JP2001350807A - Cadデータをベースにした建築部材の製造ならびに搬入方法およびそのシステム - Google Patents

Cadデータをベースにした建築部材の製造ならびに搬入方法およびそのシステム

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JP2001350807A
JP2001350807A JP2000170609A JP2000170609A JP2001350807A JP 2001350807 A JP2001350807 A JP 2001350807A JP 2000170609 A JP2000170609 A JP 2000170609A JP 2000170609 A JP2000170609 A JP 2000170609A JP 2001350807 A JP2001350807 A JP 2001350807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築部材の製造、搬入トラブルを防ぐ。 【解決手段】 設計から建築部材の発注、加工、納品、
施工の各工程から成るCADデータをベースにした建築
部材の製造ならびに搬入方法およびそのシステムであっ
て、サーバ2を使用して、CADシステム1によって作
成された図面から必要な建築部材を部屋毎に拾い出し、
拾い出された建築部材に連番を付与して発注し、発注さ
れた建築部材に前記連番が記録されたバーコード付きの
ラベルを印刷し、施工現場にあってバーコードリーダ付
の端末装置4を介してバーコード付きのラベルを参照す
ることによってその建築部材の搬入先を確認し、もしく
は必要に応じて建築部材の仕様を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、マンショ
ン等住宅の施工に用いて好適な、CADデータをベース
にした建築部材の製造ならびに搬入方法およびそのシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の住宅、特にマンション事情におい
ては、施工各社とも差別化のために、タイプ別に取付け
家具を含む内装を変え、更にオプション等を設定するこ
とによってユーザに選択の幅を豊富に提供するようにな
った。すなわち、極論すれば部屋数のだけ取付け家具を
含めた内装のタイプが異なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マンション建築のため
には、通常、設計、発注、外注を含む加工、現場への納
品、施工、引渡しの手順をふむ。ところが、上述したよ
うに、部屋のタイプが増えるにつれ内装部材の管理が複
雑になり、製造、搬入トラブルが多発し、施工、引渡し
時に混乱を来たすことがあった。また、首都圏にあって
は、建ぺい率の関係等により建築部材の保管場所の確保
が困難であり、搬入したら即、部屋に配る必要があり、
必要な部材を的確に搬入するといったことが施工現場に
おいても求められるようになった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、部屋別、タイプ別にCADデータから必要な情報
を拾い出し、製造工程に渡すことによって製造段階にお
けるミスをなくし、また、これをベースに出来た部材に
ラベルを貼付することによってロット単位で工場におい
て種分けし、施工現場で的確に搬入することのできる、
CADデータをベースにした建築部材の製造ならびに搬
入方法ならびにそのシステムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、設計から建築部材の発注、加工、納品、施工の各工
程から成るCADデータをベースにした建築部材の製造
ならびに搬入方法であって、CADで作成した図面から
必要な建築部材を部屋毎に拾い出し、拾い出された建築
部材に連番を付与して発注し、発注された建築部材に前
記連番が記録されたバーコード付きのラベルを印刷し、
バーコード付きのラベルを参照することによってその建
築部材の搬入先を確認し、もしくは必要に応じて前記建
築部材の仕様を確認することとした。このことにより、
部屋別、タイプ別にCADデータから必要な情報を拾い
出し、製造工程に渡すことによって製造段階におけるミ
スをなくし、また、これをベースに出来た部材にラベル
を貼付することによってロット単位で工場において種分
けし、施工現場で的確に搬入することができる。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のCADデータをベースにした建築部材の製造ならびに
搬入方法において、仕様の確認は、あらかじめサーバか
らダウンロードされた内容から、連番をキーに検索する
ことによって得ることとした。このことにより、ラベル
に情報として入りきらない建築部材の用途、あるいは仕
様等の提供を行なうことができる。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のCADデータをベースにした建築部材の製造ならびに
搬入方法において、施工現場で受け入れ確認した前記建
築部材のバーコードを読み取ることによって受け入れ部
材情報を収集し、受け入れ登録を行なった情報を前記サ
ーバのデータベースに反映させることとした。このこと
により、ラベルのバーコードを読むだけで納品確認を行
なうことができ、サーバが持つデータベースとの同期化
も行なうことができる。
【0008】請求項4に記載の発明は、設計から建築部
材の発注、加工、納品、施工の各工程から成るCADデ
ータをベースにした建築部材の製造ならびに搬入システ
ムであって、作成した図面から必要な建築部材を部屋毎
に拾い出すCADシステムと、拾い出しされた建築部材
に連番を付与して発注し、発注された建築部材に前記連
番が記録されたバーコード付きのラベルを印刷するサー
バと、バーコード付きのラベルを参照することによって
その建築部材の搬入先を確認し、もしくは必要に応じて
前記建築部材の仕様を確認する端末装置が通信回線経由
で接続されて成ることとした。上記構成により、部屋
別、タイプ別にCADデータから必要な情報を拾い出
し、製造工程に渡すことによって製造段階におけるミス
をなくし、また、これをベースに出来た部材にラベルを
貼付することによってロット単位で工場において種分け
し、施工現場で的確に搬入することができるCADデー
タをベースにした建築部材の製造ならびに搬入システム
を提供することができる。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のCADデータをベースにした建築部材の製造ならびに
搬入システムにおいて、CADシステムによって生成さ
れ、構築される第一のデータベースから、必要データを
抽出して展開されるサーバの第二のデータベースを有
し、端末装置は、第二のデータベースから展開された必
要データをダウンロードすることによって建築部材の仕
様を得ることとした。上記構成により、ラベルに情報と
して入りきらない建築部材の用途、あるいは仕様等の提
供を行なうことができ、また、ラベルのバーコードを読
むだけで納品確認を行なうことができ、サーバが持つデ
ータベースとの同期化も行なうことができるCADデー
タをベースにした建築部材の製造ならびに搬入システム
を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明におけるCADデー
タをベースにした建築部材の製造ならびに搬入システム
のシステム構成を示すブロック図である。図において、
1はCAD(Computer Aided Design)システムであ
り、内蔵のソフトウェアによって設計データを生成し、
この設計データに基づいて設計図面が作成される。CA
Dソフトウェアによって作成された設計図面には、例え
ば内装を構成する建築部材の部材名が記載されている。
これら建築部材の発注、加工、納品、施工の各工程にお
ける進捗状況を管理するために、各建築部材とその建築
部材の数量等に関し、CADデータベース11が構築さ
れる。
【0011】2はサーバであり、本発明の制御中枢とな
る部分であり、CADシステムとはWAN回線(Wide
Area Network)3を介して接続される。サーバ2はセ
ンタデータベースを格納する記憶装置21を有し、ここ
にはCADシステムのデータベースから必要データを洗
い出し、ここに新たに展開されたデータが格納される。
データ構造については後述する。22はラベルプリンタ
であり、サーバ2の制御によりデータベース22に展開
された情報のうち、必要な情報がバーコードと共に印字
される。詳細は後述する。なお、ここでは、CADシス
テム1とサーバ2はWAN回線3経由で接続されるとし
たが、LAN(Local Area Network)回線経由であっ
ても同等の効果が得られる。
【0012】4はバーコードリーダ付のハンディターミ
ナル(HHT)であり、施工現場にいる業者が納品確
認、搬入先、仕様確認のために持ち、バーコードの読み
取り、ならびにラベルに印刷された内容を確認すること
によって、また、先にダウンロードされた内容により詳
細情報を得ることができる。5は公衆回線であり、HH
T4は公衆回線5を介してサーバ2に接続される。な
お、HHT4は、運用に応じてLAN接続することも考
えられる。HHT4は自身に通信機能を持たないため、
通信手段を持たない現場で運用する場合は、社内事務所
にHHT4を持ち帰り、LAN経由でサーバ2に接続す
る運用となる。図2は、図1に示すデータベース21に
構築される物件毎の部材情報のフォーマットを示した図
であり、1番の物件番号から47番の最終変更日付に至
る計47個の情報が格納されている。
【0013】このうち、バーコードとしてラベルに印刷
される情報は、1番〜3番の、それぞれ、物件番号、物
件連番、部材連番追番である。また、ラベルに印刷され
る情報は、1番の物件番号から11番の家具名称に至る
11個の情報、ならびに16番の部位、17番の部位名
称、18番におけるサイズ情報の合計14種類の情報で
ある。更に、HHT4にあらかじめダウンロードされる
情報は、ラベルに印刷される情報に、12番の家具図面
番号と、21番の材質から26番の部品図版番号に至る
計21個の情報である。なお、2番の部材連番は、後述
するように部材の仕様等詳細情報を知るためのインデッ
クスとして使用される。また、3番の部材連番追番も同
様であり、例えば、「101号室、洋室、クローゼット
で扉の板が2枚」ある場合、扉の1枚目に関しては、部
材連番「000100」、追番「00」となり、扉の2
枚目に関しては、部材連番「000100」、追番「0
1」となる。
【0014】図3は本発明におけるCADデータをベー
スにした建築部材の製造ならびに搬入方法およびそのシ
ステムに関する基本概念を示す図である。すなわち、ま
ず、仕様書、キープラン図、三面図、部品図、加工図か
らなる図面をCADシステム1で作図し、ここで作図さ
れた図面からデータベース11が作成され、このデータ
ベース11から部屋情報、タイプ情報、部材情報の拾い
出しを行なう(ステップA1)。ここで、部屋情報と
は、マンション名、部屋番号を示し、タイプ情報とは内
装、取付け家具毎にカテゴリ分けされた情報、部材情報
とは、例えば、取付け家具が下駄箱の場合、天板、側
番、背板等の部品情報を示す。ここで、部屋別の部材一
覧表を画面表示して拾い出し結果について補正を行なう
こともできる。
【0015】そして、発注業者に対して部屋別部材一覧
表等明細と図面を送って加工方法を明確に指示し、ラベ
ルを発行して発注指示をかける(ステップA2)。発注
先では、工場で加工し、加工した部材にラベルを貼付し
て出荷する(ステップA3)。施工現場では、HHT4
を使用して既にダウンロードされている内容と読み取っ
たラベルとの照合を行なうことにより受け入れチェック
を行い、ラベルが示す搬入先へ搬入して施工を行なう
(ステップA4)。施工を行なうにあたって施工業者は
必要に応じてラベルを参照することで取付け方法当に関
する仕様を得ることができる。最後にデペロッパに対す
る引渡しが行なわれる(ステップA5)。
【0016】図4は、本発明が適用された場合のCAD
データをベースにした建築部材の製造ならびに搬入シス
テムを用いた業務の流れの概略を示す図である。ここで
は、業務を、設計、発注、加工、現場への納品、施工、
引渡しの各ステップに区分し、各ステップにおける業務
の流れが示されている。各ステップにおける詳細は、そ
れぞれ、図5乃至図11に詳細に示されている。
【0017】以下、図4乃至図11を参照しながら実際
の業務の流れについて詳細に説明する。まず、CADを
用いた設計業務から説明する。ここではCADシステム
1としてAutoCADを使用するものとする。ここ
で、作成される図面は、表紙、図面一覧表、棟、室名、
部屋タイプ、カラーティスト、階を記入した立面キープ
ラン図、部屋平面図に家具配置位置、名称、図版を記入
した平面キープラン図、納入家具の仕様を一覧表に記入
した仕様書、家具の平面、立面、側面、断面のそれぞれ
であり、また、収まり、取手詳細、部品図、カップリン
グ穴位置も含めた製品三面図、必要に応じて部品図、そ
の他を用意する。ここでは、図5(a)として1物件に
1枚用意される立面キープラン図、図5(b)として号
室毎に用意される平面キープラン図、ならびに図5
(c)として製品三面図がそれぞれ例示されている。
【0018】次に、発注業務における部材拾い出しにつ
いて説明する。ここでは、図面が一式完成後、関連する
全ての図面を指定のフォルダにコピーする。そして、サ
ーバ2で図面の情報を抽出する処理を選択することによ
り、図面の中に埋め込まれた情報の抽出が行なわれる。
ここで、抽出された情報、具体的には、○△マンショ
ン、A棟、101号室102号室…)A1タイプ(A2
タイプ、…)、ティスト1(ティスト2…)、玄関下足
入れCO10(洋室1クローゼットC001、洗面台S
002)、天板882×602…板等、1物件で必要な
部材が号室毎に拾い出され、サーバ2のデータベース2
1に展開される。
【0019】拾い出された部材は、それぞれに通し番号
が連番で付与され、発注、受け入れ状態の管理が行なわ
れる。データとしての展開項目は図2に示した通りであ
る。図面から部材拾い出しが終わったら次にその結果を
確認する。ここでは画面での表示およびリスト印刷が可
能である。具体的には、図7に示すように、物件名、
棟、階、号室、部屋タイプ、カラーティストを表示滋養
件として指定することにより、部屋別部材一覧から選択
でき、また、発注状態、受け入れ状態による絞込みも可
能である。図中、部材連番のフィールドにある番号は、
バーコードラベルに印刷される部材番号であり、部材一
品毎に管理される。
【0020】次に、発注、加工業務における発注部材の
選択、ラベル印刷について説明する。ここでは、部屋別
部材一覧表から発注部材の選択を行い、発注先と発注担
当者名を入力する。具体的には、図8(a)に示すよう
に、ディスプレイ画面を使用して、物件名、棟、階、号
室、部屋タイプ、カラーティストを入力することにより
部屋別部材一覧表から選択する。図中、□印は、発注す
る部材を示し、発注済みのものについては、「発注日」
および「発注先」が表示される。そして、図8(b)に
示す発注部材の一覧表を印刷する。更に、工場で部材に
貼付してもらう部材ラベルの印刷も行なう。部材ラベル
のフォーマットは図8(c)に示す。ここでは、部材の
用途、仕様を表すキーワードとバーコードが印刷され
る。発注部材一覧表と部材ラベルは外注工場へ渡され、
外注工場でラベルを貼って出荷する。
【0021】次に、現場への納品業務における部材の搬
入について説明する。現場で部材の搬入および受け入れ
検査を行なう場合、HHT4で部材の詳細情報を確認し
たり、受け入れ登録を行なう。即ち、サーバ2側では、
図9(a)に示すように、ディスプレイ画面を使用し
て、物件名、棟、階、号室、部屋タイプ、カラーテイス
トを入力することにより部屋別部材一覧表から選択す
る。そして、選択された部材データを公衆回線5経由で
HHT4へダウンロードする。現場では、図9(c)に
示すように、部材に貼られたラベルを見ながら部材の搬
入を行い、ラベルに印刷されている情報だけでは不明な
場合、HHT4で詳細情報を確認する。ここで、詳細情
報の確認は、ラベルに印刷された部材連番をキーにHT
T4にあらかじめサーバ2からダウンロードされた部材
データをアクセスすることによって行なわれる。アクセ
スして得られる内容は、図9(b)に示されるようにH
TT4のディスプレイ画面に表示される。
【0022】次に受け入れについて説明する。ここで
は、現場で納品が確認できた部材について、HHT4で
受け入れ登録が行なわれる。補助資料として部屋別部材
一覧表を現場に持参して行なう。具体的には、図10
(a)に示すように、HHT4にバーコードを読み込ま
せ、「受け入れOK」の入力を行なう。なお、バーコー
ドを読み込ませる代わりに、部材番号を手入力して受け
入れ入力を行なうことも可能である。サーバ2側では受
け入れ部材情報の登録処理が起動され、図10(b)に
示すように、受入日と受け入れ担当者名が更新される。
【0023】最後に、家具の検査状況管理について説明
する。まず、サーバ2側で室別家具一覧表を印刷する。
すなわち、図11(a)に示すように、ディスプレイ画
面を使用して、物件名、棟、階、号室、部屋タイプ、カ
ラーティストを入力して表示条件を指定することによ
り、部屋別部材一覧表から選択された室別家具一覧表を
印刷する。室別家具一覧表は、図11(b)に示されて
いる。そして、施工現場で施工状態を確認し、室別家具
一覧表にチェックを入れる。即ち、図11(c)に示す
ように、検査合格の家具を選択して□チェックを入力す
る。なお、検査済みのものについては、「検査日」およ
び「担当者」が表示される。ここで、検査結果の登録が
行なわれる。
【0024】図12、図13は、運用についての流れ
を、顧客、営業担当者、設計担当者、施工管理担当者
(発注担当者、現場管理者)、工場のそれぞれに区分し
て示した図である。まず、営業担当者は顧客から発注を
受け(図12、ステップS1)、設計担当者に対して設
計依頼を行なう(ステップS2)。具体的には、建築図
面と受注仕様を渡して設計依頼を行なう。設計担当者
は、受注仕様に基づき図面を作成し(ステップS3)、
社内で図面の検図、承認申請を行なう(ステップS
4)。作成された図面は上述したように、キープラン
図、仕様書、三面図、部品図等々である。そして、社内
で承認済みの図面を顧客へ提出し、承認依頼を行い(ス
テップS5)、顧客からの承認を頂く(ステップS
6)。次に、三面図内の部品表を完成させ(ステップS
7)、最終設計内容について再見積もりを行なう(ステ
ップS8)と共に、建築仕様および社内作成図面を渡
し、施工に着手する。
【0025】施工管理者(発注担当者)は、キープラン
図、三面図から部材展開を行なって部材一覧表を作成し
(ステップS9)、この部材一覧を見ながら発注する部
材を決定する(ステップS10)。そして、発注の補助
資料として発注部材一覧表を印刷する(ステップS1
1)。更に、部材に貼付するラベルを作成し、どこで使
用される部材なのかをわかるようにする。そして、正式
発注書を作成し(ステップS13)、この正式発注書、
発注部材一覧、ラベルを工場に渡した発注する(ステッ
プS14)。工場では、その発注内容に基づき部材を製
作し(ステップS15)、その部材にラベルを1枚ずつ
貼付しておく(ステップS16)。
【0026】一方、施工管理者(発注担当者)は、施工
日程に基づき出荷する部材を決定して出荷指示を行なう
(図13、ステップS21)。このことにより、工場サ
イドでは出荷する部材を取り揃える(ステップS2
2)。また、施工管理者(発注担当者)は、出荷する部
材の情報をサーバ2経由でHHT4に登録し(ステップ
S23)、工場サイドでは出荷する部材のバーコードを
HHT4で読み取る(ステップS24)。そして、部材
を出荷する(ステップS26)と同時に施工管理者(発
注担当者)が工場で出荷された部材の情報を読み込む
(ステップS25)。
【0027】また、施工管理者(発注担当者)は、部材
搬送時に使用するHHT4に部材情報を登録し(ステッ
プS27)、現場管理担当に対して搬送指示を行なう
(ステップS28)。そして、受け入れ部材のラベル読
み取りを行なう(ステップS29)。次に、施工管理者
(発注担当者)は、現場で受け入れた部材の情報を読み
込む(ステップS30)。更に、物件別商品一覧表を表
示し、検査完了状態を確認する(ステップS31)。同
時に施工管理者(現場管理担当)は、現場で自主検査を
行い、結果を商品一覧表に記入する(ステップS3
2)。施工管理者(発注担当者)は、商品一覧表に記入
した結果をみながら完了状態を登録し(ステップS3
3)、ステップS31の処理に戻る。
【0028】以上説明のように本発明は、部屋別、タイ
プ別にCADデータから必要な情報を拾い出し、製造工
程に渡すことによって製造段階におけるミスをなくし、
また、これをベースに出来た建築部材にラベルを貼付す
ることによってロット単位で工場において種分けし、建
築部材を施工現場で的確に搬入することのできる、CA
Dデータをベースにした建築部材の製造ならびに搬入方
法およびそのシステムを提供できる。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、CAD
で作成した図面から必要な建築部材を部屋毎に拾い出
し、拾い出された建築部材に連番を付与して発注し、発
注された建築部材に前記連番が記録されたバーコード付
きのラベルを印刷し、バーコード付きのラベルを参照す
ることによってその建築部材の搬入先を確認し、もしく
は必要に応じて前記建築部材の仕様を確認することによ
り、部屋別、タイプ別にCADデータから必要な情報を
拾い出し、製造工程に渡すことによって製造段階におけ
るミスをなくし、また、これをベースに出来た部材にラ
ベルを貼付することによってロット単位で工場において
種分けし、施工現場で的確に搬入することができる。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、仕様の確
認は、あらかじめサーバからダウンロードされた内容か
ら、連番をキーに検索することによって得ることによ
り、ラベルに情報として入りきらない建築部材の用途、
あるいは仕様等の提供を簡単に行なうことができる。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、施工現場
で受け入れ確認した前記建築部材のバーコードを読み取
ることによって受け入れ部材情報を収集し、受け入れ登
録を行なった情報を前記サーバのデータベースに反映さ
せることにより、ラベルのバーコードを読むだけで納品
確認を行なうことができ、サーバが持つデータベースと
の同期化も行なうことができる。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、作成した
図面から必要な建築部材を部屋毎に拾い出すCADシス
テムと、拾い出しされた建築部材に連番を付与して発注
し、発注された建築部材に前記連番が記録されたバーコ
ード付きのラベルを印刷するサーバと、バーコード付き
のラベルを参照することによってその建築部材の搬入先
を確認し、もしくは必要に応じて前記建築部材の仕様を
確認する端末装置を通信回線経由で接続することによ
り、部屋別、タイプ別にCADデータから必要な情報を
拾い出し、製造工程に渡すことによって製造段階におけ
るミスをなくし、また、これをベースに出来た部材にラ
ベルを貼付することによってロット単位で工場において
種分けし、施工現場で的確に搬入することができるCA
Dデータをベースにした建築部材の製造ならびに搬入シ
ステムを提供することができる。
【0033】請求項5に記載の発明によれば、CADシ
ステムによって生成され、構築される第一のデータベー
スから、必要データを抽出して展開されるサーバの第二
のデータベースを有し、端末装置は、第二のデータベー
スから展開された必要データをダウンロードすることに
よって建築部材の仕様を得ることにより、ラベルに情報
として入りきらない建築部材の用途、あるいは仕様等の
提供を行なうことができ、また、ラベルのバーコードを
読むだけで納品確認を行なうことができ、サーバが持つ
データベースとの同期化も行なうことができるCADデ
ータをベースにした建築部材の製造ならびに搬入システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるCADデータをベースにした建
築部材の製造ならびに搬入システムのシステム構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示すデータベースに構築される物件毎の
部材情報のフォーマットを示した図である。
【図3】本発明におけるCADデータをベースにした建
築部材の製造ならびに搬入方法およびそのシステムに関
する基本概念を示す図である。
【図4】本発明が適用された場合のCADデータをベー
スにした建築部材の製造ならびに搬入システムを用いた
業務の流れの概略を示す図である。
【図5】図4の設計業務における詳細な業務フローを示
した図である。
【図6】図4の発注業務における部材払い出しに関して
詳細な業務フローを示した図である。
【図7】図4の発注業務における、払い出し結果の確認
に関して詳細な業務フローを示した図である。
【図8】図4の発注業務における、発注部材の選択、ラ
ベル印刷に関して詳細な業務フローを示した図である。
【図9】図4の加工、納品業務における部材搬入に関し
て詳細な業務フローを示した図である。
【図10】図4の施工業務における受け入れに関して詳
細な業務フローを示した図である。
【図11】図4の施工業務における家具の検査状況管理
に関して詳細な業務フローを示した図である。
【図12】運用についての流れを、顧客、営業担当者、
設計担当者、施工管理担当者(発注担当者、現場管理
者)、工場のそれぞれに区分して示した流れ図である。
【図13】運用についての流れを、顧客、営業担当者、
設計担当者、施工管理担当者(発注担当者、現場管理
者)、工場のそれぞれに区分して示した流れ図である。
【符号の説明】
1 CADシステム 2 サーバ 3 WAN回線 4 端末装置(ハンディターミナル) 5 公衆回線 11 CADデータベース(第1DB) 21 センタデータベース(第2DB) 22 ラベルプリンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計から発注、加工、納品、施工の各工
    程から成るCADデータをベースにした建築部材の製造
    ならびに搬入方法であって、 前記CADで作成した図面から必要な建築部材を部屋毎
    に拾い出し、 前記拾い出しされた建築部材に連番を付与して発注し、 前記発注された建築部材に前記連番が記録されたバーコ
    ード付きのラベルを印刷し、 前記バーコード付きのラベルを参照することによってそ
    の建築部材の搬入先を確認し、もしくは必要に応じて前
    記建築部材の仕様を確認することを特徴とするCADデ
    ータをベースにした部材製造ならびに部材搬入方法。
  2. 【請求項2】 前記仕様の確認は、あらかじめサーバか
    らダウンロードされた内容から、前記連番をキーに検索
    することによって得ることを特徴とする請求項1に記載
    のCADデータをベースにした建築部材の製造ならびに
    搬入方法。
  3. 【請求項3】 施工現場で受け入れ確認した前記建築部
    材のバーコードを読み取ることによって受け入れ部材情
    報を収集し、受け入れ登録を行なった情報を前記サーバ
    のデータベースに反映させることを特徴とする請求項1
    に記載のCADデータをベースにした建築部材の製造な
    らびに搬入方法。
  4. 【請求項4】 設計から発注、加工、納品、施工の各工
    程から成るCADデータをベースにした建築部材の製造
    ならびに搬入システムであって、 作成した図面から必要な建築部材を部屋毎に拾い出すC
    ADシステムと、 前記拾い出しされた建築部材に連番を付与して発注し、
    前記発注された建築部材に前記連番が記録されたバーコ
    ード付きのラベルを印刷するサーバと、 前記バーコード付きのラベルを参照することによってそ
    の建築部材の搬入先を確認し、もしくは必要に応じて前
    記建築部材の仕様を確認する端末装置が通信回線経由で
    接続されて成ることを特徴とするCADデータをベース
    にした建築部材の製造ならびに搬入システム。
  5. 【請求項5】 前記CADシステムによって生成され、
    構築される第一のデータベースから、必要データを抽出
    して展開されるサーバの第二のデータベースを有し、前
    記端末装置は、前記第二のデータベースから前記展開さ
    れた必要データをダウンロードすることによって建築部
    材の仕様を得ることを特徴とする請求項4に記載のCA
    Dデータをベースにした建築部材の製造ならびに搬入シ
    ステム。
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