ及びピンチローラによって挟み込まれる位置まで印刷対象物を一旦送る工程が不要となり、印刷処理時間を短縮することができる。なお、フィードローラ及びピンチローラはサーマルヘッドよりも戻し方向における下流側に配置したものとなるが、印刷方向における上流側に配置したものであることに変わりはない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本実施形態に係る熱転写プリンタの全体概要図。 図1の一部拡大図。 同実施形態における印刷対象物搬送機構の連動手段を示す図。
符号の説明
1…熱転写プリンタ
5…サーマルヘッド
6…印刷対象物搬送機構
61…プラテン(プラテンローラ)
62…フィードローラ
63…ピンチローラ
64…連動手段(ギア機構)
65…ガイド部材
7…インクリボン
73…剥離部材
S…印刷対象物(ロール紙)

Claims (5)

  1. サーマルヘッドとの間で印刷対象物を押し付けて挟み込むプラテンと、印刷対象物の搬送速度を制御するフィードローラと、当該フィードローラとの間で印刷対象物を挟み込むピンチローラとを備えてなり、前記サーマルヘッドによって前記印刷対象物に対して印刷処理を行う熱転写プリンタに適用される印刷対象物搬送機構であって、
    前記フィードローラ及び前記ピンチローラを、前記サーマルヘッド及び前記プラテンよりも印刷方向における上流側に配置していることを特徴とする熱転写プリンタの印刷対象物搬送機構。
  2. 前記プラテンが、回転可能に設けられたプラテンローラであり、
    当該プラテンローラの回転速度を前記フィードローラの回転速度よりも速く設定している請求項1に記載の熱転写プリンタの印刷対象物搬送機構。
  3. 前記プラテンローラを、前記フィードローラに追従して動作させる連動手段をさらに具備している請求項2に記載の熱転写プリンタの印刷対象物搬送機構。
  4. インクリボンを備えた熱転写プリンタに適用される印刷対象物搬送機構であり、
    前記インクリボンが、前記サーマルヘッドを通過して前記印刷対象物に密着したリボンを印刷対象物から剥離する剥離部材を備えたものであり、
    前記剥離部材によって前記リボンを剥離した前記印刷対象物を印刷方向へ案内するガイド部材を備え、当該ガイド部材と前記剥離部材との離間距離を調整することにより、前記印刷対象物における先端部と印刷開始位置との寸法を調整可能に構成している請求項1乃至3の何れかに記載の熱転写プリンタの印刷対象物搬送機構。
  5. サーマルヘッドと、請求項1乃至4の何れかに記載の印刷対象物搬送機構とを備えたものであることを特徴とする熱転写プリンタ。
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