JP2001523976A - それぞれ2つの型半部からなる開閉可能な焼成型によって薄肉の成形体を製造する焼成炉 - Google Patents

それぞれ2つの型半部からなる開閉可能な焼成型によって薄肉の成形体を製造する焼成炉

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ハース・フランツ・ゼーニオーア
ハース・ヨハン
ザクセンホーファー・ヨハン
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フランツ・ハース・ヴァッフェルマシイネン−インドウストリー・アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 焼成炉は、開閉可能な焼成型内で肉薄の成形体を製造する。焼成型はその型半部がその中にで製造される成形体の外側形状を決定する。型半部は焼成型を形成するために対をなしてせきそ可能な焼成板によって形成されている。この焼成板は閉じた回路を通過する。この回路は反対向きの垂直な2個の搬送路を含んでいる。この搬送路内でそれぞれ、一端で前生成物を供給した焼成板を連続的に加えることによって連続的に新しく形成され、他端で1個の焼成板を取り外しことによって連続的に分解される、横にして積層された焼成板からなる焼成板積層体が設けられている。この積層体内で、焼成板とこの焼成板によって形成された焼成型が焼成シャフトを通って取出しステーションまで歩進的に移動し、その間、焼成型内で前生成物が肉薄の成形体に焼成される。この成形体は取出しステーションにおいて焼成型を分解するときにこの焼成型から取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 それぞれ2つの型半部からなる開閉可能な焼成型によって薄肉の成形体を製造 する焼成炉技術分野 本発明は焼成炉に関する。この焼成炉を通って、それぞれ2個の型半部からな る開閉可能な焼成型が搬送される。この焼成型にはその開放状態で前生成物が入 れられる。この前生成物は閉じた焼成型内で肉薄の成形体に変換される。この成 形体はその形状が、閉じた焼成型の両型半部によって画成された型キャビティに 一致している。 前生成物として、形のない生地を使用することができる。この生地は閉じた型 内で薄肉の成形体に固化されるかまたは形のない生地は閉じた型内で肉薄の成形 体に焼成される。形のない焼成生地として、人の嗜好に合う練り粉、例えば砂糖 を含まないまたは砂糖を含むワッフル練り粉が使用される。このワッフル練り粉 は型内で、練り粉の調合に応じて、硬くて脆いワッフルまたは軟らかいワッフル に焼成される。焼成生地として更に、甘い菓子または甘くない焼成菓子を製造す る際に用いられる焼成練り粉が使用される。形のない焼成生地として、人の嗜好 に適していない、澱粉をベースとして製造される焼成生地を使用することができ る。この焼成生地は型内で、腐敗可能な包装用カップに焼成可能であるかあるい は澱粉を含む腐敗可能な他の包装用製品に焼成可能である。 前生成物として、形のない生地と共に型に入れられ、製造すべき肉薄の成形体 に一体化される予備成形された成形体を使用することができるかあるいは閉じた 型内で新しい形を得る予備成形された成形体を使用することができる。技術水準 形のない生地から肉薄の成形体を製造するための細長い公知の焼成炉の場合に は、成形体を製造するための開閉可能な焼成型が、18〜140個の開閉可能な 焼成トング内に含まれている。この場合、各々の焼成型はその両型半部が焼成ト ングの両トング半部に収容されている。焼成トングは無端のチェーンにつながれ ている。このチェーンは前ヘッドと、それに続くそれぞれの焼成炉の焼成室を一 方向に連続的に通過する。前ヘッドを通過する際、焼成トングはその焼成型を開 放するために開放され、それによって先ず最初にそれぞれの肉薄の成形体を開放 した焼成型から取出し、そして計量された量の形のない生地を開放した焼成型に 入れる。続いて、焼成トングは焼成型を閉じるために再び閉鎖される。それに続 いて焼成室を通過する際に、焼成型が加熱され、閉じた焼成型に入れられた形の ない生地が肉薄の成形体に焼成される。その間、焼成型は焼成時にその中で発生 する内圧に抗して閉鎖された焼成トングによって閉鎖保持される。 この焼成炉の場合には、細長い無端の焼成トングチェーンが上下に位置する2 つの搬送平面内でそれぞれ細長い水平な焼成室を通って延び、焼成室の後側の端 部と、焼成室の前側の端部の前方に接続する前ヘッドとにおいて、一方の搬送平 面から他方の搬送平面に方向転換する。 各々の焼成トングは外側から操作可能な機械として形成されている。この焼成 トングによって、その中に含まれる焼成型が焼成炉を通って搬送され、開放およ び閉鎖され、そして閉鎖保持される。前ヘッドを通過する際に、焼成型はその焼 成トングによって開放され、短時間開放保持され、そして再び閉鎖される。焼成 室を通過する際に、閉じた焼成型はその焼成トングによって閉鎖保持される。無 端の焼成トングチェーンは駆動モータによって駆動される。この駆動モータは焼 成トングチェーンの連続的な循環運動を生じる。焼成トングが前ヘッド内で、こ の循環運動経過に割り当てられた、前ヘッド内に定置された制御機構を通過する ときに、上記循環運転によって各々の焼成トングにおいて常に同じ運動経過が生 じる。この制御機構は焼成トングチェーンの循環運動に関連してその都度焼成ト ングまたはその個々の部品の当該の運動経過を生じる。 前ヘッドを通過する際に、開放した焼成トングは製品取出しステーションを通 過する。この製品取出しステーションでは、焼成された成形体が開放した焼成型 から取り出され、炉の排出ステーションを経て前ヘッドから排出される。製品取 出しステーションの後で、開放した焼成トングは供給ステーションを通過する。 この供給ステーションでは、計量された量の形のない生地が開放した空の焼成型 に入れられる。細長い水平な焼成室を通過する際に、閉じた焼成型は閉じた焼成 トング内で加熱される。ガスで加熱された炉内で、焼成型は外部から高温のガス によって加熱される。このガスは炉の焼成室内で発生し、焼成トングの方に案内 される。電気加熱式炉では、焼成型は焼成トングのトング半部内に組み込まれた 電気加熱要素によって加熱される。この電気加熱要素は焼成室を通過する際に、 外部から電気エネルギーを供給される。 肉薄の成形体は連続する焼成サイクルでその都度焼成トングによって焼成室を 循環搬送される焼成型内で製造される。各々の焼成サイクルは当該の焼成型内で 、供給ステーションから焼成室を経て製品取出しステーションに至るその経路に 沿って行われる。個々の焼成サイクルにおいて、供給ステーションでは、形のな い生地が、その焼成トングによって前もって開放された焼成型に入れられる。こ の焼成型はその焼成トングによって閉鎖され、そして焼成型が製品取出しステー ションに達する前にその焼成トングによって再び開放されるまで閉鎖保持される 。そして、肉薄の成形体が開放した焼成型から取り出される。開放した焼成型が その焼成トングによって新たに供給ステーションに搬送されるときに、この焼成 型内で、肉薄の成形体を製造するための次の焼成サイクルが開始される。 各々の焼成サイクルにおいて、閉じた焼成型内に閉じ込められた形のない生地 は、経過する焼成プロセスによって、外部から焼成トングによって閉鎖保持され た焼成型内に分布し、発泡し、そして圧力を受けて発泡した肉薄の成形体に焼成 される。出来上がった肉薄の成形体の外側形状はその上面が焼成型の上側型半部 の焼成面の表面形状によって決定され、下面が焼成型の下側型半部の焼成面の表 面形状によって決定される。出来上がった肉薄の成形体の壁厚は焼成型の閉鎖時 の、互いに向き合った両焼成面の相互間隔によって決定される。出来上がった肉 薄の成形体の外側エッジの形状は、閉じた焼成型の型キャビティの側方の画成部 によって決定される。 焼成型閉鎖時および焼成トング閉鎖時に、両トング半部と両型半部は互いに向 き合っている。トング半部は互いに付設されたストッパーによって互いに支持し 合っている。型半部の前面に設けられた焼成面は互いに向き合い、所定の間隔を おいて互いに向き合っている。ほぼ水平に配置されたこの両焼成面はその間に、 閉じた焼成型の型キャビティを画成する。この型キャビティは焼成型内で肉薄の 成形体として製造すべき製品に応じて、側方が開放しているかあるいは型半部の 前面に取付けられたシール条片によって、側部の周りを画成されているが気密に 閉鎖されていない。この型キャビティの場合には、計量された形のない生地が圧 力下で肉薄の成形体に焼成される。焼成時に型キャビティ内で生じる焼成ガスは 、形のない生地を発泡させ、型キャビティ内に生地を分配し、両焼成面の間にお いて閉じた焼成型の型キャビティから側方に流出し、それによって閉じた焼成ト ングからそれぞれの焼成炉の焼成室に流出する。焼成型が閉じ、焼成トングが閉 じているときに、焼成ガスは焼成型の型キャビティ内で内圧を発生する。この内 圧は焼成面を経て型半部に伝達され、そこから焼成トングのトング半部に伝達さ れる。この内圧にはその都度、閉じた焼成トングが反作用する。この焼成トング はその循環中、焼成トングと焼成型に応じてその都度そのトング半部の自重によ ってあるいは外部からトング半部に作用する定置された押え部材によってあるい はトング半部に側方から取付けられた焼成トング閉鎖部材によって閉鎖保持され 、それによってストッパーが隣接するトング半部が焼成ガスによって離れること が阻止される。 焼成ガスによって発生した内圧が焼成プロセスの開始相において非常に強いガ ス発生によって上昇し、型キャビティからの焼成ガスの流出の進行によって再び 低下する。その際発生する内圧の圧力最大値は主として、型キャビティの側方の 画成部の形成に依存し、従って型キャビティが完全に開放したとき、側方の周囲 をシール条片によって画成した型キャビティの場合よりもはるかに小さい。焼成 ガスはシール条片の少数の蒸気スリットだけを通って流出することができる。 或る焼成トングの場合には、互いに枢着連結されたそのトング半部が焼成型の 型半部を含み、この焼成型が閉鎖状態で側方を開放した型キャビティを画成し、 この型キャビティ内で焼成時に内圧が少しだけ上昇する。この焼成トングの場合 には、焼成型はその都度型キャビティ上にあるトング半部の自重によってまたは 定置された押え部材によって閉鎖保持される。この押え部材はそれを通過する焼 成トングのトング半部が互いに離れないようにする。 トング半部が焼成型の型半部を含み、この焼成型が閉鎖状態でその都度側方周 囲をシール条片によって画成された型キャビティを画成し、この型キャビティ内 で焼成時に内圧が強く上昇する、焼成トングは、互いの向き合った2つの側部で 側方を閉鎖保持される。型半部が互いに枢着連結されている場合には、焼成トン グのヒンジと反対の側に、焼成トング閉鎖部材が設けられている。この焼成トン グ閉鎖部材は焼成トング閉鎖時に施錠される。各々の焼成トング閉鎖部材は、そ れぞれの焼成トングに組み込まれた、焼成トング閉鎖時に外部から操作可能な機 構である。この機構はその施錠状態で、両トング半部を互いに動かぬように連結 する。各々の焼成トング閉鎖部材は焼成トングを閉鎖した後で焼成トングを開放 する前に操作しなければならない。 公知の焼成炉の場合には、焼成トングまたはそのトング半部内に、平らな焼成 板が組み込まれているかあるいは一体化されている。この焼成板はその正面側が それぞれ焼成型の上側の型半部または下側の型半部として形成され、背面が加熱 される。 細長い公知の焼成炉は、連続的に循環するその焼成トングチェーンと共に、供 給ステーションから個々の焼成型とそれを含む循環する焼成トングを経て、循環 する焼成トングの個々の部分の運動を発生するための定置された制御機構までお よび薄肉の成形体のための排出ステーションまで、その構造と作用が、所定の統 合で準備された形のない生地から予め定められた1つだけの形状を有する肉薄の 成形体だけを製造するように特定されている。 このような焼成炉は食べられるワッフルの工業的な製造のために使用される。 このワッフルは焼成トングの循環する焼成型内で液状のワッフル練り粉から焼成 される。このワッフル練り粉は主として、小麦粉と水からなっている。焼成炉と ワッフル練り粉に応じて、製造されたワッフルはそのコンジステンシーに応じて 最大で1〜4%の水分含有量を有する、硬くて脆くて容易に割れやすいワッフル となるかあるいはそのコンジステンシーに従って8%以上の水分含有量を有する 軟らかくて弾性的なワッフルになる。 このような焼成炉は腐敗可能な平らな包装用カップを工業的に製造するために も使用される。この包装用カップは焼成トングの周囲の焼成型内で、澱粉をベー スとして作られた注入可能な形のない生地から焼成され、6〜22%の水分含有 両を有する弾性的なコンジステンシーを有する。 細長い公知の焼成炉は18〜140個の焼成トングを含むその無端の焼成チェ ーンによって、機械的に非常にコストのかかるように形成された焼成機械である 。焼成型は、多数の部品からなる焼成トング内に収容され、この焼成トングの側 方の走行車輪は焼成炉の両搬送平面内でそれぞれの焼成室を通って側方の走行レ ール上を走行する。前ヘッド内には、焼成トングの循環軌道に沿って定置された 制御カムと制御機構が設けられている。この制御カムと制御機構は焼成トングが そばを通過するときに焼成型を開閉するためにトング半部を動かし、閉じた焼成 トングを施錠および解錠するために焼成トング閉鎖部材の閉鎖機構を動かす。無 端の焼成トングチューンも機械的なコストが高くつく。この無端の焼成トングチ ェーンのために、炉の台に支持された空気圧または液圧式チェーンテンショナー が必要である。この無端の焼成トングチェーンは焼成トングに加えて更に、側方 の2本の搬送チェーンを備え、この搬送チェーンは焼成トングを互いに連結し、 焼成炉の両端に配置されたチェーン案内装置を経て循環する。 肉薄の成形体を製造するための細長い公知の焼成炉の場合には、その焼成トン グまたは焼成型の数によって決められた、肉薄の成体を製造するための異なる能 力は、主として焼成炉またはその焼成室の異なる長さに現れる。既存の細長いワ ッフル焼成炉を、大きな能力を有する新しい細長い焼成炉によって置き換えると きには、焼成炉の据え付け個所に、新しい焼成炉のための長い設置面が必要であ る。スペースが制限されている場合には、据え付け場所で供される設置面の最大 長が、細長い焼成炉と、それに接続された製造設備の能力を更に高める際の重要 制限ファクターとなる。この製造設備は、その終端部に配置された、肉薄の成形 体から製造された最終製品のための包装機械の方まで肉薄の成形体を更に処理お よび加工する。 ドイツ連邦共和国特許第714019号公報により、側方の走行ローラを介し て機械台の側壁内を案内されるワッフル成形箱が設けられているワッフル機械が 知られている。このワッフル成形箱はその上面と下面に、製造すべきワッフルの 下面と上面に一致する模様を有し、それぞれその下面を越えて下方に突出するフ ッ止めと、このフック止めに付設された、上面に隣接する錠止ピンを持っている 。この成形箱は下側の搬送平面内で上面の焼成生地が供給され、垂直な焼成シャ フトを通って焼成されたワッフル用の上側の取出しステーションまで上方に延び 定置された爪に支持される成形箱積層体の下端で、焼成型に連続的にまとめられ る。この焼成型はそれぞれ、積み重ねられて、下側の成形箱の錠止ピンに締付け られた上側の成形箱のフック止めによって互いに連結された2個の成形箱からな っている。焼成シャフトの下端にはそれぞれ、上面に焼成生地を供給した成形箱 は送り棒装置のアングルレバーによって下側から焼成シャフト内に押圧され、成 形箱積層体の最も下側の成形箱によって焼成型にまとめられている。その際、成 形箱積層体全体が定置された爪によって浮かされ、1個の成形箱の高さだけ持上 げられる。この場合、積層体の最も下側の成形箱のフック止めは新たに加えられ た成形箱の錠止ピンに締付け固定され、そして新しい最も下側の成形箱を備えた 積層体全体が定置された爪上に再び降ろされる。積層体の下端において成形箱を 互いに接合することによって、焼成型は積層体内で焼成シャフトを通って上方に 歩進的に移動し、成形型によって形成された焼成型内でワッフルが焼成される。 積層体を持ち上げることにより、積層体の最も上方の焼成型で、最も上方の成形 型のフック止めがその下にある成形型の錠止ピンから離れるように揺動し、最も 上側の成形箱は機械台の側壁内で周方向に延びる、無端コンベヤの無端の両チェ ーンリンクに連結される。この無端コンベヤは成形箱積層体から最も上側の焼成 型を分離しながらこの成形箱を持上げ、上側の搬送面と後側の垂直な搬送路を通 って下側の搬送平面内に搬送し、そして焼成シャフトの下端まで戻す。そこで、 成形箱は無端コンベヤのリンクチェーンから再び切り離される。最も上側の成形 箱を積層体から持ち上げる際に、焼成されたワッフルはその下にある成形箱の上 面に載り、上側の取り出しステーションでこの成形箱から剥がすことによって除 去される。このワッフル焼成機械は、比較的に肉薄の少数の成形箱からなる低い 焼成箱積層体を有する短い焼成シャフトを備えている。ワッフルの焼成時に成形 箱によって形成された成形型内で発生する高い内圧に耐えることができるように するために、この成形箱はフック止めと錠止ピンによって互いに固定連結されて いる。 ドイツ連邦共和国特許第714019号公報により更に、垂直な搬送路に沿っ て垂直な焼成シャフトを通って閉じた焼成型を搬送するワッフル焼成機械が知ら れている。このワッフル焼成機械の場合には、焼成型が側方の走行ヲーラを介し て機械台の側壁に沿って案内され焼成多の下面から下方に突出側方のフック止め を支持する焼成型上側部分と、焼成型上側部分に装着可能でありかつフック止め に付設された錠止ピンを有する焼成型下側部分とによって形成されている。焼成 シャフトの上端で、焼成型上側部分が機械台の側壁に沿って周方向に延びる無端 コンベヤの無端リンクチェーンに連結されている。この無端コンベヤは焼成型上 側部分とその上面に載る焼成型下側部分を、上側搬送平面と後側の垂直搬送路を 通って下側の搬送平面に搬送し、この下側搬送平面を通って焼成シャフトの下端 まで搬送する。この焼成シャフトの下端で、焼成型下側部分を支持する焼成型上 側部分は、無端コンベヤのリングチェーンから再び連結解除される。焼成シャフ トの下端では、下側搬送平面を通過する際に焼成生地を供給した焼成型下側部分 が、それに穿孔する焼成型上側部分と組み合わせられて1つの焼成型を連続的に 形成し、焼成型上側部分はそのフック止めを焼成型下側部分の錠止ピンに締付け 固定することによって焼成型下側部分に固定連結される。このようにして発生し た、閉鎖され錠止された焼成型は、垂直なスラスト棒装置によって、定置された 爪によって形成された、間隔をおいて上下に位置する焼成シャフトの積層平面を 通って歩進的に、或る積層平面から次の積層平面へ上方に向けて焼成シャフトを 通って搬送される。その間に、焼成型内でワッフルが焼成される。焼成シャフト の上端で、焼成型は、フック止めを錠止ピンから外側に揺動させた後で、再び焼 成型上側部分と焼成型下側部分から分解される。その際、最後から2番目の積層 平面内に配置された積層体の最も上側の焼成型の焼成型上側部分は、無端コンベ ヤの無端のリンクチェーンに再び連結される。この無端コンベヤはこの焼成型上 側部分を、その下にある焼成型下側部分から持上げ、最後の積層平面内に配置さ れた、焼成されたワッフルを支持する焼成型下側部分の上方に連行し、上側の搬 送平面内に配置した取出しステーションまで搬送する。この取出しステーション においてワッフルはこの焼成型下側部分から取り出される。最後から2番部の積 層平面内にとどまる、焼成されたワッフルを支持する焼成型上側部分は、スラス ト棒装置によって積層体を次に持上げる際に最後の積層平面内に持上げられる。発明の概要 本発明の課題は、2つの型半部からなる開閉可能なそれぞれの焼成型内で、肉 薄の成形体を製造するためのコンパクトな焼成炉を提供することである。 この課題を解決するために、本発明は、開閉可能な焼成型内で肉薄の成形体を 製造するための焼成炉を提案する。この焼成型の型半部がその中で製造される成 形体の外側形状を決定する。この焼成炉の場合、型半部が少なくとも対をなして 積層可能な焼成板によって形成され、この焼成板が焼成炉内で閉じた回路に沿っ て搬送され、この回路が下側の供給ステーションの次に配置された、垂直な焼成 シャフトを通って上側の取出しステーションまで延びる垂直な搬送路を含み、こ の搬送路の下端において、下側の供給ステーションで前生成物が供給される、下 側の型半部を形成する焼成板が、上側の型半部を形成する焼成板と共に、少なく とも対をなして積み重ねられる焼成板からなる垂直な積層体に統合され、この積 層体が垂直な搬送路に沿って焼成シャフトを通って延び、搬送路の上端で個々の 焼成板に分解され、対をなして積み重ねられる焼成板によって形成された焼成型 が積層体内を歩進的に上方に焼成シャフトを通って移動し、焼成型内に含まれる 前生成物が肉薄の成形体に焼成され、この成形体が上側の取出しステーションで 積層体を分解するときに分離された焼成板から取り出される。この焼成炉は本発 明に従い、焼成板が通過する閉じた回路が、上側の供給ステーションの次に配置 された、垂直な焼成シャフトを通って下側の取出しステーションまで延びる垂直 な第2の搬送路を備え、この第2の搬送路の上端において、上側の供給ステーシ ョンで前生成物が供給される、下側の型半部を形成する焼成板が、上側の型半部 を形成する焼成板と共に、少なくとも対をなして積み重ねられ錠止装置によって 互いに固定連結される焼成板からなる垂直な第2の積層体に統合され、この第2 の積層体が垂直な第2の搬送路に沿って焼成シャフトを通って延び、垂直な第2 の搬送路の下端で錠止装置を取り外した後で個々の焼成板に分解され、対をなし て積み重ねられ錠止装置によって互いに固定連結される焼成板によって形成され た焼成型が第2の積層体内を歩進的に下方に焼成シャフトを通って移動し、焼成 型内に含まれる前生成物が肉薄の成形体に焼成され、この成形体が下側の取出し ステーションで第2の積層体を分解するときに分離された焼成板から取り出され ることを特徴とする。 この構成は、その都度の焼成炉タワーのために必要な設置面の大きさに関係な く形成可能である焼成炉の製造能力を大幅に増大することができる。なぜなら、 製造能力の増大が焼成炉タワーの構造高さを増大するだけであるからである。こ れは特に、狭いスペースの場合に有利である。 本発明の他の特徴によれば、新たに前生成物を供給した、対をなして積み重ね られる焼成板によって形成された焼成型を錠止するための、上側の供給ステーシ ョンに付設された上側の錠止装置が、第2の垂直な搬送路のそばにおいて焼成シ ャフトの上方に設けられている。 本発明の他の特徴によれば、両搬送路の上端に付設された、対をなして積み重 ねられる焼成板によって形成された錠止される焼成型のための移送装置が、焼成 シャフトの上方に設けられている。 本発明の他の特徴によれば、各々の垂直な搬送路のために固有の焼成シャフト が設けられている。 本発明の他の特徴によれば、第1の積層体を形成する第1の積層装置が第1の 垂直な搬送路の下端に設けられ、第2の積層体を分解する第2の積層装置が第2 の垂直な搬送路の下端に設けられている。 本発明の他の特徴によれば、垂直な搬送路の下端に配置された積層装置がそれ ぞれ、当該の搬送路に付設された垂直コンベヤとして形成されている。 本発明の他の特徴によれば、焼成シャフトの上方に配置された、第1の積層体 に付設された、第1の積層体を分解するための分離装置が、第1の搬送路の上端 に設けられている。 本発明の他の特徴によれば、焼成板が互いに付設された上側または下側の積層 面を備え、この積層面によって焼成板がそれぞれの積層体内で積み重ねられる。 本発明の他の特徴によれば、下側の焼成型半部として形成された複数の焼成型 部分が焼成板の上面に並べて配置され、上側の焼成型半部として形成された複数 の焼成型部分が焼成板の下面に並べて配置されている。 本発明の他の特徴によれば、焼成板の上面に付設された、焼成板の上側の積層 面がそれぞれ、焼成板の上面に配置された下側の型半部のシール条片に一体化さ れ、焼成板の下面に付設された、焼成板の下側の積層面がそれぞれ、焼成板の下 面に配置された上側の型半部のシール条片に一体化され、焼成板がそれぞれの積 層体内でその焼成型半部のシール条片によって積み重ねられる。 本発明の他の特徴によれば、各々の焼成板が、積層される2枚の焼成板を固定 連結するために、積層された2枚の焼成板に外部から装着される錠止装置のため の側方の係合面を備えている。 本発明の他の特徴によれば、焼成板がそれぞれ、前面に上側または下側の型半 部を支持する上側または下の焼成板として形成され、この焼成板がその前面とそ の背面に、互いに付設される積層面を備え、この積層面によって焼成板が積層さ れた状態で積み重ねられ、対をなして前面で積層した焼成板を固定連結するため に、両焼成板に固定連結可能な錠止装置が設けられている。 本発明の他の特徴によれば、上側と下側の焼成板のそばで、その前面に付設さ れた積層面がそれぞれその型半部のシール条片に一体化され、前面によって対を なして積層された焼成板がその型半部のシール条片によって積み重ねられる。 本発明の他の特徴によれば、上側と下側の焼成板が、それに外側から装着され る錠止装置のための側方の係合面を備えている。 本発明の他の特徴によれば、上側と下側の型半部が、両側を使用可能で内部か ら加熱可能な焼成板ユニットによって形成され、この焼成板ユニットの上面が下 側の型半部を形成し、下面が上側の型半部を形成し、両積層体内で隙間なしに積 み重ねられる。 本発明の他の特徴によれば、両側を使用可能な焼成板ユニットが、上側へ案内 する第1の垂直な搬送路内に配置された第1の積層体内で、固定しないで積み重 ねられ、下方に案内する第2の垂直な搬送路内に配置された第2の積層体内で、 錠止装置によって対をなして互いに固定連結され、第1の積層体内で積み重ねら れる2個の焼成板ユニットによって形成された個々の焼成型が、焼成時に焼成型 内に生じる内圧に抗して、焼成型に載る第1の積層体の部分の重量によってのみ 閉鎖保持され、第1の積層体内で焼成型が垂直な焼成シャフトとを通って取出し ステーションまで上方に歩進的に移動する。 本発明による構成は、焼成シャフトに沿ってまたはこの焼成シャフトを通って 延びる搬送装置を、絶えず更新される焼成型積層体によって置き換えることによ って、焼成炉の絶え間なく動く部品の数を大幅に低減することができる。この焼 成型積層体は焼成シャフトの外側で連続して新たに形成または分離される。絶え 間なく更新される焼成型積層体は、焼成シャフトに沿ってあるいはこの焼成シャ フトを通って延びる、閉じた焼成型のための搬送装置あるいは可動部品、無端搬 送チェーンの必須の案内装置等を備えた焼成炉全体を通過する無端の搬送装置よ りも保守整備が大幅に少なくて済む。 本発明による構成の場合には、それぞれの焼成シャフトを通る閉じた焼成型の 搬送を生じる装置のすべての可動部品が、焼成シャフトの外側に配置され、それ によって高い水蒸気成分を有する焼成シャフトの雰囲気にも170〜240℃の 範囲の焼成シャフトの高い温度にもさらされない。 上面または下面に配置された焼成面を有する、両側を使用可能である積層可能 な焼成板ユニットは、焼成面の背面を支持する板本体のねじれにくく曲げにくい 形成を可能にする。この場合、板本体に挿入された加熱通路は板本体を付加的に 強化する。互いに付設された積層体面は、焼成型を閉じる際または両焼成板ユニ ットを積み重ねる際に、積み重ねられた2つの焼成板ユニットによって形成され た焼成型の両型半部を互いに正確に配向することを可能にする。 積層可能な焼成板ユニットは一体に形成可能である。この場合、焼成板ユニッ トの上面と下面に配置された焼成面と積層面はそれぞれの板本体に一体化されて いる。 積層可能な焼成板ユニットはそれぞれ、上側の焼成板によって形成された上側 部分と、下側の焼成板によって形成された下側部分からなっている。上側の焼成 板はその前面に形成された下側の焼成型半部と共に、焼成板ユニットの上面を形 成し、その背面に形成された補強リブと共に焼成板ユニットの加熱通路の画成壁 の上側部分を形成する。下側の焼成板はその前面に形成された上側の焼成型半部 と共に、焼成板ユニットの下面を形成し、その背面に形成された補強リブと共に 焼成板ユニットの加熱通路の画成壁の下方部分を形成する。この上側と下側の焼 成板はその背面のところでその補強リブの端面によって積み重ねられ、対をなし て互いに固定連結されてそれぞれ焼成板ユニットを形成している。 両側を使用可能である積層可能な焼成板ユニットは、一体に形成可能であるか あるいはそれぞれ上面と下面のところで載置される焼成板を備えた直方体状の板 本体から構成可能であるかあるいはそれぞれその背面が互いに接触する2枚の焼 成板によって構成可能である。この焼成板ユニットは、焼成型を形成するために 積層され、その際互いに付設されるその積層面が下側から互いに接触させれる。 その際、上側の焼成板ユニットの下面に形成された上側の型半部は、下側の焼成 板ユニットの上面に形成された焼成型の下側の型半部と合体し、同時にこの焼成 型が閉鎖される。積み重ねられた2個の焼成板ユニットによって上側と下側を画 成した閉じた焼成型は、肉薄の成形体を製造するための1つの型キャビティを含 むことができる。この焼成型は、1つの焼成型内で複数の肉薄成形体を同時に製 造するための同じ大きさの複数の型キャビティを含んでいてもよい。この焼成型 は、1つの焼成型内で異なる複数の肉薄成形体を同時に製造するための異なるよ うに形成された複数の型キャビティを有していてもよい。 両側を使用可能である積層可能な焼成板ユニットは、積層された2つの焼成板 ユニットを固定連結するために、この焼成板ユニットによって閉じ込められた焼 成型に付設された錠止装置を備えている。この錠止装置の上側部分が上側の焼成 板ユニットに取付けられ、下側部分が下側の焼成板ユニットに取付けられ、錠止 機構を含んでいる。この錠止機構は両焼成板ユニットを固定連結するために当該 の錠止装置の上側部分と下側部分に装着すべきであり、当該の錠止装置を解錠す るために、その上側部分と下側部分から再び取り外さなければならない。個々の 焼成板ユニットは、それによって下側を画成した焼成型に付設された錠止装置の 下側部分と、この焼成板ユニットによって上側を画成した焼成型に付設された錠 止装置の上側部分を支持している。 両側を使用可能である積層可能な焼成板ユニットは、積層された2つの焼成板 ユニットを固定連結するために、この焼成板ユニットによって閉じ込められた焼 成型に付設された錠止装置を備えている。この錠止装置は互いに係合する上側部 分と下側部分からなっている。この場合、個々の焼成板ユニットは、それによっ て下側を画成した焼成型に付設された錠止装置の下側部分と、この焼成板ユニッ トによって上側を画成した焼成型に付設された錠止装置の上側部分を支持してい る。 積層された2個の焼成板ユニットを固定連結するために、この焼成板ユニット はWO96/14750によって知られている、閉じた焼成型の焼成型部分を離 隔押圧するためのセルフロッキング式締付け装置を備えている。この締付け装置 はその締付けの際、間に閉じた焼成型を閉じ込める両焼成板ユニットを、予め定 めた締付け力で互いに押し付け、締付け装置の強引なこじ開けまでそれぞれの締 付け要素のセルフロッキング的摩擦係合によってこの締付け力を維持する。 セルフロッキング式締付け装置は、一方の焼成板ユニットに揺動可能に支承さ れた締付けレバーと、他方の焼成板ユニットに配置された締付け面を備えている 。この締付けレバーの締付け部分はその揺動軸線の方に向いている。締付け装置 を締付け固定するために、締付けレバーの締付け部分が締付け面と摩擦連結的お よびセルフロッキング的に摩擦係合し、この摩擦係合部で締付け面に沿って移動 する。この移動は、締付けレバーの動きの遊びが除去され、所望な締付け力が締 付けレバーの弾性的な回転によって積み重ねられる両焼成板ユニットに加えられ るまで行われる。 セルフロッキング式締付け装置はほぼC字状のクランプとして形成された締付 け要素でもよい。この締付け要素はその端部に、互いに向き合った締付け部分を 備え、この締付け部分に付設され互いに反対に向いている、両焼成板ユニットの 2つの締付け面を含んでいる。締付け装置を締付け固定するために、クランプの 両クランプ部分は、それに付設された両焼成板ユニットの締付け面に外側から嵌 められ、この締付け面に摩擦連結的およびセルフロッキング的に摩擦係合し、こ の摩擦係合部において両締付け面に沿って移動する。この移動は、嵌め込みのた めに必要なクランプの動きの遊びを除去し、クランプの弾性的なひずみによって 所望な締付け力が積み重ねられた焼成板ユニットに加えられるまで行われる。 積層された2つの焼成板ユニットは反対側の2つの端面でそれぞれ、それぞれ の端面に沿って互いに間隔をおいて配置された2個のセルフロッキング式締付け 装置によって互いに固定連結可能である。この締付け装置はそれぞれ、水平な揺 動軸線回りに揺動可能に一方の焼成板ユニットに支承された締付けレバーと、こ の締付けレバーに付設され他方の焼成板ユニットに配置された締付け面とを備え ている。この締付け面に沿ってそれぞれ、当該の締付け装置の締付けレバーの締 付け部分が摩擦連結的およびセルフロッキング的な摩擦係合で揺動可能である。 この揺動は、締付けレバーの運動の遊びが除去され、それぞれの締付けレバーの 弾性的なひずみによって所望の締付け力が積み重ねられた両焼成板ユニットに加 えられるまで行われる。 両側を使用可能である積層可能な焼成板ユニットは、閉じた回路内で、それぞ れの焼成炉を通って搬送され、垂直な積層体内で焼成炉の垂直な焼成シャフトを 通過する。この積層体は横にして積層した焼成板ユニットからなり、下端におい て焼成板ユニットを1個ずつ連続的に補充され、上端で焼成板ユニットを1個ず る連続的に減らされる。両側を使用可能である積層可能な焼成板ユニットは、当 該の積層体の形成過程を焼成型の閉鎖過程と組み合わせることができ、かつ当該 の積層体の分離過程を焼成型の開放過程と組み合わせることができるので、前生 成物を供給した後焼成型を閉鎖するためおよび焼成した成形体を取り出す前に焼 成型を開放するために、焼成板ユニットのための付加的な機構または操作装置が 不要である。積層体を生じる焼成炉の積層装置は、焼成板ユニットを上側または 下側から積層し、その際同時に、焼成型を閉鎖する。積層体を分離する、焼成炉 の分離装置は、当該の積層体から焼成板ユニットを上方または下方に取り外し、 その際同時に焼成型を開放するかあるいはこの焼成型の型半部を分離する。 本発明による焼成炉の場合には、両側を使用可能である積層可能な焼成板ユニ ットが、当該の積層体に統合する際およびそれと関連する焼成型の閉鎖の際その 都度、錠止装置またはセルフロッキング式締付け装置によって、この積層体内に 既に統合された焼成板ユニットに固定連結される。この焼成炉では、錠止装置ま たはセルフロッキング式締付け装置が自動的に形成可能であるので、積層過程の 際に両焼成板ユニットを自動的に互いに固定連結し、焼成板ユニットを分離する 前に操作装置によって能動的に分離しなければならない。この操作装置はそれぞ れの分離装置に一体化可能である。この分離装置はそれぞれの積層体の最後の焼 成板ユニットを掴む際に、最後の焼成板ユニットを積層体から上方または下方に 取り出す前に、錠止装置またはセルフロッキング式締付け装置を分離する。外部 から操作される錠止装置の場合には、錠止装置を錠止するための装置は積層体を 生じる積層装置に一体化可能である。外部から操作されるセルフロッキング式締 付け装置の場合には、隣接する両焼成板ユニットを互いに押し付ける所望な締付 け力を加えるまでそれぞれのセルフロッキング式締付け装置を締めつける操作装 置が、積層体を生じる積層装置に一体化可能である。 両側を使用可能である積層可能な焼成板ユニットからなり、下端において連続 して新たに形成され、そして上端において連続して再び分離される積層体の場合 には、焼成板ユニットが積層体の下端で下側から積層され、状態で上方に分離さ れる。積層体の下端に付設された供給ステーションでは、新しい焼成板ユニット の上面に前生成物が供給され、その後でこの新しい焼成板ユニットが次の積層過 程で、全体重量が最も下側の焼成板ユニット上に載る積層体に統合される。この 新しい焼成板ユニットは積層体の下方に搬送され、積層体の最も下側の焼成板ユ ニットに対して下側から押し付けられ、積層体の新しい最も下側の焼成板ユニッ トとして積層体の全重量を支持する。この積層過程では、積層体はその下端に、 1個の焼成板ユニットだけ補充され、同時にその最も下側の焼成板ユニットの下 面に形成された上側の型半部が、新しい焼成板ユニットの上面の、前生成物を供 給した下側の型半部と共に、新しい閉じた焼成型を形成する。この焼成型は積層 された焼成板ユニットによって形成された焼成型積層体内で、最も下側の焼成型 である。この焼成型の型キャビティは、焼成時に発生する内圧に抗して、積層体 全体の重量によって閉鎖保持される。この焼成型はその型キャビティを画成する 焼成板ユニットと共に、他の焼成過程の度に、積層体内で1段ずつ上方に移動し 、各々の段で、この段の上にある積層体部分の重量によって閉鎖保持される。積 層体の上端には、この焼成型の型キャビティがその上側を画成する焼成板ユニッ トの重量だけによって閉鎖保持され、積層体を分離する際にこの焼成板ユニット を持ち上げることによって同様に分離される。型キャビティ内で製造された肉薄 の成形体は、積層体の最も上側の焼成体ユニットの上面に形成された下側の型半 部に載ったままであり、この型半部から直接取り出すことができる。 積層可能で、両側を使用可能で、錠止装置またはセルフロッキング式締付け装 置によって対をなして互いに固定連結可能である焼成板ユニットからなり、上端 において連続して新たに形成され、そして下端において連続して再び分離される 積層体の場合には、焼成板ユニットが積層体の上端で上側から積層され、下端で 下方に分離される。積層体の上端に付設された供給ステーションでは、新しい焼 成板ユニットの上面に前生成物が供給され、その後でこの新しい焼成板ユニット が積層体に載せられ、錠止装置の錠止またはセルフロッキング式締付け装置の締 付け固定によって積層体の最も上側の焼成板ユニットに固定連結される。この積 層過程では、積層体はその上端で補充される。同時に、積層体の最も上側の焼成 板ユニットの上側の、前生成物を供給した下側の焼成型半部が、新しい焼成板ユ ニットの下側の上側の焼成型半部と共に、新しい閉じた焼成型を形成し、この焼 成型の焼成型半部が増資装置またはセルフロッキング式締付け装置によって互い に固定連結される。新しく形成されたこの焼成型は、積層された焼成板ユニット によって形成された焼成型積層体内で、最も上側にある焼成型である。この焼成 型は焼成時にその中で発生する内圧に抗して錠止された錠止装置または締付け固 定されたセルフロッキング式締付け装置によって閉鎖保持される。この焼成型は それを画成する両焼成板ユニットと共に、それ以降の積層過程によって積層体内 で1段ずつ下方に移動する。積層体の下端に達すると、この焼成型は積層体の最 も下側の焼成型であり、積層体の下方を画成する焼成板ユニットは積層体の最も 下側の焼成板ユニットである。この焼成板ユニットは側方の保持装置に係合し、 積層体全体の重量を支える。積層体の下端で、この焼成型は積層体全体の重量に よって閉鎖保持され、積層体の分解時に最も下側の焼成板ユニットを分離するこ とによって同様に分解される。この焼成型に付設された錠止された錠止装置また は締付け固定されたセルフロッキング式締付け装置は遅くとも、積層体の最も下 側の焼成板ユニットを分離する前に取り外される。積層体を分解するために、積 層体全体が持上げられ、側方の保持装置が最も下側の焼成型の下側を画成する積 層体の焼成板ユニットから分離され、積層体が1段だけ下降され、側方の保持装 置が最も下側の焼成型の上側を画成する積層体の焼成板ユニットに係合し、積層 体が側方の保持装置上に降ろされる。このように分離された積層体の最も下側の 焼成板ユニットはその上にある肉薄の成形体と共に、積層体の下端から慣れるよ うに下方に降ろされ、その際同時にこの焼成板ユニットによって下側を画成され た焼成型が分解される。この焼成型内で製造された肉薄の成形体は、降ろされた 焼成板ユニットの上面にとどまり、この焼成板ユニットから直接取り出される。 積層可能で、両側を使用可能で、錠止装置またはセルフロッキング式締付け装 置によって対をなして互いに固定連結可能である焼成板ユニットからなり、下端 において連続して新たに形成され、そして上端において連続して再び分離される 積層体の場合には、焼成板ユニットが積層体の下端で下側から積層され、その際 積層される焼成板ユニットは錠止装置またはセルフロッキング式締付け装置によ って互いに固定連結されない。 前面を積層可能な各々の焼成型の2個の焼成板を固定連結するために、WO9 6/14750によって知られているセルフロッキング式締付け装置設けられて いる。この締付け装置は閉じた焼成型の焼成型部分を互いに離隔する。この締付 け装置はその締付け固定時に、積層された両焼成板ユニットを予め定めた締付け 力で互いに押圧し、締付け装置の強引なこじ開けまでそれぞれの締付け要素のセ ルフロッキング的摩擦係合によってこの締付け力を維持する。 セルフロッキング式締付け装置は、一方の焼成板に揺動可能に支承された締付 けレバーと、他方の焼成板ユニットに配置された締付け面を備えている。この締 付けレバーの締付け部分はその揺動軸線の方に向いている。締付け装置を締付け 固定するために、締付けレバーの締付け部分が締付け面と摩擦連結的およびセル フロッキング的に摩擦係合し、この摩擦係合部で締付け面に沿って移動する。こ の移動は、締付けレバーの動きの遊びが除去され、所望な締付け力が締付けレバ ーの弾性的な回転によって積み重ねられる両焼成板ユニットに加えられるまで行 われる。 セルフロッキング式締付け装置はほぼC字状のクランプとして形成された締付 け要素でもよい。この締付け要素はその端部に、互いに向き合った締付け部分を 備え、この締付け部分に付設され互いに反対に向いている、両焼成板の2つの締 付け面を含んでいる。締付け装置を締付け固定するために、クランプの両クラン プ部分は、それに付設された両焼成板の締付け面に外側から嵌められ、この締付 け面に摩擦連結的およびセルフロッキング的に摩擦係合し、この摩擦係合部にお いて両締付け面に沿って移動する。この移動は、嵌め込みのために必要なクラン プの動きの遊びを除去し、クランプの弾性的なひずみによって所望な締付け力が 積み重ねられた両焼成板に加えられるまで行われる。 積層された2つの焼成板は反対側の2つの端面でそれぞれ、それぞれの端面に 沿って互いに間隔をおいて配置された2個のセルフロッキング式締付け装置によ って互いに固定連結可能である。この締付け装置はそれぞれ、一方の焼成板に揺 動可能に支承された締付けレバーと、この締付けレバーに付設され他方の焼成板 に配置された締付け面とを備えている。この締付け面に沿ってそれぞれ、当該の 締付け装置の締付けレバーの締付け部分が摩擦連結的およびセルフロッキング的 な摩擦係合で揺動可能である。この揺動は、締付けレバーの運動の遊びが除去さ れ、それぞれの締付けレバーの弾性的なひずみによって所望の締付け力が積み重 ねられた両焼成板に加えられるまで行われる。 両側を積層可能な焼成板を備えた本発明による焼成型の場合には、この焼成板 によって形成された開閉可能な焼成型が、それぞれの焼成炉を通る閉じた回路内 を搬送される。この焼成型はそれぞれ、上側と下側の焼成板と、この両焼成板を 互いに固定連結し両焼成板に取付けられているかあるいは両焼成板に外部から装 着された錠止装置またはセルフロッキング式締付け装置からなっている。 個々の焼成型の場合に、前生成物を下側の焼成板に供給した後で、上側の焼成 板は下側の焼成板に載せられ、両焼成板はそれぞれ錠止装置またはセルフロッキ ング式締付け装置によって互いに固定連結されて1個の剛体を形成する。この剛 体は閉じた焼成型ユニットとして、焼成炉の垂直な焼成シャフトを通って搬送さ れ、垂直な焼成シャフトを通過した後で再び積層可能な両焼成板に分解され、そ れによって開放した下側の焼成板から、焼成された成形体を取り外すことができ る。 閉じた焼成型のための垂直な1つの搬送路が通過する垂直な1個の焼成シャフ トは、一端で連続的に新しく形成され、他端で連続的に分解される垂直な積層体 を備えている。この焼成シャフトの場合、剛体として形成された閉じた焼成型ユ ニットは積層体の一端で、この積層体を生じる焼成炉の積層装置によってこの積 層体に統合され、この積層体の他端で、この積層体から分離する焼成炉の分離装 置によってこの積層体から離隔される。 積層体内で、焼成型ユニットはその焼成板の背面に配置された積層面によって 積み重ねられ、それによってその上面または下面に設けられた積層面によって固 定されないで自重だけによって積み重ねられている。垂直な積層体は一方では、 上面または下面を交互に固定しないで積み重ねた閉じた焼成型ユニットと、他方 では積層体内に上下に配置され積層可能である焼成板からなっている。この焼成 板はその前面または背面の積層面によって対をなして積み重ねられている。積層 可能な焼成板は積層体内で積み重ねられた前側においてそれぞれ閉じた焼成型ユ ニット内で互いに固定連結され、背面で対をなして固定しないで積み重ねられて いる。 剛体として形成された閉じた焼成型ユニットは積層体内で積層装置から分離装 置へ歩進的に移動し、その際垂直な焼成シャフトを通過する。その間、焼成型ユ ニット内で前生成物が焼成されて成形体を形成する。焼成型ユニットはその両焼 成板を1個の剛体に連結するその錠止装置またはセルフロッキング式締付け装置 によって、焼成プロセスの間、その中で発生する内圧に反作用する。 焼成型はその閉鎖時にそのために設けられた焼成型の操作装置によって自動的 に両焼成板を互いに固定連結する錠止装置またはセルフロッキング式締付け装置 を備えている。この錠止装置またはセルフロッキング式締付け装置は、閉じた焼 成型ユニットを分離する際に、両焼成体が離れるように動く前に、そのために設 けられた焼成型の操作装置によって能動的に分離される。 焼成型はその閉鎖時にそのために設けられた焼成型の操作装置によって外部か ら能動的に操作可能でありかつ両焼成板を互いに固定連結する錠止装置またはセ ルフロッキング式締付け装置を備えている。この錠止装置またはセルフロッキン グ式締付け装置は、閉じた焼成型ユニットを分離する際に、両焼成体が離れるよ うに動く前に、そのために設けられた焼成型の操作装置によって外部から能動的 に分離される。 次に、添付の図に基づいて本発明の実施の形態を詳しく説明する。図面の簡単な説明 図1は、肉薄の成形体を製造するための垂直な搬送路を備えた焼成炉の概略断 面図、 図2は、肉薄の成形体を製造するための反対向きの垂直な2つの搬送路を備え た焼成炉の概略断面図、 図3は、肉薄の成形体を製造するための、一方の垂直な焼成シャフトを通過す る垂直な搬送路の区間を概略的に示す図、 図4は、肉薄の成形体を製造するための積層可能な焼成板ユニットの一部を示 す図、 図5は、図4の積層可能な焼成板ユニットの一部の縦断面図、 図6は、図4の積層可能な焼成板ユニットの一部の平面図、 図6aは、図4の積層可能な焼成板ユニットのシール条片の一部を側方から見 た図、 図7は、焼成板ユニットが積層体内で固定しないで積み重ねられ、重量によっ てのみ互いに保持される状態を示す、横にして上下に積層された焼成板ユニット によって形成された垂直な積層体の一部を示す図、 図8は、焼成板ユニットが積層体内でそれぞれ焼成板ユニットに取付けられる 錠止装置によって対をなして互いに連結されている、横にして積み重ねられる焼 成板ユニットによって形成された垂直な積層体の一部を示す図、 図9は、焼成板ユニットが積層体内でそれぞれ外部から隣接する2個の焼成板 ユニットに載置されるセルフロッキングする締付け装置によって互いに固定連結 される、横にして積み重ねられる焼成板ユニットによって形成された垂直な積層 体の一部を示す図、 図10は、積層された2個の焼成板ユニットを互いに固定連結する、この焼成 板ユニットに取付けられた錠止装置の横断面図、 図11は、図10の錠止装置の縦断面図、 図12は、積層可能な焼成板ユニットによって形成された垂直な積層体のため の、肉薄の成形体を製造する垂直な搬送路の下端に配置された保持装置を上側か ら見た図、 図13は図12の保持装置を側方から見た図、 図14は、固定しないで積み重ねられる閉じた焼成型ユニットからなる、絶え ず更新される積層体によって形成される、肉薄の成形体を製造するための反対向 きの2つの搬送路を備えた焼成炉の断面図、 図15は、前面が積み重ねられた積層可能な両焼成板が互いに反対に向いた側 でそれぞれ、両焼成板に取付けられた錠止装置によって互いに固定連結されてい る、閉じた焼成型ユニットの横断面図、 図16は、前面が積み重ねられた積層可能な両焼成板が互いに反対に向いた側 でそれぞれ、外部から両焼成板に載置されるセルフロッキングする締付け装置に よって互いに固定連結されている、閉じた焼成型ユニットの横断面図、 図17は、横にして積層される閉じた焼成型ユニットからなる垂直な積層体の 一部を示す図であり、この焼成型ユニットの積層可能な焼成板がその側方の錠止 装置によって互いに固定連結されている状態を示す図、 図18は閉じた焼成型ユニットの側方の錠止装置の横断面図、そして 図19は図18の錠止装置の縦断面図である。好ましい実施の形態の説明 図1は肉薄の成形体を製造するための、ガスで加熱される焼成炉(ベイキング 炉)1を示している。この成形体は例えば、上面と下面にそれぞれ隆起したリブ によって形成されたワッフル模様を有する長方形の平らな薄片として形成されて いる。この肉薄の成形体は形のない生地から開閉可能な焼成型内で製造される。 この焼成型はそれぞれ2つの型半部からなり、この型半部は外側の形状と、肉薄 の成形体の壁厚を決定する。 開閉可能な焼成型を形成するために、両側を使用可能である積層可能な焼成板 ユニット2(図4〜6a)が設けられている。この焼成板ユニットの直方体状の 板本体は内側から加熱通路3によって加熱可能であり、反対側の端面2aに、側 方の保持穴4を有し、上面2bと下面2cに焼成面5,6とこの焼成面に付設さ れた積層面7,8を有する。焼成板ユニット2の上面2bはそれぞれ焼成型の下 側の型半部として形成され、焼成板ユニット2の下面2cはそれぞれ焼成型の上 側の型半部として形成されている。積層された2つの焼成板ユニット2はその互 いに向き合った積層面7,8が積み重ねられ、一緒に、その都度製作すべき肉薄 の成形体のための閉じた焼成型を形成する。この焼成型は上側の焼成板ユニット 2の下面2cに設けられた上側の焼成型半部と、下側の焼成板ユニット2の上面 2dに設けられた下側の焼成型半部とからなっている。両側を使用可能である積 層可能な焼成板ユニット2はそれと一体化された焼成型半部と共にそれぞれ、所 定の肉薄の成形体を製造するためのものである。 長方形の平らな薄片を製造するための焼成板ユニット2はそれぞれ、ほぼ長方 形の板本体を備えている。板本体の上面2bと下面2cにはそれぞれ、側方をシ ール条片9,10によって画成されたほぼ平らな長方形の焼成面5,6が形成さ れている。焼成板ユニット2の積層面7,8はこのシール条片9,10に一体化 されている。このシール条片はそれぞれ、それによって画成された焼成面5,6 から突出し、この焼成面と共に焼成板ユニット2の上側の焼成型半部5,9また は下側の焼成型半部6,10を形成している。下側の焼成型半部5,9の場合に は、シール条片9bを貫通する少なくとも1つの蒸気通路11が両側の2つのシ ール条片9bの各々に形成されている。上下に積層された2個の焼成板ユニット 2は互いに向き合ったその焼成型半部5,9または6,10のシール条片9,1 0が積み重ねられ、閉じた焼成型を形成している。この焼成型は側方の蒸気通路 11を除いて完全に閉じている。焼成時に焼成型内に生じるガスが焼成型閉鎖時 にこの蒸気通路を通って逃げることができる。 円形、三角形、五角形または屑形の平らな薄片を製造するための焼成板ユニッ トはそれぞれ、上面と下面に配置された円形、三角形、五角形または扇形の焼成 面を有するほほ長方形の板本体を備えている。この焼成面はそれぞれ、側方のシ ール条片によって画成されている。シール条片には、当該の焼成板ユニットの積 層面が一体化されている。しかし、この焼成板ユニットはそれぞれ、上から見た 形が円形、三角形、五角形または扇形である、製作すべき薄片の形状に一致する 直方体の板本体を備えていてもよい。 上側が開放した、底の浅い長方形のカップとして形成された肉薄の成形体を製 造するための焼成板ユニットは、ほぼ長方形の板本体を備えている。この板本体 はその上面に、カップの形状に一致する凹部を有する上側の焼成面を備え、下面 に、カップの形状に一致する隆起部を有する下側の焼成面を備えている。両焼成 面は側方のシール条片によって画成されている。このシール条片はカップの輪郭 に一致し、焼成板ユニットの積層面を含んでいる。 正確に定められたエッジを持たない平らな薄片として形成された肉薄の成形体 を製造するための焼成板ユニットはそれぞれ、直方体の板本体を備えている。こ の板本体の上面と下面には、製造すべき平らな薄片の輪郭形状に一致する平らな 焼成面が配置され、この焼成面の外側に、成形体の壁厚を決定するスペーサが配 置されている。このスペーサには、焼成板ユニットの上側の積層面または下側の 積層面が一体化されている。 図1に示した焼成炉1内において、両側を使用可能である積層可能な焼成板ユ ニット2は焼成炉1の断熱性の外側のケーシング12内で、焼成炉1を通るそれ 自体閉じた回路の中を搬送される。この回路は垂直方向上方に案内する前側の搬 送路13を備えている。この搬送路の始端には、閉じた焼成型を形成するための 焼成板ユニット2が上下に積層され、搬送路の終端では焼成型を分離するために 焼成板ユニットが再びばらばらにされる。この前側の垂直な搬送路13は下側の 供給ステーション14から、垂直な焼成シャフト15として形成された焼成室を 通って、上側の取り外しステーション16まで延びている。焼成板ユニット2は 取り外しステーション16から、図1に詳しく図示していない垂直方向下方に案 内する後側の搬送路に移送され、この搬送路に沿って互いに状態された状態で下 降し、そして垂直方向上方に案内する前側の搬送路13に再び供給される。 閉じた焼成型とそれを形成する焼成板ユニット2は、前側の垂直な搬送路13 内で連続的に更新される積層体18によって焼成シャフト15を通って上方に搬 送される。この積層体は固定しないで積み重ねられ重量によってのみ互いに保持 される焼成板ユニット2からなっている。 焼成シャフト15は焼成炉1内で断熱性カバー19内で外部に対して画成され ている。焼成シャフト15内で積層体18に沿ってガスバーナー20が垂直方向 上下に配置されている。このガスバーナーによって発生した高温ガスは、積層体 18を通過する焼成板ユニット2の加熱通路4を通って流れ、積層体18内に含 まれる閉じた焼成型を、その中に収容された前生成物と共に加熱する。 積層体18は焼成シャフト15の下方で積層装置21によって、個々の焼成板 ユニット2から連続的に新たに形成される。この焼成板ユニットは下側の水平コ ンベヤ22によって供給される。積層装置21は積層体18の下端に付設された 保持装置23と、積層体の下に配置された昇降装置24とからなっている。 保持装置23(図12,13)は積層体18の最も下側の焼成板ユニット2に 係合する。この焼成板ユニットに積層体18全体の重量が載っている。保持装置 23は水平面内で互いに対向する2個のキャリッジ25,26を備えている。こ のキャリッジ25,26は焼成炉1の台に垂直方向で支持され、その互いに向き 合った端面に、水平方向の保持ピン27,28を備えている。この保持ピンは積 層体18の最も下側の焼成板ユニット2の側方の保持穴4に挿入され、積層体1 8全体の重量を支える。積層過程の間、両キャリッジ25,26は先ず最初に、 積層体18を開放するために引き離され、その際その保持ピン27,28が積層 体18の最も下側の焼成板ユニット2から引き抜かれ、そして積層体18を再び 固定保持するために再び互いに近づけられ、その際その保持ピン27,28が積 層体18の最も下側の新しい焼成板ユニット2の保持穴4に挿入される。 積層すべき焼成板ユニット2は下側の水平コンベヤ22によって供給ステーシ ョン14を通って搬送される。この供給ステーションは垂直な搬送路13と積層 体18の下端の手前に設けられている。この供給ステーション14は例えば注入 ステーションとして形成可能である。この注入ステーションでは、形のない生地 として形成された前生成物の計量された量がそれぞれの焼成板ユニット2の上面 2bに注入される。上面2bに前生成物を供給した焼成板ユニット1は下側の水 平コンベヤ22によって積層体18の下方に搬送され、そこで垂直方向に移動可 能な昇降装置24のプランジャ29によって下側の水平コンベヤ22から持上げ られる。このプランジャ29は積層体18に統合すべき新しい焼成板ユニット2 を下側から積層体18の最も下側の焼成板ユニット2に押し付け、積層体全体の 重量を支え、それによってこの焼成板ユニット2を最も下側の新しい焼成板ユニ ット2として積層体18に統合する。保持装置23が今で最も下側にあった積層 体18の焼成板ユニット2を解放した後で、昇降装置24のプランジャ29は1 個の焼成板ユニット2の高さだけ積層体18全体を持ち上げる。続いて、保持装 置23は積層体18の最も下側の新しい焼成板ユニット2に係合し、積層体18 は昇降装置24によって保持装置23上に下ろされる。 積層体18は焼成シャフト15の上方で個別化装置30によって個々の焼成板 ユニット2に連続的に分離される。この個別化装置は上側の水平コンベヤ31に よって支持された掴みヘッド32を備えている。この掴みヘッドはその都度、積 層体18の最も上側の焼成板ユニット2を電磁的または機械的に掴み、積層体1 8から持上げ、そして焼成シャフト15の外側にある垂直方向下方に案内する後 側の搬送路に受け渡す。掴みヘッド32が最も上側の焼成板ユニット2を積層体 18から持ち上げるときに、この焼成板ユニット2によって今まで上側を画成さ れていた積層体18の最も上側の焼成型が分解される。この焼成型内で焼成され た成形体は、今までこの焼成型の下側を画成していた焼成板ユニット2の上面に とどまる。この焼成板ユニットは積層体18の最も上側の焼成板ユニット2であ り、その上面は積層体18の上面を形成する。 積層体18内で焼成された成形体は取り外しステーション16においてその都 度、例えば(図示していない)吸引ヘッドによって積層体18の上面から取り外 され、積層体18の上端に隣接する排出ステーション34に供給され、この排出 ステーションで焼成炉1から排出される。 積層体18が通過する焼成シャフト15(図3)内で、ガスバーナー20は積 層体18の両側に、互いに交互にずらして上下に配置可能である。積層体18の 片側で焼成板ユニット2の加熱通路4内に流入する加熱ガスは、焼成板ユニット 2を流通した後で、積層体18の反対側から焼成シャフト15に流出する。加熱 ガスは積層体18の閉じた焼成型から流出する焼成ガスと共に、2つの上側の排 出穴35,36を通って焼成シャフト15から出る。ガスバーナー20と、それ に付設された焼成シャフト15の排出穴35または36は、積層体18の異なる 側に配置されている。 代替的な実施の形態(図2)では、焼成シャフト37が水平な隔壁38によっ て、上下に配置された2つのシャフト部分39,40に分割されている。このシ ャフト部分では、ガスバーナー41,42とそれに付設された排出穴43,44 がそれぞれ積層体18の同じ側に上下に配置されている。各々のシャフト部分3 9,40は下側の加熱領域39aまたは40aを備えている。この加熱領域内に は、焼成シャフト39または40の排出穴43または44が配置されている。ガ スバーナー41または42と排出穴43または44はそれぞれ、水平な中間底4 5または46によって互いに分離されている。この中間底には、積層体18を通 過させるための中央の通過穴45bまたは46bと、加熱ガスと焼成ガスを下側 の加熱領域39aまたは40aから上側の加熱領域39bまたは40bに通過さ るための側方の底穴45bまたは46bが形成されている。 焼成シャフト15の下方に配置された下側の水平コンベヤ22は、積層体18 の下端を越えて、図1において右側に示した焼成炉1の側壁12aと積層体18 に隣接する、積層可能な焼成板ユニット2のための排出ステーション47まで延 びている。この排出ステーションには、焼成炉1の側壁12a内の(図示してい ない)保守整備ドアが付設されている。 垂直方向下方に案内する搬送路から下側の水平コンベヤ22に移送される焼成 板ユニット2は、下側の水平コンベヤ22から積層体18の下端のそばを覆って 、積層可能な焼成板ユニット2のための排出ステーション47に搬送され、そこ で焼成炉1から排出される。焼成板ユニット2を洗浄または整備した後で、焼成 板ユニットは排出ステーション47から焼成炉1に再び挿入され、下側の水平コ ンベヤ22によって積層装置21に供給される。その際、焼成炉1または焼成炉 1の一部を分解または解体する必要がない。 積層可能な焼成板ユニット2のための排出ステーション47は、排出ステーシ ョン47を経て、焼成炉1の焼成板ユニット2を他の焼成板ユニット2と交換し 、それによって他の肉薄状成形体を製造するために焼成炉1を装備変えすること ができる。例えば、平らな薄片を製造するための積層可能な焼成板ユニット2を 、浅いカップを製造するための積層可能な焼成板ユニット2と交換することがで きる。 図2は、肉薄の成形体を製造するために、反対向きの垂直な2つの搬送路49 ,50を備えた、ガスで加熱される焼成炉48を示している。この成形体は開閉 可能な焼成型内で製造される。この焼成多はそれぞれ、肉薄の成形体の外側形状 と壁厚を決定する2つの型半部かなっている。 開閉可能な焼成型(図8)を形成するために、焼成型の上側または下側の積層 面51または52上に積層可能である側方を対をなして互いに固定連結可能な焼 成板ユニット53が設けられている。この焼成板ユニットは加熱通路を介して内 側から加熱され、その上面53aがそれぞれ下側の焼成型半部として形成され、 下面53bかそれぞれ上側の焼成型半部として形成されている。この焼成板ユニ ット53は、図1の焼成炉1に関連して説明した焼成板ゆにっと2とほほ一致し 、更に互いに対抗する2つの端面53cまたは53dのところに、積層面51, 52で積み重ねられる2個の焼成板ユニット53を固定連結するための錠止可能 で再び分離可能な錠止装置54を備えている。 積層可能で対をなして互いに連結可能な焼成板ユニット53は、図2に示した 焼成炉48において、焼成炉48の外側の断熱性カバー55内で、焼成炉48を 通る閉鎖回路内を搬送される。この回路は垂直方向上方の案内する第1の搬送路 49を備えている。この搬送路の下側の始端において、焼成板ユニット53は閉 鎖された焼成型を形成するための積層され、上端において、焼成板ユニット53 は焼成型を開放するために再び分離される。閉じた焼成型のためのこの第1の垂 直な搬送路49は、下側の供給ステーション56から垂直な焼成シャフト57を 通って上側の取出しステーション58まで案内されている。分離された焼成板ユ ニット53は上側の取出しステーション58から、第1の搬送路49に対して反 対向きに垂直方向下方に案内する第2の搬送路50に受け渡される。この搬送路 50の上側の始端において、閉じた焼成型を形成するために焼成板ユニット53 が新たに積層され、搬送路の下端において焼成型を開放するために焼成板ユニッ ト53が再び分離される。閉じた焼成型のためのこの第2の垂直な搬送路50は 、上側の供給ステーション59から、垂直な焼成シャフト57を通って下方の取 出しステーション60まで達している。下側の取出しステーション60から、分 離された焼成板ユニット53が垂直方向上方に案内する第1の搬送路49まで戻 り搬送される。 反対向きの垂直な両搬送路49,50と、それぞれ積み重ねられた焼成板ユニ ット53からなる、連続的に更新する積層体61,62は、焼成炉48内に並べ て配置され、それぞれ垂直な焼成シャフト57を通過する。図2において、垂直 方向上方に案内する第1の搬送路49は、焼成炉の第1の積層体61と共に右側 に示してあり、垂直方向下方に案内する第2の搬送路50は焼成炉の第2の積層 体62と共に左側に示してある。 両搬送路49,50において、閉じた焼成型と、この焼成型を形成する焼成板 ユニット53は、それぞれ連続的に更新される積層体61または62によって、 焼成シャフト57を通って反対向きに搬送される。焼成シャフト57は焼成炉4 8内で断熱性カバー63によって外側を画成されている。焼成シャフト57内で 両積層体61,62に沿って、ガスバーナー64が垂直方向上下に配置されてい る。ガスバーナー64は各々の積層体61または62において、積層体61,6 2の両側に交互に配置されている。このガスバーナーから発生した高温ガスはそ れぞれの積層体61または62の焼成板ユニット53を通って流れ、それぞれの 積層体61または62内に含まれる閉じた焼成型を、その中に閉じ込められた前 生成物と共に加熱する。焼成シャフト57の背壁には、中央の排出穴65と側方 の2つの排出穴66,67が設けられている。これらの排出穴を通って、焼成板 ユニット53の加熱通路54から出る高温ガスと、焼成板ユニット53の間にあ る閉じ込められた焼成型から出る焼成ガスが、焼成シャフト57から流出する。 中央の排出穴65は両積層体61,62の間に配置され、焼成シャフト57の側 壁63aまたは63bとこの側壁に隣接する積層体61または62の間に、それ ぞれ1つの側方の排出穴66または67が配置されている。 第1の積層体61は焼成シャフト57の下方で、下側の積層装置68によって 、下側の水平コンベヤ69によって供給された個々の焼成板ユニット53から連 続的に新しく形成され、焼成シャフト57の上方で上側の分離装置70によって 再び個々の焼成板ユニット53に連続的に分離される。下側の積層装置68は図 1の焼成炉1の積層装置24に一致し、この図1の積層装置のように、第1の積 層体61を保持するための、第1の積層体61の下端に付設された保持装置71 と、下側から第1の積層体61に統合される焼成板ユニット53を持上げかつ第 1の積層体61全体を持ち上げるための、第1の積層体61の下方に配置された 昇降装置72を備えている。上側の分離装置70は焼成炉48の上側の水平コン ベヤ73によって支持された掴みヘッド74を備えている。この掴みヘッドはそ れぞれ、第1の積層体61の最も上側の焼成板ユニット53をこの第1の積層体 から持上げ、垂直方向可能に案内する第2の搬送路50の上側の始端に搬送する 。 第1の搬送路49内において、焼成炉48の下側の供給ステーション56内で それぞれ積層可能な焼成板ユニット53の上面53aに塗布された前生成物から 、第1の積層体61を通過する焼成型内でそれぞれ、成形体が焼成される。この 成形体は焼成炉48の上側の取出しステーション58で、例えば(図示していな い)吸引ヘッドを用いて、第1の積層体61の上面からその都度取り出され、第 1の積層体61の上端に隣接する上側の排出ステーション75に供給される。こ の排出ステーションでは、積層体61内で焼成された成形体が焼成炉48から排 出される。 第2の積層体62は焼成シャフト57の上方で、上側の積層装置76によって 、第1の積層体61で分離された焼成板ユニット53から連続的に新しく形成さ れ、焼成シャフト57の下方で下側の分離装置77によって再び個々の焼成板ユ ニット53に連続的に分離される。第2の積層体62の上端において、最も上方 の焼成板ユニット53の上面には、第2の搬送路50の上側の供給ステーション 59から、前生成物が供給される。続いて、第1の積層体61ら取り外された焼 成板ユニット53は上側の水平コンベヤ73の掴みヘッド74によって、新しい 焼成板ユニット53として、第2の積層体62の最も上側の焼成板ユニット53 に上側から載せられ、積み重ねられた両焼成板ユニット53にとって共通の側方 の錠止装置(図8〜11)を錠止することによって、上記の最も上側の焼成板ユ ニットに固定連結される。隣接する焼成板ユニット53を互いに固定連結する錠 止装置54は、当該の焼成板ユニット53が第2の積層体62の下端に達する前 に解錠され、そこで下側の分離装置77によって分離され、下側の水平コンベヤ 69に降ろされる。この水平コンベヤは個々の焼成板ユニット53を、第1の搬 送路49の下側の供給ステーション56に供給する。下側の分離装置77は、第 2の積層体62を保持するための、第2の積層体62の下端に付設された保持装 置78と、第2の積層体62全体を下降させかつ第2の積層体62から下方に分 離された焼成板ユニット53を下降させるための、第2の積層体62の下方に配 置された昇降装置79とを備えている。 第2の搬送路50において、焼成炉48の上側の供給ステーション59内で積 層可能な焼成板ユニット53の上面52aにその都度塗布された前生成物から、 その都度成形体が、第2の積層体62を通過する焼成型内で焼成される。この成 形体は焼成炉48の下側の取出しステーション60において、下側の水平コンベ ヤ69上にその都度降ろされた焼成板ユニット53の上面53aから、例えば( 図示していない)吸引ヘッドによって取り出され、そして第2の積層体62の下 端に隣接する下側の排出ステーション80に供給される。この排出ステーション では、第2の積層体62内て焼成された成形体が焼成炉48から排出される。 焼成炉48の上側の水平コンベヤ73の掴みヘッド74は、第1の搬送路49 の上側の分離装置70の一部と、第2の搬送路50の上側の積層装置76の一部 である。 焼成シャフト57の下方に配置された下側の水平コンベヤ69は、両積層体6 1,62の下端を越えて側方に、それぞれの積層体61または62ん隣接する焼 成炉48の側壁55aまたは55bまで延びている。第2の積層体62の場合、 下側の水平コンベヤ69は、第2の積層体62内で焼成された成形体の排出ステ ーション80まで延びている。第1の積層体61の場合、下側の水平コンベヤ6 9は積層可能な焼成板ユニット53のための排出ステーション81まで延びてい る。この排出ステーションには、焼成炉48の側壁55aに設けた(図示してい ない)整備ドアが付設されている。 積層可能な焼成板ユニット53のための排出ステーション81は、第2の積層 体62の下端で下側の分離装置77によって下側の水平コンベヤ69に降ろされ た焼成板ユニット53を、下側の水平コンベヤ69によって、両積層体61,6 2の下端のそばを通って排出ステーション81まで運んで、この排出ステーショ ンを経て焼成炉48から排出することを可能にする。焼成板ユニット53の洗浄 または整備の後で、この焼成板ユニットは積層可能な焼成板ユニット53のため の排出ステーション81を経て再び焼成炉48に入れられ、下側の水平コンベヤ 69から第1の積層体61の下側の積層装置68に胸腔される。積層可能な焼成 板ユニット53のための排出ステーション81は、焼成炉の焼成板ユニット53 を、他の焼成板ユニット53と個別的に交換することを可能にし、それによって 焼成炉を他の肉薄成形体の製造のために装備変えすることを可能にする。その際 、焼成炉48とその一部を分解または解体する必要がない。例えば平らな薄片を 製造するための積層可能な焼成板ユニット53を、浅いカップまたは低いコップ を製造するための積層可能な焼成板ユニットと交換することができる。 図2の焼成炉48の積層可能な焼成板ユニット53は、両端面53cまたは5 3d(図8,10,11)に、それぞれ側方に突出する錠止部分53eまたは5 3fを備えている。この錠止部分は、焼成板ユニット53を積層したときに、互 いに上下配向されて積み重ねられる。一方の焼成板ユニット53の各々の錠止部 分53eまたは53fはその上面に、焼成板ユニット53の上面53aによって 画成された焼成型を錠止するために錠止装置54の下側部分を有し、下面に、焼 成板ユニット53の下面53bによって画成された焼成型を錠止するために錠止 装置54の上側部分を有する。この上側部分はそれぞれの錠止部分53eまたは 53fの下面から垂直方向下方に突出する、水平な穴54bを有する長方形の環 54aを備えている。下側部分はそれぞれの錠止部分53eまたは53fの上面 に、環54aのための上方が開放した垂直な収容スリット54cを備え、錠止部 分53eまたは53fの内部に環54aに対して横方向に延びる側方にかいほう した作業スリット54dをを備えている。この作業スリット内には、くさび形の 尖端部54fを有する水平に摺動可能なピン54eが収容されている。2個の焼 成板ユニット53を積層する際に、各々の錠止装置54において、上側の焼成板 ユニット53の錠止部分53eまたは53fに取付けられた環54aは、下側の 焼成板ユニット53の錠止部分53eまたは53fに形成された収容スリット5 4cに挿入される。そして、両焼成板ユニット53を固定連結するために、ピン 54eのくさび状尖端部54fだけを、図示していない外側の操作装置によって 環54aに挿入するだけでよい。この挿入は、上側の焼成板ユニット53が下側 の焼成板ユニット53に締付け固定されるまで行われる(図8,10および11 )。 積層可能な焼成板ユニット53は両端面にそれぞれ、上面53aに付設された 上側の錠止部分81と、下面53bに付設された下側の錠止部分82を備えてい る。上側の錠止部分81はその下面に、セルフロッキング式締付け装置のための 下側の係合面81aを備え、下側の錠止部分82はその上面に、セルフロッキン グ式締付け装置のための上側の係合面82aを備えている。2つの焼成板ユニッ ト53を積層する際に、上側の焼成板ユニット53の下側の錠止部分82は下側 の焼成板ユニット53の上側の錠止部分81に重なる。両焼成板ユニット53を 固定連結するために、ほぼC字状のクランプ83として形成されたセルフロッキ ング式締付け装置が、両焼成板ユニット53の上下に配置された錠止部分81, 82に嵌められる。各々のクランプ83はその端部84,85に形成された互い に向き合っている締付け部分84a,85aによって、外部から上側の焼成板ユ ニット53の下側の錠止部分82の上側の係合面82aと、下側の焼成板ユニッ ト53の上側の錠止部分81の下側の係合面81aとに同時に嵌合される。クラ ンプ83の互いに向き合った締付け部分84a,85aと、積み重ねられた焼成 板ユニット53の互いに付設された錠止部分81,82の互いに反対向きの両係 合面81a,82aは互いに摩擦連結的およびセルフロッキング的な摩擦係合部 を形成する。クランプ83のクランプ部分84aまたは85aはこの摩擦連結的 およびセルフロッキング的な摩擦係合部内で錠止部分82,81の両係合面82 aまたは81aに沿って移動する。この移動は先ず最初に、クランプ83を嵌め るために必要な運動遊びが除去され、そして所望な予備締付け力がクランプ83 を弾性的に歪ませることによって積み重ねられた両焼成板ユニット53に加えら れるまで行われる(図9)。 図2の焼成炉48内で、肉薄の成形体が開閉可能な焼成型で製造される。この 焼成型は積層可能な焼成板ユニット53によって形成される。この焼成板ユニッ トは上面と下面に焼成型半部として形成され、錠止装置54または締付け装置8 3によって対をなして互いに固定連結可能である。この焼成板ユニット53は反 対向きの2つの垂直な搬送路49,50内で、それぞれ連続的に更新される積層 体61,62を通過する。この積層体内で、焼成板ユニット53によってその都 度対をなして形成されが閉じた焼成型は、垂直な焼成シャフト57を通って搬送 される。一方、焼成板ユニット53は積層体61または62の始端で積層され、 積層体61または62の端部で再び分離される。各々の積層体61または62は その下端で、保持装置71または78によって保持され、その下方に配置された 昇降装置72または79によって持上げられ、再び下降する。一方、その下端に 新しい焼成板ユニット53が接合されるかあるいは最も下側の焼成板ユニット5 3が除去される。それぞれの積層体61または62の上端において、それぞれの 積層体61または62が昇降する際にその都度、新しい焼成板ユニット53の接 合または最も上側の焼成板ユニット53の除去を行うことができる。それぞれの 積層体61または62の持上げ運動と下降運動はその上端で、新しい板ユニット 53を接合するためにあるいは最も上側の焼成板ユニット53を除去するために 使用可能である。 焼成炉48内で垂直方向上方に案内する搬送路49を形成する第1の積層体6 1は、積み重ねられた焼成板ユニット53からなっている。この焼成板ユニット は第1の積層体の下端で、下側の積層体68の連続する積層過程によって第1の 積層体61に順々に統合され、積層体61と焼成シャフト57を移動した後で、 第1の積層体61の上端で上側の分離装置70によって第1の積層体61から順 々に再び取り外される。 積層過程の度に、上面53aに前生成物を既に供給した新しい焼成板ユニット 53は下側から第1の積層体61に統合される。新しい焼成板ユニット53は下 側の水平コンベヤ69によって第1の積層体61の下端の下側に搬送され、下側 の水平コンベヤ69の下方に配置された昇降装置72のプランジャ72aによっ て、第1の積層体61の下端の方に持上げられ、そして上面53aが第1の積層 体61の下面に押し付けられる。続いて、新しい焼成板ユニット53がそれに載 る第1の積層体61と共に昇降装置72のプランジャ72aによって更に持上げ られ、第1の積層体61の今まで最も下側の焼成板ユニット53はそれに付設さ れた保持装置71の水平な保持ピンによって持上げられる。保持ピンはそれを支 持するキャリッジの水平方向の離隔運動によって、第1の積層体61のそれまで 最も下側であった焼成板ユニット53から引き抜かれる。第1の積層体61は昇 降装置72のプランジャ72aによって更に持上げられ、この持上げは、第1の 積層体61の新たな最も下側の焼成板ユニット53の側方の保持穴が保持装置7 1の水平な保持ピンの方に向くまで行われる。そのとき、保持装置71の両キャ リッジは互いに近接する方向に移動させられ、保持ピンが第1の積層体61の新 しい最も下側の焼成板ユニット53の保持穴に挿入される。続いて、昇降装置7 2のプランジャ72aはその下側の出発位置まで下降する。この場合、プランジ ャは先ず最初に第1の積層体61を保持装置71の保持ピン上に降ろし、その後 で下側の水平コンベヤ69の搬送平面の下方に降ろされる。続いて、下側の水平 コンベヤ69が、既に上面53aに前生成物を供給した次の焼成板ユニット53 を、第1の積層体61の下端の下方に搬送し、次の積層過程が開始される。 積層過程の度に、統合される焼成板ユニット53の上面53aに形成され既に 前生成物を供給した下側の型半部は、上方に向いたそのシール条片が、第1の積 層体61の最も下側の焼成板ユニット53の下面53bに形成された上側の型半 部の下向きのシール条片に対して下側から押し付けられ、両型半部は閉じた焼成 型を形成する。 積層過程の度に、第1の積層体61の下端において2つの型半部から新しい閉 じた焼成型が形成される。この焼成型の型キャビティは上側と下側が第1の積層 体61の最も下側の両焼成板ユニット53の互いに向き合った焼成面によって画 成され、側方がこの両焼成板ユニットの積み重ねられたシール条片によって画成 されている。この型キャビティは水平方向において互いに向き合うシール条片に 形成された蒸気スリットを除いて完全に閉鎖されている。積層過程によって焼成 型の閉鎖時に型キャビティに閉じ込まれられた形のない生地は、型キャビティが それを画成する焼成板ユニット53と共に第1の積層体61内で焼成シャフト5 7を通って歩進的に上方に移動する間に、平らな薄片として形成された肉薄の成 形体に焼成される。この焼成プロセスの間、形のない生地はその中で発生する焼 成ガスによって発泡し、この焼成ガスが蒸気スリットを通って型キャビティから 出て、閉じた焼成型から焼成シャフト55に流れる前に、焼成ガスは生地を型キ ャビティ内に分配される。焼成プロセスの際に型キャビティ内で発生する内圧は 、焼成プロセスの開始相で迅速に上昇し、そして短時間後で再び迅速に低下する 。この内圧には、その都度この型キャビティ上にある第1の積層体61の部分の 重量が反作用する。型キャビティは他の積層過程によって第1の積層体61内で 1段ずつ上方に移動し、その上にある第1の積層体61の部分は積層体の上端で 焼成板ユニット53が分離される度に小さくなり、かつ軽くなる。焼成プロセス 全体の間、型キャビティ内に生じる内圧は常に、型キャビティの上にある第1の 積層体61の部分の重量による、上側から型キャビティに作用する圧力よりもは るかに小さい。これは積層体61の大きな重量によって達成される。この重量は 個々の焼成板ユニット53の重量と、積層される焼成板ユニット53の数によっ て決まる。 第1の積層体61の上端において、型キャビティはその上側を画成する焼成板 ユニット53の重量だけによって閉鎖保持され、第1の積層体61を分離する際 にこの焼成板ユニット53を持ち上げることによって同様に分離される。第1の 積層体61の上端で焼成板ユニット53を分離するために、上側の水平コンベヤ 73の掴み具74は第1の積層体61の上端の上に移動させられ、第1の積層体 61が積層過程においてその下方に配置された昇降装置72によって最も上側の 位置まで持上けられるまで待機させられる。そして、掴み具74は第1の積層体 61の最も上側の焼成板ユニット53を掴み、第1の積層体61が昇降装置72 によって再び下降し、それまで上から2番目であった、それ以降最も上側の焼成 板ユニット53が掴み具74によって保持された焼成板ユニット53から下方に 離される間、第1の積層体61の最も上側の焼成板ユニット53を固定保持する 。それによって、第1の積層体61の最も上側の両焼成ユニット53によって形 成されていた焼成型が分解される。この場合、焼成された成形体は第1の積層体 61の最も上側の焼成板ユニット53の上面に載ったままであり、掴み具74が 取り外された焼成板ユニット53を第2の積層体62の上端まで搬送する間、焼 成板ユニットの上面から取り外される。第1の積層体61がその次の積層過程の ときにその昇降装置72によって新たにその最も上側の位置に持上げられ、次の 分離過程が開始される前に、上側の水平コンベヤ73の掴具74は第1の積層体 61の上端の上に再び移動する。 焼成炉の構造高さが制限される場合、垂直方向上方に案内する搬送路において 、焼成型に作用する積層体の部分の重量が、焼成プロセス中に焼成型の型キャビ ティに作用する内圧よりも常に大きくなるようにするためには、それぞれの積層 体のために供される高さは低すぎることがある。短い積層高さを有するこのよう な焼成炉において、積層可能な焼成板ユニットの自重を小さくすることができる ようにするために、低くなった積層体の下端に操作装置が付設されている。この 操作装置は積層過程の際に、新しい焼成板ユニットと積層体の最も下側の焼成板 ユニットに共通する錠止装置または締付け装置を鎖錠または締付ける。 低くなった積層体の場合、積層過程は、充分な高さを有する積層体と幾分異な る方法で行われる。上面に前生成物を充填した新しい焼成板ユニットは、下側の 水平コンベヤによって、低くなった積層体の下端の下方に搬送させられる。低く なった積層体の下方に配置された昇降装置はその昇降プランジャによって、新し い焼成板ユニットを下側の水平コンベヤから持上げ、下側から積層体の下面に押 し付ける。この積層体はその最も下側の焼成板ユニットのところで、この焼成板 ユニットに付設された保持装置によって固定保持される。新しい焼成板ユニット の上面が積層体の最も下側の焼成板ユニットの下面に接触するや否や、両焼成板 ユニットに共通の錠止装置または締付け装置が操作装置によって錠止または締付 けられ、それによって新しい焼成板ユニットが積層体の最も下側の新しい焼成板 ユニットとして積層体に統合される。続いて、積層体の保持装置がそれまで最も 下側であった焼成板ユニットから離れ、積層体はその最も下側の新しい焼成板ユ ニットと共に昇降装置によって保持装置まで持上げられ、そして保持装置は積層 体の最も下側の新しい焼成板ユニットに係合し、最も下側の新しい焼成板ユニッ トは次の積層過程まで固定保持される。 焼成炉48内で垂直方向上方に案内する搬送路50を形成する第2の積層体6 2は、積み重ねられた焼成板ユニット53からなっている。この焼成板ユニット はその上端において、上側の積層装置76の連続する積層過程によって第2の積 層体62に順々に統合され、第2の積層体62と焼成シャフト57を移動した後 で第2の積層体62の下端で、下側の錠止装置77によって第2の積層体62か ら再び順々に除去される。 積層過程の度に、第1の積層体61から取り出された焼成板ユニット53は新 しい焼成板ユニット53として第2の積層体62に上側から統合される。上側の 水平コンベヤ73の掴み具74は新しい焼成板ユニット53の下面53bを、第 2の積層体62の最も上側の焼成板ユニット53の、前生成物を供給した上面5 3aに載せる。その際、統合すべき焼成板ユニット53の下面53bに形成され た上側の下端半部はその下向きのシール条片によって上側から、下側の型半部の 上向きのシール条片に載せられる。この下側の型半部は、第2の積層体62の最 も上側の焼成板ユニット53の上面53aに形成され、既に前生成物が供給され ている。両焼成板ユニット53の互いに向き合ったシール条片または積層面51 ,52が積み重ねられるや否や、両焼成板ユニット53に共通の錠止装置54ま たはしえつけ装置83が錠止または締付けられる。それによって、閉じた焼成型 を形成する両焼成板ユニット53が互いに固定連結され、新しい焼成板ユニット 53が第2の積層体62に一体化される。 積層過程によって生じた閉じた焼成型は、型キャビティを有する。この型キャ ビティは水平方向反対側のシール条片に形成された蒸気スリットを除いて完全に 閉じており、鎖錠された錠止装置54または締付けられた締付け装置83によっ て、焼成プロセス中に型キャビティ内に発生する内圧に抗して閉鎖保持される。 この焼成型はそれを形成する両焼成板ユニット53とこの焼成板ユニットを互い に固定連結する錠止装置54または締付け装置83と共に、第2の積層体62内 でのそれ以降の積層過程によって、焼成シャフト57を通ってその都度1段ずつ 下方に歩進的に移動する。焼成シャフト57を通過する際に、積層過程によって 焼成型閉鎖時に焼成型の型キャビティに閉じ込められた形のない生地は、平らな 薄片として形成された肉薄の成形体に焼成される。この焼成プロセスの間、形の ない生地はその中に生じる焼成ガスによって発泡し、この焼成ガスが蒸気スリッ トを通って型キャビティから出て、閉じた焼成型から焼成シャフト57に流れる 前に、型キャビティ内で分配される。焼成型が第2の積層体62内の最も下側の 位置に達し、その型キャビティを画成する両焼成板ユニット53が第2の積層体 62の最後から2番目の焼成板ユニットと最後の焼成板ユニットを形成する前に 、錠止装置54または締付け装置83が取り外される。下側の分離装置77によ って第2の積層体62が分離される際に、第2の積層体62の最後の焼成板ユニ ット53は、最後から2番目の焼成板ユニット53から慣れるように下降させら れる。この焼成型内で製造された肉薄の成形体は下降した焼成板ユニット53の 上面53aに載ったままである。 第2の積層体62を分離する際、この積層体はその下側に配置された昇降装置 79のプランジャ79aによって、積層体の最後の焼成板ユニット53の下面を 捉えられ、第2の積層体に付設された保持装置78の側方の保持ピンによって持 ち上げられる。保持ピンは、それを支持するキャリッジを水平方向に離隔するこ とによって、第2の積層体62の最後の焼成板ユニット53から引き抜かれる。 続いて、最後から2番目の焼成板ユニット53の側方の保持穴が保持装置78の 水平な保持ピンの方に向くまで、第2の積層体62は昇降装置79によって下降 させられる。そのとき、保持装置78の両キャリッジは互いに近接し、保持ピン が第2の積層体62の最後から2番目の焼成板ユニット53の保持穴に挿入され る。続いて、昇降装置79のプランジャ79aがその下側の出発位置まで下降さ せられる。その際先ず最初に、第2の積層体62の最後から2番目の焼成板ユニ ット53が保持装置78の保持ピン上に降ろされ、そしてそれまで最後であった 焼成板ユニット53が最後から2番目の焼成板ユニット53から分離され、それ まで最後であった焼成板ユニット53が昇降装置79のプランジャ79aによっ て更に下降させられ、上面53aにある焼成された成形体と共に下側の水平コン ベヤ69上に降ろされる。焼成された成形体は焼成炉48の下側の取出しステー ション60においてこの焼成板ユニット53から取り外され、下側の排出ステー ション80を経て焼成炉48から排出される。第2の積層体62から取り外され た焼成板ユニット53は、下側の水平コンベヤ69によって先ず最初は焼成炉4 8の下側の供給ステーション56まで搬送され、そこで新たに前生成物が供給さ れ、そして第1の積層体61の下端まで搬送される。 図14は、肉薄成形体を製造するための、反対向きの垂直な2つの搬送路87 ,88を備えた焼成炉86を示している。この成形体は固定しないで積み重ねら えた閉じた焼成型ユニット89からなる絶えず更新される積層体によって形成さ れる。 開閉可能な焼成型を形成するために、その都度片側だけを使用可能である積層 可能な焼成板90,91が設けられている。この焼成板はその前面90aまたは 91aがそれぞれ上側または下側の型半部として形成され、その背面90bまた は91bが凹部付きリブ92,93を備えている。この凹部付きリブの間に加熱 通路94,95が形成されている。 ガスで加熱される焼成炉のための焼成板の場合には、焼成シャフト内でこの加 熱通路の中を高温加熱ガスが流通する。電気加熱式焼成炉のための焼成板の場合 には、電気的加熱要素が加熱通路内に配置されている。 焼成板90,91はその前面90a,91aとその背面90n,91bに、互 いに付設された積層面96a,96b,97a,97bを備えている。この積層 面によって焼成板は前面90aを前面91aに、そして背面90bを背面91b に積層することがきる。積層可能な焼成板90,91は閉じた焼成型を形成する ために、その前面90a,91aが対をなして積み重ねられ、それぞれ焼成型の 両端面のところで焼成型に取付けられた錠止装置98または外部から焼成板に装 着されたセルフロッキング式締付け装置99によって互いに固定連結され、閉じ た焼成型ユニットが形成される。この焼成型ユニットは剛性のある本体としてそ れぞれ垂直な搬送路87,88によって搬送される。 片側だけを使用可能である積層可能な焼成板90,91によって形成された焼 成型はそれぞれ、所定の肉薄の成形体を製造するためのものである。各々の焼成 型は、前面90aを焼成型の上側の型半部として形成した上側の焼成板90と、 前面91aを焼成型の下側の型半部として形成した下側の焼成板91とからなっ ている。 長方形の平らな薄片を製造するための焼成型は、積層可能な焼成板によって形 成され、この焼成板はほぼ長方形の板本体を備え、この板本体の前面に、ほぼ平 らな長方形の焼成面が形成されている。この焼成面は側方のシール条片によって 画成される。このシール条片には、焼成板の前面の積層面が一体化されている。 前面が積み重ねられる2個の焼成板は、互いに向き合った焼成型半部のシール条 片によって積み重ねられ、閉じた焼成型を形成する。この焼成型はシール条片の 1つに設けられた蒸気通路を除いて完全に閉鎖されている。 円形、三角形、五角形または扇形の平らな薄片を製造するための焼成型は、積 層可能な焼成板によって形成可能である。この焼成板はほぼ長方形の板本体を備 え、この板本体はその前面に、円形、三角形、五角形または扇形の焼成面を有す る。この焼成面は側方のシール条片によって画成されている。シール条片には、 前面の積層面か一体化されている。 円形、三角形、五角形または扇形の平らな薄片を製造するための焼成型は、積 層可能な焼成板によって形成可能である。この焼成板はそれぞれ、製作すべき薄 片の形に一致し、円形、三角形、五角形または扇形の輪郭を有する直方体状の板 本体を備えている。 上方が開放した長方形の浅いカップとして形成された肉薄の成形体を製造する ための焼成型は、ほぼ長方形の板本体を備えた積層可能な焼成板によって形成さ れている。上側の焼成板はその前面にそれぞれ焼成面を備えている。この焼成面 はカップの形状に一致する隆起部を備え、側方のシール条片によって画成されて いる。このシール条片はカップの輪郭に一致し、上側の焼成板の前面の積層面を 備えている。下側の焼成板はその前面にそれぞれ焼成面を備えている。この焼成 面はカップの形状に一致する凹部を備え、側方のシール条片によって画成されて いる。このシール条片はカップの輪郭に一致し、下側の焼成板の前面の積層面を 備えている。 正確に定められたエッジを備えていない平らな薄片として形成されている肉薄 の成形体を製造するための焼成型は、直方体の板本体を備えた積層可能な焼成板 によって形成されている。この板本体はその前面に、製作すべき平らな薄片の輪 郭形状に一致する平らな焼成面を備え、この焼成面の外側に、成形体の壁厚を決 定するスペーサを支持し、積層面には前面が統合されている。 図15は、積層可能な2枚の焼成板90,91によって形成された積層可能な 閉じた焼成型ユニット89を示している。この焼成型ユニットは側方を互いに固 定連結さた焼成板90,91を備えている。この焼成板90,91は焼成型ユニ ットの反対側の2つの端面にそれぞれ、互いに間隔をおいて配置された錠止装置 98を備えている。この錠止装置の上側部分は上側の焼成板90の錠止部分90 cに形成され、下側部分は下側の焼成板90の錠止部分91cに形成されている 。各々の錠止装置の場合、上側部分は水平な穴98aを有する長方形の環98b として形成され、この環は上側の焼成板90の錠止部分90cの下面から垂直方 向下方に突出している。下側部分は環98bのための上方が開放した垂直な収容 スリット98cを備えている。この環は下側の焼成板91の錠止部分91cの上 面に形成され、錠止部分91cの内部を環98bに対して横方向に延びる側方が 開放した作業スリット98dを備えている。この作業スリット内には、円錐状の 尖端98fを備えた水平方向に摺動可能なピン98eが収容されている。両焼成 板90,912を積層する際に、上側の焼成板90の環98bが下側の焼成板9 1の収容スリット98cに挿入される。両焼成板90,91を固定連結するため にそれぞれ、錠止装置98のピン98eのくさび状の尖端98fが(図示してい ない)外側の操作装置を通って環98aに挿入される。この挿入は、上側の焼成 板90が下側の焼成板91に締付け固定され、両焼成板90,91が閉じた焼成 型ユニット89を形成するまで行われる。この焼成型ユニットは剛ちあとして搬 送および積層可能である。 図16は、閉じた焼成型ユニット100の他の実施の形態を示している。この 焼成型ユニットは剛体として搬送および積層可能である。焼成型ユニット100 は積層可能な2つの焼成板101,102によって形成される。この焼成板は実 質的に図15の焼成板90,91に一致している。積層可能な焼成板101,1 02は焼成型ユニット100の反対側の端面のところで、セルフロッキング式締 付け装置99によって互いに固定連結されている。締付け装置99はそれぞれ、 上側または下側の焼成板101,102に形成された2個の締付け部分103, 104と、ほぼC字形クランプ105とからなっている。このクランプは締付け 部分として形成されたその両端部106,107が摩擦連結的およびセルフロッ キング的な摩擦係合で焼成板101,102の両締付け部分103,104に嵌 合可能である。上側の焼成板101の締付け部分103はその上面に、上側の締 付け面103aを備え、下側の焼成板102の締付け部分104はその下面に、 下側の締付け面104aを備えている。クランプ105はその両端部106,1 07に、互いに向き合った締付け面106a,107aを備えている。両焼成板 101,102が積層される際に、上側の焼成板101の錠止部分103は下側 の焼成板102の錠止部分104に重なる。両焼成板101,102を固定連結 するために、クランプ105はその向き合った締付け面106a,107aが両 焼成板101,102の錠止部分103,104の反対向きの締付け面103a ,104aに装着され、この締付け面を形状拘束的およびセルフロッキング的に 摩擦係合する。クランプ105はその締付け面106a,107aが両焼成板1 01,102の締付け面103a,104aに沿って移動し、先ず最初にクラン プ105を嵌め込むために必要な運動遊びが除去され、そして所望な予備締付け 力がクランプ105の弾性的なひずみによって、積み重ねられた両焼成板101 ,102に加えられ、両焼成板101,102は、剛体として搬送および積層可 能である閉じた焼成型ユニット100を形成する。 図14の焼成型の場合には、積層可能な焼成板90,91または101,10 2によって形成された焼成型ユニット内で、肉薄の成形体が製造される。この焼 成板はそれ自体閉じた回路を通過する。この回路は互いに間隔をおいて並べて配 置された反対向きの垂直な、閉じた焼成型ユニット98,100のための2個の 搬送路87,88と、上下に配置され垂直な搬送路87,88をそれぞれ互いに 接続する反対向きの水平な2個の搬送路108,109とからなっている。この 搬送路内で、焼成型ユニットがそれぞれ、垂直な搬送路から他の搬送路に搬送さ れ、その際順々に通過する作業ステーションで開放され、空にさ、前生成物が新 しく供給され、そして再び閉じられる。 垂直方向上方に案内する搬送路87内で、閉じた焼成型ユニット98,100 が第1の積層体を通過する。この第1の積層体は固定しないで積み重ねて閉鎖さ れた焼成型ユニット98,100からなり、この焼成型ユニットは積層体の下端 で下側の積層装置の続けて行われる積層過程によって 第1の積層体に順々に統 合され、第1の積層体と焼成シャフトを移動した後で、第1の積層体の上端で上 側の分離装置によって第1の積層体から順々に再び取り外される。 垂直方向下方に案内する搬送路88内では、閉じた焼成型ユニット98,10 0が第2の積層体を通過する。この積層体は同様に、固定しないで積み重ねられ る閉じた焼成型ユニットからなり、この焼成型ユニットはその上端に、上側の積 層装置の連続する積層過程によって第2の積層体に順々に統合され、第2の積層 体と焼成シャフトを通過した後で、第2の積層体の下端で下側の分離装置によっ て第2の積層体から再び順々に取り外される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ザクセンホーファー・ヨハン オーストリア国、A―1220 ウイーン、ア ルニカヴェーク、124/30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.開閉可能な焼成型内で肉薄の成形体を製造するための焼成炉であって、この 焼成型の型半部がその中で製造される成形体の外側形状を決定し、型半部が少 なくとも対をなして積層可能な焼成板によって形成され、この焼成板が焼成炉 内で閉じた回路に沿って搬送され、この回路が下側の供給ステーションの次に 配置された、垂直な焼成シャフトを通って上側の取出しステーションまで延び る垂直な搬送路を含み、この搬送路の下端において、下側の供給ステーション で前生成物が供給される、下側の型半部を形成する焼成板が、上側の型半部を 形成する焼成板と共に、少なくとも対をなして積み重ねられる焼成板からなる 垂直な積層体に統合され、この積層体が垂直な搬送路に沿って焼成シャフトを 通って延び、搬送路の上端で個々の焼成板に分解され、対をなして積み重ねら れる焼成板によって形成された焼成型が積層体内を歩進的に上方に焼成シャフ トを通って移動し、焼成型内に含まれる前生成物が肉薄の成形体に焼成され 、この成形体が上側の取出しステーションで積層体を分解するときに分離され た焼成板から取り出される、焼成炉において、焼成板が通過する閉じた回路が 、上側の供給ステーションの次に配置された、垂直な焼成シャフトを通って下 側の取出しステーションまで延びる垂直な第2の搬送路を備え、この第2の搬 送路の上端において、上側の供給ステーションで前生成物が供給される、下側 の型半部を形成する焼成板が、上側の型半部を形成する焼成板と共に、少なく とも対をなして積み重ねられ錠止装置によって互いに固定連結される焼成板か らなる垂直な第2の積層体に統合され、この第2の積層体が垂直な第2の搬送 路に沿って焼成シャフトを通って延び、垂直な第2の搬送路の下端で錠止装置 を取り外した後で個々の焼成板に分解され、対をなして積み重ねられ錠止装置 によって互いに固定連結される焼成板によって形成された焼成型が第2の積層 体内を歩進的に下方に焼成シャフトを通って移動し、焼成型内に含まれる前生 成物が肉薄の成形体に焼成され、この成形体が下側の取出しステーションで第 2の積層体を分解するときに分離された焼成板から取り出されることを特徴と する焼成炉。 2.新たに前生成物を供給した、対をなして積み重ねられる焼成板によって形成 された焼成型を錠止するための、上側の供給ステーションに付設された上側の 錠止装置が、第2の垂直な搬送路のそばにおいて焼成シャフトの上方に設けら れていることを特徴とする請求項1記載の焼成炉。 3.両搬送路の上端に付設された、対をなして積み重ねられる焼成板によって形 成された錠止される焼成型のための移送装置が、焼成シャフトの上方に設けら れていることを特徴とする請求項1または2記載の焼成炉。 4.各々の垂直な搬送路のために固有の焼成シャフトが設けられていることを特 徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の焼成炉。 5.第1の積層体を形成する第1の積層装置が第1の垂直な搬送路の下端に設け られ、第2の積層体を分解する第2の積層装置が第2の垂直な搬送路の下端に 設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の焼成炉 。 6.垂直な搬送路の下端に配置された積層装置がそれぞれ、当該の搬送路に付設 された垂直コンベヤとして形成されていることを特徴とする請求項5記載の焼 成炉。 7.焼成シャフトの上方に配置された、第1の積層体に付設された、第1の積層 体を分解するための分離装置が、第1の搬送路の上端に設けられていることを 特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の焼成炉。 8.焼成板が互いに付設された上側または下側の積層面を備え、この積層面によ って焼成板がそれぞれの積層体内で積み重ねられることを特徴とする請求項1 〜7のいずれか一つに記載の焼成炉。 9.下側の焼成型半部として形成された複数の焼成型部分が焼成板の上面に並べ て配置され、上側の焼成型半部として形成された複数の焼成型部分が焼成板の 下面に並べて配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに 記載の焼成炉。 10.焼成板の上面に付設された、焼成板の上側の積層面がそれぞれ、焼成板の上 面に配置された下側の型半部のシール条片に一体化され、焼成板の下面に付設 された、焼成板の下側の積層面がそれぞれ、焼成板の下面に配置された上側の 型半部のシール条片に一体化され、焼成板がそれぞれの積層体内でその焼成型 半部のシール条片によって積み重ねられることを特徴とする請求項8または9 記載の焼成炉。 11.各々の焼成板が、積層される2枚の焼成板を固定連結するために、積層され た2枚の焼成板に外部から装着される錠止装置のための側方の係合面を備えて いることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の焼成炉。 12.焼成板がそれぞれ、前面に上側または下側の型半部を支持する上側または下 の焼成板として形成され、この焼成板がその前面とその背面に、互いに付設さ れる積層面を備え、この積層面によって焼成板が積層された状態で積み重ねら れ、対をなして前面で積層した焼成板を固定連結するために、両焼成板に固定 連結可能な錠止装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜11のいず れか一つに記載の焼成炉。 13.上側と下側の焼成板のそばで、その前面に付設された積層面がそれぞれその 型半部のシール条片に一体化され、前面によって対をなして積層された焼成板 がその型半部のシール条片によって積み重ねられることを特徴とする請求項1 2記載の焼成炉。 14.上側と下側の焼成板が、それに外側から装着される錠止装置のための側方の 係合面を備えていることを特徴とする請求項12または13記載の焼成炉。 15.上側と下側の型半部が、両側を使用可能で内部から加熱可能な焼成板ユニッ トによって形成され、この焼成板ユニットの上面が下側の型半部を形成し、下 面が上側の型半部を形成し、両積層体内で隙間なしに積み重ねられることを特 徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の焼成炉。 16.両側を使用可能な焼成板ユニットが、上側へ案内する第1の垂直な搬送路内 に配置された第1の積層体内で、固定しないで積み重ねられ、下方に案内する 第2の垂直な搬送路内に配置された第2の積層体内で、錠止装置によって対を なして互いに固定連結され、第1の積層体内で積み重ねられる2個の焼成板ユ ニットによって形成された個々の焼成型が、焼成時に焼成型内に生じる内圧に 抗して、焼成型に載る第1の積層体の部分の重量によってのみ閉鎖保持され、 第1の積層体内で焼成型が垂直な焼成シャフトとを通って取出しステーション まで上方に歩進的に移動することを特徴とする請求項15記載の焼成炉。
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