JP2001353776A - 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 - Google Patents

芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体

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JP2001353776A
JP2001353776A JP2000178517A JP2000178517A JP2001353776A JP 2001353776 A JP2001353776 A JP 2001353776A JP 2000178517 A JP2000178517 A JP 2000178517A JP 2000178517 A JP2000178517 A JP 2000178517A JP 2001353776 A JP2001353776 A JP 2001353776A
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aromatic polyamide
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Shinsuke Yamashita
伸介 山下
Akimitsu Tsukuda
佃  明光
Nobuaki Ito
伸明 伊藤
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力が高くかつ出力変動も小さく、高い電磁
変換特性を実現できる磁気記録媒体のためのベースフィ
ルムとして特に有用な芳香族ポリアミドフィルム及び磁
気記録媒体を提供する。 【解決手段】 フィルム平均厚みが1〜10μmであ
り、かつ、フィルム長手方向、幅方向の少なくとも一方
向について、レターデーション(Γ)の平均値[RΓ
(nm)]及びその標準偏差[σΓ(nm)]が下記関
係式を満たす芳香族ポリアミドフィルムである。 0.0001≦σΓ/RΓ≦0.1 (RГ≧100n
mのとき) 0.01≦σΓ≦10 (RГ<100nmのとき)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体とし
て好適に用いることができる芳香族ポリアミドフィルム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル記録技術の進歩、コンピ
ューターの外部メモリへの展開などにより、磁気記録媒
体には薄膜化、高密度記録化、高耐久性化が要求されて
いるので、磁気記録媒体用フィルムに対し、そのために
適した特性を有することが強く要求されてきている。芳
香族ポリアミドフィルムは、従来磁気記録媒体のベース
フィルムとして用いられてきたポリエチレンテレフタレ
ートやポリエチレンテレナフタレートなどのポリエステ
ルフィルムに比べ剛性が高いために薄膜化が可能であ
り、大容量の磁気記録媒体用に適した素材であり、その
用途を広げてきている。しかしハードディスクの急速な
記録密度の向上に対応するために磁気テープのさらなる
高密度記録化が必要となってきている。このような高密
度記録化のためにベースフィルムの表面を平滑にし、電
磁変換特性の向上を図る試みが検討されてきた。例え
ば、フィルム表面に微細な突起を形成するために、フィ
ルム中に無機粒子を含有させた芳香族ポリアミドフィル
ム(例えば、特開昭60−127523号公報、特開昭
60−201914号公報)や、表面突起形成のための
粒子を含有する薄膜層を基層に積層した芳香族ポリアミ
ドフィルム(例えば特開平3−119512号公報)等
である。またフィルムの厚みムラを低減する工夫として
は特開昭62−254136号公報、特許第28639
84号公報等の提言がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年の磁気記録
媒体に要求されている電磁変換特性の向上の要求は極め
て高い。すなわち記録密度の向上にともない要求される
出力レベルはますます高くなってきている。また近年特
に高まりつつあるデジタル記録においては出力のしきい
値を超える必要があるため高出力かつ出力変動を小さく
する必要がある。このような要求に対してはもはや従来
の表面性の改良や厚みムラの改善のみでは対応困難な状
況になりつつある。
【0004】そこで、本発明は、出力が高くかつ出力変
動も小さく、高い電磁変換特性を実現できる磁気記録媒
体のためのベースフィルムとして特に有用な芳香族ポリ
アミドフィルム及び磁気記録媒体を提供することを主な
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明者らが鋭意検討した結果、フィルムのレターデー
ションのばらつきを一定範囲内に制御することが極めて
有効であることを見出し本発明をなすに至ったものであ
る。
【0006】即ち、上記目的の達成のため、本発明の芳
香族ポリアミドフィルムは、フィルム平均厚み(Rd)
が1〜10μmであり、かつ、フィルム長手方向、幅方
向の少なくとも一方向について、レターデーション
(Γ)の平均値[RΓ(nm)]及びその標準偏差[σ
Γ(nm)]が下記関係式を満たすことを特徴とする。 0.0001≦σΓ/RΓ≦0.1 (RГ≧100
nmのとき) 0.01≦σΓ≦10 (RГ<100nmのと
き)
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる芳香族ポリアミド
とは、次の式(I)および/または式(II)で表され
る繰り返し単位を有するものである。
【0008】式(I):
【化1】
【0009】式(II):
【化2】
【0010】ここで、Ar1、Ar2、Ar3の基として
は、例えば、
【化3】
【0011】などが挙げられ、X、Yは、−O−,−C
2−,−CO−,−S−,−C(CH32−などから
選ばれる基であるが、これに限定されるものではない。
【0012】更にこれらの芳香環上の水素原子の一部
が、フッ素,臭素,塩素などのハロゲン基(特に塩
素)、ニトロ基、メチル,エチル,プロピルなどのアル
キル基(特にメチル基)、メトキシ,エトキシ,プロポ
キシなどのアルコキシ基などの置換基で置換されている
ものも含まれ、また、重合体を構成するアミド結合中の
水素が他の置換基によって置換されているものも含まれ
る。また、本発明に用いる芳香族ポリアミドは、上記の
芳香環がパラ配向性を有しているものが、全芳香環の8
0%以上、より好ましくは90%以上をしめていること
が好ましい。ここで言うパラ配向性とは、芳香核上の主
鎖を構成する2価の結合手が互いに同軸または平行にあ
る状態を言う。このパラ配向性が80%未満の場合、フ
ィルムの剛性および耐熱性が不十分なことがあり好まし
くない。
【0013】本発明の芳香族ポリアミドフィルムには、
更に、SiO2、TiO2、Al23、CaSO4、Ba
SO4、CaCO3、カ−ボンブラック、ゼオライト、そ
の他の金属微粉末などの無機粒子や、シリコ−ン粒子、
ポリイミド粒子、架橋共重合体粒子、架橋ポリエステル
粒子、テフロン(登録商標)粒子などの有機高分子粒子
などが併用されてもよい。この時、粒子の平均一次粒径
は5〜100nmが好ましく、含有量は0.05〜5重
量%が好ましい。
【0014】さらに、本発明のフイルムをなす上記樹脂
組成物には、本発明の目的を阻害しない範囲で、異種重
合体、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤、核
生成剤等の無機または有機の添加剤がブレンドされてい
てもよい。
【0015】本発明のフィルムは、平均厚みが1〜10
μmであり、かつ、フィルム長手方向(MDと略す)、
幅方向(TDと略す)の少なくとも一方向について、レ
ターデーション(Γ)の平均値[RΓ(nm)]及びそ
の標準偏差[σΓ(nm)]が下記関係式を満たすもの
である。 0.0001≦σΓ/RΓ≦0.1 (RГ≧100
nmのとき) 0.01≦σΓ≦10 (RГ<100nmのと
き) ここでレターデーションの平均値(RΓ)は各レターデ
ーション(Γ)の絶対値を算術平均した値であり、正の
値をとる。
【0016】RГが100nm以上のとき、σΓ/RΓ
は0.0001〜0.1、好ましくは0.0005〜
0.08、より好ましくは0.001〜0.07であ
る。σΓ/RΓの下限は通常0.0001である。σΓ
/RΓが0.1を超えると出力低下が起こり易くなり、
また出力変動も大きくなり易い。σΓ/RΓが0.00
01未満であるとスリット性が低下し易い。
【0017】またRГが100nm未満のときσΓは
0.01〜10、好ましくは0.01〜8、より好まし
くは0.01〜7である。σΓが0.01より小さいと
フィルムのスリット性、搬送性に問題が生じ、逆に10
を超えると磁気記録媒体としたとき出力低下が起こり易
くなり、また出力変動が大きくなり易い。
【0018】上記の関係は、フィルム長手方向、幅方向
の少なくとも一方向について満足することが必要である
が、なかでも、フィルム長手方向(MD)について満た
されることが、出力特性の向上、かつ出力変動特性を小
さく抑えるために好ましい。TDについても同様に上記
条件を満たすことが製品のバラツキを低く抑えるために
効果的であるのでより一層好ましい。
【0019】本発明のフィルムの厚みの平均値をRd、
その標準偏差をσdとするとき、その比(σd/Rd)
は0.0001〜0.04、好ましくは0.0001〜
0.03、より好ましくは0.001〜0.025であ
ることが好ましい。σd/Rdが上記の範囲より小さい
とスリット性が低下する場合があり、逆に大きいと磁気
記録媒体としたときの出力低下を招く場合があり好まし
くない。
【0020】上記の関係は、フィルム長手方向、幅方向
の少なくとも一方向について満足することが必要である
が、なかでも、フィルム長手方向(MD)について満た
されることが、スリット性の向上、かつ出力低下を抑え
るために好ましい。
【0021】本発明の芳香族ポリアミドフィルムは少な
くとも一方向の引張りヤング率が9.8GPa以上であ
ることが、磁気記録媒体としたときのヘッド当たりを良
好とし出力特性を高くするために好ましい。本発明の芳
香族ポリアミドフィルムの少なくとも一方向のヤング率
は好ましくは11.7GPa以上、更に好ましくは1
2.7GPa以上である。尚、全ての方向のヤング率が
9.8GPa以上であることが好ましいことは言うまで
もない。これらの特性を充たすためには、前述したよう
に、本発明に用いる芳香族ポリアミドの芳香環がパラ配
向性を有しているものが、全芳香環の80%以上、より
好ましくは90%以上をしめていることが好ましい。
【0022】また、本発明のフィルムは少なくともその
一方の表面において表面粗さ(Ra)が0.1〜10n
mであると磁気記録媒体としたときの電気変換特性が向
上するため好ましい。
【0023】また、本発明のフィルムは、製膜が容易で
ある単層フィルムとしても好ましく採用されるが、積層
フィルムであっても構わない。積層フイルムとするとき
は、本発明のフイルムが少なくとも一方の表面側の最表
層となるように積層する。
【0024】本発明のフィルムは、少なくとも一方の表
面に磁性層を設けて磁気記録媒体として用いることがで
きる。この時、本発明の要件を充たす表面に磁性層を設
けることが好ましい。
【0025】本発明のフィルムが適用される高密度記録
媒体の磁性層は、特に限定されないが、公知の強磁性金
属薄膜層であればよい。強磁性金属薄膜層の形成手段と
しては、従来公知の方法が用いられ、例えば、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレ−ティング法が好ま
しく用いられるが、強磁性粉と有機バインダ−からなる
磁性層を塗布法により形成してもよい。強磁性金属材料
としては、Co、Ni、Cr、Feなどの金属やこれら
を主成分とする合金などを用いることができる。
【0026】磁性層を形成後、ダイヤモンドライクコ−
ティングの付与および/または潤滑保護層の付与を行う
ことは磁気記録媒体の耐久性向上の点で好ましい。更
に、磁性層と反対側の面により走行性を向上させるため
に、公知の方法によりバックコ−ト層を設けてもよい。
【0027】本発明の芳香族ポリアミドフィルムは、フ
レキシブルプリント基板、コンデンサー、プリンタリボ
ン、音響振動板、太陽電池のベースフィルムなど種々の
用途に好ましく用いられるが、少なくとも片面に磁性層
を設けた磁気記録媒体として用いられると、高出力、高
耐久性及び無欠点性を兼ね備えて付与できるという、本
発明の芳香族ポリアミドフィルムの効果が充分に発揮さ
れるため特に好ましい。
【0028】磁気記録媒体の形態は、ディスク状、カー
ド状、テープ状など特に限定されないが、本発明の芳香
族ポリアミドフィルムの優れた表面性、高ヤング率を活
かした薄膜化に対応するため、芳香族ポリアミドフィル
ムからなる支持体の厚みが6.5μm以下、幅が2.3
〜13.0mm、長さが100m/巻以上、磁気記録媒
体としての記録密度(非圧縮時)が8キロバイト/mm
2以上の長尺、高密度の磁気テ−プとした時に本発明の
表面形状を規制すること、また高い剛性を持つことによ
る優れた効果をより一層奏することができるので特に好
ましい。なお、ここでいう記録密度は下式により算出す
る。 記録密度 = 記録容量/(テ−プ幅×テ−プ長さ) 支持体の厚みは好ましくは、5.0μm以下、更に好ま
しくは4.0μm以下であり、磁気記録媒体としての記
録密度は好ましくは25キロバイト/mm2以上、更に
好ましくは34キロバイト/mm2以上である。
【0029】また本発明の磁気記録媒体は、民生用、プ
ロ用、D−1,D−2,D−3等の放送局用デジタルビ
デオカセット用途、DDS−2,3,4、データ8m
m、QIC等のデータストレージ用途に好適に用いるこ
とができるが、データ欠落等の信頼性が最も重視される
データストレージ用途に最適に用いることができる。
【0030】本発明のフィルムの伸度は10%以上、よ
り好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上で
あるとテ−プが適度な柔軟性を持つので望ましい。ただ
し通常上限は100%程度であり、あまり大きいと芳香
族ポリアミドフィルム本来の剛性が損なわれる場合があ
る。
【0031】本発明のフィルムの吸湿率は、5%以下、
より好ましくは3%以下、更に好ましくは2%以下であ
ることが、湿度変化によるテ−プの寸法変化が小さく、
良好な電磁変換特性を保つために望ましい。ただし通常
下限は0.3%程度であり、あまり低くしようとすると
他の物性が低下することがある。
【0032】本発明のフィルムの200℃、10分間で
の熱収縮率は0.5%以下、より好ましくは0.3%以
下であることが、温度変化によるテ−プの寸法変化が小
さく良好な電磁変換特性を保つために望ましい。ただし
通常下限は0.01%程度である。
【0033】これらの特性は、積層された場合には積層
フィルムについても満足することが好ましい。
【0034】本発明のフィルムは、例えば、次のような
方法で製造できるが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0035】芳香族ポリアミドを、芳香族ジ酸クロリド
と芳香族ジアミンから得る場合には、N−メチルピロリ
ドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミドな
どの非プロトン性有機極性溶媒中で溶液重合により合成
される。
【0036】この時、低分子量物の生成を抑制するた
め、反応を阻害するような水、その他の物質の混入は避
けるべきであり、効率的な攪拌手段をとることが好まし
い。また、原料の当量性は重要であるが、製膜性を損な
う恐れのある時は、適当に調整することができる。ま
た、溶解助剤として塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、塩化リチウム、臭化リチウム、硝酸リチウムなどを
添加してもよい。
【0037】単量体として芳香族ジ酸クロリドと芳香族
ジアミンを用いると塩化水素が副生するが、これを中和
する場合には周期律表I族かII族のカチオンと水酸化
物イオン、炭酸イオンなどのアニオンからなる塩に代表
される無機の中和剤、またエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、アンモニア、トリエチルアミン、トリ
エタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミンなどの有機の中
和剤が使用される。また、基材フィルムの湿度特性を改
善する目的で、塩化ベンゾイル、無水フタル酸、酢酸ク
ロリド、アニリン等を重合の完了した系に添加し、ポリ
マ−の末端を封鎖してもよい。
【0038】本発明のフィルムを得るためにはポリマ−
の固有粘度(ポリマ−0.5gを硫酸中で100mlの
溶液として30℃で測定した値)は、0.5以上である
ことが好ましい。
【0039】製膜原液としては、中和後のポリマ−溶液
をそのまま用いてもよいし、また、一旦、ポリマ−を単
離後、有機溶媒に再溶解したものを用いてもよい。異種
重合体を添加する場合は、重合前にモノマ−とともに溶
媒に溶解させても、重合後のポリマ−溶液に混合させて
も、単離した芳香族ポリアミドとともに再溶解しても、
製膜直前にスタティックミキサ−などを利用して混合さ
せてもよい。また、粉末状やペレットで添加してもよい
し、また、一旦、重合溶媒などの有機溶媒に溶解後、ポ
リマ−溶液と混合してもよい。製膜原液中のポリマ−濃
度は2〜40重量%程度が好ましい。
【0040】上記のように調製された製膜原液は、乾式
法、乾湿式法、湿式法、半乾半湿式法等によりフィルム
化が行なわれるが、表面形態を制御しやすい点で、乾湿
式法が好ましく、以下、乾湿式法を例にとって説明す
る。
【0041】上記の原液を口金からドラム、エンドレス
ベルト等の支持体上に押し出して薄膜とし、次いでかか
る薄膜層から溶媒を飛散させ、薄膜を乾燥する。乾燥温
度は、100〜210℃が好ましく、100〜180℃
がより好ましい。またこのとき乾燥温度のムラを平均値
に対して10%以内にすることが好ましい。10%を越
えるとレターデーションのばらつきが本発明の範囲を満
たさないことがある。乾燥時間は、0.5〜12分が好
ましく、1〜10分がより好ましい。
【0042】次いで、乾式工程を終えたフィルムは支持
体から剥離されて、湿式工程に導入され、脱塩、脱溶媒
などが行なわれる。フィルムを支持体から剥離するとき
のポリマー濃度は30〜60重量%であることが好まし
く、40〜50重量%であることがより好ましい。ポリ
マー濃度が30重量%未満の場合は、フィルムの自己支
持性が不十分で破れやすくなることがあり、60重量%
以上の場合は、延伸が十分に行えない場合がある。
【0043】本発明の芳香族ポリアミドフィルムは、支
持体から剥離されて湿式工程に導入される間に、ゲルフ
ィルムの状態でフィルムの長手方向に延伸されることが
好ましい。このときニップロールの駆動ロールの速度を
Va、非駆動ロールの速度をVbとすると、その速度差
の絶対値|Va−Vb|をVaで割った値Vcが0.0
5以下、より好ましくは0.04以下であることが好ま
しい。ニップロールが複数ある場合でもそれぞれのニッ
プロールにおいて上記範囲内であることが好ましい。上
記範囲を超えるとレターデーションのばらつきを、本特
許での特定範囲内に制御できないことがあり好ましくな
い。延伸倍率は1.05〜2.0倍が好ましい。長手方
向の延伸倍率が1.05倍未満では長手方向の弾性率が
不十分なことがあり、2.0倍を越えると伸度の低い脆
いフィルムとなることがある。また、湿式工程を通さず
にそのまま剥離したゲルフィルムに延伸および熱処理を
行うと、表面が大きくあれたり、カ−ルが発生すること
があるため好ましくない。
【0044】湿式工程を経たフィルムは水分を乾燥後、
フィルムの幅方向に延伸が行われる。延伸温度は200
〜300℃であることが好ましく、240〜280℃で
あることがより好ましい。延伸温度がこの範囲より低い
と延伸時にフィルムが破れやすく、高すぎると分子が配
向しにくくなりヤング率が不十分なことがある。幅方向
の延伸倍率は1.05〜2.0倍であることが好まし
い。幅方向の延伸倍率が1.05倍未満では幅方向の弾
性率が不十分なことがあり、2.0倍を越えると伸度の
低い脆いフィルムとなったり、長手方向の弾性率が大き
く低下することがある。
【0045】フィルムの長手方向の延伸倍率と幅方向の
延伸倍率の積である面延伸倍率は1.1〜2.5倍であ
ることが好ましい。
【0046】フィルムの延伸中あるいは延伸後に熱処理
が行なわれるが、熱処理温度は200〜300℃の範囲
にあることが好ましい。より好ましくは、240〜28
0℃である。熱処理温度が200℃未満の場合、フィル
ムの弾性率が低下することがあり、300℃を越えると
フィルムの結晶化が進みすぎて堅くてもろいフィルムと
なる。
【0047】また、延伸あるいは熱処理後のフィルムを
徐冷する事が有効であり、50℃/秒以下の速度で冷却
する事が有効である。
【0048】本発明のフィルムは単層フィルムであって
も良好な表面特性を実現できるが、積層フィルムであっ
ても構わない。積層の方法としては、周知の方法、例え
ば、口金内での積層、複合管での積層や、一旦1層を形
成しておいてその上に他の層を形成する方法などがあ
る。
【0049】
【実施例】本発明の物性の測定方法、効果の評価方法は
次の方法による。 (1)レターデーション(Γ) フィルムのMDあるいはTDの直線上のレターデーショ
ンを2mmおきに20点、複屈折計(ニコン製 コンペ
ンセータNo,8002)により測定した。 (2)フィルム厚み(d) フィルムのMDあるいはTDの直線上の厚みを2mmお
きに20点、電子マイクロ厚み計(アンリツ製 K35
1C)を用いて測定した。 (3)引張りヤング率 ロボットテンシロンRTA(オリエンテック社製)を用
いて25℃、相対湿度65%において測定した。試験片
は10mm幅、50mm長さであり、引っ張り速度は3
00mm/分である。 (4)表面粗さ(Ra) 原子間力顕微鏡(AFM)を用いて以下の条件で場所を
変えて測定を10回行い、その平均値を求めた。 装置: NanoScope III AFM (Digital Instruments社
製) カンチレバー:シリコン単結晶 走査モード:タッピングモード 走査範囲:5μm×5μm 走査速度:0.5Hz
【0050】(5)ニップロールの速度(Va,Vb) 小野測器製ディジタルハンドタコメーター(HT-3100)を
用いて速度を求めた。 (6)電磁変換(初期出力)特性 磁気テープに6.5MHzの正弦波を最適記録電流で記
録し、その再生出力を市販のDVCテ−プを標準とし、
その差から以下の基準で評価した。 ◎:標準テープとの差が+1.5dB以上 ○:標準テ−プとの差が+0.5dB以上+1.5dB
未満 △:標準テ−プとの差が−0.5dB以上+0.5dB
未満 ×:標準テ−プとの差が−0.5dB未満
【0051】(7)出力変動特性 上記(6)の測定において、再生時のS/N比の変動幅
(最小値−最大値)を測定し、以下の基準で評価した。 ◎:変動幅:0.2dB以下 ○:変動幅:0.2dBを超え0.5dB以下 △:変動幅:0.5dBを超え1.5dB以下 ×:変動幅:1.5dBを超える 以下に実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものでない。なお、以
下の実施例中、NMPはN−メチルピロリドン、CTP
Cは2−クロルテレフタル酸クロリド、CPAは2−ク
ロルパラフェニレンジアミン、DPEは4,4’−ジア
ミノジフェニルエ−テルを表す。
【0052】実施例1 芳香族ポリアミドの溶液は次の様に合成した。脱水した
NMPに90モル%に相当するCPAと10モル%に相
当するDPEとを溶解させ、これに98.5モル%に相
当するCTPCを添加し、2時間撹拌により重合した
後、炭酸リチウムで中和を行い、ポリマ−濃度が11重
量%の芳香族ポリアミドの溶液を得た。
【0053】上記の様に調整したポリマ−溶液を表面が
鏡面状のステンレス製ベルト上に流延した。この流延さ
れたポリマ−溶液を平均160℃の熱風でそれぞれ1分
間ずつ加熱して溶媒を蒸発させた。このときノズル吹き
出し口のTDに10点熱電対を設置して熱風吹き出し条
件を調整し、乾燥温度ムラを5.2%まで低減させた。
次に、水槽内へフィルムを2分間通して残存溶媒と中和
で生じた無機塩の水抽出を行なった。この間に、フィル
ムの長手方向に1.1倍で延伸を行った。このときのニ
ップロールの速度差Vcを0.015に制御した。この
後、テンタ−中で、温度250℃、風速15m/秒の熱
風下に、フィルムの幅方向に1.5倍で延伸を行なった
後、240℃で1.5分間熱処理を行った。こうしてフ
ィルム平均厚みが4.4μmの芳香族ポリアミドフィル
ムを得た。
【0054】得られたフィルムの長手方向でのレターデ
ーションは、平均値(RГ)が165nm、レターデー
ションの標準偏差と平均値との比(σГ/RГ)が0.
03であり、フィルム厚みの標準偏差と平均値との比
(σd/Rd)が0.018であり、ヤング率はMD、
TDそれぞれ12.6GPa、16.6GPaであり、
また、一方の表面(A面側)の表面粗さ(Ra)が2.
4nmであった。
【0055】このフィルムのA面側の表面に通常の真空
蒸着法により磁性層を形成した後、フィルムを幅6.3
5mm、長さ150mにスリットし、カセットに組みこ
んで、磁気テープを作成した。
【0056】得られた磁気テープの出力特性は◎で、出
力変動特性は◎と、出力、出力変動特性ともにきわめて
優れたものであった。
【0057】実施例2 乾燥温度ムラを8.5%、速度差Vcを0.023に制
御したほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚みが
4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0058】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが151nm、σГ/RГが0.04であ
り、σd/Rdが0.023、ヤング率はMD、TDそ
れぞれ12.5GPa、17.5GPa、A面側の表面
粗さ(Ra)が3.6nmであった。このフィルムから
実施例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が◎
で、出力変動特性が○と、良好な特性を示した。
【0059】実施例3 乾燥温度ムラを4.8%、速度差Vcを0.032に制
御したほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚みが
4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0060】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが142nm、σГ/RГが0.06であ
り、σd/Rdが0.031、ヤング率はMD、TDそ
れぞれ12.6GPa、17.6GPa、A面側の表面
粗さ(Ra)が2.8nmであった。このフィルムから
実施例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が○
で、出力変動特性が○と、良好な特性を示した。
【0061】実施例4 乾燥温度ムラを7.5%、速度差Vcを0.043に制
御したほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚みが
4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0062】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが148nm、σГ/RГが0.08であ
り、σd/Rdが0.034、ヤング率はMD、TDそ
れぞれ12.1GPa、18.1GPa、A面側の表面
粗さ(Ra)が5.8nmであった。このフィルムから
実施例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が△
で、出力変動特性が△と、使用可能レベルであった。
【0063】実施例5 乾燥温度ムラを6.3%、速度差Vcを0.039、延
伸倍率をMD、TDそれぞれ1.25倍、1.35倍と
したほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚みが
4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0064】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが24nm、σГが3.5nmであり、σ
d/Rdが0.029、ヤング率はMD、TDそれぞれ
13.6GPa、14.5GPa、A面側の表面粗さ
(Ra)が4.9nmであった。このフィルムから実施
例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が◎で、
出力変動特性が◎と、非常に良好な特性を示した。
【0065】実施例6 乾燥温度ムラを9.1%、速度差Vcを0.036、延
伸倍率をMD、TDそれぞれ1.25倍、1.35倍と
したほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚みが
4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0066】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが21nm、σГが5.8nmであり、σ
d/Rdが0.036、ヤング率はMD、TDそれぞれ
13.2GPa、13.9GPa、A面側の表面粗さ
(Ra)が6.3nmであった。このフィルムから実施
例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が○で、
出力変動特性が○であり、良好な特性を示した。
【0067】実施例7 乾燥温度ムラを8.4%、速度差Vcを0.047、延
伸倍率をMD、TDそれぞれ1.25倍、1.35倍と
したほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚みが
4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0068】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが26nm、σГが8.9nmであり、σ
d/Rdが0.028、ヤング率はMD、TDそれぞれ
13.4GPa、14.2GPa、A面側の表面粗さ
(Ra)が6.2nmであった。このフィルムから実施
例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が△で、
出力変動特性が△であり、使用可能レベルであった。
【0069】比較例1 乾燥温度ムラを12.1%、速度差Vcを0.025に
制御したほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚み
が4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0070】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが156nm、σГ/RГが0.12であ
り、σd/Rdが0.035、ヤング率はMD、TDそ
れぞれ12.8GPa、17.3GPa、A面側の表面
粗さ(Ra)が7.3nmであった。このフィルムから
実施例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が×
で、出力変動特性が×であった。
【0071】比較例2 乾燥温度ムラを8.5%、速度差Vcを0.068に制
御したほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚みが
4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0072】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが167nmでσГ/RГが0.13であ
り、σd/Rdが0.065、ヤング率はMD、TDそ
れぞれ12.6GPa、16.9GPa、A面側の表面
粗さ(Ra)が10.6nmであった。このフィルムか
ら実施例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が
×で、出力変動特性が×であった。
【0073】比較例3 乾燥温度ムラを11.5%、速度差Vcを0.073、
延伸倍率をMD、TDそれぞれ1.25倍、1.35倍
としたほかは実施例1と同様にしてフィルム平均厚みが
4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。
【0074】このフィルムの長手方向でのレターデーシ
ョンは、RГが16nm、σГが10.9nmであり、
σd/Rdが0.059、ヤング率はMD、TDそれぞ
れ13.9GPa、14.5GPa、A面側の表面粗さ
(Ra)が12.1nmであった。このフィルムから実
施例1と同様に作成した磁気テープは、出力特性が×
で、出力変動特性が×であった。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【発明の効果】本発明による芳香族ポリアミドフィルム
をベースフィルムに用いると、出力が高くかつ出力変動
が小さく、高い電磁変換特性を実現できる磁気記録媒体
を得ることができるので、本発明のフィルムは磁気記録
媒体用ベースフィルムとして特に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 77:00 C08L 77:00 Fターム(参考) 4F071 AA56 AE05 AE11 AF15 AF27 AF43 AH14 BA02 BB02 BB07 BC01 BC10 BC12 BC17 4F210 AA29 AG01 AH38 QA02 QA03 QC06 QG01 QG18 5D006 CB03 CB07 FA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム平均厚みが1〜10μmであ
    り、かつ、フィルム長手方向、幅方向の少なくとも一方
    向について、レターデーション(Γ)の平均値[RΓ
    (nm)]及びその標準偏差[σΓ(nm)]が下記関
    係式を満たすことを特徴とする芳香族ポリアミドフィル
    ム。 0.0001≦σΓ/RΓ≦0.1 (RГ≧100
    nmのとき) 0.01≦σΓ≦10 (RГ<100nmのと
    き)
  2. 【請求項2】 フィルム長手方向、幅方向の少なくとも
    一方向について、フィルム平均厚み[Rd(μm)]及
    びその標準偏差[σd(μm)]が下記関係式を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載の芳香族ポリアミドフ
    ィルム。 0≦σd/Rd≦0.04
  3. 【請求項3】 少なくとも一方向のヤング率が9.8G
    Pa以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の芳香族ポリアミドフィルム。
  4. 【請求項4】 フィルムの少なくとも一方の表面におい
    て、表面粗さ[Ra(nm)]が 0.1≦Ra≦10 であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の芳香族ポリアミドフィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の芳香族
    ポリアミドフィルムの少なくとも一方の表面に磁性層が
    形成されてなることを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 幅が2.3〜13.0mm、支持体厚み
    が6.5μm以下、長さが100m/巻以上、かつ、磁
    気記録媒体としての記録密度が8キロバイト/mm2
    上である磁気テープであることを特徴とする請求項5に
    記載の磁気記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007161809A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Nitto Denko Corp 表面微細凹凸構造を有する薄膜およびその製造方法
KR101860159B1 (ko) 2012-03-30 2018-05-21 코오롱인더스트리 주식회사 연속 아라미드 테이프 및 그 제조방법

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