JP2010105797A - ロールシート搬送装置および記録装置 - Google Patents

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【課題】 ロールシートを装着する際にロールシートの巻き緩みを防ぎながら容易にかつ正確に装着することができるロールシート搬送装置および記録装置を提供する。
【解決手段】 巻回されたロールシートを繰り出して搬送するロールシート搬送装置である。ロールシートを挟持した状態で外側の第1の位置から内側の第2の位置へ移動可能なシート挟持手段21、22を備える。シート挟持手段がロールシートを挟持して移動する際にロールシートを巻締める方向に付勢可能な位置関係でロールシートを回転可能に支持する装着部60を備える。シート挟持手段を担持してシート挟持手段を第1の位置と第2の位置との間で移動させる移動手段33、31、32を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ロールシートを繰り出して給送するロールシート搬送装置および該ロールシート搬送を備えた記録装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置では、被記録材として、一定寸法に裁断されたカットシートの他に、ロール状に巻かれたロールシートが使用されている。ロールシートを使用する記録装置では、一般に、ロールシートを装置の背面側に装着し、ロールシートを手前側へ給送しながら記録部で記録を行い、装置の前面側へ排出するように構成されている。しかしながら、このような記録装置では、装置前面側からロールシートを装置背面側に装着する際、紙幅が広く重量物でもあるロールシートを持ち上げて装置の上方を乗り越えて装着する必要があるため、ロールシートの装着が煩雑であることが多い。作業者が装置の背面に回り込んでロールシートを装着する方法もあるが、その場合は記録装置の設置スペースを十分に確保する必要がある。また、記録装置を可動式とし、装置を移動させてロールシートを装着する方法もあるが、その場合は交換の毎に装置を移動させる必要だあり、作業者にとって負担の大きい作業を強いられることになる。
そこで、特許文献1には、装置の前面側からロールシートの装着を可能とすることで、ロールシートの装着性を改善したプリンタが開示されている。図12はかかるプリンタのシートカバーを開いたときの縦断面図であり、図13は同プリンタのシートカバーを閉じたときの縦断面図である。このプリンタでは、ローラを軸支した可動フレーム92を装置90の前面に引き出した状態で、可動フレーム92の上から巻回されたロールシート95を装置90の内部に装着する。そして、装着したロールシート95の先端部を少し繰り出して可動フレーム92上に載せ、可動フレーム92を装置内に戻すことによりロールシート95の先端部を装置内のローラ(上側のローラ)93との間で挟持した状態でセットするように構成されている。
特開2001−158142号公報
しかしながら、上記従来例では、ロールシートの先端部が位置決め保持されない状態で装置内部に搬入されるため、ロールシートが斜行した状態でセットされることがあった。また、可動フレーム92を装置内にセットするときにロールシートのカール部分が折れ曲がったり、しわが生じたりすることもあった。さらに、可動フレーム92を装置90にセットする際に、巻回されたロールシート95が緩むこともあった。ロールシート95の巻きに緩みが生じると、シート95aに斜行が生じやすくなる。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、ロールシートを装着する際にロールシートの巻き緩みを防ぎながら容易にかつ正確に装着することができるロールシート搬送装置および記録装置を提供することである。
本発明は、ロールシートを繰り出して搬送するロールシート搬送装置において、ロールシートを挟持した状態で外側の第1の位置から内側の第2の位置へ移動可能な挟持手段と、前記挟持手段がロールシートを挟持して移動する際に、ロールシートを巻締める方向に付勢可能な位置関係でロールシート回転可能に支持する装着部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る記録装置は、上記構成を有するロールシート搬送装置と、画像情報に基づいてロールシートに画像を記録する記録ヘッドと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ロールシートを装着する際にロールシートの巻き緩みを防ぎながら容易にかつ正確に装着することができるロールシート搬送装置および記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一または対応部分を示すものである。図1は本発明を適用したロールシート搬送装置を備えた記録装置の縦断面図である。記録装置100は、画像情報に基づいて記録ヘッド2によりシート10に画像を記録する装置であり、図示の記録装置は、記録ヘッド2からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置である。記録装置100はロールシート搬送装置50を備えており、ロールシート搬送装置50から記録部5へ給送されるロールシート10に対して記録が行われる。記録装置100には、CPU、メモリおよびI/O回路等を備えたコントローラからなる制御部99が設けられている。制御部99は、内部メモリに予め格納された制御プログラムに従い、駆動モータ等の動作を制御してシートの搬送を制御するとともに、画像情報に基づいて記録ヘッドを制御してシートに画像を形成する。その他、装置全体の制御を司る。
ロールシート搬送装置50は、装着部60と搬送部20とを備えている。装着部60のスプール16に巻回されたロールシート15は、搬送部20のローラ対21、22により繰り出され、記録部5へ向けて給送される。図示の構成では、搬送部20から搬送されるロールシート10は、カール矯正機構70によりカール癖を矯正しながら、Uターンガイド12を通して記録部5へ給送される。シート10が記録部5へ給送されると、まずシート10の先端を停止しているLFローラ6とピンチローラ6aのニップに突き当てて湾曲させることにより先端揃えが行われる。
次いで、LFローラ6を回転させることにより、プラテン7上の記録開始位置までシート10を搬送する。プラテン7の上部にはガイドシャフト4に沿って往復移動可能なキャリッジ3が配されており、記録ヘッド2はキャリッジ3に搭載されている。記録ヘッド2とプラテン7上のシート10との間には、インクを飛翔させるために一定の隙間が確保されている。そして、キャリッジ3の移動に同期して記録ヘッド2からインクを吐出することによりシート10に画像を形成する。記録ヘッド2の往動または復動による1ライン分の画像形成とLFローラ6による所定ピッチの搬送とを交互に繰り返すことによりページ全体の記録が行われる。記録されたシート10は、排出ガイド8の外部へ向けて搬送される。画像記録が終了すると、シート10は所定の切断位置まで搬送され、切断動作の信号によりカッタユニット9によって切断される。切り離されたシートはスタッカ等に収容され、残されたシートは記録開始位置まで巻き戻されて次の記録を待機する。
カール矯正機構70は、搬送ローラ71と、搬送ローラ71に圧接されるデカールローラ72と、デカールローラ72に対し移動可能な押付けローラ73とを有する。押付けローラ73は、軸74を中心に揺動可能なローラアーム75に回転自在に軸支されている。押付けローラ73によりシート10のカールの凸面をデカールローラ72に押付けることによりカール矯正が行われる。また、ローラアーム75の揺動位置を調整して押付けローラ73の位置を調整することにより、デカールローラ72に対するシート巻付け角度を調整してカール矯正の度合いを調整することができる。ロールシート10は、こうしてカール矯正しながら、記録部5へ給送される。
図2はロールシート搬送装置の搬送可能状態の縦断面図である。図3はロールシート搬送装置の斜視図である。図4はロールシート搬送装置の駆動部の斜視図である。図5はロールシート搬送装置の搬送部の斜視図である。図6はロールシート搬送装置のカバーを閉じたときの縦断面図である。図7はロールシート搬送装置のカバーを開けたときの縦断面図である。図8は搬送部の搬送ローラのロック手段の斜視図である。図9は搬送部の搬送ローラのロック手段の正面図である。
次にロールシート搬送装置50について説明する。スプール16にシートを巻回したロールシート15が固定され、スプール16の両端部は左右のスプールホルダ17、18に回動可能に軸支されている。スプール16にはスプールギア19が固定されている。スプール16は、巻戻しモータ26によりギア列25を介してスプールギア19を巻戻し方向に回転駆動することにより、ロールシート10を所定速度で巻戻すことができる。ギア列25には所定の許容値に設定されたトルクリミッタ27が配されている。これにより、ロールシート10に張力が作用してロールシート15に所定値以上の回転負荷が作用すると、トルクリミッタ27が空転し、巻戻しモータ26の駆動がスプール16に伝達されない。ロールシート10を搬送部20の搬送ローラ21で搬送するとき、ロールシート15はトルクリミッタ27を介してつれ回りする。このため、搬送ローラ21により搬送されるロールシート10には適度な張力(バックテンション)が作用する。この適度な張力はロールシート10の搬送性を確保する上で重要である。また、トルクリミッタ27は、ロールシート10を巻戻すときに必要以上の張力がロールシート10に作用することを防止する。さらに、ロールシート15は、巻戻しモータ26が駆動されていないときでも、ギア列25の減速比により所定の回転負荷を有する状態に保持され、これにより、ロールシート15の巻きが緩むことを防止している。
搬送部20は、搬送ローラ21および搬送ローラ22からなるローラ対と、上ガイド23と、下ガイド24とで構成されている。上ガイド23および下ガイド24は、ロールシート10を案内するガイド部材である。ロールシート搬送装置50の出口近傍には、ロールシート10の有無を検知するためのシートセンサ14が配されている。搬送コロ22は下ガイド24に回転可能に支持されており、下ガイド24の紙幅方向の両端部はガイドアーム28に固定されている。ガイドアーム28は後述する側板31、32に設けられた支点51を中心に回動可能である。従って、搬送コロ22は、支点51を中心に、搬送ローラ21に対して接離する方向に移動可能である。また、ガイドアーム28は、ばね30によって、搬送コロ22を搬送ローラ21に圧接する方向に付勢されている。こうして、搬送ローラ21の駆動を制御することでロールシート10を搬送可能な搬送部20が構成されている。
次に、装着部60について説明する。スプール16の両端部を軸支する左右のスプールホルダ17、18は、ロールシート搬送装置50の左右の枠部材34、35に固定されている。左右のスプールホルダ17、18には、スプール16と同軸関係で回動可能な左右の側板31、32が軸支されている。側板31、32には、ローラ対21、22、上ガイド23および下ガイド24等からなる搬送部20が取り付けられている。従って、搬送部20は、側板31、32の回動に伴って同様に回動する。
また、左右のスプールホルダ17、18には、スプール16と同軸関係で回動可能なカバー33が軸支されている。カバー33はロールシート15の防塵カバーである。カバー33の開閉は不図示のセンサで検知される。カバー33の左右両端部には凹部33aが形成されており、左右の側板31、32には左右の凹部33aのそれぞれと係合する凸部31a、32aが形成されている。これにより、左右の側板3132は、カバー33の回動と連動して回動可能となっている。
以上の構成によれば、搬送部20は、図6に示すようにカバー33が閉まっているときはロールシート10を搬送可能な内側の位置(第2の位置)にあり、図7に示すようにカバー33を開けたときはロールシート搬送装置50の外側の位置(第1の位置)に移動する。カバー33の回動中心部には開口部33cが設けられ、左右の側板31、32の回動中心部には開口部31c、32cが設けられている。そして、カバー33を全開の位置へ移動させると、これらの開口部33c、31c、32cが上向きの位置になるように構成されている。これにより、カバー33を開いた状態で、スプール16に巻回されたロールシート15を装着部60内へ導入するとともに、スプール16をスプールホルダ17、18に挿入することができ、ロールシート15の補充および交換を行うことができる。
左右の枠部材34、35には不図示の駆動手段により作動可能なロック部材36が取り付けられており、左右の側板31、32には、各ロック部材36のそれぞれと嵌合可能なロック孔31b、32bが形成されている。不図示のセンサでカバー33が閉じたことを検知すると、左右のロック部材36が突出して側板31、32のロック孔31b、32bに嵌合し、図6に示すようにカバー33を閉じた位置にロックして開かないようにする。図8に示すように搬送ローラ21にはローラギア38が固定されており、ロールシート搬送装置50の枠部材34には不図示の駆動源で駆動可能な伝動ギア39が取り付けられている。カバー33を閉めてローラ対21、22を搬送可能位置へ移動させると、ローラギア38が伝動ギア39と噛合うことで、搬送ローラ21が回転駆動可能となる。
一方の側板31には、図9に示すように、ローラギア38と噛合い可能なギア部40aを有するローラロック部材40が支軸41を中心に回動可能に軸支されている。ローラロック部材40は、ロックばね42によりギア部40aがローラギア38と噛合う方向(図9中の反時計回り)に付勢されている。そして、ローラロック部材40は、ギア部40aがローラギア38と噛合った状態で側板31に設けられたストッパ43と当接することで、その回動を制限されている。この状態では、搬送ローラ21がロールシート10を搬送する方向に回転しようとしても、ローラロック部材40の回動が規制されているため、搬送ローラ21は回転することができない。
また、ローラカバー33を閉じることにより側板31を回動させて搬送部20を搬送可能な位置へ移動させると、側板31に軸支されたローラロック部材40が枠部材34に形成された突出部37と当接する。これにより、図8に示すように、ローラロック部材40が時計方向に回動させられてローラギア38との噛合いを解消され、搬送ローラ21のロックが解除される。このため、ローラ対21、22は、搬送部20が搬送位置にあるときは回転可能であるが、カバー33を閉じ位置から回動させるなどして搬送部20がそれ以外の位置にあるときはロックされて回転できない状態に保持される。
図10はロールシートを搬送部のローラ対に挟持させるときのロールシート搬送装置の縦断面図である。カバー33を開いて別のロールシート15を装着した後、搬送部20がロールシート搬送装置50の外側位置にある状態でローラ対21、22を離間させ。そして、ロールシート15から若干繰り出されたシート先端部10aをローラ対の間に挿入する。次いで、ローラ対を圧接させて先端部10aを挟持する。この状態でカバー33を閉めることで、先端部10aを挟持したローラ対21、22をロールシート搬送装置50の内側位置へ移動させる。この移動の間、搬送ローラ21の回転はローラロック部材40によりロックされており、従ってシート先端部10aはローラ対のニップに挟持されたままである。また、搬送部20の外側位置から内側位置への回動移動は、図示の反時計回りであり、シート先端部10aを繰り出す方向、すなわちロールシート15を巻締める方向である。
ロールシート搬送装置50は、巻回されたロールシートを繰り出して搬送するように構成されている。このロールシート搬送装置50においては、搬送ローラ21および搬送コロ21からなるローラ対と下ガイド24とばね30により、ロールシート10を挟持可能なシート挟持手段が構成されている。このシート挟持手段は、側板31、32に取り付けられた搬送部20を兼ねている。側板31、32は、カバー33とともにスプールホルダ17、18に対し同心関係で回動移動可能に装着されている。従って、上記シート挟持手段は、カバー33および側板31、32の回動移動に伴って同様に移動可能であり、カバー33の開閉に連動してロールシート搬送装置50の外側の第1の位置(図7)と内側の第2の位置(図6)との間で移動可能である。
装着部60は、スプール16に巻回されたロールシート15を回転可能に支持している。そして、装着部60は、上記シート挟持手段がロールシート10を挟持して外側の第1の位置から内側の第2の位置へ移動する際にロールシート10に巻締め方向(ロールシートを繰り出す方向)の張力を付与する位置関係に配置されている。つまり、図7の開位置から図6の閉位置へ移動する際に、上記シート挟持手段がロールシート10の先端部を挟持した状態で図示反時計回りに回動することで、ロールシート15に緩みを生じさせない位置関係に配置されている。
従って、ロールシート搬送装置は、ロールシート10を挟持した状態で内側の第1の位置(図7)から内側の第2の位置(図6)へ移動可能なシート挟持手段を備えている。また、シート挟持手段がロールシートを挟持して移動する際にロールシートを巻締める方向に付勢可能な位置関係でロールシート15を回転可能に支持する装着部60を備えている。また、連動して回動移動可能なカバー33および側板31、32を有し、シート挟持手段を担持して外側の第1の位置(図7)と内側の第2の位置(図6)との間で移動させる移動手段を備えている。
さらに、上記シート挟持手段は、ロールシート10を繰り出しながら搬送するローラ対21、22に加え、ロック手段とロック解除手段とを備えている。このロック手段は、第1の位置から第2の位置へ移動するときにローラ対21、22の回転を阻止するローラロック部材40およびストッパ43を有する。また、このロック解除手段は、第2の位置に移動したときに上記ロック手段を解除するように配された突出部37で構成されている。また、上記シート挟持手段を構成するローラ対21、22は、内側の第2の位置にあるときにロールシート10を搬送する。このため、ロールシート搬送装置50には、第2の位置でローラ対21、22を回転させるための伝動ギア39およびローラギア38を具備する駆動伝達手段が設けられている。この場合の回転駆動力は搬送ローラ21に伝達される。
図11はロールシート搬送装置の動作のフローチャートである。次に、以上説明したロールシート搬送装置50にロールシート15をセットするときの動作について説明する。ロールシート15をセットする場合は、まずユーザが不図示の操作部のロールシート交換ボタンを押す(ステップS1)。すると、ステップS2において、センサ14のオン、オフによりロールシート10の有無を検知する。ロールシート10が無い場合は、ステップS6へ進み、駆動手段によりロック部材36を引っ込めてロック解除することにより、側板31、32を回動可能にするとともにカバー33を開放可能にする。
ステップS2でロールシート10が有ることを検知した場合は、ステップS3へ進んで巻戻しモータ26を巻戻し方向に駆動し、ステップS4においてシートセンサ14によりロールシート10の有無を検知する。ステップS4でロールシート10が無いことを検知すると、ステップS5へ進んで巻戻しモータ26を停止する。そして、ステップS6において、駆動手段によりロック部材36を引っ込めてロック解除し、側板31、32を回動可能にするとともにカバー33を開放可能にする。次いで、ステップS7において、ユーザがカバー33を回動し、不図示の開閉センサがオンになるまで回動させることによりカバー33を開放位置にする。そして、装着部60にロールシート15が存在する場合は、このロールシート15を取り出した後に別のロールシートを装着する。なお、別のロールシートは、未使用のロールシートであっても、途中までシートしたロールシートであっても良い。また、場合によっては、装着されていたロールシート15をそのまま使用することも可能である。
別のロールシート15を装着した後、ロールシート搬送装置50の外側位置にある搬送部20の下ガイド24を駆動源により回動させ、ローラ対21、22を離間させてニップを解除する。そして、図10に示すように、ロールシート15のシートを若干の長さだけ繰り出し、シート先端部10aをローラ対21、22の間に挿入する。次いで、駆動源により下ガイド24を回動させることにより搬送コロ22を搬送ローラ21に圧接させ、その間のニップにシート先端部10aを挟持させる。そして、カバー33を閉めると、ロールシート10の先端部10aを挟持したローラ対21、22がロールシート搬送装置50の内側位置へ移動する。
このとき、カバー33および搬送部20は、図7の位置から図示反時計方向へ図6の位置まで移動する。この移動の間、搬送ローラ21の回転はローラロック部材40によりロックされているので、ロールシート10の先端部10aがローラ対21、22のニップからずれたり外れたりすることはない。また、本実施形態における搬送部20の図10中の反時計方向の回動移動は、ローラ対21、22とロールシート15の間のシート10を巻締める方向であり、従ってロールシート10に巻締め方向の張力を付与しながら、搬送部20を移動させることができる。
そして、図11のステップS7において、カバー33を開放位置から閉じ位置へ回動させ、不図示の開閉センサのオンにより閉じ位置に到達したことを検知する。カバー33が閉じられたことを検知した時点で、駆動手段によりロック部材36を突出させて側板31、32とともにカバー33を閉じ位置にロックする(ステップS8)。その後、巻戻しモータ26を、ロールシート10を記録装置100の記録部5へ向けて搬送する方向に所定量だけ駆動し(ステップS9)、次の記録動作にそなえて待機する(ステップS10)。
以上説明した実施形態によれば、装着部にロールシートをセットするに際し、シート先端部を挟持した状態でシート挟持手段を装置内へ移動させる。これにより、斜行発生を防ぐとともにシートにダメージを与えることなく、ロールシートをセットすることができるロールシート搬送装置が提供される。また、ロールシートの先端を挟持するための作業を装置の外側で行うことができ、ロールシートのセット作業を簡単に行うことができるロールシート搬送装置が提供される。さらに、ロールシートをセットするときに巻きが緩むことがないため、次の記録における画質が低下することもない。
なお、以上の実施形態では、記録ヘッド2を往復移動させて記録を行うシリアル記録装置を例に挙げたが、本発明は、紙送りのみで1ラインずつ一括して記録を行うラインタイプの記録装置など、他の記録方式の場合にも同様に適用可能である。また、ロールシートの材質は、紙、プラスチックシート、写真調印画紙、布など、記録可能な種々のものを使用することができる。
本発明を適用したロールシート搬送装置を備えた記録装置の縦断面図である。 ロールシート搬送装置の搬送可能状態の縦断面図である。 ロールシート搬送装置の斜視図である。 ロールシート搬送装置の駆動部の斜視図である。 ロールシート搬送装置の搬送部の斜視図である。 ロールシート搬送装置のカバーを閉じたときの縦断面図である。 ロールシート搬送装置のカバーを開けたときの縦断面図である。 搬送部の搬送ローラのロック手段の斜視図である。 搬送部の搬送ローラのロック手段の正面図である。 ロールシートを搬送部のローラ対に挟持させるときのロールシート搬送装置の縦断面図である。 ロールシート搬送装置の動作のフローチャートである。 従来のプリンタのシートカバーを開いたときの縦断面図である。 従来のプリンタのシートカバーを閉じたときの縦断面図である。
符号の説明
2 記録ヘッド
5 記録部
10 ロールシート
20 搬送部
50 ロールシート搬送装置
60 装着部
21 搬送ローラ
22 搬送コロ
32b ロック孔
33 カバー
36 ロック部材
38 ローラギア
40 ローラロック部材
99 制御部

Claims (6)

  1. ロールシートを繰り出して搬送するロールシート搬送装置において、
    ロールシートを挟持した状態で外側の第1の位置から内側の第2の位置へ移動可能な挟持手段と、
    前記挟持手段がロールシートを挟持して移動する際に、ロールシートを巻締める方向に付勢可能な位置関係でロールシート回転可能に支持する装着部と、
    を備えることを特徴とするロールシート搬送装置。
  2. 前記挟持手段は、ロールシートを挟持して繰り出しながら搬送するローラ対と、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動するときに前記ローラ対の回転を阻止するロック手段と、前記第2の位置に移動したときに前記ロック手段を解除するロック解除手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載のロールシート搬送装置。
  3. 前記第2の位置で前記ローラ対を回転させるための駆動伝達手段を有することを特徴とする請求項2に記載のロールシート搬送装置。
  4. ロールシートのカバーの開閉に連動して、前記挟持手段を移動させる手段を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロールシート搬送装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロールシート搬送装置と、搬送されるロールシートに画像を記録する記録ヘッドと、を備えることを特徴とする記録装置。
  6. 前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
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