JP5457020B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル連続体やタグ連続体等の被印字媒体とインクリボンとを、サーマルヘッドとプラテンローラとで挟持搬送して印字を行う熱転写プリンタに関する。
一般的な熱転写プリンタは、サーマルヘッドとプラテンローラとで、ラベル等の被印字媒体とインクリボンとを挟持搬送し、サーマルヘッドの発熱体を選択的に発熱させることにより、被印字媒体の印字面にインクリボンからインクを転写させて印字を行う。また、転写後のインクリボンは、搬送方向を転向させる転向手段を介してリボン巻き取り軸によって巻き取るようになっている。
リボン巻き取り軸にインクリボンを巻き取るに際し、インクリボンの幅方向の左右で印字面積が異なる場合には、インクリボンに加わる張力が左右で均等にならない。従って、インクリボンが剥離ローラに対して位置ズレして斜行し、インクリボンにシワが発生して印字品質が低下してしまう恐れがある。そこで、転向手段として、インクリボンの幅方向の中央部において最も凹となる左右対称の勾配形状にする転向シャフトを設けることで、インクリボンにシワが発生することを防止する熱転写プリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、ラベルを1枚分印字後に逆搬送して、次のラベル片の印字開始位置に戻す動作を行う熱転写プリンタに、従来技術を適用した場合には、順搬送と逆搬送とを連続又は間欠に行うことで、インクリボンにシワが発生し、印字品質が低下してしまうという問題点があった。
特開2007−136978号公報
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、順搬送と逆搬送とを連続又は間欠に行っても、インクリボンにおけるシワの発生を極めて軽減させることができる熱転写プリンタを提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、被印字媒体とインクリボンとを、サーマルヘッドとプラテンローラとで挟持搬送しながら被印字媒体に印字を施す熱転写プリンタであって、前記インクリボンの搬送経路に、前記インクリボンに直交して配置され、前記インクリボンとの当接箇所が、幅方向の中央部において最も凹となる左右対称の勾配形状になっている当接手段を具備し、前記当接手段は、印字を施す方向に前記被印字媒体が搬送される順搬送時には、前記インクリボンが幅方向の全域に当接する動作状態に移動され、前記順搬送時とは逆方向に前記被印字媒体が搬送される逆搬送時には、前記インクリボンの両端部近傍のみが当接する非動作状態に移動させ、前記順搬送および前記逆搬送に伴って、前記インクリボンとの摩擦力によって移動され、前記動作状態と前記非動作状態とが切り換えられることを特徴とする熱転写プリンタ存する
た請求項記載の発明の要旨は、前記当接手段は、前記インクリボンと平行な回動軸によって回動可能に支持され、解放端側が前記インクリボンとの当接箇所になっていることを特徴とする請求項記載の熱転写プリンタに存する。
また請求項記載の発明の要旨は、前記当接手段を移動させ、前記動作状態と前記非動作状態とを切り換える切り換え手段を具備し、前記切り換え手段は、前記順搬送時には、前記インクリボンが幅方向の全域に当接する動作状態に前記当接手段を移動させ、前記逆搬送時には、前記インクリボンに当接しない非動作状態に前記当接手段を移動させることを特徴とする請求項1記載の熱転写プリンタに存する。
本発明の熱転写プリンタは、インクリボンの搬送経路に、インクリボンに直交して配置され、インクリボンとの当接箇所が、幅方向の中央部において最も凹となる左右対称の勾配形状になっている当接手段を設け、印字を施す方向に被印字媒体が搬送される順搬送時には、インクリボンが幅方向の全域に当接する動作状態に当接手段を移動させ、順搬送時とは逆方向に被印字媒体が搬送される逆搬送時には、インクリボンが幅方向の全域に当接しない非動作状態に当接手段を移動させるように構成されている。これにより、順搬送時には、リボン巻き取り軸にインクリボンを巻き取るに際し、インクリボンの幅方向の両端側が中央部よりも強く引っ張られ、リボン巻き取り軸によって巻き取られるインクリボンの幅方向の両端部が外側に引っ張られた状態となる。また、逆搬送時には、リボン供給軸にインクリボンを巻き戻すに際し、当接手段の作用を抑えることができる。従って、本発明の熱転写プリンタは、順搬送と逆搬送とを連続又は間欠に行っても、インクリボン2におけるシワの発生を極めて軽減させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明の熱転写プリンタは、順搬送および逆搬送に伴って、インクリボンとの摩擦力によって当接手段が移動され、動作状態と非動作状態とが切り換えられるように構成されている。これにより、本発明の熱転写プリンタは、当接手段を移動させる特別な機構を設けることなく、動作状態と非動作状態とを切り換えることができるという効果を奏する。
さらに、本発明の熱転写プリンタは、当接手段をインクリボンと平行な回動軸によって回動可能に支持し、インクリボンとの当接箇所を当接手段の解放端側としている。これにより、本発明の熱転写プリンタは、インクリボンとの摩擦力によって当接手段をスムーズに移動させることが可能になり、動作状態と非動作状態とを切り換えを容易に行うことができるという効果を奏する。
さらに、本発明の熱転写プリンタは、当接手段を移動させ、動作状態と非動作状態とを切り換える切り換え手段を設け、切り換え手段によって、順搬送時には、インクリボンが幅方向の全域に当接する動作状態に当接手段を移動させ、逆搬送時には、インクリボンに当接しない非動作状態に当接手段を移動させるように構成されている。これにより、本発明の熱転写プリンタは、非動作状態において、当接手段をインクリボンに完全に当接しない位置に退避させることができ、インクリボンの逆搬送に際して当接手段が作用することを完全に防止することが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る熱転写プリンタの第1の実施の形態の構成を示す概略側面図であり、図2は、図1に示す転向部の動作状態における構成を示す概略側面図であり、図3は、図2に示す矢印X方向から見た動作状態の転向部の構成を示す概略正面であり、図4は、図1に示す転向部の非動作状態における構成を示す概略側面図であり、図5は、図4に示す矢印Y方向から見た非動作状態の転向部の構成を示す概略正面である。
第1の実施の形態の熱転写プリンタ10は、帯状に連続して形成されているラベルやタグ等の被印字媒体1に印字を施す印字装置である。図1を参照すると、熱転写プリンタ10は、印字部として、プラテンローラ11と、複数の発熱体が幅方向に形成されている面(以下、印字面と称す)がプラテンローラ11に対向するように配置されたサーマルヘッド12とを有する。熱転写プリンタ10は、被印字媒体1とインクリボン2とを重ねてプラテンローラ11とサーマルヘッド12との間に挟持搬送し、サーマルヘッド12の発熱体を選択的に発熱させることにより、被印字媒体1にインクリボン2からインクを転写させて印字を施すように構成されている。以下、印字を施すために行われる被印字媒体1およびインクリボン2の搬送を順搬送と称す。
被印字媒体1は、紙管等の筒状体にロール状に巻き回された状態、すなわちロール紙3として供給部13に回転可能に支持される。供給部13から引き出された被印字媒体1は、印字部に向けて転向させる案内ローラ16を介して、プラテンローラ11とサーマルヘッド12との間に供給される。
インクリボン2は、印字部の上部(上方)に配置され、プラテンローラ11に連動して回転駆動されるリボン巻き取り軸14と、リボン供給軸15との間に架け渡される。リボン供給軸15にロール状に巻き回された状態で支持されたインクリボン2は、リボン供給軸15から引き出されたインクリボン2を印字部に向けて転向させる案内ローラ17を介して、プラテンローラ11とサーマルヘッド12との間に被印字媒体1と重ねられて供給される。そして、転写後のインクリボン2は、転写後のインクリボン2をリボン巻き取り軸14に向けて転向させることで、転写後のインクリボン2を被印字媒体1から剥離される。剥離されたインクリボン2は、リボン巻き取り軸14に向けて転向させる転向部20を介して、リボン巻き取り軸14によって巻き取られるようになっている。
第1の実施の形態の熱転写プリンタにおいては、印字を施す方向に被印字媒体1が搬送される順搬送と、順搬送とは逆方向に被印字媒体1が搬送される逆搬送とが行われるように構成されている。すなわち、印字が施されたラベルやタグは、さらに被印字媒体1を順搬送することで、排出口18から装置外に排出される排出動作が行われる。また、被印字媒体1の順搬送に伴い、使用済みのインクリボン2も、印字が施されたラベルやタグの排出動作に伴って順搬送され、リボン巻き取り軸14に巻き取られる。また、印字が施されたラベルやタグが排出口18から装置外に排出された状態では、次のラベルやタグの先端が、順搬送の方向においてサーマルヘッド12よりも下流に位置している。従って、被印字媒体1を逆搬送して次のラベルやタグの先端を印字開始位置に戻してから、次のラベルやタグに印字が施される。また、被印字媒体1の逆搬送に伴い、インクリボン2も、逆搬送され、リボン供給軸15に巻き戻される。
転向部20は、インクリボン2の搬送経路において、プラテンローラ11およびサーマルヘッド12からなる印字部と、リボン巻き取り軸14との間に配置されている。第1の実施の形態では、サーマルヘッド12が取り付けられているヘッド取り付けプレート19に転向部20が設けられている。
転向部20は、図2および図3を参照すると、インクリボン2と平行に当接し、インクリボン2をリボン巻き取り軸14に向けて転向させる第1の当接片21と、第1の当接片21とサーマルヘッド12との間に配置された第2の当接片22とからなる。第2の当接片22は、インクリボン2との当接箇所が、幅方向の中央部Cにおいて最も凹となる左右対称の勾配形状になっている。なお、第1の当接片21は、円柱状のローラ部材としても良い。
また、第2の当接片22は、インクリボン2と平行な回動軸23によって、回動可能に支持され、解放端側がインクリボン2との当接箇所になっている。また、ヘッド取り付けプレート19には、第2の当接片22の回動を規制する第1の規制面19aと第2の規制面19bとが形成されている。第2の当接片22は、第1の規制面19aと第2の規制面19bとの間で回動可能に構成されている。外力が作用しない状態では、第2の当接片22は、バネ24によって第2の規制面19bに当接して回動が規制された状態となる。
インクリボン2が順搬送されると、第2の当接片22は、インクリボン2との摩擦力によって図2に矢印Aで示す方向(リボン巻取方向)に回動される。これにより、ヘッド取り付けプレート19に形成されている第1の規制面19aに当接して回動が規制され、図3に示すように、第2の当接片22において最も凹となる幅方向の中央部Cが、第1の当接片21よりも下方に位置する。従って、インクリボン2は、左右対称の勾配形状になっている第2の当接片22に対して、幅方向の全域が当接しながら搬送される動作状態となる。動作状態では、リボン巻き取り軸14にインクリボン2を巻き取るに際し、インクリボン2の幅方向の両端側が中央部よりも強く引っ張られる。従って、リボン巻き取り軸14によって巻き取られるインクリボン2の幅方向の両端部が外側に引っ張られた状態となり、特に第2の当接片22よりも上流側においてインクリボン2にシワが発生することを防止できる。
インクリボン2が逆搬送されると、第2の当接片22は、バネ24の付勢力によって図4に矢印Bで示す方向に回動される。これにより、図5に示すように、第2の当接片22において最も凹となる幅方向の中央部Cが、第1の当接片21よりも上方に位置する。従って、インクリボン2は、左右対称の勾配形状になっている第2の当接片22に対して、幅方向の全域が当接することなく、両端部近傍のみが当接しながら搬送される非動作状態となる。非動作状態では、リボン供給軸15にインクリボン2を巻き戻すに際し、第2の当接片22の作用を抑えることができるため、インクリボン2へのシワの発生を防止することができる。なお、第2の当接片22が十分に軽量な部材である場合には、非動作状態に移行させるためのバネ24を省略することが可能となる。すなわちインクリボン2が逆搬送されると、第2の当接片22は、インクリボン2との摩擦力によって図4に矢印Bで示す方向に回動され、非動作状態となる。非動作状態において、第2の当接片22の自重によって、インクリボン2に当接されることになる。しかし、第2の当接片22は、十分に軽量な部材であるため、第2の当接片22が当接してもインクリボン2の逆搬送にほとんど影響を与えることがない。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明に係る熱転写プリンタの第2の実施の形態における転向部の動作状態の構成を示す概略側面図であり、図7は、本発明に係る熱転写プリンタの第2の実施の形態における転向部の非動作状態の構成を示す概略側面図である。
第1の実施の形態の転向部20では、インクリボン2との摩擦力やバネ24の付勢力によって、第2の当接片22が動作状態と非動作状態とに切り換えられるように構成した。これに対し、第2の実施の形態の転向部20aでは、図6および図7を参照すると、第2の当接片22を回動させる切り換え手段としてソレノイド25を設ける。インクリボン2が順搬送される場合には、ソレノイド25によって第2の当接片22に連結されているロッドを伸長させることで、第2の当接片22を図6に矢印Aで示す方向に回動させて動作状態に切り換える。また、インクリボン2が逆搬送される場合には、ソレノイド25によって第2の当接片22に連結されているロッドを縮めることで、第2の当接片22を図7に矢印Bで示す方向に回動させて非動作状態に切り換える。
ソレノイド25を動作状態と非動作状態とを切り換える切り換え手段として用いることで、インクリボン2との摩擦力によって、第2の当接片22を回動させる必要がない。従って、図7に示すように、非動作状態において、第2の当接片22をインクリボン2に完全に当接しない位置に退避させることができる。従って、インクリボン2の逆搬送に際して第2の当接片22が作用することを完全に防止することが可能になる。
また、第2の実施の形態では、動作状態と非動作状態とを切り換える切り換え手段としてソレノイド25を用いたが、モータ等の他の駆動手段を用いて第2の当接片22を回動させるようにしても良い。さらに、第2の当接片22を回動させるのではなく、ソレノイド25等の切り換え手段によって第2の当接片22を上下方向、水平方向や傾斜方向等に移動させることで、動作状態と非動作状態とを切り換えるようにしても良い。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明に係る熱転写プリンタの第3の実施の形態における転向部の動作状態の構成を示す概略側面図である。
第2の実施の形態では、インクリボン2との摩擦力によって、動作状態と非動作状態とを切り換える必要がない。そこで、第3の実施の形態の転向部20bでは、図8を参照すると、第2の当接片22の代わりに、幅方向の中央部の直径が、両端部の直径よりも小さい円柱状であり、且つ幅方向の中央部において最も凹となる左右対称の勾配形状になっている周面を有するローラ部材26を用いる。ローラ部材26をインクリボン2と直交して配置し、ソレノイド25の駆動によってローラ部材26を移動させることで、動作状態と非動作状態とを切り換えることができる。
(第4の実施の形態)
図9は、本発明に係る熱転写プリンタの第4の実施の形態における転向部の動作状態の構成を示す概略側面図であり、図10は、本発明に係る熱転写プリンタの第4の実施の形態における転向部の非動作状態の構成を示す概略側面図であり、図11は、図9に示す転向シャフトの構成を示す図であり、(a)は、正面図であり、(b)は、(a)に示すZ−Z’断面図である。
第4の実施の形態では、図9および図10を参照すると、転向部20cとして、インクリボン2と直交して配置された転向シャフト27を用いて、転写後のインクリボン2をリボン巻き取り軸14に向けて転向させるように構成されている。
転向シャフト27は、図11を参照すると、半径がR1の第1の周面27aと、幅方向の中央部の半径がR1よりも小さいR2であり、且つ幅方向の中央部において最も凹となる左右対称の勾配形状になっている第2の周面27bとが、軸心Dを中心に対象の位置に形成されている。また、転向シャフト27は、第1の周面27aと第2の周面27bとがなだらかな曲線で接続されている略円柱状をしており、軸心Dを中心に180度回動することで、第1の周面27aもしくは第2の周面27bのいずれかがインクリボン2に当接するようになっている。
インクリボン2が順搬送されると、転向シャフト27は、インクリボン2との摩擦力によって図9に矢印Aで示す方向に回動され、第2の周面27bがインクリボン2に当接する位置に移動される。これにより、第2の周面27bの幅方向の全域が当接しながら搬送される動作状態となる。また、インクリボン2が逆搬送されると、転向シャフト27は、インクリボン2との摩擦力によって図10に矢印Bで示す方向に回動され、第1の周面27aがインクリボン2に当接する位置に移動される。従って、第1の周面27aがインクリボン2と平行に当接し、第2の周面27bがインクリボン2に当接されることがない非動作状態となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、インクリボン2の搬送経路に、インクリボン2に直交して配置され、インクリボン2との当接箇所が、幅方向の中央部において最も凹となる左右対称の勾配形状になっている第2の当接片22を設け、印字を施す方向に被印字媒体1が搬送される順搬送時には、順搬送時には、インクリボン2が幅方向の全域に当接する動作状態に第2の当接片22を移動させ、順搬送時とは逆方向に被印字媒体1が搬送される逆搬送時には、インクリボン2が幅方向の全域に当接しない非動作状態に第2の当接片22を移動させるように構成されている。これにより、順搬送時には、リボン巻き取り軸14にインクリボン2を巻き取るに際し、インクリボン2の幅方向の両端側が中央部よりも強く引っ張られ、リボン巻き取り軸14によって巻き取られるインクリボン2の幅方向の両端部が外側に引っ張られた状態となる。また、逆搬送時には、リボン供給軸15にインクリボン2を巻き戻すに際し、第2の当接片22の作用を抑えることができる。従って、本実施の形態は、順搬送と逆搬送とを連続又は間欠に行っても、インクリボン2におけるシワの発生を極めて軽減させることができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、順搬送および逆搬送に伴って、インクリボン2との摩擦力によって第2の当接片22が移動され、動作状態と非動作状態とが切り換えられるように構成されている。これにより、本実施の形態は、第2の当接片22を移動させる特別な機構を設けることなく、動作状態と非動作状態とを切り換えることができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、第2の当接片22をインクリボンと平行な回動軸23によって回動可能に支持し、インクリボン2との当接箇所を第2の当接片22の解放端側としている。これにより、本実施の形態は、インクリボン2との摩擦力によって第2の当接片22をスムーズに移動させることが可能になり、動作状態と非動作状態とを切り換えを容易に行うことができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、第2の当接片22を移動させ、動作状態と非動作状態とを切り換えるソレノイド25を設け、ソレノイド25によって、順搬送時には、インクリボン2が幅方向の全域に当接する動作状態に第2の当接片22を移動させ、逆搬送時には、インクリボン2に当接しない非動作状態に第2の当接片22を移動させるように構成されている。これにより、本実施の形態は、非動作状態において、第2の当接片22をインクリボン2に完全に当接しない位置に退避させることができ、インクリボン2の逆搬送に際して第2の当接片22が作用することを完全に防止することが可能になるという効果を奏する。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
本発明に係る熱転写プリンタの第1の実施の形態の構成を示す概略側面図である。 図1に示す転向部の動作状態における構成を示す概略側面図である。 図2に示す矢印X方向から見た動作状態の転向部の構成を示す概略正面である。 図1に示す転向部の非動作状態における構成を示す概略側面図である。 図4に示す矢印Y方向から見た非動作状態の転向部の構成を示す概略正面である。 本発明に係る熱転写プリンタの第2の実施の形態における転向部の動作状態の構成を示す概略側面図である。 本発明に係る熱転写プリンタの第2の実施の形態における転向部の非動作状態の構成を示す概略側面図である。 本発明に係る熱転写プリンタの第3の実施の形態における転向部の動作状態の構成を示す概略側面図である。 本発明に係る熱転写プリンタの第4の実施の形態における転向部の動作状態の構成を示す概略側面図である。 本発明に係る熱転写プリンタの第4の実施の形態における転向部の非動作状態の構成を示す概略側面図である。 図9に示す転向シャフトの構成を示す図であり、(a)は、正面図であり、(b)は、(a)に示すZ−Z’断面図である。
符号の説明
1 被印字媒体
2 インクリボン
10 熱転写プリンタ
11 プラテンローラ
12 サーマルヘッド
13 供給部
14 リボン巻き取り軸
15 リボン供給軸
16 案内ローラ
17 案内ローラ
18 排出口
19 ヘッド取り付けプレート
19a 第1の規制面
19b 第2の規制面
20 転向部(第1の実施の形態)
20a 転向部(第2の実施の形態)
20b 転向部(第3の実施の形態)
20c 転向部(第4の実施の形態)
21 第1の当接片
22 第2の当接片(当接手段)
23 回動軸
24 バネ
25 ソレノイド(切り換え手段)
26 ローラ部材
27 転向シャフト
27a 第1の周面
27b 第2の周面

Claims (3)

  1. 被印字媒体とインクリボンとを、サーマルヘッドとプラテンローラとで挟持搬送しながら被印字媒体に印字を施す熱転写プリンタであって、
    前記インクリボンの搬送経路に、前記インクリボンに直交して配置され、前記インクリボンとの当接箇所が、幅方向の中央部において最も凹となる左右対称の勾配形状になっている当接手段を具備し、
    前記当接手段は、印字を施す方向に前記被印字媒体が搬送される順搬送時には、前記インクリボンが幅方向の全域に当接する動作状態に移動され、
    前記順搬送時とは逆方向に前記被印字媒体が搬送される逆搬送時には、前記インクリボンの両端部近傍のみが当接する非動作状態に移動させ
    前記順搬送および前記逆搬送に伴って、前記インクリボンとの摩擦力によって移動され、前記動作状態と前記非動作状態とが切り換えられることを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 前記当接手段は、前記インクリボンと平行な回動軸によって回動可能に支持され、解放端側が前記インクリボンとの当接箇所になっていることを特徴とする請求項記載の熱転写プリンタ。
  3. 前記当接手段を移動させ、前記動作状態と前記非動作状態とを切り換える切り換え手段を具備し、
    前記切り換え手段は、前記順搬送時には、前記インクリボンが幅方向の全域に当接する動作状態に前記当接手段を移動させ、前記逆搬送時には、前記インクリボンに当接しない非動作状態に前記当接手段を移動させることを特徴とする請求項1記載の熱転写プリンタ。
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